JP2016046903A - 車両用制御装置 - Google Patents

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航介 坂上
正田 勝博
Katsuhiro Shoda
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【課題】充電特性として鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するサブバッテリを、鉛バッテリに並列接続する場合において、両バッテリそれぞれを最適に充電できるようにする。【解決手段】サブバッテリ2bのSOC(残容量)がしきい値Sth(60%)以上であるか否かに応じて、エンジン制御部121によりオルタネータ10による充電電圧を可変制御する。そのため、サブバッテリ2bのSOCがしきい値以上であれば、充電電圧を下げることにより鉛バッテリ2aの充電を優先することができ、サブバッテリ2bのSOCがしきい値より低ければ、充電電圧を上げてサブバッテリ2bの充電を優先することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、鉛バッテリのほかに、鉛バッテリに並列接続され充電特性として鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するサブバッテリを有し、これらバッテリの充電制御を行う車両用制御装置に関する。
従来、車両に搭載された鉛バッテリと、車両に搭載されて鉛バッテリに並列接続されたサブバッテリと、エンジンの駆動中に鉛バッテリまたはサブバッテリを充電するオルタネータ等の発電手段と、発電手段を制御することにより鉛バッテリまたはサブバッテリの充電電圧を制御する制御手段とを備え、これら両バッテリを使い分けながら各種電気負荷に対して電力を供給することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2014−36557号公報(段落0002ほか参照)
しかし、サブバッテリが例えばニッケル水素(Ni−MH)バッテリのように、充電特性として鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有する場合に、充電電圧をパラメータとしてサブバッテリ(Ni−MH)の残容量であるSOC(State Of Charge)と、鉛バッテリのSOCとの関係を表わすと、例えば図4に示すようになり、発電手段(オルタネータ)により15.5Vで充電すると、充電電圧が高く充電されやすいサブバッテリのみが充電される一方、鉛バッテリは充電不足になり、充電電圧を少し下げて14.5Vにすると、鉛バッテリも充電されるが、充電が長時間になると、サブバッテリ(Ni−MH)が発熱して故障に至るおそれがある。また、充電電圧を更に下げて13.5V等にすると、鉛バッテリのみが充電されてサブバッテリは充電不足になるという問題がある。
したがって、充電特性として鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するNi−MHバッテリ等のサブバッテリを、鉛バッテリに並列接続する場合には、故障等を招くことなく鉛バッテリおよびサブバッテリそれぞれを最適に充電できる充電制御を行う必要がある。
本発明は、充電特性として鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するサブバッテリを、鉛バッテリに並列接続する場合において、両バッテリそれぞれを最適に充電できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用制御装置は、車両に搭載された鉛バッテリと、前記車両に搭載されて前記鉛バッテリに並列接続され充電特性として前記鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するサブバッテリと、エンジンの駆動中に前記鉛バッテリまたは前記サブバッテリを充電する発電手段と、前記発電手段を制御することにより前記鉛バッテリまたは前記サブバッテリの充電電圧を制御する制御手段とを備えた車両用制御装置において、前記サブバッテリの残容量を検出する残容量検出手段を備え、前記制御手段は、前記残容量検出手段により検出される前記サブバッテリの残量量に応じて、前記発電手段を制御することで前記充電電圧を可変制御することを特徴としている(請求項1)。
また、本発明は、前記車両に搭載された電気負荷の使用状態を検出する負荷検出手段を備え、前記制御手段は、前記負荷検出手段により前記電気負荷の使用状態が予め定められた高負荷状態であるときには、前記充電電圧が、前記サブバッテリの残容量に関係なく前記サブバッテリが充電されにくい低い電圧になるように前記発電手段を可変制御するようにしてもよい(請求項2)。
