JP2016045375A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができるとともに、印刷画像にムラが生じることを抑制できる画像形成装置を提供すること。【解決手段】装置本体2と、感光ドラム13を有するプロセスカートリッジ3とを備えるプリンタ1において、プロセスカートリッジ3のドラムカップリング72に係合または係合解除可能な本体カップリング38を回転させるドラム駆動ギア41を、左右方向から見たときに、排紙トレイ10と重なるように、感光ドラム13に対して大きく構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
従来より、装置本体と、装置本体内に配置され、現像剤像を担持するように構成される像担持体とを備える、電子写真方式の画像形成装置が知られている。
例えば、画像形成装置本体と、感光体ドラムを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとを備え、プロセスカートリッジがカップリング手段を有し、画像形成装置本体が、プロセスカートリッジのカップリング手段に係合する本体カップリング手段を有する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この画像形成装置では、本体カップリング手段は、プロセスカートリッジのカップリング手段に係合するカップリング凹軸と、カップリング凹軸に一体的に設けられる大ギアとを有している。モータからの駆動力は、大ギアに入力され、カップリング凹軸を介して、プロセスカートリッジのカップリング手段に伝達される。
特開平10−74031号公報
特許文献1に記載されるような画像形成装置において、さらなる小型化が要求されている。
また、特許文献1に記載されるような画像形成装置では、モータからの駆動力が大ギアに入力されるときに、ギア歯の寸法公差によって、大ギアの回転速度がわずかに変動する。
大ギアの回転速度が変動すると、感光体ドラムの回転速度が変動し、印刷画像にムラが生じるおそれがある。
本発明の目的は、小型化を図ることができるとともに、印刷画像にムラが生じることを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
(1)本発明の画像形成装置は、駆動源を有する装置本体と、現像剤像を担持するように構成される像担持体と、像担持体を回転させるための第1カップリングとを有し、装置本体に装着されるように構成されるカートリッジとを備える。
装置本体は、第1カップリングに対して係合または係合解除可能であり、第1カップリングに係合した状態で、第1カップリングと同じ回転軸線について第1カップリングとともに回転するように構成される第2カップリングと、駆動源からの駆動力を受けて第2カップリングを回転させるように構成され、周面にギア歯を有する回転体であって、第2カップリングと同じ回転軸線について第2カップリングとともに回転するように構成される回転体と、装置本体外に排出された記録媒体を載置するための載置部材とを備える。
回転体は、像担持体の回転軸線と平行な軸線方向から見たときに、載置部材と重なる。
このような構成によれば、駆動源からの駆動力は、回転体に入力され、第2カップリングを介して第1カップリングに伝達されて、像担持体を回転させる。
ここで、回転体は、軸線方向から見たときに、装置本体外に排出された記録媒体を載置するための載置部材に重なっている。
そのため、載置部材を像担持体に近接して配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化を図ることができる。
しかも、このような構成によれば、回転体を、軸線方向から見たときに載置部材に重なる程度に、像担持体に対して大きく構成することができる。
そのため、回転体のギア歯の寸法公差に起因する像担持体の回転速度の変動を低減することができる。
その結果、印刷画像にムラが生じることを抑制できる。
(2)回転体は、軸線方向において、載置部材の外方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、回転体を載置部材の軸線方向外方に配置して、載置部材に載置された記録媒体と、回転体とが干渉することを防止できる。
(3)装置本体は、開口部と、開口部を開放する開位置と開口部を閉鎖する閉位置との間を移動するように構成される開閉部材と、開閉部材の閉位置から開位置への移動に連動して、第1カップリングに対する第2カップリングの係合を解除し、開閉部材の開位置から閉位置への移動に連動して、第1カップリングに対して第2カップリングを係合させるように構成される連動機構とを備えてもよい。連動機構は、開閉部材に連結される連結部と、第2カップリングに作用するように構成される作用部とを備えてもよい。この場合、作用部は、軸線方向において、回転体の外方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、作用部は、軸線方向において、回転体の外方に配置されている。
そのため、回転体の軸線方向内方において、像担持体の周辺に配置されている部材と、作用部とが干渉することを防止できる。
その結果、像担持体の周辺において、配置の自由度を確保できる。
(4)開閉部材は、載置部材を兼ねてもよい。
このような構成によれば、開閉部材と載置部材とを別々に設ける場合と比べて、部品点数の低減を図ることができる。
(5)載置部材は、軸線方向に互いに間隔を隔てて配置される1対の側壁と、1対の側壁の間に配置され、装置本体外に排出された記録媒体を載置するための載置壁とを備えてもよい。開閉部材は、載置壁を兼ねてもよい。
このような構成によれば、載置部材のうちの載置壁を揺動させて、装置本体の開口部を開閉することができる。
そのため、簡易な構成で、装置本体の開口部を開閉することができる。
また、載置部材全体を揺動させる場合と比べて、側壁の分、載置壁を大きく揺動させることができる。
(6)開閉部材は、開位置と閉位置とに揺動可能であってもよい。開閉部材の揺動軸は、軸線方向から見たときに、回転体と重なってもよい。
このような構成によれば、開閉部材が載置部材を兼ねる構成において、開閉部材を像担持体に近接して配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化をより図ることができる。
(7)連結部は、載置部材の軸線方向外端部よりも軸線方向内方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、開閉部材が載置部材を兼ねる構成において、簡易な構成で、連結部を開閉部材に連結することができる。
また、より軸線方向内方において開閉部材と連動機構とを連結することができるので、開閉部材が載置部材を兼ねる構成において、開閉部材の軸線方向における小型化を図ることができる。
(8)連動機構は、軸線方向と直交する方向に延び、連結部に接続される第1接続部と、軸線方向と直交する方向に延び、作用部に接続される第2接続部と、軸線方向に延び、第1接続部と第2接続部とを接続する回動軸とを備え、回動軸を中心として回動するように構成されてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、回動軸を回動中心として接続部を回動させて、連結部から作用部へ駆動伝達できる。
また、回動軸において、第1接続部と第2接続部とを軸線方向に接続している。
そのため、第1接続部と第2接続部とを接続する部分の強度を確保できる。
また、第1接続部と第2接続部とを接続する部分を移動させることなく、コンパクトに連動機構を回動させることができ、連動機構の周辺において、配置の自由度を確保できる。
(9)回動軸は、第1接続部と第2接続部とを駆動伝達可能に接続してもよい。
このような構成によれば、作用部に接続される第2接続部が回転体の軸線方向外方に配置され、連結部に接続される第1接続部が載置部材の軸線方向外端部よりも軸線方向内方に配置される場合において、連結部から作用部へ第1接続部、回動軸および第2接続部を介して駆動伝達できる。
(10)回動軸は、軸線方向に投影したときに、回転体の投影面の外方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、回動軸と第2カップリングとの間隔を確保することができる。
