JP2016033795A - 情報処理装置、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの遺伝子解析結果を用いて、ユーザの健康に資する情報を提供する。
【解決手段】対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された、当該対象ユーザに関連する疾患および当該疾患の因子の少なくとも一方を検索キーとした検索で検出されたコンテンツを、上記対象ユーザに送信すべき送信対象コンテンツとして特定する関連情報取得部(123)と、特定した送信対象コンテンツまたは該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を上記対象ユーザに送信する関連情報送信部(124)とを備える管理サーバ(10)。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの遺伝子検査情報に応じて、ユーザの健康に有用な情報を提供する情報処理装置に関する。また、そのような情報処理装置としてコンピュータを動作させるプログラム、および、そのようなプログラムの記録媒体に関する。
従来、ユーザのプロフィール、嗜好、行動履歴などに基づいて、ニュースや記事などの情報を配信する仕組みが開発されている。
例えば、特許文献1には、大量のドキュメントデータについて、ユーザから特定のドキュメントデータに含まれる、どの事物(例えば、遺伝子)についてどのような特徴情報(例えば、絶対発現量)を参照したいかの選択を受け付けて、その特徴情報をそのドキュメント上に統一的に表示させるシステムが開示されている。
特許第3998706号公報(2007年8月17日登録)
しかしながら、特許文献1の上記システムにおいて、ユーザが自ら参照したい事物および特徴情報を選択したとしても、それに該当する情報が必ずしもユーザにとって有用であるとは限らない。また、ユーザ自身の選択に依らない情報が有用であることもある。
例えば、ユーザの遺伝子に関する解析の結果を受けて、ユーザの健康に資する情報としてニュースや記事を提供することに対する需要もあり得るが、実際には、そのような仕組みは開発されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの遺伝子解析結果を用いて、ユーザの健康に資する情報を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された、当該対象ユーザに関連する疾患および当該疾患の因子の少なくとも一方を検索キーとした検索によって検出されたコンテンツの少なくとも一部を、上記対象ユーザに送信すべき送信対象コンテンツとして特定する送信対象特定手段と、上記送信対象特定手段が特定した送信対象コンテンツ、または該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を上記対象ユーザに送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された、当該対象ユーザに関連する疾患およびその疾患の因子のうち、少なくとも一方を検索キーとした検索によって検出されたコンテンツを、送信対象コンテンツとして特定する。そして、特定した送信対象コンテンツまたはそのリンク情報を対象ユーザに送信する。
ここで、遺伝子解析結果から当該ユーザに関連すると特定された疾患および該疾患の因子は、当該ユーザがその疾患に罹病しないようにするために把握しておくことが好ましい情報である。そして、このような疾患や因子を検索キーとした検索によって検出された送信対象コンテンツは、そのユーザの健康管理に有用である可能性が高い。
よって、上記の構成によれば、ユーザの遺伝子解析結果を用いて、ユーザの健康に資する情報を提供することができる。
なお、コンテンツの検索先は特に限定されず、他の情報処理装置(の記憶部)であってもよいし、当該情報処理装置(の記憶部)であってもよい。また、複数の格納先に格納されている情報を検索対象としてもよい。さらに、検出した送信対象コンテンツの全てを送信する必要はなく、少なくとも一部を送信すればよい。
そして、上記「ユーザに関連する疾患」とは、遺伝子解析結果から、ユーザが自身の健康管理において注意すべきと判定された疾患であり、例えば遺伝子解析結果から、相対的に罹病率が高いと判定された疾患であってもよい。
本発明の一態様に係る情報処理装置において、上記送信対象特定手段は、上記対象ユーザの遺伝子解析結果から罹病のリスクがより高いことが特定された疾患およびその疾患の因子を検索キーとした検索により検出されたコンテンツを優先して上記送信対象コンテンツとすることが好ましい。
上記の構成によれば、遺伝子解析結果から罹病のリスクが高いことが特定された疾患およびその疾患の因子を検索キーとした検索により検出されたコンテンツを優先して送信対象コンテンツとする。よって、上記の構成によれば、相対的に罹病のリスクが高く、より注意すべき疾患に関するコンテンツをユーザに提供することができる。
本発明の一態様に係る情報処理装置において、上記送信対象情報の送信対象となる対象ユーザは、複数存在しており、上記対象ユーザを、当該対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された疾患および当該疾患の因子の少なくとも何れかの関連性に応じて、グループ分けする分類手段をさらに備え、上記送信手段は、上記送信対象コンテンツ、または該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を、同じグループに属する各対象ユーザに送信することが好ましい。
