JP2016054079A - 接続端子 - Google Patents

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圭史 和田
Keiji Wada
圭史 和田
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Abstract

【課題】接触荷重の調整を容易にすることができる接続端子を提供する。
【解決手段】相手端子3のタブ状の相手接続部5が挿入可能な箱部7と、この箱部7内に弾性変形可能に設けられた弾性片9と、この弾性片9の自由端側に弾性変形可能に設けられ相手接続部5に接触される接点バネ部11とを備えた接続端子1において、箱部7が、相手接続部5に接触される被接点部13が設けられた第1壁部15と、この第1壁部15と対向して配置された第2壁部17とを有し、第2壁部17が、相手接続部5が箱部7内に完全に挿入された状態で、接点バネ部11の先端部と当接される第1被当接部19と、弾性片9の基部と接点バネ部11との間に当接される第2被当接部21とを有した。
【選択図】図7

Description

本発明は、接続端子に関する。
従来、接続端子としては、相手端子のタブ状の相手接続部が挿入可能な箱部と、この箱部内に弾性変形可能に設けられた弾性片と、この弾性片の自由端側に弾性変形可能に設けられ相手接続部に接触される接点バネ部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この接続端子では、接点バネ部が弾性片から折り返すように屈曲された折り返し部と、折り返し部から箱部の底壁に向けて延ばされた脚部とを有している。この接点バネにおける脚部の先端部は、箱部の底壁に当接されている。
このような接続端子では、相手接続部を箱部に挿入することにより、弾性片が基部を支点として弾性変形すると共に、接点バネ部が脚部の先端部を支点として弾性変形する。このように弾性変形における支点を2点とすることにより、接点バネ部と相手接続部との接触荷重を確保することができる。
特開2000−150044号公報
ところで、上記特許文献1のような接続端子では、弾性変形における支点が弾性片の基部のように1点である場合に比較して、接触荷重の調整を2点で行うことができるので、接触荷重の調整が容易であるが、接触荷重の調整をさらに容易にすることが望まれている。
そこで、この発明は、接触荷重の調整を容易にすることができる接続端子の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、相手端子のタブ状の相手接続部が挿入可能な箱部と、この箱部内に弾性変形可能に設けられた弾性片と、この弾性片の自由端側に弾性変形可能に設けられ前記相手接続部に接触される接点バネ部とを備えた接続端子であって、前記箱部は、前記接点バネ部と対向して配置され前記相手接続部に接触される被接点部が設けられた第1壁部と、この第1壁部と対向して配置され前記第1壁部との間に前記弾性片が配置される第2壁部とを有し、前記第2壁部は、前記相手接続部が前記箱部内に完全に挿入された状態で、前記接点バネ部の先端部と当接される第1被当接部と、前記弾性片の基部と前記接点バネ部との間に当接される第2被当接部とを有することを特徴とする。
この接続端子では、第2壁部が、相手接続部が箱部内に完全に挿入された状態で、接点バネ部の先端部と当接される第1被当接部と、弾性片の基部と接点バネ部との間に当接される第2被当接部とを有するので、弾性変形における支点を、弾性片の基部と、第1被当接部と、第2被当接部との3点にすることができる。
従って、このような接続端子では、接点バネ部と相手接続部との接触荷重を確保しつつ、接触荷重の調整を3点で行うことができ、接触荷重の調整を容易にすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の接続端子であって、前記弾性片は、基部と前記接点バネ部との間で直線部を有するように直線状に設けられ、前記接点バネ部は、前記弾性片の自由端側に前記第1壁部側に向けて突出するように屈曲して設けられ、前記第1被当接部は、前記接点バネ部の先端部と当接する前記第2壁部の壁面であり、前記第2被当接部は、前記第2壁部から前記第1壁部側に向けて突出され前記弾性片の直線部に当接する突部であることを特徴とする。
この接続端子では、第1被当接部が、接点バネ部の先端部と当接する第2壁部の壁面であり、第2被当接部が、第2壁部から第1壁部側に向けて突出され弾性片の直線部に当接する突部であるので、弾性片の基部による接点バネ部と被接点部との間の調整と、第1被当接部と接点バネ部の先端部との間の調整と、第2被当接部の突出高さの調整とによって、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の接続端子であって、前記弾性片は、基部と前記接点バネ部との間で前記第1壁部側に向けて突出する第1屈曲部と、前記第2壁部側に向けて突出する第2屈曲部とを有するように屈曲して設けられ、前記接点バネ部は、前記第2屈曲部から前記第1壁部側に向けて突出するように屈曲して設けられ、前記第1被当接部は、前記接点バネ部の先端部と当接する前記第2壁部の壁面であり、前記第2被当接部は、前記弾性片の第2屈曲部と当接する前記第2壁部の壁面であることを特徴とする。
