JP2016048842A - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツデータを伝送する際の当該コンテンツデータを構成するソースシンボルの欠落に対する耐性を高める。【解決手段】配信サーバ4のシンボル分割部41は、セグメントファイルを分割して複数のソースシンボルを生成する。重要シンボル判定部43は、生成された複数のソースシンボルの各々について、他のソースシンボルが伝送中に欠落した場合にセグメントファイルを復元する上での重要度を判定する。重要シンボル補完部45は、重要シンボル判定部43により判定された重要度の順にソースシンボルを選択する。送信部50は、生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、重要シンボル補完部45により選択されたソースシンボルを送信する。【選択図】図5

Description

本発明は、コンテンツデータを伝送する技術に関する。
従来、データ伝送中のパケット損失に対する耐性を高めるための技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、伝送待ちのデータブロックに対して冗長保護計算を行って冗長符号を生成するとともに、冗長符号の優先順位を設定し、優先順位の高い方から順番に冗長符号を余剰帯域幅で搬送するデータ伝送方法が開示されている。また、特許文献2には、レートレス符号化技術により伝送データを符号化する符号化装置において、誤り耐性を向上させるソースシンボルに対応して定められた所定の範囲において非零要素を多く配置した検査行列を生成し、この検査行列を用いてソースシンボルを符号化するという符号化方法が開示されている。ここで、所定の範囲において非零要素を多く配置した検査行列とは、例えば、時間的に早い時刻に対応するデータが重要とのヒューリスティッを採用し、検査行列のうち、早い時刻に対応する要素に、遅い時刻に対応する要素よりも1を多く配置した検査行列のことである。
特表2012−531872号公報 特開2010−124401号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コンテンツデータを伝送する際の当該コンテンツデータを構成するソースシンボルの欠落に対する耐性を高めることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、コンテンツデータを分割して複数のソースシンボルを生成する分割部と、前記分割部により生成された複数のソースシンボルの各々について、当該複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合に前記コンテンツデータを復元する上での重要度を判定する判定部と、前記判定部により前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択する選択部と、前記分割部により生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、前記選択部により選択された1以上のソースシンボルを、前記複数のソースシンボルの送信先からの要求を待たずに、追加的に前記送信先に送信する送信部とを備える通信装置を提供する。
好ましい態様において、前記分割部により生成された複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合には、前記コンテンツデータは検査行列に基づいて復元され、前記判定部は、前記検査行列における一の列と他の列とを比較した場合に、前記一の列に含まれる非零要素の方が前記他の列よりも多いときには、前記一の列に対応するソースシンボルの重要度の方を、前記他の列に対応するソースシンボルよりも高く判定する。
さらに好ましい態様において、前記通信装置は、前記分割部により生成された複数のソースシンボルに基づいて1以上のパリティシンボルを生成する生成部と、前記コンテンツデータが伝送される際の単位時間あたりのデータ量から、前記複数のソースシンボルの各々を含むパケットのデータ量の合計と、前記1以上のパリティシンボルの各々を含むパケットのデータ量の合計とを減算することにより得られるデータ量に基づいて、前記選択部により選択されるソースシンボルのデータ量上限を計算する計算部とをさらに備え、前記選択部は、前記判定部により前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に、前記計算部により計算されたデータ量上限に基づきソースシンボルを選択する。
また別のさらに好ましい態様においては、前記判定部は、前記検査行列において前記一の列に含まれる非零要素の数と前記他の列に含まれる非零要素の数とが等しい場合であって、前記一の列に対応するソースシンボルの方が前記他の列に対応するソースシンボルよりも古いデータであるときには、前記一の列に対応するソースシンボルの重要度の方を、前記他の列に対応するソースシンボルよりも高く判定する。
さらに好ましい態様においては、前記選択部は、前記判定部により判定された重要度が閾値以上であるソースシンボルの中から、前記判定部により前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択し、前記閾値は、前記コンテンツデータのデータ量に基づいて決定される。
