JP2016053633A - 偏光板の製造方法 - Google Patents

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将寛 八重樫
Masahiro Yaegashi
将寛 八重樫
尾込 大介
Daisuke Ogomi
大介 尾込
中野 勇樹
Yuuki Nakano
勇樹 中野
宏太 仲井
Kota Nakai
宏太 仲井
雄基 大瀬
Yuki Ose
雄基 大瀬
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Abstract

【課題】画像表示装置等の電子デバイスの多機能化および高機能化に貢献し、かつ、高い製造効率で偏光板を製造する方法を提供すること。【解決手段】本発明の非偏光部を有する偏光板の製造方法は、偏光子10と、偏光子10の一方面側に配置された表面保護フィルム20と、偏光子10の他方面側に配置された保護フィルム30とを備え、一方面側に偏光子10が露出した露出部11を有する偏光フィルム積層体の両側表面を、塩基性溶液に接触させることを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、偏光板の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、非偏光部を有する偏光板の製造方法に関する。
携帯電話、ノート型パーソナルコンピューター(PC)等の画像表示装置には、カメラ等の内部電子部品が搭載されているものがある。このような画像表示装置のカメラ性能等の向上を目的として、種々の検討がなされている(例えば、特許文献1〜6)。しかし、スマートフォン、タッチパネル式の情報処理装置の急速な普及により、カメラ性能等のさらなる向上が望まれている。また、画像表示装置の形状の多様化および高機能化に対応するために、部分的に偏光性能を有する偏光板が求められている。これらの要望を工業的および商業的に実現するためには許容可能なコストで画像表示装置および/またはその部品を製造することが望まれるところ、そのような技術を確立するためには種々の検討事項が残されている。
特開2011−81315号公報 特開2007−241314号公報 米国特許出願公開第2004/0212555号明細書 韓国公開特許第10−2012−0118205号公報 韓国特許第10−1293210号公報 特開2012−137738号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、画像表示装置等の電子デバイスの多機能化および高機能化に貢献し、かつ、高い製造効率で偏光板を製造する方法を提供することにある。
本発明の非偏光部を有する偏光板の製造方法は、偏光子と、該偏光子の一方面側に配置された表面保護フィルムと、該偏光子の他方面側に配置された保護フィルムとを備え、該一方面側に偏光子が露出した露出部を有する偏光フィルム積層体の両側表面を、塩基性溶液に接触させることを含む。
1つの実施形態においては、上記接触を、上記偏光フィルム積層体を塩基性溶液に浸漬することにより行う。
1つの実施形態においては、上記保護フィルムがセルロース系樹脂で形成されている。
1つの実施形態においては、上記塩基性溶液の濃度が0.1N以上である。
本発明の別の局面によれば、偏光板が提供される。この偏光板は、上記製造方法により得られ、非偏光部が形成された偏光子と、該偏光子の片側に配置された保護フィルムとを備える。
本発明によれば、偏光子と、その一方面側に配置された表面保護フィルムと、その他方面側に配置された保護フィルムとを備え、前記一方面側に偏光子が露出した露出部を有する偏光フィルム積層体を、塩基性溶液に接触させることにより、偏光子の脱色処理に加えて保護フィルムの表面処理(アルカリ処理)を施すことができ、非偏光部を有し、かつ、表面改質された偏光板を高い効率で製造し得る。結果として、本発明の偏光板の製造方法は、画像表示装置等の電子デバイスの多機能化および高機能化に貢献し得る。
本発明の1つの実施形態による偏光フィルム積層体の概略斜視図である。 図1に示す偏光フィルム積層体の部分断面図である。 本発明の1つの実施形態による偏光子と表面保護フィルムとの積層を説明する概略斜視図である。 本発明の偏光板の製造方法の一例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
