JP2016039487A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線設備を有効に利用することができる無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信システムは、複数の無線端末と複数の基地局装置と無線リソース共用サーバと基地局データベースとを備える。基地局データベースは、基地局装置それぞれの位置、送信電力、無線通信している無線端末の数及び当該基地局装置におけるスループットを含む基地局情報を記憶する。無線端末は、自無線端末の受信レベル及びスループットに基づいて他の基地局装置との無線通信を要求すると判定すると、自無線端末の位置を含む無線リソース共用要求を無線リソース共用サーバへ送信する。無線リソース共用サーバは、無線リソース共用要求を受信すると、無線端末の位置に基づいて基地局データベースから抽出した基地局装置のスループット又は収容端末数とに基づいて、共用する基地局装置を割り当て、当該無線端末と当該基地局装置とが無線通信を開始することを指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
無線設備を共用するサービスとしてFON(登録商標、以下同様)が提供しているサービスがある(非特許文献1)。FONのサービスは、予め会員登録をしたユーザがFONにおける識別子を利用することで、各会員が設置した無線設備の共用を実現するコミュニティサービスである。
図14は、上述のようなコミュニティサービスを提供する無線通信システムの構成例を示す図である。無線通信システムは、コミュニティサービス提供サーバ91、アクセスポイント93及び無線端末94を備える。コミュニティサービス提供サーバ91とアクセスポイント93とは、ネットワーク92を介して通信可能に接続されている。コミュニティサービス提供サーバ91は、コミュニティサービス提供者が管理及び運営をするサーバである。
アクセスポイント93は、有線通信部931及び無線通信部932を備える。有線通信部931は、ネットワーク92と通信可能に接続され、コミュニティサービス提供サーバ91及びネットワーク92上に存在する通信装置と通信する。有線通信部931は、ネットワーク92を通じて受信したデータを無線通信部932へ出力し、無線通信部932から入力するデータをコミュニティサービス提供サーバ91又はネットワーク92上の通信装置へ送信する。無線通信部932は、自装置に備えられたアンテナを介して、ユーザが利用する無線端末94と無線通信をする。無線通信部932は、アンテナで受信した無線信号から取得したデータを有線通信部931へ出力し、有線通信部931から入力するデータを無線信号に変換してアンテナから送信する。
図15は、FONのサービスにおいてコミュティに加入し、アクセスポイントを共用するシーケンスを示す図である。同図において縦軸は時間を表す。時刻t91において、ユーザは、無線端末94又はコンピュータを操作して、コミュニティサービスへの加入を要求する情報(加入要求)を、アクセスポイント93を介してコミュニティサービス提供サーバ91へ送信する。時刻t92において、コミュニティサービス提供サーバ91は、コミュニティサービスへの加入を認めることを通知する情報(加入要求応答)を、ユーザの無線端末94又はコンピュータへ送信する。時刻t93において、コミュニティサービス提供サーバ91は、コミュニティサービスへの加入を要求する情報に含まれるユーザ及びアクセスポイント93の情報に基づいて、コミュニティサービスにおいて共用している複数のアクセスポイント93を管理している情報を更新する。時刻t94において、コミュニティサービス提供サーバ91は、情報の更新を終えると、コミュニティへのユーザの加入処理が完了したことを通知する情報(加入処理完了通知)を、ユーザの無線端末94又はコンピュータへ送信する。
「世界最大のWiFiコミュニティ fon japan のオフィシャルサイト」、[online]、フォン・ジャパン株式会社、[平成26年7月17日検索]、インターネット<URL: http://www.fon.ne.jp/>
上記のように無線設備を共用する無線通信システムでは、利用するアクセスポイントを受信レベルに基づいて無線端末が決定するため、無線設備における混雑の程度や干渉などの電波環境に関する考慮が行われない場合がある。この場合、無線設備が有効に利用されないことがあるという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、無線設備を有効に利用することができる無線通信システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、複数の無線端末と複数の基地局装置と無線リソース共用サーバと基地局データベースとを備える無線通信システムであって、前記基地局データベースは、前記基地局装置それぞれの位置、送信電力、無線通信している前記無線端末の数及び当該基地局装置におけるスループットを含む基地局情報を記憶し、前記無線端末は、自無線端末の位置を測位する測位部と、自無線端末が無線通信をしている前記基地局装置から受信する信号の受信レベルを測定する受信レベル測定部と、自無線端末が無線通信をしている前記基地局装置との間におけるスループットを測定する第1のスループット測定部と、他の前記基地局装置との無線通信を行うことを要求するか否かを自無線端末における受信レベルとスループットとに基づいて判定する第1の無線リソース共用判定部と、前記第1の無線リソース共用判定部が他の前記基地局装置との無線通信を要求すると判定した場合、自無線端末の位置を含む無線リソース共用要求を前記無線リソース共用サーバへ送信する無線リソース共用要求部とを有し、前記無線リソース共用サーバは、前記無線端末から無線リソース共用要求を受信すると、当該無線端末の位置に基づいて当該無線端末と無線通信可能な領域に位置する前記基地局装置を前記基地局データベースから抽出し、抽出した前記基地局装置のうちスループットが第1の閾値以上又は無線通信をしている前記無線端末の数が第2の閾値以下の前記基地局装置を共用する基地局装置に割り当てる無線リソース割当部と、受信した無線リソース共用要求を送信した前記無線端末と、共用の対象に割り当てられた前記基地局装置とが互いに無線通信を開始することを指示する設定情報を当該無線端末と当該基地局装置とへ送信する設定情報送信部とを有することを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、自基地局装置が無線通信をしている前記無線端末の数である収容端末数を取得する収容無線端末管理部と、自基地局装置が無線通信をしている前記無線端末との間におけるスループットを測定する第2のスループット測定部と、他の前記基地局装置へ接続先を変更することを勧める無線リソース共用推奨を自基地局装置と無線通信をしている前記無線端末へ送信するか否かを自基地局装置における収容端末数とスループットとに基づいて判定する第2の無線リソース共用判定部と、前記第2の無線リソース共用判定部が無線リソース共用推奨を送信すると判定した場合、自基地局装置と無線通信をしている前記無線端末へ無線リソース共用推奨を送信する無線リソース共用推奨部とを有し、前記無線リソース共用要求部は、自無線端末が無線通信