JP2016043616A - Piezoelectric actuator substrate, and liquid discharge head and recording device using the same - Google Patents
Piezoelectric actuator substrate, and liquid discharge head and recording device using the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016043616A JP2016043616A JP2014170594A JP2014170594A JP2016043616A JP 2016043616 A JP2016043616 A JP 2016043616A JP 2014170594 A JP2014170594 A JP 2014170594A JP 2014170594 A JP2014170594 A JP 2014170594A JP 2016043616 A JP2016043616 A JP 2016043616A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric actuator
- actuator substrate
- hole
- ceramic layer
- piezoelectric ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14201—Structure of print heads with piezoelectric elements
- B41J2002/14306—Flow passage between manifold and chamber
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
Description
本発明は、圧電アクチュエータ基板、それを用いた液体吐出ヘッドおよび記録装置に関するものである。 The present invention relates to a piezoelectric actuator substrate, a liquid discharge head using the same, and a recording apparatus.
従来、液体吐出ヘッドとして、例えば、液体を記録媒体上に吐出することによって、各種の印刷を行なうインクジェットヘッドが知られている。液体吐出ヘッドは、例えば、マニホールド(共通流路)およびマニホールドから複数の加圧室をそれぞれ介して繋がる吐出孔を有した平板状の流路部材と、加圧室をそれぞれ覆うように設けられた複数の変位素子を有する圧電アクチュエータ基板とを積層して構成される(例えば、特許文献1を参照。)。 Conventionally, as a liquid ejection head, for example, an inkjet head that performs various types of printing by ejecting a liquid onto a recording medium is known. The liquid discharge head is provided so as to cover, for example, a manifold (common flow path) and a flat plate-like flow path member having discharge holes connected from the manifold via a plurality of pressure chambers, and the pressure chamber, respectively. A piezoelectric actuator substrate having a plurality of displacement elements is laminated (see, for example, Patent Document 1).
この圧電アクチュエータ基板は、圧電セラミック層とセラミック振動板とを積層したものであり、変位素子は、圧電アクチュエータ基板の内部にある共通電極と、圧電アクチュエータ基板の表面にある複数の個別電極と、その間の圧電セラミック層とで構成されている。そして、共通電極は、圧電セラミック層に設けられている貫通孔中の導体を介して外部と導通するようになっている。 This piezoelectric actuator substrate is a laminate of a piezoelectric ceramic layer and a ceramic diaphragm, and the displacement element includes a common electrode inside the piezoelectric actuator substrate, a plurality of individual electrodes on the surface of the piezoelectric actuator substrate, and a gap therebetween. And a piezoelectric ceramic layer. The common electrode is electrically connected to the outside through a conductor in a through hole provided in the piezoelectric ceramic layer.
特許文献1に記載されているような圧電アクチュエータ基板は、製造工程において、貫通孔中の導体と共通電極とが接続されない不良の発生率が高く、製造コストが高くなっていた。また、電気的に接続された状態であっても、接続が充分でないことがあるため、長期的な使用において断線するおそれがあった。
The piezoelectric actuator substrate described in
したがって、本発明の目的は、貫通孔部分の接続信頼性の高い圧電アクチュエータ基板、それを用いた液体吐出ヘッドおよび記録装置を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a piezoelectric actuator substrate having a high connection reliability in a through-hole portion, a liquid discharge head using the same, and a recording apparatus.
本発明の圧電アクチュエータ基板は、セラミック振動板と少なくとも1層の圧電セラミック層とが積層されている積層体と、該積層体の前記圧電セラミック層側の主面に配置されている第1表面電極と、前記積層体の内部に配置されている内部電極と、該内部電極と繋がるように前記圧電セラミック層を貫通している貫通孔と、前記圧電セラミック層側の主面に、前記貫通孔を覆うように配置されている第2表面電極とを備えている圧電アクチュエータ基板であって、前記貫通孔の縁部の前記圧電セラミック層が、前記圧電セラミック層側の主面から外側に向かって突出している突部を有していることを特徴とする。 A piezoelectric actuator substrate according to the present invention includes a laminate in which a ceramic diaphragm and at least one piezoelectric ceramic layer are laminated, and a first surface electrode disposed on a main surface of the laminate on the piezoelectric ceramic layer side. An internal electrode disposed in the laminated body, a through-hole penetrating the piezoelectric ceramic layer so as to be connected to the internal electrode, and the through-hole in a main surface on the piezoelectric ceramic layer side A piezoelectric actuator substrate having a second surface electrode disposed so as to cover, wherein the piezoelectric ceramic layer at the edge of the through hole protrudes outward from a main surface on the piezoelectric ceramic layer side. It has the protrusion which has.
また、本発明の液体吐出ヘッドは、圧電アクチュエータ基板と、該圧電アクチュエータ基板に積層されており、液体を吐出する吐出孔を有する流路部材とを含むことを特徴とする。 The liquid discharge head of the present invention includes a piezoelectric actuator substrate and a flow path member that is stacked on the piezoelectric actuator substrate and has discharge holes for discharging liquid.
さらに、本発明の記録装置は、前記液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記圧電アクチュエータ基板を制御する制御部とを備えてい
ることを特徴とする。
Furthermore, the recording apparatus of the present invention includes the liquid discharge head, a transport unit that transports a recording medium to the liquid discharge head, and a control unit that controls the piezoelectric actuator substrate. .
本発明の圧電アクチュエータ基板によれば、貫通孔の縁部に突部があることから、貫通孔内に第2表面電極が入り込み易くでき、第2表面電極と内部電極とが接続され易くできる。 According to the piezoelectric actuator substrate of the present invention, since there is a protrusion at the edge of the through hole, the second surface electrode can easily enter the through hole, and the second surface electrode and the internal electrode can be easily connected.
