以下、図面に基づいて、本願の開示する情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理システムおよび情報処理装置の実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例の情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す情報処理システム1は、例えば、独居高齢者(以下、居住者ともいう)の生活リズムに合わせて端末装置10が発話し、独居高齢者が端末装置10に対して発話することで、独居高齢者との擬似会話を実現する。図1に示す情報処理システム1は、センサ5と、端末装置10と、サーバ装置100とを有する。センサ5および端末装置10は、有線または無線によりサーバ装置100と相互に通信可能に接続される。また、サーバ装置100は、外部のネットワークNと有線または無線により相互に通信可能に接続される。
センサ5は、例えば、居室内に設置され、居室の温度、湿度、照度等を検出する。また、センサ5は、居室内に設置された家電の消費電力を検出する。消費電力を検出するセンサ5は、例えば、家電の電源プラグと壁のコンセントとの間に接続することで家電の消費電力を測定し、測定結果を、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を用いてサーバ装置100に送信する。また、センサ5は、消費電力と合わせて、居室内の温度、湿度、照度等を測定するようにしてもよい。センサ5は、例えば、居室内の各家電に接続することで、家電の設置された場所ごとの温度、湿度、照度等を測定できる。センサ5は、検出したセンサ情報をサーバ装置100に送信する。なお、図1では、センサ5をまとめて1つとして表しているが、複数のセンサ5であってもよい。
端末装置10は、居住者とのマンマシンインタフェースを有するコンピュータである。端末装置10は、居住者が発話した音声を音声認識によりデータ化し、居住者の発話データをサーバ装置100に送信する。また、端末装置10は、サーバ装置100から受信した発話指示に基づいて、発話指示に対応する内容を発話する。なお、端末装置10は、発話指示と発話内容とに基づいて、既存の音声合成技術を用いて音声を合成して発話する。このとき、合成する音声は、例えば、子や孫などの近親者の音声をサンプリングした音声等を用いることができる。
かかる端末装置10の一例としては、可搬型のパーソナルコンピュータを採用できる。端末装置10には、上記のパーソナルコンピュータなどの可搬型の端末のみならず、据置型のパーソナルコンピュータを端末装置10として採用することもできる。また、端末装置10は、例えば、居住者が接しやすいように、外観を人形やぬいぐるみの形状とすることもできる。また、可搬型の端末としては、上記のパーソナルコンピュータの他にも、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末等を採用することもできる。なお、図1には、システムが1つの端末装置10を有する場合を示したが、端末装置10の数は限定されず、情報処理システム1は、任意の数の端末装置10を有してもよい。
情報処理システム1は、居室内の情報を検出するセンサ5から入力されたセンサ情報、および、ネットワークNを介して外部のソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS(Social Networking Service)という)から入力されたリアルタイム情報を取得する。情報処理システム1は、センサ情報に基づいて、発話タスクの動作条件を更新する。すなわち、情報処理システム1は、例えば、居室の照度が所定時間以上連続すると起床したと判定し、判定した時間を起床時間として発話タスクの動作条件を更新する。
情報処理システム1は、発話タスクの動作条件に従って、センサ情報が第1の発話条件を満たすか否かを判定して第1の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置10に発話させる。情報処理システム1は、例えば、居住者が起床している時間帯であり、居室の温度が25℃を超える場合には、エアコンを作動させる旨の内容を端末装置10に発話させる。また、情報処理システム1は、センサ情報またはリアルタイム情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置10に発話させる。情報処理システム1は、例えば、SNSから代々木で何らかの事件が発生した旨のリアルタイム情報を取得し、第2の発話条件として、SNS情報、事件および代々木がある場合に、代々木で何らかの事件が発生した旨の内容を端末装置10に発話させる。これにより、情報処理システム1は、生活リズムおよびリアルタイム情報に適応した発話ができる。また、情報処理システム1は、居住者である独居高齢者に対して、近親者の声を用いて日常会話、外出機会の促し、注意喚起等を行うことで、興味と安心感を与えることができる。さらに、情報処理システム1は、外出機会を促すことにより、居住者の健康促進、医療費の抑制を図ることができる。
次に、サーバ装置100の構成について説明する。図1に示すように、サーバ装置100は、入出力部101と、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、サーバ装置100は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
