JP2016051138A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フォーカシングに際しての色収差の変動が少なく、物体距離全般にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズを得ること。【解決手段】 正,負の屈折力の第1,第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群より構成され、後群は開口絞りを有し、ズーミングに際して第1レンズ群と第2レンズ群と後群に含まれるレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群が移動して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、1つ又は2つのレンズよりなり、全体として負の屈折力を有するフォーカス部を開口絞りの物体側に有し、フォーカス部は無限遠から至近へのフォーカシングに際して物体側に移動し、第1レンズ群は1つ以上の負レンズを有し、このうちの1つの負レンズG1nの材料のアッベ数νn、無限遠にフォーカスしているときのフォーカス部の全ズーム範囲における横倍率βfを各々適切に設定すること。【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の電子カメラ、フィルム用カメラ、放送用カメラ等の撮像装置に好適に用いられるものである。
近年、撮像装置は小型化され、それに用いられる撮像光学系には、レンズ全長が短く、コンパクト(小型)で高ズーム比(高変倍比)のズームレンズであることが要求されている。更に球面収差、コマ収差などの単色(短波長)の収差の補正に加え、色収差が良好に補正されていること、特にフォーカシングに際して色収差の変動が少ないこと等が要求されている。これらの要求に応えるズームレンズとして最も物体側に正の屈折力のレンズ群を配置したポジティブリード型のズームレンズが知られている。
ポジティブリード型のズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正、負、負、正、正の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群の5つのレンズ群より成り、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズが知られている(特許文献1)。
特許文献1では第4レンズ群と第5レンズ群との間に開口絞りを有し、開口絞りよりも物体側の単一の負レンズよりなる第3レンズ群でフォーカシングを行っている。この他、物体側より像側へ順に、正、負、正、正、負の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群よりなり、ズーミングに際して少なくとも第2レンズ群と第4レンズ群が移動するズームレンズが知られている(特許文献2)。
特許文献2では第3レンズ群中に開口絞りを有し、開口絞りよりも像側の単一の正レンズよりなる第4レンズ群でフォーカシングを行っている。この他、物体側より順に、正、負、正、負、正の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群より成り、ズーミングに際して各レンズ群が移動するズームレンズが知られている(特許文献3)。特許文献3では第2レンズ群と第3レンズ群との間に開口絞りを有し、第2レンズ群でフォーカシングを行っている。
特開2009−251112号公報 特開平08−327903号公報 特開2006−349947号公報
全系の小型化を図りつつ、高ズーム比で高い光学性能を有するズームレンズを得るには、球面収差、コマ収差、非点収差等の諸収差を全ズーム範囲においてバランス良く補正することが必要である。更に白色光の下において像の色にじみ具合や解像度を左右する色収差を物体距離全般にわたり良好に補正することが必要である。前述したポジティブリード型のズームレンズにおいて、これらの要求を満足するには、各レンズ群のレンズ構成、各レンズ群の屈折力、そして開口絞りの位置等を適切に設定することが重要である。
例えば、フォーカシングに伴う諸収差の変動を少なくし、物体距離全般にわたり高い光学性能を得るには、フォーカスレンズ群の選定及びフォーカスレンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。特に色収差の補正に強く影響する正の屈折力の第1レンズ群に含まれる負レンズの材料を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、フォーカシングに際しての色収差の変動が少なく、物体距離全般にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群より構成され、前記後群は開口絞りを有し、ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群及び前記後群に含まれるレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群が移動して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
1つ又は2つのレンズよりなり、全体として負の屈折力を有するフォーカス部を前記開口絞りの物体側に有し、前記フォーカス部は無限遠から至近へのフォーカシングに際して物体側に移動し、前記第1レンズ群は1つ以上の負レンズを有し、このうちの1つの負レンズG1nの材料のアッベ数をνn、無限遠にフォーカスしているときの前記フォーカス部の全ズーム範囲における横倍率をβfとするとき、
10.00<νn<20.00
0.10<|βf|<0.80