A.偏光フィルム積層体
図1および図2は、本発明の1つの実施形態による偏光フィルム積層体の概略図であり、図1は偏光フィルム積層体の斜視図であり、図2は図1に示す偏光フィルム積層体の部分断面図である。偏光フィルム積層体100は、偏光子10と偏光子10の一方面側(図示例では上面側)に配置された表面保護フィルム20と、偏光子10の他方面側(図示例では下面側)に配置された保護フィルム30とを備える。偏光フィルム積層体100は、その一方面側(図示例では上面側)に偏光子10が露出した露出部11,11…を有する。図示例では、露出部11は、偏光子10の一方面側に配置されている表面保護フィルム20に貫通孔21を形成することにより設けられている(便宜上、貫通孔を有する表面保護フィルムを第1の表面保護フィルムと称する場合がある)。なお、後述の塩基性溶液との接触により、偏光子10の露出部11に対応する部分に非偏光部が形成され得る。
表面保護フィルム20は、製造時に偏光子10を一時的に保護することを目的として用いられ、任意の適切なタイミングで偏光子10から取り除かれる。したがって、表面保護フィルム20は偏光子10に剥離可能に積層されている。図示しないが、代表的には、表面保護フィルム20は任意の適切な粘着剤を介して偏光子10に貼り合わせられている。なお、本明細書において単に保護フィルムというときは、保護フィルム30のような偏光子保護フィルムを意味し、製造時に一時的に用いられる表面保護フィルムとは異なるものである。
1つの実施形態においては、偏光子は長尺状とされ、図1に示すように、偏光フィルム積層体100はロール状に巻回され得る。本明細書において「長尺状」とは、幅に対して長さが十分に長い細長形状を意味し、例えば、幅に対して長さが10倍以上、好ましくは20倍以上の細長形状を含む。図示例では、表面保護フィルム20の長尺方向と偏光子10の長尺方向とが実質的に平行とされている。長尺状の表面保護フィルム20の幅寸法は、偏光子10の幅寸法と実質的に同じまたはそれよりも大きく設計され得る。
露出部の配置、形状およびサイズは、所望の非偏光部に応じて、適切に設定され得る。1つの実施形態においては、図示例のように、露出部11は、偏光子10の長尺方向および/または幅方向に所定の間隔で配置されている。例えば、露出部11は、偏光子10を所定サイズの画像表示装置に取り付けるために所定サイズに裁断(例えば、長尺方向および/または幅方向への切断、打ち抜き)した際に、該画像表示装置のカメラ部に対応する位置に配置される。
1つの実施形態においては、露出部11の平面視形状(偏光フィルム積層体100の一方面側から見た形状)は、偏光子が用いられる画像表示装置のカメラ性能に悪影響を与えない限りにおいて、任意の適切な形状が採用される。露出部の平面視形状としては、例えば、略円形状または略矩形状が挙げられる。具体的には、円形、楕円形、正方形、矩形、ひし形が挙げられる。後述する表面保護フィルムの貫通孔の形状を適切に設定することにより、所望の平面視形状を有する露出部を形成することができる。
A−1.偏光子
偏光子10は、代表的には樹脂フィルムで構成される。樹脂フィルムは、代表的には、二色性物質を含むポリビニルアルコール系樹脂(以下、「PVA系樹脂」と称する)フィルムである。偏光子は、単一のフィルムであってもよく、樹脂基材上に形成された樹脂層(代表的には、PVA系樹脂層)であってもよい。
上記二色性物質としては、例えば、ヨウ素、有機染料等が挙げられる。これらは、単独で、または、二種以上組み合わせて用いられ得る。好ましくは、ヨウ素が用いられる。後述の化学処理による脱色により非偏光部を形成する場合に、樹脂フィルム(偏光子)に含まれるヨウ素錯体が適切に還元されるので、例えば、カメラ部に使用するのに適切な特性を有する非偏光部を形成することができるからである。
