JP2016039447A - 画像出力装置、画像出力方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】傍にユーザがいて画像出力装置を使用しているにもかかわらず、画像出力装置が省電力状態に遷移してしまうことを防止する画像出力装置、画像出力方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】電力消費量が異なる複数の電力モードを有する画像出力装置101であって、投影により画像を出力するプロジェクタ207と、出力された画像を撮影できるカメラ202と、複数のエリア内のユーザを検出するセンサ211,212と、センサによる検出結果に基づき、電力モードを切り替える切り替え手段とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、通常動作時よりも電力消費量の少ない省電力モードを有する画像出力装置に関し、特に、人感センサを用いて電力制御を行う画像出力装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置において、印刷指示が入力されたときすぐに動作可能な状態で待機させておく通常電力モードと、一部の負荷機器だけに電力を供給して電力消費量を抑えた状態で待機させておく省電力モードとを設けることが知られている。
特許文献1には、近傍のユーザを検知する検知手段を備えた画像形成装置(操作パネルに画像を表示するという点で、画像出力装置でもある)が開示されている。この画像形成装置は、検知手段がユーザを検知すると、認証媒体制御手段に電力を供給する。次いで、画像形成装置は、認証媒体制御手段により、ユーザが所持する認証媒体の有効性判断情報(ユーザの属性情報を含む)が受信され、認証媒体の有効性が認められると、ユーザを認証する認証手段に電力を供給する。ここで特許文献1におけるユーザの属性情報とは、ユーザが所属する組織(例えば、ユーザが所属する部署や課)を示す情報である。次いで、画像形成装置は、認証手段がユーザを認証すると、画像形成装置の復帰要因(例えば、ドキュメントフィーダへの原稿のセット)を待つ。復帰要因がないまま一定時間が経過すると、画像形成装置は、再び省電力状態に遷移する。このように特許文献1に記載の画像形成装置は、認証媒体からのユーザの属性認識を伴った電力制御を行っている。
特開2013−251789号公報
特許文献1の画像形成装置は、画像形成装置に対する操作が一定時間無いと、近傍にユーザがいて画像形成装置を使用している場合であっても、省電力状態に遷移する。具体的には、例えば、複数のユーザ(認証されていないユーザを含む)が操作パネルに表示された内容を見ながら、画像形成装置の操作をせずに打ち合わせを行っていると、一定時間後には省電力状態に遷移してしまう。
本発明は、電力消費量が異なる複数の電力モードを有する画像出力装置であって、投影により画像を出力するプロジェクタと、当該出力された画像を撮影できるカメラと、複数のエリア内のユーザを検出するセンサと、前記センサによる検出結果に基づき、前記電力モードを切り替える切り替え手段とを備えたことを特徴とする。
本発明により、近傍にユーザがいて画像出力装置を使用しているにもかかわらず、画像出力装置が省電力状態に遷移してしまうことを防止することができる。
画像出力装置101を含むネットワーク構成を示す図である。 画像出力装置101の外観を示す構成図である。 コントローラ部201のハードウェア構成を示すブロック図である。 人感センサ部370について説明する図である。 画像出力装置101と、人との位置関係を示す図である。 画像出力装置101と、ログインユーザ601との位置関係を示す図である。 ログインユーザ601の位置を設定する処理のフローチャートである。 ログイン画面を示す図である。 ログインユーザ601の位置設定画面を示す図である。 CPU302の初期ステートを決定するフローチャートである。 電力モードの状態遷移図である。 CPU302がステート1101にいるときの電源制御動作のフローチャートである。 CPU302がステート1102にいるときの電源制御動作のフローチャートである。 CPU302がステート1103にいるときの電源制御動作のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<ネットワーク構成>
図1は、本実施形態に係る画像出力装置101が含まれるネットワーク構成を示す図である。
図1に示すように、画像出力装置101は、イーサネット(登録商標)等のネットワーク104を介して、情報処理装置102及び画像形成装置103に接続されている。図1には、画像出力装置101がカメラ機能及びスキャナ機能を有するプロジェクタ、情報処理装置102がホストコンピュータ、画像形成装置103がプリンタの場合が例示されている。図1のネットワーク構成において、ユーザは、情報処理装置102を使用して、画像出力装置101及び画像形成装置103に指示を出すことができる。情報処理装置102からの指示に従い、画像出力装置101は、スキャン機能を利用して画像を読み取ることが可能であり、画像形成装置103は、画像出力装置101から受信したスキャンデータを、プリント機能を利用して印刷出力することが可能である。ユーザは、情報処理装置102を介さず画像出力装置101へ直接指示することにより、画像出力装置101が有するスキャン機能及び画像形成装置103が有するプリント機能を実行することも可能である。
