JP2016039647A - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

非接触電力伝送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016039647A
JP2016039647A JP2014159503A JP2014159503A JP2016039647A JP 2016039647 A JP2016039647 A JP 2016039647A JP 2014159503 A JP2014159503 A JP 2014159503A JP 2014159503 A JP2014159503 A JP 2014159503A JP 2016039647 A JP2016039647 A JP 2016039647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power transmission
power
resonance
current
resonance system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014159503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6410511B2 (ja
Inventor
吉弘 昌史
Masashi Yoshihiro
昌史 吉弘
義弘 戸高
Yoshihiro Todaka
義弘 戸高
淳史 田中
Junji Tanaka
淳史 田中
大貫 悟
Satoru Onuki
悟 大貫
宮内 靖
Yasushi Miyauchi
靖 宮内
井戸 寛
Hiroshi Ido
寛 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2014159503A priority Critical patent/JP6410511B2/ja
Publication of JP2016039647A publication Critical patent/JP2016039647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6410511B2 publication Critical patent/JP6410511B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】磁界共鳴に基づく非接触電力伝送装置において、負荷の変動により共振状態が変化し、送電共振系の共振電圧が送電共振系を構成する部品の耐圧を超え、送電共振系が破損してしまう。【解決手段】上記課題を解決するために、本発明の非接触電力伝送装置は、非接触電力伝送装置の送電装置の共振電圧、電流を元に共振系の駆動周波数を変更し共振を維持するとともに、共振電圧の上昇を抑えるように駆動回路の駆動条件を変更する手段を備えることにより、負荷変動に対しても共振を維持して電力伝送を継続しつつ、回路等の破損を防止した、非接触電力伝送装置を提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、送電装置に具備された送電コイルと受電装置に具備された受電コイルを介して、非接触(ワイヤレス)で電力の伝送を行う非接触電力伝送装置に関する。
非接触で電力を伝送する方法として、電磁誘導(数100kHz)による電磁誘導型、電界または磁界共鳴を介したLC共振間伝送による電界・磁界共鳴型、電波(数GHz)によるマイクロ波送電型、あるいは可視光領域の電磁波(光)によるレーザ送電型が知られている。この中で既に実用化されているのは、電磁誘導型である。これは簡易な回路(トランス方式)で実現可能であるなどの優位性はあるが、送電距離が短いという課題もある。
そこで、最近になって近距離伝送(〜2m)が可能な電界・磁界共鳴型の電力伝送が注目を浴びてきた。このうち、電界共鳴型の場合、伝送経路中に手などを入れると、人体が誘電体であるため、エネルギーを熱として吸収して誘電体損失を生じる。これに対して磁界共鳴型の場合、人体がエネルギーをほとんど吸収せず、誘電体損失を避けられる。この点から磁界共鳴型に対する注目度が上昇してきている。
一般的に、磁界共鳴型の非接触電力伝送装置は、送電装置と受電装置を備える。送電装置は少なくとも送電コイルと共振容量で構成される送電共振系と、送電共振器に電力を供給する送電部を有する。受電装置は少なくとも受電コイルと共振容量で構成される受電共振系を有する。磁界共鳴型の非接触電力伝送装置は、送電共振系と受電共振系が磁界的に共鳴することを利用して、送電装置から受電装置に非接触で電力を伝送する。
しかし、送電共振系と受電共振系で構成される共振系の間に、金属片などの異物が挿入されると、共振条件が変化してしまう。さらに、共振系の間の距離が変化した場合、負荷変動が生じた場合でも共振条件が変化してしまう。共振条件が変化すると、共振系の共振状態が維持できなくなり、電力の伝送効率が低下してしまう。
特許文献1には、磁界共鳴型の非接触電力伝送装置において、上記のような原因で起こる共振系の変化を受電装置において検出する構成とともに、共振系の共振状態を維持する目的で、受電装置から送電装置へ通信を行い、送電共振系と受電共振系の共振状態を自動的に調整する構成が開示されている。
特開2011−135760号公報
非接触電力伝送装置においては、特許文献1に示されているように、いかなる条件においても、送電共振系と受電共振系で構成される共振系の共振を最適な状態に維持することが必要である。
共振系の共振状態は、特許文献1に示されているように、送受電共振系への異物の混入や送受電共振系間の距離変化等、そして負荷変動によって変化する。これらの要因により共振系のQ値は大きく変化してしまう。
例えば、一定の駆動電圧と一定の駆動波形で送電共振系を駆動していた場合に負荷変動が生じると、送電共振系に電力が供給され続ける一方で、受電共振系外部への電力の流出が減少するので、送電共振系と受電共振系で構成される共振系自体に送電電力が蓄積されてしまう。その電力は、送電共振系と受電共振系各々を構成するコイルとコンデンサの間を流れる共振電流の増加の形で蓄積される。
その際、送電共振系と受電共振系各々のインピーダンスは一定のため、共振系の発熱量が増加する。また、送受電共振系のQ値が高くなるように作用して、送電共振系と受電共振系各々の共振電圧も上昇する。
