JP2016043464A - ロボットハンド - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の指部を備えたロボットハンドにおいて、複数の指部で対象物を把持する際に、指部の指先部が反り返り状態となることを抑制する。【解決手段】ロボットハンドは、掌部と、掌部に接続された複数の指部と、複数の指部を制御するためのECUとを備える。各指部は、対象物を把持する把持面を有する指先部と、指先部に接続された指基部と、指基部に対して指先部を第1回転軸回りに回動させるための第1アクチュエータと、掌部に対して指基部を第1回転軸に平行な第2回転軸回りに回動させるための第2アクチュエータとを含む。ECUは、複数の指部で対象物を把持する際、指先部の先端が当該指先部と指基部との接続部分よりも他の指部から離れた側の領域である反り返り領域にある場合、第2アクチュエータを停止することによって指基部の回動を停止し、かつ第1アクチュエータを作動することによって指先部を他の指部に近づく方向に回動させる。【選択図】図4
Description
本発明は、掌部と、掌部に接続された複数の指部とを備えるロボットハンドに関する。
特開2008−119770号公報(特許文献1)に開示されたロボットハンドは、掌部と、掌部に接続された複数の指部とを備える。各指部は、対象物を把持する把持面を有する指先部と、指先部に接続された指基部とを含む。複数の指部で対象物を把持する際には、各指部の関節を動かして各指先部の把持面を対象物に近づけて当接させる。
しかしながら、特許文献1に開示されたロボットハンドにおいて、複数の指部で対象物を把持する際に、複数の指部の少なくともいずれかの指先部の先端が当該指先部と指基部との接続部分よりも他の指部から離れた側の領域(以下「反り返り領域」ともいう)に位置する(以下、指先部の先端が反り返り領域に位置する状態を「反り返り状態」ともいう)場合、対象物を安定的に把持することができない可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の指部を備えたロボットハンドにおいて、複数の指部で対象物を把持する際に、指部の指先部が反り返り状態となることを抑制することである。
この発明に係るロボットハンドは、掌部と、掌部に接続された複数の指部と、複数の指部を制御するための制御部とを備える。複数の指部の少なくとも1つは、対象物を把持する把持面を有する指先部と、指先部に第1関節部を介して接続された指基部と、指先部を第1関節部の第1回転軸回りに回動させる第1アクチュエータと、指基部における第1関節部とは反対側に設けられた第2関節部と、指基部を第1回転軸に平行な第2関節部の第2回転軸回りに回動させるための第2アクチュエータとを含む。制御部は、複数の指部で対象物を把持する際、指先部の先端が第1関節部よりも他の指部から離れた側の領域である反り返り領域に位置するか否かを判定し、指先部の先端が反り返り領域に位置すると判定された場合、第2アクチュエータを停止することによって指基部の回動を停止し、かつ第1アクチュエータを作動することによって指先部を他の指部に近づく方向に回動させる。
好ましくは、反り返り領域は、複数の指部と掌部との接続部分を含む平面と垂直であってかつ第1回転軸を含む仮想面よりも他の指部から離れた側の領域である。
好ましくは、制御部は、第1回転軸および第2回転軸を含む第1平面と第1回転軸および指先部の先端を含む第2平面とがなす第1角度が、複数の指部と掌部との接続部分を含む平面と垂直であってかつ第2回転軸を含む第3平面と第1平面とがなす第2角度よりも小さい場合に、指先部の先端が反り返り領域に位置すると判定する。
好ましくは、ロボットハンドは、指基部に対する指先部の回転角を検出する第1回転角センサと、掌部に対する指基部の回転角を検出する第2回転角センサとをさらに備える。制御部は、第1回転角センサの出力および第2回転角センサの出力を用いてそれぞれ第1角度および第2角度を算出する。
好ましくは、制御部は、複数の指部で対象物を把持する際、指先部の先端が反り返り領域に位置すると判定されない場合、第1アクチュエータおよび第2アクチュエータの双方を作動することによって指先部を他の指部に近づける。
本発明によれば、複数の指部で対象物を把持する際に、指部の指先部が反り返り状態となることを抑制でき、対象物を安定して把持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態によるロボットハンド1の斜視図である。ロボットハンド1は、掌部2と、3本の指部3A〜3Cとを含む。なお、指部の数は3本に限定されず複数(2本以上)であればよい。また、各指部3A〜3Cは、それぞれ、複数の指ユニットおよび関節部を備える。
