JP2016057134A - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースの表面が絶縁性を有しているコンデンサにおける各端子の誤接続の有無を検査する。【解決手段】陽極アルミ箔211aおよび陰極アルミ箔211bを巻回した柱状体と、柱状体を覆うケースと、各アルミ箔211a,211bにそれぞれ接続された陽極端子213aおよび陰極端子213bとを有するコンデンサ200が搭載対象に搭載された状態において、搭載対象の陽極用ランド101aおよび陰極用ランド101bと各端子213a,213bとの誤接続の有無を検査可能に構成され、各アルミ箔211a,211bに対向して配置された検査用電極12が信号生成部の第1出力部Op1に接続されると共に、陰極端子213bが信号生成部の第2出力部Op2に接続され、かつ陽極端子213aがガード電位Gに接続された状態で測定された陰極端子213bと検査用電極12との間の静電容量Cの測定値に基づいて誤接続の有無を検査する検査部を備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、搭載対象に搭載されたコンデンサにおける各端子の誤接続の有無を検査する検査装置および検査方法に関するものである。
この種の検査装置として、下記特許文献1において出願人が開示した極性判別装置が知られている。この極性判別装置は、回路基板に搭載された電解コンデンサの2つのリード端子の極性(各リード端子が正しく接続されているか否か)を判別可能に構成されている。この極性判別装置では、各リード端子が接続されている回路基板の各パターン(導体パターン)に対して、各リード端子が正規の状態で接続されているときの極性に合致する極性で直流電圧を加え、その際に電解コンデンサの金属ケースに接触させているプローブを介して取り出した電流を測定する。次いで、測定した電流の電流値に基づいて、電解コンデンサの各リード端子の極性(各リード端子が正しく接続されているか否か)を判別する。
特公平4−80529号公報(第3−4頁、第1−3図)
ところが、上記の極性判別装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この極性判別装置では、電解コンデンサの金属ケースに接触させているプローブを介して取り出した電流を測定し、その電流値に基づいて、電解コンデンサの各リード端子の極性を判別している。しかしながら、近年、基板に実装される電解コンデンサの多くは、金属ケースの表面が絶縁性を有している(絶縁性材料によって表面がコーティングされている)ため、金属ケースに対してプローブを電気的に接続させることができないことがある。このため、上記の極性判別装置では、このような電解コンデンサの極性の判別が困難となっており、その改善が望まれている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ケースの表面が絶縁性を有しているコンデンサについても、そのコンデンサにおける各端子の誤接続の有無を検査し得る検査装置および検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、シート状の電解質体を挟んで陽極用のシート体および陰極用のシート体を重ね合わせた状態で柱状に巻回した柱状体と、当該柱状体を覆うケースと、前記各シート体にそれぞれ接続されて前記ケースの外部に引き出された陽極用の端子および陰極用の端子とを有するコンデンサが、搭載対象における陽極用の被接続部および陰極用の被接続部に前記各端子がそれぞれ接続されて搭載された状態において、極性が反転した状態で前記各被接続部と前記各端子とが接続された誤接続の有無を検査可能に構成された検査装置であって、前記各端子が接続された前記各被接続部を介して前記各シート体に供給する検査用信号を生成する信号生成部と、前記各シート体のシート面に対向する対向状態で配置可能な検査用電極と、前記検査用信号が供給されているときに前記各シート体のいずれか一方と前記検査用電極との間の静電容量を測定する測定部と、当該測定部によって測定された前記静電容量の測定値に基づいて前記誤接続の有無を検査する検査部とを備え、前記検査部は、前記対向状態で配置された前記検査用電極が前記信号生成部の第1出力部および第2出力部のいずれか一方に接続されると共に、前記各被接続部のいずれか一方が前記第1出力部および前記第2出力部の他方に接続され、かつ前記各被接続部の他方が前記第1出力部と同電位のガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値と予め規定された規定値との比較結果に基づいて前記誤接続の有無を検査する検査処理を実行する。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第1出力部に接続されると共に、前記陰極用の被接続部が前記第2出力部に接続され、かつ前記陽極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値以下のときに前記誤接続が生じていると判定する。
