JP2016049210A - Care method and care device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助する介助方法及び介助装置に関するものである。 The present invention relates to an assistance method and an assistance device for assisting a posture change between a sitting position and a standing position in a person being assisted.
例えばベッドから車椅子への被介助者の移乗を介助する際、介助者の力だけでは大変である。 For example, when assisting the transfer of the person being assisted from the bed to the wheelchair, it is difficult only with the helper's power.
そこで、従来から、被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助する際に用いる介助装置として、例えば図15に図示したような介助装置(以下、従来例)が提案されている。 Therefore, conventionally, for example, an assistance device as shown in FIG. 15 (hereinafter, a conventional example) has been proposed as an assistance device used when assisting a posture change between a sitting position and a standing position of a person being assisted. .
この従来例は、接地部51aを有する基部51と、この基部51に基端部が枢着され上下方向に回動自在となる擺動支柱部52とで構成され、この擺動支柱部52の先端部には被介助者の上体を支持する上体支持部55が設けられたものであり、この従来例を用いて例えば座位から立位へ姿勢変化する場合、被介助者は、上体支持部55に上体(胸部から腹部の辺り)を当てた状態とし、この状態で臀部をあげながら擺動支柱部52を擺動させて座位から立ち上がることになる。尚、従来例の操作は介助者の介助のもと行われる。
This conventional example is composed of a
ところで、従来例は、その構造上、被介助者の重心Pと、基部51と擺動支柱部52との回動軸Aを結ぶ直線Xと水平線Yのなす角R1が大きいほど小さな力で回動可能である為、基部51の長さを短くすることで角R1を大きくしている。
By the way, the conventional example rotates with a smaller force as the angle R1 formed by the horizontal line Y and the straight line X connecting the center of gravity P of the person being assisted and the rotation axis A of the
しかしながら、従来例は、実際の姿勢変化に際して、上体を深く前屈させなければならず、被介助者は前かがみになり過ぎて胸部や腹部が圧迫されるなど負担が多い(利用可能な被介助者が限定される)。 However, in the conventional example, the upper body has to be bent deeply in the actual posture change, and the person being assisted has a large burden such as being bent forward too much and the chest and abdomen being compressed (available assistance Are limited).
ところが、図16に図示したように基部51を長くしてこの基部51と擺動支柱部52との回動軸Aを上方位置とすれば、前かがみになり過ぎない分だけ被介助者の胸部や腹部は圧迫されず負担は減ることになるが、基部51と擺動支柱部52との回動軸Aを結ぶ直線Xと水平線Yのなす角R2が小さくなり、座位から立位まで姿勢変化する方向が垂直に近い方向となってしまい、よって、立位となるまでの被介助者を立ち上げる力Fは大きくなり介助者の負担が多い。
However, as shown in FIG. 16, if the
この点、前述した被介助者を立ち上げる力を極力減らすべく電動モーターなどの動力を付加したものも種々提案されているが、構造が複雑化してコスト高である。 In this regard, various proposals have been made to add power such as an electric motor in order to reduce the force required to raise the person being assisted as much as possible, but the structure is complicated and the cost is high.
本発明者は、前述した問題点に着目し、小さな力で座位と立位との間の姿勢変化を楽に行うことができ、しかも、特別な動力も必要なくコスト安になる介助方法及び介助装置を開発した。 The inventor pays attention to the above-mentioned problems, can easily change the posture between sitting and standing with a small force, and does not require special power, and the cost can be reduced and the assistance device and the assistance device. Developed.
