JP2012083988A - 資料作成装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】会議資料のページ数を低減することが可能な資料作成技術を提供する。
【解決手段】資料作成装置10は、会議資料DM1内の複数の内容Ciのそれぞれに対して付与された情報レベルLiを取得する取得部11と、会議の出席者PSjの立場情報PTjに基づいて出席者PSjの所要情報レベルRLjを決定する決定部12とを備える。資料作成装置10の作成部13は、出席者PSjの所要情報レベルRLjと複数の内容Ciのそれぞれに付与された情報レベルLiとに基づいて、会議資料DM1内の複数の内容Ciの中から出席者PSjの所要情報レベルRLjに適合する内容を抽出し、出席者PSj向けの会議資料DM2を作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、会議資料を作成する資料作成装置およびそれに関連する技術に関する。
会議においては、文書作成用のアプリケーションソフトウエア等で作成された会議資料が配布され、当該会議資料を参照しながら議事が進行していくことが多い。
なお、特許文献1には、複数種のプレゼンテーション資料を表示するプレゼンテーション資料表示装置が記載されている。このプレゼンテーション資料表示装置は、複数種のプレゼンテーション資料に共通な共通知識と個々のプレゼンテーション資料毎に独立な個別知識とを有する知識ベースを備え、当該共通知識と画面内にて押下されたボタンに対応する個別知識とに応じた資料を画面に表示する。この装置においては、共通知識に個別知識を付加することによって、複数種のプレゼンテーション資料が表示される。
特開平6−51935号公報
ところで、会議においては膨大な量の資料が配布されることがある。たとえば、数十ページから数百ページ程度の資料が印刷出力されて、会議の出席者にそれぞれ配布されることがある。
しかしながら、このような膨大な量の会議資料の全てを必ずしも全ての出席者が必要とするわけではない。それにもかかわらず、資料の全ページを全出席者に印刷すると、膨大な量の紙を浪費することになる。また、資料の量が膨大になると、アクセス容易性等が低下し、却って当該資料の取り扱いが難くなる。資料が印刷出力されないとき(資料が画面上で閲覧されるとき)も同様である。
なお、上記の特許文献1に記載の技術においては、個別知識が共通知識に常に付加されて、プレゼンテーション資料が作成される。そのため、各プレゼンテーション資料の量(総ページ数)は互いにほぼ同じである。したがって、特許文献1に記載の技術を用いて会議資料を作成するとしても、上記のような問題が生じ得る。
そこで、この発明は、会議資料のページ数を低減することが可能な資料作成技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、資料作成装置であって、第1の会議資料内の複数の内容のそれぞれに対して付与された情報レベルを取得する取得手段と、会議の出席者の立場情報に基づいて前記出席者の所要情報レベルを決定する決定手段と、前記出席者の前記所要情報レベルと前記複数の内容のそれぞれに付与された前記情報レベルとに基づいて、前記第1の会議資料内の前記複数の内容の中から前記出席者の前記所要情報レベルに適合する内容を抽出し、前記出席者向けの第2の会議資料を作成する作成手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る資料作成装置において、前記情報レベルは、分類項目ごとに付与され、前記取得手段は、前記複数の内容のそれぞれに対して付与された前記情報レベルであって前記分類項目ごとの情報レベルを取得し、前記決定手段は、前記出席者の前記立場情報に基づいて前記所要情報レベルを前記分類項目ごとに決定し、前記作成手段は、前記出席者の前記分類項目ごとの前記所要情報レベルと前記複数の内容のそれぞれに対して前記分類項目ごとに付与された前記情報レベルとに基づいて、前記第1の会議資料内の前記複数の内容の中から前記出席者の前記所要情報レベルに適合する内容を抽出し、前記出席者向けの第2の会議資料を作成する作成手段とを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る資料作成装置において、前記出席者の立場情報は、前記出席者の役職情報を含むことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る資料作成装置において、前記出席者の立場情報は、前記出席者の部署情報をさらに含むことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3の発明に係る資料作成装置において、前記出席者の立場情報は、前記会議に関する資料作成者と前記出席者との関係を示す情報をも含むことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る資料作成装置において、前記出席者の立場情報は、前記会議での前記出席者の役割情報をも含むことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る資料作成装置において、前記取得手段は、前記第1の会議資料内の前記複数の内容と前記情報レベルとの対応関係を規定する第1のデータテーブルに基づいて、前記複数の内容の情報レベルを取得することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明に係る資料作成装置において、前記決定手段は、前記出席者の前記立場情報と前記出席者の前記所要情報レベルとの対応関係を規定する第2のデータテーブルに基づいて、前記出席者の所要情報レベルを決定することを特徴とする。
請求項9の発明は、コンピュータに、a)第1の会議資料内の複数の内容のそれぞれに対して付与された情報レベルを取得する手順と、b)会議の出席者の立場情報に基づいて前記出席者の所要情報レベルを決定する手順と、c)前記出席者の前記所要情報レベルと前記複数の内容のそれぞれに付与された前記情報レベルとに基づいて、前記第1の会議資料内の前記複数の内容の中から前記出席者の前記所要情報レベルに適合する内容を抽出し、前記出席者向けの第2の会議資料を作成する手順とを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1ないし請求項9に記載の発明によれば、出席者の所要情報レベルと第1の会議資料内の複数の内容のそれぞれに付与された情報レベルとに基づいて、当該複数の内容の中から出席者の所要情報レベルに適合する内容が抽出されて、当該出席者向けの第2の会議資料が作成されるので、出席者に応じて第2の会議資料のページ数を低減することが可能である。
