JP2016047121A - 物干し補助具及び物干し部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、洗濯物などの干し物の乾燥時間の短縮化を図ることができる物干し補助具及び物干し部材を提供することを目的とする。
【解決手段】物干し補助具1は、物干し部材を差し込み可能な物干し差込口3aと、物干し差込口3aの上方でハンガーのフックを引っ掛けてハンガーを吊下げるハンガー吊下げ部5とを有している。実使用時において、ハンガー吊下げ部5は、水平面α内でのフックの回転を抑制する。
【選択図】図5

Description

本発明は、洗濯物などの干し物を干すのに用いる物干し補助具及び物干し部材に関する。
従来、洗濯物などの干し物の乾燥時間を短くするために、物干し竿などに取り付けて用いられる物干し補助具が知られている(特許文献1から3)。
特開2001−96092号公報 特許第4002908号公報 実用新案登録第3068344号公報
物干し竿等に複数の干し物を掛けた場合、風などによって干し物が揺れ動いて干し物同士が重なって干し物の下方で空気が流れにくくなってしまい、干し物の乾燥に長時間を要するという問題がある。
本発明の目的は、洗濯物などの干し物の乾燥時間の短縮化を図ることができる物干し補助具及び物干し部材を提供することにある。
本発明の一態様による物干し補助具は、物干し部材を差し込み可能な物干し差込口と、前記物干し差込口の上方でハンガーのフックを引っ掛けて前記ハンガーを吊下げるハンガー吊下げ部と、を備え、実使用時において、前記ハンガー吊下げ部は水平面内での前記フックの回転を抑制することを特徴とする。
本発明の他の態様による物干し補助具は、円柱形状の物干し部材の側部から前記物干し部材を差し込み可能な物干し差込口と、前記物干し部材の外表面に倣う曲面形状に形成された内壁と、前記内壁の内側領域であって前記物干し差込口で開放された空間部と、を備えた支持部と、前記支持部の上方に設けられたハンガー吊下げ部と、前記支持部の前記内壁の中央部に設けられた半球状の凸部と、を有し、前記ハンガー吊下げ部は、正面視においてほぼV字型の凹形状を形成する傾斜した第1の壁面及び第2の壁面と、前記第1の壁面と前記第2の壁面との間隔が最も狭い部分で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれて平面形状を有する底部と、前記底部の上方で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれた空間であるフック保持空間部と、を備えたフック保持部と、前記底部よりも幅の広いハンガー吊下げ口と、を備えることを特徴とする。
本発明のさらに他の態様による物干し補助具は、円柱形状の物干し部材の端部から前記物干し部材を差し込み可能な円形状の物干し差込口と、前記物干し差込口から差し込まれた前記物干し部材が通過する空間部と、前記物干し部材の外表面に倣う曲面形状に形成された内壁とを備え、円筒形状を有する支持部と、前記支持部の上方に設けられたハンガー吊下げ部と、前記支持部を貫通するU字状の孔部に三方を囲まれた前記支持部の一部である基板部と、前記基板部に形成され前記空間部に向かって突出する凸部と、を備えた移動防止部と、を有し、前記ハンガー吊下げ部は、正面視においてほぼV字型の凹形状を形成する傾斜した第1の壁面及び第2の壁面と、前記第1の壁面と前記第2の壁面との間隔が最も狭い部分で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれて平面形状を有する底部と、前記底部の上方で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれた空間であるフック保持空間部と、を備えたフック保持部と、前記底部よりも幅の広いハンガー吊下げ口と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様による物干し部材は、上記一態様又は上記他の態様による物干し補助具の前記ハンガー吊下げ部が移動するのを防止する物干し補助具移動防止部を有することを特徴とする。
本発明の他の態様による物干し部材は、上記一態様、上記他の態様又は上記さらに他の態様による物干し補助具を備えることを特徴とする。
本発明のさらに他の態様による物干し部材は、ハンガーのフックを引っ掛けて前記ハンガーを吊下げるハンガー吊下げ部を備え、実使用時において、前記ハンガー吊下げ部は水平面内での前記フックの回転を抑制することを特徴とする。
本発明によれば、風などによる干し物の揺れ動きを抑制して、洗濯物などの干し物の乾燥時間の短縮化を図ることができる。
本発明の第1実施形態による物干し補助具1の使用態様を示す図である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1の使用態様を説明する図(その1)である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1の正投影図である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1の取り付け態様を説明する図である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1が装着された物干し部材の断面図である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1のハンガーのフックの回転を抑制する機構について説明する図である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1の使用態様を説明する図(その2)である。 本発明の第1実施形態による物干し補助具1の使用態様を説明する図であって、図8に示す腕部の一部を拡大した図である。 本発明の第2実施形態による物干し補助具101の使用態様を説明する図である 本発明の第2実施形態による物干し補助具101の外観斜視図である。 本発明の第2実施形態による物干し補助具101の正投影図である。 本発明の第2実施形態による物干し補助具101が装着された物干し部材の断面図である。 本発明の第3実施形態による物干し部材の使用態様を説明する図である。 本発明の第3実施形態の変形例による物干し部材の使用態様を説明する図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による物干し補助具及び物干し部材について図1から図9を用いて説明する。図1は、本実施形態による物干し補助具1の使用態様を示す図である。物干し補助具1は、所定の物干し具に装着されて使用される。図1は、物干し補助具1が物干し具の一例である室内用物干し具10に装着された場合の使用態様を例示している。
まず、物干し補助具1が装着される室内用物干し具10の概要を説明する。
図1に示すように、室内用物干し具10は、円柱形状の中央支持部13と、中央支持部13を回転軸として互いに反対向きに回転可能に中央支持部13に連結された一対の第1物干し部14,15と、中央支持部13を回転軸として互いに反対向きに回転可能に中央支持部13に連結された一対の脚部11,12と、中央支持部13に対する一対の脚部11,12の回転範囲を制限する開き止め部43と、一対の物干し部14,15を所定の角度で支持する一対の第1物干し支持部41,42とを有している。一対の第1物干し部14,15は、中央支持部13を対称軸として線対称に設置されている。一対の第1物干し部14,15は、中央支持部13に連結される連結構造が異なる点を除いて、互いに同一の構成を有している。したがって、一対の第1物干し部14,15の構成について、第1物干し部14を例にとって説明する。
第1物干し部14は、対向して配置された、円柱形状の2本の腕部14aを有している。詳細は後述するが、2本の腕部14aは、物干し補助具1が取り付けられるように形成されている。2本の腕部14aの一端は、中央支持部13の両端部に取り付けられた連結部品44よりも内側に、回動可能に連結されている。2本の腕部14aの他端の間には、2本の腕部14aを所定の間隔に維持する円柱形状の端部固定部品14cが張り渡されている。2本の腕部14aは、端部固定部品14cにより所定の間隔を保持して互いに固定されているため、一体となって回動できる。また、2本の腕部14aの間には、所定の間隔で複数(本例では7本)の物干し棒14bが互いに平行に張り渡されている。複数の物干し棒14bは、中央支持部13と端部固定部品14cとの間に配置されている。複数の物干し棒14bは、中央支持部13及び端部固定部品14cと平行に配置されている。
第1物干し部14と同一の構成を有する第1物干し部15に備えられた2本の腕部15aは、第1物干し部14に備えられた2本の腕部14aに対応する。2本の腕部15aの間に張り渡された複数(本例では7本)の物干し棒15bは、複数の物干し棒14bに対応する。端部固定部品15cは、端部固定部品14cに対応する。
一対の脚部11,12は、中央支持部13を対称軸として線対称に設置されている。一対の脚部11,12は、中央支持部13に連結される連結構造が異なる点を除いて、互いに同一の構成を有している。したがって、一対の脚部11,12の構成について、脚部11を例にとって説明する。
脚部11は、2本の円柱形状の主脚部11aを有している。2本の主脚部11aの一端は、連結部品44を介して、中央支持部13の両端に回動可能に連結されている。2本の主脚部11aの他端の間には、2本の主脚部11aを所定の間隔に維持する円柱形状の端部固定部品11eが張り渡されている。2本の主脚部11aは、端部固定部品11eにより所定の間隔を保持して互いに固定されているため、一体となって回動できる。