そのため、回動軸を回動中心として連動機構を回動させたときに、作用部の移動量を確保することができる。
その結果、第2カップリングを確実に移動させることができ、第1カップリングと第2カップリングとの係合を確実に解除できる。
(11)装置本体は、像担持体からの現像剤像が定着された記録媒体を、再度像担持体へ搬送する再搬送部を備えてもよい。回転体は、軸線方向から見たときに、再搬送部と重なってもよい。
このような構成によれば、再搬送部を像担持体に近接して配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化をより図ることができる。
(12)本発明の画像形成装置は、像担持体に供給される記録媒体を収容する収容部材をさらに備えてもよい。回転体は、軸線方向から見たときに、収容部材と重なってもよい。
このような構成によれば、収容部材を像担持体に近接して配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化をより図ることができる。
(13)本発明の画像形成装置は、像担持体を露光して像担持体の表面に静電潜像を形成するように構成される露光部材をさらに備えてもよい。駆動源は、軸線方向において、露光部材の外方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、露光部材の軸線方向外方の空間を利用して、効率よく駆動源を配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化をより図ることができる。
(14)駆動源は、軸線方向から見たときに、露光部材と重なり、鉛直方向に投影したときに、載置部材と重なってもよい。
このような構成によれば、載置部材と鉛直方向に重なる領域において、露光部材と駆動源とをより近接して配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化をより一層図ることができる。
(15)本発明の画像形成装置は、像担持体に供給される記録媒体をピックアップするように構成されるピックアップローラをさらに備えてもよい。露光部材は、鉛直方向に投影したときに、ピックアップローラと重なってもよい。
このような構成によれば、露光部材と鉛直方向に重なる領域において、ピックアップローラを配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化をより一層図ることができる。
(16)本発明の画像形成装置は、駆動源を有する装置本体と、現像剤像を担持するように構成される像担持体と、像担持体を回転させるための第1カップリングと、第1カップリングに対して係合または係合解除可能であり、第1カップリングに係合した状態で第1カップリングとともに回転するように構成される第2カップリングと、駆動源からの駆動力を受けて第2カップリングを回転させるように構成される回転体であって、第2カップリングとともに回転するように構成される回転体と、装置本体外に排出された記録媒体を載置するように構成される載置部材とを備える。
載置部材は、装置本体外に排出された記録媒体が載置されるように構成される載置壁と、像担持体の回転軸線と平行な軸線方向において載置壁の外方に配置され、載置壁に載置された記録媒体の軸線方向における位置を規制するように構成される側壁とを備える。
回転体は、軸線方向において、側壁に対して、載置壁と反対側に配置される。
このような構成によれば、駆動源からの駆動力は、回転体に入力され、第2カップリングを介して第1カップリングに伝達されて、像担持体を回転させる。
ここで、回転体は、装置本体外に排出された記録媒体を載置するための載置部材よりも軸線方向外方に配置されている。
そのため、載置部材の軸線方向外方の空間を利用して、回転体を効率よく配置することができる。
その結果、画像形成装置の小型化を図ることができる。
しかも、このような構成によれば、回転体を、像担持体に対して大きく構成することができる。
そのため、回転体のギア歯の寸法公差に起因する像担持体の回転速度の変動を低減することができる。
その結果、印刷画像にムラが生じることを抑制できる。
(17)装置本体は、装置本体の内部と載置部材とを仕切る仕切壁と、仕切壁を貫通し、載置部材に排出される記録媒体の通過を許容するように構成される開口とをさらに有してもよい。回転体は、軸線方向から見たときに、仕切壁と重なってもよい。
このような構成によれば、回転体を、左右方向から見たときに、開口を構成する仕切壁に重なる程度に、像担持体に対して大きく構成することができる。
そのため、回転体のギア歯の寸法公差に起因する像担持体の回転速度の変動を低減することができる。
その結果、印刷画像にムラが生じることを抑制できる。
また、回転体のギア歯の寸法公差に起因するムラの空間周波数を、容易に目視できる空間周波数よりも高くすることができる。
その結果、印刷画像のムラを目立たなくすることができる。
本発明によれば、画像形成装置の小型化を図ることができるとともに、印刷画像にムラが生じることを抑制できる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの右前方から見た斜視図である。 図2は、図1に示すプリンタの中央断面図である。 図3は、図2のA−A断面図である。 図4は、図3のB−B断面図である。 図5は、図3の要部拡大図であって、本体カップリングが係合位置に位置した状態を示す。 図6は、図5に示すドラム駆動ギアおよび本体カップリングの左後方から見た分解斜視図である。 図7は、図5に示すカムの左前方から見た斜視図である。 図8は、図2に示すドラムカートリッジの左前方から見た斜視図である。 図9は、プロセスカートリッジの着脱動作を説明する説明図であって、トップカバーが開位置に位置した状態を示す。 図10は、図3のB−B断面図に相当する断面図であって、トップカバーが開位置に位置し、カムが押圧位置に位置した状態を示す。 図11は、図3の要部拡大図であって、本体カップリングが解除位置に位置した状態を示す。 図12Aは、図4の状態における、ドラム駆動ギアおよび本体カップリングのC−C断面図である。図12Bは、図10の状態における、ドラム駆動ギアおよび本体カップリングのD−D断面図である。なお、図12Aおよび図12Bでは、カムが省略されている。 図13は、本発明の画像形成装置の変形例を説明する説明図である。 図14は、ドラムカップリングの変形例を説明する説明図である。
1.画像形成装置の全体構成
図1および図2に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、電子写真方式のモノクロプリンタである。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図2の紙面上方が上方であり、図2の紙面下方が下方である。また、図2の紙面右方が前方であり、図2の紙面左方が後方である。また、プリンタ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図2の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。左右方向は、軸線方向の一例である。
プリンタ1は、用紙Pに画像を形成(印刷)するための画像形成部1Aと、原稿の画像情報を読み取るための画像読取部1Bとを備えている。
画像形成部1Aは、プリンタ1の下半分に配置されている。画像形成部1Aは、装置本体2と、カートリッジの一例としてのプロセスカートリッジ3と、露光部材の一例としてのスキャナユニット4と、定着ユニット5とを備えている。
装置本体2は、略ボックス形状を有している。装置本体2は、開口部の一例としての本体開口7と、開閉部材の一例としてのトップカバー8と、収容部材の一例としての給紙トレイ9と、ピックアップローラ6と、載置部材の一例としての排紙トレイ10とを有している。
本体開口7は、装置本体2の内外を上下方向に連通するように、装置本体2の左右方向略中央に配置されている。本体開口7は、プロセスカートリッジ3の通過を許容する。