<画像出力装置の構成>
図2は、本実施形態に係る画像出力装置101の外観の一例を示す構成図であり、画像出力装置101を含んだ画像出力システムの外観の一例を示す図である。
図2に示すように、画像出力装置101は、コントローラ部201と、カメラ部202と、腕部203と、プロジェクタ207と、距離画像センサ部208と、人感センサ(右)211と、人感センサ(左)212とから構成される。プロジェクタ207を搭載した画像出力装置101の本体であるコントローラ部201と、撮像を行うためのカメラ部202と、距離画像センサ部208とは、腕部203により連結されている。腕部203は、備え付けの関節を用いて自身の曲げ伸ばしが可能である。
図2には、画像出力装置101が設置されている書画台204も示している。カメラ部202のレンズと、距離画像センサ部208のレンズとは、書画台204方向に向けて配置することができるので、カメラ部202及び距離画像センサ部208は、破線で囲まれた読み取り領域205内の画像を読み取ることができる。図2の例では、原稿206は読み取り領域205内に置かれているので、画像出力装置101が原稿206を読み取り可能な状態となっている。また、書画台204内にはターンテーブル209が設けられている。ターンテーブル209はコントローラ部201からの指示に従って回転することが可能であり、ターンテーブル209上に置かれた物体とカメラ部202との角度を変えることができる。
カメラ部202は単一解像度で画像を撮像するものを採用してもよいが、高解像度画像撮像と低解像度画像撮像とが可能なものを採用することが好ましい。
プロジェクタ207は、破線で囲まれた読み取り領域205内に投影することで、画像を表示することができる。
尚、図2に示されていないが、画像出力装置101は、LCDタッチパネル330及びスピーカ340を更に備えることもできる(図3参照)。
また、図2に示されていないが、画像出力装置101がミラーを更に備え、該ミラーを用いた反射により表示、撮影を行う構成であってもよい。
<画像出力装置のコントローラのハードウェア構成>
図3は、画像出力装置101の本体であるコントローラ部201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
コントローラ部201は、CPU302と、RAM303と、ROM304と、HDD305と、ネットワークI/F306と、画像処理プロセッサ307と、カメラI/F308と、ディスプレイコントローラ309と、シリアルI/F310とから構成される。コントローラ部201は更に、オーディオコントローラ311と、USBコントローラ312と、電源部313とから構成される。前述のコントローラ部201を構成する要素は、システムバス301を介して互いに接続されており、それぞれの間でデータをやり取りすることが可能である。
CPU302は、コントローラ部201全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM303は、揮発性メモリである。ROM304は不揮発性メモリであり、CPU302の起動用プログラムが格納されている。HDD305は、RAM303と比較して大容量なハードディスクドライブである。HDD305には、コントローラ部201によって実行される、画像出力装置101の制御用プログラムが格納されている。
CPU302は、電源ON等の起動時、ROM304に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、HDD305に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM303上に展開するために実行される。CPU302は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM303上に展開した制御用プログラムを実行し、画像出力装置101の制御を行う。また、CPU302は、制御用プログラムによる動作に用いるデータをRAM303に書き込み、RAM303から読み出す。HDD305にはさらに、制御用プログラムによる動作に必要な各種設定や、カメラ入力によって生成した画像データを格納することができ、これらはCPU302によって読み書きされる。CPU302は、ネットワークI/F306を介してネットワーク104上の他の機器との間で通信を行う。
画像処理プロセッサ307は、RAM303に格納された画像データを読み出して処理した上で、当該処理後の画像データをRAM303へ書き戻す。尚、画像処理プロセッサ307が実行する画像処理は、回転、変倍、色変換等である。
