JP2016040657A - 処理装置 - Google Patents

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勝人 廣瀬
俊男 宮澤
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俊男 宮澤
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Abstract

【課題】複数のバルブの開閉動作を制御する制御部を備えた処理装置において、バルブの動作に関連する時間情報を用いてバルブの動作状態を精度よく把握できるようにする。
【解決手段】処理装置は、複数のガス供給路と、複数のガス供給路の開閉を行う複数のバルブと、複数のバルブの開閉動作を制御する制御部200を備えている。制御部200は、1つ以上の監視対象バルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する時間情報生成部202と、複数種類の時間情報を監視する監視部203を有している。複数種類の時間情報は、監視対象バルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す開時間情報と、監視対象バルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す閉時間情報を含んでいる。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体ウエハ等の被処理体に対して複数のガスを供給して成膜処理等を行う処理装置に関する。
半導体装置の製造過程では、半導体ウエハ等の被処理体に、成膜処理、エッチング処理、熱処理、改質処理等の各種の処理が繰り返し行われる。半導体ウエハの表面に薄膜を形成する成膜処理としては、成膜装置の処理容器内に半導体ウエハを配置し、処理容器内に原料ガスを含むガスを導入して反応生成物を生じさせ、半導体ウエハの表面に該反応生成物の薄膜を堆積させるCVD(Chemical Vapor Deposition)法による成膜処理が知られている。
また、近年では、原料ガスと反応ガスとを交互に処理容器内へ供給し、原子レベルもしくは分子レベルの厚さの薄膜を一層ずつ形成するALD(Atomic Layer Deposition)法という成膜方法も知られている。このALD法は、膜質が良好で、膜厚を精度よく制御できることから、微細化が進行する半導体装置の製造手法として注目を集めている。
ここで、ALD法によるTiN膜の成膜処理の一例について説明する。この例では、以下の(1)〜(4)の一連の工程を繰り返し行うことによって、TiN薄膜を繰り返し堆積させて、所望の膜厚のTiN膜を形成する。
(1)処理容器内へ原料ガスとして例えばTiClガスを供給してTiClをウエハの表面に付着させる。
(2)処理容器内をNガスにてパージすることにより残留した原料ガスを排除する。
(3)処理容器内へ反応ガスとして例えばNHガスを供給し、ウエハの表面に付着していた上記TiClと反応させて、原子レベルもしくは分子レベルの厚さのTiN薄膜を形成する。
(4)処理容器内をNガスにてパージすることによって残留ガスを排除する。
ALD法による成膜処理では、上記のTiN膜の成膜例で示したように、原料ガスを含む複数のガスの供給と停止を短時間で間欠的に繰り返し行う必要がある。ALD法による成膜処理を行う成膜装置であるALD装置では、ガスの供給と停止は、制御部がガス供給レシピに基づき、処理容器内にガスを導くガス供給路に設けられた電磁バルブに信号を送り、このバルブを開閉させることによって行われる。
ALD法による成膜処理の場合、CVD法による成膜処理に比べて、バルブの1回の開時間および閉時間が短くなり、開閉頻度が極端に多くなる。そのため、ALD装置では、CVD法による成膜装置に比べて、バルブの故障やバルブの構成部品の劣化等の不具合が格段に生じやすくなる。
また、ALD法を用いて良好な成膜処理を行うためには、複数のガスの切り替えを厳密に管理する必要がある。ALD法による成膜処理において、もしも、複数のガス供給路に設けられた複数のバルブの開閉が制御部の指示通りに行われていないと、成膜不良が発生する可能性が高まる。従って、ALD装置では、複数のバルブの異常の発生を未然に回避することが重要となる。しかし、ALD装置では、バルブの切り替え速度が非常に速いため、既存の制御システムでは、バルブの開閉をリアルタイムでモニタし、バルブの動作状態を把握することが困難であるという問題があった。
特許文献1には、ALD装置において、制御部が複数のバルブの開閉動作を指示する複数の指示信号や、複数のバルブの開閉動作を検出する複数のセンサの複数の検出信号に基づいて、複数のバルブの動作状態に関する種々の情報を作成し、この情報を監視して、複数のバルブの動作状態を把握する技術が記載されている。
特開2013−168131号公報
特許文献1には、複数のバルブの動作状態を把握するために監視する情報として、いくつかの時間情報が記載されている。いくつかの時間情報とは、具体的には、制御部がバルブに対して開動作を指示してからセンサによってバルブの開動作が検出されるまでの時間の情報、制御部がバルブに対して閉動作を指示してからセンサによってバルブの閉動作が検出されるまでの時間の情報、指示信号上でバルブが開状態にある時間の情報、および、センサの検出信号上でバルブが開状態にある時間の情報である。
しかし、特許文献1に記載された時間情報だけでは、複数のバルブの動作状態を精度よく把握できるとは限らなかった。また、特許文献1に記載された技術では、得られた時間情報を用いて、バルブの動作を調整することはできなかった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、複数のバルブとそれらの開閉動作を制御する制御部とを備えた処理装置であって、バルブの動作に関連する時間情報を用いてバルブの動作状態を精度よく把握できるようにした処理装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、複数のバルブとそれらの開閉動作を制御する制御部とを備えた処理装置であって、バルブの動作に関連する時間情報を用いて、バルブの動作を調整できるようにした処理装置を提供することにある。
本発明の第1ないし第4の観点の処理装置は、被処理体を収容する処理容器と、被処理体の処理に使用される複数のガスを処理容器内に供給するための複数のガス供給路と、それぞれ複数のガス供給路の開閉を行う複数のバルブと、複数のバルブの開閉動作を制御する制御部とを備えている。本発明の第1ないし第4の観点の処理装置は、被処理体に対して、複数のガスを、互いに異なるタイミングで間欠的に繰り返し供給して成膜を行うALD(Atomic Layer Deposition)装置であってもよい。
本発明の第1の観点の処理装置では、複数のバルブのうちの1つ以上のバルブは、制御部が監視の対象とする監視対象バルブであり、制御部は、監視対象バルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する時間情報生成部と、複数種類の時間情報を監視する監視部とを有している。複数種類の時間情報は、監視対象バルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の開時間情報と、監視対象バルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の閉時間情報とを含んでいる。
本発明の第1の観点の処理装置は、更に、監視対象バルブの開動作および閉動作を検出する1つ以上のセンサを備えていてもよい。この場合、監視対象バルブの開動作に関連する時刻は、センサによって監視対象バルブの開動作が検出された時刻であってもよい。また、監視対象バルブの閉動作に関連する時刻は、センサによって監視対象バルブの閉動作が検出された時刻であってもよい。
また、本発明の第1の観点の処理装置において、監視対象バルブの開動作に関連する時刻は、制御部が監視対象バルブに対して開動作を指示した時刻であってもよい。また、監視対象バルブの閉動作に関連する時刻は、制御部が監視対象バルブに対して閉動作を指示した時刻であってもよい。
本発明の第2および第3の観点の処理装置では、複数のバルブのうちの2つ以上のバルブは、制御部が監視の対象とする監視対象バルブであり、2つ以上の監視対象バルブは、第1のバルブと第2のバルブを含んでいる。制御部は、第1のバルブと第2のバルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する時間情報生成部と、複数種類の時間情報を監視する監視部とを有している。
本発明の第2の観点の処理装置では、複数種類の時間情報は、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類のインターバル時間情報と、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類のインターバル時間情報とを含んでいる。
本発明の第3の観点の処理装置では、複数種類の時間情報は、第1のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類の開時間情報と、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類の閉時間情報と、第2のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類の開時間情報と、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類の閉時間情報と、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類のインターバル時間情報と、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類のインターバル時間情報とを含んでいる。
本発明の第2および第3の観点の処理装置は、更に、第1のバルブの開動作および閉動作を検出する第1のセンサと、第2のバルブの開動作および閉動作を検出する第2のセンサとを備えていてもよい。この場合、第1のバルブの開動作に関連する時刻は、第1のセンサによって第1のバルブの開動作が検出された時刻であってもよい。また、第1のバルブの閉動作に関連する時刻は、第1のセンサによって第1のバルブの閉動作が検出された時刻であってもよい。また、第2のバルブの開動作に関連する時刻は、第2のセンサによって第2のバルブの開動作が検出された時刻であってもよい。また、第2のバルブの閉動作に関連する時刻は、第2のセンサによって第2のバルブの閉動作が検出された時刻であってもよい。