をしている前記基地局装置から無線リソース共用推奨を受信すると、無線リソース共用要求を前記無線リソース共用サーバへ送信することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記第2の無線リソース共用判定部は、自基地局装置におけるスループットが第3の閾値以下である場合、自基地局装置における収容端末数が第4の閾値以上である場合、又は自基地局装置におけるスループットが前記第3の閾値以下であり、かつ、自基地局装置における収容端末数が前記第4の閾値以上である場合に、無線リソース共用推奨を自基地局装置と無線通信をしている前記無線端末へ送信すると判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記第1の無線リソース共用判定部は、自無線端末におけるスループットが第5の閾値以下である場合、自無線端末における受信レベルが第6の閾値以下である場合、又は自無線端末におけるスループットが前記第5の閾値以下であり、かつ、自無線端末における受信レベルが前記第6の閾値以下である場合に、他の前記基地局装置との無線通信の要求を行うと判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記基地局データベースは、前記基地局装置それぞれが使用できる無線方式を更に記憶し、前記無線リソース共用要求部は、自無線端末が使用できる無線方式を無線リソース共用要求に含めて送信し、前記無線リソース割当部は、前記無線端末から無線リソース共用要求を受信した際に、当該無線端末の位置に基づいて当該無線端末と無線通信可能な領域に位置する前記基地局装置であって、当該無線端末が使用できる無線方式を使用できる前記基地局装置を前記基地局データベースから抽出することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の無線通信システムにおいて、前記無線端末それぞれの位置、無線通信に用いている周波数及び送信電力と、予め定められた仮想ポイントの位置とを記憶する電波情報データベースを更に備え、前記無線リソース共用サーバは、前記無線端末から無線リソース共用要求を受信すると、当該無線端末の位置に基づいて当該無線端末と無線通信可能な領域に位置する前記基地局装置を前記基地局データベースから抽出し、抽出した前記基地局装置ごとに、当該基地局装置から所定の距離内に位置する前記仮想ポイントを前記電波情報データベースから検出し、検出した各仮想ポイントにおける干渉量を算出する干渉量算出部を更に備え、前記無線リソース割当部は、抽出した前記基地局装置のうち、基地局装置から所定の距離内に位置する前記仮想ポイントにおける干渉量が第7の閾値以下である基地局装置であってスループットが前記第1の閾値以上又は無線通信をしている前記無線端末の数が前記第2の閾値以下である基地局装置を、共用する基地局装置に割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、無線端末における通信品質が低下した際に、基地局装置における利用状況に基づいて、無線端末が無線通信している基地局装置以外の他の基地局装置を利用して無線設備を有効に利用することができる。他の基地局装置を共用することで無線端末における通信品質を改善することができ、無線端末が無線通信を継続することができる。
第1の実施形態における無線通信システム1の構成を示す図である。 第1の実施形態における無線端末10の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における基地局装置20の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における無線リソース共用サーバ30の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における基地局データベース40が記憶する各基地局装置20の基地局情報の一例を示す図である。 第1の実施形態における無線端末10が行う端末処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における無線リソース共用サーバ30が行う割当処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における基地局装置20が行う判定処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の無線通信システム1における動作例を説明するための図である。 第2の実施形態における無線通信システム2の構成を示す図である。 第2の実施形態における無線リソース共用サーバ50の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の無線通信システム2における動作例を説明するための図である。 第2の実施形態の変形例における無線リソース共用サーバ50が電波情報データベース60に記憶させるセンサに関する情報の一例を示す図である。 コミュニティサービスを提供する無線通信システムの構成例を示す図である。 FONのサービスにおいてコミュティに加入し、アクセスポイントを共用するシーケンスを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る各実施形態における無線通信システムを説明する。なお、以下の実施形態では、同一の符号を付した部分は同様の動作を行うものとして重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における無線通信システム1の構成を示す図である。図1に示すように、無線通信システム1は、複数の無線端末10A、10B及び10Cと、複数の基地局装置20A、20B及び20Cと、無線リソース共用サーバ30と、基地局データベース40とを備える。基地局装置20A、20B及び20Cは、ネットワーク5を介して無線リソース共用サーバ30と通信可能に接続されている。基地局装置20A、20B及び20Cそれぞれの通信可能な領域が、領域20a、20b及び20cとして示されている。以下、無線端末10A、10B及び10Cのすべて又はいずれか一つを示す際に無線端末10と記載する。また、基地局装置20A、20B及び20Cのすべて又はいずれか一つを示す際に基地局装置20と記載する。
ネットワーク5は、例えばインターネットや組織内において構成される内部ネットワークなどである。無線リソース共用サーバ30が処理の対象とする無線リソースは、例えば周波数、基地局装置20やネットワーク5を含む無線設備、或いはそれらを組み合わせたものである。なお、無線リソースは、本実施形態においては、無線端末10がネットワーク5へアクセスする際に利用する通信資源を含めたものであってもよい。
なお、図1に示す無線通信システム1が3つの無線端末10A、10B及び10Cを備える構成が記載されているが、2つの無線端末10を備えてもよいし、4つ以上の無線端末10を備えてもよい。また、無線通信システム1が3つの基地局装置20A、20B及び20Cを備える構成が記載されているが、2つの基地局装置20を備えてもよいし、4つ以上の基地局装置20を備えてもよい。
