JP2016056853A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄肉のパイプに大きな引抜力がはたらいても、パイプは縮径変形せず、確実にパイプを抜止めすることができる管継手を提供する。【解決手段】被接続パイプPの端部1が挿入される継手本体2の流路孔3には、軸心方向から見て軸心点に向かって延伸する整流板部4を一体に形成する。継手本体2には整流板部4の軸心方向外端縁4Aの近傍に径方向ネジ孔5を貫設する。流路孔3の内周面と整流板部4の間に、パイプPの端部1の最先端部1Aが差込まれる小間隙部Gを形成する。継手本体2のネジ孔5に螺合するボルト6の先端6AがパイプPの端部1に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの最先端部1Aの径内方向への変形を、整流板部4の小間隙部G側の端面4Bにて阻止するように構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、管継手に関する。
以前、本出願人は、肉厚が薄いパイプの接続に用いる管継手として、ソロバン玉型の小円盤を複数連設した小円盤連設体を螺旋状にパイプの外周面に食い込ませてパイプの抜止めをする管継手(以下、アバカスの管継手と呼ぶ場合もある)を提案した(例えば、特許文献1参照)。
しかし、パイプの内周面側には何も部材が無いので、パイプに大きな引抜力がはたらくと、薄肉のパイプが縮径変形して、小円盤連設体の食い込みが滑って、パイプが抜け出てしまうという欠点があった。また、アバカスの管継手の接続作業に於て、小円盤連設体を螺旋状に食い込ませるために、リテーナを多数回にわたって回転させねばならないという欠点もあった。
特開2001−12666号公報
解決しようとする課題は、パイプに大きな引抜力がはたらくと、薄肉のパイプが縮径変形して、小円盤連設体の食い込みが滑って、パイプが抜け出てしまう点である。また、アバカスの管継手は、製造に手間がかかり、高価な点である。また、作業能率が低いという点である。
そこで、本発明に係る管継手は、被接続パイプの端部が挿入される継手本体の流路孔には、軸心方向から見て軸心点に向かって延伸する整流板部が一体に形成され、さらに、上記継手本体には上記整流板部の軸心方向外端縁の近傍に径方向ネジ孔を貫設し、かつ、上記流路孔の内周面と上記整流板部の間に、上記パイプの端部の最先端部が差込まれる小間隙部を形成し、しかも、継手本体の上記ネジ孔に螺合するボルトの先端が上記パイプの端部に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端の食い込みに伴うパイプの最先端部の径内方向への変形を、上記整流板部の上記小間隙部側の端面にて阻止するように構成したものである。
また、被接続パイプの端部が挿入される継手本体の流路孔には、ラジアル内方向へ突出する膨出部が一体に形成され、さらに、上記継手本体には上記膨出部の軸心方向外端縁の近傍に径方向ネジ孔を貫設し、かつ、上記流路孔の内周面と上記膨出部の間に、上記パイプの端部の最先端部が差込まれる小間隙部を形成し、しかも、継手本体の上記ネジ孔に螺合するボルトの先端が上記パイプの端部に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端の食い込みに伴うパイプの最先端部の径内方向への変形を、上記膨出部の上記小間隙部側の端面にて阻止するように構成したものである。
また、被接続パイプの端部が挿入される継手本体の流路孔には、軸心方向から見て軸心点に向かって延伸する整流板部が一体に形成され、さらに、上記継手本体には上記整流板部に向かって径方向ネジ孔を貫設し、かつ、上記流路孔の内周面と上記整流板部の間に、上記パイプの端部の最先端部が差込まれる小間隙部を形成し、しかも、継手本体の上記ネジ孔に螺合するボルトの先端が上記パイプの端部に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端の食い込みに伴うパイプの端部の径内方向への局部変形を受け入れる係止用凹部を、上記整流板部の上記小間隙部側の端面に切欠状に設けたものである。
また、上記ネジ孔のネジ挿入口近傍に、上記ボルトの締結状態で流体が漏出るのを防止するための第1シールを有し、かつ、上記継手本体のパイプ挿入口近傍に、上記パイプの挿入状態で流体が漏出るのを防止するための第2シールを有するものである。
