JP2016035792A - 半導体装置 - Google Patents

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満 内田
石川 透
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Abstract

【課題】チップ面積を縮小しつつ、クロック信号を高精度に位相制御する半導体装置を提供する。
【解決手段】クロック信号CLK1の位相を調整することによりクロック信号CLK2を生成する調整回路24と、クロック信号CLK2に同期してデータDQの出力を行うデータ出力回路23とを含むメモリチップ20と、クロック信号CLK1の位相を調整することによりクロック信号CLK3を生成する調整回路32と、クロック信号CLK3に同期して、メモリチップ20から出力されるデータDQを取り込むデータ入力回路34とを含むコントロールチップ30と、を備える。コースディレイラインである調整回路24とファインディレイラインである調整回路32が、それぞれ異なる半導体チップに分散して設けられていることから、チップ面積を削減することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、クロック信号に同期して動作する複数の半導体チップからなる半導体装置に関する。
同期型のDRAM(Dynamic Random Access Memory)のようにクロック信号に同期した動作を行う半導体装置においては、位相制御されたクロック信号が必要となることがある。位相制御されたクロック信号は、主にDLL回路によって生成される(特許文献1参照)。
一般的なDLL回路は、調整ピッチの大きいコースディレイラインと調整ピッチの小さいファインディレイラインからなり、これらが直列に接続された構成を有している。コースディレイライン及びファインディレイラインは、いずれもチップ上の占有面積が比較的大きい回路ブロックであるが、特に、アナログ動作を行うタイプのファインディレイラインは、チップ上の占有面積が大きい。
特開2013−183415号公報
一部の半導体装置においては、チップ面積を削減すべく、DLL回路のファインディレイラインが省略されることがある。このような手法は、クロック信号の周波数が比較的低い場合には有効であるが、近年においては非常に周波数の高いクロック信号が用いられることが多いため、ファインディレイラインを省略することは困難である。
本発明による半導体装置は、第1のクロック信号の位相を調整することにより第2のクロック信号を生成する第1の調整回路と、前記第2のクロック信号に同期してデータの入力又は出力を行う第1のデータ回路とを含む第1の半導体チップと、前記第1のクロック信号の位相を調整することにより第3のクロック信号を生成する第2の調整回路と、前記第3のクロック信号に同期して、前記第1の半導体チップから出力される前記データを取り込み、或いは、前記第1の半導体チップに入力すべき前記データを出力する第2のデータ回路とを含む第2の半導体チップと、を備え、前記第1及び第2の調整回路は、互いに調整ピッチが異なることを特徴とする。
本発明によれば、クロック信号の位相を調整する2つの調整回路がそれぞれ異なる半導体チップに分散して設けられていることから、チップ面積を削減することが可能となる。
本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。 半製品10Aの構造を説明するための模式的な断面図である。 メモリチップ20の主面20Fの平面図である。 メモリチップ20及びコントロールチップ30の主要部の回路構成を示す第1のブロック図であり、リード動作に関わる部分を抜き出して示している。 メモリチップ20及びコントロールチップ30の主要部の回路構成を示す第2のブロック図であり、ライト動作に関わる部分を抜き出して示している。 調整回路(CDL)24及び調整回路(FDL)32の制御方法を説明するための第1の波形図である。 調整回路(CDL)24及び調整回路(FDL)32の制御方法を説明するための第2の波形図である。 変形例によるメモリチップ20及びコントロールチップ30の主要部の回路構成を示すブロック図であり、リード動作に関わる部分を抜き出して示している。 本発明の第2の実施形態による半導体装置100の構造を説明するための模式的な断面図である。 半製品100Aの構造を説明するための模式的な断面図である。 貫通電極TSV1,TSV2の接続状態を説明するための模式図である。 貫通電極TSV1の構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態による半導体装置200の構造を説明するための模式的な断面図である。 本発明の第4の実施形態による半導体装置300の構造を説明するための模式的な断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、メモリチップ20とコントロールチップ30が積層された構成を有している。メモリチップ20はいわゆるワイドIO型のDRAMであり、その主面20Fには複数の表面マイクロバンプMFB及び複数のテストパッドTPが設けられている。主面20Fとは、トランジスタなどの回路素子が形成されている側の面であり、図1に示す例ではメモリチップ20の主面20Fは下側を向いている。つまり、本実施形態ではメモリチップ20がコントロールチップ30上にフェイスダウン方式で積層されている。
