JP2016047043A - 立ち姿勢による草刈鋏 - Google Patents

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Abstract

【課題】立ったままの姿勢で作業を行うことができる手動式の草刈り鋏を実現する。【解決手段】交差させた一対の柄8、9の交差部分を第1支持軸3によって回動自在に軸支し、一対の柄8、9の先端部内側位置にそれぞれ、略L字状であって水平片4aを内方に向けた連結金具4の垂直片4b部分を、一対の柄の先端を結ぶ方向の第2支持軸5、5で軸支する。そして、第4支持軸7で開閉自在に軸支する一対の刃体の基端部を、それぞれ前記連結金具4の水平片4aに第4支持軸7と平行な第3支持軸6、6によって軸支する。第3支持軸6による軸支構造は、連結金具4と刃体8、9との少しの遊動が可能で回動可能なように、軸支構造が維持されるようにコイルバネ10あるいは板バネといったバネによる押圧状態で支持させる。【選択図】 図1

Description

この発明は、立った姿勢で雑草などの草刈を行うことができる草刈り鋏の構造に関する発明である。
手動式の草刈り鋏は、一般的に屈みこんだ姿勢で、地表の雑草などの刈り取り作業を行うのが普通である。このように、屈みこんだ不自然な姿勢で作業を行うものでは、非常に疲れるため能率的な作業を行うことができない欠点があった。このような実情に鑑み、特許文献1ないし3に開示されるように、支持軸で軸支した一対の刃体の基端部に、中間位置を軸支した柄の先端を連結し、離れた位置から刃体を開閉し草刈りや剪定の作業を行うことができるものが工夫されている。
特許文献1には、中間位置で軸支した一対の柄の先端部分に、柄を軸支した軸と同一方向の軸で連結部品を軸支し、開閉自在とする一対の刃体の基端部と前記連結部品を柄の延長方向の軸で軸支することによって柄の開閉動作を刃体の開閉動作に伝える構造が開示されている。この構造では、立ち姿勢によって草刈り作業を行うことができる。
特許文献2には、一対の柄の先端に特許文献1に記載された発明と同じように自在継手を介して刃体を連結する構造において、自在継手と刃体との間に折り曲げ用の継手を設ける構造が開示されている。
特許文献3には、開閉自在に軸支した柄の一端と、刃体の基端を軸支した構造の剪定鋏の構造が開示されている。
特開平8−116787号公報 特開平11−308927号公報 実公昭52−18915号公報
特許文献1に記載された発明では、柄の開閉動作が刃体の開閉運動として伝えられ、立った姿勢で斜め前方の草刈を行うことができるが、その角度は一定であって刃体と柄との角度調整を行うことができない。また、刃体を折り畳むこともできない欠点があった。
特許文献2に記載された発明では、柄と刃体の角度を変更することはできるが、収納する場合などにおいて、刃体を柄と同じ方向にまで折り返すことはできなかった。
特許文献3に記載された発明では、直線的に延長方向の操作ができるものであるが、草刈鋏に応用することはできなかった。
上記従来技術の欠点に鑑み、本発明は、立ち姿勢で草刈り作業を行うことができるものであって、使用者の体格や好みに応じて柄と刃体の角度を変更して使用することができるとともに、保管時などにおいて刃体を完全に折り返して、安全に取り扱うことができる新規な構造の草刈鋏を実現することを目的とするものである。すなわち、刃体の方向と柄の方向を変更しても、柄の開閉動作を刃体の開閉動作として支障なく伝えることができることを目的とするものである。
上記目的を達成する、請求項1記載の発明は、交差させた一対の柄1、2の交差部分を第1支持軸3によって回動自在に軸支し、前記一対の柄1、2の先端部内側位置にそれぞれ、略L字状であって水平片4aを内方に向けた連結金具4の垂直片4b部分を、一対の柄1、2の先端を結ぶ方向の第2支持軸5、5で軸支する。第4支持軸7で開閉自在に軸支する一対の刃体8、9の基端部をそれぞれ、前記連結金具4の水平片4aに第4支持軸7と平行な第3支持軸6、6によって軸支する。
第3支持軸6、6による軸支構造は、連結金具4と刃体8、9との少しの遊動が可能で回動可能な軸支構造が維持されるようにバネによる押圧状態で支持させる立ち姿勢による草刈鋏である。
