JP2016048202A - 監視装置及び監視プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】検知の精度を向上させることができる監視装置及び監視プログラムを提供することである。
【解決手段】実施形態の監視装置は、撮像部と、検知部と、制御部とを持つ。撮像部は、施設内の空間を撮像する。検知部は、撮像部が撮像すべき場所を検知する。制御部は、検知部によって検知された場所を撮像するように、撮像部を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、監視装置及び監視プログラムに関する。
プラント施設において、施設の機器異常の予兆又は状態の変化を把握するために、人手による点検が行われている。しかしながら、人手による点検を行う場合、施設の機器等の状態を常時確認しつづけることは困難であるため、機器異常の予兆又は状態の変化を見逃してしまう可能性があった。すなわち、人手による五感を利用した点検は有効だが、機器異常の予兆又は状態の変化の検知の機会が少なく見逃す場合があった。
特開2006−189334号公報
本発明が解決しようとする課題は、検知の精度を向上させることができる監視装置及び監視プログラムを提供することである。
実施形態の監視装置は、撮像部と、検知部と、制御部とを持つ。撮像部は、施設内の空間を撮像する。検知部は、撮像部が撮像すべき場所を検知する。制御部は、検知部によって検知された場所を撮像するように、撮像部を制御する。
第1の実施形態における監視システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。 第1の実施形態に係る監視装置10の構成の一例を示す概略ブロック図である。 撮像部101の場所を移動させる場合の駆動部106の構成例である。 第1の実施形態に係る監視装置10により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る監視装置10aの構成の一例を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る監視装置10aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る監視装置10bの構成の一例を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態において監視装置10bが保持する対応情報の具体例を示す図である。 第3の実施形態に係る監視装置10bにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 撮像部101が機器又は設備の状態を表示する計器を撮像する様子を示す図である。 第3の実施形態において、監視装置10bが保持する対応情報の具体例を示す図である。
以下、実施形態の監視装置及び監視プログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態における監視システム1について説明する。第1の実施形態における監視装置10は、プラント施設内の機器又は設備の動作音の音声を取得し、取得された音声に基づいて撮像すべき場所を検知し、検知された場所を撮像する処理を行う。図1は、第1の実施形態における監視システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。監視システム1は、監視装置10と、監視制御システム30と、サーバ40とを備える。監視装置10と、監視制御システム30と、サーバ40とは、ネットワーク20を介して相互に通信可能に接続されている。
監視装置10は、プラント施設の機器又は設備を監視し、異常、異常の予兆又は状態の変化を検知した場合には該当する場所を撮像する情報処理装置である。監視装置10は、例えば、CPUを備えるコンピュータ装置である。プラント施設は、例えば、上下水道プラント、発電プラントなどのライフラインに関わる公共性の高いプラントである。より具体的には、プラント施設は、例えば、浄水処理施設、下水処理施設などの水処理プラントである。
ネットワーク20は、例えば、VPN(Virtual Private Network)網、専用通信回線網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)、インターネット等、又は、これらの組み合わせによって構成される有線又は無線による情報通信ネットワークを含む。