本発明の管継手によれば、ボルトとして小形のものでも十分な耐引抜力を発揮できる。つまり、薄肉のパイプに大きな引抜力がはたらいても、パイプは上記ボルトの近傍部位が変形せず、小形のボルトであっても、確実にパイプを抜止めすることができる。特に、上述した従来のアバカスの管継手の場合と比較して、3倍〜8倍の引抜力に対して抜止めすることができる。また、構造が簡易で、加工工程数が少なく、容易に製造することができ、コストダウンすることができる。また、アバカスの管継手と比較して、約40%の軽量化を図ることができる。さらに、工事未完(ボルトの締付け不十分等)の場合、ネジ孔から液体が漏出るので、工事のミス(ボルトの締忘れ)を容易に検知・発見することができる。
本発明の第1の実施の形態の使用状態を示す断面正面図である。 図1のA−A断面図である。 パイプ未挿入状態を示す断面正面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 平面図である。 要部拡大説明図である。 変形例を示す要部拡大断面図である。 第2の実施の形態を示す断面正面図である。 第3の実施の形態を示す断面正面図である。 第4の実施の形態を示す断面正面図である。 要部拡大説明斜視図である。 第5の実施の形態を示す断面正面図である。 要部断面図である。 変形例を示す要部拡大断面図である。 第6の実施の形態を示す断面正面図である。 要部断面図である。 パイプの曲部変形を示す説明斜視図である。 比較例におけるパイプの変形を示す説明斜視図である。
以下、図示の実施の形態に基づいて本発明を詳説する。
図1〜図7は、本発明の第1の実施の形態を示す。この管継手は、ステンレス、銅、プラスチック等から成る薄肉パイプP(例えば、内径 100mmに対して厚さ2mm、あるいは、内径20mmに対して厚さ1mm等)に好適である。
被接続パイプPの端部1が挿入される継手本体2の流路孔3には、軸心方向から見て軸心点Qに向かって整流板部4が一体に形成される。 180°反対のそれぞれの位置から、軸心点Qに向かって整流板部4が延伸している。
継手本体2には整流板部4の軸心方向外端縁4Aの近傍に2つの径方向ネジ孔5が貫設されている。流路孔3の内周面と整流板部4の間に、パイプPの端部1の最先端部1Aが差込まれる小間隙部Gが形成される。
継手本体2のネジ孔5に螺合するボルト6の先端6AがパイプPの端部1に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの最先端部1Aの径内方向への変形X(図19参照)を、整流板部4の小間隙部G側の端面4Bにて阻止するように構成される。パイプPは、上記端面4Bが無い場合を想定すると、(パイプPが薄肉であるので、)ボルト先端6Aの押圧力によって、図19に示す如く局部的に変形Xを生じて、ボルト先端6AがパイプPに食い込まず、パイプPがズリ抜けてしまう。これに対し、本発明では、図7に示すように、ボルト6の近傍のみを、小さな上記端面4BによってパイプPの内面から支持することで、(図19に示す)変形Xを防止し、図18と図7に示す如く、最先端部1Aを真円状に保つことができ、局部変形Zのボルト食い込みによる強力な耐引抜力が発揮できる。追加説明すれば、図7に於て、真円状の最先端部1Aが、矢印(a)→(b)→(c)の如く、変形しつつ引抜けを生ずることは、極めて難しいことが理解できるであろう。
図4と図5等に示すように、整流板部4の外周側の厚さ寸法T1 を、ラジアル内方側の厚さ寸法T2 より厚く設定する。厚さ寸法T1 をこのように設定することにより、強度が大きくなる。
ネジ孔5のネジ挿入口近傍に、ボルト6の締結状態で流体が漏出るのを防止するための第1シールS1 を有する。第1シールS1 は、硬めのガスケットが好ましい。第1シールS1 は、金属でも良い。例えば、銅その他の軟質金属から成るも良い。第1シールS1 が硬めのガスケットとすることによって、ボルト6の締付けが不十分な場合、初期検査での水漏れを容易かつ確実に発見することができる。なお、第1シールS1 がOリングでは、ボルト6の締付けが少し不十分でも水が漏出さないので、ボルト6の締付けが不十分であることを発見することができない虞れがある。継手本体2のパイプ挿入口近傍に、パイプPの挿入状態で流体が漏出るのを防止するための第2シールS2 を有する。第2シールS2 は、例えば、Oリングから成る。
図8に示すように、先端形状が曲面12を有するボルト6を用いるも良い。特に、施工の際、ボルト6の先端6A側のネジ11の一部(少なくとも一山)がパイプPに引掛かるようにすると、矢印(a)→(b)→(c)の如く、パイプPが引き抜けることを強力に阻止できる。
図9は、第2の実施の形態を示す。継手本体2には整流板部4の軸心方向外端縁4Aの近傍に4つの径方向ネジ孔5が貫設され、4本のボルト6を螺合させる構成である。すなわち、周方向に 180°異なる位置に、2本ずつのボルト6が配設されるように構成されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図10は、第3の実施の形態を示す。整流板部4が上下各々に分離している。言い換えると、整流板部4が、ラジアル方向中途までしかない構成である。その他の構成は、第2の実施の形態と同様である。