請求項2記載の発明は、連結金具4と刃体8、9との少しの遊動が可能で回動可能な軸支構造が維持されるように装着するバネの具体的構造に係るものである。前記バネとして、請求項2記載の発明では、連結金具4の水平片4aに形成した取付け孔4cと、刃体8、9の取付け孔15、15を貫通させた第3支持軸6に装着するコイルバネ10であって、先端を刃体8、9の底面に係止させた第3支持軸を上方に付勢することである。
請求項3記載の発明は、連結金具4と刃体8、9との少しの遊動が可能で回動可能な軸支構造が維持されるように装着するバネを、板バネ10’とする具体的構造に係るものである。板バネ10’は、略V字状に折り返すものであって、L字状に折曲した連結金具4の水平片4aの上面に板バネ10’の下辺10’aを支持させる。板バネ10’の折り返した上辺10’bの先端は、連結金具4の水平片4aに形成した取付け孔4cと刃体8、9の取付け孔15を貫通させ先端を刃体8、9の底面に係止させた第3支持軸6の上端部に係止させ、第3支持軸6を上方に付勢することである。
請求項4記載の発明は、第2支持軸5、5について、左右いずれの第2支持軸も連結金具が自由に回動する状態に軸支し、左右いずれか一方の第2支持軸5に、回動状態を締付固定する調整ネジ11を設け、刃体8、9と柄1、2を一定の角度に維持した状態で刃体8、9の開閉を行うことができるようにすることである。
請求項5記載の発明は、第4支持軸7に装着して一対の刃体8、9のいずれか一方の刃体の定位置に固定するとともに、いずれか他方の刃体に係合して一対の刃体8、9の一定角度以上の開きを防止する開閉制限ストッパ12を設けることである。
請求項1記載の発明によれば、立った姿勢で柄1、2基端の把持部13、14を持って左右に開閉することによって、柄1、2の先端部、具体的には連結金具4に軸支した刃体8、9を開閉させて草刈り作業を行うことができる。また、草刈鋏自体を保管や移送をする場合は、刃体8、9部分を第2支持軸5部分で180度折り返すことができる。したがって、全長を短くして安全に保管や移送を行うことができる。
本発明において、柄1、2の先端部、すなわち第3支持軸6部分は、第1支持軸3を中心として回動する。これに対して、刃体8、9は、第4支持軸7を中心として回動する。そして、連結金具4の水平片4a及び刃体8、9の基端部はいずれも平面的な広がりを持っている。したがって、柄1、2の回動平面と、刃体8、9の回動平面が同一の場合、すなわち、図3に実線で示す、柄1、2の延長線上に刃体8、9が位置する場合は、水平片4aと刃体8、9は平行状態を維持する。しかしながら、柄1、2の回動平面と、刃体8、9の回動平面が異なる場合、たとえば、図3に二点鎖線で示すように、斜め方向の柄に対して刃体が水平方向である場合、刃体を広げることによって連結金具の水平片4aと刃体8、9の表面は、傾斜角度を持って対向することになる。したがって、第3支持軸6が二つの部材の軸方向寸法を一定とするような軸受け構造であると、刃体8、9が円滑に開閉しない。本発明では、連結金具4(具体的には水平片4a)と刃体8、9の基端部平面とが軸方向に少しの遊動が可能で、かつ回動可能な軸支構造が維持されるようにバネによる押圧状態で支持させるようにした、すなわち、連結金具の水平片4aと刃体8、9の面が交差する方向で接するものであっても、刃体8、9を円滑に開閉し、かつ閉じた状態の刃体を、第2支持軸5を中心として略180度完全に折り返すことが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、比較的長寸法の第3支持軸6に、コイルバネ10を挿入して第3支持軸6を組み立てるだけで比較的容易に組み立てることができる。回動操作によって生じる連結金具4の水平片4aと刃板8、9の面と面の傾きは、すなわち、実質的な間隙の変化は、コイルバネ10の弾性によって対応し、連結金具4の水平片4aと刃板8、9の押圧状態を維持し円滑に開閉させることができる。
請求項3記載の発明によれば、比較的短寸法の第3支持軸6の上端部を板バネ10’の上辺10’b先端に、係止させることによって第3支持軸6を上方に付勢する。この構造によれば、板バネ10’の弾性によって比較的短い第3支持軸6の上端部を引き上げることによって、連結金具4の水平片4aと刃板8、9の面と面の傾きがあっても接触する押圧状態を維持することができる。