カメラI/F308は、カメラ部202及び距離画像センサ部208と接続される。カメラI/F308は、CPU302からの指示に従って、カメラ部202から受け取った画像データと、距離画像センサ部208から受け取った距離画像データとをRAM303へ書き込む。また、カメラI/F308は、CPU302からの制御コマンドをカメラ部202及び距離画像センサ部208へ送信し、カメラ部202及び距離画像センサ部208の設定を行う。
距離画像センサ部208は、赤外線によるパターン投射方式の距離画像センサである。図3に示すように、距離画像センサ部208は、赤外線パターン投射部361と、赤外線カメラ362と、RGBカメラ363とから構成される。赤外線パターン投射部361は、対象物に、人の目には不可視である赤外線によって3次元測定パターンを投射する。赤外線カメラ362は、対象物に投射した3次元測定パターンを読みとるカメラである。RGBカメラ363は、人の目に見える可視光をRGB信号で撮影するカメラである。距離画像センサ部208で得られる距離画像を用いて、人の(特に手や指による)ジェスチャによる操作を実現する。尚、本実施形態では、距離画像センサ部208として赤外線パターン投射方式を採用したセンサを用いているが、他の方式の距離画像センサを用いることも可能である。例えば、2つのRGBカメラでステレオ立体視を行うステレオ方式や、レーザー光の飛行時間を検出することで距離を測定するTOF(Time of Flight)方式の距離画像センサを用いても構わない。
ディスプレイコントローラ309は、CPU302からの指示に従ってディスプレイへの画像データの表示を制御する。ここでは、ディスプレイコントローラ309は、短焦点のプロジェクタ207及びLCDタッチパネル330に接続されている。
シリアルI/F310はシリアル信号の入出力を行う。ここでは、シリアルI/F310は、ターンテーブル209に接続され、CPU302からの回転開始・終了及び回転角度の指示をターンテーブル209へ送信する。また、シリアルI/F310は、LCDタッチパネル330に接続され、LCDタッチパネル330が押下されたときに、CPU302はシリアルI/F310を介して押下された座標を取得する。
オーディオコントローラ311は、スピーカ340に接続され、CPU302からの指示に従って音声データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ340を通じて音声を出力する。
USBコントローラ312は、CPU302からの指示に従って外付けのUSBデバイスの制御を行う。ここでは、USBコントローラ312はUSBメモリやSDカードなどの外部メモリ350と接続され、外部メモリ350へのデータの読み書きを行う。また、USBコントローラ312には、人感センサ部370も接続される。
電源部313は、画像出力装置101が有する少なくとも2つの電力モードを切り替える切り替え処理を実行する。画像出力装置101は、スキャン動作などを実行する通常電力モードと、通常電力モードよりも電力消費量の少ない省電力モードとを有する。後述する省電力条件に合致すると、CPU302は電源部313を制御して画像出力装置101の電力モードを省電力モードへ移行させる。省電力モード時には、電源部313からカメラ部202やプロジェクタ207などへの電源供給が停止されるので、画像出力装置101は画像を出力しない。尚、電力モードとして、上記2種類以外にもさまざまなモードを設けることが可能である(例えば、デスクランプモード)。
デスクランプモードについて説明する。画像出力装置101がミラーを備えてよいことは前述したが、このミラーには使用環境における明るさを測定するための照度センサを設けることが可能である。デスクランプモードでは、人感センサ部370が人を検知しており、使用環境における明るさが一定値以下である場合に、省電力モードに移行せず、プロジェクタ207を照明として機能させる。
<人感センサ部の説明>
図3に示すように、人感センサ部370は、マイコン371と、人感センサ(右)211と、人感センサ(左)212とから構成される。
本実施形態では、人感センサとして赤外線アレーセンサを用いる。赤外線アレーセンサは、熱源から放射される赤外線を格子状に並べられた1つ1つの赤外線受光素子で受光し、各受光素子の検出した温度値を用いることによって熱源の形状情報を温度分布として取得する特徴を有する。この特徴を利用して画像出力装置101は温度分布を取得し、その形状や分布温度から人検出エリア内に人がいるか否か判断する。本実施形態で用いる赤外線アレーセンサは、8行(1から8)8列(aからh)の合計64個の赤外線素子が配列されたセンサである(図4(b)参照)。以降の説明では赤外線アレーセンサの各赤外線受光素子の位置を指定する際にこれらの行番号及び列番号を用いて、素子1aから素子8hの表記で示す。
人感センサ部370が実行する処理を、図4(a)のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS401において(以後「ステップS401」を「S401」と略記し他のステップも同様に略記する)、マイコン371は、人感センサの各素子の温度値を読み取る。次いで、S402に進む。
