JP2016056269A - フタバネゼニゴケ抽出物又は精油及び該抽出物又は精油を含有する香料組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、より嗜好性の高いシソ様及び、グリーン様・フローラル様の香気を付与することのできる高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を提供すること。
【解決手段】
人工的な栽培により生育させたフタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を有機溶媒にて抽出又は水蒸気蒸留することにより高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を製造することができる。得られた抽出物又は精油は、優れた香気を有しており、香料組成物として使用できる。また、この抽出物或いは精油又は香料組成物を添加することにより製品に良好な香気を賦与することができる。
【選択図】なし
【解決手段】
人工的な栽培により生育させたフタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を有機溶媒にて抽出又は水蒸気蒸留することにより高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を製造することができる。得られた抽出物又は精油は、優れた香気を有しており、香料組成物として使用できる。また、この抽出物或いは精油又は香料組成物を添加することにより製品に良好な香気を賦与することができる。
【選択図】なし
Description
本発明はフタバネゼニゴケの全草又は葉状体部由来のペリラアルデヒドを高濃度に含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油、及び、該抽出物又は精油を含有する香料組成物に関する。
シソは、シソ科(Labiatae)、シソ属(Perilla)に分類される一年草で、中国中南部、ヒマラヤを原産地とする。日本には奈良、平安時代に渡来し、すっかり日本に定着した代表的なハーブの一種である。
シソは、天ぷら、刺身のつま、吸物、漬物、シソ飯等、じつに多様に利用され、栽培種、自生種を含め、日本全土に広く分類されている。シソ油は、北海道のアオチリメンジソ(P.forma viridicrispa Makino)の乾燥葉より水蒸気蒸留で、0.3〜0.4%の収率で生産されている(非特許文献1)。
また、ペリラアルデヒドは、強いシソ香の淡黄色液体の性状であり、シソ油の主成分で約50%含有されており、その他シトラスフルーツ、ミント、メロン、チェリー、紅茶などに存在していることが知られている。d、l−の光学異性体があるが、シソ油のものはl−体((S)(−)−体)である。製造方法としては、シソ油の分留または亜硫酸水素ナトリウム溶液で結晶性付加体となし、分離後アルカリで分解して得る方法、合成方法としては、β−ピネンを四酢酸鉛などで酸化する方法があるが、合成方法としては良法であるとはいえない(非特許文献2)。
なお、リモネンをある菌体などで処理する事で、7−位を酸化してペリラアルコール、ペリラアルデヒドなどを混合物として得る方法が知られているが、これら方法では、反応混合物(生成物)からの単離が煩雑であり、非常に効率が悪い(特許文献1、非特許文献3〜4)。
一方、フタバネゼニゴケ([学名]Marchantia paleacea Bert. subsp. diptera (Nees et Mout.) Inoue)は、日本、朝鮮、中国、台湾などの東アジアに分布するゼニゴケ科の植物である。
これまでに、天然の自生種のフタバネゼニゴケの香気成分として、α−ピネン、β−ピネン、β−カリオフィレン、ミルテナール等が報告(非特許文献5)されている。しかしながら、天然の自生種のフタバネゼニゴケからペリラアルデヒドを香気成分として見出したとの報告はされていない。また、人工的な栽培でのフタバネゼニゴケの香気成分について報告はされていない。
シソは、天ぷら、刺身のつま、吸物、漬物、シソ飯等、じつに多様に利用され、栽培種、自生種を含め、日本全土に広く分類されている。シソ油は、北海道のアオチリメンジソ(P.forma viridicrispa Makino)の乾燥葉より水蒸気蒸留で、0.3〜0.4%の収率で生産されている(非特許文献1)。