トップカバー8は、後で詳述するが、本体開口7を閉鎖するように、装置本体2の左右方向略中央に配置されている。トップカバー8は、前後方向に延びる略平板形状を有している。トップカバー8は、その後端部を支点として、本体開口7を開放する開位置(図9参照)と、本体開口7を閉鎖する閉位置(図2参照)との間を揺動するように構成されている。
給紙トレイ9は、装置本体2の底部に配置されている。給紙トレイ9は、記録媒体の一例としての用紙Pを収容するように構成されている。
ピックアップローラ6は、装置本体2の前下端部において、給紙トレイ9の前端部の上方に配置されている。
排紙トレイ10は、装置本体2の上端部に配置されている。排紙トレイ10は、後で詳述するが、用紙Pが載置されるように、トップカバー8を底壁として、略矩形の枠形状を有している。
プロセスカートリッジ3は、装置本体2の中央に配置されている。プロセスカートリッジ3は、本体開口7を介して、装置本体2に対して装着または離脱可能である。プロセスカートリッジ3は、ドラムカートリッジ11と、現像カートリッジ12とを備えている。
ドラムカートリッジ11は、像担持体の一例としての感光ドラム13と、スコロトロン型帯電器14と、転写ローラ15とを備えている。
感光ドラム13は、左右方向延びる略円筒形状を有している。感光ドラム13は、ドラムカートリッジ11の後端部に配置されている。
スコロトロン型帯電器14は、感光ドラム13に対して前上方に間隔を空けて配置されている。
転写ローラ15は、感光ドラム13に対して後下方に配置されている。転写ローラ15の前上端部は、感光ドラム13の後下端部と接触している。
現像カートリッジ12は、感光ドラム13の前方において、ドラムカートリッジ11に着脱可能に装着されている。現像カートリッジ12は、現像ローラ16と、供給ローラ17と、層厚規制ブレード18と、トナー収容部19とを備えている。
現像ローラ16は、現像カートリッジ12の後端部に配置されている。現像ローラ16の後上端部は、感光ドラム13の前下端部と接触している。
供給ローラ17は、現像ローラ16の前下方に配置されている。供給ローラ17の後上端部は、現像ローラ16の前下端部に接触している。
層厚規制ブレード18は、現像ローラ16の前方に配置されている。層厚規制ブレード18は、現像ローラ16の前端部に接触している。
トナー収容部19は、供給ローラ17および層厚規制ブレード18の前方に配置されている。トナー収容部19は、略ボックス形状を有し、現像剤の一例としてのトナーを収容するように構成されている。トナー収容部19は、アジテータ20を備えている。
アジテータ20は、トナー収容部19内に回転可能に支持されている。
スキャナユニット4は、装置本体2の前端部において、プロセスカートリッジ3の前方に配置されている。スキャナユニット4は、上下方向に投影したときに、ピックアップローラ6と重なっている。スキャナユニット4は、感光ドラム13に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット5は、プロセスカートリッジ3の後上方に配置されている。定着ユニット5は、加熱ローラ21と、加熱ローラ21の後下端部に圧接される加圧ローラ22とを備えている。
画像読取部1Bは、プリンタ1の上半分において、排紙トレイ10を上方から覆うように、画像形成部1Aの上方に配置されている。画像読取部1Bは、その後端部を支点として揺動するように、画像形成部1Aの後端部に連結されている。画像読取部1Bは、原稿の画像データを読み取るように構成されている。
プリンタ1が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器14は、感光ドラム13の表面を一様に帯電する。スキャナユニット4は、感光ドラム13の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム13の表面に形成される。
また、アジテータ20は、トナー収容部19内のトナーを撹拌して、供給ローラ17に供給する。供給ローラ17は、アジテータ20によって供給されたトナーを現像ローラ16に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ16と供給ローラ17との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ16に担持される。層厚規制ブレード18は、現像ローラ16に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ16に担持されたトナーは、感光ドラム13表面の静電潜像に供給される。これにより、現像剤像の一例としてのトナー像が、感光ドラム13の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ9から、ピックアップローラ6によってピックアップされ、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム13と転写ローラ15との間に給紙される。感光ドラム13表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム13と転写ローラ15との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、後述する排紙ローラ61Aと対向ローラ53Aとの間を通過して装置本体2外に排出され、排紙トレイ10の底壁、すなわち、トップカバー8の上に載置される。なお、トップカバー8は、載置壁の一例でもある。
2.装置本体の詳細
装置本体2は、図2および図3に示すように、外フレーム31、1対の側板32、1対の内フレーム30、給紙パス34、再搬送部の一例としての両面印刷パス35および駆動部33を備えている。
(1)外フレーム、内フレーム、給紙パスおよび両面印刷パス
外フレーム31は、画像形成部1Aの外装を構成する。外フレーム31は、略ボックス形状を有している。外フレーム31は、硬質の樹脂からなる。外フレーム31は、上記した排紙トレイ10と、排紙ガイド53と、本体カップリング支持軸51と、圧縮ばね52とを備えている。
排紙トレイ10は、仕切壁の一例としての後壁61と、1対の側壁62と、上記したトップカバー8とを備えている。
後壁61は、定着ユニット5の前方に配置されている。後壁61は、上下方向に延びる略平板形状を有している。後壁61は、排紙ローラ61Aを備えている。
排紙ローラ61Aは、後壁61の上端部に回転可能に支持されている。
1対の側壁62のそれぞれは、装置本体2の左右方向両端部のそれぞれにおいて、本体開口7の左右方向外方に配置されている。1対の側壁62のそれぞれは、装置本体2の上壁から上方に延びる略平板形状を有している。1対の側壁62のそれぞれの後端部は、後壁61の左右方向両端部のそれぞれに連続している。1対の側壁62のそれぞれは、トップカバー8の上に排出される用紙Pの左右方向における位置を規制する。
トップカバー8は、1対の側壁62のそれぞれの間に配置されている。トップカバー8は、上記したように、前後方向に延びる略平板形状を有し、その後端部に設けられる揺動軸8Aにおいて、後壁61の下端部に揺動可能に支持されている。すなわち、トップカバー8は、排紙トレイ10の底壁を兼ねる。
排紙ガイド53は、図2に示すように、定着ユニット5の上方に間隔を隔てて配置されている。排紙ガイド53の下端縁は、後方から前方へ向かうにつれて下方へ湾曲する略円弧形状を有している。排紙ガイド53は、画像読取部1Bの下面に固定されている。排紙ガイド53の前端部は、後壁61の上端部の上方に間隔を隔てて配置されている。排紙ガイド53の前端部と、後壁61の上端部との隙間Dは、開口の一例である。排紙ガイド53は、対向ローラ53Aを備えている。
対向ローラ53Aは、排紙ガイド53の前端部に回転可能に支持されている。対向ローラ53Aは、排紙ローラ61Aの上端部に接触している。
本体カップリング支持軸51は、図4および図5に示すように、トップカバー8の後端部の前下方に配置されている。本体カップリング支持軸51は、外フレーム31の左壁の内面(右面)から右方に向かって延びる略円柱形状を有している。本体カップリング支持軸51は、鍔部51Aを有している。
鍔部51Aは、本体カップリング支持軸51の左端部に配置されている。鍔部51Aは、本体カップリング支持軸51の左端部の外周面から径方向外方へ突出し、本体カップリング支持軸51の周方向に延びる略板形状を有している。鍔部51Aの左面は、外フレーム31の左壁の内面(右面)に接触している。
