JP2016042657A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、直感的でより短時間の操作で投射位置の調整が可能な投射型表示装置を提供することである。【解決手段】 プロジェクタαが、投射レンズ3を移動可能に支持するレンズシフト部6を備える。そして、タッチパネル部4に接触可能なタッチ手段とタッチパネル部4との接触が解除された位置を目標位置15とするとき、レンズシフト部6は、投射画像12が目標位置15に基づくスクリーンSC上の位置へ移動するように、投射レンズ3を移動させる。【選択図】 図5

Description

本発明は、投射型表示装置に関し、特にタッチパネルによるレンズシフト操作方法に関する。
近年、プロジェクタからの画像を所望の位置に投射するために、投射レンズを移動可能に保持する、いわゆるレンズシフト機構を搭載したプロジェクタが開発されている。このようなプロジェクタを用いると、プロジェクタ本体を動かさずに、投射位置を調整することができるために、設置時の利便性を高めることができる。
また、レンズシフト機構によって投射位置を調整する際に、本体やリモコンに設けられた上下左右方向の十字キーを押下することにより、ユーザが意図する方向へ投射画像を移動させることが可能なプロジェクタが開発されている。しかしながら、このようなプロジェクタにおいては、投射位置の調整が完了するまで、ユーザが十字キーを操作し続ける必要があった。このような問題を解決するプロジェクタとして、特許文献1に記載された構成が知られている。
特許文献1では、スクリーンに投射レンズがレンズシフト可動な範囲を示すグリッド画像を表示させ、目標とする座標位置をユーザが数値入力することで、投射レンズのシフト調整を行う技術が開示されている。これにより、ユーザは目標座標を一度入力すればよく、レンズシフトが完了するまで、所定の操作をし続ける必要がなくなる。
特開2010−78974号号公報
しかしながら、前述の特許文献1に開示された構成では、ユーザは、まずグリッド画像の目盛を目視することで目標位置の座標を把握し、次に目標位置の水平方向の座標を入力し、最後に垂直方向の座標を入力する必要がある。
すなわち、ユーザはレンズシフトが完了するまで、所定の操作をし続ける必要はなくなるが、操作時間が長くなってしまうおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、直感的でより短時間の操作で投射位置の調整が可能な投射型表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の投射型表示装置は、
投射型表示装置に入力される画像情報に基づく投射画像を、投射レンズを用いて被投射面に表示するとともに、タッチパネルからの信号を受信可能な投射型表示装置であって、
前記投射レンズを移動可能に支持するレンズシフト手段を備え、
前記タッチパネルに接触可能なタッチ手段と前記タッチパネルとの接触が解除された位置を目標位置とするとき、前記レンズシフト手段は、前記投射画像が前記目標位置に基づく前記被投射面上の位置へ移動するように、前記投射レンズを移動させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、直感的でより短時間の操作で投射位置の調整が可能な投射型表示装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る投射型表示装置の構成を示す図 本発明の実施形態に係る投射型表示装置の構成を示すブロック図 本発明の第1実施例に係るレンズシフト操作を示すフローチャート 本発明の第1実施例に係るレンズシフト操作前の状態を示す図 本発明の第1実施例に係るレンズシフト操作中の状態を示す図 本発明の第1実施例に係るレンズシフト操作後の状態を示す図 本発明の第2実施例に係るレンズシフト操作を示すフローチャート 本発明の第2実施例に係るレンズシフト操作の操作部を示す図 本発明の第3実施例に係るレンズシフト操作を示す図 本発明の第4実施例に係るレンズシフト操作を示す図
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、構成部品の相対位置などは、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨で規定されたものではない。
〔投射型表示装置の構成の説明〕
図1を用いて、本発明の各実施例におけるプロジェクタ(投射型表示装置)αの構成を説明する。
