JP2016039308A - 接続体、接続体の製造方法及び電子部品の接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極の配列方向に対しても熱収縮による応力対策が図られ、接続部位の剥離や浮きを防止する。【解決手段】第1の電極21が複数配列された第1の電子部品12と、異方性導電接着剤3を介して第1の電子部品12と接続され、第2の電極22が複数配列された第2の電子部品13とを有し、第1、第2の電極21,22は、異方性導電接着剤3を介して導通接続される接続電極21a,22a同士が対向され、導通に寄与しない非接続電極21b,22b同士が対向しない。【選択図】図3

Description

本発明は、異方性導電接着剤を介して複数の電極が形成された電子部品同士が接続された接続体、接続体の製造方法、及び電子部品の接続方法に関する。
従来、ガラス基板やガラスエポキシ基板等のリジッド基板とフレキシブル基板とを接続する際や、フレキシブル基板同士を接続する際に、バインダー樹脂に導電性粒子が分散されてなる異方性導電接着剤が用いられている。フレキシブル基板の接続端子とリジッド基板の接続端子とを接続する場合を例に説明すると、図9(A)に示すように、フレキシブル基板51とリジッド基板54の両接続端子52,55が形成された領域の間に異方性導電接着剤53を配置し、適宜、緩衝材50を介して加熱押圧ヘッド56によってフレキシブル基板51の上から熱加圧する。すると、図9(B)に示すように、バインダー樹脂は流動性を示し、フレキシブル基板51の接続端子52とリジッド基板54の接続端子55との間から流出するとともに、異方性導電接着剤53中の導電性粒子は、両接続端子間に挟持されて押し潰される。
その結果、フレキシブル基板51の接続端子52とリジッド基板54の接続端子55とは、導電性粒子を介して電気的に接続され、この状態でバインダー樹脂が硬化する。両接続端子52,55の間にない導電性粒子は、バインダー樹脂に分散されており、電気的に絶縁した状態を維持している。これにより、フレキシブル基板51の接続端子52とリジッド基板54の接続端子55との間のみで電気的導通が図られることになる。
特開2003−158216号公報
ところで、大画面の液晶ディスプレイ等においては、液晶表示部を構成するガラス基板とフレキシブル基板を介して各種駆動回路等が構成されたリジッド基板を接続する場合、先ずガラス基板とフレキシブル基板を接続し、次いで、フレキシブル基板とリジッド基板を接続する工程が取られることが多い。これは、ガラス基板とフレキシブル基板との接続が失敗した場合に再度フレキシブル基板を貼り直すリペア工程を考慮したときに、高価なガラス基板は再利用に供する一方、フレキシブル基板は廃棄されることも多いため、フレキシブル基板とリジッド基板との接続を後から行う等の理由による。
このため、フレキシブル基板とリジッド基板との接続は、ガラス基板にフレキシブル基板が固定されている状態で行うことから、フレキシブル基板は、加熱押圧ヘッドによって熱加圧されると、熱収縮による応力がリジッド基板との接続部位の端部に現れ、リジッド基板からの剥離や浮きが発生する。
このようなフレキシブル基板とリジッド基板との剥離や浮き対策として、接続部位の外縁部に導通に寄与しないいわゆるダミー電極を設けることで補強することも提案されている。しかし、ダミー電極による補強は、電極の配線方向に対して効果を狙ったものであり、リジッド基板及びフレキシブル基板に平行に発生する電極の配列方向への熱収縮と、その応力に伴う剥離や浮きに対する効果は限定的である。
そこで、本発明は、電極の配列方向に対しても熱収縮による応力対策が図られ、接続部位の剥離や浮きを防止できる接続体、接続体の製造方法及び電子部品の接続方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る接続体は、第1の電極が複数配列された第1の電子部品と、異方性導電接着剤を介して上記第1の電子部品と接続され、第2の電極が複数配列された第2の電子部品とを有し、上記第1、第2の電極は、上記異方性導電接着剤を介して導通接続される接続電極同士が対向され、導通に寄与しない非接続電極同士が対向しないものである。
また、本発明に係る接続体の製造方法は、第1の電極が複数配列された第1の電子部品と、第2の電極が複数配列された第2の電子部品とを、異方性導電接着剤を介して対向配置し、上記第1、第2の電子部品を加圧するとともに、上記異方性導電接着剤を硬化させる接続体の製造方法において、上記第1、第2の電極は、上記異方性導電接着剤を介して導通接続される接続電極同士が対向され、導通に寄与しない非接続電極同士が対向しないものである。
また、本発明に係る電子部品の接続方法は、第1の電極が複数配列された第1の電子部品と、第2の電極が複数配列された第2の電子部品とを、異方性導電接着剤を介して対向配置し、上記第1、第2の電子部品を加圧するとともに、上記異方性導電接着剤を硬化させる電子部品の接続方法において、上記第1、第2の電極は、上記異方性導電接着剤を介して導通接続される接続電極同士が対向され、導通に寄与しない非接続電極同士が対向しないものである。
本発明によれば、第1、第2の非接続電極と異方性導電接着剤のバインダー樹脂との接触面積を増加させ、電子部品同士の接続強度を向上させることができる。