上記PVA系樹脂フィルムを形成するPVA系樹脂としては、任意の適切な樹脂が用いられ得る。例えば、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。ポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニルをケン化することにより得られる。エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化することにより得られる。PVA系樹脂のケン化度は、通常85モル%〜100モル%であり、好ましくは95.0モル%〜99.95モル%、さらに好ましくは99.0モル%〜99.93モル%である。ケン化度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。このようなケン化度のPVA系樹脂を用いることによって、耐久性に優れた偏光子を得ることができる。ケン化度が高すぎる場合には、ゲル化してしまうおそれがある。
PVA系樹脂の平均重合度は、目的に応じて適切に選択され得る。平均重合度は、通常1000〜10000であり、好ましくは1200〜4500、さらに好ましくは1500〜4300である。なお、平均重合度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。
偏光子は、好ましくは、波長380nm〜780nmのいずれかの波長で吸収二色性を示す。偏光子の単体透過率(Ts)は、好ましくは39%以上、より好ましくは39.5%以上、さらに好ましくは40%以上、特に好ましくは40.5%以上である。なお、単体透過率の理論上の上限は50%であり、実用的な上限は46%である。また、単体透過率(Ts)は、JIS Z8701の2度視野(C光源)により測定して視感度補正を行なったY値であり、例えば、顕微分光システム(ラムダビジョン製、LVmicro)を用いて測定することができる。偏光子の偏光度は、好ましくは99.9%以上、より好ましくは99.93%以上、さらに好ましくは99.95%以上である。
偏光子の厚みは、任意の適切な値に設定され得る。厚みは、好ましくは30μm以下、より好ましくは25μm以下、さらに好ましくは20μm以下、特に好ましくは10μm未満である。一方で、厚みは、好ましくは0.5μm以上、さらに好ましくは1μm以上である。このような厚みであれば、優れた耐久性と光学特性とを有する偏光子が得られ得る。また、厚みが薄いほど、非偏光部が良好に形成され得る。例えば、後述の化学処理による脱色により非偏光部を形成する場合に、処理液と樹脂フィルム(偏光子)との接触時間を短くすることができる。
偏光子の吸収軸は、目的に応じて任意の適切な方向に設定され得る。吸収軸の方向は、例えば、長尺方向であってもよく幅方向であってもよい。長尺方向に吸収軸を有する偏光子は、製造効率に優れるという利点がある。幅方向に吸収軸を有する偏光子は、例えば、長尺方向に遅相軸を有する位相差フィルムといわゆるロールトゥロールで積層できるという利点がある。本明細書において「ロールトゥロール」とは、ロール状のフィルムを搬送しながら互いの長尺方向を揃えて積層することをいう。
偏光子は、任意の適切な方法により作製され得る。偏光子が単一のPVA系樹脂フィルムである場合には、偏光子は当業界で周知慣用されている方法により作製され得る。偏光子が樹脂基材上に形成されたPVA系樹脂層である場合には、偏光子は、例えば、特開2012−73580号公報に記載の方法により作製され得る。当該公報は、その全体の記載が本明細書に参考として援用される。
A−2.表面保護フィルム
表面保護フィルムは、所望の露出部が形成されるように、偏光子の一方面側に設けられる。図示例では、表面保護フィルム20は、所定のパターンで配置された貫通孔21,21…を有する。貫通孔が設けられる位置は、偏光子の露出部が形成される位置に対応する。貫通孔は、任意の適切な形状を有し得る。貫通孔の形状は形成される露出部の平面視形状に対応する。貫通孔は、例えば、機械的打ち抜き(例えば、パンチング、彫刻刃打抜き、プロッター、ウォータージェット)または所定部分の除去(例えば、レーザーアブレーションまたは化学的溶解)により形成される。