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、フォーカシングに際しての色収差の変動が少なく、物体距離全般にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズが得られる。
本発明の実施例1のレンズ断面図 (A),(B) 本発明の実施例1の広角端と望遠端における収差図 本発明の実施例2のレンズ断面図 (A),(B) 本発明の実施例2の広角端と望遠端における収差図 本発明の実施例3のレンズ断面図 (A),(B) 本発明の実施例3の広角端と望遠端における収差図 本発明の実施例4のレンズ断面図 (A),(B) 本発明の実施例4の広角端と望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群より構成されている。後群は開口絞りを有し、ズーミングに際して第1レンズ群と第2レンズ群及び後群に含まれるレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群が移動して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。ここで屈折力とは光学的パワーのことであり、焦点距離の逆数である。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。図2(A)、(B)は実施例1のズームレンズの広角端と望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。図4(A)、(B)は実施例2のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。図6(A)、(B)は実施例3のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。図8(A)、(B)は実施例4のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図9は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラ、そして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮像レンズ系である。
レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。LRは1つ以上のレンズ群を有する後群である。SPは開口絞りであり、後群LR中に含まれている。Lnは開口絞りSPより像側のレンズ群のうち負の屈折力が最も大きい(負の屈折力の絶対値が最も大きい)レンズ群である。fは1つ又は2つのレンズよりなり、全体として負の屈折力のフォーカス部である。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサーやCMOSセンサーなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が配置され、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面が配置される。
球面収差図において、実線はd線、二点鎖線はg線である。非点収差図において点線のMはメリディオナル像面、実線のSはサジタル像面である。倍率色収差はg線について示している。ωは半画角、FnoはFナンバーである。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は各レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。またフォーカスに関する矢印は無限遠から近距離へのフォーカシングに際しての移動方向を示している。
各実施例のズームレンズでは、1つ又は2つのレンズよりなり、全体として負の屈折力を有するフォーカス部fを開口絞りSPより物体側に有している。そしてフォーカス部fは無限遠から至近へのフォーカシングに際して物体側に移動する。第1レンズ群L1は1つ以上の負レンズを有し、このうちの1つの負レンズG1nの材料のアッベ数をνnとする。無限遠にフォーカスしているときのフォーカス部fの全ズーム範囲における横倍率をβfとする。
このとき、
10.00<νn<20.00 ・・・(1)
0.10<|βf|<0.80 ・・・(2)
なる条件式を満足する。
本発明のズームレンズは、ズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2及び後群LRに含まれる複数のレンズ群のうち、1つ以上のレンズ群の合わせて3つ以上のレンズ群が移動する。
これにより変倍を効率良く行いつつ、全系の小型化を図っている。また全系の小型化を図ると、それに伴って、第1レンズ群L1の正の屈折力が強くなるが、このとき第1レンズ群L1内部の負レンズG1nに条件式(1)を満足する高分散材を使用している。これにより、望遠域において色収差の発生を低減している。さらには、第1レンズ群L1を物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズ、正レンズの少なくとも3つのレンズより構成することによって、正レンズより発生する諸収差を負レンズで補正している。
条件式(1)は、第1レンズ群L1内部の負レンズG1nの材料のアッベ数を規定している。条件式(1)の下限値を超えると、物体距離が変化したときに色収差の変動が大きくなってくる。逆に上限値を超えると、望遠端において色収差が増大してくる。さらに望ましくは、条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
15.00<νn<18.50・・・(1a)