請求項1に係る発明によれば、残容量検出手段により検出されるサブバッテリの残量量に応じて、制御手段により、発電手段を制御して充電電圧を可変制御するため、例えばサブバッテリの残容量が所定のしきい値よりも高いときには、充電電圧を低く設定することにより、鉛バッテリの充電を優先することができ、サブバッテリの残容量が所定のしきい値よりも低いときには、充電電圧を高く設定することにより、サブバッテリの充電を優先することができ、一方のバッテリのみが充電されて他方が充電不足になることのない最適な充電電圧で充電することができ、いずれかのバッテリの故障を招くこともなく、両バッテリそれぞれを最適に充電することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、負荷検出手段により電気負荷の使用状態が予め定められた高負荷状態であるときには、充電電圧が、サブバッテリの残容量に関係なくサブバッテリが充電されにくい低い電圧になるように、制御手段により発電手段が可変制御されるため、高負荷状態のときには鉛バッテリが優先的に充電することができ、鉛バッテリをいち早く充電して高負荷状態に対応することができる。
本発明に係る車両用制御装置の第1実施形態のブロック図である。 第1実施形態の動作説明図である。 本発明に係る車両用制御装置の第2実施形態の動作説明図である。 Ni−MHのサブバッテリのSOCと鉛バッテリのSOCとの関係を示す図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1および図2を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、アイドルストップ車1は、軽量化、小型化等を図るため、12Vの比較的小容量の1個の鉛バッテリ2aを備えるとともに、鉛バッテリ2aに並列接続され充電特性として鉛バッテリ2aよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するニッケル水素(Ni−MH)バッテリから成るサブバッテリ2bを備え、これら両バッテリ2a,2bの負極端子はアイドルストップ車1の車体に接続されている。
そして、アイドルストップ車1の駆動源であるエンジン3は、トランスミッション側のCVT4を有し、このCVT4とエンジン3との間にトルクコンバータ(ロックアップクラッチの機構を含む)5が介在している。
エンジン3はエンジンの初回始動時にスタータ6により始動され、このスタータ6にはリレー7a,7bをそれぞれ介して両バッテリ2a,2bから電力が断接自在に供給されてエンジン3を始動する駆動力を発生する。また、鉛バッテリ2aの正極端子とリレー7aとの間に鉛バッテリ2aに接近して設けられたバッテリセンサ8により、鉛バッテリ2aの温度(雰囲気温度)、電圧、電流の検知信号が後述するエンジン制御部に出力される一方、サブバッテリ2bの正極端子はリレー7bを介してバッテリセンサ8に接続され、鉛バッテリ2aと同様、バッテリセンサ8により、サブバッテリ2bの温度(雰囲気温度)、電圧、電流の検知信号がエンジン制御部に出力される。ここで、バッテリセンサ8により検知されるサブバッテリ2bの温度、電圧、電流に基づき、エンジン制御部によりサブバッテリ2bの残容量が検出されるようになっており、バッテリセンサ8およびエンジン制御部が、本発明の残容量検出手段に相当する。また、バッテリセンサ8は、鉛バッテリ2aおよびサブバッテリ2bの電圧、放電電流等に基づきエアコンやライト、オーディオなどの電気負荷の使用状態を検出する本発明における負荷検出手段としての役割も果たす。
そして、アイドルストップ車1の走行中、エンジン3の回転力がベルト9を介して本発明の発電手段であるオルタネータ10に伝達され、車両の走行中等にオルタネータ10の発電出力により両バッテリ2a,2bの充電が行われるとともに、アイドルストップによるエンジン3の自動停止中に、後述するアイドルストップ制御部からの制御指令に基づくエンジン制御部の制御によりオルタネータ10が駆動制御され、オルタネータ10またはスタータ6のいずれかによるエンジン3の再始動が行われる。
さらに、図1に示すように、アイドルストップ車1には、アイドルストップ制御のECU(Electronic Control Unit)が形成するアイドルストップ制御部11が設けられるとともに、エンジン制御のECUが形成するエンジン制御部12、アンチロックブレーキ(ABS:Antilock Brake System)制御のECUが形成するABS制御部13、CVT(Continuously Variable Transmission)制御のECUが形成するCVT制御部14、サブバッテリ制御のECUが形成するバッテリ制御部15が設けられ、これら各制御部11〜15はそれぞれマイクロコンピュータ等により形成され、CAN等の通信バス16を介して情報のやり取りを行う。