その結果、共振電圧が送電共振系や受電共振系を構成するコンデンサの耐圧以上に上昇する場合があり、最悪の場合はコンデンサが破損するという問題があった。更には、共振用のコイル端の電圧も高くなりコイル内部での絶縁破壊が生じる場合もあった。
特許文献1では、負荷変動に対する共振状態を、受電共振系で受電して直流に整流した後の受電電圧(特許文献1においては負荷電圧)により検知し、その結果を送電装置に通信する。そして、送電電圧と送電電流の位相を比較した結果に加えてスイッチング素子を駆動する周波数を発生させるVCO(Voltage Controlled Oscillator)を制御している。
VCOは、受電電圧が予め定められた基準より高いと、送電周波数を下げることにより送電電力を下げる。逆に受電電圧が予め定められた基準より低いと、送電周波数を上げることにより送電電力を上げる。この場合、送電周波数をあえて共振周波数からずらすことにより送電電力の効率化を図っている。
ただし、特許文献1では、高周波の送電電力を生成するスイッチング素子のオン/オフするタイミングと送電電流の関係を考慮していない。スイッチング素子は送電電力がゼロでないタイミングでスイッチングされており、その結果、スイッチングのたびに次式で示すような損失が生じ、スイッチング素子が発熱するという問題があった。
損失は、以下の式(1)によって求められる。
損失=V×I×ΔT/6 ・・・式(1)
V:スイッチング時の電位(V)
I:スイッチング時の電流(A)
ΔT:スイッチングに要する時間(sec)
上記損失に伴う発熱は、送電電力の効率化が必ずしも最大限に図られているわけではないことを表している。
すなわち、特許文献1では、外乱により共振条件が変化した場合でも、送電周波数を適宜変化させることにより送電電力の効率化を図ってはいるが、必ずしも送電電力が最大限に効率化されているわけではなかった。
また、特許文献1では、受電装置で受電電圧を検知し、その結果を送電装置に通信していたので、受電装置と送電装置に通信機能を搭載する必要があった。この結果、非接触電力伝送装置が大型化し、かつ高価格になってしまうという問題があった。
本発明の非接触電力伝送装置は、送電コイル及び送電容量により構成された送電共振系を有する送電装置と、受電コイル及び受電容量により構成された受電共振系を有する受電装置とを備え、前記送電装置から前記受電装置へ電力を伝送する非接触電力伝送装置において、前記送電装置は、更に前記送電共振系を駆動する駆動回路と、前記送電共振系の電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器が検出した電流が正から負、或いは負から正に変化する場合のゼロとなる時刻を検出する電流ゼロクロス検出器と、前記電流がゼロとなる時刻に基づいて、前記駆動回路から前記送電共振系へ電力の供給が開始される時刻を制御する駆動制御回路と、前記送電共振系の電圧を検出する共振電圧検出器とを備え、前記駆動回路は、前記共振電圧検出器が検出した共振電圧に基づいて、前記駆動回路から前記送電共振系への供給電圧を変化させることにより、前記送電装置から前記受電装置へ伝送する電力の大きさを制御することを特徴とする。
さらに、本発明の非接触電力伝送装置は、送電コイル及び送電容量により構成された送電共振系を有する送電装置と、受電コイル及び受電容量により構成された受電共振系を有する受電装置とを備え、前記送電装置から前記受電装置へ電力を伝送する非接触電力伝送装置において、前記送電装置は、更に前記送電共振系を駆動する駆動回路と、前記送電共振系の電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器が検出した電流が正から負、或いは負から正に変化する場合のゼロとなる時刻を検出する電流ゼロクロス検出器と、前記電流がゼロとなる時刻に基づいて、前記駆動回路から前記送電共振系へ電力の供給が開始される時刻を制御する駆動制御回路と、前記送電共振系の平均電流を検出する平均電流検出器とを備え、前記駆動回路は、前記平均電流検出器が検出した平均電流に基づいて、前記駆動回路から前記送電共振系への供給電圧を変化させることにより、前記送電装置から前記受電装置へ伝送する電力の大きさを制御することを特徴とする。
本発明では、送電回路側で送電電流がゼロとなるタイミングでスイッチング素子のオン/オフのスイッチングが可能となる。
この結果、スイッチング素子が発熱することがなく、送電回路と受電回路の通信を必要としない簡易的な手段で損失の少ない非接触電力伝送装置が実現できる。
本発明では、送電共振系の共振状態を監視しつつ送電共振系へ供給される電力を可変にすることにより共振器の共振状態を最適化する。送電回路と受電回路の通信を必要としないため、簡易的な手段で負荷変動に対応できる。
この結果、送受電共振系への異物の混入や送電共振系と受電共振系との距離変化等、または負荷変動による共振回路を構成するコンデンサの破損を防止できる。また、送受電共振系への異物の混入や送電共振系と受電共振系との距離変化等、または受電側に接続された負荷の変動に対応可能な非接触電力伝送装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における非接触電力伝送装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における共振制御方法を説明するための簡略化された送電装置のブロック図 本発明の実施の形態1における共振制御方法を説明するための簡略化された送電装置における波形図 本発明の実施の形態1におけるフルブリッジ回路の送電装置を備えた非接触電力伝送装置を示すブロック図 共振電圧の分圧に抵抗を用いた共振電圧検出器を示す回路図 共振電圧の分圧にキャパシタを用いた共振電圧検出器を示す回路図 本発明の実施の形態2における非接触電力伝送装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるフルブリッジ回路の送電装置を備えた非接触電力伝送装置を示すブロック図 本発明の実施の形態2における非接触電力伝送装置の電流ゼロクロス検出器と平均電流検出器を示す図 本発明の実施の形態2における電流検出手段で検出される電流波形と電流ゼロクロス検出波形を示す波形図 本発明の実施の形態2において送電電圧を一定に保ったときの送電電流と送電コイルと送電容量間の共振電圧の関係を示した図