条件式(2)は、フォーカス部fの全ズーム範囲における横倍率を規定している。条件式(2)の下限値を超えるとフォーカス部fの負の屈折力が強くなりすぎて(負の屈折力の絶対値が大きくなりすぎて)フォーカシングに際して色収差の変動が大きくなってくる。逆に上限値を超えると、フォーカス部fの移動による色収差の変動が増大し、物体距離全般にわたり、色滲みが残存してくる。もしくは、フォーカス部fの移動方向が繰り込み方向となってしまって物体距離が変化したことによる変動成分が増大してくる。さらに望ましくは、条件式(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.25<|βf|<0.50・・・(2a)
以上のように本発明によれば、全系が小型で物体距離全般にわたり良好なる光学性能を有するズームレンズが得られるが、更に好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
開口絞りSPよりも像側に1つ以上の負の屈折力のレンズ群を有し、1つ以上の負の屈折力のレンズ群のうち負の屈折力の絶対値が最も大きいレンズ群Lnの焦点距離をfnとする。望遠端における全系の焦点距離をftとする。フォーカス部fを構成するレンズのうち物体側から数えて第i番目(i=1,2)のレンズを第iレンズとするとき、第iレンズの焦点距離と材料のアッベ数を各々fi,νiとする。フォーカス部fの焦点距離をffとする。広角端における全系の焦点距離をfwとする。
広角端において、最も物体側の第1レンズ面から距離200mmの物体にフォーカスする際のフォーカス部fの繰り出し量をΔfとする。負レンズG1nの物体側のレンズ面の曲率半径をRf、負レンズG1nの像側のレンズ面の曲率半径をRrとする。このとき次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.10<|fn|/ft<0.59 ・・・(3)
0.015<Σ{ff/(νi・fi)}<0.050 ・・・(4)
0.050<Δf/fw<0.100 ・・・(5)
−2.00<(Rf―Rr)/(Rf+Rr)<−0.30・・・(6)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(3)は、後群LRに含まれ、かつ開口絞りSPより像側に配置された負の屈折力が最も大きいレンズ群Lnの焦点距離に対する、望遠端における全系の焦点距離の比を規定している。条件式(3)の下限値を超えて、レンズ群Lnの負の屈折力が強すぎると色滲みが大きくなる。
逆に上限値を超えて、レンズ群Lnの負の屈折力が小さくなると、物体側に配置された変倍用のレンズ群のズーミングに伴う移動量が大きくなってレンズ全長が長くなってくる。さらに望ましくは、条件式(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.30<|fn|/ft<0.55 ・・・(3a)
条件式(4)は、フォーカス部fにおける残存色収差の量を規定する。条件式(4)の下限値を超えると、フォーカス部の移動による色収差の変動が小さくなり、物体距離が変化することによる色収差の変動を軽減するのが困難になる。
逆に上限値を超えると、フォーカス部fが移動することによって変動する色収差の成分が大きくなりすぎてくる。さらに望ましくは、条件式(4)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.018<Σ{ff/(νi・fi)}<0.040・・・(4a)
さらに望ましくは、条件式(4a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.020<Σ{ff/(νi・fi)}<0.035・・・(4b)
条件式(5)は、広角端におけるフォーカス部fの繰り出し量と広角端における全系の焦点距離の比を規定している。条件式(5)の下限値を超えて、繰り出し量が小さくなるとフォーカス部fの負の屈折力が強くなってきて色収差の変動が大きくなる。逆に上限値を超えて、繰り出し量が大きくなりすぎると、移動に要するスペースが増加し、全系が大型化してくる。さらに望ましくは、条件式(5)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.060<Δf/fw<0.090・・・(5a)
条件式(6)は、フォーカス部fに含まれる負レンズのレンズ形状を規定している。条件式(6)の上限値又は下限値のどちらを超えてもフォーカシングに際して変動する諸収差が大きくなってくる。さらに望ましくは、条件式(6)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。これによれば全系が小型で、かつ諸収差が良好に補正されたズームレンズが容易に得られる。
−1.70<(Rf―Rr)/(Rf+Rr)<−0.40・・・(6a)
フォーカス部fは1つの負レンズから構成すれば、フォーカス部fの移動による色収差の変動成分を持たせつつ、迅速なフォーカシングが容易になる。尚、各実施例において後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動する。そしてフォーカス部は第2レンズ群に含まれる1つの負レンズより構成される
又は後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動する。そして、フォーカス部は第2レンズ群に含まれる1つの負レンズより構成されること。又は、後群は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動する。そしてフォーカス部は第3レンズ群より構成される。
後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動する。そしてフォーカス部は第2レンズ群に含まれる負レンズと正レンズより構成される。
次に各実施例のズームレンズのレンズ構成について説明する。
[実施例1]
