JP2016057288A - 分析方法および分析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 分析精度の向上が可能な分析方法および分析システムを提供すること。
【解決手段】 キャピラリー電気泳動法による試料の分析方法であって、試料と陰極性基含有化合物とを混合することにより混合試料を生成する混合工程S1と、前記試料の成分のうち分析対象である分析成分以外の副成分と前記陰極性基含有化合物との凝集物を前記混合試料から除去する除去工程S11と、キャピラリー管中において、前記混合試料が連続的に供給されている状態で前記分析成分と陰極性基含有化合物とが結合した複合体を電気泳動する電気泳動工程S5と、を含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、分析方法および分析システムに関する。
生体の状態を示す指標として、各種タンパク質の糖化率が分析されている。中でも、血球中のヘモグロビン(Hb)の糖化率、特に安定型のHbA1c(以下「s−HbA1c」と略記することがある)は、生体内血糖値の過去の履歴を反映していることから、糖尿病の診断や治療などにおける重要な指標とされている。HbA1cは、HbA(α2β2)のβ鎖N末端のバリンが糖化したものである。
s−HbA1cに代表されるHbの分析手法の一つとして、電気泳動法が用いられている。特許文献1,2,3,4,5では、分析の適正化や精度の向上を目的として、泳動液に追加成分を添加することが開示されている。特に特許文献4,5では、泳動液への添加成分の一例としてコンドロイチン硫酸が開示されている。また、特許文献6では、電気泳動法を利用した分析に用いるチップの小型化を意図して、電気泳動における試料の分離中も試料を連続的に供給する分析方法が記載されている。
試料の代表例である血液は、生体由来の試料である。このため、たとえば患者から採取した血液を試料として用いる場合、患者の病状や体質などによって、採取される血液は、様々な性状を取りうる。いかなる性状の血液であっても、これを試料として正確な分析が行われることが望ましい。しかしながら、上述した追加成分や分析方法の具体的な構成によってどのような分析阻害要因が生じうるかは、ほとんど明らかにされていないのが現状である。この点は、血液以外の試料を用いた場合であっても同様である。
特開2006−145537号公報 特表平9−510792号公報 再表2010/010859号公報 特開2009−109230号公報 再表2008/136321号公報 再表2008/136465号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、分析精度の向上が可能な分析方法および分析システムを提供することをその課題とする。
本発明の第一の側面によって提供される分析方法は、キャピラリー電気泳動法による試料の分析方法であって、試料と陰極性基含有化合物とを混合することにより混合試料を生成する工程と、前記試料の成分のうち分析対象である分析成分以外の副成分と前記陰極性基含有化合物との凝集物を前記混合試料から除去する工程と、キャピラリー管中において、前記混合試料が連続的に供給されている状態で前記分析成分と陰極性基含有化合物とが結合した複合体を電気泳動する工程と、を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記除去する工程においては、濾過によって
前記凝集物を除去する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記除去する工程においては、遠心分離によって前記凝集物を除去する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記陰極性基含有化合物が、陰極性基含有多糖類である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記陰極性基含有多糖類が、硫酸化多糖類、カルボン酸化多糖類、スルホン酸化多糖類およびリン酸化多糖類からなる群から選択される少なくとも一つの多糖類である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記硫酸化多糖類が、コンドロイチン硫酸である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記分析成分が、ヘモグロビンである。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記副成分が、脂質である。