また、請求項3記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第1出力部に接続されると共に、前記陽極用の被接続部が前記第2出力部に接続され、かつ前記陰極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値を超えるときに前記誤接続が生じていると判定する。
また、請求項4記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第2出力部に接続されると共に、前記陰極用の被接続部が前記第1出力部に接続され、かつ前記陽極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値以下のときに前記誤接続が生じていると判定する。
また、請求項5記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第2出力部に接続されると共に、前記陽極用の被接続部が前記第1出力部に接続され、かつ前記陰極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値を超えるときに前記誤接続が生じていると判定する。
また、請求項6記載の検査方法は、シート状の電解質体を挟んで陽極用のシート体および陰極用のシート体を重ね合わせた状態で柱状に巻回した柱状体と、当該柱状体を覆うケースと、前記各シート体にそれぞれ接続されて前記ケースの外部に引き出された陽極用の端子および陰極用の端子とを有するコンデンサが、搭載対象における陽極用の被接続部および陰極用の被接続部に前記各端子がそれぞれ接続されて搭載された状態において、極性が反転した状態で前記各被接続部と前記各端子とが接続された誤接続の有無を検査する検査方法であって、前記各シート体のシート面に対向する対向状態で配置した検査用電極を前記信号生成部の第1出力部および第2出力部のいずれか一方に接続すると共に、前記各被接続部のいずれか一方を前記第1出力部および前記第2出力部の他方に接続し、かつ前記各被接続部の他方を前記第1出力部と同電位のガード電位に接続した状態で、前記各端子が接続された前記各被接続部を介して前記各シート体に検査用信号を供給して前記各シート体のいずれか一方と前記検査用電極との間の静電容量を測定し、当該測定した静電容量の測定値と予め規定された規定値との比較結果に基づいて前記誤接続の有無を検査する。
請求項1記載の検査装置、および請求項6記載の検査方法では、各シート体のシート面に対向するように配置した検査用電極を信号生成部の第1出力部および第2出力部のいずれか一方に接続すると共に、各被接続部のいずれか一方を第1出力部および第2出力部の他方に接続し、かつ各被接続部の他方を第1出力部と同電位のガード電位に接続した状態で検査用信号を供給して各シート体のいずれか一方と検査用電極との間の静電容量を測定し、静電容量の測定値と規定値との比較結果に基づいてコンデンサの各端子と各被接続部との誤接続の有無を検査する。このため、この検査装置および検査方法によれば、コンデンサのケースにプローブを接触させることなく誤接続の有無を検査することができる。したがって、この検査装置および検査方法によれば、ケースの表面が絶縁性を有しているコンデンサについても、コンデンサにおける各端子と各被接続部との誤接続の有無を確実に検査することができる。
また、請求項2記載の検査装置では、検査処理において、検査用電極が第1出力部に接続されると共に、陰極用の被接続部が第2出力部に接続され、かつ陽極用の被接続部がガード電位に接続されている状態において測定された測定値が規定値以下のときに誤接続が生じていると判定する。このため、この検査装置によれば、測定値と規定値との比較が簡潔で、明確な比較結果を得ることができるため、誤接続が生じているか否かを正確かつ容易に確実に明確に判定することができる。
また、請求項3記載の検査装置では、検査処理において、検査用電極が第1出力部に接続されると共に、陽極用の被接続部が第2出力部に接続され、かつ陰極用の被接続部がガード電位に接続されている状態において測定された測定値が規定値を超えるときに誤接続が生じていると判定する。このため、この検査装置によれば、測定値と規定値との比較が簡潔で、明確な比較結果を得ることができるため、誤接続が生じているか否かを正確かつ容易に確実に明確に判定することができる。
また、請求項4記載の検査装置では、検査処理において、検査用電極が第2出力部に接続されると共に、陰極用の被接続部が第1出力部に接続され、かつ陽極用の被接続部がガード電位に接続されている状態において測定された測定値が規定値以下のときに誤接続が生じていると判定する。このため、この検査装置によれば、測定値と規定値との比較が簡潔で、明確な比較結果を得ることができるため、誤接続が生じているか否かを正確かつ容易に確実に明確に判定することができる。