<実施の形態1>
図1は、本発明における実施の形態1の非接触電力伝送装置100の概略構成を示す。非接触電力伝送装置100は、送電装置10と受電装置20により構成される。送電装置10は、高周波電力を非接触伝送するための送電共振系50を備える。受電装置20は、送電装置10の送電共振系50が送電する高周波電力を受電するための受電共振系60を備える。本発明の非接触電力伝送装置100は、送電共振系50と受電共振系60を磁気的に結合させて、送電装置10から受電装置20に非接触で電力を伝送する。
更に、送電装置10は、送電共振系50を駆動する駆動回路30、送電共振系50の共振電流を検出する電流検出器41、送電共振系50の共振電圧を検出する共振電圧検出器43、電流検出器41が検出した共振電流に基づき送電共振系50と受電共振系60で構成される送受電共振系の共振特性のピーク点の周波数に駆動周波数を調整するための信号を検出する電流ゼロクロス検出器42、電流ゼロクロス検出器42の検出信号に基づいて、駆動回路30の駆動電力を制御する駆動制御回路40を備える。駆動回路30は、共振電圧検出器43が検出した送電共振系50の共振電圧に基づいて、送電共振系50へ供給する電力を調整する。
従来の非接触電力伝送装置では、送電装置10と受電装置20に別途通信手段を設け、受電装置20に接続された負荷が小さくなった情報を受電装置20が送電装置10に送信し、その情報を受信した送電装置10は駆動回路の電力を低下させるように制御していた。
これに対し、本発明の非接触電力伝送装置では、図1で示したとおり、通信手段を用いることなく、送電共振系50の挙動を監視して送電電力を制御する。これにより、送電装置側で負荷変動による変化を吸収しつつ、送電を継続することが可能となる。
(共振電流のゼロクロス点に基づく共振制御)
図1に示した構成に於いて、駆動回路30が送電共振系50に過渡的な電力、例えばステップ状の電圧を印加すると、送電共振系50と受電共振系60からなる送受電共振系に固有の共振周波数で振動を始める。電流検出器41は、送電共振系50の電流を検出し、その検出結果に基づいて、電流ゼロクロス検出器42は送電共振系50の共振状態を検出する。電流ゼロクロス検出器42は、検出した共振状態を駆動制御回路40に送り、駆動回路30を駆動する。
具体的には、電流検出器41が検出した振動電流のゼロクロス点を電流ゼロクロス検出器42で検出し、この検出点を元にして駆動回路30の出力を変化させると、正帰還となるように共振状態が定まり共振が開始する。そして、送電共振系50と受電共振系60からなる送受電共振系は、送受電共振系の共振周波数に応じて発振が開始され継続する。これを以後、自励発振と呼称する。そして、この共振状態を維持しつつ電力が伝送される。
送受電共振系が自励発振する動作を図2Aと図2Bを用いて詳細に説明する。図2Aは送電装置10の簡略回路図を示し、図2Bは図2Aの挙動を説明する波形図を示す。なお、図2Aは、本発明の特徴である共振電流のゼロクロス点に基づいて正帰還をかけながら共振させる方法を説明し易くするために、送電装置10を簡略化したブロック図である。
図2Aに於いて、ラッチ回路406はDタイプであり、Dはデータ入力、Cはクロック入力、Qはラッチ出力、QバーはQの反転出力を示している。Cに入力されるクロックの立ち上がり毎にDのデータ入力信号をラッチしてQに出力する。図2Aでは反転出力Qバーがデータ入力Dに接続されているので、Cに入力されるクロックの立ち上がり毎に出力Qが反転する。
ラッチ回路406は接地され、不図示のスイッチを介して電源405にも接続される。自励発振開始時に、不図示のスイッチがオンとなり、電源405からラッチ回路406に電圧の供給が開始される。ラッチ回路406の出力Qには、抵抗503、電力伝送用の送電コイル501、送電容量502が接続され、送電コイル501と送電容量502が、図1に記載した送電共振系50の直列共振回路を構成する。
電流検出手段450は、送電共振系50の直列共振回路に流れる電流を検出する。具体的には、送電共振系50の直列共振回路に直列に電流検出用の抵抗が設けられ、電流検出手段450は、その電流検出用の抵抗の両端の電位差を検出することにより送電共振系50の直列共振回路に流れる電流を検出する。また、電流検出手段450は、検出された電流値に基づいて、電流が0となるゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点でLowからHighに立ち上がるクロック信号を生成する。電流検出手段450が生成したクロック信号は、ラッチ回路406のクロックCに入力される。
以下では、図2Aの回路図に基づいて、自励発振の動作を説明する。なお、電源投入による動作開始に際して、不図示のセット信号でラッチ回路406の出力QがHighで開始するように初期設定されているとして説明する。セット信号を用いるほかにも、別途、電源電圧の上昇により動作開始を検出して、ラッチ出力QがHighの場合にはクロック信号を追加で入力してもよいし、更に、電源投入開始後に発振していないことを検出した場合は開始動作のトリガを別途生成し加えてもよい。
図2Bは図2Aに示した端子E,F、Gにおける電圧波形と、送電コイル501と送電容量502で構成される直列共振回路に流れる電流Iの電流波形である。図中においてレベルを表す1や0は、電圧や電流の大きさを模式的に表し、電圧の場合、例えば1Vのレベルに相当するものとする。また、T1,T2・・・は破線で示したタイミングに付けたラベルである。また、図2Aにおいて電流Iで示す方向に電流が流れる場合を正の電流とする。
図2Bは、ラッチ回路406に時刻T2のタイミングで電源が投入された場合における図2Aの回路の動作について説明する。時刻T2以前の破線で囲った504の範囲は電源投入前であって、図2Aの端子E、F、Gは接地電位であり、図2Aの回路には電流も流れていない状態であることを示している。
ラッチ回路406に電源が投入されると、図2Bの505に示すようにラッチ出力QがHighとなり、E端子の電圧がHighになる。端子Eの箇所で電圧が上昇することにより、抵抗503、送電コイル501を経由して送電容量502に充電されるように電流が流れる。その結果、送電容量502に電荷が次第に蓄積され、端子Gの電圧が上昇し始める。