圧縮ばね52は、左右方向に延びる圧縮コイルばねであり、本体カップリング支持軸51の周りに配置されている。圧縮ばね52の左端部は、本体カップリング支持軸51の鍔部51Aの右面に当接している。圧縮ばね52の右端部は、後述する本体カップリング38の鍔部38Cの左面(図12A参照)に当接している。そして、圧縮ばね52は、本体カップリング支持軸51の鍔部51Aと、後述する本体カップリング38の鍔部38Cとの間で圧縮されている。これにより、圧縮ばね52は、後述する本体カップリング38を、常に、右方へ付勢している。
1対の側板32のそれぞれは、図3および図5に示すように、外フレーム31の左右方向両側壁のそれぞれの左右方向内方に間隔を隔てて配置されている。1対の側板32のそれぞれは、前後方向に延びる略平板形状を有している。1対の側板32のそれぞれは、鉄やステンレスなどの剛性の高い金属からなる。
1対の内フレーム30のそれぞれは、1対の側板32のそれぞれの左右方向内面に支持されている。1対の内フレーム30のそれぞれは、左右方向に厚みを有し、左右方向内端部が閉鎖された略枠形状を有している。1対の内フレーム30のそれぞれは、硬質の樹脂からなる。なお、1対の内フレーム30のそれぞれの左右方向外端部は、対応する側板32によって閉鎖されている。これにより、1対の内フレーム30のそれぞれの左右方向内壁と、対応する側板32との間には、空間が画定されている。1対の内フレーム30のそれぞれは、ドラムガイド溝30Aを有している。また、左方の内フレーム30は、本体カップリング挿通穴30Bを有している。
ドラムガイド溝30Aは、図2および図5に示すように、内フレーム30の後端部に配置されている。ドラムガイド溝30Aは、内フレーム30の左右方向内面から左右方向外方へ凹み、前上方と後下方とに延びる凹溝である。ドラムガイド溝30Aは、上端部が開放された側面視略V字形状を有している。
本体カップリング挿通穴30Bは、ドラムガイド溝30Aの後下端部に配置されている。本体カップリング挿通穴30Bは、側面視略円形状を有し、左方の内フレーム30の右壁を左右方向に貫通している。本体カップリング挿通穴30Bの直径は、後述する本体カップリング38の軸部38Aの外径よりも大きい。
給紙パス34は、図2に示すように、装置本体2の前端部内において、スキャナユニット4と給紙トレイ9との間に配置されている。給紙パス34は、給紙トレイ9の前端部の上方から後上方へ湾曲しながら延び、その後、後方へ向かって略直線状に延びている。給紙トレイ9内の用紙Pは、給紙パス34を通過して、感光ドラム13と転写ローラ15との間に供給される。
両面印刷パス35は、排紙ガイド53の後端部の後方から下方へ向かって延び、その下端部において前方へ屈曲して、プロセスカートリッジ3と給紙トレイ9の間を通過するように前方へ延び、ピックアップローラ6の後方において上方へ湾曲して、給紙パス34の途中に連続している。上記した画像形成動作において、用紙Pの両面に印刷する両面印刷モードが選択されている場合、定着ユニット5を通過した用紙Pは、両面印刷パス35を通過して、再度、給紙パス34に供給される。
(2)駆動部
駆動部33は、図3および図4に示すように、画像形成部1Aの左端部に配置されている。駆動部33は、駆動源の一例としてのモータ36と、ギア列37と、リンク部材46と、カム39と、第2カップリングの一例としての本体カップリング38とを備えている。
モータ36は、スキャナユニット4の左方において、左方の側板32の右面に支持されている。詳しくは、モータ36は、左右方向に投影したときに、スキャナユニット4に重なるように配置されている。また、モータ36は、上下方向に投影したときに、トップカバー8の左前端部に重なるように配置されている。また、モータ36の回転軸は、左方の側板32を左右方向に貫通して、左方の側板32よりも左方に突出している。モータ36は、ピニオンギア36Aを備えている。
ピニオンギア36Aは、左方の側板32の左方において、モータ36の回転軸の左端部に相対回転不能に支持されている。ピニオンギア36Aは、その周面すべてにわたってギア歯を有している。
ギア列37は、左方の側板32と外フレーム31の左壁との間に配置されている。ギア列37は、モータ36と本体カップリング38とを駆動伝達可能に接続するように構成されている。詳しくは、ギア列37は、回転体の一例としてのドラム駆動ギア41と、複数のアイドルギア40とを備えている。
ドラム駆動ギア41は、図4および図5に示すように、その径方向中央に本体カップリング38が挿通されるように、装置本体2の略中央に配置されている。また、ドラム駆動ギア41は、排紙トレイ10の左方の側壁62の左方に配置されている。ドラム駆動ギア41は、略円板形状を有している。ドラム駆動ギア41は、その周面すべてにわたってギア歯を有している。ドラム駆動ギア41の歯先円の直径は、感光ドラム13の直径よりも大きく、感光ドラム13の直径に対して、例えば、3倍以上であり、例えば、10倍以下である。ドラム駆動ギア41の上端部は、左右方向に投影したときに、トップカバー8の揺動軸8A、および、後壁61の下端部に重なっている。すなわち、ドラム駆動ギア41の上端部は、左右方向に投影したときに、排紙トレイ10の後端部に重なっている。また、図2に示すように、ドラム駆動ギア41の下端部は、左右方向に投影したときに、両面印刷パス35および給紙トレイ9の前後方向略中央に重なっている。また、ドラム駆動ギア41は、図5および図6に示すように、挿通穴41Aと、凹部41Bとを有している。
挿通穴41Aは、ドラム駆動ギア41の径方向中央に配置されている。挿通穴41Aは、ドラム駆動ギア41を左右方向に貫通している。挿通穴41Aは、側面視略円形状を有している。挿通穴41Aの直径は、本体カップリング38の外径とほぼ同じである。
凹部41Bは、挿通穴41Aの前後方向両方のそれぞれの内面に1つずつ配置されている。凹部41Bは、挿通穴41Aの前後方向両方のそれぞれの内面から前後方向外方へ凹み、左右方向に延びる凹溝である。
複数のアイドルギア40のそれぞれは、図5に示すように、モータ36のピニオンギア36Aとドラム駆動ギア41との間に配置されている。詳しくは、複数のアイドルギア40のそれぞれは、前方から後方に向かって、ピニオンギア36Aに噛み合う第1アイドルギア40A、第1アイドルギア40Aに噛み合う第2アイドルギア40B、第2アイドルギア40Bに噛み合う第3アイドルギア40C、第3アイドルギア40Cとドラム駆動ギア41とに噛み合う第4アイドルギア40Dの順に、直列的に並んでいる。複数のアイドルギア40のそれぞれは、略円板形状を有している。複数のアイドルギア40のそれぞれは、その周面すべてにわたってギア歯を有している。
リンク部材46は、図3および図4に示すように、装置本体2の左前端部に配置されている。リンク部材46は、前後方向に延びる略平板形状を有している。リンク部材46は、その前端部において、トップカバー8の左前端部の下面に揺動可能に支持されている。すなわち、リンク部材46は、上下方向に投影したときにトップカバー8の左前端部に重なるように、排紙トレイ10の左方の側壁62よりも右方に配置されている。リンク部材46は、長穴46Aを有している。
長穴46Aは、リンク部材46の後端部に配置されている。長穴46Aは、リンク部材46を左右方向に貫通し、前後方向に延びている。
カム39は、図3に示すように、装置本体2の左端部に配置されている。カム39は、図3および図7に示すように、前後方向に延びる略クランク形状を有している。カム39は、前後方向に延びる解除位置(図4参照)と、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びる押圧位置(図10参照)とに移動可能である。カム39は、リンク部材46とともに連動機構を構成する。カム39は、回動軸42と、第1接続部の一例としての第1アーム43と、第2接続部の一例としての第2アーム44とを備えている。
