JP2016051587A - 静電容量検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水滴等が付着した場合でも確実に誤動作を抑制できる静電容量検出装置を提供する。
【解決手段】静電容量検出用の複数の電極である第1電極101、第2電極102と、第1電極101と第2電極102の周囲に隣接して配置されたシールド電極201と、第1電極101と第2電極102のうち1の電極を選択して検出電極とし、この検出電極の検出動作の途中で他の電極及びシールド電極201の電圧を2通りに電圧変動させて検出電極の2通りの電圧値を測定する静電測定部と、測定された2通りの電圧値を比較することにより、第1電極101と第2電極102との間、又は電極(第1電極101、第2電極102)とシールド電極201との間の接続状態を判定する判定部と、を有して静電容量検出装置を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、静電容量検出装置に関する。
従来、パネル表面に水滴等が付着した場合の誤動作の低減を特別な構造や回路を用いることなく実現する静電容量検出装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
例えば、特許文献1の静電容量検出装置は、タッチパネル検出用センサ配線が配設されるタッチスクリーン基板と、タッチスクリーン基板と重ねて配置され、その一方主面に指示体が接触する透明基板と、指示体とタッチパネル検出用センサ配線との間の静電容量の変化を検出し、透明基板上での指示体の接触位置を検出する静電容量検出回路とを備え、透明基板は、タッチスクリーン基板のセンサ有効領域と重ならない領域に付加電極を有し、付加電極は静電容量検出回路に電気的に接続されている。このような構成を採ることで、付加電極と検出中のタッチパネル検出用センサ配線との間の電位差が小さくなり、高誘電率物質と筐体との間の寄生容量および高誘電率物質と筐体との間寄生容量が実質的に消滅し、静電容量検出レベルがタッチ閾値を超えることがなくなり、水滴が付着した場合でも誤検出を抑制できるとされている。
また、特許文献2の静電容量検出装置は、人体の接近を非接触で検出する非接触検出手段と、この非接触手段を覆う表面プレートと、この表面プレートとは電気的に絶縁された状態でその表面プレートの周囲の少なくとも一部に設けられたフレームと、表面プレートへパルス電圧を送信し、受信パルス電圧を受信して人体の接触を検出する接触検出手段とを備え、接触検出手段からの検出信号に基づいて表面プレートへの人体の接触があると判定すると、非接触検出手段からの検出信号に基づいて人体の接近があると判定しても操作入力が無いと判定する操作入力装置であって、送信パルス電圧と同一周波数かつ同位相のガードパルス電圧を前記フレームに印加するように構成されている。このような構成を採ることで、使用者が意図していないときに操作入力され動作することを防止できるとされている。
特開2013−125496号公報 特開2011−6981号公報
しかし、特許文献1又は2に示す静電容量検出装置は、専用のガード電極を設ける必要があり、スイッチレイアウト等に制約が発生する。また、ガード電極以外の検出電極間での水滴付着による誤検出は抑制できないという問題がある。
したがって、本発明の目的は、水滴等が付着した場合でも確実に誤動作を抑制できる静電容量検出装置を提供することにある。
〔1〕本発明は、上記目的を達成するために、静電容量検出用の複数の電極と、前記電極の周囲に隣接して配置されたシールド電極と、前記複数の電極のうち1の電極を選択して検出電極とし、前記検出電極の検出動作の途中で他の電極及び前記シールド電極の電圧を電圧変動させて前記検出電極の電圧値を測定する静電測定部と、前記電圧変動に対応した前記検出電極の電圧値を比較することにより、前記電極間又は前記電極と前記シールド電極との間の接続状態を判定する判定部と、を有する静電容量検出装置を提供する。
〔2〕前記静電測定部は、前記他の電極及び前記シールド電極の電圧を、LoからHi、又はHiからLoの2通りに電圧変動させる上記〔1〕に記載の静電容量検出装置であってもよい。
〔3〕また、前記2通りの電圧変動は、前記他の電極及び前記シールド電極のうち少なくとも2つが逆位相で駆動される上記〔1〕又は〔2〕に記載の静電容量検出装置であってもよい。
〔4〕また、前記他の電極及び前記シールド電極の個数は、偶数であり、前記他の電極及び前記シールド電極のうちの半々が互いに逆位相で駆動される上記〔3〕に記載の静電容量検出装置であってもよい。
〔5〕また、前記シールド電極が複数あり、前記検出電極に前記シールド電極の2つが隣接して配置されている場合、前記他の電極又は前記シールド電極の組み合わせを順次切り替えて駆動する上記〔4〕に記載の静電容量検出装置であってもよい。
本発明によれば、水滴等が付着した場合でも確実に誤動作を抑制できることができる。また、放射ノイズを低減した静電容量検出装置を実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る静電容量検出装置の構成を示す構成図である。 図2は、静電容量検出装置の回路構成例である。 図3(a)は、図1の平面図と第1電極における断面図であって、水滴が付着していない場合の第1電極とシールド電極間の静電容量Cp1を模式的に示した図であり、図3(b)は、図1の平面図と第1電極における断面図であって、水滴が付着している場合の第1電極とシールド電極間の静電容量Cp2を模式的に示した図である。 