1は、発光管と放物面鏡からなる光源部であり、本実施例においてはいわゆる水銀ランプである。光源部1からの光束は、不図示の偏光変換素子を介して、ダイクロイックミラーDM、偏光ビームスプリッタPBS、ダイクロイックプリズムDP等により構成される色分解合成光学系に入射する。なお、偏光変換素子は、光源部1が光束を出射する際に、光源部1からの無偏光光を特定の偏光方向を有する偏光光に変換するように構成されている。
色分解合成光学系は、入射した白色光をダイクロイックミラーDMおよび偏光ビームスプリッタPBSによってR,G,Bの3色の光に分解して、不図示の液晶パネル(画像形成素子)に導く。
不図示の液晶パネルは、プロジェクタαに外部から入力された映像信号に応じた原画を形成し、映像信号に応じて液晶パネルに入射した光を変調する。液晶パネルによって変調された光である変調光は、偏光ビームスプリッタPBSを介して、ダイクロイックプリズムDPに入射する。
ダイクロイックプリズムDPは、入射したRGB3色の変調光を合成して、投射レンズ(投射光学系)3に導く。投射レンズ3は、合成されたRGB3色の変調光をスクリーンなどの被投射面SCに投射する。これにより、映像信号に対応する投射画像が被投射面SC上に表示される。すなわち、色分解合成系は、光源部1からの光束で照明される複数の液晶パネルからの光束を合成する。
〔第1実施例〕
図2から図6を用いて、本発明の第1実施例で示すプロジェクタ(投射型表示装置)αについて説明する。
図2は、プロジェクタαの構成を示すブロック図である。
1は、前述の光源部であり、2は、前述の図1において不図示であった液晶パネル部(光変調素子)であり、3は前述の投射レンズである。
4はタッチパネル部(タッチパネル)であり、タッチパネル部4は、プロジェクタαに一体に設けられており、より具体的には、プロジェクタαの天面(底面と向かい合う面)に設けられている。
5はタッチパネル位置検出部であり、タッチパネル部4から送られてくる信号に基づきタッチパネル上でユーザが押下した位置を検出する。
6はレンズシフト部(レンズシフト手段)であり、投射レンズ3を移動可能に支持する。7はレンズシフト駆動部であり、モータ等のアクチュエータにより構成され、レンズシフト部6に対して電動で駆動力を伝達する。8は、シフト位置検出部であり、本実施例においてはエンコーダである。
9はプロジェクタ制御部であり、パソコン等からプロジェクタαへ入力された画像情報を液晶パネル部2へ伝達する、タッチパネル位置検出部5からの信号をレンズシフト駆動部7へ伝達する等の機能を有する。言い換えれば、プロジェクタαにより投射される投射画像の画像処理、プロジェクタαにおける表示モード設定や入力切り替えなどの各種タッチパネル操作、レンズシフト駆動などは、プロジェクタ制御部9によって制御される。
すなわち、プロジェクタαは、プロジェクタαに入力される画像情報に基づく投射画像を、投射レンズ3を用いてスクリーンSCに表示するとともに、タッチパネル部4からの信号を受信可能である。
以上のように構成されたプロジェクタαにおけるレンズシフト操作について、図3から図6を用いて説明する。
図3は、レンズシフト操作を行う際のフローチャートであり、図4(a)および(b)はそれぞれレンズシフト操作開始前の投影画像12と、タッチパネル部4の表示状態を示す図である。
図5(a)および(b)はそれぞれ目標位置16へ移動する途中の投射画像12と、タッチパネル部4の表示状態を示す図であり、図6(a)および(b)はそれぞれ目標位置16まで到達した後の投射画像12とタッチパネル部4の表示状態を示す図である。
ユーザがレンズシフト操作による投射画像12の位置調整を行う際、まず、ユーザがタッチパネル部4をタップすると、レンズシフト操作モードS91が開始される。
レンズシフト操作モードS91が開始されると、図4(b)に示すように、タッチパネル部4にはレンズシフト部6の可動領域を示すシフト領域画像10が表示される。同時に、レンズシフト部6の現在位置を示すポインタC2が表示される(S92)。すなわち、ステップS92(第1ステップ)は、投射レンズ3の現在位置を検出するステップである。なお、シフト領域画像10上には、格子状の目盛を表示してユーザの視認性を向上させても良い。
このとき、図4(b)に示すように、レンズシフト操作前のレンズシフト部6の位置11は、ポインタC2と一致しており、レンズシフト部6の現在位置はシフト位置検出部8によってモニタされる。
