JP2016048432A - 電子メール確認装置、電子メール確認方法および電子メール確認プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子メールの本文に、既存の電子メールからの引用の有無を判定する引用有無判定手段31と、電子メールのタイトルに、返信電子メールを表す文字列の有無を判定する返信メール判定手段32と、引用有無判定手段31が引用なしと判定し、かつ返信メール判定手段32が返信電子メールを表す文字列が有ると判断した場合に、警告を行う警告手段33とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、利用者が過去に受信した電子メールを利用して電子メールを送信する場合の電子メールの誤送信を抑制することを目的とする。
図1において、電子メール確認システム1は、電子メール(以下、「メール」という。)の送受信処理を行うものであり、メールサーバ2と、クライアント端末3(3a、3b、3c)と、メールサーバ2とクライアント端末3(3a、3b、3c)とを通信可能に接続する通信回線としてのネットワーク4とにより構成されている。
メールサーバ2は、メール処理センタ等に設置されたサーバコンピュータであり、ネットワーク4により接続されたクライアント端末3からのメールを送受信制御するものである。
電子メール確認プログラム30は、引用有無判定手段31と、返信メール判定手段32と、警告手段33とにより構成されている。
クライアント端末3(3a、3b、3c)は、制御部により電子メール確認プログラム30を実行し、メールの誤送信を防止する。
クライアント端末(電子メール確認装置)が行うメール送信処理を図2の第1の実施例におけるメール送信処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1を参照しながら説明する。
S1:クライアント端末3は、利用者の操作を受付けてメールソフトウェアを起動する。
S2:クライアント端末3は、メールソフトウェアの起動が完了すると、メール誤送信防止ソフトウェアとしての電子メール確認プログラムを起動する。
S4:クライアント端末3は、図4に示すように、受信した過去のメールのメール本文を引用してメールを送信する利用者の操作を受付ける。
なお、件名の「RE」(または「re」)は引用メールであることを表すキーワードとしての文字列である。
S7:送信する操作を受付けたクライアント端末3は、引用有無判定手段31により過去の受信メールの再利用によるメールの件名の変更漏れがないか否かを確認する。クライアント端末3は、図7に示すメール作成画面51の件名71に「RE」または「re」の文字列が存在するか否か(有無)を判定し、存在する(有)と判定すると処理をS8へ移行し、存在しない(無)と判定すると処理をS11へ移行する。
S13:添付ファイルの有無を確認したクライアント端末3は、警告メッセージを表示部に表示する。表示部に表示される警告メッセージは、例えば図13に示す警告メッセージ画面131であり、「[添付ファイルの有無チェック] 添付ファイルがありませんが、送信してもよろしいでしょうか?」等の文言、およびメールの送信を指示する「はい」操作ボタン132、メールの送信を中止する「いいえ」操作ボタン133で構成されたものである。
クライアント端末3は、警告メッセージ画面131において、「はい」操作ボタン132が選択されたと判定すると処理をS14へ移行し、「いいえ」操作ボタン133が選択されたと判定すると処理をS5へ移行し、メール文を再編集する。
S15:メールの宛先を確認したクライアント端末3は、確認画面を表示部に表示する。表示部に表示される確認画面は、例えば図14に示す確認画面141であり、「[誤送信チェック] 以下へ送信しようとしています。TO:katou@XXX.com 送信してもよろしいでしょうか?」等の文言、およびメールの送信を指示する「はい」操作ボタン142、メールの送信を中止する「いいえ」操作ボタン143で構成されたものである。
S16:クライアント端末3は、作成されたメールを送信して本処理を終了する。
なお、クライアント端末3は、S9、S10、またはS11において過去のメール文を赤色で表示した部分を黒色に変更した後、メールを送信する。
以上説明したように、第1の実施例では、利用者が過去に受信したメールを利用してメールを送信する場合のメールの誤送信を抑制することができるという効果が得られる。
なお、第2の実施例の電子メール確認システムの構成は、上述した第1の実施例と同様なので、同一の符号を付してその説明を省略する。
クライアント端末(電子メール確認装置)が行うメール送信処理を図15の第2の実施例におけるメール送信処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1を参照しながら説明する。