また、本発明は、コンテンツデータを分割して複数のソースシンボルを生成するステップと、前記生成された複数のソースシンボルの各々について、当該複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合に前記コンテンツデータを復元する上での重要度を判定するステップと、前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択するステップと、前記生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、前記選択された1以上のソースシンボルを、前記複数のソースシンボルの送信先からの要求を待たずに、追加的に前記送信先に送信するステップとを有する通信方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、コンテンツデータを分割して複数のソースシンボルを生成するステップと、前記生成された複数のソースシンボルの各々について、当該複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合に前記コンテンツデータを復元する上での重要度を判定するステップと、前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択するステップと、前記生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、前記選択された1以上のソースシンボルを、前記複数のソースシンボルの送信先からの要求を待たずに、追加的に前記送信先に送信するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、コンテンツデータを伝送する際の当該コンテンツデータを構成するソースシンボルの欠落に対する耐性を高めることができる。
ライブストリーミングシステム1の構成の一例を示す図である。 ライブストリーミングシステム1のプロトコルスタックを示す図である。 ライブストリーミングの処理手順を示す図である。 セグメントファイルの送出時間とビットレートとの関係の一例を示す図である。 ライブストリーミングシステム1の機能ブロック図である。 検査行列の一例を示す図である。 重要シンボル判定処理の一例を示すフローチャートである。 空き領域計算処理の一例を示すフローチャートである。 重要シンボル補完処理の一例を示すフローチャートである。
1.実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係るライブストリーミングシステム1の構成の一例を示す図である。同図に示されるように、ライブストリーミングシステム1は、ビデオカメラ2と、エンコーダ3と、配信サーバ4と、無線LAN(Local Area Network)5と、複数の受信クライアント6とにより構成される。ビデオカメラ2はエンコーダ3と例えばケーブルにより接続され、エンコーダ3は配信サーバ4と例えばケーブルにより接続される。配信サーバ4は複数の受信クライアント6と無線LAN5を介して接続される。
本ライブストリーミングシステム1では、MPEG-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)がサポートする数秒単位のセグメント形式の動画や音声のファイルをIPDC(IP DataCast)で送受信することで、ライブストリーミングが実現される。ここで、MPEG-DASHとは、各種のデバイス端末に向けてHTTPプロトコルによる動画や音声のストリーミング配信を実現する国際標準規格である。また、IPDCとは、放送や通信にIPパケットを載せて、各種デバイス端末へ一斉同報でマルチメディアファイル(テキスト、画像、音声、映像など)を伝送する技術である。
従来のストリーミング技術では映像をパケット単位に分割して送出するため、パケットが欠落すると完全に元の映像を復元することができず、ノイズ等の映像の乱れが発生する。一方、MPEG-DASHとIPDCとを組み合わせたストリーミング技術では、映像の再生単位であるファイルごとに処理が行われるといった特性上、映像の再生中に画面にノイズが発生しにくい。加えて、パケット単位よりもデータ量の多いファイル単位でFEC処理を行うため、データの損失時にもファイルを復元しやすく映像が途切れにくいといった、既存のストリーミング技術と比較して再生品質面でのメリットがある。
図2は、本ライブストリーミングシステム1のプロトコルスタックを示す図である。IPDCでは、完全片方向でファイルを受信クライアント6に送り届ける必要がある。これを実現するために、本ライブストリーミングシステム1では、同図に示されるように、FLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport: RFC3926)プロトコルによる伝送に加えて、AL-FEC(Application Layer Forward Error Correction)の適用により、伝送中にパケットが消失してもファイルを受信クライアント6にて復元することが可能になっている。また、UDP(User Datagram Protocol)/IPを用いたマルチキャスト配信を行うことで、伝送路の帯域が狭い場合であっても多数の受信クライアント6が同時に映像を受信、再生することが可能になる。伝送路としては、放送波、通信網のどちらも利用することが可能である。