上記の構成によれば、送信対象情報コンテンツを、同じグループに属する各対象ユーザに送信する。そして、各対象ユーザのグループへの分類は、遺伝子解析結果から特定された疾患および当該疾患の因子の少なくとも何れかの関連性に応じて行われているため、ある対象ユーザに有用な送信対象コンテンツは、同じグループに属する他の対象ユーザにとっても有用である可能性が高い。したがって、上記の構成によれば、各対象ユーザの健康に有用な情報を効率よく配信することができる。
本発明の一態様に係る情報処理装置において、上記送信対象特定手段は、予め定められたウェブサイトにおいて上記検索キーによる検索で検出されたコンテンツの中から上記送信対象コンテンツを特定し、上記送信手段は、上記送信対象特定手段が特定した上記送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を送信することが好ましい。
上記の構成によれば、予め定められたウェブサイトのコンテンツのうち、対象ユーザの健康管理に有用な情報を参照させることができる。なお、上記予め定められたウェブサイトは、どのようなサイトであってもよいが、例えばニュースサイトのような最新の情報を掲載したサイトであることが好ましい。これにより、タイムリーな情報をユーザに提示することができる。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、情報の送信対象として予め登録された複数の対象ユーザを、当該対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された疾患および当該疾患の因子の少なくとも何れかの関連性に応じて、グループ分けする分類手段と、上記対象ユーザが閲覧したコンテンツを示す閲覧コンテンツ情報を取得する取得手段と、上記閲覧コンテンツ情報を参照して、当該コンテンツを閲覧した対象ユーザと同じグループに分類された他の対象ユーザに送信すべき送信対象コンテンツを選択する送信対象選択手段と、上記送信対象選択手段が選択した送信対象コンテンツ、または該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を上記他の対象ユーザに送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、対象ユーザが閲覧したコンテンツの中から選択された送信対象コンテンツを、該対象ユーザと同じグループに属する他の対象ユーザに送信する。
ここで、上記構成において、各対象ユーザのグループへの分類は、遺伝子解析結果から特定された疾患および当該疾患の因子の少なくとも何れかの関連性に応じて行われている。そして、ある対象ユーザが閲覧したコンテンツには、その対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された疾患やその因子に関連するものが含まれている可能性が高い。よって、ある対象ユーザが閲覧したコンテンツには、同じグループに属する他の対象ユーザにとっても有用なものが含まれている可能性が高い。したがって、上記の構成によれば、遺伝子解析結果を用いて、他の対象ユーザの健康に有用な情報を提供することができる。
本発明の各態様に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置が備える各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置のプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、ユーザの遺伝子解析結果を用いて、ユーザの健康に資する情報を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る管理サーバおよびユーザ端末の構成および機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る健康情報提供システムの構成を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る健康情報DBに格納されているユーザ毎の疾患リスク情報の一例を示す表である。 本発明の実施形態1に係る健康情報DBに格納されている因子−疾患相関情報の一例を示す表である。 本発明の実施形態1に係る管理サーバにおいて関連情報配信処理が実行される際の、管理サーバ、ユーザ端末、および、情報サーバにおける処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態2に係る管理サーバおよびユーザ端末の構成および機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る健康情報DBに含まれる閲覧履歴情報の一例を示す表である。 本発明の実施形態2に係る健康情報DBに含まれるユーザグループ情報の一例を示す表である。 本発明の実施形態2に係る管理サーバにおいて閲覧情報配信処理が実行される際の、管理サーバ、および、ユーザ端末における処理の流れを示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る健康情報提供システム1について説明する。本発明の実施形態1は、管理サーバ10がユーザの遺伝子解析結果から得られる、ユーザに関連する疾患およびその因子の少なくとも一方を検索キーとした検索によって検出された関連情報(送信対象コンテンツ)にアクセスするためのリンク情報をユーザ端末30に送信するものである。以下、関連情報とは、ユーザの遺伝子検査結果から特定された、当該ユーザに関連する疾患、因子に関連する情報のことをいう。
〔健康情報提供システム〕
まず、本実施形態に係る健康情報提供システム1の構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る健康情報提供システム1の構成を示す模式図である。