入出力部101は、例えば、Bluetooth(登録商標)、無線LAN等の無線通信モジュール、USB(Universal Serial Bus)インタフェース、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。入出力部101は、センサ5からセンサ情報を受信し、端末装置10から居住者の発話データを受信する。入出力部101は、受信したセンサ情報、および、居住者の発話データを制御部130に出力する。また、入出力部101は、制御部130から第1の発話指示または第2の発話指示が入力されると、第1の発話指示または第2の発話指示、および、対応する発話内容を端末装置10に送信する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNを介して、例えば、外部のSNSサーバと有線または無線で接続され、SNSサーバとの間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部110は、例えば、SNSサーバからリアルタイム情報としてSNS情報を受信する。通信部110は、受信したSNS情報を、制御部130に出力する。また、通信部110は、例えば、制御部130から入力されたリクエストをSNSサーバに送信する。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、トレンドデータベース121と、生活時間データベース122と、発話タスクテーブル123と、発話条件テーブル124とを有する。また、記憶部120は、SNSデータベース125と、イベント発話条件テーブル126と、居住者発話データベース127と、SNSフィルタ128とを有する。なお、以下の説明では、データベースをDBと省略して示す。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。
トレンドDB121は、センサ5から入力されて取得した温度、湿度、照度、消費電力等のセンサ情報をセンサ5で検出された日時と対応付けて記憶する。図2は、トレンドデータベースの一例を示す図である。図2に示すように、トレンドDB121は、「日時」、「居室温度」、「居室湿度」、「居室照度」、「トイレ照度」、「TV電力」、「IH調理器電力」、「エアコン電力」、「ポット電力」といった項目を有する。
「日時」は、各センサ情報が検出された日時を示す。「居室温度」は、居室の温度を示す。「居室湿度」は、居室の湿度を示す。「居室照度」は、居室の照度を示し、単位は、例えばルクス(lx)で示す。「トイレ照度」は、トイレの照度を示し、単位は、例えばルクス(lx)で示す。「TV電力」は、テレビジョン受信機の消費電力を示し、単位は、例えばワット(W)で示す。「IH調理器電力」は、IH(Induction Heating)調理器の消費電力を示し、単位は、例えばワット(W)で示す。「エアコン電力」は、エアコンの消費電力を示し、単位は、例えばワット(W)で示す。「ポット電力」は、ポットの消費電力を示し、単位は、例えばワット(W)で示す。
生活時間DB122は、トレンドDB121に記憶される各センサ情報に基づいて分析された、居住者の生活時間を記憶する。図3は、生活時間データベースの一例を示す図である。図3に示すように、生活時間DB122は、「日」、「起床」、「就寝」、「調理1」、「調理2」、「調理3」、「湯沸し回数」、「トイレ回数」といった項目を有する。
「日」は、年月日を識別する。「起床」は、起床時刻を示す。「就寝」は、就寝時刻を示す。「調理1」は、その日の1回目の調理を行った時刻を示す。「調理2」は、その日の2回目の調理を行った時刻を示す。「調理3」は、その日の3回目の調理を行った時刻を示す。「湯沸し回数」は、湯を沸かした回数を示す。「トイレ回数」は、トイレを使用した回数を示す。
発話タスクテーブル123は、生活時間DB122に記憶される日ごとの生活時間に基づいて分析された、発話タスクの動作条件を記憶する。図4は、発話タスクテーブルの一例を示す図である。図4に示すように、発話タスクテーブル123は、「平常モード(定周期動作)I」、「平常モード(定周期動作)II」、「平常モード(定周期動作)III」といった項目を有する。また、各平常モードは、それぞれ、「動作周期」、「時間帯」といった項目を有する。また、発話タスクテーブル123は、現在のテーブルの他に、更新前のテーブルも記憶する。発話タスクテーブル123は、例えば、3ヶ月から半年に一度、生活データ分析処理を実行することにより更新することができる。これにより、情報処理システム1は、居住者の生活リズムの変化に対応することができる。
「平常モード(定周期動作)I」は、例えば、生活時間DB122に記憶される日ごとの生活時間に基づいて分析された、発話タスクの動作条件を示す。「平常モード(定周期動作)II」および「平常モード(定周期動作)III」は、例えば、居住者が発話した時間帯に対応して追加された発話タスクの動作条件を示す。「動作周期」は、各平常モードにおいて、発話タスクが動作する周期を示す。「時間帯」は、各平常モードの発話タスクが動作する時間帯を示す。また、「平常モード(定周期動作)II」および「平常モード(定周期動作)III」は、例えば、居住者の外出からの帰宅時間直後の時間帯について、動作周期を短くするようなモードとして追加してもよい。
発話条件テーブル124は、発話タスクが動作するときに参照する各センサ情報に対応する発話条件と、発話内容とを対応付けて記憶する。すなわち、発話条件テーブル124は、各種の発話条件と発話内容とを有する発話条件マトリクスである。図5は、発話条件テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、発話条件テーブル124は、「発話内容」、「発話条件」といった項目を有する。なお、発話条件テーブル124は、例えば、サーバ装置100の管理者により予め記憶される。
「発話内容」は、発話条件が満たされた場合に、端末装置10に発話させる内容を示す。「発話条件」は、発話タスクが動作するときに参照する各センサ情報に対応する発話条件を示す。「発話条件」は、「時間帯」、「居室温度」、「居室湿度」、「居室照度」、「トイレ回数」、「調理回数」、「湯沸し回数」、「エアコン電力」、「繰返し有無」といった条件を有する。
SNSDB125は、通信部110を介して図示しないSNSサーバから受信したSNS情報を記憶する。図6は、SNSデータベースの一例を示す図である。図6に示すように、SNSDB125は、「取得時間」、「受信情報」といった項目を有する。