この接続端子では、第1被当接部が、接点バネ部の先端部と当接する第2壁部の壁面であり、第2被当接部が、弾性片の第2屈曲部と当接する第2壁部の壁面であるので、弾性片の基部による接点バネ部と被接点部との間の調整と、第1被当接部と接点バネ部の先端部との間の調整と、第2被当接部と第2屈曲部との間の調整とによって、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の接続端子であって、前記弾性片と前記接点バネ部とは、前記接点バネ部と自由端との間が第1直線部を有するように直線状に設けられ、基部と前記接点バネ部との間が第2直線部を有するように直線状に設けられ、前記第1直線部と前記第2直線部とが前記接点バネ部を前記第1壁部側に向けて突出する頂点とするように屈曲して設けられ、前記第1被当接部は、前記第2壁部から前記第1壁部側に向けて突出され前記第1直線部に当接する第1突部であり、前記第2被当接部は、前記第2壁部から前記第1壁部側に向けて突出され前記第2直線部に当接する第2突部であることを特徴とする。
この接続端子では、第1被当接部が、第2壁部から第1壁部側に向けて突出され第1直線部に当接する第1突部であり、第2被当接部が、第2壁部から第1壁部側に向けて突出され第2直線部に当接する第2突部であるので、弾性片の基部による接点バネ部と被接点部との間の調整と、第1被当接部の突出高さの調整と、第2被当接部の突出高さの調整とによって、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
本発明によれば、接触荷重の調整を容易にすることができる接続端子を提供することができるという効果を奏する。
(a),(b)は本発明の第1実施形態に係る接続端子の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る接続端子の断面図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態に係る接続端子に接続される相手端子の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る接続端子に接続される相手端子の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部を挿入するときの断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部をある程度挿入したときの断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部を完全に挿入したときの断面図である。 相手接続部の箱部への挿入ストロークに対する接触荷重の変化を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る接続端子の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部を挿入するときの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部をある程度挿入したときの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部をある程度挿入したときの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部を完全に挿入したときの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部を挿入するときの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部をある程度挿入したときの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る接続端子の箱部に相手端子の相手接続部を完全に挿入したときの断面図である。
図1〜図16を用いて本発明の実施の形態に係る接続端子について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図8を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係る接続端子1は、相手端子3のタブ状の相手接続部5が挿入可能な箱部7と、この箱部7内に弾性変形可能に設けられた弾性片9と、この弾性片9の自由端側に弾性変形可能に設けられ相手接続部5に接触される接点バネ部11とを備えている。
また、箱部7は、接点バネ部11と対向して配置され相手接続部5に接触される被接点部13が設けられた第1壁部15と、この第1壁部15と対向して配置され第1壁部15との間に弾性片9が配置される第2壁部17とを有する。
そして、第2壁部17は、相手接続部5が箱部7内に完全に挿入された状態で、接点バネ部11の先端部と当接される第1被当接部19と、弾性片9の基部と接点バネ部11との間に当接される第2被当接部21とを有する。
また、弾性片9は、基部と接点バネ部11との間で直線部23を有するように直線状に設けられ、接点バネ部11は、弾性片9の自由端側に第1壁部15側に向けて突出するように屈曲して設けられている。