監視制御システム30は、プラント施設の運転状況を示す情報を定期的に(例えば、一定時間毎に)取得する。運転状況を示す情報とは、機器から送信されるデータである。運転状況を示す情報は、例えば、浄水処理施設における水質、水圧等を表すデータである。監視制御システム30は、取得した運転状況を示す情報に基づいて、プラント施設の運転状況が通常の動作時と異なるか否かを判定する。監視制御システム30は、プラント施設の運転状況が通常の動作時と異なると判定した場合、異常を知らせる信号を監視装置10に送信する。なお、監視制御システム30は、機器から異常が発生していることを示す信号を受信して、異常を知らせる信号を監視装置10に送信してもよい。
サーバ40は、監視装置10及び監視制御システム30に対しサービスを提供する情報処理装置である。サーバ40は、バスで相互に接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。サーバ40は、プログラムを実行することによって、通信部及びデータベースを備える装置として機能する。
次に、監視装置10の機能構成の概略を説明する。図2は、第1の実施形態に係る監視装置10の構成の一例を示す概略ブロック図である。監視装置10は、撮像部101と、音声取得部102と、検知部103と、制御部104と、通信部105と、駆動部106とを備える。
撮像部101は、レンズや撮像素子等を備えたカメラを含む。撮像部101は、空間を撮像して空間の画像を取得する。撮像部101は、例えば、プラント施設内の空間の画像を取得する。
音声取得部102は、音声を取得できるデバイスである。音声取得部102は、例えば、マイクである。音声取得部102は、例えば、自装置が設置された場所の付近の音声を取得する。音声取得部102は、取得した音声のデータを検知部103へ出力する。
検知部103は、音声取得部102によって取得された音声に基づいて、撮像部101が撮像すべき場所を検知する。
制御部104は、撮像部101を制御して、検知部103によって検知された場所を撮像部101に撮像させる。
通信部105は、他装置と通信する。他装置とは、例えば、サーバ40、監視制御システム30を構成する装置等の監視装置10と通信する装置である。他装置との通信の一部又は全部は、無線通信で行われてもよいし、有線通信で行われてもよい。
駆動部106は、例えば、3次元駆動のアクチュエータ、モータ等の駆動機構を備える。駆動部106は、駆動機構を駆動して、撮像部101が撮像する場所を変更する。駆動部106は、撮像部101が向く方向又は角度を変えて撮像部101が撮像する場所を変更してもよいし、撮像部101の場所を移動させて撮像部101が撮像する場所を変更してもよい。
図3は、撮像部101の場所を移動させる場合の駆動部106の構成例である。駆動部106は、天井クレーンの横行装置であり、制御部104の制御によってレール601の上を移動する。レール601は、クレーンガーダの上に設置されている。レール601は、天井クレーンの走行軌道を構成する。撮像部101は、支持体108によって駆動部106に固定されている。支持体108は、例えば、ワイヤーである。支持体108は、巻上装置を備えていてもよい。
また、駆動部106は、屋内外において、平滑通路上を移動する装置であってもよい。また、駆動部106は、屋内外において、空中を浮上して移動する装置であってもよい。また、駆動部106は、撮像部101の前のレンズの場所を変更して、撮像部101が撮像する空間の範囲を変更してもよい。
図4は、第1の実施形態に係る監視装置10により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。監視装置10は、監視装置10の電源が投入されると、処理を開始する。
まず、音声取得部102は、プラント施設内の音声を取得し、検知部103に出力する(ステップS101)。
検知部103は、音声取得部102によって取得された音声(以下、「取得音声」という。)に、機器又は設備の動作音であって通常の動作音とは異なる音(以下、「異音」という。)が含まれているか否かを判定する(ステップS102)。例えば、検知部103は、予めわかっている異音の周波数成分が取得音声の中に含まれている場合に、取得音声に異音が含まれていると判定する。異音の周波数成分は、例えば、対象機器に異常が発生したときの動作音のデータを解析することで得られる。取得音声の中に異音の周波数成分が含まれているか否かは、既存の技術を用いて判定することができる。また、検知部103は、取得音声の周波数成分の中に、通常の動作音とは異なる成分が含まれている場合に、取得音声に異音が含まれていると判定してもよい。通常の動作音は、例えば、過去に正常に動作していた際に取得された機器の動作音である。通常の動作音は、例えばサーバ40に蓄積されていてもよい。
取得音声に異音が含まれていない場合(ステップS102−NO)、ステップS101に戻る。