特に、請求項2に記載の発明によれば、分類項目ごとの所要情報レベルと分類項目ごとの情報レベルとに基づいて、当該所要情報レベルに適合する内容が第1の会議資料内の複数の内容の中から抽出されるので、第2の会議資料の量を出席者に応じてきめ細かく調整することが可能である。
資料作成装置による資料作成の概要を示す概念図である。 資料作成装置の概略構成を示す図である。 資料内容管理データを示す図である。 所要情報管理データを示す図である。 組織構成を示す図である。 分類基準データを示す図である。 会議データを示す図である。 人物データを示す図である。 資料作成装置における資料作成動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成>
図1は、資料作成装置10による資料作成の概要を示す概念図である。また、図2は、資料作成装置10の概略構成を示す図である。
資料作成装置10は、元の会議資料DM1から一部の内容を抽出して各出席者向けの会議資料DM2(DM2j)を作成する装置である。より詳細には、資料作成装置10は、会議資料DM1内の複数の内容Ciの各情報レベルLi(後述)と出席者RSjの所要情報レベルRLj(後述)とに基づいて、元の会議資料DM1内の複数の内容Ciの中から出席者RSjの所要情報レベルRLjに適合する内容を抽出する。抽出された内容に基づいて、各出席者向けの会議資料DM2j(DM21,DM22,...)が作成される。元の会議資料DM1内の複数の内容Ciのうち、出席者RSjの所要情報レベルRLjに適合しない内容は、会議資料DM2には含まれない(会議資料DM2から除外される)。
図2に示すように、ここでは、資料作成装置10は、コンピュータシステム(単にコンピュータとも称する)として構成されている。
コンピュータ(資料作成装置)10は、CPU2、半導体メモリ(RAM等)3、ハードディスクドライブ4、表示部(液晶表示部等)5、および入力部(キーボード、マウス等)6を備えて構成される。コンピュータ10は、そのCPU2等を用いて各種のプログラムを実行することによって様々な機能を実現する。
コンピュータ10には所定のOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、複数のアプリケーションソフトウエアプログラム(単に、アプリケーション或いはアプリケーションソフトウエアなどとも称する)20を当該OS上で実行することが可能である。
コンピュータ10は、OS上で所定のアプリケーションソフトウエア20Pを実行することによって、次述するような資料作成装置として機能する。なお、コンピュータ10は、文書作成用のアプリケーションソフトウエア20S(たとえば、WORD(商標))等を実行することも可能である。
また、このコンピュータ(資料作成装置)10、詳細にはその記憶部(例えば、半導体メモリ3およびハードディスクドライブ4等)(図2参照)においては、複数のデータテーブルTB1,TB2,TB3,TB4,TB5が記憶される。
データテーブルTB1は、図3に示すように、元の会議資料DM1内の複数の内容Ci(たとえば、見出し項目で区分された内容)のそれぞれに対して付与された情報レベルLiを管理するデータテーブルである。このデータテーブルTB1は、資料内容管理データTB1とも称される。なお、データテーブルTB1は、会議資料DM1内の複数の内容Ciと情報レベルLiとの対応関係を規定するデータテーブルであるとも表現される。
ここでは、複数の内容Ciのそれぞれに対する情報レベルLiとして、会議資料に関する分類項目ごとの情報レベルLiが付与される場合、すなわち、各内容Ciに対して分類項目ごとの情報レベルLiが付与される場合、を例示する。具体的には、分類項目ごとの情報レベルLiが分類IDを用いて管理される。
内容Ci等に関する分類には、分類基準を示すデータテーブルTB3(図6)が利用される。データテーブルTB3は、分類基準データとも称される。
図6に示すように、この分類基準データTB3は、「大分類項目」、「小分類項目」、「レベル」による分類基準を規定するデータテーブルである。
「大分類項目」は、複数の大項目、図6においては、「コスト」、「品質」、「納期」の3つの大項目を有している。大分類項目のうちの一部の大項目(具体的には「コスト」)は、更なる小分類項目(具体的には、「開発コスト」および「製品コスト」)を有している。
また、「小分類項目」(あるいは、小分類項目を有しない場合には「大分類項目」)は、それぞれ、「レベル」(具体的には、「レベルL1」、「レベルL2」、「レベルL3」)を有している。レベルL1,L2,L3は、情報の大まかさ(細かさ)の度合を3つの段階で示す値である。レベルL1が最も大まかな情報レベルを表しており、レベルL3が最も細かな情報レベルを表している。レベルL2は、レベルL1とレベルL3との間の中間的な情報レベルを表している。また、3段階のレベルL1,L2,L3のうちレベルL1の情報の情報量が最も少なく、レベルL3の情報の情報量が最も多い。レベルL2の情報は、レベルL1とレベルL3との間の中間的な情報量を有している。
また、図6に示すように、「大分類項目」、「小分類項目」、「レベル(項目)」の組み合わせに対して、分類IDが付与されている。分類IDは、3つの数字をピリオド(.)で結合して構成される。分類IDの最初(左端)の数字は大分類項目の項目番号を表しており、分類IDの次(中央)の数字は小分類項目の項目番号を表しており、分類IDの最後(右端)の数字はレベル項目の項目番号を表している。
たとえば、大分類項目「コスト」(大分類番号「1」)に分類され且つ小分類項目「開発コスト」(小分類番号「1」)に分類され且つレベル項目「レベルL1」に分類される情報は、分類ID「1.1.1」の内容を有するものとして分類される。すなわち、分類ID「1.1.1」が付与された情報は、「開発コスト」に関する「レベルL1」の情報である。
同様に、大分類項目「コスト」に分類され且つ小分類項目「開発コスト」に分類され且つレベル項目「レベルL2」に分類される情報は、分類ID「1.1.2」の内容を有するものとして分類される。同様に、大分類項目「コスト」に分類され且つ小分類項目「開発コスト」に分類され且つレベル項目「レベルL3」に分類される情報は、分類ID「1.1.3」の内容を有するものとして分類される。
また、大分類項目「コスト」に分類され且つ小分類項目「製品コスト」(小分類番号「2」)に分類され且つレベル項目「レベルL1」に分類される情報は、分類ID「1.2.1」の内容を有するものとして分類される。同様に、大分類項目「コスト」に分類され且つ小分類項目「製品コスト」に分類され且つレベル項目「レベルL2」に分類される情報は、分類ID「1.2.2」の内容を有するものとして分類される。