電流は、端子Eの電圧と端子Fの電圧が等しくなるまで流れ続ける。すなわち、送電容量502の両端の電位が等しくなるように電流が流れ始め、その結果、送電コイル501に流れる電流がついには最大となり、送電コイル501に蓄えられる磁界エネルギーも最大となる。その後、送電コイル501に蓄えられたエネルギーを放出しようとするため、電流が連続して流れ、これにより更に送電容量502にかかる電圧が上昇する。送電コイル501の磁界エネルギーが放出されてしまうと電流が0となり、一方で、送電容量502にかかる電圧は最大となる。この時、送電容量502の両端の電圧はラッチ回路406の出力Qから出力されている電圧の約2倍に達する。
ここで、ラッチ出力QがHighを維持する場合、送電容量502にかかる電圧がラッチ出力Qの電圧より高いため、送電容量502が放電する方向に電流が流れ、送電コイル501に再び磁界エネルギーが蓄積されていく。
このような、送電コイル501と送電容量502の間でエネルギーのやり取りが繰り返されることにより、図2Aの回路が共振する。ただし、エネルギーが抵抗503で消費されるため、このようなエネルギーのやり取りは減衰振動となり、暫時、共振振幅が低下して、最終的には共振が停止する。
そこで、共振状態を維持するために下記の動作を行う。
まず、電流検出手段450は、図2Bに示した電流のゼロクロス点509を検出して、ゼロクロス点509でLowからHighに立ち上がるクロック信号を生成する。ゼロクロス点509は時刻T4とほぼ一致する。生成されたクロック信号は、ラッチ回路406のクロックCに入力される。図2Aに示したように、反転出力Qバーがデータ入力Dに接続されているので、Cに入力されるクロックの立ち上がり毎に出力Qが反転する。したがって、電流のゼロクロス点509に対応するクロック信号の立ち上がり応じて、ラッチ回路406において時刻T4でラッチ出力Qが反転する。
ラッチ出力Qが反転せずにHighのままであった場合には、ラッチ出力Qの電圧が1であるのに対して送電容量502の電圧が2であり、抵抗503と送電コイル501との両端には、その差分である1の電圧が印加されていた。
ラッチ出力Qが反転し出力がLowとなると、抵抗503と送電コイル501との両端には、さらに1の電圧が合わさって、2の電圧が印加することになる。すなわち、更に高い電圧が抵抗503と送電コイル501との両端に印加され、より多くのエネルギーを送電コイル501が一時的に蓄えられることになる。
この動作を、時刻T6、T8、・・・と順次繰り返せば、図2Bに示したように共振電圧が増加していき、図2Aに示した回路の共振が継続するようになる。
一方、抵抗503でエネルギーが消費されるので、最終的には有限の共振電圧で共振を継続し、所謂、RLC共振回路のQ値で決まる電圧まで共振電圧が上昇する。
以上に示したように、最初のステップ状の電圧の印加で共振を開始し、最初のゼロクロス点で駆動する手段の出力を変化させることにより、振動を継続させることができる。この構成を用いることにより自励発振による無線給電が可能となる。
なお、ラッチ回路406の出力Qの電圧がゼロクロスするタイミング毎に、更なる電圧が共振コンデンサの電圧に加算されるので、本来は、共振開始から急速に共振電圧が上昇していくが、図では共振の動作を分かりやすくするため、振幅の増加を抑えて模式的に示している。
また、抵抗503の値のバラツキ等により共振電流や共振電圧が変化するので、共振回路の電流を検出し、その増加を抑制するように駆動電圧を制御することが望ましい。
図2Aで示した回路は、以下に述べる実施の形態と一部重複する部分もあるが、自励発振のメカニズムをわかりやすく説明するための回路である。図2Aのラッチ回路406は、後に述べる図3と図6の駆動パルス生成回路401に相当する。
以上に示したように、最初のステップ状の電圧の印加で共振を開始し、最初のゼロクロス点で駆動する手段の出力を変化させることにより、振動を継続させることができる。
このようなソフトスイッチングを用いることにより、スイッチング損失の少ない最適な状態で自励発振による無線給電が可能となる。
但し、抵抗503は一般的には回路の配線抵抗やコイルの抵抗成分に相当し共振の減衰等の挙動に関わっている。すなわち、共振回路にあえて抵抗503を挿入するという意味ではなく、上記において説明の簡単化のために抵抗503を明記したものである。
(送電共振系の電圧監視に基づく電力制御)
図1の送電共振系50と受電共振系60からなる送受電共振系は、送電共振系50と受電共振系60の相対的な位置関係に依存して結合係数が変動した場合や、負荷が変動すると、送電共振系50と受電共振系60の共振電圧や共振周波数が変動する。
本発明の非接触電力伝送装置100では、これらの変動を含めた共振特性に応じた共振周波数で自励発振を行い、電力伝送動作を継続させる。その結果、送電共振系50と受電共振系60の相対的な位置関係に依存して結合係数が変動した場合や、負荷変動が生じた場合でも、安定して共振電圧を高く維持できるので高い伝送電力を実現できる。
本発明の実施の形態1では、送電共振系50の電圧監視を行い、送電共振系50の電力制御を行う。以下、詳細に説明する。
図4Aに共振電圧検出器43の回路構成の一例である共振電圧検出器431を示す。図4Aの端子G、Hは、図3の端子G、Hに相当する。
図3に示した送電コイル501と送電容量502の間の端子Gの電位は、送電周波数と、送電コイル501と送電容量502の送電周波数におけるインピーダンスと、送電コイル501と送電容量502を移動する電荷に応じた電圧となる。
送電電力の方が受電系での消費電力を上回ると、余剰電力は送電コイル501と送電容量502の間および、受電コイル601と受電容量602との間の電荷のやりとりの形で蓄積される。電力が増えるほど送電コイル501と送電容量502の間を移動する電荷は増加し続け、余剰電力の増加分が、送電コイル501と送電容量502および受電コイル601と受電容量602の発熱によるジュール損及びコイルからの放射損とバランスするまで、蓄積される電荷は増加し続ける。
このとき、端子Gにおける信号は、蓄積した電荷に比例したほぼ正弦波となる。電圧制御回路301の出力電圧が仮に24Vで、送電コイル501と送電容量502のQ値が100だった場合、端子Gの電位の最大値は2000Vを超える可能性もある。