回動軸42は、カム39の前後方向略中央に配置されている。回動軸42は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。回動軸42は、左右方向に投影したときにドラム駆動ギア41と重ならないように、ドラム駆動ギア41よりも前方、かつ、第4アイドルギア40Dの上方において、外フレーム31の左壁と、左方の側板32との間に架設されるように支持されている。詳しくは、回動軸42の左端部は、外フレーム31の左壁に回転可能に支持されている。また、回動軸42の右端部は、左方の側板32に回転可能に支持されている。また、回動軸42の右端部は、左方の側板32を貫通し、左方の内フレーム30の内部空間内に突出している。
第1アーム43は、回動軸42の右端部から前方に延びる側面視略直線形の略平板形状を有している。第1アーム43は、左方の内フレーム30の内部空間内に配置されている。第1アーム43は、上下方向に投影したときに、トップカバー8の左前端部に重なる。すなわち、第1アーム43は、排紙トレイ10の左方の側壁62よりも右方に配置されている。第1アーム43は、連結ボス43Aを有している。
連結ボス43Aは、第1アーム43の前端部に配置されている、連結ボス43Aは、第1アーム43の右面から右方へ突出する略円柱形状を有している。連結ボス43Aは、リンク部材46の長穴46A内にスライド可能に嵌まっている。連結ボス43Aは、リンク部材46とともに、連結部を構成する。
第2アーム44は、回動軸42の左端部から後方へ延びる側面視略L字形の略平板形状を有している。第2アーム44は、外フレーム31の左壁の右方、かつ、ギア列37の左方に配置されている。第2アーム44は、貫通穴47と、作用部の一例としての変位部45とを有している。
貫通穴47は、第2アーム44の後端部に配置されている。貫通穴47は、第2アーム44の後端部を左右方向に貫通している。貫通穴47は、上下方向に延び、回動軸42を中心とする略円弧形状を有している。
変位部45は、第2アーム44の後端部の上半分に配置されている。変位部45は、貫通穴47の上端部の周縁部から左方に突出し、貫通穴47の周方向に沿って延びる略平板形状を有している。変位部45は、傾斜面45Aと、平行面45Bとを有している。
傾斜面45Aは、変位部45の下半分に配置されている。傾斜面45Aは、下方から上方へ向かうにつれて左方に傾斜している。傾斜面45Aの下端部は、第2アーム44の左面に連続している。
平行面45Bは、変位部45の上半分に配置されている。平行面45Bは、傾斜面45Aの上端部に連続して上方へ延びている。平行面45Bは、第2アーム44の左面と平行している。
本体カップリング38は、図5および図6に示すように、本体カップリング支持軸51に左右方向に移動可能に支持されている。本体カップリング38は、左右方向に延び、左端部が開放され、右端部が閉鎖された略円筒形状を有している。本体カップリング38は、内フレーム30のドラムガイド溝30A内に進出する進出位置(図5および図12A参照)と、内フレーム30のドラムガイド溝30Aから左右方向外方へ退避する退避位置(図11および図12B参照)とに移動可能である。本体カップリング38は、軸部38Aと、係合凸部38Bと、鍔部38Cとを備えている。
軸部38Aは、左右方向に延び、左端部が開放され、右端部が閉鎖された略円筒形状を有している。軸部38Aの内径は、本体カップリング支持軸51の外径よりも大きい。軸部38Aは、本体カップリング支持軸51に左右方向に移動可能に嵌まっている。また、軸部38Aは、その中心軸線Aがドラム駆動ギア41の中心軸線と一致するように、カム39の貫通穴47、および、ドラム駆動ギア41の挿通穴41Aに挿通されている。軸部38Aの中心軸線Aは、回転軸線の一例である。なお、軸部38Aの右端部は、左方の側板32の図示しない貫通穴、および左方の内フレーム30の本体カップリング挿通穴30Bを介して、左方の内フレーム30のドラムガイド溝30A内に臨んでいる。軸部38Aは、突起38Dを備えている。
突起38Dは、軸部38Aの前後方向両端部のそれぞれに1つずつ配置されている。突起38Dは、軸部38Aの外周面から軸部38Aの径方向外方へ向かって突出する略円柱形状を有している。突起38Dは、ドラム駆動ギア41の凹部41B内に、左右方向に移動可能、かつ、ドラム駆動ギア41の周方向に移動不能に嵌まっている。これにより、本体カップリング38は、ドラム駆動ギア41とともに回転可能である。
係合凸部38Bは、図6および図8に示すように、本体カップリング38の右端部に配置されている。係合凸部38Bは、軸部38Aの右端部から右方へ延びる略三角柱形状を有している。
鍔部38Cは、図6に示すように、本体カップリング38の左端部に配置されている。鍔部38Cは、軸部38Aの左端部の外周面から径方向外方へ突出し、軸部38Aの周方向に延びる略板形状を有している。
3.スキャナユニットの詳細
スキャナユニット4は、図2に示すように、上下方向に扁平な略ボックス形状を有している。スキャナユニット4は、ポリゴンミラー56と、結像レンズ57と、出射口58とを有している。
ポリゴンミラー56は、スキャナユニット4の前端部に回転可能に支持されている。ポリゴンミラー56は、上下方向に厚みを有する平面視略正方形の平板形状に形成されている。ポリゴンミラー56は、回転しながら、その周面において、図示しない光源からのレーザービームLを結像レンズ57に向けて反射する。
結像レンズ57は、スキャナユニット4の後端部において、ポリゴンミラー56と対向するように配置されている。結像レンズ57は、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。結像レンズ57は、fθ特性を有し、等角速度で走査されたレーザービームLを等速度で走査するように変換する。
出射口58は、スキャナユニット4の後壁において、結像レンズ57と対向するように配置されている。出射口58は、スキャナユニット4の後壁を前後方向に貫通し、左右方向に延びている。出射口58は、レーザービームLの通過を許容する。
4.ドラムカートリッジの詳細
ドラムカートリッジ11は、図8に示すように、平面視略矩形の枠形状を有している。ドラムカートリッジ11は、ドラムフレーム71と、第1カップリングの一例としてのドラムカップリング72とを備えている。
ドラムフレーム71は、平面視略矩形の枠形状を有している。ドラムフレーム71は、その前端部において、感光ドラム13、スコロトロン型帯電器14(図1参照)および転写ローラ15(図1参照)を支持している。ドラムフレーム71は、カップリングカラー70と、ガイド溝73と、取っ手74とを備えている。
カップリングカラー70は、ドラムフレーム71の左壁の後端部に配置されている。カップリングカラー70は、ドラムフレーム71の左壁から左方に突出する略円筒形状を有している。カップリングカラー70の右端部は、ドラムフレーム71の左壁を貫通している。
ガイド溝73は、ドラムフレーム71の左右方向両側壁のそれぞれの前後方向略中央に配置されている。ガイド溝73は、ドラムフレーム71の左右方向両側壁のそれぞれの左右方向内面から左右方向外方へ凹み、前上方と後下方とに延びる凹溝である。ガイド溝73は、上端部が開放された側面視略V字形状を有している。
取っ手74は、ドラムフレーム71の前端部に配置されている。取っ手74は、平面視略矩形の枠形状を有している。取っ手74は、その後端部において、ドラムフレーム71の左右方向両側壁の前上端部に揺動可能に支持されている。
ドラムカップリング72は、感光ドラム13の左端部に相対回転不能に支持され、ドラムフレーム71のカップリングカラー70内に回転可能に嵌まっている。ドラムカップリング72は、左右方向に延びる略円柱形状を有し、感光ドラム13と中心軸線を共有している。ドラムカップリング72の左面は、ドラムフレーム71のカップリングカラー70を介して、左方に露出されている。ドラムカップリング72は、係合凹部72Aを有している。
係合凹部72Aは、ドラムカップリング72の径方向中央に配置されている。係合凹部72Aは、ドラムカップリング72の左面から右方へ凹み、側面視略三角形状を有している。
5.プロセスカートリッジへの駆動入力
プロセスカートリッジ3が装置本体2に装着され、トップカバー8が閉位置に位置しているときには、図4に示すように、カム39は、解除位置に位置している。このとき、本体カップリング38の軸部38Aは、カム39の貫通穴47の下端部内に挿通され、鍔部38Cは、カム39の変位部45の下方に配置されている。
