JP2016056752A - エンジンの廃熱回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置を2つ直列に配置した場合であっても、下流側の廃熱回収装置で効率的な熱回収を行い得る装置を提供する。
【解決手段】排気通路(21)の内部に円柱状のフィン部材(2)を配置し、内部に冷却液が流れるウォージャケット(15)を有する円筒状の管(11)をフィン部材(2)の外周に設け、排気によって温度上昇するフィン部材(2)からウォータジャケット(15)を流れる冷却液に熱が伝わることでフィン部材(2)の軸に直交する断面に温度分布が生じる外周冷却型であって、フィン部材(2)に排気を常時流すことで廃熱を回収する常時回収型の廃熱回収装置(1A,1B)を2つ直列に有し、2つの廃熱回収装置(1A,1B)の間の排気通路(21)に、排気通路(21)の通路断面に生じる排気温度の不均一を均す通路断面温度均し手段(61)を設ける。
【選択図】図7

Description

この発明はエンジンの廃熱回収装置、特に外周冷却型かつ常時回収型のものに関する。
排気通路に廃熱回収装置を2つ直列に配置するものがある(特許文献1参照)。
特開平11−23093号公報
ところで、フィンアンドプレート型の熱回収器、バイパス通路、切換弁から構成される廃熱回収装置では大型化を招くため、外周冷却型かつ常時回収型のエンジンの廃熱回収装置が開発されている。この開発中の外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置では、排気通路の通路壁近くを通過する排気からしか熱を回収できないという特質を有している。このため、外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置を2つ直列に配置しただけでは、下流側の廃熱回収装置で効率的に熱回収を行うことができない。 しかしながら、上記特許文献1の技術には、外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置について一切記載がない。
そこで本発明は、外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置を2つ直列に配置した場合であっても、下流側の廃熱回収装置で効率的な熱回収を行い得る装置を提供することを目的とする。
本発明では、外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置を前提としている。ここで、廃熱回収装置には 排気通路の内部に円柱状のフィン部材を配置し、内部に冷却液が流れるウォージャケットを有する円筒状の管を前記フィン部材の外周に設けている。上記外周冷却型は、排気によって温度上昇する前記フィン部材から前記ウォータジャケットを流れる冷却液に熱が伝わることでフィン部材の軸に直交する断面に温度分布が生じるものである。上記常時回収型は、前記フィン部材に排気を常時流すことで廃熱を回収するものである。そして、本発明では、外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置を2つ直列に有し、前記2つの廃熱回収装置の間の排気通路に、通路断面に生じる温度の不均一を均す通路断面温度均し手段を設ける。
本発明によれば、排気通路の通路断面に生じる温度の不均一が通路断面温度均し手段によって均され、通路断面温度均し手段を出る排気は排気通路の通路断面に温度の不均一のないものとなる。言い換えると通路断面温度均し手段からは排気通路の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が出てくる。排気通路の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側の廃熱回収装置に入力するので、下流側の廃熱回収装置でも、上流側の廃熱回収装置と同じに排気通路の外周部から効率よく熱回収を行うことができる。
本発明の第1実施形態の廃熱回収装置の概略縦断面図である。 図1のX−X線断面図である。 比較例の廃熱回収装置の概略構成図である。 比較例の廃熱回収装置の一部を構成する熱回収器の概略断面図である。 直列に配置した比較例の廃熱回収装置及び直列に配置した第1実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。 断面中心からの距離に対する排気温度の温度分布図である。 直列に配置した第1実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。 2つの各廃熱回収装置の熱回収量の特性を重ねて示す特性図である。 エンジンの冷却装置の概略構成図である。 直列に配置した第2実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。 直列に配置した第3実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。 直列に配置した第4実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。 直列に配置した第5実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。 直列に配置した第6実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。 第6実施形態の排気マニホールド部の拡大図である。 直列に配置した第7実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態のエンジンの廃熱回収装置1の概略縦断面図、図2は図1のX−X線断面図である。
本実施形態の廃熱回収装置1は外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置である。具体的には、廃熱回収装置1はフィン部材2、金属管11から構成され、排気管21に介装される。フィン部材2の全体の形状は円柱状である。フィン部材2の軸に直交する方向の断面をみると、フィン部材2には格子状(あるいはハニカム状)に仕切られた多数の空間を有している。多数の各空間は排気流れに沿う通路3として構成されている。すなわち、格子状に仕切られた多数の通路3を排気が流れると、排気から熱をもらってフィン部材2の温度が上昇する。このようにフィン部材2は排気の熱を受けると共に、受けた熱を他の部材(ここでは金属管11)に伝える役割をするものである。
フィン部材2の材料としては単位体積当たりの比熱C’がステンレス鋼(SUS)より小さい構造用セラミクスをフィン部材2に用いる。ここで、単位体積当たりの比熱C’がステンレス鋼(SUS)より小さい構造用セラミクスとしては、SiC(炭化珪素)、AlN(窒化アルミニウム)、コージェライト等がある。ただし、これらの材料に限定されるものでない。かつ、熱伝導率κがステンレス鋼(SUS)より大きい構造用セラミクスをフィン部材2に用いる。ここで、熱伝導率κがステンレス鋼(SUS)より大きい構造用セラミクスとしては、SiC(炭化珪素)、AlN(窒化アルミニウム)、コージェライト等がある。ただし、これらの材料に限定されるものでない。