図4は、第1の実施の形態に係る静電容量検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着していない場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は第2電極の電圧Ve2、(c)はシールド電極の電圧Vsのそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。 図6(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着している場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は第2電極の電圧Ve2、(c)はシールド電極の電圧Vsのそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。 図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る静電容量検出装置の構成を示す構成図であり、図7(b)は、第1電極と第2シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図である。 図8は、第2の実施の形態に係る静電容量検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図9(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着していない場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は水滴が付着している場合の第1電極の電圧Ve1、(c)は第2電極の電圧Ve2、(d)は第3電極の電圧Ve3、(e)は第1シールド電極の電圧Vs1、(f)は第2シールド電極の電圧Vs2のそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。 図10(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る静電容量検出装置の構成を示す構成図であり、図10(b)は、第1電極と第1及び第4シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図である。 図11は、第3の実施の形態に係る静電容量検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図12(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着していない場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は水滴が付着している場合の第1電極の電圧Ve1、(c)は第2電極の電圧Ve2、(d)は第3電極の電圧Ve3、(e)は第1シールド電極の電圧Vs1、(f)は第2シールド電極の電圧Vs2、(g)は第3シールド電極の電圧Vs3、(h)は第4シールド電極の電圧Vs4のそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。 図13(a)は、第2電極と第3及び第4シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図であり、図13(b)は、第1電極と第2電極及び第1シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図である。
(第1の実施の形態)
(静電容量検出装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る静電容量検出装置の構成を示す構成図である。本発明の実施の形態に係る静電容量検出装置1は、静電容量検出用の複数の電極である第1電極101、第2電極102と、第1電極101と第2電極102の周囲に隣接して配置されたシールド電極201と、第1電極101と第2電極102のうち1の電極を選択して検出電極とし、この検出電極の検出動作の途中で他の電極及びシールド電極201の電圧を2通りに電圧変動させて検出電極の2通りの電圧値を測定する静電測定部と、測定された2通りの電圧値を比較することにより、第1電極101と第2電極102との間、又は電極(第1電極101、第2電極102)とシールド電極201との間の接続状態を判定する判定部と、を有して構成されている。
静電容量検出装置1は、第1電極101又は第2電極102に指等がタッチされたかどうかを検出する静電容量検出装置として機能するが、この静電容量検出を精度よく行なうために、第1電極101と第2電極102との間、又は電極(第1電極101、第2電極102)とシールド電極201との間に水滴等が付着しているかどうかの判定を行なう機能を備えている。これにより水滴等の付着による誤動作を抑制することができる。
図1に示すように、第1電極101と第2電極102は、隣接して配置されている。また、第1電極101と第2電極102の周囲に隣接してシールド電極201が配置されている。第1電極101、第2電極102、シールド電極201は、基板(図示省略)上に銅等の金属により箔、層状に形成されている。
第1電極101、第2電極102、及びシールド電極201は、それぞれ静電測定部20に接続されている。この静電測定部20と判定部30とにより制御部10が構成されている。この制御部10は、静電容量検出装置1の機能を発揮させるための制御全般を司る。第1電極101又は第2電極102への通常のタッチ検出を行なうと共に、静電測定部20の検出結果に基づいて、第1電極101と第2電極102との間の水滴付着、又は、電極(第1電極101、第2電極102)とシールド電極201との間の水滴付着を判定する。また、この水滴付着の検出結果に基づいて、第1電極101又は第2電極102のタッチ検出を無効にする等の判断を行なうことができる。なお、制御部10は、静電測定部20、判定部30を含めた制御を行なうために、CPU、記憶部等を備えることができる。