本発明の第二の側面によって提供される分析システムは、キャピラリー電気泳動法による試料の分析システムであって、試料と陰極性基含有化合物とを混合することにより混合試料を生成する混合部と、前記試料の成分のうち分析対象である分析成分以外の副成分と前記陰極性基含有化合物との凝集物を前記混合試料から除去する除去部と、キャピラリー管を有し、該キャピラリー管中において、前記混合試料が連続的に供給されている状態で前記分析成分と陰極性基含有化合物とが結合した複合体を電気泳動する分析部と、を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記除去部が、濾過手段を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記キャピラリー管、該キャピラリー管の一端に繋がる導入槽および前記キャピラリー管の他端に繋がる排出槽を有するディスポーザブルタイプの分析チップを備えており、前記濾過手段が、前記分析チップにおける前記導入槽への導入経路に設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記混合部が、前記分析チップに形成された混合槽である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記除去部が、遠心分離手段を有する。
本発明によれば、前記副成分と前記陰極性基含有化合物との凝集物を除去することにより、キャピラリー管中において、前記混合試料が連続的に供給されている状態で電気泳動を実施する場合に、測定結果にノイズが現れることを抑制することが可能であり、分析精度を向上することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく分析システムを示すシステム概略図である。 図1の分析システムに用いられる分析チップを示す平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に基づく分析方法を示すフロー図である。 図4の分析方法を示す断面図である。 図4の分析方法を示す断面図である。 図4の分析方法を示す断面図である。 図4の分析方法を示す断面図である。 図4の分析方法の一例による結果を示すエレクトロフェログラムである。 分析方法の参考例による結果を示すエレクトロフェログラムである。 本発明の第2実施形態に基づく分析システムを示すシステム概略図である。 発明の第2実施形態に基づく分析方法を示すフロー図である。 図12の分析方法による結果を示すエレクトロフェログラムである。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に基づく分析システムを示している。本実施形態の分析システムA1は、分析装置1および分析チップ2を備えて構成されている。分析システムA1は、試料Saを対象として電気泳動法による分析方法を実行するシステムである。試料Saは特に限定されないが、本実施形態においては、人体から採取された血液を例として説明する。試料Saに含まれる成分のうち分析の対象となる成分を分析成分と定義する。
前記分析成分としては、ヘモグロビン(Hb)、アルブミン(Alb)、グロブリン(α1、α2、β、γグロブリン)、フィブリノーゲン等が挙げられる。前記ヘモグロビンとしては、たとえば、正常ヘモグロビン(HbA0)、糖化ヘモグロビン、修飾ヘモグロビン、胎児ヘモグロビン(HbF)等が挙げられる。前記糖化ヘモグロビンとしては、たとえば、ヘモグロビンA1a(HbA1a)、ヘモグロビンA1b(HbA1b)、ヘモグロビンA1c(HbA1c)、GHbLys等が挙げられる。前記ヘモグロビンA1cとしては、たとえば、安定型HbA1c(s−HbA1c)、不安定型HbA1c等が挙げられる。前記修飾ヘモグロビンとしては、たとえば、カルバミル化Hb、アセチル化Hb等が挙げられる。以降の説明においては、前記分析成分が、安定型のHbA1c(s−HbA1c)である場合を例に説明する。s−HbA1cは、一般に糖尿病の診断や治療等における指標とされる。