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助する方法であって、座位から立位へ姿勢変化を行う場合、座位から姿勢変化を開始した後の途中位置までの姿勢変化に際して、バネやガススプリングなどの付勢エネルギーを発生する付勢エネルギー発生構造体6に付勢エネルギーを蓄積する第一工程を行い、続いて、前記途中位置から立位までの姿勢変化に際して、前記第一工程で蓄積した付勢エネルギーを放出する第二工程を行うことを特徴とする介助方法に係るものである。
This is a method for assisting the posture change between the sitting position and the standing position of the person being assisted, and when changing the posture from the sitting position to the standing position, when the posture changes from the sitting position to the midway position after starting the posture change, A first step of accumulating energizing energy in the energizing
また、被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助する方法であって、立位から座位へ姿勢変化を行う場合、立位から姿勢変化を開始した後の途中位置までの姿勢変化に際して、バネやガススプリングなどの付勢エネルギーを発生する付勢エネルギー発生構造体6に付勢エネルギーを蓄積する第三工程を行い、続いて、前記途中位置から座位までの姿勢変化に際して、前記第三工程で蓄積した付勢エネルギーを放出する第四工程を行うことを特徴とする介助方法に係るものである。
In addition, in the method of assisting the posture change between the sitting position and the standing position in the person being assisted, and when changing the posture from the standing position to the sitting position, the posture from the standing position to the middle position after starting the posture change During the change, a third step of accumulating energizing energy in the energizing
また、被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助する方法であって、座位から姿勢変化を開始した後の途中位置までの姿勢変化に際して、バネやガススプリングなどの付勢エネルギーを発生する付勢エネルギー発生構造体6に付勢エネルギーを蓄積する第一工程を行い、続いて、前記途中位置から立位までの姿勢変化に際して、前記第一工程で蓄積した付勢エネルギーを放出する第二工程を行う立ち工程と、立位から姿勢変化を開始した後の途中位置までの姿勢変化に際して、バネやガススプリングなどの付勢エネルギーを発生する付勢エネルギー発生構造体6に付勢エネルギーを蓄積する第三工程を行い、続いて、前記途中位置から座位までの姿勢変化に際して、前記第三工程で蓄積した付勢エネルギーを放出する第四工程を行う座り工程とを含み、前記第三工程で蓄積する付勢エネルギーは、前記第一工程で蓄積される付勢エネルギーよりも小さい付勢エネルギーであることを特徴とする介助方法に係るものである。
Also, it is a method of assisting the posture change between the sitting position and the standing position of the person being assisted, and when the posture changes from the sitting position to the middle position after starting the posture change, the energizing energy such as a spring or a gas spring is used. The first step of accumulating energizing energy in the energizing
また、被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助するための介助装置であって、接地部1aを有する基部1と、この基部1に基端部が枢着される擺動部2とを有し、前記擺動部2の先端部には被介助者の上体を支持する上体支持部5が設けられるとともに、前記擺動部2には該擺動部2の擺動により付勢エネルギーを生じる前記付勢エネルギー発生構造体6が設けられていることを特徴とする介助装置に係るものである。
Moreover, it is the assistance apparatus for assisting the attitude | position change between a sitting position and standing position in a care receiver, Comprising: The
また、被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助するための介助装置であって、接地部1aを有する基部1と、第一部3と第二部4とを枢着して成る擺動部2とを有し、前記第一部3の基端部は前記基部1に枢着され、前記第二部4の先端部には被介助者の上体を支持する上体支持部5が設けられ、前記第一部3と前記第二部4とには該第一部3と第二部4との屈曲回動により付勢エネルギーを生じる前記付勢エネルギー発生構造体6が設けられていることを特徴とする介助装置に係るものである。
Moreover, it is an assistance device for assisting the posture change between the sitting position and the standing position of the person being assisted, and the
また、請求項5記載の介助装置において、前記第二部4の基端部は前記第一部3の先端部に二箇所で枢着され、前記第二部4の先端部は前記上体支持部5に二箇所で枢着されていることを特徴とする介助装置に係るものである。
6. The assistance device according to
また、請求項5,6いずれか1項に記載の介助装置において、前記第一部3と前記第二部4とには、この第一部3と第二部4との屈曲回動範囲を規制する屈曲回動範囲規制部7が設けられていることを特徴とする介助装置に係るものである。
Further, in the assistance device according to any one of
本発明は上述のように構成したから、前述した従来例と異なり、小さな力で座位と立位との間の姿勢変化を楽に行うことができ、しかも、特別な動力も必要なくコスト安になる介助方法及び介助装置となる。 Since the present invention is configured as described above, unlike the above-described conventional example, the posture change between the sitting position and the standing position can be easily performed with a small force, and no special power is required and the cost is reduced. It becomes an assistance method and an assistance apparatus.
