JP3198323U - 剪定鋏 - Google Patents

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孝信 西垣
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Abstract

【課題】小枝の向きにかかわらず、持ち手を無理のない自然で楽な向きにして、庭木の低い小枝等の剪定が行える剪定鋏を提供する。【解決手段】片手持ち用の把持部4を有するホルダ部材2の前部5内に、内側中空部に剪定用の固定刃21の後端部を取り付けた可動筒部材10を、所定回動角内でホルダの内周面に摺接しながら回動自在に保持させることにより、固定刃21と可動刃22を指先で持つ操作で横方向に傾けることが出来るようにした。可動刃は、ホルダ部材に取り付けた操作レバー30の操作で、連動杆17を介して開閉する。把持部は、ホルダ部材の後端部から後下方に向けて配置されている。【選択図】図1

Description

本考案は、鋏部の開閉の向きを横方向に傾ける調整が容易に行え、把持部を片手持ちして剪定操作し易い位置及び向きにした剪定鋏に関する。
庭木の小枝は、高低様々な位置にあり、向きも一定ではない。手の届く小枝の剪定に適した従来型の剪定鋏は、本願提出物件の図面における図17(a)に例示されるように、ピン94を支点に開閉する鋏部91の後方に、鋏部91を構成する2枚一対の刃92,93と一体となったアーム部95,96が位置し、アーム部95,96の間にアーム部95,96を開く方向に付勢するばね97が支持された構造を有する。この種の汎用タイプの剪定鋏90は、鋏部の開閉方向と2本のアーム部95,96の開閉方向とが同じ向きであり、様々な向きの小枝を剪定する作業では、剪定作業者は剪定鋏90を持つ手の向きを変えて、鋏部91の開閉方向を小枝の剪定に適した向きにさせている。
しかしながらこの種の汎用タイプの剪定鋏90を用いた場合、小枝の向き次第で、剪定鋏90を持つ手が疲れ易い不自然な向きになることがある。図17(b)はその一例を示し、剪定鋏90を持つ手の腕を前上方に向けて小枝を剪定する場合には、手首を不自然な向きに曲げなければならない。手首をこの向きにした剪定作業を繰り返すと、手首が疲れ、手首を痛める原因になる。剪定作業で手、手首、下腕、肘等を無理に不自然な向きにさせてしまうことは、他にも様々ある。
容易に手の届く位置にある小枝の剪定作業においては、上述した汎用タイプの剪定鋏を用いることに問題ないが、汎用タイプの剪定鋏を用いた場合、腕を前方に伸ばしても、剪定が必要な小枝に少し届かないことがよくある。このような場合には、高枝切り鋏は使いづらく、脚の使用は準備と剪定作業に手間が掛る。しかも、脚立や梯子を用いても、剪定が必要な小枝に少し届かないことがよくある。
本考案は、上述した不具合を解決するために提案された。
本考案の請求項1に係る剪定鋏は、以下の構成を備える。
(1)円筒形状の内周面を持つホルダ前部と、該ホルダ前部の後端から後方に向けて鞍形状を有し且つ後端が閉じられたホルダ本体部と、該ホルダ本体部の後部から後下方に向けた片手持ち用の把持部とが一体構成されたホルダ部材を備えている。
(2)前記ホルダ前部内には、剪定用の鋏部の後端部を内側に取り付けた中空形状を有する可動筒部材が、前記ホルダ前部内に抜け止めされた状態で所定回動角の範囲内で前記内周面に摺接する回動が自在に保持されている。
(3)前記把持部の向きは、前記ホルダ前部の筒内中心を通過する中心線と直交する下方に向けた垂直線に対して、30°±10°の角度を以て後方に傾斜した向きにある。
(4)該把持部の前方には、連動杆を介して前記鋏部の可動刃を開閉動させる操作レバーが、上端部を前記ホルダ本体部に前後回動自在に枢着され且つ前方にばね付勢された状態で設けられている。
(5)前記鋏部は、該鋏部を横方向に傾ける手動操作により、前記可動筒部材が前記前部ホルダに対して前記回動して、横に傾く方向に可変調節自在である。
