JP2016056572A - 多用途型スラストハンマー - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、このような構造では、円筒体を長くする必要があり、また杭打ち専用に用途が限られてしまう。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、背丈の高い杭でも容易に打ち込みや杭抜きができ、しかも切断にも利用できる多用途型のスラストハンマーを実現する。
この鉄棒1の一端はノミ状2に尖っており、他端は単に平坦状3でもよいし、図2のようにリングR3を固定してあってもよい。この端部のリングR3には鉄棒1を挿通させず、浅く挿入して位置決めした状態に溶接し、固定してある。
このように、ノミ状部2を位置決めする操作を入念に行えは足り、筒状重しWで叩く操作はラフでもよい。鉄棒1でガイドされており、しかも下側の筒状重しR2を叩くだけで足りるからである。
図2のように、鉄棒1を逆さにして、端部のリングR3を下にし、釘などの頭部が前記リングR3の中に入るようにすれば、比較的容易に位置決めでき、引き続いて筒状重しWを下ろしてリングR1を叩くだけで、釘打ちができる。
図4は、杭キャップCの拡大斜視図であり、杭4に被せる筒体5の一端を円板6などで閉じ、溶接固定してある。また、L字状に曲げた2本の角L1、L2を互いに平行にかつ前記筒体5とは逆向きに、L字状部が筒体5からはみ出すように取付け固定してある。
杭打ちに際しては、前記2本のL字状の角L1、L2の間に前記鉄棒1を通して、前記鉄棒1に固定した抜止めリングR5を引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体5を介して前記の杭4に作用する。そのため、筒状重しWを下降させてリングR1に打ちつけると、その衝撃がリングR5→角L1、L2→筒体5→杭4の順に伝達し、打ち込まれる。従って、筒状重しWを繰り返し上下させると、杭4に衝撃力が伝わって、打ち込まれる。
従って、筒状重しWを下降させて下側のリングR1を叩くと、その衝撃力が、滑車8に掛けたロープを経由して矢印a1のように杭4に上向きに伝わるので、抜ける方向に作用する。その結果、筒状重しWでリングR1を繰り返し叩くことで遂には杭4が抜ける。
図7は、支柱11の上部をL状に曲げて、滑車8の中心穴に挿通し、抜け止めのピン12を嵌めてある。従って、滑車8にロープを掛けて、その片方を杭4に取付け、他方を本発明の鉄棒1に取付けることは、図6と同じである。なお、下端の脚13…は水平に接合して、支柱11を安定させている。
ただし、この場合は、ジャッキJとクランク状部材16付きの円筒14が必要となる。
R・R1…R5 リング
W 筒状重し
2 ノミ状部
3 平坦面
4 杭
C 杭キャップ
5 筒体
6 円板
L1、L2 角
7 棒
8 滑車
81 ロープの片方
82 ロープの他方
9 支柱
F フック
10… 脚
11 支柱
12 ピン
13… 脚
J ジャッキ
14 円筒
15… ボルト
16 クランク状部材
しかしながら、このような構造では、円筒体を長くする必要があり、また杭打ち専用に用途が限られてしまう。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、背丈の高い杭でも容易に打ち込みや杭抜きができ、しかも切断にも利用できる多用途型のスラストハンマーを実現する。
切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してあることを特徴とするスラストハンマーである。
金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、前記筒状重しの両側に抜止めとなるストッパーを前記鉄棒に固定すると共に、切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してあるスラストハンマーを使用して、その刃物状部を上にして、鉄棒を挿通固定したリングを引っ掛けて筒状重しを上下動し、前記筒体に衝撃力を加えることを特徴とするスラストハンマーによる杭打ち方法である。
しかも、切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してある構造は、図1〜図3に図示してある。また、段落「0016」の冒頭には、「図3は、杭打ちに使用する場合であり、ノミ状部2を上側にし、その状態で上側のリングR4又はR5を杭キャップCの二股に引っ掛ける。」と記載されている。
金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、前記筒状重しの両側に抜止めとなるストッパーを前記鉄棒に固定すると共に、切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してあるスラストハンマーを使用して、その刃物状部を上にして、鉄棒を挿通固定したリングを引っ掛けて筒状重しを上下動し、前記筒体に衝撃力を加えるように組み付けて図3の状態とする。この状態で、鉄棒を挿通固定したリングを引っ掛けて筒状重しを上下動し、前記筒体に衝撃力を加えると、杭が打ち込まれる。