表面保護フィルムは、硬度(例えば、弾性率)が高いフィルムが好ましい。搬送および/または積層時の貫通孔の変形が防止され得るからである。表面保護フィルムの形成材料としては、ポリエチレンテレフタレート系樹脂等のエステル系樹脂、ノルボルネン系樹脂等のシクロオレフィン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、これらの共重合体樹脂等が挙げられる。好ましくは、エステル系樹脂(特に、ポリエチレンテレフタレート系樹脂)である。このような材料であれば、安価である上に、弾性率が十分に高く、搬送および/または積層時に張力をかけても貫通孔の変形が生じにくいという利点がある。
表面保護フィルムの厚みは、代表的には20μm〜250μmであり、好ましくは30μm〜150μmである。このような厚みであれば、搬送および/または積層時に張力をかけても貫通孔の変形が生じにくいという利点を有する。
表面保護フィルムの弾性率は、好ましくは2.2kN/mm〜4.8kN/mmである。表面保護フィルムの弾性率がこのような範囲であれば、搬送および/または積層時に張力をかけても貫通孔の変形が生じにくいという利点を有する。なお、弾性率は、JIS K 6781に準拠して測定される。
表面保護フィルムの引張伸度は、好ましくは90%〜170%である。表面保護フィルムの引張伸度がこのような範囲であれば、搬送中に破断しにくいという利点を有する。なお、引張伸度は、JIS K 6781に準拠して測定される。
1つの実施形態としては、図3に示すように、長尺状の偏光子10に、長尺状で所定のパターンで配置された貫通孔21,21…を有する表面保護フィルム20をロールトゥロールにより積層する。貫通孔を有する表面保護フィルムを用いることにより、上記偏光子の露出部を良好に形成することができる。
上述のように、代表的には、表面保護フィルム20は、任意の適切な粘着剤を介して偏光子10に剥離可能に貼り合わせられる。好ましくは、予め、粘着剤層が形成された表面保護フィルムに貫通孔を形成し、これを偏光子に貼り合わせる。表面保護フィルムの積層に用いられる粘着剤としては、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、シリコーン系樹脂などをベース樹脂とし、このベース樹脂に、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物などから選ばれる架橋剤、さらにはシランカップリング剤などが配合された粘着剤組成物が挙げられる。粘着剤層の厚みは、通常5μm〜60μm、好ましくは5μm〜30μmである。粘着剤層が薄すぎると粘着性が低下する、気泡が混入しやすくなるなどの不具合が生じるおそれがあり、厚すぎると粘着剤がはみ出すなどの不具合が生じるおそれがある。耐薬品性、密着性(例えば、後述の浸漬時における溶液の侵入を防ぐための)、被着体への自由度などの観点から、アクリル系粘着剤が好ましく用いられる。
A−3.保護フィルム
保護フィルム30の形成材料としては、例えば、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂等のエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、これらの共重合体樹脂等が挙げられる。これらの中でも、好ましくはセルロース系樹脂が用いられる。後述の塩基性溶液との接触により、保護フィルム表面がケン化され、接着層に対する投錨力が格段に向上し得るからである。また、塩基性溶液との接触後においても、優れた透明性を保持し得るからである。その上、他の材料と比較して、塩基性溶液との接触による表面改質の効果を顕著に得ることができるからである。
保護フィルムの厚みは、好ましくは10μm〜100μm、さらに好ましくは10μm〜50μm、特に好ましくは10μm〜30μmである。
保護フィルムは、光学補償機能を有していてもよい(すなわち、目的に応じた適切な屈折率楕円体、面内位相差および厚み方向位相差を有していてもよい)。保護フィルムは、代表的には、接着層を介して偏光子に積層されている。接着層の厚みは、通常0.05μm〜10μmである。接着層の具体例としては、接着剤層、粘着剤層が挙げられる。接着剤層は、代表的にはPVA系接着剤や活性エネルギー線硬化型接着剤で形成される。粘着剤層は、代表的にはアクリル系粘着剤で形成される。1つの実施形態においては、好ましくは、保護フィルムは接着剤層(好ましくは、活性エネルギー線硬化型接着剤)を介して偏光子に積層される。近年の活性エネルギー線硬化型接着剤(例えば、UV硬化型接着剤)の技術の向上により、表面処理や易接着層の形成等の各種処理を施さなくても優れた接着性を得ることができる。
