JP2016045952A - 実座標取得方法、入力デバイスの検出方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルに対する指操作を最適化する基本ソフトウェアが組み込まれた携帯情報端末において、入力デバイス等の接部の座標を正確に取得する。
【解決手段】基本ソフトウェアの実行による調整の傾向に基づいて定められた補正情報を予め記憶装置に記憶させておくS05、S06、そして、CPUは、基本ソフトウェアから出力された調整座標を取得する。また、CPUは、画像の表示方向を基本ソフトウェアから取得する。そして、CPUは、この表示方向に対応する補正情報を記憶装置から抽出して、この補正情報を取得した調整座標に対して適用する。これにより、基本ソフトウェアによる調整前の座標である実座標を取得する。
【選択図】図16
【解決手段】基本ソフトウェアの実行による調整の傾向に基づいて定められた補正情報を予め記憶装置に記憶させておくS05、S06、そして、CPUは、基本ソフトウェアから出力された調整座標を取得する。また、CPUは、画像の表示方向を基本ソフトウェアから取得する。そして、CPUは、この表示方向に対応する補正情報を記憶装置から抽出して、この補正情報を取得した調整座標に対して適用する。これにより、基本ソフトウェアによる調整前の座標である実座標を取得する。
【選択図】図16
Description
本発明は、タッチパネルに接している接部の実座標を取得する実座標取得方法、この実座標取得方法を用いた入力デバイスの検出方法、及びプログラムに関するものである。
タッチパネルと、このタッチパネルの入力面に接触している接部の座標を検出するタッチパネルコントローラと、を備える端末が知られている。このようなタッチパネルとしては、入力面に接部が接することにより、静電容量が変化する静電容量方式のタッチパネルが代表的である。
上記のようなタッチパネルの入力面上に載置されて用いられる入力デバイスが提案されている(特許文献1、2参照)。当該入力デバイスは、その底面側に複数の接部を備えており、接部の各々がタッチパネルの入力面に接することで座標を入力する。複数の種類の入力デバイスにおいて、接部の配置パターンが互いに異なるように設けられている。これにより、複数の入力デバイスは互いに区別される。すなわち、端末は、複数の接部の座標から配置パターンを検出することによって、各入力デバイスを識別し、この入力デバイスに付与されている固有情報を取得することができる。
このような入力デバイスを使用する各種アプリケーションソフトウエアにおいては、タッチパネルに載置されている入力デバイスの接部の正確な座標、すなわち接部が実際にタッチパネルに物理的に接触している位置の座標(以下、実座標という。)が引き渡されることが前提となっている。この実座標は、代表的には、タッチパネルの入力面に接している面の重心位置を示している。
一方、タッチパネルを具備する携帯情報端末は、タッチパネルに対する指の接触による操作を前提としている。この携帯情報端末には、指操作を最適化するための基本ソフトウェアが組み込まれたものがある。具体的には、ユーザーの使い勝手を向上させるために、入力面に物理的に接触している指先部により検出された座標から、僅かにずらした位置を、当該指先部の座標として調整することが提案されており(特許文献3)、スマートフォンやタブレットにおいて実用化されている。
このような指操作を最適化する基本ソフトウェアが組み込まれた携帯情報端末に対して、上述した入力デバイスを使用した場合には、当該基本ソフトウェアから渡される接部の座標は既に調整されている。このため、実座標に基づいて配置パターンを検出することができず、入力デバイスの検出精度が低くなってしまうという問題が生じている。
そこで、本発明は、タッチパネルに対する指操作を最適化する基本ソフトウェアが組み込まれた携帯情報端末において、入力デバイス等の接部の座標を正確に取得する実座標取得方法、この実座標取得方法を用いた入力デバイスの検出方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の実座標取得方法は、タッチパネルを備え、該タッチパネルに接している接部の実座標を検出し、該実座標を調整して成る調整座標を出力する基本ソフトウェアが組み込まれている携帯情報端末において、
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を記憶装置に記憶させる記憶ステップ、前記出力された調整座標を取得するステップ、前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、該補正情報を前記取得した調整座標に適用する補正ステップ、前記補正情報が適用された調整座標を前記接部の実座標として取得するステップ、を含むことを特徴とする。
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を記憶装置に記憶させる記憶ステップ、前記出力された調整座標を取得するステップ、前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、該補正情報を前記取得した調整座標に適用する補正ステップ、前記補正情報が適用された調整座標を前記接部の実座標として取得するステップ、を含むことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、タッチパネルを備え、該タッチパネルに接している接部の実座標を検出し、該実座標を調整して成る調整座標を出力する基本ソフトウェアが組み込まれているコンピュータに、
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を前記コンピュータの記憶装置に記憶させる記憶ステップ、前記出力された調整座標を取得するステップ、前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、該補正情報を前記取得した調整座標に適用する補正ステップ、前記補正情報が適用された調整座標を前記接部の実座標として取得するステップ、を実行させることを特徴とする。
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を前記コンピュータの記憶装置に記憶させる記憶ステップ、前記出力された調整座標を取得するステップ、前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、該補正情報を前記取得した調整座標に適用する補正ステップ、前記補正情報が適用された調整座標を前記接部の実座標として取得するステップ、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の入力デバイスの検出方法は、タッチパネルを備え、該タッチパネルに接している複数の接部の実座標を検出し、該実座標の各々を調整して成る複数の調整座標を出力する基本ソフトウェアが組み込まれている携帯情報端末に、前記タッチパネルに接する複数の接部を有し、固有情報が付与されている入力デバイスの検出方法であって、
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を記憶装置に記憶させ、かつ、前記入力デバイスの前記複数の接部の配置パターンを該記憶装置に記憶させる記憶ステップ、前記出力された前記複数の調整座標を取得するステップ、前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、抽出された該補正情報を前記取得した複数の調整座標に適用する補正ステップ、前記補正情報が適用された複数の調整座標を前記複数の接部の実座標として取得するステップ、前記記憶装置から前記複数の接部の配置パターンを読み出して、該複数の接部の配置パターンと前記取得された複数の接部の実座標の位置関係とが共通しているときに、前記入力デバイスとして認識するステップ、を含むことを特徴とする。