この鉄棒1の一端はノミ状2に尖っており、他端は単に平坦状3でもよいし、図2のようにリングR3を固定してあってもよい。この端部のリングR3には鉄棒1を挿通させず、浅く挿入して位置決めした状態に溶接し、固定してある。
このように、ノミ状部2を位置決めする操作を入念に行えは足り、筒状重しWで叩く操作はラフでもよい。鉄棒1でガイドされており、しかも下側のリングR2を叩くだけで足りるからである。
図2のように、鉄棒1を逆さにして、端部のリングR3を下にし、釘などの頭部が前記リングR3の中に入るようにすれば、比較的容易に位置決めでき、引き続いて筒状重しWを下ろしてリングR1を叩くだけで、釘打ちができる。
図4は、杭キャップCの拡大斜視図であり、杭4に被せる筒体5の一端を円板6などで閉じ、溶接固定してある。また、L字状に曲げた2本の角L1、L2を互いに平行にかつ前記筒体5とは逆向きに、L字状部が筒体5からはみ出すように取付け固定してある。
杭打ちに際しては、前記2本のL字状の角L1、L2の間に前記鉄棒1を通して、前記鉄棒1に固定した抜止めリングR5を引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体5を介して前記の杭4に作用する。そのため、筒状重しWを下降させてリングR1に打ちつけると、その衝撃がリングR5→角L1、L2→筒体5→杭4の順に伝達し、打ち込まれる。従って、筒状重しWを繰り返し上下させると、杭4に衝撃力が伝わって、打ち込まれる。
従って、筒状重しWを下降させて下側のリングR1を叩くと、その衝撃力が、滑車8に掛けたロープを経由して矢印a1のように杭4に上向きに伝わるので、抜ける方向に作用する。その結果、筒状重しWでリングR1を繰り返し叩くことで遂には杭4が抜ける。
図7は、支柱11の上部をL状に曲げて、滑車8の中心穴に挿通し、抜け止めのピン12を嵌めてある。従って、滑車8にロープを掛けて、その片方を杭4に取付け、他方を本発明の鉄棒1に取付けることは、図6と同じである。なお、下端の脚13…は水平に接合して、支柱11を安定させている。
ただし、この場合は、ジャッキJとクランク状部材16付きの円筒14が必要となる。
R・R1…R5 リング
W 筒状重し
2 ノミ状部
3 平坦面
4 杭
C 杭キャップ
5 筒体
6 円板
L1、L2 角
7 棒
8 滑車
81 ロープの片方
82 ロープの他方
9 支柱
F フック
10… 脚
11 支柱
12 ピン
13… 脚
J ジャッキ
14 円筒
15… ボルト
16 クランク状部材
Claims (4)
- 金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、少なくとも両方に抜止めとなるストッパーを離して固定してあることを特徴とするスラストハンマー。
- 切断したり割ったりできるように、前記鉄棒の一端を刃物状に尖らせてなることを特徴とする請求項1に記載のスラストハンマー。
- 杭に被せる筒体の一端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体とは逆向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定した抜止めストッパーを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用する構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスラストハンマー。
- 吊り下げた滑車に掛けた線材の片方を杭に取付け、前記の筒状重しを備えた鉄棒に他方を取付けて杭抜きする構造を特徴とする請求項1に記載のスラストハンマー。
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JP2014183197A JP5698407B1 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | 多用途型スラストハンマー |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102337303B1 (ko) * | 2021-05-20 | 2021-12-09 | 양창학 | 해머링 커터 |
JP7462992B1 (ja) | 2023-08-24 | 2024-04-08 | 株式会社Cspホールディングス | 杭抜き方法 |
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JPH0211462Y2 (ja) * | 1986-07-11 | 1990-03-23 | ||
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JP2900147B2 (ja) * | 1996-11-20 | 1999-06-02 | 株式会社伊藤製作所 | 建築用柱打込器 |
JP3819357B2 (ja) * | 2002-11-29 | 2006-09-06 | 照雄 剣持 | 杭 |
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2014
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