分析チップ2は、試料Saを保持し、且つ分析装置1に装填された状態で試料Saを対象とした分析の場を提供するものである。本実施形態においては、分析チップ2は、1回あるいは特定回数の分析を終えた後に廃棄されることが意図された、いわゆるディスポーザブルタイプの分析チップとして構成されている。図2および図3に示すように、分析チップ2は、本体21、混合槽22、導入槽23、フィルタ24、排出槽25、電極槽26、キャピラリー管27および連絡流路28を備えている。図2は、分析チップ2の平面図であり、図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。
本体21は、分析チップ2の土台となるものであり、その材質は特に限定されず、例えば、ガラス、溶融シリカ、プラスチック等があげられる。本実施形態においては、本体21は、図3における上側部分と下側部分とが、互いに結合された構成であるが、本体21を一体的に形成してもよい。
混合槽22は、後述する試料Saと希釈液Ldとを混合する混合工程が行われる混合部
の一例である。混合槽22は、たとえば、本体21の前記上側部分に形成された貫通孔によって構成されている。導入槽23は、混合槽22における混合工程によって得られた混合試料Smが導入される槽である。導入槽23は、たとえば、本体21の前記上側部分に形成された貫通孔によって構成されている。
フィルタ24は、導入槽23への導入経路の一例である導入槽23の開口部に設けられており、本発明で言う除去部(濾過手段)の一例である。フィルタ24の具体的構成は、後述する除去工程を適切に実行しうるものであれば限定されず、好適な例として、たとえばセルロースアセテート膜フィルタ(ADVANTEC社製、孔径0.45μm)が挙げられる。
排出槽25は、電気泳動法における電気浸透流の下流側に位置する槽である。排出槽25は、たとえば、本体21の前記上側部分に形成された貫通孔によって構成されている。電極槽26は、電気泳動法による分析工程において、電極31が挿入される槽である。電極槽26は、たとえば、本体21の前記上側部分に形成された貫通孔によって構成されている。連絡流路28は、導入槽23と電極槽26とを繋いでおり、導入槽23と電極槽26との導通経路を構成している。
キャピラリー管27は、導入槽23と排出槽25とを繋いでおり、電気泳動法における電気浸透流が生じる場である。キャピラリー管27は、たとえば本体21の前記下側部分に形成された溝によって構成されている。なお、本体21には、キャピラリー管27への光の照射およびキャピラリー管27を透過した光の出射を促進するための凹部等が形成されていてもよい。キャピラリー管27のサイズは特に限定されないが、その一例を挙げると、その幅が25μm〜100μm、その深さが25μm〜100μm、その長さが5mm〜150mmである。分析チップ2全体のサイズは、キャピラリー管27のサイズおよび混合槽22、導入槽23、排出槽25および電極槽26のサイズや配置等に応じて適宜設定される。
分析装置1は、試料Saが点着された分析チップ2が装填された状態で、試料Saを対象とした分析処理を行う。分析装置1は、電極31,32、光源41、光学フィルタ42、レンズ43、スリット44、検出器5、分注器6、ポンプ61、希釈液槽71、泳動液槽72および制御部8を備えている。
電極31および電極32は、電気泳動法においてキャピラリー管27に所定の電圧を印加するためのものである。電極31は、分析チップ2の電極槽26に挿入されるものであり、電極32は、分析チップ2の排出槽25に挿入されるものである。電極31および電極32に印加される電圧は特に限定されないが、たとえば0.5kV〜20kVである。
光源41は、電気泳動法において吸光度測定するための光を発する部位である。光源41は、たとえば所定の波長域の光を出射するLEDチップを具備する。光学フィルタ42は、光源41からの光のうち所定の波長の光を減衰させつつ、その余の波長の光を透過させるものである。レンズ43は、光学フィルタ42を透過した光を分析チップ2のキャピラリー管27の分析箇所へと集光するためのものである。スリット44は、光学フィルタ42によって集光された光のうち、散乱などを引き起こしうる余分な光を除去するためのものである。