図2は、静電容量検出装置1の回路構成例である。第1電極101又は第2電極102は、マルチプレクサ等の選択回路40を介して静電測定部20に接続されている。選択回路40は、複数の電極(第1電極101又は第2電極102)のうち1の電極を選択して検出電極として選択するための回路である。選択された検出電極(第1電極101又は第2電極102)は、チャージ回路50及びA/Dコンバータ等の量子化回路60に接続される。検出電極には所定周波数のクロックに同期してチャージ回路50から容量検出のためのチャージがなされる。A/D変換結果(Ne1、Ne2)61は、選択された検出電極の電極電圧に対応すると共に、検出電極の容量値に対応する。したがって、A/D変換結果(Ne1、Ne2)61は、通常のタッチ検出に使用されると共に、判定部30に出力されて後述する水滴付着等の接続状態の判定に使用される。
図2において、選択回路40により選択された検出電極(例えば、第1電極101)は、チャージ回路50によりチャージ又はディスチャージ動作(充電又は放電)が行われる。チャージ動作において、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすることで、定電流源51から電荷が検出電極(例えば、第1電極101)に供給される。また、ディスチャージ動作において、スイッチ回路53がトリガ信号によりオンすることで、検出電極(例えば、第1電極101)から電荷がグランドに放電される。
図2に示す、検出電極に直列に接続されたCp(水滴による容量)は、検出対象の電極以外(シールド電極を含む)の電極と検出電極とにより形成される容量である。
なお、選択回路40により選択されない電極(第1電極101又は第2電極102)、及びシールド電極201は、図2に図示しない回路により、それぞれHi状態(5v、12v等)、Lo状態(グランドレベル、0v等)の2通りに電圧変動される。
図3(a)は、図1の平面図と第1電極における断面図であって、水滴が付着していない場合の第1電極とシールド電極間の静電容量Cp1を模式的に示した図であり、図3(b)は、図1の平面図と第1電極における断面図であって、水滴300が付着している場合の第1電極とシールド電極間の静電容量Cp2を模式的に示した図である。図3(a)で示す水滴が付着していない場合は、図2で示したCpはCp1であって、この容量は検出対象の電極容量(Cs1、Cs2)に対して無視できる。一方、図3(b)で示すように、樹脂等の誘電材料で形成された意匠パネル70上に水滴300が付着している場合、意匠パネル70及び水滴300を介して第1電極101とシールド電極201との間で容量Cp2が形成される。図2で示したCpはCp2であって、この容量は検出対象の電極容量(Cs1、Cs2)に対して無視できず、検出電極の電圧検出動作の途中で電圧値に影響を与える。
(第1の実施の形態における動作)
図4は、第1の実施の形態に係る静電容量検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。図5(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着していない場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は第2電極の電圧Ve2、(c)はシールド電極の電圧Vsのそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。また、図6(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着している場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は第2電極の電圧Ve2、(c)はシールド電極の電圧Vsのそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。以下、図4のフローチャートに従って、図5、図6を参照しながら第1の実施の形態における動作を説明する。
静電測定部20は、制御部10の測定プログラムに基づいて、選択回路40により第1電極101、第2電極102のうち1の電極を選択して検出電極とする。検出電極(例えば、第1電極101)は、チャージ回路50によりチャージ又はディスチャージ動作(充電又は放電)が行われる。また、選択回路40により選択されない電極(例えば、第2電極102)及びシールド電極201は、それぞれ所定の電圧レベルに接続される。以下の説明では、検出電極を第1電極101として説明する。
静電容量検出装置1の動作がスタートすると、静電測定部20は、選択回路40により第1電極101を検出電極に選択する(ステップS101)。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図5(a)、図6(a)に示すように、第1電極101を時間t1でチャージ開始する(ステップS102)。なお、第1電極101は、時間t1より前に電荷はゼロにディスチャージされている。
制御部10は、図5(b)、(c)図6(b)、(c)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及びシールド電極201のVsを、時間t2でLoレベルからHiレベルにする(ステップS103)。すなわち、第2電極102、シールド電極201は、検出電極の検出動作の途中でLoレベルからHiレベルに電圧変動される。