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッド2を含む記録装置である(カラーインクジェット)プリンタ1の概略の側面図であり、図1(b)は、概略の平面図である。プリンタ1は、記録媒体である印刷用紙Pを搬送ローラ80aから搬送ローラ80bへと搬送することにより、印刷用紙Pを液体吐出ヘッド2に対して相対的に移動させる。制御部88は、画像や文字のデータに基づいて、液体吐出ヘッド2を制御して、記録媒体Pに向けて液体を吐出させ、印刷用紙Pに液滴を着弾させて、印刷用紙Pに印刷などの記録を行なう。
FIG. 1A is a schematic side view of a (color inkjet)
本実施形態では、液体吐出ヘッド2はプリンタ1に対して固定されており、プリンタ1はいわゆるラインプリンタとなっている。本発明の記録装置の他の実施形態としては、液体吐出ヘッド2を、印刷用紙Pの搬送方向に交差する方向、例えば、ほぼ直交する方向に往復させるなどして移動させる動作と、印刷用紙Pの搬送を交互に行なう、いわゆるシリアルプリンタが挙げられる。
In the present embodiment, the
プリンタ1には、印刷用紙Pとほぼ平行するように平板状の(ヘッド搭載)フレーム70が固定されている。フレーム70には図示しない20個の孔が設けられており、20個の液体吐出ヘッド2がそれぞれの孔の部分に搭載されていて、液体吐出ヘッド2の、液体を吐出する部位が印刷用紙Pに面するようになっている。液体吐出ヘッド2と印刷用紙Pとの間の距離は、例えば0.5〜20mm程度とされる。5つの液体吐出ヘッド2は、1つのヘッド群72を構成しており、プリンタ1は、4つのヘッド群72を有している。
A flat plate (head mounting)
液体吐出ヘッド2は、図1(a)の手前から奥へ向かう方向、図1(b)の上下方向に細長い長尺形状を有している。この長い方向を長手方向と呼ぶことがある。1つのヘッド群72内において、3つの液体吐出ヘッド2は、印刷用紙Pの搬送方向に交差する方向、例えば、ほぼ直交する方向に沿って並んでおり、他の2つの液体吐出ヘッド2は搬送方向に沿ってずれた位置で、3つの液体吐出ヘッド2の間にそれぞれ一つずつ並んでいる。液体吐出ヘッド2は、各液体吐出ヘッド2で印刷可能な範囲が、印刷用紙Pの幅方向に(印刷用紙Pの搬送方向に交差する方向に)繋がるように、あるいは端が重複するように配置
されており、印刷用紙Pの幅方向に隙間のない印刷が可能になっている。
The
4つのヘッド群72は、記録用紙Pの搬送方向に沿って配置されている。各液体吐出ヘッド2には、図示しない液体タンクから液体(インク)が供給される。1つのヘッド群72に属する液体吐出ヘッド2には、同じ色のインクが供給されるようになっており、4つのヘッド群で4色のインクが印刷できる。各ヘッド群72から吐出されるインクの色は、例えば、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)およびブラック(K)である。このようなインクを、制御部88で制御して印刷すれば、カラー画像が印刷できる。
The four
プリンタ1に搭載される液体吐出ヘッド2の個数は、単色で、1つの液体吐出ヘッド2で印刷可能な範囲を印刷するのなら1つでもよい。ヘッド群72に含まれる液体吐出ヘッド2の個数や、ヘッド群72の個数は、印刷する対象や印刷条件により適宜変更できる。例えば、さらに多色の印刷をするためにヘッド群72の個数を増やしてもよい。また、同色で印刷するヘッド群72を複数配置して、搬送方向に交互に印刷することで、印刷速度(搬送速度)を速くすることができる。また、同色で印刷するヘッド群72を複数準備して、搬送方向と交差する方向にずらして配置して、印刷用紙Pの幅方向の解像度を高くしてもよい。
The number of
さらに、色の付いたインクを印刷する以外に、印刷用紙Pの表面処理をするために、コーティング剤などの液体を印刷してもよい。 Further, in addition to printing colored inks, a liquid such as a coating agent may be printed for surface treatment of the printing paper P.
プリンタ1は、記録媒体である印刷用紙Pに印刷を行なう。印刷用紙Pは、給紙ローラ80aに巻き取られた状態になっており、2つのガイドローラ82aの間を通った後、フレーム70に搭載されている液体吐出ヘッド2の下側を通り、その後2つの搬送ローラ82bの間を通り、最終的に回収ローラ80bに回収される。印刷する際には、搬送ローラ82bを回転させることで印刷用紙Pは、一定速度で搬送され、液体吐出ヘッド2によって印刷される。回収ローラ80bは、搬送ローラ82bから送り出された印刷用紙Pを巻き取る。搬送速度は、例えば、50m/分とされる。各ローラは、制御部88によって制御されてもよいし、人によって手動で操作されてもよい。
The
記録媒体は、印刷用紙P以外に、布などでもよい。また、プリンタ1を、印刷用紙Pの代わりに搬送ベルトを搬送する形態にし、記録媒体は、ロール状のもの以外に、搬送ベルト上に置かれた、枚葉紙や裁断された布、木材、タイルなどであってもよい。さらに、液体吐出ヘッド2から導電性の粒子を含む液体を吐出するようにして、電子機器の配線パターンなどを印刷してもよい。またさらに、液体吐出ヘッド2から反応容器などに向けて所定量の液体の化学薬剤や化学薬剤を含んだ液体を吐出させて、反応させるなどして、化学薬品を作製してもよい。
In addition to the printing paper P, the recording medium may be a cloth or the like. In addition, the
また、プリンタ1に、位置センサ、速度センサ、温度センサなどを取り付け、制御部88が、各センサからの情報から分かるプリンタ1各部の状態に応じて、プリンタ1の各部を制御してもよい。特に、液体吐出ヘッド2から吐出される液体の吐出特性(吐出量や吐出速度など)が外部の影響を受けるようであれば、液体吐出ヘッド2の温度や液体タンクの液体の温度、液体タンクの液体が液体吐出ヘッド2に加えている圧力に応じて、液体吐出ヘッド2において液体を吐出させる駆動信号を変えるようにしてもよい。
In addition, a position sensor, a speed sensor, a temperature sensor, and the like may be attached to the
次に、本発明の一実施形態の液体吐出ヘッド2について説明する。図2は、図1に示された液体吐出ヘッド2の要部であるヘッド本体13を示す平面図である。図3は、図2の一点鎖線で囲まれた領域の拡大平面図であり、ヘッド本体13の一部である。図3では、説明のため、一部の流路を省略して描いている。図4は、図3と同じ位置の拡大平面図であり、図3とは別の一部の流路を省略して描いている。図5は、圧電アクチュエータ基板
21の平面図である。図6(a)は、図3のV−V線に沿った縦断面図であり、(b)は、圧電アクチュエータ基板21の貫通孔38周囲の拡大平面図であり、(c)は、(b)のX−X線における部分の縦断面図である。なお、図3および図4において、図面を分かり易くするために、圧電アクチュエータ基板21の下方にあって破線で描くべき加圧室10(加圧室群9)、しぼり12および吐出孔8などを実線で描いている。図5、図6(b)でも同様に、貫通孔38などを実線で描いている。
Next, the