また、請求項5記載の検査装置では、検査処理において、検査用電極が第2出力部に接続されると共に、陽極用の被接続部が第1出力部に接続され、かつ陰極用の被接続部がガード電位に接続されている状態において測定された測定値が規定値を超えるときに誤接続が生じていると判定する。このため、この検査装置によれば、測定値と規定値との比較が簡潔で、明確な比較結果を得ることができるため、誤接続が生じているか否かを正確かつ容易に確実に明確に判定することができる。
検査装置1の構成を示す構成図である。 回路基板100およびコンデンサ200の構成を示す断面図である。 コンデンサ200を筒体221側から見た斜視図である。 コンデンサ200を板体222側から見た斜視図である。 コンデンサ200の分解斜視図である。 検査用電極12を回路基板100に配置した状態の斜視図である。 検査方法を説明する第1の説明図である。 検査方法を説明する第2の説明図である。 第2の構成および方法を説明する第1の説明図である。 第2の構成および方法を説明する第2の説明図である。 第3の構成および方法を説明する第1の説明図である。 第3の構成および方法を説明する第2の説明図である。 第4の構成および方法を説明する第1の説明図である。 第4の構成および方法を説明する第2の説明図である。
以下、検査装置および検査方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、検査装置1の構成について説明する。図1に示す検査装置1は、検査装置の一例であって、後述する検査方法に従い、例えば、図2に示す回路基板100(搭載対象)に搭載されたコンデンサ200(図3,4も参照)における陽極端子213a(陽極用の端子)および陰極端子213b(陰極用の端子:以下、陽極端子213aと陰極端子213bとを区別しないときには「端子213」ともいう)と、回路基板100における陽極用ランド101a(陽極用の被接続部の一例)および陰極用ランド101b(陰極用の被接続部の一例:以下、陽極用ランド101aと陰極用ランド101bとを区別しないときには「ランド101」ともいう)とが極性が反転した状態で接続された「誤接続」の有無を検査可能に構成されている。
ここで、コンデンサ200は、表面実装型(回路基板100の表面に設けられているランド101に端子213を接続するタイプ)の電解コンデンサであって、図5に示すように、電解質シート212(シート状の電解質)を挟んで陽極アルミ箔211a(陽極用のシート体の一例)および陰極アルミ箔211b(陰極用のシート体の一例:以下、陽極アルミ箔211aと陰極アルミ箔211bとを区別しないときには「アルミ箔211」ともいう)を重ね合わせた状態で柱状に巻回した柱状体210と、柱状体210を覆うケース220と、陽極アルミ箔211aに接続された陽極端子213aと、陰極アルミ箔211bに接続された陰極端子213bとを備えて構成されている。また、ケース220は、上部が閉塞されて底部が開口されている金属製(一例として、アルミニウム製)の筒体221と、筒体221の底部に固定される非導電性を有する(例えば樹脂製の)板体222とを備えて構成されている。この場合、筒体221の表面は、絶縁性材料によって表面がコーティングされて、絶縁性を有している。また、各端子213は、ケース220の底部(板体222)を貫通してケース220の外部に引き出されて、板体222の下面で折り曲げられている(図4参照)。
また、このコンデンサ200では、図5,7に示すように、陰極アルミ箔211bが陽極アルミ箔211aよりも外周側に位置するように、柱状体210が構成されている。また、このコンデンサ200は、図2に示すように、回路基板100の表面に設けられている陽極用ランド101aおよび陰極用ランド101bに、ケース220の底部(板体222の下面)に露出している各端子213をそれぞれ接続して例えば半田付けによって固定することで、回路基板100に搭載される。
一方、検査装置1は、図1に示すように、信号生成部11、検査用電極12、移動機構13、測定部14、処理部15およびプローブ16を備えて構成されている。
信号生成部11は、処理部15の制御に従い、後述する検査処理において、コンデンサ200の各端子213が接続されている各ランド101に接触している各プローブ16および各ランド101を介して各アルミ箔211に供給する検査用信号Sとしての交流電圧を生成する。また、信号生成部11には、図1に示すように、第1出力部Op1、第2出力部Op2および第3出力部Op3が設けられている。この場合、第3出力部Op3は、信号生成部11の内部において、第1出力部Op1と同電位(詳細には第1出力部Op1の電位と同電位)のガード電位Gに設定されている(同図参照)。
検査用電極12は、図6に示すように、一例として、円筒状に形成されて、コンデンサ200を取り囲むように配置可能に構成されている。この場合、検査用電極12がコンデンサ200を取り囲んだ状態では、検査用電極12の内面がコンデンサ200の柱状体210を構成する各アルミ箔211のシート面(外面:図5において柱状体210の外側となる面)に対向する状態(以下、この状態を「対向状態」ともいう)となる。
