JP2016052201A - 回転電機 - Google Patents

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Akira Ito
亮 伊藤
博 志田
Hiroshi Shida
博 志田
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Abstract

【課題】振動の発生や鉄損の増加を抑制することができる回転電機を提供すること。【解決手段】円環状に配置される複数の分割コア31と、複数の分割コア31を収容する円筒状のハウジング23とを有する回転電機10であって、円環状に配置される複数の分割コア31の軸線方向において、複数の分割コア31を軸線方向でハウジング23に固定するよう円弧状に形成された4個の半円環リング61、62、63、64を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、円環状に配置される複数の分割コアを有する回転電機に関する。
従来、複数の分割コアにより環状のステータコアが形成され、このステータコアの外周面部がハウジングの内周面部に圧入や焼嵌めによって嵌め合わされる回転電機が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−131006号公報
このような、ステータコアの外周面部の全面がハウジングの内周面部の全面へ圧入や焼嵌めによって嵌め合わされる構成の場合、ステータコアおよびロータから発生する振動や回転騒音がハウジングに直接伝達されやすくなるため、回転電機の振動や騒音が増大するといった不都合がある。
また、ステータコアの外周面部の全面がハウジングの内周面部の全面へ圧入や焼嵌めなどによって嵌め合わされる構成の場合、圧入や焼嵌めによって生ずる圧縮応力により、ハウジングやステータコアに歪が発生しやすくなるため、電気的な損失、いわゆる鉄損が増加してしまうといった不都合がある。
上記課題を解決するための本発明に係る回転電機は、円環状に配置される複数の分割コアと、前記複数の分割コアを収容する円筒状のハウジングとを有する回転電機であって、前記円環状に配置される複数の分割コアの軸線方向において、前記複数の分割コアを前記ハウジングに固定するよう円弧状に形成された複数の分割プレートを備える。
本発明に係る回転電機によれば、円環状に配置される複数の分割コアが、円弧状に形成された複数の分割プレートにより軸線方向でハウジングに固定されるので、径方向で分割コアとハウジングとが離隔することから、内部の回転振動がハウジングに伝達されることが抑制され、振動の発生を抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係る回転電機の断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る回転電機の各構成要素を分解した状態を示す断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る回転電機の本体の平面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る回転電機の本体の断面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る回転電機の分割コアに固定プレートを装着する前の状態の平面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る回転電機のインシュレータと分割コアとの間に固定プレートを装着する前の状態の平面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る回転電機の分割コアに固定プレートを装着した状態の平面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る回転電機のインシュレータと分割コアとの間に固定プレートを装着した状態の平面図である。
以下、本発明に係る回転電機を適用した実施形態に係る回転電機10について、図1〜図8を参照して説明する。
回転電機10は、図1、図2に示すように、本体11と、カバー12と、カバー12を本体11に固定する複数のボルト13とを有する。この回転電機10は、分割コアを備えた構造のものであればよく、特に制限はないが、例えば、U相、V相及びW相の3相の交流電力により駆動する三相誘導モータや三相同期モータによって構成されている。
本体11は、図2に示すように、ステータコア21と、ロータ22と、ハウジング23と、固定プレート24と、インシュレータ25と、引き出し線26と、ステータコア21をハウジング23に固定する複数のボルト27とを含んで構成される。