図2に示すように、健康情報提供システム1は、管理サーバ10(情報処理装置)、健康情報DB(データベース)20、ユーザ端末30、情報サーバ40、および、検査装置50を含んで構成されている。
本実施形態に係る健康情報提供システム1において、ユーザ端末30を所有するユーザ(対象ユーザ)は、自身の遺伝子が含まれる被験体サンプル(例えば、唾液、血液などの体液、口腔粘膜などの組織など)を所定の機関に送付する。所定の機関は、例えば、病院であってもよいし、遺伝子の解析が可能な研究施設であってもよいし、管理サーバ10によるサービスを提供する機関などであってもよい。所定の機関は、ユーザから送られた被験体サンプルからユーザの遺伝子を解析し、解析結果を健康情報DB20に格納する。
また、ユーザは、ユーザ端末30を利用して管理サーバ10にアクセスすることにより、健康情報DB20に格納されている各種情報を確認することができる。例えば、詳細は後述するが、健康情報DB20に格納されている自身の遺伝子の解析結果、又は、自身の遺伝子の解析結果に基づいた健康に関する情報などを確認することができる。
(管理サーバ)
管理サーバ10は、各ユーザの所有するユーザ端末30の各々に対して、当該ユーザの遺伝子の解析結果に基づいた健康に関する情報を提供する。管理サーバ10の具体的な構成については、参照する図面を替えて後述する。
なお、本実施形態では、実世界に存在する疾患のうち、互いに異なる疾患を「疾患A」、「疾患B」、「疾患C」、…のように記載するものとする。
また、本実施形態において、疾患に関する因子には、当該疾患の原因となり得る因子である危険因子、および、当該疾患を予防し得る因子である予防因子の少なくとも何れかが含まれる。危険因子としては、例えば喫煙、肥満、および生活習慣病などが挙げられ、予防因子としては、例えば運動、および睡眠などが挙げられるが、これらの具体例もまた、本実施形態を限定するものではない。
(健康情報DB)
健康情報DB20には、ユーザが各疾患を発症(罹病)するリスク(疾患リスク)の度合い(リスク度)を示す疾患リスク情報が格納されている。この疾患リスク情報を参照することにより、ユーザに関連する疾患、より具体的にはユーザが罹病するリスクの高い疾患を特定することができる。また、図2の例では、疾患リスク情報に加えて、以下の情報が格納されている。
・ユーザID:関連情報の通知対象として登録された各ユーザに割り当てられた固有の識別子
・ユーザ基本情報:例えば名前、年齢、性別、遺伝子解析の結果(塩基配列など)を含む、各ユーザの特性を示す情報
・閲覧履歴情報:ユーザがユーザ端末30により閲覧したコンテンツ(例えばウェブページ)を示す情報(閲覧コンテンツ情報)
・ユーザグループ情報:ユーザを遺伝子解析の結果から得られる疾患、因子の関連性に応じてグループに振り分けた分類を示す情報(換言すれば、遺伝子解析の結果から得られる疾患、因子が関連するユーザのグループを示す情報)
なお、疾患リスクのリスク度は、ユーザが留意すべき疾患を特定できるものであればよく、何れの疾患について特に留意すべきかを特定できるものであればより好ましい。例えば、統計や論文データ等に基づく、疾患の平均的な罹病率を1とした場合の、ユーザの該疾患の罹病率の平均的な罹病率に対する相対値で示されてもよい。この場合、例えば平均よりも罹病率の高い疾患を、留意すべき疾患と特定することができ、また、罹病率のより高い疾患を、より留意すべき疾患と特定することができる。この他、ユーザが罹病する可能性を10段階で評価した値で示されてもよく、この場合、評価値に基づいて留意すべき疾患とより留意すべき疾患とを特定することができる。そして、そのような、罹病率の高い疾患を検索キーとした検索により検出されたコンテンツを優先して、当該ユーザに送信すべきコンテンツ(送信対象コンテンツ)とする。
ここで、疾患リスク情報の一例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る健康情報DB20に格納されているユーザ毎の疾患リスク情報の一例を示す表である。図3に示すように、健康情報DB20において、ユーザ毎に、各疾患の疾患リスクが管理されている。例えば、ユーザIDが100001であるユーザの疾患リスクは、疾患Aが1.6(つまり、平均的な疾患Aの罹病率の1.6倍)、疾患Bが0.9、疾患Cが2、疾患Dが0.4である。
なお、閲覧履歴情報およびユーザグループ情報は、後記実施形態2で用いられる。
また、図2の健康情報DBには、以下の情報がさらに含まれている。
・因子−疾患相関情報:因子と疾患との相関関係を示す情報
・因子関連情報:因子に関連する記事、論文などの情報(因子の説明、因子による疾患への好影響および悪影響、因子と健康に関するアドバイスなど)
・疾患関連情報:疾患に関連する記事、論文などの情報(疾患の説明、疾患に関する研究結果など)
ここで、上記因子−疾患相関情報について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る健康情報DB20に格納されている因子−疾患相関情報の一例を示す表である。図4の例では、因子「肥満」は、疾患D、疾患E、疾患F、および疾患Gと関連付けられており、因子「喫煙」は、疾患C、疾患D、疾患E、疾患F、および疾患Hと関連付けられている。つまり、図4の因子−疾患相関情報では、因子「肥満」は、疾患D、疾患E、疾患F、および疾患Gの罹病因子(罹病しやすくする要因)であることが示されている。また、因子「喫煙」は、疾患C、疾患D、疾患E、疾患F、および疾患Hの罹病因子(罹病しやすくする要因)であることが示されている。
なお、健康情報DB20には、以下のような情報がさらに格納されてもよい。そして、それらの情報は、管理サーバ10がユーザ端末30に配信する情報を選択する際の判断基準にしてもよいし、当該配信する情報に適宜追加してもよい。例えば、下記の処方情報が示す薬の種類に応じた、疾患の予防に有用な食事や療法があれば、関連情報と共に当該情報を通知してもよい。また、逆に、その薬との併用が勧められない食事や療法を勧める内容の関連情報が送信対象となった場合に、そのような関連情報の通知をキャンセルするようにしてもよい。
