JP2016048154A - 受熱器とそれを用いた冷却装置、およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、受熱器と、それを用いた冷却装置と、それを用いた電子機器に関するもので、冷却効率を高めることすることを目的とする。
【解決手段】一面側に半導体素子7に当接する受熱部15、他面側で、受熱部15に対応する部分に、気化部16を有する受熱板17と、この受熱板17の気化部16側に配置された受熱カバー18とを備え、受熱板17と受熱カバー18で受熱空間19を形成し、受熱カバー18は、受熱空間19内に、受熱板17側に突出する突出部20を有し、突出部20は、受熱板17の複数の凹部17a内に突出させて構成し、受熱空間19の上部に冷媒入口21、受熱空間19の下部に冷媒出口22を設け、突出部20の受熱板17への最接近部20aは、複数の凹部17aの底面17bに平行な部分20bを略垂直方向に有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、サーバなどの電子機器を冷却するための冷却装置と、この冷却装置を構成する受熱器に関するものである。
例えば、サーバは、その処理能力の向上(高速処理化)につれて、極めて大きな発熱を伴うようになっており、その半導体素子を冷却するために冷却装置を用いている。
この種の冷却装置は、以下のような構成となっていた。
すなわち、受熱部と、この受熱部の排出口と放熱経路を介して接続した放熱部と、この放熱部と前記受熱部の流入口とを接続する帰還経路とを備え、前記受熱部は、発熱体に接触させて熱を吸収する受熱板と、この受熱板の表面を覆うとともに表面に流れ込んだ冷媒を蒸発させる受熱空間を形成する受熱カバーとを備え、前記帰還経路には、前記流入口に凝縮して停留した前記冷媒の水頭圧と前記帰還経路内と前記受熱空間内との圧力バランスによって開動する逆止弁と、前記流入口の上流側には、凝縮した前記冷媒を前記逆止弁の上流側に停留させる流入管を備え、前記受熱空間において、前記受熱板は、中心に冷媒流入部と、この冷媒流入部の外周に向けて放射状の溝を設けた拡散部を備え、前記流入口から前記冷媒流入部に向けて延設し、凝縮した冷媒を流入させる導入管を備え、前記受熱部の受熱板は、略鉛直方向に配置され、前記導入管は、前記受熱板に対して略垂直方向に配置される構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−88127号公報
上記従来例における課題は、冷却装置の冷却効率が低下することであった。
すなわち、上記従来例の冷却装置において、導入管から冷媒流入部に流れ込んだ冷媒は、一部が冷媒流入部に接触して受熱板より熱を受けて沸騰気化し、この際の急激な体積膨張によって、未沸騰の液相の冷媒とともに、拡散部上に高速な混相流(気相と液相)として拡散する。初期沸騰の後、未沸騰の液相の冷媒は、この拡散部の表面に薄い膜状で広がることになる。そして、発熱体からの継続的な加熱により、一瞬にして加熱され気化することによって、受熱板から継続的に気化熱を奪い冷却する。
しかし、略鉛直方向に配置された受熱板に対して、略鉛直方向に配置された導入管から、凝縮した冷媒を供給するため、前述の冷媒の混相流は、重力により下方向に流れやすくなる。そのため、拡散部の上側には冷媒の混相流が充分に供給されないこととなり、受熱板の上側の熱を奪うことができず、結果として、冷却効率が低下するという課題があった。
そこで本発明は、略鉛直方向に配置された受熱板を用いる冷却装置の冷却効率を上げることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明の受熱器は、
一面側に受熱部、他面側で前記受熱部に対応する部分に気化部、を有する受熱板と、この受熱板の前記受熱部側に配置された受熱カバーとを備え、前記受熱板と前記受熱カバーで受熱空間を形成し、前記受熱空間の上面に冷媒入口、前記受熱空間の下面に冷媒出口を設け、前記冷媒入口には、逆止弁を介して前記受熱空間内に液状冷媒が供給され、前記冷媒出口からは気体状冷媒が流出する構成にするとともに、前記受熱板の前記気化部側には上下方向に延設した複数の凹部を設け、前記受熱カバーは、前記気化部に対応する部分に、前記受熱板側に突出する突出部を有し、この突出部は前記受熱板の複数の凹部内に突出または前記突出部の前記受熱板への最接近部が前記複数の凹部の天面と面一に構成し、前記最接近部は、前記複数の凹部の底面に平行な部分を略垂直方向に有し、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明の受熱器は、