2本の主脚部11aの中央支持部13寄りには、2本の主脚部11a間に第1支持部品11bが張り渡されている。第1支持部品11bには、第1物干し支持部41が連結されている。第1物干し支持部41は、対向配置された2本の円柱形状の支柱41aを有している。2本の支柱41aの一端は、第1支持部品11bの両端に回動可能に連結されている。2本の支柱41aの他端の間には、2本の支柱41aを所定の間隔に維持する円柱形状の端部固定部品41bが張り渡されている。2本の支柱41aは、端部固定部品41bにより所定の間隔を保持して互いに固定されているため、一体となって回動できる。また、2本の支柱41a及び端部固定部品41bは、中央支持部13、腕部14a及び主脚部11aよりも直径が短くなっている。さらに、2本の支柱41aの他端には、腕部14aを挟持可能な挟持部41cがそれぞれ設けられている。第1物干し部14の使用時において、支柱41aに設けられた挟持部41cが腕部14aの所定の位置を挟持することで、支柱41aは、第1物干し部14を水平状態や中央支持部13に対して上方へ向かって傾斜した状態で維持することができる。これにより、第1物干し部14の物干し棒14bに干し物を干すことが可能となる。なお、第1物干し部14の2本の腕部14aの間に張り渡された端部固定部品14cにも干し物を干すことが可能である。
2本の主脚部11aのほぼ中央部には、2本の主脚部11aの間に第2支持部品11cが張り渡されている。第2支持部品11cは円柱形状を有している。室内用物干し具10は、第2支持部品11cに回動可能に連結された第2物干し部16を有している。第2物干し部16は、第2支持部品11cを回転軸として回転可能に第2支持部品11cに連結されている。第2物干し部16は、対向して配置された2本の円柱形状の腕部16aを有している。2本の腕部16aの一端は、第2支持部品11cの両端に回動可能に連結されている。2本の腕部16aの他端の間には、2本の腕部16aを所定の間隔に維持する円柱形状の端部固定部品16cが張り渡されている。2本の腕部16aは、端部固定部品16cにより所定の間隔を保持して互いに固定されているため、一体となって回動できる。また、2本の腕部16aの間には、所定の間隔で複数(本例では4本)の物干し棒16bが互いに平行に張り渡されている。複数の物干し棒16bは、第2支持部品11cと端部固定部品16cとの間に配置されている。複数の物干し棒16bは、第2支持部品11c及び端部固定部品16cと平行に配置されている。
2本の主脚部11aの端部固定部品11e寄りには、2本の主脚部11aの間に第3支持部品11dが張り渡されている。第3支持部品11dには、第2物干し支持部18が連結されている。第2物干し支持部18は、対向配置された2本の円柱形状の支柱18aを有している。2本の支柱18aの一端は、第3支持部品11dの両端に回動可能に連結されている。2本の支柱18aの他端の間には、2本の支柱18aを所定の間隔に維持する円柱形状の端部固定部品18bが張り渡されている。2本の支柱18aは、端部固定部品18bにより所定の間隔を保持して互いに固定されているため、一体となって回動できる。また、2本の支柱18a及び端部固定部品18bは、中央支持部13、腕部14a、腕部16a及び主脚部11aよりも直径が短くなっている。さらに、2本の支柱18aの他端には、腕部16aを挟持可能な挟持部18cがそれぞれ設けられている。第2物干し部16の使用時において、支柱18aに設けられた挟持部18cが腕部16aの所定の位置を挟持することで、支柱18aは、第2物干し部16を水平状態や第2支持部品11cに対して上方へ向かって傾斜した状態で維持することができる。これにより、第2物干し部16の物干し棒16bに干し物を干すことが可能となる。なお、第2物干し部16の腕部16aの間に張り渡された端部固定部品16cにも干し物を干すことが可能である。
一対の脚部11,12は、中央支持部13に連結される連結構造が異なる点を除いて、互いに同一の構成を有している。したがって、脚部12に備えられた2本の主脚部12aは、脚部11に備えられた2本の主脚部11aに対応する。第1支持部品12bは、第1支持部品11bに対応する。第2支持部品12cは、第2支持部品11cに対応する。第3支持部品12dは、第3支持部品11dに対応する。端部固定部品12eは、端部固定部品11eに対応する。
第1支持部品12bには、第1物干し支持部42が連結されている。第1物干し支持部42は、第1支持部品11bに連結された第1物干し支持部41と同一の構成を有している。第1物干し支持部42が備える2本の支柱42aは、第1物干し支持部41が備える2本の支柱41aと対応する。端部固定部品42bは、端部固定部品41bと対応する。2本の支柱42aのそれぞれに設けられた挟持部42cは、2本の支柱41aにそれぞれ設けられた挟持部41cと対応する。支柱42aに設けられた挟持部42cが腕部15aの所定の位置を挟持することで、支柱42aは、第1物干し部15を水平状態や中央支持部13に対して上方へ向かって傾斜した状態(図1参照)で維持することができる。
また、第2支持部品12cには、第2物干し部17が連結されている。第2物干し部17は、第2支持部品11cに連結された第2物干し部16と同一の構成を有している。第2物干し部16,17は、それぞれ第2支持部品11c,12cを回転軸として互いに反対向きに回転するようになっている。第2物干し部17に備えらえた2本の腕部17aは、第2物干し部16に備えらえた2本の腕部16aに対応する。2本の腕部17aの間に張り渡された複数(本例では4本)の物干し棒17bは、複数の物干し棒16bに対応する。端部固定部品17cは、端部固定部品16cに対応する。
さらに、第3支持部品12dには、第2物干し支持部19が連結されている。第2物干し支持部19は、第3支持部品11dに連結された第2物干し支持部18と同一の構成を有している。第2物干し支持部19が備える2本の円柱形状の支柱19aは、第2物干し支持部18が備える2本の支柱18aと対応する。端部固定部品19bは、端部固定部品18bと対応する。2本の支柱19aのそれぞれに設けられた挟持部19cは、2本の支柱18aにそれぞれ設けられた挟持部18cと対応する。支柱19aに設けられた挟持部19cが腕部17aの所定の位置を挟持することで、支柱19aは、第2物干し部17を水平状態(図1参照)や第2支持部品12cに対して上方へ向かって傾斜した状態で維持することができる。
一対の脚部11,12との間には、2つの開き止め部43が設けられている。2つの開き止め部43の一方は、第2支持部品11cの一端部と第2支持部品12cの一端部との間に連結され、他方は、第2支持部品11cの他端部と第2支持部品12cの他端部との間に連結されている。2つの開き止め部43は、一対の第2物干し部16,17の腕部16a,17aの外側で第2支持部品11c,12cに連結されている。開き止め部43は、一対の脚部11,12の回動を制限するために設けられている。2つの開き止め部43の一端は、第2支持部品11cに貫通されて主脚部11aに回動可能に連結されている。また、2つの開き止め部43の他端は、第2支持部品12cに貫通されて主脚部12aに回動可能に連結されている。2つの開き止め部43はそれぞれ、中央にヒンジ部43aを有している。2つの開き止め部43は、ヒンジ部43aによって折れ曲がることができる。これにより、2つの開き止め部43は、脚部11の主脚部11aと脚部12の主脚部12aとの間で折り曲げ及び回動可能になる。2つの開き止め部43がヒンジ部43aを中心として山折りの状態に折り曲げられると、主脚部11a,12aが互いに接触した状態となる。これにより、一対の脚部11,12は、閉脚した状態となる。一方、2つの開き止め部43がヒンジ部43aで折り曲げられずにほぼ直線状態になると、一対の脚部11,12の回動が制限される。これにより、主脚部11a、主脚部12a及び2つの開き止め部43は、中央支持部13が伸びる方向に見てA字形状となり、一対の脚部11,12は、室内用物干し具10を使用可能な開脚状態を維持する。さらに、2つの開き止め部43の間には、複数(本例では4本)の物干し棒43bがヒンジ部43aを避けて所定の間隔で平行に張り渡されている。複数の物干し棒43bは、第2支持部品11c,12cと平行に配置されている。
室内用物干し具10の利用者は、室内用物干し具10を使用しないときには、ヒンジ部43aを中心として2つの開き止め部43を山折りの状態とし、一対の脚部11,12がほぼ接触する状態まで閉脚する。また、利用者は一対の第1物干し部14,15及び一対の第2物干し部16,17を閉脚された一対の脚部11,12にほぼ接触する状態に折り畳む。これにより、中央支持部13が伸びる方向に見て一対の脚部11,12や一対の第1物干し部14,15などの間隔が短くなるので、利用者は、室内用物干し具10を狭い空間に片づけることができる。一方、室内用物干し具10の利用者は、室内用物干し具10を使用するときには、一対の脚部11,12を閉脚した状態から開脚した状態に移行する。2つの開き止め部43は、一対の脚部11,12の開脚状態への移行に連動して両端及びヒンジ部43aが回動し、直線形状になる。一対の開き止め部43によって一対の脚部11,12の回動が制限された状態で、利用者は一対の脚部11,12の他端を床面に載置して室内用物干し具10を床面に立たせる。利用者は、必要に応じて一対の第1物干し部14,15及び一対の第2物干し部16,17を第1物干し支持部41,42及び第2物干し支持部18,19を用いて所定の角度に設置して室内用物干し具10を使用可能な状態とする。