チャージ回路50は、時間t3で、第1電極101のチャージを終了する。スイッチ回路52をオフにし、スイッチ回路53をオンにすることにより、ディスチャージする(ステップS104)。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図5(a)、図6(a)に示すように、第1電極101を時間t4でチャージ開始する(ステップS105)。
制御部10は、図5(b)、(c)図6(b)、(c)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及びシールド電極201のVsを、時間t5でHiレベルからLoレベルにする(ステップS106)。すなわち、第2電極102、シールド電極201は、検出電極の検出動作の途中でHiレベルからLoレベルに電圧変動される。
ステップS101からS106の検出動作における検出結果は、図2で示したA/D変換結果(Ne1)61として判定部30に出力されて記憶される。
判定部30は、検出電極である第1電極101の波形が同じかどうかを判断する。図5(a)で示すように同じであると判断した場合(検出電極の検出結果が同じ場合)はステップS108へ進み、図6(a)で示すように同じであると判断しない場合(検出電極の検出結果が異なる場合)はステップS101に戻る(ステップS107)。なお、検出電極の検出結果が異なる場合は、水滴検出等の警告信号等を出力するようにしてもよい。
図5(a)に示すように、第1電極101の波形が同じ場合は、水滴等の付着はないと判断される。一方、図3(b)に示したように、第1電極101とシールド電極201との間に水滴300が付着すると、図6(a)〜(c)に示すように、時間t2において、シールド電極201のVsがLoレベルからHiレベルに電圧電動することにより、シールド電極201から第1電極101に電荷が移動して、第1電極101の波形は非線形となり、検出電圧は大きくなる。一方、図6(a)〜(c)に示すように、時間t5において、シールド電極201のVsがHiレベルからLoレベルに電圧電動することにより、第1電極101からシールド電極201に電荷が移動して、第1電極101の波形は非線形となり、検出電圧は小さくなる。
すなわち、検出電極(第1電極101)の検出動作の途中で他の電極(第2電極102)及びシールド電極201の電圧を2通りに電圧変動させて検出電極の2通りの電圧値を比較することにより、第1電極101と第2電極102との間、又は電極(第1電極101、第2電極102)とシールド電極201との間の接続状態(例えば、水滴等の付着)を判定することができる。
検出電極である第1電極101の波形が同じと判断された場合は、制御部10は、第1電極101の電圧Ve1がタッチ検出の閾値を超えたかどうかを判断する。タッチ検出の閾値を超えた場合はステップS109へ進み、タッチ検出の閾値を超えない場合はステップS101に戻る(ステップS108)。
タッチ検出の閾値を超えた場合、制御部10は、タッチ検出信号を出力して、ステップS101に戻る(ステップS109)。
ステップS107〜109から戻ったステップS101においては、静電測定部20は、選択回路40により次の電極を検出電極に選択して、同様の検出動作を繰り返す。
なお、ステップS107〜S109はこの順番でなくてもよく、例えば、ステップS107よりもステップS108を先にもってくることも可能である。この場合、検出電極の波形が同じでない場合は、先にされたタッチ検出の判断を無効にすることができる。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、水滴等が付着した場合でも確実に誤動作を抑制できる。すなわち、検出電極の検出動作の途中で他の電極及びシールド電極201の電圧を2通りに電圧変動させて検出電極の2通りの電圧値を比較するので、第1電極101と第2電極102との間、又は電極(第1電極101、第2電極102)とシールド電極201との間の接続状態を判定することができ、電極間に水滴等が付着した場合に確実に誤動作を抑制できる。これにより、タッチ検出の精度が向上すると共に、水滴等が付着したと判定した場合は、検出電極のタッチ検出を無効にする等の処理を行なうことが可能となる。
(第2の実施の形態)
(静電容量検出装置の構成)
第1の実施の形態で説明したように、検出動作において、電極、及びシールド電極が共にパルス駆動されるので、放射ノイズが発生する場合がある。特に、高速のタッチ検出を行なう場合は、高い周波数でのパルス駆動がされるので、放射ノイズの低減又は抑制が必要となる。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係る水滴検出機能に、さらにノイズ低減機能を付加したものである。
図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る静電容量検出装置の構成を示す構成図であり、図7(b)は、第1電極と第2シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図である。
図7(a)に示すように、第1電極101、第2電極102、及び第3電極103は、隣接して配置されている。また、第1電極101、第2電極102、及び第3電極103の周囲に隣接して第1シールド電極201及び第2シールド電極202が対称に配置されている。第1電極101、第2電極102、及び第3電極103のうちから1の電極が検出電極として選択され、選択されない他の電極とシールド電極を合計した個数は、偶数とされている。この図7(a)で示す例では、他の電極が2個、シールド電極が2個の合計4個の偶数とされている。