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。 An embodiment of the present invention which is considered to be suitable will be briefly described with reference to the drawings showing the operation of the present invention.
例えば座位から立位へ姿勢変化を行う場合、座位から姿勢変化を開始した後の途中位置までの姿勢変化に際して、バネやガススプリングなどの付勢エネルギーを発生する付勢エネルギー発生構造体6に付勢エネルギーを蓄積する第一工程を行い、続いて、途中位置から立位までの姿勢変化に際して、第一工程で蓄積した付勢エネルギーを放出する第二工程を行う。
For example, when the posture is changed from the sitting position to the standing position, the biasing
即ち、被介助者における座位から立位への姿勢変化の際、付勢エネルギー発生構造体6で蓄積された付勢エネルギーによる付勢エネルギーを伴い立位まで姿勢変化できる。
In other words, when the posture of the person being assisted is changed from the sitting position to the standing position, the posture can be changed to the standing position with the energizing energy by the energizing energy accumulated in the energizing
従って、前述した従来例と異なり、小さな力で座位と立位との間の姿勢変化を楽に行うことができ、しかも、特別な動力も必要なくコスト安になる。 Therefore, unlike the above-described conventional example, the posture change between the sitting position and the standing position can be easily performed with a small force, and no special power is required and the cost is reduced.
本発明の具体的な実施例1について図1〜6に基づいて説明する。
A
本実施例は、被介助者における座位と立位との間の姿勢変化を介助する方法であって、座位から立位へ姿勢変化を行う場合、座位から姿勢変化を開始した後の途中位置までの姿勢変化に際して、バネやガススプリングなどの付勢エネルギーを発生する付勢エネルギー発生構造体6に付勢エネルギーを蓄積する第一工程を行い、続いて、途中位置から立位までの姿勢変化に際して、第一工程で蓄積した付勢エネルギーを放出して前記姿勢変化を助力する第二工程を行う立ち工程と、立位から座位へ姿勢変化を行う場合、立位から姿勢変化を開始した後の途中位置までの姿勢変化に際して、付勢エネルギー発生構造体6に付勢エネルギーを蓄積する第三工程を行い、続いて、途中位置から立位までの姿勢変化に際して、第三工程で蓄積した付勢エネルギーを放出して前記姿勢変化を助力する第四工程を行う座り工程とを含む介助方法である。
This embodiment is a method for assisting the posture change between the sitting position and the standing position in the person being assisted, and when changing the posture from the sitting position to the standing position, from the sitting position to the midway position after starting the posture change. The first step of accumulating energizing energy in the energizing
この本実施例に係る介助方法は、例えば以下の介助装置を用いて行われる。 The assistance method according to this embodiment is performed using, for example, the following assistance device.