「取得時間」は、SNS情報をSNSサーバから受信して取得した時間を示す。「受信情報」は、受信したSNS情報の内容を示す。SNS情報は、例えば、気象、災害等の情報を、市町村等の地域単位で随時取得することができる。また、SNS情報は、例えば、イベント情報、新商品の反応、世間での話題等を、地域に応じた情報として取得するようにしてもよい。
イベント発話条件テーブル126は、イベントドリブンである発話タスクが動作するときに参照する各センサ情報またはSNS情報に対応する発話条件と、発話内容とを対応付けて記憶する。図7は、イベント発話条件テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、イベント発話条件テーブル126は、「発話内容」、「発話条件」、「繰返し有無」といった項目を有する。なお、イベント発話条件テーブル126は、例えば、サーバ装置100の管理者により予め記憶される。
「発話内容」は、発話条件が満たされた場合に、端末装置10に発話させる内容を示す。「発話条件」は、イベントドリブンである発話タスクが動作するときに参照する各センサ情報またはSNS情報に対応する発話条件を示す。「繰返し有無」は、端末装置10に発話を繰り返させるか否か等を示す。
居住者発話DB127は、居住者が端末装置10に対して発話した内容を記憶する。図8は、居住者発話データベースの一例を示す図である。図8に示すように、居住者発話DB127は、「発話日時」、「発話内容」といった項目を有する。
「発話日時」は、居住者が端末装置10に対して発話した日時を示す。「発話内容」は、居住者が端末装置10に対して発話した内容を、音声認識により文字データとした居住者の発話データを示す。
SNSフィルタ128は、SNSサーバから受信するSNS情報をフィルタするためのキーワードを記憶する。図9は、SNSフィルタの一例を示す図である。図9に示すように、SNSフィルタ128は、「フィルタキーワード」といった項目を有する。「フィルタキーワード」は、SNSサーバから受信するSNS情報をフィルタするためのキーワードを示し、例えば、キーワードと一致する文言を含むSNS情報のみを取得するために用いる。
図1の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部130は、取得部131と、更新部132と、第1発話部133と、第2発話部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
取得部131は、入出力部101からセンサ情報が入力されると、入力されたセンサ情報を取得して、トレンドDB121に記憶する。また、取得部131は、入出力部101から居住者の発話データが入力されると、入力された居住者の発話データを取得して、居住者発話DB127に記憶する。
また、取得部131は、通信部110からSNS情報が入力されると、入力されたSNS情報を取得して、SNSDB125に記憶する。ここで、取得部131は、SNSフィルタ128を参照し、SNSフィルタ128のキーワードを含むSNS情報を取得して、SNSDB125に記憶する。なお、取得部131が取得するSNS情報は、リアルタイム情報として扱うものとする。
更新部132は、トレンドDB121を参照して、生活時間を特定し、特定した結果を生活時間DB122に記憶する。更新部132は、例えば、トレンドDB121から1日分のセンサ情報を取得する。更新部132は、センサ情報のうち、居室照度の時間変化を観て、居室照度が閾値以上の時間が所定時間以上続いた場合に、居室照度が閾値以上となった最初の時刻を起床時刻とする。なお、居室照度の閾値は、例えば「300」とすることができ、所定時間は、例えば、「10分」とすることができる。
更新部132は、センサ情報のうち、居室照度の時間変化を観て、居室照度が閾値未満の時間が所定時間以上続いた場合に、居室照度が閾値未満となった最初の時刻を就寝時刻とする。なお、居室照度の閾値は、例えば「300」とすることができ、所定時間は、例えば、「10分」とすることができる。更新部132は、センサ情報のうち、IH調理器電力の時間変化を観て、IH調理器電力が閾値以上の時間が所定時間以上続いた場合に、IH調理器電力が閾値以上となった最初の時刻を調理時刻とする。なお、IH調理器電力の閾値は、例えば「500」とすることができ、所定時間は、例えば「2分」とすることができる。
更新部132は、センサ情報のうち、ポット電力の時間変化を観て、ポット電力が「0」から閾値以上に変化した場合に、湯沸し状態と判定し、1日の湯沸し回数を算出する。なお、湯沸し状態と判定する閾値は、例えば「500」とすることができる。更新部132は、センサ情報のうち、トイレ照度の時間変化を観て、トイレ照度が閾値以上の時間が所定時間以上続いた場合に、トイレ使用と判定し、1日のトイレ回数を算出する。なお、トイレ使用と判定する閾値は、例えば「1分」とすることができる。更新部132は、それぞれの特定した結果を生活時間DB122に記憶する。
次に、更新部132は、生活時間DB122を参照して生活データを分析し、分析した結果に基づいて、平常モードの動作周期と時間帯とを決定して発話タスクテーブル123に記憶する。また、更新部132は、居住者発話DB127を参照し、所定回数以上使用されたキーワードをSNSフィルタ128に記憶する。
更新部132は、監視開始時刻、すなわち、発話タスクテーブル123の時間帯の開始時刻を決定する。図10は、監視開始時刻の決定の一例を示す図である。図10に示すように、更新部132は、生活時間DB122の起床時刻について、所定期間、例えば1ヶ月分の度数分布を求め、所定期間の起床時刻の積み上げグラフを生成する。更新部132は、積み上げグラフにおいて、例えば、20%となる時刻を監視開始時刻と決定する。図10の例では、更新部132は、起床時刻を5時40分から積み上げていき、6時50分の時点で20%となるので、監視開始時刻を6時50分と決定する。