図1には、室内用物干し具10に備えられた一対の第1物干し部14,15の各腕部14a,15aに装着された複数の物干し補助具1が図示されている。本例では、1本の腕部14a,15aに対し、それぞれ4つの物干し補助具1が装着されている。複数の物干し補助具1は、干し物同士が重ならないように所定の間隔を空けて、腕部14a,15aに装着されている。物干し補助具1が装着されるときの腕部14a,15aは、水平状態でもよいし、干し物を物干し補助具1に吊下げることが可能な範囲内で傾斜している状態でもよい。図1には、ほぼ水平状態の腕部14aに装着された物干し補助具1に吊下げられたハンガー20と、中央支持部13から上方に向かって傾斜した状態の腕部15aに装着された物干し補助具1に吊下げられたハンガー21とが図示されている。なお、本実施形態による物干し補助具の吊下げ対象のハンガーは、干し物を掛ける本体部に対してフックが回転しない態様のハンガーである。
理解を容易にするため図1では、本来第1物干し部14を支持しているはずの第1物干し支持部41は、第1物干し部14を支持していない状態で図示されている。また、図1では、干し物をかけないときの状態の第2物干し部16が図示されている。
また、図1では物干し補助具1を装着する物干し部材として、室内用物干し具10の第1物干し部14,15の腕部14a,15aを例示しているが、これに限られない。物干し部材は、例えば室内用物干し具10における第2物干し部16,17の腕部16a,17aでもよいし、屋外用物干し台等に支持されて屋外で使用される物干し竿等でもよい。
図2は、本実施形態による物干し補助具1の使用態様を説明する図である。図2は、図1に示す室内用物干し具10の腕部14aの要部を、装着した物干し補助具1の正面側から見た状態を示している。物干し補助具1が装着された腕部14aはほぼ水平方向に維持されており、物干し補助具1のハンガー吊下げ部5に吊下げられたハンガー20は鉛直方向に吊下げられた状態に維持されている。これにより、物干し補助具1は、物干し部材の下方にハンガーに掛けられた干し物を吊下げることができる。
物干し補助具1は、干し物同士が重ならないように所定の間隔を空けて、腕部14aに複数装着されている。また、物干し補助具1は、ハンガー吊下げ部5によりハンガー20のフック20aを保持すると共に、使用時における水平面α内でのフック20aの回転を抑制する。ハンガーのフックの回転を抑制する機構については、後述する。物干し補助具1のハンガー吊下げ部5がハンガーのフックを保持することで、ハンガーの物干し部材上の移動が抑止される。また、ハンガー吊下げ部5がハンガーのフックの回転を抑制することで、風などによる干し物の揺れ動きが抑制される。これにより、風に吹かれた際などに干し物同士が重なってしまうことを防止できる。
次に、物干し補助具1の概略構成について図2を参照しながら、図3から図6を用いて説明する。図3は、本実施形態による物干し補助具1の概略構成を示す図であり、物干し補助具1を正面上方から見た外観斜視図である。図4は、物干し補助具1の正投影図である。図4中の上段には平面図が示され、中段には、左側面図、正面図、右側面図及び背面図が左からこの順に示され、下段には、底面図が示されている。また図5は、本実施形態による物干し補助具1の取り付け態様を説明する図である。図5中の左側には、物干し部材の一例である室内用物干し具10の腕部14aに取り付ける前の状態の物干し補助具1が図示され、図5中の右側には、腕部14aに取り付けた状態の物干し補助具1が図示されている。図6は、図5に示す直線A−Aで、室内用物干し具10の腕部14aを切断した断面図である。
図3及び図4に示すように、物干し補助具1は、腕部14aを一例とする物干し部材の側部から物干し部材を差し込み可能な物干し差込口3aと、物干し差込口3aを備えた支持部3と、物干し差込口3aの上方でハンガーのフック(不図示)を引っ掛けてハンガーを吊下げるハンガー吊下げ部5とを有している。
支持部3は、側壁の一部を取り除いた円筒形状を有し、側壁を取り除いた領域に物干し差込口3aが形成されている。図4中の左側面図及び右側面図に示すように、支持部3は、左側面及び右側面から見て、円弧形状を有している。支持部3の内壁3bの表面は、物干し部材の外表面に倣う形状に形成されている。本実施形態による物干し補助具1は、図1に示すような室内用物干し具10の腕部14aや物干し竿等の物干し部材が装着対象である。このため、内壁3bの表面は、円柱形状の物干し部材の外表面に倣う曲面形状(本例では円筒の内表面形状)に形成されている。
また支持部3は、内壁3bの内側領域であって物干し差込口3aで開放された空間部3cを有している。支持部3は、物干し差込口3aから差し込まれた物干し部材の側部を、空間部3c内において内壁3bで覆うように把持する。支持部3は、物干し部材の側部を空間部3c内で把持することによって、ハンガー吊下げ部5を物干し部材に支持するようになっている。物干し差込口3aの幅は、物干し補助具1の装着対象の腕部14aの直径よりも若干短く形成されている。支持部3は、物干し部材を空間部3c内において把持すると、物干し部材によって外側に押し広げられる。物干し補助具1は、例えば樹脂で形成されているので、弾性変形により元の状態に戻ろうとする。このため、支持部3の内壁3bの表面と物干し部材の外表面との密着度が向上する。これにより、物干し補助具1は、吊下げている干し物が風などによって揺り動かされても物干し部材上で移動しにくくなる。したがって、複数の物干し補助具1は、吊下げている干し物が揺り動かされたとしても、物干し部材に装着された当初の間隔を維持しやすくなる。
図5中の右側に示すように、物干し補助具1は、例えば支持部3を差込口3aから腕部14aの側部に嵌め込んで腕部14aに取り付けて使用される。物干し補助具1は、ハンガー吊下げ部5に設けられたハンガー吊下げ口5aからハンガーのフック(不図示)を引っ掛けるようになっている。腕部14aに取り付けた物干し補助具1は、腕部14aから取り外すことが可能である。このため、物干し補助具1は、ハンガーを用いる衣類などの干し物を物干し部材に干す場合には物干し部材に取り付けられ、ハンガーを用いない布団や大型のタオルなどの干し物を物干し部材に干す場合には物干し部材から取り外されるといった使い分けが可能になっている。
図4に戻って、支持部3は、物干し部材に対してハンガー吊下げ部5が移動するのを防止する移動防止部7を有している。図4中の左右側面図及び底面図に示すように、移動防止部7は、支持部3の内壁3bの中央部に、内壁3bから空間部3cに向かって突出して設けられた半球状の凸部である。
一方、図5に示すように、腕部14aには円状の上面を有する孔部14dが設けられている。移動防止部7の直径は、孔部14dの直径よりも短くなっている。これにより、移動防止部7は孔部14dと嵌合する。図6に示すように、物干し補助具1が室内用物干し具10の腕部14aに装着されると、移動防止部7は孔部14dと嵌合し、腕部14aの内部空間に向かって突出する。これにより、物干し補助具1は、使用時において物干し部材に吊下げている干し物が風などによって揺り動かされても、物干し部材上で移動するのが防止される。すなわち、支持部3の内壁3bに設けられた凸部である移動防止部7と、支持部3の内壁3bに接する物干し部材の側面に設けられた孔部14dとが嵌合することで、物干し補助具1のハンガー吊下げ部5が腕部14aに対して移動するのが防止される。したがって、複数の物干し補助具1は、吊下げている干し物が揺り動かされたとしても、物干し部材に装着された当初の間隔を維持できる。移動防止部7が孔部14dに嵌合した状態においては、物干し補助具1が水平状態を維持する物干し部材に取り付けられているとき、ハンガー吊下げ部5は支持部3の鉛直上方に位置するようになっている。
図5に示す腕部14aに設けられた孔部14dは、物干し補助具1の使用時において、物干し補助具1の移動を防止するために物干し部材に設けられる物干し補助具移動防止部の一例に相当する。また、物干し補助具移動防止部は、孔部14dの形状に限られない。例えば、物干し補助具移動防止部は、腕部14aの内部空間側に突出して移動防止部7が嵌合可能な凹部であってもよい。また、図1に示すように物干し補助具1は室内用物干し具10の腕部15aにも取り付け可能である。すなわち、腕部15aにも腕部14aと同じ孔部(不図示)が設けられ、物干し補助具1が取り付け可能に形成されている。
物干し補助具1に設けられる移動防止部は、凸部ではなく凹部であり、物干し部材に当該凹部と嵌合する凸部が、物干し補助具移動防止部として設けられていてもよい。また、物干し補助具1の移動防止部及び物干し部材の物干し補助具移動防止部がそれぞれ面ファスナーを有していてもよい。この場合、物干し補助具1を物干し部材に装着する際に面ファスナー同士を接着させることにより、物干し補助具1の移動を防止できる。また、物干し補助具1の支持部3の内壁3b及び物干し部材の物干し補助具1と接する面の両方が静止摩擦力の大きい素材で覆われていたり、静止摩擦力が大きくなるように形成されていることにより、物干し補助具1の移動を防止するようになっていてもよい。この場合、支持部3の内壁3bが移動防止部に相当し、物干し部材の物干し補助具1と接する面が物干し補助具移動防止部に相当する。このように、物干し部材に設けられる物干し補助具移動防止部は、物干し補助具1に設けられた移動防止部と共に用いられることで物干し補助具1の移動を防止する。