ステータコア21は、図3、図4に示すように同一構造の12個の分割コア31で構成されており、各分割コアは、互いに隣接して円環状に配置される。12個の分割コア31は、円環状に配置された各分割コアの内径側の周壁もしくは、外径側の周壁を基準にして円形治具によって円環状に保持される。また、12個の分割コア31は、外径側の周壁を部分的に数箇所レーザ溶接することで円環状に保持されるようにしてもよく、各分割コアの接触部分を接着によって結合することで、円環状に保持されるようにしてもよい。これにより、12個の分割コア31が一体化された円環状のステータコア21が形成される。
なお、ステータコア21は、同一構造の12個の分割コア31で構成されているが、これ以外の構造で構成されていてもよい。例えば、12個以外の個数、3ないし20個程度の複数個であってもよい。また、各分割コア31は同一構造ではなく、異なった構造のものでステータコア21と同様の円環状のステータコアを形成するようにしてもよい。
分割コア31は、ステータコア21の円環の一部を構成する円弧部31aと、円弧部31aの内周部分から円弧の中心に向けて突出する突出部31bとからなるコア本体41と、突出部31bに巻きつけられたコイル巻線42とを有している。
12個の各分割コア31のコイル巻線42は、U相コイル、V相コイル及びW相コイルの三相コイルを構成しており、三相の交流電力の供給により三相コイルに磁界が形成される。
コア本体41は、電磁鋼板などの磁性材料からなる一定の厚みのコア積層板41aが積層され連結固定されて一体化された積層コアで形成されており、ボルト27を通す貫通孔41bが形成されている。なお、このコア本体41は、圧粉磁性体によって形成されてもよい。
コア本体41には、コア本体41を覆うよう形成された絶縁部材がコア本体41に嵌め込まれることにより絶縁性が高められている。または、コア本体41が、絶縁性樹脂のアウトサート成形により形成された絶縁部材で覆われることで絶縁性が高められている。
また、円環状のステータコア21を構成するコア本体41は、図4に示すように、一対の一方の端部41tおよび他方の端部41uを有している。コア本体41の軸線方向における一方の端部41tには、固定プレート24が接触して配置される。
ここで、コア本体41の軸線方向は、図4に示す中心線CLで表されるロータ22の回転中心軸の軸線の方向を示す。
他方の端部41uは、分割コア3をハウジング23に収容した状態で、図4に示すハウジング23の後述するベアリング収容部52に対向する分割コア31の端部を示している。
一方の端部41tは、この他方の端部41uに対する反対側の端部を示している。
ロータ22は、図2に示すように、ステータコア21の内周側に配置されており、動力を出力するシャフト22aと、シャフト22aに固定されシャフト22aとともに回転する回転子22bとを有している。ロータ22は、さらに、本体11のハウジング23に収容される本体側ベアリング22cと、カバー12に収容されるカバー側ベアリング22dとにより、シャフト22aを回転自在に支持されている。
ロータ22の外周面と、ステータコア21の内周面との間のすき間は、ロータ22がステータコア21内で抵抗なく滑らかに回転しうる程度のすき間であり、かつ回転軸を中心とした円周方向に均一になるようロータ22およびステータコア21が形成されている。
回転子22bには、図示しない複数の永久磁石が埋め込まれており、ステータコア21の三相コイルによって励起される磁界に回転子22b内の永久磁石が引かれることにより、回転子22bが回転駆動される。
他方、回転子22bの回転に伴って、回転子22bに設けられた永久磁石が回転軸を中心に回転すると、磁界が形成され、この磁界によりステータコア21の三相コイルに誘導電流が流れる。この誘導電流により、三相コイルの両端に電力が発生し、回転電機10は、発電機としても機能するようになっている。
この回転電機10は、回転子22bに永久磁石が埋め込まれている永久磁石同期電動機(Interior Permanent Magnet)として構成され、例えば、可変電圧可変周波数制御(VVVF)インバータにより制御されるようになっている。なお、回転電機10は、永久磁石同期電動機以外の構成でもよい。すなわち、回転子22bが、永久磁石以外の構造、例えば、電磁石で構成されていてもよく、鉄心のみで構成されていてもよい。
ハウジング23は、図2、図3に示すように、装着部51と、ベアリング収容部52と、コア収容部53と、接続部54と、カバー固定部55とを有しており、これらの各部は一体的に形成されている。
装着部51は、平坦に形成され、装着孔51a、51b、51c、51dを有しており、装着孔51a、51b、51c、51dには、図示しない装着ボルトが挿入され回転電機10が被装着部に装着されるようになっている。
ベアリング収容部52には、装着部51から内部に向かって突出部52aが形成されるとともに、突出部52aには本体側ベアリング22cを収容する凹部52bが形成されている。
また、ベアリング収容部52には、凹部52bを貫通する貫通孔52cが形成されており、貫通孔52cにロータ22のシャフト22aが通されるようになっている。