無線通信システム1は、各住宅などに設置されている基地局装置20と無線端末10との間における無線通信の通信状態に応じて、無線端末10が無線通信する先を変更する制御を行う。例えば、無線端末10Aと当該無線端末10Aのユーザが所有する基地局装置20Bとの無線通信の通信状態がよくない場合、無線リソース共用サーバ30は、隣家に設置されている基地局装置20Aと無線端末10Aとに対して無線通信させる制御を行う。これにより、無線端末10Aは、隣家に設置されている基地局装置20Aを一時的に借用し、基地局装置20Aを共用する。この制御を行う際に、無線リソース共用サーバ30は、基地局データベース40に記憶されている基地局情報を用いる。基地局データベース40には、無線通信システム1における基地局装置20に関する情報が記憶されている。基地局装置20に関する情報には、例えば常時共用が許可されるか否かの設定、共用する際に基地局装置20の所有者に対して共用の可否を問い合わせるか否かの設定などが含まれる。
無線端末10は、ユーザが利用する通信端末装置である。無線端末10は、基地局装置20との無線通信を介して、ネットワーク5上に存在する通信装置や他の無線端末10との通信を行う。図2は、第1の実施形態における無線端末10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、無線端末10は、無線通信部11、受信レベル測定部12、スループット測定部13、無線リソース共用判定部14、測位部15及び無線リソース共用要求部16を有する。
無線通信部11は、無線端末10に備えられたアンテナを介して、基地局装置20と無線通信を行う。無線通信部11は、受信信号と送受信に関する情報とを受信レベル測定部12及びスループット測定部13に出力する。受信レベル測定部12は、無線通信部11から取得する受信信号及び情報に基づいて、基地局装置20から受信する信号の受信電力を測定する。受信レベル測定部12は、測定した受信電力を示す受信レベルを無線リソース共用判定部14に出力する。スループット測定部13は、無線通信部11から取得する情報に基づいて、自無線端末における基地局装置20との無線通信におけるスループットを測定する。スループット測定部13は、測定したスループットを示すスループット情報を無線リソース共用判定部14に出力する。スループット測定部13によるスループットの測定は、無線通信部11において送受信される通信パケット数に基づいて行われる。
無線リソース共用判定部14は、受信レベル測定部12から取得する受信レベルとスループット測定部13から取得するスループット情報とに基づいて、無線リソースの共用を要求するか否かを判定する。無線リソース共用判定部14は、判定結果を示す判定情報を無線リソース共用要求部16に出力する。測位部15は、自端末装置の位置を測位する。測位部15は、測位において例えばGPSを利用する。測位部15は、自端末装置の位置を示す位置情報を無線リソース共用要求部16に出力する。
無線リソース共用要求部16は、無線リソース共用判定部14から取得する判定情報が無線リソースの共用を要求することを示す場合、無線リソース共用要求を無線リソース共用サーバ30へ送信する。無線リソース共用要求は、測位部15から取得する位置情報と、自端末装置の無線通信部11が利用できる無線方式(周波数、送信電力など)を示す情報とが含まれる情報である。また、無線リソース共用要求部16は、無線通信部11を介して、自端末装置が無線通信している基地局装置20から無線リソース共用推奨を取得した場合、無線リソース共用要求を無線リソース共用サーバ30へ送信する。
図3は、第1の実施形態における基地局装置20の構成を示すブロック図である。基地局装置20は、無線端末10と無線通信をすることにより、無線端末10に対してネットワーク5へのアクセスを提供する。無線端末10は、基地局装置20を介して、ネットワーク5上の通信装置や他の無線端末10との通信を行うことができる。図3に示すように、基地局装置20は、無線通信部21、有線通信部22、収容無線端末管理部23、スループット測定部24、無線リソース共用判定部25及び無線リソース共用推奨部26を有する。
無線通信部21は、自装置に備えられたアンテナを介して、無線端末10と無線通信を行う。無線通信部21は、無線端末10から受信した受信信号の宛先に応じて、受信信号をアンテナから他の無線端末10へ送信するか、又は受信信号を有線通信部22に出力するかを選択し、選択した動作を行う。無線通信部21は、受信信号と送受信に関する情報とを、収容無線端末管理部23及びスループット測定部24に出力する。有線通信部22は、ネットワーク5と通信可能に接続され、ネットワーク5を介して他の基地局装置20及び無線リソース共用サーバ30と通信を行う。有線通信部22は、ネットワーク5を通じて受信した信号を無線通信部21に出力し、無線通信部21から入力する信号をネットワーク5上の通信装置又は無線リソース共用サーバ30へ送信する。
収容無線端末管理部23は、無線通信部21から取得する受信信号及び送受信に関する情報に基づいて、自装置と無線通信をしている無線端末10の数である収容端末数を算出する。収容無線端末管理部23は、算出した収容端末数を記憶し、収容端末数を無線リソース共用判定部25に出力する。スループット測定部24は、無線通信部21から取得する受信信号及び送受信に関する情報に基づいて、自装置におけるスループットを測定する。スループット測定部24は、測定したスループットを示すスループット情報を無線リソース共用判定部25に出力する。スループット測定部24によるスループットの測定は、無線通信部21における通信パケット数に基づいて行われる。なお、スループット測定部24によるスループットの測定は、自装置と無線通信している無線端末10ごとに行ってもよいし、自装置と無線通信している無線端末10を区別せずに行ってもよい。
無線リソース共用判定部25は、収容無線端末管理部23から取得する収容端末数とスループット測定部24から取得するスループット情報とに基づいて、自装置と無線通信をしている無線端末10に対して無線リソースの共用を勧めるか否かを判定する。無線リソース共用判定部25は、判定結果を示す判定情報を無線リソース共用推奨部26に出力する。無線リソース共用推奨部26は、判定情報が無線リソースの共用を勧めることを示す場合、無線通信部21を介して、無線リソース共用推奨を自装置と無線通信をする無線端末10へ送信する。なお、無線リソース共用推奨の送信先となる無線端末10は、自装置と無線通信をする無線端末10のうちランダムに選択した所定数の無線端末10としてもよいし、通信頻度の低い順又は高い順に選択した所定数の無線端末10としてもよい。また、無線端末10ごとにスループットを測定する場合には、スループットの低い順又は高い順に所定数の無線端末10へ無線リソース共用推奨を送信してもよい。
図4は、第1の実施形態における無線リソース共用サーバ30の構成を示すブロック図である。無線リソース共用サーバ30は、無線端末10から受信する無線リソース共用要求に応じて、共用できる基地局装置20があるか否かを判定する。無線リソース共用サーバ30は、共用できる基地局装置20がある場合、共用できる基地局装置20のうち一つの基地局装置20と当該無線端末10とが互いに無線通信を開始させるための設定情報を送信する。設定情報には、無線端末10に対して共用する基地局装置20との通信を開始する指示と、共用する基地局装置20に対して当該無線端末10による共用を開始することを指示とが含まれる。