・健康診断情報:ユーザが病院などで受けた健康診断および診療などに関する情報
・処方情報:ユーザが病院および薬局などで処方された薬などを示す情報
・運動関連情報:ユーザの運動などに関する情報
・食事関連情報:ユーザの食事などに関する情報
・統計情報:疾患や因子に関する統計的な情報
なお、健康診断情報、処方情報、運動関連情報、および食事関連情報は、例えば、管理サーバ10が、ユーザ端末30において実行されるアプリケーション、又は、ウェブブラウザなどから入力された情報を、ネットワークを介して取得すればよい。また、運動関連情報は、例えば、ユーザが使用する健康器具などからネットワークを介して取得されてもよい。また、統計情報には、例えば、特定の地域および期間における、ある疾患を死因とする死亡者数や、特定の地域および期間における、ある疾患を死因とする死亡者数の全死亡者数に対する割合等が含まれ得る。
なお、上述の各情報の格納先は、健康情報DB20に限られない。例えば、管理サーバ10の記憶部(図示せず)に格納されていてもよいし、健康情報DB20と、管理サーバ10の記憶部とに分散して格納されていてもよく、複数の記憶装置(記憶部)に分散して格納されていてもよい。
(ユーザ端末)
ユーザ端末30は、管理サーバ10から提供される情報を表示する。なお、ユーザ端末30としては、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、携帯電話、スマートフォン、および、タブレット端末などを挙げることができるが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。ユーザ端末30の具体的な構成については、参照する図面を替えて後述する。
(情報サーバ)
情報サーバ40は、管理サーバ10から受信した検索キーに該当する関連情報を抽出し、管理サーバ10に通知する。関連情報の通知は、例えばその関連情報にアクセスするためのリンク情報(URLなど)を送信することで行ってもよいし、関連情報自体(データファイルなど)を送信することで行ってもよい。なお、情報サーバ40は、例えば、Webページを提供するサーバであってもよい。また、情報サーバ40の運営主体は、管理サーバ10と同じであってもよいし、別の第三者であってもよい。本実施形態は、これらに限定されるものではない。
(検査装置)
検査装置50は、ユーザの被験体サンプルが送付される所定の機関に設置された装置であって、送付された被験体サンプルからユーザの遺伝子を解析する装置である。なお、検査装置50については従来の装置を使用することができるため、ここではその詳細な説明は省略する。
検査装置50は、ユーザの遺伝子の解析結果(例えば、塩基配列など)を上述のユーザ基本情報の1つとして、健康情報DB20に格納する。また、本実施形態では、検査装置50は、ユーザの遺伝子の解析結果に基づき、該ユーザの各疾患の疾患リスクを算出すると共に、算出した疾患リスクを該ユーザの疾患リスク情報として健康情報DB20に格納する。
検査装置50は、ユーザの遺伝子に含まれる遺伝子マーカー(例えば、SNP[Single Nucleotide Polymorphism])を直接検出するものであってもよいし、ユーザの遺伝子のシーケンスデータを読み取り、当該シーケンスデータから遺伝子マーカーを検出するものであってもよい。そして、検査装置50は、検出した遺伝子マーカーと各種の疾患との関連性情報を参照して、ユーザの各疾患の疾患リスクを算出する。遺伝子マーカーと各種の疾患との関連性情報は、例えば、種々の研究論文情報を根拠として予め作成されたものであり得る。
なお、検査装置50においてユーザの各疾患の疾患リスクを算出する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、管理サーバ10が、健康情報DB20に格納されている健康情報の解析結果を参照してユーザの遺伝子の解析結果から該ユーザの各疾患の疾患リスクを算出し、健康情報DB20に格納する構成を採用することもできる。また、管理サーバ10が、ユーザの遺伝子のシーケンスデータから遺伝子マーカーを検出してもよい。
〔管理サーバ、ユーザ端末の構成〕
次に、本実施形態に係る健康情報提供システム1に含まれる管理サーバ10およびユーザ端末30の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る管理サーバ10およびユーザ端末30の構成および機能を示すブロック図である。なお、図1では、説明の簡単化のため、健康情報提供システム1の備える管理サーバ10、健康情報DB20、ユーザ端末30および情報サーバ40のみを図示し、他の構成は省略している。
(管理サーバの構成)
図1に示すように、本実施形態に係る管理サーバ10は、通信部11、および制御部12を備えており、制御部12は、関連疾患特定部121、関連因子特定部122、関連情報取得部123(送信対象特定手段)、および、関連情報送信部124(送信手段)としての機能を有している。
通信部11は、ユーザ端末30とネットワークを介して無線通信を行うインターフェースである。通信部11は、情報サーバ40から送信される関連情報を受信し、関連情報取得部123に供給する。また、通信部11は、関連情報送信部124から供給された関連情報をユーザ端末30に送信する。
関連疾患特定部121は、健康情報DB20に格納されている、対象ユーザの疾患リスク情報を参照して、リスク度が所定値以上の疾患を特定する。関連疾患特定部121は、特定した疾患を示す情報(疾患名、疾患IDなど)を関連因子特定部122および関連情報取得部123に供給する。