一方、図4(b)に対応した投射画像の動作を図4(a)に示す。12は投射画像、13はレンズシフト部6を画像移動領域13内で移動させたときに、投射画像12に基づく画像であるポインタC1(第1画像)が移動する範囲である。
レンズシフト操作前では、ポインタC1は、レンズシフト操作前の投射画像12の重心位置14上に表示されている。なお、本実施例においては、液晶パネル上の有効照明領域の楕円形状を考慮して、シフト領域画像10及び画像移動領域(第3画像)13は台形となっており、両者は互いに相似形である。これは、液晶パネル上の楕円形状の有効照明領域の重心と、投射レンズ3の光軸とが離れすぎると、有効照明領域外の画素を用いて投射画像12を表示する必要がある。有効照明領域外は有効照明領域内と比較して、暗いために、過度にレンズシフトしすぎると、投射画像12の隅が暗くなってしまうおそれがある。そこで、本実施例においては、シフト領域画像10及び画像移動領域13を台形にしている。すなわち、投射レンズ3のレンズシフト可能な範囲を制限することで、上述の投射画像12の隅が暗くなってしまうことを抑制している。
もちろん、シフト領域画像10及び画像移動領域13は台形に限らず、例えば、長方形の四隅を面取りした形状あるいは、長方形の四隅に丸味をつけた形状等であっても良い。
また、画像移動領域13上には、前述のシフト領域画像10と同様に格子状の目盛を表示してもよい。
以上が、レンズシフト操作を行う前の、タッチパネル部4及びスクリーンSC上の表示状態である。次に、レンズシフト操作に伴う各画像の状態の変化について図5(a)及び図5(b)を用いて説明する。
ユーザは、タッチパネル部4上のシフト領域画像10において投射画像の目標位置15をタップし、タッチパネル位置検出部5がタップ位置を検出する(S93)。すなわち、ステップS93は、タッチパネル部4からの信号に基づいて投射レンズ3の移動の終了位置を検出する第2ステップである。
すなわち、タッチパネル部4に接触可能なタッチ手段とタッチパネル部4との接触が解除された位置を目標位置15とする。なお、本実施例において、タッチ手段とはユーザの指やタッチペン等である。
すると、タッチパネル位置検出部5が目標位置15の位置を検出し、プロジェクタ制御部9によってレンズシフト駆動部7のアクチュエータが駆動され、投射画像のシフト移動が開始される(S94)。言い換えれば、レンズシフト部6は、投射レンズ3を移動可能に支持し、タッチパネル部4からの信号に基づいて投射レンズ3を移動させる。
図5(b)に示すように、投射画像が移動している最中のタッチパネル部4には、投射画像の現在位置を示すポインタC2と、目標位置15が表示される。このとき、レンズシフト部6の移動に伴ってポインタC2は、レンズシフト操作前のレンズシフト部6の位置11から目標位置15へ向かって移動する。
スクリーンSC上では、図5(a)に示すように、レンズシフト操作前の投射画像12の重心位置14と、ポインタC1と、目標位置16(第2画像)が表示される。目標位置16は、前述のタッチパネル部4上をユーザがタップして指定した目標位置15に対応する位置である。言い換えれば、目標位置16は目標位置15に基づくスクリーンSC上の位置である。
図5(a)に示すように、ポインタC1(投射画像12の重心位置に表示される画像)はレンズシフト部6による投射レンズ3の移動による投射画像12の移動伴って、位置14から目標位置16の方向へ移動する。このとき、位置14及び目標位置16は不動となるように、プロジェクタ制御部9によって表示される。
つまり、投射画像12は、レンズシフト部6による投射レンズ3の移動に基づいて、スクリーンSC上(被投射面上)を移動する。言い換えれば、レンズシフト部6は、投射画像12が目標位置15に基づくスクリーンSC上の目標位置16へ移動するように、投射レンズ3を移動させる。
なお、液晶パネル部2からの画像光を基に、投射画像12、ポインタC1、目標位置16、画像移動領域13等がスクリーンSCに表示される。すなわち、液晶パネル部2は、投射画像12に基づくポインタC1と、タッチパネル部4からの信号に基づく目標位置16を表示する表示手段である。さらに、液晶パネル部2は、ポインタC1が移動可能な範囲を示す画像移動領域13を表示可能であり、ポインタC1及び目標位置16は画像移動領域13上(第3画像上)に表示される。
なお、画像移動領域13を表示せずに、投射画像12、ポインタC1、目標位置16のみを表示する構成であっても良い。