図4に示すように、無線リソース共用サーバ30は、有線通信部31、無線リソース状況取得部32、データベースアクセス部33、無線リソース割当部34及び設定情報送信部35を有する。有線通信部31は、ネットワーク5と通信可能に接続され、ネットワーク5を介して基地局装置20と情報の送受信を行う。また、有線通信部31は、ネットワーク5及び基地局装置20を介して無線端末10と情報の送受信を行う。有線通信部31は、設定情報送信部35から入力される設定情報を、当該設定情報の宛先になっている無線端末10及び基地局装置20へ送信する。
無線リソース状況取得部32は、有線通信部31を介して基地局装置20それぞれに対して基地局装置20に関する情報と無線リソースの利用状況とを含む基地局情報を要求する情報を送信し、基地局装置20それぞれの基地局情報を取得する。無線リソース状況取得部32は、取得した各基地局装置20の基地局情報をデータベースアクセス部33に出力する。基地局情報には、基地局装置20の所有者、基地局装置20を他のユーザが共用する貸し出しの可否、現在の貸し出し状況、基地局装置20の位置、基地局装置20が利用できる無線方式、基地局装置20の送信電力、基地局装置20が使用している周波数、基地局装置20が無線通信をしている無線端末10の数である収容端末数及び基地局装置20におけるスループットが含まれる。
データベースアクセス部33は、無線リソース状況取得部32が取得した各基地局装置20の基地局情報を基地局データベース40に記憶させる。データベースアクセス部33は、基地局装置20を抽出する条件情報が無線リソース割当部34から入力されると、当該条件情報が示す条件を満たす基地局装置20の基地局名を基地局データベース40から抽出する。
図5は、第1の実施形態における基地局データベース40が記憶する各基地局装置20の基地局情報の一例を示す図である。同図に示すように、基地局データベース40において、各基地局装置20の基地局情報は2次元の基地局テーブルで記憶及び管理されている。基地局テーブルは、基地局名、所有者、貸出可否、貸出状況、位置情報、対応無線方式、送信電力及び利用状況の8つの項目を列として有している。位置情報には経度と緯度と高さとの3つの項目が含まれている。利用状況には周波数と収容端末数とスループットとの3つの項目が含まれている。基地局テーブルにおける各行は、基地局装置20ごとに設けられ、基地局名で識別される基地局装置20に関する基地局情報である。
基地局名は、基地局装置20を一意に識別する情報である。所有者は、基地局装置20を所有している人を特定する情報である。貸出可否は、基地局装置20の所有者が当該基地局装置20を他の人に貸し出して共用することを許可しているか否かを示す情報である。貸出状況は、基地局装置20が共用されているか否かを示す情報である。位置情報は、上述のように、経度と緯度と高さとの3つの情報の組み合わせであり、基地局装置20が位置する場所を示す情報である。対応無線方式は、基地局装置20が利用できる無線方式を示す情報である。例えば、基地局装置20が無線LANのアクセスポイントである場合、対応無線方式として「IEEE802.11a/b/g」が設定される。送信電力は、基地局装置20が送信を行う際の送信電力を示す情報である。利用状況は、上述のように、周波数と収容端末数とスループットとの3つの情報の組み合わせであり、基地局装置20が無線端末10との間で行っている無線通信の状況を示す情報である。周波数は、基地局装置20が無線端末10との無線通信において使用している周波数である。収容端末数は、基地局装置20が無線通信している無線端末10の数である。スループットは、基地局装置20のスループット測定部24が測定するスループットである。
図4に戻り、無線リソース共用サーバ30の構成の説明を続ける。無線リソース割当部34は、有線通信部31を介して無線端末10から無線リソース共用要求を受信すると、受信した無線リソース共用要求と基地局データベース40に記憶されている基地局情報とに基づいて、共用する基地局装置20を割り当てる。無線リソース割当部34は、共用する基地局装置20を割り当てる際、無線リソース共用要求に含まれる無線端末10の位置に基づいて通信可能な基地局装置20を検索する条件情報をデータベースアクセス部33に出力する。無線リソース割当部34は、条件情報に基づいてデータベースアクセス部33が基地局データベース40から抽出した基地局装置20を共用する基地局装置20の候補とする。無線リソース割当部34は、候補とした基地局装置20それぞれの基地局情報に基づいて、候補とした基地局装置20から共用する基地局装置20を割り当てる。無線リソース割当部34は、無線リソース共用要求を送信した無線端末10と、割り当てた共用する基地局装置20とを示す情報を設定情報送信部35に出力する。
設定情報送信部35は、無線リソース割当部34から取得した情報に基づいて、無線リソース共用要求を送信した無線端末10と、共用の対象に割り当てられた基地局装置20とに対して互いに通信を開始することを指示する設定情報を、有線通信部31を介して送信する。
図6は、第1の実施形態における無線端末10が行う端末処理を示すフローチャートである。無線端末10において端末処理が開始されると、スループット測定部13は、無線通信部11で送受信される通信パケットに基づいて自無線端末が無線通信している基地局装置20との間におけるスループットを測定する(ステップS101)。受信レベル測定部12は、無線通信部11で受信される受信信号に基づいて、自無線端末が無線通信している基地局装置20から受信する信号の受信レベルを測定する(ステップS102)。
無線リソース共用判定部14は、受信レベル測定部12がステップS102において測定した受信レベルが予め定められた第6の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS103)。受信レベルが第6の閾値以下である場合(ステップS103:YES)、無線リソース共用判定部14は、利用している基地局装置20との電波環境が悪いと判定して処理をステップS105に進める。
受信レベルが第6の閾値以下でない場合(ステップS103:NO)、無線リソース共用判定部14は、スループット測定部13がステップS101において測定したスループットが予め定められた第5の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS104)。スループットが第5の閾値以下でない場合(ステップS104:NO)、無線リソース共用判定部14は、処理をステップS101に戻し、ステップS101以降の処理を繰り返し行わせる。
スループットが第5の閾値以下である場合(ステップS105:YES)、無線リソース共用判定部14は、利用している基地局装置20が混雑していると判断して処理をステップS105に進める。無線リソース共用判定部14は、利用している基地局装置20との電波環境が悪い場合又は利用している基地局装置20が混雑していると判断した場合に、無線リソースの共用を要求すると判定し、判定結果を無線リソース共用要求部16に出力する。