本考案に係る剪定鋏を用いると、小枝の向きにかかわらず、手持ちした片手を自然で楽な向きにした状態で、庭木の低い小枝等の剪定が行える。本考案に係る剪定鋏は、汎用タイプの剪定鋏よりも前後長さがあり、この前後長さは、片手で楽に持って剪定操作が出来る程度迄に抑えられている。
本考案に係る剪定鋏の最も特徴的な点の1つは、手持ちした向きを変えなくても、鋏部の開閉方向を横方向に傾ける調整が容易に行える点にある。この調整前の状態では、鋏部の開閉方向は上下縦方向である。そして、鋏部を手で横方向に傾ける操作をすると、鋏部を取り付けている前記可動筒部材が前記ホルダ前部に対して所定回動角の範囲内で回動し、鋏部の開閉する向きが横方向に傾く。鋏部の開閉する向きを横方向に傾けることが出来ると、手首や腕、肘等を無理のない自然で楽な向きにしたまま、様々な向きの小枝等の剪定が行える。
本考案に係る剪定鋏の最も特徴的な点の他の1つは、把持部をホルダ本体の後下方に設け、特に、把持部の向きをホルダ前部の筒内中心を通過する中心線と直交する下方に向けた垂直線に対して、30°±10°の角度を以て後方に傾斜した向きにした点にある。把持部がこの角度で後方に傾斜していると、持ち易く、剪定鋏の向きの操作がし易い。把持部や把手がこの角度の向きにある例としては、ハンディ型電動ドリル、高圧洗浄機の手持ち式ノズルハンドル、水中銃、拳銃等、各種あり、何れも手持ちのし易さと操作性が重視されている。高枝切り鋏の後部側把持部は、例えば特開2006−67899号公報の図2に見られるように、上述の30°の角度よりも更に大きく後方に向けられている。高枝切り鋏は両手で持って操作するため、後部側把持部が大きく後方に傾斜している方が操作性が良いのである。
本考案に係る剪定鋏は、上述した2つの点を併せ持つことで、手持ちした片手を自然で楽な向きにして、庭木の低い小枝等の剪定が行える。
請求項2に係る剪定鋏は、更に、次の構成が付加されている。
(1)前記可動筒部材は、前記ホルダ前部内から前記ホルダ部材の前後長さと同じ長さ程度に前方に突出した筒形状を有している。
(2)該可動筒部材の前部内に前記鋏部の後端部が装着されている。
(3)該可動筒部材の後端部が、前記ホルダ前部に対して抜け止めされた状態で、前記所定回動角の範囲内で前記ホルダ前部内に回動自在に保持されている。
請求項2に係る剪定鋏を用いると、汎用タイプの剪定鋏及び請求項1に係る剪定鋏を手持ちして腕を伸ばしても剪定する小枝にあともう少し距離が足らない場合にも対応できる。
本考案に係る剪定鋏を用いると、小枝の向きにかかわらず、手持ちした片手を無理のない自然で楽な向きにして、庭木の低い小枝等の剪定が行えるようになる。
本考案に係る剪定鋏は、以下の実施例により、一層明確に理解されるであろう。
(a)及び(b)は何れも本考案第1実施形態に係る剪定鋏を示した斜視図。 本考案第1実施形態に係る剪定鋏の分解斜視図。 はホルダ部材の斜視図。 (a)は本考案第1実施形態に係る剪定鋏の前面図、(b)はホルダ前部の(剪定作業者から見た)左側面図、(c)は図4(b)におけるB−B切断部端面図。 図4(a)におけるA−A断面図。 (a)は鋏部を左側に傾けた状態にある剪定鋏の前面図、(b)はこの状態にあるホルダ前部の左側面図、(c)は図7(b)におけるC−C切断部端面図。 (a)は鋏部を右側に傾けた状態にある剪定鋏の前面図、(b)はこの状態にあるホルダ前部の左側面図、(c)は図8(b)におけるD−D切断部端面図。 本考案第1実施形態に係る剪定鋏を片手持ちした状態を示した図。 (a)及び(b)はいずれも本考案第1実施形態に係る剪定鋏の使用状態を示した斜視図。 (a)は本考案第1実施形態に係る剪定鋏の開閉を途中開きに設定した状態にある剪定鋏の左側面図、(b)は剪定鋏を閉じ状態に設定した状態にある剪定鋏の左側面図 (a)及び(b)は何れも本考案第2実施形態に係る剪定鋏を示した斜視図。 同じく前面図。 図12におけるE−E断面図。 (a)は本考案第2実施形態に係る剪定鋏の前部を示した左側面図、(b)は図14(a)におけるF−F切断部端面図。 (a)は本考案第2実施形態に係る剪定鋏における可動筒部材の後端部の装着構造を示した左側面図、(b)は図15(a)におけるG−G切断部端面図。 (a)及び(b)はいずれも本考案第2実施形態に係る剪定鋏の使用状態を示した斜視図。 (a)は従来型の剪定鋏を示した斜視図、(b)はこの剪定鋏の使用方法を示した斜視図。