S402において、マイコン371は、設定範囲内の温度値を有する素子が一定数以上あるか否かを判断する。本実施形態では、取得した温度値が、一般的な人の平均体温約36℃以下且つそれより数度低い約27℃以上である場合、取得した温度値が設定範囲内であるとする。設定範囲内の温度値を有する素子の数が所定の一定数(例えば、64個中40個)以上あった場合に、処理はS403に進み、そうでない場合、処理はS404に進む。
S403において、マイコン371は、人感センサの人検出エリア内に人がいると判断する。
S404において、マイコン371は、人感センサの人検出エリア内に人がいないと判断する。
図4(b)に、取得した人感センサ(左)212の各素子の温度値の例を示す。図4(b)の例では設定範囲内の温度値を有する素子が1つもないので、マイコン371は、人感センサ(左)212の人検出エリア内に人がいないと判断する。
図4(c)に、取得した人感センサ(左)212の各素子の温度値の別の例を示す。図4(c)の例では設定範囲内の温度値を有する素子は2cだけであり、40個以上ではないので、マイコン371は、人感センサ(左)212の人検出エリア内に人がいないと判断する。
図4(d)に、取得した人感センサ(左)212の各素子の温度値のさらに別の例を示す。図4(d)の例では設定範囲内の温度値を有する素子は45個であり、40個以上であるので、マイコン371は、人感センサ(左)212の人検出エリア内に人がいると判断する。
図5(c)及び図5(d)は、図4(c)の例に対応する、画像出力装置101と人との位置関係を示す図である。図4(c)のときの、画像出力装置101と人との位置関係を上から見た図が、図5(c)である。また、図面において人感センサ(左)212が手前に見えるように横から見た図が、図5(d)である。
また、図5(a)及び図5(b)は、図4(d)の例に対応する、画像出力装置101と人との位置関係を示す図である。図4(d)のときの、画像出力装置101と人との位置関係を上から見た図が、図5(a)である。また、図面において人感センサ(左)212が手前に見えるように横から見た図が、図5(b)である。図5において、人感センサ(右)211の人検出エリア501は、画像出力装置101の右側にあり、人感センサ(左)212の人検出エリア502は、画像出力装置101の左側にある。
<画像出力装置の動作>
本実施形態では、画像出力装置101はカメラ機能及びスキャナ機能を併せ持ったプロジェクタであり、2人以上のユーザにより対面で商品説明が行われるような場面(商談など)で使用されることを想定している。従って、画像出力装置101は、図6(a)及び図6(b)に示すように、ログインユーザ601にとっての右側と左側とのいずれかの方向(ゲストユーザ602にとっては左側と右側とのいずれかの方向)に置かれる。ここで、対面状態にある人は、一方が「説明をする人」というユーザ属性を有し、他方が「説明を受ける人」というユーザ属性を有することとなる。以後、説明をする人をログインユーザ601、説明を受ける人をゲストユーザ602と記載する。図6(a)は、ログインユーザ601が画像出力装置101から見て右側にいる場合を示し、図6(b)は、ログインユーザ601が画像出力装置101から見て左側にいる場合を示す。
図7は、本実施形態に係る画像出力装置101の、ログインユーザ601の位置を設定する処理のフローチャートである。図7のフローチャートの各ステップは、CPU302がRAM303に展開された制御用プログラムを実行することで、実行される。
画像出力装置101の電源SWが押下されると、コントローラ部201のCPU302が、ROM304に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、HDD305に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM303上に展開するために実行される。CPU302は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM303上に展開した制御用プログラムを実行し、画像出力装置101の制御を行う。
S701において、CPU302は、制御用プログラムを実行した結果、ディスプレイコントローラ309に接続されているプロジェクタ207を用いた投影により、ログイン画面を表示する。ログイン画面の一例を、図8に示す。本実施形態では、S701の時点でログインユーザ601が画像出力装置101から見てどちらにいるか不明である。従って、画像出力装置101は、どちら側にログインユーザ601がいても良いように、画像出力装置101の正面から見て読みやすい位置にログイン画面を表示する。図8では、ログインをするための入力手段として、キーボード801を表示し、指などのジェスチャによるキーボード押下操作によってユーザ名、パスワードを入力する。もちろん、図示しないハードウェアキーボードやマウスをコントローラ部201のUSBコントローラ312に接続して、これらを用いてユーザ名、パスワードを入力してもよい。
S702において、CPU302は、ログイン画面からログイン入力を受け付けるまで待機し、ログイン入力を受け付けると、処理はS703に進む。