さらに、図5(a)及び図5(b)において、ポインタC1及びC2と目標位置16及び15を示すポインタの大きさ、形状、色等を異ならせることでユーザの視認性を高めるようにしても良い。例えば、本実施例において、ポインタC1及びC2は黒く塗りつぶされた円形であるが、例えば星型等にすることで、ユーザの視認性をより高めても良い。
さらに、レンズシフト中は、ポインタC1の移動方向を示す矢印40及びポインタC2の移動方向を示す矢印30を、スクリーンSC上及びタッチパネル部4上に表示しても良い。
以上が、レンズシフト中の、タッチパネル部4及びスクリーンSC上の表示状態である。次に、レンズシフト終了後の各画像の状態について図6(a)及び図6(b)を用いて説明する。
レンズシフト部6の移動中は、シフト位置検出部8が投射レンズ3の位置をモニタしており、プロジェクタ制御部9が目標とするシフト位置にレンズシフト部6が到達したと判定すると、レンズシフト駆動部7のアクチュエータの駆動が停止される(S96)。すなわち、ステップS96は、投射レンズ3が、投射レンズ3の移動の終了位置に位置したかどうかを検出する第4のステップである。
すなわち、図6(b)に示すように、タッチパネル部4において、ポインタC2が目標位置15と重なると、レンズシフトが終了する。同様に、図6(a)に示すように、スクリーンSC上においては、ポインタC1が目標位置16と重なると、レンズシフトが終了する。すなわち、レンズシフト部6は、投射画像12が目標位置16に移動すると、投射レンズ3の移動を完了する。
このように、本実施例によれば、投射画像の位置を調整する際に、ユーザはタッチパネル部上で目標位置をタップする以外にレンズシフトのための操作を行う必要がない。このため、操作時間をより短くすることができる。さらに、ユーザがタップした位置をレンズシフトの目標位置とする構成により、直感的な操作が可能となる。すなわち、直感的でより短時間の操作で投射位置の調整が可能な投射型表示装置を提供することができる。
さらに、ユーザにとっては、一度タッチパネル部上の所望の位置をタップすれば、レンズシフトのための操作が完了する。このため、従来のように、レンズシフトが完了するまで、十字キー等を操作し続ける必要がなく、より短い操作時間であることに加えて、よりストレスを感じることなく投射画像の位置調整を行うことができる。
なお、本実施例におけるレンズシフト駆動部7は、投射レンズ3の光軸方向視において、レンズシフト部6を上下方向及び左右方向に同時に移動可能である。すなわち、投射レンズ3は、投射レンズ3の光軸方向視において、斜め方向に移動可能である。より具体的には、レンズシフト部6を、プロジェクタαの設置面に平行な方向及び設置面に直交する方向に同時に移動可能である。
これにより、プロジェクタαの設置面に平行な方向及び設置面に直交する方向に同時に移動できない場合と比較して、レンズシフト部6を最短経路で、ユーザによるタップ操作で指定される目標位置へ移動させることができる。このため、投射位置の調整時間を短縮することが可能となる。
さらに、本実施例は、タッチパネル部4及びスクリーンSC上の双方に、投射画像の現在位置を示す画像と、目標位置を示す画像とを表示する構成である。すなわち、タッチパネル部4は、ポインタC1に対応した画像であるポインタC2と、目標位置16に対応した画像である目標位置15と、画像移動領域13と相似形の画像であるシフト領域画像10を表示可能である。なお、ポインタC1及び目標位置16は必ずしもスクリーンSC上に表示する必要はなく、ユーザがタップした位置をレンズシフトの目標位置とする構成であれば良い。
これにより、ユーザにとっては、タッチパネル部4上での自身のタッチ操作によって、スクリーンSC上で実際に表示されている画像がどのように移動するのか視認しやすい。
〔第2実施例〕
図7は、第2実施例で示すレンズシフト操作を行う際のフローチャートであり、図8は第2実施例で示すレンズシフト操作のタッチパネル部4の表示状態を示す図である。
本実施例と、前述の第1実施例との違いは、シフト微調整モードS96を備えている点である。
図7に示すように、目標位置確認ステップS95までは前述の第1実施例と同様である。本実施例においては、目標位置確認ステップS95が終了すると、シフト微調整モードS96が開始される。
シフト微調整モードS96が開始されると、十字キー表示ステップS97によって、図8に示すように、タッチパネル部4に十字キー17(第4の画像)が表示される。