また、本発明の第2および第3の観点の処理装置において、第1のバルブの開動作に関連する時刻は、制御部が第1のバルブに対して開動作を指示した時刻であってもよい。また、第1のバルブの閉動作に関連する時刻は、制御部が第1のバルブに対して閉動作を指示した時刻であってもよい。また、第2のバルブの開動作に関連する時刻は、制御部が第2のバルブに対して開動作を指示した時刻であってもよい。また、第2のバルブの閉動作に関連する時刻は、制御部が第2のバルブに対して閉動作を指示した時刻であってもよい。
本発明の第4の観点の処理装置は、更に、複数のバルブのうちの1つ以上のバルブである調整対象バルブの開動作および閉動作を検出する1つ以上のセンサを備えている。本発明の第4の観点の処理装置では、制御部は、調整対象バルブの動作に関連する少なくとも1種類の時間情報を生成する時間情報生成部と、タイミング調整部とを有している。少なくとも1種類の時間情報は、制御部が調整対象バルブに対して開動作を指示した時刻からセンサによって調整対象バルブの開動作が検出された時刻までの時間を表す少なくとも1種類の開遅延時間情報と、制御部が調整対象バルブに対して閉動作を指示した時刻からセンサによって調整対象バルブの閉動作が検出された時刻までの時間を表す少なくとも1種類の閉遅延時間情報のうちの少なくとも一方を含んでいる。タイミング調整部は、少なくとも1種類の開遅延時間情報と少なくとも1種類の閉遅延時間情報のうちの少なくとも一方を用いて、調整対象バルブに対して開動作を指示するタイミングと調整対象バルブに対して閉動作を指示するタイミングのうちの少なくとも一方を調整する。
本発明によれば、監視対象バルブの動作に関連する時間情報を用いて、監視対象バルブの動作状態を精度よく把握することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、調整対象バルブの動作に関連する少なくとも時間情報を用いて、調整対象バルブの動作を調整することが可能になるという効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態に係る処理装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る処理装置を含む基板処理システムの制御系統の概略構成を示す説明図である。 図1および図2に示したモジュールコントローラの概略構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る処理装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る処理装置の制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における複数種類の時間情報の第1の例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態における複数種類の時間情報の第2の例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態における複数種類の時間情報の第1の例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態における複数種類の時間情報の第2の例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態における複数種類の時間情報の第1の例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態における複数種類の時間情報の第2の例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る処理装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態における時間情報について説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る処理装置の制御部の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
<成膜装置の構成例>
まず、図1を参照して本発明の第1の実施の形態に係る処理装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る処理装置の概略構成を示す説明図である。図1には、本実施の形態に係る処理装置としての成膜装置100を示している。成膜装置100は、被処理体としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と記す。)Wに対して、複数のガスを、互いに異なるタイミングで間欠的に繰り返し供給して成膜を行うALD(Atomic Layer Deposition)装置として構成されている。この成膜装置100は、処理部10と、ウエハWの処理に使用される複数のガスを供給するガス供給部20と、処理部10とガス供給部20との間に設けられた集合バルブユニット80と、成膜装置100の複数の構成部の制御を行う制御部とを備えている。
処理部10は、ウエハWを収容する処理容器11を有している。図1に示したように、処理容器11は、天壁11aと、底壁11bと、天壁11aと底壁11bとを連結する側壁11cとを含み、略円筒状に形成されている。また、処理容器11は、気密に構成されている。処理容器11は、底壁11bに形成された排気口11dを含んでいる。処理部10は、更に、排気装置17と、排気口11dと排気装置17とを接続する排気管18とを有している。排気装置17および排気管18は、排気装置17を作動させることにより、処理容器11内を所定の真空度まで減圧することができるように構成されている。
処理部10は、更に、処理容器11の中においてウエハWを水平に支持するためのサセプタ14と、サセプタ14を支持する円筒状の支持部材15と、サセプタ14に埋め込まれた図示しないヒータとを有している。このヒータは、ウエハWを所定の温度に加熱するためのものである。
処理部10は、更に、処理容器11の天壁11aに設けられたガス導入部12を有している。このガス導入部12には、図示しないガス吐出孔が形成されている。
ガス供給部20は、第1のガスを供給する第1のガス供給源30と、第2のガスを供給する第2のガス供給源40と、第3のガスを供給する第3のガス供給源50と、第4のガスを供給する第4のガス供給源60とを有している。図1には、一例として、ウエハWの表面にALD法によりTiN膜を形成する場合におけるガス供給部20の構成を示している。この例では、第1のガスと第4のガスは、パージガスとして用いられるNガスである。第2のガスは、反応ガスとして用いられるNHガスである。第3のガスは、原料ガスとして用いられるTiClガスである。第3のガス供給源50は、液体のTiClを気化させる図示しない気化器を有している。
集合バルブユニット80は、配管31,41,51,61,13を有している。配管31の一端は、第1のガス供給源30に接続されている。配管41の一端は、第2のガス供給源40に接続されている。配管51の一端は、第3のガス供給源50に接続されている。配管61の一端は、第4のガス供給源60に接続されている。配管31,41,51,61のそれぞれの他端は、配管13の一端に接続されている。配管13の他端は、ガス導入部12に接続されている。
配管31,13およびガス導入部12は、第1のガス(Nガス)を処理容器11内に供給するための第1のガス供給路を構成する。配管41,13およびガス導入部12は、第2のガス(NHガス)を処理容器11内に供給するための第2のガス供給路を構成する。配管51,13およびガス導入部12は、第3のガス(TiClガス)を処理容器11内に供給するための第3のガス供給路を構成する。配管61,13およびガス導入部12は、第4のガス(Nガス)を処理容器11内に供給するための第4のガス供給路を構成する。第1ないし第4のガス供給路は、本発明における「複数のガス供給路」に対応する。
集合バルブユニット80は、更に、バルブ33,43,53,63と、流量制御のためのマスフローコントローラ(以下、MFCと記す。)35,45,55,65と、チャンババルブ37,47,57,67とを有している。配管31には、バルブ33、MFC35およびチャンババルブ37が、第1のガス供給源30側からこの順に設けられている。配管41には、バルブ43、MFC45およびチャンババルブ47が、第2のガス供給源40側からこの順に設けられている。配管51には、バルブ53、MFC55およびチャンババルブ57が、第3のガス供給源50側からこの順に設けられている。配管61には、バルブ63、MFC65およびチャンババルブ67が、第4のガス供給源60側からこの順に設けられている。
集合バルブユニット80は、更に、配管41においてMFC45とチャンババルブ47の間に設けられたバッファタンク48と、バッファタンク48に付設され、バッファタンク48の内部の圧力を計測する圧力計48Aと、配管51においてMFC55とチャンババルブ57の間に設けられたバッファタンク58と、バッファタンク58に付設され、バッファタンク58の内部の圧力を計測する圧力計58Aとを有している。
チャンババルブ37,47,57,67は、それぞれ、配管31,41,51,61に設けられた複数の構成部のうち、処理容器11に最も近接した位置に設けられた構成部である。チャンババルブ37,47,57,67は、それぞれ、第1ないし第4のガス供給路(配管31,41,51,61)の開閉を行うバルブである。チャンババルブ37,47,57,67を開放することによって、処理容器11内への各ガスの導入が行われ、チャンババルブ37,47,57,67を閉じることによって、処理容器11内への各ガスの導入が停止される。チャンババルブ37,47,57,67は、本発明における「複数のバルブ」に対応する。
チャンババルブ37,47,57,67は、いずれも高速での開閉が可能な電磁弁(ソレノイドバルブ)である。チャンババルブ37,47,57,67は、それぞれバルブ駆動部としてのソレノイド37a,47a,57a,67aを含んでいる。なお、図1では、説明の便宜上、ソレノイド37a,47a,57a,67aを、チャンババルブ37,47,57,67とは別に描いている。
集合バルブユニット80は、更に、それぞれチャンババルブ37,47,57,67のセンサ部として用いられる4つのチャンババルブセンサ(以下、CVセンサと記す。)39,49,59,69を有している。CVセンサ39,49,59,69は、それぞれ、ソレノイド37a,47a,57a,67aによって駆動される各チャンババルブ37,47,57,67の開動作および閉動作を検出する。CVセンサ39,49,59,69は、本発明における「少なくとも1つのセンサ」に対応する。