ここで、サブバッテリ2bは基本的にメインバッテリである鉛バッテリ2aの補助として使用され、エアコンやランプ、オーディオなどの電気負荷の負荷状態によって使い分けられる。そして、減速時の回生エネルギをサブバッテリ2bに回生したり、或いはアイドルストップ後のエンジン再始動時にサブバッテリ2bからスタータ6またはオルタネータ10に給電することなどがあるため、バッテリ制御部15により、IGキーのオンによるエンジン3が初回始動された後、IGキーがオフされるまでリレー7bは常時オン状態に保持される。すなわち、いつエンジン自動停止条件が成立し、エンジン再始動条件が成立するかわからないため、リレー7bはエンジン3の初回始動後、常時オン状態にされている。
ABS制御部13には、4つの車輪それぞれの車輪速度を検出する4つの車輪速センサ17と、マスタシリンダ圧を検出する液圧センサ18とが設けられ、車輪のロックによる車両の滑走を防止するための自動ブレーキ制御を実行する。
また、アイドルストップ制御部11には昇圧回路20が設けられ、昇圧回路20により、バッテリ2a,2bから供給される電圧がABS制御部13の制御に必要な電圧(例えば、12〜15V)に維持され、ABS制御部13に対してバックアップ電圧が供給される。なお、21はダッシュボードに配置されたコンビネーションメータが形成する液晶ディスプレイから成る表示部であり、通信バス16を介して取得した車速、エンジン回転数などの車両情報のほか、時刻や各種の警告などの情報を表示する。
そして、アイドルストップ制御部11により、例えばブレーキペダルの踏み込み操作により液圧センサ18により検出されるマスタシリンダ圧(ブレーキ操作力に相当)が自動停止しきい値Ts(例えば、0.4MPa)以上であって、車輪速センサ17により検出される車速が所定値以下である等、所定のエンジン自動停止条件の成立が確認されると、走行が完全に停止しなくても車輪速センサ17による検出車速が所定速度以下(例えば、9km/h以下)に低下したとき、アイドルストップ制御部11によりエンジン制御部12にエンジン停止制御指令が出力され、エンジン3が自動停止制御によって自動停止される。なお、上記した所定速度は9.0km/hに限らず、これよりも速い速度や7km/hなど低い速度であってもよい。続いて、マスタシリンダ圧が自動停止しきい値Ts以上のエンジン自動停止状態において、ドライバがブレーキペダルを踏み増し(ブレーキ操作を継続しながらブレーキ操作力をさらに上げ)、液圧センサ18により検出されるマスタシリンダ圧が、自動停止しきい値Ts(=0.4MPa)よりも高い再始動しきい値Tthである2.0MPa以上に上昇したしたときや、ドライバがブレーキペダルの踏み込みを緩め、マスタシリンダが所定の開放圧に低下したときなどに、アイドルストップ制御部11により所定のエンジン再始動条件が成立したことが確認され、エンジン3が自動的に再始動される。
ところで、オルタネータ10による両バッテリ2a,2bの充電は次のように制御される。すなわち、バッテリセンサ8により検知されるサブバッテリ2bの温度、電圧、電流に基づき、エンジン制御部によりサブバッテリ2bの残容量(以下SOCという。ここでSOCはState Of Chargeの略である)が検出され、例えばサブバッテリ2bのSOCが予め定められたしきい値Sthである例えば60%以上か否かがエンジン制御部12により判定される。
このとき、検出されたサブバッテリ2bのSOCがしきい値Sth(60%)以上である場合には、通常は14.5Vの充電電圧に制御されるところ、エンジン制御部12によりオルタネータ10が、図2のサブバッテリSOCが60%以上の直線に示すように、14.0Vやこれよりも低い13.7V等のサブバッテリ2bには充電されにくい低い充電電圧に制御され、この充電電圧による充電状態が、鉛バッテリ2aのSOCが100%になるまで継続される。このように、充電電圧が通常よりも低くなるようにオルタネータ10が制御されるため、鉛バッテリ2aの充電が優先されることになる。
一方、検出されたサブバッテリ2bのSOCがしきい値Sth(60%)より低い場合には、通常は14.5Vの充電電圧に制御されるところ、エンジン制御部12によりオルタネータ10が、図2のサブバッテリSOCが20%から40%の直線に示すように、15.0V等サブバッテリ2bに充電され易く発熱しにくい比較的高い充電電圧に制御され、サブバッテリ2bの充電が優先される。
そして、サブバッテリ2bのSOCの上昇度合いに応じて、エンジン制御部12によりオルタネータ10が制御されて充電電圧が、図2のサブバッテリSOCが40%から70%の直線に示すように、14・5Vまで下げられ、サブバッテリ2bと鉛バッテリ2aの両方の充電が並行して行われ、サブバッテリ2bのSOCが上記したしきい値Sth(60%)よりも高い既定値(70%)まで上昇すると、図2に示すように、エンジン制御部12によりオルタネータ10が制御されて充電電圧が13・7V等の低い電圧に可変されて、鉛バッテリ2aの充電が優先される。
