JP2016057021A - コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】第1ヘッダタンクの下端閉鎖部材と、第2ヘッダタンクに接続された上端の熱交換管との干渉を防止しうるコンデンサを提供する。【解決手段】コンデンサ1の一端側に配置された第1ヘッダタンク3と第2ヘッダタンク4との間にスペーサ25を配置して両ヘッダタンク3,4にろう付する。スペーサ25が、両ヘッダタンク3,4間に位置して両ヘッダタンク3,4の筒状体16,17にろう付された本体部分26と、本体部分26に連結部27を介して一体に設けられかつ第1ヘッダタンク3の筒状体16の下端開口内に嵌め入れられた閉鎖部材21とを備えている。第1ヘッダタンク3の筒状体16に連結部27を嵌め入れる切り欠き28を形成し、スペーサ25の閉鎖部材21を筒状体16の下端開口内に嵌め入れるとともに連結部27を切り欠き28内に嵌め入れた状態で、閉鎖部材21および連結部27を筒状体16にろう付する。【選択図】図2

Description

この発明は、たとえば自動車に搭載される冷凍サイクルであるカーエアコンに好適に用いられるコンデンサに関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1の上下、左右を上下、左右というものとする。
たとえばカーエアコンのコンデンサとして、本出願人は、先に、凝縮部および過冷却部が、前者が上側に位置するように設けられており、長手方向を左右方向に向けた状態で上下方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間に配置され、かつ通風方向にのびる波頂部、通風方向にのびる波底部、および波頂部と波底部とを連結する連結部からなるコルゲートフィンと、長手方向を上下方向に向けた状態で配置されかつ熱交換管の両端部が接続された複数のヘッダタンクとを備え、左右いずれか一端部側に、上側から連続して並んだ複数の熱交換管が接続された第1ヘッダタンクと、下側から連続して並んだ残りの熱交換管が接続された第2ヘッダタンクとが、第2ヘッダタンクが第1ヘッダタンクよりも左右方向外側に位置するように設けられ、第1ヘッダタンクおよび第2ヘッダタンクが、それぞれ両端が開口した筒状体と、筒状体の上下両端開口を閉鎖する閉鎖部材とを有し、第2ヘッダタンクの下端が第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置するとともに同上端が第1ヘッダタンクの下端よりも上方に位置しており、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも上方に突出した部分と第1ヘッダタンクとの間にスペーサが配置されて第1および第2ヘッダタンクに接合され、第1ヘッダタンクに凝縮部の全熱交換管が接続され、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置する部分に過冷却部の全熱交換管が接続されているコンデンサを提案した(特許文献1参照)。
ところで、特許文献1記載のコンデンサにおいては、第1ヘッダタンクの筒状体の下端開口を閉鎖する閉鎖部材は、筒状体の下端部に嵌め被せられて筒状体にろう付されている。
しかしながら、隣り合う熱交換管どうしの間隔が小さくなってフィン高さが低くなった場合、第1ヘッダタンクの下端閉鎖部材と、過冷却部の上端の熱交換管との間のクリアランスを十分に確保することができなくなる。したがって、第1ヘッダタンクの下端閉鎖部材と、過冷却部の上端の熱交換管とが干渉し、コンデンサの組み立て作業が面倒になるおそれがある。