検出器5は、分析チップ2のキャピラリー管27を透過してきた光を受光するものであり、たとえばフォトダイオードやフォトICなどを具備して構成されている。
分注器6は、所望の量の希釈液Ldや泳動液Lmおよび混合試料Smを分注するもので
あり、たとえばノズルを含む。分注器6は図示しない駆動機構によって分析装置1内の複数の所定位置を自在に移動可能である。ポンプ61は、分注器6への吸引源および吐出源である。また、ポンプ61は、分析装置1に設けられた図示しないポートの吸引源および吐出源として用いてもよい。これらのポートは、泳動液Lmの充填などに用いられる。また、ポンプ61とは別の専用のポンプを備えてもよい。
希釈液槽71は、希釈液Ldを貯蔵するための槽である。希釈液槽71は、分析装置1に恒久的に設置された槽でもよいし、所定量の希釈液Ldが封入された容器が分析装置1に装填されたものであってもよい。泳動液槽72は、泳動液Lmを貯蔵するための槽である。泳動液槽72は、分析装置1に恒久的に設置された槽でもよいし、所定量の泳動液Lmが封入された容器が分析装置1に装填されたものであってもよい。
希釈液Ldは、試料Saと混合されることにより、混合試料Smを生成するためのものである。希釈液Ldの主剤は特に限定されず、水、生理食塩水が挙げられ、好ましい例として後述する泳動液Lmと類似の成分の液体が挙げられる。また、希釈液Ldは、前記主剤に、陰極性基含有化合物が添加されたものである。前記陰極性基含有化合物は、たとえば、陰極性基含有多糖類である。前記陰極性基含有多糖類は、たとえば、硫酸化多糖類、カルボン酸化多糖類、スルホン酸化多糖類およびリン酸化多糖類からなる群から選択される少なくとも一つの多糖類である。前記カルボン酸化多糖類は、アルギン酸またはその塩(例えば、アルギン酸ナトリウム)が好ましい。前記硫酸化多糖類は、たとえば、コンドロイチン硫酸である。コンドロイチン硫酸は、A、B、C、D、E、H、Kの七種類があり、いずれを用いてもよい。以降の説明においては、希釈液Ldが、泳動液Lmと同成分である主剤にコンドロイチン硫酸が添加されたものである場合を例に説明する。前記陰極性基含有化合物(コンドロイチン硫酸)の濃度は、例えば、0.01〜5重量%の範囲である。
泳動液Lmは、電気泳動法による分析工程において、排出槽25およびキャピラリー管27に充填され、電気泳動法における電気浸透流を生じさせる媒体である。泳動液Lmは、特に制限されないが、酸を用いたものが望ましい。前記酸は、例えば、クエン酸、マレイン酸、酒石酸、こはく酸、フマル酸、フタル酸、マロン酸、リンゴ酸がある。また、泳動液Lmは、弱塩基を含むことが好ましい。前記弱塩基としては、例えば、アルギニン、リジン、ヒスチジン、トリス等がある。泳動液LmのpHは、例えば、pH4.5〜6の範囲である。泳動液Lmのバッファーの種類は、MES、ADA、ACES、BES、MOPS、TES、HEPES等がある。また、泳動液Lmにも、希釈液Ldの説明で述べた前記陰極性基含有化合物が添加される。前記陰極性基含有化合物(コンドロイチン硫酸)の濃度は、例えば、0.01〜5重量%の範囲である。
制御部8は、分析装置1における各部を制御するものである。制御部8は、たとえばCPU、メモリおよびインターフェースなどを具備する。
次に、分析システムA1を用いた本発明の第1実施形態に基づく分析方法について、以下に説明する。図4は、本実施形態の分析方法を示すフロー図である。本分析方法は、試料採取工程S1、混合工程S2、泳動液充填工程S3、導入工程S4、除去工程S11および電気泳動工程S5を有する。
<試料採取工程S1>
まず、試料Saを用意する。本実施形態においては試料Saは、人体から採取された血液である。血液としては、全血、または溶血処理が施された溶血等であってもよい。そして、試料Saが分注された分析チップ2を分析装置1に装填する。
<混合工程S2>
次いで、試料Saと希釈液Ldとを混合する。具体的には、図5に示すように、所定量の試料Saが分析チップ2の混合槽22に点着されている。次いで、分注器6によって希釈液槽71の希釈液Ldを所定量吸引し、図6に示すように、所定量の希釈液Ldを分析チップ2の混合槽22に分注する。そして、ポンプ61を吸引源および吐出源として、分注器6から希釈液Ldの吸引および吐出を繰り返す。これにより、混合槽22において試料Saと希釈液Ldとが混合され、混合試料Smが得られる。試料Saと希釈液Ldとの混合は、分注器6の吸引および吐出以外の方法によって行ってもよい。この混合工程S2により、前記分析成分であるs−HbA1cとコンドロイチン硫酸とが結合した複合体が生成される。