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を記憶装置に記憶させ、かつ、前記入力デバイスの前記複数の接部の配置パターンを該記憶装置に記憶させる記憶ステップ、前記出力された前記複数の調整座標を取得するステップ、前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、抽出された該補正情報を前記取得した複数の調整座標に適用する補正ステップ、前記補正情報が適用された複数の調整座標を前記複数の接部の実座標として取得するステップ、前記記憶装置から前記複数の接部の配置パターンを読み出して、該複数の接部の配置パターンと前記取得された複数の接部の実座標の位置関係とが共通しているときに、前記入力デバイスとして認識するステップ、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネルに対する指操作を最適化する基本ソフトウェアが組み込まれた携帯情報端末において、基本ソフトウェアの実行により調整された座標に補正情報を適用することにより接部の実座標を取得することができる。このように、接部の座標を正確に取得できるから、入力デバイスを用いたアプリケーションにおいて、入力デバイスの検出精度の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、各図にわたって示される同じ符号は、同一または同様のものを示す。
[実施の形態1]
本実施形態に使用される携帯情報端末1は、図1および図2に示すように、パネルモジュールを備えている。パネルモジュールは、長方形の表示画面4を有する表示パネル3上にタッチパネル2が積層されている。代表的なタッチパネル2としては、その入力面にヒトの指先5などの接部が接すると、静電容量が変化する静電容量方式のタッチパネル2である。また、タッチパネル2は、複数の接部を同時に検出可能な所謂マルチタッチに対応しているタッチパネル2が好ましい。なお、このタッチパネル2の分解能は320×580である。このような携帯情報端末1としては、代表的にはスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスが用いられる。
本実施形態に使用される携帯情報端末1は、図1および図2に示すように、パネルモジュールを備えている。パネルモジュールは、長方形の表示画面4を有する表示パネル3上にタッチパネル2が積層されている。代表的なタッチパネル2としては、その入力面にヒトの指先5などの接部が接すると、静電容量が変化する静電容量方式のタッチパネル2である。また、タッチパネル2は、複数の接部を同時に検出可能な所謂マルチタッチに対応しているタッチパネル2が好ましい。なお、このタッチパネル2の分解能は320×580である。このような携帯情報端末1としては、代表的にはスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスが用いられる。
携帯情報端末1は、上記パネルモジュールに加えて、中央処理装置(以下、「CPU」と略し、符号11を付す)、内部メモリー13、外部メモリー7、グラフィックス プロセッシング ユニット(以下、「GPU」と略し、符号12を付す)、I/Oインタフェース10、加速度センサー6、スピーカー8、通信部9、を備えるコンピュータを用いて実現されている。なお、電源部は省略してある。
通信部9は、Wi−Fi、無線LAN、電話機能と移動体通信回線機能などを構築している。よって、携帯情報端末1には、電話機能を備える携帯通信端末、無線LAN機能を備える携帯通信端末、電話機能と移動体通信回線機能と無線LAN機能とを備える携帯通信端末、及びWi−Fi機能を備える携帯通信端末が含まれる。
CPU11は、外部メモリー7に記憶されているプログラムを内部メモリー13にロードして実行することで、I/Oインタフェース10を介して、タッチパネル2、加速度センサー6、スピーカー8、及び通信部9を制御し、GPU12を介して表示パネル3に画像を表示させる。この外部メモリー7および内部メモリー13には、代表的には、Random Access Memory等の半導体記憶装置が用いられる。
外部メモリー7には、図3に示すように、プログラム記憶領域15および第三の記憶領域16が設けられている。第三の記憶領域16は、携帯情報端末1用のオペレーティングシステムなどの基本ソフトウェアを記憶させる領域である。基本ソフトウェアは、携帯情報端末1に電源が投入されることで、CPU11により実行される。この基本ソフトウェアを実行したときの携帯情報端末1は、接部の座標を検出し、この検出した座標に対するアクションを表示パネル3に出力する。また、携帯情報端末1は表示画面4における画像の表示方向を切り替える。
基本ソフトウェアを実行することによる接部の位置の検出について説明する。
まず、コンピュータのCPU11は、実際にタッチパネル2に接している指先5などの接部の座標(以下、実座標という)を取得する。実座標は、代表的には、タッチパネル2の入力面に接触している接部の重心位置を示す座標である。この実座標は、タッチパネル2の入力面にある接部において発生した静電容量の変化を検知するタッチパネルコントローラ(不図示)により生成され、タッチイベントとして基本ソフトウェアを実行しているCPU11に渡される。
実座標を取得すると、CPU11は、予め定められた調整値を実座標に適用することにより、ユーザーが意図しているであろうタッチパネル2上の座標(以下、調整座標という)を生成し、出力する。すなわち、この調整座標は、実座標とユーザーの目線から意思表示されたタッチパネル2への接点位置との違いが調整された(上下左右にずらされた)座標であり、この調整を指操作に最適化するという。
このようにコンピュータは、タッチパネル2に接している接部の実座標を検出し、実座標を調整して成る調整座標を出力するステップを実行する。
まず、コンピュータのCPU11は、実際にタッチパネル2に接している指先5などの接部の座標(以下、実座標という)を取得する。実座標は、代表的には、タッチパネル2の入力面に接触している接部の重心位置を示す座標である。この実座標は、タッチパネル2の入力面にある接部において発生した静電容量の変化を検知するタッチパネルコントローラ(不図示)により生成され、タッチイベントとして基本ソフトウェアを実行しているCPU11に渡される。
実座標を取得すると、CPU11は、予め定められた調整値を実座標に適用することにより、ユーザーが意図しているであろうタッチパネル2上の座標(以下、調整座標という)を生成し、出力する。すなわち、この調整座標は、実座標とユーザーの目線から意思表示されたタッチパネル2への接点位置との違いが調整された(上下左右にずらされた)座標であり、この調整を指操作に最適化するという。
このようにコンピュータは、タッチパネル2に接している接部の実座標を検出し、実座標を調整して成る調整座標を出力するステップを実行する。
次に、基本ソフトウェアを実行することによる表示方向の切り換えについて説明する。
まず、コンピュータのCPU11は、加速度センサー6からの検知信号を取得して、表示画面4がユーザーに対して横向きであるか、縦向きであるかを判断する。なお、横向きとは、表示画面4の長手が略水平になるように保持されている状態である。また、縦向きとは表示画面4の短手が略水平になるように保持されている状態である。この加速度センサー6は、表示画面4の姿勢の状態を示す検知信号を出力するセンサーである。代表的には、表示画面4の縦横方向、及び表示画面4に対して直交方向に作用する重力加速度を検知する3軸センサーが用いられる。
次に、CPU11は、判定した結果に応じて、GPU12を介して表示画面4における画像の表示方向を切り替える。
このように、コンピュータは、加速度センサー6から出力される検知信号に応じて、表示画面4における画像の表示方向を切り替えるステップを実行する。
まず、コンピュータのCPU11は、加速度センサー6からの検知信号を取得して、表示画面4がユーザーに対して横向きであるか、縦向きであるかを判断する。なお、横向きとは、表示画面4の長手が略水平になるように保持されている状態である。また、縦向きとは表示画面4の短手が略水平になるように保持されている状態である。この加速度センサー6は、表示画面4の姿勢の状態を示す検知信号を出力するセンサーである。代表的には、表示画面4の縦横方向、及び表示画面4に対して直交方向に作用する重力加速度を検知する3軸センサーが用いられる。