次に、第4の実施の形態について説明する(図示省略)。整流板部4を、横断面三叉状に形成しても良い。継手本体2には整流板部4の軸心方向外端縁4Aの近傍に6つの径方向ネジ孔5が貫設され、6本のボルト6を螺合させる構成である。すなわち、周方向に 120°間隔で異なる位置に、2本ずつのボルト6が配設されるように構成されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
次に、第5の実施の形態について説明する(図示省略)。整流板部4を、横断面十字状に形成しても良い。継手本体2には整流板部4の軸心方向外端縁4Aの近傍に8つの径方向ネジ孔5が貫設され、8本のボルト6を螺合させる構成である。すなわち、周方向に90°間隔で異なる位置に、2本ずつのボルト6が配設されるように構成されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
次に、第6の実施の形態について説明する(図示省略)。整流板部4が軸心領域を省略して、約 120°に3つに分離しても良い。その他の構成は、第4の実施の形態と同様である。パイプPの内径が大きい場合に好適である。
次に、第7の実施の形態について説明する(図示省略)。整流板部4が軸心領域を省略して、約90°に4つに分離しても良い。その他の構成は、第5の実施の形態と同様である。パイプPの内径が大きい場合に好適である。
図11・図12は、第8の実施の形態を示す。継手本体2には整流板部4に向かって径方向ネジ孔5が貫設されている。ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの端部1の径内方向への局部変形Zを受け入れる係止用凹部8が、整流板部4の小間隙部G側の端面4Bに切欠状に設けられる。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図13・図14は、第9の実施の形態を示す。被接続パイプPの端部1が挿入される継手本体2の流路孔3には、ラジアル内方向に突出する膨出部9が一体に形成される。膨出部9は、周方向に沿って弯曲する三日月状乃至弯曲板状に形成される。継手本体2には膨出部9の軸心方向外端縁9Aの近傍に径方向ネジ孔5を貫設し、かつ、流路孔3の内周面と膨出部9の間に、パイプPの端部1の最先端部1Aが差込まれる小間隙部Gを形成する。ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの最先端部1Aの径内方向への変形を、膨出部9の小間隙部G側の端面9Bにて阻止するように構成する。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図15に示すように、先端形状が曲面12を有するボルト6を用いるも良い。特に、施工の際、ボルト6の先端6A側のネジ11の一部(少なくとも一山)がパイプPに引掛かるようにボルト6を締めるように構成する。このようにすると、矢印(a)→(b)→(c)の方向にパイプPが一層引掛け難くなる。
図16・図17は、第10の実施の形態を示す。膨出部9は、扁平状流線型に形成される。その他の構成は、第9の実施の形態と同様である。第9の実施の形態と比較して、より軽量化することができる。
本発明の第1の実施の形態から第10の実施の形態に共通する技術思想として、次のように言うことができる。すなわち、本発明は、被接続パイプPの端部1が挿入される継手本体2の流路孔3には、軸心方向から見て上記パイプPの内面よりもラジアル内方向に突出するパイプ変形阻止部10(整流板部4、膨出部9等)が一体に形成され、さらに、継手本体2には、パイプ変形阻止部10とパイプ周方向同位置に、径方向ネジ孔5を貫設し、かつ、流路孔3の内周面とパイプ変形阻止部10の間に、パイプPの端部1の最先端部1Aが差込まれる小間隙部Gを形成し、しかも、継手本体2のネジ孔5に螺合するボルト6の先端6AがパイプPの端部1に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの最先端部1Aの径内方向への変形を、パイプ変形阻止部10の小間隙部G側の端面10B(整流板部4の端面4B、膨出部9の端面9B等)にて阻止するように構成した管継手である。
なお、ボルト6の螺進によって、先端6AがパイプPに孔を開けても、流体は漏出ない。
本発明は、設計変更可能であって、例えば、第1の実施の形態で、整流板部4が、ラジアル方向中途までしかないものとするも良い。また、エルボ管(図示省略)に対応した形状とするも良い。この場合、整流板部4を軸心方向に離れた位置に分離して設けるのが好ましい。また、整流板部4の厚さ寸法を一定とするも良い。