更新部132は、同様に、監視終了時刻、なわち、発話タスクテーブル123の時間帯の終了時刻を決定する。図11は、監視終了時刻の決定の一例を示す図である。図11に示すように、更新部132は、生活時間DB122の就寝時刻について、所定期間、例えば1ヶ月分の度数分布を求め、所定期間の就寝時刻の積み上げグラフを生成する。更新部132は、積み上げグラフにおいて、例えば、20%となる時刻を監視終了時刻と決定する。図11の例では、更新部132は、就寝時刻を20時50分から積み上げていき、21時40分の時点で20%となるので、監視終了時刻を21時40分と決定する。
更新部132は、動作周期、すなわち、発話タスクテーブル123の動作周期を決定する。更新部132は、動作周期を、例えば1日の動作回数、つまり見回り回数を20回固定として算出する。このとき、動作周期は、下記の式(1)で算出することができる。
動作周期=(監視終了時刻−監視開始時刻)/動作回数 ・・・(1)
更新部132は、居住者発話DB127を参照し、所定期間で所定回数以上使用されたキーワードを抽出する。更新部132は、例えば、1ヶ月間で10回以上使用されたキーワードを抽出する。更新部132は、抽出されたキーワードをSNSフィルタ128に記憶する。
更新部132は、居住者発話DB127を参照し、居住者がよく発話する時間帯を特定する。図12は、会話時間帯の特定の一例を示す図である。図12に示すように、更新部132は、例えば、居住者の発話、すなわち会話を行った回数について、2時間ごとの度数分布を求め、度数が閾値以上となる時間帯を特定する。図12の例では、9時から11時と、17時から19時の時間帯とについて、度数が閾値以上となっている。更新部132は、度数が閾値以上となる時間帯について、動作周期を、例えば通常周期の1/nとした平常モードを発話タスクテーブル123に追加する。図4に示す発話タスクテーブル123の例では、「平常モード(定周期動作)II」の動作周期「5分」は、「平常モード(定周期動作)I」の動作周期「30分」の1/6となっている。
このように、更新部132は、トレンドDB121と、居住者発話DB127とに応じて、生活時間DB122と、発話タスクテーブル123と、SNSフィルタ128とを更新する。
図1の説明に戻って、第1発話部133は、発話タスクテーブル123の平常モードに基づいて、発話タスク処理を実行する。第1発話部133は、トレンドDB121を参照して、現状のセンサ情報を取得する。第1発話部133は、発話条件テーブル124を検索し、現状のセンサ情報と条件が一致する発話内容があるか否かを判定する。第1発話部133は、現状のセンサ情報と条件が一致する発話内容がある場合には、一致した発話内容を発話条件テーブル124から取得して、発話指示とともに端末装置10に送信する。すなわち、第1発話部133は、発話タスクの動作条件に従って、センサ情報が第1の発話条件を満たすか否かを判定して第1の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置10に発話させる第1の発話指示を端末装置10に対して出力する。
第1発話部133は、発話指示を送信した後、または、現状のセンサ情報と条件が一致する発話内容がない場合には、SNSDB125を参照してSNS情報を取得する。第1発話部133は、取得したSNS情報について、所定条件に合致した情報があるか否かを判定する。ここで、所定条件は、例えば、SNSDB125の所定期間におけるキーワード数が所定値を超えた場合とすることができる。また、第1発話部133は、所定条件に合致した場合に、動作周期を変更した平常モードを、発話タスクテーブル123に追加してもよい。すなわち、第1発話部133は、所定期間内のリアルタイム情報に含まれるキーワードが所定数以上となった場合に、第1の発話条件の動作周期を変更する。
第1発話部133は、所定条件に合致した情報がある場合には、取得したSNS情報の内容を、発話指示とともに端末装置10に送信する。すなわち、第1発話部133は、取得したSNS情報の内容で発話を指示する。言い換えると、第1発話部133は、所定条件に合致したリアルタイム情報が取得された場合に、リアルタイム情報の内容を端末装置10に発話させる第1の発話指示を端末装置10に対して出力する。
第1発話部133は、現在時刻と、発話タスクテーブル123とを参照して、発話タスク処理を終了するか否かを判定する。第1発話部133は、現在時刻が平常モードの時間帯内でない場合には、平常モードに基づく発話タスク処理を終了する。第1発話部133は、現在時刻が平常モードの時間帯内である場合には、発話タスクテーブル123の動作周期を取得する。このとき、第1発話部133は、発話タスクテーブル123に平常モードが複数ある場合には、現在時刻が時間帯内にある平常モードのうち、最も動作周期が短い平常モードの動作周期を取得するようにしてもよい。第1発話部133は、動作周期の時間について待機し、動作周期の時間が経過すると、再度発話タスク処理を実行する。
第2発話部134は、イベント発話条件テーブル126に基づいて、イベントドリブンによる発話タスク処理を実行する。第2発話部134は、トレンドDB121を参照して、現状のセンサ情報を取得する。また、第2発話部134は、SNSDB125を参照して、SNS情報を取得する。第2発話部134は、取得したセンサ情報およびSNS情報を用いて、イベント発話条件テーブル126を検索し、現状のセンサ情報またはSNS情報と条件が一致する発話内容があるか否かを判定する。第2発話部134は、条件が一致する発話内容がある場合には、一致した発話内容をイベント発話条件テーブル126から取得して、発話指示とともに端末装置10に送信する。すなわち、第2発話部134は、リアルタイム情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置10に発話させる第2の発話指示を端末装置10に対して出力する。
