JP2016054669A - 鳥害防止具 - Google Patents

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Mitsuhiro Takezawa
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Abstract

【課題】 継続的にカラス等の鳥類を忌避させることができるとともに、鳥害防止具についての知識が乏しい一般人に不要な不安を与えないようにした鳥害防止具を提供する。【解決手段】 被取付部に取付けられる鳥害防止具であって、被取付部に対して立設される回転中心軸と、回転中心軸の軸心回りに回転可能な本体と、本体に設けられて鳥類等を忌避させるための忌避部材と、同極どうしが軸心方向で向き合うよう対で設けられた浮揚用磁石とを備え、本体は、浮揚用磁石の同極どうしの反発力によって、被取付部側にある一方の浮揚用磁石に対して軸心方向で浮揚状態とされたことを特徴としている。【選択図】図2

Description

本発明は、電柱、鉄塔、配電線路等へのカラス等の鳥類による鳥害を防止するための鳥害防止具に関する。
電柱、鉄塔、配電線路等へのカラス等の鳥類による鳥害(一例として営巣によるものがある)を防止するようにした鳥害防止具は、従来から種々提案されている。例えば、電柱に取付けた腕金等に固定されるもので、軸体に放射状に忌避部材を固定するよう設けた鳥害防止具がある。しかしながら、上記鳥害防止具では、その設置当初は鳥類の飛来を抑制して営巣等による鳥害を防止できても、忌避部材は固定されているため、鳥類が次第に忌避部材を忌避しなくなる。
そこで、特許文献1の鳥害防止具が提案されている。特許文献1の鳥害防止具は、忌避部材が回転するよう構成されている。すなわち、特許文献1の鳥害防止具は、回転中心軸と、忌避部材を有し回転中心軸にその軸心回りに回転可能に外嵌された本体と、本体を回転させる駆動部と、駆動部に電力を供給するための太陽光パネルとを備えている。
特許文献1の鳥害防止具では、太陽光パネルから駆動部へ電力が供給されて駆動部が駆動し、駆動部の駆動により本体が回転中心軸の軸心回りに回転することで、本体に設けられた忌避部材が軸心回りに回転する。忌避部材が回転することで、カラス等の鳥類に、忌避部材を継続的に忌避させることができ、鳥類の飛来を抑制して鳥害を防止できる。
特開2009−153443号公報
しかしながら、特許文献1の鳥害防止具では、太陽光パネルから駆動部へ電力が供給されている間は駆動部が駆動し、忌避部材が継続的に軸心回りに回転し続ける。このため、カラス等の鳥類を忌避させることができる一方で、忌避部材が常時的に回転することで、鳥害防止具についての知識が乏しい一般人には、不要な不安を与える原因となる。
そこで本発明は、継続的にカラス等の鳥類を忌避させることができるとともに、鳥害防止具についての知識が乏しい一般人に不要な不安を与えないようにした鳥害防止具の提供を課題とする。
本発明は、被取付部に取付けられる鳥害防止具であって、回転中心軸と、回転中心軸の軸心回りに回転可能な本体と、本体に設けられて鳥類等を忌避させるための忌避部材と、同極どうしが軸心方向で向き合うよう対で設けられた浮揚用磁石とを備え、本体は、浮揚用磁石の同極どうしの反発力によって、被取付部側にある一方の浮揚用磁石に対して軸心方向で浮揚状態とされていることを特徴としている。
上記構成のように、本体が、浮揚用磁石の同極どうしの反発力によって被取付部側にある一方の浮揚用磁石に対して軸心方向で浮揚状態とされていれば、本体は回転中心軸の軸心回りに回転し易い状態にある。このため、カラス等の鳥類が飛来して忌避部材に止まると、忌避部材が鳥類の飛来方向に応じて付勢され、忌避部材とともに本体が回転中心軸の軸心回りに回転する。忌避部材が回転することで、鳥類は忌避部材上で不安定になるから、忌避部材に留まらずに飛び立つ。あるいは忌避部材が回転することで、鳥類は忌避部材に止まることができない。そして、本体は回転中心軸の軸心回りに回転し易い状態にあるものの、常時的には回転しない。
本発明の鳥害防止具では、本体は筒状に形成され、回転中心軸は、本体の長手方向全域に亘って挿通されるとともに、被取付部に固定された構成を採用できる。この構成によれば、本体および忌避部材は、固定された回転中心軸の軸心回りに回転する。
本発明の鳥害防止具では、浮揚用磁石はそれぞれ環状に形成されるとともに、一方の浮揚用磁石は回転中心軸の被取付部側端部に外嵌され、他方の浮揚用磁石は本体の被取付部側端部に外嵌された構成を採用できる。この構成によれば、本体および忌避部材は、被取付部から離れる方向に浮揚する。
