JP2016053907A - プログラム及び電子機器 - Google Patents

プログラム及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016053907A
JP2016053907A JP2014180440A JP2014180440A JP2016053907A JP 2016053907 A JP2016053907 A JP 2016053907A JP 2014180440 A JP2014180440 A JP 2014180440A JP 2014180440 A JP2014180440 A JP 2014180440A JP 2016053907 A JP2016053907 A JP 2016053907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
unit
information
control unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014180440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016053907A5 (ja
Inventor
洋平 石森
Yohei Ishimori
洋平 石森
落合 透
Toru Ochiai
透 落合
優基 中島
Yuki Nakashima
優基 中島
陽一 上瀧
Yoichi Kotaki
陽一 上瀧
政一 関口
Masaichi Sekiguchi
政一 関口
麻莉 大渕
Mari Obuchi
麻莉 大渕
大作 小宮
Daisaku Komiya
大作 小宮
博 亀原
Hiroshi Kamehara
博 亀原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2014180440A priority Critical patent/JP2016053907A/ja
Publication of JP2016053907A publication Critical patent/JP2016053907A/ja
Publication of JP2016053907A5 publication Critical patent/JP2016053907A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上させることが可能なプログラム及び電子機器を提供する。
【解決手段】コンピュータに実行させるプログラムは、注文に関する情報を表示する処理(S24)と、注文に関するカスタム設定の入力を受け付ける処理(S26〜S36)と、注文に関する情報とカスタム設定に関する情報とを、外部機器に送信する処理(S42)と、を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム及び電子機器に関する。
ネットワークを介して商品を注文することが行われており、その注文方法についても様々な方法が提案されている。例えば、漫画の画像中に現れる商品を、ネットワークを介して注文する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−279253号公報
しかしながら、従来のネットワークを介した商品の注文方法では、ユーザにとって利便性が十分ではなかった。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであり、ユーザの利便性を向上させることが可能なプログラム及び電子機器を提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、注文に関する情報を表示する処理(S24)と、前記注文に関するカスタム設定の入力を受け付ける処理(S26〜S36)と、前記注文に関する情報と、前記カスタム設定に関する情報と、を、外部機器に送信する処理(S42)と、をコンピュータに実行させる。
この場合において、本発明のプログラムでは、前記表示する処理では、撮像部(102)が撮像した画像データを、前記注文に関する情報として表示してもよい。また、前記受け付ける処理では、前記撮像部が撮像した画像データに基づき、前記カスタム設定の入力を受け付けてもよい。
また、本発明のプログラムでは、前記受け付ける処理では、表示された前記注文に関する情報に対する操作に基づき、前記カスタム設定の入力を受け付けてもよい。
また、本発明のプログラムでは、前記受け付ける処理では、近接通信を行う近接通信部(116)が取得した情報に基づき、前記カスタム設定の入力を受け付けてもよい。
また、本発明のプログラムでは、前記表示する処理では、前記カスタム設定に関するメニューを表示してもよい。また、前記メニューは、階層構造を有していてもよい。
また、本発明のプログラムでは、前記受け付ける処理において受け付けた前記注文に関するカスタム設定に基づいて、前記注文に関する情報を更新する処理(S38)、をコンピュータに実行させてもよい。
本発明のプログラムは、外部機器(10)から、注文に関する情報と前記注文に関するカスタム設定に関する情報との入力を受け付ける処理(S60)と、前記注文に関する情報と、前記カスタム設定と、を解析する処理(S62)と、前記解析する処理による解析結果に応じて、前記注文に関する処理を実行する処理(S64)と、をコンピュータに実行させる。
この場合において、本発明のプログラムでは、前記解析する処理では、前記注文に関する情報及び/又は前記カスタム設定の文字認識処理を実行してもよい。
本発明の電子機器は、注文に関する情報を表示する表示部(104)と、前記注文に関するカスタム設定の入力を受け付ける受付部(106、120)と、前記注文に関する情報と、前記注文に関するカスタム設定に関する情報と、を、外部機器に送信する送信部(118)と、を備える。
本発明の電子機器は、外部機器(10)から、注文に関する情報と前記注文に関するカスタム設定に関する情報との入力を受け付ける受付部(202)と、前記注文に関する情報と、前記カスタム設定と、を解析する解析部(208)と、前記解析部による解析に応じて、前記注文に関する処理を実行する処理部(204)と、を備える。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、上記においては一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させても良い。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
本発明のプログラム及び電子機器は、ユーザの利便性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 商品DBのデータ構造の一例を示す図である。 携帯機器の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 携帯機器の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 携帯機器の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その3)である。 情報処理装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 情報処理装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 図8(a)は、カスタム設定画面のTOP画面の一例を示す図であり、図8(b)は、タッチ操作ボタンの階層構造を示す図である。 クーポンの画像が表示されたカスタム設定画面の一例を示す図である。 図10(a)から図10(f)は、カスタム設定画面上のタッチ操作ボタンを用いたカスタマイズの一例を示す図である。 カスタマイズが行われた後のカスタム設定画面のTOP画面の一例を示す図である。 情報処理装置の表示部に表示される画像の一例を示す図である。 図13(a)は、飲み物のカスタム設定画面のTOP画面の一例を示す図であり、図13(b)は、タッチ操作ボタンの階層構造を示す図である。 第2の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 情報処理装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 移動手段用機器の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 登録DBのデータ構造の一例を示す図である。 携帯機器の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 遠隔操作処理の一例を示すフローチャートである。 図23(a)及び図23(b)は、実行機器の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図24(a)から図24(c)は、窓を遠隔操作する場合の一例を示す図である。 図25(a)から図25(c)は、時計を遠隔操作する場合の一例を示す図である。 図26(a)から図26(c)は、テレビの音量を遠隔操作する場合の一例を示す図である。 図27(a)から図27(c)は、テレビのチャンネルを遠隔操作する場合の一例を示す図である。 図28(a)から図28(c)は、エアコンの風向きを遠隔操作する場合の一例を示す図である。 図29(a)から図29(c)は、ロボット掃除機を遠隔操作する場合の一例を示す図である。 図30(a)から図30(c)は、自動ロボットによるボールの移動を遠隔操作する場合の一例を示す図である。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態に係る電子機器システム500について、図1〜図12に基づいて、詳細に説明する。図1には、電子機器システム500の構成がブロック図にて示されている。電子機器システム500は、図1に示すように、携帯機器10と、情報処理装置20と、を備える。携帯機器10と情報処理装置20とは、インターネット等のネットワーク30に接続されている。本実施形態の電子機器システム500は、ユーザが商品(例えばピザ)を注文する際の作業を支援するとともに、注文を受けて作業を行う者(例えばピザ屋の従業員)の作業負担の軽減を図るためのシステムである。