フィン部材2の外周には円筒状の金属管11を備える。金属管11の内周12にはフィン部材2の外周4が隙間なく当接している。このため、フィン部材2が受けた熱は速やかに金属管11に伝えられる。
金属管11は排気管21を切断して取り付けられる。つまり、金属管11の軸に直交する両面13,14が排気管21の切断面22,22と当接して取り付けられている。ここで、金属管11の内径は、金属管11に隣接する排気管21,21の内径と同じにされている。
金属管11の内部には、金属管11の周方向に円筒状のウォージャケット15を形成している。これによって、ウォージャケット15はフィン部材2の外周を取り囲んでいる。ウォータジャケット15の外周16には冷却液(例えば冷却水やクーラント液)の入口17と出口18が設けられている。ウォータポンプ36(図9参照)が駆動されると、このウォータポンプにより圧送される冷却液が入口17からウォータジャケット15の内部に流入し、出口18から流出する。
排気管を流れる排気によって温度上昇するフィン部材2からフィン部材2の外周にある金属管11に、さらにはウォータジャケット15内部の冷却液へと熱が伝わる。これによって、高温側のフィン部材2と低温側の冷却液との間で熱交換が行われる。フィン材2とウォータジャケット15内部の冷却液との間で熱交換が行われるとき、フィン部材2の軸心部5で最も温度が高くなり軸心部5から放射状に外周部6に向かうにつれて温度が低下する温度分布が生じる。このように、円柱状のフィン部材2の外周に冷却液を流す本実施形態の排熱回収装置1では、フィン部材2の外周が冷却されるので、「外周冷却型」といわれる。
上記円筒状のフィン部材2を排気管21の内部に設けると、通路3を仕切る壁が通気抵抗となりフィン部材2の前後で圧力損失が生じる。本実施形態では、通路3を仕切る壁を可能な限り薄く形成することで通気抵抗を小さくし、圧力損失が大きくなることがないようにしている。このため、エンジンの低負荷から高負荷までの全域でフィン部材2に排気を流すことが可能となっている。このように、本実施形態の排熱回収装置1では、フィン部材2に排気を常時流すことで廃熱を回収するので、「常時回収型」といわれる。
次に、本実施形態の廃熱回収装置1が必要になった理由を説明する。
図3は比較例の廃熱回収装置41の概略構成図、図4は廃熱回収装置41の一部を構成する熱回収器42の概略断面図である。比較例の廃熱回収装置41では、排気管21に熱回収器42を設けている。熱回収器42はフィンアンドプレート型といわれるもので、排気管21の内部に設けられる。熱回収器42は図4に示したように冷却液通路43,44a,44b,44c,44d,45とフィン46から構成されている。すなわち、一本の冷却液通路43が、入口で複数(例えば4つ)の冷却液通路44a,44b,44c,44dに分岐され、その後、一本の冷却液通路45に合流している。4つの各冷却液通路44a,44b,44c,44dの周囲には上下方向に波打つ波板状のフィン46が左右方向に並列的に5つ設けられている。この並列的に5つ設けられるフィン46の間を排気が紙面に直交する方向に流れる。ここで、各フィン46の材料としては腐食に強く耐熱性のあるステンレス鋼(SUS)が用いられている。
フィンアンドプレート型の熱回収器42では、波板状のフィン46の5つの列の直ぐ近くを分岐された各冷却液通路44a,44b,44c,44dが走り、各冷却液通路を冷却液が流れている。このように、フィン46の5つの列の直ぐ近くに冷却液が存在するので、フィン46の温度がそもそもあまり上がらないという特徴を有している。
図3に示したように、熱回収器42の上流から分岐し熱回収器42の下流に合流するバイパスする通路51が設けられ、バイパス通路51の分岐部に切換弁52を備える。切換弁52は、エンジンコントローラ55からの信号に応動し、排気の流れを排気管21とバイパス通路51のいずれかに切換えるためのものである。
排気流量が少ない領域(低負荷の領域)では、エンジンコントローラ55が切換弁52を切換えて排気の全量を排気管21に流す。すると、排気によって温度上昇する並列的に設けられた5つのフィン46と4つの各冷却液通路44a,44b,44c,44dを流れる冷却液との間で熱交換が行われ、冷却液の温度が上昇する(廃熱を回収する)。
ラジエータ32には耐熱温度が定められているため、比較例の廃熱回収装置41では、廃熱回収装置41により冷却液を加熱したくない場合がある。例えば、排気流量が多くなり(高負荷となり)廃熱回収装置41により冷却液に回収した熱で冷却液がラジエータ32の耐熱温度を超えることがあれば、ラジエータ32の性能に悪い影響を及ぼす。そこで、排気流量が多くなる(高負荷となる)と、エンジンコントローラ55が切換弁52を切換えて排気の全量をバイパス通路51に流す。これによって、廃熱回収装置41により廃熱を回収しないようにして熱回収器42の出口(45)の冷却液温度が高くなり過ぎないようにするのである。
しかしながら、比較例の廃熱回収装置41では、バイパス通路51と切換弁52を追加しなければならないため、廃熱回収装置41が大型化し、あるいはコストが上昇するという問題がある。
比較例の廃熱排熱回収装置41に対して小型化するためには、バイパス通路51及び切換弁52を無くすことである。そこで、本実施形態では、図1,図2に示した構造の外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置として、バイパス通路51及び切換弁52を無くしたわけである。
さらに説明すると、横軸を排気流量、縦軸を熱回収効率とした特性を考えると、排気流量が小さい領域(低負荷)では冷間始動後のエンジンの早期暖機のため、熱回収効率を高くしたい。一方、排気流量が大きい領域(高負荷)では熱回収は必要ないので、熱回収効率を低くしたい。このように考えると、排気流量が相対的に小さい領域で熱回収効率が相対的に高く、排気流量が相対的に大きい領域で熱回収効率が相対的に低くなる特性が望みの特性である。このため、バイパス通路51に排気の全量を流しているときのモードと、排気管21に排気の全量を流しているときのモードとの2つのモードが比較例の廃熱回収装置41にはあり、この2つのモードを切換えることで、望みの特性を得ていたわけである。
これに対して、本実施形態の廃熱回収装置1では、排気流量が相対的に小さい領域で熱回収効率が相対的に高く、排気流量が増えるほど熱回収効率が低下していく特性が得られている。本実施形態の廃熱回収装置1によれば、1つだけの特性で望みの特性を得ることができるのである。
廃熱回収装置でもう一つ考えなければならないのは圧力損失である。比較例の廃熱回収装置41では、4つの各冷却液通路44a〜44dが排気管21の内部を走り、この各冷却液通路44a〜44dが通気抵抗となっているので、排気流量が増えるほど熱回収器42の圧力損失が大きくなる。このため、圧力損失が大きくなる高負荷域では切換弁52を切換えて排気の全量をバイパス通路51に流すことで圧力損失が多くなることがないようにしていた。これに対して、本実施形態の廃熱回収装置1では圧力損失を抑えるため、通路3を仕切る壁を可能な限り薄く形成している。このため、排気流量が増えても、圧力損失が大きくなることはない。このように、本実施形態の排熱回収装置1を、外周冷却型かつ常時回収型とすることで、廃熱回収装置1の小型化が可能となっている。