取得音声に異音が含まれている場合(ステップS102−YES)、検知部103は、撮像部101が撮像すべき場所を検知する(ステップS103)。より具体的には、音声取得部102が指向性のマイクを備えている場合、検知部103は、音声取得部102によって取得された音声データに基づいて、異音が発生した方向を特定し、その方向の空間を撮像すべき場所として検知する。
制御部104は、検知部103によって検知された場所を撮像部101に撮像させる(ステップS104)。制御部104は、検知部103によって検知された場所にかえて、検知された場所の近くに設置されている機器又は設備を撮像部101に撮像させてもよい。制御部104は、駆動部106を駆動して撮像部101が撮像する場所を変更してもよい。監視装置10は、駆動部106によって撮像部101の場所を変更することで、より広範囲の空間を撮像部101により撮像することができる。
制御部104は、通信部105を介して、撮像部101によって撮像された画像のデータと取得音声のデータのいずれかをサーバ40に送信する(ステップS105)。
サーバ40は、監視装置10から受信したデータを蓄積する(ステップS106)。サーバ40は、受信したデータを分析する(ステップS107)。受信したデータが予め設定されている条件を満たす場合、サーバ40は、プラント設備に異常が発生していると判定し、監視操作員に対して異常を知らせる。サーバ40は、例えば、スピーカからの音声信号の出力、電子メールの送信、電話の発呼等を行うことで監視操作員に対して異常を知らせる。サーバ40は、プラント設備内で従事している監視操作員だけでなく、プラント設備の外で従事している操作員及びプラント設備の外で待機している待機員にも異常を知らせてもよい。なお、上記のステップS107の処理は、省略されてもよい。
監視装置10は、複数の音声取得部102を備えていてもよい。複数の音声取得部102は、互いに離れた複数の場所に設置されていてもよい。この場合、検知部103は、ステップS103において、音声取得部102によって取得された音声データに基づいて、異音を最も大きく検出した音声取得部102が設置されている場所を撮像すべき場所として検知する。
このような構成により、監視操作員は、撮像部101によって撮像された画像に基づいて異音を発生させた機器について検査し、異常、異常の予兆又は状態の変化が起きているか否かをより精度よく判断することができる。また、監視操作員は、監視装置10によって撮像された画像又は取得音声のデータと、過去の動作時の画像データ又は音声データとを比較することで、異常、異常の予兆又は状態の変化が発生したか否かをより精度よく判断することができる。過去の動作時の画像データ又は音声データは、例えば、それまでに監視装置10によって取得され、サーバ40に蓄積されたデータである。
以上説明した第1の実施形態によれば、機器又は設備の動作音の音声を取得する音声取得部102と、取得された音声に基づいて撮像部101が撮像すべき場所を検知する検知部103と、検知された場所を撮像部101に撮像させる制御部104とを備えるため、機器異常の予兆又は状態の変化の検知の精度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る監視装置10aについて説明する。第2の実施形態における監視装置10は、施設内の空間を撮像し、撮像部が撮像した画像を解析することにより、撮像すべき場所を検知し、検知した場所を撮像する処理を行う。
図5は、第2の実施形態に係る監視装置10aの構成の一例を示す概略ブロック図である。第2の実施形態に係る監視装置10aは、音声取得部102を有していない事を除けば、第1の実施形態に係る監視装置10と同じ構成を有する。
図6は、第2の実施形態に係る監視装置10aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。監視装置10aは、監視装置10aの電源が投入されると、処理を開始する。
まず、撮像部101は、異常が検出された事を人が視認できるような態様で出力する表示部(以下、「異常表示部」という。)を複数有するものを、全景を含むように俯瞰して撮像する(ステップS201)。異常表示部は、例えば、ランプ、画面、メータ等である。撮像部101は、取得した空間の画像を検知部103へ出力する。
検知部103は、撮像部101によって撮像された画像に基づいて、異常の発生又は機器の運転状況の変化が起きているか否かを判定する(ステップS202)。より具体的には、検知部103は、撮像部101によって撮像された画像を解析して、画像中の異常表示部に変化が生じているか否かを判定する。異常表示部に変化が生じていない場合(ステップS202−NO)、ステップS201に戻る。