コントロールチップ30は、メモリチップ20の動作を制御する半導体チップ(SOC;System on Chip)であり、回路基板40上にフェイスダウン方式で搭載されている。つまり、コントロールチップ30は、主面30Fが回路基板40側を向き、裏面30Bがメモリチップ20側を向くように搭載されている。コントロールチップ30の主面30Fには複数の表面マイクロバンプCFBが形成され、コントロールチップ30の裏面30Bには複数の裏面マイクロバンプCBBが形成されている。表面マイクロバンプCFBは回路基板40に設けられた基板電極41に接合され、裏面マイクロバンプCBBはメモリチップ20に設けられた表面マイクロバンプMFBに接合されている。そして、コントロールチップ30に設けられた内部回路は、表面マイクロバンプCFBに接続されるとともに、コントロールチップ30を貫通して設けられた貫通電極TSV(Through Substrate Via)を介して裏面マイクロバンプCBBに接続されている。
回路基板40は、メモリチップ20及びコントロールチップ30が搭載された上面側に基板電極41が設けられ、下面側に外部端子42が設けられた構造を有している。基板電極41と外部端子42は、回路基板40を貫通して設けられた図示しないスルーホール導体を介して相互に接続されている。また、基板電極41の上面には、メモリチップ20及びコントロールチップ30を覆うように封止樹脂50が設けられ、これにより1パッケージの半導体装置10として提供される。
かかる構成により、外部端子42を介して入力される信号(アドレス信号、コマンド信号、クロック信号、ライトデータなど)は、まずコントロールチップ30に入力され、コントロールチップ30による必要な信号処理を経て、メモリチップ20に供給される。一方、メモリチップ20から出力される信号(リードデータなど)は、コントロールチップ30に入力され、コントロールチップ30による必要な信号処理を経て、外部端子42から外部に出力される。
半導体装置10の製造工程においては、回路基板40上にコントロールチップ30及びメモリチップ20を搭載した後、封止樹脂50によってこれらのチップ20,30を封止しても構わないし、図2に示す半製品10Aを用意し、これをコントロールチップ30及び回路基板40に接続しても構わない。図2に示す半製品10Aは、メモリチップ20とその主面20Fを除く各面を覆う封止樹脂50からなる。このような半製品10Aを用いれば、仕様や用途によって異なるコントロールチップ30を適宜接続することができるため、汎用性を高めることが可能となる。
図3は、メモリチップ20の主面20Fの平面図である。
図3に示すように、メモリチップ20の主面20Fには、X方向およびY方向にマトリクス状に配置された4つのチャネルChA〜ChDが設けられる。各チャネルChA〜ChDは、それぞれが単独のDRAMとして動作可能な半導体メモリ装置であり、したがって、メモリチップ20は4つの独立したDRAMが1チップ化された構成を有している。
メモリチップ20の主面20Fには、各チャネルChA〜ChDに対応する複数のマイクロバンプMFBa〜MFBdが設けられている。各チャネルChA〜ChDに割り当てられるデータ用のマイクロバンプMFBa〜MFBd、すなわちデータ入出力端子の数は、それぞれ例えば128個と非常に多く、また、電源用のマイクロバンプMFBa〜MFBdなども多数必要であることから、チャネルChA〜ChDごとに例えば300個程度のマイクロバンプMFBa〜MFBdが設けられる。このため、チップ全体で1000個を超えるマイクロバンプMFBが用いられることになる。
これらマイクロバンプMFBの中には、ダイレクトアクセス端子と呼ばれるテスト端子が含まれる。但し、マイクロバンプMFBのサイズは非常に微小であることから、テスタのプローブをテスト端子に接触させることは困難である。このため、各テスト端子には、テスタのプローブを接触させるためのテストパッドTPがそれぞれ割り当てられている。テストパッドTPは、テスタのプローブを容易に接触させられるよう、マイクロバンプMFBよりも大きな平面サイズを有している。かかる構成により、積層前、例えばウェハ状態のメモリチップ20に対しては、テストパッドTPを用いて動作テストを行うことができ、コントロールチップ30に積層した後は、コントロールチップ30を介して外部からテスト用のマイクロバンプMFBにアクセスすることで、メモリチップ20の動作テストを行うことができる。