そのため、図4Aでは抵抗451を数十MΩの高抵抗として電流を抑制する必要がある。さらには、ダイオード452、453で検波し、出力を数V程度の共振電圧に比例した略直流に変換する。実施の形態1では、この出力電圧を一定に保つ様に、送電共振系50の駆動電力を制御する。このように、共振電圧検出器43で送電共振系50の共振電圧を検出し、共振電圧検出器43が検出した共振電圧に基づいて、送電共振系50が破損する恐れのない共振電圧まで低下するように、送電共振系50の駆動電力を低下させる。
図3に示したように、駆動回路30が検出した共振電圧に基づいて、電圧制御回路301がFET311〜314に供給する電圧を変化させ、駆動制御回路40がパルス状のFET駆動信号でFET311〜314をスイッチングさせることにより、駆動回路30全体としてパルス振幅変調(以下、PAMという)が実現でき、送電共振系50の駆動電力を制御できる。図3の動作については後で詳しく説明する。
図4Aとは異なり、図4Bの場合のように端子Gの電位をキャパシタ461と462を用いて低電圧の正弦波に分圧してもよい。図4Bの端子G、Hは、図3の端子G、Hに相当する。図4Aの場合と同様に、端子Gでは高い電圧となる可能性があるので、端子Hでの電位をPAM制御が可能な数V程度の共振電圧に比例した略直流に変換する。そのためには、キャパシタ461の容量とキャパシタ462の容量の比を1:100程度にする必要がある。
この場合、キャパシタ461には非常に高い電圧がかかるので、直流帯耐圧2000V以上(100kHzで耐圧700V)のポリプロピレンフィルムコンデンサを直列に接続して使用した。それをダイオード463で整流して、図4Aの場合と同様に出力を、数V程度の共振電圧に比例した略直流に変換することもできる。後は、図4Aと同様であるので詳細な説明は省略する。
(フルブリッジ回路を用いた送電装置)
図3はフルブリッジ回路を用いた場合における本発明の送電装置10の構成を詳細に示したものである。図3に示した送電装置10においても、図2A及び図2Bで説明した共振電流のゼロクロス点に基づく共振制御を行っている。なお、図3の受電装置20は図1に示した受電装置20と同じであるが、以下の説明で必要な要素部分のみを記載している。
駆動制御回路40は、駆動パルス生成回路401と、FET駆動回路402、FET駆動回路403で構成される。
図3に示したように、まずは、送電共振系50に電力を供給して共振を開始させるために、駆動制御回路40が駆動回路30にパルス状の信号を供給する。
図3を用いて詳しく説明すると、駆動パルス生成回路401は、FET駆動回路402とFET駆動回路403を駆動するパルス状のFET駆動信号を生成する。FET駆動回路402からFET311とFET312にFET駆動信号が供給され、FET駆動回路403からFET313とFET314にFET駆動信号が供給される。FET311〜314はそのスイッチング動作により、交流電力が発生するように制御される。
パルス状のFET駆動信号による共振の開始の方法としては、電圧制御回路301から電源電圧が出力されると、駆動パルス生成回路401の制御出力を得た駆動回路A402と駆動回路B403は、端子E、又は端子Fの出力を、高電圧側、又は低電圧側に設定するように、不図示のセット回路等を用いればよい。
送電コイル501と送電容量502は送電共振系50を構成し、受電共振系60と合わせて送受電共振系を構成している。
電流検出器41はFET311〜314までの合計の電流を検出する。例えば、電流検出器41の箇所に電流検出用の抵抗を挿入し、その抵抗の両端電圧を測定することにより電流を検出できる。電流検出用の抵抗を用いる場合には、電流検出器41を小型化でき、好適である。
電流ゼロクロス検出器42は、電流検出器41が検出した電流値に基づき、電流のゼロクロスを検出する。
以後、駆動パルス生成回路401は、電流ゼロクロス検出器42の検出信号に基づいて、FET駆動信号を生成する。
後は、図2及び図3で説明したように、電流のゼロクロスに基づいて、FET311〜FET314のオン/オフ制御が行われて、共振系の振動が開始されて自励発振が継続する。送電共振系50と受電共振系60で送受電共振系が構成されており、送電共振系50と受電共振系60が共振結合することにより、送受電共振系における周波数特性のピークの周波数で振動が継続するようになる。
なお、図2Aで示す回路図のように、共振コイル501と共振コンデンサ502で構成される共振ループに電流検出手段450を挿入して検出できる電流波形と、図3のようにそれぞれのブリッジ回路を束ねて接地との間に電流検出器41を挿入して検出できる電流波形とでは、波形が異なる。しかし、電流が0付近を経由する場合がゼロクロス点であることは変わりなく、同様に電流のゼロクロス点を検出して送受電共振系の駆動回路を構成できる。
電力制御については、先述したとおりであり、共振電圧検出器43が検出した送電共振系50の共振電圧に基づいて、駆動回路30がPAMを行うことにより、送電共振系50の駆動電力を変調する。
以上のように、本発明における実施の形態1の非接触電力伝送装置では、共振電流のゼロクロス点に基づいて正帰還をかけながら共振させるので、最適化された共振制御が可能である。さらに、送電側と受電側で通信を行わずに送電側での電力制御ができるので、非接触電力伝送装置の小型化、及び低価格化を実現できる。
なお、送電装置にフルブリッジ回路を用いた場合を例として説明したが、送電装置にハーフブリッジ回路を用いても同等の効果を得ることができる。
<実施の形態2>
図5は、本発明における実施形態2の非接触電力伝送装置の概略構成を示す。図6は第2の実施形態における送電装置11の構成を詳細に示した図である。
実施の形態1では、共振電圧検出器43が検出した送電共振系50の共振電圧に基づいて、駆動回路30がPAMを行うことにより、送電共振系50の駆動電力を変調する。
一方、実施の形態2では、図5及び図6に示したように平均電流検出器45が検出した送電共振系50の平均電流に基づいて、駆動回路30がPAMを行うことにより、送電共振系50の駆動電力を変調する。
なお、共振電流のゼロクロス点に基づく共振制御は、実施の形態1と同様の手段で行われる。
以下、実施の形態1との相違点を中心に詳しく説明する。
第2の実施形態では、電流検出器41が検出した送電共振系50の電流から、電流ゼロクロス検出42が電流のゼロクロス時刻を検出し、平均電流検出器45が電流の平均値を検出する。
図7Aは、電流検出器41、電流ゼロクロス検出器42、及び平均電流検出器45を詳細に示した図である。図7Aの端子J、K、Lは、図6の端子J、K、Lに相当する。