なお、ガス供給部20は、更に、処理容器11内をクリーニングするためのクリーニングガスを供給する他のガス供給源を有していてもよい。この場合、集合バルブユニット80は、更に、この他のガス供給源と配管13の一端とを接続する配管と、この配管に設けられたバルブ、MFCおよびチャンババルブ等を有していてもよい。
<制御系統の構成例>
次に、図1ないし図3を参照して、成膜装置100を含む基板処理システムの制御系統の概要について説明する。図2は、成膜装置100を含む基板処理システムの制御系統の概略構成を示す説明図である。図3は、図1および図2に示したモジュールコントローラの概略構成を示す説明図である。
図2は、成膜装置100を含む基板処理システム(図示せず)における全体の制御や、基板処理システム内の成膜装置100等の複数の処理装置の個々の制御を行う制御システム300を示している。制御システム300は、成膜装置100が備える制御部を含んでいる。以下、制御システム300によって制御される各構成部を、エンドデバイス701と言う。図1に示した成膜装置100におけるエンドデバイス701としては、チャンババルブ37,47,57,67(ソレノイド37a,47a,57a,67a)、MFC35,45,55,65、CVセンサ39,49,59,69、排気装置17等が挙げられる。
図2に示したように、制御システム300は、基板処理システム全体を制御する統括制御部であるEC(Equipment Controller)301と、複数のモジュールコントローラ(Module Controller;以下、MCと記す。)401と、EC301に接続されたユーザーインターフェース501と、EC301と各MC401とを接続するシステム内LAN(Local Area Network)503とを備えている。複数のMC401は、基板処理システム内の成膜装置100等の複数の処理装置の個々の制御を行うものである。
なお、図2には、制御システム300のうち、成膜装置100の制御に関連する部分を示している。図2に示したMC401は、制御システム300が備える複数のMC401のうちの成膜装置100用のMC401である。成膜装置100が備える制御部は、この成膜装置100用のMC401を含んでいる。成膜装置100は、後述するように、成膜装置100用のMC401によって、処理容器11内で所定の処理が行えるように制御される。
ユーザーインターフェース501は、工程管理者が基板処理システムを管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、基板処理システムの稼働状況を可視化して表示するディスプレイ、メカニカルスイッチ等を有している。
システム内LAN503は、スイッチングハブ(HUB)505を有している。このスイッチングハブ505は、EC301からの制御信号に応じて、EC301に接続されるMC401を切り替える。
(EC)
図2に示したように、EC301は、CPU(中央演算装置)303と、揮発性メモリとしてのRAM305と、記憶部としてのハードディスク装置(図2では、HDDと記す。)307とを有し、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(以下、単に記憶媒体と記す。)507に対して情報を記録し、また記憶媒体507より情報を読み取ることができるように構成されている。基板処理システムの制御プログラムやウエハWの処理方法に関するレシピは、例えば、記憶媒体507に格納された状態のものをハードディスク装置307にインストールすることによって利用することができる。記憶媒体507としては、例えば、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ、DVD等を使用することができる。また、上記レシピは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用することも可能である。
EC301において、CPU303は、ユーザーインターフェース501によって工程管理者等によって指定されたレシピを含むプログラム(ソフトウェア)を、ハードディスク装置307や記憶媒体507から読み出す。そして、読み出したプログラムは、EC301から各MC401に送信される。
また、EC301は、LAN601を介して基板処理システムが設置されている工場全体の製造工程を管理するMES(Manufacturing Execution System)としてのホストコンピュータ603に接続されている。ホストコンピュータ603は、制御システム300と連携して、工場における種々の工程に関するリアルタイム情報を基幹業務システム(図示せず)にフィードバックすると共に、工場全体の負荷等を考慮して工程に関する判断を行う。
(MC)
複数のMC401は、EC301によって統括されて制御される。なお、MC401は、基板処理システム内の複数の処理装置だけでなく、ロードロック室や、ローダーユニットに対応させて設けることが可能であり、これらもEC301によって統括されて制御される。
以下、成膜装置100用のMC401を例にとって、MC401の構成について説明する。図3に示したように、MC401は、CPU403と、RAM等によって構成された揮発性メモリ部405と、I/O(入出力)情報記憶部として用いられる不揮発性メモリ部407と、I/O制御部409とを有している。不揮発性メモリ部407は、例えばSRAM、MRAM、EEPROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成されている。不揮発性メモリ部407には、成膜装置100における種々の履歴情報、例えば、サセプタ14に埋め込まれたヒータの交換時間や、排気装置17の稼動時間等が保存される。また、不揮発性メモリ部407は、I/O情報記憶部としても機能する。後述するように、MC401は、MC401と各エンドデバイス701との間で取り交される各種のI/O情報(特に、後述するデジタル・アウトプット情報DOおよびアナログ・アウトプット情報AO)を不揮発性メモリ部407に随時書き込んで保存できるように構成されている。
(I/Oモジュール)
制御システム300は、更に、各MC401に対応する1つ以上のI/Oモジュール413と、各MC401とそれに対応する1つ以上のI/Oモジュール413とを接続するネットワーク411とを備えている。図2には、成膜装置100用のMC401に対応する複数のI/Oモジュール413を示している。ネットワーク411は、I/Oモジュール413毎に割り当てられた複数のチャンネルCH0,CH1,CH2,…を有している。このネットワーク411は、GHOST(General High−Speed Optimum Scalable Transceiver)と称されるLSI(大規模集積回路)を用いて実現されるネットワークであってもよい。成膜装置100が備える制御部は、成膜装置100用のMC401の他に、成膜装置100用のMC401に対応する1つ以上のI/Oモジュール413を含んでいる。
成膜装置100用のMC401に対応する1つ以上のI/Oモジュール413は、成膜装置100を構成する各エンドデバイス701への制御信号およびエンドデバイス701からの入力信号の伝達を行う。MC401のI/O制御部409は、I/Oモジュール413に種々の制御信号を送出したり、I/Oモジュール413から各エンドデバイス701に関するステータス情報等の信号を受け取ったりする。MC401による各エンドデバイス701の制御は、I/Oモジュール413を介して行われる。
(I/Oボード)
1つのI/Oモジュール413は、1つ以上のI/Oボード415を有している。I/Oボード415は、MC401の支配のもとで動作し、各エンドデバイス701を直接制御する下位の制御ユニットである。I/Oモジュール413におけるデジタル信号、アナログ信号およびシリアル信号の入出力の制御は、1つ以上のI/Oボード415において行われる。1つのI/Oボード415には、1つ以上のエンドデバイス701が接続されている。本実施の形態では、図2に示したように、1つのI/Oボード415に、複数のエンドデバイス701であるソレノイド37a,47a,57a,67aおよびCVセンサ39,49,59,69が接続されている。
1つのI/Oボード415において入出力される入出力情報は、デジタル・インプット情報DI、デジタル・アウトプット情報DO、アナログ・インプット情報AI、アナログ・アウトプット情報AOの4種のうちの1種以上を含む。デジタル・インプット情報DIは、制御系統の下位に位置する各エンドデバイス701から、制御系統の上位に位置するMC401へインプットされるデジタル情報を含む。デジタル・アウトプット情報DOは、MC401から各エンドデバイス701へアウトプットされるデジタル情報を含む。アナログ・インプット情報AIは、各エンドデバイス701からMC401へインプットされるアナログ的情報を含む。アナログ・アウトプット情報AOは、MC401から各エンドデバイス701へアウトプットされるアナログ的情報を含む。なお、ここで言うアナログ的情報とは、アナログ値で表される性質を有する情報をデジタル化した情報を意味する。
デジタル・インプット情報DIおよびアナログ・インプット情報AIは、例えば各エンドデバイス701のステータスに関する情報を含む。デジタル・アウトプット情報DOおよびアナログ・アウトプット情報AOは、例えば各エンドデバイス701へのプロセス条件等に関する値の設定や指令(コマンド)を含む。デジタル情報としては、各チャンババルブ37,47,57,67(ソレノイド37a,47a,57a,67a)の開閉、排気装置17のON/OFFや排気系統におけるバルブ(図示せず)の開閉等の情報が例示される。また、アナログ的情報としては、サセプタ14におけるヒータ(図示せず)の設定温度、MFC35,45,55,65における設定流量等の情報が例示される。
1つのI/Oボード415において入出力される入出力情報は、上記の4種の情報DI,DO,AI,AOのいずれか1つに分類される複数の情報を含むことができる。上記入出力情報は、アドレス部とデータ部を含んでいる。データ部は、例えば16ビットで構成されている。この場合、データ部は、最大で16ビットのデジタル情報、または、例えば16進数で表したときに0000〜FFFFの範囲内の数値で表されるアナログ的情報を含むことができる。アドレス部は、チャンネルを特定するためのチャンネル番号と、I/Oボード415を特定するためのノード番号と、データ部に格納された情報の内容の種類に応じたI/Oアドレスを含んでいる。従って、アドレス部の内容に基づいて、データ部に格納された情報が、どのチャンネルの、どのI/Oボード415の、どの内容の種類の情報であるかを特定することができる。