コア収容部53は、図2に示すように、ベアリング収容部52の突出部52aの突出方向と同方向に突出する円筒状に形成されている。コア収容部53は、図4に示す中心線CLに垂直な平面で切断したときの内周部分が、円となる断面形状を有する。コア収容部53は、ステータコア21を収容するよう、円筒の内周の直径が、ステータコア21の外周の直径よりも僅かに大きくなっている。すなわち、ステータコア21の外周面と、円筒の内周壁面との間に、例えば、JIS規格に基づく基準穴がH9、軸の交差がc9からなるすき間ばめ程度のすき間と同等のすき間、またはこのすき間よりも僅かに大きなすき間が生ずるように、円筒の内周の直径およびステータコア21の外周の直径が形成されている。
また、コア収容部53の下部には、各分割コア31に対応する位置にねじ穴53aが形成されており、ねじ穴53aにはボルト27がねじ結合するようになっている。
接続部54は、コア収容部53から径方向外方に部分的に突出して形成された突出部54aと、引き出し線26の接続部分を収容するよう凹んで形成された凹部54bを有している。
ここで、径方向とは、分割コア31とハウジング23の径方向を示し、前述の12個の分割コア31で形成される円環の中心線CLを中心とする半径方向を示す。
カバー固定部55は、コア収容部53から径方向外方に突出して形成されるとともに、複数のねじ穴55aが形成されており、ねじ穴55aにはボルト13がねじ結合し、カバー12が本体11に固定されるようになっている。
固定プレート24は、図5、図6に示すように、一定の厚みを有する平板であって半円環状に形成された4個の分割プレートとしての半円環リング61、62、63、64の半円環リングで構成される。この半円環リングは、例えば、平板の円環を、2分割して形成してもよく、個別にプレス加工などの機械加工によって形成してもよい。固定プレート24は、剛性の高い材料、例えば、金属材料で形成される。
半円環リング61、62、63、64には、それぞれ複数の貫通孔61h、62h、63h、64hが形成されており、これらの貫通孔61h、62h、63h、64hにはそれぞれボルト27が通されるようになっている。この固定プレート24は、ボルト27が通されハウジング23に固定された際に、各分割コア31をハウジング23に均一の圧力で固定する機能を有する。
半円環リング61、62、63、64のうち、半円環リング61、62は、半円環リング61の弦を構成する円周方向の一対の端部61aと、半円環リング62の弦を構成する円周方向の一対の端部62aとが対向するよう配置されて円環状に形成され、板厚方向の下側でステータコア21の軸線方向の端部と接触するよう配置される。
他方、半円環リング63、64は、半円環リング63の弦を構成する円周方向の一対の端部63aと、半円環リング64の弦を構成する円周方向の一対の端部64aとが対向するよう配置されて円環状に形成され、板厚方向の下側で半円環リング61、62の上側面と接触するよう配置される。すなわち、図7、図8に示すように、半円環リング61、62、63、64は、半円環リング61、62が下側に、半円環リング63、64が上側になるよう、互いに重ねられる。
そして、図7に示すように、破線で示す下側の半円環リング61、62の端部61a、62aの対向部分と、実線で示す上側の半円環リング63、64の端部63a、64aの対向部分とが、上下方向で一致した位置にならないよう、円周方向で互いに離隔した位置に配置される。図7では、破線で示す下側の半円環リング61、62の端部61a、62aの対向部分と、実線で示す上側の半円環リング63、64の端部63a、64aの対向部分とが円周方向で約90度離隔した位置に配置されている。
固定プレート24は、半円環リング61、62、63、64ともに、同様の形状で構成した場合について説明したが、本発明における分割プレートは、他の形状で構成するようにしてもよい。例えば、同様の円環を円周方向に3等分または4等分した円弧状のもので構成してもよい。
すなわち、本発明に係る回転電機は、円環状に配置される複数の分割コアと、これらの複数の分割コアを収容する円筒状のハウジングとを有する回転電機であって、前述の円環状に配置される複数の分割コアを前述のハウジングに固定する円環リングを有し、この円環リングは、円弧状に形成された複数の分割プレートを組み合わせて構成される。
また、半円環リング61、62、63、64を同一の板厚で形成したが、半円環リング61、62の板厚と、半円環リング63、64の板厚を異なったもので構成してもよい。
また、半円環リング61、62、63、64に形成した貫通孔61h、62h、63h、64hは、ステータコア21の12個の分割コア31にそれぞれ形成された貫通孔41bに対応して各6個の貫通孔を形成したが、これ以外の個数の貫通孔を形成するようにしてもよい。例えば、12個の貫通孔を上限として、これよりも少ない2個ないし10個程度の個数の貫通孔を形成するようにしてもよい。
また、半円環リング61、62が下側に、半円環リング63、64が上側になるよう、互いに重ねられ、半円環リング61、62がステータコア21の12個の分割コア31にそれぞれ直接接触するように配置されてもよく、半円環リング61、62とステータコア21の12個の分割コア31との間に他の部材を配置して、半円環リング61、62がステータコア21の12個の分割コア31にそれぞれ非接触になるようにしてもよい。