図1は、接続体の一例として示す液晶表示パネルの断面図である。 図2は、フレキシブル基板とプリント基板とを異方性導電フィルムを用いて接続する状態を示す斜視図である。 図3は、フレキシブル基板を介して透明基板とプリント基板とを接続した状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A’断面図である。 図4は、非接続電極同士が咬合する状態を示す断面図である。 図5は、非接続電極をアライメントマークとしても用いる状態を示す断面図である。 図6は、異方性導電フィルムを示す断面図である。 図7は、実施例に係る接続体を示す側面図である。 図8は、比較例に係る接続体を示す側面図である。 図9は、加熱押圧ヘッドを用いた接続工程を示す断面図であり(A)は熱加圧前、(B)は熱加圧状態を示す。
以下、本発明が適用された接続体、接続体の製造方法及び電子部品の接続方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本発明が適用された接続体は、第1の電極が複数配列された第1の電子部品と、第2の電極が複数配列された第2の電子部品とが異方性導電接着剤によって接続されたものであり、例えば、フレキシブル基板がガラスエポキシ基板等のリジッド基板に異方性導電接続された接続体である。本発明が適用された接続体としては、図1に示すように、例えば、液晶表示部を構成する透明基板11に接続されたフレキシブル基板12と、液晶駆動回路等の各種回路が構成されたプリント基板13(PWB)等のリジッド基板とが接続された大画面の液晶表示パネル10が挙げられる。
この液晶表示パネル10は、図1に示すように、ガラス基板等からなる二枚の透明基板11,14が対向配置され、これら透明基板11,14が枠状のシール15によって互いに貼り合わされている。そして、液晶表示パネル10は、透明基板11,14によって囲繞された空間内に液晶16が封入されることによりパネル表示部17が形成されている。
透明基板11,14は、互いに対向する両内側表面に、ITO(酸化インジウムスズ)等からなる縞状の一対の透明電極18,19が、互いに交差するように形成されている。そして、両透明電極18,19は、これら両透明電極18,19の当該交差部位によって液晶表示の最小単位としての画素が構成されるようになっている。
両透明基板11,14のうち、一方の透明基板11は、他方の透明基板14よりも平面寸法が大きく形成されており、この大きく形成された透明基板11の縁部11aには、電子部品としてフレキシブル基板12を介して、液晶駆動回路が形成されたプリント基板13が接続される。
透明基板11は、フレキシブル基板12が接続される縁部11aには、フレキシブル基板12に設けられた第1の電極21と接続される複数の電極端子18aが形成されている。電極端子18aは、透明基板11の縁部11aに亘って複数配列して形成されている。
この縁部11aは、導電性の接着剤として異方性導電フィルム(ACF:anisotropic conductive film)1を用いてフレキシブル基板12が接続される(FOG(Film on Glass))。異方性導電フィルム1は、後述するように、バインダー樹脂に導電性粒子を含有しており、フレキシブル基板12の第1の電極21と透明基板11に形成された電極端子18aとを、導電性粒子を介して電気的に接続させる。
[フレキシブル基板]
図2、図3に示すように、透明基板11の縁部11aに接続されるフレキシブル基板12は、ポリイミド等の可撓性を有する基板の一面12a上に、透明基板11に設けられた電極端子18a、及び後述するプリント基板13に設けられた第2の電極22と接続される第1の電極21が複数配列して形成されている。第1の電極21は、例えば銅箔等がパターニングされるとともに、適宜、表面にニッケル金メッキ等のメッキコート処理が施されることにより形成され、例えば略矩形状に形成され、長手方向に直交する方向に亘って複数配列して形成されている。第1の電極21は、透明基板11に設けられた電極端子18a及びプリント基板13に設けられた第2の電極22と、略同じパターンで配列され、異方性導電フィルム1を介して重畳される。
[プリント基板]
プリント基板13は、例えば液晶駆動回路が形成され、画素に対して液晶駆動電圧を選択的に印加することにより、液晶の配向を部分的に変化させて所定の液晶表示を行うことができるようになっている。また、図2、図3に示すように、プリント基板13は、フレキシブル基板12の接続面13aに、第1の電極21と導通接続される複数の第2の電極22が形成されている。第2の電極22は、例えば銅箔等のパターニングや導電ペーストの印刷等により形成されるとともに、適宜、表面にニッケル金メッキ等のメッキコート処理が施されている。第2の電極22は、例えば略矩形状に形成され、長手方向に直交する方向に亘って複数配列して形成されている。
[第1の電極と第2の電極]
ここで、フレキシブル基板12に形成された第1の電極21とプリント基板13に形成された第2の電極22は、互いの導通に寄与する第1、第2の接続電極21a,22aと、互いの導通に寄与しない第1、第2の非接続電極21b,22bとを有する。液晶表示パネル10は、フレキシブル基板12及びプリント基板13の第1、第2の接続電極21a,22a同士が異方性導電フィルム1を介して接続されることにより、透明基板11に形成された透明電極18の電極端子18aとプリント基板13に形成された回路とが接続される。