そして、第1被当接部19は、接点バネ部11の先端部と当接する第2壁部17の壁面であり、第2被当接部21は、第2壁部17から第1壁部15側に向けて突出され弾性片9の直線部23に当接する突部25である。
図1〜図7に示すように、接続端子1は、導電性材料の1枚の板材からなり、この1枚の板材に切り欠き加工や折り曲げ加工などを施すことによって、電線圧着部27と、箱部7とが形成されている。電線圧着部27は、被覆圧着部29と、芯線圧着部31とを備えている。
被覆圧着部29は、一対の加締め片からなり、電源や機器などに接続された被覆電線(不図示)の端末部において、被覆電線の被覆部を加締める。この被覆圧着部29を被覆電線の被覆部に加締めることにより、接続端子1が被覆電線に固定される。
芯線圧着部31は、箱部7と被覆圧着部29との間に設けられた一対の圧着片からなり、被覆電線の端末部において、被覆電線の被覆部から露出された芯線部を加締めて圧着される。この芯線圧着部31を被覆電線の芯線部に圧着させることにより、接続端子1が被覆電線に電気的に接続される。
箱部7は、底壁としての第2壁部17が電線圧着部27と連続する一部材で形成され、両側壁と上壁としての第1壁部15を折り曲げ加工によって箱状に形成され、接続端子1を雌型端子として構成している。
この箱部7の上壁である第1壁部15には、底壁である第2壁部17側に向けて複数(ここでは2つ)の被接点部13が突設され、この被接点部13は、第2壁部17との間に弾性片9に設けられた接点バネ部11が対向して配置されている。このような箱部7には、相手端子3のタブ状の相手接続部5が挿入される。
相手端子3は、導電性材料の1枚の板材からなり、この1枚の板材に切り欠き加工や折り曲げ加工などを施すことによって、相手電線圧着部33と、相手接続部5とが形成されている。相手電線圧着部33は、被覆圧着部35と、芯線圧着部37とを備えている。
被覆圧着部35は、一対の加締め片からなり、電源や機器などに接続された被覆電線(不図示)の端末部において、被覆電線の被覆部を加締める。この被覆圧着部35を被覆電線の被覆部に加締めることにより、相手端子3が被覆電線に固定される。
芯線圧着部37は、相手接続部5と被覆圧着部35との間に設けられた一対の圧着片からなり、被覆電線の端末部において、被覆電線の被覆部から露出された芯線部を加締めて圧着される。この芯線圧着部37を被覆電線の芯線部に圧着させることにより、相手端子3が被覆電線に電気的に接続される。
相手接続部5は、底壁が相手電線圧着部33と連続する一部材で形成され、両側壁と上壁とを折り曲げ加工によって箱状に形成された部分の先端側から先細りとなるようにタブ状に延設され、相手端子3を雄型端子として構成している。
この相手接続部5は、接続端子1の箱部7内に挿入され、箱部7内に配置された被接点部13と接点バネ部11とに接触され、相手端子3と接続端子1とが電気的に接続される。このような相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部11との接触荷重は、弾性片9と、接点バネ部11と、第1被当接部19と、第2被当接部21とによって付与される。
弾性片9は、箱部7の第2壁部17と連続する一部材で形成され、基部に設けられた折返部39によって自由端側が第1壁部15側に向けて折り返され、自由端側が箱部7の内部に弾性変形可能に配置されている。また、弾性片9は、折返部39と自由端側との間が直線部23を有するように直線状に形成されている。
この弾性片9は、自由端側に接点バネ部11が設けられており、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が挿入されると、基部である折返部39が弾性変形し、接点バネ部11と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部11に対して付勢力を付与する。
接点バネ部11は、弾性片9の自由端側に弾性片9と連続する一部材で形成され、箱部7の第1壁部15側に向けて突出するように断面形状が半円状に形成され、先端部が第1被当接部19に当接すると弾性変形可能に設けられている。
この接点バネ部11は、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入されると、先端部が第1被当接部19に当接され、接点バネ部11が弾性変形し、接点バネ部11と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部11に対して付勢力を付与する。
第1被当接部19は、箱部7の第2壁部17において、接点バネ部11の先端部と対向する内面となっており、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入されると、接点バネ部11の先端部と当接し、接点バネ部11を弾性変形させる。この第1被当接部19と弾性片9の折返部39との間には、第2被当接部21が設けられている。
第2被当接部21は、箱部7の第2壁部17において、弾性片9の直線部23と対向する位置に設けられ、第2壁部17の内面から第1壁部15側に向けて突設された突部25となっている。
この突部25の突出高さは、箱部7内に相手接続部5が挿入されていない状態で、弾性片9の直線部23と離間し、箱部7内に相手接続部5がある程度挿入された状態で、弾性片9の直線部23と当接するように設定されている。
