JP2016049806A - 死角補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】死角領域の像を視認させる反射部を容易に車両のピラーに取り付けることができる死角補助装置を提供する。
【解決手段】死角補助装置は、車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させるものであり、一対のミラーの間に入射した前記像を表す光によって前記像を車両内で視認させる反射部と、反射部を車両内で保持する保持部と、を備える。保持部は、ピラーから、車両の内側に位置するピラーカバーを外すことで露出するピラー本体に取り付けられる被取付部64を有し、被取付部64は、ピラー本体にピラーカバーを取り付けるために予め設けられている取付部と嵌まり合う形状で形成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、死角補助装置に関し、詳しくは、車両のピラーによって遮られて死角となる領域の像を視認させる装置に関する。
従来の死角補助装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に記載の死角補助装置は、車両前方を映す第1ミラーと、第1ミラーに入射した光を運転者側に反射させる第2ミラーと、を備え、運転者に対するフロントピラーの死角を第1,第2ミラーを通して映し出すものである。
特開2006−231998号公報
上記のように一対のミラーから構成される反射部によって死角の像を視認させる装置では、無論、死角を生じさせるピラーに反射部を設置することになる。ピラーの車室側はピラーカバー(ピラーガーニッシュ)で覆われているが、車両に標準装備されるピラーカバーは、上記のように死角を視認可能とする反射部を取り付けることが想定されて形成されている訳ではないため、容易に取り付けることが困難である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、死角領域の像を視認させる反射部を容易に車両のピラーに取り付けることができる死角補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る死角補助装置は、
車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させる死角補助装置であって、
入射した光のうちの一部を反射させて他の一部を透過させる第1ミラーと、前記第1ミラーと対向し、前記第1ミラーからの光を前記第1ミラーに向けて反射させる第2ミラーと、を有し、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間に入射した前記像を表す光のうち、前記第1ミラーを透過した光によって前記像を前記車両内で視認させる反射部と、
前記反射部を前記車両内で保持する保持部と、を備え、
前記保持部は、
前記ピラーから、前記車両の内側に位置するピラーカバーを外すことで露出するピラー本体に取り付けられる被取付部を有し、
前記被取付部は、前記ピラー本体に前記ピラーカバーを取り付けるために予め設けられている取付部と嵌まり合う形状で形成されている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、死角領域の像を視認させる反射部を容易に車両のピラーに取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る死角補助装置が配置される車両の運転席付近の概観を示す図である。 本発明の一実施形態に係る死角補助装置の機能を説明するための概略平面図である。 本発明の一実施形態に係る死角補助装置の機能を説明するための概略平面図である。 本発明の一実施形態に係る死角補助装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る死角補助装置の要部断面図である。 本発明の一実施形態に係る死角補助装置の要部斜視図である。 ピラーカバーの斜視図である。 ピラーカバーとピラー本体とを示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第1カバー部材と被取付部を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る死角補助装置の要部断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る反射部と第2カバー部材の斜視図である。 (a)及び(b)は、第2カバー部材の可動範囲を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態に係る固定部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るロック部を示す図であり、(a)は係止部の斜視図、(b)は係合部の平面図である。 変形例に係る死角補助装置を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は概略断面図である。