ヘッド本体13は、平板状の流路部材4と、流路部材4上に、接着積層された圧電アクチュエータ基板21とを有している。圧電アクチュエータ基板21は台形形状を有しており、その台形の1対の平行対向辺が流路部材4の長手方向に平行になるように流路部材4の上面に配置されている。また、流路部材4の長手方向に平行な2本の仮想直線のそれぞれに沿って2つずつ、つまり合計4つの圧電アクチュエータ基板21が、全体として千鳥状に流路部材4上に配列されている。流路部材4上で隣接し合う圧電アクチュエータ基板21の斜辺同士は、流路部材4の短手方向について部分的にオーバーラップしている。このオーバーラップしている部分の圧電アクチェータ基板21を駆動することにより印刷される領域では、2つの圧電アクチュエータ基板21により吐出された液滴が混在して着弾することになる。
The
流路部材4の内部には液体流路の一部であるマニホールド5が形成されている。マニホールド5は流路部材4の長手方向に沿って延び細長い形状を有しており、流路部材4の上面にはマニホールド5の開口5bが形成されている。開口5bは、流路部材4の長手方向に平行な2本の直線(仮想線)のそれぞれに沿って5個ずつ、合計10個形成されている。開口5bは、4つの圧電アクチュエータ基板21が配置された領域を避ける位置に形成されている。マニホールド5には開口5bを通じて図示されていない液体タンクから液体が供給されるようになっている。
A
流路部材4内に形成されたマニホールド5は、複数本に分岐している(分岐した部分のマニホールド5を副マニホールド5aということがある)。開口5bに繋がるマニホールド5は、圧電アクチュエータ基板21の斜辺に沿うように延在しており、流路部材4の長手方向と交差して配置されている。2つの圧電アクチュエータ基板21に挟まれた領域では、1つのマニホールド5が、隣接する圧電アクチュエータ基板21に共有されており、副マニホールド5aがマニホールド5の両側から分岐している。これらの副マニホールド5aは、流路部材4の内部の各圧電アクチュエータ基板21に対向する領域に互いに隣接してヘッド本体13の長手方向に延在している。
The
流路部材4は、複数の加圧室10がマトリクス状(すなわち、2次元的かつ規則的)に形成されている4つの加圧室群9を有している。加圧室10は、角部にアールが施されたほぼ菱形の平面形状を有する中空の領域である。加圧室10は流路部材4の上面に開口するように形成されている。これらの加圧室10は、流路部材4の上面における圧電アクチュエータ基板21に対向する領域のほぼ全面に渡って配列されている。したがって、これらの加圧室10によって形成された各加圧室群9は圧電アクチュエータ基板21とほぼ同一の形状の領域を占有している。また、各加圧室10の開口は、流路部材4の上面に圧電アクチュエータ基板21が接着されることで閉塞されている。
The
本実施形態では、図3に示されているように、マニホールド5は、流路部材4の短手方向に互いに平行に並んだ4列のE1〜E4の副マニホールド5aに分岐し、各副マニホールド5aに繋がった加圧室10は、等間隔に流路部材4の長手方向に並ぶ加圧室10の列を構成し、その列は、短手方向に互いに平行に4列配列されている。副マニホールド5aに繋がった加圧室10の並ぶ列は副マニホールド5aの両側に2列ずつ配列されている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3, the manifold 5 branches into four rows of E1-E4 sub-manifolds 5a arranged in parallel with each other in the short direction of the
全体では、マニホールド5から繋がる加圧室10は、等間隔に流路部材4の長手方向に並ぶ加圧室10の列を構成し、その列は、短手方向に互いに平行に16列配列されている。各加圧室列に含まれる加圧室10の数は、アクチュエータである変位素子50の外形形状に対応して、その長辺側から短辺側に向かって次第に少なくなるように配置されている。吐出孔8もこれと同様に配置されている。これによって、全体として長手方向に600dpiの解像度で画像形成が可能となっている。
As a whole, the pressurizing
つまり、流路部材4の長手方向に平行な仮想直線に対して直交するように吐出孔8を投影すると、図3に示した仮想直線のRの範囲に、各副マニホールド5aに繋がっている4つの吐出孔8、つまり全部で16個の吐出孔8が600dpiの等間隔になっている。また、各副マニホールド5aには平均すれば150dpiに相当する間隔で個別流路32が接続されている。これは、600dpi分の吐出孔8を4つの列の副マニホールド5aに分けて繋ぐ設計をする際に、各副マニホールド5aに繋がる個別流路32が等しい間隔で繋がるとは限らないため、マニホールド5aの延在方向、すなわち主走査方向に平均170μm(150dpiならば25.4mm/150=169μm間隔である)以下の間隔で個別流路32が形成されているということである。
That is, when the
圧電アクチュエータ基板21の上面における各加圧室10および後述のダミー加圧室に対向する位置には後述する個別電極35がそれぞれ形成されている。すなわち、個別電極35は、圧電アクチュエータ基板21の上面に、第1の方向および第1の方向とは異なる方向に渡って形成されている。個別電極35は加圧室10より一回り小さく、加圧室10とほぼ相似な形状を有しており、圧電アクチュエータ基板21の上面における加圧室10と対向する領域内に収まるように配置されている。
流路部材4の下面の液体吐出面には多数の吐出孔8が形成されている。これらの吐出孔8は、流路部材4の下面側に配置された副マニホールド5aと対向する領域を避けた位置に配置されている。また、これらの吐出孔8は、流路部材4の下面側における圧電アクチュエータ基板21と対向する領域内に配置されている。これらの吐出孔群は圧電アクチュエータ基板21とほぼ同一の形状の領域を占有しており、対応する圧電アクチュエータ基板21の変位素子50を変位させることにより吐出孔8から液滴が吐出できる。吐出孔8の配置については後で詳述する。そして、それぞれの領域内の吐出孔8は、流路部材4の長手方向に平行な複数の直線に沿って等間隔に配列されている。
A large number of
以上の流路は、液滴の吐出に直接関係する流路であるが、流路部材4には、図では省略してあるダミー加圧室が設けられている。ダミー加圧室は、加圧室10が設けられている台形状の領域の周囲に一列形成されている。ダミー加圧室により、加圧室10のうちの最も外側にある加圧室10の周囲の流路部材4の剛性などが、他の加圧室10の状態と近くなるので、液体吐出特性のばらつきを少なくできる。ダミー加圧室の形状は加圧室と同じであるが、他の流路に繋がってはいない。ダミー加圧室の配置は、加圧室10のマトリクス状の配置を延長するように配置される。
The above flow paths are flow paths that are directly related to the discharge of liquid droplets, but the
ヘッド本体13に含まれる流路部材4は、複数のプレートが積層された積層構造を有している。これらのプレートは、流路部材4の上面から順に、キャビティプレート22、ベースプレート23、アパーチャ(しぼり)プレート24、サプライプレート25、26、マニホールドプレート27、28、29、カバープレート30およびノズルプレート31である。これらのプレートには多数の孔が形成されている。各プレートは、これらの孔が互いに連通して個別流路32および副マニホールド5aを構成するように、位置合わせして積層されている。ヘッド本体13は、図6に示されているように、加圧室10は流路部材4の上面に、副マニホールド5aは内部の下面側に、吐出孔8は下面にと、個別流路32を構成する各部分が異なる位置に互いに近接して配設され、加圧室10を介して副マニ
ホールド5aと吐出孔8とが繋がる構成を有している。
The