また、半円環リング61、62と、半円環リング63、64との間に、他の部材を配置して、半円環リング61、62と、半円環リング63、64とが非接触になるようにしてもよい。
すなわち、本発明は、半円環リング61、62と、半円環リング63、64とが、円環状に配置された分割コア31に積層される構成であれば適用される。
インシュレータ25は、図5、図6に示すように、プラスチックや陶磁器などの高い絶縁性を有する材料で円筒形に形成された絶縁部材として機能する。そして、インシュレータ25は、側壁に複数の貫通孔やスリットが形成される。
このインシュレータ25は、図4、図6、図8に示すように、固定プレート24の上側に配置され、分割コア31のコア本体41と、コア本体41に巻きつけられたコイル巻線42との間の絶縁をより確実にする機能を有しており、コイル巻線42を取り回した際にコイル巻線42の取り回し線がインシュレータ25内に確実に収まるよう、ストラップなどの保持部材で側壁の貫通孔やスリットに保持し得る機能も有している。
引き出し線26は、図3、図4、図5に示すように、分割コア31のコア本体41に巻きつけられたコイル巻線42の各両端を、U相コイル、V相コイル、W相コイル及び中性点ごとに取りまとめたもので、先端に端子が設けられたU相引き出し線26a、V相引き出し線26b、W相引き出し線26cおよび中性点引き出し線26dからなる。
図5に示すように、U相引き出し線26a、V相引き出し線26b、W相引き出し線26cおよび中性点引き出し線26dは、順に配置されているが、この配置の順は任意の順であってもよい。これらの、U相引き出し線26a、V相引き出し線26b、W相引き出し線26cおよび中性点引き出し線26dは、図示しないモータコントローラに電気的に接続されている。
このモータコントローラは、例えば、可変電圧可変周波数制御インバータを含んで構成されており、図示しない制御装置から送られる回転電機10が出力すべきトルク指令値に基づいて、トルクを出力するためのモータ制御電流を生成し、そのモータ制御電流を、引き出し線26を介して分割コア31のコイル巻線42に供給する。
カバー12は、図1、図2に示すように、カバー12を本体11のハウジング23に固定する固定部71と、ロータ22のカバー側ベアリング22dを収容するベアリング収容部72と、ベアリング収容部72の開口を閉塞する閉塞部73とを有しており、固定部71とベアリング収容部72とが一体的に形成されている。
固定部71には、貫通孔71aが形成されており、ボルト13が通されるようになっている。ベアリング収容部72には、内部に向かって突出部72aが形成されるとともに、突出部72aにはカバー側ベアリング22dを収容する凹部72bが形成されている。
また、ベアリング収容部72には、凹部72bを貫通する貫通孔72cが形成されており、貫通孔72cにロータ22のシャフト22aが通されるようになっている。
閉塞部73は、ベアリング収容部72の貫通孔72cを閉塞する蓋73aを有し、蓋73aは、ベアリング収容部72の突出部72aの反対側を閉塞している。
次に本実施形態の回転電機10のステータコア21および固定プレート24をハウジング23に組み込む方法について簡単に説明する。
まず、図3、図4、図5に示すステータコア21および固定プレート24、すなわちステータコア21および半円環リング61、62、63、64の4個が用意される。
ステータコア21は、次のように形成される。一定の厚みのコア積層板41aが積層されて一体化した積層コアが、コア本体41として形成される。
このコア本体41に、コア本体41を覆うよう形成した絶縁部材が嵌め込まれる。
そして、コア本体41の突出部31bに配線が巻き付けられてコイル巻線42が形成される。このようにして分割コア31が形成される。同様に、絶縁部材が嵌め込まれたコア本体41にコイル巻線42が形成され、分割コア31が12個用意される。これら12個の分割コア31が円環状に配置され、接触部分が互いに接着されることにより、円環状のステータコア21が形成される。
そして、図5に示す半円環リング61、62、63、64の4個の半円環リングが形成される。
半円環リング61、62、63、64のうち、2個1組で、2組の円環リングが用意される。例えば、半円環リング61、62からなる1組の円環リングと、半円環リング63、64からなる1組の円環リングが用意される。
そして、それぞれ半円環リング61の弦を構成する円周方向の一対の端部61と、半円環リング62の弦を構成する円周方向の一対の端部62aとが対向するとともに、半円環リング61、62がステータコア21の軸線方向における一方の端部と接触するよう、ステータコア21の側面側からステータコア21に挿入される。
次いで、それぞれ半円環リング63の弦を構成する円周方向の一対の端部63aと、半円環リング64の弦を構成する円周方向の一対の端部64aとが対向するとともに、半円環リング63、64が半円環リング61、62と重なるようにステータコア21の側面側からステータコア21に挿入される。