S703において、CPU302は、ログイン認証を行う。具体的には、CPU302は、入力されたユーザ名とパスワードとの組み合わせが正しいか否かを判断する。ユーザ名と、当該ユーザ名に対応するパスワードとは、コントローラ部201のHDD305に格納されていてもよいし、ネットワークI/F306を介してネットワーク104上の図示しないアカウントサーバに問い合わせてもよい。入力されたユーザ名とパスワードとの組み合わせが正しい場合、処理はS704に進み、入力されたユーザ名とパスワードとの組み合わせが正しくない場合、処理はS702に戻る。
S704において、CPU302は、ログインユーザ601の位置を設定する画面を、プロジェクタ207を用いた投影により表示する。図9に、ログインユーザ601の位置設定画面の一例を示す。
S705において、CPU302は、ログインユーザ601が指などのジェスチャにより図9の左矢印901と、右矢印902との何れかを押下するのを待つ。CPU302がログインユーザ601の押下を受け付けると、処理はS706に進む。
S706において、CPU302は、ログインユーザ601が左矢印901を押下したのを認識すると、人感センサ(右)211がログインユーザ601検知用であり、人感センサ(左)212がゲストユーザ602検知用であるとマイコン371に通知する。また、CPU302は、ログインユーザ601が右矢印902を押下したのを認識すると、人感センサ(左)212がログインユーザ601検知用であり、人感センサ(右)211がゲストユーザ602検知用であるとマイコン371に通知する。S705及びS706により、人感センサが検知するエリア毎にユーザの属性が設定される。尚、本実施形態では、ログイン時にログインユーザ601と、ゲストユーザ602との位置設定を行っているが、ログイン後に再設定することももちろん可能である。また、図9の画像を用いてログインユーザ601の位置を設定してもよいが、ログイン時に、画像出力装置101近傍にユーザが画像出力装置101から見て一方の側に1人しかいなければ、該一方の側をログインユーザ601の位置と設定してもよい。
ログインユーザの位置設定が完了すると、CPU302はアプリケーションを起動する。以下の説明では、起動するアプリケーションを、商談のフローを実行するアプリケーションとしているが、他のアプリケーションを起動してもよい。起動されたアプリケーションの動作については説明を割愛する。
図10は、本実施形態に係る画像出力装置101の、電源制御動作のフローチャートである。図10のフローチャートの各ステップは、CPU302がRAM303に展開された制御用プログラムを実行することで、実行される。また、図11は、CPU302の電力制御動作による状態遷移を示す状態遷移図である。
アプリケーションを起動した直後は、CPU302は、図10のフローチャートの処理に従って、図11の状態遷移図のどのステートにいるのかを決定する。
まず、S1001において、CPU302は、マイコン371に問い合わせることで、ゲストユーザ602を検知しているか否かを判断する。判断の結果、ゲストユーザ602を検知している場合、処理はS1002に進み、ゲストユーザ602を検知していない場合、処理はS1003に進む。
S1002において、CPU302は、初期ステートを図11のステート1102とする。ステート1102とは、「通常電力モード、ログインユーザ有、且つゲストユーザ有」の状態である。
S1003において、CPU302は、初期ステートを図11のステート1101とする。ステート1101とは、「通常電力モード、ログインユーザ有、且つゲストユーザ無」の状態である。また、初期ステートをステート1101としたとき、ステート1101は一定時間ユーザの操作がないとステート1103に遷移するので、時間をカウントするカウンタCを初期化する。
次に、CPU302が図11の各ステートにいるときの電源制御動作を、図12〜図14を用いて説明する。図12〜図14のフローチャートは、一定間隔(例えば1秒毎)でCPU302により実行される。
<ステート1101にいるときの電源制御動作>
CPU302が図11のステート1101にいるときの電源制御動作のフローチャートが図12である。
まずS1201において、CPU302は、マイコン371に問い合わせることで、ゲストユーザ602を検知しているか否かを判断する。判断の結果、ゲストユーザ602を検知している場合、処理はS1202に進み、ゲストユーザ602を検知していない場合、処理はS1203に進む。
S1202において、CPU302は、ステート1102に遷移する。
S1203において、CPU302は、マイコン371に問い合わせることで、ログインユーザ601を検知しているか否かを判断する。判断の結果、ログインユーザ601を検知している場合、処理はS1205に進み、ログインユーザ601を検知していない場合、処理はS1204に進む。
S1204において、CPU302は、ステート1103に遷移し、電源部313を用いて画像出力装置101の電力モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる。
