JP2016056572A - 多用途型スラストハンマー - Google Patents

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Abstract

【課題】背丈の高い杭でも容易に打ち込みや杭抜きができ、しかも切断にも利用できる多用途型のスラストハンマーを提供する。【解決手段】金属製の筒状重しWに鉄棒1を挿通して、少なくとも両方に抜止めとなるストッパーR、R1,R2を離して固定してあると、筒状重しWを上下動して鉄棒1に衝撃力を伝達できるので、この衝撃力を利用して植物の根切りをしたり、薪割りをしたり、杭の打ち込みや抜き取りなどが可能となり、用途は多大である。根切りのために、鉄棒1の一端を刃物状に尖らせてあり、高い杭に被せる筒体の一端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行に設けたキャップを使用して杭打ちする。【選択図】図1

Description

ハンマーによる打撃力を利用して切断や杭打ちなどを行なうのに利用される多用途型スラストハンマーに関する。
杭打ちを行なう際に、例えば身長より高い杭を打ち込むには、脚立などに乗った状態で重いハンマーを振り降ろす動作を繰り返すことになり、高齢者には危険でもある。
特開2011−220078
そこで、特許文献1に記載のように、杭に被せる長い円筒体の上端に天井部を固定すると共に、杭を横から挿入するスリットを設け、かつ手に持って上下させる取っ手を固定して、スリットから杭を嵌入させる構造が提案されている。
しかしながら、このような構造では、円筒体を長くする必要があり、また杭打ち専用に用途が限られてしまう。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、背丈の高い杭でも容易に打ち込みや杭抜きができ、しかも切断にも利用できる多用途型のスラストハンマーを実現する。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、少なくとも両方に抜止めとなるストッパーを離して固定してあることを特徴とするスラストハンマーである。
請求項2は、切断したり割ったりできるように、前記鉄棒の一端を刃物状に尖らせてなることを特徴とする請求項1に記載のスラストハンマーである。
請求項3は、杭に被せる筒体の一端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体とは逆向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定した抜止めストッパーを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用する構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスラストハンマーである。
請求項4は、吊り下げた滑車に掛けた線材の片方を杭に取付け、前記の筒状重しを備えた鉄棒に他方を取付けて杭抜きする構造を特徴とする請求項1に記載のスラストハンマーである。
請求項1のように、金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、少なくとも両方に抜止めとなるストッパーを離して固定してあると、筒状重しを上下動して鉄棒に衝撃力を伝達できるので、この衝撃力を利用して植物の値切りをしたり、薪割りをしたり、杭の打ち込みや抜き取りなどが可能となり、用途は多大である。
請求項2のように、切断したり割ったりできるように、前記鉄棒の一端を刃物状に尖らせてあるので、この刃物状の部分を当てて衝撃力を加えることで切断したり割ったりが可能となる。
請求項3のように、杭に被せる筒体の一端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体とは逆向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定した抜止めストッパーを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用するので、筒状重しにより衝撃力を加えることで、杭打ちが可能となる。しかも、杭の上端に被せた筒体に、鉄棒に設けたストッパーを引っ掛け、筒状重しの上下動は最適の位置で可能なため、安全性が増す。