各プレートに形成された孔について説明する。これらの孔には、次のようなものがある。第1に、キャビティプレート22に形成された加圧室10である。第2に、加圧室10の一端から副マニホールド5aへと繋がる流路を構成する連通孔である。この連通孔は、ベースプレート23(詳細には加圧室10の入り口)からサプライプレート25(詳細には副マニホールド5aの出口)までの各プレートに形成されている。なお、この連通孔には、アパーチャプレート24に形成されたしぼり12と、サプライプレート25、26に形成された個別供給流路6とが含まれている。
The holes formed in each plate will be described. These holes include the following. First, the pressurizing
第3に、加圧室10の他端から吐出孔8へと連通する流路を構成する連通孔である。この連通孔は、以下の記載においてディセンダ(部分流路)と呼称される。ディセンダは、ベースプレート23(詳細には加圧室10の出口)からノズルプレート31(詳細には吐出孔8)までの各プレートに形成されている。第4に、副マニホールド5aを構成する連通孔である。この連通孔は、マニホールドプレート27〜29に形成されている。
Third, there is a communication hole that constitutes a flow path that communicates from the other end of the pressurizing
このような連通孔が相互に繋がり、副マニホールド5aからの液体の流入口(副マニホールド5aの出口)から吐出孔8に至る個別流路32を構成している。副マニホールド5aに供給された液体は、以下の経路で吐出孔8から吐出される。まず、副マニホールド5aから上方向に向かって、個別供給流路6を通り、しぼり12の一端部に至る。次に、しぼり12の延在方向に沿って水平に進み、しぼり12の他端部に至る。そこから上方に向かって、加圧室10の一端部に至る。さらに、加圧室10の延在方向に沿って水平に進み、加圧室10の他端部に至る。そこから少しずつ水平方向に移動しながら、主に下方に向かい、下面に開口した吐出孔8へと進む。
Such communication holes are connected to each other to form an
圧電アクチュエータ基板21は、図6に示されるように、2枚の圧電セラミック層21a、21bからなる積層構造を有している。圧電アクチュエータ基板21の圧電セラミック層21a、21bの厚さは、それぞれ15〜25μm程度である。圧電アクチュエータ基板21は、流路部材4の加圧室10の開口している平面状の面に積層されており、圧電セラミック層21a、21bのいずれの層も複数の加圧室10を跨ぐように延在している(図3参照)。これらの圧電セラミック層21a、21bは、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる。圧電セラミック層21aは、セラミック振動板として働いており、圧電性を有する必要性は特になく、ジルコニアなどの他のセラミックス材料を用いてもよい。
As shown in FIG. 6, the
圧電アクチュエータ基板21は、Ag−Pd系などの金属材料からなる、内部電極である共通電極34、Au系などの金属材料からなる第1表面電極である個別電極35、個別電極35の上に形成されているAg系などの金属材料からなる接続ランド36を有している。個別電極35だけをAg系の金属材料で形成してもよい。個別電極35は上述のように圧電アクチュエータ基板21の上面における加圧室10およびダミー加圧室と対向する位置に配置されている個別電極本体35aと、個別電極本体35aから加圧室10のない位置まで引き出されている接続電極35bとを含んでいる。Au系導体の形成する場合の個別電極35の厚さは、0.3〜1μmであり、Ag系導体の形成する場合の個別電極35の厚さは、1〜3μmである。接続電極35bには接続ランド36が形成されている。接続ランド36は例えばガラスフリットを含む銀からなり、厚さが5〜15μm程度で凸状に形成されている。また、接続ランド36には、必要に応じてさらに導電性樹脂などからなる接続バンプを形成した上、図示されていないFPC(Flexible Printed Circuit)に設けられた電極と電気的に接合されている。詳細は後述するが、個別電極35には、制御部88からFPCを通じて駆動信号(駆動電圧)が供給される。駆動信号は、印刷媒体Pの搬送速度と同期して一定の周期で供給される。
The
なお、以上は、圧電アクチュエータ基板21が2層の圧電セラミック層の場合の構造であるが、3層以上の圧電セラミック層を積層して、個別電極35と共通電極34が交互になるように配置してもよい。
The above is the structure in the case where the
個別電極35は、圧電アクチュエータ基板21の一方の主面の略全面に渡ってマトリクス状に形成されている。すなわち、第1の方向および第1の方向とは異なる方向に渡って形成されている。
The
なお、個別電極35のうち列A、B、Cの個別電極は、その直下がダミー加圧室となるダミー個別電極45である。このダミー個別電極45から引き出される接続電極の一部には、ダミー接続ランド46が形成されている。また、ダミー接続ランド46は、個別電極35(ダミー個別電極35を含む)が形成されていない部分に単独にも形成されていて、圧電アクチュエータ基板21と流路部材4を接合するときに加わる圧力を均等化することができる。
Note that the individual electrodes in the rows A, B, and C among the
共通電極34は、圧電セラミック層21aと圧電セラミック層21bとの間の領域に面方向のほぼ全面に渡って形成されている。すなわち、共通電極34は、圧電アクチュエータ基板21に対向する領域内の全ての加圧室10を覆うように延在している。共通電極34の厚さは0.7μm程度である。共通電極34は複数の貫通孔38中に入り込んでいる第2表面電極である共通電極用表面電極37と電気的に繋がっており、さらに外部と電気的に繋がっている。図5(b)では、共通電極用表面電極37を構成する材料が貫通孔38の上部に入り込んでいる。共通電極用表面電極37は、この貫通孔38の上部に入り込んだ部分を含んで定義されてもよいし、圧電セラミック層21bのFPC側の表面を基準として定義されてもよい(貫通孔38の上部に入り込んだ部分は貫通導体39の一部と捉えてもよい)。以下では、説明の便宜上、前者の定義にしたがって説明する。貫通孔38の直径は50〜200μm程度である。貫通孔38は、共通電極用表面電極37が入り込みやすいように、貫通孔38の縁部38aが、圧電セラミック層21bの表面から外に向かうように突出している突部38aaとなっている。特にスクリーン印刷などで、共通電極用表面電極37となる導体ペーストを印刷する場合に、突部38aaが、縁部38aの周囲全体に対して1/3周〜2/3周に渡って存在していれば、スキージで、導体ペーストを突部38aaがない側から印刷することで、導体ペーストが貫通孔38に入り込みやすく、電気的接続の信頼性を高くできる。
The
共通電極用表面電極37は、例えば、接続ランド36と同一の導電材料により構成されるとともに、接続ランド36と同一の厚さを有している。なお、これらは複数の導電層が積層されて構成されていてもよい。また、共通電極用表面電極37および接続ランド36は、互いに異なる材料から構成されていてもよいし、互いに異なる厚さとされていてもよい。共通電極用表面電極37の平面形状は、貫通導体39に接続される部分、およびFPCに電気的に接続される接続バンプが配置される部分がパッド状に面積が広くされるなど、適宜なものとされてよい。
The common
貫通導体39は、共通電極用表面電極37および共通電極34等と同一の導電材料により形成されていてもよいし、異なる導電材料により構成されていてもよい。貫通導体39(貫通孔38)の平面形状は、適宜な形状とされてよく、例えば、円形である。