図4は、メモリチップ20及びコントロールチップ30の主要部の回路構成を示す第1のブロック図であり、リード動作に関わる部分を抜き出して示している。
図4に示すように、メモリチップ20は、メモリセルアレイ21と、メモリセルアレイ21にアクセスするためのアクセス回路22を備えている。アクセス回路22は、コントロールチップ30から供給されるアドレス信号ADD及びコマンド信号CMDに基づき、メモリセルアレイ21に対してアクセスを行う。そして、コマンド信号CMDがリード動作を示している場合、メモリセルアレイ21に含まれるメモリセルのうち、アドレス信号ADDによって指定されるメモリセルからデータDQが読み出され、データ出力回路23を介してコントロールチップ30に出力される。
データ出力回路23から出力されるデータDQの出力タイミングは、第2のクロック信号CLK2によって規定される。クロック信号CLK2は、コントロールチップ30から供給される第1のクロック信号CLK1をコースディレイラインである調整回路(CDL)24によって遅延することによって生成される。調整回路(CDL)24の遅延量は、カウンタ回路25のカウント値CNTCによって定められる。
一方、コントロールチップ30は、アドレス信号ADD及びコマンド信号CMDを生成する制御回路31を備える。制御回路31は、クロック信号CLK1の生成及びカウンタ回路25のカウント値CNTCを更新するためのアップダウン信号UDの生成も行う。クロック信号CLK1は、ファインディレイラインである調整回路(FDL)32に供給され、これを遅延することによって第3のクロック信号CLK3が生成される。調整回路(FDL)32の遅延量は、カウンタ回路33のカウント値CNTFによって定められる。クロック信号CLK3はデータ入力回路34に供給され、メモリチップ20から転送されるデータDQを取り込むタイミング信号として用いられる。そして、データ入力回路34によって取り込まれたデータDQは、制御回路31に供給される。
ここで、コントロールチップ30に含まれる調整回路(FDL)32の調整ピッチは、メモリチップ20に含まれる調整回路(CDL)24の調整ピッチよりも大きい。一例として、調整回路(CDL)24の調整ピッチは数100psであり、調整回路(FDL)32の調整ピッチは数ps〜10psである。
このように、本実施形態においては、コースディレイラインである調整回路(CDL)24とファインディレイラインである調整回路(FDL)32がそれぞれ別個の半導体チップに集積されている。したがって、メモリチップ20側においてはクロック信号の粗調整のみが行われ、コントロールチップ30側においてはクロック信号の微調整のみが行われる。つまり、メモリチップ20からは粗調整されたクロック信号CLK2に同期してデータDQが出力され、コントロールチップ30は微調整されたクロック信号CLK3に同期してデータDQを取り込む。
図5は、メモリチップ20及びコントロールチップ30の主要部の回路構成を示す第2のブロック図であり、ライト動作に関わる部分を抜き出して示している。尚、図4に示した要素と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すように、メモリチップ20にはデータ入力回路26が含まれ、コントロールチップ30にはデータ出力回路36が含まれる。そして、コマンド信号CMDがライト動作を示している場合、コントロールチップ30の制御回路31からデータDQが出力され、データ出力回路36を介してメモリチップ20に転送される。メモリチップ20に入力されたデータDQは、データ入力回路26によって取り込まれ、メモリセルアレイ21に供給される。これにより、アドレス信号ADDによって指定されるメモリセルにデータDQが書き込まれる。
この時、データ出力回路36によるデータDQの出力タイミングは、クロック信号CLK3によって制御される。一方、データ入力回路26によるデータDQの取り込みタイミングは、クロック信号CLK2によって制御される。
次に、コースディレイラインである調整回路(CDL)24及びファインディレイラインである調整回路(FDL)32による遅延量の決定方法について説明する。
まず、カウンタ回路25のカウント値CNTCが初期値を示している状態でテストデータのリード動作を実行する。テストデータのデータパターンは既知であり、したがって読み出されたテストデータと期待値を比較することにより、データDQを正しく取り込めたか否かを判定することができる。かかる判定は、図4に示す判定回路35にて行われ、判定の結果を示す判定信号PF1は制御回路31にフィードバックされる。