(携帯機器10)
携帯機器10は、ユーザにより携帯された状態で利用される情報機器である。携帯機器10としては、携帯電話、スマートフォン、タブレット型パソコン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等を採用することができる。本実施形態では、携帯機器10は、スマートフォンであるものとする。携帯機器10は、電話機能や、インターネット等に接続するための通信機能、及びプログラムを実行するためのデータ処理機能等を有する。
携帯機器10は、図1に示すように、撮像部102、表示部104、操作部106、マイク108、スピーカー110、位置検出部112、記憶部114、近接通信部116、通信部118、及び制御部120を備える。
撮像部102は、レンズ、撮像素子、A/D(Analog/Digital)変換部、画像処理部等を備え、静止画や動画を撮影する。レンズは、被写体像を撮像素子の撮像面に結像させる。撮像素子は、受光素子が撮像面に二次元配列されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を備え、アナログ画像信号を生成する。A/D変換部は、撮像素子が生成したアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。画像処理部は、A/D変換部から入力されたデジタル画像信号に対して、各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、ホワイトバランス処理、画像圧縮処理、画像伸張処理等)を行う。
表示部104は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であり、画像や、各種情報、及びタッチ操作ボタン等の操作入力用画像等を表示する。
操作部106は、タッチパネルとスイッチを備える。タッチパネルは、ユーザが触れたことに応じて情報入力を受け付け、受け付けた操作情報を制御部120に送信する。タッチパネルは、例えば表示部104上又は表示部104内に組み込まれて設けられる。したがって、タッチパネルは、ユーザが表示部104の表面をタッチすることに応じて、種々の情報入力を受け付ける。スイッチは、ユーザから携帯機器10に対する操作を受け付ける操作部材であり、受け付けた操作情報を制御部120に送信する。
マイク108は、携帯機器10の周囲の音声(例えばユーザの声)を入力するための音声入力装置である。スピーカー110は、ユーザや携帯機器10の周囲へ音声を出力する音声出力装置である。
位置検出部112は、例えばGPS(Global Positioning System)センサを有しており、携帯機器10の位置を検出し、位置情報(例えば緯度、経度)を制御部120に送信する。
記憶部114は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、撮像部102が撮影した静止画、動画の各画像データ等を記憶する。
近接通信部116は、NFC(Near Field Communication)による近距離無線通信によって、他の機器と通信を行う。近接通信部116が行う通信は、例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)等である。例えば、近接通信部116は、ピザ屋のチラシ等に設けられたICチップと近距離無線通信を行い、ICチップに格納されているクーポン情報を取得する。
通信部118は、ネットワーク30に接続された他の機器(例えば情報処理装置20)と無線通信(例えば携帯電話回線や無線LAN(Local Area Network)等を用いた通信)を行う。
制御部120は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、プログラムを実行することにより、携帯機器10全体を制御する。例えば、制御部120は、ピザ屋から提供されるピザの注文を実行するためのアプリケーション(アプリ)上で、ユーザの操作を受け付け、ユーザが入力した注文内容に関する情報を情報処理装置20に送信する。なお、制御部120が実行する処理の詳細については後述する。
(情報処理装置20)
情報処理装置20は、例えばピザ屋の店舗に設置されたサーバである。情報処理装置20は、図1に示すように、通信部202、表示部204、記憶部206、及び制御部208等を備える。
通信部202は、ネットワーク30を介して、他の機器(例えば携帯機器10)と無線通信又は有線通信を行う。
表示部204は、例えばLCDであり、携帯機器10から送信されてくる、ユーザによるピザの注文内容に関する情報等を表示し、当該情報をピザ屋の従業員に報知する。
記憶部206は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスク等である。記憶部206は、ピザの種類毎(商品名毎)に具材やアレルゲン等の情報を記憶する。ここで、図2に基づいて、記憶部206に記憶される情報(商品DB32)の一例について説明する。
図2には、商品DB32のデータ構造の一例が示されている。図2に示すように、商品DB32は、商品名、画像データ、具材、アレルゲン、及び追加可能具材の各フィールドを有している。商品名のフィールドには、ピザの商品名(マルゲリータ、ビスマルク等)の情報が格納される。画像データのフィールドには、商品毎の標準画像のデータファイルが格納される。標準画像としては、ピザ屋がチラシに載せるピザの画像などを採用することができる。具材のフィールドには、商品毎に使用している具材(トマト、チーズ等)の情報が格納される。アレルゲンのフィールドには、商品毎にピザに含まれるアレルゲン(小麦、乳等)に関する情報が格納される。追加可能具材のフィールドには、ピザに追加することが可能な具材(ツナ、ポテト等)の情報が格納される。なお、追加可能具材の中にアレルゲンが存在する場合には、当該追加可能具材を他の追加可能具材と区別して商品DB32に格納してもよい。
制御部208は、CPU等を備え、プログラムを実行することにより、情報処理装置20全体を制御する。制御部208が実行する処理の詳細については後述する。
(連携処理)
次に、第1の実施形態に係る電子機器システム500において実行される、携帯機器10と情報処理装置20との連携処理について説明する。図3から図5は、携帯機器10の制御部120が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図6及び図7は、情報処理装置20の制御部208が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、前提として、携帯機器10には、情報処理装置20等から提供されるピザを注文するためのアプリ(注文アプリ)がインストールされているものとする。
図3の処理では、まず、ステップS10において、制御部120は、注文アプリがユーザによって起動されるまで待機する。この場合、ユーザの操作等に応じて制御部120が注文アプリを起動した段階で、ステップS12に移行する。なお、制御部120は、ユーザによる操作部106への入力、又はマイク108への所定の音声の入力に応じて、注文アプリを起動させるものとする。
ステップS12に移行すると、制御部120は、表示部104又はスピーカー110を介して、注文するピザの画像を取得すべきことをユーザに報知する。ユーザは、この報知に応じて、ピザ屋のチラシ等に記載されているピザの画像(写真)を撮像部102で撮影する。これにより、制御部120は、注文するピザの画像を取得することができる。なお、ユーザが、注文するピザの画像を以前に撮影し、当該画像が記憶部114に記憶されているような場合もある。このような場合には、ユーザは記憶部114に記憶されている画像の中から注文したいピザの画像を選択することとしてもよい。かかる場合には、制御部120は、ユーザが選択した画像を注文するピザの画像として取得すればよい。
次いで、ステップS14では、制御部120は、注文するピザの画像を取得するまで待機する。そして、画像を取得した段階で、制御部120は、ステップS16に移行する。ステップS16に移行すると、制御部120は、位置検出部112から携帯機器10の現在位置を取得し、現在位置から利用可能なピザ屋の店舗を表示部104に表示する。なお、ピザ屋の店舗の表示態様としては、店舗名の列挙や、現在位置と店舗の位置を表示した地図の表示などを採用することができる。
次いで、ステップS18では、制御部120は、利用するピザ屋の店舗がユーザによって選択されるまで待機する。なお、ユーザは、表示部104の表面(タッチパネル)のうち、注文したい店舗の情報をタッチすることで、店舗の選択を行うことができる。制御部120は、ユーザによってピザ屋の店舗が選択された段階でステップS20に移行する。
ステップS20に移行すると、制御部120は、注文するピザの画像とカスタム設定画面の送信要求とを、ユーザが選択した店舗に設置された情報処理装置20に送信する。
一方、情報処理装置20の制御部208は、図6の処理を開始した後、ステップS50において、携帯機器10からピザの画像とカスタム設定画面の送信要求とを受信するまで待機している。したがって、携帯機器10において図3のステップS20の処理が行われた段階で、制御部208は、ステップS52に移行する。ステップS52では、制御部208は、記憶部206に記憶されている商品DB32の画像データと受信したピザの画像とを比較し、受信したピザの画像に対応する商品名を特定する。