次に、CPU11は、判定した結果に応じて、GPU12を介して表示画面4における画像の表示方向を切り替える。
このように、コンピュータは、加速度センサー6から出力される検知信号に応じて、表示画面4における画像の表示方向を切り替えるステップを実行する。
上記の第三の記憶領域16には、他の種種のアプリケーションが記憶される。さらに、これらのアプリケーションにより生成されたデータも第三の記憶領域16に記憶される。
また、図3に示すように、外部メモリー7には補正情報記憶領域14が設けられている。この補正情報記憶領域14には補正情報が記憶される。この補正情報は、基本ソフトウェアから出力される調整座標を補正するときに用いられる。補正情報は、基本ソフトウェアが行う調整の傾向に基づいて予め定められており、表示画面4の姿勢に対応付けて記憶される。
調整の傾向は、図4及び図7に示す携帯情報端末1を複数個用いて実測した結果(図5、図6、図8、及び図9)から把握される。実測においては、タッチパネル上に物理的な座標(以下、「測定座標」という)を定め、この測定座標をタッチしたときに基本ソフトウェアから出力された調整座標を記録した。さらに、この測定座標から調整座標を減じて得た値(以下、「減算値」という)を記録した。なお、測定座標は調整座標と同一の直交座標系で表され、表示画面4の左上を原点Oとしている。表示画面4をユーザーに対して縦向きの姿勢(図4)に保持したときの実測結果が、図5および図6に示されている。また、横向きの姿勢(図7)に保持したときの実測結果が、図8および図9に示されている。
図5は、図4において示された横測定線111上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。この横測定線111は、表示画面4の左端111aから右端111bに向かって仮想的に表示された線である。図5のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の横値を示しており、「0」〜「320」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は横測定線111上の左端111aに対応し、「320」は横測定線111上の右端111bに対応している。また、図5のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の横値から調整座標の横値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも左側、すなわち基本ソフトウェアが左に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも右側、すなわち基本ソフトウェアが右に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の携帯情報端末1を実測したときのばらつきである。このように図5に示される点の集合から、基本ソフトウェアによる横方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、縦向き表示姿勢における横方向の補正関数を示すグラフ113として、図5に表した。
図5に表されたグラフ113が示す補正関数は、具体的には次の通りである。
補正関数は、0≦x<15の範囲では、f1(x)=0.6637x+0.9を含んでいる。
また、補正関数は、15≦x≦305の範囲では、f2(x)=−1.12×10−7x3+4.5×10−4x2−1.158×10−1x+125を含んでいる。
さらに、補正関数は、305<x≦320の範囲では、f3(x)=0.9093x−290.1を含んでいる。
このように所定の範囲ごとに補正関数が定められる。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における横方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。
補正関数は、0≦x<15の範囲では、f1(x)=0.6637x+0.9を含んでいる。
また、補正関数は、15≦x≦305の範囲では、f2(x)=−1.12×10−7x3+4.5×10−4x2−1.158×10−1x+125を含んでいる。
さらに、補正関数は、305<x≦320の範囲では、f3(x)=0.9093x−290.1を含んでいる。
このように所定の範囲ごとに補正関数が定められる。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における横方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。
図6は、図4において示された縦測定線112上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。この縦測定線112は、表示画面4の上端112aから下端112bに向かって仮想的に表示された線である。図6のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の縦値を示しており、「0」〜「580」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は縦測定線112上の上端112aに対応し、「580」は縦測定線112上の下端112bに対応している。また、図6のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の縦値から調整座標の縦値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも上側、すなわち基本ソフトウェアが上に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも下側、すなわち基本ソフトウェアが下に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の携帯情報端末1を実測したときのばらつきである。このように図6に示される点の集合から、基本ソフトウェアによる縦方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、縦向き表示姿勢における縦方向の補正関数を示すグラフ114として、図6に表した。
図6に表されたグラフ114が示す補正関数は、具体的には次の通りである。
補正関数は、3≦x≦548の範囲では、f4(x)=−1.55×10−7x3+1.2×10−4x2−5.16×10−1x+16.5を含んでいる。
また、補正関数は、548<x≦568の範囲では、f5(x)=0.5725x−314.8を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。なお、図4に示す表示画面4の姿勢において、縦測定線が0≦x<3および568<x≦580の範囲では、調整座標が取得できなかった。
補正関数は、3≦x≦548の範囲では、f4(x)=−1.55×10−7x3+1.2×10−4x2−5.16×10−1x+16.5を含んでいる。
また、補正関数は、548<x≦568の範囲では、f5(x)=0.5725x−314.8を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。なお、図4に示す表示画面4の姿勢において、縦測定線が0≦x<3および568<x≦580の範囲では、調整座標が取得できなかった。