これにより、図5および図12Aに示すように、本体カップリング38は、圧縮ばね52の付勢力によって、進出位置に位置している。本体カップリング38の係合凸部38Bは、図8に仮想線で示すように、ドラムカップリング72の係合凹部72Aに係合されている。
そして、上記した画像形成動作において、モータ36が駆動されると、複数のアイドルギア40が順次回転し、モータ36からの駆動力がドラム駆動ギア41も伝達される。すると、ドラム駆動ギア41が回転する。
すると、本体カップリング38は、ドラム駆動ギア41と同じ中心軸線Aを回転中心として、ドラム駆動ギア41とともに回転する。
また、ドラムカップリング72は、本体カップリング38と同じ中心軸線Aを回転中心として、本体カップリング38とともに回転する。すると、感光ドラム13が回転する。
このように、装置本体2のモータ36からプロセスカートリッジ3へ駆動力が入力される。
6.プロセスカートリッジの着脱動作
以下、プロセスカートリッジ3の着脱動作について説明する。
まず、装置本体2に装着されているプロセスカートリッジ3を離脱させるには、図9に示すように、作業者は、閉位置に位置するトップカバー8の前端部を上方に持ち上げて、トップカバー8を開位置に位置させる。
すると、図10に示すように、カム39の第1アーム43は、リンク部材46を介して、トップカバー8に連動して上方へ引っ張られる。
すると、カム39は、回動軸42を中心として左側面視反時計回りに回動し、押圧位置に位置する。
このとき、図11および図12Bに示すように、本体カップリング38は、鍔部38Cがカム39の変位部45の傾斜面45Aを下方から上方へ摺動するように左方へ移動してカム39の変位部45の平行面45Bに当接することにより、退避位置に位置する。
すると、本体カップリング38の係合凸部38Bは、ドラムカップリング72の係合凹部72Aから左方へ離脱する。これにより、本体カップリング38の係合凸部38Bと、ドラムカップリング72の係合凹部72Aとの係合が解除される。
次いで、作業者は、図9に仮想線で示すように、取っ手74を把持してプロセスカートリッジ3を前上方へ引き抜く。
すると、プロセスカートリッジ3は、本体開口7を介して、装置本体2から離脱される。
これにより、装置本体2からのプロセスカートリッジ3の離脱作業が完了する。
また、装置本体2にプロセスカートリッジ3を装着するには、作業者は、上記した離脱作業とは逆の手順で、装置本体2およびプロセスカートリッジ3を操作する。
詳しくは、作業者は、取っ手74を把持して、ドラムガイド溝30Aにカップリングカラー70を嵌めるように、プロセスカートリッジ3を本体開口7内に挿入する。
次いで、作業者は、プロセスカートリッジ3を、カップリングカラー70がドラムガイド溝30Aの後下端部に嵌まるまで、後下方へ押し込む。
すると、ドラムカップリング72は、カップリングカラー70がドラムガイド溝30Aの後下端部に嵌まった状態で、本体カップリング挿通穴30Bを介して本体カップリング38に向かい合う。
次いで、作業者は、開位置に位置するトップカバー8の前端部を下方に押圧し、トップカバー8を閉位置に位置させる。
すると、図4に示すように、カム39の第1アーム43は、リンク部材46を介して、トップカバー8に連動して下方へ押圧される。
すると、カム39は、回動軸42を中心として左側面視時計回りに回動し、解除位置に位置する。
このとき、図5および図12Aに示すように、本体カップリング38は、鍔部38Cがカム39の変位部45の傾斜面45Aを上方から下方へ摺動するように右方へ移動してカム39の変位部45の下方に位置することにより、進出位置に位置する。
すると、本体カップリング38の係合凸部38Bは、ドラムカップリング72の係合凹部72Aに嵌まる。これにより、本体カップリング38の係合凸部38Bと、ドラムカップリング72の係合凹部72Aとが係合される。
これにより、装置本体2へのプロセスカートリッジ3の装着作業が完了する。
6.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図4および図5に示すように、モータ36からの駆動力は、複数のアイドルギア40を介してドラム駆動ギア41に入力され、本体カップリング38を介してドラムカップリング72に伝達されて、感光ドラム13を回転させる。
ここで、ドラム駆動ギア41は、図4に示すように、左右方向から見たときに、排紙トレイ10に重なっている。
そのため、排紙トレイ10を、感光ドラム13に近接して配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化を図ることができる。
しかも、このプリンタ1によれば、ドラム駆動ギア41を、左右方向から見たときに排紙トレイ10に重なる程度に、感光ドラム13に対して大きく構成することができる。
そのため、ドラム駆動ギア41のギア歯の寸法公差に起因する感光ドラム13の回転速度の変動を低減することができる。
その結果、印刷画像にムラが生じることを抑制できる。
また、ドラム駆動ギア41のギア歯の寸法公差に起因するムラの空間周波数を、容易に目視できる空間周波数よりも高くすることができる。
その結果、印刷画像のムラを目立たなくすることができる。
(2)また、このプリンタ1によれば、図5に示すように、ドラム駆動ギア41は、排紙トレイ10の左方に配置されている。
そのため、排紙トレイ10に載置された用紙Pと、ドラム駆動ギア41とが干渉することを防止できる。
(3)また、このプリンタ1によれば、図5に示すように、カム39の変位部45は、ドラム駆動ギア41の左方に配置されている。
そのため、カム39の変位部45がドラム駆動ギア41の右方に配置されている場合と比べて、感光ドラム13の周辺に配置されている部材と、カム39の変位部45とが干渉することを防止できる。
その結果、感光ドラム13の周辺において、配置の自由度を確保できる。
(4)また、このプリンタ1によれば、図2に示すように、トップカバー8は、排紙トレイ10の底壁を兼ねる。
そのため、トップカバー8と排紙トレイ10とを別々に設ける場合と比べて、部品点数の低減を図ることができる。
(5)また、このプリンタ1によれば、図9に示すように、排紙トレイ10の底壁、すなわちトップカバー8のみを揺動させて、装置本体2の本体開口7を開閉することができる。
そのため、簡易な構成で、装置本体2の本体開口7を開閉することができる。
また、排紙トレイ10全体を揺動させる場合と比べて、側壁62の上下方向寸法の分、トップカバー8を大きく揺動させることができる。
(6)また、このプリンタ1によれば、図4に示すように、トップカバー8の揺動軸8Aは、左右方向から見たときに、ドラム駆動ギア41と重なっている。
そのため、トップカバー8が排紙トレイ10の底壁を兼ねる構成において、トップカバー8を感光ドラム13に近接して配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化をより図ることができる。
(7)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、カム39の第1アーム43およびリンク部材46は、排紙トレイ10の左方の側壁62よりも右方に配置されている。
そのため、トップカバー8が排紙トレイ10の底壁を兼ねる構成において、簡易な構成で、カム39の第1アーム43を、リンク部材46を介してトップカバー8に連結することができる。
また、より左右方向内方においてトップカバー8とカム39とを連結することができるので、トップカバー8が排紙トレイ10の底壁を兼ねる構成において、トップカバー8の左右方向における小型化を図ることができる。
これにより、トップカバー8を、1対の側壁62の間に配置することができる。
(8)また、このプリンタ1によれば、図4および図10に示すように、カム39は、第1アーム43と第2アーム44とを接続する回動軸42を中心として回動する。
そのため、簡易な構成で、回動軸42を回動中心としてカム39を回動させて、トップカバー8に連結される第1アーム43から変位部45へ駆動伝達できる。
また、回動軸42において、第1アーム43と第2アーム44とを接続しているので、第1アーム43と第2アーム44とを接続する部分の強度を確保できる。
