JP2016037912A - ベローズポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベローズの収縮動作時において移送流体の吐出圧力が落ち込むのを低減することができるベローズポンプ装置を提供する。【解決手段】ベローズポンプ装置は、密閉された吐出側空気室21に加圧空気を供給することで吐出側空気室21内に配置されたベローズ13(14)を収縮動作させて移送流体を吐出するとともに、吐出側空気室21から加圧空気を排出することでベローズ13(14)を伸長動作させて移送流体を吸入する。ベローズポンプ装置は、ベローズ13(14)の収縮動作時において、吐出側空気室21に供給する加圧空気の空気圧を、ベローズ13(14)の収縮特性に対応して上昇させるように、空気圧を制御する電空レギュレータ51(52)を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、ベローズポンプ装置に関する。
半導体製造や化学工業等において、薬液や溶剤等の移送流体を送給させるためのポンプとして、ベローズポンプが使用される場合がある。
このベローズポンプは、例えば、特許文献1に記載されているように、ポンプヘッドの左右方向(水平方向)の両側にポンプケースを連結して2つの空気室を形成し、各空気室の内部にそれぞれ左右方向に伸縮可能な一対のベローズを設け、各空気室に交互に加圧空気を供給することによって各ベローズを収縮又は伸長させるように構成されている。ベローズポンプには、各空気室に供給する加圧空気を適正な空気圧に調整する機械式レギュレータが接続されている。
ポンプヘッドには、各ベローズの内部と連通する移送流体の吸込通路と吐出通路とが形成され、さらに、吸込通路及び吐出通路に対する一方向への移送流体の流れを許容し、他方向への移送流体の流れを阻止するチェックバルブが設けられている。吸込通路用のチェックバルブは、ベローズの伸長により開くことによって吸込通路からベローズ内への移送流体の流れを許容し、ベローズの収縮により閉じることによって、当該ベローズ内から吸込通路への移送流体の流れを阻止するように構成されている。また、吐出通路用のチェックバルブは、ベローズの伸長により閉じることによって、吐出通路からベローズ内への移送流体の流れを阻止し、ベローズの収縮により開くことによって、ベローズ内から吐出通路への移送流体の流れを許容するように構成されている。
一対のベローズは、タイロッドにより一体に連結されており、一方のベローズが収縮して吐出通路へ移送流体を吐出すると、これと同時に他方のベローズが強制的に伸長して吸込通路から移送流体が吸い込まれる。また、前記他方のベローズが収縮して吐出通路へ移送流体を吐出すると、これと同時に前記一方のベローズが強制的に伸長して吸込通路から移送流体が吸い込まれるようになっている。
特開2012−211512号公報
上記構成のベローズポンプでは、ベローズの外側に形成された空気室に加圧空気を供給してベローズを収縮させるとき、その収縮が進むに従ってベローズを収縮させるのに必要な応力が増加するため、空気室に供給する加圧空気の空気圧を上昇させる必要がある。しかし、加圧空気の空気圧を調整する機械式レギュレータは、空気室の空気圧を上昇させるために一時的にバルブを開ける制御を行うことができない。このため、図12に示すように、各ベローズが収縮している間に、移送流体の吐出圧力が徐々に落ち込む現象(図中の破線で囲んだ部分)が発生し、これが脈動の原因となっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ベローズの収縮動作時において移送流体の吐出圧力が落ち込むのを低減することができるベローズポンプ装置を提供することを目的とする。
本発明のベローズポンプ装置は、密閉された空気室に加圧空気を供給することで前記空気室内に配置されたベローズを収縮動作させて移送流体を吐出するとともに、前記空気室から加圧空気を排出することで前記ベローズを伸長動作させて移送流体を吸入するベローズポンプ装置であって、前記ベローズの収縮動作時において、前記空気室に供給する加圧空気の空気圧を、前記ベローズの収縮特性に対応して上昇させるように、前記空気圧を制御する電空レギュレータを備えていることを特徴とする。
上記のように構成されたベローズポンプ装置によれば、ベローズの収縮動作時において、空気室に供給される加圧空気の空気圧は、電空レギュレータによりベローズの収縮特性に対応して上昇するため、ベローズが収縮するに従って空気室における加圧空気の空気圧を上昇させることができる。これにより、ベローズが収縮している間に移送流体の吐出圧力が落ち込むのを低減することができる。
前記電空レギュレータは、単位時間ごとに以下の式を用いて前記空気圧を制御するのが好ましい。
P=at+b
ただし、Pは前記空気圧、aは圧力増加係数、tは前記ベローズの収縮経過時間、bは初期空気圧である。
この場合、ベローズが収縮している間に移送流体の吐出圧力が落ち込むのを効果的に低減することができる。
上記ベローズポンプ装置において、前記ベローズは、互いに独立して伸縮自在な第1ベローズ及び第2ベローズからなり、前記第1ベローズを最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第1駆動装置と、前記第2ベローズを最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第2駆動装置と、前記第1ベローズの伸縮状態を検知する第1検知手段と、前記第2ベローズの伸縮状態を検知する第2検知手段と、前記第1及び第2検知手段の各検知信号に基づいて、前記第1ベローズが最収縮状態となる手前で前記第2ベローズを最伸長状態から収縮させるとともに、前記第2ベローズが最収縮状態となる手前で前記第1ベローズを最伸長状態から収縮させるように、前記第1及び第2駆動装置を駆動制御する制御部と、をさらに備えているのが好ましい。
この場合、第1ベローズ及び第2ベローズを互いに独立して伸縮自在とし、制御部において、第1ベローズが最収縮状態となる手前で第2ベローズを最伸長状態から収縮させるとともに、第2ベローズが最収縮状態となる手前で第1ベローズを最伸長状態から収縮させるように駆動制御するようにしたので、一方のベローズの収縮(吐出)から伸長(吸い込み)への切り換えタイミングにおいて、他方のベローズは既に収縮して移送流体を吐出しているので、前記切り換えタイミングにおいて吐出圧力が落ち込むのを低減することができる。その結果、ベローズポンプ装置の吐出側の脈動を低減することができる。
本発明のベローズポンプ装置によれば、ベローズの収縮動作時において移送流体の吐出圧力が落ち込むのを低減することができる。