以下、図1を参照して、本発明の実施例1のズームレンズについて説明する。実施例1のズームレンズは、物体側より像側へ順に、次のとおりである。正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、開口絞りSP、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5から構成されている。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1は物体側へ移動する。尚、第1レンズ群L1は、ズーム中間域の画面周辺照度比などを確保するために、像側に凸形状を示す軌跡を描きながら移動しても良い。第2レンズ群L2乃至第5レンズ群L5はいずれも、物体側へ移動する。主に第3レンズ群L3の移動によって変倍を行い、第5レンズ群L5で変倍に伴って移動するピント位置を補償している。
第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に、負レンズG1nと正レンズを接合した接合レンズ、正レンズより構成している。最も物体側に配置した負レンズG1nの材料は高分散の商品名FDS18(HOYA社製)(アッベ数=17.98)を使用している。これによって、全系の小型化のために各レンズを強い屈折力配置としたときの第1レンズ群L1により発生する色収差を軽減している。
一般に、第1レンズ群L1に含まれる負レンズに高分散材料を用いると、物体距離が無限遠から近距離に変化したとき、倍率色収差の変動成分が(収差係数でいうと−側に)大きくなってくる。つまり、撮影距離が異なる物体を撮る場合に、色滲み特性が(収差係数でいうと−方向に)大きく変動してくる傾向となる。そこで本実施例では、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、第2レンズ群L2の像側の単一レンズよりなるフォーカス部f(図示)を物体側に移動している。
これにより、開口絞りSPより物体側に配置された(収差係数でいうと+側に)レンズ群による色成分の残存分を軽減している。フォーカス部fの横倍率が全ズーム範囲で0.37〜0.45(条件式(2))の範囲内としている。そして無限遠から近距離へのフォーカシングに際して物体側へ移動させている。これらによって、色収差を良好に補正しつつ物体距離の変動による色収差の変動を軽減している。
第4レンズ群L4がレンズ群Lnに相当する。条件式(3)の値は、0.44(条件式(3))であり、これにより第4レンズ群L4よりも物体側に配置される変倍用のレンズ群の屈折力を強くして、レンズ全長を短くしている。
本実施例では変倍に貢献する第3レンズ群L3を3つの正レンズと1つの負レンズより構成して、屈折力分担により、諸収差の発生を低減している。条件式(4)の値は、0.025であり、物体距離が変化したことによる色収差の変動を軽減している。条件式(5)の値は、0.077であり、フォーカシングに際しての移動スペースを適切に確保している。
[実施例2]
以下、図3を参照して、本発明の実施例2のズームレンズについて説明する。実施例2のズームレンズは、物体側より像側へ順に、次のとおりである。正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、開口絞りSP、負の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力を有する第6レンズ群L6から構成されている。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1乃至第6レンズ群L6は物体側へ移動する。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第2レンズ群L2の像側の単一レンズよりなるフォーカス部f(図示)を物体側に移動している。
本実施例では、第1レンズ群L1を構成する負レンズG1nにアッベ数=17.98の材料を用いている。フォーカス部fの横倍率は全ズーム範囲で0.29〜0.39(条件式(2))である。第4レンズ群L4がレンズ群LNに相当する。条件式(3)の値は、0.42であり、これにより第4レンズ群L4よりも物体側に配置される変倍用の各レンズ群の屈折力を強くして、レンズ全長を短くしている。
条件式(4)の値は、0.025であり、物体距離が変化したことによる色収差の変動を軽減している。条件式(5)の値は、0.071であり、フォーカシングに際しての移動スペースを適切に確保している。その他の点は、実施例1と同じである。
[実施例3]
以下、図5を参照して、本発明の実施例3のズームレンズについて説明する。実施例3のズームレンズは、物体側より像側へ順に、次のとおりである。正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、開口絞りSP、負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力を有する第6レンズ群L6から構成されている。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第4レンズ群L4乃至第6レンズ群L6は物体側へ移動する。第3レンズ群L3は物体側へ凸状の軌跡で移動する。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、単一レンズよりなる第3レンズ群L3(フォーカス部f)を物体側に駆動している。
本実施例では、第1レンズ群L1を構成する負レンズG1nにアッベ数=16.77の材料を用いている。フォーカス部fの横倍率は全ズーム範囲で0.39〜0.45(条件式(2))である。第5レンズ群L5がレンズ群LNに相当する。条件式(3)の値は0.54であり、これにより第5レンズ群L5よりも物体側に配置される変倍用のレンズ群の屈折力を強くしてレンズ全長を短くしている。
条件式(4)の値は、0.028であり、物体距離が変化したことによる色収差の変動を軽減している。条件式(5)の値は、0.076であり、フォーカシングに際しての移動スペースを適切に確保している。その他の点は、実施例1と同じである。
[実施例4]