その他の構成、回路、検出電極の選択方法、チャージ方法等は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
(第2の実施の形態における動作)
図8は、第2の実施の形態に係る静電容量検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。図9(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着していない場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は水滴が付着している場合の第1電極の電圧Ve1、(c)は第2電極の電圧Ve2、(d)は第3電極の電圧Ve3、(e)は第1シールド電極の電圧Vs1、(f)は第2シールド電極の電圧Vs2のそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。以下、図8のフローチャートに従って、図9(a)〜(f)を参照しながら第2の実施の形態における動作を説明する。
静電測定部20は、制御部10の測定プログラムに基づいて、選択回路40により第1電極101、第2電極102、又は第3電極103のうち1の電極を選択して検出電極とする。検出電極(例えば、第1電極101)は、チャージ回路50によりチャージ又はディスチャージ動作(充電又は放電)が行われる。また、選択回路40により選択されない電極(例えば、第2電極102、第3電極103)及び第1シールド電極201、第2シールド電極202は、それぞれ所定の電圧レベルに接続される。以下の説明では、検出電極を第1電極101として説明する。
静電容量検出装置1の動作がスタートすると、静電測定部20は、選択回路40により第1電極101を検出電極に選択する(ステップS201)。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図9(a)、(b)に示すように、第1電極101を時間t1でチャージ開始する(ステップS202)。なお、第1電極101は、時間t1より前に電荷はゼロにディスチャージされている。
制御部10は、図9(c)〜(f)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及び第2シールド電極202のVs2を、時間t2でLoレベルからHiレベルにし、第3電極103の電圧Ve3及び第1シールド電極201のVs1を、時間t2でHiレベルからLoレベルにする(ステップS203)。すなわち、第2電極102と第2シールド電極202は、検出電極の検出動作の途中でLoレベルからHiレベルに電圧変動され、第3電極103と第1シールド電極201は、検出電極の検出動作の途中でHiレベルからLoレベルに電圧変動される。
チャージ回路50は、時間t3で、第1電極101のチャージを終了する。スイッチ回路52をオフにし、スイッチ回路53をオンにすることにより、ディスチャージする(ステップS204)。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図9(a)、(b)に示すように、第1電極101を時間t4でチャージ開始する(ステップS205)。
制御部10は、図9(c)〜(f)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及び第2シールド電極202のVs2を、時間t5でHiレベルからLoレベルにし、第3電極103の電圧Ve3及び第1シールド電極201のVs1を、時間t5でLoレベルからHiレベルにする(ステップS206)。すなわち、第2電極102と第2シールド電極202は、検出電極の検出動作の途中でHiレベルからLoレベルに電圧変動され、第3電極103と第1シールド電極201は、検出電極の検出動作の途中でLoレベルからHiレベルに電圧変動される。
ステップS201からS206の検出動作における検出結果は、図2で示したA/D変換結果(Ne1)61として判定部30に出力されて記憶される。
判定部30は、検出電極である第1電極101の波形が同じかどうかを判断する。同じであると判断した場合(検出電極の検出結果が同じ場合)はステップS208へ進み、同じであると判断しない場合(検出電極の検出結果が異なる場合)はステップS201に戻る(ステップS207)。なお、検出電極の検出結果が異なる場合は、水滴検出等の警告信号等を出力するようにしてもよい。
図9(a)に示すように、第1電極101の波形が同じ場合は、水滴等の付着はないと判断される。一方、図7(b)に示したように、第1電極101と第2シールド電極202との間に水滴300が付着すると、図9(b)〜(f)に示すように、第2シールド電極202のVs2がLoレベルからHiレベルに電圧電動するので、時間t2において、第2シールド電極202から第1電極101に電荷が移動して、第1電極101の波形は非線形となり、検出電圧は大きくなる。一方、図9(b)〜(f)に示すように、第2シールド電極202のVs2がHiレベルからLoレベルに電圧電動するので、時間t5において、第1電極101から第2シールド電極202に電荷が移動して、第1電極101の波形は非線形となり、検出電圧は小さくなる。
すなわち、検出電極(第1電極101)の検出動作の途中で他の電極(第2電極102、第3電極103)及び第1シールド電極201、第2シールド電極202の電圧を2通りに電圧変動させて検出電極の2通りの電圧値を比較することにより、第1電極101と第2電極102との間、第2電極102と第3電極103との間、又は電極(第1電極101、第2電極102、第3電極103)と第1シールド電極201あるいは第2シールド電極202との間の接続状態を判定することができる。