すなわち、フレキシブル基板12を介して液晶表示部17を構成する透明基板11と液晶駆動回路等の各種回路が構成されたプリント基板13とが接続された大画面の液晶表示パネル10において、導通に寄与する第1の接続電極21aとは、第1の電極21のうち、透明基板11に形成された透明電極18の電極端子18aと、液晶駆動回路が形成されたプリント基板13の第2の電極22とを接続し、透明基板11とプリント基板13との間における信号の授受に用いる電極をいい、導通に寄与する第2の接続電極22aとは、第2の電極22のうち、このような第1の接続電極21aと異方性導電フィルム1を介して接続された電極をいう。また、互いの導通に寄与しない第1、第2の非接続電極21b,22bとは、第1、第2の電極21、2のうち、第1、第2の接続電極21a,22a以外の電極をいう。なお、第1、第2の非接続電極21b,22bは、一又は複数配列されている。
そして、図3(B)に示すように、液晶表示パネル10は、第1、第2の電極21,22のうち、異方性導電フィルム1を介して導通接続される第1、第2の接続電極21a,22a同士が対向される。これにより、液晶表示パネル10は、第1、第2の接続電極21a,22a間で異方性導電フィルム1に含有された導電性粒子4を挟持し、導通接続される。
また、液晶表示パネル10は、導通に寄与しない第1、第2の非接続電極21b,22b同士が対向しない。すなわち、第1の非接続電極21bは、第2の非接続電極22b間の領域と対向した状態となる。これにより、液晶表示パネル10は、第1、第2の非接続電極21b,22bと異方性導電フィルム1のバインダー樹脂3との接触面積を増加させ、フレキシブル基板12とプリント基板13との接続強度を向上させることができる。
このようなフレキシブル基板12及びプリント基板13は、第1、第2の接続電極21a,22aが同ピッチで配列されることにより互いに対向させ、第1、第2の非接続電極21b,22bが異なるピッチで配列されることにより互いに対向せずに接続することができる。互いに対向されない第1、第2の非接続電極21b,22bは、互いに同じ幅で形成されている必要はなく、互いに異なる幅で形成されていてもよい。
また、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、いずれか一方、例えばプリント基板13の第2の接続電極22aと第2の非接続電極22bが同じピッチで配列され、フレキシブル基板12の第1の接続電極21aと第1の非接続電極21bが異なるピッチで配列されてもよい。これによっても、第1、第2の接続電極21a,22a同士は同じピッチで配列されていることから、第1、第2の非接続電極21b,22b同士は異なるピッチで配列されることとなり、第1、第2の接続電極21a,22a同士は対向され、第1、第2の非接続電極21b,22b同士は対向されない。
また、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、第1、第2の非接続電極21b,22b同士が交互に配列されていることが好ましい。これにより、バインダー樹脂3に接触する第1、第2の非接続電極21b,22bの面積を増加させ、さらにフレキシブル基板12とプリント基板13との接続強度を向上させることができる。
さらに、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、図4に示すように、第1、第2の非接続電極21b,22b同士が交互に配列されるとともに、咬合させてもよい。第1、第2の非接続電極21b,22bの一方が他方の間に入り込んだ状態で接続されることで、いわゆるアンカー効果により、さらにフレキシブル基板12とプリント基板13との接続強度を向上させることができる。
また、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、第1、第2の非接続電極21b,22bが、複数配列されている第1、第2の電極21,22の端部に設けられていることが好ましい。第1、第2の非接続電極21b,22bは、バインダー樹脂3との接触面積が増加されることによりフレキシブル基板12及びプリント基板13の接続強度を向上させることができるため、第1、第2の電極21,22の端部に設けられることにより、熱収縮による応力が強くかかるフレキシブル基板12の端部における接続強度を向上させ、プリント基板13からの剥離や、第1、第2の接続電極21a,22a間の浮きを防止することができる。
[その他]
プリント基板13の隣り合う第2の非接続電極22bの間隔に対して、フレキシブル基板12の第1の非接続電極21bの線幅が99%以下、好ましくは96%以下、より好ましくは75%以下とすることで、アライメント精度によらず嵌合させることができる。これらの数値は、低くなるほどアライメント作業が容易になるため、生産性は良くなる。また、複数の第1の非接続電極21bが第2の非接続電極22b間の領域と対向されてもよい。この場合、複数の第1の非接続電極21bの線幅の合計が上記範囲に当てはまればよい。
また、プリント基板13の隣り合う第2の非接続電極22bの間隔に対して、フレキシブル基板12の第1の非接続電極21bの線幅が20%以上、好ましくは30%以上、より好ましくは50%以上とすることで、咬合によるアンカー効果を期待でき、ピール強度を向上させることができる。
なお、咬合によるアンカー効果は、第1の非接続電極21bの線幅に対して、第2の非接続電極22b間の領域への咬合深さが1%以上、好ましくは10%以上、より好ましくは25%以上とすることで、強固に現れる。
[アライメントマーク]