一面側に受熱部、他面側で前記受熱部に対応する部分に気化部、を有する受熱板と、この受熱板の前記受熱部側に配置された受熱カバーとを備え、前記受熱板と前記受熱カバーで受熱空間を形成し、前記受熱空間の上面に冷媒入口、前記受熱空間の下面に冷媒出口を設け、前記冷媒入口には、逆止弁を介して前記受熱空間内に液状冷媒が供給され、前記冷媒出口からは気体状冷媒が流出する構成にするとともに、前記受熱板の前記気化部側には上下方向に延設した複数の凹部を設け、前記受熱カバーは、前記気化部に対応する部分に、前記受熱板側に突出する突出部を有し、この突出部は前記受熱板の複数の凹部内に突出または前記突出部の前記受熱板への最接近部が前記複数の凹部の天面と面一に構成し、前記最接近部は、前記複数の凹部の底面に平行な部分を略垂直方向に有したので、冷却効率を高めることができる。
すなわち、本発明においては逆止弁を介して冷媒入口側から受熱空間へ供給された液状冷媒は、受熱カバーの突出部により受熱板側へ導かれ受熱板に接触して気化しながら下方へ移動する。さらに突出部の先端は受熱板に少なくとも接することにより、突出部の先端における液状冷媒および気化冷媒の通過面積は小さく、受熱板に接触して気化しながら下方へ移動する速度は速くなる。その結果として、本発明の受熱器は、冷却効率を高めることができるのである。
本発明の実施の形態1の電子機器の斜視図 (a)同電子機器の冷却部分を示す正面図、(b)同電子機器の冷却部分を示す側面図 (a)同電子機器の冷却装置を示す側面図、(b)同電子機器の冷却装置を示す平面図 (a)同電子機器の受熱器部分の内部を透視した平面図、(b)同受熱器部分を示すA‐A断面図 同電子機器の受熱器部分の両面冷却時の内部を透視した平面図 (a)本発明の実施の形態2の電子機器の受熱器部分の内部を透視した平面図、(b)同受熱器部分を示すA‐A断面図、(c)同受熱器部分を示すB‐B断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すのは、ラック型ユニットとしサーバ2を複数台納めたデータセンター1の概略図である。データセンター1内には、複数のサーバ2が設置されている。
サーバ2は、前面側と背面側に開口を設けた筐体を有し、その筐体内部にラック状に複数の電子機器3を、前面側に操作パネルや表示部を向けて備えられている。そして、背面側に電子機器3同士、あるいは、外部機器との接続を行う配線類、電源線類が設けられている。
なお、全ての電子機器3に操作パネルまたは表示部が備わっているとは限らない。このサーバ2は、データセンター1内に複数台設置されて、全体として電子計算機室、サーバールームなどと呼ばれている。
サーバ2は、図2に示すようにラック4の各段に、複数のボード5が垂直に立てた状態で、横方向に所定間隔で配置された状態となっている。
そして、各ボード5には、それぞれ、図3に示す冷却装置6が配置されている。
つまり、各ボード5には、図3に示すごとく、複数の半導体素子7(発熱体の一例)が実装されており、これを冷却装置6で冷却する構成となっているのである。
具体的には、各冷却装置6は図3に示すごとく、半導体素子7に当接させた受熱器8と、受熱器8に、管路9を介して接続した放熱器10と、この放熱器10に管路11を介して接続した逆止弁12とを備えている。
そして、逆止弁12を受熱器8に接続することで、受熱器8、管路9、放熱器10、管路11、逆止弁12、受熱器8となる循環経路を形成し、この循環経路内を減圧状態とし、冷媒の一例として水を封入した構成となっている。
また、複数の冷却装置6の放熱器10は、図2に示すように熱交換器13に対して、熱交換可能な状態で設置され、この熱交換器13にポンプ14を介して冷却水を循環させることで、各放熱器10を冷却している。