なお、本実施形態では、AL-FEC符号化方式としてLDPC(Low Density Parity Check: RFC5170)-Staircaseが使用される。
図3は、本ライブストリーミングシステム1において実行されるライブストリーミングの処理手順を示す図である。本処理手順においてビデオカメラ2がエンコーダ3に対して一の映像データを出力すると(処理1)、エンコーダ3は当該映像データを数秒単位のセグメントファイルに分割して圧縮する(処理2)。そして、圧縮したセグメントファイル群を配信サーバ4に出力する。
配信サーバ4は、エンコーダ3から出力された各セグメントファイルをソースブロックに分割した上で、各ソースブロックをソースシンボルに分割する(処理3)。例えば、配信サーバ4は、各セグメントファイルを、予め定めたサイズのソースブロックに分割し、さらに、各ソースブロックを、予め定めたサイズのソースシンボルに分割する。なお、セグメントファイルをソースブロックに分割する際、セグメントファイルのデータの先頭から順にソースブロックに識別番号を付与するなどして、セグメントファイル内でのソースブロックの並び順を復元できるようにしておく。また、ソースブロックをソースシンボルに分割する際にも、ソースブロックのデータの先頭から順にソースシンボルに識別番号(例えば、図6に示される、ソースシンボルを示す符号「S1」の添え字「1」)を付与するなどして、ソースブロック内でのソースシンボルの並び順を復元できるようにしておく。
次に、配信サーバ4は、各ソースブロックにつき、生成したソースシンボル群に基づいて1以上のFECシンボルを生成し、生成した各シンボルにFLUTEヘッダを付与してFLUTEパケットを生成する(処理4)。なお、配信サーバ4は、各FECシンボルに対して、識別番号(例えば、図6に示される、FECシンボルを示す符号「P1」の添え字「1」)を付与するなどして、並び順を復元できるようにしておく。この処理4では、配信サーバ4は、本実施形態の特徴である重要シンボル判定処理と、空き領域計算処理と、重要シンボル補完処理とを実行するが、これらの処理については後述する。なお、ここで、FECシンボル(または、パリティシンボル)とは、誤り訂正用のデータである。FECシンボルの生成方法については後述する。
次に、配信サーバ4は、各ソースブロックに対して生成されたFECシンボル内でインターリーブを行う(処理5)。すなわち、配信サーバ4は、FECシンボルについては先頭から順に送るのではなく、乱数等を使って送信順序を入れ替える。一方、ソースシンボルについては、ソースブロック内でのソースシンボルの並び順に従って送信する。次に、配信サーバ4は、各FLUTEパケットにUDP/IPヘッダを付与してUDPパケットを生成する(処理6)。次に、配信サーバ4は、各UDP/IPパケットにULE(Unidirectional Lightweight Encapsulation: RFC4326)ヘッダとCRC(Cyclic Redundancy Check)32とを付与してカプセル化する(処理7)。次に、配信サーバ4は、各ULEパケットをTSパケットに分割して(処理8)、所定の伝送レートで受信クライアント6に送信する。
受信クライアント6は、配信サーバ4からTSパケット群を受信すると(処理9)、TSパケットのペイロード部分を結合する(すなわち、ULEでカプセル化された情報を復元する)(処理10)。次に、受信クライアント6は、ULEのデキャプスレーション処理(すなわち、カプセル化をほどく処理)を行い、UDPパケットを取り出す(処理11)。次に、受信クライアント6は、復元されたUDPパケットからFLUTEパケットを復元する(処理12)。
次に、受信クライアント6は、FECデコードを行い、消失したFLUTEパケットを復元する(処理13)。具体的には、受信クライアント6は、ソースシンボル群を、例えばソースシンボルに付与されている識別番号を用いてソースブロック内での並び順に並べてソースブロックを復元し、その後、例えばソースブロックに付与されている識別番号を用いてソースブロックをセグメントファイル内での並び順に並べてセグメントファイルを復元する。
次に、受信クライアント6は、復元されたFLUTEパケットからソースシンボルを復元する(処理14)。次に、受信クライアント6は、復元されたソースシンボル群からセグメントファイルを復元する(処理15)。そして、受信クライアント6は、復元されたセグメントファイル群を順次再生する(処理16)。
以上説明した処理手順においては、処理4により送出側でFECシンボルを生成することにより、伝送路にて消失したFLUTEパケットの復元が可能となる。しかし、消失したFLUTEパケットの数が多い場合には、復元できない場合もある。