本発明の鳥害防止具では、回転中心軸の、被取付部に対して反対側部位である先端部に、本体が回転中心軸から抜け出るのを防止すべく回転中心軸に比べて大径の抜止部材を備え、本体と抜止部材との間に、本体の浮揚量を規制するための規制用磁石を備え、規制用磁石は環状に形成されるとともに、回転中心軸に外嵌されて同極どうしが軸心方向で対向するよう対で設けられた構成を採用できる。
上記構成のように、同極どうしが軸心方向で対向するよう規制用磁石を備えたことで、浮揚用磁石の反発力によって本体が抜止部材に当接せず、したがって、本体と抜止部材との周方向での摺動を阻止でき、回転中心軸に対して本体が円滑に回転できる状態が維持される。
本発明の鳥害防止具では、回転中心軸は本体に隙間を介して挿通され、回転中心軸の外周面の周方向に内側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う内側磁石は交互に異極とされ、本体の内周面の周方向に外側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う外側磁石は交互に異極とされた構成を採用できる。
上記構成によれば、内側磁石と外側磁石の異極どうしが引かれ合うことで、常時的には本体の軸心回りの回転は抑制されているが、鳥類が飛来して忌避部材に止まることで忌避部材が鳥類の飛来方向に応じて付勢されると、忌避部材とともに本体が回転中心軸の軸心回りに回転する際に、不安定な回転をする。
本発明の鳥害防止具では、回転中心軸は本体に隙間を介して挿通され、回転中心軸の外周面の周方向に内側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う内側磁石は同極とされ、本体の内周面の周方向に外側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う外側磁石は内側磁石と同極とされた構成を採用できる。
上記構成によれば、内側磁石と外側磁石の同極どうしの反発力のうち、反発力の弱い周方向位置で回転中心軸に対して本体が釣り合っていて、常時的には本体および忌避部材の軸心回りの回転は抑制されている。しかし、鳥類が飛来して忌避部材に止まることで、本体が回転中心軸と同心でなくなるよう変位すると、内側磁石と外側磁石の同極どうしの釣り合いが崩れて、本体の軸心回りの回転が促される。
本発明のように、本体が、浮揚用磁石の同極どうしの反発力によって被取付部側にある一方の浮揚用磁石に対して軸心方向で浮揚状態とされていれば、本体は回転中心軸の軸心回りに回転し易い状態にあるから、カラス等の鳥類が飛来して忌避部材に止まると、忌避部材が鳥類の飛来方向に応じて付勢され、忌避部材とともに本体が回転中心軸の軸心回りに回転することで、鳥類は忌避部材上で不安定になって忌避部材に留まらない。これによって、継続的にカラス等の鳥類を忌避させることができる。さらに、本体は回転中心軸の軸心回りに回転し易い状態にあるものの、常時的には回転しないから、鳥害防止具についての知識が乏しい一般人に不要な不安を与えないようにすることができる、という優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る鳥害防止具の取付状態を表す全体概略斜視図である。 図2は、同鳥害防止具の一部破断正面図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係る鳥害防止具の平面断面図であり、(a)は周方向に隣り合う磁石を異極とした場合の断面図、(b)は周方向に隣り合う磁石を同極とした場合の断面図である。 図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る鳥害防止具の回転中心軸の支持構造を表す断面図である。
以下、本発明に係る鳥害防止具について、図1ないし図4を参照して説明する。まず、図1および図2を参照して、第一の実施形態に係る鳥害防止具1を説明する。鳥害防止具1は、電柱2に取付けられる腕金、碍子等の被取付部3に立設するよう取付けられる。
図2に示すように、鳥害防止具1は、回転中心軸4と、回転中心軸4を被取付部3に固定する固定手段5と、回転中心軸4の軸心4a回りに回転可能な本体6と、本体6に一体的に設けられて鳥類等を忌避させるための忌避部材7と、本体6が回転中心軸4から抜け出るのを防止する抜止部材8と、同極どうしが軸心方向で向き合うよう対で設けられた浮揚用磁石9,10と、同極どうしが軸心方向で向き合うよう対で設けられて本体6の浮揚量を規制するための規制用磁石11,12とを備えている。