特開2012−247148号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、隣り合う熱交換管どうしの間隔が小さくなってフィン高さが低くなった場合においても、第1ヘッダタンクの下端閉鎖部材と、第2ヘッダタンクに接続された上端の熱交換管との干渉を防止しうるコンデンサを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)長手方向を左右方向に向けた状態で上下方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間に配置されたフィンと、長手方向を上下方向に向けた状態で配置されかつ熱交換管の両端部が接続された複数のヘッダタンクとを備え、左右いずれか一端部側に、上側から連続して並んだ複数の熱交換管が接続された第1ヘッダタンクと、下側から連続して並んだ残りの熱交換管が接続された第2ヘッダタンクとが、第2ヘッダタンクが第1ヘッダタンクよりも左右方向外側に位置するように設けられ、第2ヘッダタンクの下端が第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置するとともに同上端が第1ヘッダタンクの下端よりも上方に位置しており、第1ヘッダタンクおよび第2ヘッダタンクが、それぞれ両端が開口した筒状体と、筒状体の上下両端開口を閉鎖する閉鎖部材とを有し、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも上方に突出した部分と第1ヘッダタンクとの間にスペーサが配置され、スペーサが、第1および第2ヘッダタンクに接合されているコンデンサにおいて、
スペーサが、第1ヘッダタンクと第2ヘッダタンクとの間に位置しかつ両ヘッダタンクの筒状体の外周面に接合された本体部分と、本体部分に連結部を介して一体に設けられ、かつ第1ヘッダタンクの筒状体内に嵌め入れられて当該筒状体の下端開口を閉鎖する板状の閉鎖部材とを備えており、スペーサの閉鎖部材が筒状体内に嵌め入れられた状態で、スペーサの閉鎖部材および連結部が第1ヘッダタンクの筒状体に接合されているコンデンサ。
2)第1ヘッダタンクの筒状体に、その下端から上方に向かってスペーサの連結部を嵌め入れる切り欠きが形成され、スペーサの閉鎖部材が筒状体の下端開口内に嵌め入れられるとともに連結部が切り欠き内に嵌め入れられた状態で、スペーサの閉鎖部材および連結部が第1ヘッダタンクの筒状体に接合されている上記1)記載のコンデンサ。
3)スペーサの本体部分が、第1ヘッダタンクの筒状体の外周面に面接触しかつ第1ヘッダタンクの筒状体に接合された第1接合面と、第2ヘッダタンクの筒状体の外周面に面接触しかつ第2ヘッダタンクの筒状体に接合された第2接合面とを有し、スペーサの本体部分に、第1接合面と第2接合面との間を通じさせる連通路が貫通状に形成されており、第1ヘッダタンクの筒状体におけるスペーサの本体部分の第1接合面が接合された部分に、第1ヘッダタンク内を外部に通じさせる連通口が形成され、第2ヘッダタンクの筒状体におけるスペーサの本体部分の第2接合面が接合された部分に、第2ヘッダタンク内を外部に通じさせる連通口が形成されており、スペーサの本体部分の連通路の一端開口が第1ヘッダタンクの筒状体の連通口に通じるとともに、同他端開口が第2ヘッダタンクの筒状体の連通口に通じている上記1)または2)記載のコンデンサ。
4)凝縮部および過冷却部が、前者が上側に位置するように設けられており、第1ヘッダタンクに凝縮部の全熱交換管が接続され、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置する部分に過冷却部の全熱交換管が接続され、第2ヘッダタンクが受液部を兼ねており、第1ヘッダタンクに凝縮部出口ヘッダ部が設けられ、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置する部分に過冷却部入口ヘッダ部が設けられ、第1ヘッダタンクの筒状体の連通口が、凝縮部出口ヘッダ部内を外部に通じさせるようになっているとともに、第2ヘッダタンクの筒状体の連通口が、第2ヘッダタンク内における過冷却部入口ヘッダ部よりも上方の部分を外部に通じさせるようになっている上記3)記載のコンデンサ。