図1(a)及び(b)に本考案第1実施形態に係る剪定鋏1Aが示されている。この剪定鋏1Aは、ホルダ部材2と、可動筒部材10と、連動杆17と、鋏部20と、操作レバー30と、係止部材40とが主要構成部材として組み付けられている。
図1(a)(b)及び図2、図3に示すように、ホルダ部材2は、円筒形状の内周面7を持つホルダ前部5と、ホルダ前部5の後端から後方に向けて延出して設けられたホルダ本体部3と、ホルダ本体部3の後部から斜め後下方に向けて延出して設けられた片手持ち用の把持部4とを有する一体形成品で構成されている。
ホルダ前部5は、円筒形状の内周面7が前後方向に形成され、内周面7の後端部7aは若干小径に絞られた概略筒形状を有し、ホルダ前部の(剪定作業者から見た)左側の外側面には、内部空間に通じる上下縦方向に長い長孔6,6が前後2個所に開設された部分で構成される。
ホルダ本体部3は、ホルダ前部5の後端部から後方に延出した左右の側板部3a,3bと上板部3cとが一体形成された上下高さに比べて前後長さが長い鞍形状を有し、後端部が閉じられた部分で構成され、ホルダ前部5内からホルダ本体部3内の後端部に至り空間が形成されている。上板部3cの中央面は、ホルダ本体部3の内側空間内に操作レバー30の上端部30aを配置させる上下に高い空間を設ける必要があるため、上方に膨出した緩やかな曲面形状を有している。ホルダ本体部3の(剪定作業者から見た)左側面になる側板部3aの下縁部には、係止部材40の先端部を当接係止させる切欠き斜辺形状を有する被係止部9が形成されており、被係止部9は前後2個所(9a,9b)に設けられている。
把持部4は、片手持ち出来る大きさがあり、ホルダ本体部3の後部から後下方に大きく延出して形成された部分で構成される。把持部4の後部面には、この後部面に沿う形状を有する滑り止めゴム50が固定されている。滑り止めゴム50は、把持部4を持つ手に心地良い握りの感触を与える機能も併せ持つ。把持部4は、図3に示すように、ホルダ前部5の筒内中心を通過する中心線100と直交する垂直線110に対して、30°±10°後方に傾斜した角度θに向けられている。更に好適とされるこの角度θは、垂直線110に対して、30°±5°である。
図1(a)(b)及び図2に示すように、鋏部20は、固定刃21と可動刃22とがボルト23とナット24を用いて開閉自在に組み付けられた剪定用の鋏であり、固定刃21の後端部21aが後方に突出している。この後端部21aの(剪定作業者から見た)右側面は平坦面であり、左側面はホルダ前部5の内周面7に沿う蒲鉾形状の円弧面21bを有している。可動刃22の後部から下方には、短い板状のアーム部22aが延出して形成されている。
図1〜図3を参照しつつ、図4(a)(b)(c)及び図5に示すように、ホルダ前部5内には、ホルダ前部5の内周面7に沿う大きさの筒形状を有する可動筒部材10が配設されている。鋏部20は、固定刃21の後端部21aを可動筒部材10の内側面にビス留めされて、可動筒部材10の前方に大きく突出する向きに取り付けられている。このビス留めは、ホルダ前部5の外側面から長孔6,6内に向けたビス25,25により行われている。このため、可動筒部材10は、ビス25,25の軸後部が長孔6,6内を移動する範囲内で、ホルダ前部5の内周面7に沿って摺接しながら周回方向に回動自在な状態で、ホルダ前部5内に保持されており、この回動と共に鋏部20も横に傾く。ビス25,25の軸後部が長孔6,6内に位置しているため、可動筒部材10の前後方向の移動は規制され、可動筒部材10がホルダ前部5内から抜け外れることはない。