なお、発明者らの試験研究の結果、混合工程S2において、試料Saである血液に含まれる成分のうち前記分析成分以外の副成分と前記陰極性基含有化合物の一例であるコンドロイチン硫酸との凝集物が生成される場合があることが判明した。また、この副成分の具体例としては、たとえば脂質が挙げられるという知見が得られた。
<泳動液充填工程S3>
次いで、分注器6によって泳動液槽72の泳動液Lmを所定量吸引し、図7に示すように、所定量の泳動液Lmを分析チップ2の排出槽25に分注する。そして、上述したポートからの吸引や吐出を適宜実施するなどの手法により、排出槽25およびキャピラリー管27に泳動液Lmを充填する。
<導入工程S4および除去工程S11>
次いで、図8に示すように、混合槽22から所定量の混合試料Smを分注器6によって採取する。そして、分注器6から導入槽23に所定量の混合試料Smを導入する。この導入においては、導入槽23への導入経路の一例である導入槽23の開口部に設けられたフィルタ24を混合試料Smが通過する。この際、混合試料Smに含まれる前記副成分(たとえば脂質)と前記陰極性基含有化合物(本実施形態においてはコンドロイチン硫酸)との凝集物が、フィルタ24によって除去される。この工程が、除去工程S11である。また、この除去工程S11と並行して、導入槽23への混合試料Smの導入である導入工程S4が実行される。また、本実施形態においては、混合試料Smが導入槽23から連絡流路28を通じて電極槽26へと充填される。
<電気泳動工程S5>
次いで、図1に示すように、電極槽26に電極31を挿入し、排出槽25に電極32を挿入する。続いて、制御部8からの指示により電極31および電極32に電圧を印加する。この電圧は、たとえば0.5kV〜20kVである。これにより電気浸透流を生じさせ、導入槽23から排出槽25へとキャピラリー管27中において混合試料Smを徐々に移動させる。この際、導入槽23に混合試料Smが充填されているため、キャピラリー管27において混合試料Smが連続的に供給されている状態で、前記分析成分であるs−HbA1cとコンドロイチン硫酸とが結合した複合体を電気泳動させることとなる。また、光源41からの発光を開始し、検出器5による吸光度の測定を行う。そして、電極31および電極32からの電圧印加開始時から経過時間と吸光度との関係を測定する。ここで、混合試料Sm中の移動速度が比較的速い成分に対応した吸光度ピークは、前記電圧印加開始時からの経過時間が比較的短い時点で現れる。一方、混合試料Sm中の移動速度が比較的遅い成分に対応した吸光度ピークは、前記電圧印加開始時からの経過時間が比較的長い時点で現れる。これにより、混合試料Sm中の各成分の分析(分離測定)が行われる。さらに、測定された前記吸光度を演算処理(たとえば、制御部8による微分処理、差分処理等)することによりエレクトロフェログラムを作成する。このエレクトロフェログラムのピーク高さやピークの面積を計算することにより、混合試料Sm中の成分比率等を求める。
次に、本分析方法の実施例について説明する。
<実施例1>
試料Saとして、健常者から採取された全血95μLに、たとえば高脂血症の患者の血液に含まれ得る脂質の代替品として静注用脂肪乳剤(イントラリポス(大塚製薬株式会社:登録商標)輸液20%)を5μL添加したものを用いた。泳動液Lmとして、40mMクエン酸、1.25%(w/v)コンドロイチン硫酸C−ナトリウム、0.1%(w/v)LS−110(花王株式会社製)、0.02%(w/v)アジ化ナトリウム、0.025%(w/v)プロクリン950(シグマ・アルドリッチ社:登録商標)を用いて調製し、ジメチルアミノエタノール(pH調整用)を用いてpH5.0としたものを用いた。希釈液Ldとして、40mMクエン酸、1.0%(w/v)コンドロイチン硫酸C−ナトリウム、500mM NDSB−201(Anatrace社製)、0.1%(w/v)LS−110(花王株式会社製)、0.02%(w/v)アジ化ナトリウム、0.025%(w/v)プロクリン950(シグマ・アルドリッチ社:登録商標)を用いて調製し、ジメチルアミノエタノール(pH調整用)を用いてpH6.0としたものを用いた。