次いで、ステップS54では、制御部208は、商品DB32を参照して、受信したピザの画像に、特定した商品名に対応する具材、アレルゲン(アレルギーの原因食物)、及び追加可能具材の情報を組み合わせたカスタム設定画面を生成して、携帯機器10に送信する。ここで、カスタム設定画面40のTOP画面の一例が図8(a)に示されている。図8(a)に示すように、カスタム設定画面40のTOP画面は、特定したピザの商品名41と、ピザの画像43を表示する画像表示領域42と、具材、アレルゲン、クーポン入力、及び注文のタッチ操作ボタン44a〜44dとを含んでいる。画像表示領域42の下側には、スケールバー(物差し)45が表示されている。なお、タッチ操作ボタン44aは、図8(b)に示すような階層構造となっており、タッチ操作ボタン44aをタッチすることで、タッチしたボタンの下層の1又は複数のボタンがカスタム設定画面40上に表示されるようになっている。
図3に戻り、ステップS22では、制御部120は、情報処理装置20からカスタム設定画面を受信するまで待機する。なお、制御部120は、ステップS20の処理から所定時間(タイムアウトを示す時間であり、例えば5秒)が経過するまでに、情報処理装置20からカスタム設定画面を受信できない場合には、受信できない旨を表示部104に表示させたり、スピーカー110から音声出力させ、図3から図5の処理を強制的に終了してもよい。
制御部120は、情報処理装置20からカスタム設定画面を受信した段階で、図4のステップS24に移行する。ステップS24に移行すると、制御部120は、受信したカスタム設定画面(図8(a))を表示部104に表示する。
次いで、ステップS26では、制御部120は、カスタム設定画面40上のクーポン入力のタッチ操作ボタン44cがユーザによってタッチされたか否かを判断する。タッチ操作ボタン44cがタッチされていない場合、ステップS26の判断は否定されて、図5のステップS36に移行する。
一方、タッチ操作ボタン44cがタッチされた場合は、制御部120は、ユーザが撮像部102を用いてクーポンの画像を撮影した結果、撮像部102からクーポンの画像を取得するまで(ステップS28が肯定されるまで)、又はユーザが近接通信部116を用いてクーポンに関する情報を受信するまで(ステップS32が肯定されるまで)待機する。
ステップS28の判断が肯定された場合、即ち、ユーザが撮像部102を用いてクーポンの画像を撮影した場合、制御部120は、ステップS30において、クーポンの画像をカスタム設定画面に表示する。図9には、撮像部102で撮影されたクーポンの画像が表示されたカスタム設定画面40の一例が示されている。これに対し、ステップS32の判断が肯定された場合、即ち、ユーザが、近接通信が可能な機器に携帯機器10を近づけることで、制御部120がクーポンに関する情報を受信した場合、制御部120は、ステップS34において、クーポンに関する情報をカスタム設定画面に表示する(図9参照)。ステップS30又はステップS34の処理の後は、図5のステップS36に移行する。
なお、ユーザが誤ってクーポン入力のタッチ操作ボタン44cをタッチした場合に対応するため、ステップS26の判断が肯定された場合でも、ユーザによる特定の操作があったタイミングで、ステップS36に移行するようにしてもよい。
ステップS30、S34の処理を経た後、あるいはステップS26の判断が否定された後は、図5のステップS36に移行し、制御部120は、ユーザがカスタム設定画面40上のタッチ操作ボタン44aを操作することで、ピザのカスタマイズがされたか否かを判断する。このステップS36の判断が肯定された場合、ステップS38に移行し、制御部120は、カスタム設定画面40の画像表示領域42に表示されている画像43を、カスタマイズ後の画像に更新する。ステップS38の後又はステップS36の判断が否定された場合には、制御部120は、ステップS40に移行する。
ここで、図10(a)〜図10(f)を用いて、タッチ操作ボタンによるピザのカスタマイズについて説明する。
図10(a)には、カスタム設定画面40のTOP画面が示されている。ユーザが、図10(a)の画面において“具材”のタッチ操作ボタン44aをタッチすると、図10(b)のように、“具材量調整”、“具材追加”、“具材削除”の各タッチ操作ボタン46a〜46cが表示される。
これらのタッチ操作ボタン46a〜46cのうち、“具材量調整”のタッチ操作ボタン46a又は“具材削除”のタッチ操作ボタン46cをユーザがタッチすると、図10(c)に示すように、画面上には注文するピザに標準で使用している具材(例えばトマト、チーズ等)のタッチ操作ボタンが表示される。
図10(b)の画面においてユーザにより“具材量調整”のタッチ操作ボタン46aがタッチされて図10(c)のタッチ操作ボタンが表示された状態において、ユーザが具材のタッチ操作ボタンをタッチすると、図10(d)に示すように、具材の量を“増量”するタッチ操作ボタンと“減量”するタッチ操作ボタンとが表示される。ユーザは、“増量”又は“減量”のタッチ操作ボタンをタッチすることで、具材の量を調整することができる。なお、制御部120は、ユーザが“増量”又は“減量”のタッチ操作ボタンをタッチする度に、画像表示領域42に表示されている画像43上に予め記憶部114に記憶されている具材の画像を追加(合成表示)又は削除(チーズの色で具材を隠す)等する。また、図10(b)の画面においてユーザにより“具材削除”のタッチ操作ボタン46cがタッチされた場合には、図10(c)の画面が表示された後に、ユーザが各具材のタッチ操作ボタンをタッチすると、タッチした具材を無くすことができる。この場合、制御部120は、ユーザがタッチした具材の画像を、画像43上から全て削除(チーズの色で具材を隠す)する。
一方、図10(b)における“具材追加”のタッチ操作ボタン46bをユーザがタッチすると、図10(e)のように、注文するピザに標準では使用されておらず、追加することが可能な具材(ツナ、ポテト等)のタッチ操作ボタンが表示される。各具材のタッチ操作ボタンをユーザがタッチすると、タッチした具材を追加することができる。具材が追加された場合、制御部120は、画像43上に予め記憶部114に記憶されている具材の画像を追加(合成表示)する。なお、追加した具材の量の調整は、前述した図10(d)の画面を用いた方法で行うこととすればよい。なお、商品DB32において、アレルゲンを含む具材とアレルゲンを含まない具材を区別して格納している場合には、各具材のタッチ操作ボタンを区別して表示してもよい。
また、図10(a)の画面において、ユーザが“アレルゲン”のタッチ操作ボタン44bをタッチした場合には、図10(f)のように、注文するピザに含まれるアレルゲンが表示される。この場合、例えば、7品目アレルゲン又は25品目アレルゲンが表示される。また、アレルゲンと共に、当該アレルゲンを含む具材を併記してもよい。ユーザは、これらの情報を基に、具材の削減や具材の量の調整を行うことができるので、アレルギー体質の子供等もアレルギーを気にせずに食べることが可能なピザをカスタマイズすることができる。なお、図10(e)において具材を追加した場合には、アレルゲンを含む具材を他の具材と区別して表示することとしてもよい。
さらに、図10(a)〜図10(f)の画面においては、ユーザは、ピザの画像43を2本の指でピンチイン又はピンチアウトすることで、注文するピザの大きさを変更することができる。この場合、画像表示領域42の傍にスケールバー45が表示されているので、ユーザは注文するピザの大きさを好みの大きさに的確に調整することができる。図11には、ユーザによるカスタマイズが行われた後のカスタム設定画面40のTOP画面の一例が示されている。なお、図10(a)〜図10(f)の画面に金額やカロリーを表示してもよく、カスタマイズの操作毎に金額や、カロリーの表示を行うようにしてもよい。また、制御部120は、金額モードとカロリーモードを設定し、ユーザが指定した金額やカロリー内でカスタマイズできるようにしてもよい。この場合、個々の具材毎に金額やカロリーを表示してもよく、全体として表示するようにしてもよい。
図5に戻り、ステップS40では、制御部120は、ユーザによって“注文”のタッチ操作ボタン44dがタッチされて、注文の指示がされたか否かを判断する。注文の指示がされていない場合、ステップS40の判断は否定されて、図4のステップS26に戻る。以降は、図10(a)の画面上のいずれかのタッチ操作ボタンが押されるまで、ステップS26、S36、S40の判断を繰り返す。そして、ユーザによって“注文”のタッチ操作ボタン44dがタッチされると、ステップS40の判断が肯定されて、ステップS42に移行する。なお、ピザを注文する場合、ユーザは、ピザ屋の店舗を含む地図画面を表示し、注文したい店舗の位置にピザの画像をドラッグアンドドロップするようにしてもよい。これにより直感的な操作でピザの注文を行うことができるようになる。
ステップS42に移行すると、制御部120は、カスタム設定画面の画像と、記憶部114に記憶されているユーザの氏名や連絡先、住所等の配達先に関する情報と、を選択された店舗の情報処理装置20に送信する。なお、ユーザの氏名や連絡先、住所等の情報が携帯機器10の記憶部114に記憶されていない場合には、制御部120は、これらの情報を入力するためのフォームを表示部104に表示し、ユーザによって入力された情報を情報処理装置20に送信するようにしてもよい。ステップS42が終了した場合、制御部120は、図3〜図5の全処理を終了する。この場合、制御部120は、注文アプリの実行を終了する。なお、図3〜図5の処理において、ユーザが携帯機器10の所定のボタンを押した場合には、処理は図4のステップS24に戻り、表示部104上にはTOP画面(図8(a))が表示されるようになっている。
一方、情報処理装置20の制御部208では、図7のステップS60において、カスタム設定画面の画像と配達先に関する情報とを受信するまで待機しているので、図5のステップS42の処理が行われた段階で、ステップS62に移行する。なお、制御部208は、受信した配達先に関する情報を、カスタム設定画面の画像と関連付けて、記憶部206に記憶する。
