JP2016057740A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置の受付手段は、会議の参加者に配布する資料である会議資料と、該会議の参加者を示す情報と、該会議資料を加工する規則を受け付け、抽出手段は、前記参加者の属性を抽出し、加工手段は、前記参加者の属性を前記規則に適用することによって、前記会議資料を加工する。
【選択図】図1
Description
請求項1の発明は、会議の参加者に配布する資料である会議資料と、該会議の参加者を示す情報と、該会議資料を加工する規則を受け付ける受付手段と、前記参加者の属性を抽出する抽出手段と、前記参加者の属性を前記規則に適用することによって、前記会議資料を加工する加工手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理ごとに又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理ごとに、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
一般的に、会議の効率化のために、事前に会議出席者に対して資料(以下、会議資料ともいう)を配布し、会議の情報を提供しておくことにより、会議をスムーズに進めるということがよく行われる。会議の資料が少ない場合には、会議参加者がすべての会議資料に目を通すことも可能ではあるが、例えば、複数の議題があり会議資料の量が多い等の場合、自分の業務と直接関係ある部分を中心に会議資料に目を通したいが、その部分を見つけるのに時間がかかることや、会議主催者が各参加者に読んでほしい箇所を読み飛ばしてしまうことが起こりえる。つまり、会議資料そのままでは、短時間で会議資料の重要箇所を確認できない。
具体的には、会議主催者使用端末190に対する会議主催者の操作によって、それらの情報を入力する。そして、インプットされた内容を資料情報DB140に書き込む機構を有している。
また、会議資料が資料情報DB140に格納された場合に、会議資料に関連付けられた(紐付けられた)『会議の参加者の個人ID』と『会議ID』を資料格納通知モジュール120にインプットする機構を有する。
また、会議参加者使用端末192を利用する参加者が、加工された『会議資料』を閲覧する機構を有する。
また、会議参加者使用端末192を利用する参加者の操作によって『会議資料』にアクセスした『会議参加者の個人ID』を資料加工モジュール130にインプットする機構を有する。つまり、閲覧履歴を記憶する。
具体的には、資料格納通知モジュール120は、『会議の参加者の個人ID』に応じて、個人情報DB150内から『参加者のメールアドレス』を取得し、会議資料が格納された旨と格納先を、会議の参加者に通知する機構を有する。
具体的には、資料加工モジュール130は、『加工情報』と『会議参加者の属性(一般にロールと言われるものを含む)』を比較して、比較結果に応じて資料を加工する機構を有する。
より具体的には、資料加工モジュール130は、会議資料にアクセスした人の「個人ID」から、個人情報DB150に格納されている個人情報を取得する機構を有する。
そして、資料情報DB140から加工情報を取得する機構を有する。
また、「加工情報で指定された属性」と「会議資料にアクセスした人に付与されている属性」を比較して、加工情報に合致した形で資料を加工する機構を有する。
そして、会議資料にアクセスした参加者に、『個人の経験』を加味した形に加工した会議資料を表示する機構を有する。
また、資料加工モジュール130は、会議の関連知識がない人も効率的に会議前にキャッチアップができるようにするために、資料情報DB140内の「過去の会議の資料」を添付するという加工を行うようにしてもよい。加工情報に「過去の会議の資料を添付する」がある場合に対応するものである。
なお、資料加工モジュール130による加工処理は、会議資料を格納する際に行うようにしてもよいし(この場合、参加者ごとに加工された会議資料が格納される)、会議資料が閲覧される場合に行うようにしてもよい(この場合、元の会議資料が1つ格納される)。
また、資料情報DB140は、会議と会議資料の関連を保存するデータベースとしての機能を有していてもよい。そして、会議間の関連も保存しており、対象となっている会議に関連する会議の会議資料を参照することも可能とする。