この第2被当接部21は、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、弾性片9の直線部23と当接して支点部となり、弾性片9の直線部23を弾性変形し、接点バネ部11と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部11に対して付勢力を付与する。
このように構成された接続端子1では、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が挿入されると、まず、相手接続部5と弾性片9の直線部23とが当接し、弾性片9が第2壁部17側に向けて弾性変形される。
次に、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、弾性片9の直線部23が第2被当接部21と当接し、弾性片9の直線部23が第2被当接部21を支点部として第2壁部17側に向けて弾性変形される。
そして、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入されると、接点バネ部11の先端部が第1被当接部19と当接し、接点バネ部11が弾性変形される。
従って、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入された状態では、弾性変形する部分が3箇所となっており、相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部11との確実な接触荷重を得ることができる。
このような相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部11との接触荷重は、図8に示すように、相手接続部5の箱部7内への挿入ストロークに対する接触荷重の変化の関係で、3段階となるように付与される。
ここで、図8のAの範囲は、弾性片9の基部である折返部39によって付与される接触荷重の変化であり、Bの範囲は、第2被当接部21との当接による弾性片9の直線部23によって付与される接触荷重の変化であり、Cの範囲は、第1被当接部19との当接による接点バネ部11によって付与される接触荷重の変化である。
このため、相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部11との接触荷重を調整する場合には、弾性片9の折返部39の設定による被接点部13と接点バネ部11との間の調整と、第2被当接部21である突部25の突出高さの設定による突部25と弾性片9の直線部23との間の調整と、接点バネ部11の設定による接点バネ部11の先端部と第1被当接部19との間の調整とを行えばよい。
このように相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部11との接触荷重の調整を、弾性変形における支点である3点で行うことにより、必要な接触荷重を容易に確保することができると共に、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
このような接続端子1では、第2壁部17が、相手接続部5が箱部7内に完全に挿入された状態で、接点バネ部11の先端部と当接される第1被当接部19と、弾性片9の基部と接点バネ部11との間に当接される第2被当接部21とを有するので、弾性変形における支点を、弾性片9の基部と、第1被当接部19と、第2被当接部21との3点にすることができる。
従って、このような接続端子1では、接点バネ部11と相手接続部5との接触荷重を確保しつつ、接触荷重の調整を3点で行うことができ、接触荷重の調整を容易にすることができる。
また、第1被当接部19は、接点バネ部11の先端部と当接する第2壁部17の壁面であり、第2被当接部21は、第2壁部17から第1壁部15側に向けて突出され弾性片9の直線部23に当接する突部25であるので、弾性片9の基部による接点バネ部11と被接点部13との間の調整と、第1被当接部19と接点バネ部11の先端部との間の調整と、第2被当接部21の突出高さの調整とによって、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
図9〜図13を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係る接続端子101は、弾性片103は、基部と接点バネ部105との間で第1壁部15側に向けて突出する第1屈曲部107と、第2壁部17側に向けて突出する第2屈曲部109とを有するように屈曲して設けられ、接点バネ部105は、第2屈曲部109から第1壁部15側に向けて突出するように屈曲して設けられている。
そして、第1被当接部111は、接点バネ部105の先端部と当接する第2壁部17の壁面であり、第2被当接部113は、弾性片103の第2屈曲部109と当接する第2壁部17の壁面である。
なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図9〜図13に示すように、弾性片103は、箱部7の第2壁部17と連続する一部材で形成され、基部に設けられた折返部39によって自由端側が第1壁部15側に向けて折り返され、第1屈曲部107を第1壁部15側に向けて突出するように屈曲され、第2屈曲部109を第2壁部17側に向けて突出するように屈曲され、第1屈曲部107及び第2屈曲部109が箱部7の内部に弾性変形可能に配置されている。