十字キー17によって上下左右へ投射画像12の位置を調整することが可能であり、ユーザが十字キー17を操作することで、投射画像12の位置を微調整することが可能である。なお、例えば、ユーザが十字キー17の上下左右方向の釦をタップすると、投射画像が1画素分移動するように設定しても良い。
ユーザが十字キー17を操作すると、十字キー入力受信ステップS98が開始され、次に、十字キー17への入力信号に基づくレンズシフト移動ステップS99が開始される。
十字キー17に設けられた完了ボタン18をユーザが操作すると、シフト操作モード終了ステップS100によって、シフト操作モードが終了する。
なお、例えば、十字キー17への入力が一定時間行われなかった場合に、レンズシフト移動ステップS99からシフト操作モード終了ステップS100へ移行しても良い。あるいは、図8に示すシフト領域画像10以外の領域を、ユーザがタップすることで、シフト操作モード終了ステップS100へ移行しても良い。
このように、本実施例においては、前述の第1実施例と比較して、より高精度に投射画像の位置を調整することが可能となる。このため、例えば、スタック投影やマルチ投影などのように、投射画像の位置を細かく調整する必要がある際に本実施例で示す構成が有効である。
なお、本実施で示す構成は、前述の第1実施例にシフト微調整モードS96が加わっている。このため、より高精度に投射画像の位置を調整しようとすると、複数の手順を踏む必要があるために、前述の第1実施例と比較して、操作時間が長くなってしまうおそれがある。しかしながら、十字キーのみ、あるいは水平及び垂直方向の座標入力のみで投射位置の調整を行う構成と比較すると、タップ操作のみで投射位置の調整行うことができる。このため、少なくともシフト微調整モードS96を行う前の投射位置の調整においては、上述の従来構成と比較して、操作時間をより短くすることが可能となる。
〔第3実施例〕
図9(a)および(b)はそれぞれ、本発明の第3実施例で示すレンズシフト操作開始前の投影画像12とタッチパネル部4の表示状態を示す図である。
本実施例と前述の第1実施例との違いは、タッチパネル部4がプロジェクタαに設けられているのではなく、リモコン(電子機器)17に設けられている点である。すなわち、タッチパネル部4は、プロジェクタαにタッチパネル部4からの信号を送信可能なリモコン17に設けられており、プロジェクタαは、リモコン17からの信号を受信可能である。
なお、レンズシフト操作に伴う各画像の動作は前述の第1実施例と同様である。
図9(a)及び(b)に示すように、本実施例によれば、プロジェクタαから離れた位置でリモコン17を操作することにより、投射画像12の位置調整を行うことができる。
ユーザが、プロジェクタを机上以外の天井や机の下といった場所に配置する場合もある。このような場所にプロジェクタαを配置した場合、タッチパネル部4がプロジェクタαと一体に設けられていると、ユーザがタッチパネル部4を操作することが困難になるおそれがある。
そこで、本実施例で示す構成のように、タッチパネル部4がリモコン17に設けられていると、天井や机の下といった直接ユーザが操作しにくい場所にプロジェクタαを設置しても、投射画像12の位置を調整することが可能となる。すなわち、本実施例で示す構成は、前述の第1実施例及び第2実施例で示す構成よりも、設置の自由度を向上させることができる。
さらに、タッチパネル部4をプロジェクタαに設ける必要がないために、前述の第1実施例及び第2実施例で示す構成よりも、より簡易な構成の投射型表示装置を提供することができる。具体的には、光源部1からタッチパネル部4へ伝わる熱の影響を低減するための構成を用いる必要の無い、より簡易な構成である。
もちろん、本実施例のように、タッチパネル部4がプロジェクタαに設けられていない場合であっても、より短時間で投射位置の調整が可能な投射型表示装置を提供することができる。
なお、リモコン17はパソコン、タブレット端末、スマートフォン等のタッチパネルを備える電子機器等であっても良い。リモコン17がこのような電子機器の場合には、専用のアプリケーションによって、タブレット端末やスマートフォン端末とプロジェクタαとの間で通信することで、投射画像12の位置調整を行う構成であっても良い。
〔第4実施例〕
図10は本発明の第4実施例で示す、レンズシフト操作開始前の投射画像の表示状態を示す図である。
本実施例と前述の第1実施例との違いは、タッチパネル部4の代わりに、ジェスチャー検知手段である光検出器20を備えている点である。すなわち、本実施例におけるプロジェクタαは、光検出器(ジェスチャー検知手段)20からの信号を受信可能である。