さらに、大分類項目「品質」(大分類番号「2」)に分類される「レベルL1」の情報は、分類ID「2.1.1」の内容を有するものとして分類される。「品質」のような大分類項目、すなわち小分類項目を有しない大分類項目に関しては、分類IDにおける第2の数字(中央の数字)としては「1」が付与されるものとする。同様に、大分類項目「納期」(大分類番号「3」)に分類される「レベルL2」の情報は、分類ID「3.1.2」の内容を有するものとして分類される。
資料内容管理データTB1(図3)の内容は、このような分類基準データTB3(図6)を利用して規定されている。具体的には、図3に示すように、会議資料DM1の「見出し項目」に対応する各内容Ciが、所定の分類基準(詳細には、大分類項目、小分類項目、レベル)に基づいて分類される。詳細には、元の会議資料DM1内の複数の内容Ciのそれぞれに対して分類ID(換言すれば、分類項目ごとの情報レベルLi)が付与されている。
たとえば、会議資料DM1内の複数の内容Ciのうち、見出し項目「第1章第1節」の内容C1は、大分類項目「コスト」に分類され且つ小分類項目「開発コスト」に分類され且つレベル項目「レベルL1」に分類される情報であり、分類ID「1.1.1」の内容を有するものとして分類される。内容C1には、分類項目「開発コスト」に関する情報レベル「レベルL1」が付与されている。
見出し項目「第1章第2節」の内容C2は、大分類項目「コスト」に分類され且つ小分類項目「開発コスト」に分類され且つレベル項目「レベルL2」に分類される情報であり、分類ID「1.1.2」の内容を有するものとして分類される。内容C2には、分類項目「開発コスト」に関する情報レベル「レベルL2」が付与されている。
見出し項目「第1章第4節」の内容C4は、大分類項目「コスト」に分類され且つ小分類項目「製品コスト」に分類され且つレベル項目「レベルL1」に分類される情報であり、分類ID「1.2.1」の内容を有するものとして分類される。内容C4には、分類項目「製品コスト」に関する情報レベル「レベルL1」が付与されている。
見出し項目「第2章第1節」の内容C5は、大分類項目「品質」に分類され且つレベル項目「レベルL1」に分類される情報であり、分類ID「2.1.1」の内容を有するものとして分類される。内容C5には、分類項目「品質」に関する情報レベル「レベルL1」が付与されている。
見出し項目「第3章第2節」の内容C9は、大分類項目「納期」に分類され且つレベル項目「レベルL2」に分類される情報であり、分類ID「3.1.2」の内容を有するものとして分類される。内容C9には、分類項目「納期」に関する情報レベル「レベルL2」が付与されている。
なお、このような各内容Ciに関する分類作業(情報レベルの付与作業)、換言すれば、データテーブルTB1の登録作業は、たとえば、文書作成者によって予め実行されるものとする。
図4は、データテーブルTB2を示す図である。このデータテーブルTB2は、出席者PSjの立場情報PTjと出席者PSjの所要情報レベルRLjとの対応関係を規定するデータテーブルである。データテーブルTB2は、出席者PSjの立場情報PTjに応じた所要情報レベルを管理する所要情報管理データTB2であるとも表現される。
このデータテーブルTB2には、出席者PSj向けの会議資料DM2の内容として含まれるべき情報、端的に言えば、当該出席者PSjが要する情報レベル(所要情報レベル)RLjが、出席者PSjの立場情報PTjに応じて規定されている。
ここでは、出席者PSjの立場情報PTjとして、出席者PSjの役職情報および出席者PSjの所属部署情報(データテーブルTB5(図8参照))が用いられる場合を例示する。また、出席者PSjの立場情報PTjとしては、会議に関する資料作成者PAと出席者PSjとの関係を示す情報(「自部署」および「下流工程部署」等)もが用いられる。さらには、出席者PSjの立場情報PTは、出席者PSjの会議での役割(「審議決定者」等)に関する情報(役割情報)をも含むものとする。なお、資料作成者PAと出席者PSjとの関係を示す情報等は、例えば図5に示すような組織情報(ツリー構造を有するデータ)等に基づいて決定される。図5の組織情報には、部署相互間の上下関係および直列(直系)関係が記憶されている。また、当該組織情報には、部署相互間における上流・下流の関係(たとえば、「生産技術部」が「開発部」の下流工程部署であること)、あるいは、その組織の属性情報(たとえば、「経理部」が財務関連の部署であること)なども記憶されている。
また、データテーブルTB2においては、出席者PSjの所要情報レベルRLjが分類項目ごとに規定されている。図4においては、所要情報レベルRLjは、ピリオド(.)で結合された3つの数字(あるいは記号)で示されている。分類IDの最初(左端)の欄は大分類項目の項目番号を表しており、分類IDの次(中央)の欄は小分類項目の項目番号を表しており、分類IDの最後(右端)の欄はレベル項目の項目番号を表している。なお、「*」は任意であることを示し、特定の数字は対応する特定項目番号を表している。
たとえば、データテーブルTB2の最も左側の列には、役職名が順に記述されており、その一つ右側の列には、資料作成者PAの所属部署(「自部署」とも称する)の当該各役職の人物の所要情報レベルRLjが記述されている。すなわち、左から2番目の列には、自部署における最左列の各役職人物の所要情報レベルRLjが記述されている。資料作成者PAの所属部署が「技術本部開発部開発第1課ABCプロジェクト」である場合には、資料作成者PAの「自部署」の各役職者(技術担当執行役員、技術本部本部長、開発部部長、開発第1課課長、ABCプロジェクトリーダ等)に関する各所要情報レベルRLjが記述される。
具体的には、左から2番目の列(「自部署」に関する列)の「重役」欄には、「*.*.1」が規定されている。これは、自部署の「重役」の所要情報レベルRLjは、全ての分類項目について「レベルL1」であることを示している。
同様に、左から2番目の列の「本部長」欄には、「*.*.2」が規定されている。これは、自部署の「本部長」の所要情報レベルRLjは、全ての分類項目について「レベルL2」であることを示している。
また、左から2番目の列の「部長」欄には、「1.*.3」及び「*.*.2」が規定されている。これは、自部署の「部長」の所要情報レベルRLjは、大分類項目番号「1」の大分類項目「コスト」に含まれる全ての小分類項目について、「レベルL3」であることを示している。また、自部署の「部長」の所要情報レベルRLjは、「コスト」(大分類項目番号「1」の大分類項目)以外の大分類項目(「品質」および「納期」)に含まれる全ての小分類項目について、「レベルL2」であることを示している。