以下、図7を参照して、本発明の実施例4のズームレンズについて説明する。実施例4のズームレンズは、物体側より像側へ順に、次のとおりである。正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、開口絞りSP、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5から構成されている。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1乃至第5レンズ群L5は物体側へ移動する。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第2レンズ群L2の像側の負レンズと正レンズよりなるフォーカス部f(図示)を物体側に移動している。
本実施例では、第1レンズ群L1を構成する負レンズG1nにアッベ数=17.47の材料を用いている。フォーカス部fの横倍率は全ズーム範囲で0.31〜0.40(条件式(2))である。
第4レンズ群L4がレンズ群LNに相当する。条件式(3)の値は、0.35である。これにより第4レンズ群L4よりも物体側に配置される変倍用のレンズ群の屈折力を強くしてレンズ全長を短くしている。条件式(4)の値は、0.022であり、物体距離が変化したことによる色収差の変動を軽減している。条件式(5)の値は、0.074であり、フォーカシングに際しての移動スペースを適切に確保している。その他の点は、実施例1と同じである。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、実施例1乃至4の全てのズームレンズは、ズーミングに際してF値の変動を低減するために開口絞り制御を行なっているものもあるが、所望の仕様特性が得られる範囲内であれば特に行わなくてもよい。
次に本発明のズームレンズを用いた実施例を図9を用いて説明する。図9において、10は一眼レフカメラ本体、11は本発明によるズームレンズを搭載した交換レンズである。12は交換レンズ11を通して得られる被写体像を記録する銀塩フィルムや被写体像を受光する固体撮像素子(光電変換素子)などの感光面である。13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系、14は交換レンズ11からの被写体像を感光面12とファインダー光学系13に切り替えて伝送するための回動するクイックリターンミラーである。
ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察する。18はサブミラー、19は自動焦点検出装置である。
撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は感光面記録手段12に形成される結像して記録される。このように本発明のズームレンズを一眼レフカメラ交換レンズ等の光学機器に適用することにより、高い光学性能を有した光学機器が実現できる。尚、本発明はクイックリターンミラーのないSLR(Single lens Reflex)カメラにも同様に適用することができる。また本発明のズームレンズはビデオカメラにも同様に適用することができる。
以下に、実施例1乃至4に各々対応する数値実施例1乃至4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれ第i番目のレンズの材料のd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの空気換算での距離である。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスの値を加えたものである。非球面データには、非球面を次式で表した場合の非球面係数を示す。
但し、
x:光軸方向の基準面からの変位量
h:光軸に対して垂直な方向の高さ
R:ベースとなる2次曲面の半径
k:円錐定数
An:n次の非球面係数
なお、「e−z」の表示は「10-Z」を意味する。又前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 84.913 2.00 1.94595 18.0 41.34
2 51.982 6.37 1.69680 55.5 38.48
3 254.162 0.15 37.22
4 35.333 5.08 1.69680 55.5 35.40
5 129.758 (可変) 34.35
6 67.698 1.16 1.88300 40.8 23.62
7 12.426 5.75 18.11
8 -30.195 1.16 1.88300 40.8 17.67
9 41.751 0.14 17.33
10 27.001 3.17 1.94595 18.0 17.46
11 -60.641 2.89 17.20
12* -20.826 0.93 1.85400 40.4 15.64
13 -65.343 (可変) 15.67
14* 21.180 3.89 1.69680 55.5 15.96
15 97.480 0.12 15.37
16 19.716 7.15 1.59282 68.6 15.02
17 -49.409 0.12 13.05
18 84.086 0.70 1.84666 23.8 12.52
19* 16.576 0.12 11.80
20 16.150 3.91 1.48749 70.2 11.80
21 -167.499 1.16 11.03
22(絞り) ∞ (可変) 10.45
23 1436.281 0.70 1.69680 55.5 10.93
24 17.737 2.15 1.84666 23.8 11.18
25 23.319 (可変) 11.35
26* 19.197 4.50 1.48749 70.2 18.02
27 68.425 (可変) 18.44
像面 ∞
非球面データ
第12面
K = 8.45178e-001 A 4= 5.64142e-006 A 6= 7.45369e-008 A 8=-1.38336e-009
A10= 1.23619e-011