また、以上説明した処理手順においては、処理2により映像データは数秒単位のセグメントファイルに分割されて圧縮されるが、この際、動きの多いシーンほど圧縮後のファイルサイズが大きくなり、動きの少ないシーンほど圧縮後のファイルサイズが小さくなる。動画を構成する各映像シーンの動きは非一定であるため、各セグメントファイルのサイズにはばらつきが生じる。したがって、ファイルサイズによっては何もパケットが送信されない時間が発生することがある。図4は、各セグメントファイルの送出時間とビットレートとの関係の一例を示す図である。同図に示される例では、例えば、経過時間77秒から78秒にかけて空き領域(ビットレート)Rが生じている。なお、図4ではセグメント間隔Tが1秒の例を示している。
そこで、本実施形態では、パケットが送信されていない時間に、誤り訂正に重要なソースシンボルを補完的に送信することにより、従来の送信方式ではFLUTEパケットを復元できない場合でも復元できる確率を高める手法が採用されている。
図5は、本ライブストリーミングシステム1の機能ブロック図である。特に、ビデオカメラ2と、エンコーダ3と、配信サーバ4の機能ブロック図である。
ビデオカメラ2は映像撮影部21を有する。この映像撮影部21は、映像データを生成してエンコーダ3に出力する。
エンコーダ3は、映像分割部31と、映像圧縮部32とを有する。映像分割部31は、ビデオカメラ2から出力された映像データを数秒単位のセグメントファイルに分割する。映像圧縮部32は、映像分割部31により生成された各セグメントファイルを圧縮する。
配信サーバ4は、シンボル分割部41と、FEC生成部42と、重要シンボル判定部43と、空き領域計算部44と、重要シンボル補完部45と、FLUTEパケット生成部46と、UDPパケット生成部47と、ULE部48と、TSパケット生成部49と、送信部50とを有する。これらの機能は、CPU等の演算装置によりプログラムが実行されることにより実現される。この配信サーバ4は、本発明に係る「通信装置」の一例である。
シンボル分割部41は、エンコーダ3から出力されたセグメントファイルを複数のソースブロックに分割した上で、各ソースブロックを複数のソースシンボルに分割する。シンボル分割部41は、本発明に係る「分割部」の一例である。なお、セグメントファイルは、本発明に係る「コンテンツデータ」の一例である。
FEC生成部42は、シンボル分割部41により生成された複数のソースシンボルに基づいて1以上のFECシンボルを生成する。このFEC生成部42は、本発明に係る「生成部」の一例である。FECシンボルが生成される際には、各ソースブロックごとに一の検査行列が生成されて使用される。
図6は、検査行列の一例を示す図である。検査行列は左側検査行列と右側検査行列とにより構成される。左側検査行列は、各検査式に含まれるソースシンボルを示し、右側検査行列は、各検査式に含まれるFECシンボルを示す。左側検査行列は、乱数系列により非零要素「1」を挿入する行列要素が選択され、各列、各行ともに次数で指定された数以上の「1」が挿入されて構成される。具体的には、所定の関数や規則(例えば、LDPC-staircaseで指定された規則)に基づき、乱数と予め定めた次数を指定すると、左側検査行列の中で非零要素「1」を挿入する行列要素が決定される。左側検査行列の1つの行に含まれる「1」の個数は、次数で指定された個数となる。乱数と次数が同じであれば、常に同じ左側検査行列が生成される。なお、図6に示される例では、次数は「3」である。
右側検査行列は、単位行列において、(i,i−1)(ただし、iは1以上の整数)の要素にも非零要素「1」が挿入されることにより構成される。符号S1〜S6は各々ソースシンボルを示し、符号P1〜P6は各々FECシンボルを示す。
なお、左側検査行列は固定的に設定されてもよい。
FECシンボルP1〜P6は、検査行列の各行の検査式が成立するように生成される。なお、この検索式で用いられる加算はすべて排他的論理和である。例えば、FECシンボルP1は、第1行目の検査式「S1+S4+S6+P1=0」が成立するように生成される。別の例として、FECシンボルP2は、第2行目の検査式「S3+S4+S6+P1+P2=0」が成立するように生成される。
次に、重要シンボル判定部43は、シンボル分割部41により生成された複数のソースシンボルの各々について、当該複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合にセグメントファイルを復元する上での重要度を判定する。その際、重要シンボル判定部43は、検査行列における一の列と他の列とを比較した場合に、一の列に含まれる非零要素の方が他の列よりも多いときには、その一の列に対応するソースシンボルの重要度の方を、他の列に対応するソースシンボルよりも高く判定する。この重要シンボル判定部43は、本発明に係る「判定部」の一例である。
図7は、重要シンボル判定部43により実行される重要シンボル判定処理の一例を示すフローチャートである。本処理のステップSa1において重要シンボル判定部43は、処理対象となるソースシンボル群に対して生成された検査行列を取得する。次に、重要シンボル判定部43は、処理対象となる各ソースシンボルの重要度を計算する(ステップSa2)。具体的には、重要シンボル判定部43は、ステップSa1において取得した検査行列に基づいて各ソースシンボルの重要度を計算する。
上記の図6に示される検査行列において、左側検査行列の各列の「1」の数は、当該列に対応するソースシンボルが検査式に登場する回数を示している。例えば、ソースシンボルS3に対応する列Cには「1」が5個含まれており、これは第2行目から第6行目までの検査式においてソースシンボルS3が登場することを示している。