また、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、それぞれ接続面に、貼り合わせ位置を決める図示しないアライメントマークが形成されている。各アライメントマークは、組み合わされることによりフレキシブル基板12とプリント基板13とのアライメントが取れる種々のマークを用いることができる。なお、フレキシブル基板12及びプリント基板13に形成された第1、第2の電極21,22のファインピッチ化が進んでいることから、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、高精度のアライメント調整が求められる場合もある。
ここで、液晶表示パネル10は、フレキシブル基板12及びプリント基板13に設けられた第1、第2の非接続電極21b,22bをアライメントマークとして用いてもよい。例えば、図5に示すように、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、フレキシブル基板12に配列された第1の電極21の端部に一対の第1の非接続電極21bを設け、プリント基板13に配列された第2の電極22の端部に一つの第2の非接続電極22bを設け、第1の非接続電極21bの間に第2の非接続電極22bが位置されることにより、第1、第2の接続電極21a,22aが対向するように位置合わせがされる。
これにより、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、第1、第2の電極21,22とは別にアライメントマークを設ける必要がなく、限られたスペースにおいて第1、第2の電極21,22の配線設計の自由度を確保することができる。
なお、両透明電極18,19上には、所定のラビング処理が施された配向膜24が形成されており、この配向膜24によって液晶分子の初期配向が規制されるようになっている。さらに、両透明基板11,14の外側には、一対の偏光板25,26が配設されており、これら両偏光板25,26によってバックライト等の光源(図示せず)からの透過光の振動方向が規制されるようになっている。
[異方性導電フィルム]
次いで、異方性導電フィルム1について説明する。異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)1は、図6に示すように、通常、基材となる剥離フィルム2上に導電性粒子4を含有するバインダー樹脂3(接着剤)が積層されたものである。異方性導電フィルム1は、熱硬化型あるいは紫外線等の光硬化型の接着剤であり、液晶表示パネル10の透明基板11に形成された透明電極18上に貼着されるとともにフレキシブル基板12が搭載され、熱圧着ヘッド33により熱加圧されることにより流動化して導電性粒子4が相対向する透明電極18の電極端子18aとフレキシブル基板12の第1の接続電極21aとの間で押し潰され、加熱あるいは紫外線照射により、導電性粒子が押し潰された状態で硬化する。これにより、異方性導電フィルム1は、透明基板11とフレキシブル基板12とを接続し、導通させることができる。
同様に、異方性導電フィルム1は、プリント基板13に形成された第2の電極22上に貼着されるとともにフレキシブル基板12が搭載され、熱圧着ヘッド33により熱加圧されることにより流動化して導電性粒子4が相対向する第1の電極21の第1の接続電極21aと第2の電極22の第2の接続電極22aとの間で押し潰され、加熱あるいは紫外線照射により、導電性粒子が押し潰された状態で硬化する。これにより、異方性導電フィルム1は、フレキシブル基板12とプリント基板13とを接続し、導通させることができる。
また、異方性導電フィルム1は、膜形成樹脂、硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤等を含有する通常のバインダー樹脂3に導電性粒子4が分散されている。
バインダー樹脂3を支持する剥離フィルム2は、例えば、PET(Poly Ethylene Terephthalate)、OPP(Oriented Polypropylene)、PMP(Poly-4-methylpentene-1)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)等にシリコーン等の剥離剤を塗布してなり、異方性導電フィルム1の乾燥を防ぐとともに、異方性導電フィルム1の形状を維持する。
バインダー樹脂3に含有される膜形成樹脂としては、平均分子量が10000〜80000程度の樹脂が好ましい。膜形成樹脂としては、エポキシ樹脂、変形エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フェノキシ樹脂等の各種の樹脂が挙げられる。中でも、膜形成状態、接続信頼性等の観点からフェノキシ樹脂が特に好ましい。
硬化性樹脂としては、特に限定されず、例えば、市販のエポキシ樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
エポキシ樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトール型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらは単独でも、2種以上の組み合わせであってもよい。