電流検出器41には、端子Jを通じて、電圧制御回路301から、FET311、共振コイル501、共振容量502、FET314を経由した電流と、電圧制御回路301から、FET313、共振容量502、共振コイル501、FET312を経由した電流が、交互に流れ込む。
図7Bは、電流検出器41が検出する電流波形と、電流ゼロクロス検出器42が検出するゼロクロス信号を示した波形図である。
電流検出器41に流れ込む電流の波形は、正弦波を折り返したような形になる。図7Aに示したように、電流検出器41を構成する抵抗471は、その一端が接地されている。したがって、電流検出器41から電流ゼロクロス検出器42と平均電流検出45へ出力される信号は、同一波形になる。
電流ゼロクロス検出器42はヒステリシス付きのゼロクロスコンパレータで構成されており、その出力信号は図7Bのようになる。この出力信号が駆動パルス生成回路401に送られて、駆動パルス生成回路401が電流ゼロクロス検出器42の出力信号に基づいて、FET311〜314を駆動するFET駆動信号を生成する。FET311〜314はそのスイッチング動作により、交流電力が発生するように制御される。
平均電流検出器42は、電流検出器41の出力信号を増幅器で増幅した後、ローパスフィルタで平均化して出力する。この出力信号が電圧制御回路301へ送られて、電圧制御回路301が送電共振系50における共振電流が所定の値になるように制御する。具体的には、電圧制御回路301がFET311〜314に供給する電圧を変化させることにより、駆動回路30全体としてPAMが実現でき、送電共振系50の駆動電力を制御できる。
図8は送電電圧を一定に保ったときの送電電流と送電コイル501と送電容量502間の共振電圧の関係を示した一例である。縦軸は所定の電圧値で規格化し、横軸は所定の電流値で規格化した。図8に示すように、送電電流と共振電圧は比例している。したがって、送電電流を一定に制御することにより、送電共振系50と受電共振系60の相対的な位置関係に依存して結合係数が変動した場合や、負荷変動が生じた場合でも、共振電圧を所定の値に維持できる。その結果、伝送電力効率が高い非接触電力伝送装置を実現できる。
本発明の非接触電力伝送装置は、負荷の変動に応じて伝送する電力量を調整しつつ、電力伝送回路の破損を防止できる。
10、11 送電装置
20 受電装置
30 駆動回路
40 駆動制御回路
41 電流検出器
42 電流ゼロクロス検出器
43、431、432 共振電圧検出器
45 平均電流検出器
50 送電共振系
60 受電共振系
70 検波手段
80 出力
100、101 非接触電力伝送装置
301 電圧制御回路
311、312、313、314 FET
401 駆動パルス生成回路
402、403 FET駆動回路
405 電源
406 ラッチ回路
450 電流検出手段
451、455、465、471 抵抗
452、453、463 ダイオード
454、461、462、464 キャパシタ
501 送電コイル
502 送電容量
503 抵抗
509 ゼロクロス点
601 受電コイル
602 受電容量

Claims (6)

  1. 送電コイル及び送電容量により構成された送電共振系を有する送電装置と、
    受電コイル及び受電容量により構成された受電共振系を有する受電装置とを備え、
    前記送電装置から前記受電装置へ非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置において、
    前記送電装置は、更に
    前記送電共振系にパルス状の電力を供給して前記送電共振系に交流電力を生成する駆動回路と、
    前記送電共振系の電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器が検出した電流が正から負、或いは負から正に変化する場合のゼロとなる時刻を検出する電流ゼロクロス検出器と、
    前記電流がゼロとなる時刻に基づいて、前記パルス状の電力の供給が開始される時刻を制御する駆動制御回路と、
    前記送電共振系の電圧を検出する共振電圧検出器とを備え、
    前記駆動回路は、前記共振電圧検出器が検出した共振電圧に基づいて、前記駆動回路から前記送電共振系へ供給する電圧を変化させることにより、前記送電装置から前記受電装置へ伝送する電力の大きさを制御することを特徴とする非接触電力伝送装置。
  2. 前記送電共振系の共振電圧が、前記送電コイル及び前記送電容量が破損しない共振電圧となるように、前記駆動回路から前記送電共振系へ供給する電圧を変化させることを特徴とする請求項1に記載の非接触電力伝送装置。
  3. 送電コイル及び送電容量により構成された送電共振系を有する送電装置と、
    受電コイル及び受電容量により構成された受電共振系を有する受電装置とを備え、
    前記送電装置から前記受電装置へ非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置において、
    前記送電装置は、更に
    前記送電共振系にパルス状の電力を供給して前記送電共振系に交流電力を生成する駆動回路と、
    前記送電共振系の電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器が検出した電流が正から負、或いは負から正に変化する場合のゼロとなる時刻を検出する電流ゼロクロス検出器と、
    前記電流がゼロとなる時刻に基づいて、前記パルス状の電力の供給が開始される時刻を制御する駆動制御回路と、
    前記送電共振系の平均電流を検出する平均電流検出器とを備え、
    前記駆動回路は、前記平均電流検出器が検出した平均電流に基づいて、前記駆動回路から前記送電共振系へ供給する電圧を変化させることにより、前記送電装置から前記受電装置へ伝送する電力の大きさを制御することを特徴とする非接触電力伝送装置。
  4. 前記駆動制御回路は、前記電流がゼロとなる時刻と前記パルス状の電力の供給を開始する時刻を、略一致させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触電力伝送装置。
  5. 前記駆動回路はFETスイッチからなるフルブリッジ回路で構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の非接触電力伝送装置。