具体的には、資料情報DB140は、例えば、資料情報テーブル300を記憶している。図3は、資料情報テーブル300のデータ構造例を示す説明図である。資料情報テーブル300は、会議ID欄310、会議名欄320、会議資料ID欄330、加工情報欄340、参加者の個人ID欄350を有している。会議ID欄310は、本実施の形態において、会議を一意に識別するための情報(会議ID:IDentification)を記憶している。会議名欄320は、その会議の名称を記憶している。会議資料ID欄330は、本実施の形態において、その会議における会議資料を一意に識別するための情報(会議資料ID)を記憶している。例えば、文書名であってもよいし、その会議資料の場所を指し示す記述であるURI(Uniform Resource Identifier、なお、URL:Uniform Resource Locatorを含む)等であってもよい。加工情報欄340は、その会議資料に対する加工情報を記憶している。加工情報そのものを記憶していてもよいし、その加工情報が記載されたファイル名等であってもよい。参加者の個人ID欄350は、その会議の参加者の個人IDを記憶している。
具体的には、個人情報DB150は、例えば、個人情報テーブル400を記憶している。図4は、個人情報テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。個人情報テーブル400は、個人ID欄410、メールアドレス欄420、役職欄430、担当業務欄440、コンピテンシー欄450、過去参加会議ID欄460を有している。個人ID欄410は、本実施の形態において、個人(参加者)を一意に識別するための情報(個人ID)を記憶している。メールアドレス欄420は、その個人のメールアドレスを記憶している。役職欄430は、その個人の役職を示す情報を記憶している。担当業務欄440は、その個人の担当業務を記憶している。コンピテンシー欄450は、その個人のコンピテンシー(資格、適性)を示す情報を記憶している。過去参加会議ID欄460は、その個人が過去に参加した会議の会議IDを記憶している。例えば、参加者の属性として、役職欄430、担当業務欄440、コンピテンシー欄450、過去参加会議ID欄460に記憶されている情報を用いる。このように、本実施例における個人の属性には、ロールと呼ばれるものに加え、個人のスキルや過去の経験に関する情報が含まれる。
会議参加者使用端末192(会議参加者A使用端末192A、会議参加者B使用端末192B)は、資料格納モジュール110、資料格納通知モジュール120と接続されている。会議参加者A使用端末192Aは、会議の参加者Aによって用いられる端末であって、情報処理装置100からの通知を受け取り、情報処理装置100に対する指示を行う。もちろんのことながら、会議参加者使用端末192は3以上であってもよいし、会議主催者使用端末190も2以上であってもよい。
会議主催者使用端末190、会議参加者使用端末192は、例えば、パーソナルコンピュータ等であって、液晶ディスプレイ等の表示装置、キーボード、マウス、タッチパネル等を備えている。
会議主催者使用端末190に対する会議主催者の操作によって、「会議資料」、「会議参加者」、「加工情報」を登録する。すると、資料加工モジュール130が、「会議参加者の経験」と「加工情報」を比較して、「個人ごとに異なる確認すべきポイントが閲覧しやすい形」に資料を加工する。会議参加者が資料の中で『自分にとっての重要箇所』を短時間で確認できるようにするためである。
情報処理装置100、会議主催者使用端末190、会議参加者A使用端末192A、会議参加者B使用端末192Bは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのイントラネット、インターネット等であってもよい。情報処理装置100は、会議主催者使用端末190からの指示を受け取って、会議参加者使用端末192に対して各々の参加者用に加工された会議資料を閲覧させる。
ここで加工情報とは、会議資料の指定したコンテンツを、定めた属性が付与されている(又は、付与されていない)会議参加者が会議資料にアクセスした場合、閲覧形態(見え方)が異なるように設定できる情報である。また、属性例として、「役職x以下」、「javaコンピテンシーX以下」、「会議x不参加」、「業務x担当外」、「業務y担当」等がある。加工例として、「拡大」、「縮小」、「非表示」、「枠」、「印刷禁止」等がある。なお、コンテンツとは、会議資料の中身で指定できる範囲のことである。例えば、ページ、タイトル、パラグラフ、図、表等があり、図5の例に示すような枠で囲んでいる範囲が1コンテンツである。文書500は、コンテンツ510、コンテンツ515、コンテンツ520、コンテンツ525、コンテンツ530、コンテンツ535、コンテンツ540、コンテンツ545、コンテンツ550、コンテンツ555、コンテンツ560、コンテンツ565、コンテンツ570を有しており、これらが加工の対象となる。例えば、会議主催者使用端末190に文書500を表示させ、会議主催者の操作に応じて、文書500から選択して、加工対象が指定される。なお、各コンテンツは、文書解析技術等を用いて抽出すればよい。例えば、HTML等の構造化文書である場合は、タグで囲まれた部分を抽出すればよい。