本発明の実施形態に係るベローズポンプ装置の概略構成図である。 ベローズポンプの断面図である。 ベローズポンプの動作を示す説明図である。 ベローズポンプの動作を示す説明図である。 制御部の内部構成を示すブロック図である。 ベローズポンプの駆動制御の一例を示すタイムチャートである。 第1ベローズが最収縮状態となる手前で、最伸長状態の第2ベローズが収縮を開始した状態を示す断面図である。 第2ベローズが最収縮状態となる手前で、最伸長状態の第1ベローズが収縮を開始した状態を示す断面図である。 第1及び第2電空レギュレータの空気圧の制御の一例を示すグラフである。 ベローズポンプから吐出される移送流体の吐出圧力を示すグラフである。 ベローズポンプ装置の変形例を示す概略構成図である。 従来のベローズポンプから吐出される移送流体の吐出圧力を示すグラフである。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
[ベローズポンプの全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係るベローズポンプ装置の概略構成図である。本実施形態のベローズポンプ装置は、例えば半導体製造装置において薬液や溶剤等の移送流体を一定量供給するときに用いられる。このベローズポンプ装置は、ベローズポンプ1と、当該ベローズポンプ1に加圧空気(作動流体)を供給するエアコンプレッサ等の空気供給装置2と、前記加圧空気の空気圧を調整する機械式レギュレータ3及び2個の第1及び第2電空レギュレータ51,52と、2個の第1及び第2切換バルブ4,5と、ベローズポンプ1の駆動を制御する制御部6とを備えている。
図2は、本発明の実施形態に係るベローズポンプの断面図である。
本実施形態のベローズポンプ1は、ポンプヘッド11と、このポンプヘッド11の左右方向(水平方向)の両側に取り付けられる一対のポンプケース12と、各ポンプケース12の内部において、ポンプヘッド11の左右方向の側面に取り付けられる2個の第1及び第2ベローズ13,14と、各ベローズ13,14の内部において、ポンプヘッド11の左右方向の側面に取り付けられる4個のチェックバルブ15,16と、を備えている。
[ベローズの構成]
第1及び第2ベローズ13,14は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ素樹脂により有底筒形状に形成され、その開放端部に一体形成されたフランジ部13a,14aはポンプヘッド11の側面に気密状に押圧固定されている。第1及び第2ベローズ13,14の各周壁は蛇腹形状に形成され、互いに独立して水平方向に伸縮可能に構成されている。具体的には、第1及び第2ベローズ13,14は、後述する作動板19の外面がポンプケース12の底壁部12aの内方側面に当接する最伸長状態と、後述するピストン体23の内方側面がポンプケース12の底壁部12aの外方側面に当接する最収縮状態との間で伸縮するようになっている。
第1及び第2ベローズ13,14の底部の外面には、ボルト17及びナット18により作動板19が連結部材20の一端部とともに固定されている。
[ポンプケースの構成]
ポンプケース12は、有底円筒状に形成されており、その開口周縁部は、対応するベローズ13(14)のフランジ部13a(14a)に気密状に押圧固定されている。これにより、ポンプケース12の内部には、気密状態が保持された吐出側空気室21が形成されている。
ポンプケース12には吸排気ポート22がそれぞれ設けられており、吸排気ポート22は、切換バルブ4(5)、電空レギュレータ51(52)及び機械式レギュレータ3を介して空気供給装置2に接続されている(図1参照)。これにより、空気供給装置2から機械式レギュレータ3、電空レギュレータ51(52)及び切換バルブ4(5)及び吸排気ポート22を介して吐出側空気室21の内部に加圧空気を供給することで、ベローズ13(14)が収縮するようになっている。
また、各ポンプケース12の底壁部12aには、前記連結部材20が水平方向に摺動可能に支持されており、この連結部材20の他端部にはピストン体23がナット24により固定されている。ピストン体23は、前記底壁部12aの外方側面に一体に設けられた円筒状のシリンダ体25の内周面に対して、気密状態を保持しながら水平方向へ摺動可能に支持されている。これにより、前記底壁部12a、シリンダ体25、及びピストン体23とによって囲まれた空間は、気密状態が保持された吸込側空気室26とされている。
前記シリンダ体25には吸込側空気室26に連通する吸排気口25aが形成されており、この吸排気口25aは、前記切換バルブ4(5)、電空レギュレータ51(52)及び機械式レギュレータ3を介して空気供給装置2に接続されている(図1参照)。これにより、空気供給装置2から機械式レギュレータ3、電空レギュレータ51(52)及び切換バルブ4(5)及び吸排気口25aを介して吸込側空気室26の内部に加圧空気を供給することで、ベローズ13(14)が伸長するようになっている。
各ポンプケース12の底壁部12aの下方には、移送流体の吐出側空気室21への漏洩を検知するための漏洩センサ40が取り付けられている。
なお、本実施形態のベローズポンプ装置では、吸込側空気室26の内部全体に加圧空気が充填されるまでの時間は、吐出側空気室21の内部全体に加圧空気が充填されるまでの時間よりも短くなっている。つまり、ベローズ13(14)が最収縮状態から最伸長状態まで伸長する伸長時間(吸込時間)は、当該ベローズ13(14)が最伸長状態から最収縮状態まで収縮する収縮時間(吐出時間)よりも短くなっている。
以上の構成により、図2左側の吐出側空気室21が形成されたポンプケース12と、図2左側の吸込側空気室26を形成するピストン体23及びシリンダ体25とにより、第1ベローズ13を最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第1エアシリンダ部(第1駆動装置)27が構成されている。
また、図2右側の吐出側空気室21が形成されたポンプケース12と、図2右側の吸込側空気室26が形成されたピストン体23及びシリンダ体25とにより、第2ベローズ14を最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第2エアシリンダ部(第2駆動装置)28が構成されている。
第1エアシリンダ部27のシリンダ体25には、一対の近接センサ29A,29Bが取り付けられ、ピストン体23には各近接センサ29A,29Bにより検知される被検知板30が取り付けられている。被検知板30は、ピストン体23とともに往復動することで、近接センサ29A,29Bに交互に近接することにより検知される。