さて、図5に示したように廃熱回収装置を排気管21に対して2つ直列に配置することを考える。なお、エンジンの排気通路19は、後述するように排気マニホールド20と、この排気マニホールド20に接続される排気管21とで構成されている。ここでは、主に排気管21で考える。
ここで、図5上段は上記比較例の廃熱回収装置41を排気管21に対して2つ直列に配置した場合、図5下段は上記本実施形態の廃熱回収装置1を排気管21に対して2つ直列に配置した場合を示している。比較例、本実施形態とも、排気管21の通路断面(以下単に「通路断面」ともいう。)の全体にわたって均一な温度の排気が上流側の廃熱回収装置(この上流側の廃熱回収装置を、以下「上流側廃熱回収装置」という。)41A,1Aに入力する。通路断面の全体にわたって均一な温度の排気を図5の上段及び下段では上流側廃熱回収装置41B,1Bの入口に直線状の温度分布で示している。なお、図5では、通路断面の全体にわたって均一な温度であることを「均一な温度分布」で略記している。この記載は、後述する図7,図10,図11,図12,図13,図14,図15でも用いる。
図5上段に示したように比較例の廃熱回収装置41では、排気管21の通路断面の位置を区別することなく(例えば排気管21の軸心部21aと外周部21bとを区別することなく)、排気から均一に熱回収する。このため、上流側廃熱回収装置41Aを出た排気は、排気管21の通路断面のどの位置でも変わらない温度(例えば排気管21の軸心部21aと外周部21bとで変わらない温度)となっている。つまり、上流側廃熱回収装置41Aを出た排気には、図6に破線で示したように排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)から外周部21b(通路の周辺)までほぼ同じ温度の分布が生じる。この通路断面の全体にわたって均一な温度の排気を図5上段では下流側の廃熱回収装置(この下流側の廃熱回収装置を、以下「下流側廃熱回収装置」という。)41Bの入口に直線状の温度分布で示している。つまり、比較例の各廃熱回収装置41A,41Bでは、上流側廃熱回収装置41Aと下流側廃熱回収装置41Bとで、同じ排気環境に置かれることとなる。このため、比較例の廃熱回収装置41を2つ直列に並べて設けても、2つ並べたなりの熱回収の効果が出ることとなる。
一方、図5下段に示したように本実施形態の各廃熱回収装置1A,1Bでは、排気管21の外周部21b(管壁近く)からしか熱を回収できない。つまり、上流側廃熱回収装置1Aを出た排気には、図6に実線で示したように排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)で温度が最も高く、軸心部21aから放射状に外周部21b(通路の周辺)に向かうにつれて温度が低下する不均一な温度分布が生じる。これは、外周冷却型である本実施形態の上流側廃熱回収装置1Aでは、フィン部材2Aに軸心部5で温度が最も高く、軸心部から放射状に外周部6に向かうにつれて温度が低下する不均一な温度分布が生じるためである。この通路断面に生じる不均一な温度分布の排気を図5下段では下流側廃熱回収装置1Bの入口に曲線状の温度分布で示している。なお、図5下段では、排気管21の軸心部21aで温度が最も高く、軸心部21aから放射状に外周部21bに向かうにつれて温度が低下する不均一な温度であることを「不均一な温度分布」で略記している。この記載は、後述する図7,図10,図11,図12,図13,図14,図15でも用いる。
このように、通路断面に軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布が生じた排気をそのまま下流側廃熱回収装置1Bに流入させたのでは、下流側廃熱回収装置1Bでの熱回収の効率が悪くなる。外周冷却型である下流側廃熱回収装置1Bでは、排気管21の外周部21b(管壁近く)からしか熱を回収できない。このため、外周冷却型である2つの廃熱回収装置1A,1Bを直列に配置しただけでは、下流側廃熱回収装置1Bで排気管21の外周部21bから効率的に熱を回収できないのである。
そこで、本実施形態では、上流側廃熱回収装置1Aと下流側廃熱回収装置1Bの間の排気管21に排気管21の通路断面に生じる温度の不均一を均す通路断面温度均し手段を設ける。以下、ガソリンエンジンを対象として考える。ガソリンエンジンでは排気中の有害成分を除去するための触媒61がエンジンの排気通路19(例えば排気管21)に設けられている。このため、本実施形態では、触媒61が既設であるとし、この既設の触媒61を通路断面温度均し手段として利用する。
具体的に説明する。図7は直列に配置した本実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。図7に示したように、触媒61の上流側の排気管21に上流側廃熱回収装置1Aを、触媒61の下流側の排気管21に下流側廃熱回収装置1Bを設ける。
以下、本実施形態の廃熱回収装置の場合の排気の挙動について説明する。排気管21の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力する。これを上流側廃熱回収装置1Aの入口に直線状の温度分布で示している。
通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力すると、排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)が相対的に高く外周部21b(通路の周辺)が相対的に低い不均一な温度分布の排気が上流側廃熱回収装置1Aから出る。これを上流側廃熱回収装置1Aの出口に曲線状の温度分布で示している。このような軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気が触媒61に入力すると、触媒61では通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。触媒61の出口では、排気管21の軸心部21aと外周部21bとで、つまり通路断面の全体にわたって同じ温度となるわけである。これを触媒61の出口に直線状の温度分布で示している。
触媒61で通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される理由は次の通りである。すなわち、触媒61(実際には触媒装置)が、例えばハニカム状の通路を内部に形成した円柱状の担体と、この担体に担持される三元触媒から構成されているとする。そして、三元触媒の活性化後にエンジンが理論空燃比で運転されるとする。担体の全体にわたって担持されている三元触媒により排気中の有害成分(CO、HC、NOx)の酸化反応や還元反応が行われ、これらの化学反応によって発熱する。この発熱が担体の軸方向に継続して続けば、担体の出口では担体の外周部でも排気の温度が担体の軸心部と同じ温度まで上昇するためである。