また、上記の2通りの電圧変動は、選択されない他の電極及び第1シールド電極201、第2シールド電極202のうち少なくとも2つが逆位相で駆動されるので、パルス駆動による放射ノイズの低減又は抑制が可能となる。なお、電極(第1電極101、第2電極102、第3電極103)と第1シールド電極201、第2シールド電極202の電極面積に応じて放射ノイズが発生するので、各電極面積を設計時に考慮しておくのが好ましい。
また、選択されない他の電極及びシールド電極の個数は、偶数であり、前記他の電極及び前記シールド電極のうちの半々が互いに逆位相で駆動される。本実施の形態では、第1電極101、第2電極102、及び第3電極103のうちから1の電極が検出電極として選択され、選択されない他の電極が2個、シールド電極が2個の合計4個の偶数とされている。このうちの半々が互いに逆位相で駆動されるので、パルス駆動による放射ノイズの低減又は抑制が可能となる。
検出電極である第1電極101の波形が同じと判断された場合は、制御部10は、第1電極101の電圧Ve1がタッチ検出の閾値を超えたかどうかを判断する。タッチ検出の閾値を超えた場合はステップS209へ進み、タッチ検出の閾値を超えない場合はステップS201に戻る(ステップS208)。
タッチ検出の閾値を超えた場合、制御部10は、タッチ検出信号を出力して、ステップS201に戻る(ステップS209)。
ステップS207〜S209から戻ったステップS201においては、静電測定部20は、選択回路40により次の電極を検出電極に選択して、同様の検出動作を繰り返す。
なお、ステップS207〜S209はこの順番でなくてもよく、例えば、ステップS207よりもステップS208を先にもってくることも可能である。この場合、検出電極の波形が同じでない場合は、先にされたタッチ検出の判断を無効にすることができる。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加えて放射ノイズの低減又は抑制が可能となる。すなわち、検出電極として選択されない他の電極及びシールド電極のうち少なくとも2つが逆位相で駆動されるので、パルス駆動による放射ノイズの低減又は抑制が可能となる。また、検出電極として選択されない他の電極及びシールド電極の個数は、偶数であり、他の電極及びシールド電極のうちの半々が互いに逆位相で駆動されるので、パルス駆動による放射ノイズの低減又は抑制が可能となる。
(第3の実施の形態)
(静電容量検出装置の構成)
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係る水滴検出機能にさらにノイズ低減機能を付加したものであるが、水滴の付着する場所によっては水滴検出機能が十分でない場合があり、第3の実施の形態はそれに改良を加えた構成とされている。
図10(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る静電容量検出装置の構成を示す構成図であり、図10(b)は、第1電極と第1及び第4シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図である。
図10(a)に示すように、第1電極101、第2電極102、及び第3電極103は、隣接して配置されている。また、第1電極101、第2電極102、及び第3電極103の周囲に隣接して第1シールド電極201、第2シールド電極202、第3シールド電極203、及び第4シールド電極204が配置されている。第1電極101、第2電極102、又は第3電極103のうちから1の電極が検出電極として選択され、選択されない他の電極とシールド電極を合計した個数は、偶数とされている。この図10(a)で示す例では、他の電極が2個、シールド電極が4個の合計6個の偶数とされている。
その他の構成、回路、検出電極の選択方法、チャージ方法等は、第1、第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
(第3の実施の形態における動作)
図11は、第3の実施の形態に係る静電容量検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。図12(a)は、第1電極を検出電極とした場合、水滴が付着していない場合の第1電極の電圧Ve1、(b)は水滴が付着している場合の第1電極の電圧Ve1、(c)は第2電極の電圧Ve2、(d)は第3電極の電圧Ve3、(e)は第1シールド電極の電圧Vs1、(f)は第2シールド電極の電圧Vs2、(g)は第3シールド電極の電圧Vs3、(h)は第4シールド電極の電圧Vs4のそれぞれの電圧と時間の関係を示すグラフである。以下、図11のフローチャートに従って、図12(a)〜(h)を参照しながら第3の実施の形態における動作を説明する。
静電測定部20は、制御部10の測定プログラムに基づいて、選択回路40により第1電極101、第2電極102、又は第3電極103のうち1の電極を選択して検出電極とする。検出電極(例えば、第1電極101)は、チャージ回路50によりチャージ又はディスチャージ動作(充電又は放電)が行われる。また、選択回路40により選択されない電極(例えば、第2電極102、第3電極103)及び第1シールド電極201、第2シールド電極202、第3シールド電極203、第4シールド電極204は、それぞれ所定の電圧レベルに接続される。以下の説明では、検出電極を第1電極101として説明する。