偏光子10が樹脂基材上に形成された樹脂層である場合、保護フィルム30の積層および/または樹脂基材の剥離が行われ得る。1つの実施形態においては、樹脂基材/偏光子の積層体の偏光子表面に保護フィルムがロールトゥロールにより積層され、次いで、樹脂基材が剥離される。
A−4.その他
図示しないが、偏光フィルム積層体は、さらに別の表面保護フィルム(第2の表面保護フィルム)を有していてもよい。第2の表面保護フィルムは、例えば、任意の適切な粘着剤を介して保護フィルムに剥離可能に貼り合わせられ、後述の塩基性溶液との接触の際には取り除かれる。
上記第2の表面保護フィルムは、貫通孔が設けられていないこと以外は第1の表面保護フィルムと同様のフィルムが用いられ得る。さらに、第2の表面保護フィルムとしては、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン)フィルムのような柔らかい(例えば、弾性率が低い)フィルムも用いることができる。第2の表面保護フィルムは、好ましくは、第1の表面保護フィルムを偏光子または偏光板に積層する前に積層される。このような手順であれば、保護フィルムの傷つきが防止される、および、巻き取り時において第1の表面保護フィルムに形成された貫通孔が痕として保護フィルムに転写されるのが防止されるという利点を有する。第1の表面保護フィルムを積層する前に第2の表面保護フィルムを積層する場合には、例えば、保護フィルムと第2の表面保護フィルムとの積層体を作製し、この積層体を樹脂基材/偏光子の積層体に積層した後に樹脂基材を剥離し、この剥離面に第1の表面保護フィルムを積層することができる。
B.非偏光部の形成
上記非偏光部は、代表的には、化学処理により偏光子を脱色することにより形成される。具体的には、上記偏光フィルム積層体を化学処理による脱色(以下、化学的脱色処理とも称する)に供することにより偏光子に非偏光部を形成する。化学的脱色処理は、偏光フィルム積層体を塩基性溶液に接触させることを含む。このような形態によれば、偏光フィルム積層体に対し、偏光子の脱色処理に加えて保護フィルムの表面処理(アルカリ処理)を施すことができ、非偏光部を有し、かつ、表面改質された偏光板を高い効率で製造し得る。
偏光フィルム積層体と塩基性溶液との接触は、任意の適切な手段により行われ得る。代表例としては、偏光フィルム積層体の塩基性溶液への浸漬、あるいは、塩基性溶液の偏光フィルム積層体への塗布または噴霧が挙げられる。これらの中でも、浸漬が好ましい。浸漬によれば、上記脱色処理と表面処理とを同時に行うことができる。また、後述するように、偏光フィルム積層体を搬送しながら、処理を施すことができる。その結果、顕著に高い製造効率を達成し得る。
上記表面保護フィルムを用いることにより、浸漬が可能となる。具体的には、塩基性溶液に浸漬することにより、偏光子における露出部が選択的に塩基性溶液と接触する。例えば、偏光子が二色性物質としてヨウ素を含む場合、偏光子と塩基性溶液とを接触させることにより、偏光子の塩基性溶液との接触部分のヨウ素濃度を低減させ、結果として、当該接触部分(露出部に対応し得る)のみに選択的に非偏光部を形成することができる。このように、複雑な操作を伴うことなく非常に高い製造効率で、露出部に選択的に非偏光部を形成することができる。
塩基性溶液による非偏光部の形成について、より詳細に説明する。偏光子の所定の部分(露出部)との接触後、塩基性溶液は当該所定部分内部へと浸透する。当該所定部分に含まれるヨウ素錯体は塩基性溶液に含まれる塩基により還元され、ヨウ素イオンとなる。ヨウ素錯体がヨウ素イオンに還元されることにより、当該部分の偏光性能が実質的に消失し、当該部分に非偏光部が形成される。また、ヨウ素錯体の還元により、当該部分の透過率が向上する。ヨウ素イオンとなったヨウ素は、当該部分から塩基性溶液の溶媒中に移行し得る。なお、表面保護フィルムの材料、厚みおよび機械的特性、後述する塩基性溶液の濃度、ならびに偏光フィルム積層体の塩基性溶液への接触(浸漬)時間等を調整することにより、塩基性溶液が所望でない部分まで浸透すること(結果として、所望でない部分に非偏光部が形成されること)を防止することができる。