また、ペリラアルデヒドは、強いシソ香の淡黄色液体の性状であり、シソ油の主成分で約50%含有されており、その他シトラスフルーツ、ミント、メロン、チェリー、紅茶などに存在していることが知られている。d、l−の光学異性体があるが、シソ油のものはl−体((S)(−)−体)である。製造方法としては、シソ油の分留または亜硫酸水素ナトリウム溶液で結晶性付加体となし、分離後アルカリで分解して得る方法、合成方法としては、β−ピネンを四酢酸鉛などで酸化する方法があるが、合成方法としては良法であるとはいえない(非特許文献2)。
なお、リモネンをある菌体などで処理する事で、7−位を酸化してペリラアルコール、ペリラアルデヒドなどを混合物として得る方法が知られているが、これら方法では、反応混合物(生成物)からの単離が煩雑であり、非常に効率が悪い(特許文献1、非特許文献3〜4)。
一方、フタバネゼニゴケ([学名]Marchantia paleacea Bert. subsp. diptera (Nees et Mout.) Inoue)は、日本、朝鮮、中国、台湾などの東アジアに分布するゼニゴケ科の植物である。
これまでに、天然の自生種のフタバネゼニゴケの香気成分として、α−ピネン、β−ピネン、β−カリオフィレン、ミルテナール等が報告(非特許文献5)されている。しかしながら、天然の自生種のフタバネゼニゴケからペリラアルデヒドを香気成分として見出したとの報告はされていない。また、人工的な栽培でのフタバネゼニゴケの香気成分について報告はされていない。
香りの百科 日本香料協会編 株式会社朝倉書店 204〜205頁、1989年6月25日発行
合成香料 化学と商品知識<増補改定版>(印藤元一著)化学工業日報社 190〜191頁、2005年3月22日 増補改訂版発行
YAKUGAKU ZASSHI 130(5) 687-695 (2010)
Appl Microbial Biotechnol (2003) 61:216-277
Phytochemistry, Volume 46, Issue 2, September 1997, Pages 293-296
本発明の目的は、シソ様の風味を有し香気・香味に優れたペリラアルデヒドを高濃度に含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油及び該抽出物又は精油を含有する香料組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した結果、人工的な栽培方法により生育させたフタバネゼニゴケが、高濃度のペリラアルデヒドを含有し、その抽出物又は精油が、優れたシソ様の風味を有しており、香料組成物の材料として有用であることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下の[1]〜[7]に関するものである。
[1]フタバネゼニゴケ([学名]Marchantia paleacea Bert. subsp. diptera (Nees et Mout.) Inoue)の全草又は葉状体部を、有機溶媒にて抽出又は水蒸気蒸留してなることを特徴とする高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油。
[1]フタバネゼニゴケ([学名]Marchantia paleacea Bert. subsp. diptera (Nees et Mout.) Inoue)の全草又は葉状体部を、有機溶媒にて抽出又は水蒸気蒸留してなることを特徴とする高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油。
[2]フタバネゼニゴケが人工的な栽培により生育させたものであることを特徴とする第1項記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油。
[3]第1項又は第2項記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を含有することを特徴とする香料組成物。
[4]飲食品、香粧品、医薬品、医薬部外品又は口腔用組成物から選ばれる1種の製品であることを特徴とする第1項又は第2項記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を含有することを特徴とする製品。
[5]飲食品、香粧品、医薬品、医薬部外品又は口腔用組成物から選ばれる1種の製品であることを特徴とする第3項記載の香料組成物を含有することを特徴とする製品。