  6. 前記駆動回路はFETスイッチからなるハーフブリッジ回路で構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の非接触電力伝送装置。
JP2014159503A 2014-08-05 2014-08-05 非接触電力伝送装置 Active JP6410511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014159503A JP6410511B2 (ja) 2014-08-05 2014-08-05 非接触電力伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014159503A JP6410511B2 (ja) 2014-08-05 2014-08-05 非接触電力伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016039647A true JP2016039647A (ja) 2016-03-22
JP6410511B2 JP6410511B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=55530359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014159503A Active JP6410511B2 (ja) 2014-08-05 2014-08-05 非接触電力伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6410511B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184493A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 日立マクセル株式会社 非接触電力送電装置及び非接触電力送電方法
KR20180070745A (ko) * 2016-12-16 2018-06-27 전자부품연구원 무선 전력 송수신 시스템 및 방법

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217731A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Tokyo Univ Of Science 非接触電力供給システム
JP2010166693A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Nissan Motor Co Ltd 非接触給電装置
JP2010239816A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujitsu Ltd 無線電力供給方法及び無線電力供給システム
JP2011045195A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Saitama Univ 非接触給電装置及び非接触給電方法
JP2011507482A (ja) * 2007-12-21 2011-03-03 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー 誘導電力転送回路
WO2012035745A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 株式会社アドバンテスト ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
JP2012120253A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Equos Research Co Ltd 電力伝送システム
JP2013135534A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Tamura Seisakusho Co Ltd 非接触電力伝送装置
US20130176652A1 (en) * 2012-01-11 2013-07-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Over-voltage protection device for resonant wireless power transmission device and method for controlling the over-voltage protection device
JP2013188127A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Lg Innotek Co Ltd 無線電力送信装置、無線電力受信装置、及び電力受信方法
JP2014033501A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Tdk Corp スイッチング電源
JP2014110662A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Denso Corp 非接触給電装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217731A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Tokyo Univ Of Science 非接触電力供給システム
JP2011507482A (ja) * 2007-12-21 2011-03-03 アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー 誘導電力転送回路
JP2010166693A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Nissan Motor Co Ltd 非接触給電装置
JP2010239816A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujitsu Ltd 無線電力供給方法及び無線電力供給システム