無線リソース共用要求部16は、無線リソース共用判定部14が無線リソースの共用を要求すると判定すると、利用できる無線方式を示す情報と位置情報とを含む無線リソース共用要求を、無線通信部11を介して無線リソース共用サーバ30へ送信し(ステップS105)、端末処理を終了する。
図7は、第1の実施形態における無線リソース共用サーバ30が行う割当処理を示すフローチャートである。無線リソース共用サーバ30において割当処理が開始されると、無線リソース割当部34は、無線端末10から無線リソース共用要求を受信したか否かを判定し(ステップS121)、無線リソース共用要求を受信するまで待機する(ステップS121:NO)。
無線リソース共用要求を受信すると(ステップS121:YES)、無線リソース割当部34は、無線リソース共用要求に含まれる位置情報に基づいて、基地局装置20を抽出するための条件情報を生成する。条件情報は、位置情報で示される無線端末10の位置において無線通信可能な領域に位置する基地局装置20であって無線端末10が利用できる無線方式で無線通信可能な基地局装置20の抽出を指示する情報である。無線リソース割当部34は、生成した条件情報をデータベースアクセス部33へ出力して、データベースアクセス部33に基地局データベース40から条件情報に当てはまる基地局装置20を、共用の候補として抽出させる。無線リソース割当部34は、共用の候補として抽出された基地局装置20の基地局情報を、データベースアクセス部33を介して基地局データベース40から取得する(ステップS122)。
ステップS122において、共用の候補としての基地局装置20を抽出する際には、無線端末10の位置と基地局装置20の位置とから距離を算出し、算出した距離での信号の減衰量と送信電力とに基づいて無線通信可能であるか否かを判定してもよい。また、無線端末10との間の距離が予め定められた距離以下の基地局装置20を無線通信可能な基地局装置20としてもよい。
無線リソース割当部34は、共用候補として抽出された基地局装置20のうち、基地局装置20の利用状況が予め定められた条件を満たす基地局装置20を、共用する基地局装置20に割り当てる(ステップS123)。利用状況に対する条件には、例えば「基地局装置20のスループットが予め定められた第1の閾値以上であること」、「基地局装置20の収容端末数が予め定められた第2の閾値以下であること」又は「基地局装置20のスループットが第1の閾値以上であり、かつ、基地局装置20の収容端末数が第2の閾値以下であること」のいずれかが用いられる。なお、基地局装置20の収容端末数が0(ゼロ)の場合、無線通信を行っていないために基地局装置20のスループットが第1の閾値より小さくなることがあるが、スループットが第1の閾値以上であるとみなして判定を行う。
設定情報送信部35は、無線リソース共用要求を送信した無線端末10と、共用する対象に割り当てられた基地局装置20とが互いに無線通信を開始して当該基地局装置20を共用することを指示する設定情報を生成する。設定情報送信部35は、生成した設定情報を、無線リソース共用要求を送信した無線端末10と共用する対象の基地局装置20とへ有線通信部31を介して送信し(ステップS124)、割当処理を終了させる。
図8は、第1の実施形態における基地局装置20が行う判定処理を示すフローチャートである。基地局装置20において判定処理が開始されると、スループット測定部24は、無線通信部21で送受信される通信パケットに基づいて、自基地局装置が無線通信している無線端末10との間におけるスループットを測定する。(ステップS141)。収容無線端末管理部23は、収容端末数を算出して記憶する(ステップS142)。
無線リソース共用判定部25は、スループット測定部24がステップS141において測定したスループットが予め定められた第3の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS143)。スループットが第3の閾値以下である場合(ステップS143:YES)、無線リソース共用判定部25は、自基地局装置が混雑していると判断して処理をステップS145に進める。
スループットが第3の閾値以下でない場合(ステップS143:NO)、無線リソース共用判定部25は、収容無線端末管理部23がステップS142において算出した収容端末数が予め定められた第4の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS144)。収容端末数が第4の閾値以上でない場合(ステップS144:NO)、無線リソース共用判定部25は、処理をステップS141に戻し、ステップS141以降の処理を繰り返し行わせる。
収容端末数が第4の閾値以上である場合(ステップS144:YES)、無線リソース共用判定部25は、自基地局装置が混雑していると判断して処理をステップS145に進める。無線リソース共用判定部25は、自基地局装置が混雑していると判断した場合に、自基地局装置と無線通信をしている無線端末10に対して他の基地局装置20との無線通信を開始して他の基地局装置20を共用することを推奨する無線リソース共用推奨を送信すると判定し、判定結果を無線リソース共用推奨部26に出力する。
無線リソース共用推奨部26は、無線リソース共用判定部25が無線リソースの共用を推奨すると判定すると、無線リソース共用要求を無線リソース共用サーバ30へ送信することを推奨する無線リソース共用推奨を、自基地局装置と無線通信をしている無線端末10へ無線通信部21を介して送信し、(ステップS145)、判定処理を終了させる。
図9は、第1の実施形態の無線通信システム1における動作例を説明するための図である。同図に示す例では、3つの基地局装置20A、20B及び20Cがあり、基地局装置20Bと無線通信をしている無線端末10A及び10Bがある。同図において、基地局装置20A、20B及び20Cそれぞれの通信可能な領域が領域20a、20b及び20cとして示されている。基地局装置20A、20B及び20Cそれぞれの無線方式は、IEEE802.11a、IEEE802.11a及びIEEE802.11bである。また、基地局装置20A、20B及び20Cそれぞれのスループットは、0[bit/s]、10[Mbit/s]及び0[bit/s]である。
無線端末10Aは、基地局装置20Bからの信号の受信レベルが下がり第6の閾値以下になるか、或いはスループットが下がり第5の閾値以下になり、基地局装置20Bを介して無線リソース共用要求を無線リソース共用サーバ30へ送信する。無線リソース共用サーバ30は、無線端末10Aから無線リソース共用要求を受信すると、無線端末10Aの位置を通信可能な領域に含む基地局装置20を基地局データベース40から共用の候補として抽出する。図9に示す例では、無線端末10Aは、無線通信をしている基地局装置20B以外に基地局装置20A及び20Cの通信可能な領域に位置しているので、基地局装置20A及び20Cが共用の候補として抽出される。