指部3Aは、2つの指ユニット、具体的には、対象物を把持する把持面を有する指先部10Aと、指基部20Aとを備える。指先部10Aは、第1回転軸S1を有する第1関節部を介して指基部20Aに接続される。すなわち、指先部10Aは、指基部20Aに対して第1回転軸S1回りに回動可能に接続される。
指基部20Aにおける第1関節部とは反対側には、第1回転軸S1と平行な第2回転軸を有する第2関節部が設けられる。指基部20Aは、第2関節部を介して掌部2に接続される。すなわち、指基部20Aは、掌部2に対して第1回転軸S1と平行な第2回転軸S2回りに回動可能に接続される。なお、指基部20Aの第2関節部と掌部2との間に、さらに別の指ユニットおよび関節部を追加してもよい。
指部3Aは、各関節部を動作させるための複数のアクチュエータ(図示せず)を備える。アクチュエータは、たとえば超音波モータで実現することができる。
指部3B,3Cは、指部3Aと対向するように配置される。指部3B,3Cの構成は、基本的に指部3Aと同じである。すなわち、指部3Bは、指先部10Bと、指基部20Bと、各関節部を動作させるための複数のアクチュエータとを備える。同様に、指部3Cは、指先部10Cと、指基部20Cと、各関節部を動作させるための複数のアクチュエータとを備える。ロボットハンド1は、3本の指部3A〜3Cの動作を制御することによって、3本の指部3A〜3Cの間の領域にある対象物を挟んで把持することができる。
図2は、指部3A〜3Cの制御に関する構造を示す図である。なお、図2は、ロボットハンド1を第1回転軸S1および第2回転軸S2に沿う方向から見た状態を模式的に示している。
ロボットハンド1は、各指部3A〜3Cの関節部を動作させるための第1アクチュエータ31A〜31Cおよび第2アクチュエータ32A〜32Cと、回転角センサ41A〜41C,42A〜42Cと、在荷検出センサ50と、各アクチュエータを制御するECU(Electronic Control Unit)100とを備える。
第1アクチュエータ31A、第2アクチュエータ32Aおよび回転角センサ41A,42Aは、指部3Aに設けられる。第1アクチュエータ31Aは、指基部20Aに対して指先部10Aを第1回転軸S1回りに回動させる。第2アクチュエータ32Aは、掌部2に対して指基部20Aを第2回転軸S2回りに回動させる。回転角センサ41Aは、指基部20Aに対する指先部10Aの相対回転角を検出してECU100に出力する。回転角センサ42Aは、掌部2に対する指基部20Aの相対回転角を検出してECU100に出力する。なお、回転角センサ41A,42Aは、たとえばエンコーダによって実現することができる。
指部3Bに設けられる第1アクチュエータ31B、第2アクチュエータ32Bおよび回転角センサ41B、42Bは、それぞれ指部3Aの第1アクチュエータ31A、第2アクチュエータ32Aおよび回転角センサ41A、42Aと同様の構造および機能を有する。指部3Cに設けられる第1アクチュエータ31C、第2アクチュエータ32Cおよび回転角センサ41C、42Cも、それぞれ指部3Aの第1アクチュエータ31A、第2アクチュエータ32Aおよび回転角センサ41A、42Aと同様の構造および機能を有する。そのため、これらついての詳細な説明は繰り返さない。
在荷検出センサ50は、指部3Aの把持面に設けられ、外部から受けた力を押付力Fとして検出してECU100に出力する。なお、在荷検出センサ50は、必ずしも把持面に設けられることに限定されない。たとえば、指部3Aが対象物と接触したことによって伸縮するベルトが指部3Aの根元付近に設けられる場合には、在荷検出センサとして、当該ベルトの伸縮を検出するエンコーダを当該ベルトの近傍(指部3Aの根元付近)に設けるようにしてもよい。
ECU100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報および各センサの出力などに基づいて指部3A〜3Cに設けられた各アクチュエータを制御する。ECU100は、指部3A〜3Cで対象物を把持する際、指部3A〜3Cが他の指部に近づく方向(以下「閉方向」という)にそれぞれ回動するように各アクチュエータを制御する。一方、ECU100は、指部3A〜3Cで把持している対象物を解放する際、指部3A〜3Cが他の指部から遠ざかる方向(以下「開方向」という)にそれぞれ回動するように各アクチュエータを制御する。