The through
個別電極35の引出電極47bとFPCが有するパッドとが接続バンプによって接合される。これにより、圧電アクチュエータ基板21とFPCとは互いに対向して配置される。FPCが圧電アクチュエータ基板21の表面の変位素子50と接触すると、変位素子50の変位が抑制されて、液体の吐出特性が変わるおそれがある。突部38aaが存在する
ことでFPCは、圧電アクチュエータ基板21の平坦な面から離されることになるため、上述の接触が起こる可能性を少なくすることができる。このような構造は、圧電アクチュエータ基板21とFPCとの平均的な間隔が、例えば、20μm以下と小さい場合に特に有効である。
The lead electrode 47b of the
図6(a)に示されるように、共通電極34と個別電極35とは、最上層の圧電セラミック層21bのみを挟むように配置されている。圧電セラミック層21bにおける個別電極35と共通電極34とに挟まれた領域は活性部と呼称され、その部分の圧電セラミックスには厚み方向に分極が施されている。本実施形態の圧電アクチュエータ基板21においては、最上層の圧電セラミック層21bのみが活性部を含んでおり、圧電セラミック21aは活性部を含んでおらず、振動板として働く。この圧電アクチュエータ基板21はいわゆるユニモルフタイプの構成を有している。
As shown in FIG. 6A, the
なお、後述のように、個別電極35に選択的に所定の駆動信号が供給されることにより、この個別電極35に対応する加圧室10内の液体に圧力が加えられる。これによって、個別流路32を通じて、対応する吐出孔8から液滴が吐出される。すなわち、圧電アクチュエータ基板21における各加圧室10に対向する部分は、各加圧室10および吐出孔8に対応する個別の変位素子50(アクチュエータ)に相当する。つまり、2枚の圧電セラミック層からなる積層体中には、図6に示されているような構造を単位構造とする変位素子50が加圧室10毎に、加圧室10の直上に位置する振動板21a、共通電極34、圧電セラミック層21b、個別電極35により作り込まれており、圧電アクチュエータ基板21には変位素子50が複数含まれている。なお、本実施形態において1回の吐出動作によって吐出孔8から吐出される液体の量は5〜7pL(ピコリットル)程度である。
As will be described later, when a predetermined drive signal is selectively supplied to the
多数の個別電極35は、個別に電位を制御することができるように、それぞれがFPC上のコンタクトおよび配線を介して、個別に制御部88に電気的に接続されている。
The large number of
本実施形態における圧電アクチュエータ基板21の液体吐出時の駆動方法の一例を、個別電極35に供給される駆動電圧(駆動信号)に関して説明する。個別電極35を共通電極34と異なる電位にして圧電セラミック層21bに対してその分極方向に電界を印加したとき、この電界が印加された部分が、圧電効果により歪む活性部として働く。電界が加わったとき、圧電セラミック層21bは、その厚み方向すなわち積層方向に伸長または収縮し、圧電横効果により積層方向と垂直な方向すなわち面方向に収縮または伸長しようとする。一方、残りの圧電セラミック層21aは、個別電極35と共通電極34とに挟まれた領域を持たない非活性層であるので、自発的に変形しない。つまり、圧電アクチュエータ基板21は、上側(つまり、加圧室10とは離れた側)の圧電セラミック層21bを、活性部を含む層とし、かつ下側(つまり、加圧室10に近い側)の圧電セラミック層21aを非活性層とした、いわゆるユニモルフタイプの構成となっている。
An example of a driving method at the time of liquid ejection of the
この構成において、電界と分極とが同方向となるように、制御部88により個別電極35を共通電極34に対して正または負の所定電位とすると、圧電セラミック層21bの電極に挟まれた部分(活性部)が、面方向に収縮する。一方、非活性層の圧電セラミック層21aは電界の影響を受けないため、自発的には縮むことがなく活性部の変形を規制しようとする。この結果、圧電セラミック層21bと圧電セラミック層21aとの間で分極方向への歪みに差が生じて、圧電セラミック層21bは加圧室10側へ凸となるように変形(ユニモルフ変形)する。
In this configuration, when the
本実施の形態における実際の駆動手順は、あらかじめ個別電極35を共通電極34より高い電位(以下高電位と称す)にしておき、吐出要求がある毎に個別電極35を共通電極34と一旦同じ電位(以下低電位と称す)とし、その後所定のタイミングで再び高電位と
する。これにより、個別電極35が低電位になるタイミングで、圧電セラミック層21a、bが元の形状に戻り、加圧室10の容積が初期状態(両電極の電位が異なる状態)と比較して増加する。このとき、加圧室10内に負圧が与えられ、液体がマニホールド5側から加圧室10内に吸い込まれる。その後再び個別電極35を高電位にしたタイミングで、圧電セラミック層21a、bが加圧室10側へ凸となるように変形し、加圧室10の容積減少により加圧室10内の圧力が正圧となり液体への圧力が上昇し、液滴が吐出される。つまり、液滴を吐出させるため、高電位を基準とするパルスを含む駆動信号を個別電極35に供給することになる。このパルス幅は、加圧室10内において圧力波がマニホールド5から吐出孔8まで伝播する時間長さであるAL(Acoustic Length)が理想的である。
これによると、加圧室10内部が負圧状態から正圧状態に反転するときに両者の圧力が合わさり、より強い圧力で液滴を吐出させることができる。
In an actual driving procedure in the present embodiment, the
According to this, when the inside of the pressurizing
ここで、貫通孔38およびその縁部38aに存在する突部38aaについて詳述する。図6(b)および図6(c)に示すように、圧電セラミック層21bは、貫通孔38の縁部38aに、FPC側に突出する突部38aaを有している。突部38aaの圧電セラミック層21bの平坦面からの高さH1(図6(b))は、例えば、個別電極35の厚さおよび共通電極用表面電極37の圧電セラミック層21b上(貫通導体39上を除く部分)の厚さよりも大きい。したがって、突部38aaの頂面(面積が極めて小さい頂点乃至は稜線も頂面の一種とする。)は、個別電極35のFPC側の表面よりもFPC側に位置している。また、突部38aaは、共通電極用表面電極37を突き抜けて、その頂面がFPC側へ露出している。そして、突部38aaの頂面は、FPCに接するか、微小間隔で対向している。突部38aaの高さは、適宜に設定されてよいが、一例として、5μm以上10μm以下である。なお、頂面は、必ずしも露出している必要はなく、共通電極用表面電極37に覆われていていてもよい。ただし、頂点が露出していれば、FPPの表面に接触した場合に、表面の絶縁層を貫通して頂点がFPCの配線に接触するようなことがあったとしても、電気的にショートし難いため、好ましい。
Here, the protrusion 38aa which exists in the through-
図6(b)に示すように、突部38aaは、貫通孔38の縁部38aに沿って延びるように形成されており、その長さは、例えば、貫通孔38の縁部の1/3周以上2/3周以下である。図6(b)では、突部38aaの長さが貫通孔38の縁部の半周程度である場合を例示している。共通電極用表面電極37は、平面視において、貫通導体39に重なる位置から、貫通孔38の縁部のうち突部38aaが形成されていない部分を経由して、貫通導体39の外側へ延びている。突部38aaの断面形状および幅等は適宜に設定されてよい。図6(c)では、断面形状は三角とされているが、ドーム状等であってもよい。