[6]フタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を有機溶媒にて抽出又は水蒸気蒸留してなることを特徴とする高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油の製造方法。
[7]フタバネゼニゴケが人工的な栽培方法により生育させたものであることを特徴とする第6項記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油の製造方法。
本発明により高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を容易で簡便に製造することができる。得られた抽出物又は精油は、優れた香気を有しており、香料組成物として使用できる。また、この抽出物或いは精油又は香料組成物を添加することにより製品に良好な香気を賦与することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用するフタバネゼニゴケ([学名]Marchantia paleacea Bert. subsp. diptera (Nees et Mout.) Inoue)は、人工的な環境制御下で生産された植物体又はその培養細胞を以下に記載の方法で栽培・培養する。
本発明では、奈良県吉野郡川上村上多古の森に自生していたフタバネゼニゴケを採取したものを使用した。
本発明において使用するフタバネゼニゴケ([学名]Marchantia paleacea Bert. subsp. diptera (Nees et Mout.) Inoue)は、人工的な環境制御下で生産された植物体又はその培養細胞を以下に記載の方法で栽培・培養する。
本発明では、奈良県吉野郡川上村上多古の森に自生していたフタバネゼニゴケを採取したものを使用した。
(1)フタバネゼニゴケの栽培ケースによる栽培
野外採集したフタバネゼニゴケを精製水にて洗浄した。栽培ケースに滅菌した赤玉土の上に市販の園芸培土の層を敷き、前記フタバネゼニゴケを播種した。
室内にて、温度条件は室温にて、水やりは水道水にて、照射時間は白色蛍光灯にて24時間の周期において16時間明期・8時間暗期を繰返す条件で生育させた。
野外採集したフタバネゼニゴケを精製水にて洗浄した。栽培ケースに滅菌した赤玉土の上に市販の園芸培土の層を敷き、前記フタバネゼニゴケを播種した。
室内にて、温度条件は室温にて、水やりは水道水にて、照射時間は白色蛍光灯にて24時間の周期において16時間明期・8時間暗期を繰返す条件で生育させた。
(2)フタバネゼニゴケの寒天培地による栽培
野外採集したフタバネゼニゴケを精製水にて洗浄した。0.5倍の強度のガンボーグB5培地等の細胞培養用培地にショ糖等の二単糖を濃度として0.1〜6%加え、ゲランガム等の水溶性多糖類を濃度として0.01〜3%加え、塩化カルシウムを少量(水溶性多糖類を固めるため)加え、培地を調製し、前記フタバネゼニゴケを播種した。
室内にて、温度条件は室温にて、照射時間は白色蛍光灯にて24時間の周期において16時間明期・8時間暗期を繰返す条件で生育させた。
なお、本発明は、上記栽培方法に限定されるものではない。
野外採集したフタバネゼニゴケを精製水にて洗浄した。0.5倍の強度のガンボーグB5培地等の細胞培養用培地にショ糖等の二単糖を濃度として0.1〜6%加え、ゲランガム等の水溶性多糖類を濃度として0.01〜3%加え、塩化カルシウムを少量(水溶性多糖類を固めるため)加え、培地を調製し、前記フタバネゼニゴケを播種した。
室内にて、温度条件は室温にて、照射時間は白色蛍光灯にて24時間の周期において16時間明期・8時間暗期を繰返す条件で生育させた。
なお、本発明は、上記栽培方法に限定されるものではない。
(3)抽出物の調製
本発明では前記生育させたフタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を原料として使用する。
まず、原料は水洗いして汚れや雑菌を取り除き、そのまま、あるいは剥皮し、必要に応じて適当な大きさに裁断する。
フタバネゼニゴケをそのまま又は必要に応じて乾燥させたものを、ジエチルエーテル等の有機溶媒を用いて抽出し、有機溶媒は脱水、溶媒留去することにより抽出物を得ることができる。
なお、本発明は、上記抽出方法に限定されるものではない。
本発明では前記生育させたフタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を原料として使用する。
まず、原料は水洗いして汚れや雑菌を取り除き、そのまま、あるいは剥皮し、必要に応じて適当な大きさに裁断する。