また、第1アーム43と第2アーム44とを接続する部分、すなわち回動軸42を移動させることなく、コンパクトにカム39を回動させることができ、カム39の周辺において、配置の自由度を確保できる。
(9)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、回動軸42は、第1アーム43と第2アーム44とを駆動伝達可能に接続している。
そのため、変位部45を有する第2アーム44がドラム駆動ギア41の左方に配置され、トップカバー8に連結される第1アーム43が排紙トレイ10の左方の側壁62よりも右方に配置される場合において、トップカバー8から変位部45へ第1アーム43、回動軸42および第2アーム44を介して駆動伝達できる。
(10)また、このプリンタ1によれば、図4に示すように、回動軸42は、左右方向に見たときに、ドラム駆動ギア41に重ならないように、ドラム駆動ギア41よりも前方に配置されている。
そのため、回動軸42と本体カップリング38との前後方向間隔を確保することができる。
これにより、回動軸42を回動中心としてカム39を回動させたときに、変位部45の移動量を確保することができる。
特に、トップカバー8の閉位置から開位置への移動量を小さくしながら、変位部45の移動量を確保することができる。
その結果、本体カップリング38を確実に移動させることができ、ドラムカップリング72と本体カップリング38との係合を確実に解除できる。
(11)また、このプリンタ1によれば、図2に示すように、ドラム駆動ギア41は、左右方向から見たときに、両面印刷パス35と重なっている。
そのため、両面印刷パス35を感光ドラム13に近接して配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化をより図ることができる。
(12)また、このプリンタ1によれば、図2に示すように、ドラム駆動ギア41は、左右方向から見たときに、給紙トレイ9と重なっている。
そのため、給紙トレイ9を感光ドラム13に近接して配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化をより図ることができる。
(13)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、モータ36は、スキャナユニット4の左方に配置されている。
そのため、スキャナユニット4の左方の空間を利用して、効率よくモータ36を配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化をより図ることができる。
(14)また、このプリンタ1によれば、図3および図4に示すように、モータ36は、左右方向から見たときに、スキャナユニット4と重なり、上下方向に投影したときに、トップカバー8の左前端部と重なる。
そのため、トップカバー8と上下方向に重なる領域において、スキャナユニット4とモータ36とをより近接して配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化をより一層図ることができる。
(15)このプリンタ1によれば、図2に示すように、スキャナユニット4は、上下方向に投影したときに、ピックアップローラ6と重なっている。
そのため、スキャナユニット4と上下方向に重なる領域において、ピックアップローラ6を配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化をより一層図ることができる。
(16)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、ドラム駆動ギア41は、左右方向において、排紙トレイ10の左方の側壁62の左方に配置されている。
そのため、排紙トレイ10の左方の空間を利用して、ドラム駆動ギア41を効率よく配置することができる。
その結果、プリンタ1の小型化を図ることができる。
しかも、このプリンタ1によれば、ドラム駆動ギア41を、感光ドラム13に対して大きく構成することができる。
そのため、ドラム駆動ギア41のギア歯の寸法公差に起因する感光ドラム13の回転速度の変動を低減することができる。
その結果、印刷画像にムラが生じることを抑制できる。
また、ドラム駆動ギア41のギア歯の寸法公差に起因するムラの空間周波数を、容易に目視できる空間周波数よりも高くすることができる。
その結果、印刷画像のムラを目立たなくすることができる。
(17)また、このプリンタ1によれば、図2に示すように、ドラム駆動ギア41は、左右方向から見たときに、後壁61の下端部と重なっている。
そのため、ドラム駆動ギア41を、左右方向から見たときに後壁61に重なる程度に、感光ドラム13に対して大きく構成することができる。
そのため、ドラム駆動ギア41のギア歯の寸法公差に起因する感光ドラム13の回転速度の変動を低減することができる。
その結果、印刷画像にムラが生じることを抑制できる。
また、ドラム駆動ギア41のギア歯の寸法公差に起因するムラの空間周波数を、容易に目視できる空間周波数よりも高くすることができる。
その結果、印刷画像のムラを目立たなくすることができる。
7.変形例
(1)上記した実施形態では、現像ローラ16によって感光ドラム13にトナーを供給しているが、図13に示すように、表面にブラシ83を有する現像ブラシ80によって、感光ドラム13にトナーを供給することもできる。
また、感光ドラム13のドラムカップリング72の周面に、ギア歯を有するギア部81を設け、現像ブラシ80の駆動ギア82と噛み合うように構成してもよい。この場合、モータ36からの駆動力は、ドラムカップリング72を介して現像ブラシ80に伝達される。
この変形例においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(2)上記した実施形態では、ドラムカップリング72は、側面視略三角形状の係合凹部72Aを有しているが、図14に示すように、ドラムカップリング90は、側面視略円形状の係合凹部91と、係合凹部91の内周面から径方向内方へ突出する突起92とを有してもよい。
この場合、本体カップリング38は、突起92に当接するように、その右端部から右方へ突出する突起93を有してもよい。
この変形例においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(3)また、上記した実施形態では、本体カップリング38の係合凸部38Bと、ドラムカップリング72の係合凹部72Aとの係合を解除するときに、カム39の変位部45の平行面45Bが、本体カップリング38の鍔部38Cに当接する。これにより、本体カップリング38は、ドラムカップリング72から離れるように左方へ押圧されている。
対して、例えば、本体カップリング38の係合凸部38Bと、ドラムカップリング72の係合凹部72Aとを係合させるときに、本体カップリング38の鍔部38Cをカム39の変位部45の平行面45Bに当接させることによって、本体カップリング38を、ドラムカップリング72へ向かって右方へ押圧するように構成してもよい。この場合、第2アーム44は、本体カップリング支持軸51の鍔部51Aと、本体カップリング38の鍔部38Cとの間に配置される。圧縮ばね52は、鍔部38Cとドラム駆動ギア41との間に圧縮状態で配置される。なお、本体カップリング38の係合凸部38Bと、ドラムカップリング72の係合凹部72Aとの係合を解除するときには、本体カップリング38に対する押圧を解除する。
(4)上記した実施形態では、ドラム駆動ギア41と本体カップリング38とを別々の部材として構成しているが、ドラム駆動ギア41と本体カップリング38とを一体的に構成することもできる。
(5)上記した実施形態では、カートリッジの一例として、ドラムカートリッジ11と、ドラムカートリッジ11に対して着脱可能は現像カートリッジ12とを備えるプロセスカートリッジ3を挙げているが、カートリッジとしては、感光ドラムを有するドラムユニットと、感光ドラムにトナーを供給する現像ユニットとを一体的に備えるプロセスカートリッジを適用することもできる。
(6)上記した実施形態では、像担持体の一例として感光ドラム13を挙げたが、像担持体としては、感光ベルトなどを適用することもできる。
1 プリンタ
2 装置本体
3 プロセスカートリッジ