無線リソース共用サーバ30は、共用の候補として抽出した基地局装置20A及び20Bの基地局情報を基地局データベース40から取得し、無線端末10Aが利用できる無線方式に対応しているか否と第1の閾値及び第2の閾値を用いた判定とにより基地局装置20Aを共用する対象に割り当てる。無線リソース共用サーバ30は、無線端末10Aと基地局装置20Aとに対して互いに無線通信を開始させることを指示する設定情報を送信する。無線端末10Aは、無線リソース共用サーバ30から受信する設定情報に基づいて、無線通信を行う対象を基地局装置20Bから基地局装置20Aに変更する。これにより、無線端末10Aにおける通信品質が低下した場合に、接続先を基地局装置20Bから基地局装置20Aに変更することにより、無線通信システム1における無線設備を有効に利用することができる。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態における無線通信システム2の構成を示す図である。図10に示すように、無線通信システム2は、複数の無線端末10A、10B及び10Cと、複数の基地局装置20A、20B及び20Cと、無線リソース共用サーバ50と、基地局データベース40と、電波情報データベース60とを備える。無線通信システム2は、無線リソース共用サーバ30に代えて無線リソース共用サーバ50を備え、更に電波情報データベース60を備える構成が第1の実施形態における無線通信システム1と異なっている。
無線リソース共用サーバ50は、無線端末10から無線リソース共用要求を受信すると、予め定められた複数の仮想ポイント70における干渉量に基づいて、当該無線端末10に対して共用する基地局装置20を割り当てる。図10に示す構成では、仮想ポイント70として5つの仮想ポイント70A〜70Eが定められている。しかし、仮想ポイント70の数は、4つ以下であってもよいし、6つ以上であってもよい。また、また、仮想ポイント70の位置は、少なくとも1つの基地局装置20の無線通信可能な領域内である。
また、無線リソース共用サーバ50は、仮想ポイント70における干渉量を算出する際に、基地局データベース40及び電波情報データベース60に記憶されている情報を用いる。電波情報データベース60には、無線端末10それぞれの位置情報、無線通信に用いている周波数及び送信電力と、各仮想ポイント70の位置を示す位置情報とが記憶される。仮想ポイント70の位置情報は、電波情報データベース60に予め記憶されている。
図11は、第2の実施形態における無線リソース共用サーバ50の構成を示すブロック図である。図11に示すように、無線リソース共用サーバ50は、有線通信部31、無線リソース状況取得部32、データベースアクセス部33、設定情報送信部35、電波情報管理部51、干渉量算出部52及び無線リソース割当部53を有する。なお、無線リソース共用サーバ50において、第1の実施形態における無線リソース共用サーバ30が有する同じ部分に対しては同じ符号を付して、その説明を省略する。
電波情報管理部51は、無線通信システム2における無線端末10それぞれに対して、現在の位置情報、無線通信に用いている周波数及び送信電力を含む端末情報を要求する。電波情報管理部51は、無線端末10それぞれから取得した端末情報を電波情報データベース60に記憶させる。電波情報管理部51は、例えば予め定められた周期で又は無線リソース共用サーバ50において無線リソース共用要求が受信されたときに、無線端末10それぞれに対して端末情報を要求し、電波情報データベース60が記憶する端末情報を更新する。
干渉量算出部52は、共用の候補として抽出された基地局装置20それぞれの基地局情報を無線リソース割当部53から入力する。干渉量算出部52は、共用の候補として抽出された基地局装置20ごとに、当該基地局装置20から予め定められた所定距離内の仮想ポイント70における干渉量を算出する。干渉量算出部52は、共用の候補として抽出された基地局装置20それぞれの干渉量を無線リソース割当部53に出力する。干渉量算出部52は、当該基地局装置20から所定距離内の仮想ポイント70を、基地局情報に含まれる基地局装置20の位置に基づいて電波情報データベース60から抽出する。干渉量算出部52は、電波情報データベース60に記憶されている端末情報と基地局データベース40に記憶されている基地局情報とに基づいて、抽出した仮想ポイント70それぞれに干渉量を算出する。干渉量算出部52は、抽出した仮想ポイント70の干渉量を対応する基地局装置20の干渉量として無線リソース割当部53に出力する。
干渉量算出部52は、電波情報データベース60と基地局データベース40とに記憶されている端末情報及び基地局情報に基づいて各無線端末10及び各基地局装置20から仮想ポイント70までの減衰量を推定し、共用の候補の基地局装置20からの電波を所望波としたときの干渉量を算出する。具体的には、各無線端末10の位置と無線通信に用いている周波数及び送信電力と、各基地局装置20の位置と無線通信に用いている周波数及び送信電力とから、仮想ポイント70までの距離を算出し、無線端末10又は基地局装置20の送信電力に対して距離に応じた減衰係数を乗算することで、仮想ポイント70における受信電力を推定する。共用の候補の基地局装置20又は無線リソース共用要求を送信した無線端末10からの電波を所望波とした場合、他の基地局装置20及び他の無線端末10からの電波は不要波であり、不要波に対する所望波の比(所望波/不要波)が干渉量[dB]となる。
無線リソース割当部53は、有線通信部31を介して無線端末10から無線リソース共用要求を受信すると、受信した無線リソース共用要求と基地局データベース40及び電波情報データベース60に記憶されている情報とに基づいて、共用する基地局装置20を割り当てる。無線リソース割当部53は、共用する基地局装置20を割り当てる際、無線リソース共用要求に含まれる無線端末10の位置に基づいて通信可能な基地局装置20を検索する条件情報をデータベースアクセス部33に出力する。無線リソース割当部53は、条件情報に基づいてデータベースアクセス部33が基地局データベース40から抽出した基地局装置20を共用する基地局装置20の候補とする。
無線リソース割当部53は、共用の候補として抽出された基地局装置20それぞれの基地局情報を干渉量算出部52へ出力し、基地局装置20それぞれの干渉量を干渉量算出部52に算出させる。無線リソース割当部53は、候補とした基地局装置20それぞれの利用状況及び干渉量に基づいて、候補とした基地局装置20から共用する基地局装置20を割り当てる。無線リソース割当部53は、無線リソース共用要求を送信した無線端末10と、割り当てた共用する基地局装置20とを示す情報を設定情報送信部35に出力する。
無線リソース割当部53は、共用の候補として抽出された基地局装置20のうち、基地局装置20の利用状況及び干渉量が予め定められた条件を満たす基地局装置20を、共用する基地局装置20に割り当てる。共用の対象に割り当てる際の条件は、「基地局装置20の干渉量が予め定められた第7の閾値以下であり、かつ、基地局装置20の収容端末数が予め定められた第2の閾値以下であること」、「基地局装置20の干渉量が第7の閾値以下であり、かつ、基地局装置20のスループットが第1の閾値以上であること」又は「基地局装置20の干渉量が第7の閾値以下であり、かつ、基地局装置20の収容端末数が第2の閾値以下であり、かつ、基地局装置20のスループットが第1の閾値以上であること」のいずれかが用いられる。
図12は、第2の実施形態の無線通信システム2における動作例を説明するための図である。同図に示す例では、3つの基地局装置20A、20B及び20Cがあり、基地局装置20Bと無線通信をしている無線端末10A及び10Bと無線端末10Cとがあり、3つの仮想ポイント70A、70B及び70Cが予め定められている。同図において、基地局装置20A、20B及び20Cそれぞれの通信可能な領域が領域20a、20b及び20cとして示されている。