本発明の一実施形態に係る死角補助装置を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る死角補助装置100は、図1に示すように、車両1内に設置される。車両1において、ユーザ2(主に、ステアリング3が配置された運転席に着座する運転者)は、フロントガラス4とサイドガラス5R,5L越しに、車両1外部の風景を視認する。一方で、ユーザ2は、ピラー(フロントピラー)6R,6Lによって遮られて死角となる領域(死角領域D。図2参照)の像を視認できない。本実施形態に係る死角補助装置100は、このように死角領域Dの像を視認可能とするものであり、フロントピラーのうち、右側のピラー6Rに設置される。
なお、フロントガラス4の端部には、例えば黒色のセラミックからなる遮光部4R,4Lが印刷等により形成されている。右側のピラー6Rに近接した遮光部4Rによっても若干の死角が生じるが、死角補助装置100によれば、このように生じる死角の像も視認可能となる。ただし、以下では、説明の理解を容易にするため、遮光部4Rによって生じる死角は、ピラー6Rによって生じる死角に含まれるものとし、主にピラー6Rによって生じる死角について説明する。
また、死角補助装置100が設置されるピラー6Rは、概ね板状(略角柱状、略直方体状)である。そこで、各部材の機能の理解を容易にするため、ピラー6Rが延びる方向に沿う軸をY軸とし、ピラー6Rの車両1内に向く面(概ねユーザ2に向く面)の法線方向に沿う軸をZ軸とし、Z軸及びY軸に直交する軸をX軸としたXYZ平面を適宜用いて、以下では説明を行う(図1、図2等参照)。
また、XYZの各軸を示す矢印が向く方向を、各軸の+(プラス)方向とする。このようにした場合、図1、図2からわかるように、+Y方向は車両1の底側から概ね天上に向かう方向を示し、+Z方向はピラー6Rから概ねユーザ2に向かう方向を示し、+X方向はピラー6Rから概ね車両1の後方に向かう方向を示すことになる。なお、このXYZ平面は厳密なものではなく、あくまで、各部材の位置関係等の構成の理解を容易にするために導入したものである。
死角補助装置100は、図5に示すように、反射部30と、反射部30を車両1内で保持する保持部60と、を備える。まず、反射部30について説明する。
(反射部30)
反射部30は、ピラー6Rに起因する死角領域D(図2参照)にある物体Mの像を、反射によってユーザ2に視認させるものである。反射部30は、一対のミラー10と、これらのミラー10を保持する筐体20と、を有する。
一対のミラー10は、互いに対向し、平行に配置される第1ミラー11及び第2ミラー12から構成される。図2に示すように、概ね−X方向における第1ミラー11の端は、第2ミラー12の端よりも迫り出しており、物体Mを表す光は、まず第1ミラー11に入射し、その後、反射を繰り返して、一対のミラー10間を概ね+X方向に進む。
第1ミラー11は、入射した光の一部を反射させて他の一部を透過させる半透過平面ミラーである。第1ミラー11は、第2ミラー12よりもユーザ2側に配置されている。第1ミラー11は、例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリカーボネート、ポリエチレン、アクリル等の樹脂からなる透光性基材の表面に、アルミ等の金属を蒸着させて反射率調整層を形成したものである。反射率調整層は、入射した光に対する反射率と透過率とが所望の値を有するように、厚さや材料が調整されて形成されている。本実施形態では、第1ミラー11における透過光と反射光の光量比は、透過光:反射光=1:9に設定されている。なお、第1ミラー11は、透光性基材の表面に、誘電体多層膜をコーティングして形成されてもよい。
第2ミラー12は、例えば、上述と同様の透光性基材の表面に、アルミ等の金属を蒸着させて反射層を形成してなる平面アルミ蒸着ミラーである。第2ミラー12は、その平面(反射層が形成された面)が第1ミラー11の平面(反射率調整層が形成された面)と平行になるように配置されている。第2ミラー12は、入射した光を第1ミラー11に向けて反射させる。
なお、第1ミラー11と第2ミラー12とは、互いに対向していれば、完全な平行配置でなくともよい。また、両者の少なくともいずれかは、曲面ミラーであってもよい。また、第1ミラー11と第2ミラー12との間に透光性部材を挟めることで、一対のミラー10を中実構造で構成してもよい。
また、一対の対向平面を設けた透光性部材の一方の面に反射率調整層(半透過反射層)を形成し、他方の面に反射層を形成することで、一対のミラー10を構成することもできる。つまり、第1ミラー11と第2ミラー12とは別部材でなくともよい。