請求項4のように、吊り下げた滑車に掛けた線材の片方を杭に取付け、前記の筒状重しを備えた鉄棒に他方を取付けてあるので、滑車によって、筒状重しの衝撃力を杭の抜去力に変換でき、多用途が可能となる。
本発明による多用途型のスラストハンマーで根切りしている斜視図である。 本発明による多用途型のスラストハンマーの他の実施形態を示す斜視図である。 本発明による多用途型のスラストハンマーで杭打ちしている状態を示す斜視図である。 本発明による杭キャップを示す斜視図である。 本発明による多用途型のスラストハンマーで杭抜きしている状態を示す斜視図である。 専用の支柱を用いて杭抜きしている状態を示す斜視図である。 上部をL状に曲げた支柱を用いて杭抜きする状態を示す斜視図である。 ジャッキを用いて杭抜きしている状態を示す斜視図である。
次に本発明による多用途型のスラストハンマーが実際上どのように具体化されるか実施形態で説明する。図1は、本発明による多用途型スラストハンマーの斜視図であり、鉄筋のような鉄棒1をナットのようなリングR…に挿通し、溶接して接合してある。リングR…は、所望の間隔をおいて複数固設けてあり、また二つのリングR1とR2との間で、金属製の筒状重しWに鉄棒1を挿通し、二つのリングR1とR2との間で、筒状重しWが自由にスライド移動できる。
この鉄棒1の一端はノミ状2に尖っており、他端は単に平坦状3でもよいし、図2のようにリングR3を固定してあってもよい。この端部のリングR3には鉄棒1を挿通させず、浅く挿入して位置決めした状態に溶接し、固定してある。
使用に当たっては、図1のように、尖った部分2を植物の根4に位置決めした状態で、筒状重しWを移動させて、その下側のリングR2を叩くと、ノミ状部2で根4が切断される。
このように、ノミ状部2を位置決めする操作を入念に行えは足り、筒状重しWで叩く操作はラフでもよい。鉄棒1でガイドされており、しかも下側の筒状重しR2を叩くだけで足りるからである。
図2のように、鉄棒1を逆さにして、端部のリングR3を下にし、釘などの頭部が前記リングR3の中に入るようにすれば、比較的容易に位置決めでき、引き続いて筒状重しWを下ろしてリングR1を叩くだけで、釘打ちができる。
図3は、杭打ちに使用する場合であり、ノミ状部2を上側にし、その状態で上側のリングR4又はR5を杭キャップCの二股に引っ掛ける。
図4は、杭キャップCの拡大斜視図であり、杭4に被せる筒体5の一端を円板6などで閉じ、溶接固定してある。また、L字状に曲げた2本の角L1、L2を互いに平行にかつ前記筒体5とは逆向きに、L字状部が筒体5からはみ出すように取付け固定してある。
杭打ちに際しては、前記2本のL字状の角L1、L2の間に前記鉄棒1を通して、前記鉄棒1に固定した抜止めリングR5を引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体5を介して前記の杭4に作用する。そのため、筒状重しWを下降させてリングR1に打ちつけると、その衝撃がリングR5→角L1、L2→筒体5→杭4の順に伝達し、打ち込まれる。従って、筒状重しWを繰り返し上下させると、杭4に衝撃力が伝わって、打ち込まれる。
図5は、杭4を抜く場合であり、身近に有る3本の棒7・7・7の一端を縛ってから開くことで、図5のような3本足の支えを組立て、その上端に、滑車8を吊り下げる。そして、滑車8に掛けたロープの片方81を杭4に直接縛りつけると滑りやすい場合は、図8のような円筒14に挿入してボルト15を締め付け、クランク状部材16に引っ掛ける。また、他方82は本発明の鉄棒1に取付ける。本発明の鉄棒1は、リングR5が滑り止めとなる。
従って、筒状重しWを下降させて下側のリングR1を叩くと、その衝撃力が、滑車8に掛けたロープを経由して矢印a1のように杭4に上向きに伝わるので、抜ける方向に作用する。その結果、筒状重しWでリングR1を繰り返し叩くことで遂には杭4が抜ける。
図6のように、専用の支柱9が有るときは、その上端のフックFに滑車8の上端の吊り輪を嵌めて、ロープ付きの滑車8を取付け、ロープの片方81を杭4に取付け、他方82を本発明の鉄棒1に取付ける。下端には、支柱9が安定するように3本以上の脚10…を放射状に接合してある。
図7は、支柱11の上部をL状に曲げて、滑車8の中心穴に挿通し、抜け止めのピン12を嵌めてある。従って、滑車8にロープを掛けて、その片方を杭4に取付け、他方を本発明の鉄棒1に取付けることは、図6と同じである。なお、下端の脚13…は水平に接合して、支柱11を安定させている。