一方、保護フィルムを塩基性溶液に接触させることにより、保護フィルムは表面改質され得る。例えば、保護フィルム表面の接着層に対する投錨力を向上させることができる。偏光板は、代表的には、接着層を介して他の光学素子(例えば、液晶セル、光学補償フィルム)に積層されるが、上記接着層に対する投錨力を向上させることにより、他の光学素子への接着性に優れた偏光板を得ることができる。
上記塩基性溶液に含まれる塩基性化合物としては、任意の適切な塩基性化合物を用いることができる。塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸ナトリウム等の無機アルカリ金属塩、酢酸ナトリウム等の有機アルカリ金属塩、アンモニア水等が挙げられる。塩基性溶液に含まれる塩基性化合物は、好ましくはアルカリ金属の水酸化物であり、さらに好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムである。アルカリ金属の水酸化物を含む塩基性溶液を用いることにより、ヨウ素錯体を効率良くイオン化することができ、より簡便に非偏光部を形成することができる。これらの塩基性化合物は単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
塩基性溶液の溶媒としては、任意の適切な溶媒を用いることができる。具体的には、水、エタノール、メタノール等のアルコール、エーテル、ベンゼン、クロロホルム、および、これらの混合溶媒が挙げられる。これらの中でも、水、アルコールが好ましく用いられる。上記ヨウ素イオンが良好に溶媒へと移行し得るからである。また、後の塩基性溶液の除去において容易にヨウ素イオンを除去できるからである。
塩基性溶液の濃度は、偏光子の厚み、保護フィルムの種類等に応じて、任意の適正な値に設定され得る。1つの実施形態においては、塩基性溶液の濃度は、保護フィルムの表面改質が十分に行われるように設定される。偏光子の脱色よりも保護フィルムの表面改質の方が、塩基性溶液の濃度を要する傾向にあるからである。塩基性溶液の濃度は、好ましくは0.1N以上、さらに好ましくは0.2N以上、特に好ましくは0.5N以上である。このような濃度であれば、偏光子内部のヨウ素濃度を効率的に低減させることができる上、保護フィルムの表面改質が十分になされた偏光板を得ることができる。一方、塩基性溶液の濃度は、好ましくは15N以下、さらに好ましくは10N以下、特に好ましくは5N以下である。
塩基性溶液の液温は、例えば、20℃〜50℃である。偏光フィルム積層体(実質的には、偏光子の所定部分)と塩基性溶液との接触時間は、偏光子の厚み、保護フィルムの種類、用いる塩基性溶液に含まれる塩基性化合物の種類、塩基性化合物の濃度等に応じて設定することができ、例えば、5秒間〜30分間である。1つの実施形態においては、塩基性溶液の液温、接触時間は、保護フィルムの表面改質を十分に行う観点から、上記塩基性溶液の濃度に応じて設定され得る。具体的には、塩基性溶液の濃度が低い場合は、塩基性溶液の液温を高めに設定し、接触時間を長めに設定する。
1つの実施形態においては、偏光フィルム積層体と塩基性溶液との接触後、偏光フィルム積層体に付着した塩基性溶液は除去される。偏光子にヨウ素が残存している場合、ヨウ素錯体を破壊して非偏光部を形成したとしても、偏光子の使用に伴い再度ヨウ素錯体が形成され、非偏光部が所望の特性を有さなくなる場合がある。本実施形態によれば、ヨウ素自体が偏光子(実質的には、非偏光部)から除去されて、偏光子の使用に伴う非偏光部の特性変化を防止し得る。
塩基性溶液の除去方法の具体例としては、洗浄、ウエス等による拭き取り除去、吸引除去、自然乾燥、加熱乾燥、送風乾燥、減圧乾燥等が挙げられる。洗浄が好ましい。塩基性溶液の除去性能に優れ、複雑な装置を必要とせず、かつ、製造効率に優れるからである。洗浄に使用する液は、例えば、水(純水)、メタノール、エタノール等のアルコール、酸性水溶液、および、これらの混合溶媒等が挙げられる。好ましくは、水である。洗浄は、代表的には、偏光フィルム積層体を搬送しながら行われる。洗浄は複数回行ってもよい。塩基性溶液を乾燥により除去する場合の乾燥温度は、例えば、20℃〜100℃である。