筐体20は、所定の樹脂からなり、第1ミラー11と第2ミラー12とを、上述の機能を実現可能な状態で保持するものである。具体的には、筐体20は、略箱形状をなし、死角領域Dに向かって開口する第1開口部21と、概ねX方向において第1開口部21と対向する第2開口部22と、ユーザ2側に向かって(概ね+Z方向に向かって)開口する第3開口部23とを有して形成されている。第1ミラー11は、第3開口部23を塞ぐようにして筐体20に取り付けられている。また、第1開口部21と第2開口部22とを繋ぐ筐体20の内部に、第1ミラー11と概ねZ方向において対向する第2ミラー12が配設されている。また、第2開口部22には、ホコリ等が筐体20の内部へ侵入することを防止する部材(図示せず。例えば、透光性板材)が設けられている。死角領域Dに存在する物体Mを表す光は、筐体20の第1開口部21を通過して、一対のミラー10間へと入射し、その間で反射を繰り返すことになる。
ここで、反射部30の作用について、図2、図3を参照して説明する。なお、図2はユーザ2が車両1の運転席に着座した状態を示している。
図2に示すように、ユーザ2の前方視界には、フロントピラー6R(及び、遮光部4R(ここでは図示せず))によって遮られる死角領域Dが生じる。したがって、ユーザ2は死角領域Dに存在する物体Mを直接視認することができない。だが、本実施形態では、以下に説明するように、反射部30によって物体Mをユーザ2に間接的に視認させることが可能となっている。
図2に示すように、物体Mを表す光Lは、一対のミラー10に入射し、その間で反射を繰り返しつつ、そのうちの一部の光は、第1ミラー11を透過して(一対のミラー10から出射され)、ユーザ2の目に達する。これにより、ユーザ2は、直接視認できる風景(フロントガラス4やサイドガラス5R越しに見える風景)と連続して、第2ミラー12に映る物体Mの像を、第1ミラー11越しに視認することができる。
なお、死角領域Dのうち、フロントピラー6Rの背面側の僅かな領域(図2でハッチングで示す部分)は、この領域からの光が一対のミラー10間に入射できないため、死角として残ってしまうが、それ以外の死角領域Dに位置する物体は、一対のミラー10によって視認可能となる。
ここで、図3を参照して、より具体的に反射部30の作用を説明する。
前述のように、第1ミラー11における透過光と反射光の光量比は、透過光:反射光=1:9に設定されている。したがって、図3に示すように、光Lが最初に第1ミラー11に入射した場合、一対のミラー10からの最初の出射光である光(最初に第1ミラー11を透過した光)L1は、その光量が、最初に第1ミラー11に入射した光Lの1/10となる。光L1は、光Lと光量が異なるだけであるので、光Lと同様に物体Mの像を表す。また、最初に第1ミラー11に入射した光Lは、第1ミラー11、第2ミラー12の順に反射され、再度(2回目)、第1ミラー11に入射する。光Lが2回目に第1ミラー11に入射した場合、最初の場合と同様に、一対のミラー10から物体Mの像を示す光L2が出射する。さらに、2回目に第1ミラー11に入射した光Lは、第1ミラー11、第2ミラー12の順に反射され、再度(3回目)、第1ミラー11に入射する。光Lが3回目に第1ミラー11に入射した場合、2回目までの場合と同様に、一対のミラー10から物体Mの像を示す光L3が出射する。
このように、光Lは一対のミラー10の間で反射を繰り返すので、光Lが第1ミラー11にn回数入射した場合、物体Mの像を示す光L1〜Lnが、一対のミラー10から出射する。すなわち、一対のミラー10からは、ユーザ2の目の左右方向に沿って、n個の物体Mを示す像が出射することになる。したがって、ユーザ2は、左右方向の広い範囲で物体Mの像を視認することができる。
なお、第1ミラー11における透過光と反射光の光量比は、反射回数の増加に伴う光Lの輝度の低下と、光Lの入射初期の輝度とを考慮して適宜定めればよく、透過光と反射光との光量比は1:9に限られない。
このような作用により、死角領域Dの像を反射部30で適切に視認させるためには、反射部30をユーザ2の視点に応じた高さに配置する必要がある。本実施形態では、この高さの調節が、後述するスライド部40及びロック部50によって、容易に可能となっている。
次に、保持部60について説明する。
(保持部60)
保持部60は、図5に示すように、第1カバー部材61と、第2カバー部材62と、固定部材63と、被取付部64と、反射部30をスライド可能に保持するスライド部40と、ロック部50と、を有する。
第1カバー部材61は、ピラー6Rを構成するピラー本体6a(図5、図8参照)を車両1の内側から覆う部材である。
ピラー本体6aは、ピラー6Rからピラーカバー(ピラーガーニッシュ)6b(図7、図8参照)を外すことで露出するものである。ピラー本体6aは、車両1の車体フレームの一部であり、鋼等から構成されている。
ピラーカバー6bは、車両1に予め設けられ、ピラー本体6aを車室側から覆っていたものである。ピラー本体6aには、図8に示すように、ピラーカバー6bを取り付けるための取付孔6c(取付部の一例)が予め設けられている。