第14面
K =-1.01557e-001 A 4=-7.76908e-007 A 6=-6.54270e-008 A 8=-1.95140e-010

第19面
K = 6.64216e-001 A 4= 5.15408e-005 A 6= 2.33791e-007 A 8=-9.76227e-010
A10= 1.37768e-011

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.46987e-005 A 6=-5.66166e-009 A 8= 1.77393e-010
A10=-5.99554e-013

各種データ
ズーム比 4.71
広角 中間 望遠
焦点距離 17.94 41.76 84.48
Fナンバー 2.94 5.00 6.00
半画角(度) 33.34 18.04 9.15
像高 11.80 13.60 13.60
レンズ全長 97.34 108.30 120.68
BF 13.21 25.00 30.35

d 5 0.58 9.85 19.17
d13 16.03 6.07 1.28
d22 2.62 8.68 14.20
d25 11.61 5.39 2.39
d27 13.21 25.00 30.35

入射瞳位置 28.62 54.03 103.54
射出瞳位置 -23.40 -19.82 -19.78
前側主点位置 37.77 56.88 45.67
後側主点位置 -4.73 -16.76 -54.13

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L 1 1 55.69 13.60 2.13 -5.80
L 2 6 -10.15 15.19 3.18 -7.46
L 3 14 17.63 17.15 1.56 -10.03
L 4 23 -37.05 2.85 1.99 0.39
L 5 26 53.14 4.50 -1.15 -4.09

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -145.99
2 2 92.58
3 4 68.17
4 6 -17.41
5 8 -19.70
6 10 20.10
7 12 -36.14
8 14 38.04
9 16 24.72
10 18 -24.50
11 20 30.43
12 23 -25.78
13 24 74.37
14 26 53.14

(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 119.112 2.00 1.94595 18.0 46.08
2 63.888 6.06 1.69680 55.5 44.47
3 1050.812 0.15 43.79
4 36.880 5.34 1.69680 55.5 40.87
5 143.627 (可変) 40.40
6 72.821 1.16 1.88300 40.8 24.35
7 12.770 5.70 18.60
8 -28.799 1.16 1.88300 40.8 17.50
9 63.191 0.13 18.21
10 29.919 3.12 1.94595 18.0 18.31
11 -54.899 2.75 18.08
12* -20.920 0.93 1.85400 40.4 16.45
13 -90.252 (可変) 16.46
14* 21.679 3.74 1.69680 55.5 16.42
15 90.714 0.12 15.80
16 19.575 7.47 1.59282 68.6 15.40
17 -50.307 0.12 13.26
18 62.201 0.70 1.84666 23.8 12.67
19* 15.943 0.12 11.94
20 15.788 4.18 1.48749 70.2 11.94
21 -101.480 1.16 11.09
22(絞り) ∞ (可変) 10.43
23 272.154 0.70 1.69680 55.5 11.51
24 17.400 2.09 1.84666 23.8 11.79
25 21.457 (可変) 11.96
26 -22.110 0.75 1.58913 61.1 13.96
27 -30.237 (可変) 14.71
28* 21.727 4.89 1.48749 70.2 17.78
29 2085.623 (可変) 18.65
像面 ∞
非球面データ
第12面
K = 8.58338e-001 A 4= 5.57146e-006 A 6= 6.59697e-008 A 8=-9.18752e-010
A10= 8.56606e-012

第14面
K =-1.76906e-001 A 4=-3.03720e-006 A 6=-6.37897e-008 A 8=-1.81295e-010

第19面
K = 6.24337e-001 A 4= 4.57564e-005 A 6= 2.09637e-007 A 8=-1.19599e-009
A10= 1.23599e-011

第28面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.30829e-005 A 6= 1.71728e-008 A 8= 9.53180e-011
A10=-2.74176e-013

各種データ
ズーム比 4.71
広角 中間 望遠
焦点距離 18.04 41.76 84.96
Fナンバー 2.94 5.00 6.00
半画角(度) 33.19 18.04 9.09
像高 11.80 13.60 13.60
レンズ全長 96.81 108.02 120.68
BF 11.81 22.76 25.78

d 5 0.58 10.81 20.53
d13 16.27 6.29 1.28
d22 2.62 8.56 14.47
d25 10.43 4.39 3.52
d27 0.58 0.69 0.58
d29 11.81 22.76 25.78

入射瞳位置 28.15 55.67 107.37
射出瞳位置 -23.83 -20.63 -24.33
前側主点位置 37.06 57.24 48.30
後側主点位置 -6.23 -18.99 -59.18


ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L 1 1 57.22 13.55 2.62 -5.27
L 2 6 -10.33 14.95 3.25 -7.11
L 3 14 17.23 17.59 2.05 -10.07
L 4 23 -36.03 2.78 2.06 0.49
L 5 26 -144.60 0.75 -1.34 -1.83
L 6 28 45.00 4.89 -0.03 -3.32