検査式に登場する回数の多いソースシンボルは、FECシンボルを生成するために利用された回数が多いソースシンボルであり、また、誤り訂正の際に他のソースシンボルを復元するために利用される可能性が高いソースシンボルでもある。すなわち、左側検査行列の各列の「1」の数が多いソースシンボルは、誤り訂正に際して重要度が高いソースシンボルであると言える。よって、重要シンボル判定部43は、左側検査行列の各列の「1」の数が多いソースシンボルほどその重要度が高くなるように、各ソースシンボルの重要度を計算する。ここで、重要シンボル判定部43は、例えば、左側検査行列の各列の「1」の数を、対応するソースシンボルの重要度としてもよい。これは、検査式は、左側検査行列とソースシンボルの列とを行列計算して生成されるわけであるが、このとき、各ソースシンボルが検査式に含まれるか否かは、行列計算時に左側検査行列の中でソースシンボルと掛け合わされる要素となる列の値が非零要素「1」であるか否かに依存するからである。よって、各左側検査行列の各列で「1」が発生する数を、対応するソースシンボルの重要度としてもよい。
なお、図6に示される左側検査行列において、すべてのソースシンボルS1〜S6の重要度を計算すると、その重要度の順序は、「S3>S4>S6>S1=S2=S5」のようになる。
各ソースシンボルについて重要度を計算すると、重要シンボル判定部43は、ソースシンボル毎の重要度を示す情報を重要シンボル補完部45に送る(ステップSa3)。
以上が、重要シンボル判定処理についての説明である。
次に、空き領域計算部44は、セグメントファイルが伝送される際の単位時間あたりのデータ量(換言すると、配信サーバ4によりパケットが送信される所定の伝送レートで特定される、単位時間あたりのデータ量)から、当該セグメントファイルが分割されて生成される複数のソースシンボルの各々を含むパケットのデータ量の合計と、当該複数のソースシンボルに基づいて生成される1以上のFECシンボルの各々を含むパケットのデータ量の合計とを減算することにより得られるデータ量に基づいて、重要シンボル補完部45により選択されるソースシンボルのデータ量上限を計算する。この空き領域計算部44は、本発明に係る「計算部」の一例である。
図8は、空き領域計算部44により実行される空き領域計算処理の一例を示すフローチャートである。本処理のステップSb1において空き領域計算部44は、エンコーダ3により生成されたセグメントファイルに基づいて、セグメントファイルサイズを特定する。ここで、当該セグメントファイルは、重要シンボル判定部43の処理対象となったソースシンボル群により構成されていたセグメントファイルである。
次に、空き領域計算部44は、配信サーバ4に記憶される設定ファイルに基づいて、IPビットレートと、セグメント間隔と、パケットサイズと、シンボルサイズと、FEC付与率とを特定する(ステップSb2)。ここで、パケットサイズは、セグメントファイルサイズと、シンボルサイズと、FEC付与率とに基づいて次式により求められる。
パケット数=セグメントファイルサイズ(KB)×(100+FEC付与率(%))÷100÷シンボルサイズ(KB)(小数点以下切り上げ)
なお、FEC付与率は、ソースシンボルに対するFECシンボルの割合を示す。FEC付与率は任意に設定されてよい。
次に、空き領域計算部44は、ステップSb1及びSb2で特定した情報に基づいて空き領域を計算する(ステップSb3)。ここで空き領域は次式により求められる。
空き領域(KB)=IPビットレート(kbps)×セグメント間隔T(sec)÷8(bit)−(パケット数×パケットサイズ(KB))
そして、空き領域計算部44は、ステップSb3で求めた空き領域を示す情報を重要シンボル補完部45に送る(ステップSb4)。
以上が、空き領域計算処理についての説明である。
以上説明した空き領域計算処理によれば、仮に受信したセグメントファイルサイズが100KB、IPビットレートが1400kbps、セグメント間隔Tが1sec、シンボルサイズが1000bytes、パケットサイズが1044bytes、FEC付与率が50%である場合には、空き領域は以下のように求められる。
パケット数=100×1.5÷1.000=150個
空き領域(KB)=1400(kbps)×1(sec)÷8−(1.044×150)=18.4(KB)
次に、重要シンボル補完部45は、重要シンボル判定部43により複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択する。より具体的には、重要シンボル補完部45は、重要シンボル補完部45により複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に、空き領域計算部44により計算されたデータ量上限に基づきソースシンボルを選択する。この重要シンボル補完部45は、本発明に係る「選択部」の一例である。
図9は、重要シンボル補完部45により実行される重要シンボル補完処理の一例を示すフローチャートである。本処理のステップSc1において重要シンボル補完部45は、空き領域計算部44より、空き領域を示す情報を取得する。