基地局装置20A、20B及び20Cそれぞれの無線方式は、IEEE802.11a、IEEE802.11a及びIEEE802.11bである。また、基地局装置20A、20B及び20Cそれぞれのスループットは、0[bit/s]、10[Mbit/s]及び0[bit/s]である。また、基地局装置20A及び20Cが無線通信に用いている周波数は、5300MHz及び5260MHzである。無線端末10Aにおける受信レベルは−60dBmである。
無線端末10Aは、基地局装置20Bと無線通信を行っているが、受信レベルが低いことから周辺の他の基地局装置20を共用できないかを要求するため、無線リソース共用サーバ50へ無線リソース共用要求を送信する。無線リソース共用サーバ50は、基地局データベースから、無線端末10Aから受信した無線リソース共用要求に含まれる位置情報に基づいて基地局装置20A及び20Cを共用の候補として抽出する。ここで、無線端末10Aが利用できる無線方式(IEEE802.11a)に基地局装置20Cが対応していないため、無線リソース共用サーバ50は、基地局装置20Cを共用の候補から除外する。
次に無線リソース共用サーバ50は、電波情報データベース60に記憶されている仮想ポイント70の位置情報と基地局装置20Aの基地局情報とから、基地局装置20Aの位置から所定距離内の仮想ポイント70Bを抽出する。無線リソース共用サーバ50は、抽出した仮想ポイント70Bにおける5300MHzの干渉量を算出する。図12に示す例では、基地局装置20A以外に周波数5300MHzを利用している基地局装置20が存在しないため不要波は0となる。
仮想ポイント70Bにおける干渉量と基地局装置20Aの利用状況とに基づいて、無線リソース共用サーバ50は基地局装置20Aを無線端末10Aに対して共用の対象に割り当てる。なお、基地局装置20Aの位置から所定距離内に複数の仮想ポイント70が存在する場合、仮想ポイント70ごとに不要波及び干渉量を算出し、それぞれの干渉量が第7の閾値以下であるときに基地局装置20Aを共用の対象に割り当てる。無線リソース共用サーバ50は、無線端末10Aと基地局装置20Aとに対して互いに無線通信を開始させることを指示する設定情報を送信する。
無線端末10Aは、無線リソース共用サーバ50から受信する設定情報に基づいて、無線通信を行う対象を基地局装置20Bから基地局装置20Aに変更する。これにより、無線端末10Aにおける通信品質が低下した場合に、干渉量を考慮して接続先を基地局装置20Bから基地局装置20Aに変更することにより、無線通信システム2における無線設備を有効に利用することができる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、予め定められた複数の仮想ポイント70における干渉量に基づいて、無線通信システム2が、共用の対象となる基地局装置20を割り当てる構成について説明した。しかし、仮想ポイント70の位置に実際に電波を受信して所望波及び不要波の受信レベルを測定するセンサを配置してもよい。この場合、各センサはネットワーク5を介して無線リソース共用サーバ50と通信可能に接続され、各センサで取得した電波の周波数及び受信レベルを無線リソース共用サーバ50が電波情報データベース60に記憶させる。
図13は、第2の実施形態の変形例における無線リソース共用サーバ50が電波情報データベース60に記憶させるセンサに関する情報の一例を示す図である。同図に示すように、センサに関する情報は、2次元のテーブルで記憶及び管理される。センサに関する情報のテーブルは、センサ名、位置情報、周波数及び受信レベルの4つの項目を列として有している。位置情報には経度と緯度と高さとの3つの項目が含まれている。当該テーブルにおける各行は、センサにおいて受信した周波数ごとに設けられる。センサ名は無線通信システム2においてセンサを一意に識別する情報である。位置情報は、経度と緯度と高さとの3つの情報の組み合わせであり、センサが配置されている位置を示す情報である。周波数は、センサで受信した電波の周波数を示す情報である。受信レベルは、センサで受信した電波の受信電力を示す情報である。
第2の実施形態における変形例では、各無線端末10及び各基地局装置20で無線通信に用いられている周波数及び送信電力から所望波及び不要波の受信レベルの推定値を算出することに代えて、電波情報データベース60に記憶されているセンサに関する情報に基づいて所望波及び不要波の受信レベルと干渉量とを取得する。
このように、センサ自体で干渉を検出する場合は、センサが広帯域で電波を受信し、周波数解析で隣接チャネルからの漏洩を含めて干渉量を算出することができる。また、無線通信システム2が複数のセンサを備え、かつ、干渉量算出部52が干渉量を算出する場合、干渉量算出部52はセンサをアダプティブアレイアンテナとして扱い、電波の到来方向を推定することにより、センサに対する電波の到来方向と基地局装置20の位置とに基づいて干渉量を算出してもよい。このように干渉量を算出する場合、無線通信システム2でカバーしている範囲において周波数ごとの受信レベルの等高線図を作成して、無線リソース共用要求を送信する無線端末10の位置における特定の周波数の受信レベルを推定することができる。また、作成した等高線図をユーザに提示することにより、電波環境を可視化することができる。
なお、上述した実施形態では、無線リソース共用サーバと基地局装置及びセンサとが有線のネットワークを介して接続されている構成を説明したが、無線のネットワークを介して通信可能に接続されていてもよい。
また、スループットに対する第1の閾値、第3の閾値及び第5の閾値と、収容端末数に対する第2の閾値及び第4の閾値と、受信レベルに対する第6の閾値と、干渉量に対する第7の閾値とは、無線通信システムにおける実測値やシミュレーション結果などに基づいて、無線端末において一定以上の通信品質(スループットや受信レベル)が得られるように予め定められる。また、第1の閾値、第3の閾値及び第5の閾値は同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。また、第2の閾値及び第4の閾値は同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
また、上述した実施形態において、無線リソース共用サーバが無線端末の位置に基づいて基地局装置を抽出する際に、基地局情報に含まれる貸出可否が「可」に設定されている基地局装置を抽出してもよい。また、既に貸し出しされている基地局装置に対しては、収容端末数に対する第2及び第4の閾値を低く設定してもよい。これにより、基地局装置が所有者以外の利用者によって占有されてしまうことを防ぐことができる。
上述した実施形態における無線端末、基地局装置及び無線リソース共用サーバをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、無線端末、基地局装置及び無線リソース共用サーバが有する構成要素それぞれを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した構成要素の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した構成要素をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