アクリル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じてアクリル化合物、液状アクリレート等を適宜選択することができる。例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルアクリレート、エポキシアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、テトラメチレングリコールテトラアクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等を挙げることができる。なお、アクリレートをメタクリレートにしたものを用いることもできる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
潜在性硬化剤としては、特に限定されないが、例えば、加熱硬化型、UV硬化型等の各種硬化剤が挙げられる。潜在性硬化剤は、通常では反応せず、熱、光、加圧等の用途に応じて選択される各種のトリガにより活性化し、反応を開始する。熱活性型潜在性硬化剤の活性化方法には、加熱による解離反応などで活性種(カチオンやアニオン、ラジカル)を生成する方法、室温付近ではエポキシ樹脂中に安定に分散しており高温でエポキシ樹脂と相溶・溶解し、硬化反応を開始する方法、モレキュラーシーブ封入タイプの硬化剤を高温で溶出して硬化反応を開始する方法、マイクロカプセルによる溶出・硬化方法等が存在する。熱活性型潜在性硬化剤としては、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、スルホニウム塩、アミンイミド、ポリアミン塩、ジシアンジアミド等や、これらの変性物があり、これらは単独でも、2種以上の混合体であってもよい。中でも、マイクロカプセル型イミダゾール系潜在性硬化剤が好適である。
シランカップリング剤としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ系、アミノ系、メルカプト・スルフィド系、ウレイド系等を挙げることができる。シランカップリング剤を添加することにより、有機材料と無機材料との界面における接着性が向上される。
バインダー樹脂3を構成する接着剤組成物は、このように膜形成樹脂、硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤等を含有する場合に限定されず、通常の異方性導電フィルムの接着剤組成物として用いられる何れの材料から構成されるようにしてもよい。
[導電性粒子]
導電性粒子4としては、異方性導電フィルム1において使用されている公知の何れの導電性粒子を挙げることができる。導電性粒子4としては、例えば、ニッケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロム、コバルト、銀、金等の各種金属や金属合金の粒子、金属酸化物、カーボン、グラファイト、ガラス、セラミック、プラスチック等の粒子の表面に金属をコートしたもの、或いは、これらの粒子の表面に更に絶縁薄膜をコートしたもの等が挙げられる。樹脂粒子の表面に金属をコートしたものである場合、樹脂粒子としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル・スチレン(AS)樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ジビニルベンゼン系樹脂、スチレン系樹脂等の粒子を挙げることができる。
異方性導電フィルム1は、何れの方法で作製するようにしてもよいが、例えば以下の方法によって作製することができる。膜形成樹脂、硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤、導電性粒子等を含有する接着剤組成物を調整する。調整した接着剤組成物をバーコーター、塗布装置等を用いて剥離フィルム2上に塗布し、オーブン等によって乾燥させることにより、剥離フィルム2にバインダー樹脂3が積層支持された異方性導電フィルム1を得る。
[2層ACF]
なお、異方性導電フィルム1は、導電性粒子4を含有するバインダー樹脂3と、導電性粒子が含まれない絶縁性の接着剤組成物からなる絶縁性接着剤とを積層されてなる2層構造の異方性導電フィルムとしてもよい。
絶縁性接着材を構成する絶縁性の接着剤組成物は、膜形成樹脂、硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤等を含有する通常のバインダー成分からなり、上述したバインダー樹脂3の接着剤組成物と同様の材料で構成することができる。
この2層構造の異方性導電フィルム1は、絶縁性接着剤を構成する接着剤組成物を剥離フィルムに塗布、乾燥させた後、上述した剥離フィルム2に積層支持されたバインダー樹脂3と貼り合わせることにより形成することができる。
なお、異方性導電フィルム1の形状は、特に限定されないが、例えば、図6に示すように、巻取リール6に巻回可能な長尺テープ形状とすることにより、所定の長さだけカットして使用することができる。
また、上述の実施の形態では、接着フィルムとして、導電性粒子4を含有した熱硬化性樹脂組成物をフィルム状に成形した異方性導電フィルム1を例に説明したが、本発明に係る接着剤は、これに限定されず、導電性粒子4を含有したバインダー樹脂のみからなる導電性接着ペーストでもよい。
[製造工程]