As shown in FIG. 6B, the protrusion 38aa is formed so as to extend along the
共通電極34および圧電セラミック層21aは、貫通孔38と重なる領域において、貫通孔38側へ、凹んでいる。したがって、圧電アクチュエータ基板21(圧電セラミック層21a)の流路部材4側の表面には、貫通孔38と重なる領域において、凹部21aaが形成されている。凹部21aaの深さ等は適宜に設定されてよい。
The
図7(a)〜(c)は、圧電アクチュエータ基板21の製造工程における、図6(c)と同じ部分の部分縦断面図である。なお、製造工程の進行に伴って各部を構成する材料の状態や各部の形状が変化するが、説明の便宜上、その変化の前後で同一の符号を付すことがある。
7A to 7C are partial longitudinal sectional views of the same portion as FIG. 6C in the manufacturing process of the
ロールコータ法、スリットコーター法などの一般的なテープ成形法により、圧電性セラミック粉末と有機組成物からなるテープの成形を行ない、焼成後に圧電セラミック層21a、21bとなる複数のグリーンシートを作製する。この際、グリーンシートは、成形フィル90上に形成される。
A tape composed of a piezoelectric ceramic powder and an organic composition is formed by a general tape forming method such as a roll coater method or a slit coater method, and a plurality of green sheets that become piezoelectric
圧電セラミック層21bとなるグリーンシートは、図7(a)に示すように、パンチ91を用いた打ち抜き加工(パンチング)によって貫通孔38となる孔が形成される。このとき、圧電セラミック層21bとなるグリーンシートおよび成形フィルム90は、貫通孔38となる孔の縁部が打ち抜き方向へ捲れる(バリおよびだれが生じる。)。なお、打ち抜きは、例えば、圧電セラミック層21bとなるグリーンシート側から成形フィルム90側への方向へ行われる。ただし、その逆方向も可能である。
As shown in FIG. 7A, the green sheet that becomes the piezoelectric
圧電セラミック層21aとなるグリーンシートの、成形フィルム90と反対側の面には、共通電極34となる導電ペーストがスクリーン印刷等によって塗布される。
A conductive paste to be the
それぞれの加工が行なわれた後、圧電セラミック層21bとなるグリーンシートと圧電セラミック層21aとなるグリーンシートとを貼り合わせて積層体を作成する。このとき、圧電セラミック層21bとなるグリーンシートは、貫通孔38となる孔の縁部が捲れ上がる方向とは反対側が共通電極34側とされる(図7(b)参照)。
After each processing, the green sheet used as the piezoelectric
続いて、図7(b)に示すように、貫通導体39となる導電ペースト93を貫通孔38となる孔にスクリーン印刷によって充填する。すなわち、版92を圧電セラミック層21b上に配置し、スキージ94を版92に対して押し付けながらスキージ94を矢印で示す方向へ移動させ、版92上の導電ペースト93を貫通孔38の上において圧電セラミック層21b側へ押し出す。なお、このとき、圧電セラミック層21bとなるグリーンシートの貫通孔38以外の部分は、成形フィルム90に覆われているため、導電ペースト93を貫通孔38部分に選択的に印刷するのに、スクリーン製版やメタルマスクなどを用いずに行なうこともできる。
Subsequently, as shown in FIG. 7B, the
図7(c)は、貫通孔38に導電ペースト93を充填した後の状態を示している。貫通孔38の縁部38aのうち、スキージ94の移動方向とは反対側へ捲れていた部分(紙面右側)は、スキージ94によって捲れが矯正される。一方、スキージ94の移動方向へ捲れていた部分は、スキージ94によって捲れが矯正されないか、一部矯正されても捲れが残る。そして、その捲れが矯正されずに残った部分(バリ)が突部38aaを構成する。貫通孔38となる孔が円形である場合においては、孔の縁部のおよそ半周に渡る捲れが矯正されずに突部38aaとなる。
FIG. 7C shows a state after the through-
また、貫通孔38に導電ペースト93を充填する際に、導電ペースト93は、打ち抜き方向へ捲れた圧電セラミック層21bとなるグリーンシートの下側にまで充填される。その部分に充填された導電ペースト93により、圧電セラミック層21bと圧電セラミック層21aの間にある電極の厚さが厚くなる。電極の厚さの違いは、焼成後も維持され、図6(c)に示すように、圧電セラミック層21bと圧電セラミック層21aとの間にある電極の厚さは、貫通孔38の周縁から外れた部分ではT1であるのに対して、貫通孔38の縁部38aではT2と厚くなっている。貫通孔38の縁部38aに位置する導体は、次の加圧工程において、周囲より強く圧力が加わるため断線が生じ易いが、上述のようにすることで、その部分を厚くしておけば、断線を生じ難くさせることができる。なお、図6(c)、図7(c)では、各電極がどのように作製されたのかが分かるように、内部電極38と貫通導体39を分けて示しているが、圧電セラミック層21aと圧電セラミック層21bの間に存在する電極を、圧電アクチュエータ基板21の内部にある電極として内部電極と考えることができ、そのような意味で縁部38a付近の内部電極は、図示した内部電極38と貫通導体39とを合わせた厚みがあることになる。
Further, when filling the through
続いて、積層体は、積層方向に加圧されて、圧電セラミック層21aとなるグリーンシート、共通電極34となる導電ペースト、並びに、圧電セラミック層21bとなるグリーンシートが圧着される。積層体は、成形フィルム90を取り除かれた後、脱脂および焼成
が行われる。なお、脱脂は省略することも可能である。
Subsequently, the laminate is pressed in the laminating direction, and a green sheet to be the piezoelectric
焼成後の積層体には、個別電極35、共通電極用表面電極37、および、その他の圧電アクチュエータ基板21のFPC側の導体パターンを形成する。導体パターンの形成は、例えば、導電ペーストを印刷して、焼成することによりなされる。導体パターンの形成は、他にマスクを介して蒸着法により所定のパターンに金属膜を形成することにより、または、蒸着法により全面に金属膜を形成した後、エッチングが行われることによりなされてもよい。なお、導体パターンの形成の際には、突部38aa上に導体パターン(共通電極用表面電極37)が形成されないようにパターニングが行われる。導体パターンを印刷により形成する場合、印刷厚みを突部38aaの高さより薄くすることで、突部38aaの上部が印刷されないようにしてもよい。また、突部38aaの概略形状が先細り形状であり、金属膜が突部38aa上に付着しにくいことを利用してもよい。
In the laminated body after firing, a conductor pattern on the FPC side of the