そして、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのまま流れて下流側廃熱回収装置1Bに入力する。これを下流側廃熱回収装置1Bの入口に直線状の温度分布で示している。入力する排気が、軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気であっても、その不均一な温度分布の排気が触媒61を通過することで、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気として出てくるわけである。すると、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、上流側廃熱回収装置1Aと同じに排気管21の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
なお、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力すると、軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気が下流側廃熱回収装置1Bから出る。これを下流側廃熱回収装置1Bの出口に曲線状の温度分布で示している。このように、軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気が下流側廃熱回収装置1Bの出口から出ても、下流側廃熱回収装置1Bの下流側には第3の廃熱回収装置は設けていないので、問題ない。
なお、図7では2つの廃熱回収装置1A,1Bの有する各フィン部材2A,2Bの熱容量が同じであるとして記載しているが、後述するように、2つの熱回収装置1A,1Bの有する各フィン部材2A,2Bの熱容量を相違させるものであってよい。
さらに、2つの廃熱回収装置1A,1Bを直列配置する本実施形態では、上流側廃熱回収装置1Aと下流側廃熱回収装置1Bとでフィン部材2A,2Bの熱容量を異ならせる。これについて説明すると、図8は本実施形態の2つの各廃熱回収装置1A,1Bの熱回収量の特性を重ねて示すものである。
まず、エンジンの冷間始動後には触媒61を早期暖機しなければならないことを考えると、上流側廃熱回収装置1Aのフィン部材2Aの熱容量はあまり増やせない。これは、フィン部材2Aの熱容量を大きくしたのでは、排気の熱がこのフィン部材2Aの温度上昇に奪われるばかりで触媒61の暖機にまで熱が回らず暖機が遅れてしまうので、これを避けるためである。触媒61の活性化に必要な熱を確保しないといけないので、フィン部材2Aの熱容量を大きくはできないのである。なお、触媒61を早期暖機しなければならない理由は、触媒61は活性化しないと排気中の有害成分を浄化できないためである。
そこで、上流側廃熱回収装置1Aのフィン部材2Aの熱容量(ヒートマス)は相対的に小さくする。すなわち、熱容量を相対的に小さくしたフィン部材2Aを有する上流側廃熱回収装置1Aを触媒61上流の排気管21に設けることで、上流側廃熱回収装置1Aによってエンジンの冷却液を即座に暖める。上流側廃熱回収装置1Aのフィン部材2Aの熱容量は相対的に小さいので、上流側廃熱回収装置1Aの熱回収量は直ぐに飽和して一定値に落ち着く。
一方、触媒61の下流側では、排気がまだ熱エネルギーを有していても捨てられるだけである。そこで、下流側廃熱回収装置1Bのフィン部材2Bの熱容量は相対的に大きくする。すなわち、熱容量を相対的に大きくしたフィン部材2Bを有する下流側廃熱回収装置1Bを触媒61下流の排気管21に設けることで、下流側廃熱回収装置1Bによってその捨てられる排気の熱エネルギーをできる限り全部回収する。
このように、熱容量が異なるフィン部材2A,2Bを有する2つの廃熱回収装置1A,1Bを直列配置することで、触媒61の活性化に影響を与えることなく、効率よく熱回収を行わせることができることとなる。
熱容量の異なるフィン部材2A,2Bを有する2つの廃熱回収装置1A,1Bであって、直列配置される廃熱回収装置1A,1Bは、エンジンの冷却装置31の一部を構成している。これについて説明すると、図9はエンジンの冷却装置31の概略構成図である。冷却装置31は、ラジエータ32、エンジンのウォータジャケット33、これらを連通する冷却液通路24,35、ウォータポンプ36、ラジエータ32をバイパスするバイパス通路37、サーモスタット38から構成される。本実施形態の廃熱回収装置1A,1Bは、例えばウォータポンプ36下流の冷却液通路34に介装される。
エンジンの冷間始動直後でエンジンの暖機完了前にはサーモスタット38が閉じられているために、冷却液がバイパス通路37を流れる。この場合に、エンジンの冷間始動直後の排気流量が少ない低負荷域では、上流側廃熱回収装置1Aにおいて排気との熱交換で温度上昇した冷却液がエンジンのウォータジャケット33に流れる。これによって、冷却装置31に本実施形態の上流側廃熱回収装置1Aを有しないエンジンの場合よりエンジンの暖機完了を早めることができる。
なお、上流側廃熱回収装置1Aと下流側廃熱回収装置1Bとでエンジンの冷間始動直後に暖めた冷却液の用途を異ならせることができる。例えば、上流側廃熱回収装置1Aにより熱回収することで温度上昇した冷却液を、車両のうちの直ぐに暖めたいところに用いることが考えられる。
ここで、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態では、外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置を前提としている。ここで、廃熱回収装置には排気管21(排気通路)の内部に円柱状のフィン部材2を配置し、内部に冷却液が流れるウォージャケット15を有する円筒状の金属管11をフィン部材2の外周に設けている。上記外周冷却型は、排気によって温度上昇するフィン部材2からウォータジャケット15を流れる冷却液に熱が伝わることでフィン部材2の軸に直交する断面に温度分布が生じるものである。上記常時回収型は、フィン部材2に排気を常時流すことで廃熱を回収するものである。そして、本実施形態では、外周冷却型かつ常時回収型の廃熱回収装置を2つ直列に有し、2つの廃熱回収装置1A,1Bの間の排気管21に、触媒61(通路断面に生じる排気温度の不均一を均す通路断面温度均し手段)を設ける。本実施形態によれば、排気管21の通路断面に生じる温度の不均一が触媒61によって均され、触媒61を出る排気は排気管21の通路断面に温度の不均一のないものとなる。言い換えると触媒61からは排気管の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が出てくる。排気管21の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、上流側廃熱回収装置1Aと同じに排気管21の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
本実施形態では、排気管21(排気通路)に排気中の有害成分を浄化する触媒61を有する場合に、通路断面温度均し手段は触媒61である。本実施形態によれば通路断面温度均し手段として既設の触媒61を用いるので、コストアップを回避することができる。