異常表示部に変化が生じている場合(ステップS202−YES)、検知部103は、撮像部101によって撮像された画像に基づいて、撮像部101が撮像すべき場所を検知する(ステップS203)。より具体的には、ステップS201において変化が検知された異常表示部の場所を撮像すべき場所として特定する。
制御部104は、検知部103によって検知された場所を撮像部101に撮像させる(ステップS204)。このとき、制御部104は、駆動部106を駆動して撮像部101が撮像する場所を変更してもよい。制御部104は、例えば、駆動部106を駆動して、変化が検知された異常表示部の近くに撮像部101を移動させて、上記異常表示部を撮影する。これにより、ステップS201における全景の俯瞰撮像の画像からは判別できなかった、異常表示部の詳細な表示を判別することができる。
制御部104は、通信部105を介して、撮像部101によって撮像された画像のデータと取得音声のデータのいずれかをサーバ40に送信する(ステップS105a)。サーバ40は、監視装置10から受信したデータを蓄積する(ステップS106a)。サーバ40は、受信したデータを分析する(ステップS107a)。受信したデータが予め設定されている条件を満たす場合、サーバ40は、異常が発生していると判定し、監視操作員に対して異常を知らせる。サーバ40は、例えば、スピーカからの音声信号の出力、電子メールの送信、電話の発呼等を行うことで監視操作員に対して異常を知らせる。サーバ40は、プラント設備内で従事している監視操作員だけでなく、プラント設備の外で従事している操作員及びプラント設備の外で待機している待機員にも異常を知らせてもよい。なお、上記のステップS107aの処理は、省略されてもよい。
ステップS201において、撮像部101が全景を俯瞰して撮像するとしたが、撮像部101にかえて、撮像部101とは別の撮像部によって、異常表示部を複数有するものの全景を俯瞰撮影してもよい。
ステップS203において、検知部103は、ステップS201において変化が検知された異常表示部の場所にかえて、変化が検知された異常表示部に関連付けられているプラント設備の構成機器又は設備の場所を撮像すべき場所として特定してもよい。
このような構成により、監視操作員は、撮像部101によって撮像された異常表示部の画像に基づいて、機器又は設備を検査し、異常、異常の予兆又は状態の変化が発生しているか否かを調べることができる。また、監視操作員は、サーバ40に蓄積された画像データを閲覧し、過去の通常動作時の画像データと比較することで、異常が発生したか否かをより精度よく判断することができる。
以上説明した第2の実施形態によれば、異常表示部を複数含む空間を俯瞰して撮像する撮像部101と、撮像された画像に基づいて撮像部101が撮像すべき場所を検知する検知部103と、検知された場所を撮像部101に撮像させる制御部104とを備えるため、機器異常の予兆又は状態の変化の検知の精度を向上させることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態に係る監視装置10bについて説明する。第3の実施形態における監視装置10bは、他装置から受信する異常を知らせる信号に対応付けられた撮像すべき場所を表す情報を保持し、他装置から受信した異常を知らせる信号に基づいて撮像すべき場所を検知し、検知した場所を撮像する処理を行う。
図7は、第3の実施形態に係る監視装置10bの構成の一例を示す概略ブロック図である。第3の実施形態に係る監視装置10bは、記憶部107を有している事を除けば、第2の実施形態に係る監視装置10aと同じ構成を有する。
記憶部107は、ハードディスク装置、半導体記憶装置、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の記憶装置を用いて構成される。記憶部107は、監視制御システム30によって送信された異常を知らせる信号に撮像すべき場所を表す情報が対応づけられた対応情報を保持する。
図8は、第3の実施形態において監視装置10bが保持する対応情報の具体例を示す図である。記憶部107は、複数の異常を知らせる信号と、異常を知らせる信号にそれぞれ対応づけられた撮像すべき場所を表す情報とを対応情報として記憶する。異常を知らせる信号の種類に基づいて、プラント施設のいずれの機器又は設備の異常であるかが判別できることから、撮像すべき場所として、異常を知らせる信号が示す機器又は設備に関連する場所が対応づけられている。対応情報の各項目は、記憶部107に予め記憶されていてもよいし、操作員によって設定又は変更されてもよい。