次に、制御回路31は、アップダウン信号UDを用いてカウンタ回路25のカウント値CNTCを1ピッチだけカウントアップ又はカウントダウンし、これにより調整回路(CDL)24の遅延量を変化させる。この状態で再びテストデータのリード動作を実行し、判定回路35を用いた判定を行う。このような動作を繰り返し実行することにより、最適な遅延量を得ることができるカウント値CNTCを特定することができる。そして、最適な遅延量を得ることができるカウント値CNTCをカウンタ回路25に設定すれば、調整回路(CDL)24の調整が完了し、図6に示すように、所望の位相を有するクロック信号CLK2を得ることができる。
調整回路(CDL)24の調整が完了すると、次に、調整回路(FDL)32の調整を行う。まず、カウンタ回路33のカウント値CNTFが初期値を示している状態でテストデータのリード動作を実行し、判定回路35を用いた判定を行う。判定の結果を示す判定信号PF2は、カウンタ回路33に供給される。
次に、カウンタ回路33のカウント値CNTFを1ピッチだけカウントアップ又はカウントダウンし、これにより調整回路(FDL)33の遅延量を変化させる。この状態で再びテストデータのリード動作を実行し、判定回路35を用いた判定を行う。このような動作を繰り返し実行することにより、最適な遅延量を得ることができるカウント値CNTFを特定することができる。図6に示す符号CLK3は、それぞれ対応するカウント値CNTFにおけるクロック信号CLK3の立ち上がりエッジの位置を示しており、データ入力回路34によるデータDQの取り込みをどのタイミングで実行すれば正しくデータDQをラッチできるのか、正確に判定することが可能となる。そして、最適な遅延量を得ることができるカウント値CNTFをカウンタ回路33に設定すれば、調整回路(FDL)33の調整が完了する。
以上の動作を行うことにより、リード動作時におけるクロック信号CLK2,CLK3の位相を正しく制御することが可能となる。また、ライト動作時におけるクロック信号CLK2,CLK3の位相についても、以下の動作によって決定することができる。
まず、上述した方法によって調整回路(CDL)24の調整を完了した後、カウンタ回路33のカウント値CNTFが初期値を示している状態でテストデータのライト動作を実行する。次に、カウンタ回路33のカウント値CNTFを1ピッチだけカウントアップ又はカウントダウンし、これにより調整回路(FDL)33の遅延量を変化させる。この状態で再びテストデータのライト動作を実行する。かかるライト動作は、アドレスを変えて行う必要がある。このような動作を繰り返し実行すると、図7に示すように、出力タイミングが僅かに異なるデータDQをメモリチップ20に入力することができる。
そして、メモリセルアレイ21に書き込まれたデータDQを順次読み出し、期待値と比較すれば、コントロールチップ30からどのタイミングで出力されたデータDQがメモリチップ20に正しく取り込むことができたのか、評価することが可能となる。そして、最適な遅延量を得ることができるカウント値CNTFをカウンタ回路33に設定すれば、調整回路(FDL)33の調整が完了する。
このようにして調整回路(CDL)24及び調整回路(FDL)33の調整を行えば、リード動作時及びライト動作時のいずれにおいても、最適なタイミングでデータDQの転送を行うことができる。つまり、メモリチップ20に調整回路(CDL)24と調整回路(FDL)33の両方が搭載されている場合と同様の効果を得ることが可能となる。そして、本実施形態では、メモリチップ20に調整回路(FDL)33が搭載されておらず、クロック信号の微調整はコントロールチップ30側で行われることから、メモリチップ20のチップ面積を削減することができる。
図8は、変形例によるメモリチップ20及びコントロールチップ30の主要部の回路構成を示すブロック図であり、リード動作に関わる部分を抜き出して示している。
図8に示す例では、メモリチップ20にレプリカ回路27及び位相判定回路28が追加されている。レプリカ回路27は、調整回路(CDL)24から出力されるクロック信号CLK2を遅延させることにより、第4のクロック信号CLK4を生成する回路である。レプリカ回路27はデータ出力回路23のレプリカであり、したがってその遅延量はデータ出力回路23の遅延量と実質的に一致している。
レプリカ回路27から出力されるクロック信号CLK4は、位相判定回路28に入力される。位相判定回路28は、クロック信号CLK1とクロック信号CLK4の位相を比較し、その判定結果に基づいて判定信号PDを生成する。判定信号PDはカウンタ回路25に入力され、カウンタ回路25のカウント値CNTCは判定信号PDに基づいてカウントアップ又はカウントダウンされる。