次いで、フレキシブル基板12及びプリント基板13の接続工程について説明する。液晶表示パネル10は、パネル表示部17を構成する透明基板11とフレキシブル基板12を介して各種駆動回路等が構成されたプリント基板13を接続する場合、先ず透明基板11とフレキシブル基板12を接続し、次いで、フレキシブル基板12とプリント基板13を接続する。これは、透明基板11とフレキシブル基板12との接続が失敗した場合に再度フレキシブル基板12を貼り直すリペア工程を考慮したときに、高価な透明基板11は再利用に供する一方、フレキシブル基板12は廃棄されることも多いため、フレキシブル基板12とプリント基板13との接続を後から行う等の理由による。
先ず、透明基板11とフレキシブル基板12との接続は、異方性導電フィルム1を用いた通常のFOG(Film on Glass)接続として行う。これにより、フレキシブル基板12は、第1の電極21の第1の接続電極21aの一端が透明電極18の電極端子18aと接続されるとともに、第1の接続電極21aの当該一端側の側縁が透明基板11の縁部11aに固定される。
次いで、透明基板11にFOG接続されたフレキシブル基板12とプリント基板13との接続を、異方性導電フィルム1を用いた通常のFOB(Film on Board)接続として行う。具体的に、プリント基板13は、第2の電極22上に異方性導電フィルム1が仮貼りされた後、第2の電極22上に、透明基板11に固定されたフレキシブル基板12の他端側の側縁が搭載される。
このとき、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、アライメント調整がされることにより、第1、第2の接続電極21a,22a同士が対向されるとともに、第1、第2の非接続電極21b,22b同士が対向しない。
次いで、バインダー樹脂3を硬化させる所定の温度に加熱された熱圧着ヘッド33によって、所定の圧力、時間でフレキシブル基板12上から熱加圧する。これにより、異方性導電フィルム1のバインダー樹脂3は流動性を示し、フレキシブル基板12とプリント基板13の間から流出するとともに、バインダー樹脂3中の導電性粒子4は、第1の電極21の第1の接続電極21aと第2の電極22の第2の接続電極22aとの間に挟持されて押し潰され、この状態で熱圧着ヘッド33によって加熱されたバインダー樹脂3が硬化する。また、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、互いに対向していない第1、第2の非接続電極21b,22bとバインダー樹脂3とが接触した状態で、バインダー樹脂3が硬化する。
第1、第2の接続電極21a,22aは、導電性粒子4を挟持することにより電気的に接続される。これにより、フレキシブル基板12を介して透明基板11の透明電極18とプリント基板13の第2の電極22との間で導通性を確保された液晶表示パネル10を製造することができる。
第1、第2の接続電極21a,22a間にない導電性粒子4は、隣接する第1、第2の接続電極21a,22a間の電極間スペースにおいてバインダー樹脂3に分散されており、電気的に絶縁した状態を維持している。これにより、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、第1、第2の接続電極21a,22a間のみで電気的導通が図られる。なお、バインダー樹脂3として、ラジカル重合反応系の速硬化タイプのものを用いることで、短い加熱時間によってもバインダー樹脂3を速硬化させることができる。また、異方性導電フィルム1としては、熱硬化型に限らず、加圧接続を行うものであれば、光硬化型もしくは光熱併用型の接着剤を用いてもよい。
また、第1、第2の非接続電極21b,22bは、それぞれバインダー樹脂3との接触面積が広がることから、フレキシブル基板12の他端とプリント基板13との接続強度を向上させることができる。したがって、透明基板11に一側縁が固定されたフレキシブル基板12が熱加圧されることにより、熱収縮による応力が他側縁に設けられた第1、第2の電極21,22の配列方向に加わった場合にも、フレキシブル基板12のプリント基板13からの剥離や、第1、第2の接続電極21a,22a間の浮きを防止することができる。
また、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、第1、第2の非接続電極21b,22b同士を交互に配列した場合、バインダー樹脂3に接触する第1、第2の非接続電極21b,22bの面積を増加させ、さらにフレキシブル基板12とプリント基板13との接続強度を向上させることができる。
さらに、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、図4に示すように、第1、第2の非接続電極21b,22b同士が交互に配列されるとともに、咬合させた場合には、第1、第2の非接続電極21b,22bの一方が他方の間に入り込んだ状態で接続されることで、いわゆるアンカー効果により、さらにフレキシブル基板12とプリント基板13との接続強度を向上させることができる。
また、フレキシブル基板12及びプリント基板13は、第1、第2の非接続電極21b,22bを、複数配列されている第1、第2の電極21,22の端部に設けた場合には、熱収縮による応力が強くかかるフレキシブル基板12の端部における接続強度を向上させ、プリント基板13からの剥離や、第1、第2の接続電極21a,22a間の浮きを確実に防止することができる。