上記1)〜4)のコンデンサによれば、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも上方に突出した部分と第1ヘッダタンクとの間に配置されたスペーサが、第1ヘッダタンクと第2ヘッダタンクとの間に位置しかつ両ヘッダタンクの筒状体の外周面に接合された本体部分と、本体部分に連結部を介して一体に設けられ、かつ第1ヘッダタンクの筒状体内に嵌め入れられて当該筒状体の下端開口を閉鎖する板状の閉鎖部材とを備えており、スペーサの閉鎖部材が筒状体内に嵌め入れられた状態で、スペーサの閉鎖部材および連結部が第1ヘッダタンクの筒状体に接合されているので、隣り合う熱交換管どうしの間隔が小さくなってフィン高さが低くなった場合においても、第1ヘッダタンクの下端閉鎖部材と、第2ヘッダタンクに接続された上端の熱交換管との間に比較的大きなクリアランスを形成することができ、下端閉鎖部材と第2ヘッダタンクに接続された上端の熱交換管との干渉を防止することができる。したがって、第1ヘッダタンクの下端閉鎖部材がスペーサと一体に設けられていることと相俟って、コンデンサの組み立て作業を容易に行うことができる。
しかも、第1ヘッダタンクの下端閉鎖部材と、第2ヘッダタンクに接続された上端の熱交換管との間に比較的大きなクリアランスを形成することができるので、当該クリアランスに、第2ヘッダタンクに接続された上端の熱交換管に対する犠牲腐食機能を有する防食部材が配置することが可能になり、当該熱交換管への孔食の発生、および当該孔食に起因する冷媒の洩れが防止される。
この発明のコンデンサの全体構成を示す正面図である。 図1のコンデンサの要部の構成を示す部分拡大垂直断面図である。 図1のコンデンサの要部の構成を示す部分拡大斜視図である。 図1のコンデンサに用いられるスペーサの斜視図である。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
また、以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
図1はこの発明のコンデンサの全体構成を示し、図2および図3は図1のコンデンサの要部の構成を示し、図4は図1のコンデンサに用いられるスペーサを示す。
図1において、コンデンサ(1)には、凝縮部(1A)および過冷却部(1B)が、前者が上側に位置するように設けられており、幅方向を通風方向(図1の表裏方向)に向けるとともに長手方向を左右方向に向けた状態で上下方向に間隔をおいて配置された複数のアルミニウム製扁平状熱交換管(2)と、長手方向を上下方向に向けて配置されるとともに熱交換管(2)の左右両端部がろう付により接続された3つのアルミニウム製ヘッダタンク(3)(4)(5)と、隣り合う熱交換管(2)どうしの間および上下両端の外側に配置されて熱交換管(2)にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィン(6)と、上下両端のコルゲートフィン(6)の外側に配置されてコルゲートフィン(6)にろう付されたアルミニウム製サイドプレート(7)とを備えている。
コンデンサ(1)の凝縮部(1A)および過冷却部(1B)には、それぞれ上下に連続して並んだ複数の熱交換管(2)からなる少なくとも1つ、ここでは1つの熱交換パス(P1)(P2)が設けられている。各熱交換パス(P1)(P2)を構成する全ての熱交換管(2)の冷媒流れ方向が同一となっているとともに、隣り合う2つの熱交換パス(P1)(P2)の熱交換管(2)の冷媒流れ方向が異なっている。ここで、凝縮部(1A)の熱交換パス(P1)を第1熱交換パスといい、過冷却部(1B)の熱交換パス(P2)を第2熱交換パスというものとする。第2熱交換パス(P2)の熱交換管(2)の長さは第1熱交換パス(P1)の熱交換管(2)の長さよりも長くなっている。
コンデンサ(1)の右端側には、凝縮部(1A)に設けられた第1熱交換パス(P1)の全熱交換管(2)の右端部がろう付により接続された第1ヘッダタンク(3)と、過冷却部(1B)に設けられた第2熱交換パス(P2)の全熱交換管(2)の右端部がろう付により接続された第2ヘッダタンク(4)とが、第2ヘッダタンク(4)が左右方向外側(右側)に位置するように別個に設けられている。第2ヘッダタンク(4)の上端は第1ヘッダタンク(3)の下端よりも上方、ここでは第1ヘッダタンク(3)の上端とほぼ同一高さ位置にある。また、第2ヘッダタンク(4)の下端は第1ヘッダタンク(3)の下端よりも下方に位置しており、第2ヘッダタンク(4)における第1ヘッダタンク(3)の下端よりも下方に位置する部分に、第2熱交換パス(P2)を構成する熱交換管(2)がろう付により接続されている。第2ヘッダタンク(4)は、凝縮部(1A)で凝縮した液相主体冷媒を貯留するとともに液相主体冷媒を過冷却部(1B)に供給する受液部の機能を有している。