次に、上記した構成を有するアイドルストップ車1のアイドルストップ動作を簡単に説明すると、シフトレバーがPレンジに切り換わった状態で、ドライバがブレーキペダルを踏んだままIGキーをオン操作してエンジンスタートを指令することにより、IGオンの信号が例えば通信バス16からアイドルストップ制御部11に入力され、この入力に基づいてアイドルストップ制御部11はエンジン制御部12に始動制御指令を出力し、エンジン制御部12によりリレー7aが瞬時に通電されてオンされ、いずれかのバッテリ2aまたは2bの電力がスタータ6に給電されてスタータ6が始動され、停止していたエンジン3が始動される(初回始動)。エンジン3が始動してオルタネータ10の発電電力でバッテリ2a,2bが一旦満充電状態に充電されると、その後は、IGキーのオフ操作でエンジン3が停止するまで、アイドルストップ制御部11がアイドルストップ制御を実行する。この初回始動の間、上記したヒルホールド制御が実行される。
アイドルストップ制御部11には、通信バス16を介してエンジン制御部12の情報(エンジンの回転数や冷却水温等のエンジンの情報)、およびバッテリ2a,2bの電流、温度等の情報、ABS制御部13を介した車輪速センサ17による検出車速、液圧センサ18によるマスタシリンダ圧等の情報、図示省略したストップランプスイッチ、カーテシスイッチ等の車内各部のスイッチの情報等が入力される。
そして、これらの情報に基づき、アイドルストップ制御中のアイドルストップ制御部11により、交通信号の赤信号等にしたがってドライバがブレーキペダルを踏み込み、マスタシリンダ圧(ブレーキ操作力)が所定の自動停止しきい値Ts(=0.4MPa)以上になっていることが検出されると、アイドルストップ制御の所定のエンジン自動停止条件(例えば、マスタシリンダ圧が所定圧以上(ストップランプが点灯)であって所定車速以下である等の条件)の成立が確認されることにより、走行が完全に停止しなくても走行中に所定車速(=9km/h)以下に低下すれば、エンジン制御部12にエンジン停止制御指令が出力され、エンジン制御部12により燃料スロットルが絞られたりしてエンジン3が自動停止される。
そして、交通信号が青信号に変わるなどしてエンジン3を再始動する場合には、ドライバにより意図的にブレーキペダルが踏み増しされて、マスタシリンダ圧が再始動しきい値Tth(2.0MPa)よりも高くなったり、ドライバがブレーキペダルの踏み込みを緩め、マスタシリンダ圧が所定の開放圧に低下したりすれば、アイドルストップ制御部11により、アイドルストップ制御の所定のエンジン再始動条件の成立が確認され、スタータ6やオルタネータ10に異常がなく、アイドルストップ制御部11およびエンジン制御部12の両者間における通信異常がなければ、上記したように、アイドルストップ制御部11またはエンジン制御部12により、スタータ6またはオルタネータ10が駆動制御されてエンジン3の再始動制御が行われる。以降、減速中の所定のエンジン停止条件の成立に基づくエンジン3の自動停止と、所定のエンジン再始動条件の成立に基づくエンジン3の自動的な再始動とが交互に行なわれる。
なお、エンジン3が再始動すると、エンジン回転数情報が完爆を示す所定回転数に達し、ブレーキ力がマスタシリンダ圧に応じて変化する元の状態に戻り、アクセルペダルの踏み込みがないという状態はいわゆるアイドリング状態であり、このアイドリング状態であってもアイドルストップ車1が発進し得るようなクリープ力がエンジン3およびトルクコンバータ5により発生される。
したがって、上記した第1実施形態によれば、サブバッテリ2bのSOC(残容量)がしきい値Sth(60%)以上であるか否かに応じて、エンジン制御部12によりオルタネータ10による充電電圧を可変制御するため、サブバッテリ2bのSOCがしきい値Sth(60%)以上であれば、充電電圧を下げることにより鉛バッテリ2aの充電を優先することができ、サブバッテリ2bのSOCがしきい値Sth(60%)より低ければ、充電電圧を上げてサブバッテリ2bの充電を優先することができる。その結果、充電特性として鉛バッテリ2aよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するニッケル水素(Ni−MH)バッテリから成るサブバッテリ2bを、鉛バッテリ2aに並列接続する場合において、いずれのバッテリ2a,2bの故障を招くことなく両バッテリ2a,2bそれぞれを最適に充電することができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について図3を参照して説明する。なお、本実施形態における装置構成は、上記した第1実施形態と同じであるため、以下では図1も参照して説明する。