なお、上記では、透明基板11に固定されたフレキシブル基板12をプリント基板13にFOB接続する工程において、互いに対向しない第1、第2の非接続電極21b,22bを設けることにより応力に対する耐性を向上させる場合を例に説明したが、本発明は、先ずフレキシブル基板12の一側縁をプリント基板13にFOB接続し、次いでこのフレキシブル基板12の他側縁を透明基板11にFOG接続してもよい。
この場合、透明基板11の透明電極18とフレキシブル基板12の第1の電極21に、それぞれ互いに対向する接続電極及び互いに対向しない非接続電極を設けることにより、透明基板11とフレキシブル基板12との接続強度を向上させることができる。これにより、プリント基板13に固定されたフレキシブル基板12が熱加圧されることにより透明電極18及び第1の電極21の配列方向に生じる応力に対する耐性が備わり、フレキシブル基板12の透明基板11からの剥離や、透明電極18及び第1の電極21の浮きを防止することができる。
また、本発明は、上述したFOGやFOBの他、フレキシブル基板をフレキシブル基板に接続するFOF(Film On Film)に適用することもできる。
次いで、本発明の実施例について説明する。本実施例では、上述した非接続電極に相当する複数の電極が配列されたフレキシブル基板(FPC)12及びプリント基板(PWB)13を用意し、異方性導電フィルムを介して接続することにより接続体サンプルを形成した。各実施例及び比較例に係る接続体サンプル数は2とし、フレキシブル基板12を電極の配列方向に引きはがした際のピール強度の平均値を求めた。
[実施例1]
実施例1では、図7(A)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.2mmの電極パターン(Pt)を、0.2mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.15mmの電極パターンを0.25mmの配線間隔で3本形成した。また、実施例1に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極をプリント基板に形成した電極と対向させず、配線間に入り込ませた。
[比較例1]
比較例1では、図8(A)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.2mmの電極パターン(Pt)を、0.2mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.15mmの電極パターンを0.25mmの配線間隔で3本形成した。また、比較例1に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極とプリント基板13に形成した電極とを対向させ、電極同士を付き合わせた。
[実施例2]
実施例2では、図7(B)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.3mmの電極パターン(Pt)を、0.3mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.2mmの電極パターンを0.4mmの配線間隔で3本形成した。また、実施例2に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極をプリント基板13に形成した電極と対向させず、配線間に入り込ませた。
[比較例2]
比較例2では、図8(B)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.3mmの電極パターン(Pt)を、0.3mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.2mmの電極パターンを0.4mmの配線間隔で3本形成した。また、比較例2に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極とプリント基板13に形成した電極とを対向させ、電極同士を付き合わせた。
[実施例3]
実施例3では、図7(C)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.3mmの電極パターン(Pt)を、0.3mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.28mmの電極パターンを0.32mmの配線間隔で3本形成した。また、実施例3に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極をプリント基板13に形成した電極と対向させず、配線間に入り込ませた。
[比較例3]
比較例3では、図8(C)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.3mmの電極パターン(Pt)を、0.3mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.28mmの電極パターンを0.32mmの配線間隔で3本形成した。また、比較例3に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極とプリント基板に形成した電極とを対向させ、電極同士を付き合わせた。
[実施例4]