さて、本実施形態で使用する受熱器8は、図4に示すように、一面側に半導体素子7に当接する受熱部15、他面側で、受熱部15に対応する部分に、気化部16を有する受熱板17と、この受熱板17の気化部16側に配置された受熱カバー18とを備え、受熱板17と受熱カバー18で受熱空間19を形成している。
また、受熱カバー18は、受熱空間19内に、受熱板17側に突出する突出部20を有し、突出部20は、受熱板17の複数の凹部17a内に突出させて構成し、受熱空間19の上部に冷媒入口21、受熱空間19の下部に冷媒出口22を設けている。
このため、受熱器8の冷媒入口21には、逆止弁12を介して液状冷媒が供給され、冷媒出口22からは液状冷媒と気体状冷媒が管路9へ流出する構成になっている。
また、突出部20の受熱板17への最接近部20aは、複数の凹部17aの底面17bに平行な部分20bを略垂直方向に有し、底面17bと平行な部分20bは例えば約1ミリの間隙で離間され、この間隙が液状冷媒の通路となっている。
さらに、突出部20の平行な部分20bの両端から、冷媒入口21側、冷媒出口22側へ広がる角度をそれぞれθ、αとすると、θ>αが好ましく、αは液状冷媒が受熱板17に接触して移動するためには小さい方が好ましいが、気体状冷媒のある程度の通過空間も必要で、例えば図に示すように20〜30度ぐらいである。
また、図4(a)に示すように、受熱空間19は、その冷媒入口21側から、この冷媒入口21と冷媒出口22間の中部までの間は、受熱板17に平行な水平方向に徐々に広がり、この中部から冷媒出口22までの間は、受熱板17に平行な水平方向に徐々に狭まる構成となっている。
ここで、受熱板17と受熱カバー18はともに、金属、例えば銅によって形成されている。
以上の構成において、逆止弁12を介して液状冷媒が受熱器8の冷媒入口21から供給され、受熱板17の複数の凹部17aに流入すると、半導体素子7からの熱を受けて直ちに気化が始まる。
この時、受熱器8の受熱カバー18の突出部20により液状冷媒の通路が例えば約1ミリの間隙に構成されているので、この突出部20よりも冷媒入口21側で発生した膨張圧力で、液状冷媒と気体状冷媒が受熱板17の複数の凹部17a内を勢いよく気化部16へと流れ込むとともに、液状冷媒の気化が進む。
ここで、大部分の液状冷媒は気化し、冷媒出口22から管路9を介して放熱器10で、冷却されて液化し、管路11を介して逆止弁12の上流側へと戻る。
以上の状況において、本実施形態では、突出部20の受熱板17への最接近部20aが複数の凹部17aの底面17bに平行な部分20bを略垂直方向に有していることにより、複数の凹部17aの底面17bと平行な部分20bの間隙を通った液状冷媒は、平行な部分20bがない場合に比べ下向きのベクトルが大きくなり、受熱板17の複数の凹部17a内を通過して冷媒出口22側へ向かい易くなる。
さらに、受熱器8の突出部20の形状が、突出部20の平行な部分20bの両端から、冷媒入口21側へ広がる角度θより冷媒出口22側へ広がる角度αを小さくしていることにより、受熱板17で加熱された液状冷媒と気体状冷媒は受熱板17の複数の凹部17a内をより通過し易くなる。
すなわち、液状冷媒が、半導体素子7の発熱により加熱された受熱板17に接触しながら下方へ移動することにより、液状冷媒の大部分は吸熱して気体状冷媒になり、半導体素子7を効率よく冷却できる。
また、突出部20の平行な部分20bの上端を半導体素子7の上端より下方に位置させることにより、突出部20の冷媒入口21側で複数の凹部17a内へ流れ込んだ液状冷媒が半導体素子7の発熱により加熱された受熱板17から吸熱して気体状冷媒に変化し易くなり冷媒の蒸発により膨張圧力を発生させ、液状と気体状が混合した冷媒が底面17bと平行な部分20bの間隙をより勢いよく下方へ移動する。
また、その冷媒入口21側から、この冷媒入口21と冷媒出口22間の中部までの間は、図4(a)から理解されるように、冷媒の流れと垂直方向に徐々に広がる空間を有し、この中部から前記冷媒出口22までの間は、冷媒の流れと垂直方向に徐々に狭まる空間を有する構成となっているため、液状冷媒は逆止弁12を介して冷媒入口21側から、気化部16へとスムーズに供給され、またこの気化部16で気化した気体状冷媒と液状冷媒は気化部16から冷媒出口22へとスムーズに進むことになり、その結果として、気化部16を流れる冷媒のスピードが速くなり、冷却効率を高めることができるのである。