移動機構13は、処理部15の制御に従って一対のプローブ16を移動させることにより、各ランド101に各プローブ16をそれぞれ接触させる。また、移動機構13は、処理部15の制御に従って検査用電極12を移動させることにより、コンデンサ200を取り囲むように検査用電極12を配置する。
測定部14は、処理部15の制御に従い、検査用電極12とコンデンサ200における各アルミ箔211のいずれか一方との間の静電容量C(図7参照)を測定する測定処理を実行する。この場合、測定部14は、測定処理において、アルミ箔211に検査用信号Sとしての交流電圧が供給されているときに、その交流電圧の供給によって信号生成部11の第1出力部Op1と第2出力部Op2との間に流れる交流電流を検出し、その電流値と、交流電圧の電圧値と、交流電圧および交流電流の位相差に基づき、第1出力部Op1に接続される検査用電極12と、第1出力部Op1とは異なる第2出力部Op2に接続されるアルミ箔211(各アルミ箔211のいずれか一方)との間の静電容量Cを測定する。
処理部15は、信号生成部11、移動機構13および測定部14を制御する。また、処理部15は、検査部として機能し、測定部14によって測定された静電容量Cの測定値Cmに基づき、回路基板100に搭載されているコンデンサ200における各端子213の誤接続の有無を検査する検査処理を実行する。
この場合、処理部15は、検査処理において、対向状態で配置された検査用電極12が信号生成部11の第1出力部Op1(第1出力部および第2出力部のいずれか一方の一例)に接続されると共に、陰極用ランド101b(各ランド101のいずれか一方の一例)が信号生成部11の第2出力部Op2(第1出力部および第2出力部の他方)に接続され、かつ陽極用ランド101a(各ランド101の他方)が信号生成部11の第1出力部Op1と同電位に設定されたガード電位G(図1に示す第3出力部Op3)に接続されている状態(図7参照)において測定された測定値Cmが、予め規定された規定値Cr(例えば、0Fよりもやや大きい値)以下のときに誤接続が生じていると判定し、測定値Cmが規定値Crを超えているときには誤接続が生じていないと判定する。
次に、検査装置1を用いて、図2に示すように回路基板100に搭載されているコンデンサ200における各端子213の誤接続の有無を検査する検査方法について説明する。
まず、検査対象のコンデンサ200が装着された回路基板100を図外の保持具に保持させる。次いで、図外の操作部を操作して、検査の開始を指示する。これに応じて、処理部15が、移動機構13を制御して、陽極用ランド101aおよび陰極用ランド101bに一対のプローブ16をそれぞれ接触させる。この場合、陽極用ランド101aに接触させるプローブ16は、信号生成部11の第1出力部Op1と同電位に設定されたガード電位Gに接続され、陰極用ランド101bに接触させるプローブ16は、信号生成部11の第2出力部Op2に接続されているものとする。
また、処理部15は、移動機構13を制御して、検査用電極12を移動させ、図6に示すように、コンデンサ200を取り囲むように検査用電極12を配置させる。この場合、検査用電極12は、信号生成部11の第1出力部Op1に接続されているものとする。
続いて、処理部15は、信号生成部11を制御して検査用信号Sとしての交流電圧を生成させる。この際に、各プローブ16および各ランド101を介してコンデンサ200のアルミ箔211に交流電圧が供給される。次いで、処理部15は、測定部14を制御して、測定処理を実行させる。
この測定処理では、測定部14は、アルミ箔211に対する交流電圧の供給によって信号生成部11の第1出力部Op1と第2出力部Op2との間に流れる交流電流を検出し、その電流値と、交流電圧の電圧値と、交流電圧および交流電流の位相差に基づき、第1出力部Op1に接続される検査用電極12と、第1出力部Op1とは異なる第2出力部Op2に接続されるアルミ箔211(各アルミ箔211のいずれか一方)との間の静電容量Cを測定する。
続いて、処理部15は、検査処理を実行する。この検査処理では、処理部15は、測定部14によって測定された静電容量Cの測定値Cmと予め規定された規定値Cr(例えば、0Fよりもやや大きい値)とを比較して、その比較結果(測定値Cmが規定値Cr以上か否か)に基づいてコンデンサ200における各端子213の誤接続の有無を検査する。
ここで、図7に示すように、コンデンサ200の陽極端子213aが回路基板100の陽極用ランド101aに接続され、コンデンサ200の陰極端子213bが回路基板100の陰極用ランド101bに接続されている、つまり、コンデンサ200の各端子213が正しい極性で各ランド101にそれぞれ接続されているとする(以下、この接続状態を「正接続状態」ともいう)。このときには、同図に示すように、陰極用ランド101bに接続された陰極端子213bを介して、陰極アルミ箔211bが信号生成部11の第2出力部Op2に接続されて、陽極用ランド101aに接続された陽極端子213aを介して、陽極アルミ箔211aが信号生成部11の第1出力部Op1と同電位のガード電位Gに接続されることとなる。また、コンデンサ200を取り囲むように配置されている検査用電極12は、信号生成部11の第1出力部Op1に接続されている。なお、図7および後述する図8〜図14では、各アルミ箔211を概略的に図示し、ケース220(筒体221)の図示を省略している。