コンデンサ(1)の左端部側には、第1および第2熱交換パス(P1)(P2)を構成するすべての熱交換管(2)が接続される第3ヘッダタンク(5)が配置されている。第3ヘッダタンク(5)の横断面形状は第2ヘッダタンク(4)と同一である。第3ヘッダタンク(5)内は、第1熱交換パス(P1)と第2熱交換パス(P2)との間の高さ位置に設けられたアルミニウム製仕切部材(8)により上下2つの区画(5a)(5b)に分割されている。第3ヘッダタンク(5)の上側区画(5a)に冷媒入口(図示略)が形成されるとともに、下側区画(5b)に冷媒出口(図示略)が形成されており、第3ヘッダタンク(5)に、冷媒入口に通じる冷媒入口部材(9)および冷媒出口に通じる冷媒出口部材(11)がろう付されている。
コンデンサ(1)において、第1ヘッダタンク(3)、第3ヘッダタンク(5)の上側区画(5a)および第1熱交換パス(P1)により冷媒を凝縮させる凝縮部(1A)が形成され、第2ヘッダタンク(4)における第1ヘッダタンク(3)の下端よりも下方に突出した部分、第3ヘッダタンク(5)の下側区画(5b)および第2熱交換パス(P2)により冷媒を過冷却する過冷却部(1B)が形成され、第1熱交換パス(P1)が冷媒を凝縮させる冷媒凝縮パスとなっているとともに、第2熱交換パス(P2)が冷媒を過冷却する冷媒過冷却パスとなっている。
そして、第3ヘッダタンク(5)の上側区画(5a)の全体に、凝縮部(1A)の第1熱交換パス(P1)の冷媒流れ方向上流側端部が通じる凝縮部入口ヘッダ部(12)が設けられ、第1ヘッダタンク(3)の全体に、凝縮部(1A)の第1熱交換パス(P1)の冷媒流れ方向下流側端部が通じる凝縮部出口ヘッダ部(13)が設けられ、第2ヘッダタンク(4)における第1ヘッダタンク(3)の下端よりも下方に位置する部分に、過冷却部(1B)の第2熱交換パス(P2)の冷媒流れ方向上流側端部が通じる過冷却部入口ヘッダ部(14)が設けられ、第3ヘッダタンク(5)の下側区画(5b)の全体に、過冷却部(1B)の第2熱交換パス(P2)の冷媒流れ方向下流側端部が通じる過冷却部出口ヘッダ部(15)が設けられている。
第1ヘッダタンク(3)、第2ヘッダタンク(4)および第3ヘッダタンク(5)は、それぞれ上下両端が開口したアルミニウム製筒状体(16)(17)(18)と、筒状体(16)(17)(18)の上下両端開口を閉鎖する閉鎖部材(19)(21)(22)(23)(24)とからなる。第1ヘッダタンク(3)の上端閉鎖部材(19)、第2ヘッダタンク(4)のいずれか一方の閉鎖部材(22)または(23)、および第3ヘッダタンク(5)の上下両端閉鎖部材(24)は、アルミニウムからなるキャップ状であって、筒状体(16)(17)(18)の端部に嵌め被せられて筒状体(16)(17)(18)にろう付されている。第2ヘッダタンク(4)のいずれか他方の閉鎖部材(23)または(22)はアルミニウムからなり、筒状体(17)に着脱自在に取り付けられている。
第1ヘッダタンク(3)の下端寄りの部分と、第2ヘッダタンク(4)における過冷却部入口ヘッダ部(14)よりも上側の部分との間にアルミニウム製スペーサ(25)が配置されるとともに両ヘッダタンク(3)(4)にろう付されている。
図2〜図4に示すように、スペーサ(25)は、第1ヘッダタンク(3)と第2ヘッダタンク(4)との間に位置しかつ両ヘッダタンク(3)(4)の筒状体(16)(17)の外周面にろう付された本体部分(26)と、本体部分(26)に連結部(27)を介して一体に設けられ、かつ第1ヘッダタンク(3)の筒状体(16)の下端開口内に嵌め入れられて当該下端開口を閉鎖する板状の閉鎖部材(21)とを備えている。
第1ヘッダタンク(3)の筒状体(16)における右側部分に、その下端から上方に向かってスペーサ(25)の連結部(27)を嵌め入れる切り欠き(28)が形成されており、閉鎖部材(21)が筒状体(16)の下端開口内に嵌め入れられるとともに連結部(27)が切り欠き(28)内に嵌め入れられた状態で、閉鎖部材(21)および連結部(27)が第1ヘッダタンク(3)の筒状体(16)にろう付されている。
