JP2016041261A - 脂肪移植物の生存を増大させるための方法及び組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移植されたヒト由来の脂肪細胞の生存をその必要のある対象において増大させるために特定される医薬の製造のためのエリスロポエチンの使用、ヒト由来の脂肪細胞を移植することにより柔組織の欠損を治療するために特定される医薬の製造のためのエリスロポエチンの使用、及びヒト由来の脂肪細胞の集団及びエリスロポエチンを含む医薬組成物。前記エリスロポエチンの用量が100万個の脂肪細胞に対して、一注入当り1〜1000IUであり、体重1kg当たり10〜7500IUである前記医薬組成物の使用方法。
【選択図】図1
Description
の数は、1ml当たり約10000個〜10000000個の脂肪細胞の範囲である。別の実施形態によれば、0.01〜2000mlの脂肪組織が移植される。以下に詳述されるように、対象は、単一の移植又はいくつかの移植(例えば、約2,5,10,20,50,100又はそれ以上の移植手順)で投与されてもよいことは理解されるだろう。
脂肪移植物の重量及び体積に対する低用量EPO、高用量EPO及びVEGF処置の間の比較
材料及び実験手順
ヒト脂肪細胞の単離及び調製
40才の女性の太腿から、全身麻痺下での吸引補助脂肪除去術によって脂肪が採取された。脂肪は、14ゲージの太いカニューレを使用して局所麻痺下で吸引され、以前に発行されたプロトコール[Ullmannら.(2005)Dermatol Surg 31:1304−7;Kuritaら.(2008)Plast Reconstr Surg 121:1033−1041]に従って、その採取から2時間以内にヌードマウス中に移植するために滅菌条件下で処理された。
ここでは、二つの異なる動物研究が行われた。
両実験の研究期間は、脂肪移植の開始から15週間であった。この期間中、各マウスは、体重を測定され、尾の静脈から血液サンプルが採取されて、赤血球数、白血球数、血小板数が決定され、血漿ヘモグロビン、VEGF及びEPO濃度が測定された。これらの測定は、次の三つの異なる機会に行われた:脂肪注入の日、脂肪注入の18日後、及び研究期間の終わり。VEGF及びEPO濃度は、商業的な酵素結合免疫吸着アッセイ(Quantikine(登録商標)VEGF免疫アッセイキット、及びQuantikine(登録商標)IVD(登録商標)エリスロポエチンキット、R&D Systems,MN,米国)を、製造者の指示に従って使用して脂肪移植物のサンプルのホモジネートにおいて決定された。
各処置群からのPBS,VEGF又はEPO処置脂肪移植物からの各研究パラメータについてのデータは、プールされ、結果は、平均±標準偏差(SD)で表わされた。データは、Kolmogorov−Smirnovテストによる標準的な分布を示した。第一の実験からのデータは、ANOVAによって分析され、第二の実験からのデータは、コンピュータ化された統計学的ソフトウェアプログラム(Prism version 5.0,GraphPad Software Inc,CA,米国)を使用してStudentのt検定によって分析された。差は、p<0.05の場合、統計学的に有意であるとみなされた。組織学的分析、MVD、及びマトリゲル中の管形成のブラインド評価の試験官間の再現性についてのカッパ値はそれぞれ、0.94,0.89及び0.93であった。
両実験における全ての処置群の全てのマウスは、15週間の研究期間を完了した。マウスは、研究の間、健康であるように見え、研究期間の終わりにカヘキシーの証拠はなかった。リン酸塩緩衝液生理食塩水(PBS)処置又は低用量EPO処置脂肪移植物を有するマウスにおいて、赤血球数、白血球数、血小板数、血漿ヘモグロビン及び血漿EPO濃度に有意な変化は見られなかった(以下の表1)。高用量EPO処置脂肪移植物を有するマウスにおいて、赤血球数、白血球数、血小板数、及び血漿EPO濃度は有意に増大したが、血漿ヘモグロビン濃度は増大しなかった(以下の表1)。移植の18日後、血漿VEGF濃度は、EPO処置された脂肪移植物を有するマウスの二つの群で有意に増大した。15週間の研究期間の終わりに、EPO処置された脂肪移植物を有するマウスの二つの群における血漿VEGF濃度は、ベースライン値及びPBS処置された脂肪移植物を有するマウスにおける値とは有意に異なっていなかった。15週間の研究期間の終わりに、PBS及びEPO処置脂肪移植物におけるEPO濃度は、ベースライン値とは異なっていなかった。しかし、脂肪注入の18日後、EPO及びVEGF値の両方は、低用量EPO及び高用量EPO処置群の両方において有意に高かった(以下の表1)。