図7(a)は、加工対象者の属性テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。加工対象者の属性テーブル700は、「○○コンピテンシーXX以上」710、「○○コンピテンシーXX以下」715、「役職YY以上」720、「役職YY以下」725、「業務ZZ担当」730、「業務ZZ担当外」735、「会議α参加」740、「会議α不参加」745等を有している。会議主催者の操作に応じて、加工対象者の属性テーブル700から選択して、加工を行うための条件(参加者の属性を用いた条件)が指定される。「○○コンピテンシーXX以上」710、「○○コンピテンシーXX以下」715内の「XX」として加工対象者の属性(詳細)(XX対応)テーブル700Xから選択し、「役職YY以上」720、「役職YY以下」725内の「YY」として加工対象者の属性(詳細)(YY対応)テーブル700Yから選択し、「業務ZZ担当」730、「業務ZZ担当外」735内の「ZZ」として加工対象者の属性(詳細)(ZZ対応)テーブル700Zから選択し、「会議α参加」740、「会議α不参加」745内の「α」として加工対象者の属性(詳細)(α対応)テーブル700αから選択する。
図7(b)は、加工対象者の属性(詳細)(XX対応)テーブル700Xのデータ構造例を示す説明図である。加工対象者の属性(詳細)(XX対応)テーブル700Xは、「1」710X、「2」715X、「3」720X、「4」725X、「5」730Xを有している。
図7(c)は、加工対象者の属性(詳細)(YY対応)テーブル700Yのデータ構造例を示す説明図である。加工対象者の属性(詳細)(YY対応)テーブル700Yは、「部長」710Y、「課長」715Y、「係長」720Y、「役職なし」725Yを有している。
図7(d)は、加工対象者の属性(詳細)(ZZ対応)テーブル700Zのデータ構造例を示す説明図である。加工対象者の属性(詳細)(ZZ対応)テーブル700Zは、「XXZ開発」710Z、「DdddSssss開発」715Z、「DdddSssssSE」720Zを有している。
図7(α)は、加工対象者の属性(詳細)(α対応)テーブル700αのデータ構造例を示す説明図である。加工対象者の属性(詳細)(α対応)テーブル700αは、「140301_△△定例会」710αを有している。例えば、過去の履歴として資料格納モジュール110に格納された会議名としてもよい。
例えば、会議主催者使用端末190に加工対象者の属性テーブル700等を表示させ、会議主催者の操作に応じて、加工対象者の属性テーブル700等から選択して、参加者の属性に対する条件が指定される。
ステップS802では、会議主催者の操作に応じて『会議資料』、『加工情報』を資料格納モジュール110が設定する。
ステップS804では、同じ会議、同じ参加者あてに配布したい資料が他にあるかを確認し、ある場合はステップS802へ戻り、ない場合はステップS806へ進む。
ステップS806では、会議主催者の操作に応じて『会議ID』、『会議名』、『会議参加者の個人ID』を資料格納モジュール110が設定する。
ステップS808では、資料格納モジュール110が、設定された情報を資料情報DB140に書き込み、資料に紐付けられた『会議参加者の個人ID』と『会議ID』を資料格納通知モジュール120に通知する。
ステップS810では、資料格納通知モジュール120が、個人情報DB150の会議参加者に該当する人の『過去参加会議ID』を更新し、個人情報DB150の会議参加者に該当する人の『メールアドレス』を取得し、会議参加者に、資料の格納先を通知する。
ステップS812では、会議参加者あてで、資料の格納先が記された電子メールを会議参加者使用端末192が受信する。
ステップS902では、会議参加者の操作によって、資料格納モジュール110の会議資料にアクセスする。
ステップS904では、資料格納モジュール110が、資料にアクセスした会議参加者の『個人ID』を資料加工モジュール130に送る。
ステップS906では、資料加工モジュール130が、個人情報DB150から会議参加者の情報を取得し、資料情報DB140から加工情報を取得する。
ステップS908では、資料加工モジュール130が、「加工情報で指定されているロール」と資料にアクセスした会議参加者に付与されているロールを比較し、合致する場合はステップS910へ進み、合致しない場合はステップS912へ進む。
ステップS910では、資料加工モジュール130が、加工情報で指定されている通りにコンテンツを加工する。
ステップS912では、資料加工モジュール130が、加工情報で指定されている個所の加工は行わない。
ステップS914では、比較していない加工情報が他にあるかを確認し、ある場合はステップS908へ戻り、ない場合はステップS916へ進む。
ステップS916では、資料格納モジュール110が、会議参加者使用端末192に、加工された資料を表示する。
図10(a)の例では、会議主催者の操作に応じて、会議主催者使用端末190が、資料格納領域1000を表示する。そして、会議資料である文書1005を資料格納領域1000内に複写(移動でもよい)する。これによって、資料格納モジュール110に会議資料が格納される。