必要に応じて、塩基性溶液と接触した偏光フィルム積層体(実質的には、偏光子の所定部分)を酸性溶液とさらに接触させることができる。酸性溶液に接触させることにより、非偏光部に残存する塩基性溶液をさらに良好なレベルまで除去することができる。また、酸性溶液に接触させることにより、非偏光部の寸法安定性および耐久性が向上し得る。保護フィルムとの関係では、例えば、表面処理(アルカリ処理)により末端基がカルボン酸塩(例えば、−COONa) となった場合、その末端基を、より親水性の高いカルボン酸(−COOH)に変えることができる。偏光フィルム積層体と酸性溶液との接触は、任意の適切な手段により行われ得る。塩基性溶液との接触の場合と同様に、浸漬が好ましい。酸性溶液との接触は、塩基性溶液の除去を行った後に行ってもよく、塩基性溶液を除去することなく行ってもよい。
上記酸性溶液に含まれる酸性化合物としては、任意の適切な酸性化合物を用いることができる。酸性化合物としては、塩酸、硫酸、硝酸、フッ化水素等の無機酸、ギ酸、シュウ酸、クエン酸、酢酸、安息香酸等の有機酸等が挙げられる。酸性溶液に含まれる酸性化合物は、好ましくは無機酸であり、さらに好ましくは塩酸、硫酸、硝酸である。これらの酸性化合物は単独で使用しても、混合して使用しても良い。
酸性溶液の溶媒としては、上記塩基性溶液の溶媒として例示したものを用いることができる。酸性溶液の濃度は、例えば0.01N〜5Nであり、好ましくは0.05N〜3N、より好ましくは0.1N〜2.5Nである。
上記酸性溶液の液温は、例えば、20℃〜50℃である。偏光フィルム積層体(実質的には、偏光子の所定部分)と酸性溶液との接触時間は、偏光子の厚みや、用いる酸性溶液に含まれる酸性化合物の種類、および、酸性化合物の濃度に応じて設定することができ、例えば、5秒間〜30分間である。必要に応じて、偏光フィルム積層体と酸性溶液とを接触させた後、直ちに拭き取り等により除去してもよい。
上記酸性溶液は、偏光子の所定部分と接触後、必要に応じて任意の適切な手段により除去され得る。塩基性溶液の除去の場合と同様に、洗浄が好ましい。洗浄に使用する液は、例えば、水(純水)、メタノール、エタノール等のアルコール、酸性水溶液、および、これらの混合溶媒等が挙げられる。好ましくは、水である。洗浄は、代表的には、偏光フィルム積層体を搬送しながら行われる。洗浄は複数回行ってもよい。
酸性溶液を洗浄により除去する場合、酸性溶液除去後の偏光フィルム積層体は、必要に応じて、洗浄液除去および乾燥に供される。洗浄液(代表的には、水)除去は、任意の適切な手段により行われ得る。具体例としては、ブロワーによる吹きとばし、偏光フィルム積層体をスポンジロールに通過させること、およびこれらの組み合わせが挙げられる。洗浄液除去により、例えば、第1の表面保護フィルムの貫通孔に残存する洗浄液をさらに良好なレベルまで除去することができるので、残存洗浄液による偏光子への悪影響を防止することができる。乾燥は、例えば、偏光フィルム積層体をオーブン内で搬送することにより行われ得る。乾燥温度は、例えば20℃〜100℃であり、乾燥時間は例えば5秒〜600秒である。
図4は、本発明の偏光板の製造方法の一例を示す概略図である。図示例では、偏光フィルム積層体100を長尺方向に搬送しながら塩基性溶液(脱色浴A)に浸漬し、その後、処理浴B1、処理浴B2および処理浴B3に順次浸漬する。処理浴B1の処理液は水であり、主に、偏光フィルム積層体100に付着した塩基性溶液を除去し得る。処理浴B2の処理液は酸性溶液であり、塩基性溶液の除去に加え、形成される非偏光部の寸法安定性および耐久性を向上させ得る。処理浴B3の処理液は水であり、主に、偏光フィルム積層体100に付着した処理浴B2の処理液を除去(洗浄)し得る。
C.偏光板
本発明により得られる偏光板は、非偏光部が形成された偏光子と、この偏光子の片側に配置された保護フィルムとを備える。
上記非偏光部の透過率(例えば、23℃における波長550nmの光で測定した透過率)は、好ましくは50%以上であり、より好ましくは60%以上であり、さらに好ましくは75%以上であり、特に好ましくは90%以上である。このような透過率であれば、非偏光部としての所望の透明性を確保することができる。その結果、例えば、非偏光部が画像表示装置のカメラ部に対応するよう偏光子を配置した場合に、カメラの撮影性能に対する悪影響を防止することができる。