静電容量検出装置1の動作がスタートすると、静電測定部20は、選択回路40により第1電極101を検出電極に選択する(ステップS301)。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図12(a)、(b)に示すように、第1電極101を時間t1でチャージ開始する(ステップS302)。なお、第1電極101は、時間t1より前に電荷はゼロにディスチャージされている。
制御部10は、図12(c)〜(h)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及び第1シールド電極201のVs1、第4シールド電極204のVs4を、時間t2でLoレベルからHiレベルにし、第3電極103の電圧Ve3及び第2シールド電極202のVs2、第3シールド電極203のVs3を、時間t2でHiレベルからLoレベルにする(ステップS303)。すなわち、第2電極102と第1シールド電極201、第4シールド電極204は、検出電極の検出動作の途中でLoレベルからHiレベルに電圧変動され、第3電極103と第2シールド電極202、第3シールド電極203は、検出電極の検出動作の途中でHiレベルからLoレベルに電圧変動される。
チャージ回路50は、時間t3で、第1電極101のチャージを終了する。スイッチ回路52をオフにし、スイッチ回路53をオンにすることにより、ディスチャージする(ステップS304)。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図12(a)、(b)に示すように、第1電極101を時間t4でチャージ開始する(ステップS305)。
制御部10は、図12(c)〜(h)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及び第1シールド電極201のVs1、第4シールド電極204のVs4を、時間t5でHiレベルからLoレベルにし、第3電極103の電圧Ve3及び第2シールド電極202のVs2、第3シールド電極203のVs3を、時間t5でLoレベルからHiレベルにする(ステップS306)。すなわち、第2電極102と第1シールド電極201、第4シールド電極204は、検出電極の検出動作の途中でHiレベルからLoレベルに電圧変動され、第3電極103と第2シールド電極202、第3シールド電極203は、検出電極の検出動作の途中でLoレベルからHiレベルに電圧変動される。
チャージ回路50は、時間t6で、第1電極101のチャージを終了する。スイッチ回路52をオフにし、スイッチ回路53をオンにすることにより、ディスチャージする(ステップS307)。
第2シールド電極202を時間t7でHiレベルからLoレベルにし、第4シールド電極204を時間t7でLoレベルからレベルにHiにする(ステップS308)。これにより、選択されない他の電極又はシールド電極の組み合わせの順次切り替えが行われる。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図12(a)、(b)に示すように、第1電極101を時間t8でチャージ開始する(ステップS309)。
制御部10は、図12(c)〜(h)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及び第1シールド電極201のVs1、第2シールド電極202のVs2を、時間t9でLoレベルからHiレベルにし、第3電極103の電圧Ve3及び第3シールド電極203のVs3、第4シールド電極204のVs4を、時間t9でHiレベルからLoレベルにする(ステップS310)。すなわち、第2電極102と第1シールド電極201、第2シールド電極202は、検出電極の検出動作の途中でLoレベルからHiレベルに電圧変動され、第3電極103と第3シールド電極203、第4シールド電極204は、検出電極の検出動作の途中でHiレベルからLoレベルに電圧変動される。
チャージ回路50は、時間t10で、第1電極101のチャージを終了する。スイッチ回路52をオフにし、スイッチ回路53をオンにすることにより、ディスチャージする(ステップS311)。
チャージ回路50は、スイッチ回路52がトリガ信号によりオンすると共に、スイッチ回路53をオフにして、図12(a)、(b)に示すように、第1電極101を時間t11でチャージ開始する(ステップS312)。
制御部10は、図12(c)〜(h)に示すように、第2電極102の電圧Ve2及び第1シールド電極201のVs1、第2シールド電極202のVs2を、時間t12でHiレベルからLoレベルにし、第3電極103の電圧Ve3及び第3シールド電極203のVs3、第4シールド電極204のVs4を、時間t12でLoレベルからHiレベルにする(ステップS313)。すなわち、第2電極102と第1シールド電極201、第2シールド電極202は、検出電極の検出動作の途中でHiレベルからLoレベルに電圧変動され、第3電極103と第3シールド電極203、第4シールド電極204は、検出電極の検出動作の途中でLoレベルからHiレベルに電圧変動される。
判定部30は、検出電極である第1電極101の波形が同じかどうかを判断する。同じであると判断した場合(検出電極の検出結果が同じ場合)はステップS315へ進み、同じであると判断しない場合(検出電極の検出結果が異なる場合)はステップS301に戻る(ステップS314)。なお、検出電極の検出結果が異なる場合は、水滴検出等の警告信号等を出力するようにしてもよい。