投射画像12の位置を調整するために、前述の第1実施例においては、タッチパネル部4をユーザがタップすることで、目標位置16を決定していた。一方、本実施例においては、スクリーンSC上でユーザがタップした位置が目標位置16となる。
つまり、スクリーンSCに接触可能なジェスチャー手段とスクリーンSCとの接触が解除された位置を目標位置16とする。このとき、レンズシフト部6は投射画像12が目標位置16へ移動するように、投射レンズ3を移動させる。さらに、レンズシフト部6は投射画像12が目標位置16に移動すると、投射レンズ3の移動を完了する。
より具体的には、投射画像12の重心位置に表示されるポインタC1と目標位置16に表示されるポイントとが重なると、レンズシフト部6は、投射レンズ3の移動を完了する。なお、本実施例において、ジェスチャー手段とは、ユーザの指やタッチペン等である。
スクリーンSC上でユーザがタップした位置を検出するために、光検出器20は、ユーザのジェスチャーを撮影して、スクリーンSC上でユーザがタップした位置を検出するカメラを備えていても良い。さらに、光検出器20は、ユーザの指などからの反射光を検出して、スクリーンSC上でユーザがタップした位置を検出するセンサを備えていても良い。
このように、本実施例によれば、スクリーンSC上でユーザがタップした位置を目標位置16とすることができるために、直感的でより短時間の操作で投射位置の調整が可能な投射型表示装置を提供することが可能となる。
さらに、前述の実施例と比較して、本実施例によれば、ユーザは投射画像12により近い場所で、投射画像12の位置の調整を行うことができるために、より直感的な操作を行うことが可能となる。
なお、光検出器20は、プロジェクタαと一体に設けられている必要はなく、例えば、天井等に固定されていても良い。さらに、スクリーンSCは被投射面であれば、壁面上の所望の領域であっても白色のスクリーン等であっても良い。
〔他の実施形態〕
前述した実施例では、タッチパネル部4あるいはスクリーンSC上でユーザがタップした位置を目標位置16とする構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。より短い操作時間で投射位置の調整が可能な投射型表示装置であれば、例えば、ユーザが描いた円形の重心を目標位置16とする構成等であっても良い。さらに、レンズシフト操作前の位置11を始端、目標位置15を終端としたユーザによるスワイプ動作に基づいて目標位置16を決定する等の構成であっても良い。
なお、ユーザによるスワイプ動作に基づいて目標位置16を決定する構成においては、ユーザによるスワイプ動作の速度に合わせてレンズシフトを行う必要は無い。例えば、ユーザによるスワイプ動作の軌跡を記録し、ユーザによるスワイプ動作の完了後に、記録した軌跡に則ったレンズシフトを行うことで、より短い操作時間で投射位置の調整が可能となる。
また、前述した実施例では、投射画像12の位置を示す画像として、投射画像12の重心にポインタC1を表示する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。より短い操作時間で投射位置の調整が可能な投射型表示装置であれば、例えば、投射画像12の重心ではなく、投射画像12の角、辺等を投射画像12の位置を示す画像とする構成であっても良い。さらに、投射画像12の近傍に表示され、投射画像12との相対的な位置関係を維持する画像を、投射画像12の位置を示す画像とする構成であっても良い。さらに、投射画像12と相似形の枠等の画像を投射画像12の位置を示す画像とする構成であっても良い。
また、液晶パネル部2は、レンズシフト部6による投射レンズ3の移動が完了すると、ポインタC1及び目標位置16の表示を完了しても良い。
3 投射レンズ
4 タッチパネル部(タッチパネル)
6 レンズシフト部(レンズシフト手段)
12 投射画像
15 目標位置
α プロジェクタ(投射型表示装置)
SC スクリーン(被投射面)

Claims (13)

  1. 投射型表示装置に入力される画像情報に基づく投射画像を、投射レンズを用いて被投射面に表示するとともに、タッチパネルからの信号を受信可能な投射型表示装置であって、
    前記投射レンズを移動可能に支持するレンズシフト手段を備え、