この弾性片103は、第2屈曲部109から自由端側にわたって接点バネ部105が設けられており、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が挿入されると、基部である折返部39が弾性変形し、接点バネ部105と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部105に対して付勢力を付与する。
接点バネ部105は、弾性片103の第2屈曲部109から自由端側にわたって弾性片103と連続する一部材で形成され、箱部7の第1壁部15側に向けて突出するように屈曲され、先端部が第1被当接部111に当接すると弾性変形可能に設けられている。
この接点バネ部105は、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、先端部が第1被当接部111に当接され、接点バネ部105が弾性変形し、接点バネ部105と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部105に対して付勢力を付与する。
第1被当接部111は、箱部7の第2壁部17において、接点バネ部105の先端部と対向する内面となっており、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、接点バネ部105の先端部と当接し、接点バネ部105を弾性変形させる。この第1被当接部111と弾性片103の折返部39との間には、第2被当接部113が設けられている。
第2被当接部113は、箱部7の第2壁部17において、弾性片103の第2屈曲部109と対向する内面となっており、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入されると、弾性片103の第2屈曲部109と当接し、第1屈曲部107と第2屈曲部109とを弾性変形し、接点バネ部105と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部105に対して付勢力を付与する。
このように構成された接続端子101では、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が挿入されると、まず、相手接続部5と弾性片103の第1屈曲部107とが当接し、弾性片103が第2壁部17側に向けて弾性変形される。
次に、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、接点バネ部105の先端部が第1被当接部111と当接し、接点バネ部105が弾性変形される。なお、このとき、弾性片103の第1屈曲部107及び第2屈曲部109も、ある程度弾性変形される。
そして、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入されると、弾性片103の第2屈曲部109が第2被当接部113と当接し、弾性片103の第1屈曲部107及び第2屈曲部109が弾性変形される。
従って、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入された状態では、弾性変形する部分が3箇所となっており、相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部105との確実な接触荷重を得ることができる。
このような接続端子101において、相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部105との接触荷重を調整する場合には、弾性片103の折返部39の設定による被接点部13と接点バネ部105との間の調整と、接点バネ部105の設定による接点バネ部105の先端部と第1被当接部111との間の調整と、弾性片103の第1屈曲部107及び第2屈曲部109の設定による第2屈曲部109と第2被当接部113との間の調整とを行えばよい。
このように相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部105との接触荷重の調整を、弾性変形における支点である3点で行うことにより、必要な接触荷重を容易に確保することができると共に、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
このような接続端子101では、第1被当接部111が、接点バネ部105の先端部と当接する第2壁部17の壁面であり、第2被当接部113が、弾性片103の第2屈曲部109と当接する第2壁部17の壁面であるので、弾性片103の基部による接点バネ部105と被接点部13との間の調整と、第1被当接部111と接点バネ部105の先端部との間の調整と、第2被当接部113と第2屈曲部109との間の調整とによって、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
(第3実施形態)
図14〜図16を用いて第3実施形態について説明する。