会議資料が格納されると、格納した会議資料(文書)を開き、コンテンツごとに選択できるように会議主催者使用端末190に表示する。つまり、文書1005をコンテンツごとに分解し、図10(b)の例に示す文書500のように表示する。文書500は、加工情報設定完了ボタン1010、コンテンツ510、コンテンツ515、コンテンツ520、コンテンツ525、コンテンツ530、コンテンツ535、コンテンツ540、コンテンツ545、コンテンツ550、コンテンツ555、コンテンツ560、コンテンツ565、コンテンツ570を有している。コンテンツが選択されるとダイヤログを表示する。例えば、会議主催者の操作によってコンテンツ545が選択された場合は、図10(c)の例に示す加工情報設定領域1020を会議主催者使用端末190に表示する。
図10(d)の例では、ダイヤログ領域1050を会議主催者使用端末190に表示する。ダイヤログ領域1050内には、例えば「同じ会議で同じメンバー(参加者)に対して他の会議資料も配付しますか?」と表示し、はいボタン1055、いいえボタン1060を表示する。はいボタン1055が選択された場合は、図10(a)の例に戻る。いいえボタン1060が選択された場合は、図10(e)の例に進む。
図10(f)では、参加者である参加者Aが電子メールを受信し、会議参加者A使用端末192Aでメール1095を表示する。メール1095内には、会議資料の格納先が記されている。その格納先にアクセスした場合は、図11の例に進む。
図11(a)では、会議参加者A使用端末192Aにおいて、受信した電子メール内のURLから資料格納モジュール110の会議資料にアクセスする。会議参加者A使用端末192Aに資料取出領域1100を表示する。その資料取出領域1100には、文書1105が表示されている。同様に、参加者Bに対しても電子メールが届き、その会議参加者B使用端末192Bにも資料取出領域1100を表示し、その中には、文書1105が表示されている。なお、参加者Aの「○○コンピテンシー」は「1」であり、参加者Bの「○○コンピテンシー」は「3」であるとする。
図11(b)内の文書1150Aは、会議参加者Aの操作によって、文書1105を表示した例を示している。文書1150A内には、コンテンツ545を表示し、そのコンテンツ545を囲むように枠1145を表示している。そして、非表示部分表示ボタン1160Aを表示している。
非表示部分表示ボタン1160Aが選択された場合は、文書1150A内にコンテンツ545以外のコンテンツ(図5の例に示すコンテンツ510、コンテンツ515等)も表示する。「○○コンピテンシー2以下」の人(参加者)に対しては、「表」であるコンテンツ545に対して加工の枠1145が施されており、それ以外のコンテンツに対しては「非表示」とする加工情報が設定されている。参加者Aの「○○コンピテンシー」は「1」であるので、この加工情報が適用される。
一方、図11(c)内の文書1150Bは、会議参加者Bの操作によって、文書1105を表示した例を示している。文書1150B内には非表示部分表示ボタン1160Bだけを表示している。「○○コンピテンシー3以上」の(参加者)に対しては、本ページのコンテンツに対しては「非表示」とする加工情報が設定されている。参加者Bの「○○コンピテンシー」は「3」であるので、この加工情報が適用される。
この例は、会議資料のうちの1ページの例で、このような加工をすべてのページで行うようにしてもよい。
図12は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
情報処理装置1200は、資料格納モジュール110、資料格納通知モジュール120、資料加工モジュール130、資料情報DB140、個人情報DB150、スケジュール取得モジュール1260を有している。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。情報処理装置1200は、例えば、会議開始時刻までに、会議資料を閲覧することができる時間が多く残っているタイミングと、ほとんど閲覧できる時間がとれないタイミングで表示するコンテンツ量を変更する。
スケジュール取得モジュール1260は、個人情報DB150、スケジュール格納装置1270と接続されている。スケジュール取得モジュール1260は、対象となっている会議の参加者の会議前のスケジュールを取得する。
具体的には、会議参加者が会議開始時刻までに資料を閲覧できる時間を考慮して加工情報を設定するために、スケジュール取得モジュール1260は、会議の参加者が、会議開始時刻までに自由に使える時間の情報を取得することができる機構を有する。例えば、会議開始時刻が近付くと会議資料内の表示情報を少なくする等の加工を行うためのものである。
具体的には、スケジュール取得モジュール1260は、情報処理装置1200以外のスケジュール格納装置1270から個人ごとのスケジュールを取得する機構を有する。
そして、取得したスケジュールを個人情報DB150に格納する機構を有する。