ここで、図2を参照して、ソレノイド37a,47a,57a,67aおよびCVセンサ39,49,59,69が接続されたI/Oボード415について更に詳しく説明する。このI/Oボード415において入出力される入出力情報には、それぞれチャンババルブ37,47,57,67に対して開閉動作を指示する指示信号を含む4つのデジタル・アウトプット情報(以下、指示情報と言う。)V1DO,V2DO,V3DO,V4DOと、それぞれCVセンサ39,49,59,69によって検出されるチャンババルブ37,47,57,67の開閉動作の検出信号を含むデジタル・インプット情報(以下、検出情報と言う。)S1DI,S2DI,S3DI,S4DIが含まれる。
指示情報V1DO〜V4DOが含む指示信号は、I/Oボード415から、チャンババルブ37,47,57,67のソレノイド37a,47a,57a,67aに伝達される。また、CVセンサ39,49,59,69の検出信号は、CVセンサ39,49,59,69から、I/Oボード415に伝達され、ここで検出情報S1DI〜S4DIに含められてMC401に伝達される。
I/Oボード415は、例えば、ファームウェアによって構成が設定されたプログラマブルロジックデバイスによって実現される。プログラマブルロジックデバイスとしては、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)が用いられる。
<制御部の構成例>
次に、成膜装置100が備える制御部のうち、チャンババルブ37,47,57,67の開閉動作の制御に関連する部分(以下、ガス供給制御部200と言う。)の構成について説明する。ガス供給制御部200は、成膜装置100用のMC401とI/Oボード415の少なくとも一方によって実現されている。ガス供給制御部200は、チャンババルブ37,47,57,67の開閉動作を制御する。ガス供給制御部200は、本発明における「制御部」に対応する。
以下、図4を参照して、ガス供給制御部200の構成について詳しく説明する。図4は、ガス供給制御部200の構成を示すブロック図である。ガス供給制御部200は、バルブ制御部201と、時間情報生成部202と、監視部203とを有している。バルブ制御部201は、指示情報V1DO〜V4DOを、時間情報生成部202を介して、それぞれチャンババルブ37,47,57,67に対して出力する。本実施の形態では、ガス供給制御部200は、チャンババルブ37,47,57,67のうちの1つ以上のチャンババルブを監視の対象とする。以下、ガス供給制御部200が監視の対象とする1つ以上のチャンババルブを監視対象バルブと呼ぶ。時間情報生成部202は、監視対象バルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する。監視部203は、複数種類の時間情報を監視して、監視対象バルブの動作状態を監視する。時間情報生成部202と監視部203の動作については、後で詳しく説明する。
<ALD法による成膜処理>
次に、図1に示した成膜装置100によって実行されるALD法による成膜処理について説明する。ALD法による成膜処理では、ウエハWは、処理容器11内においてサセプタ14に載置された状態で、図示しないヒータによって加熱される。この状態で、ウエハWに対して、複数のガスを、互いに異なるタイミングで間欠的に繰り返し供給することによって、ウエハW表面に所定の薄膜が成膜される。
一例として、ALD法によってTiN膜を形成する場合について説明する。この場合には、以下の(1)〜(8)の一連の工程を繰り返し行うことによって、TiN薄膜を繰り返し堆積させて、所望の膜厚のTiN膜を形成する。なお、以下の一連の工程は、バルブ33,43,53,63が開放された状態で行われる。
(1)チャンババルブ57を開放し、第3のガス供給源50から処理容器11内へ原料ガスとしてTiClガスを供給して、TiClをウエハWの表面に付着させる。
(2)チャンババルブ57を閉鎖し、TiClガスの供給を停止する。
(3)チャンババルブ67を開放し、第4のガス供給源60から処理容器11内へNガスを供給して、処理容器11内をNガスにてパージすることにより残留したTiClガスを排除する。
(4)チャンババルブ67を閉鎖し、Nガスの供給を停止する。
(5)チャンババルブ47を開放し、第2のガス供給源40から処理容器11内へ反応ガスとしてNHガスを供給して、ウエハWの表面に付着していた上記TiClと反応させて、原子レベルもしくは分子レベルの厚さのTiN薄膜を形成する。
(6)チャンババルブ47を閉鎖し、NHガスの供給を停止する。
(7)チャンババルブ37を開放し、第1のガス供給源30から処理容器11内へNガスを供給して、処理容器11内をNガスにてパージすることにより残留したNHガスを排除する。
(8)チャンババルブ37を閉鎖し、Nガスの供給を停止する。
<制御部の動作>
次に、上述の成膜処理におけるガス供給制御部200の動作、特に、時間情報生成部202および監視部203の動作について説明する。前述のように、時間情報生成部202は、監視対象バルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する。ここで、時間情報が表す時間が、第1の時刻から第2の時刻までの時間であるとすると、時間情報生成部202は、例えば、クロック信号をカウントしていて、第1の時刻を表すカウント値と第2の時刻を表すカウント値とを求め、これらのカウント値の差に基づいて時間情報を生成する。監視部203は、複数種類の時間情報を監視することによって、監視対象バルブの動作状態を把握する。
図5は、ガス供給制御部200の動作を示すフローチャートである。上述の成膜処理では、まず、時間情報生成部202が、複数種類の時間情報を生成する(図5におけるステップS1)。次に、複数種類の時間情報を監視している監視部203が、設定範囲外の時間が発生したか否かを判定する(図5におけるステップS2)。設定範囲は、複数種類の時間情報毎に設定されている。設定範囲は、監視対象バルブが正常に動作している場合に、複数種類の時間情報毎に許容される時間の範囲である。設定範囲外の時間が発生した場合(Yes)には、監視部203は、監視対象バルブに異常があると判断し、バルブ制御部201に対して、成膜装置100における成膜処理を中止するように指示する(図5におけるステップS3)。設定範囲外の時間が発生していない場合(No)には、ステップS1に戻り、ステップS1とステップS2が再度実行される。このようにして、前述の(1)〜(8)の一連の工程が行われている間、ガス供給制御部200は、ステップS1とステップS2を繰り返し実行する。
本実施の形態では、時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報は、監視対象バルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の開時間情報と、監視対象バルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の閉時間情報とを含んでいる。
<時間情報の第1の例>
次に、図6のタイミングチャートを参照して、時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報の第1の例について説明する。第1の例は、2つのチャンババルブを監視対象バルブとした場合の例である。ここで、2つの監視対象バルブを、第1のバルブと第2のバルブと呼ぶ。第1のバルブと第2のバルブの組み合わせは、チャンババルブ37,47,57,67のうちの任意の2つの組み合わせでよい。
図6は、第1および第2のバルブに対応する2つの検出情報を示している。図6では、第1および第2のバルブに対応する検出情報を、それぞれ記号1SDI,2SDIで表している。図6において、検出情報1SDIにおける立ち上がりと立ち下りは、それぞれ、第1のバルブに対応するCVセンサによって検出された第1のバルブの開動作のタイミングと閉動作のタイミングを表している。同様に、検出情報2SDIにおける立ち上がりと立ち下りは、それぞれ、第2のバルブに対応するCVセンサによって検出された第2のバルブの開動作のタイミングと閉動作のタイミングを表している。
また、図6では、検出情報1SDIにおける立ち上がり(第1のバルブの開動作)の時刻と立ち下り(第1のバルブの閉動作)の時刻を、それぞれ記号1SA,1SBで表している。また、図6では、検出情報2SDIにおける立ち上がり(第2のバルブの開動作)の時刻と立ち下り(第2のバルブの閉動作)の時刻を、それぞれ記号2SA,2SBで表している。図6から理解されるように、1つのチャンババルブは、開閉動作を繰り返すため、1つのチャンババルブの開動作または閉動作に関連する時刻は複数存在する。以下、チャンババルブの開動作に関連する時刻を開時刻とも言い、チャンババルブの閉動作に関連する時刻を閉時刻とも言う。
第1の例では、時間情報生成部202は、上記の4種類の時刻1SA,1SB,2SA,2SBを用いて、複数種類の時間情報として、2種類の開時間情報1STa,2STaと、2種類の閉時間情報1STb,2STbを生成している。以下、これらの時間情報の内容と生成方法について詳しく説明する。
開時間情報1STaは、開時刻1SAと閉時刻1SBとを用いて生成される時間情報であって、第1のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。開時間情報1STaは、具体的には、検出情報1SDI上で、第1のバルブが開状態にある時間を表している。
閉時間情報1STbは、開時刻1SAと閉時刻1SBとを用いて生成される時間情報であって、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。閉時間情報1STbは、具体的には、検出情報1SDI上で、第1のバルブが閉状態にある時間を表している。
開時間情報2STaは、開時刻2SAと閉時刻2SBとを用いて生成される時間情報であって、第2のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。開時間情報2STaは、具体的には、検出情報2SDI上で、第2のバルブが開状態にある時間を表している。
閉時間情報2STbは、開時刻2SAと閉時刻2SBとを用いて生成される時間情報であって、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。閉時間情報2STbは、具体的には、検出情報2SDI上で、第2のバルブが閉状態にある時間を表している。
監視部203は、2種類の開時間情報1STa,2STaと、2種類の閉時間情報1STb,2STbとを監視することによって、第1および第2のバルブの動作状態を把握する。