本実施の形態に係る接続端子201は、弾性片203と接点バネ部205とは、接点バネ部205と自由端との間が第1直線部207を有するように直線状に設けられ、基部と接点バネ部205との間が第2直線部209を有するように直線状に設けられ、第1直線部207と第2直線部209とが接点バネ部205を第1壁部15側に向けて突出する頂点とするように屈曲して設けられている。
そして、第1被当接部211は、第2壁部17から第1壁部15側に向けて突出され第1直線部207に当接する第1突部213であり、第2被当接部215は、第2壁部17から第1壁部15側に向けて突出され第2直線部209に当接する第2突部217である。
なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図14〜図16に示すように、弾性片203は、箱部7の第2壁部17と連続する一部材で形成され、基部に設けられた折返部39によって自由端側が第1壁部15側に向けて折り返され、自由端側が箱部7の内部に弾性変形可能に配置されている。また、弾性片203は、折返部39と接点バネ部205との間が第2直線部209を有するように直線状に形成されている。
この弾性片203は、第2直線部209から自由端側にわたって接点バネ部205が設けられており、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が挿入されると、基部である折返部39が弾性変形し、接点バネ部205と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部205に対して付勢力を付与する。
接点バネ部205は、弾性片203の第2直線部209から自由端側にわたって第1直線部207を有するように直線状に弾性片203と連続する一部材で形成され、接点バネ部205を箱部7の第1壁部15側に向けて突出する頂点とするように、第1直線部207と弾性片203の第2直線部209とが屈曲され、先端部が第1被当接部211に当接すると弾性変形可能に設けられている。
この接点バネ部205は、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、第1直線部207が第1被当接部211に当接され、接点バネ部205が弾性変形し、接点バネ部205と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部205に対して付勢力を付与する。
第1被当接部211は、箱部7の第2壁部17において、接点バネ部205の第1直線部207と対向する位置に設けられ、第2壁部17の内面から第1壁部15側に向けて突設された第1突部213となっている。
この第1突部213の突出高さは、箱部7内に相手接続部5が挿入されていない状態で、接点バネ部205の第1直線部207と離間し、箱部7内に相手接続部5がある程度挿入された状態で、接点バネ部205の第1直線部207と当接するように設定されている。
この第1被当接部211は、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、接点バネ部205の第1直線部207と当接し、接点バネ部205の第1直線部207を弾性変形し、接点バネ部205と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部205に対して付勢力を付与する。
第2被当接部215は、箱部7の第2壁部17において、弾性片203の第2直線部209と対向する位置に設けられ、第2壁部17の内面から第1壁部15側に向けて突設された第2突部217となっている。
この第2突部217の突出高さは、箱部7内に相手接続部5が挿入されていない状態、或いは箱部7内に相手接続部5がある程度挿入された状態で、弾性片203の第2直線部209と離間し、箱部7内に相手接続部5が完全に挿入された状態で、弾性片203の第2直線部209と当接するように設定されている。
この第2被当接部215は、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入されると、弾性片203の第2直線部209と当接し、弾性片203の第2直線部209を弾性変形し、接点バネ部205と第1壁部15の被接点部13との間で相手接続部5を挟持するように接点バネ部205に対して付勢力を付与する。
このように構成された接続端子201では、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が挿入されると、まず、相手接続部5と弾性片203の第2直線部209とが当接し、弾性片203が第2壁部17側に向けて弾性変形される。
次に、箱部7内に相手端子3の相手接続部5がある程度挿入されると、接点バネ部205の第1直線部207が第1被当接部211と当接し、接点バネ部205の第1直線部207が弾性変形される。なお、このとき、弾性片203の第2直線部209も、ある程度弾性変形される。
そして、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入されると、弾性片203の第2直線部209が第2被当接部215と当接し、弾性片203の第2直線部209及び接点バネ部205の第1直線部207が弾性変形される。