図12(a)に示すように、第1電極101の波形が同じ場合は、水滴等の付着はないと判断される。一方、図10(b)に示したように、第1電極101と第1シールド電極201、第4シールド電極204との間に水滴300が付着すると、図12(b)〜(h)に示すように、第1シールド電極201のVs1及び第4シールド電極204のVs4がLoレベルからHiレベルに電圧電動するので、時間t2において、第1シールド電極201及び第4シールド電極204から第1電極101に電荷が移動して、第1電極101の波形は非線形となり、検出電圧は大きくなる。一方、図10(b)〜(h)に示すように、第1シールド電極201のVs1及び第4シールド電極204のVs4がHiレベルからLoレベルに電圧電動するので、時間t5において、第1電極101から第1シールド電極201及び第4シールド電極204に電荷が移動して、第1電極101の波形は非線形となり、検出電圧は小さくなる。
すなわち、検出電極(第1電極101)の検出動作の途中で他の電極(第2電極102、第3電極103)及び第1シールド電極201、第2シールド電極202、第3シールド電極203、第4シールド電極204の電圧を順次電圧変動させて、検出電極の電圧値を比較することにより、第1電極101と第2電極102との間、第2電極102と第3電極103との間、又は電極(第1電極101、第2電極102、第3電極103)と第1シールド電極201、第2シールド電極202、第3シールド電極203、あるいは第4シールド電極204との間の接続状態を判定することができる。
検出電極である第1電極101の波形が同じと判断された場合は、制御部10は、第1電極101の電圧Ve1がタッチ検出の閾値を超えたかどうかを判断する。タッチ検出の閾値を超えた場合はステップS316へ進み、タッチ検出の閾値を超えない場合はステップS301に戻る(ステップS315)。
タッチ検出の閾値を超えた場合、制御部10は、タッチ検出信号を出力して、ステップS301に戻る(ステップS316)。
ステップS314〜S316から戻ったステップS301においては、静電測定部20は、選択回路40により次の電極を検出電極に選択して、同様の検出動作を繰り返す。
なお、ステップS314〜S316はこの順番でなくてもよく、例えば、ステップS314よりもステップS315を先にもってくることも可能である。この場合、検出電極の波形が同じでない場合は、先にされたタッチ検出の判断を無効にすることができる。
図13(a)は、第2電極と第3及び第4シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図であり、図13(b)は、第1電極と第2電極及び第1シールド電極に跨って水滴が付着した場合を示す平面図である。
図13(a)で示す、第2電極102と第3シールド電極203及び第4シールド電極204に跨って水滴が付着した場合は、第3シールド電極203及び第4シールド電極204が同位相で電圧変動した場合に、検出電極の波形が異なることになる。また、図13(b)で示す、第1電極101と第2電極102及び第1シールド電極201に跨って水滴が付着した場合は、第2電極102及び第1シールド電極201が同位相で電圧変動した場合に、検出電極の波形が異なることになる。
選択されない他の電極及びシールド電極の電圧変動の組み合わせを順次切り替えることにより、上記のような同位相となる電圧変動の組み合わせがおこる。これにより、どのような位置に水滴が付着した場合でも検出電極の波形が異なるタイミングを捉えることができる。
(第3の実施の形態の効果)
第3の実施の形態によれば、第1及び第2の実施の形態の効果に加えてどのような位置に水滴が付着した場合でも検出電極の波形が異なるタイミングを捉えることができる。したがって、どの電極間に水滴等が付着した場合でも正確な水滴検出ができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態およびその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態およびその変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…静電容量検出装置
10…制御部
20…静電測定部
30…判定部
40…選択回路
50…チャージ回路、51…定電流源、52、53…スイッチ回路
60…量子化回路、61…A/D変換結果
70…意匠パネル
101…第1電極、102…第2電極、103…第3電極
201…第1シールド電極、202…第2シールド電極、203…第3シールド電極、204…第4シールド電極
300…水滴

Claims (5)

  1. 静電容量検出用の複数の電極と、
    前記電極の周囲に隣接して配置されたシールド電極と、
    前記複数の電極のうち1の電極を選択して検出電極とし、前記検出電極の検出動作の途中で他の電極及び前記シールド電極の電圧を電圧変動させて前記検出電極の電圧値を測定する静電測定部と、
    前記電圧変動に対応した前記検出電極の電圧値を比較することにより、前記電極間又は前記電極と前記シールド電極との間の接続状態を判定する判定部と、
    を有する静電容量検出装置。
  2. 前記静電測定部は、前記他の電極及び前記シールド電極の電圧を、LoからHi、又はHiからLoの2通りに電圧変動させる請求項1に記載の静電容量検出装置。
  3. 前記2通りの電圧変動は、前記他の電極及び前記シールド電極のうち少なくとも2つが逆位相で駆動される請求項1又は2に記載の静電容量検出装置。
  4. 前記他の電極及び前記シールド電極の個数は、偶数であり、前記他の電極及び前記シールド電極のうちの半々が互いに逆位相で駆動される請求項3に記載の静電容量検出装置。
  5. 前記シールド電極が複数あり、前記検出電極に前記シールド電極の2つが隣接して配置されている場合、前記他の電極又は前記シールド電極の組み合わせを順次切り替えて駆動する請求項4に記載の静電容量検出装置。
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