図9に示すように、第1カバー部材61の裏側には、後に説明する被取付部64が設けられている。この被取付部64が、ピラー本体6aに予め設けられている取付孔6cに取り付けられることにより、保持部60はピラー本体6aに取り付けられる。これにより、第1カバー部材61は、ピラー本体6aに対して不動となる。
第1カバー部材61には、図4、図9等に示すように、反射部30を設置するための開口部O1が設けられている。第1カバー部材61は、図4と図7を比較して分かるように、開口部O1が形成されている以外は、保持部60がピラー本体6aに取り付けられた状態で、元々取り付けられていたピラーカバー6bと同様の外観となるように形成されている。例えば、第1カバー部材61は、元々取り付けられていたピラーカバー6bと同様の材質で表面仕上げが施され、同様の色で形成されている。
また、図5、図10に示すように、第1カバー部材61の裏側には、第1嵌合部61aが設けられている。具体的には、第1嵌合部61aは、−Z方向に突出すると共に、Y方向に沿って延びるレール部として形成されている。第1嵌合部61aの機能については後に詳述する。
第2カバー部材62は、反射部30に対して不動であり、車両1の内側(車室側)から見て第1カバー部材61と一部が重なる部材である。
本実施形態では、図5、図10等に示すように、第2カバー部材62は、第1カバー部材61よりもピラー本体6a側に位置する。また、第2カバー部材62は、第1カバー部材61の開口部O1を第1カバー部材61の内側(ピラー本体6a側)から覆う。
前述のように、第1カバー部材61には、反射部30のスライドを妨げないように開口部O1が形成されている。開口部O1は、反射部30がスライド可能な範囲に渡って形成されるが、何の対策も施さなければ、ピラー本体6aがユーザ2に見えてしまい、見栄えが良くない。そこで、本実施形態に係る死角補助装置100には、反射部30に対して不動であると共に、第1カバー部材61とピラー本体6aとの間に位置する第2カバー部材62が設けられている。
第2カバー部材62は、図11に示すように、反射部30の筐体20の一部に固定されている。従って、反射部30の高さ調節のため、反射部30をY方向にスライドさせると、反射部30と共に第2カバー部材62もスライドする。
第2カバー部材62は、図12(a)(b)に示すように、第1カバー部材61の開口部O1よりも大きく形成されており、特に、一部が第1カバー部材61と重なり合うように開口部O1のY方向の幅よりも十分に長く形成されている。図12(a)は反射部30が最も低い位置にある場合を示したものであり、図12(b)は反射部30が最も高い位置にある場合を示したものであるが、いずれの場合においても、第2カバー部材62のY方向における両端部は、第1カバー部材61と重なる(つまり、開口部O1から露出しない)重畳領域Sとなる。
これにより、反射部30を高さ調整のためにスライドさせても、ピラー本体6aが露出して車両1内の見栄えが悪くなることを防止できる。
また、第2カバー部材62は、第1カバー部材61と同様の材質で表面仕上げが施され、同様の色で形成されている。これにより、より車両1内の見栄えの悪化を防止することができる。なお、反射部30の筐体20もこれらと同様の色調で形成することが、見栄えの観点から好ましい。
また、第2カバー部材62の表側には、第1カバー部材61に設けられた第1嵌合部61aと嵌まり合う第2嵌合部62aが設けられている。具体的には、第2嵌合部62aは、レール部として形成された第1嵌合部61aの一部が挿入される凹部として形成されている。第2嵌合部62aは、第2カバー部材62のうち開口部O1から露出しない部分(前述の重畳領域S)に設けられている。
ここで、第1嵌合部61aと第2嵌合部62aの機能について説明する。
後述するように、反射部30は、その裏側(−Z方向)に位置するスライド部40によってY方向にスライド可能に設けられている。このスライド部40によって、反射部30の裏側においては、X及びZ方向の動きがある程度規制されている。しかしながら、反射部30の表側においては、反射部30の動きが規制されていないため、何の対策も講じなければ、車両1の振動によっては反射部30の姿勢を安定して保つことができない場合がある。
本実施形態では、ピラー本体6aに対して不動である第1カバー部材61に設けられた第1嵌合部61aが、第2カバー部材62に設けられた第2嵌合部62aに、X方向の両側から挟み込まれるようにして挿入されているため、第2カバー部材62のX方向における動きが規制されることになる。また、第1嵌合部61aのZ方向の長さと、第2嵌合部62aの位置や凹部の深さとが適切に調整されていることで、第2カバー部材62のZ方向における動きも規制されている。これにより、第2カバー部材62に対して不動な反射部30のX及びZ方向における動きも規制されることになるため、車両1の振動下でも反射部30の姿勢を安定して保つことができる。