この介助装置は、接地部1aを有する基部1と、この基部1に基端部が枢着される擺動部2とを有し、擺動部2の先端部には被介助者の上体を支持する上体支持部5が設けられるとともに、擺動部2には該擺動部2の擺動により被介助者を助力する付勢エネルギーを生じる付勢エネルギー発生構造体6が設けられている。
This assistance device has a
基部1は、図1,2に図示したように適宜な金属製の部材で形成された柱状体であり、平面視H形状にして適宜な金属製の部材から成る接地部1aの左右位置に一対立設状態に設けられている。尚、接地部1aに水平移動及び旋回のいずれか一方若しくは双方を行う図示省略のストッパー付き車輪部を設けて装置自体を走行可能に設けても良い。
The
この各基部1の先端部(上端部)には、後述する擺動部2(第一部3)を枢着する凹部1bが設けられている。
A
各擺動部2は、互いに屈曲回動自在に枢着される第一部3と第二部4で構成されている。
Each
第一部3は、図1,2に図示したように適宜な金属製の部材で形成した棒状体であり、基端部(下端部)が基部1の凹部1bに嵌合状態で枢着され、この回動軸1cを支点に前後方向に回動自在に設けられている。尚、第一部3は、図示省略の適宜な手段を介して基部1に対する回動範囲が規制される。
The
また、第一部3の先端部(上端部)には、第二部4の基端部(下端部)を枢着する凹条の第一連結部3aが設けられている。
In addition, a concave first connecting
この第一連結部3aは、適宜な金属製の部材で形成された断面コ字状体であり、上下方向に長さを有し、この第一連結部3aの上下位置には第二部4を構成する棒状部材4A,4Bの基端部(下端部)が嵌合状態で枢着される。
The first connecting
また、第一部3の先端側内面部には後述する屈曲回動範囲規制部7を構成する第一凸部7aが設けられている。
Further, a first
第二部4は、基端部(下端部)が第一部3の先端部に上下二箇所12a,12bで枢着され、先端部(上端部)が上体支持部5に上下二箇所12c,12dで枢着されるものであり、上下一対の棒状部材4A,4Bで構成されている。
The
この各棒状部材4A,4Bは、図1,2に図示したように適宜な金属製の部材で形成したものであり、夫々の基端部は第一部3の先端部に設けた第一連結部3aに前後方向に回動自在に枢着され、先端部は上体支持部5に設けた第二連結部5aに前後方向に回動自在に枢着される。
Each of the rod-
即ち、第二部4は、基端部及び先端部の計4カ所に回動軸12a,12b,12c,12dを有し、この回転軸12a,12b,12c,12dの中心は四角形の頂点に配置されており、この第一連結部3aにおける回動軸12a,12b同士間の距離と、第二連結部5aにおける回動軸12c,12d同士間の距離とが異なる不等辺四角形の頂点に配置することで、被介助者の前進距離と前屈角度を独立して調整することが可能になる。
That is, the
具体的には、図4(a),(b)は、第一連結部3aの回動軸12a,12b同士間の距離に比して第二連結部5aにおける回動軸12c,12d同士間の距離を長くした場合であり、第一部3を角度R3だけ回動させると、回動軸12a,12bの中心を結ぶ直線が回動する角度は同じ角度R3であり、回動軸12c,12dの中心を結ぶ直線が回動する角度は角度R3よりも小さい角度R4である。
Specifically, FIGS. 4A and 4B show the distance between the
つまり、本実施例は、回動軸12a,12b同士間の距離と回転軸12c,12d同士間の距離とを異ならせることで上体支持部5の角度調整が行えることになり、しかも、この角度調整を被介助者の前進距離の調整とは別に単独で行えることになる。
That is, in the present embodiment, the angle of the upper
上体支持部5は、図1,2に図示したように左右の擺動部2(棒状部材4A,4B)の先端部間に架設される金属製の架設部材5Aの表面にクッション性を有する上体当て部材5Bを設けて構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the upper
この架設部材5Aの裏面左右端部には、前述した第二部4の先端部(上端部)を枢着する凹条の第二連結部5aが設けられている。
On the left and right end portions of the back surface of the
この第二連結部5aは、適宜な金属製の部材で形成された断面コ字状体であり、上下方向に長さを有し、この第二連結部5aの上下位置に第二部4を構成する棒状部材4A,4Bの先端部が嵌合状態で枢着される。
The second connecting
また、上体支持部5には、ハンドル10が設けられており、介助者はこのハンドル10を握り、てこの原理を利用して被介助者の姿勢変化を介助することができる。尚、ハンドル10は無くても良い。
Further, the upper
また、擺動部2には屈曲回動範囲規制部7が設けられている。