脂肪移植物の組織学的評価、及び脂肪移植物における炎症応答に対するEPOの影響
材料及び実験手順
ヒト脂肪組織の単離及び精製
実施例1で上述した通りである。
実施例1で上述した通りである。
ホルマリン保存されたサンプルの組織学的スライドが調製され、次に、標準的な手順を使用してヘマトキシリン及びエオシンで染色された。免疫組織化学は、組織CD31、VEGFR−2及びEPORに対してウサギのモノクローナル抗体を使用して、及びVEGF(R&D Systems,Minneapolis MN,米国)及びCD68(Dako,Glostrup,デンマーク)に対してヤギのポリクローナルIgGを使用して行われた。パラフィン包埋された脂肪移植物の断片は、抗体と共に室温で一晩インキュベートされ、次に、好適な二次抗体と共にインキュベートされた[Liら.(2005)J Cell Biochem 95:559−570]。インキュベーションの完了後、標本は、ヘマトキシリンで対比染色された。マウスのIgGが、負の対照として使用された。スライドは、(a)無傷の及び有核の脂肪細胞の組織化の程度によって証明される一体化の程度;(b)コラーゲン及び弾性フィブリルの量によって証明される繊維症の度合い;(c)嚢胞及び液胞の存在;及び(d)リンパ球及びマクロファージ浸潤の程度によって証明される炎症応答の強度について光学顕微鏡下で検査された。各基準は、0〜5のスケールに等級付けされた。0は、非存在を示し、1は、最小の存在を示し、2は、最小〜中程度の存在を示し、3は、中程度の存在を示し、4は、中程度〜多い存在を示し、5は、多い存在を示す。
第一の実験におけるPBS処置脂肪移植物における組織学的特徴は、第二の実験におけるものと異ならなかった。一体化の程度は、低用量EPO又はPBS処置脂肪移植物と比べて高用量EPO処置脂肪移植物において高かった。一方、嚢胞形成及び繊維症の程度は、低用量EPO又はPBS処置脂肪移植物と比べて高用量EPO処置脂肪移植物において低かった(図2A(A)〜(C))。低用量及び高用量EPO処置脂肪移植物の両方における脂肪移植物におけるCD68陽性細胞湿潤によって証明される炎症応答の重症度は、PBS処置脂肪移植物より低かった(図2A(D)〜(F)及び図2B)。しかし、高用量EPO処置脂肪移植物における炎症応答の重症度は、低用量EPO処置脂肪移植物より有意に低かった(図2A(A)〜(C))。VEGF処置脂肪移植物における一体化、嚢胞形成及び繊維症の程度は、PBS処置脂肪移植物と異ならなかった。しかし、VEGF処置脂肪移植物における炎症応答の強度は、PBS処置脂肪移植物において観察されたものより有意に高かった(以下の表3)。
脂肪移植物における微小血管密度に対するEPOの影響
材料及び実験手順
ヒト脂肪組織の単離及び精製
実施例1で上述した通りである。
実施例1で上述した通りである。
パラフィン包埋された脂肪移植物の断片は、CD31(R&D Systems,Minneapolis MN,米国)に対するモノクローナル抗体と共に、以前に記述されたように室温で一晩インキュベートされた[Liら.(2005)J Cell Biochem 95:559−570]。インキュベーションの完了後、標本は、ヘマトキシリンで対比染色された。マウスのIgGが、負の対照として使用された。微小血管密度(MVD)は、CD31抗体シグナルが最も強い五つの関心領域において決定された。各領域における血管の数は、光学顕微鏡下で40倍の倍率で計数された。
図2A(G)〜(I)及び、図2Cに示されるように、二つのEPO処置脂肪移植物における微小血管密度(MVD)は、PBS処置脂肪移植物より有意に高く、MVDに対するEPOの影響は、用量依存的であった。PBS処置脂肪移植物において、無血管領域、水腫を有する拡張性血管、及び血管周囲の出血があり、毛細管分岐の顕著な減少があった。EPO処置脂肪移植物において、CD31の増大した発現を有する良く血管化された領域、及び多数の内皮島があった(図2A(G)〜(I)、及び図2C)。MVDの程度は、脂肪移植物におけるマクロファージ浸潤の程度と負に相関していた(図2D)。