また、図5に示すように図4に示した受熱器8は、両面冷却にも容易に対応できる。
なお、本実施形態では、受熱カバー18をブロック形状で説明したが、図4(b)の破線で示すような板状で形成してもよい。板の加工は複雑になるが、ブロック形状に比べ軽量化が図れる。
また、本実施形態では、突出部20の受熱板17への最接近部20aを複数の凹部17a内へ突出させた構成で説明したが、複数の凹部17aの深さを小さくしても伝熱面積として問題なければ突出させず、最接近部20aを複数の凹部17aの天面と面一としてもよい。この場合、受熱カバー18の突出部20の先端の凹凸加工が不要となり、製造時のメリットを有する。
(実施の形態2)
本実施形態は、実施の形態1の受熱器8を箱型形状とし、突出部20を受熱カバー18とは別部材で構成し、複数の凹部17aの代わりに複数の凸部33aとしたものである。実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、受熱器30は、一面側に半導体素子7に当接する受熱部31、他面側で、受熱部31に対応する部分に、気化部32を有する受熱板33と、この受熱板33の気化部32側に配置された受熱カバー34とを備えている。
また、受熱カバー34には、受熱空間35内に、受熱板33側に突出する断面くの字形状の突出部36を取付け、受熱板33には複数の凸部33a、受熱空間35の上部に冷媒入口37、受熱空間の下部に冷媒出口38を設けている。
また、突出部36の最接近部36aは、実施の形態1と同様、複数の凸部33a内に入り込むとともに、受熱板33と平行な部分36bを略垂直方向に有し、受熱板33と平行な部分36bは例えば約1ミリの間隙で離間され、この間隙が液状冷媒の通路となっている。
このため、受熱器30の冷媒入口37には、逆止弁12を介して液状冷媒が供給され、冷媒出口38からは液状冷媒と気体状冷媒が管路9へ流出する構成になっている。
上記構成において、受熱器30が箱型形状で、受熱カバー34も単純な蓋形状であるため、実施の形態1の図4に比べ、製造し易い構成になっている。
また、突出部36が受熱カバー34側から受熱板33側へ下向きに傾斜していることにより、逆止弁12を介して冷媒入口37から受熱空間35内に供給された液状冷媒は、受熱板33側へ流れ落ち、複数の凸部33aおよび受熱板33に接触することになる。
その後の液状冷媒の動作は実施の形態1と同様であるので詳細な説明は省略する。
一点、図4と図6を比べて分かる、実施の形態1との違いである、突出部36の下方の受熱空間35の広さについては、突出部36の受熱板33と平行な部分36bの長さを調整することで、図6の図4に比べて広い受熱空間35のデメリットは解消できる。
なお、本実施形態では、突出部36の受熱カバー34の最接近部36aを複数の凸部33a内に入り込ませたが、複数の凸部33aの深さを小さくしても伝熱面積として問題なければ入り込ませず、最接近部36aを複数の凸部33aの天面と面一としてもよい。この場合、突出部36の先端の凹凸加工が不要となり、製造時のメリットを有する。
また、実施の形態1では受熱カバー18と突出部20が一体で受熱板17に凹部17aを設けた場合、実施の形態2で受熱カバー34と突出部36が別部材で受熱板33に凸部33aを設けた場合を説明したが、受熱カバー18と突出部20が一体で受熱板33に凸部33aを設けた場合や受熱カバー34と突出部36が別部材で受熱板17に凹部17aを設けた場合も、実施の形態1で説明した作用効果を有する。
以上のように本発明の受熱器は、一面側に受熱部、他面側で前記受熱部に対応する部分に気化部、を有する受熱板と、この受熱板の前記受熱部側に配置された受熱カバーとを備え、前記受熱板と前記受熱カバーで受熱空間を形成し、前記受熱部空間の上面に冷媒入口、前記受熱部空間の下面に冷媒出口を設け、前記冷媒入口には、逆止弁を介して前記受熱空間内に液状冷媒が供給され、前記突出部の冷媒出口からは気体状冷媒が流出する構成にするとともに、前記受熱板の前記気化部側には上下方向に延設した複数の凹部を設け、前記受熱カバーは、前記気化部に対応する部分に、前記受熱板側に突出する突出部を有し、この突出部は前記受熱板の複数の凹部内に突出または前記突出部の前記受熱板への最接近部が前記複数の凹部の天面と面一に構成し、前記最接近部は、前記複数の凹部の底面に平行な部分を略垂直方向に有したので、冷却効率を高めることができる。