また、物干し補助具1が有する移動防止部及び物干し部材が有する物干し補助具移動防止部は、どちらか一方のみで物干し補助具1の移動を防止するようになっていてもよい。例えば、物干し補助具1の支持部3の内壁3b及び物干し部材の物干し補助具1と接する面のどちらか一方が静止摩擦力の大きい素材で覆われていたり、静止摩擦力が大きくなるように形成されていることにより、物干し補助具1の移動を防止するようになっていてもよい。静止摩擦力は、干し物が風などで揺り動かされることによって、物干し補助具1に対して生じる力に抗する力であればよい。
図3及び4に戻って、ハンガー吊下げ部5は、ハンガー吊下げ口5aと、フック保持部5bとを有している。ハンガー吊下げ部5は、ハンガーのフックを保持すると共に、物干し補助具1の実使用時における水平面α内(図2参照)でのハンガーのフックの回転を抑制するようになっている。図2に示すように、ほぼ水平状態の物干し部材に物干し補助具1が装着されている場合には、実使用時における水平面αは、ハンガー吊下げ口5aと平行な面となる。フック保持部5bは、ハンガーのフックを保持し、当該フックの回転を抑制する。
図3及び図4に示すように、フック保持部5bは、第1壁面51、第2壁面53、底部55及びフック保持空間部57を有している。フック保持部5bは、フック保持空間部57内でフックを引っ掛けて保持し、第1壁面51及び第2壁面53で当該フックの回転を抑制するようになっている。第1壁面51及び第2壁面53は、ハンガー吊下げ口5a及びその下方に存在するフック保持空間部57を挟んで配置されている。また、第1壁面51及び第2壁面53は、傾斜しており、物干し差込口3aに向かうほど近づくようになっている。図4の正面図で示すように、ハンガー吊下げ口5aは、正面視において第1壁面51と第2壁面53との間隔が最も広い部分と同じ長さの幅を有している。ハンガー吊下げ口5aの幅は、第1壁面51と第2壁面53との間隔が最も狭い部分よりも広くなっている。また、ハンガー吊下げ口5aの幅は、物干し補助具1で吊下げ可能なハンガーのフックの直径よりも十分に広くなっている。
フック保持部5bの底部55は、第1壁面51と第2壁面53とが最も近づく箇所で、第1壁面51と第2壁面53とに挟まれて平面形状を有している。図4の正面図において、底部55の幅はハンガー吊下げ口5aの幅よりも狭くなっている。言い換えれば、ハンガー吊下げ口5aの幅は、底部55の幅よりも広くなっている。また、図4の正面図に示すように、第1壁面51と第2壁面53とは、正面視において底部55を挟んでほぼV字型の凹形状となっており、第1壁面51と第2壁面53との間隔が最も狭い部分に底部55が形成されている。フック保持空間部57は、底部55の上方で、第1壁面51及び第2壁面53に挟まれた空間である。フック保持空間部57は、第1壁面51、第2壁面53、底部55及びハンガー吊下げ口5aに囲まれている。フック保持空間部57は、正面視において、ハンガー吊下げ口5aによって形成される上底が底部55によって形成される下底よりも長い逆台形状を有している。この逆台形は、脚を形成する第1壁面51と第2壁面53とが同じ長さであるため左右対称となっている。
ハンガー吊下げ部5は、図4の平面図で示すように、ハンガー吊下げ口5aを挟んで平行に設けられた頂部5c,5dを有している。頂部5c,5dは、平面であり、正面側と背面側の両端が面取りをされている。頂部5cは、フック保持部5bの第1壁面51の上辺とハンガー吊下げ部5の外壁とに挟まれた平面である。頂部5dは、フック保持部5bの第2壁面53の上辺とハンガー吊下げ部5の外壁とに挟まれた平面である。第1壁面51の上辺は頂部5cと第1壁面51との境界であり、第2壁面53の上辺は頂部5dと第2壁面53との境界である。第1壁面51と第2壁面53との間隔は、第1壁面51の上辺と第2壁面53の上辺との間で最も広くなっており、この第1壁面51と第2壁面53との間隔が最も広い部分にハンガー吊下げ口5aが形成されている。
ハンガー吊下げ部5は、頂部5c,5dの両端が面取りをされているため、面取りをされていない場合と比較して、欠けなどの破損が生じにくくなっている。
フック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53は傾斜しており、物干し差込口3aに向かうほど近づくようになっている。また、正面視において、フック保持空間部57は逆台形状を有している。そのため、フック保持部5bは、フック保持空間部57において第1壁面51及び第2壁面53で直径の異なる複数種類のフックを保持することができる。したがって、物干し補助具1は、フックの直径が異なる複数種類のハンガーを物干し部材に対して吊下げることができる。ハンガー吊下げ部5に引っ掛けられたハンガーは、自重及びこのハンガーに掛けられた干し物の重量によって鉛直下方に向かう力と、第1壁面51及び第2壁面53からフックが鉛直上方に向かって受ける力との均衡の取れた最適な位置でフック保持部5bに保持される。ハンガーの自重などにより、フック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53がハンガーと接触する位置は、フックの直径が短くなるほどフック保持部5bの底部55の方向へずれる。物干し補助具1は、ハンガーのフックの直径に応じて第1壁面51及び第2壁面53の傾斜した領域で力の均衡の取れた最適な位置を形成できる。これにより、物干し補助具1は、正面視におけるハンガー吊下げ口5aの幅より若干短い直径のフックを有するハンガーから、正面視におけるフック保持部5bの底部55の幅より若干短い直径のフックを有するハンガーまで、使用時における水平面内α(図2参照)内でのフックの回転を抑制できる。
フック保持部5bは、図3及び図4では底部55が平面形状を有しているが、底部55が平面形状を有していない場合、すなわち第1壁面51及び第2壁面53が物干し差込口3aに最も近づく箇所で完全に接触するようになっている場合であっても、ハンガーのフックを保持し、使用時における水平面α内でのフックの回転を抑制することができる。
フック保持部5bは、ハンガー吊下げ部5に引っ掛けられたハンガーのフックがフック保持部5bの底部55の幅とほぼ等しい直径を有し且つフックの底部が円弧状となっている場合に、フックの底面を第1壁面51及び第2壁面53に加えて底部55でも支持できる。これにより、物干し補助具1は、底部55が平面形状を有していない場合と比較してハンガーのフックをより安定的に挟持することができる。
次に、ハンガーのフックの回転を抑制する機構について図2から図4を参照しつつ、図7を用いて説明する。図7は、物干し補助具1のハンガー吊下げ部5に引っ掛けられたハンガーのフックとハンガー吊下げ部5を、物干し補助具1の使用時における水平面α(図2参照)を鉛直方向に見た模式図である。図7(a)は、ハンガー吊下げ口5a(図3及び図4参照)の幅より若干短い幅のフック23がフック保持部5bのフック保持空間部57で保持された状態を示している。図7(b)は、フック保持部5bの底部55の幅より若干長い幅のフック25がフック保持空間部57で保持された状態を示している。図7(a)及び図7(b)において水平面α内で回転していないフック23及びフック25は破線で図示され、水平面α内で回転しているフック23及びフック25は実線で図示されている。
図7(a)に破線で示すように、フック23は、フック保持空間部57内の頂部5c,5d寄りで頂部5c,5dに沿って保持されている。このときに、例えば風などでハンガーが右回りに揺れ動いたとする。このとき、フック23の底面は、第1壁面51及び第2壁面53に触れている。水平面α内でハンガーが右回りに回転すると、フック23も水平面α内で右回りに回転する。フック23が水平面α内で角度「θ」だけ回転すると、フック23の左側面の一部は、第1壁面51の角部C11と接触し、フック23の右側面の一部は、第2壁面53の角部C32と接触する。ここで、角度「θ」は、フック23の中心Oを通りフック23の長手方向に平行な直線が、水平面α内で中心Oを回転軸として回転した角度である。なお、フック23の長手方向に平行な直線が第1及び第2壁面51,53に平行な状態を、角度「θ」=「0」とする。また、中心Oに対して右回りを正方向とし、左回りを負方向とする。図7(a)では理解を容易にするため、角度「θ」は、フック23の左側面をこの直線と看做して図示されている。
フック保持部5bは、ハンガーの揺れ動きに応じて回転するフック23から力を受けても変形しない程度の剛性を有している。このため、フック23は、角度「θ」以上には回転できない。フック23は、角部C11及び角部C32からの反作用により、水平面α内で中心Oを回転軸として左回りに回転する。図示は省略するが、フック23は左回りに角度「−θ」だけ回転すると、フック23の左側面の一部は、第1壁面51の角部C12と接触し、フック23の右側面の一部は、第2壁面53の角部C31と接触する。フック23は、角部C12及び角部C31によって角度「−θ」以上には回転できない。
このように、ハンガー吊下げ部5は、物干し補助具1の使用時における水平面α内におけるフック23の回転を角度「2θ」の範囲内に抑制することができる。第1及び第2壁面51,53は、フック23の回転方向とは反対方向に力を加え、フック23の回転が所定範囲に収まるように協働して抑制するようになっている。
図7(a)では、回転していないフック23の側面がフック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53に触れない状態を破線で示しているが、回転していないフック23の側面の一方が、第1壁面51又は第2壁面53に触れた状態であっても、所定の条件を満たせば、ハンガー吊下げ部5はフック23の回転を抑制可能である。この条件については後述する。