近接センサ29Aは、第1ベローズ13の最収縮状態を検知する第1最収縮検知部であり、第1ベローズ13が最収縮状態のときに被検知板30を検知する位置に配置されている。近接センサ29Bは、第1ベローズ13の最伸長状態を検知する第1最伸長検知部であり、第1ベローズ13が最伸長状態のときに被検知板30を検知する位置に配置されている。各近接センサ29A,29Bの検知信号は制御部6に送信される。本実施形態では、上記一対の近接センサ29A,29Bにより、第1ベローズ13の伸縮状態を検知する第1検知手段29が構成されている。
同様に、第2エアシリンダ部28のシリンダ体25には、一対の近接センサ31A,31Bが取り付けられ、ピストン体23には各近接センサ31A,31Bより検知される被検知板32が取り付けられている。被検知板32は、ピストン体23とともに往復動することで、近接センサ31A,31Bに交互に近接することにより検知される。
近接センサ31Aは、第2ベローズ14の最収縮状態を検知する第2最収縮検知部であり、第2ベローズ14が最収縮状態のときに被検知板32を検知する位置に配置されている。近接センサ31Bは、第2ベローズ14の最伸長状態を検知する第2最伸長検知部であり、第2ベローズ14が最伸長状態のときに被検知板32を検知する位置に配置されている。各近接センサ31A,31Bの検知信号は制御部6に送信される。本実施形態では、一対の近接センサ31A,31Bにより、第2ベローズ14の伸縮状態を検知する第2検知手段31が構成されている。
空気供給装置2によって生成された加圧空気は、第1検知手段29の一対の近接センサ29A,29Bが被検知板30を交互に検知することで、第1エアシリンダ部27の吸込側空気室26と吐出側空気室21とに交互に供給される。これにより、第1ベローズ13は連続して伸縮動作する。
また、前記加圧空気は、第2検知手段31の一対の近接センサ31A,31Bが被検知板32を交互に検知することで、第2エアシリンダ部28の吸込側空気室26と吐出側空気室21とに交互に供給される。これにより、第2ベローズ14は連続して伸縮動作する。その際、第2ベローズ14の伸長動作は主に第1ベローズ13の収縮動作時に行われ、第2ベローズ14の収縮動作は主に第1ベローズ13の伸長動作時に行われる。このように、第1ベローズ13及び第2ベローズ14は、交互に伸縮動作を繰り返すことで、各ベローズ13,14の内部への移送流体の吸込と吐出とが交互に行われ、当該移送流体が移送されるようになっている。
[ポンプヘッドの構成]
ポンプヘッド11は、PTFEやPFA等のフッ素樹脂から形成されている。ポンプヘッド11の内部には、移送流体の吸込通路34と吐出通路35とが形成されており、この吸込通路34及び吐出通路35は、ポンプヘッド11の外周面において開口し、当該外周面に設けられた吸込ポート及び吐出ポート(いずれも図示省略)に接続されている。吸込ポートは移送流体の貯留タンク等に接続され、吐出ポートは移送流体の移送先に接続される。また、吸込通路34及び吐出通路35は、それぞれポンプヘッド11の左右両側面に向けて分岐するとともに、ポンプヘッド11の左右両側面において開口する吸込口36及び吐出口37を有している。各吸込口36及び各吐出口37は、それぞれチェックバルブ15,16を介してベローズ13,14の内部と連通している。
[チェックバルブの構成]
各吸込口36及び各吐出口37には、チェックバルブ15,16が設けられている。
吸込口36に取り付けられたチェックバルブ15(以下、「吸込用チェックバルブ」ともいう)は、バルブケース15aと、このバルブケース15aに収容された弁体15bと、この弁体15bを閉弁方向に付勢する圧縮コイルバネ15cとを有している。バルブケース15aは有底円筒形状に形成されており、その底壁にはベローズ13,14の内部に連通する貫通孔15dが形成されている。弁体15bは、圧縮コイルバネ15cの付勢力により吸込口36を閉鎖(閉弁)し、ベローズ13,14の伸縮に伴う移送流体の流れによる背圧が作用すると吸込口36を開放(開弁)するようになっている。
これにより、吸込用チェックバルブ15は、自身が配置されているベローズ13,14が伸長したときに開弁して、吸込通路34からベローズ13,14内部に向かう方向(一方向)への移送流体の吸引を許容し、当該ベローズ13,14が収縮したときに閉弁して、ベローズ13,14内部から吸込通路34に向かう方向(他方向)への移送流体の逆流を阻止する。
吐出口37に取り付けられたチェックバルブ16(以下、「吐出用チェックバルブ」ともいう)は、バルブケース16aと、このバルブケース16aに収容された弁体16bと、この弁体16bを閉弁方向に付勢する圧縮コイルバネ16cとを有している。バルブケース16aは有底円筒形状に形成されており、その底壁にはベローズ13,14の内部に連通する貫通孔16dが形成されている。弁体16bは、圧縮コイルバネ16cの付勢力によりバルブケース16aの貫通孔16dを閉鎖(閉弁)し、ベローズ13,14の伸縮に伴う移送流体の流れによる背圧が作用するとバルブケース16aの貫通孔16dを開放(開弁)するようになっている。
これにより、吐出用チェックバルブ16は、自身が配置されているベローズ13,14が収縮したときに開弁して、ベローズ13,14内部から吐出通路35に向かう方向(一方向)への移送流体の流出を許容し、当該ベローズ13,14が伸長したときに閉弁して、吐出通路35からベローズ13,14内部に向かう方向(他方向)への移送流体の逆流を阻止する。
[ベローズポンプの動作]
次に、本実施形態のベローズポンプ1の動作を図3及び図4を参照して説明する。なお、図3及び図4においては第1及び第2ベローズ13,14の構成を簡略化して示している。
図3に示すように、第1ベローズ13が収縮し、第2ベローズ14が伸長した場合、ポンプヘッド11の図中左側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第1ベローズ13内の移送流体から圧力を受けて各バルブケース15a,16aの図中右側にそれぞれ移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が閉じるともに、吐出用チェックバルブ16が開き、第1ベローズ13内の移送流体が吐出通路35からポンプ外へ排出される。
一方、ポンプヘッド11の図中右側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第2ベローズ14による吸引作用によって各バルブケース15a,16aの図中右側にそれぞれ移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が開くとともに、吐出用チェックバルブ16が閉じ、吸込通路34から第2ベローズ14内に移送流体が吸い込まれる。