フタバネゼニゴケをそのまま又は必要に応じて乾燥させたものを、ジエチルエーテル等の有機溶媒を用いて抽出し、有機溶媒は脱水、溶媒留去することにより抽出物を得ることができる。
なお、本発明は、上記抽出方法に限定されるものではない。
(4)精油の調製
本発明では前記生育させたフタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を原料として使用する。
まず、原料は水洗いして汚れや雑菌を取り除き、そのまま、あるいは剥皮し、必要に応じて適当な大きさに裁断する。
フタバネゼニゴケをそのまま又は必要に応じて乾燥させたものを、反応容器につめて、水蒸気を連続的に反応容器に導入すると共に、反応容器は加熱状態にして容器内を加熱水蒸気で満たし、流出する加熱水蒸気を水冷管で冷却して目的物を水と共に冷却捕集する。
なお、本発明は、上記調製方法に限定されるものではない。
かくして得られたフタバネゼニゴケ抽出物又は精油は、ペリラアルデヒドを高濃度(40〜70重量%)含有する。
本発明では前記生育させたフタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を原料として使用する。
まず、原料は水洗いして汚れや雑菌を取り除き、そのまま、あるいは剥皮し、必要に応じて適当な大きさに裁断する。
フタバネゼニゴケをそのまま又は必要に応じて乾燥させたものを、反応容器につめて、水蒸気を連続的に反応容器に導入すると共に、反応容器は加熱状態にして容器内を加熱水蒸気で満たし、流出する加熱水蒸気を水冷管で冷却して目的物を水と共に冷却捕集する。
なお、本発明は、上記調製方法に限定されるものではない。
かくして得られたフタバネゼニゴケ抽出物又は精油は、ペリラアルデヒドを高濃度(40〜70重量%)含有する。
本発明のペリラアルデヒドを高濃度に含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油に、通常使用されている香料成分をさらに添加して香料組成物を調製することができる。添加・使用することができる他の香料成分としては、各種の合成香料、天然精油、合成精油、柑橘油、動物性香料などが挙げられる。例えば、下記文献に記載されているような広い範囲の香料成分を使用することができる。
それら香料成分の中での代表的なものとしては、α−ピネン、リモネン、cis−3−ヘキセノール、フェニルエチルアルコール、スチラリルアセテート、オイゲノール、ローズオキサイド、リナロール、ベンズアルデヒド、ジヒドロシャスモン酸メチル、テサロン(登録商標、高砂香料工業株式会社製)などがある。また、Arctander S. "Perfume and Flavor Chemicals“published By the author, Montclair, N. J. (U.S.A.)1969年に記載されている香料成分を挙げることができる。
それら香料成分の中での代表的なものとしては、α−ピネン、リモネン、cis−3−ヘキセノール、フェニルエチルアルコール、スチラリルアセテート、オイゲノール、ローズオキサイド、リナロール、ベンズアルデヒド、ジヒドロシャスモン酸メチル、テサロン(登録商標、高砂香料工業株式会社製)などがある。また、Arctander S. "Perfume and Flavor Chemicals“published By the author, Montclair, N. J. (U.S.A.)1969年に記載されている香料成分を挙げることができる。
本発明のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を、例えば、ベルガモツト油、ガルバナム油、レモン油、ゼラニウム油、ラベンダー油、マンダリン油等の天然精
油中に添加すると、天然精油が本来有する香気香味に、マイルドでこくがあり、新鮮な嗜好性の高い、且つ拡散性、保留性を高め持続的性のある新規な香料組成
物を調製することができる。
油中に添加すると、天然精油が本来有する香気香味に、マイルドでこくがあり、新鮮な嗜好性の高い、且つ拡散性、保留性を高め持続的性のある新規な香料組成
物を調製することができる。
本発明においては、本発明のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油、或いは該抽出物又は精油を含む香料組成物に、通常使用される他の香料保留剤の1種又は2種以上を配合してもよく、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ヘキシルグリコール、べンジルべンゾエート、トリエチルシトレート、ジエチルフタレート、ハーコリン(アビエチン酸メチル)、中鎖脂肪酸トリグリセライド等と併用することも可能である。