次に、重要シンボル補完部45は、ステップSc1において取得した情報により示される空き領域に基づいて、追加で付与可能なソースシンボル数を計算する(ステップSc2)。ここで追加で付与可能なソースシンボル数は次式により求められる(なお、本実施形態では、シンボルサイズが固定されている場合を想定している)。
追加ソースシンボル数=空き領域(KB)÷パケットサイズ(KB)(小数点以下切り下げ)
仮に、空き領域が18.4(KB)、パケットサイズが1044bytes(1.044KB)である場合には、追加ソースシンボル数は以下のように求められる。
追加ソースシンボル数=18.4(KB)÷1.044(KB)=17個
次に、重要シンボル補完部45は、重要シンボル判定部43より、複数のソースシンボルについてその重要度を示す情報を取得する(ステップSc3)。
次に、重要シンボル補完部45は、ステップSc2で求めた追加で付与可能なソースシンボル数が0より大きいか否かについて判断する(ステップSc4)。この判断の結果、追加で付与可能なソースシンボル数が0より大きい場合には(ステップSc4:YES)、重要シンボル補完部45はステップSc5に進む。一方、この判断の結果、追加で付与可能なソースシンボル数が0である場合には(ステップSc4:NO)、重要シンボル補完部45は、本重要シンボル補完処理を終了する。
ステップSc5において重要シンボル補完部45は、実際に追加するソースシンボル数を計算する。ここで、実際に追加するソースシンボル数は、ステップSc2で求めた追加で付与可能なソースシンボル数と、全ソースシンボル数(一のセグメントファイルから生成された全ソースシンボル数)のうちの小さい値となる。そして、重要シンボル補完部45は、計算した数のソースシンボルを、ステップSc3で取得した情報に示される重要度の順に選択して、FLUTEパケット生成部46に送る(ステップSc6)。その際、重要度の同じ複数のソースシンボルの中から一つを選択しなければならない場合には、重要シンボル補完部45はランダムに選択してよい。
次に、重要シンボル補完部45は、追加で付与可能なソースシンボル数を再計算する(ステップSc7)。具体的には、重要シンボル補完部45は、ステップSc2で求めた追加で付与可能なソースシンボル数から、ステップSc6でFLUTEパケット生成部46に送ったソースシンボル数を減算することで、追加で付与可能なソースシンボル数を再計算する。その後、重要シンボル補完部45はステップSc4に戻り、追加で付与可能なソースシンボル数が零になるまでステップSc5〜Sc7を繰り返す。
次に、FLUTEパケット生成部46は、シンボル分割部41により生成された各ソースシンボルと、FEC生成部42により生成された各FECシンボルと、重要シンボル補完部45から渡された各ソースシンボルに対してFLUTEヘッダを付与してFLUTEパケットを生成する。FLUTEヘッダは各シンボルに対して付与され、シンボル毎にFLUTEパケットが生成される。
UDPパケット生成部47は、FLUTEパケット生成部46により生成された各FLUTEパケットにUDP/IPヘッダを付与して複数のUDPパケットを生成する。
ULE部48は、UDPパケット生成部47により生成された各UDPパケットにULEヘッダとCRC32とを付与して複数のULEパケットを生成する。
TSパケット生成部49は、ULE部48により生成された各ULEパケットをTSパケットに分割する。
送信部50は、シンボル分割部41により生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、重要シンボル補完部45により選択された1以上のソースシンボルを、当該複数のソースシンボルの送信先からの要求を待たずに、追加的に当該送信先に送信する。具体的には、送信部50は、TSパケット生成部49により生成された複数のTSパケットを受信クライアント6に送信する。また、送信部50は、受信クライアント6において復号のための検査行列を生成することができるように、乱数生成のための初期値を示す初期値情報を受信クライアント6に送信する。
なお、配信サーバ4は、例えばシンボル送信の前に送信部50を介して、これから送信するシンボル用の左側検査行列の生成に用いた乱数と次数とを示す情報を受信クライアント6に送信することとしてもよい。
以上説明した本実施形態に係るライブストリーミングシステム1によれば、セグメントファイルを構成するソースシンボルのうち、当該セグメントファイルの復元に重要なソースシンボルが重畳的に受信クライアント6に送信されるため、パケットロス耐性が向上する。また、その際、当該重要なソースシンボルは、空き領域を利用して重要度の順に選択され送信されるため、映像データのリアルタイム性が損なわれることはない。
また、本実施形態に係るライブストリーミングシステム1によれば、重要シンボル補完部45により選択された、送信すべき情報(ソースシンボル及びFECシンボル)は、そのデータ量と、配信サーバ4において予め指定された帯域との間に差(空き、余り)が生じた場合に、復元に重要となるソースシンボルから順に送信されるため、受信クライアント6からの「要求を待たずに」、つまり配信サーバ4から受信クライアント6への片方向の通信形態を保ちつつ、重要シンボルを追加的に送信できることができる。