スケジュール格納装置1270は、情報処理装置1200のスケジュール取得モジュール1260と接続されている。スケジュール格納装置1270は、会議の参加者候補が普段から用いているスケジューラーである。本人又は本人以外の者(例えば、上司、会議主催者等)によって、予定が記載されている。
なお、資料加工モジュール130による加工処理は、閲覧時に応じた加工を行うので、会議資料が閲覧される場合に行う。
具体的には、資料加工モジュール130は、会議資料にアクセスした人に対して、『個人の経験』と『会議までのスケジュール』を加味した形に加工した会議資料を表示する機構を有する。
情報処理装置1200、会議主催者使用端末190、会議参加者A使用端末192A、会議参加者B使用端末192B、スケジュール格納装置1270は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。図2の例で示したシステム構成にスケジュール格納装置1270付加したものである。
図16は、図9のステップS910で重要度に応じた処理例を示したフローチャートである。
ステップS1602では、対象としているコンテンツに対応する加工情報内の重要度を取り出す。
ステップS1604では、対象としている会議参加者において、現在から会議開始の時刻までに予定が入っていない時間を算出する。
ステップS1606では、算出した時間は、重要度に応じた準備時間より多いか否かを判断し、多い場合はステップS1608へ進み、それ以外の場合はステップS1610へ進む。この判断に、例えば、重要度・準備時間対応テーブル1700を利用する。図17は、重要度・準備時間対応テーブル1700のデータ構造例を示す説明図である。重要度・準備時間対応テーブル1700は、重要度欄1710、準備時間欄1720を有している。重要度欄1710は、重要度を記憶している。準備時間欄1720は、その重要度における準備時間を記憶している。
ステップS1608では、対象としているコンテンツを表示対象とする。
ステップS1610では、対象としているコンテンツを表示対象としない。
図18(c)の例では、加工情報設定領域1820は、重要度設定欄1825、加工方法設定欄1025、加工対象者の属性設定欄1030、加工対象者の属性(詳細)設定欄1035、追加ボタン1040、完了ボタン1045を有している。重要度設定欄1825は図17の例で示した重要度・準備時間対応テーブル1700に対応し、加工方法設定欄1025は図6の例で示した加工方法テーブル600に対応し、加工対象者の属性設定欄1030は図7(a)の例で示した加工対象者の属性テーブル700に対応し、加工対象者の属性(詳細)設定欄1035は図7(b)〜(e)の例で示した加工対象者の属性(詳細)(XX対応)テーブル700X〜700αに対応する。追加ボタン1040が選択された場合は、図18(b)の例に示す文書500の表示に戻り、コンテンツの選択が行われる。完了ボタン1045が選択された場合は、ダイヤログを表示する。例えば、図18(d)の例に進む。
図19(b)内の文書1950Aは、会議参加者Aの操作によって、文書1905を表示した例を示している。なお、会議開始時刻までに会議参加者Aの、予定が入っていない時間が1時間以上ある場合の表示例を示している。したがって、文書1950A内には、コンテンツ545、コンテンツ555を表示している。そして、非表示部分表示ボタン1960Aを表示している。非表示部分表示ボタン1960Aが選択された場合は、文書1950A内にコンテンツ545、コンテンツ555以外のコンテンツ(図5の例に示すコンテンツ510、コンテンツ515等)も表示する。
一方、図19(c)内の文書1950Bは、会議参加者Aの操作によって、文書1905を表示した例を示している。なお、会議開始時刻までに会議参加者Aの、予定が入っていない時間が1時間未満の場合の表示例を示している。したがって、文書1950A内には、コンテンツ545だけを表示している。そして、非表示部分表示ボタン1960Aを表示している。非表示部分表示ボタン1960Aが選択された場合は、文書1950A内にコンテンツ545以外のコンテンツ(図5の例に示すコンテンツ510、コンテンツ515等)も表示する。
この例は、会議資料のうちの1ページの例で、このような加工をすべてのページで行うようにしてもよい。
図20は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
情報処理装置2000は、資料格納モジュール2010、資料格納通知モジュール120、資料加工モジュール130、資料情報DB140、個人情報DB150を有している。つまり、第1の実施の形態における資料格納モジュール110を資料格納モジュール2010としたものである。資料格納モジュール2010は、閲覧時間処理モジュール2015を有している。資料格納モジュール2010は、第1の実施の形態における資料格納モジュール110と同等の機能を有している。