従って、箱部7内に相手端子3の相手接続部5が完全に挿入された状態では、弾性変形する部分が3箇所となっており、相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部205との確実な接触荷重を得ることができる。
このような接続端子201において、相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部205との接触荷重を調整する場合には、弾性片203の折返部39の設定による被接点部13と接点バネ部205との間の調整と、第1被当接部211である第1突部213の突出高さの設定による第1突部213と接点バネ部205の第1直線部207との間の調整と、第2被当接部215である第2突部217の突出高さの設定による第2突部217と弾性片203の第2直線部209との間の調整とを行えばよい。
このように相手接続部5と被接点部13及び接点バネ部205との接触荷重の調整を、弾性変形における支点である3点で行うことにより、必要な接触荷重を容易に確保することができると共に、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
このような接続端子201では、第1被当接部211が、第2壁部17から第1壁部15側に向けて突出され第1直線部207に当接する第1突部213であり、第2被当接部215が、第2壁部17から第1壁部15側に向けて突出され第2直線部209に当接する第2突部217であるので、弾性片203の基部による接点バネ部205と被接点部13との間の調整と、第1被当接部211の突出高さの調整と、第2被当接部215の突出高さの調整とによって、接触荷重の調整を容易に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態に係る接続端子では、箱部が四角形状に形成されているが、これに限らず、六角形状や八角形状などの多角形状であってもよい。
また、第1壁部に設けられた被接点部は、相手接続部の挿入方向に沿って2箇所設けられているが、これに限らず、2箇所以上、或いは1箇所であってもよく、その形状も相手接続部に接触できる形状であればどのような形状であってもよい。
1,101,201…接続端子
3…相手端子
5…相手接続部
7…箱部
9,103,203…弾性片
11,105,205…接点バネ部
13…被接点部
15…第1壁部
17…第2壁部
19,111,211…第1被当接部
21,113,215…第2被当接部
23…直線部
25…突部
107…第1屈曲部
109…第2屈曲部
207…第1直線部
209…第2直線部
213…第1突部
217…第2突部

Claims (4)

  1. 相手端子のタブ状の相手接続部が挿入可能な箱部と、この箱部内に弾性変形可能に設けられた弾性片と、この弾性片の自由端側に弾性変形可能に設けられ前記相手接続部に接触される接点バネ部とを備えた接続端子であって、
    前記箱部は、前記接点バネ部と対向して配置され前記相手接続部に接触される被接点部が設けられた第1壁部と、この第1壁部と対向して配置され前記第1壁部との間に前記弾性片が配置される第2壁部とを有し、
    前記第2壁部は、前記相手接続部が前記箱部内に完全に挿入された状態で、前記接点バネ部の先端部と当接される第1被当接部と、前記弾性片の基部と前記接点バネ部との間に当接される第2被当接部とを有することを特徴とする接続端子。
  2. 請求項1記載の接続端子であって、
    前記弾性片は、基部と前記接点バネ部との間で直線部を有するように直線状に設けられ、前記接点バネ部は、前記弾性片の自由端側に前記第1壁部側に向けて突出するように屈曲して設けられ、
    前記第1被当接部は、前記接点バネ部の先端部と当接する前記第2壁部の壁面であり、前記第2被当接部は、前記第2壁部から前記第1壁部側に向けて突出され前記弾性片の直線部に当接する突部であることを特徴とする接続端子。
  3. 請求項1記載の接続端子であって、
    前記弾性片は、基部と前記接点バネ部との間で前記第1壁部側に向けて突出する第1屈曲部と、前記第2壁部側に向けて突出する第2屈曲部とを有するように屈曲して設けられ、前記接点バネ部は、前記第2屈曲部から前記第1壁部側に向けて突出するように屈曲して設けられ、
    前記第1被当接部は、前記接点バネ部の先端部と当接する前記第2壁部の壁面であり、前記第2被当接部は、前記弾性片の第2屈曲部と当接する前記第2壁部の壁面であることを特徴とする接続端子。
  4. 請求項1記載の接続端子であって、
    前記弾性片と前記接点バネ部とは、前記接点バネ部と自由端との間が第1直線部を有するように直線状に設けられ、基部と前記接点バネ部との間が第2直線部を有するように直線状に設けられ、前記第1直線部と前記第2直線部とが前記接点バネ部を前記第1壁部側に向けて突出する頂点とするように屈曲して設けられ、
    前記第1被当接部は、前記第2壁部から前記第1壁部側に向けて突出され前記第1直線部に当接する第1突部であり、前記第2被当接部は、前記第2壁部から前記第1壁部側に向けて突出され前記第2直線部に当接する第2突部であることを特徴とする接続端子。
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