以上のように、本発明は、被接続パイプPの端部1が挿入される継手本体2の流路孔3には、軸心方向から見て軸心点Qに向かって延伸する整流板部4が一体に形成され、さらに、上記継手本体2には上記整流板部4の軸心方向外端縁4Aの近傍に径方向ネジ孔5を貫設し、かつ、上記流路孔3の内周面と上記整流板部4の間に、上記パイプPの端部1の最先端部1Aが差込まれる小間隙部Gを形成し、しかも、継手本体2の上記ネジ孔5に螺合するボルト6の先端6Aが上記パイプPの端部1に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの最先端部1Aの径内方向への変形を、上記整流板部4の上記小間隙部G側の端面4Bにて阻止するように構成したので、薄肉のパイプPに大きな引抜力Fがはたらいても、薄肉パイプPのラジアル内方向への変形が整流板部4で阻止されることによって、パイプPは(図19に示すように扇状に)縮径変形せず、確実にパイプPを抜止めすることができる。特に、アバカスの管継手の場合と比較して、3倍〜4倍の引抜力Fに対して抜止めすることができる。また、パイプPに局部的な変形を生ずれば良いので、ボルト6は軽く締付けることが可能である。
また、構造が簡易で、加工工程数が少なく、容易に製造することができ、コストダウンすることができる。また、アバカスの管継手と比較して、約40%の軽量化を図ることができる。さらに、工事未完(ボルト6の締忘れ、締付け不十分等)の場合、ネジ孔5から液体が漏出るので、工事のミスを容易に検知・発見することができる。特に、液漏れ初期検査の際に、複数本のボルト6のうち1本でも締忘れ等があれば、液体が漏出るので、確実にボルト6の締め忘れ等を検査できる。また、接続の後に、パイプPを取外したい場合、ボルト6を少し緩めれば、迅速・容易にパイプPを取外すことができる。
また、被接続パイプPの端部1が挿入される継手本体2の流路孔3には、ラジアル内方向へ突出する膨出部9が一体に形成され、さらに、上記継手本体2には上記膨出部9の軸心方向外端縁9Aの近傍に径方向ネジ孔5を貫設し、かつ、上記流路孔3の内周面と上記膨出部9の間に、上記パイプPの端部1の最先端部1Aが差込まれる小間隙部Gを形成し、しかも、継手本体2の上記ネジ孔5に螺合するボルト6の先端6Aが上記パイプPの端部1に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの最先端部1Aの径内方向への変形を、上記膨出部9の上記小間隙部G側の端面9Bにて阻止するように構成したので、薄肉のパイプPに大きな引抜力Fがはたらいても、薄肉パイプPのラジアル内方向への変形が膨出部9で阻止されることによって、パイプPは(図19に示すように扇状に)縮径変形せず、確実にパイプPを抜止めすることができる。特に、アバカスの管継手の場合と比較して、3倍〜4倍の引抜力Fに対して抜止めすることができる。また、パイプPに局部的な変形を生ずれば良いので、ボルト6は軽く締付けることが可能である。
また、構造が簡易で、加工工程数が少なく、容易に製造することができ、コストダウンすることができる。また、アバカスの管継手と比較して、約40%の軽量化を図ることができる。さらに、工事未完(ボルト6の締忘れ、締付け不十分等)の場合、ネジ孔5から液体が漏出るので、工事のミスを容易に検知・発見することができる。特に、液漏れ初期検査の際に、複数本のボルト6のうち1本でも締忘れ等があれば、液体が漏出るので、確実にボルト6の締め忘れ等を検査できる。また、接続の後に、パイプPを取外したい場合、ボルト6を少し緩めれば、迅速・容易にパイプPを取外すことができる。
また、被接続パイプPの端部1が挿入される継手本体2の流路孔3には、軸心方向から見て軸心点Qに向かって延伸する整流板部4が一体に形成され、さらに、上記継手本体2には上記整流板部4に向かって径方向ネジ孔5を貫設し、かつ、上記流路孔3の内周面と上記整流板部4の間に、上記パイプPの端部1の最先端部1Aが差込まれる小間隙部Gを形成し、しかも、継手本体2の上記ネジ孔5に螺合するボルト6の先端6Aが上記パイプPの端部1に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端6Aの食い込みに伴うパイプPの端部1の径内方向への局部変形Zを受け入れる係止用凹部8を、上記整流板部4の上記小間隙部G側の端面4Bに切欠状に設けたので、薄肉のパイプPに大きな引抜力Fがはたらいても、薄肉パイプPのラジアル内方向への変形が整流板部4で阻止されることによって、パイプPは(図19に示すように扇状に)縮径変形せず、確実にパイプPを抜止めすることができる。特に、アバカスの管継手の場合と比較して、3倍〜4倍の引抜力Fに対して抜止めすることができる。また、パイプPに局部的な変形を生ずれば良いので、ボルト6は軽く締付けることが可能である。