次に、図4に示すように、第1ベローズ13が伸長し、第2ベローズ14が収縮した場合、ポンプヘッド11の図中右側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第2ベローズ14内の移送流体から圧力を受けて各バルブケース15a,16aの図中左側に移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が閉じるともに、吐出用チェックバルブ16が開き、第2ベローズ14内の移送流体が吐出通路35からポンプ外へ排出される。
一方、ポンプヘッド11の図中左側に装着された吸込用チェックバルブ15及び吐出用チェックバルブ16の各弁体15b,16bは、第1ベローズ13による吸引作用によって各バルブケース15a,16aの図中左側に移動する。これにより吸込用チェックバルブ15が開くとともに、吐出用チェックバルブ16が閉じ、吸込通路34から第1ベローズ13内に移送流体が吸い込まれる。
以上の動作を繰り返し行うことで、左右のベローズ13,14は、交互に移送流体の吸引と排出とを行うことができる。
[切換バルブの構成]
図1において、第1切換バルブ4は、空気供給装置2から第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21及び吸込側空気室26への加圧空気の給排を切り換えるものであり、例えば一対のソレノイド4a,4bを有する三位置の電磁切換弁からなる。各ソレノイド4a,4bは制御部6から指令信号を受けて励磁されるようになっている。なお、本実施形態の第1切換バルブ4は、三位置の電磁切換弁からなるが、中立位置を有しない二位置の電磁切換弁であっても良い。
第1切換バルブ4は、両ソレノイド4a,4bが消磁状態のときには中立位置に保持されており、空気供給装置2から第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21(吸排気ポート22)及び吸込側空気室26(吸排気口25a)への加圧空気の供給は遮断され、第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21及び吸込側空気室26は、いずれも大気と連通して開放されている。
また、第1切換バルブ4は、ソレノイド4aが励磁されると、図中の下位置に切り換わり、空気供給装置2から第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21に加圧空気が供給される。その際、第1エアシリンダ部27の吸込側空気室26は大気と連通して開放されている。これにより、第1ベローズ13を収縮させることができる。
さらに、第1切換バルブ4は、ソレノイド4bが励磁されると、図中の上位置に切り換わり、空気供給装置2から第1エアシリンダ部27の吸込側空気室26に加圧空気が供給される。その際、第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21は大気と連通して開放されている。これにより、第1ベローズ13を伸長させることができる。
第2切換バルブ5は、空気供給装置2から第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21及び吸込側空気室26への加圧空気の給排を切り換えるものであり、例えば一対のソレノイド5a,5bを有する三位置の電磁切換弁からなる。各ソレノイド5a,5bは制御部6から指令信号を受けて励磁されるようになっている。なお、本実施形態の第2切換バルブ5は、三位置の電磁切換弁からなるが、中立位置を有しない二位置の電磁切換弁であっても良い。
第2切換バルブ5は、両ソレノイド5a,5bが消磁状態のときには中立位置に保持されており、空気供給装置2から第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21(吸排気ポート22)及び吸込側空気室26(吸排気口25a)への加圧空気の供給は遮断され、第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21及び吸込側空気室26は、いずれも大気と連通して開放されている。
また、第2切換バルブ5は、ソレノイド5aが励磁されると、図中の下位置に切り換わり、空気供給装置2から第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21に加圧空気が供給される。その際、第2エアシリンダ部28の吸込側空気室26は大気と連通して開放されている。これにより、第2ベローズ14を収縮させることができる。
さらに、第2切換バルブ5は、ソレノイド5bが励磁されると、図中の上位置に切り換わり、空気供給装置2から第2エアシリンダ部28の吸込側空気室26に加圧空気が供給される。その際、第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21は大気と連通して開放されている。これにより、第2ベローズ14を伸長させることができる。
図1において、第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21(吸排気ポート22)と第1切換バルブ4との間には、第1急速排気弁61が吐出側空気室21に隣接して配置されている。第1急速排気弁61は、加圧空気を排出する排気口61aを有しており、第1切換バルブ4から吐出側空気室21への加圧空気の流れを許容するとともに、吐出側空気室21から流れ出た加圧空気を排気口61aから排出するようになっている。これにより、吐出側空気室21内の加圧空気を、第1切換バルブ4を介することなく、第1急速排気弁61から迅速に排出することができる。
同様に、第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21(吸排気ポート22)と第2切換バルブ5との間には、第2急速排気弁62が吐出側空気室21に隣接して配置されている。第2急速排気弁62は、加圧空気を排出する排気口62aを有しており、第2切換バルブ5から吐出側空気室21への加圧空気の流れを許容するとともに、吐出側空気室21から流れ出た加圧空気を排気口62aから排出するようになっている。これにより、吐出側空気室21内の加圧空気を、第2切換バルブ5を介することなく、第2急速排気弁62から迅速に排出することができる。
なお、各エアシリンダ部27,28の吸込側空気室26(吸排気口25a)と、対応する切換バルブ4,5との間には急速排気弁は配置されていない。吸込側に急速排気弁を取り付けた場合、吐出側に急速排気弁を取り付けた場合と同様の効果が得られるが、その効果は吐出側ほど大きくない。そのため、吸込側の急速排気弁は、コスト面より実施例としては設置していない。