スペーサ(25)の本体部分(26)は、第1ヘッダタンク(3)の筒状体(16)の外周面に面接触しかつ第1ヘッダタンク(3)の筒状体(16)にろう付された第1接合面(29)と、第2ヘッダタンク(4)の筒状体(17)の外周面に面接触しかつ第2ヘッダタンク(4)の筒状体(17)にろう付された第2接合面(31)とを有する。スペーサ(25)の本体部分(26)に、第1接合面(29)と第2接合面(31)との間を通じさせる連通路(32)が貫通状に形成されている。第1ヘッダタンク(3)の筒状体(16)におけるスペーサ(25)の本体部分(26)の第1接合面(29)がろう付された部分に、第1ヘッダタンク(3)内を外部に通じさせる連通口(33)が形成され、第2ヘッダタンク(4)の筒状体(17)におけるスペーサ(25)の本体部分(26)の第2接合面(31)がろう付された部分に、第2ヘッダタンク(4)内を外部に通じさせる連通口(34)が形成されており、スペーサ(25)の本体部分(26)の連通路(32)の一端開口が第1ヘッダタンク(3)の筒状体(16)の連通口(33)に通じるとともに、同他端開口が第2ヘッダタンク(4)の筒状体(17)の連通口(34)に通じている。したがって、第1ヘッダタンク(3)の凝縮部出口ヘッダ部(13)内と、第2ヘッダタンク(4)内における過冷却部入口ヘッダ部(14)よりも上方の部分とが、スペーサ(25)を介して通じさせられている。
なお、図示は省略したが、第2ヘッダタンク(4)内には、通気性および通液性を有する材料からなる袋状の乾燥剤収納容器や、フィルタなどが配置されている。
コンデンサ(1)は、圧縮機、膨張弁(減圧器)およびエバポレータとともに冷凍サイクルを構成し、カーエアコンとして車両に搭載される。
上述した構成のコンデンサ(1)を備えたカーエアコンにおいて、圧縮機により圧縮された高温高圧の気相冷媒が、冷媒入口部材(9)および冷媒入口を通って第3ヘッダタンク(5)の凝縮部入口ヘッダ部(12)内に流入し、第1熱交換パス(P1)の熱交換管(3)内を右方に流れて第1ヘッダタンク(3)の凝縮部出口ヘッダ部(13)内に流入する。
第1ヘッダタンク(3)の凝縮部出口ヘッダ部(13)内に流入した冷媒は、筒状体(16)の連通口(33)、スペーサ(25)の連通路(32)および筒状体(17)の連通口(34)を通って第2ヘッダタンク(4)内に流入する。
第2ヘッダタンク(4)内に流入した冷媒は気液混相冷媒であり、当該気液混相冷媒のうち液相主体冷媒は重力により第2ヘッダタンク(4)の下部、すなわち過冷却部入口ヘッダ部(14)に溜まる。過冷却部入口ヘッダ部(14)内に溜まった冷媒は、第2熱交換パス(P2)の熱交換管(2)内に入り、熱交換管(2)内を左方に流れる間に過冷却された後、第3ヘッダタンク(5)の過冷却部出口ヘッダ部(15)内に入り、冷媒出口および冷媒出口部材(11)を通って流出し、膨張弁を経てエバポレータに送られる。
図1に示すコンデンサ(1)において、凝縮部(1A)に、上下に連続して並んだ複数の熱交換管(2)からなる複数の熱交換パスが上下に並んで設けられたり、過冷却部(1B)に、上下に連続して並んだ複数の熱交換管(2)からなる複数の熱交換パスが設けられることもある。凝縮部(1A)に複数の熱交換パスが上下に並んで設けられる場合、上端の熱交換パスから下端の熱交換パスに向かって冷媒が順次流れるように、第1ヘッダタンク(3)内および第3ヘッダタンク(5)内は、適当な高さ位置に設けられた仕切部材により複数の区画に分割され、第1ヘッダタンク(3)の下端の区画が凝縮部出口ヘッダ部(13)となる。また、過冷却部(1B)に複数の熱交換パスが上下に並んで設けられる場合、上端の熱交換パスから下端の熱交換パスに向かって冷媒が順次流れるように、第2ヘッダタンク(4)の第1ヘッダタンク(3)下端よりも下方の部分内、および第3ヘッダタンク(5)の下側区画(5b)内は、適当な高さ位置に設けられた仕切部材により複数の区画に分割され、第2ヘッダタンク(4)の第1ヘッダタンク(3)下端よりも下方の部分における上端の区画が過冷却部入口ヘッダ部となる。
この発明によるコンデンサは、自動車に搭載されるカーエアコンに好適に用いられる。
(1):コンデンサ
(1A):凝縮部
(1B):過冷却部
(2):熱交換管
(3):第1ヘッダタンク
(4):第2ヘッダタンク
(5):第3ヘッダタンク
(6):コルゲートフィン