本実施形態では、上流側廃熱回収装置1A(排気通路の上流側に有する廃熱回収装置)のフィン部材2Aの熱容量が下流側廃熱回収装置1B(排気通路の下流側に有する廃熱回収装置)のフィン部材2Bの熱容量より小さい。本実施形態によれば、触媒61の活性化を図りつつ、排気からの熱回収を効率よく行わせることができる。
(第2実施形態)
図10は直列に配置した第2実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。第1実施形態の図7と同一部分には同一の符号を付している。ただし、第2実施形態では、上流側廃熱回収装置1Aの有するフィン部材2Aの熱容量を相対的に小さくし、下流側廃熱回収装置1Bの有するフィン部材2Bの熱容量を相対的に大きくしている。
第2実施形態は、排気管21の曲がり部23が既設であるとし、この既設の排気管21の曲がり部23を通路断面温度均し手段として利用するものである。
具体的に説明する。図10に示したように、曲がり部21の上流側の排気管21に上流側廃熱回収装置1Aを、曲がり部23の下流側の排気管21に下流側廃熱回収装置1Bを設ける。以下、第2実施形態の廃熱回収装置の場合の排気の挙動について説明する、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力する。これを上流側廃熱回収装置1Aの入口に直線状の温度分布で示している。
通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力すると、排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)で温度が最も高く外周部21b(通路の周辺)にゆくに従って温度が低下する不均一な温度分布の排気が上流側廃熱回収装置1Aから出る。これを上流側廃熱回収装置1Aの出口に曲線状の温度分布で示している。
このような軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気が曲がり部23に入力すると、曲がり部23では通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。曲がり部23の出口側と接続された排気管21では、通路断面上のいずれの位置でも(例えば軸心部21a、外周部21bとも)均一な温度の排気となるわけである。これを曲がり部23の出口に直線状の温度分布で示している。
曲がり部23で通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される理由は次の通りである。すなわち、曲がり部23で排気の流れが変化して排気がミキシングされ、通路断面の全体にわたって排気の温度が均されるためである。
そして、曲がり部23の出口で通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が、そのまま流れて下流側廃熱回収装置1Bに入力する。これを下流側廃熱回収装置1Bの入口に直線状の温度分布で示している。すると、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、第1廃熱回収装置1Aと同じに排気管21の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
第2実施形態では、排気管21(排気通路)に曲がり部23を有する場合に、通路断面温度均し手段は曲がり部23である。第2実施形態によれば、通路断面温度均し手段として既設の曲がり部23を用いるので、コストアップを回避することができる。
(第3、第4、第5の実施形態)
次に、具体的なエンジン18への適用について説明する。図11,図12,図13は直列に配置した第3、第4、第5の実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。第1実施形態の図7と同一部分には同一の符号を付している。
ここでは、図11〜図13に示したようにエンジン18としてはガソリンエンジンを考える。エンジンの排気通路19は、各気筒の排気ポートに接続される排気マニホールド20と、この排気マニホールド20に接続される排気管21とで構成されている。さらに、排気マニホールド20の集合部にマニホールド触媒62(第1触媒)が、また、エンジン20の搭載される車両の床下位置の排気管21にメイン触媒63(第2触媒)が配置されているものとする。第1実施形態として示した図7との関係では、図7の触媒61が2つで構成される場合が第3、第4、第5の各実施形態の場合である。
まず、第3実施形態は、図11に示したように、マニホールド触媒62の上流側で排気マニホールド20の集合部に上流側廃熱回収装置1Aを、マニホールド触媒62とメイン触媒63の間の排気管21に下流側廃熱回収装置1Bを設けたものである。
排気マニホールド20集合部の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力する。上流側廃熱回収装置1Aからは、排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)で温度が最も高く外周部21b(通路の周辺)にゆくに従って温度が低下する不均一な温度分布の排気が出てくる。これを上流側廃熱回収装置1Aの出口に曲線状の温度分布で示している。このような軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気がマニホールド触媒62に入力すると、マニホールド触媒62では通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。マニホールド触媒62の出口では、排気管21の軸心部21aと外周部21bとで、つまり通路断面の全体にわたって同じ温度となるわけである。これをマニホールド触媒62の出口に直線状の温度分布で示している。
マニホールド触媒62で通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される理由は次の通りである。すなわち、マニホールド触媒62(実際には触媒装置)が、例えばハニカム状の通路を内部に形成した円柱状の担体と、この担体に担持される三元触媒から構成されているとする。そして、三元触媒の活性化後にエンジンが理論空燃比で運転されるとする。担体の全体にわたって担持されている三元触媒により排気中の有害成分(CO、HC、NOx)の酸化反応や還元反応が行われ、これらの化学反応によって発熱する。この発熱が担体の軸方向に継続して続けば、担体の出口では担体の外周部でも排気の温度が担体の軸心部と同じ温度まで上昇するためである。
そして、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのまま流れて下流側廃熱回収装置1Bに入力する。これを下流側廃熱回収装置1Bの入口に直線状の温度分布で示している。入力する排気が、軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気であっても、その不均一な温度分布の排気が触媒62を通過することで、排気管21の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が出てくるわけである。すると、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、第1廃熱回収装置1Aと同じに排気管21の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