さらに、左から2番目の列の「課長」欄には、「*.*.3」が規定されている。これは、自部署の「課長」の所要情報レベルRLjは、全ての分類項目について「レベルL3であることを示している。
また、左から2番目の列の「プロジェクトリーダ」欄には、「1.*.0」及び「*.*.3」が規定されている。これは、自部署の「プロジェクトリーダ」の所要情報レベルRLjは、大分類項目番号1の大分類項目「コスト」に含まれる全ての小分類項目について、「レベルL0」であることを示している。「レベルL0」は、対応分類項目が不要であること(新たな会議資料DM2から削除すべきこと)を意味する。また、自部署の「プロジェクトリーダ」の所要情報レベルRLjは、「コスト」(大分類項目番号「1」の大分類項目)以外の大分類項目(「品質」および「納期」)に含まれる全ての小分類項目について、「レベルL3」であることを示している。
このように、比較的上位の役職の出席者は、比較的上位(大まかなレベル)の所要情報レベルに対応づけられ、比較的下位の役職の出席者は、比較的下位(細かなレベル)の所要情報レベルに対応づけられる。たとえば、比較的上位の「重役」の出席者の所要情報レベルは、比較的下位の「部長」の出席者の所要情報レベルに比べて、比較的上位(大まかなレベル)の所要情報レベルに対応づけられる。また、各役職の出席者PSjの所要情報レベルRLjは、分類項目ごとに細かく指定され得る。たとえば、「部長」に関しては、「コスト」に関する分類項目の所要情報レベルとそれ以外の分類項目に関する所要情報レベルとがそれぞれ独立に指定されている。さらには、「プロジェクトリーダ」に関しては、「コスト」に関する分類項目のみの所要情報レベルが「レベルL0」に設定され、コストに関する情報が不要である旨が指定されている。
同様に、データテーブルTB2において、更に1つ右側の列(左から3番目の列)には、審議決定者でもある各役職の人物に対応する所要情報レベルRLjが記述されている。すなわち、審議決定者でもある最左列役職人物の所要情報レベルRLjが記述されている。たとえば、それぞれ審議決定者でもある各役職人物(技術担当執行役員、技術本部長、開発部部長、開発第1課課長、ABCプロジェクトリーダ等)に関する各所要情報レベルRLjが記述される。
さらに、データテーブルTB2において、更に1つ右側の列(左から4番目の列には、)には、自部署の下流工程部署の各役職の人物に対応する所要情報レベルRLjが記述されている。すなわち、自部署の下流工程部署の最左列役職人物の所要情報レベルRLjが記述されている。たとえば、会議資料作成者の所属部署が「技術本部開発部開発第1課ABCプロジェクト」である場合において、生産技術担当執行役員、生産技術本部本部長、生産技術部部長等に関する各所要情報レベルRLjが記述される。
また、データテーブルTB2において、更に1つ右側の列には、財務関連部署の各役職の人物に対応する所要情報レベルRLjが記述されている。すなわち、左から5番目(最も右側)の列には、財務関連部署の最左列役職人物の所要情報レベルRLjが記述されている。たとえば、「総務本部」、「経理部」、「経理課」等の財務関連部署の役職人物に関する各所要情報レベルRLjが記述される。
なお、ここでは、出席者PSjの立場情報PTとして、出席者PSjの役職情報のみならず出席者PSjの所属部署もが用いられる場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、出席者PSjの所属部署情報が利用されることなく、出席者PSjの役職情報のみが出席者PSjの立場情報PTとして利用されるようにしてもよい。
また、上記のようなデータテーブルTB2の登録作業は、たとえば管理者等によって予め実行されるものとする。
図7は、データテーブルTB4を示す図である。データテーブルTB4は、会議の情報を示すデータテーブルであり、会議データTB4とも称される。また、図8は、データテーブルTB5を示す図である。データテーブルTB5は、各人物の情報(会議の出席者の役職および部署情報等)を示すデータテーブルであり、人物データTB5とも称される。
図7に示すように、会議データTB4は、会議予約番号(「RS123456」)、会議名称(「開発会議」)、日付(「9月1日」)、時間帯(「09:00〜11:00」)、使用会議室(「MRa」)、参加者(「P1,P2,P3,P5,P6,P8,P9」)などの情報を有している。会議データTB4は、会議の審議決定者、会議に関する資料の作成者(資料作成者)、および会議資料DM1のファイル名(「FL1」)等の情報をも有している。図7の会議データTB4では、「技術本部本部長」である人物P1が審議決定者であり、「開発第1課課長」である人物P3が資料作成者であることなどが登録されている。これらの各種の情報を含む会議データテーブルは、管理者等の操作入力に応じて予め資料作成装置10に登録される。
図8に示すように、人物データTB5は、複数の人物に関する各種の情報を有している。具体的には、ユーザ名(名前)、役職名等の各種の情報が、複数の人物P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,...のそれぞれに関して登録されている。人物データTB5は、管理者等の操作入力に応じて予め資料作成装置10に登録される。なお、図7のデータテーブルTB4の登録の際には、人物データテーブルTB5に登録されている複数の人物の中から適宜の人物が管理者等により選択されることによって、会議の参加者、審議決定者、および資料作成者がそれぞれ登録される。
再び図2を参照する。このコンピュータ(資料作成装置)10は、図2に示すように、取得部11と決定部12と作成部13とを備える。これらの処理部は、コンピュータ10においてアプリケーションソフトウエア20Pを実行することによって実現される。当該アプリケーションソフトウエア20Pにおいては、上述のデータテーブルTB1,TB2,TB3,TB4,TB5が利用される。
取得部11は、元の会議資料DM1内の複数の内容Ciのそれぞれに対して付与された情報レベルLiを取得する処理部である。ここでは、情報レベルLiは、データテーブルTB1において、会議資料DM1に関する分類項目TM(大分類項目TMaおよび/または小分類項目TMb)ごとに規定されている。そして、取得部11は、複数の内容Ciのそれぞれに対して付与された情報レベルLiであって分類項目TM(TMa,TMb)ごとの情報レベルLiを、データテーブルTB1に基づいて取得する。換言すれば、取得部11は、複数の内容Ciのそれぞれに関して、分類項目TM(TMa,TMb)ごとに付与された情報レベルLiを取得する。