また、第1嵌合部61aはY方向に延びるレール部として形成されているため、反射部30をY方向にスライドさせた際に、反射部30と共に移動する第2カバー部材62の第2嵌合部62aが、この第1嵌合部61aにガイドされて摺動する。これにより、反射部30の高さ調節時のガタツキも低減することができる。
また、第1嵌合部61aと第2嵌合部62aがあることによって、第1カバー部材61の裏面(−Z方向に向く面)と第2カバー部材62の表面(+Z方向に向く面)とが、振動によって衝突することを防止できる。そのため、振動時にカバー部材同士の衝突音が発生することも抑制することができる。
固定部材63は、図13、図14(b)に示すように、Y方向に沿って延びる板状の部材であり、例えば樹脂から形成されている。なお、図14(b)は、後述するガイドレール42を取り外した際の固定部材63を示した概略平面図である。
固定部材63は、図9に示すように、第1カバー部材61の裏側に固定される。具体的には、固定部材63は、第1カバー部材61にネジやフックなどの固定手段により固定される。なお、このようにして固定された第1カバー部材61と固定部材63との間に、第2カバー部材62が位置する。固定部材63には、後述するガイドレール42、係合部53、及び被取付部64が設けられている。なお、固定部材63は、第1カバー部材61と一体的に形成されてもよい。
被取付部64は、例えば樹脂から形成されたピン状の部材であり、図9に示すように、固定部材63の裏側に設けられている。
ところで、図8に示すようにピラーカバー6bには、ピラーカバー6bをピラー本体6aの取付孔6cに取り付けるために、突起部材6dが設けられているが、被取付部64は、この突起部材6dと、略同一の形状及び姿勢で形成されている。具体的には、図9に示す被取付部64と図8に示す突起部材6dとを比較すると、位置P1にある被取付部64は、位置N1にある突起部材6dと略同一の形状及び姿勢で形成されている。また、位置P2にある被取付部64は、位置N2にある突起部材6dと略同一の形状及び姿勢で形成されている。また、位置P3にある被取付部64は、位置N3にある突起部材6dと略同一の形状及び姿勢で形成されている。
このように被取付部64が固定部材63に設けられることにより、反射部30をピラー6Rに取り付けるには(死角補助装置100をピラー本体6aに取り付けるには)、ピラーカバー6bを取り外すことで露出するピラー本体6aの取付孔6cに、被取付部64を挿入するだけで良いため、取り付けが容易である。
なお、死角補助装置100の組み付け順序は問わない。反射部30と保持部60とからなる死角補助装置100を組み立てた後に、死角補助装置100をピラー本体6aに取り付けることが好適であるが、ピラー本体6aに被取付部64を介して固定部材63を固定した後に、その他の保持部60及び反射部30の構成部品を組み立てるようにしてもよい。組み付け順序は設計により任意である。
また、被取付部64は、図9に示すように複数あるが、そのうちの少なくとも一部は、第1カバー61に直接取り付けられていてもよい。
また、ピラー本体6aの取付孔6cと、ピラーカバー6bに設けられている突起部材6dとの形状及び姿勢は、車種によって異なるため、被取付部64は、対象車に応じた形状及び姿勢で形成される。
(スライド部40)
スライド部40は、図5に示すように、筐体20の背面側(−Z側)に取り付けられたスライドプレート41と、固定部材63の前面側(+Z側)に取り付けられたガイドレール42と、を有する。スライドプレート41及びガイドレール42の各々は、例えば金属材料から形成されている。
スライドプレート41は、図6に示すように、筐体20の背面側に突出した連結部材24に取り付けられている。連結部材24は、筐体20と一体でも別体でもよい。このようにして、スライドプレート41は、反射部30に固定されている。ガイドレール42は、ピラー本体6aに固定される固定部材63に取り付けられるため、ピラー本体6aに対して不動となる。
ガイドレール42は、図6に示すように、ピラー6Rが延びる方向(Y方向)に沿って延びるガイド溝42aを有し、このガイド溝42aにスライドプレート41が嵌め合わされるようにして設けられている。スライドプレート41がガイド溝42a内を摺動可能となっていることで、反射部30は、ガイドレール42に沿ってスライド可能となっている。
(ロック部50)
ロック部50は、反射部30をピラー本体6aに対して係止する係止部51と、弾性部材52と、係止部51と係り合う係合部53と、を有する。
係止部51は、樹脂などから形成され、図6、図14(a)に示すように、ユーザ2によって押圧操作される部分である操作部51aと、+X方向に突出する櫛歯部51bと、櫛歯部51bの背面から−X方向に向かって突出する軸部51cと、を有する。
操作部51aは、図示しないが、第1カバー部材61の開口部O1から外部に露出し(+X方向に向かって突出し)、ユーザ2の指等により押圧操作可能となっている。
操作部51aを操作していない状態では、後に述べる弾性部材52の復元力により、係止部51は係合部53と係り合ったままとなる。この状態は、反射部30をピラー6Rに沿ってスライドできない(反射部30の高さ調整ができない)ロック状態となる。