次に、第4実施形態は、図12に示したように、マニホールド触媒62とメイン触媒63の間の排気管21に上流側廃熱回収装置1Aを、メイン触媒63の下流側の排気管21に下流側廃熱回収装置1Bを設けたものである。
通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力する。上流側廃熱回収装置1Aからは、排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)で温度が最も高く外周部21b(通路の周辺)にゆくに従って温度が低下する不均一な温度分布の排気が出る。これを上流側廃熱回収装置1Aの出口に曲線状の温度分布で示している。このような軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気がメイン触媒63に入力すると、メイン触媒63では通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。メイン触媒63の出口では、排気管21の軸心部21aと外周部21bとで、つまり通路断面の全体にわたって同じ温度となるわけである。これをメイン触媒63の出口に直線状の温度分布で示している。
メイン触媒63で通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される理由は次の通りである。すなわち、メイン触媒63(実際には触媒装置)が、例えばハニカム状の通路を内部に形成した円柱状の担体と、この担体に担持される三元触媒から構成されているとする。そして、三元触媒の活性化後にエンジンが理論空燃比で運転されるとする。担体の全体にわたって担持されている三元触媒により排気中の有害成分(CO、HC、NOx)の酸化反応や還元反応が行われ、これらの化学反応によって発熱する。この発熱が担体の軸方向に継続して続けば、担体の出口では担体の外周部でも排気の温度が担体の軸心部と同じ温度まで上昇するためである。
そして、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのまま流れて下流側廃熱回収装置1Bに入力する。これを下流側廃熱回収装置1Bの入口に直線状の温度分布で示している。入力する排気が、軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気であっても、その不均一な温度分布の排気が触媒63を通過することで、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が出てくるわけである。すると、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、第1廃熱回収装置1Aと同じに排気管21の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
次に、第5実施形態は、図13に示したように、マニホールド触媒62の上流側で排気マニホールド20の集合部に上流側廃熱回収装置1Aを、メイン触媒63の下流側の排気管21に下流側廃熱回収装置1Bを設けたものである。
排気マニホールド20集合部の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力する。上流側廃熱回収装置1Aからは、排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)で温度が最も高く外周部21b(通路の周辺)にゆくに従って温度が低下する不均一な温度分布の排気が出てくる。これを上流側廃熱回収装置1Aの出口に曲線状の温度分布で示している。このような軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気がマニホールド触媒62に入力すると、マニホールド触媒62では通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。マニホールド触媒62の出口では、排気管21の軸心部21aと外周部21bとで、つまり通路断面の全体にわたって同じ温度となるわけである。これをマニホールド触媒62の出口に直線状の温度分布で示している。
マニホールド触媒62で通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される理由は第3実施形態で説明したところと同じである。すなわち、マニホールド触媒62(実際には触媒装置)が、例えばハニカム状の通路を内部に形成した円柱状の担体と、この担体に担持される三元触媒から構成されているとする。そして、三元触媒の活性化後にエンジンが理論空燃比で運転されるとする。担体の全体にわたって担持されている三元触媒により排気中の有害成分(CO、HC、NOx)の酸化反応や還元反応が行われ、これらの化学反応によって発熱する。この発熱が担体の軸方向に継続して続けば、担体の出口では担体の外周部でも排気の温度が担体の軸心部と同じ温度まで上昇するためである。
そして、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのまま流れてメイン触媒63に入力する。これをメイン触媒63の入口に直線状の温度分布で示している。通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がメイン触媒63に入力すると、メイン触媒63でも通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。これをメイン触媒63の出口に直線状の温度分布で示している。
そして、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのまま流れて下流側廃熱回収装置1Bに入力する。これを下流側廃熱回収装置1Bの入口に直線状の温度分布で示している。入力する排気が、軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気であっても、その不均一な温度分布の排気が2つの触媒62,63を通過したときにも、通路断面の全体にわたって温度の均一化された排気が出てくるわけである。すると、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、第1廃熱回収装置1Aと同じに排気管21の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
このように、第3実施形態ではマニホールド触媒62が、第4実施形態ではメイン触媒63が、第5実施形態では2つの触媒62,63が通路断面温度均し手段として働く。
第3、第4、第5の実施形態では、触媒がマニホールド触媒62(第1触媒)と、メイン触媒63(第2触媒)で構成される場合に、通路断面温度均し手段はマニホールド触媒62とメイン触媒63の少なくとも一方である。第3、第4、第5の実施形態によれば、通路断面温度均し手段として既設の2つの触媒62,63の少なくとも一方を用いるので、コストアップを回避することができる。