決定部12は、会議の出席者PSjの立場情報PTjに基づいて、出席者PSjの所要情報レベルRLjを決定する処理部である。詳細には、決定部12は、出席者PSjの立場情報PTjに基づいて、所要情報レベルRLjを分類項目TM(TMa,TMb)ごとに決定する。より詳細には、決定部12は、データテーブルTB2,TB3,TB4,TB5に基づいて、出席者PSjの所要情報レベルRLjを決定する。
作成部(再構成部とも称される)13は、元の会議資料DM1に基づいて、各出席者PSj向けの会議資料DM2を作成(再構成)する処理部である。詳細には、作成部13は、出席者PSjの分類項目TM(TMa,TMb)ごとの所要情報レベルRLjと分類項目TM(TMa,TMb)ごとの情報レベルLiとに基づいて、会議資料DM1内の複数の内容Ciの中から出席者PSjの所要情報レベルRLjに適合する内容CPを抽出する。そして、作成部13は、抽出された内容CPを結合して、出席者PSj向けの第2の会議資料DM2を作成する。
<1−2.動作>
図9は、資料作成装置10における資料作成動作、詳細には、元の会議資料DM1に基づく特定の出席者PSj向けの新たな会議資料DM2の作成動作を示すフローチャートである。この資料作成動作は、アプリケーションソフトウエア20Pの実行によって実現される。なお、ステップSP11の実行前において、各データテーブルTB1〜TB5は予め登録されているものとする。
ステップSP11において、操作者(例えば、資料作成者等)は会議情報を指定する。たとえば、操作者は、所定のユーザインターフェイス(入力画面等)を利用して、図7の会議データTB4を複数の会議データの中から選択する。
次のステップSP12において、取得部11は、ステップSP11で指定された会議テーブルTB4に基づいて、元の会議資料DM1を特定する。そして、取得部11は、複数の内容Ciと情報レベルLiとの対応関係を規定する資料内容管理データTB1(図3)に基づいて、元の会議資料DM1内の複数の内容(区分内容)Ciのそれぞれに対して付与された情報レベルLiを取得する。詳細には、取得部11は、複数の内容Ciのそれぞれに対して付与された情報レベルLiであって複数の内容Ciに関する分類項目TM(TMa,TMb)ごとの情報レベルLiを取得する。換言すれば、取得部11は、複数の内容Ciのそれぞれに対して複数の内容Ciに関する分類項目TM(TMa,TMb)ごとに付与された情報レベルLiを取得する。
たとえば、内容C1に関しては、分類項目「開発コスト」に関する情報レベル「レベルL1」(分類ID「1.1.1」)が取得される。また、内容C9に関しては、分類項目「納期」に関する情報レベル「レベルL2」(分類ID「3.1.2」)が取得される。他の内容についても、それぞれ、同様に、分類項目ごとの情報レベル(および分類ID)が取得される。
ステップSP13においては、会議の出席者PSjの立場情報PTjに基づいて、出席者PSjの所要情報レベルRLjが決定される。具体的には、決定部12は、出席者PSjの立場情報PTに基づいて所要情報レベルRLjを分類項目TM(TMa,TMb)ごとに決定する。より詳細には、決定部12は、所要情報管理データTB2等に基づいて、各出席者PSjの所要情報レベルRLjを決定する。
たとえば、出席者PS1(人物P1)に関しては、「資料作成者PAからみて人物P1が自部署の本部長である」旨と「人物P1が審議決定者である」旨とがデータテーブルTB4,TB5等に基づいて判定される。なお、資料作成者PAと出席者PSjとの関係(出席者P1の部署が「自部署」であること)は、例えば図5に示すような組織情報(ツリー構造を有するデータ)等に基づいて決定される。そして、人物P1の所要情報レベルRL1が「*.*.2」(「全ての分類項目についてレベルL2」)である旨が、データテーブルTB2,TB3に基づいて判定される。なお、「資料作成者PAからみて人物P1が自部署の本部長である」場合と「人物P1が審議決定者である」場合とで所要情報レベルRL1が異なる場合には、一方の場合における所要情報レベルRL1を優先的に採用するようにすればよい。また、他の出席者についても、それぞれ、同様に、各出席者PSjの所要情報レベルRLjが決定される。
ステップSP14においては、元の会議資料DM1の中から全部または一部の内容が抽出されて、特定出席者向けの会議資料DM2が作成される。ステップSP14における特定出席者向けの資料作成動作は、全ての出席者について繰り返し実行される。これにより、各出席者向けの会議資料DM2jがそれぞれ作成される。
具体的には、作成部13は、出席者PSjの所要情報レベルRLjと複数の内容Ciのそれぞれに付与された情報レベルLiとに基づいて、第1の会議資料DM1内の複数の内容Ciの中から出席者PSjの所要情報レベルRLjに適合する内容CPを抽出する。詳細には、作成部13は、出席者PSjの分類項目TM(TMa,TMb)ごとの所要情報レベルRLjと分類項目TM(TMa,TMb)ごとの情報レベルLiとに基づいて、元の会議資料DM1内の複数の内容Ciの中から出席者PSjの所要情報レベルRLjに適合する内容CPを抽出する。具体的には、複数の内容Ciのうち、所要情報レベルRLj以上の情報レベルLiを有する内容が、所要情報レベルRLjに適合する内容CPとして抽出される。そして、作成部13は、抽出された内容のみで構成される会議資料(抽出されなかった内容が除外された会議資料)を、出席者PSj向けの会議資料DM2として作成する。
たとえば、出席者PS1(=人物P1)向けの会議資料DM21は、次のようにして作成される。具体的には、人物P1の所要情報レベルRL1と、元の会議資料DM1の複数の内容Ciのそれぞれに付与された情報レベルLiとに基づいて、複数の内容Ciの中から所要情報レベルRL1に適合する内容CPが抽出される。そして、抽出された内容CPで構成される会議資料DM21が作成される。
より詳細には、元の会議資料DM1の複数の内容Ciのそれぞれに付与された情報レベルLiがステップSP12で取得され、人物P1の所要情報レベルRL1が「*.*.2」(「全ての分類項目についてレベルL2」)である旨がステップSP13で決定される。そして、ステップSP14において、会議資料DM1内の複数の内容Ci(図3参照)のうち、その情報レベルが「レベルL2」以上の内容がデータテーブルTB1に基づいて抽出される。具体的には、複数の内容Ciのうち、内容C3,C7が削除され、内容C1,C2,C4,C5,C6,C8,C9が抽出される。そして、抽出された内容を用いて会議資料DM21が作成される。内容C3,C7は、会議資料DM21には含まれない。そのため、この会議資料DM21の分量(ページ数)は、元の会議資料DM1のページ数よりも少ない。