本発明のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油或いは該抽出物又は精油を含む香料組成物を用いて賦香させることができる香気が付与された製品は、とくに限定されないが、例えば、飲料;食品;洗浄剤,台所用洗剤,漂白剤などのトイレタリー製品;消臭剤・芳香剤などのエアケア製品;口腔用組成物;フレグランス製品,基礎化粧品,仕上げ化粧品,頭髪化粧品,日焼け化粧品,薬用化粧品などの香粧品;ヘアケア製品;石鹸などのスキンケア製品;身体洗浄剤などのボディケア製品;浴用剤;衣料用洗浄剤;衣料用柔軟仕上げ剤;エアゾール剤;日用・雑貨品;医薬部外品又は医薬品などが挙げられる。
前記飲料としては、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料、清涼飲料、ドリンク剤類の如き飲料類;緑茶、ウーロン茶、紅茶、柿の葉茶、カミツレ茶、クマザサ茶、桑茶、ドクダミ茶、プアール茶、マテ茶、ルイボス茶、ギムネマ茶、グアバ茶、コーヒー、ココアの如き茶飲料または嗜好飲料類;和風スープ、洋風スープ、中華スープの如きスープ類;各種インスタント飲料など;前記食品としては、アイスクリーム類、シャーベット類、アイスキャンディー類の如き冷菓類;ゼリー、プリンなどのデザート類;ケーキ、クッキー、チョコレート、チューインガムなどの洋菓子類;饅頭、羊羹、ウイロウなどの和菓子類;ジャム類;キャンディー類;パン類;風味調味料;各種インスタント食品;各種スナック食品類など;前記口腔用組成物としては、歯磨き、口腔洗浄料、マウスウオッシュ、トローチ、チューインガム類など;前記フレグランス製品としては、香水、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンなど;前記基礎化粧品としては、洗顔クリーム、バニシングクリーム、クレンジングクリーム、コールドクリーム、マッサージクリーム、乳液、化粧水、美容液、パック、メイク落としなど;前記仕上げ化粧品としては、ファンデーシヨン、粉おしろい、固形おしろい、タルカムパウダー、口紅、リップクリーム、頬紅、アイライナー、マスカラ、アイシャドゥ、眉墨、アイパック、ネイルエナメル、エナメルリムバーなど;前記頭髪化粧品としては、ポマード、ブリランチン、セットローション、ヘアーステック、ヘアーソリッド、ヘアーオイル、ヘアートリートメント、ヘアークリーム、ヘアートニック、ヘアーリキッド、ヘアースプレー、バンドリン、養毛剤、染毛剤など;前記日焼け化粧品としては、サンタン製品、サンスクリーン製品など;前記薬用化粧品としては、制汗剤、アフターシェービングローション及びジェル、パーマネン卜ウェーブ剤、薬用石鹸、薬用シャンプー、薬用皮膚化粧料など;前記ヘアケア製品としては、シャンプー、リンス、リンスインシャンプー、コンディショナー、トリートメン卜、ヘアーパックなど;前記石鹸としては、化粧石鹸、浴用石鹸、香水石鹸、透明石鹸、合成石鹸など;前記身体洗浄剤としては、ボディソープ、ボディシャンプー、ハンドソープ、フェースクリームなど;前記浴用剤としては、入浴剤(バスソルト、バスタブレット、バスリキッド、等)、フォームバス(バブルバス、等)、バスオイル(バスパヒューム、バスカプセル、等)、ミルクバス、バスジェリー、バスキユーブなど;前記洗剤としては、衣料用重質洗剤、衣料用軽質洗剤、液体洗剤、洗濯石鹸、コンパクト洗剤、粉石鹸など;前記柔軟仕上げ剤としては、ソフナー、ファーニチァケアーなど;前記洗浄剤としては、クレンザー、ハウスクリーナー、トイレ洗浄剤、浴室用洗浄剤、ガラスクリーナー、カビ取り剤、排水管用洗浄剤など;前記台所用洗剤としては、台所用石鹸、台所用合成石鹸、食器用洗剤など;前記漂白剤としては、酸化型漂白剤(塩素系漂白剤、酸素系漂白剤、等)、還元型漂白剤(硫黄系漂白剤、等)、光学的漂白剤など;前記エアゾール剤としては、スプレータイプ、パウダースプレーなど;前記消臭・芳香剤としては、固形状タイプ、ゲル状タイプ、リキッドタイプ(水性、油性)など;前記日用・雑貨品としては、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、アイロンウォーターなど;医薬部外品としては、液体入浴剤、洗口液、忌避剤等など、忌避剤としてはミストスプレータイプ、水性液体タイプなど;医薬品としては、薬用化粧品、薬用ローションなどの種々の形態を挙げることができる。