図7(b)に破線で示すように、フック25は、フック保持空間部57内の底部55寄りで底部55に沿って保持されている。このときに、例えば風などでハンガーが右回りに揺れ動いたとする。このとき、フック25の底面が第1壁面51及び第2壁面53に触れている。物干し補助具1の使用時における水平面α(図2参照)内でハンガーが右回りに回転すると、フック25も水平面α内で右回りに回転する。フック25が水平面α内で角度「φ」だけ回転すると、フック25の左側面の一部は、第1壁面51の角部C11と接触し、フック25の右側面の一部は、第2壁面53の角部C32と接触する。ここで、角度「φ」は、フック25の中心Oを通りフック25の長手方向に平行な直線が、水平面α内で中心Oを回転軸として回転した角度である。なお、フック25の長手方向に平行な直線が第1及び第2壁面51,53に平行な状態を、角度「φ」=「0」とする。また、中心Oに対して右回りを正方向とし、左回りを負方向とする。図7(b)では理解を容易にするため、角度「φ」は、フック25の左側面をこの直線と看做して図示されている。
フック保持部5bは、ハンガーの揺れ動きに応じて回転するフック25から力を受けても変形しない程度の剛性を有している。このため、フック25は、角度「φ」以上には回転できない。フック25は、角部C11及び角部C32からの反作用により、水平面α内で中心Oを回転軸として左回りに回転する。図示は省略するが、フック25は左回りに角度「−φ」だけ回転すると、フック25の左側面の一部は、第1壁面51の角部C12と接触し、フック25の右側面の一部は、第2壁面53の角部C31と接触する。フック25は、角部C12及び角部C31によって角度「−φ」以上には回転できない。
このように、ハンガー吊下げ部5は、水平面α内におけるフック25の回転を角度「2φ」の範囲内に抑制することができる。第1及び第2壁面51,53は、フック25の回転方向とは反対方向に力を加え、フック25の回転が所定範囲内に収まるように協働して抑制するようになっている。
図7(b)では、回転していないフック25の側面がフック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53に触れない状態を破線で示しているが、回転していないフック25の側面の一方が、第1壁面51又は第2壁面53に触れた状態であっても、所定の条件を満たせば、ハンガー吊下げ部5はフック25の回転を抑制可能である。この条件については後述する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、ハンガー吊下げ部5は、フックの幅が太いほど、フックの回転角をより小さい角度に抑制できる。また、図7(b)では、干し物が相対的に強い風力の風によって揺り動かされ、フック25が頂部5dに乗り上げはしないものの、第1及び第2壁面51,53の間隔の最大幅の範囲で回転した例を示している。しかしながら、干し物が相対的に弱い風力の風によって揺り動かされると、フック25が頂部5c,5dに乗り上げる寸前まで回転するほどの回転力を受けない。この場合、フック25は、フック保持部5bの底部55に近い位置で回転が抑制される。第1壁面51及び第2壁面53の間隔の幅は底部55に近づくほど狭くなるため、ハンガー吊下げ部5は、回転角「2φ」よりも小さい角度範囲でフック25の回転を抑制できる場合がある。
次に、本実施形態による物干し補助具1の他の使用方法について図7を参照しながら、図8及び図9を用いて説明する。図8は、本実施形態による物干し補助具1の別の使用態様を説明する図である。図8は、図1に示す室内用物干し具10の第1物干し部15の腕部15aの要部を、腕部15aに装着した物干し補助具1の正面側から見た状態を示している。図8に示すように、物干し補助具1が装着された腕部15aは左上方向に向かって傾斜しており、物干し補助具1のハンガー吊下げ部5に吊下げられたハンガー21は鉛直方向に吊下げられた状態に維持されている。これにより、物干し補助具1は、物干し部材の下方にハンガーに掛けられた干し物を吊下げることができる。また、ハンガー21のフック21aの側面は、第1壁面51と接触している。
また、物干し補助具1は、干し物同士が重ならないように所定の間隔を空けて、腕部15aに複数装着されている。物干し補助具1は、ハンガー吊下げ部5によりハンガー21のフック21aを保持すると共に、使用時における水平面α内でのフック21aの回転を抑制する。ハンガーのフックの回転を抑制する機構については、上述のとおりである。
図9は、本実施形態による物干し補助具1の使用態様を説明する図であって、図8に示す腕部15aの一部を拡大した図である。図9は、図8に示す複数の物干し補助具1のうち上から2番目の物干し補助具1の近傍を示している。物干し補助具1は、左上方向へ向かって傾斜している腕部15aに装着されているため、ハンガー吊下げ部5もハンガー吊下げ口5aが腕部15aとほぼ平行になる程度に傾斜している。水平面αは、物干し補助具1の使用時における所定の水平面であって、図9ではフック保持部5b(図7参照)の底部55と第2壁面53とが交わる辺を含む水平面として図示されている。また、図9では、フック保持部5bの第1壁面51はほぼ鉛直状態にあり、第2壁面53は水平状態よりもやや上向きに傾斜した状態である。
第2壁面53は、底部55と交わる辺において水平面αとも交わっている。ここで、第2壁面53と水平面αとの成す角度を「ψ」とする。
物干し補助具1は、傾斜した物干し部材に装着された場合であっても、ハンガーのフックが回転した際に、第1及び第2壁面51,53の両方からフックの回転方向とは反対方向に働く力をフックに加えることができるという条件を満たせば、フックの回転を抑制できる。
したがって、ハンガーのフックの回転を抑制するための条件を満たすためには、図9に示すように、第2壁面53が水平面αに対して上方へ向かって所定の角度「ψ」で傾斜していることが必要である。第2壁面53が水平面αに対して上方へ向かって傾斜していれば、ハンガー吊下げ部5に引っ掛けられたハンガーは、自重及びこのハンガーに掛けられた干し物の重量によって鉛直下方に向かう力により自然と底部55に近づき、第1壁面51及び第2壁面53からフックが鉛直上方に向かって受ける力との均衡の取れた最適な位置で第1壁面51及び第2壁面53に接触してフック保持部5bにおいて保持される。
第2壁面53が水平面αに対して上方へ向かって傾斜していることが最低条件ではあるが、所定の角度「ψ」の値は、物干し部材の傾斜角度やハンガーのフックの直径、ハンガーに掛けられた干し物の重さ、また、第1壁面51、第2壁面53及びフックの材質の静止摩擦力の大きさ等によって異なる。なお、第1壁面51は使用時において鉛直状態になくてもよい。
また、図8及び図9では物干し補助具1のフック保持部5b(図7参照)の第1壁面51はほぼ鉛直状態にあり、第2壁面53は水平状態よりもやや上向きに傾斜した状態であるが、これとは逆に、フック保持部5bの第1壁面51は水平状態よりもやや上向きに傾斜した状態であり、第2壁面53がほぼ鉛直状態にあってもよい。この場合、物干し補助具1は、第1壁面51が水平面αに対して上方へ向かって所定の角度「ψ」で傾斜していれば、フックの回転を抑制できる。
次に、本実施形態による物干し補助具1の使用方法について図1から図9を再び用いて説明する。
物干し補助具1を例えば室内用物干し具10の腕部14a(図1参照)に取り付ける場合には、使用者は、移動防止部7が孔部14dに概ね対向するように物干し差込口3a側を腕部14aに向けてから物干し補助具1を下方に押し下げ、物干し差込口3aを介して腕部14aを支持部3の空間部3c内に移動させる。このとき、腕部14aは、支持部3を押し広げながら空間部3c内に移動する。次に、使用者は、腕部14aの中心軸を回転軸として物干し補助具1を腕部14aの外表面上で回転させたり、腕部14aの中心軸方向に物干し補助具1を移動させたりして、移動防止部7が孔部14dに嵌合するように物干し補助具1の装着位置を調整する。移動防止部7は半球状の凸部を有している。このため、使用者が物干し補助具1の装着位置を調整している際に、移動防止部7の外表面の頂点が孔部14d上に配置されると、移動防止部7の外表面が孔部14dの周縁部と接触しながら移動防止部7が孔部14d内に滑り落ちる。これにより、移動防止部7と孔部14dとは嵌合し、室内用物干し具10に物干し補助具1が取り付けられる。
孔部14dを容易に嵌合させるために、物干し補助具1の装着位置を使用者に明示する物干し補助具装着位置明示部が、腕部14aに設けられていてもよい。物干し補助具装着位置明示部は、線や記号等が物干し部材に印字されている態様でも、凹凸形状であって目視だけでなく手指の接触により物干し補助具の装着位置が確認できるようになっていてもよい。
物干し補助具1がハンガーの回転を抑制できる範囲内に隣りのハンガーが位置しないだけの間隔を設け、図1に示すように、複数の物干し補助具1を同様の手法によって腕部14aに取り付ける。これにより、腕部14aへの物干し補助具1の取り付けは完了する。物干し補助具1は、取付け対象の腕部14aが水平状態であっても、傾斜している状態であってもよい。
なお、物干し補助具1は腕部14aを一例とする物干し部材に対して自由に着脱可能であり、支持部3は腕部14aから取り外されると弾性変形により元の形状に戻る。
以上説明したように、第1実施形態による物干し補助具1は、フックの回転を抑制可能なハンガー吊下げ部5を有している。このため、物干し補助具1は、干し物が掛けられたハンガーのフックの回転を実使用時における水平面α(図2及び図8参照)において抑制することができる。これにより、隣り合う干し物は風などで揺り動かされても互いに重ならなくなり、互いに隣り合って室内用物干し具10の腕部14aに掛けられた干し物間に効率よく空気が流通するため、干し物の乾燥時間の短縮化を図ることができる。