図8のように、ジャッキJによって、杭4に上向きの力を加えてもよい。この場合は、杭4を挿通できる円筒14に1以上のボルト15…を取付けて、杭4に締め付け可能とし、円筒14の外壁に溶接したクランク状の部材16にジャッキJを押し当て可能とする。この状態で、ジャッキJを駆動すると、クランク状部材16を介して円筒14及び杭4が上向きに移動し、抜ける。
ただし、この場合は、ジャッキJとクランク状部材16付きの円筒14が必要となる。
以上のように、金属製の筒状重しに金属棒を挿通して、少なくとも両方に抜止めとなるストッパーを離して固定したスラストハンマーを実現することにより、背丈の高い杭でも容易に打ち込むことができ、杭抜きにも、また切断などにも利用できる。
1 金属棒
R・R1…R5 リング
W 筒状重し
2 ノミ状部
3 平坦面
4 杭
C 杭キャップ
5 筒体
6 円板
L1、L2 角
7 棒
8 滑車
81 ロープの片方
82 ロープの他方
9 支柱
F フック
10… 脚
11 支柱
12 ピン
13… 脚
J ジャッキ
14 円筒
15… ボルト
16 クランク状部材

ハンマーによる打撃力を利用して切断や杭打ちなどを行なうのに利用される多用途型スラストハンマーに関する。
杭打ちを行なう際に、例えば身長より高い杭を打ち込むには、脚立などに乗った状態で重いハンマーを振り降ろす動作を繰り返すことになり、高齢者には危険でもある。
特開2011−220078
そこで、特許文献1に記載のように、杭に被せる長い円筒体の上端に天井部を固定すると共に、杭を横から挿入するスリットを設け、かつ手に持って上下させる取っ手を固定して、スリットから杭を嵌入させる構造が提案されている。
しかしながら、このような構造では、円筒体を長くする必要があり、また杭打ち専用に用途が限られてしまう。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、背丈の高い杭でも容易に打ち込みや杭抜きができ、しかも切断にも利用できる多用途型のスラストハンマーを実現する。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、前記筒状重しの両側に抜止めとなるストッパーを固定すると共に
切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してあることを特徴とするスラストハンマーである。
請求項2は、杭に被せる筒体の一端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体とは逆向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定したリングを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用する構造であることを特徴とする請求項1に記載のスラストハンマーである。
請求項3は、吊り下げた滑車に掛けた線材の片方を杭に取付け、前記の筒状重しを備えた鉄棒に他方を取付けて杭抜きする構造を特徴とする請求項1に記載のスラストハンマーである。
請求項4は、杭の上端に被せる筒体の上端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体の上に上向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定したリングを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用するように組み付けた状態で、
金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、前記筒状重しの両側に抜止めとなるストッパーを前記鉄棒に固定すると共に、切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してあるスラストハンマーを使用して、その刃物状部を上にして、鉄棒を挿通固定したリングを引っ掛けて筒状重しを上下動し、前記筒体に衝撃力を加えることを特徴とするスラストハンマーによる杭打ち方法である。
請求項1のように、金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、前記筒状重しの両側に抜止めとなるストッパーを前記鉄棒に固定してあると、筒状重しを上下動して鉄棒に衝撃力を伝達できるので、この衝撃力を利用して植物の値切りをしたり、薪割りをしたり、杭の打ち込みや抜き取りなどが可能となり、用途は多大である。