分析チップ2については、容量10μLの導入槽23および容量10μLの排出槽25と幅40μm、深さ40μm、全長30mm(分離長20mm)のキャピラリー管27を用意した。キャピラリー管27の内壁には、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(PDADMAC:Sigma社製)をコーティングした。フィルタ24としては、セルロースアセテート膜フィルタ(ADVANTEC社製、孔径0.45μm)を用いた。
混合工程S2においては、試料Saを希釈液Ldによって41倍に希釈し、混合試料Smを得た。泳動液充填工程S3における泳動液Lmの充填量は9μLである。導入工程S4および除去工程S11においては、9μLに電極槽26および連結流路28の容積相当分を加えた量の混合試料Smを導入した。電気泳動工程S5においては、電極31および電極32の電圧は0.5kV〜20kV、電流は76μAであった。検出器5においては、波長415nmの吸光度を測定し、前記エレクトロフェログラムを得た。電気泳動の実施時間は、30秒であった。かかる測定を5回実施し、同時再現性を評価した。
<比較例>
フィルタ24を用いた除去工程S11を実施しない点のみを除き、実施例1と同様の測定を行った。そして、この測定を5回実施し、同時再現性を評価した。
実施例1によって得られたエレクトロフェログラムを図9に、比較例によって得られたエレクトロフェログラムを図10に、それぞれ示す。これらのエレクトロフェログラムにおいては、横軸が検出時間(単位:秒)、縦軸が吸光度変化率(単位:mAbs/sec)である。また、実施例1および比較例のs−HbA1cの分析結果の同時再現性評価結果を表1に示す。表中の各測定における数値は、総ヘモグロビン濃度に対するヘモグロビンs−HbA1c濃度の比率(%)である。図9における21秒〜22秒付近のピークと、図10における20秒〜本体21秒付近のピークとが、分析成分であるs−HbA1cの吸光度ピークである。
次に、分析システムA1および本分析方法の作用について説明する。
図9および図10に示すように、s−HbA1cの吸光度ピークは、ほぼ同じ時間帯に現れている。このs−HbA1cの吸光度ピークが現れた前後の時間帯におけるエレクトロフェログラムの形状は、図10の比較例と比べると、図9の実施例1の形状が顕著に滑らかである。言い換えると、図10のエレクトロフェログラムは、多数の微小な凹凸を含む形状となっている。また、表1に示すように、s−HbA1cの分析結果は、実施例1の方が比較例よりも標準偏差および変動係数(CV)が小さい。これらより、実施例1は、比較例よりも再現性に優れるといえる。この差異について、発明者らが検討した結果、実施例1においては、除去工程S11で混合試料Smがフィルタ24を通過していることにより、混合試料Smに含まれる前記副成分(たとえば脂質)と前記陰極性基含有化合物としてのコンドロイチン硫酸との凝集物が除去されていることに起因するという知見が得られた。即ち、除去工程S11を実施する前には、混合試料Sm中に前記凝集物が認められたのに対し、除去工程S11を実施した後は、混合試料Sm中の前記凝集物がほとんど認められなかった。そして、発明者らは、電気泳動においては、前記凝集物が図10における微小な凹凸、すなわちノイズとしてエレクトロフェログラムに現れるとの結論に至った。このような凝集物が除去されたことから、実施例1の再現性が高められたと考えられる。また、測定結果の平均値が実施例1と比較例とで異なっており、この点については、実施例1の平均値の信頼性がより高いと考えられる。したがって、分析システムA1および本分析方法によれば、分析精度を向上させることができる。
本分析方法の電気泳動工程S5においては、混合試料Smを連続的に供給した状態で、電気泳動を行う。このため、たとえば、キャピラリー管27に供給される混合試料Smを所定量に定量する必要がない。混合試料Smの定量を行う分析方法では、定量のための比較的複雑な機構を備えることが強いられる。本分析方法および分析システムA1においては、混合試料Smの定量を行う必要が無いため、分析チップ2を比較的小型に構成することができる。これは、分析チップ2をディスポーザブルタイプの分析チップとして使用するのに有利である。