また、物干し補助具1は、移動防止部7を有している。移動防止部7は、腕部14aに設けられた孔部14dと嵌合する。このため、物干し補助具1は、干し物が風などで揺り動かされても物干し部材の外表面上を移動しないので、隣り合う干し物は風などで揺り動かされても互いに重ならない状態を維持できる。これにより、互いに隣り合って物干し部材に掛けられた干し物間に効率よく空気が流通するため、干し物の乾燥時間の短縮化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による物干し補助具について図10から図13を用いて説明する。図10は、本実施形態による物干し補助具101の使用態様を説明する図である。図10は、物干し補助具101が装着された室内用物干し具100の要部を示している。室内用物干し具100は、何れの腕部にも、上記第1実施形態で説明した孔部14dを一例とする物干し補助具移動防止部が設けられていない点を除いて、図1に示す室内用物干し具10と同一の構成を有している。図10に示すように、室内用物干し具100の第1物干し部14は、室内用物干し具10の第1物干し部14と同じく、2本の腕部140a(図10では、1本のみ図示)と、2本の腕部140aの間に平行に張り渡された複数の物干し棒14bを有している。
なお、図1から図9に示す上記第1実施形態による室内用物干し具10及び物干し補助具1と同一の機能・作用を奏する構成要素には、同一の符号を付してその説明は省略する。図10に示す室内用物干し具100の第1物干し部14及び物干し棒14bは、室内用物干し具10の第1物干し部14及び物干し棒14bと同一の機能・作用を奏する。また、物干し補助具101のハンガー吊下げ部5及びハンガー吊下げ口5aは、物干し補助具1のハンガー吊下げ部5及びハンガー吊下げ口5aと同一の機能・作用を奏する。
図10に示すように、物干し補助具101は、例えば支持部103の物干し差込口103aから腕部140aを差し込んで室内用物干し具100に装着されて使用される。物干し補助具101は、室内用物干し具100を組み立てる際に、腕部140aに物干し棒14bを接続する前に腕部140aに取り付けられる。物干し補助具101のハンガー吊下げ部5は、第1実施形態による物干し補助具1のハンガー吊下げ部5と同一の機能・作用を奏する。したがって、物干し補助具101は、水平状態の腕部140aや、上記第1実施形態で説明したハンガーのフックの回転を抑制する機構の効果を得られる程度に傾斜している腕部140aに適用できる。物干し補助具101は、図10に示す室内用物干し具100に取り付けて使用される場合には、腕部140aに取り付けられた状態で販売される。物干し補助具101は、2本の物干し棒14bの間に取り付けられるため、この2本の物干し棒14bの間で腕部140a上を移動させることは可能である。しかしながら、この2本の物干し棒14b間を超えて物干し補助具101を移動させることはできない。
また、物干し補助具101を取り付ける物干し部材として、図10では腕部140aを例示しているが、これに限られない。物干し部材は、例えば室内用物干し具100が備える他の腕部でもよいし、屋外用物干し台等に支持されて屋外で使用される物干し竿等でもよい。物干し補助具101は、例えば物干し竿に装着される場合は着脱することも可能ではあるが、通常は、物干し竿に所定間隔で取り付けた状態で維持される。すなわち、物干し補助具101を使用しない場合(例えば、布団などを干す場合)であっても物干し補助具101を備えている状態で使用される。
次に、物干し補助具101の概略構成について図11、図12及び図13を用いて説明する。図11は、本実施形態による物干し補助具101の外観斜視図である。図11(a)は、物干し補助具101を正面上方から見た斜視図であり、図11(b)は、物干し補助具101を左側面上方から見た斜視図であり、図11(c)は、物干し補助具101を背面下方から見た斜視図である。図12は、物干し補助具101の正投影図である。図12中の上段には平面図が示され、中段には、左側面図、正面図、右側面図及び背面図が左からこの順に示され、下段には、底面図が示されている。また図13は、図10に示す直線B−Bで、室内用物干し具100の腕部140aを切断した断面を示す図である。
支持部103は、肉厚の薄い円筒形状を有している。支持部103の両端部には、物干し差込口103aが設けられている。図12中の左側面図及び右側面図に示すように、支持部103は、左側面及び右側面の両方に物干し差込口103aを有している。物干し差込口103aは円形状を有している。支持部103は、物干し差込口103aから差し込まれた物干し部材が通過する空間部103cを有している。支持部103は、両端部に物干し差込口103aを有しているので、一方の物干し差込口103aから差し込まれた物干し部材の端部を空間部103cを介して他方の物干し差込口103aから外部に取り出すことができるようになっている。すなわち、物干し補助具101は、支持部103に物干し部材を貫通させることができる。空間部103cは内壁103bに囲まれた空間であり、物干し差込口103aで開放されている。支持部103の内壁103bの表面は、物干し部材の外表面に倣う形状に形成されている。本実施形態による物干し補助具101は、図10に示すように、装着対象が腕部140aである。このため、内壁103bの表面は、円柱形状の腕部140aの外表面に倣う曲面形状(本例では円筒の内表面形状)に形成されている。
支持部103は、物干し部材を空間部103c内を通過させることによって、ハンガー吊下げ部5を物干し部材に支持するようになっている。物干し差込口103aの中心から外周囲までの長さと、支持部103の中心軸から内壁103bまでの長さは、物干し補助具101の装着対象の腕部140aなどの半径よりも若干長く形成されている。これにより、支持部103は、物干し部材に空間部103cを通過させることができる。
支持部103は、物干し部材に対してハンガー吊下げ部5が移動するのを防止する移動防止部107を有している。移動防止部107は、支持部103の一部に形成された基板部107aと、基板部107a上に形成され空間部103cに向かって突出する凸部107bとを有している。図12中の底面図に示すように、支持部103に、内壁103bの裏面である支持部103の外表面から空間部103cに向かって支持部103を貫通するU字状の孔部103dを形成することにより、孔部103dの内側領域に位置する支持部103が基板部107aとなる。基板部107aは、孔部103dによって外周囲のうちの三方が囲まれている。また、凸部107bは、基板部107aの空間部103c側、すなわち内壁103bから空間部103cに向かって突出して設けられている。移動防止部107は、上面視において、支持部103の空間部103cを挟んでハンガー吊下げ部5の底部55と重なる位置に設けられている。
また、図12中の左側面図及び右側面図に示すように、凸部107bは、内壁103bの壁面に対して空間部103cに向かって突出している。支持部103の中心軸から内壁103bまでの長さと、支持部103の中心軸から凸部107bまでの長さとの間の半径を有する物干し部材(例えば腕部140a)が空間部103cに挿入されるとする。凸部107bは空間部103cに向かって突出しているため、凸部107bが物干し部材によって支持部103の中心軸に対して径方向に力を受ける。そうすると、移動防止部107は、基板部107aの外周囲のうちの孔部103dで囲まれていない辺を中心軸として外側に向かって回転する力を受ける。このとき、基板部107aは支持部103の下方へ向かって突出する。ところが、物干し補助具101は、例えば樹脂で形成されているため、弾性変形により元の状態に戻ろうとする。これにより、図13に示すように、基板部107a及び凸部107bは、物干し部材の外表面を押さえ付ける。物干し部材は、凸部107bと凸部107bに対向する内壁103bとによって挟まれている。これにより、物干し補助具101は、吊下げている干し物が風などによって揺り動かされても物干し部材上で移動するのが防止される。したがって、複数の物干し補助具101は、吊下げている干し物が揺り動かされたとしても、物干し部材に装着された当初の間隔を維持できる。
次に、本実施形態による物干し補助具101の使用方法について図10から図13を再び用いて説明する。
物干し補助具101は、例えば腕部140a(図10参照)に取り付けた状態で販売されている。このため、使用者は、室内用物干し具100の設置とともに、物干し補助具101の設置を完了できる。物干し補助具101が取り付けられた腕部140aは水平状態にあっても、傾斜している状態にあってもよい。
物干し補助具101は、物干し竿等に取り付けた状態で販売されていてもよい。支持部103の肉厚は薄めに形成されているので、物干し補助具101は、支持部103の外表面と、物干し竿の外表面との段差が大きくなるのを防止できる。このため、使用者は、物干し補助具101が取り付けられた物干し竿を、物干し補助具101のハンガー吊下げ部5が鉛直下方に向くように物干し台等に設置することで、支持部103の外表面と物干し竿の外表面との段差を気にすることなく、物干し補助具101を取り付けたまま、物干し竿に布団やタオルなどを直接掛けることができる。