脂肪移植物におけるVEGF含有量に対する、及び血管形成因子及びPKBの発現レベルに対するEPOの影響
材料及び実験手順
ヒト脂肪組織の単離及び精製
実施例1で上述した通りである。
実施例1で上述した通りである。
血管形成因子bFGF,IGF−1,PDGF−BB,VEGFR−2,EPOR及びMMP−2、細胞生存因子PKB及びリン酸化PKB、及びプロアポトーシス因子カスバーゼ3及びチトクロームcの発現レベルは、収集された脂肪移植物のホモジネート中でウェスタンブロッティングによって決定された。手短に述べると、脂肪移植物のサンプルのホモジネートは、RIPA緩衝液(R&D Systems,MN,米国)中で溶解された。各溶解物のうち40μgがSDS−PAGEに添加され、ニトロセルロース膜に転写された。膜は次に、bFGF,IGF−1,PDGF−BB,MMP−2,PKB、リン酸化PKB、カスパーゼ3、及びチトクロームc対するモノクローナル抗体(これらは全てSanta Cruz,CA,米国から購入された)と共に、又はVEGFR−2及びEPORに対するモノクローナル抗体(R&D systems)と共にインキュベートされ、次に、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HPP)結合IgG二次抗体と共に二次インキュベートされた。β−アクチンに対する抗体(Santa Cruz)は、タンパク質添加を正規化するために使用された。生じたバンドは、濃度計によって定量された。
低用量及び高用量EPO処置脂肪移植物におけるVEGF含有量は、PBS処置脂肪移植物より有意に高かった。高用量EPO処置脂肪移植物におけるVEGF含有量は、低用量EPO処置脂肪移植物により有意に高かった(図3A(A)〜(C)、及び4A)。EPO処置は、bFGF,IGF−1,PDGF−BB,MMP−2 PKB及びリン酸化PKBの発現レベルの用量依存的な増大を導いた(図3B)。さらに、EPOは、組織VEGFR−2及びEPORの両方の免疫組織化学的局在化(図3A(D)〜(I))及びウェスタンブロッティング分析(図4B〜図4C)によって証明されるように、組織VEGFR−2及びEPORの両方の発現を用量依存的な様式で増大させた。VEGF含有量及びVEGFR−2及びEPORの両方の平均発現レベルは、MVDと正の相関を有していた(図4D〜図4F)。
脂肪移植物におけるアポトーシスの程度に対するEPOの影響
材料及び実験手順
ヒト脂肪組織の単離及び精製
実施例1で上述した通りである。
実施例1で上述した通りである。
全ての移植物におけるアポトーシスの程度は、製造者の指示に従って市販のキット(ApopTag(登録商標)Plus Fluorescein Kit,CHEMICON,CA,米国)を使用して、末端デオキシウリジン三リン酸ニックエンド標識(TUNEL)アッセイによって評価された。重複は、各サンプルについて行われ、蛍光活性化細胞分別(FACS,Becton Dickinson,NJ,米国)によって処理された。データは、Macintosh CELLQuestソフトウェアプログラム(Becton Dickinson)を使用して分析された。
PBS処置脂肪移植物におけるアポトーシスの程度は、低用量及び高用量EPO処置脂肪移植物より大きかった(図5A)。高用量EPO処置脂肪移植物におけるアポトーシスの程度は、低用量EPO処置脂肪移植物より有意に低かった(図5A)。さらに、EPOは、カスパーゼ3及びチトクロームcの発現レベルにおいて用量依存的な減少を導いた(図5B)。
脂肪移植物における微小血管密度(MVD)に対する、及びアポトーシスの程度に対するVEGFの影響
材料及び実験手順
ヒト脂肪組織の単離及び精製
実施例1で上述した通りである。
実施例1で上述した通りである。
実施例3で上述した通りである。
実施例5で上述した通りである。
第一の実験におけるPBS処置脂肪移植物におけるMVD及びアポトーシスの程度は、第二の実験と同様であった。VEGF処置脂肪移植物におけるMVD及びVEGF含有量は、PBS処置脂肪移植物より高かったが、統計学的に両者の間に差はなかった(図6A〜図6B)。さらに、VEGF処置脂肪移植物中には、組織化されていない血管形成及び血管周囲の出血があった(データは示さず)。VEGF処置脂肪移植物におけるアポトーシスの程度は、PBS処置脂肪移植物より大きかった(図6C)。PBS処置脂肪移植物とVEGF処置脂肪移植物との間に、カスパーゼ3及びチトクロームcの発現レベルの統計学的な差はなかった(図6D)。