各半円環リング61、62、63、64が、ステータコア21に挿入される際に、図5に示す引き出し線26が邪魔になることはなく容易に挿入される。
半円環リング63、64が半円環リング61、62と重なるようにステータコア21の側面側からステータコア21に挿入される際に、下側の半円環リング61、62の端部61a、62aの対向部分と、上側の半円環リング63、64の端部63a、64aの対向部分とが、上下方向で一致した位置にならないよう、円周方向で互いに離隔した位置に配置される。
また、半円環リング61、62に形成された貫通孔61h、62hと、半円環リング63、64に形成された貫通孔63h、64hとが一致する位置に配置される。
次いで、貫通孔61h、62h、63h、64hにそれぞれボルト27が通されて、ボルト27と、各分割コア31に対応する位置に形成されたハウジング23のねじ穴53aとがねじ結合し、ステータコア21および固定プレート24がハウジング23に固定される。
そして、最後に、ステータコア21の巻線から引き出された引き出し線26のU相引き出し線26a、V相引き出し線26b、W相引き出し線26cおよび中性点引き出し線26dがハウジング23の図3、図4に示す接続部54にセットされる。接続部54に各引き出し線がセットされると、ステータコア21のハウジング23への組み込みが終了する。
以下に、本実施形態の回転電機10の効果について説明する。
本実施形態の回転電機10は、円環状に配置される12個の分割コア31と、12個の分割コア31を収容するハウジング23とを有し、円環状の12個の分割コア31の軸線方向における一方の端部41tに接触し、各分割コア31を軸線方向でハウジング23に固定する固定プレート24を備える。
この構成により、本実施形態の回転電機10は、12個の分割コア31が、固定プレート24により軸線方向でハウジング23に固定されるので、分割コア31を圧入や焼嵌めする構造のものと比べて径方向で分割コア31とハウジング23とが離隔している。
これにより、ロータ22の回転振動やステータコア21の振動がハウジング23に伝達されることが抑制されて、回転電機10の振動の発生を抑制できる。
また、各分割コア31が固定プレート24により軸線方向でハウジング23に固定されるので、各分割コア31が均一の圧力でハウジング23に固定されて歪の発生を抑制でき、鉄損の増加を抑制できる。
また、本実施形態の回転電機10は、固定プレート24が、円周方向の端部同士が対向するよう配置されて形成される4個の半円環リング61、62、63、64で構成され、半円環リング61、62で組み合わされる円環と、半円環リング63、64で組み合わされる円環とが軸線方向に重ねられるとともに、端部61a、62aの対向部分と、端部63a、64aの対向部分とが円周方向で互いに約90度離隔した位置に配置される。
この構成により、重ねられた一層目の半円環リング61、62で組み合わされる円環は、二層目の半円環リング63、64で組み合わされる円環により、各分割コア31に均一の圧力を加えることができる。これらの一層目の円環と、二層目の円環とがボルト27によりハウジング23に固定された際に、各分割コア31に加わる均一の圧力により各分割コア31やハウジング23における歪の発生をより確実に抑制でき、鉄損の増加をより確実に抑制できる。
また、固定プレート24が、半円環リング61、62、63、64に分割されているので、半円環リング61、62、63、64をそれぞれステータコア21に挿入する際に、ステータコア21から径方向に突出する引き出し線26が邪魔になることはなく容易に挿入することができ、作業性が向上する。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
10 回転電機
21 ステータコア(円環状に配置される複数の分割コア)
23 ハウジング
24 固定プレート
31 分割コア
41t 軸線方向における一方の端部
61、62、63、64 半円環リング(分割プレート)
61a、62a、63a、64a 端部(分割プレート)

Claims (2)

  1. 円環状に配置される複数の分割コアと、
    前記複数の分割コアを収容する円筒状のハウジングとを有する回転電機であって、
    前記円環状に配置される複数の分割コアの軸線方向において、前記複数の分割コアを前記ハウジングに固定するよう円弧状に形成された複数の分割プレートを備えたことを特徴とする回転電機。
  2. 前記分割プレートは、円周方向の端部同士が対向するよう配置される円環状のプレートからなり、前記複数の分割プレートが、前記軸線方向に重ねられるとき、前記複数の分割プレートそれぞれの前記対向する部分が円周方向で互いに離隔した位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
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