このような構成を有するメモリチップ20を用いれば、コントロールチップ30側からカウンタ回路25を制御する必要が無くなり、メモリチップ20側において調整回路(CDL)24の遅延量を自立的に決定することが可能となる。しかも、調整回路(CDL)24の遅延量を決定するためにテストデータを用いたリード動作などを実際に行う必要もなくなる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態による半導体装置100の構造を説明するための模式的な断面図である。
図9に示すように、本実施形態による半導体装置100は、コントロールチップ30上に4つのメモリチップ51〜54が積層された構成を有している。メモリチップ51〜54は、上述したメモリチップ20と同じ回路構成を有するチップである。メモリチップ51〜54の主面51F〜54Fには複数の表面マイクロバンプMFB及び複数のテストパッドTPが設けられ、メモリチップ51〜53の裏面51B〜53Bには複数の裏面マイクロバンプMBBが設けられている。最上層に位置するメモリチップ54の裏面54Bには裏面マイクロバンプMBBは設けられていない。
メモリチップ51〜53には、表面マイクロバンプMFBと裏面マイクロバンプMBBとを接続する貫通電極TSVが設けられている。そして、下層に位置するコントロールチップ30又はメモリチップ51〜53の裏面マイクロバンプMBBと、上層に位置するメモリチップ51〜54の表面マイクロバンプMFBが互いに接合された構成を有している。
メモリチップ54に裏面マイクロバンプMBB及び貫通電極TSVを設けないのは、メモリチップ54が半導体装置100の最上段に位置するチップであるため、メモリチップ54に供給された信号をさらに他のチップに転送する必要がないからである。このようにメモリチップ54に貫通電極TSV及び裏面マイクロバンプMBBを形成しない場合、図9に例示するようにメモリチップ54を他のメモリチップ51〜53に比べて厚くすることができる。その結果、半導体装置100の製造の際に、熱応力(メモリチップ51〜54を積層するときに発生する熱応力)によるチップの変形を抑制することが可能になる。ただし、メモリチップ54として、メモリチップ51〜53と同様の構造を有するチップを用いてもよいのは勿論である。
半導体装置100の製造工程においては、回路基板40上にコントロールチップ30及びメモリチップ51〜54を搭載した後、封止樹脂60によってこれらのチップ30,51〜54を封止しても構わないし、図10に示す半製品100Aを用意し、これをコントロールチップ30及び回路基板40に接続しても構わない。図10に示す半製品100Aは、メモリチップ51の主面51Fが露出されるよう、メモリチップ51〜54を覆う封止樹脂60を備える。このような半製品100Aを用いれば、仕様や用途によって異なるコントロールチップ30を適宜接続することが可能となる。
メモリチップ51〜53に設けられた貫通電極TSVには、第1のタイプの貫通電極TSV1と、第2のタイプの貫通電極TSV2が含まれる。
図11(a),(b)は、それぞれ貫通電極TSV1,TSV2の接続状態を説明するための模式図である。
図11(a)に示す貫通電極TSV1は、積層方向から見た平面視で、すなわち図9に示す矢印Aから見た場合に、同じ平面位置に設けられた他層の貫通電極TSV1と短絡されている。つまり、図11(a)に示すように、平面視で同じ位置に設けられた上下の貫通電極TSV1が短絡され、これら貫通電極TSV1によって1本の信号パスが構成されている。この信号パスは、各メモリチップ51〜54の内部回路2に接続されている。したがって、この信号パスに対し、メモリチップ51の主面51Fを介してコントロールチップ30から供給される入力信号(コマンド信号、アドレス信号、クロック信号、ライトデータなど)は、各メモリチップ51〜54の内部回路2に共通に入力される。また、各メモリチップ51〜54の内部回路2からこの信号パスに供給される出力信号(リードデータなど)は、ワイヤードオアされてメモリチップ51の主面51Fからコントロールチップ30に出力される。
図12は、貫通電極TSV1の構造を示す断面図である。
図12に示すように、貫通電極TSV1は半導体基板90及びその表面の層間絶縁膜91を貫通して設けられている。貫通電極TSV1と半導体基板90の間には絶縁膜92が設けられており、これによって、貫通電極TSV1と半導体基板90との絶縁が確保される。
貫通電極TSV1の下端は、各配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3及びパッド間を接続する複数のスルーホール電極TH1〜TH3を介して、メモリチップ51〜53の主面に設けられた表面マイクロバンプMFBに接続される。一方、貫通電極TSV1の上端は、メモリチップ51〜53の裏面マイクロバンプMBBに接続される。裏面マイクロバンプMBBは、上層のメモリチップ52〜54に設けられた表面マイクロバンプMFBに接続される。これにより、平面視で同じ位置に設けられた2つの貫通電極TSV1は、互いに短絡された状態となる。図11(a)に示した内部回路2との接続は、配線層L0〜L3に設けられたパッドP0〜P3から引き出される内部配線(図示せず)を介して行われる。