JP2011045195A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Saitama Univ 非接触給電装置及び非接触給電方法
WO2012035745A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 株式会社アドバンテスト ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
JP2012120253A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Equos Research Co Ltd 電力伝送システム
JP2013135534A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Tamura Seisakusho Co Ltd 非接触電力伝送装置
US20130176652A1 (en) * 2012-01-11 2013-07-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Over-voltage protection device for resonant wireless power transmission device and method for controlling the over-voltage protection device
JP2013188127A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Lg Innotek Co Ltd 無線電力送信装置、無線電力受信装置、及び電力受信方法
JP2014033501A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Tdk Corp スイッチング電源
JP2014110662A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Denso Corp 非接触給電装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184493A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 日立マクセル株式会社 非接触電力送電装置及び非接触電力送電方法
KR20180070745A (ko) * 2016-12-16 2018-06-27 전자부품연구원 무선 전력 송수신 시스템 및 방법
KR102133294B1 (ko) 2016-12-16 2020-07-14 전자부품연구원 무선 전력 송수신 시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6410511B2 (ja) 2018-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5988467B2 (ja) 最適な周波数のために必要とされる伝送電力を感知する、無線電力伝送器のための自動共振ドライバ
KR102203183B1 (ko) 무선 전력 통신
KR102065021B1 (ko) 무선 전력 제어 시스템
EP2050177B1 (en) Inductive power system
US7602142B2 (en) System for inductive power transfer
US9054546B2 (en) Primary-side and secondary-side full-bridge switching circuit controller for a magnetic coupling and contactless power transmission apparatus
TWI502843B (zh) 用於無線耦接電氣能源的電路以及用於控制電氣無線電力傳輸的方法
JP6518829B2 (ja) 送電装置
US10170996B2 (en) Diode conduction sensor
US9773609B2 (en) Power supply apparatus and power control method thereof
US9825553B2 (en) Voltage regulation in resonant power wireless receiver
KR20150054802A (ko) 무선 전력 제어
US20140361636A1 (en) Wireless power receiving apparatus
JPWO2011074082A1 (ja) 磁界共鳴送電装置、及び、磁界共鳴受電装置
US10009047B2 (en) Driver circuit for a passive resonant circuit, and transmitter device
CN110098665B (zh) 管理从发射器到接收器的非接触功率传输的方法及发射器
JP6410511B2 (ja) 非接触電力伝送装置
US20200076235A1 (en) Wireless power maximum efficiency tracking by system control
KR101305657B1 (ko) 무선 전력 송신장치 및 그의 무선 전력 송신 방법
CN108521176B (zh) 无线功率中的电压调节
JP2015136274A (ja) 非接触電力伝送装置
US10705130B2 (en) Adaptive transmitter present detection
JP2017184493A (ja) 非接触電力送電装置及び非接触電力送電方法
KR101948714B1 (ko) 자기 전압 제어형 정류장치를 가진 무선전력 시스템 및 그 통신방법
US8330578B2 (en) Transponder device and method for providing a supply voltage

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180228

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6410511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250