図8は、図7において示された横測定線115上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。この横測定線115は、表示画面4の左端115aから右端115bに向かって仮想的に表示された線である。図8のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の横値を示しており、「0」〜「580」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は横測定線115上の左端115aに対応し、「580」は横測定線115上の右端115bに対応している。また、図8のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の横値から調整座標の横値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも左側、すなわち基本ソフトウェアが左に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも右側、すなわち基本ソフトウェアが右に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の携帯情報端末1を実測したときのばらつきである。このように図8に示される点の集合から、基本ソフトウェアによる横方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、横向き表示姿勢における横方向の補正関数を示すグラフ117として、図8に表した。
図8に表されたグラフ117が示す補正関数は、具体的には次の通りである。
補正関数は、0≦x<20の範囲では、f6(x)=0.501x−2.01を含んでいる。
また、補正関数は、20≦x≦548の範囲では、f7(x)=−1.55×10−7x3+1.2×10−4x2−5.16×10−1x+9を含んでいる。
さらに、補正関数は、548<x≦568の範囲では、f8(x)=0.5725x−322.3を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。なお、図7に示す表示画面4の姿勢において、568<x≦580の範囲では、調整座標が取得できなかった。
補正関数は、0≦x<20の範囲では、f6(x)=0.501x−2.01を含んでいる。
また、補正関数は、20≦x≦548の範囲では、f7(x)=−1.55×10−7x3+1.2×10−4x2−5.16×10−1x+9を含んでいる。
さらに、補正関数は、548<x≦568の範囲では、f8(x)=0.5725x−322.3を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。なお、図7に示す表示画面4の姿勢において、568<x≦580の範囲では、調整座標が取得できなかった。
図9は、図7において示された縦測定線116上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。この縦測定線116は、表示画面4の上端116aから下端116bに向かって仮想的に表示された線である。図9のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の縦値を示しており、「0」〜「320」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は縦測定線116上の上端116aに対応し、「320」は縦測定線116上の下端116bに対応している。また、図9のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の縦値から調整座標の縦値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも上側、すなわち基本ソフトウェアが上に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも下側、すなわち基本ソフトウェアが下に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の携帯情報端末1を実測したときのばらつきである。このように図9に示される点の集合から、基本ソフトウェアによる縦方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数を示すグラフ118として、図9に表した。
図9に表されたグラフ118が示す補正関数は、具体的には次の通りである。
補正関数は、3≦x≦305の範囲では、f9(x)=−1.12×10−7x3+4.5×10−4x2−1.158×10−1x+21を含んでいる。
また、補正関数118は、305<x≦320の範囲では、f10(x)=0.9093x−281.6を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。なお、図7に示す表示画面4の姿勢において、0≦x<3では調整座標が取得できなかった。
補正関数は、3≦x≦305の範囲では、f9(x)=−1.12×10−7x3+4.5×10−4x2−1.158×10−1x+21を含んでいる。
また、補正関数118は、305<x≦320の範囲では、f10(x)=0.9093x−281.6を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。なお、図7に示す表示画面4の姿勢において、0≦x<3では調整座標が取得できなかった。
図3に示すように、外部メモリー7にはプログラム記憶領域15が設けられている。このプログラム記憶領域15は、本実施形態に係る実座標取得プログラムを記憶させる領域である。この実座標取得プログラムを実行したときの、携帯情報端末1は、調整座標取得ステップおよび補正ステップを実行する。
調整座標取得ステップは、コンピュータのCPU11が調整座標を取得するステップである。この調整座標は、上述のとおり基本ソフトウェアが実行されることにより、実座標が調整された座標である。調整座標は、例えばタッチイベントとして基本ソフトウェアから取得することができる。
補正ステップには、抽出ステップおよび適用ステップが含まれている。抽出ステップでは、先ず、CPU11が、加速度センサー6からの検知信号を取得する。検知信号を取得すると、CPU11は、検知信号に基づいて、表示画面4の姿勢を判断する。姿勢を判断すると、CPU11は、その姿勢に対応した補正情報を補正情報記憶領域14から抽出する。適用ステップは、CPU11が、抽出ステップにより抽出した補正情報を調整座標に適用するステップである。この適用ステップにより、補正情報が適用された調整座標が接部の実座標として取得される。
図4の表示態様において、実座標が取得されまでの具体例を説明する。なお、上述の通り、基本ソフトウェアが実行されることにより、縦向きの姿勢に対応して画像が表示され、タッチパネル2に接している接部の調整座標が出力される。
(1)調整座標取得ステップが実行されることにより、調整座標、例えば(横値,縦値)=(60,200)がタッチイベントにより取得される。この調整座標(60,200)は、図4の横測定線上の位置「60」、及び縦測定線上の位置「200」に対応している。
(2)つぎに、抽出ステップが実行されることにより、加速度センサー6から出力された検知信号が取得される。この検知信号には、表示画面4に対する重力加速度の向きが含まれている。この検知信号を解析することで、縦向き表示であることが判断される。そして、縦向き表示として記憶されている補正関数f1(x)〜f5(x)の中から、調整座標の横値「60」に対応している横方向の補正関数f2(x)、及び調整座標の縦値「200」に対応している縦方向の補正関数f4(x)を抽出する。
(3)つぎに、適用ステップが実行される。具体的には、補正関数に対して調整座標の値を代入する。f2(60)=+7.5が得られ、f4(200)=+10が得られる。これにより、調整座標(60,200)は、基本ソフトウェアにより、左に約「7.5」、上に約「10」の調整がなされたことが導かれる。このように行われた調整の逆算をすることで接部の実座標が取得される。つまり、実座標の横値は、調整座標の横値「60」から右に約「7.5」の位置となる。また、実座標の縦値は、調整座標の縦値「200」から下に約「10」の位置となる。すなわち、実座標に近似する近似座標(67.5,210)が得られ、この近似座標が実座標とみなして扱われる。
(1)調整座標取得ステップが実行されることにより、調整座標、例えば(横値,縦値)=(60,200)がタッチイベントにより取得される。この調整座標(60,200)は、図4の横測定線上の位置「60」、及び縦測定線上の位置「200」に対応している。