マトリゲル上での内皮細胞管形成に対するEPOの影響
材料及び実験手順
ヒト脂肪組織の単離及び精製
実施例1で上述した通りである。
実施例1で上述した通りである。
VEGF及びEPOの生体外での血管形成潜在能力は、マトリゲル上で内皮細胞の管を形成するそれらの能力の評価によって測定された。この目的のため、ヒト臍帯血管内皮細胞(HUVEC,LONZA,米国)はまず、内皮基礎媒地2(EBM−2,PromoCell,米国)中でフィブロネクチンで被覆された6ウェルプレートで、コンフルエンスになるまで培養された。次に、細胞は、0,20又は100IU/mlのEPOで48時間処置され、その後、アッセイに使用された(図7A)。第二の実験では(図7B)、HUVECは、0,100IU/mlのEPO又は200ng/mlのVEGFに48時間、EBM−2中で、0.25mg/mlのベバシズマブ(Avastin(登録商標),Genentech,San Francisco,CA,米国)(VEGFの作用に対抗するヒト化されたモノクローナル抗体)あり又はなしでさらされた。48時間後、非処置のHUVEC、VEGF及びEPO処置HUVEC、及びVEGF+ベバシズマブ及びEPO+ベバシズマブ処置HUVECは、0.5%トリプシン/EDTAでやさしく剥離され、EBM−2中に懸濁された。同時に冷凍マトリゲル(Sigma Aldrich,St Louis MO,米国)が解凍され、96ウェルプレートに広げられ(40μl/ウェル)、室温で30分間放置されて固化された。剥離された非処置のHUVEC、VEGF及びEPO処置HUVEC、及びVEGF+ベバシズマブ及びEPO+ベバシズマブ処置HUVEC(5×104細胞/150μlのEBM−2/ウェル)は、マトリゲル上に配置され、37℃で24時間、EBM−2中でインキュベートされた。マトリゲル上への配置後、VEGF及びEPO処置HUVEC、及びVEGF+ベバシズマブ及びEPO+ベバシズマブ処置HUVECは、再び同じ濃度のEPO,VEGF及びベバシズマブでそれぞれ処置された。24時間後、一体化されていない細胞は、洗浄によって除去され、マトリゲル上の管形成は、光学顕微鏡下で10倍の倍率で評価された。管状構造は、管形成の存在及び段階の評価によって0〜5のスケールに半定量的に等級付けされた。0は、良く分離された個々の細胞を示し、1は、細胞が移動しはじめて細胞同士が整列していることを示し、2は、可視的な毛細管の存在及び発芽の非存在を示し、3は、新しい毛細管の可視的な発芽を示し、4は、閉じた多角形の初期形成を示し、5は、複雑な網状構造の発達を示す。各サンプルにおいて四つのランダムな高倍率視野が試験された。各試験官からの結果はプールされ、各群における各サンプルの各特徴について平均値が計算された。
プロ血管形成因子が関与する作用機構を通したEPO誘導血管形成を研究するために、本発明者は、様々なプロ血管形成因子阻害剤の存在下でEPO処置HUVECの増殖を測定した。この目的のため、HUVEC(2×105細胞/ウェル)は、EBM−2中でフィブロネクチンで被覆された12ウェルプレートで培養された。培養されたHUVECは、100IU/mlのEPOあり又はなしで48時間処置され、次に、3時間、次のものにさらされた:(a)0.25mg/mlのベバシズマブ、(b)100nMのPD173074(bFGFの阻害剤)(Calbiochem,San Diego,CA)、(c)20μMのチルホスチンAG1296(PDGFの選択的阻害剤)(Sigma)、(d)ベバシズマブとPD173074とチルホスチンの組み合わせ、及び(e)100nMのウォルトマンニン(ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI 3−K)の阻害剤(Sigma)。実験の完了後、細胞は、PBSで洗浄され、次に、1μCi/ml培地の[3H]−チミジン(NEN,Boston,MA,米国)と共に37℃で5時間インキュベートされた。その後、0.5mlの冷10%トリクロロ酢酸(TCA)が各ウェルに添加され、もう30分間4℃で保持された。3H−チミジン標識されたDNAを抽出するため、0.5mlの1N NaOHが各ウェルに添加され、10分間室温で保持され、次に0.5mlの1N HClが添加されて良く混合された。混合溶液のサンプル(0.5ml)が各ウェルから取り出され、DNAへの[3H]−チミジン取り込み(cpm/mgタンパク質)の測定のためにシンチレーションバイアルに添加された。重複細胞計数は、三回の実験について平均化された。データは、プールの百分率として表わされた。