    前記タッチパネルに接触可能なタッチ手段と前記タッチパネルとの接触が解除された位置を目標位置とするとき、前記レンズシフト手段は、前記投射画像が前記目標位置に基づく前記被投射面上の位置へ移動するように、前記投射レンズを移動させる、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記投射画像の重心位置に第1画像を表示可能な表示手段をさらに備え、
    前記第1画像は前記投射画像との相対的な位置関係を維持しながら、前記投射面上を移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記表示手段は、前記目標位置に基づく前記被投射面上の位置に第2画像を表示可能であり、
    前記第2画像は、前記レンズシフト手段が前記投射レンズを移動させる際に不動であって、
    前記レンズシフト手段は、前記第1画像と前記第2画像が重なると、前記投射レンズの移動を完了する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記表示手段は、前記レンズシフト手段による前記投射レンズの移動が完了すると、前記第1画像及び前記第2画像の表示を完了する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の投射型表示装置。
  5. 前記表示手段は、前記投射画像が移動可能な範囲を示す第3画像をさらに表示可能である、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  6. 前記タッチパネルは、前記投射画像に対応した画像と、前記第1画像に対応した画像と、前記第2画像に対応した画像を表示可能であって、
    前記第2画像に対応した画像は、前記タッチ手段と前記タッチパネルとの接触が解除された位置に表示される、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  7. 前記タッチパネルは、前記3画像と相似形の画像を表示可能である、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の投射型表示装置。
  8. 前記タッチパネルは、前記レンズシフト手段を操作するための第4画像を表示可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  9. 前記タッチパネルは、前記投射型表示装置に一体に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  10. 前記タッチパネルは、前記投射型表示装置に前記タッチパネルからの信号を送信可能な電子機器に設けられており、
    前記投射型表示装置は、前記電子機器からの信号を受信可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  11. 投射型表示装置に入力された画像情報に基づく投射画像を、投射レンズを用いて被投射面に表示するとともに、ジェスチャー検知手段からの信号を受信可能な投射型表示装置であって、
    前記投射レンズを移動可能に支持するレンズシフト手段を備え、
    前記被投射面に接触可能なジェスチャー手段と前記被投射面との接触が解除された位置を目標位置とするとき、前記レンズシフト手段は、前記投射画像が前記目標位置へ移動するように、前記投射レンズを移動させる、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
  12. 投射レンズの現在位置を検出する第1ステップと、
    タッチ手段からの信号に基づいて、前記投射レンズの移動の終了位置を検出する第2ステップと、
    前記投射レンズの現在位置から、前記投射レンズの移動の終了位置まで、前記投射レンズを移動させる第3ステップと、
    前記投射レンズが、前記投射レンズの移動の終了位置に位置したかどうかを検出する第4ステップと、を備える、
    ことを特徴とするレンズシフト方法。
  13. 投射レンズの現在位置を検出する第1ステップと、
    ジェスチャー検知手段からの信号に基づいて、前記投射レンズの移動の終了位置を検出する第2ステップと、
    前記投射レンズの現在位置から、前記投射レンズの移動の終了位置まで、前記投射レンズを移動させる第3ステップと、
    前記投射レンズが、前記投射レンズの移動の終了位置に位置したかどうかを検出する第4ステップと、を備える、
    ことを特徴とするレンズシフト方法。
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