以上のような構成を有するロボットハンド1において、指部3A〜3Cで対象物を把持する際に、指先部10A〜10Cの少なくともいずれかが反り返り状態である場合、対象物を安定して把持できない可能性がある。「反り返り状態」とは、指先部の先端が当該指先部と指基部との接続部分(第1関節部)よりも他の対向する指部から離れた領域(以下「反り返り領域」という)に位置する状態をいう。したがって、「指先部10Aが反り返り状態である場合」とは、指先部10Aの先端が指部2Aの第1関節部よりも指部3B,3Cから離れている場合である。同様に、「指先部10Bが反り返り状態である場合」とは、指先部10Bの先端が指部2Bの第1関節部よりも指部3Aから離れている場合である。同様に、「指先部10Cが反り返り状態である場合」とは、指先部10Cの先端が指部2Cの第1関節部よりも指部3Aから離れている場合である。
指部3A〜3Cで対象物を把持する際に指先部10A〜10Cの少なくともいずれかが上述した反り返り状態である場合、対象物を安定的に把持することができない可能性がある。この点について図3を用いて説明する。
図3は、指部3A〜3Cで対象物を把持した時の姿勢(把持姿勢)を例示した図である。図3において、仮想平面P0は、指部3A〜3Cと掌部2との接続部分を含む平面である。仮想平面P1は、指部3A〜3Cの各々に仮想的に設定される平面である。指部3Aの仮想平面P1は、仮想平面P0と垂直であって、かつ指部3Aの第1回転軸S1(第1関節部)を含む平面である。指部3Bにおける仮想平面P1は、仮想平面P0と垂直であって、かつ指部3Bの第1回転軸S1(第1関節部)を含む平面である。指部3Cの仮想平面P1は、仮想平面P0と垂直であって、かつ指部3Cの第1回転軸S1(第1関節部)を含む平面である。
図3(A)に示す把持姿勢においては、指先部10A〜10Cがそれぞれの仮想平面P1上に位置する。図3(B)に示す把持姿勢においては、指先部10A〜10Cがそれぞれの仮想平面P1よりも他の指部に近い側の領域に位置する。これらの把持姿勢においては、指先部10A〜10Cの把持面で対象物をしっかりと挟むことができるため、対象物を安定して把持することができる。
一方、図3(C)に示す把持姿勢においては、指先部10A〜10Cはそれぞれの反り返り領域(それぞれの仮想平面P1よりも他の指部から離れた側の領域)に位置する反り返り状態となっている。このような状態では、対象物を持ち上げようとする際に対象物が滑り落ちる可能性があり、対象物を安定して把持することができない。
そこで、本実施の形態においては、指部3A〜3Cで対象物を把持する動作(以下「把持動作」という)を行なう際、各指部の指先部が反り返り状態であるか否かを判定し、反り返り状態と判定された指先部がある場合には当該指先部に接続された指基部の回動を停止し、かつ当該指先部を上述の閉方向(他の指部に近づく方向)に回動させる。これにより、指部3A〜3Cが対象物に当接して対象物を把持する際に、各指部の指先部が反り返り状態となることを抑制する。
図4は、各指部3A〜3Cの把持動作を行なう場合のECU100の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、各指部3A〜3Cに対してそれぞれ独立して実行される。以下の説明では、代表として、指部3Aの把持動作を行なう場合について説明する。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10にて、ECU100は、指先部10Aが反り返り状態であるか否かを判定する。すなわち、ECU100は、指先部10Aが反り返り領域(仮想平面P1よりも他の指部3B,3Cから離れた側の領域)にあるか否かを判定する。
指先部10Aが反り返り状態である場合(S10にてYES)、ECU100は、S11にて、第2アクチュエータ32Aを停止することによって指基部20Aの回動を停止し、かつ第1アクチュエータ31Aを作動することによって指先部10Aを閉方向に回動させる。
一方、指先部10Aが反り返り状態でない場合(S10にてNO)、ECU100は、S12にて、第1アクチュエータ31Aおよび第2アクチュエータ32Aの双方を作動することによって指先部10Aを他の指部3B,3Cに近づける。なお、第1アクチュエータ31Aおよび第2アクチュエータ32Aの双方を作動させて指先部10Aを他の指部3B,3Cに近づける方法には、さまざまなパターンが考えられる。たとえば、指基部20Aを他の指部3B,3Cに近づけるように第2アクチュエータ32Aを閉方向に所定角回動させつつ、指先部10Aの把持面が仮想平面P1と平行な状態となるように第1アクチュエータ31Aを開方向に所定角回動させるようにしてもよい。また、指先部10Aをより早期に対象物に当接させるために、第1アクチュエータ31Aおよび第2アクチュエータ32Aの双方を閉方向に所定角ずつ回動させるようにしてもよい。