図2を参照しつつ図1(a)(b)及び図5に示すように、操作レバー30の上端部30aが、ホルダ本体部3の左右の側板部3a,3b間に前後回動自在に枢着されて、操作レバー30が把持部4の前方に設けられている。この枢着にはボルト31とナット32が用いられ、ボルト31に支持されているばね34が操作レバー30を前方に付勢させている。操作レバー30の上下長さ途中部の前面には、指の滑り止め用の凸部30b,30cが形成され、更に、この前面に沿う形状を有する滑り止めゴム51,52が固定されている。操作レバー30の上下長さの途中個所の後部には、ゴム製のストッパ部材33が後方に突出した状態で取り付けられている。把持部4の上下長さ途中個所には、操作レバー30を大きく引き操作したときにストッパ部材33を受け止めて、可動刃22の閉じる方向の行き過ぎを防止し、操作レバー30と把持部4との間の指詰めを防止する受け部8が、前方に突出した状態で設けられている。
図2を参照しつつ図1(b)及び図5に示すように、可動刃22のアーム部22aと操作レバー30の上部とは、可動筒部材10内を挿通する連動杆17により連結されている。連動杆17の前端部と可動刃22のアーム部22aとはビス18を用いて枢着されており、連動杆17の後端部を操作レバー30とはピン35を用いて枢着されている。このため、操作レバー30の回動を伴う引き操作により可動刃22は閉じる方向に連動し、操作レバー30のばね付勢に伴う戻り方向の動作により可動刃22は開く方向に連動する。
鋏部20の基本とする向きは、図1(a)(b)及び図4(a)に示す縦向きであり、この向きは、可動刃22が固定刃21に対して上下方向に開閉する向きである。剪定作業者は、剪定する小枝の向きを勘案して、鋏部20を指先で持ち、横方向に押し向ける力を与えると、図6及び図7に示すように、上述した可動筒部材10の回動に伴って、鋏部20を左右所望の向きに、所定回動角α1、α2の範囲内で、横方向に傾けることが出来る。この所定回動角α1、α2は、何れも50°程度とされているが、この50°の角度は本考案を限定するものではない。
図8に示すように、剪定鋏1Aを楽な握り方により片手持ちし、この片手を前方に伸ばすと、腕の中心線130と、ホルダ前部5の筒内中心及び可動筒部材10の筒内中心を通過する前後方向に向けた中心線100とが略平行になる。腕がこの向きになるのは、把持部4が中心線100と直交する垂直線110に対して、30°±10°後方に傾斜した角度θに向けられているからであり、腕をこの向きにして、剪定鋏1Aを手首、肘、腕等に負担のない自然な握り方で持つと、鋏部20を伸ばした腕の前方に鋏部20が向く。
そして、腕をこの向きにしたときに、鋏部20の開閉する向きを、小枝の剪定に適した向きでないときには、鋏部20の開閉方向の向きを横方向に傾ければよい。このようにすると、図9(a)及び(b)に示すように、手、手首、腕、肘等に負担のない楽な向きで小枝を効率良く剪定することが出来るようになる。
図1(a)及び図8に示すように、係止部材40の先端部がホルダ部材2の被係止部9a,9bに掛っていないフリーの状態にあるときには、操作レバー30の前方に向けた移動最大幅になり、鋏部20は大きく開き、細枝から中太の枝まで剪定できるようになる。
係止部材40は指先の操作でビス41を中心に軽い摩擦力を持って回動自在に操作レバーに支持されており、図10(a)に示すように、指先の操作で係止部材40の先端部を上方の前部側の被係止部9aに係止させることが出来る向きに振り向けると、操作レバー30の前方に向けた移動幅は抑えられ、鋏部20は細枝の剪定作業に適した半開きに止まる。
図10(b)に示すように、操作レバー30を大きく引き、係止部材40の先端部を上方の後部側の被係止部9bに係止させると、操作レバー30は後方に大きく引かれた位置でロックされ、鋏部20は剪定鋏1Aの収納に適した全閉の状態になる。
図11(a)(b)及び図12に本考案第2実施形態に係る剪定鋏1Bが示されている。第2実施形態に剪定鋏1Bのホルダ部材2と鋏部20と操作レバー30は、図1(a)(b)及び図2等に示す第1実施形態に係る剪定鋏1Aと同じ部材が用いられている。このため、これら部材2,20,3の説明、取付構造、操作方法は省略する。