本発明の抽出物又は精油の剤形は、混合物自体の形状をとることができるが、その他の剤形としては、例えば、アルコール類、プロピレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコールなどの多価アルコール類、トリエチルシトレート、ベンジルベンゾエート、ジエチルフタレートなどのエステル類に溶解した液体状;アラビアガム、トラガントガムなどの天然ガム質類;グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの乳化剤で乳化した乳化状;アラビアガム等の天然ガム質類、ゼラチン、デキストリンなどの賦形剤を用いて被膜させた粉末状;界面活性剤、例えば非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤などを用いて可溶化あるいは分散化した可溶化状或いは分散化状;又はカプセル化剤で処理して得られるマイクロカプセルなど;その目的に応じて任意の形状を選択して用いられている。
さらに、サイクロデキストリンなどの包接剤に包接して、上記香料組成物を安定化且つ徐放性にして用いることもある。これらは、最終製品の形態、例えば液体状、固体状、粉末状、ゲル状、ミス卜状、エアゾール状などに適したもので適宜に選択して用いられる。
なお、ペリラアルデヒドは精神的な高揚作用を有することが知られている(特許文献2)。本発明のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油は、高濃度でペリラアルデヒドを含有するものであり、精神的な高揚作用を有するものである。従って、本発明のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を含有成分とする精神高揚用香料組成物、及び当該精神高揚用香料組成物を含有する各種製品を提供することができる。
また、本発明で使用する人工的に生育させたフタバネゼニゴケをそのまま適当な容器に入れておくことで、観葉植物にもなり、これらを手や指で触れることで匂いが発するため、アロマテラピー効果を与えることができる。
また、本発明で使用する人工的に生育させたフタバネゼニゴケをそのまま適当な容器に入れておくことで、観葉植物にもなり、これらを手や指で触れることで匂いが発するため、アロマテラピー効果を与えることができる。
本発明で使用されるペリラアルデヒドを高濃度で生成するフタバネゼニゴケを得ることができるメカニズムは、現時点で完全に解明されているわけではないが、本発明者らは以下のメカニズムに基づくものと考えている。
すなわち、リモネンの由来は明らかではないが、苔中に含まれるリモネンの7−位が酸化されて、ペリリルアルコールを生じ、すぐにアルコールが酸化されてアルデヒドを生成するものと考えられる。これは、ペリラ(紫蘇)大葉の中でペリラアルデヒドが生成する系と同等であると考えられる。
なお、本発明は、上記推定に限定されるものではない。
すなわち、リモネンの由来は明らかではないが、苔中に含まれるリモネンの7−位が酸化されて、ペリリルアルコールを生じ、すぐにアルコールが酸化されてアルデヒドを生成するものと考えられる。これは、ペリラ(紫蘇)大葉の中でペリラアルデヒドが生成する系と同等であると考えられる。
なお、本発明は、上記推定に限定されるものではない。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらより何ら限定されるものではなく、また、本発明の範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えてもよい。なお、下記に記載する処方の単位は特に言及しない限り、“%”は“質量%”を意味し、組成比は質量比を表すものとする。
なお、実施例中における物性の測定には、下記の装置を使用した。
なお、実施例中における物性の測定には、下記の装置を使用した。
GC/MS:QP2010 Ultra(株式会社島津製作所社製)
カラム:ジ−エルサイエンス社キャピラリ−カラム
BC−WAX(長さ50m×内径0.25mm、膜厚0.15μm)
70℃より4℃/分にて220℃まで昇温。
カラム:ジ−エルサイエンス社キャピラリ−カラム
BC−WAX(長さ50m×内径0.25mm、膜厚0.15μm)
70℃より4℃/分にて220℃まで昇温。
[製造例1]フタバネゼニゴケ抽出物の製造
前記の方法により人工的に生育させたフタバネゼニゴケから抽出物を得た。得られた抽出物の収量は、フタバネゼニゴケ100gから1.2gであった。