S1205において、CPU302は、一定時間(例えば、1秒)の間に画像出力装置101が操作されたか否か判断する。判断の結果、画像出力装置101が操作された場合は、処理はS1206に進み、画像出力装置101が操作されていなければ、処理はS1208に進む。
S1206において、CPU302は、カウンタCをクリアし、処理はS1207に進む。
S1207において、CPU302は、ステート1101のままとなる。
S1208において、CPU302は、カウンタCのカウント値が閾値Cthと等しいか否か判断する。判断の結果、カウンタCのカウント値が閾値Cthと等しい場合は、処理はS1209に進み、カウンタCのカウント値が閾値Cthと等しくない場合は、処理はS1210に進む。
S1209において、CPU302は、ステート1103に遷移し、電源部313を用いて画像出力装置101の電力モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる。
S1210において、CPU302は、カウンタCをカウントアップさせ、処理はS1211に進む。
S1211において、CPU302は、ステート1101のままとなる。
<ステート1102にいるときの電源制御動作>
CPU302が図11のステート1102にいるときの電源制御動作のフローチャートが図13である。
まずS1301において、CPU302は、マイコン371に問い合わせることで、ゲストユーザ602を検知しているか否かを判断する。判断の結果、ゲストユーザ602を検知している場合、処理はS1302に進み、ゲストユーザ602を検知していない場合、処理はS1303に進む。
S1302において、CPU302は、ステート1102のままとなる。
S1303において、CPU302は、マイコン371に問い合わせることで、ログインユーザ601を検知しているか否かを判断する。判断の結果、ログインユーザ601を検知している場合は、処理はS1304に進み、ログインユーザ601を検知していない場合、処理はS1305に進む。
S1304において、CPU302は、ステート1101に遷移し、カウンタCをクリアする。
S1305において、CPU302は、ステート1103に遷移し、電源部313を用いて画像出力装置101の電力モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる。
<ステート1103にいるときの電源制御動作>
CPU302が図11のステート1103にいるときの電源制御動作のフローチャートが図14である。
まずS1401において、CPU302は、マイコン371に問い合わせることで、ゲストユーザ602を検知しているか否かを判断する。判断の結果、ゲストユーザ602を検知している場合、処理はS1402に進み、ゲストユーザ602を検知していない場合、処理はS1403に進む。
S1402において、CPU302は、ステート1102に遷移し、電源部313を用いて画像出力装置101の電力モードを省電力モードから通常電力モードへ移行させる。
S1403において、CPU302は、電源SWが押下されたか否かを判断する。ここで、電源SWの押下は、省電力モードから通常電力モードへの復帰のトリガとしての意味を持つ。判断の結果、電源SWが押下された場合、S1404に進み、電源SWがされなかった場合、S1405に進む。
S1404において、CPU302は、ステート1101に遷移し、電源部313を用いて画像出力装置の電力モードを省電力モードから通常電力モードへ移行させる。
S1405において、CPU302は、ステート1103のままとなる。
以上のように、複数のエリアに対して、エリア毎にユーザの属性(ログインユーザ、ゲストユーザ)を設定した上で、人感センサの検出結果に基づき、電力モードを切り替えることで、使い勝手を損なわずにユーザの属性に応じた省電力制御が可能となる。本実施形態においては、ゲストユーザ602が検知されている状態では、省電力モードには移行しない。尚、本実施形態では、左側用と右側用の2つの人感センサを用いているが、広角な人感センサを1つだけ用い、その中で複数のエリアに区切って属性を設定することも可能である。また、人感センサとして赤外線アレーセンサを用いたが、人感センサとしてカメラを用い、カメラ画像からCPUで人の有無を判断することも可能である。また、本実施形態に係る画像出力装置(カメラスキャナ)はさまざまなアプリケーションを実行することが可能である。それぞれのアプリケーションに応じて、ユーザの属性に応じた省電力制御条件を切り替えることも可能である。例えば、前述したような商談で使用するアプリケーションの場合は、ユーザの属性に応じた省電力制御条件を設定する。一方、一般的なスキャンアプリケーションの場合は、ユーザの属性に依らない省電力制御条件を設定することもできる(例えば、ユーザが近傍にいた場合であっても、一定時間操作が無ければ、省電力モードへ移行する、など)。また、カメラスキャナではなく、PCに人感センサを接続し、ユーザの属性に応じた省電力制御条件を設定することもできる。
<その他の実施形態>