同様に、出席者PS2(=人物P2)向けの会議資料DM22は、次のようにして作成される。
具体的には、ステップSP13においては、「資料作成者PAからみて人物P2が自部署の部長である」旨がデータテーブルTB4,TB5等に基づいて判定される。また、人物P2の所要情報レベルRL2が「*.*.2」(ただし、「1.*.3」)である旨、すなわち、「コストについてはレベルL3まで且つそれ以外の分類項目についてはレベルL2まで」である旨が、データテーブルTB2,TB3に基づいて、ステップSP13で決定される。
そして、ステップSP14において、会議資料DM1内の複数の内容Ciのうち、その情報レベルが「レベルL2」(ただし、「コスト」についてはレベルL3)以上の内容がデータテーブルTB1に基づいて抽出される。具体的には、複数の内容Ciのうち、内容C7が削除され、内容C1,C2,C3,C4,C5,C6,C8,C9が抽出される。そして、抽出された内容を用いて会議資料DM22が作成される。内容C7は、会議資料DM22には含まれない。そのため、この会議資料DM22の分量(ページ数)は、元の会議資料DM1のページ数よりも少ない。
また、出席者PS5(=人物P5)向けの会議資料DM25は、次のようにして作成される。
具体的には、ステップSP13においては、「資料作成者PAからみて人物P5が下流工程部署(生産技術部)の部長である」旨がデータテーブルTB4,TB5等に基づいて判定される。なお、資料作成者PAと出席者PSjとの関係(出席者P5の部署が下流工程の部署であること)は、図5に示すような組織情報等に基づいて決定される。また、人物P5の所要情報レベルRL5が「*.*.2」(「全ての分類項目についてレベルL2」)である旨がデータテーブルTB2,TB3に基づいてステップSP13で決定される。
そして、ステップSP14において、会議資料DM1内の複数の内容Ciのうち、その情報レベルが「レベルL2」以上の内容がデータテーブルTB1に基づいて抽出される。具体的には、複数の内容Ciのうち、内容C3,C7が削除され、内容C1,C2,C4,C5,C6,C8,C9が抽出される。そして、抽出された内容を用いて会議資料DM25が作成される。内容C3,C7は、会議資料DM25には含まれない。そのため、この会議資料DM25の分量(ページ数)は、元の会議資料DM1のページ数よりも少ない。
さらに、出席者PS8(=人物P8)向けの会議資料DM28は、次のようにして作成される。
具体的には、ステップSP13において、「人物P8が経理部(財務関連部署)の部長である」旨がデータテーブルTB4,TB5等に基づいて判定される。なお、出席者PSjの部署が財務関連部署であることは、図5に示すような組織情報等に基づいて決定される。また、人物P8の所要情報レベルRL8が「*.*.1」(ただし、「1.*.2」)である旨、すなわち、コストについてはレベルL2まで且つそれ以外の分類項目についてはレベルL1までである旨が、データテーブルTB2,TB3に基づいて、ステップSP13において決定される。
そして、ステップSP14において、会議資料DM1内の複数の内容Ciのうち、その情報レベルが「レベルL1」(ただし、「コスト」についてはレベルL2)以上の内容がデータテーブルTB1に基づいて抽出される。具体的には、複数の内容Ciのうち、内容C3,C6,C7,C9が削除され、内容C1,C2,C4,C5,C8が抽出される。そして、抽出された内容を用いて会議資料DM28が作成される。内容C3,C6,C7,C9は、会議資料DM28には含まれない。そのため、この会議資料DM28の分量(ページ数)は、元の会議資料DM1のページ数よりも少ない。特に、会議資料DM28には、原則として「レベルL1」のみ(「コスト」についてはレベルL2も)に関する内容しか含まれないので、会議資料DM28のページ数は著しく低減される。
また、出席者PS9(=人物P9)向けの会議資料DM29は、次のようにして作成される。
具体的には、ステップSP13において、「資料作成者PAからみて人物P9が自部署のプロジェクトリーダである」旨がデータテーブルTB4,TB5等に基づいて判定される。また、人物P9の所要情報レベルRL9が「*.*.3」(ただし、「1.*.0」)である旨、すなわち、コストについてはレベルL0まで且つそれ以外の分類項目についてはレベルL3までである旨がデータテーブルTB2,TB3に基づいて決定される。
そして、ステップSP14において、会議資料DM1内の複数の内容Ciのうち、「コスト」に関する内容は削除され、その情報レベルが「レベルL3」以上の内容がデータテーブルTB1に基づいて抽出される。具体的には、複数の内容Ciのうち、内容C1,C2,C3,C4が削除され、内容C5,C6,C7,C8,C9が抽出される。そして、抽出された内容を用いて会議資料DM29が作成される。内容C1,C2,C3,C4は、会議資料DM29には含まれない。そのため、この会議資料DM29の分量(ページ数)は、元の会議資料DM1のページ数よりも少ない。また、会議資料DM29には「コスト」に関する内容が含まれないので、会議資料DM29のページ数は著しく低減される。
以上のような動作によれば、出席者PSjの所要情報レベルRLjと元の会議資料DM1内の複数の内容Ciのそれぞれに付与された情報レベルLiとに基づいて、当該複数の内容Ciの中から出席者PSjの所要情報レベルに適合する内容CPが抽出されて、当該出席者PSj向けの会議資料DM2が作成される。したがって、出席者PSjに応じて会議資料の分量(ページ数)を適宜低減することが可能である。たとえば、比較的上位の役職者向けの会議資料DM2は、比較的上位(大まかなレベル)の所要情報レベルの内容のみを有するため、当該資料の分量を低減することが可能である。特に、大まかな情報を取得できれば十分な比較的上位の役職者向けには、比較的少量の会議資料DM2を作成することが可能である。会議資料DM2に記載する情報を絞り込むことによって、コンパクトで見易い会議資料DM2が作成される。一方、細かな情報を必要とする比較的下位の役職者向けには、比較的下位(細かなレベル)の所要情報レベルの内容をも有する会議資料DM2を作成することが可能である。
また特に、上記実施形態においては分類項目ごとの所要情報レベルRLjと分類項目ごとの情報レベルLiとに基づいて、会議資料DM1内の複数の内容Ciの中から出席者PSjの所要情報レベルRLjに適合する内容CPが抽出される。したがって、会議資料DM1から抽出する内容(換言すれば、抽出対象から除外する内容)を、分類項目ごとに細かく調整することができる。ひいては、会議資料DM2の量を出席者に応じてきめ細かく調整することが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態においては、会議資料DM2の量(ページ数)に上限を設けることによって、会議資料DM2の分量をさらに低減することが可能な技術について説明する。