また、組み立て式の室内用物干し具の物干し部材(例えば、室内用物干し具100の腕部140aに対応する、組み立て式の室内用物干し具の腕部)に物干し補助具101を取り付けて使用する場合には、使用者は、組み立て式の室内用物干し具の物干し部材をその端部から物干し差込口103aに差し込むとともに、支持部103の空間部103cに貫通させる。これにより、物干し補助具101は、物干し部材に設置される。その後、腕部140aに対応する物干し部材の中心軸を回転軸として物干し補助具101を物干し部材の外表面上で回転させ、組み立て式の室内用物干し具を組み立てた際にハンガー吊下げ部5が鉛直上方に位置するように物干し補助具101の装着位置を調整する。物干し補助具101がハンガーの回転を抑制できる範囲内に隣りのハンガーが位置しないだけの間隔を設け、図10に示すように、複数の物干し補助具101を同様の手法によって腕部140aに対応する組み立て式の物干し部材に取り付ける。その後、物干し補助具101を取り付けた物干し部材と残余の構成物品とを組み立てて、組み立て式の室内用物干し具の組み立ては完了する。物干し補助具101が取り付けられた物干し部材は、水平状態であっても、物干し部材に取り付けた物干し補助具101のハンガー吊下げ部5がハンガーのフックの回転を抑制できる程度に傾斜している状態であってもよい。
また、物干し補助具101は、手動によって物干し部材の外表面上を移動させることができる。このため、使用者は好みに応じて、物干し補助具101を物干し部材の任意の位置に移動させることができる。ただし、図10に示す室内用物干し具100では、物干し補助具101の腕部140a上の移動は、物干し棒14bによって規制される。
以上説明したように、本実施形態による物干し補助具101は、フックの回転を抑制可能なハンガー吊下げ部5を有している。このため、物干し補助具101は、干し物が掛けられたハンガーのフックの回転を実使用時における水平面(図2及び図7から図9で示す水平面α)内において抑制することができる。また、本実施形態による物干し補助具101の支持部103は、物干し部材に対してハンガー吊下げ部5が移動するのを防止する移動防止部107を有している。これにより、隣り合う干し物は風などで揺り動かされても互いに重ならなくなり、互いに隣り合って物干し部材に掛けられた干し物間に効率よく空気が流通するため、干し物の乾燥時間の短縮化を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による物干し部材について図14を用いて説明する。本実施形態による物干し部材141は、例えば屋外用物干し台等に支持されて屋外で使用される物干し竿である。本実施形態による物干し部材141は、上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5を外表面に備えている点に特徴を有している。図14は、本実施形態による物干し部材141の使用態様を説明する図である。図14には、物干し部材141の外表面に設けられた4つのハンガー吊下げ部205と、4つのハンガー吊下げ部205のうち図14中の一番右側に設けられたハンガー吊下げ部205に、ハンガー27が吊下げられている状態とが示されている。図14に示すように、物干し部材141の外表面には、ハンガーのフックを引っ掛けてハンガーを吊下げる複数(本例では4つ)のハンガー吊下げ部205が設けられている。ハンガー吊下げ部205は、複数の干し物同士が重ならない程度の間隔を空けて設けられている。また、ハンガー吊下げ部205は、物干し部材141の外表面から鉛直上方へ突出するように設けられている。物干し部材141はほぼ水平状態にあるため、ハンガー吊下げ部205に吊下げられたハンガー27は鉛直状態にある。また、例えば、ハンガー吊下げ部205は物干し部材141の外表面と一体的に形成されていてもよい。
ハンガー吊下げ部205は、上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5と同一の機能・作用を奏する。ハンガー吊下げ部205は、フック保持部250を有している。フック保持部250は、第1壁面251、第2壁面253、底部255及びフック保持空間部257を有している。第1壁面251、第2壁面253、底部255及びフック保持空間部257は、物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5のフック保持部5bにおける第1壁面51、第2壁面53、底部55及びフック保持空間部57と同一の構成を有し、同一の機能を発揮するようになっている。
図7を用いて説明したとおり、ハンガー吊下げ部5に引っ掛けられたハンガーのフックの回転を抑制するのは、主にフック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53である。そのため、フック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53と同一の機能を発揮する第1壁面251及び第2壁面253を備えたフック保持部250を有するハンガー吊下げ部205は、実使用時に水平面α内でのハンガー27のフック27aの回転を、抑制することができる。したがって、物干し部材141は、実使用時において水平面α内でのフックの回転を抑制することができる。
本実施形態による物干し部材141のハンガー吊下げ部205は、物干し部材141の外表面上に、干し物同士が重ならない程度の間隔を空けて設けられている。したがって、ハンガー吊下げ部205は、吊下げている干し物が風などによって揺り動かされても物干し部材上で移動することはなく、干し物同士の間隔を維持できる。物干し部材141の一例である物干し竿にハンガー吊下げ部205が設けられている場合、ハンガー吊下げ部205を使用しないとき(例えば、布団を干すとき)には、使用者はハンガー吊下げ部205が鉛直下方に向くように物干し竿を物干し台等に設置すれば、通常の物干し竿としても使用できる。
また、物干し部材141は、物干し竿ではなく、図1及び図10に示す室内用物干し具10,100の腕部14a,140aと同様に、室内用物干し具の腕部として用いられてもよい。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例による物干し部材について図15を用いて説明する。本変形例による物干し部材は、例えば屋外用物干し台等に支持されて屋外で使用される物干し竿である。本変形例による物干し部材142は、図14に示す物干し部材と同じく、上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5を外表面に備えている点に特徴を有している。図15は、本変形例による物干し部材142の使用態様を説明する図である。図15には、物干し部材142の外表面に設けられた4つのハンガー吊下げ部305と、4つのハンガー吊下げ部305のうち図15中の一番右側に設けられたハンガー吊下げ部305に、ハンガー29が吊下げられている状態とが示されている。図15に示すように、物干し部材142の外表面には、ハンガーのフックを引っ掛けてハンガーを吊下げる複数(本例では4つ)のハンガー吊下げ部305が設けられている。ハンガー吊下げ部305は、複数の干し物同士が重ならない程度の間隔を空けて設けられている。また、ハンガー吊下げ部305は、物干し部材142の外表面から物干し部材142の内側に向かって凹形状を形成する第1壁面351と第2壁面353とを有している。第1壁面351と第2壁面353との間には底部355が設けられている。物干し部材142はほぼ水平状態にあるため、ハンガー吊下げ部305に吊下げられたハンガー29は鉛直状態にある。また、例えば、ハンガー吊下げ部305は物干し部材142の外表面と一体的に形成されていてもよい。
ハンガー吊下げ部305は、上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5と同一の機能・作用を奏する。ハンガー吊下げ部305は、フック保持部350を有している。フック保持部350は、第1壁面351、第2壁面353、底部355及びフック保持空間部357を有している。第1壁面351、第2壁面353、底部355及びフック保持空間部357は、物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5のフック保持部5bにおける第1壁面51、第2壁面53、底部55及びフック保持空間部57と同一の構成を有し、同一の機能を発揮するようになっている。
図7を用いて説明したとおり、ハンガー吊下げ部5に引っ掛けられたハンガーのフックの回転を抑制するのは、主にフック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53である。そのため、フック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53と同一の機能を発揮する第1壁面351及び第2壁面353を備えたフック保持部350を有するハンガー吊下げ部305は、実使用時に水平面α内でのハンガー29のフック29aの回転を、抑制することができる。したがって、ハンガーのフックを引っ掛けてハンガーを吊下げるハンガー吊下げ部305を備える物干し部材142は、実使用時において水平面α内でのフックの回転を抑制することができる。
変形例による物干し部材142は、物干し部材142の外表面から内側に向かってV字状の凹形状に形成されたハンガー吊下げ部305を有している。また、ハンガー吊下げ部305は、干し物同士が重ならない程度の間隔を空けて設けられている。したがって、ハンガー吊下げ部305は、吊下げている干し物が風などによって揺り動かされても物干し部材上で移動することはなく、干し物同士の間隔を維持できる。また、ハンガー吊下げ部305は、物干し部材142の外表面と一体的に形成されていてもよい。ハンガー吊下げ部305は凹形状を有し、物干し部材142の外表面から突出していない。そのため、使用者は、ハンガー吊下げ部305を意識することなく、ハンガー吊下げ部305を有する物干し竿に布団やタオルなどを直接掛けることができる。