本実施形態において、上記した第1実施形態と相違するのは、サブバッテリ2bのSOCに応じて充電電圧を可変制御する際に、サブバッテリ2bのSOCに関係なく、電気負荷の使用状態が予め定められた高負荷状であるかどうかにより、充電電圧を可変するようにした点である。
すなわち、例えばサブバッテリ2bのSOCがしきい値Sth(60%)より低い20%程度であるときであっても、電気負荷が予め定められた高負荷状態であれば、鉛バッテリ2aの充電を優先すべきであるので、図3中の実線に示すように、エンジン制御部12によりオルタネータ10が制御されて充電電圧が、サブバッテリ2bに充電されにくい13.7V等の低い充電電圧に可変制御されて、まず鉛バッテリ2aが優先的に充電される。その後、鉛バッテリ2aのSOCが100%近くになれば、充電電圧が14.5V等のサブバッテリ2bが充電され易く発熱しにくい電圧に可変制御され、サブバッテリ2bの充電が行われる。
また、電気負荷が予め定められた高負荷状態であるときに、サブバッテリ2bのSOCがしきい値Sth(60%)程度であれば、図3中の1点鎖線に示すように、充電電圧が13.7V等のサブバッテリ2bには充電されにくい充電電圧に可変されて、まず鉛バッテリ2aの充電が優先されるように制御され、その後に鉛バッテリ2aのSOCが100%近くになれば、充電電圧が14.5V等のサブバッテリ2bが充電され易く発熱しにくい電圧に可変制御され、サブバッテリ2bの充電が行われる。
したがって、第2実施形態によれば、電気負荷の使用状態が予め定められた高負荷状態であるときには、充電電圧が、サブバッテリ2bの残容量に関係なくサブバッテリ2bが充電されにくい低い電圧になるように、制御手段により発電手段が可変制御されるため、高負荷状態のときには鉛バッテリが優先的に充電することができ、鉛バッテリを迅速に充電して高負荷状態に対応することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
上記した両実施形態では、サブバッテリ2bとして、ニッケル水素(Ni−MH)バッテリを使用した例について説明したが、サブバッテリはニッケル水素(Ni−MH)バッテリに限定されるものではなく、充電特性として鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するバッテリをサブバッテリとして使用するものに対して、本発明を適用することが可能である。
また、上記した実施形態では、サブバッテリ2bのSOC(残容量)のしきい値Sthを60%として説明したが、しきい値Sthは60%に限定されるものでない。
また、上記した実施形態では、本発明をアイドルストップ車1に適用した場合について説明したが、アイドルストップ車に限らず、鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するバッテリをサブバッテリとして鉛バッテリ2aに並列接続して使用する車両であれば、本発明を同様に実施することができる。
1 …アイドルストップ車(車両)
2a …鉛バッテリ
2b …サブバッテリ
8 …バッテリセンサ(残容量検出手段、負荷検出手段)
10 …オルタネータ(発電手段)
12 …エンジン制御部(残容量検出手段、制御手段)

Claims (2)

  1. 車両に搭載された鉛バッテリと、前記車両に搭載されて前記鉛バッテリに並列接続され充電特性として前記鉛バッテリよりも高い充電電圧で充電されやすい特性を有するサブバッテリと、エンジンの駆動中に前記鉛バッテリまたは前記サブバッテリを充電する発電手段と、前記発電手段を制御することにより前記鉛バッテリまたは前記サブバッテリの充電電圧を制御する制御手段とを備えた車両用制御装置において、
    前記サブバッテリの残容量を検出する残容量検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記残容量検出手段により検出される前記サブバッテリの残量量に応じて、前記発電手段を制御することで前記充電電圧を可変制御することを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記車両に搭載された電気負荷の使用状態を検出する負荷検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記負荷検出手段により前記電気負荷の使用状態が予め定められた高負荷状態であるときには、前記充電電圧が、前記サブバッテリの残容量に関係なく前記サブバッテリが充電されにくい低い電圧になるように前記発電手段を可変制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
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