請求項2記載の発明では、傾きのある連結金具4の取付け孔4cと刃板8、9の取付け孔15を貫通した第3支持軸6は、水平片4aと刃板8、9の面と面の傾きが変化することによって上方に向く角度が一定しない。すなわち、草刈作業を行うとき第3支持軸6が左右に振れることになり、作業の邪魔になる可能性がある。これに対して請求項3に記載の発明では、板バネ10’によって第3支持軸6の上端を引き上げることになる。このとき、板バネ10’の上辺先端はほぼ定位置にあるため、第3支持軸が振れる現象を防止することができる効果がある。
請求項4記載の発明によれば、一つの調整ネジ11を緩めることによって柄1、2と刃体8、9とが自由に回動しその角度を自由に変更することができる。また、調整ネジ11を締付けることによって、柄1、2と刃体8、9の角度を一定に保持することができる。
本発明に係る草刈鋏の刃体の回転軌跡上には、回動を邪魔するものがない。例えば、勢いよく刃体8、9を開いた場合などに、刃体が大きく開き過ぎて開閉動作が困難となることがある。このような事態に対応するべく、請求項5記載の発明によれば一対の刃体8、9の一定角度以上の開きを防止する開閉制限ストッパを設けたことによって、円滑に草刈り作業を進めることができる。
図1は、本発明の実施形態を示す草刈鋏の分解斜視図、 図2は、本発明の実施形態を示す草刈鋏の組み立て状態の斜視図、 図3は、本発明の実施形態を示す草刈鋏の側面図、 図4は、本発明の別の実施形態を示す草刈鋏の分解斜視図、 図5は、図4に示す実施形態の柄と刃体の取付け部分のみの平面図、 図6は、図5のVI‐VI線断面図。
以下、本発明に係る立ち姿勢による草刈鋏の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1は、本発明立ち姿勢による草刈鋏の実施形態を示す分解斜視図、図2は、図1に示す立ち姿勢による草刈鋏の組み立て状態の斜視図、図3は、本発明に係る草刈鋏の側面図である。
図示実施形態の立ち姿勢による草刈鋏は、交差部分を第1支持軸3によって回動自在に軸支した一対の柄1、2と、第4支持軸7で開閉自在に軸支する一対の刃体8、9で構成し、立ち姿勢で、柄1、2の把持部13、14を持って左右に開閉させることによって、刃体8、9を開閉させて草刈り作業を行うものである。
柄1、2の先端部内側面位置に、それぞれ連結金具4を第1支持軸3と直交する方向、すなわち、一対の柄1、2の先端を結ぶ方向、換言すれば水平方向の第2支持軸5、5によって軸支している。連結金具4は略L字形であって、垂直片4bを柄1、2の先端部内側面に当接させ、水平片4aを内方に向けた状態で垂直片4b、4bを柄1、2の先端部に軸支する。
連結金具4の水平片4a、4aに、第4支持軸7によって開閉自在に軸支された一対の刃体8、9の基端部を第3支持軸6によって軸支し、柄1、2の開閉動作を刃体8、9に伝えるようにする。第3支持軸6、6は第4支持軸7とほぼ平行である。
略L字状の連結金具4の水平片4aには、取付け孔4cが、刃体8、9の基部には取付け孔15が穿設されている。図1に示す実施形態では、第3支持軸6、6は、コイルバネ10を挿入した状態で、それぞれ柄1の先端に設けた連結金具4、4の取付け孔4c、4cと刃体8、9の基部に穿設した取付け孔15、15を通過させて、それぞれ刃体8、9の裏面においてナット16、16で締付固定している。すなわち、連結金具4、4の水平片4a、4aと刃体8、9の基端部は、コイルバネ10、10の弾性によってそれぞれ押圧された状態で回動し、刃体8、9と水平片4c、4cの間に、捻じれるように軸方向の力が作用すると、コイルバネ10の弾性に抗して隙間が変化しながら回動を許容する。水平片4a、4aと刃体8、9の間には、間隔部材17、18を介在させておくのが好ましい。このとき、上位置の刃体8と水平片4aの間には短い間隔部材17を、下位置の刃体9と水平片4aの間には、刃体8の厚みをプラスした間隔部材18を介在させておくことにより、刃体8、9の開閉に掛かる力を均等にし、刃体8、9を円滑に開閉させることができる。