Further, the swinging
この屈曲回動範囲規制部7は、図1〜3に図示したように第一部3の先端側内面部にして回動軸部の近傍位置に設けられる第一凸部7aと、第二部4の基端側内面部に設けられるガイド溝4aに沿ってスライドする第二凸部7bとで構成されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the bending rotation
この第一凸部7aは、第一部3と第二部4とを屈曲した際、第二部4(棒状部材4B)の基端側内面部に当接することで屈曲回動が規制される。この際、第二凸部7bは第一凸部7aに当接しない位置へ退避した状態とする。
When the
また、第二凸部7bをスライドさせて回動軸部近傍位置に配し、この状態で第一部3と第二部4とを屈曲した際、第一凸部7a第二凸部7bとが当接して屈曲回動がより狭い範囲で規制される(屈曲回動量が少なくなるよう制限される)。
Moreover, when the 2nd
この第二凸部7bを第一凸部7aに当接させる場面は、あまり屈曲しない方がいい場合(付勢エネルギー発生構造体6における大きな付勢エネルギーを蓄積したくない場合)、即ち、立位から座位へ姿勢変化する際に利用される。尚、この屈曲回動範囲規制部7は第一部3と第二部4との屈曲回動が全くできないように規制し得る構成(付勢エネルギー発生構造体6において蓄積される付勢エネルギーがゼロとなる構成)としても良いし、前述した構造に限定されるものではない。
The scene in which the second
また、第一部3と第二部4とには、該第一部3と第二部4との屈曲回動に対して付勢エネルギーを生じる付勢エネルギー発生構造体6が設けられている。
The
この付勢エネルギー発生構造体6は、図1,2に図示したように第一部3及び第二部4に設けられる連結部間に架設されるガイド棒6aにバネ6b(コイルスプリング)を被嵌して構成されており、第一部3と第二部4との屈曲に際して付勢エネルギーを蓄積し、第一部3と第二部4とを伸長する方向に付勢エネルギーが発揮するように構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the energizing
尚、付勢エネルギー発生構造体6としてはバネに限らず、被介助者の脚力や立位保持等の能力により、予圧を与えていないバネや予圧を与えたバネ、ガススプリングや、後述する重り体9の重量によって付勢エネルギーを得る構成でも良い。
The energizing
また、本実施例では、左右一対の基部1夫々に左右一対の擺動部2(第一部及び第二部)を設けた構成としているが、一つの基部1に一つの擺動部2を設けた構成でも良く、また、基部1及び擺動部2を金属製としたが素材は金属製に限るものではない。
In the present embodiment, the pair of left and
以上の構成から成る介助装置を使用した介助方法について説明する。尚、本実施例では本装置の利用は介助者の介助のもとに行っているが、被介助者自身によって行っても良い。 An assistance method using the assistance device having the above configuration will be described. In this embodiment, the apparatus is used with the assistance of a caregiver, but it may be used by the person being assisted.
座部11に座った状態である座位から立位へ姿勢変化を行う場合、座位にある被介助者の上体(胸部及び腹部の辺り)に上体支持部5を当て(図5(a)参照)、この状態で介助者はハンドル10を略水平に力を加えて引くと、被介助者は臀部を擦り動して前進しながら前屈した状態となる(図5(b)参照)。この際、第一部3と第二部4との屈曲に際して付勢エネルギー発生構造体6で付勢エネルギーが蓄積される(これが請求項で言う第一工程)。また、この際、屈曲回動規制部7の第一凸部7aが第二部4(棒状部材4B)の基端側内面部に当接することで第一部3と第二部4との屈曲回動が規制される。
When changing the posture from sitting to standing while sitting on the
続いて、介助者は被介助者を立ち上げる際、付勢エネルギー発生構造体6で蓄積された付勢エネルギーは放出され(これが請求項で言う第二工程)、この介助者の介助を伴った被介助者の立ち動は付勢(助力)された状態で行われる(図5(c),(d)参照)。
Subsequently, when the caregiver starts up the person being assisted, the energizing energy accumulated in the energizing
この座位から立位への姿勢変化について詳述する。 The posture change from the sitting position to the standing position will be described in detail.