また、図7に示すように、このコンデンサ200では、陰極アルミ箔211bが最外周に位置している。このため、第2出力部Op2に接続された陰極アルミ箔211bと第1出力部Op1に接続された検査用電極12とが、ガード電位Gに接続された陽極アルミ箔211aを介することなく対向している。この結果、正接続状態で検査用信号Sが供給されたときには、同図に示すように、陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間の静電容量Cによって第2出力部Op2に接続された陰極アルミ箔211bと第1出力部Op1に接続された検査用電極12との間に電流Iが流れ、測定部14によって陰極アルミ箔211b(各アルミ箔211のいずれか一方であって、検査用電極12に接続されている第1出力部Op1とは異なる第2出力部Op2に接続されるアルミ箔211)と第1出力部Op1に接続された検査用電極12との間の静電容量Cが測定される。
このため、各端子213が正しい極性で各ランド101に接続された正接続状態のときには、測定部14によって測定される静電容量Cの測定値Cmが、陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間の静電容量Cに応じた値(0Fよりも大きな値)となる。したがって、処理部15は、測定値Cmが規定値Cr(例えば、0Fよりもやや大きい値)を超えているときには、誤接続が生じていないと判定する。
一方、図8に示すように、コンデンサ200の陽極端子213aが回路基板100の陰極用ランド101bに接続され、コンデンサ200の陰極端子213bが回路基板100の陽極用ランド101aに接続されている、つまり、コンデンサ200の各端子213が逆極性(極性が反転した状態)で各ランド101に接続されているとする(以下、この接続状態を「誤接続状態」ともいう)。このときには、同図に示すように、陰極用ランド101bに接続された陽極端子213aを介して、陽極アルミ箔211aが信号生成部11の第2出力部Op2に接続されて、陽極用ランド101aに接続された陰極端子213bを介して、陰極アルミ箔211bがガード電位Gに接続されることとなる。また、検査用電極12は、信号生成部11の第1出力部Op1に接続されている。
この場合、この誤接続状態では、上記した正接続状態とは異なり、図8に示すように、第2出力部Op2に接続された陽極アルミ箔211aと第1出力部Op1に接続された検査用電極12との間に、第1出力部Op1と同電位のガード電位Gに接続された陰極アルミ箔211bが存在している(陽極アルミ箔211aと検査用電極12とが直接対向してはいない)。この結果、誤接続状態で検査用信号Sが供給されたときには、陽極アルミ箔211aと陰極アルミ箔211bとの間の静電容量により、第2出力部Op2に接続された陽極アルミ箔211aとガード電位Gに接続された陰極アルミ箔211bとの間に電流が流れ、陽極アルミ箔211aと検査用電極12との間(信号生成部11の第1出力部Op1と第2出力部Op2との間)には電流が流れない(または、ほとんど流れない)状態となり、測定部14によって測定される陽極アルミ箔211a(各アルミ箔211のいずれか一方であって、検査用電極12に接続されている第1出力部Op1とは異なる第2出力部Op2に接続されるアルミ箔211)と検査用電極12との間の静電容量Cの測定値Cmが0F(または、ほぼ0F)となる。
このため、各端子213が逆極性(極性が反転した状態)で各ランド101に接続されている誤接続状態のときには、測定部14によって測定される静電容量Cの測定値Cmが、上記した規定値Cr以下となる。したがって、処理部15は、測定値Cmが規定値Cr以下のときには、誤接続が生じていると判定する。
この場合、この検査装置1および検査方法では、コンデンサ200のケース220にプローブを接触させることなく、誤接続の有無を検査することが可能となっている。このため、この検査装置1および検査方法によれば、ケース220の表面が絶縁性を有しているコンデンサ200についても、コンデンサ200における各端子213と回路基板100(搭載対象)のランド101(被接続部)との誤接続の有無を確実に検査することが可能となっている。
次いで、処理部15は、結果を図外の表示部に表示させて検査処理を終了する。