ステップS62に移行すると、制御部208は、受信したカスタム設定画面の画像に対して画像解析及び文字解析を行い、注文のベースとなる商品名やカスタマイズの内容等を特定する。例えば、制御部208は、カスタム設定画面の画像に対して文字認識処理(OCR(Optical Character Recognition)処理)による文字解析をすることで、注文のベースとなる商品名やクーポンの情報等を特定する。例えば、制御部208は、カスタム設定画面の画像に含まれるピザの画像を画像解析することで、具材の種類及び量等を特定する。なお、ステップS64において、制御部208は、カスタマイズの内容を特定することができない場合には、カスタマイズの内容を特定できない旨と、カスタマイズの内容を客に問い合わせるべき旨と、を表示部204に表示するようにしてもよい。
ステップS64では、制御部208は、注文を受けたピザに関する情報(ユーザによるカスタマイズの内容を含んだ情報)を表示部204に表示する。図12には、情報処理装置20の表示部204に表示される画像の一例を示している。図12に示すように、表示部204に表示される画像には、ベースとなる商品名51、カスタマイズ後のピザの画像52、クーポン情報53、並びに、カスタマイズ後のピザの大きさ、具材の種類及び量等の情報54、が含まれる。また、表示部204に表示される画像には、クーポンの情報を文字認識した結果を反映させた支払額の情報55が含まれる。ピザ屋の従業員は、この画像に従ってピザを作ることで、ユーザ(顧客)の要望に応えたピザを提供することができる。
以上詳細に説明したように、本第1の実施形態によれば、携帯機器10の制御部120は、注文に関するピザの画像を含むカスタム設定画面40を表示部104に表示し(S24)、カスタム設定の入力を受け付けて(S26〜S36)、注文するピザの情報と、カスタマイズの情報とを含むカスタム設定画面40の画像を情報処理装置20に送信する(S42)。これにより、制御部120は、ユーザが携帯機器10を操作してカスタマイズした好みのピザに関する情報を情報処理装置20に送信することで、当該好みのピザを注文することが可能となるので、ユーザの利便性を向上することが可能となる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、撮像部102が撮像したピザの画像を注文に関する情報として表示部104に表示するので、ユーザは、チラシや雑誌等に掲載されたピザの写真等を利用して、ピザの注文を行うことができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、撮像部102が撮像したクーポンの画像に基づき、カスタム設定の入力を受け付けるので、ユーザはチラシや雑誌等に掲載されたクーポンを撮影するという簡単な操作で、クーポンを利用することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、表示部104に表示された注文に関する画像に対する操作に基づき、カスタム設定(例えばピザの大きさの変更)の入力を受け付けるので、例えばピザの大きさを視覚的に確認しながら簡単な操作で変更することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、近接通信部116が受信したクーポンに関する情報に基づき、カスタム設定の入力を受け付けることもできる。これにより、ユーザは簡単な操作によりクーポンを利用することが可能となる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、カスタム設定画面40においてカスタム設定のメニューを表示するので、ユーザはメニューを利用して簡易にカスタマイズを行うことが可能となる。また、カスタム設定画面40に表示されたメニュー(タッチ操作ボタン44a)は階層構造を有している(図8(b)参照)ことから、ユーザは、カスタマイズしたい内容を順を追って絞り込むことができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、カスタム設定の内容に基づいて、注文に関する画像を更新する(S38)ので、ユーザはカスタム内容(例えばピザの大きさや具材の量など)を視覚的に確認しながらピザをカスタマイズすることができる。
また、本第1の実施形態によれば、情報処理装置20の制御部208は、携帯機器10から、注文に関する情報と、カスタム設定に関する情報と、を含むカスタム設定画面40の画像を受け付け(S60)、当該画像から注文に関する情報と、カスタム設定とを解析し(S62)、解析結果に応じて、注文に関する処理(例えば、注文されたピザの情報を表示部204に表示する処理(S64))を実行する。これにより、ピザ屋の従業員は電話等による注文を受け付けなくてもよくなるため、従業員の手間を軽減することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部208は、カスタム内容を含むカスタム設定画面40の画像を文字解析(例えば文字認識処理)するので、画像からユーザによるカスタマイズの内容(本実施形態では、ユーザが利用するクーポンの情報等)を取得することができる。
なお、上記第1の実施形態において、カスタム設定画面40に、ピザの重さや総カロリーが表示され、カスタマイズを行う毎に、重さや総カロリーが更新されるようにしてもよい。この場合、注文アプリにおいて、具材別の重さやカロリーを管理しておけばよい。
なお、上記第1の実施形態では、ピザをカスタマイズする場合を例に示したが、その他の物、例えば飲み物をカスタマイズする場合でもよい。図13(a)には、飲み物のカスタム設定画面のTOP画面の一例が示されている。図13(a)に示すように、飲み物のカスタム設定画面40のTOP画面は、飲み物の商品名41と、飲み物の画像43を表示する画像表示領域42と、調整・削除、アレルゲン、クーポン入力、及び注文のタッチ操作ボタン48a〜48dと、を含んでいる。画像表示領域42の下側には、スケールバー45が表示されていて、これを基準にしてサイズを変更することができる。なお、タッチ操作ボタン48aは、図13(b)に示すような階層構造となっており、タッチ操作ボタン48aをタッチすることで、タッチしたボタンの下層の1又は複数のボタンがカスタム設定画面40上に表示されるようになっている。例えば飲み物がオレンジジュース等の冷たい飲み物の場合には氷の量の調整や削除をできるようにしてもよいし、コーヒーや紅茶の場合には砂糖・ミルクの量の調整や削除をできるようにしてもよいし、ウイスキーの水割り等の場合にはアルコールの量を調整や削除をできるようにしてもよい。また、パフェ等の具材がある場合には、具材の量を調整したり、具材を追加、削除できるようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、携帯機器10の制御部120は、カスタム設定画面40をピザ屋の店舗にある情報処理装置20から受信する場合を例に示したが、これに限られるものではない。例えば、携帯機器10の記憶部114に商品DB32の情報が記憶されている場合には、制御部120が、撮像部102から取得したピザの画像と商品DB32とを用いて、カスタム設定画面を生成して、表示部104に表示する場合でもよい。
なお、上記第1の実施形態において、携帯機器10の記憶部114又は情報処理装置20の記憶部206にユーザが以前に行ったカスタム内容を記憶しておいてもよい。この場合、制御部120は、ユーザからの指示により記憶部114又は記憶部206に記憶されたカスタム内容を用いて、ピザをカスタマイズしてもよい。なお、ユーザが更なるカスタマイズを望む場合には、ステップS26〜S38を更に実行するようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、ピザ屋の店舗の情報処理装置20から送信されるカスタム設定画面40は、各店舗共通の画面であってもよいが、各店舗独自のカスタム内容を含む画面であってもよい。また、撮像部102によって2種類以上のピザが撮影された場合に、制御部120は、これら撮影されたピザの画像を合成して、所謂ハーフ&ハーフピザやクウォータピザ等の画像を生成し、表示してもよい。
なお、上記第1の実施形態では、情報処理装置20がピザ屋の店舗に設置されていて、携帯機器10から情報処理装置20にピザの注文をする場合を例に示したが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置20は、スーパーや居酒屋等に設置されていてもよい。情報処理装置20がスーパーに設置された場合、ユーザは、スーパーに行かずに、携帯機器10から情報処理装置20に野菜や肉や卵等の様々な物を注文することが可能となる。この場合、野菜や卵の大きさ等をカスタマイズしたり、魚のさばき方などを選択できるようにすることで、ユーザの利便性を向上することが可能となる。また、例えば、情報処理装置20が居酒屋に設置された場合、ユーザは居酒屋の各席に設置された携帯機器10やユーザが保有する携帯機器10から注文を行ったり、注文内容をカスタマイズできるようにすればよい。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態に係る電子機器システム600について、図14及び図15に基づいて詳細に説明する。図14には、電子機器システム600の構成がブロック図にて示されている。電子機器システム600は、図14に示すように、携帯機器10と情報処理装置20Aとがネットワーク30に接続されている。携帯機器10の構成は、第1の実施形態の図1に示す携帯機器10の構成と同一又は同等であるため、ここでは説明を省略する。情報処理装置20Aは、撮像部210及び操作部212を有する点以外は、第1の実施形態の図1に示す情報処理装置20の構成と同一又は同等である。ここで、撮像部210は、レンズ、撮像素子、A/D変換部、画像処理部等を備え、静止画や動画を撮影する。操作部212は、キーボードやマウスを備え、ユーザから情報処理装置20Aに対する操作を受け付け、受け付けた操作情報を制御部208に送信する。