S13にて、押付力F(在荷検出センサ50の出力)が目標値に到達したか否かを判定する。押付力Fが目標値に到達していない場合(S13にてNO)、ECU100は、処理をS10に戻す。
押付力Fが目標値に到達した場合(S13にてYES)、ECU100は、S14にて把持動作が完了したと判定する。この際、第1アクチュエータ31Aおよび第2アクチュエータ32Aが超音波モータである場合には、ECU100は、第1アクチュエータ31Aおよび第2アクチュエータ32Aの双方を停止する。超音波モータは、一般的に、停止時(非通電時)には、ロータがステータに面接触して摩擦保持される。したがって、対象物は、各超音波モータ停止時の摩擦保持力によって把持される。
図5は、図4のS10にて指先部10Aが反り返り状態であるか否かを判定する手法の一例を示す図である。なお、この手法は他の指先部10B,10Cの判定にも適用可能である。
ECU100は、平面αと平面βとがなす角度θvが仮想平面P2と平面αとがなす角度θxよりも小さい場合に、指先部10Aが反り返り状態である(指先部10Aの先端が反り返り領域に位置する)と判定する。「平面α」は、指部3Aの第1回転軸S1および第2回転軸S2を含む平面である。「平面β」は、指部3Aの第1回転軸21および指先部10Aの先端を含む平面である。「仮想平面P2」は、複数の指部と掌部との接続部分を含む仮想平面P0と垂直であって、かつ指部3Aの第2回転軸S2を含む平面である。
具体的には、ECU100は、下記の式(1)が成立している場合に、指先部10Aが反り返り状態であると判定する。
−θx+θv<0 …(1)
上記の式(1)において、「−θx」は、仮想平面P2を基準とした時の平面αの開方向の相対回転角である。「+θv」は、平面αを基準とした時の平面βの閉方向の相対回転角である。すなわち、「−θx+θv」は、仮想平面P2を基準とした時の平面βの閉方向の相対回転角である。したがって、上記の式(1)「−θx+θv<0」が成立している場合には、指先部10Aの先端が仮想平面P2と平行な仮想平面P1よりも開方向側(他の指部3B,3Cから離れた側)に位置していることになる。なお、ECU100は、回転角センサ41Aの出力に基づいて「−θx」を算出し、回転角センサ42Aの出力に基づいて「+θv」を算出する。
上記の式(1)において、「−θx」は、仮想平面P2を基準とした時の平面αの開方向の相対回転角である。「+θv」は、平面αを基準とした時の平面βの閉方向の相対回転角である。すなわち、「−θx+θv」は、仮想平面P2を基準とした時の平面βの閉方向の相対回転角である。したがって、上記の式(1)「−θx+θv<0」が成立している場合には、指先部10Aの先端が仮想平面P2と平行な仮想平面P1よりも開方向側(他の指部3B,3Cから離れた側)に位置していることになる。なお、ECU100は、回転角センサ41Aの出力に基づいて「−θx」を算出し、回転角センサ42Aの出力に基づいて「+θv」を算出する。
以上のように、本実施の形態によるロボットハンド1は、把持動作を行なう際、各指部の指先部が反り返り状態であるか否かを判定し、反り返り状態と判定された指先部がある場合には当該指先部に接続された指基部の回動を停止し、かつ当該指先部を閉方向に回動させる。これにより、対象物を把持する際に、各指部の指先部が反り返り状態となることを抑制することができる。
<変形例>
上述の本実施の形態においては、各指基部20A〜20Cが一体的に設けられる場合を説明したが、各指基部20A〜20Cの少なくともいずれかに1つ以上の関節を設けるようにしてもよい。
上述の本実施の形態においては、各指基部20A〜20Cが一体的に設けられる場合を説明したが、各指基部20A〜20Cの少なくともいずれかに1つ以上の関節を設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、各指基部20A〜20Cが掌部2に直接的に接続される場合を説明したが、各指基部20A〜20Cの少なくともいずれかは他のリンク部材を介して掌部2に接続されてもよい。この場合、第2回転軸S2を、指基部20A〜20Cと他のリンク部材との接続部分に設けるようにすればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ロボットハンド、2 掌部、3A,3B,3C 指部、10A,10B,10C,30A 指先部、20A,20B,20C 指基部、31A〜31C 第1アクチュエータ(超音波モータ)、32A〜32C 第2アクチュエータ(超音波モータ)、41A〜41C,42A〜42C 回転角センサ、50 在荷検出センサ、100 ECU、P0,P1,P2 仮想平面、S1 第1回転軸、S2 第2回転軸。