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -148.28
2 2 97.38
3 4 69.78
4 6 -17.70
5 8 -22.27
6 10 20.84
7 12 -32.09
8 14 39.99
9 16 24.76
10 18 -25.50
11 20 28.36
12 23 -26.71
13 24 87.97
14 26 -144.60
15 28 45.00
(数値実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 137.346 2.01 2.10205 16.8 50.77
2 77.509 5.60 1.69680 55.5 47.66
3 8531.268 0.15 45.80
4 33.265 5.06 1.69680 55.5 34.99
5 118.291 (可変) 33.98
6 63.445 1.17 1.88300 40.8 25.49
7 12.316 5.95 18.53
8 -28.135 1.17 1.88300 40.8 18.22
9 39.209 0.36 17.47
10 27.498 3.55 1.94595 18.0 17.49
11 -52.021 (可変) 17.04
12* -22.087 1.06 1.91082 35.3 15.17
13 -64.915 (可変) 15.10
14* 21.020 4.40 1.69680 55.5 23.13
15 57.612 0.75 22.80
16 21.601 7.95 1.59282 68.6 22.92
17 -38.321 0.12 21.61
18 124.735 0.70 1.84666 23.8 19.01
19* 18.608 0.00 17.00
20 14.653 4.31 1.48749 70.2 16.99
21 -206.792 1.16 16.32
22(絞り) ∞ (可変) 15.27
23 1246.583 0.70 1.69680 55.5 16.76
24 18.079 2.18 1.84666 23.8 15.68
25 23.874 (可変) 14.92
26* 20.472 6.11 1.48749 70.2 23.07
27 64.839 (可変) 22.97
28 ∞ 3.17 1.54400 60.0 50.20
29 ∞ 8.79 50.20
像面 ∞
非球面データ
第12面
K = 9.18739e-001 A 4= 5.01744e-006 A 6= 2.68468e-008 A 8=-6.22199e-010
A10= 5.84292e-012

第14面
K =-1.37327e-001 A 4=-1.17987e-006 A 6=-4.45413e-008 A 8=-2.62190e-010

第19面
K = 8.29921e-001 A 4= 5.07673e-005 A 6= 2.67706e-007 A 8=-8.36978e-010
A10= 1.59929e-011

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.29270e-005 A 6=-9.30937e-010 A 8= 1.37129e-010
A10=-7.38663e-013

各種データ
ズーム比 4.00
広角 中間 望遠
焦点距離 17.61 40.86 70.45
Fナンバー 2.10 5.00 6.00
半画角(度) 34.92 18.48 10.97
像高 12.29 13.66 13.66
レンズ全長 99.96 110.42 121.44
BF 12.58 24.84 28.38

d 5 0.58 9.58 17.08
d11 2.73 2.12 2.50
d13 15.39 5.35 1.42
d22 2.64 8.86 14.21
d25 11.58 5.21 3.39
d27 1.74 14.00 17.54

入射瞳位置 27.12 50.10 83.83
射出瞳位置 -27.10 -36.03 -41.31
前側主点位置 36.09 53.71 55.22
後側主点位置 -8.82 -32.07 -61.65

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 55.68 12.83 2.52 -4.85
L2 6 -19.27 12.20 -0.69 -11.33
L3 12 -37.20 1.06 -0.29 -0.85
L4 14 18.24 19.40 2.99 -10.68
L5 23 -38.11 2.89 2.02 0.41
L6 26 58.72 6.11 -1.81 -5.75
GB 28 ∞ 3.17 1.03 -1.03

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -164.33
2 2 112.23
3 4 64.83
4 6 -17.49
5 8 -18.40
6 10 19.44
7 12 -37.20
8 14 45.26
9 16 24.51
10 18 -25.91
11 20 28.25
12 23 -26.33
13 24 75.02
14 26 58.72
15 28 0.00
(数値実施例4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 69.242 2.01 1.95906 17.5 50.79
2 46.204 6.55 1.69680 55.5 46.56
3 151.598 0.15 44.26
4 36.940 5.30 1.69680 55.5 38.62
5 133.503 (可変) 37.67
6 81.579 1.17 1.88300 40.8 26.72
7 12.647 5.83 19.28
8 -40.178 1.17 1.88300 40.8 19.01
9 44.566 0.12 18.11
10 25.979 3.13 1.94595 18.0 17.99
11 -85.594 2.59 17.52
12* -26.411 0.93 1.85400 40.4 15.58
13 124.312 0.12 15.28
14 64.906 1.36 1.80000 29.8 15.27
15 211.796 (可変) 15.23
16* 18.959 4.05 1.69680 55.5 23.46
17 55.948 0.12 23.13
18 18.712 6.75 1.59282 68.6 22.87
19 -55.768 0.12 21.81
20 54.009 0.70 1.84666 23.8 18.79
21* 14.989 0.35 16.24
22 13.275 4.10 1.48749 70.2 16.22
23 306.560 1.16 15.43
24(絞り) ∞ (可変) 14.49
25 -136.141 0.70 1.69680 55.5 16.04
26 17.513 2.14 1.84666 23.8 14.96
27 22.752 (可変) 14.55
28* 18.226 4.61 1.48749 70.2 22.99
29 96.403 (可変) 22.99
30 ∞ 3.17 1.54400 60.0 50.20
31 ∞ 10.81 50.20
像面 ∞
非球面データ
第12面
K = 1.23754e+000 A 4=-8.43748e-007 A 6= 1.09224e-007 A 8=-2.36225e-009
A10= 1.78133e-011