回転中心軸4は杆状に形成され、下部外周にねじ部4b(ボルトに相当する)が形成され、下部は被取付部3の横板部3aに挿通されている。固定手段5は、回転中心軸4のねじ部4bに螺合するナット部材5a,5b,5cにより構成されている。ナット部材5a,5b,5cのうちの一個は、被取付部3の横板部3aの下面側からねじ部4bに螺合され、ナット部材5a,5b,5cのうちの二個のナット部材5b,5cは、被取付部3の横板部3aの上面側からねじ部4bに螺合されて、ナット部材5a,5b,5cにより横板部3aが挟まれることで、回転中心軸4が被取付部3に固定されている。
本体6は筒状に形成され、回転中心軸4に隙間δ1を介して外嵌されている。本体6の外周面には、複数本の忌避部材7が放射状に延設され、忌避部材7は複数段設けられている。各忌避部材7は直線状の同一形状であり、本体6から離れる先端側ほど順次小断面となるよう形成されている。このような形状とすることで、忌避部材7は風切り音の発生を抑制するようになっており、しかも風力の影響を受けにくくなっている。抜止部材8は、回転中心軸4の上端に取付けられ、回転中心軸4の径に比べて大径に形成されている。
各浮揚用磁石9,10は永久磁石であり、それぞれ環状に形成されている。各浮揚用磁石9,10の径は略同一であり、本体6の径と略同一である。下側の浮揚用磁石9は、上側のナット部材5cに載置されるよう、回転中心軸4の下部に外嵌されている。上側の浮揚用磁石10は、下側の浮揚用磁石9の上側で対向するよう、回転中心軸4の下部に外嵌されている。本体6は、上側の浮揚用磁石10の上面に載置されている。本体6は上側の浮揚用磁石10に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。
各浮揚用磁石9,10の内周面9a,10aと回転中心軸4の外周面4cとの間には隙間δ2が設けられている。環状の磁石は、一般的に厚み(この場合、軸心4aに沿う上下方向の高さに相当する)の方向の反対側で異極となっている。この場合、N極,S極の何れの極性でもよいが、浮揚用磁石9,10は、同極どうしが軸心4a方向で対向するように配置されている。このようにすることで、浮揚用磁石9,10どうしは、常時的には接触することがなく、下側の(一方の)浮揚用磁石9に対して上側の(他方の)浮揚用磁石10が、浮揚用磁石9,10どうしの反発力、すなわち磁力で浮揚した状態にある。換言すれば、本体6が、下側の浮揚用磁石9に対して上側の浮揚用磁石10を介して浮揚した状態にある。
各規制用磁石11,12は永久磁石であり、それぞれ環状に形成されている。各規制用磁石11,12の径は略同一であり、本体6の径と略同一である。規制用磁石11,12は、本体6の上端面と抜止部材8の下端面との間に配置されるよう、回転中心軸4の上部に外嵌されている。各規制用磁石11,12の内周面11a,12aと回転中心軸4の外周面4cとの間には隙間δ3が設けられている。下側の規制用磁石11は、本体6の上端面に載置されている。下側の規制用磁石11は、本体6の上端面に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。
上側の規制用磁石12は、下側の規制用磁石11と抜止部材8との間に配置されている。上側の規制用磁石12は、抜止部材8に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。この場合、N極,S極の何れの極性でもよいが、規制用磁石11,12は、同極どうしが軸心方向で対向するように配置されている。
規制用磁石11,12どうしは、常時的には接触することがなく、抜止部材8によって上動が阻止されている上側の(一方の)規制用磁石12に対して下側の(他方の)規制用磁石11が、反発力によって下方に押さえられた状態にある。
以上の構成により、本体6は、下側の浮揚用磁石9と上側の規制用磁石12との間で、上側の浮揚用磁石10および下側の規制用磁石11を介して、回転中心軸4の途中位置に反発力によって保持されている。
上記構成において、本体6は、浮揚用磁石9,10の同極どうしの反発力によって被取付部3側にある一方の浮揚用磁石9に対して軸心4a方向で浮揚状態とされている。すなわち、本体6および忌避部材7は、被取付部3から離れる上方向に浮揚する。また、同極どうしが軸心4a方向で対向するよう規制用磁石11,12を備えたことで、浮揚用磁石9,10の反発力によって本体6が抜止部材8に当接しない。したがって、本体6と抜止部材8との周方向での摺動を阻止でき、本体6が軸心4a回りに回転した場合でも、回転中心軸4に対して本体6が円滑に回転できる状態が維持されている。
本体6は回転中心軸4の軸心4a回りに回転し易い状態にあるものの、常時的には回転しない。したがって、鳥害防止具1についての知識が乏しい一般人に不要な不安を与えないようにすることができる。