しかも、切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してある構造は、図1〜図3に図示してある。また、段落「0016」の冒頭には、「図3は、杭打ちに使用する場合であり、ノミ状部2を上側にし、その状態で上側のリングR4又はR5を杭キャップCの二股に引っ掛ける。」と記載されている。
請求項2のように、杭の上端に被せる筒体の上端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体の上に上向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定したリングを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用するので、筒状重しにより衝撃力を加えることで、杭打ちが可能となる。しかも、杭の上端に被せた筒体に、鉄棒に設けたストッパーを引っ掛け、筒状重しの上下動は最適の位置で可能なため、安全性が増す。
請求項3のように、吊り下げた滑車に掛けた線材の片方を杭に取付け、前記の筒状重しを備えた鉄棒に他方を取付けてあるので、滑車によって、筒状重しの衝撃力を杭の抜去力に変換でき、多用途が可能となる。
請求項4のように、杭の上端に被せる筒体の上端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体の上に上向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定したリングを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用するように組み付けた状態で、
金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、前記筒状重しの両側に抜止めとなるストッパーを前記鉄棒に固定すると共に、切断したり割ったりする刃物状部を前記鉄棒の一端に設け、前記刃物状部側の端部をリングに挿通して固定し、かつこのリングと前記筒状重し側のストッパーとの間を第4のリングに挿通し固定してあるスラストハンマーを使用して、その刃物状部を上にして、鉄棒を挿通固定したリングを引っ掛けて筒状重しを上下動し、前記筒体に衝撃力を加えるように組み付けて図3の状態とする。この状態で、鉄棒を挿通固定したリングを引っ掛けて筒状重しを上下動し、前記筒体に衝撃力を加えると、杭が打ち込まれる。
本発明による多用途型のスラストハンマーで根切りしている斜視図である。 本発明による多用途型のスラストハンマーの他の実施形態を示す斜視図である。 本発明による多用途型のスラストハンマーで杭打ちしている状態を示す斜視図である。 本発明による杭キャップを示す斜視図である。 本発明による多用途型のスラストハンマーで杭抜きしている状態を示す斜視図である。 専用の支柱を用いて杭抜きしている状態を示す斜視図である。 上部をL状に曲げた支柱を用いて杭抜きする状態を示す斜視図である。 ジャッキを用いて杭抜きしている状態を示す斜視図である。
次に本発明による多用途型のスラストハンマーが実際上どのように具体化されるか実施形態で説明する。図1は、本発明による多用途型スラストハンマーの斜視図であり、鉄筋のような鉄棒1をナットのようなリングR…に挿通し、溶接して接合してある。リングR…は、所望の間隔をおいて複数固設けてあり、また二つのリングR1とR2との間で、金属製の筒状重しWに鉄棒1を挿通し、二つのリングR1とR2との間で、筒状重しWが自由にスライド移動できる。
この鉄棒1の一端はノミ状2に尖っており、他端は単に平坦状3でもよいし、図2のようにリングR3を固定してあってもよい。この端部のリングR3には鉄棒1を挿通させず、浅く挿入して位置決めした状態に溶接し、固定してある。
使用に当たっては、図1のように、尖った部分2を植物の根4に位置決めした状態で、筒状重しWを移動させて、その下側のリングR2を叩くと、ノミ状部2で根4が切断される。
このように、ノミ状部2を位置決めする操作を入念に行えは足り、筒状重しWで叩く操作はラフでもよい。鉄棒1でガイドされており、しかも下側のリングR2を叩くだけで足りるからである。
図2のように、鉄棒1を逆さにして、端部のリングR3を下にし、釘などの頭部が前記リングR3の中に入るようにすれば、比較的容易に位置決めでき、引き続いて筒状重しWを下ろしてリングR1を叩くだけで、釘打ちができる。