柄1、2の方向と刃体8、9の方向が、長手方向で一定の角度を持って連結されたものでは、立った姿勢で斜め方向の柄1、2の把持部13、14を持って開閉させることによって地面に沿わせた刃体8、9を開閉させることができる。この時、刃体を閉じた状態では、刃体8、9と連結金具の水平片4aは平行状態が保たれる。ところが、柄1、2を開くと、柄の先端部は第1支持軸3を中心とした平面上を回動し、刃体8、9の基端部は第4支持軸を中心とした平面上を回動するため、水平片4aの面と刃体8、9の面が平行状態を保つことができず、傾斜状態で対向して両面の間に隙間が発生することになる。本発明では、隙間が発生した状態であってもコイルバネ10の弾性によって面と面が傾いた状態で押圧するため、バネによる押圧状態で回動運動を許容することができる。なお、水平片4a、4aと刃体8、9の間に、間隔部材17、18を配置しておくことによって、円滑に回動させることができる。
但し、水平片4aと刃板8、9の面と面の傾きが変化することによって上方に向く角度が一定しない。すなわち、草刈作業を行うとき第3支持軸6が左右に振れる可能性がある。
第2支持軸5は、柄1、2に対して連結金具4を回動可能に軸支するものであるが所定の位置、すなわち柄1、2と刃体8、9が一定角度の状態で固定されることによって、草刈り作業を支障なく行うことができるものである。そこで、図示実施形態においては、左右いずれの第2支持軸も連結金具4が自由に回動する状態に軸支し、左右いずれか一方の第2支持軸5に調整ネジ11を螺着し、柄と連結金具の所定の回動位置において、調整ネジ11を締付けることによって、柄1、2と連結金具4、換言すれば柄1、2と刃体8、9を固定して遊回動を防止し、安定した状態で草刈り作業を進めることができるようにしている。
すなわち、作業者の体格や好みによって、柄1、2と刃体8、9のなす角度を変更しようとする場合は、調整ネジ11を緩めることによって刃体を回動させることができ、好みの回動位置で前記調整ネジを締付けることによって柄と刃体とが所望の角度を維持することになる。
第4支持軸7を中心とする刃体8、9の開閉動作は、大きく開くことができるものであるが、余り大きく開き過ぎると開閉が困難になる。その理由は、例えば開閉時のデッドポイントに近づき、あるいは第3支持軸6と連結金具4の水平片4aの角度、すなわち連結金具の水平片4aと刃体基部の平面との角度が大きくなり、ねじれによって円滑な回動が困難になるなどである。
上記現象を防止するために、本発明では一対の刃体のいずれか一方の刃体の定位置に固定し、いずれか他方の刃体に係合して一対の刃体の一定角度以上の開きを防止する開閉制限ストッパ12を設けている。この開閉制限ストッパ12は刃体8、9の回転軸に貫通させて刃体8の表面に位置させて固定し、その側端を刃体8の側端から刃体9の回動平面に向けて垂下させておくことにより、刃体8、9の一定角度以上の開閉を制限することができる。
図4ないし図6は連結金具4と刃体8、9との少しの遊動が可能で回動可能な軸支構造が維持されるように装着するバネを、板バネ10’とする実施形態を示すものである。この実施形態では、図6に示すように略V字状に折り返した板バネ10’を使用する。
板バネ10’は、図5、図6に示すように折り返した先端を中心方向に向け、下辺10’aをL字状に折曲した連結金具4の水平片4aの上面に配置し、刃体8、9の取付け孔15と、連結金具4の水平片4aの取付け孔4c及び板バネ10’の下辺10’aを貫通させた、第3支持軸6の先端部を板バネ10’の上辺10’b先端部に係止させている。図中20は、第3支持軸6の先端に形成した板バネ10’との係止部20である。板バネ10’は下辺10’aの基端部を固定ネジ21によって固定し、板バネ10’自体が第3支持軸6を中心として遊回動するのを防止している。
上記構成とすることによって、第3支持軸6は板バネ10’によって上端を上方に引き上げられる態様で刃体8、9を連結金具4の水平片4aに押圧することになる。すなわち、第3支持軸6の上端は板バネ10’の折り返した上辺10’bの先端の位置で一定であるため、この位置が前後や左右に振れることがなくなる。連結金具4の水平片4aと刃体8、9の面と面の交差角度の変化による水平片4aと刃体8、9の寸法変化は板バネ10’の圧縮変形によって吸収できる。同時に固定ネジ21によって板バネ10’の基端部を固定する場合は、板バネ10’自体が平面的に移動することを防止することができる。