図8の具体例では、監視制御システム30からの信号「A」には、撮像すべき場所として場所「1」が対応づけられている。また、監視制御システム30からの信号「B」には、撮像すべき場所として、場所「1及び2」が対応づけられている。また、監視制御システム30からの信号「C」には、撮像すべき場所として、場所「3」が対応づけられている。また、監視制御システム30からの信号「D」には、撮像すべき場所として、場所「1、3及び4」が対応づけられている。また、監視制御システム30からの信号「E」には、撮像すべき場所として、場所「2及び5」が対応づけられている。
図9は、第3の実施形態に係る監視装置10bにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。監視装置10bは、例えば、監視装置10bの電源が投入されると、処理を開始する。
まず、検知部103は、他装置から異常の予兆又は状況の変化を表す信号(以下、「異常信号」という。)を受信したか否かを判定する(ステップS301)。異常信号を受信していない場合(ステップS301−NO)、ステップS301に戻る。
異常信号を受信した場合(ステップS301−YES)、検知部103は、受信した異常信号に基づいて、撮像部101が撮像すべき場所を検知する(ステップS302)。より具体的には、検知部103は、記憶部107に保持されている対応情報に基づいて、撮像すべき場所を特定する。
制御部104は、検知部103によって検知された場所を撮像部101に撮像させる(ステップS303)。このとき、制御部104は、駆動部106を駆動して撮像部101が撮像する場所を変更してもよい。
制御部104は、通信部105を介して、撮像部101によって撮像された画像のデータをサーバ40に送信する(ステップS105b)。サーバ40は、監視装置10から受信したデータを蓄積する(ステップS106b)。サーバ40は、受信したデータを分析する(ステップS107b)。受信したデータが予め設定されている条件を満たす場合、サーバ40は、プラント設備に異常が発生していると判定し、監視操作員に対して異常を知らせる。サーバ40は、例えば、スピーカからの音声信号の出力、電子メールの送信、電話の発呼等を行うことで監視操作員に対して異常を知らせる。サーバ40は、プラント設備内で従事している監視操作員だけでなく、プラント設備の外で従事している操作員及びプラント設備の外で待機している待機員にも異常を知らせてもよい。なお、上記のステップS107bの処理は、省略されてもよい。
なお、第3の実施形態に係る撮像部101が撮像する対象は、機器又は設備ではなく、それらの状態を表示する計器やコンソールパネル等であってもよい。
図10は、撮像部101が機器又は設備の状態を表示する計器を撮像する様子を示す図である。計器50は、機器A、B、C等の状態を表示する計器である。異常表示部50Aは、機器Aの状態を表示する。異常表示部50Bは、機器Bの状態を表示する。異常表示部50Cは、機器Cの状態を表示する。計器50は、多くの機器又は設備の状態を表示しているため、監視操作員にとって、計器50のどの部分を注視すればよいのか探すのが煩わしい。これに対し、本実施形態の監視装置10bは、監視制御システム30から受信した機器又は設備の異常信号に対応する計器50の部位に撮像部101を向ける。そのため、異常信号に対応する計器50の部位が撮像される。したがって、監視を容易にすることができる。
監視制御システム30は、プラント施設の運転状況が通常の動作時と異なると判定した場合、異常を知らせる信号を監視装置10に送信する。監視装置10は、監視制御システム30によって運転状況が通常と異なると判定された機器又は設備に対応する計器50の箇所に撮像部101の光軸を向けて、対応する箇所を撮像する。図10の例では、プラント施設内の機器Bに異常が発生し、その旨を示す異常信号が監視制御システム30から監視装置10bに送信された場面(ケース)である。監視装置10bは、記憶部107に保持している対応情報を参照し、撮像部101の光軸を機器Bに対応する計器50の箇所(50B)に向ける。
図11は、第3の実施形態において、監視装置10bが保持する対応情報の具体例を示す図である。対応情報の各項目は、記憶部107に予め記憶されていてもよいし、操作員によって設定又は変更されてもよい。
図11の具体例では、監視制御システム30からの信号「A」には、計器50の異常表示部50Aに対応する方向を示す情報が対応づけられている。したがって、制御部104は、駆動部106を駆動して撮像部101の光軸を異常表示部50Aに向け、撮像部101に異常表示部50Aを撮像させる。また、監視制御システム30からの信号「B」には、計器50の異常表示部50Bに対応する方向を示す情報が対応づけられている。したがって、制御部104は、駆動部106を駆動して撮像部101の光軸を異常表示部50Bに向け、撮像部101に異常表示部50Bを撮像させる。また、監視制御システム30からの信号「C」には、計器50の異常表示部50Cに対応する方向を示す情報が対応づけられている。したがって、制御部104は、駆動部106を駆動して撮像部101の光軸を異常表示部50Cに向け、撮像部101に異常表示部50Cを撮像させる。