関連因子特定部122は、健康情報DB20に格納されている、因子−疾患相関情報を参照して、関連疾患特定部121から供給される、対象ユーザとの関連性の高い疾患に関連する因子を特定する。関連因子特定部122は、特定した因子を示す情報(因子名、因子IDなど)を関連情報取得部123に供給する。
関連情報取得部123は、ユーザの遺伝子解析結果から特定された、当該対象ユーザに関連する疾患および当該疾患の因子の少なくとも一方を検索キーとした検索によって検出されたコンテンツを送信対象コンテンツとして特定する。具体的には、関連情報取得部123は、関連疾患特定部121から供給された疾患を示す情報、および、関連因子特定部122から供給された因子を示す情報の少なくともいずれか一方を検索キーとして、通信部11を介して情報サーバ40に送信する。そして、関連情報取得部123は、情報サーバ40から通信部11を介して受信した、上記検索キーに該当する関連情報を送信対象コンテンツと特定し、これを関連情報送信部124に通知する。
関連情報送信部124は、関連情報取得部123から通知された関連情報にアクセスするためのリンク情報を、通信部11を介してユーザ端末30に送信する。なお、情報サーバ40から関連情報自体(データファイルなど)を受信した場合、受信した関連情報をユーザ端末30に送信してもよい。また、通知された情報の全てを送信する必要はなく、所定の基準によって選択した一部の情報のみを送信してもよい。
(ユーザ端末の構成)
ユーザ端末30は、図1に示すように、通信部31、制御部32、表示部33、および、操作部34を備えている。
通信部31は、管理サーバ10とネットワークを介して無線通信を行う手段である。通信部31は、管理サーバ10の通信部11から、当該ユーザ端末30に表示すべき、当該ユーザに係る関連情報を受信する。
操作部34は、ユーザ端末30に対するユーザ操作を受け付ける。例えば、操作部34は、当該ユーザ端末30を所有するユーザを示すユーザIDの入力を受け付ける。また、操作部34は、表示画面における何れかのオブジェクトにフォーカスを合わせるユーザ操作(これは、例えば、当該オブジェクトにカーソルを重畳させることによってなされる)、および、表示画面における何れかのオブジェクトを選択するユーザ操作(これは、例えば、当該オブジェクトにフォーカスを合わせたうえで、ボタンを押下すること等によってなされる)を受け付ける。
制御部32は、ユーザ端末30の備える各部を統合的に制御する。また、制御部32は、通信部31を介して受信した関連情報を表示するよう表示部33を制御する。なお、関連情報のリンク情報を受信した場合には、そのリンク情報を表示して、該リンク情報が選択されたときに、関連情報を表示させてもよいし、受信したリンク情報を用いて、ユーザ操作を介することなく関連情報を表示させてもよい。
〔関連情報配信処理〕
次に、本実施形態に係る管理サーバ10における関連情報配信処理の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る管理サーバ10において関連情報配信処理が実行される際の、管理サーバ10、ユーザ端末30、および、情報サーバ40における処理の流れを示すシーケンス図である。なお、本処理を実行する契機は特に限定されない。例えば、新たなユーザが遺伝子検査を受けて、ユーザ基本情報が健康管理DB20に格納されたときに実行してもよいし、登録済のユーザに対して定期的に関連情報を配信するときなどに実行してもよい。その他、ユーザ端末30からユーザIDと共に関連情報の送信要求を受信したときに実行してもよい。なお、S20〜S25の処理は、所定のユーザID毎に実行される。
まず、管理サーバ10の関連疾患特定部121は、健康情報DB20にアクセスして疾患リスク情報を参照し(S20)、関連情報の配信対象である所定のユーザのユーザIDに関連付けられた疾患リスク情報を健康情報DB20から抽出する。そして、関連疾患特定部121は、ユーザIDに関連付けられた疾患リスク情報に含まれる各疾患のリスク度を所定値(閾値)と比較することによって、当該所定値以上のリスク度を有する疾患を特定する(S21)。
所定値が1である場合には、関連疾患特定部121は、値が1以上のリスク度を有する疾患を抽出する(所定値は、例えば、1.1であってもよいし、1.2であってもよいし、特に限定されない)。また、リスク度が10段階など複数段階の評価値で示されている場合には、所定値を複数段階の値の中間値として、値が中間値以上のリスク度を有する疾患を抽出すればよい。図3に示す疾患リスク情報の場合、ユーザIDが100001であるユーザに関しては、疾患リスクが1以上である疾患Aおよび疾患Cが特定される。
次に、関連因子特定部122は、健康情報DB20にアクセスして因子−疾患相関情報を参照し(S22)、S21にて特定した疾患が含まれる因子−疾患相関情報を健康情報DB20から抽出する。そして、関連因子特定部122は、S21にて特定した疾患に対応する因子を特定する(S23)。図4に示す因子−疾患相関情報によると、例えば、S21にて疾患Cが特定されたとすれば、少なくとも、疾患Cが含まれる因子である「喫煙」が特定される。
関連情報取得部123は、S21にて特定した疾患、および、S23にて特定した因子の少なくとも1つを特定する情報を、検索キーに設定し、当該検索キーによる検索要求を通信部11経由で情報サーバ40に送信する(S24)。ここで、疾患および因子の少なくとも1つを特定する情報とは、疾患、因子を特定できる情報であればよく、例えば、疾患、因子の名称であってもよいし、予め各疾患、各因子に付されたIDであってもよいし、その他の情報であってもよい。情報サーバ40は、予め、図示しない外部情報配信サーバ(例えば、記事配信サーバ)をクローリングし、外部情報配信サーバが提供する因子または疾患に関連する情報(例えば、記事)を蓄積しており、蓄積した関連情報から、管理サーバ10から送信された検索要求の検索キーに該当する関連情報を検索して管理サーバ10に送信する(S40)。なお、上述のように、情報サーバ40は、外部情報配信サーバが提供する因子または疾患に関連する情報を記述するHTMLデータを送信してもよいし、外部情報配信サーバ上の関連情報にアクセスするためのリンク情報を当該関連情報の見出しと共に送信してもよい。また、情報サーバ40は、管理サーバ40にネットワークを介して接続されていてもよいし、直接接続されていてもよい。