第2発話部134は、発話指示を送信した後、または、現状のセンサ情報またはSNS情報と条件が一致する発話内容がない場合には、発話タスク処理を終了するか否かを判定する。なお、発話タスク処理の終了は、例えば、端末装置10からイベントドリブンによる発話タスク処理の実行を終了する旨の制御情報を受信した場合等が挙げられる。第2発話部134は、例えば、イベントドリブンによる発話タスク処理の実行を終了する旨の制御情報を受信した場合には、発話タスク処理を終了する。第2発話部134は、発話タスク処理を終了しない場合には、一定周期の時間、例えば、1分間待機して、再度イベントドリブンによる発話タスク処理を実行する。
また、第2発話部134は、現在時刻が発話タスクテーブル123の平常モードの時間帯内にある場合には、イベントドリブンによる発話タスク処理に基づく発話指示を端末装置10に送信するようにできる。第2発話部134は、現在時刻が発話タスクテーブル123の平常モードの時間帯内にない場合には、SNS情報が緊急情報である場合に、緊急情報に係る内容を端末装置10に発話させる発話指示を送信するようにできる。すなわち、第2発話部134は、現在時刻が発話タスクテーブル123の平常モードの時間帯内にない場合には、緊急情報以外のSNS情報を取得しても、端末装置10に発話指示を送信しない。これにより、情報処理システム1は、居住者が就寝中には緊急情報についてのみ、端末装置10から発話させることができる。
次に、実施例の情報処理システム1の動作について説明する。まず、生活時間特定処理について説明する。図13は、生活時間特定処理の一例を示すフローチャートである。サーバ装置100の更新部132は、トレンドDB121を参照し、居室照度の時間変化を観て、居室照度が閾値以上の時間が所定時間以上続いた場合に、居室照度が閾値以上となった最初の時刻を起床時刻と特定する(ステップS1)。
更新部132は、トレンドDB121を参照し、居室照度の時間変化を観て、居室照度が閾値未満の時間が所定時間以上続いた場合に、居室照度が閾値未満となった最初の時刻を就寝時刻と特定する(ステップS2)。更新部132は、トレンドDB121を参照し、IH調理器電力の時間変化を観て、IH調理器電力が閾値以上の時間が所定時間以上続いた場合に、IH調理器電力が閾値以上となった最初の時刻を調理時刻と特定する(ステップS3)。
更新部132は、トレンドDB121を参照し、ポット電力の時間変化を観て、ポット電力が「0」から閾値以上に変化した場合に、湯沸し状態と判定し、1日の湯沸し回数を算出する(ステップS4)。更新部132は、トレンドDB121を参照し、トイレ照度の時間変化を観て、トイレ照度が閾値以上の時間が所定時間以上続いた場合に、トイレ使用と判定し、1日のトイレ回数を算出する(ステップS5)。これにより、サーバ装置100は、居住者の生活時間を特定し、生活時間DB122を生成または更新できる。
次に、生活データ分析処理について説明する。図14は、生活データ分析処理の一例を示すフローチャートである。サーバ装置100の更新部132は、生活時間DB122の起床時刻に基づいて、監視開始時刻を決定する(ステップS11)。更新部132は、生活時間DB122の就寝時刻に基づいて、監視終了時刻を決定する(ステップS12)。更新部132は、監視終了時刻、監視開始時刻、および、予め定められた1日の動作回数に基づいて、上記の式(1)を用いて動作周期を算出し決定する(ステップS13)。
更新部132は、居住者発話DB127を参照し、所定期間で所定回数以上使用されたキーワードを抽出する。更新部132は、抽出されたキーワードをSNSフィルタ128に記憶して追加する(ステップS14)。更新部132は、居住者発話DB127を参照し、居住者がよく発話する時間帯、つまり会話時間帯を特定する(ステップS15)。これにより、サーバ装置100は、発話タスクテーブル123、および、SNSフィルタ128を生成または更新できる。
続いて、平常モード発話タスク処理について説明する。図15は、平常モード発話タスク処理の一例を示すフローチャートである。サーバ装置100の第1発話部133は、トレンドDB121を参照して、現状のセンサ情報を取得する(ステップS101)。第1発話部133は、発話条件テーブル124を検索し(ステップS102)、現状のセンサ情報と条件が一致する発話内容があるか否かを判定する(ステップS103)。
第1発話部133は、現状のセンサ情報と条件が一致する発話内容がある場合には(ステップS103:肯定)、一致した発話内容を発話条件テーブル124から取得して、発話指示とともに端末装置10に送信する(ステップS104)。第1発話部133は、現状のセンサ情報と条件が一致する発話内容がない場合には(ステップS103:否定)、ステップS105に進む。
第1発話部133は、SNSDB125を参照してSNS情報を取得する(ステップS105)。第1発話部133は、取得したSNS情報について、所定条件に合致した情報があるか否かを判定する(ステップS106)。第1発話部133は、所定条件に合致した情報がある場合には(ステップS106:肯定)、取得したSNS情報の内容を、発話指示とともに端末装置10に送信する(ステップS107)。第1発話部133は、所定条件に合致した情報がない場合には(ステップS106:否定)、ステップS108に進む。
第1発話部133は、現在時刻と、発話タスクテーブル123とを参照して、発話タスク処理を終了するか否かを判定する(ステップS108)。第1発話部133は、現在時刻が平常モードの時間帯内でない場合には(ステップS108:肯定)、平常モードに基づく発話タスク処理を終了する。第1発話部133は、現在時刻が平常モードの時間帯内である場合には(ステップS108:否定)、発話タスクテーブル123の動作周期を取得する(ステップS109)。第1発話部133は、動作周期の時間について待機し(ステップS110)、動作周期の時間が経過すると、ステップS101戻る。これにより、情報処理システム1は、生活リズムおよびリアルタイム情報に適応した発話ができる。