前述した従来例では、姿勢変化開始直後に被介助者の臀部が座面から離れ、このとき姿勢変化に必要な力Fは最大となり、前方および上方に力を加える必要がある。本実施例の介助装置では、付勢エネルギー発生構造体6に例えばガススプリングを使用した場合、姿勢変化開始直後にガススプリングのガス反力に対応する力と、被介助者の臀部と座面の摩擦力に相当する力を前方に加える必要があるが、前屈位置までは被介助者の臀部と座面が接触しているので上方に力を加える必要はない。付勢エネルギー発生構造体6に例えば予圧を加えていない圧縮バネを使用した場合、移行開始直後に必要な力は被介助者の臀部と座面の摩擦力に相当する力のみである。前進に伴いバネは圧縮され、前方に加えなければならない力は増大するが、バネが被介助者を押し上げる力も増大するので被介助者の臀部と座面の摩擦力は低下する。さらに回動軸1cと被介助者の重心の水平距離が短くなり、回転軸1cと被介助者の重心を結ぶ直線と水平線の成す角が大きくなるので、バネが被介助者を押し上げる力に対してバネが被介助者を後方に押し戻す力の割合は小さくなる。別の言い方をすれば、被介助者の体重がバネを押し縮める主たる力になってくる。従って、座位から前屈位置までの前進中に前方に加える必要がある力は最初は増加するが途中から減少する。前進中に回転軸1cと被介助者の重心の直線距離が縮み、後方に回転するトルクは小さくなるので、介助者がハンドル10を操作することは前進中に限れば有効である。
In the above-described conventional example, the supporter's buttocks move away from the seating surface immediately after the posture change starts, and at this time, the force F necessary for the posture change is maximized, and it is necessary to apply a force forward and upward. In the assistance device of the present embodiment, for example, when a gas spring is used for the urging
座位から立位への移行で、被介助者が前屈位置に到達したところで第一部3がそれ以上前方に回転しないよう、ストッパー等の可動域を制限する機構を設けることが望ましい。これにより被介助者の前方への転倒を防止し、また回転軸の位置が固定されるため被介助者の移動経路が一意で決まり前屈位置から立位への移行を安定させる。可動域を制限する機構には、ダンパー等を用い衝撃を吸収できるようにしてもよい。また、この位置で第二部4が下がり過ぎないようにストッパー等の可動域を制限する機構を設けることが望ましい。この可動域制限は被介助者の座面からのすべり落ち防止であり、前屈位置より第二部4が少し下がった位置で制限が効くように調整されてもよい。
It is desirable to provide a mechanism for limiting the movable range of the stopper or the like so that the
また、座位から立位への移行で、被介助者が前屈位置に到達した後、回転軸12a,12bを中心に第二部4を上方に旋回させる。前屈位置では付勢エネルギー発生構造体6が大きな弾性変形により付勢エネルギーを蓄積しており、被介助者を上方に旋回させる力を補助する。付勢エネルギー発生構造体6の補助する力が減少する立位直前では旋回する方向を水平線に対して45°以下とすることが望ましく、これにより旋回方向にかかる力を低減する。立位位置では第二部4がそれ以上前に旋回しないよう、ストッパー等により可動域を制限する機構を設けることが望ましい。これにより被介助者が前方に転倒することを防止する。また、立位位置で第一部3,第二部4の一方若しくは双方をストッパーやブレーキで動かないように固定してもよい。立位位置は被介助者の重心の水平位置が回転軸1cの水平位置より少し前方になるように調整されることが望ましいが被介助者の身体の状態によっては重心を後方に調整しても良い。
In addition, in the transition from the sitting position to the standing position, after the person being assisted reaches the forward bending position, the
次に、立位から座位へ姿勢変化を行う場合、立位にある被介助者の上体に上体支持体5を当て(図6(a)参照)、この状態で介助者はハンドル10を握りながら被介助者を屈ませる(図6(b)参照)。尚、予め屈曲回動範囲規制部7の第二凸部7bをスライドさせて回動軸部近傍位置に配する。この際、第一部3と第二部4との屈曲に際して付勢エネルギー発生構造体6で付勢エネルギーが蓄積される(これが請求項で言う第三工程)。また、第一部3と第二部4とが屈曲して第一凸部7a第二凸部7bとが当接して屈曲回動が狭い範囲で規制される。即ち、第三工程で蓄積する付勢エネルギーは、第一工程で蓄積される付勢エネルギーよりも小さい付勢エネルギーである。
Next, when the posture is changed from the standing position to the sitting position, the upper
続いて、介助者は被介助者が臀部を座部11へ下ろすように座らせる際、付勢エネルギー発生構造体6で蓄積された付勢エネルギーは放出され(これが請求項で言う第四工程)、この介助者の介助を伴った被介助者の座り動は少し付勢(助力)された状態で行われる(図6(c),(d)参照)。
Subsequently, when the caregiver sits so that the person being assisted lowers the buttocks to the
この立位から座位への姿勢変化について詳述する。 The posture change from the standing position to the sitting position will be described in detail.