次に、第2の実施形態に係る電子機器システム600において実行される、情報処理装置20Aの処理について説明する。図15は、情報処理装置20Aの制御部208が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、図15の処理は、注文を受けたピザを作る従業員や調理中のピザの様子を、ピザを注文したユーザに見せるための処理である。なお、本第2の実施形態では、従業員は、第1の実施形態で説明した方法で注文を受けたピザを作るものとする。
図15の処理では、まず、ステップS70において、制御部208は、ピザを作成する複数の工程(例えば、生地を伸ばす工程、具材を盛り付ける工程、ピザを焼く工程等)のうちの1つの工程の作業が開始されるまで待機する。この場合、制御部208は、従業員が操作部212を操作して工程開始を入力した段階で、1つの工程の作業が開始されたと判断し、ステップS72に移行する。
ステップS72に移行すると、制御部208は、撮像部210を用いて、ピザを作る従業員や調理中のピザの撮影を開始する。例えば、制御部208は、動画撮影を開始する。なお、制御部208は、動画に代えて、又は動画とともに、所定の時間間隔で静止画を撮影してもよい。なお、撮像部210がピザを作成する各工程に対応して店舗内に複数設けられている場合には、各工程に対応する撮像部210を用いた撮影を行うこととすればよい。また、1つの撮像部210が複数工程に対応して設けられている場合には、当該1つの撮像部210の撮像方向を制御して、各工程の撮影を行うこととすればよい。
ステップS72の後は、ステップS74に移行し、制御部208は、1つの工程の作業が終了するまで待機する。この場合、制御部208は、従業員が情報処理装置20Aの操作部212を介して工程完了を入力したタイミングで、ステップS76に移行する。
ステップS76に移行すると、制御部208は、撮影を終了する。次いで、ステップS78では、制御部208は、撮影した画像(動画)を、ピザを注文したユーザの携帯機器10に送信する。ステップS78の後は、ステップS80に移行し、制御部208は、ピザが完成したか(即ち、全ての工程が終了したか)否かを判断する。この場合、制御部208は、従業員が操作部212を介して全工程が終了したことを入力したか否かを判断する。このステップS80の判断が否定された場合には、ステップS70に戻るが、ステップS80の判断が肯定された場合には、図15の全処理を終了する。
このように、本実施形態では、ピザを注文したユーザは、注文したピザがどの程度できているかをほぼリアルタイムで把握することができる。なお、図15では、制御部208は、1つの工程の撮影終了後に、動画を携帯機器10に送信する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、制御部208は、撮影している画像(動画)をユーザの携帯機器10にリアルタイム配信してもよい。また、撮影した動画をキャプチャした画像を定期的に携帯機器10に送信するようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態によれば、情報処理装置20Aの制御部208は、ピザを作成する複数の工程毎に、従業員や調理中のピザを撮影して、携帯機器10に送信する。これにより、携帯機器10を用いてピザを注文したユーザは、注文したピザを作る過程を把握することができる。
なお、上記第2の実施形態では、従業員が第1の実施形態の方法で注文を受ける場合について説明したが、これに限らず、従業員は、電話等により注文を受けてもよい。この場合、撮影した画像を携帯機器10に送らずに、店舗のウェブサイト等において公開してもよい。
《第3の実施形態》
次に、第3の実施形態に係る電子機器システム700について、図16〜図18に基づいて詳細に説明する。図16には、電子機器システム700の構成がブロック図にて示されている。電子機器システム700は、図16に示すように、携帯機器10、情報処理装置20、移動手段用機器60、及び配達物用機器70を備える。なお、携帯機器10、情報処理装置20の構成は第1の実施形態と同一又は同等である。
(移動手段用機器60)
移動手段用機器60は、例えばピザの配達用のバイクの荷台に取り付けられた機器であり、図16に示すように、通信部602、近接通信部604、位置検出部606、及び制御部608を備える。
通信部602は、情報処理装置20の通信部202と無線通信を行う。近接通信部604は、NFCによる近距離無線通信によって、配達物用機器70(近接通信部704)と通信を行う。
位置検出部606は、例えばGPSセンサを有し、移動手段用機器60の位置(即ち、バイクの位置)を検出し、位置情報(例えば緯度、経度)を制御部608に送信する。
制御部608は、CPU等を備え、プログラムを実行することにより、移動手段用機器60全体を制御する。
(配達物用機器70)
配達物用機器70は、例えばピザを入れた箱に取り付けられる機器であり、図16に示すように、記憶部702、近接通信部704、及び制御部706を備える。なお、配達物用機器70は、ピザを入れた箱に対して着脱自在であるものとする。例えば、ピザを配達する間は、当該ピザを入れた箱に配達物用機器70が取り付けられ、配達を終えた場合には、箱から配達物用機器70が取り外されるようになっている。
記憶部702は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、配達するピザを識別するための識別情報(例えば識別番号)を記憶する。なお、本第3の実施形態では、第1の実施形態の方法で注文を受けた場合に、注文に関する情報と、記憶部702に記憶されている識別情報と、を関連付けた状態で情報処理装置20の記憶部206に記憶するものとする。
近接通信部704は、NFCによる近距離無線通信によって、移動手段用機器60と通信を行う。この通信により、配達するピザの識別情報が移動手段用機器60の制御部608に通知されるようになっている。
制御部706は、CPU等を備え、プログラムを実行することにより、配達物用機器70全体を制御する。
次に、第3の実施形態に係る電子機器システム700において実行される、移動手段用機器60及び情報処理装置20の処理について説明する。図17は、移動手段用機器60の制御部608が実行する処理の一例を示すフローチャートであり、図18は、情報処理装置20の制御部208が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
なお、ピザ屋の従業員は、配達用のバイクを利用して、注文を受けて作成されたピザを、注文者に届けるものとする。配達用のバイクには、図16の移動手段用機器60が設けられ、ピザの箱には、配達物用機器70が取り付けられているものとする。
図17の処理では、まず、ステップS90において、制御部608は、ピザの配達が開始されるまで待機する。この場合、ピザを入れた箱がバイクの荷台に載せられることで、近接通信部604、704間で通信が行われ、制御部608が配達物用機器70からピザの識別情報を受信した段階で、制御部608は、配達が開始されたと判断することができる。配達が開始されたと判断した場合、制御部608は、ステップS92に移行する。ステップS92に移行すると、制御部608は、位置検出部606から現在のバイクの位置情報(例えば緯度、経度)を取得する。
次いで、ステップS94では、制御部608は、ピザの識別情報と位置情報とを、情報処理装置20に送信する。次いで、ステップS96では、制御部608は、移動手段用機器60が有する計時部(不図示)を用いて、識別情報と位置情報とを情報処理装置20に送信してから所定の時間(例えば5分)が経過するまで待機する。所定の時間が経過した後は、制御部608は、ステップS98に移行する。
ステップS98に移行すると、制御部608は、ピザの配達先に到着したか否かを判断する。配達先に到着した場合、ピザを入れた箱がバイクの荷台から下ろされるので、近接通信部604と近接通信部704との間の通信ができなくなる。従って、制御部608は、近接通信ができなくなったタイミングを、配達先に到着したタイミングと判断することができる。配達先に到着した場合、ステップS98の判断は肯定され、図17の処理は終了する。一方、配達先に到着していない場合、ステップS98の判断は否定され、ステップS92に戻り、ステップS92以降の処理・判断を繰り返す。
一方、情報処理装置20においては、図18に示すように、ステップS100において、制御部208は、移動手段用機器60から識別情報と位置情報とを受信するまで待機している。従って、制御部208は、これらの情報を受信した段階で、ステップS102に移行する。
ステップS102では、制御部208は、記憶部206を参照し、受信した識別番号に対応するピザの配達先の住所を特定する。ステップS102の後は、ステップS104に移行し、制御部208は、受信した位置情報と配達先の住所とに基づいて、配達先に到着する時刻を予想する。なお、到着時刻の予想は、既存技術(例えば、現在位置と配達先との間の距離と、バイクの平均速度を用いた計算など)を用いることとすればよい。ステップS104の後は、ステップS106に移行し、制御部208は、配達先への予想到着時刻を、ピザを注文したユーザの携帯機器10に送信する。その後は、ステップS100に戻る。このように、本実施形態では、ユーザは、ピザを注文した後、ピザの配達が開始された場合に、ピザが到着する予想時刻を逐一知ることができるので、応対の準備、ピザを食べる準備等を予め行うことができる。
以上詳細に説明したように、本第3の実施形態によれば、移動手段用機器60の制御部608は、所定の時間間隔で、バイクの現在位置を示す位置情報を情報処理装置20に送信する。そして、情報処理装置20の制御部208は、受信した位置情報に基づいて、配達先への予想到着時刻をユーザの携帯機器10に送信する。これにより、携帯機器10を用いてピザを注文したユーザは、ピザの届く時刻を正確に把握することができる。
なお、上記第3の実施形態においては、移動手段用機器60が位置検出部606を備える場合を例に示したが、これに限らず、配達物用機器70が位置検出部を備えていてもよい。この場合、移動手段用機器60を省略し、配達物用機器70が、情報処理装置20に対して識別情報と位置情報を直接送信してもよい。