なお、本例では、情報サーバ40に検索を行わせているが、検索の実行主体は特に限定されない。例えば、関連情報取得部123が検索対象のDBに直接アクセスして、関連情報の検索を行うようにしてもよい。また、健康情報DB20に格納された因子関連情報や疾患関連情報から、ユーザに通知する関連情報を選択する場合にも、関連情報取得部123が検索を行えばよい。
関連情報取得部123は、情報サーバ40から送信された関連情報を通信部11経由で受信し、関連情報送信部124に供給する。
関連情報送信部124は、関連情報取得部123から供給された関連情報(またはリンク情報)の全部または一部を、通信部11経由でユーザ端末30に送信する(S25)。
ユーザ端末30は、管理サーバ10から受信した関連情報を表示部33に表示させる(S10)。これにより、ユーザは、自らの遺伝子解析の結果から得られる疾患、因子の関連情報を参照することができる。
なお、管理サーバ10は、例えば、事前に取得した関連情報(論文や記事など)の要約を作成し、内部または外部の記憶装置に格納しておいて、検索キーに該当する要約をユーザ端末30に配信してもよいし、関連情報(論文や記事など)から見出し情報を抽出し、その関連情報を参照するためのリンク情報(例えば、URL)とともに、ユーザ端末30に配信してもよい。また、関連情報の検索対象は、情報サーバ40に限られず、一般のWebサーバであってもよいし、健康情報DB20に格納されている因子関連情報、疾患関連情報であってもよい。
〔実施形態2〕
次に、本発明の実施形態2に係る健康情報提供システム1aについて説明する。本発明の実施形態2は、管理サーバ10aが、ユーザ端末30のユーザと同じグループに属する他のユーザの閲覧したコンテンツを参照して選択された送信対象コンテンツを、当該ユーザ端末30に配信するものである。詳細には、管理サーバ10aは、登録された各ユーザの各ユーザ端末30から、該ユーザ端末30にて閲覧されたコンテンツを示す閲覧履歴を取得し、これを閲覧履歴情報として健康情報DB20に格納する。そして、管理サーバ10aは、閲覧履歴情報の示すコンテンツ(以下、閲覧情報と呼ぶ)を参照して、当該コンテンツを閲覧したユーザと同じグループに分類された他のユーザに送信すべき送信対象コンテンツを選択し、当該他のユーザのユーザ端末30に配信する。なお、実施形態1と同様の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(健康情報DB)
本実施形態では、図2に示す健康情報DB20に格納されている情報のうち、主として、疾患リスク情報、閲覧履歴情報(閲覧コンテンツ情報)、ユーザグループ情報、および、因子−疾患相関情報を使用する。
ここで、閲覧履歴情報の一例について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る健康情報DB20に含まれる閲覧履歴情報の一例を示す表である。図7に示すように、閲覧履歴情報は、ユーザID毎に、当該ユーザIDのユーザがユーザ端末20で閲覧したコンテンツを示す情報(この例ではウェブサイトのURL)および閲覧日が記録されている。なお、閲覧履歴情報は、各ユーザの閲覧したコンテンツを特定できるものであればよく、この例に限られない。例えば閲覧日を省略してもよい。
次に、ユーザグループ情報の一例について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る健康情報DB20に含まれるユーザグループ情報の一例を示す表である。図8に示すように、ユーザグループ情報は、グループID毎に、当該グループに属するユーザのユーザIDが関連付けて記録されている。同じグループに属するユーザは、遺伝子検査の結果に基づき、健康管理において留意すべき事項が共通している(遺伝子に基づく特性が類似している)と判断されるユーザである。例えば、疾患およびその疾患の因子の少なくとも一部に共通性のあるユーザを同じグループに分類してもよい。
〔管理サーバ、ユーザ端末の構成〕
次に、本実施形態に係る健康情報提供システム1aに含まれる管理サーバ10aおよびユーザ端末30の構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る管理サーバ10aおよびユーザ端末30の構成および機能を示すブロック図である。なお、図6では、説明の簡単化のため、管理サーバ10a、健康情報DB20およびユーザ端末30のみを図示し、他の構成は省略している。
(管理サーバの構成)
図6に示すように、本実施形態に係る管理サーバ10aは、通信部11および制御部12aを備えており、制御部12aは、疾患因子情報取得部125、ユーザグループ振分部126(分類手段)、閲覧履歴取得部127(取得手段)、および、閲覧情報送信部128(送信対象選択手段、送信手段)としての機能を有している。
通信部11は、ユーザ端末30とネットワークを介して無線通信を行うインターフェースである。通信部11は、ユーザ端末30から送信される閲覧履歴を受信し、閲覧履歴取得部127に供給する。通信部11は、ユーザ端末30から送信されるユーザIDを受信し、閲覧情報送信部128に供給する。通信部11は、閲覧情報送信部128から供給される閲覧情報をユーザ端末30に送信する。