4 スキャナユニット
6 ピックアップローラ
7 本体開口
8 トップカバー
8A 揺動軸
9 給紙トレイ
10 排紙トレイ
13 感光ドラム
35 両面印刷パス
36 モータ
38 本体カップリング
39 カム
41 ドラム駆動ギア
42 回動軸
43 第1アーム
43A 連結ボス
44 第2アーム
45 変位部
46 リンク部材
61 後壁
62 側壁
72 ドラムカップリング
90 ドラムカップリング
A 中心軸線
D 隙間
P 用紙

Claims (17)

  1. 駆動源を有する装置本体と、
    現像剤像を担持するように構成される像担持体と、前記像担持体を回転させるための第1カップリングとを有し、前記装置本体に装着されるように構成されるカートリッジと
    を備え、
    前記装置本体は、
    前記第1カップリングに対して係合または係合解除可能であり、前記第1カップリングに係合した状態で、前記第1カップリングと同じ回転軸線について前記第1カップリングとともに回転するように構成される第2カップリングと、
    前記駆動源からの駆動力を受けて前記第2カップリングを回転させるように構成され、周面にギア歯を有する回転体であって、前記第2カップリングと同じ回転軸線について前記第2カップリングとともに回転するように構成される回転体と、
    前記装置本体外に排出された記録媒体を載置するための載置部材と
    を備え、
    前記回転体は、前記像担持体の回転軸線と平行な軸線方向から見たときに、前記載置部材と重なることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記回転体は、前記軸線方向において、前記載置部材の外方に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記装置本体は、
    開口部と、
    前記開口部を開放する開位置と前記開口部を閉鎖する閉位置との間を移動するように構成される開閉部材と、
    前記開閉部材の閉位置から開位置への移動に連動して、前記第1カップリングに対する前記第2カップリングの係合を解除し、前記開閉部材の開位置から閉位置への移動に連動して、前記第1カップリングに対して前記第2カップリングを係合させるように構成される連動機構と
    を備え、
    前記連動機構は、
    前記開閉部材に連結される連結部と、
    前記第2カップリングに作用するように構成される作用部と
    を備え、
    前記作用部は、前記軸線方向において、前記回転体の外方に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉部材は、前記載置部材を兼ねることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記載置部材は、
    前記軸線方向に互いに間隔を隔てて配置される1対の側壁と、
    前記1対の側壁の間に配置され、前記装置本体外に排出された記録媒体を載置するための載置壁と
    を備え、
    前記開閉部材は、前記載置壁を兼ねることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉部材は、前記開位置と前記閉位置とに揺動可能であり、
    前記開閉部材の揺動軸は、前記軸線方向から見たときに、前記回転体と重なることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記連結部は、前記載置部材の軸線方向外端部よりも前記軸線方向内方に配置されていることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記連動機構は、
    前記軸線方向と直交する方向に延び、前記連結部に接続される第1接続部と、
    前記軸線方向と直交する方向に延び、前記作用部に接続される第2接続部と、
    前記軸線方向に延び、前記第1接続部と前記第2接続部とを接続する回動軸と
    を備え、前記回動軸を中心として回動するように構成されることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記回動軸は、前記第1接続部と前記第2接続部とを駆動伝達可能に接続することを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記回動軸は、前記軸線方向に投影したときに、前記回転体の投影面の外方に配置されていることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記装置本体は、前記像担持体からの前記現像剤像が定着された記録媒体を、再度前記像担持体へ搬送する再搬送部を備え、
    前記回転体は、前記軸線方向から見たときに、前記再搬送部と重なることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記像担持体に供給される記録媒体を収容する収容部材をさらに備え、
    前記回転体は、前記軸線方向から見たときに、前記収容部材と重なることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記像担持体を露光して前記像担持体の表面に静電潜像を形成するように構成される露光部材をさらに備え、
    前記駆動源は、前記軸線方向において、前記露光部材の外方に配置されていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記駆動源は、前記軸線方向から見たときに、前記露光部材と重なり、鉛直方向に投影したときに、前記載置部材と重なることを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記像担持体に供給される記録媒体をピックアップするように構成されるピックアップローラをさらに備え、
    前記露光部材は、鉛直方向に投影したときに、前記ピックアップローラと重なることを特徴とする、請求項13または14に記載の画像形成装置。
  16. 駆動源を有する装置本体と、
    現像剤像を担持するように構成される像担持体と、前記像担持体を回転させるための第1カップリングとを有し、前記装置本体に装着されるように構成されるカートリッジと
    を備え、
    前記装置本体は、
    前記第1カップリングに対して係合または係合解除可能であり、前記第1カップリングに係合した状態で、前記第1カップリングと同じ回転軸線について前記第1カップリングとともに回転するように構成される第2カップリングと、
    前記駆動源からの駆動力を受けて前記第2カップリングを回転させるように構成され、周面にギア歯を有する回転体であって、前記第2カップリングと同じ回転軸線について前記第2カップリングとともに回転するように構成される回転体と、
    前記装置本体外に排出された記録媒体を載置するように構成される載置部材と
    を備え、
    前記載置部材は、
    前記装置本体外に排出された記録媒体が載置されるように構成される載置壁と、
    前記像担持体の回転軸線と平行な軸線方向において前記載置壁の外方に配置され、前記載置壁に載置された記録媒体の前記軸線方向における位置を規制するように構成される側壁と
    を備え、
    前記回転体は、前記軸線方向において、前記側壁に対して、前記載置壁と反対側に配置されることを特徴とする、画像形成装置。
  17. 前記装置本体は、
    前記装置本体の内部と前記載置部材とを仕切る仕切壁と、
    前記仕切壁を貫通し、前記載置部材に排出される記録媒体の通過を許容するように構成される開口と
    をさらに有し、
    前記回転体は、前記軸線方向から見たときに、前記仕切壁と重なることを特徴とする、請求項16に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017211435A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 株式会社リコー 駆動伝達装置および画像形成装置

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