上記の特許文献1に記載の技術では、冗長符号を余剰帯域幅で搬送することで、パケットロスが発生する環境でもデータを復元できる可能性を向上させているが、元のデータの信号が大量に欠けてしまうと、冗長符号のみでは元のデータを復元することは難しい。これに対して、上記の本実施形態に係るライブストリーミングシステム1によれば、ソースシンボル(しかも、セグメントファイルの復元に重要なソースシンボル)が重畳的に受信クライアント6に送信されるため、特許文献1に記載の技術と比較してパケットロス耐性が向上する。
また、上記の特許文献2に記載の技術では、時間的に早い時刻に対応するデータが重要とのヒューリスティックを用いて、時間的に早い時刻に対応するデータに誤り訂正を強くかけているが、時間的に早い時刻に対応するデータが常に重要なデータであるとは限らない。また、当該技術では、誤り訂正を強くかけたデータの再生中に、欠落したデータを再送により取得することを想定しているため、リアルタイム性が求められるアプリケーションには適さない。これに対して、上記の本実施形態に係るライブストリーミングシステム1によれば、セグメントファイルの復元に重要なソースシンボルが判定され、当該ソースシンボルが重畳的に受信クライアント6に送信される。そのため、特許文献2に記載の技術と比較してパケットロス耐性が向上する。また、上記の本実施形態に係るライブストリーミングシステム1では完全片方向でデータ伝送を行うことを前提としており、かつ上記の重要なソースシンボルは、空き領域を利用して重要度の順に選択され送信される。そのため、特許文献2に記載の技術と比較して、リアルタイム性が求められるアプリケーションにも適する。
2.変形例
上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は互いに組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上記の実施形態において重要シンボル判定部43は、検査行列において一の列に含まれる非零要素の数と他の列に含まれる非零要素の数とが等しい場合であって、その一の列に対応するソースシンボルの方がその他の列に対応するソースシンボルよりも古いデータであるときには、その一の列に対応するソースシンボルの重要度の方を、その他の列に対応するソースシンボルよりも高く判定するようにしてもよい。これは、古いソースシンボルの方が早く再生されるため、早く受信クライアント6に到達した方がよいからである。
2−2.変形例2
上記の実施形態において重要シンボル補完部45は、重要シンボル判定部43により判定された重要度が閾値以上であるソースシンボルの中から、重要シンボル判定部43により複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択するようにしてもよい。より具体的には、重要シンボル補完部45は、検査行列において、対応する列内の非零要素の数が閾値以上であるソースシンボルの中から、ソースシンボルを選択するようにしてもよい。ここで、当該閾値は、例えば、セグメントファイルのサイズに基づいて決定されてもよい。
2−3.変形例3
上記の実施形態又は変形例に係る配信サーバ4において実行されるプログラムは、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体を介して提供されてもよい。ここで、記録媒体とは、例えば、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体や、光ディスクなどの光記録媒体や、光磁気記録媒体や、半導体メモリ等である。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して提供されてもよい。
2−4.変形例4
上記の実施形態は、映像データがリアルタイムで再生されるライブストリーミングシステムに本発明を適用した場合の例であるが、本発明は、必ずしもストリーミング方式のシステムに適用されなくてもよい。例えば、マルチメディアファイルがダウンロードされてから再生されるシステムに適用されてもよい。
2−5.変形例5
上記の実施形態に係る重要シンボル補完処理(図9参照)では、シンボルのデータサイズが固定されている場合を想定しているが、当該データサイズは必ずしも固定されている必要はない。シンボルのデータサイズが固定されていない場合には、重要シンボル補完部45は、重要度の順に空き領域にシンボルを追加可能かどうかを判定し、追加できる場合には追加可能となったシンボルのデータサイズに応じたサイズだけ空き領域を減算する処理を繰り返すことで、空き領域に入る分だけ重要度の順にシンボルを詰めていく処理を行ってもよい。
2−6.変形例6
上記の実施形態では空き領域計算部44において空き領域(KB)が算出されているが、空き領域計算部44において算出される値は空き領域に限られない。空き領域計算部44は空き帯域(kbps)を算出して重要シンボル補完部45に渡し、重要シンボル補完部45はセグメント間隔T(sec)に基づいて空き帯域から空き領域を算出し、この空き領域に基づいて重要シンボル補完処理を実行するようにしてもよい。
1…ライブストリーミングシステム、2…ビデオカメラ、3…エンコーダ、4…配信サーバ、5…無線LAN、6…受信クライアント、21…映像撮影部、31…映像分割部、32…映像圧縮部、41…シンボル分割部、42…FEC生成部、43…重要シンボル判定部、44…空き領域計算部、45…重要シンボル補完部、46…FLUTEパケット生成部、47…UDPパケット生成部、48…ULE部、49…TSパケット生成部、50…送信部