(第6実施形態)
図14は直列に配置した第6実施形態の廃熱回収装置の概略構成図、図15は排気マニホールド部の拡大図である。図14において第5実施形態の図13と同一部分には同一の符号を付している。ここで、排気マニホールド20は、図15に示したように集合部71と3つの分岐部72A,72B,72Cとで構成されているものとする。
第6実施形態は、第5実施形態の変形例である。第6実施形態の上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cは第5実施形態の上流側廃熱回収装置からフィン部材を削除したものである。
図15に示したように、排気マニホールド20の集合部71にマニホールド触媒62が設けられるので、上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cは排気マニホールド20の3つの各分岐部72A,72B,72Cに設けられる。ただし、図14には1気筒分の上流側廃熱回収装置73Aしか示していない。
第6実施形態で前提とする排気マニホールド20はエンジン本体と別体で構成されている場合であるが、この場合に限られるものでない。例えば、排気マニホールド60をエンジン18のシリンダヘッドと一体に形成した排気マニホールド一体型シリンダヘッドがある。この場合には、シリンダヘッドと一体的に気筒数分の上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cを設けることとなる。
排気マニホールドの各分岐部72A,72B,72Cの通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が各上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cに入力する。各上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cからは、各排気マニホールド分岐部72A,72B,72Cの外周部72Ab,72Bb,72Cbでのみ軸心部72Aa,72Ba,72Caを含む残りの部位より温度が低下する不均一な温度分布の排気が出てくる。これを上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cの出口に各排気マニホールド分岐部の外周部72Ab,72Bb,72Cbでのみ曲線状の温度分布で示している。これは、フィン部材を削除した廃熱回収装置73A,73B,73Cであっても、各排気マニホールド分岐部の外周部72Ab,72Bb,72Cbで多少の熱回収が行われるためである。
このような各排気マニホールド分岐部の外周部72Ab,72Bb,72Cbでのみ軸心部72Aa,72Ba,72Caを含む残りの部位より温度が低下する不均一な温度分布の排気が集合してマニホールド触媒62に入力する。このとき、排気マニホールド集合部71の軸心部71a(通路断面の中心)で温度が最も高く外周部71b(通路の周辺)にゆくに従って温度が低下する不均一な温度分布の排気となり得る。これをマニホールド触媒62の入口に曲線状の温度分布で示している。
排気マニホールド集合部71の軸心部71aが相対的に高く外周部71bが相対的に低い不均一な温度分布の排気がマニホールド触媒62に入力すると、マニホールド触媒62では通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。マニホールド触媒62の出口では、排気管21の軸心部21aと外周部21bとで、つまり通路断面の全体にわたって同じ温度となるわけである。これをマニホールド触媒62の出口に直線状の温度分布で示している。
マニホールド触媒62で通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される理由は第3実施形態で説明したところと同じである。すなわち、マニホールド触媒62(実際には触媒装置)が、例えばハニカム状の通路を内部に形成した円柱状の担体と、この担体に担持される三元触媒から構成されているとする。そして、三元触媒の活性化後にエンジンが理論空燃比で運転されるとする。担体の全体にわたって担持されている三元触媒により排気中の有害成分(CO、HC、NOx)の酸化反応や還元反応が行われ、これらの化学反応によって発熱する。この発熱が担体の軸方向に継続して続けば、担体の出口では担体の外周部でも排気の温度が担体の軸心部と同じ温度まで上昇するためである。
そして、図14に示したように通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのままメイン触媒63に入力する。これをメイン触媒63の入口に直線状の温度分布で示している。通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がメイン触媒63に入力すると、メイン触媒63でも通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。これをメイン触媒63の出口に直線状の温度分布で示している。
そして、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのまま流れて下流側廃熱回収装置1Bに入力する。これを下流側廃熱回収装置1Bの入口に直線状の温度分布で示している。入力する排気が、各排気マニホールド分岐部の外周部72Ab,72Bb,72Cbでのみ軸心部72Aa,72Ba,72Caを含む残りの部位より温度が低下する不均一な温度分布の排気であっても、その不均一な温度分布の排気が2つの触媒62,63を通過したときにも、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が出てくるわけである。すると、排気管21の通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、第1廃熱回収装置1Aと同じに排気管の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
第6実施形態では、上流側廃熱回収装置73A,73B,73C(排気通路の上流側に有する廃熱回収装置)からフィン部材を削除している。このようにフィン部材のない上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cであっても、排気から少量の熱は回収できる。そして、第6実施形態でも、上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cと下流側廃熱回収装置1Bの間の排気通路19に、触媒62,63(通路断面温度均し手段)を設けているので、下流側廃熱回収装置1Bにおいても効率的な熱回収を行うことができる。
第6実施形態では、排気マニホールドの各分岐部72A,72B,72Cに上流側廃熱回収装置73A,73B,73Cを設けている場合で説明したが、この場合に限られるものでない。例えば、マニホールド触媒の上流側であって排気マニホールドの集合部71に1つだけの上流側廃熱回収装置73を設ける場合であってよい。