次に、イベントドリブン発話タスク処理について説明する。図16は、イベントドリブン発話タスク処理の一例を示すフローチャートである。サーバ装置100の第2発話部134は、トレンドDB121を参照して、現状のセンサ情報を取得する(ステップS151)。第2発話部134は、SNSDB125を参照して、SNS情報を取得する(ステップS152)。第2発話部134は、取得したセンサ情報およびSNS情報を用いて、イベント発話条件テーブル126を検索し(ステップS153)、現状のセンサ情報またはSNS情報と条件が一致する発話内容があるか否かを判定する(ステップS154)。
第2発話部134は、条件が一致する発話内容がある場合には(ステップS154:肯定)、一致した発話内容をイベント発話条件テーブル126から取得して、発話指示とともに端末装置10に送信する(ステップS155)。第2発話部134は、条件が一致する発話内容がない場合には(ステップS154:否定)、ステップS156に進む。第2発話部134は、発話タスク処理を終了するか否かを判定する(ステップS156)。第2発話部134は、発話タスク処理を終了する場合には(ステップS156:肯定)、イベントドリブン発話タスク処理を終了する。第2発話部134は、発話タスク処理を終了しない場合には(ステップS156:否定)、一定周期の時間待機し(ステップS157)、ステップS151に戻る。これにより、情報処理システム1は、室温上昇や事件発生等のイベントに応じた発話ができる。
このように、サーバ装置100は、居室内の情報を検出するセンサ5から入力されたセンサ情報を取得する。また、サーバ装置100は、センサ情報に基づいて、発話タスクの動作条件を更新する。また、サーバ装置100は、発話タスクの動作条件に従って、センサ情報が第1の発話条件を満たすか否かを判定して第1の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置10に発話させる第1の発話指示を出力する。その結果、生活リズムに適応した発話ができる。
また、サーバ装置100は、さらに、居住者が発話した時間帯に対応する発話タスクの動作条件を追加または変更する。その結果、居住者との擬似会話を増加させることができる。
また、サーバ装置100は、さらに、センサ情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置10に発話させる第2の発話指示を出力する。その結果、生活リズムに適応した発話とセンサ情報に応じた発話とができる。
また、サーバ装置100は、さらに、ソーシャルネットワーキングサービスから入力されたリアルタイム情報を取得する。また、サーバ装置100は、さらに、リアルタイム情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置10に発話させる第2の発話指示を出力する。その結果、生活リズムおよびリアルタイム情報に適応した発話ができる。
また、サーバ装置100は、さらに、所定条件に合致したリアルタイム情報が取得された場合に、リアルタイム情報の内容を端末装置10に発話させる第1の発話指示を出力する。その結果、室温上昇や事件発生等のイベントに応じた発話ができる。
また、サーバ装置100は、所定期間内のリアルタイム情報に含まれるキーワードが所定数以上となった場合に、第1の発話条件の動作周期を変更する。その結果、世間で話題となっている事項についての発話を増加させることができる。
また、サーバ装置100は、さらに、発話タスクの動作条件を満たす場合には、所定の内容を端末装置10に発話させる第2の発話指示を出力する。また、サーバ装置100は、発話タスクの動作条件を満たさない場合には、リアルタイム情報が緊急情報である場合に、緊急情報に係る内容を端末装置10に発話させる第2の発話指示を出力する。その結果、居住者が起きている間は、通常の情報と緊急情報とを端末装置10から発話させ、居住者が就寝中には緊急情報についてのみ、端末装置10から発話させることができる。
なお、上記実施例では、発話内容をサーバ装置100から端末装置10に送信して、端末装置10に発話させたが、これに限定されない。例えば、端末装置10に予め発話内容を記憶させ、サーバ装置100からは発話指示のみを送信するようにしてもよい。このとき、サーバ装置100は、SNS情報等のリアルタイム情報に係る発話内容のみを端末装置10に送信する。これにより、端末装置10とサーバ装置100との間での通信量を低減でき、また、居住者の発話に対応する時間を短縮できる。
また、上記実施例では、SNS情報に基づいて発話指示を出力したが、これに限定されない。例えば、センサ情報のみに基づいて発話指示を出力するようにしてもよい。なお、この場合には、第2発話部134のSNS情報に関する部分を省略してもよい。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、更新部132の生活時間特定処理と、生活データ分析処理とを分割し、それぞれ別の処理部として設けてもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図17は、情報処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図17が示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、データ入力を受け付ける入力装置202と、モニタ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置204と、各種装置と接続するためのインタフェース装置205と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置206とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM207と、ハードディスク装置208とを有する。また、各装置201〜208は、バス209に接続される。