第1実施形態に係る剪定鋏1Aと第2実施形態に係る剪定鋏1Bと、の違いは、前後長さの違いにある。即ち、第1実施形態に係る剪定鋏1Aでは、ホルダ前部5の筒内に収まる短い長さの可動筒部材10が用いられているのに対し、第2実施形態に係る剪定鋏1Bでは、図11(a)(b)及び図13に示すように、ホルダ前部5の前端から前方にホルダ部材2の前後長さと略同じ長さで突出する長さの円筒形状を有する可動筒部材10Aが用いられている。
図11(a)(b)を参照しつつ図14(a)(b)に示すように、固定刃21の後端部21aは、2本のボルト60,60を用いて、可動筒部材10Aの先端部の筒内片側面に装着されている。
可動筒部材10Aは、図15(a)(b)に示すように、ホルダ前部5の内周面7に沿う外径を有しており、この可動筒部材10Aの後端部が、ホルダ前部5の筒内に取り付けられている。この取り付けには、ビス25,25が用いられている。ビス25,25の先端部は、ホルダ前部5の片側外周面の前後2個所に開設されている長孔6,6内に突入し、
更に、可動筒部材10Aの後端部の側面に螺入されている。このため、可動筒部材10Aは、ホルダ前部5内から抜け止めされた状態で、ビス25,25の軸上部が長孔6,6内を移動する範囲内で、ホルダ前部5に対して回動自在な状態にある。鋏部20の開閉する向きを変更する場合には、可動筒部材10Aを手持ちして回す操作を行えば、鋏部20は可動筒部材10Aと共に連れ回る。
図16(a)(b)に示すように、この第2実施形態に係る剪定鋏1Bを手持ちした手を前方に向けると、従来型の剪定鋏及び第1実施形態に係る剪定鋏では届かなかった、位置の小枝も剪定出来るようになる。
また、鋏部20の開閉する向きを、小枝の剪定に適した向きに変えることが出来る。
1A (本考案第1実施形態に係る)剪定鋏
1B (本考案第2実施形態に係る)剪定鋏
2 ホルダ部材
3 ホルダ本体部
3a,3b 側板部
3c 上板部
4 把持部
5 ホルダ前部
6 長孔
7 内周面
7a 後端部
8 受け部
9 被係止部
9a 前部側の被係止部
9b 後部側の被係止部
10 可動筒部材
10A 可動筒部材
17 連動杆
18 ビス
20 鋏部
21 固定刃
21a 後端部
21b 円弧面
22 可動刃
22a アーム部
23 ボルト
24 ナット
25 ビス
30 操作レバー
30a 上端部
30b,30c 凸部
31 ボルト
32 ナット
33 ストッパ部材
34 ばね
35 ピン
40 係止部材
41 ビス
50,51,52 滑り止めゴム
60 ボルト
100 中心線
110 垂直線
130 腕の中心線

Claims (2)

  1. 円筒形状の内周面を持つホルダ前部と、該ホルダ前部の後端から後方に向けて鞍形状を有し且つ後端が閉じられたホルダ本体部と、該ホルダ本体部の後部から後下方に向けた片手持ち用の把持部とが一体構成されたホルダ部材を備え、
    前記ホルダ前部内には、剪定用の鋏部の後端部を内側に取り付けた中空形状を有する可動筒部材が、前記ホルダ前部内に抜け止めされた状態で所定回動角の範囲内で前記内周面に摺接する回動が自在に保持され、
    前記把持部の向きは、前記ホルダ前部の筒内中心を通過する中心線と直交する下方に向けた垂直線に対して、30°±10°の角度を以て後方に傾斜した向きにあり、
    該把持部の前方には、連動杆を介して前記鋏部の可動刃を開閉動させる操作レバーが、上端部を前記ホルダ本体部に前後回動自在に枢着され且つ前方にばね付勢された状態で設けられ、
    前記鋏部は、該鋏部を横方向に傾ける手動操作により、前記可動筒部材が前記前部ホルダに対して前記回動して、横に傾く方向に可変調節自在であることを特徴とする剪定鋏。
  2. 前記可動筒部材は、前記ホルダ前部内から前記ホルダ部材の前後長さと同じ長さ程度に前方に突出した筒形状を有し、該可動筒部材の前部内に前記鋏部の後端部が装着され、該可動筒部材の後端部が、前記ホルダ前部に対して抜け止めされた状態で、前記所定回動角の範囲内で前記ホルダ前部内に回動自在に保持されている、請求項1に記載の剪定鋏
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