導入槽23の導入経路である導入槽23の開口部にフィルタ24を設けることにより、導入工程S4と除去工程S11とを並行して行うことができる。また、フィルタ24は、ディスポーザブルタイプである分析チップ2に設けられているため、ある分析が終了すると分析チップ2とともに廃棄される。これにより、前記凝集物の除去に用いられたフィルタ24が分析装置1に残存することがなく、複数回の本分析方法を手際よく、清潔な状態で行うことができる。
なお、上述した構成とは異なり、フィルタ24は、導入槽23への導入経路に適宜設けることができる。たとえば、混合槽22と導入槽23とが流路によって連結された構成においては、前記流路の途中、あるいは前記流路と前記混合槽22または導入槽23との接続部に、フィルタ24を設けることができる。混合槽22において生成された混合試料Smは、前記流路を通じて混合槽22から導入槽23へと導入される際に、フィルタ24によって前記凝集物が除去される。
また、前記凝集物を構成する前記副成分は、たとえば高脂血症の患者から採取された血液において脂質である場合が高頻度であると想定されるが、前記副成分の具体例は脂質に限定されない。前記副成分としては、血液をはじめとする試料Saに含まれる前記分析成分以外の成分であって、前記陰極性基含有化合物と凝集しうるあらゆる成分が該当しうる。
図11および図12は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図11は、本発明の第2実施形態に基づく分析システムを示すシステム概略図である。図12は、本実施形態の分析方法を示すフロー図である。
図11に示すように、分析システムA2は、分析装置1、分析チップ2、希釈液槽71、混合槽Tmおよび遠心分離器Csを備えている。
分析装置1は、上述した実施形態と異なり、希釈液槽71およびフィルタ24を備えていない。それ以外の分析装置1の構成は、上述した分析システムA1における分析装置1と同様である。
本実施形態においては、希釈液Ldを貯蔵する希釈液槽71が分析装置1外に設けられている。また、分析装置1外に、混合槽Tmが設けられている。
遠心分離器Csは、分析システムA2を用いた本実施形態の分析方法において、除去工程S11を実施するためのものであり、本発明で言う除去部(遠心分離手段)の一例である。遠心分離器Csとしては、たとえば血液を対象とする遠心分離処理を行う機器が適宜採用される。
図12に示すように、本実施形態の分析方法においては、試料採取工程S1、混合工程S2、除去工程S11、泳動液充填工程S3、導入工程S4および電気泳動工程S5の順で実行される。
図11に示す試料Saを採取した後に、混合槽Tmに試料Saと希釈液槽71から所定量の希釈液Ldとを分注する。混合槽Tmにおいて試料Saと希釈液Ldとを混合する混合工程S2を行う。これにより、混合試料Smが得られる。次いで、所定量の混合試料Smを所定の容器に採取し、あるいは混合槽Tmに貯蔵した状態で、遠心分離器Csに装填する。遠心分離器Csによる遠心分離処理により、混合試料Sm内において、前記副成分(脂質)と前記陰極性基含有化合物(コンドロイチン硫酸)との凝集物が底部に沈殿する(除去工程S11)。続いて、前記凝集物の沈殿領域から混合試料Smの液面側に離間した領域から所定量の混合試料Smを採取し、分析チップ2の導入槽23に導入する(導入工程S4)。また、泳動液充填工程S3を行っておく。この後は、上述した内容の電気泳動工程S5を実施する。
<実施例2>
分析システムA2を用いた本実施形態の実施例(便宜上、実施例2とする)について説明する。本実施例においては、除去工程S11にて、遠心分離器Csを用いて8000Gで10分間の遠心分離処理を混合試料Smに施した。その他の条件は、上述した実施例1および比較例と同様である。実施例2によって得られたエレクトロフェログラムを図13に示す。また、実施例2および上述した比較例のs−HbA1cの分析結果の同時再現性評価結果を表2に示す。
図13の実施例2のエレクトロフェログラムと図10の比較例のエレクトロフェログラムとを比べると、実施例2のエレクトロフェログラムには、凝集物に起因すると想定されるノイズが顕著に少なく、実施例1のエレクトロフェログラムと同等であることが分かる。また、表2に示すように、実施例2の標準偏差およびCVは、比較例よりも小さく、実施例2が再現性に優れるといえる。なお、実施例1と実施例2とは、比較例とくらべると、平均値が近い値であり、標準偏差およびCVがともに小さい値である。