図3は、杭打ちに使用する場合であり、ノミ状部2を上側にし、その状態で上側のリングR4又はR5を杭キャップCの二股に引っ掛ける。
図4は、杭キャップCの拡大斜視図であり、杭4に被せる筒体5の一端を円板6などで閉じ、溶接固定してある。また、L字状に曲げた2本の角L1、L2を互いに平行にかつ前記筒体5とは逆向きに、L字状部が筒体5からはみ出すように取付け固定してある。
杭打ちに際しては、前記2本のL字状の角L1、L2の間に前記鉄棒1を通して、前記鉄棒1に固定した抜止めリングR5を引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体5を介して前記の杭4に作用する。そのため、筒状重しWを下降させてリングR1に打ちつけると、その衝撃がリングR5→角L1、L2→筒体5→杭4の順に伝達し、打ち込まれる。従って、筒状重しWを繰り返し上下させると、杭4に衝撃力が伝わって、打ち込まれる。
図5は、杭4を抜く場合であり、身近に有る3本の棒7・7・7の一端を縛ってから開くことで、図5のような3本足の支えを組立て、その上端に、滑車8を吊り下げる。そして、滑車8に掛けたロープの片方81を杭4に直接縛りつけると滑りやすい場合は、図8のような円筒14に挿入してボルト15を締め付け、クランク状部材16に引っ掛ける。また、他方82は本発明の鉄棒1に取付ける。本発明の鉄棒1は、リングR5が滑り止めとなる。
従って、筒状重しWを下降させて下側のリングR1を叩くと、その衝撃力が、滑車8に掛けたロープを経由して矢印a1のように杭4に上向きに伝わるので、抜ける方向に作用する。その結果、筒状重しWでリングR1を繰り返し叩くことで遂には杭4が抜ける。
図6のように、専用の支柱9が有るときは、その上端のフックFに滑車8の上端の吊り輪を嵌めて、ロープ付きの滑車8を取付け、ロープの片方81を杭4に取付け、他方82を本発明の鉄棒1に取付ける。下端には、支柱9が安定するように3本以上の脚10…を放射状に接合してある。
図7は、支柱11の上部をL状に曲げて、滑車8の中心穴に挿通し、抜け止めのピン12を嵌めてある。従って、滑車8にロープを掛けて、その片方を杭4に取付け、他方を本発明の鉄棒1に取付けることは、図6と同じである。なお、下端の脚13…は水平に接合して、支柱11を安定させている。
図8のように、ジャッキJによって、杭4に上向きの力を加えてもよい。この場合は、杭4を挿通できる円筒14に1以上のボルト15…を取付けて、杭4に締め付け可能とし、円筒14の外壁に溶接したクランク状の部材16にジャッキJを押し当て可能とする。この状態で、ジャッキJを駆動すると、クランク状部材16を介して円筒14及び杭4が上向きに移動し、抜ける。
ただし、この場合は、ジャッキJとクランク状部材16付きの円筒14が必要となる。
以上のように、金属製の筒状重しに金属棒を挿通して、少なくとも両方に抜止めとなるストッパーを離して固定したスラストハンマーを実現することにより、背丈の高い杭でも容易に打ち込むことができ、杭抜きにも、また切断などにも利用できる。
1 金属棒
R・R1…R5 リング
W 筒状重し
2 ノミ状部
3 平坦面
4 杭
C 杭キャップ
5 筒体
6 円板
L1、L2 角
7 棒
8 滑車
81 ロープの片方
82 ロープの他方
9 支柱
F フック
10… 脚
11 支柱
12 ピン
13… 脚
J ジャッキ
14 円筒
15… ボルト
16 クランク状部材

Claims (4)

  1. 金属製の筒状重しに鉄棒を挿通して、少なくとも両方に抜止めとなるストッパーを離して固定してあることを特徴とするスラストハンマー。
  2. 切断したり割ったりできるように、前記鉄棒の一端を刃物状に尖らせてなることを特徴とする請求項1に記載のスラストハンマー。
  3. 杭に被せる筒体の一端を閉じると共に2本のL字状の角を互いに平行にかつ前記筒体とは逆向きに取付け固定してなり、前記2本のL字状の角の間に前記鉄棒を通して、前記鉄棒に固定した抜止めストッパーを引っ掛けると、下向きの力が前記の筒体を介して前記の杭に作用する構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスラストハンマー。
  4. 吊り下げた滑車に掛けた線材の片方を杭に取付け、前記の筒状重しを備えた鉄棒に他方を取付けて杭抜きする構造を特徴とする請求項1に記載のスラストハンマー。
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