(13):凝縮部出口ヘッダ部
(14):過冷却部入口ヘッダ部
(16)(17):筒状体
(19)(21)(22)(23):閉鎖部材
(25):スペーサ
(26):本体部分
(27):連結部
(28):切り欠き
(29):第1接合面
(31):第2接合面
(32):連通路
(33)(34):連通口

Claims (4)

  1. 長手方向を左右方向に向けた状態で上下方向に間隔をおいて配置された複数の熱交換管と、隣り合う熱交換管どうしの間に配置されたフィンと、長手方向を上下方向に向けた状態で配置されかつ熱交換管の両端部が接続された複数のヘッダタンクとを備え、左右いずれか一端部側に、上側から連続して並んだ複数の熱交換管が接続された第1ヘッダタンクと、下側から連続して並んだ残りの熱交換管が接続された第2ヘッダタンクとが、第2ヘッダタンクが第1ヘッダタンクよりも左右方向外側に位置するように設けられ、第2ヘッダタンクの下端が第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置するとともに同上端が第1ヘッダタンクの下端よりも上方に位置しており、第1ヘッダタンクおよび第2ヘッダタンクが、それぞれ両端が開口した筒状体と、筒状体の上下両端開口を閉鎖する閉鎖部材とを有し、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも上方に突出した部分と第1ヘッダタンクとの間にスペーサが配置され、スペーサが、第1および第2ヘッダタンクに接合されているコンデンサにおいて、
    スペーサが、第1ヘッダタンクと第2ヘッダタンクとの間に位置しかつ両ヘッダタンクの筒状体の外周面に接合された本体部分と、本体部分に連結部を介して一体に設けられ、かつ第1ヘッダタンクの筒状体内に嵌め入れられて当該筒状体の下端開口を閉鎖する板状の閉鎖部材とを備えており、スペーサの閉鎖部材が筒状体内に嵌め入れられた状態で、スペーサの閉鎖部材および連結部が第1ヘッダタンクの筒状体に接合されているコンデンサ。
  2. 第1ヘッダタンクの筒状体に、その下端から上方に向かってスペーサの連結部を嵌め入れる切り欠きが形成され、スペーサの閉鎖部材が筒状体の下端開口内に嵌め入れられるとともに連結部が切り欠き内に嵌め入れられた状態で、スペーサの閉鎖部材および連結部が第1ヘッダタンクの筒状体に接合されている請求項1記載のコンデンサ。
  3. スペーサの本体部分が、第1ヘッダタンクの筒状体の外周面に面接触しかつ第1ヘッダタンクの筒状体に接合された第1接合面と、第2ヘッダタンクの筒状体の外周面に面接触しかつ第2ヘッダタンクの筒状体に接合された第2接合面とを有し、スペーサの本体部分に、第1接合面と第2接合面との間を通じさせる連通路が貫通状に形成されており、第1ヘッダタンクの筒状体におけるスペーサの本体部分の第1接合面が接合された部分に、第1ヘッダタンク内を外部に通じさせる連通口が形成され、第2ヘッダタンクの筒状体におけるスペーサの本体部分の第2接合面が接合された部分に、第2ヘッダタンク内を外部に通じさせる連通口が形成されており、スペーサの本体部分の連通路の一端開口が第1ヘッダタンクの筒状体の連通口に通じるとともに、同他端開口が第2ヘッダタンクの筒状体の連通口に通じている請求項1または2記載のコンデンサ。
  4. 凝縮部および過冷却部が、前者が上側に位置するように設けられており、第1ヘッダタンクに凝縮部の全熱交換管が接続され、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置する部分に過冷却部の全熱交換管が接続され、第2ヘッダタンクが受液部を兼ねており、第1ヘッダタンクに凝縮部出口ヘッダ部が設けられ、第2ヘッダタンクにおける第1ヘッダタンクの下端よりも下方に位置する部分に過冷却部入口ヘッダ部が設けられ、第1ヘッダタンクの筒状体の連通口が、凝縮部出口ヘッダ部内を外部に通じさせるようになっているとともに、第2ヘッダタンクの筒状体の連通口が、第2ヘッダタンク内における過冷却部入口ヘッダ部よりも上方の部分を外部に通じさせるようになっている請求項3記載のコンデンサ。
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