なお、時間情報生成部202は、検出情報1SDIにおける開時刻1SAおよび閉時刻1SBと、検出情報2SDIにおける開時刻2SAおよび閉時刻2SBの代わりに、第1のバルブに対する指示情報における開時刻(開動作を指示した時刻)および閉時刻(閉動作を指示した時刻)と、第2のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、上記の時間情報1STa,1STb,2STa,2STbの生成方法と同様の方法で、4種類の時間情報を生成してもよい。あるいは、時間情報生成部202は、上記の時間情報1STa,1STb,2STa,2STbに加えて、第1のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻と、第2のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、他の4種類の時間情報を生成してもよい。
<時間情報の第2の例>
次に、図7のタイミングチャートを参照して、時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報の第2の例について説明する。第2の例は、3つのチャンババルブを監視対象バルブとした場合の例である。ここで、3つの監視対象バルブを、第1のバルブ、第2のバルブおよび第3のバルブと呼ぶ。第1ないし第3のバルブの組み合わせは、チャンババルブ37,47,57,67のうちの任意の3つの組み合わせでよい。
図7は、第1ないし第3のバルブに対応する3つの検出情報を示している。図7では、第1ないし第3のバルブに対応する検出情報を、それぞれ記号1SDI,2SDI,3SDIで表している。図7における検出情報1SDI,2SDIの表し方は、図6における検出情報1SDI,2SDIと同じである。図7において、検出情報3SDIにおける立ち上がりと立ち下りは、それぞれ、第3のバルブに対応するCVセンサによって検出された第3のバルブの開動作のタイミングと閉動作のタイミングを表している。
また、図7では、図6と同様に、検出情報1SDIにおける開時刻と閉時刻をそれぞれ記号1SA,1SBで表し、検出情報2SDIにおける開時刻と閉時刻をそれぞれ記号2SA,2SBで表している。また、図7では、検出情報3SDIにおける立ち上がり(第3のバルブの開動作)の時刻(開時刻)と立ち下り(第3のバルブの閉動作)の時刻(閉時刻)を、それぞれ記号3SA,3SBで表している。
第2の例では、時間情報生成部202は、上記の6種類の時刻1SA,1SB,2SA,2SB,3SA,3SBを用いて、複数種類の時間情報として、3種類の開時間情報1STa,2STa,3STaと、3種類の閉時間情報1STb,2STb,3STbを生成している。このうち、時間情報1STa,1STb,2STa,2STbの内容と生成方法は、第1の例と同じである。以下、他の時間情報3STa,3STbの内容と生成方法について詳しく説明する。
開時間情報3STaは、開時刻3SAと閉時刻3SBとを用いて生成される時間情報であって、第3のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。開時間情報3STaは、具体的には、検出情報3SDI上で、第3のバルブが開状態にある時間を表している。
閉時間情報3STbは、開時刻3SAと閉時刻3SBとを用いて生成される時間情報であって、第3のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。閉時間情報3STbは、具体的には、検出情報3SDI上で、第3のバルブが閉状態にある時間を表している。
監視部203は、上記の6種類の時間情報を監視することによって、第1ないし第3のバルブの動作状態を把握する。
なお、時間情報生成部202は、検出情報1SDI,2SDI,3SDIにおける開時刻および閉時刻の代わりに、第1ないし第3のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、上記の6種類の時間情報の生成方法と同様の方法で、6種類の時間情報を生成してもよい。あるいは、時間情報生成部202は、上記の6種類の時間情報に加えて、第1ないし第3のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、他の6種類の時間情報を生成してもよい。
<第1の実施の形態の効果>
以上説明したように、成膜装置100は、処理容器11と、第1ないし第4のガス供給路と、それぞれ第1ないし第4のガス供給路の開閉を行う4つのチャンババルブ37,47,57,67と、それぞれチャンババルブ37,47,57,67の開動作および閉動作を検出する4つのCVセンサ39,49,59,69と、4つのチャンババルブ37,47,57,67の開閉動作を制御するガス供給制御部200とを備えている。ガス供給制御部200は、時間情報生成部202と、監視部203とを有している。本実施の形態では、時間情報生成部202によって、監視対象バルブの動作に関連する複数種類の時間情報として、監視対象バルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の開時間情報と、監視対象バルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の閉時間情報を生成する。本実施の形態によれば、これら開時間情報と閉時間情報を監視することにより、監視対象バルブの異常を検出することができる他に、監視対象バルブの動作のばらつき、具体的には開動作と閉動作のタイミングのばらつきを把握することが可能になる。
以上のことから、本実施の形態によれば、チャンババルブの動作に関連する複数種類の時間情報を用いてチャンババルブの動作状態を精度よく把握することが可能になる。これにより、本実施の形態によれば、チャンババルブの異常の発生を未然に回避することが可能になり、その結果、成膜装置100において良好な成膜処理を行うことが可能になる。
なお、本実施の形態における時間情報の第1および第2の例では、監視対象バルブの数が2つの場合と3つの場合の例について説明したが、本実施の形態では、監視対象バルブの数は、1つでもよいし、4つ以上でもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。以下、本実施の形態における成膜装置100が、第1の実施の形態と異なる点について説明する。本実施の形態では、チャンババルブ37,47,57,67のうちの2つ以上のチャンババルブが監視対象バルブである。2つ以上の監視対象バルブは、第1のバルブと第2のバルブを含んでいる。本実施の形態において、時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報は、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類のインターバル時間情報と、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類のインターバル時間情報とを含んでいる。
<時間情報の第1の例>
次に、図8のタイミングチャートを参照して、本実施の形態における時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報の第1の例について説明する。第1の例は、監視対象バルブが、第1のバルブと第2のバルブの2つのみである場合の例である。第1のバルブと第2のバルブの組み合わせは、チャンババルブ37,47,57,67のうちの任意の2つの組み合わせでよい。
図8は、第1および第2のバルブに対応する2つの検出情報を示している。図8では、第1および第2のバルブに対応する検出情報を、それぞれ記号1SDI,2SDIで表している。図8における検出情報1SDI,2SDIの表し方は、図6における検出情報1SDI,2SDIと同じである。第1の例では、時間情報生成部202は、図8に示した4種類の時刻1SA,1SB,2SA,2SBを用いて、複数種類の時間情報として、第1の種類のインターバル時間情報12STcと、第2の種類のインターバル時間情報21STcを生成している。以下、これらの時間情報の内容と生成方法について詳しく説明する。
インターバル時間情報12STcは、閉時刻1SBと開時刻2SAとを用いて生成される時間情報であって、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。
インターバル時間情報21STcは、閉時刻2SBと開時刻1SAとを用いて生成される時間情報であって、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。
監視部203は、第1の種類のインターバル時間情報12STcと、第2の種類のインターバル時間情報21STcとを監視することによって、第1および第2のバルブの動作状態を把握する。
なお、時間情報生成部202は、検出情報1SDIにおける開時刻1SAおよび閉時刻1SBと、検出情報2SDIにおける開時刻2SAおよび閉時刻2SBの代わりに、第1のバルブに対する指示情報における開時刻(開動作を指示した時刻)および閉時刻(閉動作を指示した時刻)と、第2のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、上記の時間情報12STc,21STcの生成方法と同様の方法で、2種類のインターバル時間情報を生成してもよい。あるいは、時間情報生成部202は、上記の時間情報12STc,21STcに加えて、第1のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻と、第2のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、他の2種類のインターバル時間情報を生成してもよい。
<時間情報の第2の例>
次に、図9のタイミングチャートを参照して、本実施の形態における時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報の第2の例について説明する。第2の例は、3つのチャンババルブを監視対象バルブとした場合の例である。ここで、3つの監視対象バルブを、第1のバルブ、第2のバルブおよび第3のバルブと呼ぶ。第1ないし第3のバルブの組み合わせは、チャンババルブ37,47,57,67のうちの任意の3つの組み合わせでよい。