疾患因子情報取得部125は、健康情報DB20に格納されている、各ユーザIDの疾患リスク情報および因子−疾患相関情報を取得して、ユーザグループ振分部126に供給する。
ユーザグループ振分部126は、疾患因子情報取得部125から供給された疾患リスク情報および因子−疾患相関情報に応じて、ユーザIDのグループ振り分けを行い、その結果であるユーザグループ情報を健康情報DB20に格納する。
閲覧履歴取得部127は、ユーザ端末30から通信部11を介して各ユーザの閲覧履歴を受信し、閲覧履歴情報として健康管理DB20に格納する。
閲覧情報送信部128は、閲覧履歴情報に含まれる閲覧情報の中から、送信対象コンテンツを選択し、ユーザ端末30に通知する。具体的には、閲覧情報送信部128は、通信部11を介してユーザIDを受信したときに、健康管理DB20に格納されているユーザグループ情報を参照して、受信したユーザIDのユーザと同じグループに属する他のユーザを特定する。そして、閲覧履歴情報に含まれる、当該他のユーザの閲覧履歴の示すコンテンツを参照して、送信対象コンテンツを選択して、通信部11を介してユーザIDの送信元のユーザ端末30に通知する。例えば、閲覧履歴情報に含まれる、当該他のユーザの閲覧履歴の示すコンテンツの中から、送信対象コンテンツを選択して、通信部11を介してユーザIDの送信元のユーザ端末30に通知する。なお、送信対象コンテンツの通知は、該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報(URLなど)を送信することで行ってもよいし、該送信対象コンテンツを取得することができる場合には、その送信対象コンテンツを送信することで行ってもよい。
〔閲覧情報配信処理〕
次に、本実施形態に係る管理サーバ10aにおける閲覧情報配信処理の流れについて、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る管理サーバ10aにおいて閲覧情報配信処理が実行される際の、管理サーバ10a、および、ユーザ端末30における処理の流れを示すシーケンス図である。なお、S60〜S65の各処理は、所定のユーザID毎に実行される。
まず、S60、61の処理は、ユーザをグループ分けするための処理である。これらの処理は、例えば、新たなユーザが遺伝子検査を受けて、ユーザ基本情報が健康管理DB20に格納されたときに実行される。なお、これらの処理は閲覧情報(送信対象コンテンツ)の配信までに行われていればよく、その実行の契機は特に限定されない。
管理サーバ10aの疾患因子情報取得部125は、健康情報DB20にアクセスして疾患および因子に関連する情報(図9では、疾患因子情報)、すなわち疾患リスク情報および因子−疾患相関情報を参照し(S60)、グループ分けの対象となるユーザのユーザIDに関連付けられた疾患リスク情報および因子−疾患相関情報を抽出する。
ユーザグループ振分部126は、疾患因子情報取得部125により抽出された疾患リスク情報および因子−疾患相関情報を参照して、ユーザを、罹病の可能性が高い疾患およびその因子の少なくとも何れかに応じたグループに分類したユーザグループ情報を作成し、健康情報DB20に格納する(S61)。なお、既にユーザグループ情報が格納されている場合には、そのユーザグループ情報に規定されているグループ、あるいは新たに作成したグループに当該ユーザのユーザIDを追加する。また、一人のユーザが複数のグループに属するようなグループ分けを行ってもよい。
例えば、新たなユーザと、あるグループに属するユーザとの間において、図3に示す疾患リスク情報のうち、罹病率が1より大きい疾患が共通している場合に、その新たなユーザを上記グループに分類する。なお、ユーザに関連する疾患および因子は多数存在することが考えられるので、多変量解析などのデータ分析手法を適用してグループ分けを行う構成としてもよい。
次に、S50、S62の処理は、ユーザの閲覧履歴を取得するための処理であり、定期的に実行される。なお、同図ではユーザ端末30を1つのみ示しているが、健康情報提供システム1aに含まれる各ユーザ端末30がS50の処理を行う。
ユーザ端末30は、該端末で閲覧されたコンテンツの閲覧履歴を管理サーバ10aに送信する(S50)。管理サーバ10aの閲覧履歴取得部127は、ユーザ端末30により送信された閲覧履歴を通信部11経由で受信し、閲覧履歴情報として健康情報DB20に格納する(S62)。なお、本例では、ユーザ端末30が自主的に閲覧履歴を送信しているが、管理サーバ10aがユーザ端末30に要求して閲覧履歴を取得する構成としてもよい。
そして、S51、S63〜S65、S52の処理は、閲覧情報(送信対象コンテンツ)を配信するための処理であり、この例では、ユーザの端末操作をトリガにして実行される。なお、これら処理の実行の契機は特に限定されない。
ユーザ端末30は、閲覧情報を所望する旨を示すユーザ操作を受け付けると、当該ユーザのユーザIDを管理サーバ10aに通知する(S51)。管理サーバ10aの閲覧情報送信部128は、ユーザ端末30から通信部11経由でユーザIDを受信し、健康情報DB20にアクセスしてユーザグループ情報を参照し(S63)、上記ユーザIDが含まれるユーザグループ情報を健康情報DB20から抽出する。
閲覧情報送信部128は、S63にて抽出したユーザグループ情報に含まれる、ユーザ端末30から受信したユーザID以外の各ユーザIDに関して、健康情報DB20にアクセスして閲覧履歴情報を参照し(S64)、上記各ユーザIDに関連付けられている閲覧履歴情報を健康情報DB20から抽出する。
閲覧情報送信部128は、S64にて抽出した各ユーザIDの閲覧履歴情報から、配信すべき閲覧情報(送信対象コンテンツ)を選択し、通信部11経由でユーザ端末30に送信する(S65)。なお、送信対象コンテンツの選択基準は特に限定されないが、例えば、送信先のユーザの罹病率が高い疾患の疾患名、あるいは該疾患の因子を含むものを選択するようにしてもよい。これにより、送信先のユーザの健康管理に有用な情報を提供することができる。