一方、ユーザ2が操作部51aを−X方向に押圧している状態では、弾性部材52の復元力に抗う方向に係止部51が移動する。これにより、係止部51による係止が解除された解除状態となる。解除状態の際に、反射部30をピラー6Rに沿ってスライドさせることが可能となる。詳しくは後述する。
軸部51cの先端は、図5、図6に示すように、反射部30の筐体20の背面側に形成された軸受部26に支持されている。この軸受部26は、軸部51cを概ねX方向に摺動可能に支持している。
弾性部材52は、例えば金属からなるコイルばねであり、軸部51cに設けられている(図6等に示すように、コイルばねからなる弾性部材52に軸部51cが挿入される格好となっている)。また、弾性部材52は、筐体20に設けられた軸受部26と、櫛歯部51bの背面との間に位置する。これにより、弾性部材52は、その復元力により、係止部51を+X方向に向けて付勢している。
係合部53は、図14(b)に示すように、固定部材63の+Z側の面に設けられている。なお、係合部53は固定部材63と一体でも別体でも良い。係合部53は、−X方向に突出すると共に、Y方向に沿って配列した櫛歯状に形成されている。このように形成された係合部53は、弾性部材52によって−X方向に付勢された係止部51の櫛歯部51bと噛み合うようになっている。
ここからは、以上の構成からなる死角補助装置100において、反射部30の高さ(Y方向における位置)をどのように調整するかを説明する。
ロック部50がロック状態では、弾性部材52の−X方向の付勢力により、係止部51の櫛歯部51bが、ピラー6Rに対して不動である係合部53と噛み合うことで、係止部51は係合部53と係り合い、反射部30は、ある高さに位置している。この時、櫛歯部51bはZ方向から見て対称形であるくさび形等ではなく、片側のみに一定の斜面を持つ鋸歯形であり、且つ略水平(XZ面に平行)な向きの面を有している。したがって、ロック状態では、櫛歯部51bと係合部53との互いに略水平(XZ面に平行)な面と、反射部30の重量が作用する方向とが略垂直の関係となるため、弾性部材52の付勢力を超えて反射部30が容易に滑り落ちることを防止できる。
ユーザ2が指等により、操作部51aをピラー6Rに向けて(弾性部材52の復元力に抗って)押圧すると、係止部51が−X方向に移動し、係止部51の櫛歯部51bが係合部53から離れる。これにより、係止部51による係止が解除された解除状態となる。
ユーザ2は、操作部51aをこのように押圧したまま(解除状態を保ったまま)、反射部30をY方向に沿ってスライドさせて、所望の高さに位置させる。前述したように、スライドプレート41がガイド溝42a内を摺動可能となっていることで、反射部30は、ガイドレール42に沿ってスライド可能となっている。
反射部30を所望の高さに位置させた後、ユーザ2は、操作部51aから指等を離して、押圧操作を止めると、弾性部材52の復元力により、係止部51が+X方向に移動して押圧操作前の位置(略X方向における位置)に復帰する。これにより、ロック部50は、係止部51と係合部53とが係り合うロック状態になり、反射部30はピラー6R(ピラー本体6a)に対して係止される。
以上の操作により、反射部30は所望の高さに調節され、その高さで固定される。このように、本実施形態に係る死角補助装置100によれば、操作部51aを押圧操作して、反射部30をスライドさせるだけで、反射部30の高さが調節できるため、調節が容易である。
以上に説明した、車両1のピラー6Rに遮られて死角となる領域(死角領域D)の像Mを視認させる死角補助装置100は、第1ミラー11と第2ミラー12との間に入射した像Mを表す光Lによって像Mを車両1内で視認させる反射部30と、反射部30を車両1内で保持する保持部60と、を備える。死角補助装置100は、さらに下記の特徴を有することにより種々の効果を奏する。
(第1の特徴)
第1の特徴として、死角補助装置100では、保持部60は、ピラー6Rを構成するピラー本体6aを車両1の内側から覆い、ピラー本体6aに対して不動である第1カバー部材61と、反射部30に対して不動であり、車両1の内側から見て第1カバー部材61と一部が重なる第2カバー部材62と、を有する。
第1カバー部材61の第2カバー部材62側には、第1嵌合部61aが設けられ、第2カバー部材62の第1カバー部材61側には、第1嵌合部61aと嵌まり合う第2嵌合部62aが設けられている。
そして、ピラー6Rが延びる方向を第1の方向(Y方向)とし、第1の方向と直交する方向を第2の方向(X方向)とした場合、第1嵌合部61aと第2嵌合部62aとが嵌まり合うことにより、反射部30の第2の方向における動きが規制されている。
この構成により、前述したように、反射部30を安定した姿勢に保つことができる。反射部30の姿勢が安定すれば、死角領域Dの像Mの視認性が低下することを抑制できるため、安全性にも優れる。なお、X方向だけでなく、反射部30のZ方向の動きも規制するように構成しても良い。