Claims (5)
- 掌部と、
前記掌部に接続された複数の指部と、
前記複数の指部を制御するための制御部とを備え、
前記複数の指部の少なくとも1つは、
対象物を把持する把持面を有する指先部と、
前記指先部に第1関節部を介して接続された指基部と、
前記指先部を前記第1関節部の第1回転軸回りに回動させる第1アクチュエータと、
前記指基部における前記第1関節部とは反対側に設けられた第2関節部と、
前記指基部を前記第1回転軸に平行な前記第2関節部の第2回転軸回りに回動させるための第2アクチュエータとを含み、
前記制御部は、前記複数の指部で対象物を把持する際、前記指先部の先端が前記第1関節部よりも他の指部から離れた側の領域である反り返り領域に位置するか否かを判定し、前記指先部の先端が前記反り返り領域に位置すると判定された場合、前記第2アクチュエータを停止することによって前記指基部の回動を停止し、かつ前記第1アクチュエータを作動することによって前記指先部を前記他の指部に近づく方向に回動させる、ロボットハンド。 - 前記反り返り領域は、前記複数の指部と前記掌部との接続部分を含む平面と垂直であってかつ前記第1回転軸を含む仮想面よりも前記他の指部から離れた側の領域である、請求項1に記載のロボットハンド。
- 前記制御部は、前記第1回転軸および前記第2回転軸を含む第1平面と前記第1回転軸および前記指先部の先端を含む第2平面とがなす第1角度が、前記複数の指部と前記掌部との接続部分を含む平面と垂直であってかつ前記第2回転軸を含む第3平面と前記第1平面とがなす第2角度よりも小さい場合に、前記指先部の先端が前記反り返り領域に位置すると判定する、請求項1または2に記載のロボットハンド。
- 前記ロボットハンドは、前記指基部に対する前記指先部の回転角を検出する第1回転角センサと、前記掌部に対する前記指基部の回転角を検出する第2回転角センサとをさらに備え、
前記制御部は、前記第1回転角センサの出力および前記第2回転角センサの出力を用いてそれぞれ前記第1角度および前記第2角度を算出する、請求項3に記載のロボットハンド。 - 前記制御部は、前記複数の指部で対象物を把持する際、前記指先部の先端が前記反り返り領域に位置すると判定されない場合、前記第1アクチュエータおよび前記第2アクチュエータの双方を作動することによって前記指先部を前記他の指部に近づける、請求項1〜4のいずれかに記載のロボットハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014171400A JP2016043464A (ja) | 2014-08-26 | 2014-08-26 | ロボットハンド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016043464A true JP2016043464A (ja) | 2016-04-04 |
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JP (1) | JP2016043464A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023079938A1 (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-11 | 株式会社デンソー | ロボットハンドおよびその制御方法 |
-
2014
- 2014-08-26 JP JP2014171400A patent/JP2016043464A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023079938A1 (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-11 | 株式会社デンソー | ロボットハンドおよびその制御方法 |
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