また、構造が簡易で、加工工程数が少なく、容易に製造することができ、コストダウンすることができる。また、アバカスの管継手と比較して、約40%の軽量化を図ることができる。さらに、工事未完(ボルト6の締忘れ、締付け不十分等)の場合、ネジ孔5から液体が漏出るので、工事のミスを容易に検知・発見することができる。特に、液漏れ初期検査の際に、複数本のボルト6のうち1本でも締忘れ等があれば、液体が漏出るので、確実にボルト6の締め忘れ等を検査できる。また、接続の後に、パイプPを取外したい場合、ボルト6を少し緩めれば、迅速・容易にパイプPを取外すことができる。
また、上記ネジ孔5のネジ挿入口近傍に、上記ボルト6の締結状態で流体が漏出るのを防止するための第1シールS1 を有し、かつ、上記継手本体2のパイプ挿入口近傍に、上記パイプPの挿入状態で流体が漏出るのを防止するための第2シールS2 を有するので、流体が漏出することを確実に防止することができる。
1 端部
1A 最先端部
2 継手本体
3 流路孔
4 整流板部
4A 軸心方向外端縁
4B 端面
5 (径方向)ネジ孔
6 ボルト
6A 先端
7 係止用凹窪部
8 係止用凹部
9 膨出部
9A 軸心方向外端縁
9B 端面
G 小間隙部
P (被接続)パイプ
Q 軸心点
1 第1シール
2 第2シール
Z 局部変形

Claims (4)

  1. 被接続パイプ(P)の端部(1)が挿入される継手本体(2)の流路孔(3)には、軸心方向から見て軸心点(Q)に向かって延伸する整流板部(4)が一体に形成され、さらに、上記継手本体(2)には上記整流板部(4)の軸心方向外端縁(4A)の近傍に径方向ネジ孔(5)を貫設し、かつ、上記流路孔(3)の内周面と上記整流板部(4)の間に、上記パイプ(P)の端部(1)の最先端部(1A)が差込まれる小間隙部(G)を形成し、
    しかも、継手本体(2)の上記ネジ孔(5)に螺合するボルト(6)の先端(6A)が上記パイプ(P)の端部(1)に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端(6A)の食い込みに伴うパイプ(P)の最先端部(1A)の径内方向への変形を、上記整流板部(4)の上記小間隙部(G)側の端面(4B)にて阻止するように構成したことを特徴とする管継手。
  2. 被接続パイプ(P)の端部(1)が挿入される継手本体(2)の流路孔(3)には、ラジアル内方向へ突出する膨出部(9)が一体に形成され、さらに、上記継手本体(2)には上記膨出部(9)の軸心方向外端縁(9A)の近傍に径方向ネジ孔(5)を貫設し、かつ、上記流路孔(3)の内周面と上記膨出部(9)の間に、上記パイプ(P)の端部(1)の最先端部(1A)が差込まれる小間隙部(G)を形成し、
    しかも、継手本体(2)の上記ネジ孔(5)に螺合するボルト(6)の先端(6A)が上記パイプ(P)の端部(1)に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端(6A)の食い込みに伴うパイプ(P)の最先端部(1A)の径内方向への変形を、上記膨出部(9)の上記小間隙部(G)側の端面(9B)にて阻止するように構成したことを特徴とする管継手。
  3. 被接続パイプ(P)の端部(1)が挿入される継手本体(2)の流路孔(3)には、軸心方向から見て軸心点(Q)に向かって延伸する整流板部(4)が一体に形成され、さらに、上記継手本体(2)には上記整流板部(4)に向かって径方向ネジ孔(5)を貫設し、かつ、上記流路孔(3)の内周面と上記整流板部(4)の間に、上記パイプ(P)の端部(1)の最先端部(1A)が差込まれる小間隙部(G)を形成し、
    しかも、継手本体(2)の上記ネジ孔(5)に螺合するボルト(6)の先端(6A)が上記パイプ(P)の端部(1)に食込んでパイプ抜止めを行うように構成し、上記ボルト先端(6A)の食い込みに伴うパイプ(P)の端部(1)の径内方向への局部変形(Z)を受け入れる係止用凹部(8)を、上記整流板部(4)の上記小間隙部(G)側の端面(4B)に切欠状に設けたことを特徴とする管継手。
  4. 上記ネジ孔(5)のネジ挿入口近傍に、上記ボルト(6)の締結状態で流体が漏出るのを防止するための第1シール(S1 )を有し、かつ、上記継手本体(2)のパイプ挿入口近傍に、上記パイプ(P)の挿入状態で流体が漏出るのを防止するための第2シール(S2 )を有する請求項1,2又は3記載の管継手。
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