また、反射部30が第1カバー部材61に対して第1の方向にスライド可能になっていることで、反射部30の第1の方向における位置が調節可能になっており、第1嵌合部61aは第1の方向に延びるレール部であり、第2嵌合部62aは前記レール部の一部が挿入される凹部である。
具体的には、第1嵌合部61aが第2カバー部材62に向かって突出するレール部であり、反射部30のスライドに伴って第2カバー部材62が移動すると、凹部はレール部に案内されて移動する。
この構成により、反射部30をスライドさせた際に、反射部30と共に移動する第2カバー部材62の第2嵌合部62aが、第1嵌合部61aにガイドされて摺動するため、反射部30及び第2カバー部材62を安定して姿勢でスライドさせることができる。そのため、反射部30の高さ調節時のガタツキも低減することができる。
なお、第2嵌合部62aを第1の方向に延びるレール部とし、第1嵌合部61aをレール部の一部が挿入される凹部としてもよい。
また、第1カバー部材61には、反射部30を設置するための開口部O1が設けられ、第2カバー部材62は、第1カバー部材61よりもピラー本体6a側に位置すると共に、開口部O1を第1カバー部材61の内側から塞ぎ、第2嵌合部62aは、第2カバー部材62のうち開口部O1から露出しない部分(重畳領域S)に設けられている。
これにより、第2嵌合部62aがユーザ2の目に触れることがないため、外観的な商品性を損なわずに済む。
(第2の特徴)
第2の特徴として、死角補助装置100では、保持部60は、ピラー6Rから、車両1の内側に位置するピラーカバー6bを外すことで露出するピラー本体6aに取り付けられる被取付部64を有し、被取付部64は、ピラー本体6aにピラーカバー6bを取り付けるために予め設けられている取付孔6c(取付部の一例)と嵌まり合う形状で形成されている。
この構成により、死角領域Dの像Mを視認させる反射部30を容易に車両のピラーに取り付けることができる。
また、被取付部64は、ピラーカバー6bをピラー本体6aの取付孔6cに取り付けるために、ピラーカバー6bに設けられている突起部材6dと、略同一の形状及び姿勢で形成されている。
なお、突起部材6dは、通常複数あり、被取付部64も同数設けることが好ましく、対応する突起部材6dと被取付部64のすべてにおいて、形状及び姿勢が共通することが好ましい。ただし、被取付部64は、その数が突起部材6dの数より少なくともよいし、突起部材6dの少なくとも一部と形状及び姿勢が共通していてもよい。
また、保持部60は、固定部材63と、固定部材63を車両1の内側(車室側)から覆う第1カバー部材61と、を有する。この場合、被取付部64は、固定部材63と第1カバー部材61とのうち、少なくとも一方に設けられていればよい。
また、保持部60がピラー本体6aに取り付けられた状態で、第1カバー部材61は、ピラーカバー6bと同様の外観となるように形成されている、ことが好ましい。こうすれば、車室内のデザインを損ねずに、死角補助装置100を設置することができる。
なお、上記の説明では、説明の理解を容易にするため、元々ピラー本体6aに取り付けられていたものをピラーカバー6bとし、このピラーカバー6bの代わりとなる部材であって、死角補助装置100の一部を構成するものを第1カバー部材61とした。
しかし、例えばディーラーオプション等で車両1に最初から死角補助装置100が搭載されている場合も考えられる。この場合、第1カバー部材61との比較対象は、同種の車両1における死角補助装置100が搭載されていない車両(例えば、標準仕様車)のピラーカバー6bとなる。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変形(構成要素の削除も含む)が可能である。以下に変形の一例を示す。
以上の説明では、反射部30が第1カバー部材61に設けられた開口部O1内でスライドし、高さ調節が可能な例を示したが、これに限られない。
図15(a)(b)に示す変形例に係る死角補助装置200のように、反射部30を第1カバー部材61上(第1カバー部材61よりも+Z方向)でスライド可能に構成することもできる。なお、図15(a)(b)においては、説明の理解を容易にするため、上記実施形態と同様な機能を有する部材については、上記実施形態と同一の符号を付した。死角補助装置200では、反射部30の筐体20と一体で形成された第2カバー部材262が、第1カバー部材61を覆うように形成されている。第1カバー部材61のうち、第2カバー部材262に覆われた領域の一部に開口部O2を設けている。この開口部O2を介して、反射部30は、前述と同様のスライド部(スライドレール41及びガイドレール42)により、ピラー本体6aに対してスライド可能に構成されている。なお、反射部30の高さ調節の操作は、前述と同様であるため、容易である。
この変形例に係る死角補助装置200では、第2カバー部材262は、第1カバー部材61よりも車両1の室内側に位置する。そして、反射部30が第1カバー部材61に対して第1の方向(Y方向)にスライド可能になっていることで、反射部30の第1の方向における位置が調節可能になっている。