カラス等の鳥類が飛来して忌避部材7に止まると、忌避部材7が鳥類の飛来方向に応じて付勢される。換言すれば、鳥類が飛来して忌避部材7に止まり、鳥類の重さが忌避部材7を回転させる方向の力として働くと、忌避部材7とともに本体6が回転中心軸4の軸心4a回りに回転する。本体6は浮揚用磁石9,10どうしの反発力(磁力)で浮揚した状態にあって、本体6が、下側の浮揚用磁石9に対して上側の浮揚用磁石10を介して浮揚した状態にあるから、本体6は円滑に回転する。
忌避部材7が回転することで、鳥類は忌避部材7上で不安定になるから、忌避部材7に留まることなく飛び立つ。あるいは忌避部材7が回転することで、鳥類は忌避部材7に止まることができない。このため鳥類は、継続的に忌避部材7を忌避して、例えば営巣することができないから、長期に亘って鳥害を防止することができる。また、鳥類は磁力を忌避する性質があることを前提とすれば、浮揚用磁石9,10、および規制用磁石11,12の磁力そのもので、鳥類を忌避させることが可能である。
次に、図3を参照しつつ、本発明の鳥害防止具1に係る別の実施形態を説明する。まず、図3で示す別の実施形態に係る鳥害防止具1は、第一の実施形態における構成を全て備えており、これらの構成は上述したとおりであるので、その説明を繰り返さない。
図3(a)の実施形態において、第一の実施形態と異なる構成は、回転中心軸4の外周面4cの周方向に内側磁石15,16が等間隔で並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う内側磁石15,16は交互に異極とされている点である。また、本体6の内周面6aの周方向に外側磁石17,18が等間隔で並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う外側磁石17,18は交互に異極とされている点である。
上記構成によれば、内側磁石15,16と外側磁石17,18の異極どうしが引かれ合うことで、常時的には本体6の軸心4a回りの回転は抑制されているが、鳥類が飛来して忌避部材7(図1、図2参照)に止まることで忌避部材7が鳥類の飛来方向に応じて付勢されると、忌避部材7とともに本体6が回転中心軸4の軸心4a回りに回転する。
第一の実施形態では、本体6は浮揚用磁石9,10どうしの反発力(磁力)で浮揚した状態にあって、本体6が、下側の浮揚用磁石9に対して上側の浮揚用磁石10を介して浮揚した状態にある。このため、鳥類が忌避部材7に止まって鳥類の重さが忌避部材7および本体6を回転させる方向に働くと、忌避部材7および本体6は円滑に回転する。これに対して、図3(a)の実施形態のように、回転中心軸4の外周面4cの周方向に内側磁石15,16を並べて埋め込み、周方向に隣り合う内側磁石15,16を交互に異極とし、本体6の内周面6aの周方向に外側磁石17,18を並べて埋め込み、周方向に隣り合う外側磁石17,18を交互に異極とすれば、鳥類が忌避部材7に止まって鳥類の重さが忌避部材7および本体6を回転させる方向に働くと、内側磁石15,16および外側磁石17,18どうしの釣り合いが崩れて、忌避部材7および本体6が不安定な回転をする。忌避部材7の不安定な回転は、鳥類に忌避部材7をいっそう忌避させ易い。
図3(b)の実施形態において、第一の実施形態と異なる構成は、回転中心軸4の外周面4cの周方向に内側磁石16が等間隔で並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う内側磁石16は同極とされ、本体6の内周面6aの周方向に外側磁石17が等間隔で並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う外側磁石17は内側磁石16と同極とされた点である。
上記構成によれば、内側磁石16と外側磁石17の同極どうしの反発力のうち、反発力の弱い周方向位置で回転中心軸4に対して本体6が釣り合っていて、常時的には本体6および忌避部材7の軸心4a回りの回転は抑制されている。しかし、鳥類が飛来して忌避部材7に止まることで、本体6が回転中心軸4と同心でなくなるよう変位すると、内側磁石16と外側磁石17の同極どうしの釣り合いが崩れて、本体6の軸心4a回りの回転が促される。この場合も図3(a)の構成と同様に、鳥類が忌避部材7に止まって鳥類の重さが忌避部材7および本体6を回転させる方向に働くと、内側磁石16および外側磁石17どうしの釣り合いが崩れて、忌避部材7および本体6が不安定な回転をする。忌避部材7の不安定な回転は、鳥類に忌避部材7をいっそう忌避させ易い。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の範囲内で変更を加え得ることは勿論である。例えば、第一の実施形態において、本体6は筒状に限定されず、円柱状、角柱状、球状、半球状等、種々の形状が考えられる。このような場合では、回転中心軸4は本体6を挿通するものでなくてよく、異極どうしを軸心4aの方向で対向させた磁石を用い、その磁力によって本体6を浮揚させる(例えば、被取付部3に対して浮揚させる)よう構成することもできる。このような場合では、規制用磁石11,12を省略することができる。