ハードディスク装置208には、図1に示した取得部131、更新部132、第1発話部133および第2発話部134の各処理部と同様の機能を有する情報処理プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置208には、トレンドDB121、生活時間DB122、発話タスクテーブル123、および、発話条件テーブル124、が記憶される。また、ハードディスク装置208には、SNSDB125、イベント発話条件テーブル126、居住者発話DB127、SNSフィルタ128、および、情報処理プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置202は、例えば、コンピュータ200の管理者から管理情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ203は、例えば、コンピュータ200の管理者に対して管理情報の画面や各種画面を表示する。インタフェース装置205は、例えば、図1に示した入出力部101と同様の機能を有し、センサ5および端末装置10と接続され、各種情報をやりとりする。通信装置206は、例えば、図1に示した通信部110と同様の機能を有しネットワークNと接続され、SNS情報等のリアルタイム情報を取得する。
CPU201は、ハードディスク装置208に記憶された各プログラムを読み出して、RAM207に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図1に示した取得部131、更新部132、第1発話部133および第2発話部134として機能させることができる。
なお、上記の情報処理プログラムは、必ずしもハードディスク装置208に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ200が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの情報処理プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから情報処理プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)居室内の情報を検出するセンサから入力されたセンサ情報を取得し、
前記センサ情報に基づいて、発話タスクの動作条件を更新し、
前記発話タスクの動作条件に従って、前記センサ情報が第1の発話条件を満たすか否かを判定して前記第1の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置に発話させる第1の発話指示を出力する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記2)前記更新する処理は、さらに、前記居住者が発話した時間帯に対応する発話タスクの動作条件を追加または変更することを特徴とする付記1に記載の情報処理方法。
(付記3)さらに、前記センサ情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる第2の発話指示を出力することを特徴とする付記1または2に記載の情報処理方法。
(付記4)前記取得する処理は、さらに、ソーシャルネットワーキングサービスから入力されたリアルタイム情報を取得し、
前記第2の発話指示を出力する処理は、さらに、前記リアルタイム情報が前記第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記3に記載の情報処理方法。
(付記5)前記第1の発話指示を出力する処理は、さらに、所定条件に合致した前記リアルタイム情報が取得された場合に、前記リアルタイム情報の内容を前記端末装置に発話させる前記第1の発話指示を出力することを特徴とする付記4に記載の情報処理方法。
(付記6)前記第1の発話指示を出力する処理は、所定期間内の前記リアルタイム情報に含まれるキーワードが所定数以上となった場合に、前記第1の発話条件の動作周期を変更することを特徴とする付記5に記載の情報処理方法。
(付記7)前記第2の発話指示を出力する処理は、さらに、前記発話タスクの動作条件を満たす場合には、前記所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力し、前記発話タスクの動作条件を満たさない場合には、前記リアルタイム情報が緊急情報である場合に、前記緊急情報に係る内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記4〜6のいずれか1つに記載の情報処理方法。
(付記8)居室内の情報を検出するセンサから入力されたセンサ情報を取得し、
前記センサ情報に基づいて、発話タスクの動作条件を更新し、
前記発話タスクの動作条件に従って、前記センサ情報が第1の発話条件を満たすか否かを判定して前記第1の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置に発話させる第1の発話指示を出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
(付記9)前記更新する処理は、さらに、前記居住者が発話した時間帯に対応する発話タスクの動作条件を追加または変更することを特徴とする付記8に記載の情報処理プログラム。
(付記10)さらに、前記センサ情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる第2の発話指示を出力することを特徴とする付記8または9に記載の情報処理プログラム。
(付記11)前記取得する処理は、さらに、ソーシャルネットワーキングサービスから入力されたリアルタイム情報を取得し、
前記第2の発話指示を出力する処理は、さらに、前記リアルタイム情報が前記第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記10に記載の情報処理プログラム。
(付記12)前記第1の発話指示を出力する処理は、さらに、所定条件に合致した前記リアルタイム情報が取得された場合に、前記リアルタイム情報の内容を前記端末装置に発話させる前記第1の発話指示を出力することを特徴とする付記11に記載の情報処理プログラム。