閲覧時間処理モジュール2015は、資料加工モジュール130によって加工された会議資料に対する他の参加者の閲覧履歴を、その会議資料に対してアクセスのあった会議参加者使用端末192に表示する。具体的には、参加者A用に加工された会議資料に対して、その参加者Aが閲覧した履歴(以下、ログともいう)を取得し、その履歴をその会議資料にアクセスした参加者Bに提示する。
また、閲覧時間処理モジュール2015は、会議の参加者が会議資料内のどのコンテンツを閲覧したか確認できるログを取得する機構を有している。会議主催者に閲覧状況を考慮した会議の展開を可能とさせるために、例えば、会議開始直前に、会議主催者に対してそのログを確認させるようにしてもよい。
つまり、閲覧時間処理モジュール2015は、他者が閲覧した表示状態(非表示部分を再表示させる等も含む)を確認できる機構を有する。また、資料閲覧者の閲覧時間をページごとに記録する機構を有する。
また、閲覧できる他者の履歴として、自分(アクセスしている参加者)と同等の属性を有している参加者の履歴に限定してもよい。
なお、加工情報の設定等は、前述の実施の形態と同等の処理を行う。
図21(b)内の文書2150は、会議参加者Aの操作によって、文書2105を表示した例を示している。その際に、文書2150の他に、他者閲覧設定領域2100を表示する。他者閲覧設定領域2100内は、他者閲覧時間設定欄2110、他者閲覧内容設定欄2120、表示ボタン2130、非表示部分表示ボタン2140を表示する。
他者閲覧時間設定欄2110には、他の参加者(参加者A以外であり、例えば、参加者B)を指定し、その他の参加者によって、文書2105が閲覧された時間を表示する。他の参加者のページあたりの閲覧時間を確認するためのものである。
他者閲覧内容設定欄2120には、他の参加者を指定する。そして、表示ボタン2130が選択された場合に、他者閲覧内容設定欄2120で指定された他の参加者によって、文書2105が閲覧された場合の内容を、文書2150内に表示する。つまり、他の参加者が表示したコンテンツを表示する。
非表示部分表示ボタン2140が選択された場合は、表示ボタン2130が選択された場合に表示されたコンテンツ以外のコンテンツ(非表示とされたコンテンツ)を表示する。
なお、図22に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図22に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図22に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせてもよい。つまり、図12の例に示す情報処理装置1200内の資料格納モジュール110を、図20の例に示す情報処理装置2000内の資料格納モジュール2010としてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…資料格納モジュール
120…資料格納通知モジュール
130…資料加工モジュール
140…資料情報DB
150…個人情報DB
190…会議主催者使用端末
192…会議参加者使用端末
290…通信回線
1200…情報処理装置
1260…スケジュール取得モジュール
1270…スケジュール格納装置
2010…資料格納モジュール
2015…閲覧時間処理モジュール
Claims (4)
- 会議の参加者に配布する資料である会議資料と、該会議の参加者を示す情報と、該会議資料を加工する規則を受け付ける受付手段と、
前記参加者の属性を抽出する抽出手段と、
前記参加者の属性を前記規則に適用することによって、前記会議資料を加工する加工手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記参加者の前記会議前のスケジュールを取得する取得手段と、
前記参加者のスケジュールを利用して前記会議までの時間を算出する算出手段
をさらに具備し、
前記加工手段は、前記算出手段によって算出された時間を前記規則に適用することによって、前記会議資料を加工する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記加工手段によって加工された会議資料に対する他の参加者の閲覧履歴を表示する表示手段
をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
会議の参加者に配布する資料である会議資料と、該会議の参加者を示す情報と、該会議資料を加工する規則を受け付ける受付手段と、
前記参加者の属性を抽出する抽出手段と、
前記参加者の属性を前記規則に適用することによって、前記会議資料を加工する加工手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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