[制御部の構成]
制御部6は、第1検知手段29及び第2検知手段31(図2参照)の検知信号に基づいて、各切換バルブ4,5を切り換えることで、ベローズポンプ1の第1エアシリンダ部27及び第2エアシリンダ部28の各駆動を制御するものである。
図5は、制御部6の内部構成を示すブロック図である。制御部6は、第1及び第2算出部6a,6bと、第1及び第2決定部6c,6dと、駆動制御部6eとを有している。
第1算出部6aは、一対の近接センサ29A,29Bの各検知信号に基づいて、第1ベローズ13における最収縮状態から最伸長状態までの第1伸長時間、及び最伸長状態から最収縮状態までの第1収縮時間を算出するものである。具体的には、第1算出部6aは、近接センサ29Aの検知終了時点から近接センサ29Bの検知時点までの経過時間を第1伸長時間として算出する。また、第1算出部6aは、近接センサ29Bの検知終了時点から近接センサ29Aの検知時点までの経過時間を第1収縮時間として算出する。
第2算出部6bは、一対の近接センサ31A,31Bの各検知信号に基づいて、第2ベローズ14における最収縮状態から最伸長状態までの第2伸長時間、及び最伸長状態から最収縮状態までの第2収縮時間を算出するものである。具体的には、第2算出部6bは、近接センサ31Aの検知終了時点から近接センサ31Bの検知時点までの経過時間を第2伸長時間として算出する。また、第2算出部6bは、近接センサ31Bの検知終了時点から近接センサ31Aの検知時点までの経過時間を第2収縮時間として算出する。
第1決定部6cは、算出された前記第1伸長時間及び第1収縮時間に基づいて、最伸長状態の第1ベローズ13が収縮動作を開始する時点から、当該収縮動作により第1ベローズ13が最収縮状態となる手前で最伸長状態の第2ベローズ14が収縮動作を開始する時点までの第1時間差を決定する。
本実施形態の第1決定部6cは、例えば、以下の式を用いて第1時間差を決定する。
第1時間差=(第1伸長時間+第1収縮時間)/2
第2決定部6dは、算出された前記第2伸長時間及び第2収縮時間に基づいて、最伸長状態の第2ベローズ14が収縮動作を開始する時点から、当該収縮動作により第2ベローズ14が最収縮状態となる手前で最伸長状態の第1ベローズ13が収縮動作を開始する時点までの第2時間差を決定する。
本実施形態の第2決定部6dは、例えば、以下の式を用いて第2時間差を決定する。
第2時間差=(第2伸長時間+第2収縮時間)/2
駆動制御部6eは、決定された前記第1及び第2時間差に基づいて、前記第1及び第2駆動装置を駆動制御する。具体的には、駆動制御部6eは、最伸長状態の第1ベローズ13が収縮動作を開始した時点から前記第1時間差が経過した時点で、最伸長状態の第2ベローズ14の収縮動作を開始させるとともに、最伸長状態の第2ベローズ14が収縮動作を開始した時点から前記第2時間差が経過した時点で、最伸長状態の第1ベローズ13の収縮動作を開始させるように、第1及び第2エアシリンダ部27,28を駆動制御する。
図1に示すベローズポンプ装置は、電源スイッチ8と、スタートスイッチ9と、停止スイッチ10とをさらに備えている。
電源スイッチ8は、ベローズポンプ1への通電をオンオフ操作する操作指令を出力するものであり、その操作指令は制御部6に入力される。スタートスイッチ9は、ベローズポンプ1を駆動させる操作指令を出力するものであり、その操作指令は制御部6に入力される。停止スイッチ10は、第1ベローズ13及び第2ベローズ14をいずれも最収縮状態としたスタンバイ状態とする操作指令を出力するものである。
[ベローズポンプの駆動制御]
図6は、制御部6が行うベローズポンプ1の駆動制御の一例を示すタイムチャートである。電源スイッチ8がオフのとき、第1及び第2切換バルブ4、5(図1参照)は、中立位置に保持されている。したがって、電源スイッチ8がオフのとき、ベローズポンプ1の第1及び第2エアシリンダ部27,28の空気室21,26は大気に連通しているため、両空気室21,26内が大気圧でバランスした状態となるように、第1ベローズ13及び第2ベローズ14は、前記スタンバイ状態から少し伸長した位置で保持されている。
ベローズポンプ1の駆動を開始させるときは、作業者によって電源スイッチ8をオン操作した後、停止スイッチ10をオン操作し、第1ベローズ13及び第2ベローズ14をスタンバイ状態まで移動させる。具体的には、駆動制御部6eは、第1切換バルブ4のソレノイド4a及び第2切換バルブ5のソレノイド5aを励磁させ、第1ベローズ13及び第2ベローズ14を同時に最収縮状態まで収縮させる。これにより、第1ベローズ13及び第2ベローズ14はスタンバイ状態に保持される。なお、このスタンバイ状態において、近接センサ29A.31Aは、それぞれ被検知板30,32を検知したオン状態となる。
次に、作業者によりスタートスイッチ9がオン操作されると、駆動制御部6eは、最初に第1ベローズ13の第1伸長時間及び第1収縮時間と、第2ベローズ14の第2伸長時間及び第2収縮時間とを算出するための制御を実行する。
具体的には、駆動制御部6eは、第1切換バルブ4のソレノイド4aを消磁させるとともにソレノイド4bを励磁させ、第1ベローズ13を最収縮状態(スタンバイ状態)から最伸長状態まで伸長させる。これと同時に、駆動制御部6eは、第2切換バルブ5のソレノイド5aを消磁させるとともにソレノイド5bを励磁させ、第2ベローズ14も最収縮状態(スタンバイ状態)から最伸長状態まで伸長させる。
第1ベローズ13が最収縮状態から最伸長状態まで伸長するとき、第1算出部6aは、近接センサ29Aがオフになった時点(t1)から、近接センサ29Bがオンになる時点(t2)までの時間をカウントし、第1ベローズ13の第1伸長時間(t2−t1)を算出する。
同様に、第2ベローズ14が最収縮状態から最伸長状態まで伸長するとき、第2算出部6bは、近接センサ31Aがオフになった時点(t1)から、近接センサ31Bがオンになる時点(t2)までの時間をカウントし、第2ベローズ14の第2伸長時間(t2−t1)を算出する。
次に、駆動制御部6eは、所定時間(t3−t2)経過後、第1切換バルブ4のソレノイド4bを消磁させるとともにソレノイド4aを励磁させ、第1ベローズ13のみを最伸長状態から最収縮状態まで収縮させる。
その際、第1算出部6aは、近接センサ29Bがオフになった時点(t3)から、近接センサ29Aがオンになる時点(t4)までの時間をカウントし、第1ベローズ13の第1収縮時間(t4−t3)を算出する。
そして、第1決定部6cにおいて、算出された第1伸長時間及び第1収縮時間に基づいて第1時間差が決定される。本実施形態では、第1決定部6cは、以下の式を用いて第1時間差を算出する。
第1時間差=(第1伸長時間+第1収縮時間)/2=((t2−t1)+(t4−t3))/2