(2)つぎに、抽出ステップが実行されることにより、加速度センサー6から出力された検知信号が取得される。この検知信号には、表示画面4に対する重力加速度の向きが含まれている。この検知信号を解析することで、縦向き表示であることが判断される。そして、縦向き表示として記憶されている補正関数f1(x)〜f5(x)の中から、調整座標の横値「60」に対応している横方向の補正関数f2(x)、及び調整座標の縦値「200」に対応している縦方向の補正関数f4(x)を抽出する。
(3)つぎに、適用ステップが実行される。具体的には、補正関数に対して調整座標の値を代入する。f2(60)=+7.5が得られ、f4(200)=+10が得られる。これにより、調整座標(60,200)は、基本ソフトウェアにより、左に約「7.5」、上に約「10」の調整がなされたことが導かれる。このように行われた調整の逆算をすることで接部の実座標が取得される。つまり、実座標の横値は、調整座標の横値「60」から右に約「7.5」の位置となる。また、実座標の縦値は、調整座標の縦値「200」から下に約「10」の位置となる。すなわち、実座標に近似する近似座標(67.5,210)が得られ、この近似座標が実座標とみなして扱われる。
次は、図7の表示態様において、実座標が取得されまでの具体例を説明する。なお、上述の通り、基本ソフトウェアが実行されることにより、横向きの姿勢に対応して画像が表示され、タッチパネル2に接している接部の調整座標が出力される。
(1)調整座標取得ステップが実行されることにより、調整座標、例えば(横値,縦値)=(400,270)がタッチイベントにより取得される。この調整座標(400,270)は、図7の横測定線上の位置「400」、及び縦測定線上の位置「270」に対応している。
(2)つぎに、抽出ステップが実行されることにより、加速度センサー6から出力された検知信号が取得される。この検知信号には、表示画面4に対する重力加速度の向きが含まれている。この検知信号を解析することで、横向き表示であることが判断される。そして、横向き表示として記憶されている補正関数f6(x)〜f10(x)の中から、調整座標の横値「400」に対応している横方向の補正関数f7(x)、及び調整座標の縦値「270」に対応している縦方向の補正関数f9(x)を抽出する。
(3)つぎに、適用ステップが実行される。具体的には、補正関数に対して調整座標の値を代入する。f7(400)=−2.5が得られ、f9(270)=0が得られる。これにより、調整座標(400,270)は、基本ソフトウェアにより、右に約「2.5」、上に約「0」の調整がなされたことが導かれる。このように行われた調整の逆算をすることで接部の実座標が取得される。つまり、実座標の横値は、調整座標の横値「400」から左に約「2.5」の位置となる。また、実座標の縦値は、調整座標の縦値「270」から下に約「0」の位置となる。すなわち、実座標に近似する近似座標(397.5,270)が得られ、この近似座標が実座標とみなされて扱われる。
(1)調整座標取得ステップが実行されることにより、調整座標、例えば(横値,縦値)=(400,270)がタッチイベントにより取得される。この調整座標(400,270)は、図7の横測定線上の位置「400」、及び縦測定線上の位置「270」に対応している。
(2)つぎに、抽出ステップが実行されることにより、加速度センサー6から出力された検知信号が取得される。この検知信号には、表示画面4に対する重力加速度の向きが含まれている。この検知信号を解析することで、横向き表示であることが判断される。そして、横向き表示として記憶されている補正関数f6(x)〜f10(x)の中から、調整座標の横値「400」に対応している横方向の補正関数f7(x)、及び調整座標の縦値「270」に対応している縦方向の補正関数f9(x)を抽出する。
(3)つぎに、適用ステップが実行される。具体的には、補正関数に対して調整座標の値を代入する。f7(400)=−2.5が得られ、f9(270)=0が得られる。これにより、調整座標(400,270)は、基本ソフトウェアにより、右に約「2.5」、上に約「0」の調整がなされたことが導かれる。このように行われた調整の逆算をすることで接部の実座標が取得される。つまり、実座標の横値は、調整座標の横値「400」から左に約「2.5」の位置となる。また、実座標の縦値は、調整座標の縦値「270」から下に約「0」の位置となる。すなわち、実座標に近似する近似座標(397.5,270)が得られ、この近似座標が実座標とみなされて扱われる。
このように、指操作を最適化する基本ソフトウェアが組み込まれた携帯情報端末1において、補正情報を記憶させ、調整座標取得ステップおよび補正ステップを実行することにより、実際に接部が接触している位置の座標である実座標を取得することができる。よって、例えば入力デバイスを用いた入力など指操作を用いない入力において、この入力デバイスの接部の座標を正確に取得することができる。すなわち、入力デバイスの検出精度の向上を図ることができる。
[実施の形態2]
図10および図11に示すように、入力デバイス17は、互いに導通しており導電性を有する接部および保持部を有している。例えば、入力デバイス17は、サイコロ形状であり、側面18と底面19を有している。この側面18と底面19とは導電性を有し、互いに導通している。底面19には複数の接触子21が突設されている。この接触子21の先端面20は、導電性を有しており、底面19と導通している。このため、ユーザーが側面18を手で掴むと、側面18および底面19を介して、ユーザーと接触子21の先端面20が導通する。すなわち、接触子21の先端面20は、携帯情報端末110のタッチパネル2上に載置されたときに、タッチパネル2に対して接触して、タッチパネル2に静電容量の変化を生じさせる接部として機能している。また、側面18は使用者によって保持される保持部として機能している。なお、この入力デバイス17は、子供が片手で容易に持てる大きさが好ましい。
図10および図11に示すように、入力デバイス17は、互いに導通しており導電性を有する接部および保持部を有している。例えば、入力デバイス17は、サイコロ形状であり、側面18と底面19を有している。この側面18と底面19とは導電性を有し、互いに導通している。底面19には複数の接触子21が突設されている。この接触子21の先端面20は、導電性を有しており、底面19と導通している。このため、ユーザーが側面18を手で掴むと、側面18および底面19を介して、ユーザーと接触子21の先端面20が導通する。すなわち、接触子21の先端面20は、携帯情報端末110のタッチパネル2上に載置されたときに、タッチパネル2に対して接触して、タッチパネル2に静電容量の変化を生じさせる接部として機能している。また、側面18は使用者によって保持される保持部として機能している。なお、この入力デバイス17は、子供が片手で容易に持てる大きさが好ましい。
このような入力デバイス17の一つには、その上面に、例えば「A」のアルファベットが表示されている。また、他の入力デバイス17の一つには、その上面に、例えば「B」のアルファベットが表示されている。このように、複数の入力デバイス17には、それぞれ固有の表示(以下、固有情報という)が付与される。入力デバイス17の各々は、接部の配置パターンが異なっている。
本実施形態に用いられる携帯情報端末(以下、「第二携帯情報端末」といい、符号110を付す)は、上記の実施の形態1の携帯情報端末1(以下、「第一携帯情報端末1」という)が改良された端末であり、第一携帯情報端末1とは異なる型番が付与されている。両端末のハードウェアの構成は略同様である。なお、第二携帯情報端末110に用いられているタッチパネルの分解能は320×480である。この第二携帯情報端末110の補正情報記憶領域14には、第一携帯情報端末1に記憶された補正情報(以下、「第一補正情報」という)に加えて、第二携帯情報端末110用に定められた補正情報(以下、「第二補正情報」という)が記憶されている。第一補正情報と第二補正情報の各々は、上記型番と対応付けられている。このため、両補正情報は、区別化されて記憶されている。また、外部メモリー7には、各入力デバイス17の接部の配置パターンが、入力デバイス17の固有情報に対応付けて記憶されている。この配置パターンは、例えば入力デバイス17が有する接部各々の相対的な位置関係を定めたものである。