すなわち、逆止弁を介して冷媒入口側から受熱空間へ供給された液状冷媒は、受熱カバーの突出部により受熱板側へ導かれ受熱板に接触して気化しながら下方へ移動する。さらに突出部の先端は受熱板に少なくとも接することにより、突出部の先端における液状冷媒および気化冷媒の通過面積は小さく、受熱板に接触して気化しながら下方へ移動する速度は速くなる。その結果として、本発明の受熱器は、冷却効率を高めることができるのである。
したがって、各種電子機器の冷却に活用することができる。
1 データセンター
2 サーバ
3 電子機器
4 ラック
5 ボード
6 冷却装置
7 半導体素子
8 受熱器
9 管路
10 放熱器
11 管路
12 逆止弁
13 熱交換器
14 ポンプ
15 受熱部
16 気化部
17 受熱板
17a 凹部
17b 底面
18 受熱カバー
19 受熱空間
20 突出部
20a 最接近部
20b 平行な部分
21 冷媒入口
22 冷媒出口
30 受熱器
31 受熱部
32 気化部
33 受熱板
33a 凸部
34 受熱カバー
35 受熱空間
36 突出部
36a 最接近部
36b 平行な部分
37 冷媒入口
38 冷媒出口

Claims (7)

  1. 一面側に受熱部、他面側で前記受熱部に対応する部分に気化部、を有する受熱板と、この受熱板の前記受熱部側に配置された受熱カバーとを備え、
    前記受熱板と前記受熱カバーで受熱空間を形成し、
    前記受熱空間の上面に冷媒入口、前記受熱部空間の下面に冷媒出口を設け、
    前記冷媒入口には、逆止弁を介して前記受熱空間内に液状冷媒が供給され、前記冷媒出口からは気体状冷媒が流出する構成にするとともに、
    前記受熱板の前記気化部側には上下方向に延設した複数の凹部を設け、
    前記受熱カバーは、前記気化部に対応する部分に、前記受熱板側に突出する突出部を有し、この突出部は前記受熱板の複数の凹部内に突出または前記突出部の前記受熱板への最接近部が前記複数の凹部の天面と面一に構成し、
    前記最接近部は、前記複数の凹部の底面に平行な部分を略垂直方向に有したことを特徴とする受熱器。
  2. 一面側に受熱部、他面側で前記受熱部に対応する部分に気化部、を有する受熱板と、この受熱板の前記受熱部側に配置された受熱カバーとを備え、
    前記受熱板と前記受熱カバーで受熱空間を形成し、
    前記受熱部空間の上面に冷媒入口、前記受熱部空間の下面に冷媒出口を設け、
    前記冷媒入口には、逆止弁を介して前記受熱空間内に液状冷媒が供給され、前記冷媒出口の冷媒出口からは気体状冷媒が流出する構成にするとともに、
    前記受熱板の前記気化部側には上下方向に延設した複数の凸部を設け、
    前記受熱カバーは、前記気化部に対応する部分に、前記受熱板側に突出する突出部を有し、この突出部は前記受熱板の複数の凸部内に突出または前記突出部の前記受熱板への最接近部が前記複数の凸部の天面と面一に構成し、
    前記最接近部は、前記複数の凸部の天面に平行な部分を略垂直方向に有したことを特徴とする受熱器。
  3. 受熱カバーの突出部は別部材で構成した請求項1または2に記載の受熱器。
  4. 受熱空間は、冷媒入口と前記冷媒出口間の中部までの間は、受熱板と平行方向に徐々に広がる形状となり、この中部から前記冷媒出口までの間は、前記受熱板と平行方向に徐々に狭まる形状となった請求項1から3いずれか一つに記載の受熱器。
  5. 請求項1から4いずれか一つに記載の受熱器における気化部の冷媒出口に、第1の管路を介して放熱器を接続し、この放熱器に第2の管路を介して逆止弁を接続し、この逆止弁に前記受熱器における気化部の冷媒入口を順に接続して循環経路を構成するとともに、この循環経路内を減圧状態として冷媒を封入した冷却装置。
  6. 請求項5に記載の受熱器を構成する受熱板の受熱部に、発熱体を当接させた電子機器。
  7. 発熱体は、半導体素子とした請求項6に記載の電子機器。
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