上述のとおり、偏光板は、代表的には、接着層を介して他の光学素子(例えば、液晶セル、光学補償フィルム)に積層される。接着層としては、具体的には、接着剤層、粘着剤層が挙げられる。接着剤層は、代表的にはPVA系接着剤や活性エネルギー線硬化型接着剤で形成される。粘着剤層は、代表的にはアクリル系粘着剤で形成される。1つの実施形態においては、リワーク等を考慮して、偏光板は粘着剤層を介して他の光学素子に積層される。本発明の偏光板(保護フィルム)は接着層に対する優れた投錨力を有するので、このような実施形態においても、他の光学素子に対して優れた接着性を示し得る。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
ヨウ素を含む偏光子(厚み5μm)の片側にTACフィルム(厚み80μm)が貼り合わせられた偏光板の偏光子表面に、直径4mmの穴が形成された粘着剤付表面保護フィルムを貼り合わせ、偏光フィルム積層体を得た。
得られた偏光フィルム積層体を、常温の水酸化ナトリウム水溶液(2N)に1分間浸漬した。その後、偏光フィルム積層体の表面に付着した水溶液をウエスでふき取った後、40℃のオーブンで30秒間乾燥させて偏光板を得た。
こうして得られた偏光板のTACフィルム側にアクリル系粘着剤を塗布して厚み20μmの粘着剤層を形成した。
[比較例1]
偏光フィルム積層体に対し、水酸化ナトリウム水溶液による処理および乾燥処理を施さなかったこと以外は実施例1と同様にして、粘着剤層付偏光板を得た。
[比較例2]
ヨウ素を含む偏光子(厚み5μm)の片側にTACフィルム(厚み80μm)が貼り合わせられた偏光板の偏光子表面に、直径4mmの穴が形成された粘着剤付表面保護フィルムを貼り合わせた。また、TACフィルム表面に粘着剤付表面保護フィルム(穴なし)を貼り合わせた。こうして偏光フィルム積層体を得た。
得られた偏光フィルム積層体を、常温の水酸化ナトリウム水溶液(2N)に1分間浸漬した。その後、偏光フィルム積層体の表面に付着した水溶液をウエスでふき取った後、40℃のオーブンで30秒間乾燥させて偏光板を得た。
こうして得られた偏光板のTACフィルム側の表面保護フィルムを剥離し、アクリル系粘着剤を塗布して厚み20μmの粘着剤層を形成した。
実施例および各比較例の粘着剤層付偏光板の粘着力を、JIS Z 0237に準じ、180°引きはがし法粘着力(試験板としてガラス板に変更)を測定した。測定結果を表1に示す。
Figure 2016053633
保護フィルムを塩基性溶液に接触させることにより、保護フィルム表面に形成された粘着剤層の粘着力が格段に向上した。なお、実施例1および比較例2では、直径4mmの非偏光部が形成されていた。
本発明の非偏光部を有する偏光子は、スマートフォン等の携帯電話、ノート型PC、タブレットPC等のカメラ付き画像表示装置(液晶表示装置、有機ELデバイス)に好適に用いられる。
10 偏光子
11 露出部
20 表面保護フィルム(第1の表面保護フィルム)
30 保護フィルム
100 偏光フィルム積層体

Claims (5)

  1. 偏光子と、該偏光子の一方面側に配置された表面保護フィルムと、該偏光子の他方面側に配置された保護フィルムとを備え、該一方面側に偏光子が露出した露出部を有する偏光フィルム積層体の両側表面を、塩基性溶液に接触させることを含む、
    非偏光部を有する偏光板の製造方法。
  2. 前記接触を、前記偏光フィルム積層体を塩基性溶液に浸漬することにより行う、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記保護フィルムがセルロース系樹脂で形成されている、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記塩基性溶液の濃度が0.1N以上である、請求項1から3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の製造方法により得られ、
    非偏光部が形成された偏光子と、該偏光子の片側に配置された保護フィルムとを備える、
    偏光板。
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