複数の基地局装置を備える無線通信システムにおいて、無線設備を有効に利用することが不可欠な用途にも適用できる。
1、2…無線通信システム
5…ネットワーク
10、10A、10B、10C…無線端末
11…無線通信部
12…受信レベル測定部
13…スループット測定部
14…無線リソース共用判定部
15…測位部
16…無線リソース共用要求部
20、20A、20B、20C…基地局装置
20a、20b、20c…領域
21…無線通信部
22…有線通信部
23…収容無線端末管理部
24…スループット測定部
25…無線リソース共用判定部
26…無線リソース共用推奨部
30、50…無線リソース共用サーバ
31…有線通信部
32…無線リソース状況取得部
33…データベースアクセス部
34…無線リソース割当部
35…設定情報送信部
40…基地局データベース
51…電波情報管理部
52…干渉量算出部
53…無線リソース割当部
60…電波情報データベース
70、70A、70B、70C、70D、70E…仮想ポイント
91…コミュニティサービス提供サーバ
92…ネットワーク
93…アクセスポイント
94…無線端末
931…有線通信部
932…無線通信部

Claims (6)

  1. 複数の無線端末と複数の基地局装置と無線リソース共用サーバと基地局データベースとを備える無線通信システムであって、
    前記基地局データベースは、
    前記基地局装置それぞれの位置、送信電力、無線通信している前記無線端末の数及び当該基地局装置におけるスループットを含む基地局情報を記憶し、
    前記無線端末は、
    自無線端末の位置を測位する測位部と、
    自無線端末が無線通信をしている前記基地局装置から受信する信号の受信レベルを測定する受信レベル測定部と、
    自無線端末が無線通信をしている前記基地局装置との間におけるスループットを測定する第1のスループット測定部と、
    他の前記基地局装置との無線通信を行うことを要求するか否かを自無線端末における受信レベルとスループットとに基づいて判定する第1の無線リソース共用判定部と、
    前記第1の無線リソース共用判定部が他の前記基地局装置との無線通信を要求すると判定した場合、自無線端末の位置を含む無線リソース共用要求を前記無線リソース共用サーバへ送信する無線リソース共用要求部と
    を有し、
    前記無線リソース共用サーバは、
    前記無線端末から無線リソース共用要求を受信すると、当該無線端末の位置に基づいて当該無線端末と無線通信可能な領域に位置する前記基地局装置を前記基地局データベースから抽出し、抽出した前記基地局装置のうちスループットが第1の閾値以上又は無線通信をしている前記無線端末の数が第2の閾値以下の前記基地局装置を共用する基地局装置に割り当てる無線リソース割当部と、
    受信した無線リソース共用要求を送信した前記無線端末と、共用の対象に割り当てられた前記基地局装置とが互いに無線通信を開始することを指示する設定情報を当該無線端末と当該基地局装置とへ送信する設定情報送信部と
    を有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    自基地局装置が無線通信をしている前記無線端末の数である収容端末数を取得する収容無線端末管理部と、
    自基地局装置が無線通信をしている前記無線端末との間におけるスループットを測定する第2のスループット測定部と、
    他の前記基地局装置へ接続先を変更することを勧める無線リソース共用推奨を自基地局装置と無線通信をしている前記無線端末へ送信するか否かを自基地局装置における収容端末数とスループットとに基づいて判定する第2の無線リソース共用判定部と、
    前記第2の無線リソース共用判定部が無線リソース共用推奨を送信すると判定した場合、自基地局装置と無線通信をしている前記無線端末へ無線リソース共用推奨を送信する無線リソース共用推奨部と
    を有し、
    前記無線リソース共用要求部は、
    自無線端末が無線通信をしている前記基地局装置から無線リソース共用推奨を受信すると、無線リソース共用要求を前記無線リソース共用サーバへ送信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第2の無線リソース共用判定部は、
    自基地局装置におけるスループットが第3の閾値以下である場合、自基地局装置における収容端末数が第4の閾値以上である場合、又は自基地局装置におけるスループットが前記第3の閾値以下であり、かつ、自基地局装置における収容端末数が前記第4の閾値以上である場合に、無線リソース共用推奨を自基地局装置と無線通信をしている前記無線端末へ送信すると判定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線リソース共用判定部は、
    自無線端末におけるスループットが第5の閾値以下である場合、自無線端末における受信レベルが第6の閾値以下である場合、又は自無線端末におけるスループットが前記第5の閾値以下であり、かつ、自無線端末における受信レベルが前記第6の閾値以下である場合に、他の前記基地局装置との無線通信の要求を行うと判定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記基地局データベースは、
    前記基地局装置それぞれが使用できる無線方式を更に記憶し、
    前記無線リソース共用要求部は、
    自無線端末が使用できる無線方式を無線リソース共用要求に含めて送信し、
    前記無線リソース割当部は、
    前記無線端末から無線リソース共用要求を受信した際に、当該無線端末の位置に基づいて当該無線端末と無線通信可能な領域に位置する前記基地局装置であって、当該無線端末が使用できる無線方式を使用できる前記基地局装置を前記基地局データベースから抽出する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線端末それぞれの位置、無線通信に用いている周波数及び送信電力と、予め定められた仮想ポイントの位置とを記憶する電波情報データベースを更に備え、
    前記無線リソース共用サーバは、
    前記無線端末から無線リソース共用要求を受信すると、当該無線端末の位置に基づいて当該無線端末と無線通信可能な領域に位置する前記基地局装置を前記基地局データベースから抽出し、抽出した前記基地局装置ごとに、当該基地局装置から所定の距離内に位置する前記仮想ポイントを前記電波情報データベースから検出し、検出した各仮想ポイントにおける干渉量を算出する干渉量算出部を更に備え、
    前記無線リソース割当部は、
    抽出した前記基地局装置のうち、基地局装置から所定の距離内に位置する前記仮想ポイントにおける干渉量が第7の閾値以下である基地局装置であってスループットが前記第1の閾値以上又は無線通信をしている前記無線端末の数が前記第2の閾値以下である基地局装置を、共用する基地局装置に割り当てる
    ことを特徴とする無線通信システム。
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