次に、駆動制御部6eは、第1ベローズ13が最収縮状態まで収縮した時点(t4)と同時に、第2切換バルブ5のソレノイド5bを消磁させるとともにソレノイド5aを励磁させ、第2ベローズ14を最伸長状態から最収縮状態まで収縮させる。
その際、第2算出部6bは、近接センサ31Bがオフになった時点(t4)から、近接センサ31Aがオンになる時点(t6)までの時間をカウントし、第2ベローズ14の第2収縮時間(t6−t4)を算出する。
そして、第2決定部6dにおいて、算出された第2伸長時間及び第2収縮時間に基づいて第2時間差が決定される。本実施形態では、第2決定部6dは、以下の式を用いて第2時間差を算出する。
第2時間差=(第2伸長時間+第2収縮時間)/2=((t2−t1)+(t6−t4))/2
なお、以降において、第1算出部6a及び第1決定部6cにより、第1ベローズ13が1往復するたびに、上述のように第1伸長時間及び第1収縮時間が算出され、その算出された第1伸長時間及び第1収縮時間に基づいて第1時間差が決定される。
同様に、第2算出部6b及び第2決定部6dにより、第2ベローズ14が1往復するたびに、上述のように第2伸長時間及び第2収縮時間が算出され、その算出された第2伸長時間及び第2収縮時間に基づいて第2時間差が決定される。
一方、駆動制御部6eは、第2ベローズ14が最収縮状態となる前に、第1ベローズ13の駆動を開始する。具体的には、駆動制御部6eは、第2ベローズ14が最収縮状態となる手前の時点(t5)で、第1切換バルブ4のソレノイド4aを消磁させるとともにソレノイド4bを励磁させる。これにより、第1ベローズ13は、最収縮状態から伸長動作を開始する。
なお、第1ベローズ13が伸長動作を開始してから所定時間(t6−t5)後に、第2ベローズ14は最収縮状態となり、近接センサ31Bがオフからオンに切り換わるが、駆動制御部6eは、第2ベローズ14をしばらく最収縮状態のまま保持しておく。
その後、第1ベローズ13が最伸長状態となった時点(t7)で、近接センサ29Bがオフからオンに切り換わると、駆動制御部6eは、所定時間(t8−t7)経過後、第1切換バルブ4のソレノイド4bを消磁させるとともにソレノイド4aを励磁させる。これにより、第1ベローズ13は、最伸長状態から収縮動作を開始する。
また、駆動制御部6eは、ソレノイド4aを励磁させた時点(t8)から、上記で決定された第1時間差のカウントを開始する。
そして、第1ベローズ13が収縮動作を開始してから所定時間(t9−t8)が経過すると、駆動制御部6eは、第2切換バルブ5のソレノイド5aを消磁させるとともにソレノイド5bを励磁させる。これにより、第1ベローズ13が収縮動作をしている間に、第2ベローズ14は最収縮状態から最伸長状態まで伸長する。
その際、第2ベローズ14が最伸長状態となった時点(t10)で、近接センサ31Bはオフからオンに切り換わるが、駆動制御部6eは、第2ベローズ14を最伸長状態のまま保持しておく。
次に、駆動制御部6eは、第1時間差(t11−t8)が経過すると、第2切換バルブ5のソレノイド5bを消磁させるとともにソレノイド5aを励磁させる。これにより、第1ベローズ13が最収縮状態となる手前で、第2ベローズ14は最伸長状態から収縮動作を開始する(図8参照)。
また、駆動制御部6eは、ソレノイド5aを励磁させた時点(t11)から、上記で決定された第2時間差のカウントを開始する。
第2ベローズ14が収縮動作を開始した後は、第1ベローズ13が最収縮状態となった時点(t12)で、近接センサ29Aがオフからオンに切り換わると、駆動制御部6eは、第1切換バルブ4のソレノイド4aを消磁させるとともにソレノイド4bを励磁させる。これにより、第2ベローズ14が収縮動作をしている間に、第1ベローズ13は最収縮状態から最伸長状態まで伸長する。
その際、第1ベローズ13が最伸長状態となった時点(t13)で、近接センサ29Bはオフからオンに切り換わるが、駆動制御部6eは、第1ベローズ13を最伸長状態のまま保持しておく。
次に、駆動制御部6eは、第2時間差(t14−t11)が経過すると、第1切換バルブ4のソレノイド4bを消磁させるとともにソレノイド4aを励磁させる。これにより、第2ベローズ14が最収縮状態となる手前で、第1ベローズ13は最伸長状態から収縮動作を開始する(図7参照)。
また、駆動制御部6eは、ソレノイド4aを励磁させた時点(t14)から、直前に決定された第1時間差のカウントを開始する。この直前に決定された第1時間差は、第1ベローズ13の直前の1往復動作によって算出された第1伸長時間(t7−t5)及び第1収縮時間(t12−t8)に基づいて決定されたものである。
第1ベローズ13が収縮動作を開始した後は、第2ベローズ14が最収縮状態となった時点(t15)で、近接センサ31Aがオフからオンに切り換わると、駆動制御部6eは、第2切換バルブ5のソレノイド5aを消磁させるとともにソレノイド5bを励磁させる。これにより、第1ベローズ13が収縮動作をしている間に、第2ベローズ14は最収縮状態から最伸長状態まで伸長する。
その際、第2ベローズ14が最伸長状態となった時点(t16)で、近接センサ31Bはオフからオンに切り換わるが、駆動制御部6eは、第2ベローズ14を最伸長状態のまま保持しておく。
次に、駆動制御部6eは、上記直前に決定された第1時間差(t17−t14)が経過すると、第2切換バルブ5のソレノイド5bを消磁させるとともにソレノイド5aを励磁させる。これにより、第1ベローズ13が最収縮状態となる手前で、第2ベローズ14は最伸長状態から収縮動作を開始する。
また、駆動制御部6eは、ソレノイド5aを励磁させた時点(t17)から、直前に決定された第2時間差のカウントを開始する。この直前に決定された第2時間差は、第2ベローズ14の直前の1往復動作によって算出された第2伸長時間(t10−t9)及び第2収縮時間(t15−t11)に基づいて決定されたものである。
第2ベローズ14が収縮動作を開始した後は、第1ベローズ13が最収縮状態となった時点(t18)で、近接センサ29Aがオフからオンに切り換わると、駆動制御部6eは、第1切換バルブ4のソレノイド4aを消磁させるとともにソレノイド4bを励磁させる。これにより、第2ベローズ14が収縮動作をしている間に、第1ベローズ13は最収縮状態から最伸長状態まで伸長する。
その際、第1ベローズ13が最伸長状態となった時点(t19)で、近接センサ29Bはオフからオンに切り換わるが、駆動制御部6eは、第1ベローズ13を最伸長状態のまま保持しておく。
次に、駆動制御部6eは、上記直前に決定された第2時間差(t20−t17)が経過すると、第1切換バルブ4のソレノイド4bを消磁させるとともにソレノイド4aを励磁させる。これにより、第2ベローズ14が最収縮状態となる手前で、第1ベローズ13は最伸長状態から収縮動作を開始する。