第16面
K =-3.00724e-002 A 4= 1.44396e-006 A 6=-5.18122e-008 A 8=-3.96576e-010

第21面
K = 8.14547e-001 A 4= 5.42834e-005 A 6= 3.75464e-007 A 8=-7.37828e-010
A10= 2.46947e-011

第28面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.71177e-005 A 6= 8.37370e-009 A 8= 3.93328e-011
A10=-4.91219e-013


各種データ
ズーム比 4.71
広角 中間 望遠
焦点距離 18.28 40.92 86.10
Fナンバー 2.10 5.00 6.00
半画角(度) 33.92 18.46 9.01
像高 12.29 13.66 13.66
レンズ全長 97.83 108.94 121.42
BF 15.01 25.35 30.91

d 5 0.58 10.17 20.13
d15 15.59 6.46 1.28
d24 2.65 7.02 11.91
d27 8.77 4.70 1.96
d29 2.15 12.49 18.05
d31 10.81 10.81 10.80

入射瞳位置 29.83 56.82 112.11
射出瞳位置 -23.81 -32.20 -37.51
前側主点位置 38.46 58.80 44.75
後側主点位置 -7.48 -30.12 -75.30

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 58.02 14.01 1.48 -6.67
L2 6 -10.24 16.41 3.29 -7.80
L3 16 17.24 17.35 1.48 -10.29
L4 25 -29.69 2.84 1.63 0.06
L5 28 45.23 4.61 -0.71 -3.75
GB 30 ∞ 3.17 1.03 -1.03

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -151.25
2 2 93.00
3 4 71.68
4 6 -17.09
5 8 -23.78
6 10 21.36
7 12 -25.43
8 14 116.51
9 16 39.38
10 18 24.46
11 20 -24.71
12 22 28.33
13 25 -22.23
14 26 75.69
15 28 45.23
16 30 0.00


L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群
Ln レンズ群 f フォーカス部

Claims (12)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1つ以上のレンズ群を含む後群より構成され、前記後群は開口絞りを有し、ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群及び前記後群に含まれるレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群が移動して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    1つ又は2つのレンズよりなり、全体として負の屈折力を有するフォーカス部を前記開口絞りの物体側に有し、前記フォーカス部は無限遠から至近へのフォーカシングに際して物体側に移動し、前記第1レンズ群は1つ以上の負レンズを有し、このうちの1つの負レンズG1nの材料のアッベ数をνn、無限遠にフォーカスしているときの前記フォーカス部の全ズーム範囲における横倍率をβfとするとき、
    10.00<νn<20.00
    0.10<|βf|<0.80
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記開口絞りよりも像側に1つ以上の負の屈折力のレンズ群を有し、
    前記1つ以上の負の屈折力のレンズ群のうち負の屈折力の絶対値が最も大きいレンズ群Lnの焦点距離をfn、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
    0.10<|fn|/ft<0.59
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記フォーカス部を構成するレンズのうち物体側から数えて第i番目(i=1,2)のレンズを第iレンズとするとき、第iレンズの焦点距離と材料のアッベ数を各々fi,νi、前記フォーカス部の焦点距離をffとするとき、
    0.015<Σ{ff/(νi・fi)}<0.050
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記フォーカス部は1つの負レンズから構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 広角端における全系の焦点距離をfw、広角端において、最も物体側の第1レンズ面から距離200mmの物体にフォーカスする際の前記フォーカス部の繰り出し量をΔfとするとき、
    0.050<Δf/fw<0.100
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記負レンズG1nの物体側のレンズ面の曲率半径をRf、前記負レンズG1nの像側のレンズ面の曲率半径をRrとするとき、
    −2.00<(Rf―Rr)/(Rf+Rr)<−0.30
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズ、正レンズより構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動し、前記フォーカス部は前記第2レンズ群に含まれる1つの負レンズより構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のズームレンズ。
  9. 前記後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動し、前記フォーカス部は前記第2レンズ群に含まれる1つの負レンズより構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のズームレンズ。
  10. 前記後群は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動し、前記フォーカス部は前記第3レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のズームレンズ。
  11. 前記後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングに際して各レンズ群が移動し、前記フォーカス部は前記第2レンズ群に含まれる負レンズと正レンズより構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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