このような構成により、監視操作員は、監視制御システムからの異常を知らせる信号と、撮像部101によって撮像された画像とを合わせて閲覧することで、異常が発生しているか否かをより精度よく調べることができる。また、監視操作員は、サーバ40に蓄積された画像データを閲覧し、過去の通常動作時のデータと上記の画像データとを比較することで、異常が発生したか否かをより精度よく判断することができる。
以上説明した第3の実施形態によれば、他装置からの信号に基づいて撮像部101が撮像すべき場所を検知する検知部103と、検知された場所を撮像部101に撮像させる制御部104とを備えるため、機器異常の予兆又は状態の変化の検知の精度を向上させることができる。
以下、変形例について説明する。以上説明した各実施形態において、監視装置10は、複数の撮像部101を備えて、プラント施設の機器又は設備を撮像してもよい。
以上説明した各実施形態において、監視装置10の撮像部101は、機器又は設備の温度分布を示す画像を撮像してもよい。温度分布を示す画像は、既存の赤外線サーモグラフィカメラを含む撮像部101によって撮像される。また、温度分布を示す画像は、可視光をカットするフィルターが装着された、赤外線に対して感度を持つカメラを含む撮像部101によって撮像されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、プラント施設内の機器又は設備の動作音の音声を取得し、取得された音声に基づいて撮像すべき場所を検知し、検知された場所を撮像する機能を持つことにより、機器異常の予兆又は状態の変化の検知の精度を向上させることができる。
上述した実施形態における監視装置10をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、SDカード、USBメモリ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…監視システム、10、10a、10b…監視装置、20…ネットワーク、30…監視制御システム、40…サーバ、50…計器、101…撮像部、102…音声取得部、103…検知部、104…制御部、105…通信部、106…駆動部、107…記憶部、108…支持体、50A、50B、50C…異常表示部、601…レール

Claims (7)

  1. 施設内の空間を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像すべき場所を検知するための検知部と、
    前記検知部によって検知された場所を撮像するように、前記撮像部を制御する制御部と、
    を備える、監視装置。
  2. 音声を取得する音声取得部を更に備え、
    前記検知部は、前記音声取得部によって取得された音声に基づいて、前記撮像部が撮像すべき場所を検知する、
    請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記検知部は、前記撮像部によって撮像された画像を解析することにより、前記撮像部が撮像すべき場所を検知する、
    請求項1又は請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記検知部は、他装置から受信した信号に基づいて、前記撮像部が撮像すべき場所を検知する、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の監視装置。
  5. 前記信号と前記撮像部が撮像すべき場所との対応情報を保持する記憶部を更に備え、
    前記検知部は、前記信号を用いて前記対応情報を参照し、前記撮像部が撮像すべき場所を検知する、
    請求項4に記載の監視装置。
  6. 前記撮像部を駆動する駆動部を更に備え、
    前記制御部は、駆動部を駆動することで、前記撮像部が撮像する場所を変更する、
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の監視装置。
  7. 施設内の空間を撮像する撮像部が撮像すべき場所を検知するための検知ステップと、
    前記検知ステップによって検知された場所を撮像するように、前記撮像部を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための監視プログラム。
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