(付記13)前記第1の発話指示を出力する処理は、所定期間内の前記リアルタイム情報に含まれるキーワードが所定数以上となった場合に、前記第1の発話条件の動作周期を変更することを特徴とする付記12に記載の情報処理プログラム。
(付記14)前記第2の発話指示を出力する処理は、さらに、前記発話タスクの動作条件を満たす場合には、前記所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力し、前記発話タスクの動作条件を満たさない場合には、前記リアルタイム情報が緊急情報である場合に、前記緊急情報に係る内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記11〜13のいずれか1つに記載の情報処理プログラム。
(付記15)センサと、サーバ装置と、端末装置とを有する情報処理システムであって、
前記センサは、居室内の情報を検出して前記サーバ装置に出力し、
前記サーバ装置は、
前記センサから入力されたセンサ情報、および、ソーシャルネットワーキングサービスから入力されたリアルタイム情報を取得する取得部と、
前記センサ情報に基づいて居住者の生活リズムを予測して、発話タスクの動作条件を更新する更新部と、
前記発話タスクの動作条件を満たし、かつ、前記センサ情報が第1の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる第1の発話指示を前記端末装置に送信する第1発話部とを有し、
前記端末装置は、前記サーバ装置から前記第1の発話指示を受信して、前記第1の発話指示に応じた前記所定の内容を発話する
ことを特徴とする情報処理システム。
(付記16)前記更新部は、さらに、前記居住者が発話した時間帯に対応する発話タスクの動作条件を追加または変更することを特徴とする付記15に記載の情報処理システム。
(付記17)前記サーバ装置は、さらに、前記リアルタイム情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる第2の発話指示を前記端末装置に送信する第2発話部を有し、
前記端末装置は、前記サーバ装置から前記第1の発話指示、または、前記第2の発話指示を受信して、前記第1の発話指示、または、前記第2の発話指示に応じた前記所定の内容を発話する
ことを特徴とする付記15または16に記載の情報処理システム。
(付記18)前記取得部は、さらに、ソーシャルネットワーキングサービスから入力されたリアルタイム情報を取得し、
前記第2発話部は、さらに、前記リアルタイム情報が前記第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記17に記載の情報処理システム。
(付記19)前記第1発話部は、さらに、所定条件に合致した前記リアルタイム情報が取得された場合に、前記リアルタイム情報の内容を前記端末装置に発話させる前記第1の発話指示を出力することを特徴とする付記18に記載の情報処理システム。
(付記20)前記第1発話部は、所定期間内の前記リアルタイム情報に含まれるキーワードが所定数以上となった場合に、前記第1の発話条件の動作周期を変更することを特徴とする付記19に記載の情報処理システム。
(付記21)前記第2発話部は、さらに、前記発話タスクの動作条件を満たす場合には、前記所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力し、前記発話タスクの動作条件を満たさない場合には、前記リアルタイム情報が緊急情報である場合に、前記緊急情報に係る内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記18〜20のいずれか1つに記載の情報処理システム。
(付記22)居室内の情報を検出するセンサから入力されたセンサ情報を取得する取得部と、
前記センサ情報に基づいて、発話タスクの動作条件を更新する更新部と、
前記発話タスクの動作条件に従って、前記センサ情報が第1の発話条件を満たすか否かを判定して前記第1の発話条件を満たす場合に、所定の内容を端末装置に発話させる第1の発話指示を出力する第1発話部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記23)前記更新部は、さらに、前記居住者が発話した時間帯に対応する発話タスクの動作条件を追加または変更することを特徴とする付記22に記載の情報処理装置。
(付記24)さらに、前記センサ情報が第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる第2の発話指示を出力する第2発話部を有することを特徴とする付記22または23に記載の情報処理装置。
(付記25)前記取得部は、さらに、ソーシャルネットワーキングサービスから入力されたリアルタイム情報を取得し、
前記第2発話部は、さらに、前記リアルタイム情報が前記第2の発話条件を満たす場合に、所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記24に記載の情報処理装置。
(付記26)前記第1発話部は、さらに、所定条件に合致した前記リアルタイム情報が取得された場合に、前記リアルタイム情報の内容を前記端末装置に発話させる前記第1の発話指示を出力することを特徴とする付記25に記載の情報処理装置。
(付記27)前記第1発話部は、所定期間内の前記リアルタイム情報に含まれるキーワードが所定数以上となった場合に、前記第1の発話条件の動作周期を変更することを特徴とする付記26に記載の情報処理装置。
(付記28)前記第2発話部は、さらに、前記発話タスクの動作条件を満たす場合には、前記所定の内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力し、前記発話タスクの動作条件を満たさない場合には、前記リアルタイム情報が緊急情報である場合に、前記緊急情報に係る内容を前記端末装置に発話させる前記第2の発話指示を出力することを特徴とする付記25〜27のいずれか1つに記載の情報処理装置。