このように、この検査装置1および検査方法では、各アルミ箔211のシート面に対向するように配置した検査用電極12を信号生成部11の第1出力部Op1(第1出力部および第2出力部のいずれか一方)に接続すると共に、陰極用ランド101b(各ランド101のいずれか一方)を信号生成部11の第2出力部Op2(第1出力部および第2出力部の他方)に接続し、かつ陽極用ランド101a(各ランド101の他方)を第1出力部Op1と同電位のガード電位Gに接続した状態で検査用信号Sを供給して各アルミ箔211のいずれか一方と検査用電極12との間の静電容量Cを測定し、その測定値Cmと規定値Crとの比較結果に基づいてコンデンサ200の各端子213と回路基板100の各ランド101との誤接続の有無を検査する。このため、この検査装置1および検査方法によれば、コンデンサ200のケース220にプローブを接触させることなく誤接続の有無を検査することができる。したがって、この検査装置1および検査方法によれば、ケース220の表面が絶縁性を有しているコンデンサ200についても、コンデンサ200における各端子213と回路基板100のランド101との誤接続の有無を確実に検査することができる。
また、この検査装置1および検査方法では、検査処理において、検査用電極12を第1出力部Op1に接続すると共に、陰極用ランド101bを第2出力部Op2に接続し、かつ陽極用ランド101aをガード電位Gに接続している状態において測定した測定値Cmが規定値Cr以下のときに誤接続が生じていると判定する。このため、この検査装置1および検査方法によれば、測定値Cmと規定値Crとの比較が簡潔で明確な比較結果を得ることができるため、誤接続が生じているか否かを正確かつ容易に確実に明確に判定することができる。
なお、検査装置、検査方法および測定対象は、上記の構成、方法および測定対象に限定されない。例えば、検査用電極12を信号生成部11の第1出力部Op1に接続すると共に、陰極用ランド101bを信号生成部11の第2出力部Op2に接続し、かつ陽極用ランド101aをガード電位G(第1出力部Op1と同電位)に接続して検査処理を実行する例について上記したが、検査用電極12および各ランド101と各電位(第2出力部Op2、第1出力部Op1およびガード電位G)との接続形態を次のように規定する構成および方法を採用することもできる。
まず、図9に示すように、検査用電極12を第1出力部Op1に接続すると共に、陽極用ランド101aを第2出力部Op2に接続し、かつ陰極用ランド101bをガード電位Gに接続する構成および方法を採用することができる。この場合、同図に示すように、正接続状態のときには、第2出力部Op2に接続された陽極アルミ箔211aと第1出力部Op1に接続された検査用電極12との間に、ガード電位Gに接続された陰極アルミ箔211bが存在しているため、陽極アルミ箔211aと陰極アルミ箔211bとの間の静電容量により、陽極アルミ箔211aと陰極アルミ箔211bとの間に電流が流れ、陽極アルミ箔211a(第2出力部Op2)と検査用電極12(第1出力部Op1)との間には電流が流れない状態となる。このため、測定部14によって測定される第2出力部Op2に接続された陽極アルミ箔211aと第1出力部Op1に接続された検査用電極12との間の静電容量Cの測定値Cmが0F(または、ほぼ0F)となる。
一方、図10に示すように、誤接続状態のときには、第2出力部Op2に接続された陰極アルミ箔211bと第1出力部Op1に接続された検査用電極12とが、ガード電位Gに接続された陽極アルミ箔211aを介することなく対向しているため、陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間の静電容量Cによって陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間に電流Iが流れ、測定部14によって測定される静電容量Cの測定値Cmが、陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間の静電容量Cに応じた値となる。したがって、処理部15は、測定値Cmが規定値Cr以下のときには、誤接続が生じていない(正接続状態である)と判定し、測定値Cmが規定値Crを超えているときには、誤接続が生じていると判定する。
また、図11に示すように、検査用電極12を第2出力部Op2に接続すると共に、陽極用ランド101aをガード電位Gに接続し、かつ陰極用ランド101bを第1出力部Op1に接続する構成および方法を採用することができる。この場合、同図に示すように、正接続状態のときには、第2出力部Op2に接続された検査用電極12と第1出力部Op1に接続された陰極端子213bとが、ガード電位Gに接続された陽極アルミ箔211aを介することなく対向しているため、陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間の静電容量Cによって検査用電極12と陰極アルミ箔211bとの間に電流Iが流れ、測定部14によって測定される静電容量Cの測定値Cmが、陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間の静電容量Cに応じた値となる。