内側磁石15,16および外側磁石17,18は周方向に等間隔で配置した。しかしながら、これらの磁石は等間隔で並べる必要はなく、不等間隔であってもよい。これら磁石を不等間隔で並べることで、忌避部材7はいっそう不安定な回転をする。
忌避部材7は、鳥類の忌避機能を有する形状や配置であれば、本体6に放射状に延設されるものに限らない。さらに、上記各実施形態では、本体6は被取付部3に対して上下方向を長手方向としたが、立設とは上下方向に限定される意味合いではなく、傾斜方向や水平方向も含む概念である。
さらに、図4で示すように、鳥害防止具1は、被取付部3に、ボールジョイント等を用いて取付けることができる。この場合、ボールジョイントの外側部材19を、ボルト・ナット20を用いて固定し、外側部材19に挿入されるボール体21を回転中心軸4の基端部に設けるよう構成している。このようなジョイントを用いて鳥害防止具1を被取付部3に取付けることで、本体6とともに、忌避部材7の傾斜方向を自在に変更できる。そして忌避部材7の傾斜方向を変更するには、間接活線作業によって行える。
忌避部材7の傾斜方向を自在に変更できれば、配電線路のメンテナンス時等に忌避部材7が邪魔にならないよう傾斜させられ、対応性が向上する。なお、図4の実施形態では、下側の浮揚用磁石9の下面外周部に面取り22を施して、回転中心軸4を傾斜させても、外側部材19に下側の浮揚用磁石9の下面外周部が当たらないように構成している。
1…鳥害防止具、2…電柱、3…被取付部、4…回転中心軸、4a…軸心、4c…外周面、5…固定手段、6…本体、6a…内周面、7…忌避部材、8…抜止部材、9,10…浮揚用磁石、9a,10a…内周面、11,12…規制用磁石、11a,12a…内周面、15,16…内側磁石、17,18…外側磁石、19…外側部材、δ1…隙間、δ2…隙間、δ3…隙間

Claims (6)

  1. 被取付部に取付けられる鳥害防止具であって、
    被取付部に対して立設される回転中心軸と、回転中心軸の軸心回りに回転可能な本体と、本体に設けられて鳥類等を忌避させるための忌避部材と、同極どうしが軸心方向で向き合うよう対で設けられた浮揚用磁石とを備え、
    本体は、浮揚用磁石の同極どうしの反発力によって、被取付部側にある一方の浮揚用磁石に対して軸心方向で浮揚状態とされていることを特徴とする鳥害防止具。
  2. 本体は筒状に形成され、回転中心軸は、本体の長手方向全域に亘って挿通されるとともに、被取付部に固定されている請求項1に記載の鳥害防止具。
  3. 浮揚用磁石はそれぞれ環状に形成されるとともに、一方の浮揚用磁石は回転中心軸の被取付部側端部に外嵌され、他方の浮揚用磁石は本体の被取付部側端部に外嵌されている請求項2に記載の鳥害防止具。
  4. 回転中心軸の、被取付部に対して反対側部位である先端部に、本体が回転中心軸から抜け出るのを防止すべく回転中心軸に比べて大径の抜止部材を備え、本体と抜止部材との間に、本体の浮揚量を規制するための規制用磁石を備え、規制用磁石は環状に形成されるとともに、回転中心軸に外嵌されて同極どうしが軸心方向で対向するよう対で設けられている請求項3に記載の鳥害防止具。
  5. 回転中心軸は本体に隙間を介して挿通され、回転中心軸の外周面の周方向に内側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う内側磁石は交互に異極とされ、本体の内周面の周方向に外側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う外側磁石は交互に異極とされている請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の鳥害防止具。
  6. 回転中心軸は本体に隙間を介して挿通され、回転中心軸の外周面の周方向に内側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う内側磁石は同極とされ、本体の内周面の周方向に外側磁石が並べて埋め込まれており、周方向に隣り合う外側磁石は内側磁石と同極とされている請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の鳥害防止具。
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