本発明は、立ち姿勢による草刈鋏である。草刈作業の主体となる刃体は先方に向けて、接地させて開閉させることになる。この場合刃体が直接地面に接触すると円滑に移動させることが困難となる。そこで、刃体8、9を軸支する第4支持軸7の一端であって、接地側となる刃体9の底面側に、球面状のすべり片19を装着しておくとよい。
球面状の滑り片19は、刃体8、9の支持軸である第4支持軸7によって、刃体9の下位置に固定している。したがって、滑り片19のための特別の固定手段を省略して構造を簡略化している。
刃体9の下面にすべり片19を設けることによって、草刈の作業時に刃体を円滑に移動させながら作業を進めることができる。このとき、刃体8、9による草の切断位置は、地面からすべり片19の厚みの高さ位置であって、一定高さにそろえた草刈作業を行うことができる。
本発明に係る草刈鋏は、図3に実線で示す刃体と柄が直線状に支持された位置から、立った姿勢の作業者が柄を斜め下方に向けて持って、刃体8、9が水平方向を向く二点鎖線の角度αを調整して作業に使用する。したがって、作業者の体格や身長によって調整ネジ11を緩めて、最適の角度αに調節する。
作業を終了し、あるいは保管や輸送をする場合は、角度αをゼロとし、すなわち刃体8、9を180度折り返すことによって、刃体を安全に収納し、携行時などにも安全に取り扱うことができる。
1、2…柄、 3…第1支持軸、 4…連結金具、 4a…水平片、 4b…垂直片、 4c…取付け孔、 5…第2支持軸、 6…第3支持軸、 7…第4支持軸、 8、9…刃体、 10…コイルバネ、 10’…板バネ、 10’a…下辺、 10’b…上辺、 11…調整ネジ、 12…開閉制限ストッパ、 13、14…把持部、 15…取付け孔、 16…ナット、 17、18…間隔部材、 19…すべり片、 20…係止片、 21…固定ネジ。

Claims (5)

  1. 交差させた一対の柄の交差部分を第1支持軸によって回動自在に軸支し、前記一対の柄の先端部内側位置にそれぞれ、略L字状であって水平片を内方に向けた連結金具の垂直片部分を、一対の柄の先端を結ぶ方向の第2支持軸で軸支し、第4支持軸で開閉自在に軸支する一対の刃体の基端部をそれぞれ、前記連結金具の水平片に第4支持軸と平行な第3支持軸によって軸支し、該第3支持軸による軸支構造は連結金具と刃体との少しの遊動が可能で回動可能な軸支構造が維持されるようにバネによる押圧状態で支持させることを特徴とする立ち姿勢による草刈鋏。
  2. 連結金具と刃体との少しの遊動が可能で回動可能な軸支構造が維持されるように装着するバネは、連結金具の水平片に形成した取付け孔と、刃体の取付け孔を貫通させた第3支持軸に装着するコイルバネであって、先端を刃体の底面に係止させた第3支持軸を上方に付勢することを特徴とする請求項1記載の立ち姿勢による草刈鋏。
  3. 連結金具と刃体との少しの遊動が可能で回動可能な軸支構造が維持されるように装着するバネは、L字状に折曲した連結金具の水平片の上面に配置する略V字状に折り返した板バネであって、該板バネは下辺を連結金具の水平片に支持させ、折り返した上辺の先端を、連結金具の水平片に形成した取付け孔と刃体の取付け孔を貫通させ先端を刃体の底面に係止させた第3支持軸の上端部に係止させ第3支持軸を上方に付勢することを特徴とする請求項1記載の立ち姿勢による草刈鋏。
  4. 第2支持軸は、左右いずれの第2支持軸も連結金具が自由に回動する状態に軸支し、左右いずれか一方の第2支持軸に、回動状態を締付固定する調整ネジを設け、刃体と柄を一定の角度に維持した状態で刃体の開閉を行うことができるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の立ち姿勢による草刈鋏。
  5. 第4支持軸に装着し、一対の刃体のいずれか一方の刃体の定位置に固定し、いずれか他方の刃体に係合して一対の刃体の一定角度以上の開きを防止する開閉制限ストッパを設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の立ち姿勢による草刈鋏。
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