一方、図12に示すように、誤接続状態のときには、第2出力部Op2に接続された検査用電極12と第1出力部Op1に接続された陽極アルミ箔211aとの間に、ガード電位Gに接続された陰極アルミ箔211bが存在しているため、検査用電極12と陰極アルミ箔211bとの間の静電容量Cにより、検査用電極12と陰極アルミ箔211bとの間に電流が流れ、検査用電極12(第2出力部Op2)と陽極アルミ箔211a(第1出力部Op1)との間には電流が流れない状態となる。このため、測定部14によって測定される第1出力部Op1に接続された陽極アルミ箔211aと第2出力部Op2に接続された検査用電極12との間の測定値Cmが0F(または、ほぼ0F)となる。したがって、処理部15は、測定値Cmが規定値Cr以下のときには、誤接続が生じていると判定し、測定値Cmが規定値Crを超えているときには、誤接続が生じていない(正接続状態である)と判定する。
また、図13に示すように、検査用電極12を第2出力部Op2に接続すると共に、陽極用ランド101aを第1出力部Op1に接続し、かつ陰極用ランド101bをガード電位Gに接続する構成および方法を採用することができる。この場合、同図に示すように、正接続状態のときには、第2出力部Op2に接続された検査用電極12と第1出力部Op1に接続された陽極アルミ箔211aとの間に、ガード電位Gに接続された陰極アルミ箔211bが存在しているため、検査用電極12と陰極アルミ箔211bとの間の静電容量Cにより、検査用電極12と陰極アルミ箔211bとの間に電流が流れ、検査用電極12(第2出力部Op2)と陽極アルミ箔211a(第1出力部Op1)との間には電流が流れない状態となる。このため、測定部14によって測定される第1出力部Op1に接続された陽極アルミ箔211aと第2出力部Op2に接続された検査用電極12との間の測定値Cmが0F(または、ほぼ0F)となる。
一方、図14に示すように、誤接続状態のときには、第2出力部Op2に接続された検査用電極12と第1出力部Op1に接続された陰極端子213bとが、ガード電位Gに接続された陽極アルミ箔211aを介することなく対向しているため、検査用電極12と陰極アルミ箔211bとの間の静電容量Cによって検査用電極12(第2出力部Op2)と陰極アルミ箔211b(第1出力部Op1)との間に電流Iが流れ、測定部14によって測定される静電容量Cの測定値Cmが、陰極アルミ箔211bと検査用電極12との間の静電容量Cに応じた値となる。したがって、処理部15は、測定値Cmが規定値Cr以下のときには、誤接続が生じていない(正接続状態である)と判定し、測定値Cmが規定値Crを超えているときには、誤接続が生じていると判定する。
上記した各接続形態で検査用電極12および各ランド101と各電位とを接続して検査処理を実行する各構成および方法においても、コンデンサ200のケース220にプローブを接触させることなく誤接続の有無を検査することができるため、ケース220の表面が絶縁性を有しているコンデンサ200についても、コンデンサ200における各端子213と回路基板100のランド101との誤接続の有無を確実に検査することができる。
また、筒状の検査用電極12を用いる例について上記したが、検査用電極12の形状は円筒状に限定されない。例えば、断面が多角形の筒状をなす検査用電極や、筒を縦割りにした形状(樋状)の検査用電極を用いる構成および方法を採用することもできる。また、板状の検査用電極を用いる構成および方法を採用することもできる。
また、測定値Cmと規定値Crとの比較結果として、測定値Cmが規定値Cr以下のとき(または、規定値Crを超えるとき)に誤接続が生じていると判定する例について上記したが、例えば、規定値Crに対する測定値Cmの比率が予め決められた値以上(または、以下)のときに誤接続が生じていると判定する構成および方法を採用することもできる。
また、ケース220の表面が絶縁性を有しているコンデンサ200を検査対象とした例について上記したが、ケース220の表面が絶縁性を有していないコンデンサ200についても、上記した例と同様にして誤接続の有無を検査することができる。
また、交流電圧を検査用信号Sとして用いる例について上記したが、直流信号(例えば、直流定電流)を検査用信号Sとして用いる構成および方法を採用することもできる。この場合、直流定電流を用いる構成では、例えば、各アルミ箔211のいずれか一方および検査用電極12に直流定電流を供給して、両者間(各アルミ箔211のいずれか一方と検査用電極12との間)の電圧を測定し、直流定電流の供給開始からの時間経過に伴う電圧の変化に基づいて両者間の静電容量Cを測定することで(特開2010−54229号公報参照)、上記した各効果を実現することができる。
また、一般的に、回路基板100には、形状(外径や高さ)が互いに異なる複数種類のコンデンサ200が搭載されている。このため、コンデンサ200の形状に合わせた複数種類の検査用電極12を備え、検査対象のコンデンサ200の形状に応じて検査用電極12を交換して使用する構成および方法を採用することもできる。また、形状(内径や高さ)を調整(変更)可能な構造の検査用電極12を備え、検査対象のコンデンサ200の形状に応じて検査用電極12の形状を調整する構成および方法を採用することもできる。
1 検査装置