これ以降、駆動制御部6eは、上述のように、直前に決定された第1及び第2時間差に基づいて、第2ベローズ14が最収縮状態となる手前で第1ベローズ13を最伸長状態から収縮させるとともに、第1ベローズ13が最収縮状態となる手前で第2ベローズ14を最伸長状態から収縮させるようにベローズポンプ1を駆動制御する。
したがって、移送流体の吐出負荷などによって第1及び第2収縮時間(吐出時間)や第1及び第2伸長時間(吸込時間)に変動があっても、その変動に追従して最適なタイミングでベローズポンプ1を駆動制御することができる。
なお、本実施形態では、直前に決定された第1及び第2時間差を用いているが、上記吐出時間や吸込時間の変動が無い場合には、運転開始直後において最初に決定された第1及び第2時間差を用いてベローズポンプ1を駆動制御しても良い。この場合、第1及び第2ベローズ13,14の伸長動作と収縮動作の切り換えは、近接センサ29A,29B,31A,31Bを用いずに、タイマ等を用いて所定時間毎に切り換えるようにしても良い。
ベローズポンプ1の駆動を停止させるときは、まず、作業者によって停止スイッチ10をオン操作する。この操作信号を受けた駆動制御部6eは、第1ベローズ13及び第2ベローズ14をスタンバイ状態へ移動させる。その際、駆動制御部6eは、第1ベローズ13及び第2ベローズ14のいずれか一方が伸長動作を行っている場合は、その伸長動作を停止させて、すぐに収縮動作を開始させる。そして、第1ベローズ13及び第2ベローズ14がスタンバイ状態となると、作業者によって電源スイッチ8をオフ操作する。
[電空レギュレータの構成]
図1及び図2おいて、第1電空レギュレータ51は、機械式レギュレータ3と第1切換バルブ4との間に配置されている。また、第2電空レギュレータ52は、機械式レギュレータ3と第2切換バルブ5との間に配置されている。各電空レギュレータ51,52は、外部から予め設定される設定圧力に基づいて出力ポート(図示省略)から出力する空気圧を無段階に調整する機能を有している。
本実施形態の第1電空レギュレータ51は、第1ベローズ13の収縮時において、第1エアシリンダ部27の吐出側空気室21に供給する加圧空気の空気圧を、第1ベローズ13の収縮特性に対応して上昇させるように当該空気圧を制御する。
また、第2電空レギュレータ52は、第2ベローズ14の収縮動作時において、第2エアシリンダ部28の吐出側空気室21に供給する加圧空気の空気圧を、第2ベローズ14の収縮特性に対応して上昇させるように当該空気圧を制御する。
[電空レギュレータの制御]
図9は、第1及び第2電空レギュレータ51,52の空気圧の制御の一例を示すグラフである。図9において、第1ベローズ13が伸長している伸長時間T1の間(伸長動作時)、第1電空レギュレータ51は、加圧空気の空気圧が常に一定の空気圧cとなるように制御する。そして、第1ベローズ13が収縮している収縮時間T2の間(収縮動作時)、第1電空レギュレータ51は、単位時間(例えば10ms)ごとに下記の式を用いて加圧空気の空気圧を制御する。
P=at+b
ただし、Pは出力ポートから出力される加圧空気の空気圧、aは圧力増加係数、tは第1ベローズ13の収縮経過時間、bは初期空気圧である。本実施形態では、圧力増加係数aは第1ベローズ13の収縮特性を示しており、上記初期空気圧bは、上記空気圧cよりも大きい値に設定されている。
同様に、第2ベローズ14が伸長している伸長時間T3の間(伸長動作時)、第2電空レギュレータ52は、加圧空気の空気圧が常に一定の空気圧cとなるように制御する。そして、第2ベローズ14が収縮している収縮時間T4の間(収縮動作時)、第2電空レギュレータ52は、単位時間(例えば10ms)ごとに上記式を用いて加圧空気の空気圧を制御する。ただし、この場合、tは第2ベローズ14の収縮経過時間であり、圧力増加係数aは第2ベローズ14の収縮特性を示している。
なお、本実施形態では、第1及び第2電空レギュレータ51,52がそれぞれ制御する際に用いる圧力増加係数a及び初期空気圧b,cは、いずれも同じ値に設定されているが、各電空レギュレータによって異なる値に設定されていても良い。
図10は、ベローズポンプ1から吐出される移送流体の吐出圧力を示すグラフである。図10に示すように、第1及び第2電空レギュレータ51,52が加圧空気の空気圧を上述のように制御することで、各ベローズ13,14が単独で収縮している間(図中の破線で囲む部分)は、ベローズポンプ1から吐出される移送流体の吐出圧力が落ち込むのを低減することができる。
さらに、上述のように、駆動制御部6eが第1及び第2時間差に基づいてベローズポンプ1を駆動制御することで、一方のベローズの収縮(吐出)から伸長(吸い込み)への切り換えタイミング(図中の実線で囲む部分)において、他方のベローズは既に収縮して移送流体を吐出しているので、前記切り換えタイミングにおいて吐出圧力が大きく落ち込むのを低減することができる。
したがって、第1及び第2電空レギュレータ51,52の制御と、駆動制御部6eの制御とを組み合わせることで、ベローズポンプ1の吐出側の脈動を効果的に低減することができる。
以上、本実施形態のベローズポンプ装置によれば、ベローズ13(14)の収縮動作時において、吐出側空気室21に供給される加圧空気の空気圧は、電空レギュレータ51(52)によりベローズ13(14)の収縮特性に対応して上昇するため、ベローズ13(14)が収縮するに従って吐出側空気室21における加圧空気の空気圧を上昇させることができる。これにより、ベローズ13(14)が収縮している間に移送流体の吐出圧力が落ち込むのを低減することができる。
また、電空レギュレータ51(52)は、単位時間ごとに上述の式を用いて空気圧を制御するため、ベローズ13(14)が収縮している間に移送流体の吐出圧力が落ち込むのを効果的に低減することができる。
また、第1ベローズ13及び第2ベローズ14を互いに独立して伸縮自在とし、制御部6において、第1ベローズ13が最収縮状態となる手前で第2ベローズ14を最伸長状態から収縮させるとともに、第2ベローズ14が最収縮状態となる手前で第1ベローズ13を最伸長状態から収縮させるように駆動制御するようにしたので、以下の作用効果を奏する。すなわち、一方のベローズの収縮(吐出)から伸長(吸い込み)への切り換えタイミングにおいて、他方のベローズは既に収縮して移送流体を吐出しているので、前記切り換えタイミングにおいて吐出圧力が大きく落ち込むのを低減することができる。その結果、ベローズポンプ1の吐出側の脈動を低減することができる。