第二補正情報について説明する。第二補正情報は、第一補正情報と同様に、第二携帯情報端末110に組み込まれた基本ソフトウェアが行う調整の傾向に基づいて予め定められ、表示画面4の姿勢に対応付けて記憶される。この調整の傾向は、図4及び図7と同様の表示姿勢の第二携帯情報端末110を複数個用いて実測した結果(図12、図13、図14、及び図15)から把握される。
図12は、縦向き表示画面4の横測定線121(図4)上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。図12のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の横値を示しており、「0」〜「320」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は横測定線121上の左端121aに対応し、「320」は横測定線121上の右端121bに対応している。また、図12のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の横値から調整座標の横値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも左側、すなわち基本ソフトウェアが左に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも右側、すなわち基本ソフトウェアが右に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の第二携帯情報端末110を実測したときのばらつきである。このように図12に示される点の集合から、第二携帯情報端末110の基本ソフトウェアによる横方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、縦向き表示姿勢における横方向の補正関数を示すグラフ123として、図12に表した。
図12に表されたグラフ123が示す補正関数は、具体的には次の通りである。
補正関数は、0≦x<15の範囲では、f11(x)=0.5907x+0.0663を含んでいる。
また、補正関数は、15≦x≦305の範囲では、f12(x)=−2.939×10−6x3+1.413×10−3x2−2.255×10−1x+12を含んでいる。
さらに、補正関数は、305<x≦320の範囲では、f13(x)=0.5839x−186.9を含んでいる。
このように所定の範囲ごとに補正関数が定められる。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における横方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。
補正関数は、0≦x<15の範囲では、f11(x)=0.5907x+0.0663を含んでいる。
また、補正関数は、15≦x≦305の範囲では、f12(x)=−2.939×10−6x3+1.413×10−3x2−2.255×10−1x+12を含んでいる。
さらに、補正関数は、305<x≦320の範囲では、f13(x)=0.5839x−186.9を含んでいる。
このように所定の範囲ごとに補正関数が定められる。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における横方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。
図13は、縦向き表示画面4の縦測定線122(図4)上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。図13のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の縦値を示しており、「0」〜「480」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は縦測定線122上の上端122aに対応し、「480」は縦測定線122上の下端122bに対応している。また、図13のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の縦値から調整座標の縦値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも上側、すなわち基本ソフトウェアが上に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも下側、すなわち基本ソフトウェアが下に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の第二携帯情報端末110を実測したときのばらつきである。このように図13に示される点の集合から、第二携帯情報端末110の基本ソフトウェアによる縦方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、縦向き表示姿勢における縦方向の補正関数を示すグラフ124として、図13に表した。
図13に表されたグラフ124は、具体的には次の通りである。
グラフ124は、3≦x≦460の範囲では、f14(x)=−5.905×10−7x3+4.225×10−4x2−1.051×10−1x+17を含んでいる。
グラフ124は、460<x≦480の範囲では、f15(x)=0.5747x−263.8を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。なお、図4に示す表示画面4の姿勢において、0≦x<3の範囲では、調整座標が取得できなかった。
グラフ124は、3≦x≦460の範囲では、f14(x)=−5.905×10−7x3+4.225×10−4x2−1.051×10−1x+17を含んでいる。
グラフ124は、460<x≦480の範囲では、f15(x)=0.5747x−263.8を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、縦向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶される。なお、図4に示す表示画面4の姿勢において、0≦x<3の範囲では、調整座標が取得できなかった。
図14は、横向き表示画面4の横測定線125(図7)上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。図14のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の横値を示しており、「0」〜「480」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は横測定線125上の左端125aに対応し、「480」は横測定線上の右端125bに対応している。また、図14のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の横値から調整座標の横値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも左側、すなわち基本ソフトウェアが左に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも右側、すなわち基本ソフトウェアが右に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の第二携帯情報端末110を実測したときのばらつきである。このように図14に示される点の集合から、第二携帯情報端末110の基本ソフトウェアによる横方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、横向き表示姿勢における横方向の補正関数を示すグラフ127として、図14に表した。
図14に表されたグラフ127は、具体的には次の通りである。