11 信号生成部
12 検査用電極
14 測定部
15 処理部
200 コンデンサ
210 柱状体
211a 陽極アルミ箔
211b 陰極アルミ箔
212 電解質シート
213a 陽極端子
213b 陰極端子
220 ケース
221 筒体
222 板体
100 回路基板
101a 陽極用ランド
101b 陰極用ランド
Cm 測定値
Cr 規定値
G ガード電位
Op1 第1出力部
Op2 第2出力部
S 検査用信号

Claims (6)

  1. シート状の電解質体を挟んで陽極用のシート体および陰極用のシート体を重ね合わせた状態で柱状に巻回した柱状体と、当該柱状体を覆うケースと、前記各シート体にそれぞれ接続されて前記ケースの外部に引き出された陽極用の端子および陰極用の端子とを有するコンデンサが、搭載対象における陽極用の被接続部および陰極用の被接続部に前記各端子がそれぞれ接続されて搭載された状態において、極性が反転した状態で前記各被接続部と前記各端子とが接続された誤接続の有無を検査可能に構成された検査装置であって、
    前記各端子が接続された前記各被接続部を介して前記各シート体に供給する検査用信号を生成する信号生成部と、前記各シート体のシート面に対向する対向状態で配置可能な検査用電極と、前記検査用信号が供給されているときに前記各シート体のいずれか一方と前記検査用電極との間の静電容量を測定する測定部と、当該測定部によって測定された前記静電容量の測定値に基づいて前記誤接続の有無を検査する検査部とを備え、
    前記検査部は、前記対向状態で配置された前記検査用電極が前記信号生成部の第1出力部および第2出力部のいずれか一方に接続されると共に、前記各被接続部のいずれか一方が前記第1出力部および前記第2出力部の他方に接続され、かつ前記各被接続部の他方が前記第1出力部と同電位のガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値と予め規定された規定値との比較結果に基づいて前記誤接続の有無を検査する検査処理を実行する検査装置。
  2. 前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第1出力部に接続されると共に、前記陰極用の被接続部が前記第2出力部に接続され、かつ前記陽極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値以下のときに前記誤接続が生じていると判定する請求項1記載の検査装置。
  3. 前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第1出力部に接続されると共に、前記陽極用の被接続部が前記第2出力部に接続され、かつ前記陰極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値を超えるときに前記誤接続が生じていると判定する請求項1記載の検査装置。
  4. 前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第2出力部に接続されると共に、前記陰極用の被接続部が前記第1出力部に接続され、かつ前記陽極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値以下のときに前記誤接続が生じていると判定する請求項1記載の検査装置。
  5. 前記検査部は、前記検査処理において、前記検査用電極が前記第2出力部に接続されると共に、前記陽極用の被接続部が前記第1出力部に接続され、かつ前記陰極用の被接続部が前記ガード電位に接続されている状態において測定された前記測定値が前記規定値を超えるときに前記誤接続が生じていると判定する請求項1記載の検査装置。
  6. シート状の電解質体を挟んで陽極用のシート体および陰極用のシート体を重ね合わせた状態で柱状に巻回した柱状体と、当該柱状体を覆うケースと、前記各シート体にそれぞれ接続されて前記ケースの外部に引き出された陽極用の端子および陰極用の端子とを有するコンデンサが、搭載対象における陽極用の被接続部および陰極用の被接続部に前記各端子がそれぞれ接続されて搭載された状態において、極性が反転した状態で前記各被接続部と前記各端子とが接続された誤接続の有無を検査する検査方法であって、
    前記各シート体のシート面に対向する対向状態で配置した検査用電極を前記信号生成部の第1出力部および第2出力部のいずれか一方に接続すると共に、前記各被接続部のいずれか一方を前記第1出力部および前記第2出力部の他方に接続し、かつ前記各被接続部の他方を前記第1出力部と同電位のガード電位に接続した状態で、前記各端子が接続された前記各被接続部を介して前記各シート体に検査用信号を供給して前記各シート体のいずれか一方と前記検査用電極との間の静電容量を測定し、当該測定した静電容量の測定値と予め規定された規定値との比較結果に基づいて前記誤接続の有無を検査する検査方法。
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