なお、上記第3の実施形態においては、情報処理装置20が、携帯機器10に対して予想到着時刻を送信する場合について説明したが、これに限らず、到着までに要する時間の予測値を送信することとしてもよい。
なお、上記第3の実施形態においては、情報処理装置20が予想到着時刻の情報を携帯機器10に送信する場合について説明したが、情報処理装置20は、予想到着時刻の情報を表示部204に表示したり、記憶部206にログとして格納することとしてもよい。このようにすることで、ピザ屋の従業員の上司等が配達している従業員の勤務状況を把握することが可能となる。
なお、上記第1〜第3の実施形態では、ユーザが注文等をする機器が携帯機器10である場合について説明したが、これに限らず、ユーザが注文等する機器は、デスクトップ型のPCなどであってもよい。また、上記第1〜第3の実施形態のうちの少なくとも2つを組み合わせることとしてもよい。即ち、上記第1と第2の実施形態を組み合わせたり、上記第1と第3の実施形態を組み合わせたり、上記第2と第3の実施形態を組み合わせたり、上記第1と第2と第3の実施形態を組み合わせてもよい。上記第2の実施形態を組み合わせる態様の場合には、情報処理装置は、図14に示した情報処理装置20Aを用いることとすればよい。
《第4の実施形態》
以下、第4の実施形態に係る電子機器システム800について、図19〜図24に基づいて、詳細に説明する。図19には、電子機器システム800の構成がブロック図にて示されている。電子機器システム800は、図19に示すように、携帯機器80と、1又は複数の実行機器90と、を備える(利用する)。本実施形態の電子機器システム800は、ユーザが窓や時計、テレビ、エアコンなどの操作対象物を遠隔操作するためのシステムである。
携帯機器80は、ユーザにより携帯された状態で利用される情報機器である。携帯機器80としては、携帯電話、スマートフォン、タブレット型パソコン、PHS、PDA等を採用することができるが、本実施形態では、携帯機器80は、スマートフォンであるものとする。携帯機器80は、電話機能や、他の機器と通信するための通信機能、及びプログラムを実行するためのデータ処理機能等を有する。
(携帯機器80)
携帯機器80は、図19に示すように、撮像部802、表示部804、操作部806、マイク808、スピーカー810、位置検出部812、加速度センサ814、地磁気センサ816、記憶部818、通信部820、及び制御部822を備える。
撮像部802、表示部804、操作部806、マイク808、スピーカー810、及び位置検出部812は、第1の実施形態の撮像部102、表示部104、操作部106、マイク108、スピーカー110、及び位置検出部112(図1参照)と同一又は同等であるため、説明を省略する。
加速度センサ814は、例えば3軸加速度センサであり、携帯機器80に作用する直交3軸方向(X軸、Y軸、Z軸方向)の加速度を検出する。地磁気センサ816は、地磁気を検出して、携帯機器80の特定の軸が向いている方向(方位)を求める。
記憶部818は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、撮像部802が撮影した静止画、動画の各画像データ等を記憶する。また、記憶部818は、図20に示す登録DB34において、操作対象物の名称(寝室の窓、リビングのテレビ、和室のエアコン等)と、操作対象物に設けられた実行機器90の機器IDと、を対応付けて記憶する。なお、登録DB34に対する情報の登録は、ユーザにより予め行われているものとする。
通信部820は、他の機器(例えば実行機器90)と通信を行うものであり、例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)などの近接通信や、無線通信、赤外線通信等を用いることができる。
制御部822は、CPU等を備え、プログラムを実行することにより、携帯機器80全体を制御する。例えば、制御部822は、操作対象物を遠隔操作するためのアプリケーション(アプリ)を実行し、ユーザの操作を受け付けたり、ユーザの操作に基づいて実行機器90を遠隔操作したりする。なお、制御部822が実行する処理の詳細については後述する。
(実行機器90)
実行機器90は、操作対象物の特定の動作を実現するための機器であり、操作対象物に内蔵されている、又は操作対象物に外付けされる機器である。実行機器90は、図19に示すように、動作部902、記憶部904、通信部906、及び制御部908を備える。
動作部902は、制御部908の指示の下、操作対象物の特定の動作を実行する。例えば、操作対象物が窓の場合には、動作部902は、モータ等を備え、窓を開閉する開閉機構を含んでいるものとする。
記憶部904は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスク等であり、実行機器90を遠隔操作する携帯機器80において動作する操作プログラムや、実行機器90を識別するための機器ID等を格納する。なお、操作プログラムの詳細については、後述する。
通信部906は、他の機器(例えば携帯機器80)と通信を行うものであり、例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)などの近接通信や、無線通信、赤外線通信等を用いることができる。
制御部908は、CPU等を備え、プログラムを実行することにより、実行機器90全体を制御する。制御部908が実行する処理の詳細については後述する。
(連携処理)
次に、第4の実施形態に係る電子機器システム800において実行される、携帯機器80と実行機器90との連携処理について説明する。図21及び図22は、携帯機器80の制御部822が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図23(a)及び図23(b)は、実行機器90の制御部908が実行する処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、携帯機器80から窓に設けられた実行機器90に対して指示を与え、窓の開閉を遠隔操作する場合について説明する。なお、図21〜図23(b)の処理の前提として、携帯機器80には、実行機器90を用いて遠隔操作するためのアプリ(遠隔操作アプリ)がインストールされているものとする。また、登録DB34には、図20に示すような操作対象物の情報が事前に格納されているものとする。
図21の処理では、まず、ステップS110において、制御部822は、遠隔操作アプリがユーザによって起動されるまで待機する。この場合、ユーザの操作等に応じて制御部822が遠隔操作アプリを起動した段階で、ステップS112に移行する。なお、制御部822は、ユーザによる操作部806を介した所定の操作、又はマイク808への所定の音声の入力があった場合に、遠隔操作アプリを起動するものとする。
ステップS112に移行すると、制御部822は、撮像部802から操作対象物(例えば窓)の画像(静止画)を取得するまで待機する。この場合、ユーザが、撮像部802を用いて、遠隔操作を行う操作対象物(例えば窓)を撮影すると、制御部822は、ステップS114に移行する。ステップS114に移行すると、制御部822は、撮像部802が撮影した操作対象物に設けられた実行機器90と通信し、実行機器90の機器IDを取得する。なお、制御部822は、撮影とほぼ同時に実行機器90との通信を行う場合には、撮影時に正面に存在している実行機器90との間で赤外線通信等を行えばよい。一方、撮影から所定時間経過後に実行機器90との通信を行う場合には、制御部822は、撮影時に位置検出部812と加速度センサ814と地磁気センサ816から得られた撮影位置と撮影方向を記憶しておき、当該撮影位置と撮影方向に基づいて通信範囲を制限して、当該通信範囲に含まれる実行機器90との間で通信を行えばよい。本実施形態では、制御部822は、寝室の窓に設けられた実行機器90の機器IDを取得したものとする。
ステップS114の後は、制御部822は、ステップS116に移行し、記憶部818に記憶された登録DB34を参照して、取得した機器IDに対応する操作対象物が登録されているか否かを判断する。操作対象物が登録されていない場合は、ステップS116の判断は否定されて、図21の処理を終了する。なお、ステップS116の判断が否定された場合には、制御部822は、表示部804上に例えば“撮影した操作対象物は未登録です”などの表示を行ってもよい。
一方、操作対象物が登録されていた場合には、ステップS116の判断は肯定され、ステップS118に移行する。ステップS118では、制御部822は、ステップS114で取得した機器IDに対応する実行機器90と無線通信を行い、操作プログラムの送信要求を送信する。なお、制御部822は、機器IDから特定されるIPアドレスを利用して実行機器90と無線通信を行うなどする。
ところで、実行機器90の制御部908は、図23(a)の処理を開始した後、ステップS140において、操作プログラムの送信要求を受信するまで待機している。したがって、携帯機器80の制御部822において図21のステップS118の処理が行われた段階で、ステップS142に移行する。ステップS142に移行すると、制御部908は、記憶部904に記憶されている操作プログラムを携帯機器80に送信する。
図21に戻り、ステップS120では、制御部822は、実行機器90から操作プログラムを受信するまで待機する。なお、制御部822は、ステップS118の処理から所定時間(タイムアウトを示す時間であり、例えば5秒)が経過するまでに、実行機器90から操作プログラムを受信できない場合には、受信できない旨を表示部804に表示させたり、スピーカー810から音声出力させ、図21の処理を強制的に終了してもよい。
制御部822は、実行機器90から操作プログラムを受信した段階で、ステップS122に移行する。ステップS122では、制御部822は、受信した操作プログラムを実行することにより、遠隔操作処理のサブルーチンを実行する。ステップS122では、具体的には、制御部822は、図22のフローチャートに沿った処理を実行する。