S101、S102:図2におけるS1、S2と同様の処理なのでその説明を省略する。
S104:クライアント端末3は、図17に示すように、受信した過去のメールを返信する返信操作ボタン162の利用者による選択操作を受付ける。
クライアント端末3は、警告メッセージ画面181において、「はい」操作ボタン182が選択されたと判定すると処理をS106へ移行し、「いいえ」操作ボタン183が選択されたと判定すると処理をS107へ移行し、メール文を編集する。
S107:「いいえ」操作ボタン183が選択されたと判定したクライアント端末3は、図20に示すように、過去のメールから過去のメール文の中の宛先を削除し、処理をS108へ移行する。
S110:送信する操作を受付けたクライアント端末3は、引用有無判定手段31により過去の受信メールの再利用によるメールの件名の変更漏れがないか否かを確認する。クライアント端末3は、図23に示すメール作成画面211の件名231に「RE」または「re」の文字列が存在するか否か(有無)を判定し、存在する(有)と判定すると処理をS111へ移行し、存在しない(無)と判定すると処理をS112へ移行する。
本実施例では、引用有無判定手段31は、電子メールを作成する過程で、過去のメールを削除する操作が行われた場合に、既存の電子メールからの引用がないと判定する。
S113〜S117:図2におけるS12〜S16と同様の処理なのでその説明を省略する。
なお、本実施例では、S106およびS107において、宛先を含む過去のメール文全体の記載の削除または宛先のみの記載の削除を行うものとして説明したが、宛先を含む過去のメール文全体の記載の削除および宛先のみの記載の削除を行わない場合は、S108以降の処理を、第1の実施例と同様に図2におけるS5以降の処理を行うようにしても良い。
なお、第2の実施例では、利用者が過去に受信したメールを利用してメールを送信する場合に、宛先を含む過去のメール文全体の記載の削除や宛先のみの記載を削除する例で説明したが、過去のメール文に社外の宛先情報が含まれていることを検出した場合に過去のメール文を引用しないようにしても良い。
2 メールサーバ
3 クライアント端末
4 ネットワーク
30 電子メール確認プログラム
31 引用有無判定手段
32 返信メール判定手段
33 警告手段
Claims (6)
- 電子メールの本文に、既存の電子メールからの引用の有無を判定する引用有無判定手段と、
電子メールのタイトルに、返信電子メールを表す文字列の有無を判定する返信メール判定手段と、
前記引用有無判定手段が引用なしと判定し、かつ前記返信メール判定手段が返信電子メールを表す文字列が有ると判断した場合に、警告を行う警告手段と、
を有することを特徴とする電子メール確認プログラム。 - 請求項1に記載の電子メール確認プログラムにおいて、
前記引用有無判定手段は、電子メールの本文に、過去の電子メールを表す情報を検出しない場合に、既存の電子メールからの引用がないと判定することを特徴とする電子メール確認プログラム。 - 請求項2に記載の電子メール確認プログラムにおいて、
前記過去の電子メールを表す情報は、過去の電子メールの送信日時を表す情報であることを特徴とする電子メール確認プログラム。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子メール確認プログラムにおいて、
前記引用有無判定手段は、電子メールを作成する過程で、過去のメールを削除する操作が行われた場合に、既存の電子メールからの引用がないと判定することを特徴とする電子メール確認プログラム。 - 電子メールの本文に、既存の電子メールからの引用の有無を判定する引用有無判定手段と、
電子メールのタイトルに、返信電子メールを表す文字列の有無を判定する返信メール判定手段と、
前記引用有無判定手段が引用なしと判定し、かつ前記返信メール判定手段が返信電子メールを表す文字列が有ると判断した場合に、警告を行う警告手段と、
を備えたことを特徴とする電子メール確認装置。 - 電子メール確認装置が行う電子メール確認方法において、
電子メールの本文に、既存の電子メールからの引用の有無を判定するステップと、
電子メールのタイトルに、返信電子メールを表す文字列の有無を判定するステップと、
前記引用有無判定手段が引用なしと判定し、かつ前記返信メール判定手段が返信電子メールを表す文字列が有ると判断した場合に、警告を行うステップと、
を有することを特徴とする電子メール確認方法。
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JP2014172820A JP2016048432A (ja) | 2014-08-27 | 2014-08-27 | 電子メール確認装置、電子メール確認方法および電子メール確認プログラム |
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