図9は、第1ないし第3のバルブに対応する3つの検出情報を示している。図9では、第1ないし第3のバルブに対応する検出情報を、それぞれ記号1SDI,2SDI,3SDIで表している。図9における検出情報1SDI,2SDI,3SDIの表し方は、図7における検出情報1SDI,2SDI,3SDIと同じである。第2の例では、図9に示した6種類の時刻1SA,1SB,2SA,2SB,3SA,3SBを用いて、複数種類の時間情報として、6種類のインターバル時間情報12STc,21STc,23STc,32STc,13STc,31STcを生成している。このうち、インターバル時間情報12STc,21STcの内容と生成方法は、第1の例と同じである。以下、他のインターバル時間情報23STc,32STc,13STc,31STcの内容と生成方法について詳しく説明する。
インターバル時間情報23STcは、閉時刻2SBと開時刻3SAとを用いて生成される時間情報であって、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第3のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。
インターバル時間情報32STcは、閉時刻3SBと開時刻2SAとを用いて生成される時間情報であって、第3のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。
インターバル時間情報13STcは、閉時刻1SBと開時刻3SAとを用いて生成される時間情報であって、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第3のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。
インターバル時間情報31STcは、閉時刻3SBと開時刻1SAとを用いて生成される時間情報であって、第3のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す時間情報である。
監視部203は、上記の6種類のインターバル時間情報を監視することによって、第1ないし第3のバルブの動作状態を把握する。
なお、時間情報生成部202は、検出情報1SDI,2SDI,3SDIにおける開時刻および閉時刻の代わりに、第1ないし第3のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、上記の6種類のインターバル時間情報の生成方法と同様の方法で、6種類のインターバル時間情報を生成してもよい。あるいは、時間情報生成部202は、上記の6種類のインターバル時間情報に加えて、第1ないし第3のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、他の6種類のインターバル時間情報を生成してもよい。
<第2の実施の形態の効果>
本実施の形態では、2つ以上の監視対象バルブの動作に関連する複数種類のインターバル時間情報を生成する。本実施の形態によれば、この複数種類のインターバル時間情報を監視することにより、2つ以上の監視対象バルブの異常を検出することができる他に、2つ以上の監視対象バルブの動作のタイミングの相互関係のばらつきを把握することが可能になる。
なお、本実施の形態における時間情報の第1および第2の例では、監視対象バルブの数が2つの場合と3つの場合の例について説明したが、本実施の形態では、監視対象バルブの数は、4つ以上でもよい。
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。以下、本実施の形態における成膜装置100が、第1の実施の形態と異なる点について説明する。本実施の形態では、チャンババルブ37,47,57,67のうちの2つ以上のチャンババルブが監視対象バルブである。2つ以上の監視対象バルブは、第1のバルブと第2のバルブを含んでいる。本実施の形態において、時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報は、第1のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類の開時間情報と、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類の閉時間情報と、第2のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類の開時間情報と、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類の閉時間情報と、第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類のインターバル時間情報と、第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類のインターバル時間情報とを含んでいる。
<時間情報の第1の例>
次に、図10のタイミングチャートを参照して、本実施の形態における時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報の第1の例について説明する。第1の例は、監視対象バルブが、第1のバルブと第2のバルブの2つのみである場合の例である。第1のバルブと第2のバルブの組み合わせは、チャンババルブ37,47,57,67のうちの任意の2つの組み合わせでよい。
図10は、第1および第2のバルブに対応する2つの検出情報を示している。図10では、第1および第2のバルブに対応する検出情報を、それぞれ記号1SDI,2SDIで表している。図10における検出情報1SDI,2SDIの表し方は、図6における検出情報1SDI,2SDIと同じである。第1の例では、時間情報生成部202は、図10に示した4種類の時刻1SA,1SB,2SA,2SBを用いて、複数種類の時間情報として、2種類の開時間情報1STa,2STaと、2種類の閉時間情報1STb,2STbと、第1の種類のインターバル時間情報12STcと、第2の種類のインターバル時間情報21STcとを生成している。このうち、時間情報1STa,1STb,2STa,2STbの内容と生成方法は、第1の実施の形態における第1の例と同じである。また、インターバル時間情報12STc,21STcの内容と生成方法は、第2の実施の形態における第1の例と同じである。
監視部203は、上記の6種類の時間情報1STa,2STa,1STb,2STb,12STc,21STcを監視することによって、第1および第2のバルブの動作状態を把握する。
なお、時間情報生成部202は、検出情報1SDIにおける開時刻1SAおよび閉時刻1SBと、検出情報2SDIにおける開時刻2SAおよび閉時刻2SBの代わりに、第1のバルブに対する指示情報における開時刻(開動作を指示した時刻)および閉時刻(閉動作を指示した時刻)と、第2のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、上記の時間情報1STa,1STb,2STa,2STb,12STc,21STcの生成方法と同様の方法で、6種類の時間情報を生成してもよい。あるいは、時間情報生成部202は、上記の時間情報1STa,1STb,2STa,2STb,12STc,21STcに加えて、第1のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻と、第2のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、他の6種類の時間情報を生成してもよい。
<時間情報の第2の例>
次に、図11のタイミングチャートを参照して、本実施の形態における時間情報生成部202が生成する複数種類の時間情報の第2の例について説明する。第2の例は、3つのチャンババルブを監視対象バルブとした場合の例である。ここで、3つの監視対象バルブを、第1のバルブ、第2のバルブおよび第3のバルブと呼ぶ。第1ないし第3のバルブの組み合わせは、チャンババルブ37,47,57,67のうちの任意の3つの組み合わせでよい。
図11は、第1ないし第3のバルブに対応する3つの検出情報を示している。図11では、第1ないし第3のバルブに対応する検出情報を、それぞれ記号1SDI,2SDI,3SDIで表している。図11における検出情報1SDI,2SDI,3SDIの表し方は、図7における検出情報1SDI,2SDI,3SDIと同じである。第2の例では、図11に示した6種類の時刻1SA,1SB,2SA,2SB,3SA,3SBを用いて、複数種類の時間情報として、12種類の時間情報1STa,1STb,2STa,2STb,3STa,3STb,12STc,21STc,23STc,32STc,13STc,31STcを生成している。このうち、時間情報1STa,1STb,2STa,2STb,3STa,3STbの内容と生成方法は、第1の実施の形態における第2の例と同じである。また、時間情報12STc,21STc,23STc,32STc,13STc,31STcの内容と生成方法は、第2の実施の形態における第2の例と同じである。
監視部203は、上記の12種類の時間情報を監視することによって、第1ないし第3のバルブの動作状態を把握する。
なお、時間情報生成部202は、検出情報1SDI,2SDI,3SDIにおける開時刻および閉時刻の代わりに、第1ないし第3のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、上記の12種類の時間情報の生成方法と同様の方法で、12種類の時間情報を生成してもよい。あるいは、時間情報生成部202は、上記の12種類の時間情報に加えて、第1ないし第3のバルブに対する指示情報における開時刻および閉時刻を用いて、他の12種類の時間情報を生成してもよい。
<第3の実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、2つ以上の監視対象バルブの異常を検出することができる他に、2つ以上の監視対象バルブの開動作と閉動作のタイミングのばらつきと、2つ以上の監視対象バルブの動作のタイミングの相互関係のばらつきとを把握することが可能になる。
なお、本実施の形態における時間情報の第1および第2の例では、監視対象バルブの数が2つの場合と3つの場合の例について説明したが、本実施の形態では、監視対象バルブの数は、4つ以上でもよい。
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。以下、本実施の形態における成膜装置100が、第1の実施の形態と異なる点について説明する。始めに、図12を参照して、本実施の形態におけるガス供給制御部200の構成について説明する。図12は、ガス供給制御部200の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、ガス供給制御部200は、第1の実施の形態における監視部203の代わりに、タイミング調整部204を有している。本実施の形態では、チャンババルブ37,47,57,67のうちの1つ以上のチャンババルブを、後述する調整の対象となる調整対象バルブとする。本実施の形態における時間情報生成部202は、調整対象バルブの動作に関連する少なくとも1種類の時間情報を生成する。タイミング調整部204は、時間情報生成部202において生成された少なくとも1種類の時間情報を用いて、調整対象バルブに対して開動作を指示するタイミングと、調整対象バルブに対して閉動作を指示するタイミングのうちの少なくとも一方を調整する。