また、物干し部材142は、物干し竿ではなく、図1及び図10に示す室内用物干し具10,100の腕部14a,140aと同様に、室内用物干し具の腕部として用いられてもよい。
本発明は、上記第3実施形態の変形例に限らず、さらに種々の変形が可能である。
上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のフック保持部5bは、傾斜した第1及び第2壁面51,53を有しているが、本発明はこれに限られない。また、上記第3実施形態及び変形例による物干し部材141,142のフック保持部250,350は、傾斜した第1壁面251,351及び傾斜した第2壁面253,353を有しているが、本発明はこれに限られない。例えば、第1及び第2壁面51,53は、ある一定の幅のフックを有するハンガーを吊下げるために、底部55を挟んで平行に対向していてもよい。また、第1壁面251,351及び第2壁面253,353も同様に、ある一定の幅のフックを有するハンガーを吊下げるために、底部255,355を挟んで平行に対向していてもよい。このとき、ハンガーのフックの回転を抑制するために、第1及び第2壁面51,53並びに第1壁面251,351及び第2壁面253,353の間隔は、ハンガーのフックの直径よりもやや広い程度であることが望ましい。
上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5の外形形状は図1から図13で示す形状に限られない。第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101は、フックの側面が接触する部分の形状がフック保持部の内壁と同様の形状を有していれば、フック保持部の外形形状は他の形状であってもよい。図7を用いて説明したとおり、フックの回転は、主にフック保持部5bの第1及び第2壁面51,53によって抑制されるので、外表面はフックの回転の抑制にはほぼ寄与していない。このため、物干し補助具は、ハンガー吊下げ部の外表面にキャラクターなどの意匠が施されていてもよい。これにより、物干し補助具は、使用してない時に物干し部材に取り付けられたままの状態であっても、使用者に邪魔な印象を与えるのを防止できる。上記第3実施形態による物干し部材141のハンガー吊下げ部205の外表面にも同様に、意匠が施されていてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5が有するフック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53はそれぞれ1つの平面を有しているが、本発明はこれに限られない。例えば、フック保持部5bの第1壁面51及び第2壁面53は、複数に分割されていてもよい。上記第3実施形態による物干し部材141のフック保持部250の第1壁面251及び第2壁面253も同様に複数に分割されていてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態による物干し補助具1,101のハンガー吊下げ部5が有するフック保持部5bは、第1及び第2壁面51,53に形成された開口部を有していてもよい。上記第3実施形態及び変形例による物干し部材141,142のフック保持部250,350も同様に、第1壁面251,351及び第2壁面253,353に開口部を有していてもよい。このとき、フック保持部5b及びフック保持部250,350には、底部55及び底部255,355が形成されていなくてもよい。
フック保持部の形状がこれらの形状を有していても、物干し補助具及びハンガー吊下げ部を備えた物干し部材は、干し物が掛けられたハンガーのフックの回転を実使用時における水平面α内において抑制することができるので、干し物間に効率よく空気が流通するため、干し物の乾燥時間の短縮化を図ることができる。
1,101 物干し補助具
3,103 支持部
3a,103a 物干し差込口
3b,103b 内壁
3c,103c 空間部
103d 孔部
5,205 ハンガー吊下げ部
5a ハンガー吊下げ口
5b,250 フック保持部
51,251 第1壁面
53,253 第2壁面
55,255 底部
57,257 フック保持空間部
5c,5d 頂部
7,107 移動防止部
107a 基板部
107b 凸部
10,100 室内用物干し具
14 第1物干し部
14a,140a 腕部
23,25 フック
141 物干し部材

Claims (14)

  1. 物干し部材を差し込み可能な物干し差込口と、
    前記物干し差込口の上方でハンガーのフックを引っ掛けて前記ハンガーを吊下げるハンガー吊下げ部と、を備え、
    実使用時において、前記ハンガー吊下げ部は水平面内での前記フックの回転を抑制すること
    を特徴とする物干し補助具。
  2. 前記ハンガー吊下げ部は、
    前記フックを保持するフック保持部を有し、
    前記フック保持部で前記フックの回転を抑制すること
    を特徴とする請求項1記載の物干し補助具。
  3. 前記フック保持部は、
    前記フックを引っ掛けて保持するフック保持空間部と、
    前記フック保持空間部を挟んで配置された第1の壁面と第2の壁面と、
    を有し、
    前記第1の壁面と、前記第2の壁面とで前記フックの回転を抑制すること
    を特徴とする請求項2記載の物干し補助具。
  4. 前記第1の壁面と、前記第2の壁面とは、前記物干し差込口に向かうほど近づくこと
    を特徴とする請求項3記載の物干し補助具。
  5. 前記フック保持部は、前記第1の壁面と、前記第2の壁面とに挟まれた底部を有すること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の物干し補助具。
  6. 前記ハンガー吊下げ部は、正面視において、前記第1の壁面と前記第2の壁面との間隔が最も狭い部分よりも幅の広いハンガー吊下げ口を有すること
    を特徴とする請求項3から5の何れか1項に記載の物干し補助具。
  7. 前記ハンガー吊下げ部を前記物干し部材に支持する支持部を有すること
    を特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の物干し補助具。
  8. 前記支持部は、前記物干し部材に対して前記ハンガー吊下げ部が移動するのを防止する移動防止部を有すること
    を特徴とする請求項7記載の物干し補助具。
  9. 前記移動防止部は、前記支持部の内壁から突出して設けられた凸部を有すること
    を特徴とする請求項8記載の物干し補助具。
  10. 円柱形状の物干し部材の側部から前記物干し部材を差し込み可能な物干し差込口と、前記物干し部材の外表面に倣う曲面形状に形成された内壁と、前記内壁の内側領域であって前記物干し差込口で開放された空間部と、を備えた支持部と、
    前記支持部の上方に設けられたハンガー吊下げ部と、
    前記支持部の前記内壁の中央部に設けられた半球状の凸部と、
    を有し、
    前記ハンガー吊下げ部は、
    正面視においてほぼV字型の凹形状を形成する傾斜した第1の壁面及び第2の壁面と、前記第1の壁面と前記第2の壁面との間隔が最も狭い部分で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれて平面形状を有する底部と、前記底部の上方で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれた空間であるフック保持空間部と、を備えたフック保持部と、
    前記底部よりも幅の広いハンガー吊下げ口と、
    を備えること
    を特徴とする物干し補助具。
  11. 円柱形状の物干し部材の端部から前記物干し部材を差し込み可能な円形状の物干し差込口と、前記物干し差込口から差し込まれた前記物干し部材が通過する空間部と、前記物干し部材の外表面に倣う曲面形状に形成された内壁とを備え、円筒形状を有する支持部と、
    前記支持部の上方に設けられたハンガー吊下げ部と、
    前記支持部を貫通するU字状の孔部に三方を囲まれた前記支持部の一部である基板部と、前記基板部に形成され前記空間部に向かって突出する凸部と、を備えた移動防止部と、
    を有し、
    前記ハンガー吊下げ部は、
    正面視においてほぼV字型の凹形状を形成する傾斜した第1の壁面及び第2の壁面と、前記第1の壁面と前記第2の壁面との間隔が最も狭い部分で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれて平面形状を有する底部と、前記底部の上方で前記第1の壁面及び前記第2の壁面に挟まれた空間であるフック保持空間部と、を備えたフック保持部と、
    前記底部よりも幅の広いハンガー吊下げ口と、
    を備えること
    を特徴とする物干し補助具。
  12. 請求項1から10までのいずれか1項に記載の物干し補助具の前記ハンガー吊下げ部が移動するのを防止する物干し補助具移動防止部を有すること
    を特徴とする物干し部材。
  13. 請求項1から11までのいずれか1項に記載の物干し補助具を備えること
    を特徴とする物干し部材。
  14. ハンガーのフックを引っ掛けて前記ハンガーを吊下げるハンガー吊下げ部を備え、
    実使用時において、前記ハンガー吊下げ部は水平面内での前記フックの回転を抑制すること
    を特徴とする物干し部材。
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