本発明に係る分析方法および分析システムは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る分析方法および分析システムの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
濾過手段は、分析チップ2に内蔵されるフィルタ24に限定されず、たとえば、分析システムA2におけるCsに代えて、所定のフィルタを備えた濾過手段が分析装置1外に設けられた構成であってもよい。また、濾過手段および遠心分離手段は、本発明における除去部の例示であり、上述した電気泳動法においてエレクトロフェログラムなどの結果にノイズを生じさせ得る凝集物等の不要物を適切に除去可能な構成であれば種々の機構を採用することができる。
A1,A2 分析システム
Cs 遠心分離器
Sa 試料
Sm 混合試料
Ld 希釈液
Lm 泳動液
Tm 混合槽
1 分析装置
2 分析チップ
21 本体
22 混合槽
23 導入槽
24 フィルタ
25 排出槽
26 電極槽
27 キャピラリー管
28 連絡流路
31,32 電極
41 光源
42 光学フィルタ
43 レンズ
44 スリット
5 検出器
6 分注器
61 ポンプ
71 希釈液槽
72 泳動液槽
8 制御部
S1 試料採取工程
S2 混合工程
S3 泳動液充填工程
S4 導入工程
S5 電気泳動工程
S11 除去工程

Claims (13)

  1. キャピラリー電気泳動法による試料の分析方法であって、
    試料と陰極性基含有化合物とを混合することにより混合試料を生成する工程と、
    前記試料の成分のうち分析対象である分析成分以外の副成分と前記陰極性基含有化合物との凝集物を前記混合試料から除去する工程と、
    キャピラリー管中において、前記混合試料が連続的に供給されている状態で前記分析成分と陰極性基含有化合物とが結合した複合体を電気泳動する工程と、を含む、分析方法。
  2. 前記除去する工程においては、濾過によって前記凝集物を除去する、請求項1に記載の分析方法。
  3. 前記除去する工程においては、遠心分離によって前記凝集物を除去する、請求項1に記載の分析方法。
  4. 前記陰極性基含有化合物が、陰極性基含有多糖類である、請求項1ないし3のいずれかに記載の分析方法。
  5. 前記陰極性基含有多糖類が、硫酸化多糖類、カルボン酸化多糖類、スルホン酸化多糖類およびリン酸化多糖類からなる群から選択される少なくとも一つの多糖類である、請求項4に記載の分析方法。
  6. 前記硫酸化多糖類が、コンドロイチン硫酸である、請求項5に記載の分析方法。
  7. 前記分析成分が、ヘモグロビンである、請求項1ないし6のいずれかに記載の分析方法。
  8. 前記副成分が、脂質である、請求項7に記載の分析方法。
  9. キャピラリー電気泳動法による試料の分析システムであって、
    試料と陰極性基含有化合物とを混合することにより混合試料を生成する混合部と、
    前記試料の成分のうち分析対象である分析成分以外の副成分と前記陰極性基含有化合物との凝集物を前記混合試料から除去する除去部と、
    キャピラリー管を有し、該キャピラリー管中において、前記混合試料が連続的に供給されている状態で前記分析成分と陰極性基含有化合物とが結合した複合体を電気泳動する分析部と、を備える、分析システム。
  10. 前記除去部が、濾過手段を有する、請求項9に記載の分析システム。
  11. 前記キャピラリー管、該キャピラリー管の一端に繋がる導入槽および前記キャピラリー管の他端に繋がる排出槽を有するディスポーザブルタイプの分析チップを備えており、
    前記濾過手段が、前記分析チップにおける前記導入槽への導入経路に設けられている、請求項10に記載の分析システム。
  12. 前記混合部が、前記分析チップに形成された混合槽である、請求項11に記載の分析システム。
  13. 前記除去部が、遠心分離手段を有する、請求項9に記載の分析システム。
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