グラフ127は、0≦x<20の範囲では、f16(x)=0.5704x−4.84を含んでいる。
グラフ127は、20≦x≦460の範囲では、f17(x)=−5.905×10−7x3+4.225×10−4x2−1.051×10−1x+8.5を含んでいる。
グラフ127は、460<x≦480の範囲では、f18(x)=0.5747x−272.3を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。
グラフ127は、0≦x<20の範囲では、f16(x)=0.5704x−4.84を含んでいる。
グラフ127は、20≦x≦460の範囲では、f17(x)=−5.905×10−7x3+4.225×10−4x2−1.051×10−1x+8.5を含んでいる。
グラフ127は、460<x≦480の範囲では、f18(x)=0.5747x−272.3を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。
図15は、横向き表示画面4の縦測定線126上に複数の測定座標を定めて実測を行った結果である。図15のx軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された調整座標の縦値を示しており、「0」〜「320」の範囲で目盛られている。なお、この「0」は縦測定線126上の上端126aに対応し、「320」は縦測定線126上の下端126bに対応している。また、図15のy軸は、測定座標の各々をタッチしたときに記録された減算値(測定座標の縦値から調整座標の縦値を減じた値)を示している。y軸の+側は、調整座標が測定座標よりも上側、すなわち基本ソフトウェアが上に調整したことを示している。また、y軸の−側は、調整座標が測定座標よりも下側、すなわち基本ソフトウェアが下に調整したことを示している。なお、x軸の各点について複数の点が縦に並んで表示されているのは、複数の第二携帯情報端末110を実測したときのばらつきである。このように図15に示される点の集合から、第二携帯情報端末110の基本ソフトウェアによる縦方向の調整傾向を把握することができる。そして、上記の点の集合を基に最小二乗法により線形近似を得、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数128を示すグラフとして、図15に表した。
図15に表されたグラフ128は、具体的には次の通りである。
グラフ128は、5≦x≦305の範囲では、f19(x)=−2.939×10−6x3+1.413×10−3x2−2.255×10−1x+19.5を含んでいる。
グラフ128は、305<x≦320の範囲では、f20(x)=0.5839x−179.4を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。なお、図7に示す表示画面4の姿勢において、0≦x<5では調整座標が取得できなかった。
グラフ128は、5≦x≦305の範囲では、f19(x)=−2.939×10−6x3+1.413×10−3x2−2.255×10−1x+19.5を含んでいる。
グラフ128は、305<x≦320の範囲では、f20(x)=0.5839x−179.4を含んでいる。
このように、所定の範囲ごとに補正関数が定められている。よって、補正情報記憶領域14には、横向き表示姿勢における縦方向の補正関数が領域に対応付けて記憶されている。なお、図7に示す表示画面4の姿勢において、0≦x<5では調整座標が取得できなかった。
次に、入力デバイス17の検出方法を図16に基づいて説明する。
先ず、補正情報記憶領域14に第一補正情報と第二補正情報を記憶させておく。また、本実施形態に係る実座標取得プログラムを含む入力デバイス検出プログラムをインストールして、プログラム記憶領域15に記憶させておく。(ステップs01)
入力デバイス検出プログラムを内部メモリー13にロードして実行する(ステップs02)ことにより、第二携帯情報端末110は次の動作を実行する。コンピュータのCPU11は、第二携帯情報端末110の型番を特定する(ステップs03)。次に、CPU11は、加速度センサー6からの検知信号を取得し、取得した検知信号に基づいて表示画面4の姿勢を判断する。(ステップs04)そして、特定された型番と判断された姿勢に対応する補正情報を抽出(内部メモリー13に保存)する(ステップs05、s06)。なお、上記ステップs03〜s06を本実施形態における抽出ステップという。
次に、CPU11は、基本ソフトウェアの実行により出力された調整座標を取得する(ステップs07)。取得できないときは、このステップを繰り返す。なお、この調整座標は、タッチパネル2の入力面に接触している接部の座標をタッチパネル2コントローラが生成し、この座標が調整されて生成された座標である。この調整座標を取得したときには、CPU11は抽出した補正情報を調整座標に適用することにより、実座標を取得する(ステップs08)。すなわち、対応する補正関数に対して調整座標を代入することにより、調整に用いられた演算を導き、この調整の逆算を行うことにより実座標に近似する近似座標を得て、これを実座標とみなして扱う。なお、入力デバイス17は、複数の接部を有しているので、複数の実座標が得られる。
次に、コンピュータのCPU11は、取得した実座標の各々の位置関係を検出する。そして、検出した実座標の位置関係と、記憶しておいた接部の配置パターンとを比較する。実座標の位置関係と配置パターンが適合したときに、入力デバイス17として判断される。そして、この配置パンターンに対応付けられた固有情報(例えば「A」)を抽出することができる。このように実座標に基づいて入力デバイス17を検出できるので、その検出精度の向上を図ることができる。そして、入力デバイスの小型化を実現できる。また、より多くの配置パターンを設けることが可能となり、多種類の入力デバイスの使用が可能となる。
上記の、補正情報は、内部メモリー13にロードせずに、外部メモリー7に格納したままで、必要に応じてその都度補正情報を参照するようにしてもよい。また、調整座標が取得できないときには、検出不能という信号を返すようにすればよい。
本実施の形態によれば、実施の形態1に係る実座標情報取得方法を採用して指操作に最適化されたスマートフォンやタブレットの入力手段として入力デバイス17を用いたから、容易にかつ精度よく入力デバイス17に付与された固有情報を表示画面4に出力させることができる。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用または効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施してもよい。
例えば、表示画面4における画像の表示方向を切り替えるのに用いられるセンサーは、加速度センサー6に限定されず、表示画面4の姿勢が縦向きか横向きかを示す信号を出力するセンサー(切替信号出力手段)であれば良い。
また、補正情報は、例えば、タッチパネルの直交座標系を複数のエリアごとに区分けして、エリアの各々に対応付けて定めた値(以下、補正値という。)であってもよい。この場合には、取得した調整座標からエリアを特定し、特定されたエリアに対応する補正値を抽出し、抽出した値を調整値に加えることで、実座標に近似する座標が求められる。さらに、補正情報記憶領域に、調整座標と補正値とを対応付けて記憶する補正テーブルを設けてもよい。この場合には、基本ソフトウェアから取得した調整座標に対応する補正値を抽出し、この抽出した補正値を調整値に加えることで、実座標に近似する座標が求められる。
また、抽出ステップは上記の態様に限定されない。例えば、CPU11は、基本ソフトウェアを実行することにより判定された表示画面の姿勢を取得し、その姿勢に対応した補正情報を補正情報記憶領域14から抽出してもよい。
第一補正情報と第二補正情報の各々は携帯情報端末の型番に対応付けて記憶されているが、このような態様に限定されず、タッチパネルの分解能に応じて記憶されていればよい。
1 携帯情報端末
2 タッチパネル
4 表示画面
5 指先
6 加速度センサー
17 入力デバイス
20 先端面
21 接部