Claims (7)

  1. コンテンツデータを分割して複数のソースシンボルを生成する分割部と、
    前記分割部により生成された複数のソースシンボルの各々について、当該複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合に前記コンテンツデータを復元する上での重要度を判定する判定部と、
    前記判定部により前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択する選択部と、
    前記分割部により生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、前記選択部により選択された1以上のソースシンボルを、前記複数のソースシンボルの送信先からの要求を待たずに、追加的に前記送信先に送信する送信部と
    を備える通信装置。
  2. 前記分割部により生成された複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合には、前記コンテンツデータは検査行列に基づいて復元され、
    前記判定部は、前記検査行列における一の列と他の列とを比較した場合に、前記一の列に含まれる非零要素の方が前記他の列よりも多いときには、前記一の列に対応するソースシンボルの重要度の方を、前記他の列に対応するソースシンボルよりも高く判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記分割部により生成された複数のソースシンボルに基づいて1以上のパリティシンボルを生成する生成部と、
    前記コンテンツデータが伝送される際の単位時間あたりのデータ量から、前記複数のソースシンボルの各々を含むパケットのデータ量の合計と、前記1以上のパリティシンボルの各々を含むパケットのデータ量の合計とを減算することにより得られるデータ量に基づいて、前記選択部により選択されるソースシンボルのデータ量上限を計算する計算部と
    をさらに備え、
    前記選択部は、前記判定部により前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に、前記計算部により計算されたデータ量上限に基づきソースシンボルを選択する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記判定部は、前記検査行列において前記一の列に含まれる非零要素の数と前記他の列に含まれる非零要素の数とが等しい場合であって、前記一の列に対応するソースシンボルの方が前記他の列に対応するソースシンボルよりも古いデータであるときには、前記一の列に対応するソースシンボルの重要度の方を、前記他の列に対応するソースシンボルよりも高く判定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記選択部は、前記判定部により判定された重要度が閾値以上であるソースシンボルの中から、前記判定部により前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択し、
    前記閾値は、前記コンテンツデータのデータ量に基づいて決定される
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. コンテンツデータを分割して複数のソースシンボルを生成するステップと、
    前記生成された複数のソースシンボルの各々について、当該複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合に前記コンテンツデータを復元する上での重要度を判定するステップと、
    前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択するステップと、
    前記生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、前記選択された1以上のソースシンボルを、前記複数のソースシンボルの送信先からの要求を待たずに、追加的に前記送信先に送信するステップと
    を有する通信方法。
  7. コンピュータに、
    コンテンツデータを分割して複数のソースシンボルを生成するステップと、
    前記生成された複数のソースシンボルの各々について、当該複数のソースシンボルのうち1以上のソースシンボルが伝送中に欠落した場合に前記コンテンツデータを復元する上での重要度を判定するステップと、
    前記複数のソースシンボルの各々について判定された重要度の順に1以上のソースシンボルを選択するステップと、
    前記生成された複数のソースシンボルを送信するとともに、前記選択された1以上のソースシンボルを、前記複数のソースシンボルの送信先からの要求を待たずに、追加的に前記送信先に送信するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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