なお、抽出物をガスクロマトグラフィにて分析した結果、香気成分として、l−ペリラアルデヒドが48.63%、β−ピネンが2.57%、リモネンが15.43%、β−カリオフィレンが6.26%、含有されていた。
前記の方法により人工的に生育させたフタバネゼニゴケから抽出物を得た。得られた抽出物の収量は、フタバネゼニゴケ100gから1.2gであった。
なお、抽出物をガスクロマトグラフィにて分析した結果、香気成分として、l−ペリラアルデヒドが48.63%、β−ピネンが2.57%、リモネンが15.43%、β−カリオフィレンが6.26%、含有されていた。
[製造例2]フタバネゼニゴケ精油の製造
前記の方法により人工的に生育させたフタバネゼニゴケから精油を得た。得られた精油の収量は、フタバネゼニゴケ100gから1.3gであった。
前記の方法により人工的に生育させたフタバネゼニゴケから精油を得た。得られた精油の収量は、フタバネゼニゴケ100gから1.3gであった。
[実施例1]
製造例1,2で調製した抽出物及び精油の香調評価をおこなった。
香調評価は、訓練を受けた5人の専門パネラーが、香りのキャラクターとして、嗜好性の高いシソ様及び、グリーン様・フローラル様の香気を有していると判定した。
製造例1,2で調製した抽出物及び精油の香調評価をおこなった。
香調評価は、訓練を受けた5人の専門パネラーが、香りのキャラクターとして、嗜好性の高いシソ様及び、グリーン様・フローラル様の香気を有していると判定した。
[実施例2]
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表1に示す処方のシャンプー香料組成物を調製した。
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表1に示す処方のシャンプー香料組成物を調製した。
比較例として、上記表1に記載の処方において製造例1の抽出物又は製造例2の精油のみを除いた処方にてシャンプー用香料組成物を調製した。
上記調製したシャンプー用香料組成物について、5人の専門パネラーが、香料組成物単独の形態および実際にシャンプーに賦香した形態で香気の比較試験をおこなった。両者の香気を比較したところ、パネラー全員が、製造例1の抽出物又は製造例2の精油を使用することにより、無添加の場合に比べ嗜好性の高いグリーン様・フローラル様の香気を付与することが出来、香質並びに強度も優れていると回答した。
[実施例3]
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表2に示す処方の石鹸様香料組成物を調製した。
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表2に示す処方の石鹸様香料組成物を調製した。
比較例として、上記表2に記載の処方において製造例1の抽出物又は製造例2の精油のみを除いた処方にて石鹸用香料組成物を調製した。
上記調製した石鹸用香料組成物について、5人の専門パネラーが、香料組成物単独の形態および実際に石鹸に賦香した形態で香気の比較試験をおこなった。両者の香気を比較したところ、パネラー全員が、製造例1の抽出物又は製造例2の精油を使用することにより、無添加の場合に比べ嗜好性の高いグリーン様・フローラル様の香気を付与することが出来、香質並びに強度も優れていると回答した。
[実施例4]
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表3に示す処方のウメ飲料様香料組成物を調製した。
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表3に示す処方のウメ飲料様香料組成物を調製した。
比較例として、上記表3に記載の処方において製造例1の抽出物又は製造例2の精油のみを除いた処方にて飲料用香料組成物を調製した。
上記調製したウメ飲料用香料組成物について、5人の専門パネラーが、香料組成物単独の形態および実際にウメ飲料に賦香した形態で香気の比較試験をおこなった。両者の香気を比較したところ、パネラー全員が、製造例1の抽出物又は製造例2の精油を使用することにより、無添加の場合に比べ嗜好性の高いグリーン様・フローラル様の香気を付与することが出来、香質並びに強度も優れていると回答した。
[実施例5]
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表4に示す処方のウメ飲料様香料組成物を調製した。