図22の処理においては、まず、ステップS124において、制御部822は、撮影した操作対象物(窓)の画像に遠隔操作が可能な部分を示す画像を重畳させて表示部804に表示する。例えば、制御部822は、撮影した窓の画像を解析して、遠隔操作可能な部分(窓の可動部分)を特定し、図24(a)に示すように、携帯機器80の表示部804に窓の画像に遠隔操作可能な部分を示す破線枠を重畳させて表示する。
次いで、ステップS126では、制御部822は、表示部804に表示された画像に対してユーザによる操作がなされたか否かを判断する。例えば、制御部822は、ユーザが表示部804(操作部806(タッチパネル部分))に表示された破線枠を指でスワイプすることで、窓の開閉の操作がなされたか否かを判断する。操作されていない場合は、ステップS126の判断は否定されて、ステップS134に移行する。
一方、操作された場合は、ステップS126の判断は肯定されて、制御部822は、ステップS128に移行する。ステップS128に移行すると、制御部822は、表示部804に表示されている遠隔操作が可能な部分を示す画像(破線枠)を、ユーザの操作に応じて移動させる。図24(b)は、右側の窓に対応する破線枠がユーザの操作に応じて移動された場合を示している。
次いで、ステップS130では、制御部822は、ユーザによる操作内容を解析して、ユーザの操作に応じた動作を実行機器90に実行させるための制御信号を生成する。例えば、制御部822は、ユーザが表示部804に表示された破線枠をスワイプした方向や距離を解析して、当該方向や距離に対応する開閉動作を実行機器90に実効させるための制御信号を生成する。
次いで、ステップS132では、制御部822は、生成した制御信号を実行機器90に無線通信により送信する。ステップS132の後、又はステップS126の判断が否定された後は、ステップS134において、制御部822は、遠隔操作が終了したか否かを判断する。この場合、制御部822は、例えば、ユーザが操作部806又はマイク808を介して遠隔操作が終了したことを入力したか否かを判断する。このステップS134の判断が否定された場合には、ステップS126に戻るが、ステップS134の判断が肯定された場合には、制御部822は、操作プログラムの実行(図22の処理)を終了するとともに、図21の全処理を終了する。
これに対し、実行機器90の制御部908では、図23(a)の処理においてステップS142が実行された後から、図23(b)の処理を開始する。図23(b)の処理を開始すると、制御部908は、ステップS150において、制御信号を受信するまで待機する。この場合、制御部908は、携帯機器80の制御部822において、図22のステップS132の処理が行われた段階で、ステップS152に移行する。ステップS152では、制御部908は、制御信号に基づいて、動作部902に操作対象物の動作(ここでは、窓の開閉動作)を実行させる。なお、図24(c)には、図24(a)、図24(b)のユーザの操作に応じて窓が開放された後の状態が示されている。このように、本第4の実施形態では、携帯機器80を用いた操作対象物の遠隔操作が可能となる。
以上詳細に説明したように、本第4の実施形態によれば、携帯機器80の制御部822は、表示部804に表示された窓の画像に対するユーザの操作内容(窓の開閉)を実行するための制御信号を生成し(S130)、この制御信号を窓に設けられた実行機器90に送信する(S132)。そして、実行機器90の制御部908は、受信した制御信号に基づいて、窓の開閉を実行する(S152)。これにより、ユーザは携帯機器80の表示部804に表示された窓の画像に対する操作部806を用いた直感的な操作により、窓の開閉を行うことができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本第4の実施形態では、制御部822は、遠隔操作が可能な部分を示す画像(破線枠等)を撮影した画像に重畳させて表示しているので(S124)、ユーザは操作可能な部分を容易に把握することができる。
また、本第4の実施形態では、制御部822は、表示部804に表示された画像に対するユーザの操作に応じて、遠隔操作が可能な部分を示す画像(破線枠)を移動させているので(S128)、ユーザは携帯機器80上で遠隔操作の内容を視覚的に把握することができる。なお、遠隔操作が可能な部分を示す画像を移動させる代わりに、撮影した窓の画像の一部を切り抜いて位置を変更して元の窓の画像に貼り付けてもよい。
また、本第4の実施形態では、制御部822は、実行機器90から遠隔操作をするための操作プログラムを逐次受信するので(S122)、記憶部818に操作対象物それぞれの操作プログラムを予め記憶しておかなくてよい。これにより、記憶部818における記憶量を削減することができる。
なお、上記第4の実施形態では、撮像部802で撮影された静止画像を用いて遠隔操作を行う場合を説明したが、撮像部802によるライブビュー画像を用いて遠隔操作を行ってもよい。
なお、上記第4の実施形態では、制御部822は、ステップS114において、撮影した画像を画像認識することで撮影した物体が窓であることを特定できる場合には、当該特定した情報に基づいて、操作対象物の機器IDを特定してもよい。
なお、上記第4の実施形態では、携帯機器80を用いて窓の開閉を遠隔操作する場合について説明したが、これに限らず、その他の操作対象物を遠隔操作することとしてもよい。以下、操作対象物の例について説明する。
(操作対象物が時計の場合)
図25(a)〜図25(c)には、時計を遠隔操作する場合の例が示されている。なお、実行機器90は、時計に内蔵された針を駆動する機構であるものとする。操作対象物として時計が撮影されると、図25(a)のように、撮影された時計の画像の針の部分に遠隔操作が可能であることを示す画像(破線枠)が重畳表示される。この場合において、図25(b)のように、ユーザが破線を指で移動(スワイプ)することで、実行機器90の動作部902は、図25(c)のように、時計針の位置を移動させる。
(操作対象物がテレビの場合)
図26(a)〜図26(c)は、テレビの音量を遠隔操作する場合の一例を示す図である。この場合、実行機器90は、テレビに内蔵された音量調整部であるものとする。図26(a)のように、撮影されたテレビの画像のスピーカー部分に遠隔操作が可能であることを示す画像(破線枠)が重畳表示される。図26(b)のように、ユーザが破線枠(スピーカー部分)を指でスワイプすることで、実行機器90の動作部902は、図26(c)のように、テレビの音量を変更する。なお、一例として、ユーザがスピーカー部分を下から上にスワイプすることで音量を上げることができ、上から下にスワイプすることで音量を下げることができる。
図27(a)〜図27(c)は、テレビのチャンネルを遠隔操作する場合の一例を示す図である。この場合、実行機器90は、テレビに内蔵されたチャンネル変更部であるものとする。図27(a)のように、撮影されたテレビの画像の画面部分に遠隔操作が可能であることを示す画像(破線枠)が重畳表示される。図27(b)のように、ユーザが破線枠で囲まれた画面部分を指でスワイプすることで、実行機器90の動作部902は、図27(c)のように、テレビのチャンネルを変更する。なお、図26(a)の破線枠と、図27(b)の破線枠を同時に表示部804に表示することとしてもよい。
(操作対象物がエアコンの場合)
図28(a)〜図28(c)は、エアコンの風向きを遠隔操作する場合の一例を示す図である。この場合、実行機器90は、エアコンに内蔵された風向変更部であるものとする。図28(a)のように、撮影されたエアコンの画像の風向調整部分に遠隔操作が可能であることを示す画像(破線枠)が重畳表示される。図28(b)のように、ユーザが破線枠で囲まれた風向調整部分を指でスワイプすることで、実行機器90の動作部902は、図28(c)のように、エアコンの風向きを変更する。なお、エアコンの遠隔操作は、風向のほか、風量や設定温度の調整操作であってもよい。
(操作対象物がロボット掃除機の場合)
図29(a)〜図29(c)は、ロボット掃除機36を遠隔操作する場合の一例を示す図である。この場合、実行機器90は、ロボット掃除機36に内蔵された移動部であるものとする。図29(a)のように、撮影された画像に含まれるロボット掃除機に遠隔操作が可能であることを示す画像(破線枠)が重畳されて表示される。図29(b)のように、ユーザがロボットを囲む破線を指で任意の位置に移動させることで、実行機器90の動作部902は、図29(c)のように、ロボット掃除機の位置を移動させる。
(操作対象物が自動ロボットの場合)
図30(a)〜図30(c)は、自動ロボット39による搬送対象物(ボール38)の移動を遠隔操作する場合の一例を示す図である。この場合、実行機器90は、自動ロボット39の駆動部であるものとする。本例では、図30(a)のように、撮影された画像に含まれる搬送対象物(ボール38)に遠隔操作が可能であることを示す画像(破線枠)が重畳されて表示される。この場合において、図30(b)のように、ユーザがボールを囲む破線枠を指で箱まで移動させると、実行機器90の動作部902は、図30(c)のように、自動ロボット39がボール38を箱に移動するように制御する。
なお、上記第4の実施形態では、制御部822は、実行機器90から受信した操作プログラムに基づいて、予め遠隔操作が可能な部分を示す画像(破線枠)を撮影画像に重畳表示する場合について説明した。しかしながら、これに限らず、例えば、表示部804に表示された撮影画像に対してユーザが操作したい部分を指でタッチした場合に、制御部822が、当該部分の遠隔操作が可能であるか否かを判断し、操作可能である場合には、当該部分に遠隔操作が可能であることを示す画像(破線枠)を重畳表示するようにしてもよい。
なお、上記第4の実施形態では、携帯機器80と実行機器90とが直接通信を行う場合について説明したが、例えばホームサーバ等を介して携帯機器80と実行機器90とが通信を行ってもよい。