尚、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、前記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (14)

  1. 電力消費量が異なる複数の電力モードを有する画像出力装置であって、
    投影により画像を出力するプロジェクタと、
    当該出力された画像を撮影できるカメラと、
    複数のエリア内のユーザを検出するセンサと、
    前記センサによる検出結果に基づき、前記電力モードを切り替える切り替え手段と
    を備えたことを特徴とする画像出力装置。
  2. 前記複数のエリアの各々に対し、ユーザの属性を設定する設定手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 前記電力モードは、通常電力モードと、該通常電力モードより電力消費量が少ない省電力モードとを含み、
    前記ユーザの属性は、前記画像出力装置にログインするログインユーザと、該ログインユーザにより説明を受けるゲストユーザとを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像出力装置。
  4. 前記センサが、前記画像出力装置の近傍のユーザを1人のみ検出した場合、前記設定手段は、該ユーザを検出したエリアに対する属性を前記ログインユーザに設定することを特徴とする請求項3に記載の画像出力装置。
  5. 前記センサが前記ゲストユーザを検出している場合、前記省電力モードに移行しないことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像出力装置。
  6. 前記センサが前記ゲストユーザを検出している場合、且つ、前記画像出力装置に対する操作が一定時間ない場合に、前記省電力モードに移行しないことを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載の画像出力装置。
  7. 前記センサが前記ログインユーザのみを検出している場合、且つ、前記画像出力装置に対する操作が一定時間ない場合に、前記省電力モードに移行することを特徴とする請求項3乃至6の何れか一項に記載の画像出力装置。
  8. 使用環境における明るさを測定する照度センサを更に備え、
    前記電力モードは、前記センサがユーザを検出しており、使用環境における明るさが一定値以下である場合に、前記プロジェクタを照明として機能させるデスクランプモードを更に含むことを特徴とする請求項3乃至7の何れか一項に記載の画像出力装置。
  9. 動作させるアプリケーションに応じて、前記画像出力装置に対する操作が一定時間ない場合に、前記ユーザの属性に依ることなく前記省電力モードに移行することを特徴とする請求項3乃至8の何れか一項に記載の画像出力装置。
  10. 前記センサは、赤外線アレーセンサ又はカメラであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像出力装置。
  11. 電力消費量が異なる複数の電力モードを有する画像出力装置であって、
    画像を出力するプロジェクタと、
    当該出力された画像を撮影できるカメラと、
    第1のエリア内のユーザを検出する第1のセンサと、
    前記第1のエリアとは異なる第2のエリア内のユーザを検出する第2のセンサと、
    前記第1のエリア及び前記第2のエリアの各々に対し、ユーザの属性を設定する手段と、
    前記第1のセンサ及び前記第2のセンサによる検出結果に基づき、前記電力モードを切り替える切り替え手段と
    を備え、
    前記電力モードは、通常電力モードと、該通常電力モードより電力消費量が少ない省電力モードとを含み、
    前記ユーザの属性は、前記画像出力装置にログインするログインユーザと、該ログインユーザにより説明を受けるゲストユーザとを含み、
    前記第1のセンサ又は前記第2のセンサが前記ゲストユーザを検出している場合、且つ、前記画像出力装置に対する操作が一定時間ない場合に、前記省電力モードに移行しないことを特徴とする画像出力装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の画像出力装置と、該画像出力装置を設置する書画台とを備えた画像出力システム。
  13. 投影により画像を出力するプロジェクタと、当該出力された画像を撮影できるカメラとを備え、電力消費量が異なる複数の電力モードを有する画像出力装置における画像出力方法であって、
    複数のエリア内のユーザをセンサが検出する検出ステップと、
    前記センサによる検出結果に基づき、前記電力モードを切り替える切り替えステップと
    を備えたことを特徴とする画像出力方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至11の何れか一項に記載の画像出力装置として、機能させるための、プログラム。
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