図7Aに示されるように、EPOは、ヒト臍帯血管内皮細胞(HUVEC)の管形成を用量依存的な様式で増大させた。さらに、VEGFとEPOの両方が、HUVEC管形成を有意に増大させた(図7B)。管形成は、VEGF+ベバシズマブ処置HUVECにおいてかなり減少したが、EPO+ベバシズマブ処置HUVECにおいてはそうでなかった(図7B、図7C(A)〜(F))。
Claims (18)
- 移植されたヒト由来の脂肪細胞の生存をその必要のある対象において増大させるために特定される医薬の製造のためのエリスロポエチンの使用。
- ヒト由来の脂肪細胞を移植することにより柔組織の欠損を治療するために特定される医薬の製造のためのエリスロポエチンの使用。
- エクスビボで実施されることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
- インビボで実施されることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
- 前記柔組織の欠損は、皮膚の状態、皮膚の疾患、創傷、やけど、癌、手術、再建手術、皮膚の陥没、先天的な奇形、及び後天的な疾患からなる群から選択されることを特徴とする請求項2に記載の使用。
- 前記エリスロポエチンは、前記脂肪細胞中へ直接投与されることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
- 前記エリスロポエチンの用量は、1000000個の脂肪細胞当たり1注入当たり1〜1000IUであることを特徴とする請求項6に記載の使用。
- 全身投与のために配合されることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
- 前記エリスロポエチンの用量は、体重1kg当たり10〜7500IUであることを特徴とする請求項8に記載の使用。
- 細胞外マトリックス成分、増殖因子、ホルモン、血管形成因子、凝固因子、サイトカイン、ケモカイン、酵素、神経伝達物質、ビタミン、炭水化物、イオン、鉄キレート化剤、脂肪酸、抗生物質、及びアミノ酸からなる群から選択される少なくとも一つの因子をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
- 前記脂肪細胞は、自己由来の細胞を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
- 前記脂肪細胞は、非自己由来の細胞を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
- 前記非自己由来の細胞は、同種由来の細胞であることを特徴とする請求項12に記載の使用。
- 前記非自己由来の細胞は、異種由来の細胞であることを特徴とする請求項12に記載の使用。
- ヒト由来の脂肪細胞の集団及びエリスロポエチンを含むことを特徴とする医薬組成物。
- 細胞外マトリックス成分、増殖因子、ホルモン、血管形成因子、凝固因子、サイトカイン、ケモカイン、酵素、神経伝達物質、ビタミン、炭水化物、イオン、鉄キレート化剤、脂肪酸、抗生物質、及びアミノ酸からなる群から選択される少なくとも一つの因子をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の医薬組成物。
- 前記エリスロポエチンの用量は、1000000個の脂肪細胞当たり1注入当たり1〜1000IUであることを特徴とする請求項15に記載の医薬組成物。
- 前記脂肪細胞が、投与される対象の自己由来または非自己由来の細胞を含むことを特徴とする請求項15に記載の医薬組成物。
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