図11(b)に示す貫通電極TSV2は、平面視で異なる位置に設けられた他のメモリチップの貫通電極TSV2と短絡されている。具体的に説明すると、各メモリチップ51〜53には、平面視で同じ位置にそれぞれ4つの貫通電極TSV2が設けられ、下層のメモリチップに設けられたN(N=1〜3)番目の貫通電極TSV2は、上層のメモリチップに設けられたN+1番目の貫通電極TSV2に接続される。下層のメモリチップに設けられた4番目の貫通電極TSV2(図11(b)では最も右側の貫通電極TSV2)は、上層のメモリチップに設けられた1番目の貫通電極TSV2(図11(b)では最も左側の貫通電極TSV2)に接続される。このような循環的な接続により、4つの独立した信号パスが形成される。
そして、これら4つの貫通電極TSV2のうち、平面視で所定の位置に設けられた貫通電極TSV2(図11(b)では最も左側の貫通電極TSV2)は、当該メモリチップ51〜53内の内部回路3に接続される。また、最上層のメモリチップ54に含まれる内部回路3は、メモリチップ53に含まれる最も右側の貫通電極TSV2に接続される。
かかる構成により、図11(b)に示す信号S1〜S4は、それぞれメモリチップ51〜54の内部回路3に対して選択的に入力されることになる。このような信号としては、チップセレクト信号CSやクロックイネーブル信号CKEなどが挙げられる。
このように、本発明による半導体装置は、複数のメモリチップ51〜54が積層されてなる積層型の半導体装置100に適用することも可能である。そして、本実施形態においては、1つのコントロールチップ30に対して複数のメモリチップ51〜54を割り当てていることから、コントロールチップ30に搭載された調整回路(FDL)32を複数のメモリチップ51〜54にて共有することができる。このため、本発明を積層型の半導体装置に適用すれば、チップ面積の削減効果を高めることが可能となる。
また、複数のメモリチップ51〜54ごとに動作速度が異なる場合、正しくリードライト動作可能な調整回路(FDL)32の遅延量の範囲(有効範囲)を各メモリチップ51〜54について判定した後、全てのメモリチップ51〜54の有効範囲に含まれるよう、調整回路(FDL)32の遅延量を選択すればよい。これによれば、メモリチップごとに動作速度が異なる場合であっても、共通のクロック信号CLK1を用いて正しくリードライト動作を実行することが可能となる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態による半導体装置200の構造を説明するための模式的な断面図である。
図13に示すように、本発明の第3の実施形態による半導体装置200は、コントロールチップ30がフェイスアップ方式で回路基板40上に搭載されている点において、図15に示した第2の実施形態による半導体装置100と相違している。メモリチップ51〜54の積層構造については、第2の実施形態による半導体装置100と同じである。本実施形態においては、コントロールチップ30と回路基板40との接続は、ボンディングワイヤBWを用いて行われる。このため、コントロールチップ30に貫通電極TSVを形成する必要が無くなる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図14は、本発明の第4の実施形態による半導体装置300の構造を説明するための模式的な断面図である。
図14に示すように、本発明の第4の実施形態による半導体装置300は、メモリチップ51〜54とコントロールチップ30がシリコンインターポーザSI上の別平面に搭載されており、かかるシリコンインターポーザSIが回路基板40に搭載されている点において、図9に示した第2の実施形態による半導体装置100と相違している。メモリチップ51〜54の積層構造については、第2の実施形態による半導体装置100と同じである。
シリコンインターポーザSIは、表面マイクロバンプSFB、裏面マイクロバンプSBB及びこれらを接続する貫通電極TSVを有している。表面マイクロバンプSFBは、メモリチップ51の表面マイクロバンプMFB及びコントロールチップ30の表面マイクロバンプCFBに接続され、裏面マイクロバンプSBBは回路基板40上に設けられた基板電極41に接続される。かかる構成により、本実施形態においてもコントロールチップ30に貫通電極TSVを形成する必要が無くなる。
このように、メモリチップ20又は51〜54とコントロールチップ30の接続方法としては種々の接続方法を用いることができ、本発明においてこれらの接続方法が特定の接続方法に限定されるものではない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