以上のとおり、圧電アクチュエータ基板21は、貫通孔38の縁部38aが外側に向かって突出している突部38aaを有している。突部38aaが存在するため、貫通導体39が充填されやすなり、その部分の電気的接続の信頼性を高くできる。また、縁部38aにおける電極(内部電極38と貫通導体とを合わせた厚さ)T2がその周囲の電極の厚さT1よりも厚いことにより、電気的接続の信頼性をより高くできる。
As described above, the
また圧電アクチュエータ基板21は、FPC側に露出する圧電セラミック層21bを有している。圧電セラミック層21bは、FPCに向かって開口する貫通孔38を有するとともに、貫通孔38の縁部にFPC側へ突出する突部38aaを有している。
The
したがって、突部38aaがスペーサとなり、FPCが圧電アクチュエータ基板21に接触することが抑制される。その結果、例えば、FPCの荷重が圧電アクチュエータ基板21の動作に及ぼす影響が低減される。また、例えば、圧電アクチュエータ基板21とFPCとの間に空気が入りやすくなるから、圧電アクチュエータ基板21が加圧室35側へ撓むときにFPCと圧電アクチュエータ基板21との間に負圧が生じにくく、当該負圧が圧電アクチュエータ基板21の動作に及ぼす影響が低減される。また、例えば、圧電アクチュエータ基板21の動作によってFPCが振動し、ヘッド本体2aが異音を生じることが抑制される。このように、突部38aaによって、FPCと圧電アクチュエータ基板21との力学的な干渉が低減される。また、例えば、突部38aaは、FPCと圧電アクチュエータ基板21とを接合する際に接続バンプが潰れ過ぎることを抑制することにも寄与する。
Therefore, the protrusion 38aa serves as a spacer, and the FPC is prevented from contacting the
しかも、圧電セラミック層21bの貫通孔38の縁部に突部38aaを形成するだけであるので、部材点数の増加等は生じず、構成が簡素である。また、貫通孔38を形成する際の捲れ(バリ)を利用して突部38aaを形成することが可能であり、製造工程の簡素化が図られる。通常、このようなバリは、好ましくないものとされるところ、本実施形態では、FPCと圧電アクチュエータ基板21との干渉低減等に利用されており、本実施形態は画期的である。
Moreover, since only the protrusions 38aa are formed at the edge of the through
また、本実施形態では、圧電アクチュエータ基板21は、圧電セラミック層21bと、圧電セラミック層21bのFPC側に突部38aaを避けて重なる個別電極35と、をさらに有している。突部38aaの頂面は、個別電極35のFPCに対向する表面よりもFPC側に位置している。
In the present embodiment, the
すなわち、突部38aaは、十分な高さを有しており、上述したFPCと圧電アクチュエータ基板21との干渉をより確実に低減することができる。また、個別電極35は、加圧室35上に位置して振動する部分であるから、FPCと圧電アクチュエータ基板21と
の干渉をより効果的に低減できる。
That is, the protrusion 38aa has a sufficient height, and can more reliably reduce the interference between the FPC and the
また、本実施形態では、圧電アクチュエータ基板21は、貫通孔38に配され、圧電セラミック層21bの表裏に配された導体層(共通電極34および共通電極用表面電極37)同士を接続する貫通導体39をさらに有している。
In the present embodiment, the
すなわち、貫通孔38は、圧電セラミック層21bの表裏の導通をとるために形成されており、FPCと圧電アクチュエータ基板21との干渉を低減するための突部38aaを形成するためにのみ設けられたもの(これも本願発明に含まれる)ではない。したがって、圧電アクチュエータ基板21の構成が簡素であり、また、製造方法も簡素化される。
In other words, the through
また、本実施形態では、突部38aaは、貫通孔38の縁部の1/3周以上2/3周以下に渡って形成されている。
In the present embodiment, the protrusion 38aa is formed over 1/3 or more and 2/3 or less of the edge of the through
したがって、例えば、ピン状に突部が形成されている場合(この場合も本願発明に含まれる)に比較して、突部38aaが高い圧力でFPCに接することが抑制される。その結果、FPCが破損することが抑制される。その一方で、共通電極用表面電極37は、突部38aaの非配置位置を介して貫通孔38上から貫通孔38の外側へ延びることができるから、貫通孔38の全周に渡って突部を形成した場合(この場合も本願発明に含まれる)に比較して、確実に導通をとることができる。
Therefore, for example, compared with the case where the protrusion is formed in a pin shape (this case is also included in the present invention), the protrusion 38aa is suppressed from contacting the FPC with a high pressure. As a result, the FPC is prevented from being damaged. On the other hand, since the common
また、本実施形態では、圧電アクチュエータ基板21の流路部材4に接着される表面は、貫通孔38と重なる領域が凹状に形成されている(凹部21aaが形成されている。)。
In the present embodiment, the surface of the
したがって、例えば、圧電アクチュエータ基板21と流路部材4とを貼り合わせるときに、余剰な接着剤を凹部21aaに退避させることができる。その結果、高精度な貼り合わせが実現され、ヘッド本体2aの性能の製造ばらつきが低減される。
Therefore, for example, when the
1・・・(カラーインクジェット)プリンタ
2・・・液体吐出ヘッド
4・・・流路部材
5・・・マニホールド
5a・・・副マニホールド
5b・・・マニホールドの開口
6・・・個別供給流路
8・・・吐出孔
9・・・加圧室群
10・・・加圧室
11a、b、c、d・・・加圧室列
12・・・しぼり
13・・・ヘッド本体
15a、b、c、d・・・吐出孔列
21・・・圧電アクチュエータ基板
21a・・・圧電セラミック層(セラミック振動板)
21aa・・・凹部
21b・・・圧電セラミック層
22〜31・・・プレート
32・・・個別流路
34・・・共通電極(内部電極)
35・・・個別電極(第1表面電極)
35a・・・個別電極本体
35b・・・接続電極
36・・・接続ランド
37・・・共通電極用表面電極(第2表面電極)
38・・・貫通孔
38a・・(貫通孔の)縁部、
38aa・・・突部
38b・・貫通孔の外周の下端
39・・・貫通導体
45・・・ダミー個別電極
46・・・ダミー接続ランド
50・・・加圧部(変位素子)
70・・・(ヘッド搭載)フレーム
72・・・ヘッド群
80a・・・給紙ローラ
80b・・・回収ローラ
82a・・・ガイドローラ
82b・・・搬送ローラ
88・・・制御部
90・・・成形フィルム
91・・・パンチ
92・・・版
93・・・導電ペースト
94・・・スキージ
P・・・印刷用紙
DESCRIPTION OF
21aa ...