立位から座位への姿勢変化は、座位から立位への姿勢変化と全く逆の動作を行ってもよいが、本実施例では、前述したように立位から座位への姿勢変化は付勢エネルギー発生構造体6の付勢エネルギーの蓄積量(弾性変形量)を制限し、もしくはゼロとし、座位から立位への移行とは別の経路で行っている。即ち、蓄積される付勢エネルギー量が小さいので着座後から座位への姿勢変化までに被介助者が後方に押される力も距離も小さくなり、被介助者が後方に倒れかかる危険性も小さくなる。また、回転軸1cを中心とした旋回半径が大きくなるのでより深く着座できる。
The posture change from the standing position to the sitting position may be performed in the opposite direction to the posture change from the sitting position to the standing position, but in this embodiment, as described above, the posture change from the standing position to the sitting position is energized. The accumulation amount (elastic deformation amount) of energizing energy of the
よって、本実施例によれば、前述した従来例と異なり、小さな力で座位と立位との間の姿勢変化を楽に行うことができ、しかも、特別な動力も必要なくコスト安になる。 Therefore, according to this embodiment, unlike the above-described conventional example, the posture change between the sitting position and the standing position can be easily performed with a small force, and further, no special power is required and the cost is reduced.
また、本実施例は、第一部3と前記第二部4とには、この第一部3と第二部4との屈曲回動範囲を規制する屈曲回動範囲規制部7が設けられているから、例えば屈曲しない方がいい場合(付勢エネルギー6における大きな付勢エネルギーを蓄積したくない場合)、即ち、立位から座位へ姿勢変化する際に有用である。
In the present embodiment, the
また、本実施例は、付勢エネルギー発生構造体6として、バネやガススプリングなどの弾性体の弾性により付勢エネルギーを発揮する付勢エネルギー発生構造体6を採用したり、重り体9の重量により付勢エネルギーを発揮する付勢エネルギー発生構造体6を採用するから、特別な動力が無くても確実に前述した秀れた作用効果を発揮することになる。
Further, in this embodiment, as the biasing
本発明の具体的な実施例2について図7,8に基づいて説明する。 A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施例は、別タイプの擺動部2を設けた場合である。
In this embodiment, another type of
具体的には、第一部3を複数の棒状部材から成るリンク構造とし、この第一部3に一本の棒状部材から成る第二部4を上下方向に回動自在に枢着した構造である。
Specifically, the
本実施例は、本実施例は、第一部3と第二部4とを屈曲させて付勢エネルギー発生構造体6で付勢エネルギーが蓄積される第一工程の際、第一部3と第二部4との枢着部8が被介助者に近付く構造の為、より小さな力で被介助者を前進させることができる。
In the present embodiment, the
符号16は、第一部3と第二部4とを屈曲させて基部1に対して第一部3を回動させた際、第二部4に当接して転動することで安定的な動作を可能とするローラフォロワである。
尚、第二部4を複数本の棒状部材で構成しても良い。
In addition, you may comprise the
その余は実施例1と同様である。 The rest is the same as in Example 1.