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表4に示す処方のウメ飲料様香料組成物を調製した。
比較例として、上記表4に記載の処方において製造例1の抽出物又は製造例2の精油のみを除いた処方にて飲料用香料組成物を調製した。
上記調製したウメ飲料用香料組成物について、5人の専門パネラーが、香料組成物単独の形態および実際にウメ飲料に賦香した形態で香気の比較試験をおこなった。両者の香気を比較したところ、パネラー全員が、製造例1の抽出物又は製造例2の精油を使用することにより、無添加の場合に比べ嗜好性の高いグリーン様・フローラル様の香気を付与することが出来、香質並びに強度も優れていると回答した。
[実施例6]
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表5に示す処方のキャンディ様香料組成物を調製した。
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表5に示す処方のキャンディ様香料組成物を調製した。
比較例として、上記表5に記載の処方において製造例1の抽出物又は製造例2の精油のみを除いた処方にて飲料用香料組成物を調製した。
上記調製したキャンディ用香料組成物について、5人の専門パネラーが、香料組成物単独の形態および実際にキャンディに賦香した形態で香気の比較試験をおこなった。両者の香気を比較したところ、パネラー全員が、製造例1の抽出物又は製造例2の精油を使用することにより、無添加の場合に比べ嗜好性の高いグリーン様・フローラル様の香気を付与することが出来、香質並びに強度も優れていると回答した。
[実施例7]
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表6に示す処方の歯磨様香料組成物を調製した。
製造例1,2で調製した抽出物及び精油を用いて、下記表6に示す処方の歯磨様香料組成物を調製した。
比較例として、上記表6に記載の処方において製造例1の抽出物又は製造例2の精油のみを除いた処方にて飲料用香料組成物を調製した。
上記調製した歯磨用香料組成物について、5人の専門パネラーが、香料組成物単独の形態および実際に歯磨粉に賦香した形態で香気の比較試験をおこなった。両者の香気を比較したところ、パネラー全員が、製造例1の抽出物又は製造例2の精油を使用することにより、無添加の場合に比べ嗜好性の高いグリーン様・フローラル様の香気を付与することが出来、香質並びに強度も優れていると回答した。
Claims (7)
- フタバネゼニゴケ([学名]Marchantia paleacea Bert. subsp. diptera (Nees et Mout.) Inoue)の全草又は葉状体部を、有機溶媒にて抽出又は水蒸気蒸留してなることを特徴とする高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油。
- フタバネゼニゴケが人工的な栽培により生育させたものであることを特徴とする請求項1記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油。
- 請求項1又は2記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を含有することを特徴とする香料組成物。
- 飲食品、香粧品、医薬品、医薬部外品又は口腔用組成物から選ばれる1種の製品であることを特徴とする請求項1又は2記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油を含有することを特徴とする製品。
- 飲食品、香粧品、医薬品、医薬部外品又は口腔用組成物から選ばれる1種の製品であることを特徴とする請求項3記載の香料組成物を含有することを特徴とする製品。
- フタバネゼニゴケの全草又は葉状体部を有機溶媒にて抽出又は水蒸気蒸留してなることを特徴とする高濃度のペリラアルデヒドを含有するフタバネゼニゴケ抽出物又は精油の製造方法。
- フタバネゼニゴケが人工的な栽培方法により生育させたものであることを特徴とする請求項5記載のフタバネゼニゴケ抽出物又は精油の製造方法。
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2014
- 2014-09-09 JP JP2014183128A patent/JP2016056269A/ja active Pending
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