図示しないが、この場合も同様に互いに嵌合する第1嵌合部と第2嵌合部を設けることができる。変形例に係る構成では、第2カバー部材262の第1カバー部材61側に設けられる第2嵌合部が、Y方向に延びるレール部であり、第1カバー部材61の第2カバー部材262側に設けられる第1嵌合部が、凹部であることが好ましい。このようにすれば、双方の嵌合部が外観では視認されずに済むため、商品性を高めることができるからである。
また、反射部30及び第2カバー部材62,262のY方向へのスライドを妨げない限りにおいては、一対の第1嵌合部と第2嵌合部を、複数設けてもよい。
以上の説明では、種々の具体例を示したが、操作部51aの突出方向、弾性部材52の形状や復元力の方向、スライド部40の形状などは適宜変更可能である。例えば、弾性部材52は、金属ばねに限られず、樹脂ばねであってもよい。また、弾性部材52は、トーションばね、板ばね等であってもよい。
以上の説明では、操作部51aを押圧操作し続けている際に、ロック部50が解除状態に保たれる例を示したが、これに限られない。ユーザ2が操作部51aを一度押すと、解除状態を保つ機構をさらに設け、反射部30をスライドさせて高さ調節を行った後に、再度、操作部51aを押すと、ロック状態になるように死角補助装置100(以下、変形例に係る死角補助装置200も同様)を構成してもよい。
以上の説明では、弾性部材52が、反射部30側に設けられた係止部51を、ピラー6R側に設けられた係合部53に押し付ける例を示したが、これに限られない。死角補助装置100を、弾性部材52が係合部53を係止部51に押し付けるように構成することも可能である。
以上の説明では、死角補助装置100をフロントピラーのうち、運転手から見て右側のピラー6Rに設けた例を示したが、左側のピラー6Lに設けても良い。
また、車両1のピラーは、車両1の前方から後方に向かって順に、Aピラー(フロントピラー)、Bピラー、Cピラー、Dピラー・・・・と呼称されるが、当然ながらAピラー以外のピラーによっても死角が生じる。したがって、死角補助装置100をBピラーやCピラーなど、Aピラー以外のピラーに設けることも可能である。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1…車両
2…ユーザ
6R,6L…ピラー
6a…ピラー本体、6c…取付孔(取付部の一例)
6b…ピラーカバー(ピラーガーニッシュ)、6d…突起部材
D…死角領域
M…物体
100,200…死角補助装置
30…反射部
10…一対のミラー
11…第1ミラー
12…第2ミラー
20…筐体
60…保持部
61…第1カバー部材
61a…第1嵌合部
O1…開口部
62…第2カバー部材
62a…第2嵌合部
63…固定部材
64…被取付部
40…スライド部
50…ロック部

Claims (4)

  1. 車両のピラーに遮られて死角となる領域の像を視認させる死角補助装置であって、
    入射した光のうちの一部を反射させて他の一部を透過させる第1ミラーと、前記第1ミラーと対向し、前記第1ミラーからの光を前記第1ミラーに向けて反射させる第2ミラーと、を有し、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間に入射した前記像を表す光のうち、前記第1ミラーを透過した光によって前記像を前記車両内で視認させる反射部と、
    前記反射部を前記車両内で保持する保持部と、を備え、
    前記保持部は、
    前記ピラーから、前記車両の内側に位置するピラーカバーを外すことで露出するピラー本体に取り付けられる被取付部を有し、
    前記被取付部は、前記ピラー本体に前記ピラーカバーを取り付けるために予め設けられている取付部と嵌まり合う形状で形成されている、
    ことを特徴とする死角補助装置。
  2. 前記被取付部は、
    前記ピラーカバーを前記ピラー本体の前記取付部に取り付けるために、前記ピラーカバーに設けられている部材と、略同一の形状及び姿勢で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の死角補助装置。
  3. 前記保持部は、固定部材と、前記固定部材を前記車両の内側から覆うカバー部材と、を有し、
    前記被取付部は、前記固定部材と前記カバー部材とのうち、少なくとも一方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の死角補助装置。
  4. 前記保持部が前記ピラー本体に取り付けられた状態で、前記カバー部材は、前記ピラーカバーと同様の外観となるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の死角補助装置。
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