実施例2では、図7(D)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.5mmの電極パターン(Pt)を、0.5mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.48mmの電極パターンを0.52mmの配線間隔で3本形成した。また、実施例4に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極をプリント基板に形成した電極と対向させず、配線間に入り込ませた。
[比較例4]
比較例4では、図8(D)に示すように、フレキシブル基板12に、線幅0.5mmの電極パターン(Pt)を、0.5mmの配線間隔(Gap)で3本形成し、プリント基板13に、線幅0.48mmの電極パターンを0.52mmの配線間隔で3本形成した。また、比較例4に係る接続体サンプルは、フレキシブル基板12に形成した電極とプリント基板に形成した電極とを対向させ、電極同士を付き合わせた。
Figure 2016039308
表1に示すように、フレキシブル基板12とプリント基板13の各配線幅及び配線間隔が同じ接続体サンプルを比較したとき、実施例に係る接続体サンプルのピール強度は比較例に係る接続体サンプルのピール強度よりも大きい。これは、実施例に係る接続体サンプルでは、フレキシブル基板12に形成した電極をプリント基板13に形成した電極と対向させなかったことから、各電極と異方性導電フィルムのバインダー樹脂との接触面積が広がり、フレキシブル基板12とプリント基板13との接続強度が向上されたことによる。一方、比較例では、フレキシブル基板12とプリント基板13の電極同士を対向させ、着きあわせて接合したことから、各電極とバインダー樹脂との接触面積が実施例に比して減少し、その結果ピール強度が劣る。
これより、導通に寄与しない非接続電極を対向させずに接合させることが、ピール強度の向上を図る上で有効であることが分かる。
なお、フレキシブル基板12の電極の線幅は、プリント基板13の配線間隔よりも狭ければ咬合させることができ、プリント基板の配線間隔の99%以下、例えば実施例4では約96%、実施例2では75%の線幅とすることで、咬合によるピール強度の向上を図ることができる。
1 異方性導電フィルム、2 剥離フィルム、3 バインダー樹脂、4 導電性粒子、6 巻取リール、10 液晶表示パネル、11 透明基板、12 フレキシブル基板、13 プリント基板、14 透明基板、15 シール、16 液晶、17 パネル表示部、18 透明電極、18a 電極端子、19 透明電極、21 第1の電極、21a 第1の接続電極、21b 第1の非接続電極、22 第2の電極、22a 第2の接続電極、22b 第2の非接続電極、33 熱圧着ヘッド

Claims (11)

  1. 第1の電極が複数配列された第1の電子部品と、
    異方性導電接着剤を介して上記第1の電子部品と接続され、第2の電極が複数配列された第2の電子部品とを有し、
    上記第1、第2の電極は、上記異方性導電接着剤を介して導通接続される接続電極同士が対向され、導通に寄与しない非接続電極同士が対向しない接続体。
  2. 上記第1、第2の電子部品は、上記接続電極同士が互いに同じピッチで配列され、上記非接続電極同士が互いに異なるピッチで配列されている請求項1記載の接続体。
  3. 上記第1の電子部品は、上記接続電極と上記非接続電極とが同じピッチで配列され、
    上記第2の電子部品は、上記接続電極と上記非接続電極とが異なるピッチで配列されている請求項2記載の接続体。
  4. 上記第1、第2の電子部品は、上記非接続電極同士が交互に配列されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の接続体。
  5. 上記第1、第2の電子部品は、上記非接続電極同士が咬合する請求項4記載の接続体。
  6. 上記第1、第2の電子部品は、上記非接続電極同士が互いに異なる幅で形成されている請求項1記載の接続体。
  7. 上記第1、第2の電子部品は、上記非接続電極が、複数配列されている上記第1、第2の電極の端部に設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の接続体。
  8. 第1の電極が複数配列された第1の電子部品と、第2の電極が複数配列された第2の電子部品とを、異方性導電接着剤を介して対向配置し、
    上記第1、第2の電子部品を加圧するとともに、上記異方性導電接着剤を硬化させる接続体の製造方法において、
    上記第1、第2の電極は、上記異方性導電接着剤を介して導通接続される接続電極同士が対向され、導通に寄与しない非接続電極同士が対向しない接続体の製造方法。
  9. 上記第1、第2の電子部品は、上記非接続電極をアライメントマークとして用い、位置合わせされる請求項8記載の接続体の製造方法。
  10. 第1の電極が複数配列された第1の電子部品と、第2の電極が複数配列された第2の電子部品とを、異方性導電接着剤を介して対向配置し、
    上記第1、第2の電子部品を加圧するとともに、上記異方性導電接着剤を硬化させる電子部品の接続方法において、
    上記第1、第2の電極は、上記異方性導電接着剤を介して導通接続される接続電極同士が対向され、導通に寄与しない非接続電極同士が対向しない電子部品の接続方法。
  11. 上記第1、第2の電子部品は、上記非接続電極をアライメントマークとして用い、位置合わせされる請求項10記載の電子部品の接続方法。
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