また、本実施形態のベローズポンプ装置は、ベローズポンプの吐出側にアキュムレータを取り付けたものに比べて、ベローズポンプ以外に他部材(アキュムレータ)を設置するスペースを確保する必要がないので、設置スペースが大幅に増加するのを抑制することができる。さらに、本実施形態のベローズポンプ装置は、従来のタイロッドで一対のベローズが連結されたベローズポンプと同様に、一対のベローズ13,14を用いて移送流体を吐出するため、流体の吐出量が減少することもない。
また、制御部6は、第1ベローズ13の第1伸長時間と第1収縮時間に基づいて決定された第1時間差を用いて、第1ベローズ13が最収縮状態となる手前で最伸長状態の第2ベローズ14を収縮させるとともに、第2ベローズ14の第2伸長時間と第2収縮時間に基づいて決定された第2時間差を用いて、第2ベローズ14が最収縮状態となる手前で最伸長状態の第1ベローズ13を収縮させるように駆動制御することができる。これにより、第1ベローズが最収縮状態となる手前で第2ベローズを確実に収縮させることができるとともに、第2ベローズが最収縮状態となる手前で第1ベローズを確実に収縮させることができる。
また、制御部6は、ベローズポンプ1の運転開始直後に、第1及び第2ベローズ13,14の伸長時間及び収縮時間を予め算出してから駆動制御するため、運転開始前にこれらの伸長時間及び収縮時間が不明な場合であっても、第1ベローズ13(第2ベローズ14)が最収縮状態となる手前で第2ベローズ14(第1ベローズ13)を確実に収縮させることができる。
また、制御部6は、直前に決定された第1及び第2時間差に基づいて駆動制御するため、第1ベローズ13の第1伸長時間及び第1収縮時間(第2ベローズ14の第2伸長時間及び第2収縮時間)に変動があっても、その変動に追従して、第1ベローズ13(第2ベローズ14)が最収縮状態となる手前で第2ベローズ14(第1ベローズ13)を確実に収縮させることができる。
[変形例]
図11は、上記実施形態におけるベローズポンプ装置の変形例を示す概略構成図である。本変形例におけるベローズポンプ装置は、図示を省略するが、従来と同様に、左右一対のベローズをタイロッドにより一体に連結したものであり、各エアシリンダ部27,28には、吐出側空気室21と吸排気ポート22のみが形成されている。
これにより、一方の吐出側空気室21に加圧空気を供給すると、ベローズが収縮して移送流体が吐出され、これと同時に他方のベローズが強制的に伸長して吸込通路から移送流体が吸い込まれる。また、他方の吐出側空気室21に加圧空気を供給すると、前記他方のベローズが収縮して移送流体が吐出され、これと同時に前記一方のベローズが強制的に伸長して移送流体が吸い込まれる。
各吸排気ポート22は、単体の切換バルブ7、単体の電空レギュレータ53及び機械式レギュレータ3を介して、空気供給装置2に接続されている。
切換バルブ7は、図示しない一対のソレノイドを励磁又は消磁することで、両エアシリンダ部27,28の吐出側空気室21のうちの一方に加圧空気を供給し、他方から加圧空気を排出するように、加圧空気の給排を切り換える。
電空レギュレータ53は、各ベローズの収縮動作時において、対応する吐出側空気室21に供給する加圧空気の空気圧を、収縮するベローズの収縮特性に対応して上昇させるように当該空気圧を制御する。その詳細については、上記実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において適宜変更できるものである。例えば、本発明は、上記実施形態や変形例以外に、一対のベローズのうちの一方をアキュムレータに入れ替えて構成されたベローズポンプなど、他のベローズポンプにも適用することができる。
また、電空レギュレータ51〜53は、切換バルブ4,5,7の上流側に配置されているが、切換バルブ4,5,7の下流側に配置されていても良い。但し、この場合には、電空レギュレータ51〜53の一次側に、切換バルブ4,5,7を切り換えたときに生じる衝撃圧力が作用するので、電空レギュレータ51〜53の故障を防止するという観点では、切換バルブ4,5,7の上流側に電空レギュレータ51〜53を配置するのが好ましい。
また、上記実施形態における第1及び第2検知手段29,31は、近接センサによって構成されているが、リミットスイッチ等の他の検知手段により構成されていても良い。また、第1及び第2検知手段29,31は、第1及び第2ベローズ13,14の最伸長状態と最伸縮状態とを検知しているが、他の伸縮状態を検知するようにしても良い。さらに、本実施形態における第1及び第2駆動装置27,28は、加圧空気によって駆動させているが、他の流体やモータ等により駆動するようにしても良い。
6 制御部
13 第1ベローズ(ベローズ)
14 第2ベローズ(ベローズ)
21 吐出側空気室(空気室)
27 第1エアシリンダ部(第1駆動装置)
28 第2エアシリンダ部(第2駆動装置)
29 第1検知手段
31 第2検知手段
51 第1電空レギュレータ(電空レギュレータ)
52 第2電空レギュレータ(電空レギュレータ)
53 電空レギュレータ

Claims (3)

  1. 密閉された空気室に加圧空気を供給することで前記空気室内に配置されたベローズを収縮動作させて移送流体を吐出するとともに、前記空気室から加圧空気を排出することで前記ベローズを伸長動作させて移送流体を吸入するベローズポンプ装置であって、
    前記ベローズの収縮動作時において、前記空気室に供給する加圧空気の空気圧を、前記ベローズの収縮特性に対応して上昇させるように、前記空気圧を制御する電空レギュレータを備えていることを特徴とするベローズポンプ装置。
  2. 前記電空レギュレータは、単位時間ごとに以下の式を用いて前記空気圧を制御する請求項1に記載のベローズポンプ装置。
    P=at+b
    ただし、Pは前記空気圧、aは圧力増加係数、tは前記ベローズの収縮経過時間、bは初期空気圧である。
  3. 前記ベローズは、互いに独立して伸縮自在な第1ベローズ及び第2ベローズからなり、
    前記第1ベローズを最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第1駆動装置と、
    前記第2ベローズを最伸長状態と最収縮状態との間で連続して伸縮動作させる第2駆動装置と、
    前記第1ベローズの伸縮状態を検知する第1検知手段と、
    前記第2ベローズの伸縮状態を検知する第2検知手段と、
    前記第1及び第2検知手段の各検知信号に基づいて、前記第1ベローズが最収縮状態となる手前で前記第2ベローズを最伸長状態から収縮させるとともに、前記第2ベローズが最収縮状態となる手前で前記第1ベローズを最伸長状態から収縮させるように、前記第1及び第2駆動装置を駆動制御する制御部と、をさらに備えている請求項1又は2に記載のベローズポンプ装置。
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