次に、図13を参照して、本実施の形態における時間情報生成部202において生成される時間情報の一例について説明する。図13は、調整対象バルブの動作を示すタイミングチャートである。図13では、調整対象バルブに対応する調整前の指示情報を記号VDOで表し、調整対象バルブに対応する調整前の検出情報を記号SDIで表している。検出情報SDIは、調整対象バルブに対応するCVセンサの検出信号を含んでいる。図13において、指示情報VDOにおける立ち上がりと立ち下りは、それぞれ、調整対象バルブに対する開動作の指示のタイミングと閉動作の指示のタイミングを表している。また、図13において、検出情報SDIにおける立ち上がりと立ち下りは、それぞれ、調整対象バルブに対応するCVセンサによって検出された調整対象バルブの開動作のタイミングと閉動作のタイミングを表している。
また、図13では、指示情報VDOにおける立ち上がりの時刻と立ち下りの時刻を、それぞれ記号VA,VBで表し、検出情報SDIにおける立ち上がりの時刻と立ち下りの時刻を、それぞれ記号SA,SBで表している。
本実施の形態では、時間情報生成部202は、指示情報VDOにおける開時刻VAと検出情報SDIにおける開時刻SAを用いて、調整対象バルブの開動作に関連する時間情報として開遅延時間情報を生成する。この開遅延時間情報は、ガス供給制御部200が調整対象バルブに対して開動作を指示した時刻VAから、調整対象バルブに対応するCVセンサによって調整対象バルブの開動作が検出された時刻SAまでの時間Tonを表す。時間Tonは、簡単に言うと、調整対象バルブの開動作の遅延時間(タイムラグ)である。
また、時間情報生成部202は、指示情報VDOにおける閉時刻VBと検出情報SDIにおける閉時刻SBを用いて、調整対象バルブの閉動作に関連する時間情報として閉遅延時間情報を生成する。この閉遅延時間情報は、ガス供給制御部200が調整対象バルブに対して閉動作を指示した時刻VBから、調整対象バルブに対応するCVセンサによって調整対象バルブの閉動作が検出された時刻SBまでの時間Toffを表す。時間Toffは、簡単に言うと、調整対象バルブの閉動作の遅延時間(タイムラグ)である。
調整対象バルブの開動作および閉動作の遅延時間(タイムラグ)は、調整対象バルブを通過するガスの圧力、調整対象バルブの累積動作回数、調整対象バルブの個体差等の種々の要因によって変動し得る。
次に、図13および図14を参照して、ガス供給制御部200の動作について説明する。図14は、第1の実施の形態で説明した成膜処理におけるガス供給制御部200の動作を示すフローチャートである。成膜処理では、まず、時間情報生成部202が、調整対象バルブの開遅延時間情報と閉遅延時間情報を生成する(図14におけるステップS11)。
次に、時間情報生成部202は、開遅延時間情報から開補正時間情報を求め、閉遅延時間情報から閉補正時間を求める(図14におけるステップS12)。開補正時間は、調整対象バルブに対応するCVセンサによって調整対象バルブの開動作が検出される時刻を、ガス供給レシピにおいて設定された開動作の時刻に合わせるための時間である。閉補正時間は、調整対象バルブに対応するCVセンサによって調整対象バルブの閉動作が検出される時刻を、ガス供給レシピにおいて設定された閉動作の時刻に合わせるための時間である。図13において、指示情報VDOにおける立ち上がりの時刻と立ち下りの時刻は、ガス供給レシピにおいて設定された調整対象バルブの開動作および閉動作の時刻でもある。従って、時間Tonは、調整対象バルブに関して、ガス供給レシピにおいて設定された開動作の時刻からCVセンサによって開動作が検出された時刻までの時間でもある。この場合、開補正時間は−Tonとなる。また、時間Toffは、調整対象バルブに関して、ガス供給レシピにおいて設定された閉動作の時刻からCVセンサによって閉動作が検出された時刻までの時間でもある。この場合、閉補正時間は−Toffとなる。
次に、タイミング調整部204は、開補正時間と閉補正時間を監視して、これらの時間が設定範囲内か否かを判定する(図14におけるステップS13)。タイミング調整部204は、開補正時間と閉補正時間が設定範囲内の場合(Yes)には、調整対象バルブに関して、開動作を指示するタイミングと閉動作を指示するタイミングを調整する(図14におけるステップS14)。具体的には、タイミング調整部204は、調整対象バルブに関して、開動作を指示するタイミング(時刻)を、ガス供給レシピにおいて設定されたタイミング(時刻)から開補正時間の分だけずらし、閉動作を指示するタイミング(時刻)を、ガス供給レシピにおいて設定されたタイミング(時刻)から閉補正時間の分だけずらすように、バルブ制御部201を制御する。
図13では、タイミング調整部204によって調整された後の指示情報を記号VDOaで表し、指示情報VDOaに応じた検出情報を記号SDIaで表している。図13に示した例では、指示情報VDOaは、調整前の指示情報VDOに比べて、開補正時間−Tonの分だけ早く開動作を実行し、閉補正時間−Toffの分だけ早く閉動作を実行するように、調整対象バルブに対して指示している。その結果、検出情報SDIaが表す開動作と閉動作のタイミング(時刻)は、それぞれ、ガス供給レシピにおいて設定された開動作および閉動作のタイミング(時刻)と一致している。
図14におけるステップS14を実行した場合には、その後ステップS11に戻り、ステップS11からステップS13を再度実行する。
図14におけるステップS13において、開補正時間と閉補正時間が設定範囲外の場合(No)には、タイミング調整部204は、調整対象バルブに異常があると判断して、バルブ制御部201に対して、成膜装置100における成膜処理を中止するように指示する(図14におけるステップS15)。
なお、図14におけるステップS14は、ステップS11からステップS13を複数回繰り返した後に実行してもよい。この場合には、複数回実行されるステップS12で求められた複数の開補正時間の平均値を、ステップS14を実行する際に使用する開補正時間とし、複数回実行されるステップS12で求められた複数の閉補正時間の平均値を、ステップS14を実行する際に使用する閉補正時間としてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、調整対象バルブを、ガス供給レシピによって設定されたタイミング(時刻)通りに動作させることが可能になる。このように、本実施の形態によれば、チャンババルブの動作に関連する時間情報を用いて、チャンババルブの動作を調整することが可能になる。
前述のように、調整対象バルブの開動作および閉動作の遅延時間(タイムラグ)は、種々の要因によって変動し得る。そのため、予め決められた開補正時間および閉補正時間を用いて調整対象バルブの動作を調整しても、調整対象バルブが、常に、ガス供給レシピによって設定されたタイミング(時刻)通りに動作するとは限らない。これに対し、本実施の形態では、調整対象バルブの実際の動作に関連する開遅延時間情報および閉遅延時間情報を得て、これらに基づいて求めた開補正時間および閉補正時間を用いて調整対象バルブの動作を調整する。そのため、本実施の形態によれば、調整対象バルブの開動作および閉動作の遅延時間(タイムラグ)が変動しても、ガス供給レシピによって設定されたタイミング(時刻)通りに動作するように、自動的に、調整対象バルブの動作を調整することが可能になる。
なお、本実施の形態では、少なくとも1種類の時間情報は、1つの以上の調整対象バルブに関する少なくとも1種類の開遅延時間情報と少なくとも1種類の閉遅延時間情報のうちの少なくとも一方を含んでいればよい。また、タイミング調整部204は、1つ以上の調整対象バルブに対して開動作を指示するタイミングと閉動作を指示するタイミングのうちの少なくとも一方を調整すればよい。
また、本実施の形態において、ガス供給制御部200は、タイミング調整部204の他に、第1ないし第3の実施の形態のいずれかにおける監視部203を有していてもよい。そして、本実施の形態においても、第1ないし第3の実施の形態のいずれかと同様に、時間情報生成部202によって監視対象バルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成し、監視部203によって複数種類の時間情報を監視してもよい。
本実施の形態におけるその他の構成および作用は、第1の実施の形態と同様である。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明の処理装置は、ALD装置に限らず、複数のガスを供給して成膜処理等を行う他の処理装置に適用することができる。また、本発明は、半導体ウエハに限らず、液晶表示装置、有機ELディスプレイ、薄膜太陽電池パネル等に用いられる大型のガラス基板等を処理する処理装置にも適用することができる。
10…処理部、11…処理容器、20…ガス供給部、30,40,50,60…ガス供給源、31,41,51,61…配管、37,47,57,67…チャンババルブ、37a,47a,57a,67a…ソレノイド、39,49,59,69…CVセンサ、80…集合バルブユニット、100…成膜装置、200…ガス供給制御部、201…バルブ制御部、202…時間情報生成部、203…監視部、204…タイミング調整部、300…制御装置、301…EC、401…モジュールコントローラ(MC)、413…I/Oモジュール、415…I/Oボード。

Claims (14)

  1. 被処理体を収容する処理容器と、
    前記被処理体の処理に使用される複数のガスを前記処理容器内に供給するための複数のガス供給路と、
    それぞれ前記複数のガス供給路の開閉を行う複数のバルブと、
    前記複数のバルブの開閉動作を制御する制御部と
    を備えた処理装置であって、
    前記複数のバルブのうちの1つ以上のバルブは、前記制御部が監視の対象とする監視対象バルブであり、
    前記制御部は、前記監視対象バルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する時間情報生成部と、前記複数種類の時間情報を監視する監視部とを有し、