113,114,117,118,123,124,125,128 補正関数
2 タッチパネル
4 表示画面
5 指先
6 加速度センサー
17 入力デバイス
20 先端面
21 接部
113,114,117,118,123,124,125,128 補正関数
Claims (6)
- タッチパネルを備え、該タッチパネルに接している接部の実座標を検出し、該実座標を調整して成る調整座標を出力する基本ソフトウェアが組み込まれている携帯情報端末において、
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を前記携帯情報端末の記憶装置に記憶させる記憶ステップ、
前記出力された調整座標を取得するステップ、
前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、該補正情報を前記取得した調整座標に適用する補正ステップ、
前記補正情報が適用された調整座標を前記接部の実座標として取得するステップ、
を含む実座標取得方法。 - 前記タッチパネルが積層されている表示画面と、該表示画面の姿勢を示す検知信号を出力するセンサーと、を備え、
前記基本ソフトウェアは、前記センサーの検知信号に基づいて前記表示画面の姿勢を判断し、該表示画面の姿勢に応じて前記表示画面に対する画像の表示方向を切り替える、前記携帯情報端末において、
前記記憶ステップは、前記表示画面の姿勢に対応付けて前記補正情報を記憶し、
前記補正ステップは、さらに、
前記センサーの検知信号を取得して、
該取得した検知信号に基づいて前記表示画面の姿勢を判断し、
該判断された姿勢に対応する前記補正情報を前記記憶装置から抽出することを特徴とする請求項1に記載の実座標取得方法。 - 前記タッチパネルが積層されている表示画面と、該表示画面の姿勢を示す検知信号を出力するセンサーと、を備え、
前記基本ソフトウェアは、前記センサーの検知信号に基づいて前記表示画面の姿勢を判断し、該表示画面の姿勢に応じて前記表示画面に対する画像の表示方向を切り替える、前記携帯情報端末において、
前記記憶ステップは、前記表示画面の姿勢に対応付けて前記補正情報を記憶し、
前記補正ステップは、さらに、
前記判断された表示画面の姿勢を取得して、
該取得された前記表示画面の姿勢に対応する前記補正情報を前記記憶装置から抽出することを特徴とする請求項1に記載の実座標取得方法。 - 前記補正情報は、前記タッチパネルの分解能に応じて記憶されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の実座標取得方法。
- タッチパネルを備え、該タッチパネルに接している接部の実座標を検出し、該実座標を調整して成る調整座標を出力する基本ソフトウェアが組み込まれているコンピュータに、
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を前記コンピュータの記憶装置に記憶させる記憶ステップ、
前記出力された調整座標を取得するステップ、
前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、該補正情報を前記取得した調整座標に適用する補正ステップ、
前記補正情報が適用された調整座標を前記接部の実座標として取得するステップ、
を実行させるためのプログラム。 - タッチパネルを備え、該タッチパネルに接している複数の接部の実座標を検出し、該実座標の各々を調整して成る複数の調整座標を出力する基本ソフトウェアが組み込まれている携帯情報端末に、前記タッチパネルに接する複数の接部を有し、固有情報が付与されている入力デバイスを検出させる入力デバイスの検出方法であって、
前記調整の傾向に基づいて定められた補正情報を前記携帯情報端末の記憶装置に記憶させ、かつ、前記入力デバイスの前記複数の接部の配置パターンを該記憶装置に記憶させる記憶ステップ、
前記出力された前記複数の調整座標を取得するステップ、
前記記憶装置から前記補正情報を抽出し、抽出された該補正情報を前記取得した複数の調整座標に適用する補正ステップ、
前記補正情報が適用された複数の調整座標を前記複数の接部の実座標として取得するステップ、
前記記憶装置から前記複数の接部の配置パターンを読み出して、該複数の接部の配置パターンと前記取得された複数の接部の実座標の位置関係とが共通しているときに、前記入力デバイスとして認識するステップ、
を含む入力デバイスの検出方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015161427A JP2016045952A (ja) | 2014-08-21 | 2015-08-18 | 実座標取得方法、入力デバイスの検出方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014181699 | 2014-08-21 | ||
JP2014181699 | 2014-08-21 | ||
JP2015161427A JP2016045952A (ja) | 2014-08-21 | 2015-08-18 | 実座標取得方法、入力デバイスの検出方法、及びプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016045952A true JP2016045952A (ja) | 2016-04-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015161427A Pending JP2016045952A (ja) | 2014-08-21 | 2015-08-18 | 実座標取得方法、入力デバイスの検出方法、及びプログラム |
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Country | Link |
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US (1) | US20160054852A1 (ja) |
JP (1) | JP2016045952A (ja) |
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US8624845B2 (en) * | 2008-09-26 | 2014-01-07 | Cypress Semiconductor Corporation | Capacitance touch screen |
WO2010113397A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 三菱電機株式会社 | 表示入力装置 |
KR20110138095A (ko) * | 2010-06-18 | 2011-12-26 | 삼성전자주식회사 | 터치 시스템에서 좌표 보정 방법 및 장치 |
WO2012141352A1 (en) * | 2011-04-13 | 2012-10-18 | Lg Electronics Inc. | Gesture recognition agnostic to device orientation |
TWI493399B (zh) * | 2012-10-30 | 2015-07-21 | Mstar Semiconductor Inc | 觸控座標邊緣效應校正的方法與相關系統 |
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-
2015
- 2015-08-18 JP JP2015161427A patent/JP2016045952A/ja active Pending
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Publication number | Publication date |
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US20160054852A1 (en) | 2016-02-25 |
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