本発明の具体的な実施例3について図9,10に基づいて説明する。 A specific third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施例は、擺動部2を簡略化した場合である。
In this embodiment, the
具体的には、擺動部2を一本の棒状部材で構成し、この棒状部材を基部1の上端部に設けた筒状部材13にスライド自在に連結して構成されている。尚、擺動部2を複数の棒状部材で構成しても良い。
Specifically, the
また、擺動部2は付勢エネルギー発生構造体6としてのバネ(コイルスプリング)が被嵌されており、この付勢エネルギー発生構造体6は上体支持部5における下方への移動に対して付勢エネルギーを生じるように構成されている。
Further, the swinging
その余は実施例1と同様である。 The rest is the same as in Example 1.
本発明の具体的な実施例4について図11,12に基づいて説明する。 A specific fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施例は、前述した実施例3と同様、擺動部2を簡略化した場合である。
This embodiment is a case where the
具体的には、擺動部2を一本の棒状部材で構成し、この棒状部材を基部1に対して昇降自在に設けた移動部材14に枢着して構成されている。尚、擺動部2を複数の棒状部材で構成しても良い。
Specifically, the
この移動部材14には、滑車15aとワイヤー15bからなる滑車装置15が連設され、この滑車装置15には付勢エネルギー発生構造体6が連設されており、この滑車装置15を介して付勢エネルギー発生構造体6は上体支持部5における下方への移動に対して付勢エネルギーを生じるように構成されている。
A
その余は実施例1と同様である。 The rest is the same as in Example 1.
本発明の具体的な実施例5について図13,14に基づいて説明する。 A specific fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施例は、前述した実施例3,4と同様、擺動部2を簡略化した場合である。
This embodiment is a case where the
具体的には、擺動部2を一本の棒状部材で構成し、この棒状部材を基部1に対して昇降自在に設けた移動部材14に枢着して構成されている。尚、擺動部2を複数の棒状部材で構成しても良い。
Specifically, the
この移動部材14には滑車15aとワイヤー15bからなる滑車装置15が連設され、この滑車装置15には付勢エネルギー発生構造体6が連設されており、この滑車装置15を介して付勢エネルギー発生構造体6は上体支持部5における下方への移動に対して付勢エネルギーを生じるように構成されている。
A
また、本実施例では、付勢エネルギー発生構造体6として重り体9の重量により付勢エネルギーを発揮する付勢エネルギー発生構造体6を採用している。
In this embodiment, the energizing
その余は実施例1と同様である。 The rest is the same as in Example 1.
尚、本発明は、実施例1〜5に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 In addition, this invention is not restricted to Examples 1-5, The concrete structure of each component can be designed suitably.
1 基部
1a 接地部
2 擺動部
3 第一部
4 第二部
5 上体支持部
6 付勢エネルギー発生構造体
7 屈曲回動範囲規制部
DESCRIPTION OF
Claims (7)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175402A JP2016049210A (en) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | Care method and care device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175402A JP2016049210A (en) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | Care method and care device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021010833A (en) * | 2020-11-06 | 2021-02-04 | 株式会社Fuji | Assisting device |
WO2021228070A1 (en) * | 2020-05-11 | 2021-11-18 | Automation For Humanity Ltd. | Companion robot transfer assistant |
WO2023127630A1 (en) * | 2021-12-27 | 2023-07-06 | 国立大学法人筑波大学 | Assistance device and moving device using same |
-
2014
- 2014-08-29 JP JP2014175402A patent/JP2016049210A/en active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021228070A1 (en) * | 2020-05-11 | 2021-11-18 | Automation For Humanity Ltd. | Companion robot transfer assistant |
JP2021010833A (en) * | 2020-11-06 | 2021-02-04 | 株式会社Fuji | Assisting device |
JP7037616B2 (en) | 2020-11-06 | 2022-03-16 | 株式会社Fuji | Caregiving device |
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