2,3 内部回路
10 半導体装置
10A 半製品
20,51〜54 メモリチップ
20F,51F〜54F メモリチップの主面
20B,51B〜53B メモリチップの裏面
21 メモリセルアレイ
22 アクセス回路
23 データ出力回路
24 調整回路(CDL)
25 カウンタ回路
26 データ入力回路
27 レプリカ回路
28 位相判定回路
30 コントロールチップ
30F コントロールチップの主面
30B コントロールチップの裏面
31 制御回路
32 調整回路(FDL)
33 カウンタ回路
34 データ入力回路
35 判定回路
36 データ出力回路
40 回路基板
41 基板電極
42 外部端子
50,60 封止樹脂
90 半導体基板
91 層間絶縁膜
92 絶縁膜
100,200,300 半導体装置
100A 半製品
BW ボンディングワイヤ
CBB 裏面マイクロバンプ
CFB 表面マイクロバンプ
ChA〜ChD チャネル
L0〜L3 配線層
MBB 裏面マイクロバンプ
MFB,MFBa〜MFBd 表面マイクロバンプ
P0〜P3 パッド
SBB 裏面マイクロバンプ
SFB 表面マイクロバンプ
SI シリコンインターポーザ
TH1〜TH3 スルーホール電極
TP テストパッド
TSV1,TSV2 貫通電極

Claims (12)

  1. 第1のクロック信号の位相を調整することにより第2のクロック信号を生成する第1の調整回路と、前記第2のクロック信号に同期してデータの入力又は出力を行う第1のデータ回路とを含む第1の半導体チップと、
    前記第1のクロック信号の位相を調整することにより第3のクロック信号を生成する第2の調整回路と、前記第3のクロック信号に同期して、前記第1の半導体チップから出力される前記データを取り込み、或いは、前記第1の半導体チップに入力すべき前記データを出力する第2のデータ回路とを含む第2の半導体チップと、を備え、
    前記第1及び第2の調整回路は、互いに調整ピッチが異なることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1及び第2の半導体チップは互いに積層されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の半導体チップはメモリチップであり、前記第2の半導体チップは前記メモリチップを制御するコントロールチップであることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1のクロック信号は、前記第2の半導体チップから前記第1の半導体チップに供給されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第2の調整回路の調整ピッチは、前記第1の調整回路の調整ピッチよりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第2の半導体チップは、前記第1の半導体チップから出力される前記データの正誤を判定する判定回路をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記判定回路は、前記第2の調整回路の遅延量を制御することにより前記第3のクロック信号の位相を変化させることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の半導体チップは、前記第1の調整回路の遅延量を決定するカウンタ回路をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記第2の半導体チップは、前記カウンタ回路のカウント値を更新する制御回路をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1の半導体チップは、前記第3のクロック信号を遅延させることによって第4のクロック信号を生成するレプリカ回路と、前記第1のクロック信号と前記第4のクロック信号の位相を比較する位相判定回路とをさらに含み、
    前記カウンタ回路のカウント値は、前記位相判定回路による判定結果に基づいて更新されることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  11. 前記レプリカ回路の遅延量は、前記第1のデータ回路の遅延量と実質的に等しいことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第1の半導体チップが複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
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