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図10は、この第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
ステップSP11〜SP14,SP19の処理は、第1実施形態と同様である。また、ステップSP14の次のステップSP15においては、特定の出席者PSj向けに作成された会議資料DM2のページ数PNが所定の上限値LU(例えば30ページ)より大きいか否かが判定される。
そして、ページ数PNが上限値LU以下の場合には、第1実施形態と同様に、ステップSP19に進む。
一方、ページ数PNが上限値LUより大きい場合には、ステップSP16に進む。
ステップSP16においては、出席者PSjの所要情報レベルRLjが1レベル変更される。具体的には、決定部12は、所要情報レベルRLjのレベル番号を分類項目ごとに1つ低減し、より大まかな情報のみを会議資料DM2に記述すべき旨を決定する。たとえば、本来の所要情報レベルRLjが「レベルL3」であった場合には、変更後の所要情報レベルRLjを「レベルL2」に設定する。
そして、ステップSP17において、再びステップSP14と同様の会議資料の作成動作を再び実行する。所要情報レベルRLjが1つ低減されている(例えばレベルL3からレベルL2に変更されている)ため、ステップSP17においては、複数の内容Ciの中から抽出される情報量が更に低減され、比較的少ないページ数の会議資料DM2が作成される。
なお、上限値LUは、役職毎に異なる値であってもよい。たとえば、「部長」向けの会議資料DM2の上限値として「30ページ」が採用され、「本部長」向けの会議資料DM2の上限値として「20ページ」が採用されるようにしてもよい。
あるいは、上限値LUは、会議毎に異なる値であってもよい。たとえば、部長以上のみが出席する会議においては上限値LUとして「30ページ」が採用され、本部長以上のみが出席する会議においては上限値LUとして「20ページ」が採用されるようにしてもよい。また、このような上限値LUによる制限は、全ての出席者向けの会議資料DM2の作成動作に適用してもよく、あるいは特定順位以上の役職者向けの会議資料DM2の作成動作のみに適用してもよい。
<3.第3実施形態>
第3実施形態においては、会議資料DM2の特定文字列を別の文字列に置換することによって、会議資料DM2の表現内容を変更することが可能な技術について説明する。
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図11は、第3実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
ステップSP11〜SP14,SP19の処理は、第1実施形態と同様である。また、ステップSP14の次のステップSP21においては、特定文字列CR1を別の文字列CR2に置換するか否かが判定される。たとえば、会議資料DM1では開発コードで記述されていた商品識別名称の文字列CR1(「ABC12345」)を、別の文字列CR2(「新型コピー機」)へと変更するか否かが決定される。別の文字列CR2としては、商品名称を示す文字列などが例示される。
具体的には、いずれの文字列CR1,CR2を採用するかが操作者によって操作入力され、その入力内容に応じて、両文字列CR1,CR2のうち採用すべき文字列(CR1あるいはCR2)が決定されるようにしてもよい。
そして、商品識別名称が文字列CR1のままに維持されることが決定される場合には、第1実施形態と同様に、ステップSP19に進む。
一方、商品識別名称が文字列CR2に変更されることが決定される場合には、ステップSP22に進む。
ステップSP22においては、ステップSP14で作成された会議資料DM2の中から、特定文字列CR1が検索され、検索された特定文字列CR1が新たな文字列CR2に置換される。これにより、更新後の会議資料DM2が作成される。
このような動作によれば、ステップSP22で更新された会議資料DM2においては、特定文字列が別の文字列に変更される。そのため、必要に応じて、会議資料DM2における特定文字列を適宜に変更することが可能である。
<4.第4実施形態>
第4実施形態においては、会議資料に関する変更履歴の表示の有無を切り換えることが可能な技術について説明する。
第4実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図12は、第4実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
ステップSP11〜SP14,SP19の処理は、第1実施形態と同様である。また、ステップSP14の次のステップSP31においては、作成対象の会議資料が事前レビュー用の資料であるか或いは本番用の資料であるかが判定される。作成対象の会議資料が事前レビュー用の資料であるか或いは本番用の資料であるかに関する情報は、たとえば、操作者からの入力情報に基づいて取得される。
そして、作成対象の会議資料が本番用の資料であると判定される場合には、第1実施形態と同様に、ステップSP19に進む。
一方、作成対象の会議資料が事前レビュー用の資料であると判定される場合には、ステップSP32に進む。
ステップSP32においては、ステップSP14で作成された会議資料DM2の内部情報として非表示状態で保持されていた変更履歴情報を表示状態に変更して、当該会議資料DM2を更新する。これにより、更新後の会議資料DM2が作成される。
このような動作によれば、ステップSP32で更新された会議資料DM2においては、変更履歴情報が表示される。したがって、会議資料DM2における変更履歴情報の表示の有無を適宜に切り換えることが可能である。たとえば、本番の会議前に行う事前レビュー用(事前練習用)の会議資料においては、当該会議資料に関する変更履歴内容を表示し、一方、本番の会議用の会議資料においては当該変更履歴を表示しないようにすることができる。