(第7実施形態)
図16は直列に配置した第7実施形態の廃熱回収装置の概略構成図である。第2実施形態の図10と同一部分には同一の符号を付している。第7実施形態でも、第2実施形態と同様に、上流側廃熱回収装置1Aの有するフィン部材2Aの熱容量を相対的に小さくし、下流側廃熱回収装置1Bの有するフィン部材2Bの熱容量を相対的に大きくしている。
第7実施形態は、主に排気タービン82と吸気コンプレッサ83で構成されるターボチャージャ81が既設であるとし、この既設の排気タービン72を通路断面温度均し手段として利用するものである。
具体的に説明する。図16に示したように、排気タービン82の上流側の排気管21に上流側廃熱回収装置1Aを、排気タービン82の下流側の排気管21に下流側廃熱回収装置1Bを設ける。以下、第7実施形態の廃熱回収装置の場合の排気の挙動について説明する。通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力する。これを上流側廃熱回収装置1Aの入口に直線状の温度分布で示している。
通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が上流側廃熱回収装置1Aに入力すると、排気管21の軸心部21a(通路断面の中心)で温度が最も高く外周部21b(通路の周辺)にゆくに従って温度が低下する不均一な温度分布の排気が上流側廃熱回収装置1Aから出る。これを上流側廃熱回収装置1Aの出口に曲線状の温度分布で示している。
このような軸心部21aが相対的に高く外周部21bが相対的に低い不均一な温度分布の排気が排気タービン72に入力すると、排気タービン82により通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される。排気タービン82の出口では、通路断面上のいずれの位置でも(例えば排気管21の軸心部21a、外周部21bとも)均一な温度となるわけである。これを排気タービン82の出口に直線状の温度分布で示している。
排気タービン82で通路断面の全体にわたって排気温度が均一化される理由は次の通りである。すなわち、排気タービン82で排気が攪拌され(ミキシングされ)、通路断面の全体にわたって排気の温度が均されるためである。
そして、排気タービン82出口で通路断面の全体にわたって均一な温度の排気がそのまま流れて下流側廃熱回収装置1Bに入力する。これを下流側廃熱回収装置1Bの入口に直線状の温度分布で示している。すると、通路断面の全体にわたって均一な温度の排気が下流側廃熱回収装置1Bに入力するので、下流側廃熱回収装置1Bでも、第1廃熱回収装置1Aと同じに排気管の外周部21bから効率よく熱回収を行うことができる。
第7実施形態では、排気タービン82と吸気コンプレッサ83で構成されるターボチャージャ81を備える場合に、通路断面温度均し手段は排気タービン82である。第7実施形態によれば、通路断面温度均し手段として既設の排気タービン82を用いるので、コストアップを回避することができる。
実施形態では、フィン部材5が排気管21の断面の全てを覆うように設けられているが、フィン部材5が排気管21の断面の全てを覆っていることは必ずしも必要ない。要は、排気によって温度上昇するフィン部材2からウォータジャケット15内部の冷却液に熱が伝わることでフィン部材2の軸に直交する断面にフィン部材2の軸心部5から放射状に外周部6に向かう温度分布が生じることが必須である。この温度分布が生じる外周冷却型かつ常時回収型の排熱回収装置であれば、フィン部材5が排気管21の断面の全てを覆っていなくても本発明の適用がある。
実施形態では、対象とするエンジンがガソリンエンジンである場合で説明したが、ディーゼルエンジンである場合にも本発明の適用がある。対象とするエンジンがディーゼルエンジンである場合には、2つの廃熱回収装置の間に設ける通路断面温度均し手段として、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を用いればよい。
1A 上流側廃熱回収装置(廃熱回収装置)
1B 下流側廃熱回収装置(廃熱回収装置)
2A,2B フィン部材
5 軸心部
6 外周部
11 金属管
15 ウォータジャケット
18 エンジン
19 排気通路
20 排気マニホールド
21 排気管
21a 軸心部
21b 外周部
23 曲がり部(通路断面温度均し手段)
61 触媒(通路断面温度均し手段)
62 マニホールド触媒(第1触媒、通路断面温度均し手段)
63 メイン触媒(第2触媒、通路断面温度均し手段)
71 排気マニホールド集合部
72A,72B,72C 排気マニホールド分岐部
73A,73B,73C 上流側廃熱回収装置
81 ターボチャージャ
82 排気タービン(通路断面温度均し手段)
83 吸気コンプレッサ

Claims (7)

  1. 排気通路の内部に円柱状のフィン部材を配置し、内部に冷却液が流れるウォージャケットを有する円筒状の管を前記フィン部材の外周に設け、排気によって温度上昇する前記フィン部材から前記ウォータジャケットを流れる冷却液に熱が伝わることでフィン部材の軸に直交する断面に温度分布が生じる外周冷却型であって、前記フィン部材に排気を常時流すことで廃熱を回収する常時回収型の廃熱回収装置を2つ直列に有し、
    前記2つの廃熱回収装置の間の排気通路に、排気通路の通路断面に生じる温度の不均一を均す通路断面温度均し手段を設けることを特徴とするエンジンの廃熱回収装置。
  2. 前記排気通路に排気中の有害成分を浄化する触媒を有する場合に、前記通路断面温度均し手段は前記触媒であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの廃熱回収装置。
  3. 前記排気通路の上流側に有する廃熱回収装置のフィン部材の熱容量が前記排気通路の下流側に有する廃熱回収装置のフィン部材の熱容量より小さいことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの廃熱回収装置。
  4. 前記触媒が前記排気通路の上流側に設けられる第1触媒と、前記排気通路の下流側に設けられる第2触媒で構成される場合に、前記通路断面温度均し手段は前記第1触媒と第2触媒の少なくとも一方であることを特徴とする請求項2または3に記載のエンジンの廃熱回収装置。
  5. 前記排気通路に曲がり部を有する場合に、前記通路断面温度均し手段は前記曲がり部であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの廃熱回収装置。
  6. 排気タービンと吸気コンプレッサで構成されるターボチャージャを備える場合に、前記通路断面温度均し手段は前記排気タービンであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの廃熱回収装置。
  7. 前記排気通路の上流側に有する廃熱回収装置から前記フィン部材を削除することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの廃熱回収装置。
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