    前記複数種類の時間情報は、前記監視対象バルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の開時間情報と、前記監視対象バルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す少なくとも1種類の閉時間情報とを含むことを特徴とする処理装置。
  2. 更に、前記監視対象バルブの開動作および閉動作を検出する1つ以上のセンサを備え、
    前記監視対象バルブの開動作に関連する時刻は、前記センサによって前記監視対象バルブの開動作が検出された時刻であり、
    前記監視対象バルブの閉動作に関連する時刻は、前記センサによって前記監視対象バルブの閉動作が検出された時刻であることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 前記監視対象バルブの開動作に関連する時刻は、前記制御部が前記監視対象バルブに対して開動作を指示した時刻であり、
    前記監視対象バルブの閉動作に関連する時刻は、前記制御部が前記監視対象バルブに対して閉動作を指示した時刻であることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  4. 前記被処理体に対して、前記複数のガスを、互いに異なるタイミングで間欠的に繰り返し供給して成膜を行うALD(Atomic Layer Deposition)装置であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の処理装置。
  5. 被処理体を収容する処理容器と、
    前記被処理体の処理に使用される複数のガスを前記処理容器内に供給するための複数のガス供給路と、
    それぞれ前記複数のガス供給路の開閉を行う複数のバルブと、
    前記複数のバルブの開閉動作を制御する制御部と
    を備えた処理装置であって、
    前記複数のバルブのうちの2つ以上のバルブは、前記制御部が監視の対象とする監視対象バルブであり、
    前記2つ以上の監視対象バルブは、第1のバルブと第2のバルブを含み、
    前記制御部は、前記第1のバルブと第2のバルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する時間情報生成部と、前記複数種類の時間情報を監視する監視部とを有し、
    前記複数種類の時間情報は、前記第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の前記第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類のインターバル時間情報と、前記第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の前記第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類のインターバル時間情報とを含むことを特徴とする処理装置。
  6. 更に、前記第1のバルブの開動作および閉動作を検出する第1のセンサと、前記第2のバルブの開動作および閉動作を検出する第2のセンサとを備え、
    前記第1のバルブの開動作に関連する時刻は、前記第1のセンサによって前記第1のバルブの開動作が検出された時刻であり、
    前記第1のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記第1のセンサによって前記第1のバルブの閉動作が検出された時刻であり、
    前記第2のバルブの開動作に関連する時刻は、前記第2のセンサによって前記第2のバルブの開動作が検出された時刻であり、
    前記第2のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記第2のセンサによって前記第2のバルブの閉動作が検出された時刻であることを特徴とする請求項5記載の処理装置。
  7. 前記第1のバルブの開動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第1のバルブに対して開動作を指示した時刻であり、
    前記第1のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第1のバルブに対して閉動作を指示した時刻であり、
    前記第2のバルブの開動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第2のバルブに対して開動作を指示した時刻であり、
    前記第2のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第2のバルブに対して閉動作を指示した時刻であることを特徴とする請求項5記載の処理装置。
  8. 前記被処理体に対して、前記複数のガスを、互いに異なるタイミングで間欠的に繰り返し供給して成膜を行うALD(Atomic Layer Deposition)装置であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の処理装置。
  9. 被処理体を収容する処理容器と、
    前記被処理体の処理に使用される複数のガスを前記処理容器内に供給するための複数のガス供給路と、
    それぞれ前記複数のガス供給路の開閉を行う複数のバルブと、
    前記複数のバルブの開閉動作を制御する制御部と
    を備えた処理装置であって、
    前記複数のバルブのうちの2つ以上のバルブは、前記制御部が監視の対象とする監視対象バルブであり、
    前記2つ以上の監視対象バルブは、第1のバルブと第2のバルブを含み、
    前記制御部は、前記第1のバルブと第2のバルブの動作に関連する複数種類の時間情報を生成する時間情報生成部と、前記複数種類の時間情報を監視する監視部とを有し、
    前記複数種類の時間情報は、前記第1のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類の開時間情報と、前記第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類の閉時間情報と、前記第2のバルブの開動作に関連する時刻から次の閉動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類の開時間情報と、前記第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類の閉時間情報と、前記第1のバルブの閉動作に関連する時刻から次の前記第2のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第1の種類のインターバル時間情報と、前記第2のバルブの閉動作に関連する時刻から次の前記第1のバルブの開動作に関連する時刻までの時間を表す第2の種類のインターバル時間情報とを含むことを特徴とする処理装置。
  10. 更に、前記第1のバルブの開動作および閉動作を検出する第1のセンサと、前記第2のバルブの開動作および閉動作を検出する第2のセンサとを備え、
    前記第1のバルブの開動作に関連する時刻は、前記第1のセンサによって前記第1のバルブの開動作が検出された時刻であり、
    前記第1のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記第1のセンサによって前記第1のバルブの閉動作が検出された時刻であり、
    前記第2のバルブの開動作に関連する時刻は、前記第2のセンサによって前記第2のバルブの開動作が検出された時刻であり、
    前記第2のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記第2のセンサによって前記第2のバルブの閉動作が検出された時刻であることを特徴とする請求項9記載の処理装置。
  11. 前記第1のバルブの開動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第1のバルブに対して開動作を指示した時刻であり、
    前記第1のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第1のバルブに対して閉動作を指示した時刻であり、
    前記第2のバルブの開動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第2のバルブに対して開動作を指示した時刻であり、
    前記第2のバルブの閉動作に関連する時刻は、前記制御部が前記第2のバルブに対して閉動作を指示した時刻であることを特徴とする請求項9記載の処理装置。
  12. 前記被処理体に対して、前記複数のガスを、互いに異なるタイミングで間欠的に繰り返し供給して成膜を行うALD(Atomic Layer Deposition)装置であることを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の処理装置。
  13. 被処理体を収容する処理容器と、
    前記被処理体の処理に使用される複数のガスを前記処理容器内に供給するための複数のガス供給路と、
    それぞれ前記複数のガス供給路の開閉を行う複数のバルブと、
    前記複数のバルブの開閉動作を制御する制御部と、
    前記複数のバルブのうちの1つ以上のバルブである調整対象バルブの開動作および閉動作を検出する1つ以上のセンサと
    を備えた処理装置であって、
    前記制御部は、前記調整対象バルブの動作に関連する少なくとも1種類の時間情報を生成する時間情報生成部と、タイミング調整部とを有し、
    前記少なくとも1種類の時間情報は、前記制御部が前記調整対象バルブに対して開動作を指示した時刻から前記センサによって前記調整対象バルブの開動作が検出された時刻までの時間を表す少なくとも1種類の開遅延時間情報と、前記制御部が前記調整対象バルブに対して閉動作を指示した時刻から前記センサによって前記調整対象バルブの閉動作が検出された時刻までの時間を表す少なくとも1種類の閉遅延時間情報のうちの少なくとも一方を含み、
    前記タイミング調整部は、前記少なくとも1種類の開遅延時間情報と前記少なくとも1種類の閉遅延時間情報のうちの前記少なくとも一方を用いて、前記調整対象バルブに対して開動作を指示するタイミングと前記調整対象バルブに対して閉動作を指示するタイミングのうちの少なくとも一方を調整することを特徴とする処理装置。
  14. 前記被処理体に対して、前記複数のガスを、互いに異なるタイミングで間欠的に繰り返し供給して成膜を行うALD(Atomic Layer Deposition)装置であることを特徴とする請求項13記載の処理装置。
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