<5.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記第4実施形態においては、特定文字列(開発コード)を別の文字列へ置換するか否かが切り換えられる態様を例示したが、これに限定されず、会議資料DM1内に含まれる特定文字列(担当者情報等)の表示の有無が切り換えられるようにしてもよい。より詳細には、「課長」以下の役職者が審議決定者である場合には、会議資料DM1内に含まれる特定文字列(担当者名)を表示させ、一方、「部長」以上の役職者が審議決定者である場合には、当該特定文字列(担当者名)を表示しないようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、会議資料に関する分類項目TMと情報レベルLiとの双方に基づいて、の会議資料DM1の複数の内容Ciの中から出席者PSjの(分類項目TMごとの)所要情報レベルRLjに適合する内容CPが抽出される場合が例示されている。端的に言えば、情報レベルLiは、(会議資料に関する)分類項目ごとに規定されている場合が例示されている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
たとえば、情報レベルLiは、会議資料内の複数の内容のそれぞれに対して、分類項目TMに依拠することなく付与されてもよい。より詳細には、データテーブルTB1において複数の内容Ciのそれぞれに対して、情報レベルに関する情報(「レベルL1」、「レベルL2」、「レベルL3」)が分類項目TMに依拠することなく付与されるようにしてもよい。また、データテーブルTB2においては、各出席者PSjの所要情報レベルRLjが分類項目TMに依拠することなく一律に決定されるようにしてもよい。そして、分類項目TMに依拠しない情報レベルLiと分類項目TMに依拠しない所要情報レベルRLjとに基づいて、所要情報レベルRLjに適合する内容CPが抽出されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、各出席者向けの会議資料DM2を個別に作成する場合を例示したが、これに限定されず、各出席者向けの会議資料DM2を共通に作成するようにしてもよい。たとえば、異なる会議における資料を同じ会議資料DM1に基づいて作成する場合に上記の思想を適用するようにしてもよい。詳細には、課長以下の役職者も出席する会議においては、元の会議資料DM1とほぼ同様の会議資料DM2を全ての出席者向けに作成する。その一方、部長以上の役職者のみが出席する会議においては、自部署の部長の所要情報レベルを複数の出席者の所要情報レベル(共通の所要情報レベル)として決定し、当該所要情報レベルに基づいて全ての出席者向けに同一の会議資料DM2(分量が低減された会議資料)を作成する。このような態様によれば、部長以上の役職者向けの会議資料DM2の分量(ページ数)を低減することが可能である。
10 コンピュータ(資料作成装置)
Ci 内容
DM1 (元の)会議資料
DM2 (出席者向けの)会議資料
Li (会議資料における複数の内容の)情報レベル
Pi 人物
PSj 各出席者
PTj (出席者の)立場情報
RLj (出席者の)所要情報レベル
TB1 資料内容管理データ
TB2 所要情報管理データ
TB3 分類基準データ
TB4 会議データ
TB5 人物データ
TM,TMa,TMb 分類項目

Claims (9)

  1. 資料作成装置であって、
    第1の会議資料内の複数の内容のそれぞれに対して付与された情報レベルを取得する取得手段と、
    会議の出席者の立場情報に基づいて前記出席者の所要情報レベルを決定する決定手段と、
    前記出席者の前記所要情報レベルと前記複数の内容のそれぞれに付与された前記情報レベルとに基づいて、前記第1の会議資料内の前記複数の内容の中から前記出席者の前記所要情報レベルに適合する内容を抽出し、前記出席者向けの第2の会議資料を作成する作成手段と、
    を備えることを特徴とする資料作成装置。
  2. 請求項1に記載の資料作成装置において、
    前記情報レベルは、分類項目ごとに付与され、
    前記取得手段は、前記複数の内容のそれぞれに対して付与された前記情報レベルであって前記分類項目ごとの情報レベルを取得し、
    前記決定手段は、前記出席者の前記立場情報に基づいて前記所要情報レベルを前記分類項目ごとに決定し、
    前記作成手段は、前記出席者の前記分類項目ごとの前記所要情報レベルと前記複数の内容のそれぞれに対して前記分類項目ごとに付与された前記情報レベルとに基づいて、前記第1の会議資料内の前記複数の内容の中から前記出席者の前記所要情報レベルに適合する内容を抽出し、前記出席者向けの第2の会議資料を作成する作成手段と、
    を備えることを特徴とする資料作成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の資料作成装置において、
    前記出席者の立場情報は、前記出席者の役職情報を含むことを特徴とする資料作成装置。
  4. 請求項3に記載の資料作成装置において、
    前記出席者の立場情報は、前記出席者の部署情報をさらに含むことを特徴とする資料作成装置。
  5. 請求項3に記載の資料作成装置において、
    前記出席者の立場情報は、前記会議に関する資料作成者と前記出席者との関係を示す情報をも含むことを特徴とする資料作成装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の資料作成装置において、
    前記出席者の立場情報は、前記会議での前記出席者の役割情報をも含むことを特徴とする資料作成装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の資料作成装置において、
    前記取得手段は、前記第1の会議資料内の前記複数の内容と前記情報レベルとの対応関係を規定する第1のデータテーブルに基づいて、前記複数の内容の情報レベルを取得することを特徴とする資料作成装置。
  8. 請求項7に記載の資料作成装置において、
    前記決定手段は、前記出席者の前記立場情報と前記出席者の前記所要情報レベルとの対応関係を規定する第2のデータテーブルに基づいて、前記出席者の所要情報レベルを決定することを特徴とする資料作成装置。
  9. コンピュータに、
    a)第1の会議資料内の複数の内容のそれぞれに対して付与された情報レベルを取得する手順と、
    b)会議の出席者の立場情報に基づいて前記出席者の所要情報レベルを決定する手順と、
    c)前記出席者の前記所要情報レベルと前記複数の内容のそれぞれに付与された前記情報レベルとに基づいて、前記第1の会議資料内の前記複数の内容の中から前記出席者の前記所要情報レベルに適合する内容を抽出し、前記出席者向けの第2の会議資料を作成する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016057740A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

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