なお、上記第4の実施形態において、制御部822は、撮像部802から取得した画像に複数の操作対象物がある場合には、ユーザに操作したい操作対象物を選択させ、選択された操作対象物に対して遠隔操作を行うようにしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した各実施形態は本発明の好適な実施の例であり、適宜組み合わせることができる。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10、80 携帯機器
20、20A 情報処理装置
30 ネットワーク
32 商品DB
34 登録DB
40 カスタム設定画面
41 商品名
42 画像表示領域
43 画像
44a〜44d、46a〜46c、48a〜48d タッチ操作ボタン
45 スケールバー
60 移動手段用機器
70 配達物用機器
90 実行機器
102、210、802 撮像部
104、204、804 表示部
106、212、806 操作部
108、808 マイク
110、810 スピーカー
112、606、812 位置検出部
114、206、702、818、904 記憶部
116、604、704 近接通信部
118、202、602、820、906 通信部
120、208、608、706、908 制御部
814 加速度センサ
816 地磁気センサ
902 動作部
500、600、700、800 電子機器システム

Claims (12)

  1. 注文に関する情報を表示する処理と、
    前記注文に関するカスタム設定の入力を受け付ける処理と、
    前記注文に関する情報と、前記カスタム設定に関する情報と、を、外部機器に送信する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記表示する処理では、撮像部が撮像した画像データを、前記注文に関する情報として表示する請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記受け付ける処理では、前記撮像部が撮像した画像データに基づき、前記カスタム設定の入力を受け付ける請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記受け付ける処理では、表示された前記注文に関する情報に対する操作に基づき、前記カスタム設定の入力を受け付ける請求項1〜3のいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記受け付ける処理では、近接通信を行う近接通信部が取得した情報に基づき、前記カスタム設定の入力を受け付ける請求項1〜4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記表示する処理では、前記カスタム設定に関するメニューを表示する請求項1〜5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記メニューは、階層構造を有する請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記受け付ける処理において受け付けた前記注文に関するカスタム設定に基づいて、前記注文に関する情報を更新する処理、をコンピュータに実行させる請求項1〜7のいずれか一項記載のプログラム。
  9. 外部機器から、注文に関する情報と前記注文に関するカスタム設定に関する情報との入力を受け付ける処理と、
    前記注文に関する情報と、前記カスタム設定と、を解析する処理と、
    前記解析する処理による解析結果に応じて、前記注文に関する処理を実行する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 前記解析する処理では、前記注文に関する情報及び/又は前記カスタム設定の文字認識処理を実行する請求項9に記載のプログラム。
  11. 注文に関する情報を表示する表示部と、
    前記注文に関するカスタム設定の入力を受け付ける受付部と、
    前記注文に関する情報と、前記注文に関するカスタム設定に関する情報と、を、外部機器に送信する送信部と、を備える電子機器。
  12. 外部機器から、注文に関する情報と前記注文に関するカスタム設定に関する情報との入力を受け付ける受付部と、
    前記注文に関する情報と、前記カスタム設定と、を解析する解析部と、
    前記解析部による解析に応じて、前記注文に関する処理を実行する処理部と、を備える電子機器。
JP2014180440A 2014-09-04 2014-09-04 プログラム及び電子機器 Pending JP2016053907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014180440A JP2016053907A (ja) 2014-09-04 2014-09-04 プログラム及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014180440A JP2016053907A (ja) 2014-09-04 2014-09-04 プログラム及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016053907A true JP2016053907A (ja) 2016-04-14
JP2016053907A5 JP2016053907A5 (ja) 2018-06-21

Family

ID=55744277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014180440A Pending JP2016053907A (ja) 2014-09-04 2014-09-04 プログラム及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016053907A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020075623A1 (ja) * 2018-10-12 2021-09-16 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092811A (ja) * 2011-09-30 2013-05-16 Toshiba Corp 電子機器およびプログラム
WO2014045683A1 (ja) * 2012-09-21 2014-03-27 ソニー株式会社 制御装置および記憶媒体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092811A (ja) * 2011-09-30 2013-05-16 Toshiba Corp 電子機器およびプログラム
WO2014045683A1 (ja) * 2012-09-21 2014-03-27 ソニー株式会社 制御装置および記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020075623A1 (ja) * 2018-10-12 2021-09-16 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム
JP7420077B2 (ja) 2018-10-12 2024-01-23 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11151530B2 (en) Centralized restaurant management
US10546344B2 (en) Dynamically modifiable user interface
JP5852082B2 (ja) オーダー管理システム、オーダー管理方法及びプログラム
US20140279081A1 (en) Mobile devices, methods and computer systems for ensuring that a pickup order is freshly prepared when a consumer arrives to pick it up
US10168860B1 (en) Dynamically modifiable user interference
US10748094B2 (en) Reminder notification system and reminder notification method
CN103717358A (zh) 控制系统、显示控制方法和非暂态计算机可读存储介质
JP7420077B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム
CN105159185A (zh) 智能控制压力锅的方法及装置
CN105511277A (zh) 推荐饮品的方法及装置
KR20170014427A (ko) 맞춤형 음식 메뉴 주문을 위한 서버 및 어플리케이션 프로그램
CN105825443A (zh) 推送、获取菜品信息的方法及装置
JP2016053907A (ja) プログラム及び電子機器
CN112424731B (zh) 信息处理设备,信息处理方法和记录介质
JP6590005B2 (ja) 電子機器及びプログラム
JP2014123214A (ja) 電子機器
KR20180079110A (ko) O2o 기반 음식점 이용관리 시스템 및 이용관리방법
JP2009026112A (ja) 商品情報提供システム
JP6277582B2 (ja) 電子機器
CN109710786A (zh) 一种点餐方法、移动终端及服务器
JP2014123215A (ja) 電子機器
KR102189589B1 (ko) 사용자 단말기와 조리기기를 연동한 간편식품 조리 방법
JP2021111215A (ja) プログラム及び注文システム
CN107239192B (zh) 获取信息的方法及装置
KR101916722B1 (ko) 냉장고 및 그 냉장고의 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170904

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190820