ユーザ端末30は、管理サーバ10aから受信した閲覧情報を表示部33に表示させる(S52)。これにより、ユーザは、S51において通知したユーザIDに対する応答として表示された閲覧情報を参照することができる。
なお、上記の例では、ユーザIDを通知したユーザ端末30のみに送信対象コンテンツを送信する例を示したが、当該ユーザと同じグループに属する他のユーザのユーザ端末30にも送信対象コンテンツを送信してもよい。ただし、この場合、S65の処理において、送信先のユーザ端末30にて閲覧済みのコンテンツを、送信対象コンテンツとして選択しないようにすることが望ましい。
〔実施形態3〕
実施形態1では、ユーザの遺伝子解析結果を用いて、当該ユーザの健康に有用な関連情報を当該ユーザの端末に送信する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当該ユーザの端末だけでなく、複数存在する他のユーザの端末に送信する構成を採用することもできる。
例えば、実施形態2のユーザグループ振分部126により、各ユーザを複数のグループに分類したユーザグループ情報を生成し、該ユーザグループ情報において同じグループに属する複数のユーザを配信先としてもよい。
また、配信すべき情報は、実施形態1の関連情報、実施形態2の閲覧情報だけに限定されるものではなく、例えば、健康情報DB20に格納されている健康診断情報、処方情報、運動関連情報、食事関連情報、統計情報などから、上記同じグループに属するユーザに有用な情報を抽出して、上記配信先のユーザに係るユーザ端末30にさらに配信することが考えられる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
管理サーバ10、10a及びユーザ端末30の制御ブロック(特に、制御部12、12aの各部121〜128、並びに、制御部32)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、管理サーバ10、10a及びユーザ端末30は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、ユーザの健康に資する情報を提供するシステムに利用することができる。
1 健康情報提供システム
10 管理サーバ(情報処理装置)
20 健康情報DB
30 ユーザ端末
40 情報サーバ
123 関連情報取得部(送信対象特定手段)
124 関連情報送信部(送信手段)
126 ユーザグループ振分部(分類手段)
127 閲覧履歴取得部(取得手段)
128 閲覧情報送信部(送信対象選択手段、送信手段)

Claims (7)

  1. 対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された、当該対象ユーザに関連する疾患および当該疾患の因子の少なくとも一方を検索キーとした検索によって検出されたコンテンツの少なくとも一部を、上記対象ユーザに送信すべき送信対象コンテンツとして特定する送信対象特定手段と、
    上記送信対象特定手段が特定した送信対象コンテンツ、または該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を上記対象ユーザに送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記送信対象特定手段は、上記対象ユーザの遺伝子解析結果から罹病のリスクがより高いことが特定された疾患およびその疾患の因子を検索キーとした検索により検出されたコンテンツを優先して上記送信対象コンテンツとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記送信対象コンテンツの送信対象となる対象ユーザは、複数存在しており、
    上記対象ユーザを、当該対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された疾患および当該疾患の因子の少なくとも何れかの関連性に応じて、グループ分けする分類手段をさらに備え、
    上記送信手段は、上記送信対象コンテンツ、または該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を、同じグループに属する各対象ユーザに送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 上記送信対象特定手段は、予め定められたウェブサイトにおいて上記検索キーによる検索で検出されたコンテンツの中から上記送信対象コンテンツを特定し、
    上記送信手段は、上記送信対象特定手段が特定した上記送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 情報の送信対象として予め登録された複数の対象ユーザを、当該対象ユーザの遺伝子解析結果から特定された疾患および当該疾患の因子の少なくとも何れかの関連性に応じて、グループ分けする分類手段と、
    上記対象ユーザが閲覧したコンテンツを示す閲覧コンテンツ情報を取得する取得手段と、
    上記閲覧コンテンツ情報を参照して、当該コンテンツを閲覧した対象ユーザと同じグループに分類された他の対象ユーザに送信すべき送信対象コンテンツを選択する送信対象選択手段と、
    上記送信対象選択手段が選択した送信対象コンテンツ、または該送信対象コンテンツにアクセスするためのリンク情報を上記他の対象ユーザに送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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