35 ... Individual electrode (first surface electrode)
35a ...
38 .. through
38aa: Projection 38b .. Lower end of outer periphery of through
70 ... (head mounted)
Claims (5)
該積層体の前記圧電セラミック層側の主面に配置されている第1表面電極と、
前記積層体の内部に配置されている内部電極と、
該内部電極と繋がるように前記圧電セラミック層を貫通している貫通孔と、
前記圧電セラミック層側の主面に、前記貫通孔を覆うように配置されている第2表面電極と
を備えている圧電アクチュエータ基板であって、
前記貫通孔の縁部の前記圧電セラミック層が、前記圧電セラミック層側の主面から外側に向かって突出している突部を有していることを特徴とする圧電アクチュエータ基板。 A laminate in which a ceramic diaphragm and at least one piezoelectric ceramic layer are laminated;
A first surface electrode disposed on a main surface of the laminate on the piezoelectric ceramic layer side;
An internal electrode disposed inside the laminate;
A through hole penetrating the piezoelectric ceramic layer so as to be connected to the internal electrode;
A piezoelectric actuator substrate comprising, on the main surface on the piezoelectric ceramic layer side, a second surface electrode disposed so as to cover the through-hole,
The piezoelectric actuator substrate according to claim 1, wherein the piezoelectric ceramic layer at an edge of the through hole has a protrusion protruding outward from a main surface on the piezoelectric ceramic layer side.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014170594A JP5997219B2 (en) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014170594A JP5997219B2 (en) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016160649A Division JP6059394B2 (en) | 2016-08-18 | 2016-08-18 | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016043616A true JP2016043616A (en) | 2016-04-04 |
JP2016043616A5 JP2016043616A5 (en) | 2016-05-19 |
JP5997219B2 JP5997219B2 (en) | 2016-09-28 |
Family
ID=55634647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014170594A Active JP5997219B2 (en) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5997219B2 (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6616056B1 (en) * | 2018-07-31 | 2019-12-04 | 京セラ株式会社 | Liquid ejection head and recording apparatus |
WO2020027040A1 (en) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 京セラ株式会社 | Liquid ejection head and recording device |
JP2020055153A (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | ブラザー工業株式会社 | Liquid discharge device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6059394B2 (en) * | 2016-08-18 | 2017-01-11 | 京セラ株式会社 | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187188A (en) * | 2004-12-03 | 2006-07-13 | Kyocera Corp | Piezoelectric actuator and liquid discharge apparatus |
JP2011110784A (en) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Seiko Epson Corp | Actuator, liquid jetting head, and liquid jetting apparatus |
JP2012071466A (en) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Kyocera Corp | Piezoelectric actuator unit, piezoelectric actuator unit device using the same, liquid ejection head, and recording apparatus |
JP2012131180A (en) * | 2010-12-23 | 2012-07-12 | Ricoh Co Ltd | Droplet discharge head and droplet discharge device |
JP2012201009A (en) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Kyocera Corp | Piezoelectric actuator unit for liquid ejection head, liquid ejection head using the same, and recording apparatus |
JP2014188716A (en) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Seiko Epson Corp | Liquid jet head, liquid jet device, and method for manufacturing liquid jet head |
-
2014
- 2014-08-25 JP JP2014170594A patent/JP5997219B2/en active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187188A (en) * | 2004-12-03 | 2006-07-13 | Kyocera Corp | Piezoelectric actuator and liquid discharge apparatus |
JP2011110784A (en) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Seiko Epson Corp | Actuator, liquid jetting head, and liquid jetting apparatus |
JP2012071466A (en) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Kyocera Corp | Piezoelectric actuator unit, piezoelectric actuator unit device using the same, liquid ejection head, and recording apparatus |
JP2012131180A (en) * | 2010-12-23 | 2012-07-12 | Ricoh Co Ltd | Droplet discharge head and droplet discharge device |
JP2012201009A (en) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Kyocera Corp | Piezoelectric actuator unit for liquid ejection head, liquid ejection head using the same, and recording apparatus |
JP2014188716A (en) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Seiko Epson Corp | Liquid jet head, liquid jet device, and method for manufacturing liquid jet head |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6616056B1 (en) * | 2018-07-31 | 2019-12-04 | 京セラ株式会社 | Liquid ejection head and recording apparatus |
WO2020027040A1 (en) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 京セラ株式会社 | Liquid ejection head and recording device |
JP2020055153A (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | ブラザー工業株式会社 | Liquid discharge device |
JP7255122B2 (en) | 2018-09-28 | 2023-04-11 | ブラザー工業株式会社 | Liquid ejector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5997219B2 (en) | 2016-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5197893B2 (en) | Piezoelectric actuator, liquid discharge head, and recording apparatus | |
JPWO2013100063A1 (en) | Liquid ejection head, recording apparatus using the same, and piezoelectric actuator substrate used therefor | |
JP5997219B2 (en) | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus | |
JP6190893B2 (en) | Piezoelectric substrate, assembly using the same, liquid discharge head, and recording apparatus | |
JP6616156B2 (en) | Flow path member, liquid discharge head, recording apparatus, and flow path member manufacturing method | |
JP2008044241A (en) | Inkjet head | |
JP6059394B2 (en) | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus | |
JP6962672B2 (en) | Liquid discharge head and recording device using it | |
JP2004160942A (en) | Ink jet head and its manufacturing process | |
JP2015047768A (en) | Liquid discharge head and recording device using the same | |
JP5506605B2 (en) | Piezoelectric actuator unit for liquid discharge head, liquid discharge head using the same, and recording apparatus | |
JP6141735B2 (en) | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus | |
JP6224791B2 (en) | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus | |
JP6075777B2 (en) | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus | |
JP6704323B2 (en) | Liquid ejection head and recording device | |
JP6039365B2 (en) | Liquid discharge head and recording apparatus using the same | |
JP6130165B2 (en) | Liquid discharge head and recording apparatus using the same | |
JP5934420B2 (en) | Liquid discharge head and recording apparatus using the same | |
JP6034237B2 (en) | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus | |
JP6571474B2 (en) | Channel member, liquid discharge head using the same, and recording apparatus | |
JP6166195B2 (en) | Piezoelectric substrate, assembly using the same, liquid discharge head, and recording apparatus | |
JP2015223806A (en) | Liquid discharge head and recording apparatus | |
JP5977031B2 (en) | Liquid discharge head and recording apparatus using the same | |
JP6166118B2 (en) | Piezoelectric actuator substrate, liquid ejection head using the same, and recording apparatus | |
JP2018032818A (en) | Piezoelectric substrate, liquid discharge head using the same, and recording device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160215 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160215 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20160215 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20160329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5997219 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |