JP2016031720A - 仮想化デスクトップ提供システム - Google Patents

仮想化デスクトップ提供システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016031720A
JP2016031720A JP2014154874A JP2014154874A JP2016031720A JP 2016031720 A JP2016031720 A JP 2016031720A JP 2014154874 A JP2014154874 A JP 2014154874A JP 2014154874 A JP2014154874 A JP 2014154874A JP 2016031720 A JP2016031720 A JP 2016031720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
virtual desktop
input
output
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014154874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5898734B2 (ja
Inventor
悠佑 榎本
Yusuke Enomoto
悠佑 榎本
善隆 長谷川
Yoshitaka Hasegawa
善隆 長谷川
柳本 清
Kiyoshi Yanagimoto
清 柳本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Nippon Telegraph and Telephone West Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014154874A priority Critical patent/JP5898734B2/ja
Publication of JP2016031720A publication Critical patent/JP2016031720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5898734B2 publication Critical patent/JP5898734B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの体感品質を定量化することができる仮想化デスクトップ提供システムを提供する。
【解決手段】仮想化デスクトップ提供システムは、ユーザに利用されるシンクライアント端末10と、シンクライアント端末10に仮想化デスクトップ20を提供する仮想化デスクトップ提供部2と、シンクライアント端末10において入力操作が行われてからシンクライアント端末10において出力操作が映像として反映されるまでの時間を所定の異常算出基準値と照会することで仮想化デスクトップ20の品質を管理するDaaS品質管理部3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想化デスクトップのサービスを提供する仮想化デスクトップ提供システムに関し、特に、仮想化デスクトップのサービスの快適さを監視する技術に関する。
近年、DaaS(Desktop as a Service)と呼ばれる仮想化デスクトップを提供するサービスが広まっており、技術的に一つの物理サーバに対して数百の仮想化デスクトップが収容される(特許文献1、2参照)。ここで、DaaSのサービスの快適さを監視する方法として、検査用デスクトップを1ユーザ分作成してスクリプトを動作させ、シナリオとして測定プログラムを開始してから終了するまでの時間を機械的に測定してマシンの正常性を判断する能動監視方法が知られている。また、DaaSのサービスの快適さを監視する別の方法として、リソースの状態を常時監視して正常性を判断する受動監視方法も知られている。
特開2010−079329号公報 特開2013−196287号公報
しかし、現在の能動監視方法では、検査用デスクトップの快適さを測定するのみであるため、ユーザそのものの快適さを把握することができない。また、現在の受動監視方法では、リソース状態を把握することはできるものの、リソース状態とユーザのデスクトップの操作性は必ずしも関連するものでないため、ユーザの体感できる快適さを把握することができない。
本発明は、上述した従来の技術に鑑み、ユーザの体感品質を定量化することができる仮想化デスクトップ提供システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の態様に係る発明は、仮想化デスクトップ提供システムであって、ユーザに利用されるクライアント端末と、前記クライアント端末に仮想化デスクトップを提供する仮想化デスクトップ提供部と、前記クライアント端末において入力操作が行われてから前記クライアント端末において出力操作が映像として反映されるまでの時間を所定の異常算出基準値と照会することで仮想化デスクトップの品質を管理する品質管理部とを備えることを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記異常算出基準値が、各ユーザに利用されるファイルの容量別、ファイルの格納場所別、実行されるアプリケーションの種類別、又は、アプリケーションが実行される時間帯別に算出されることを要旨とする。
第3の態様に係る発明は、第1又は第2の態様に係る発明において、事前に特定条件下で複数回アプリケーションの立ち上げを行い、その立ち上げ時間の分布の95%範囲の上限値を前記異常算出基準値とすることを要旨とする。
本発明によれば、ユーザの体感品質を定量化することができる仮想化デスクトップ提供システムを提供することが可能である。
本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの構成図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムが基準値を用いてデスクトップ性能を評価する際のイメージ図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムが基準値を用いてデスクトップ性能を評価する際の別のイメージ図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの挙動を説明するための図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムにおいて操作情報記録から操作内容を再現する場合の具体例1を示す図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムにおいて操作情報記録から操作内容を再現する場合の具体例2を示す図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムのデータベース構成図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムのデータベース構成図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムのデータベース構成図である。 本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムのデータベース構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための仮想化デスクトップ提供システムを例示するものであり、装置やデータベースの構成等は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの構成図である。この図に示すように、顧客利用部1と仮想化デスクトップ提供部2とDaaS品質管理部3とが通信網4を介して接続されている。顧客利用部1には、顧客(ユーザ)に利用されるシンクライアント端末10が含まれる。仮想化デスクトップ提供部2には、ユーザの仮想化デスクトップ20と、仮想化デスクトップ20を実現する仮想化サーバ30とが含まれる。DaaS品質管理部3には、DaaSのサービスの品質を管理(監視)するための処理サーバ40、Webサーバ50、データベースサーバ60が含まれる。
なお、以下の説明では、シンクライアント端末10を「クライアント端末」「シンクライアント」「クライアント」等と言う場合がある。また、処理サーバ40とWebサーバ50とデータベースサーバ60を特に区別することなく「サーバ」という場合がある。
本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムでは、全てのユーザそれぞれの体感に近い指標を用いて快適さを定量化し、異常発生時にはそれを検知する。すなわち、全ユーザの使用状態をモニタし、そのデスクトップの操作が体感として正常であることを示すことにより、仮想化基盤全体でシステムが正常稼働していることを示すようになっている。
例えば、各ユーザに利用されるファイルの容量別、ファイルの格納場所別、実行されるアプリケーションの種類別、アプリケーションが実行される時間帯別に応答する時間をあらかじめ収集しておき、そのデータを基準値として用いる。稼働中のユーザの値について基準値からずれがないことを証明することで、収容数等によって変化するサーバのリソースに競合がなくシステムが正常稼働していることを把握する。基準値からずれがあった場合は、ユーザの使用している環境のリソース負荷(ネットワーク負荷、サーバ負荷)を把握する。
図2は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムが基準値を用いてデスクトップ性能を評価する際のイメージ図である。図2(a)に示すように、本システムでは、同じ傾向を示すアプリケーション毎にまとめた基準値をあらかじめ用意している。例えば、アプリケーションApp1はメモ帳、アプリケーションApp2はワードやパワーポイント等のビジネス用アプリケーション、アプリケーションApp3はインターネットブラウザである。アプリケーションApp1,App2,App3毎に、そのアプリケーションが開くファイルのサイズ別の実行時間を基準値としてあらかじめ用意している。この基準値は、更に、アプリケーションApp1,App2,App3が実行される時間帯別に用意されていてもよい。ここで、図2(b)に示すように、複数のブレードサーバBS1,BS2,BS3,BS4が設置されているものとする。ブレードサーバBS1は負荷無し、ブレードサーバBS2は負荷有り、ブレードサーバBS3は負荷無し、ブレードサーバBS4は負荷無しである。このような状況において、ブレードサーバBS1に収容されているユーザがワードファイル(100KB)を開くのに7秒かかった場合、この実行時間(7秒)は基準値とほぼ同じ値であるため、異常なしと判定する。
図3は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムが基準値を用いてデスクトップ性能を評価する際の別のイメージ図である。基準値やブレードサーバBS1,BS2,BS3,BS4は図2と同様である。ここで、図3(b)に示すように、ブレードサーバBS2に収容されているユーザが午後1時にテキストファイル(100KB)を開くのに7秒かかった場合、この実行時間(7秒)は基準値と大きく異なるため、異常ありと判定する。
このように、本システムでは、ユーザが使用しているデスクトップの操作で、実行するプログラム、開くファイル、収容されている仮想化サーバ30の状態を加味したパフォーマンス値を基準値として適用し、デスクトップの正常性を正確に把握する。言い換えると、シンクライアント端末10のユーザの入力から最終的に映像として出力されるまでの基準値をあらかじめ用意し、マシンのパフォーマンス時間を複数観点から割り出す。その基準値とユーザが操作した結果とを照会することで、現在行った動作が正常なレスポンス時間内に収まっているか否かを判定するようになっている。
図4は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの挙動を説明するための図である。図面上、下向きに時間の流れを示し、左側にシンクライアント端末10のユーザ、右側に仮想化基盤上のユーザを示している。この図に示すように、例えば、時刻Aにシンクライアント端末10上のユーザがアプリケーションAppの立ち上げに関係するマウスやキーボードの操作を行ったとする。これにより、仮想化サーバ30上のOSがその立ち上げに関係するマウスやキーボードの操作を反映した時刻を時刻Bとし、そのアプリケーションAppの立ち上げ応答を受信して画面上に出力された時刻を時刻Cとする。そして、最終的にシンクライアント端末10にアプリケーションAppの映像が出力された時刻を時刻Dとする。このような場合、時刻Aから時刻Dまでの時間がアプリケーションAppの立ち上がり時間(実行時間)に相当する。
図5は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの機能ブロック図である。以下、図5を用いて本システムの構成を更に詳しく説明する。
顧客利用部1は、マウスポートドライバ11、キーボードドライバ12、グラフィックドライバ16に加え、クライアント側エージェント機能を備える。具体的には、マウスポートミラードライバ装置13と、キーボードミラードライバ装置14と、クライアント入力部データ送信モジュール15と、グラフィックミラードライバ装置17と、クライアント出力部データ送信モジュール18とを備える。クライアント入力部データ送信モジュール15は、シンクライアント端末10上で稼動し、マウス、キーボードなどのシンクライアント端末10の入力装置に送られたこれらの情報を入力内容及び入力時間と紐付け、入力部データ整合モジュール41へと送信する。クライアント出力部データ送信モジュール18は、グラフィックミラードライバ装置17から受け取った画像情報を出力部データ整合モジュール42へと転送する。マウスポートミラードライバ装置13は、マウスから送り出される右クリック、左クリックに関する動作及びマウスカーソルの移動に関する挙動の情報をミラーリングし、入力内容と信号の受信時刻を取得して、クライアント入力部データ送信モジュール15へ送信する。キーボードミラードライバ装置14は、キーボードから送り出される入力されたキーの情報をミラーリングし、入力内容と信号の受信時刻を取得して、クライアント入力部データ送信モジュール15へ送信する。グラフィックミラードライバ装置17は、コンピュータの命令に基づいて生成される画像情報などの出力信号をミラーリングし、出力内容と信号の受信時刻を取得して、クライアント出力部データ送信モジュール18へ送信する。
仮想化デスクトップ提供部2は、マシン処理機能部24、マウスポートドライバ装置25、キーボードドライバ装置26、グラフィックドライバ29に加え、仮想化サーバ側エージェント機能を備える。具体的には、仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21と、マウスポートミラードライバ装置22と、キーボードミラードライバ装置23と、仮想化デスクトップ出力部データ送信モジュール27と、グラフィックミラードライバ装置28とを備える。仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21は、仮想化サーバ30上の仮想化デスクトップ20で稼動し、マウス、キーボードなどのシンクライアント端末10の入力装置に送られたこれらの情報を入力内容及び入力時間と紐付け、入力部データ整合モジュール41へと送信する。仮想化デスクトップ出力部データ送信モジュール27は、グラフィックミラードライバ装置28から受け取った画像情報を出力部データ整合モジュール42へと転送する。マウスポートミラードライバ装置22は、マウスから送り出される右クリック、左クリックに関する動作及びマウスカーソルの移動に関する挙動の情報をミラーリングし、入力内容と信号の受信時刻を取得して、仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21へ送信する。キーボードミラードライバ装置23は、キーボードから送り出される入力されたキーの情報をミラーリングし、入力内容と信号の受信時刻を取得して、仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21へ送信する。グラフィックミラードライバ装置28は、コンピュータの命令に基づいて生成される画像情報などの出力信号をミラーリングし、出力内容と信号の受信時刻を取得して、仮想化デスクトップ出力部データ送信モジュール27へ送信する。
DaaS品質管理部3は、入力部データ整合モジュール41と、出力部データ整合モジュール42と、入出力データ整合モジュール43と、異常基準データ算出モジュール44と、動作内容再現モジュール45と、異常判断モジュール46と、リソースデータ収集モジュール47と、リソース収集モジュール48と、負荷把握モジュール49と、操作入力記憶部61と、操作出力記憶部62と、操作データ記憶部63と、異常基準記憶部64と、リソースデータ記憶部65と、整形データ記憶部66とを備える。DaaS品質監視部3Aは、Webサーバ50を備える。この図では、DaaS品質管理部3の外部にDaaS品質監視部3Aを描いているが、DaaS品質管理部3の内部にDaaS品質監視部3Aが含まれてもよい。入力部データ整合モジュール41は、クライアント入力部データ送信モジュール15と仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21から送られる内容を照合し、シンクライアントの入力信号が仮想化サーバ30上の仮想化デスクトップ20に反映されるまでにかかった時間、入力信号のロス、入力信号の遅延、及び反映された時間を操作入力記憶部61に保存する。出力部データ整合モジュール42は、クライアント出力部データ送信モジュール18と仮想化デスクトップ出力部データ送信モジュール27から送られる画像内容で把握できる処理内容に相当する情報を作成、照合する。また、仮想化サーバ30上の仮想化デスクトップ20からの出力信号がシンクライアント上に反映されるまでにかかった時間、出力信号のロス、出力信号の遅延、及び反映された時間を操作出力記憶部62に保存する。入出力データ整合モジュール43は、入力部データ整合モジュール41と出力部データ整合モジュール42のデータを照合し、クライアントから入力信号が送出されてから、クライアントへ出力信号が返ってくるまでの総合した時間を算出し、異常判断モジュール46へ処理を引き継ぐ。異常判断モジュール46は、入出力データ整合モジュール43から得られたクライアントから入力信号が送出されてから、クライアントへ出力信号が返ってくるまでの総合した時間の妥当性を判断する。この時に異常基準記憶部64を参照し、異常か否かを判定する。また、入力部データ整合モジュール41からの情報と出力部データ整合モジュール42からの情報の突合せの際に、情報の欠損や遅延があった場合はアラートを上げる。異常基準データ算出モジュール44は、実行するプログラム、開くファイル、当該行為を実施する時間、当該行為を実施する仮想化デスクトップ20が収容されている仮想化サーバ30を考慮した異常算出基準値を前もって測定する。その測定結果を異常基準記憶部64に格納する。リソース収集モジュール48は、仮想化基盤上の物理サーバのCPU、メモリ、ネットワークI/O、ストレージI/Oなどのリソース情報を収集する。負荷把握モジュール49は、仮想化基盤上の物理サーバの負荷状況を把握し、負荷がかかっている状況かどうかを判定する。動作内容再現モジュール45は、操作データ記憶部63で得られた情報、リソースの利用状況、コンピュータの内部情報を収集して組み合わせることによって、どのような操作に関連するかをまとめる。
このように、本システムでは、クライアントにエージェントを組み込むことで仮想化デスクトップ20の正常性を‘把握’する。すなわち、クライアントの入力信号が仮想化デスクトップ20に反映されるまでの時間を測定するとともに、仮想化デスクトップ20の出力信号がクライアントに反映されるまでの時間を測定するようになっている。このようにすれば、従来は検査用のデスクトップから測定をしていたものを直接ユーザの仮想化デスクトップ20から測定することが可能となる。
図6A及び図6Bは、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。以下、図6A及び図6Bを用いて、デスクトップ操作を記録する場合のシーケンスについて説明する。
まず、シンクライアント端末10においてマウス等の入力操作が行われると、顧客利用部1のマウスポートミラードライバ装置13は、マウス操作のミラーを取得してクライアント入力部データ送信モジュール15に渡す(S1→S2)。クライアント入力部データ送信モジュール15は、マウス操作に関する入力内容と時間を入力部データ整合モジュール41に送信する(S3)。
また、シンクライアント端末10においてマウス等の入力操作が行われると、仮想化デスクトップ提供部2のマウスポートミラードライバ装置22は、マウス操作のミラーを取得して仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21に渡す(S4→S6)。仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21は、マウス操作に関する入力内容と時間を入力部データ整合モジュール41に送信する(S7)。
これにより、DaaS品質管理部3の入力部データ整合モジュール41は、クライアント入力部データ送信モジュール15と仮想化デスクトップ入力部データ送信モジュール21から入力データに関する情報を取得し、同じ入力信号を整合する。そのデータは操作入力記憶部61に記録される(S8)。
次いで、仮想化デスクトップ20において内部処理が実行される(S5)。内部処理とは、例えば、アプリケーションAppを立ち上げる処理である。仮想化デスクトップ20において入力信号(例えば、アプリケーションAppの立ち上げ命令)に対する出力信号(例えば、アプリケーションAppの映像)が生成されると、グラフィックミラードライバ装置28は、グラフィックに関する出力信号のミラーを取得して仮想化デスクトップ出力部データ送信モジュール27に渡す(S11→S15)。仮想化デスクトップ出力部データ送信モジュール27は、出力信号の内容とそれが反映された時間を出力部データ整合モジュール42に送信する(S16)。
また、仮想化デスクトップ20において入力信号に対する出力信号が生成されると、顧客利用部1のグラフィックミラードライバ装置17は、グラフィックに関する出力信号のミラーを取得してクライアント出力部データ送信モジュール18に渡す(S12→S13)。クライアント出力部データ送信モジュール18は、出力信号の内容とそれが反映された時間を出力部データ整合モジュール42に送信する(S14)。
これにより、DaaS品質管理部3の出力部データ整合モジュール42は、クライアント出力部データ送信モジュール18と仮想化デスクトップ出力部データ送信モジュール27から出力データに関する情報を取得し、同じ出力信号を整合する。そのデータは操作出力記憶部62に記録される(S17)。
図7A〜図7Cは、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。以下、図7A〜図7Cを用いて、異常判断する場合のシーケンスについて説明する。
まず、DaaS品質管理部3の入出力データ整合モジュール43は、操作入力記憶部61と操作出力記憶部62からデータを取得する(S21→S22→S23)。そして、入力データに対する出力データを整合し、処理結果を操作データ記憶部63に記録する(S24→S25)。動作内容再現モジュール45は、操作データ記憶部63のデータを取得し、ユーザが動作させた情報を基に一連の動作をしてまとめ、セクション化しておく(S26)。このセッション化の具体例については後に詳しく説明する。
一方、異常基準データ算出モジュール44は、ユーザの利用開始時に各種条件の基準データを取得し、異常基準記憶部64のデータを更新する(S31→S32)。このデータ更新は、以下の処理と非同期に実行される。
異常判断モジュール46は、異常基準記憶部64に異常算出基準値の取得要求を出す(S33)。これにより、同一条件に適合する異常基準に相当する記録が返送されると(S34)、異常算出基準値と内部処理時間を突き合わせ、異常算出基準値の分布の95%内に収まらない値であれば異常と判断する。異常ありと判断した場合はリソース収集を開始する。異常なしと判断した場合は整形データ記憶部66に記録する(S35)。リソース収集モジュール48は、異常のあった顧客を収容するサーバのリソース情報(CPU、NW、DISK、MEM)をリソースデータ記憶部65より収集し、整形データ記憶部66へ格納する(S36)。負荷把握モジュール49は、整形データ記憶部66に格納されたリソース情報(CPU,MEM,NW,DISK)から過剰負荷に関するものがあれば保存対象とする(S37)。異常がある範囲を含めてリソース情報を整形データ記憶部66へ格納する(S38)。異常がある場合はシステム管理者に異常があることを表示するようになっている(S39)。
また、異常判断モジュール46は、情報のロスの発生程度やネットワーク遅延算出基準値から異常の判断をする。異常ありと判断した場合はリソース収集を開始する。異常なしと判断した場合は整形データ記憶部66に記録する(S41)。リソース収集モジュール48は、異常のあった顧客を収容するサーバのリソース情報(CPU、NW、DISK、MEM)をリソースデータ記憶部65より収集し、整形データ記憶部66へ格納する(S43)。負荷把握モジュール49は、整形データ記憶部66に格納されたリソース情報(CPU,MEM,NW,DISK)から過剰負荷に関するものがあれば保存対象とする(S44)。異常がある範囲を含めてリソース情報を整形データ記憶部66へ格納する(S45)。異常がある場合はシステム管理者に異常があることを表示するようになっている(S42)。
図8は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のシーケンス図である。以下、図8を用いて、システム管理者がシステム利用する場合のシーケンスについて説明する。
まず、システム管理者は、本システムにログインし、対象ユーザのユーザID、対象時間、実施動作などで検索を実行する(S51→S52→S53)これにより、Webサーバ50は、データベースを検索し、整形データ記憶部66から対象データを検索し、対象操作が異常かどうかの結果も含めて検索結果を表示する(S54→S55→S56)。
図9は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムにおいて操作情報記録から操作内容を再現する場合の具体例1を示す図である。
例えば、図中の(1)(2)に示すように、座標点(110,560)においてマウスの左ボタンを押下した後、座標点(10,230)においてマウスの左ボタンを押上したものとする。この状態で、図中の(3)に示すように、キーボードの『Ctrl+C』を押下すると、画面左下に配置されたショートカットがクリップボードに記録される。更に、図中の(4)〜(6)に示すように、座標点(560,230)においてマウスの左ボタンをクリックした後、キーボードの『Ctrl+V』を押下すると、クリップボードに記録されたショートカットに基づいて別のフォルダにコピーすることができる。このような一連の動作M1をまとめてセッション化しておき、操作データ記憶部63に記録しておく(図7AのS26参照)。これにより、操作情報記録から操作内容を容易に再現することが可能である。
図10は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムにおいて操作情報記録から操作内容を再現する場合の具体例2を示す図である。
この具体例2も上述の具体例1と同様である。例えば、図中の(1)(2)に示すように、パワーポイントのメニューバーの中の『ファイル』をクリックした後、図中の(3)(4)に示すように、ファイルメニューの中の『開く』をクリックしたものとする。次いで、図中の(5)(6)に示すように、読み出す『ファイル名』をクリックした後、『開く』をクリックすると、パワーポイントにおいて新たなファイルFを開くことができる。このようなファイルFの読み出し命令から表示までの一連の動作M2を1つのセッションとして関連付けておく(図7AのS26参照)。これにより、操作情報記録から操作内容を容易に再現することが可能である。
図11及び図12は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のフローチャートである。以下、図11及び図12を用いて、デスクトップ操作の登録と異常判定の表示について説明する。
シンクライアント端末10は、入力処理を実行するとともに(S61→S62)、サーバから出力情報を受信する(S63)。一方、サーバは、シンクライアント端末10から受信した入力情報を保存するとともに、出力処理を実行して出力情報を保存する(S71→S72→S73→S74)。また、異常基準データと突き合わせ、異常であるか否かを判断し、異常であると判断した場合は異常判定表示を実行する(S76→S77)。
異常判断モジュール46の処理をより具体的に説明する。まず、操作データ記憶部63から操作データを取得するとともに、異常基準記憶部64から異常算出基準値を取得し、操作データと異常算出基準値を突き合わせて正常であるか異常であるかを判定する(S81→S82→S83→S84)。ここで、正常であると判定した場合は、動作再現内容と操作データ及び異常算出基準値をまとめて整形データ記憶部66へ出力する(S89)。一方、異常であると判定した場合は、リソース収集モジュール48でソース情報を収集し、負荷把握モジュール49で負荷状況を把握し、影響が出ているユーザを特定してファイル出力する(S85→S86→S87)。また、システム管理者にアラートを送信する(S88)。
図13は、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムの基本動作のフローチャートである。以下、図13を用いて、システム管理者がユーザ動作の正常性を確認する処理について説明する。
まず、システム管理者が本システムのログインボタンを押下すると、自動ログインが実行される(S91→S92)。次いで、システム管理者が検索用項目を入力すると、入力された検索用項目に基づいてユーザ動作の正常性が判定される(S93→S94)。そして、判定の結果が正常である場合は検索結果が表示され(S95)、判定の結果が異常である場合は検索項目を再入力するようになっている(S96)。
図14A〜図14Dは、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムのデータベース構成図である。具体的には、操作入力記憶部61、操作出力記憶部62、操作データ記憶部63、異常基準記憶部64、整形データ記憶部66が備えるデータベースの構成を示している。
図14A(a)に示すように、操作入力記憶部61は、「ID」「ユーザID」「入力デバイス」「入力操作」「クライアント操作入力時間」「仮想化デスクトップ操作入力時間」「反映時間」等のフィールドを備える。「ID」は、処理を一意に識別するIDを示している。「ユーザID」は、ユーザを一意に識別するIDを示している。「入力デバイス」は、当該操作が行われたデバイスを示している。「入力操作」は、入力の動作(マウスであれば座標点と左クリックなどの操作内容)を示している。「クライアント操作入力時間」は、クライアントにおいて入力操作が行われた時間を示している。「仮想化デスクトップ操作入力時間」は、クライアント操作入力が仮想化デスクトップ操作入力として反映された時間を示している。「反映時間」は、クライアント操作入力が仮想化デスクトップ操作入力として反映されるまでにかかる時間を示している。
図14A(b)に示すように、操作出力記憶部62は、「ID」「ユーザID」「出力内容」「仮想化デスクトップ操作出力時間」「クライアント操作出力時間」「反映時間」等のフィールドを備える。「ID」は、処理を一意に識別するIDを示している。「ユーザID」は、ユーザを一意に識別するIDを示している。「出力内容」は、プログラムソフトの立ち上げなどの出力の内容を示している。「仮想化デスクトップ操作出力時間」は、仮想化デスクトップ20において出力操作が行われた時間を示している。「クライアント操作出力時間」は、仮想化デスクトップ操作出力がクライアント操作出力として反映された時間を示している。「反映時間」は、仮想化デスクトップ操作出力がクライアント操作出力として反映されるまでの時間を示している。
図14B(c)に示すように、操作データ記憶部63は、「ID」「ユーザID」「出力内容」「クライアント操作入力時間(t1)」「仮想化デスクトップ操作入力時間(t2)」「仮想化デスクトップ操作出力時間(t3)」「クライアント操作出力時間(t4)」「内部処理時間」「ネットワーク転送時間」「実行時間」等のフィールドを備える。「ID」は、処理を一意に識別するIDを示している。「ユーザID」は、ユーザを一意に識別するIDを示している。「出力内容」は、プログラムソフトの立ち上げなどの出力の内容を示している。「クライアント操作入力時間(t1)」は、クライアントにおいて入力操作が行われた時間を示している。「仮想化デスクトップ操作入力時間(t2)」は、クライアント操作入力が仮想化デスクトップ操作入力として反映された時間を示している。「仮想化デスクトップ操作出力時間(t3)」は、仮想化デスクトップ20において出力操作が行われた時間を示している。「クライアント操作出力時間(t4)」は、仮想化デスクトップ操作出力がクライアント操作出力として反映された時間を示している。「内部処理時間」は、仮想化デスクトップ20で実行命令が反映されてから、映像として反映されるまでの時間を示している。「内部処理時間」は、計算式t3−t2で算出することができる。「ネットワーク転送時間」は、クライアントと仮想化デスクトップ20の間で転送するのに要する時間を示している。「ネットワーク転送時間」は、計算式(t4−t1−(t3−t2))/2で算出することができる。「実行時間」は、クライアントにおいて入力操作が行われてから、クライアントにおいて出力操作が反映されるまでの時間を示している。「実行時間」は、計算式t4−t1で算出することができる。
図14C(d)に示すように、異常基準記憶部64は、「ユーザID」「サーバID」「異常算出基準値」「ネットワーク遅延算出基準値」「アプリケーション」「ファイル容量」「ファイル設置場所」等のフィールドを備える。「ユーザID」は、ユーザを一意に識別するIDを示している。「サーバID」は、最初の設定の段階で定義した、ユーザが収容されているサーバのIDを示している。「異常算出基準値」は、正常の状態から離れていると考えられる基準の値を示している。事前に特定条件下で複数回アプリケーションの立ち上げ等を行い、その立ち上げ時間等の分布の95%範囲の上限値を異常算出基準値と定義する。「ネットワーク遅延算出基準値」は、正常の転送時間から離れていると考えられる基準の値を示している。事前にネットワーク転送時間を複数回算出し、その分布の95%範囲の上限値をネットワーク遅延算出基準値と定義する。「アプリケーション」は、使用するアプリケーションを示している。「ファイル容量」は、実行するファイルサイズを示している。「ファイル設置場所」は、ローカル上かネットワーク上かを示している。
図14D(e)に示すように、整形データ記憶部66は、「ID」「ユーザID」「出力内容」「クライアント操作入力時間(t1)」「仮想化デスクトップ操作入力時間(t2)」「仮想化デスクトップ操作出力時間(t3)」「クライアント操作出力時間(t4)」「内部処理時間」「ネットワーク転送時間」「実行時間」「実行ファイルのデータサイズ」「正常基準値」「セクションID」「サーバID」「サーバ負荷状況」「サーバリソース状況」「異常値フラグ」「ネットワーク異常フラグ」等のフィールドを備える。「ID」は、処理を一意に識別するIDを示している。「ユーザID」は、ユーザを一意に識別するIDを示している。「出力内容」は、プログラムソフトの立ち上げなどの出力の内容を示している。「クライアント操作入力時間(t1)」は、クライアントにおいて入力操作が行われた時間を示している。「仮想化デスクトップ操作入力時間(t2)」は、クライアント操作入力が仮想化デスクトップ操作入力として反映された時間を示している。「仮想化デスクトップ操作出力時間(t3)」は、仮想化デスクトップ20において出力操作が行われた時間を示している。「クライアント操作出力時間(t4)」は、仮想化デスクトップ操作出力がクライアント操作出力として反映された時間を示している。「内部処理時間」は、仮想化デスクトップ20で実行命令が反映されてから、映像として反映されるまでの時間を示している。「内部処理時間」は、計算式t3−t2で算出することができる。「ネットワーク転送時間」は、クライアントと仮想化デスクトップ20の間で転送するのに要する時間を示している。「ネットワーク転送時間」は、計算式(t4−t1−(t3−t2))/2で算出することができる。「実行時間」は、クライアントにおいて入力操作が行われてから、クライアントにおいて出力操作が反映されるまでの時間を示している。「実行時間」は、計算式t4−t1で算出することができる。「実行ファイルのデータサイズ」は、実行するファイルのサイズを示している。「正常基準値」は、当該操作が正常である場合に予想される実行時間を示している。「セクションID」は、セッションを一意に識別するIDを示している。動作内容再現モジュール45でセクション化したときに同一処理に関するものに同一セクションIDを付与する。「サーバID」は、ユーザの収容されているサーバのIDを示している。「サーバ負荷状況」は、サーバにかかる負荷の程度を示している。「サーバリソース状況」は、サーバのリソース状況を示している。「異常値フラグ」は、当該操作が正常値から外れているか否かを示している。「ネットワーク異常フラグ」は、ネットワーク上に遅延、ロスの多発が発生しているか否かを示している。
以上のように、本発明の実施の形態における仮想化デスクトップ提供システムは、ユーザに利用されるシンクライアント端末10と、シンクライアント端末10に仮想化デスクトップ20を提供する仮想化デスクトップ提供部2と、シンクライアント端末10において入力操作が行われてからシンクライアント端末10において出力操作が映像として反映されるまでの時間を所定の異常算出基準値と照会することで仮想化デスクトップ20の品質を管理するDaaS品質管理部3とを備える。そのため、ユーザの体感品質を定量化することができる仮想化デスクトップ提供システムを提供することが可能である。
また、異常算出基準値は、各ユーザに利用されるファイルの容量別、ファイルの格納場所別、実行されるアプリケーションの種類別、又は、アプリケーションが実行される時間帯別に算出されてもよい。これにより、本来反応するべき時間が正確に求められるため、リソースからの推定よりもデスクトップの快適さを正確に割り出すことが可能である。
また、事前に特定条件下で複数回アプリケーションの立ち上げを行い、その立ち上げ時間の分布の95%範囲の上限値を異常算出基準値としてもよい。これにより、仮想化デスクトップ20上で実行されるプログラムに期待される実行速度をより正確に把握することができ、信頼性の高い異常算出基準値を算出することが可能である。
更に、本システムによれば、異常が発生した場合、その異常が仮想化サーバ30、ネットワーク、クライアントのいずれに起因するものかを切り分けることができる。これにより、異常箇所を特定し、迅速に対処することが可能である。
なお、本発明は、仮想化デスクトップ提供システムとして実現することができるだけでなく、この仮想化デスクトップ提供システムに用いられる顧客利用部1、仮想化デスクトップ提供部2、又はDaaS品質管理部3が備える特徴的な処理部をステップとするユーザ体感品質定量化方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることも可能である。このようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
1…顧客利用部
2…仮想化デスクトップ提供部
3…DaaS品質管理部(品質管理部)
10…シンクライアント端末(クライアント端末)
20…仮想化デスクトップ
30…仮想化サーバ
40…処理サーバ
50…Webサーバ
60…データベースサーバ
上記目的を達成するため、第1の態様に係る発明は、仮想化デスクトップ提供システムであって、ユーザに利用されるクライアント端末と、前記クライアント端末に仮想化デスクトップを提供する仮想化デスクトップ提供部と、前記クライアント端末において入力操作が行われてから前記クライアント端末において出力操作が映像として反映されるまでの時間を所定の異常算出基準値と照会することで仮想化デスクトップの品質を管理する品質管理部とを備え、時刻Aに前記クライアント端末上のユーザがアプリケーションの立ち上げに関係する操作を行った場合において、前記仮想化デスクトップ提供部がその立ち上げに関係する操作を反映した時刻を時刻Bとし、前記アプリケーションの立ち上げ応答が前記仮想化デスクトップ上に出力された時刻を時刻Cとし、最終的に前記クライアント端末に前記アプリケーションの映像が出力された時刻を時刻Dとしたとき、前記品質管理部は、時刻Aから時刻Dまでの時間を前記アプリケーションの立ち上げ時間とし、その立ち上げ時間を前記異常算出基準値と照会することを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記異常算出基準値が、各ユーザに利用されるファイルの容量別、ファイルの格納場所別、又は、アプリケーションが実行される時間帯別に算出されることを要旨とする。

Claims (3)

  1. ユーザに利用されるクライアント端末と、
    前記クライアント端末に仮想化デスクトップを提供する仮想化デスクトップ提供部と、
    前記クライアント端末において入力操作が行われてから前記クライアント端末において出力操作が映像として反映されるまでの時間を所定の異常算出基準値と照会することで仮想化デスクトップの品質を管理する品質管理部と
    を備えることを特徴とする仮想化デスクトップ提供システム。
  2. 前記異常算出基準値は、各ユーザに利用されるファイルの容量別、ファイルの格納場所別、実行されるアプリケーションの種類別、又は、アプリケーションが実行される時間帯別に算出されることを特徴とする請求項1に記載の仮想化デスクトップ提供システム。
  3. 事前に特定条件下で複数回アプリケーションの立ち上げを行い、その立ち上げ時間の分布の95%範囲の上限値を前記異常算出基準値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の仮想化デスクトップ提供システム。
JP2014154874A 2014-07-30 2014-07-30 仮想化デスクトップ提供システム Active JP5898734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014154874A JP5898734B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 仮想化デスクトップ提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014154874A JP5898734B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 仮想化デスクトップ提供システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016031720A true JP2016031720A (ja) 2016-03-07
JP5898734B2 JP5898734B2 (ja) 2016-04-06

Family

ID=55442040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014154874A Active JP5898734B2 (ja) 2014-07-30 2014-07-30 仮想化デスクトップ提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5898734B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126457A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 富士通株式会社 計算機システム及びプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005501316A (ja) * 2001-06-07 2005-01-13 マルコニ ユーケイ インテレクチュアル プロパティー リミテッド リアルタイム処理
WO2013147226A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 日本電信電話株式会社 利用者体感品質推定装置、端末ボトルネック判定装置、類似操作抽出装置、及び方法、並びにプログラム
JP2014041404A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Oki Electric Ind Co Ltd ターミナルサービス監視装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005501316A (ja) * 2001-06-07 2005-01-13 マルコニ ユーケイ インテレクチュアル プロパティー リミテッド リアルタイム処理
WO2013147226A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 日本電信電話株式会社 利用者体感品質推定装置、端末ボトルネック判定装置、類似操作抽出装置、及び方法、並びにプログラム
JP2014041404A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Oki Electric Ind Co Ltd ターミナルサービス監視装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6015038744; 網代育大,外2名: '平均と分散によるシンクライアントサービス用仮想化サーバの性能管理方法' 情報処理学会研究報告 研究報告 システム評価(EVA) No.40 , 20130415, pp.1-7, 一般社団法人情報処理学会 *
JPN6015038746; 青木恵美: '使っていないメモリーの活用でPCを快適に' 日経Win PC 第16巻,第14号, 20100829, pp.148-149, 日経BP社 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126457A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 富士通株式会社 計算機システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5898734B2 (ja) 2016-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11063843B2 (en) Application awareness for virtual infrastructure environments
US10713108B2 (en) Computing system issue detection and resolution
CN105144137B (zh) 基于重新加载事件对网络资源进行的交互性分析
US11347855B2 (en) Data lineage management
KR102303004B1 (ko) 자동 생성되는 가상 환경에 의한 사용자 지원 경험 제공 기법
US20060117091A1 (en) Data logging to a database
US11789760B2 (en) Alerting, diagnosing, and transmitting computer issues to a technical resource in response to an indication of occurrence by an end user
RU2699054C2 (ru) Восстановление доступа для использования основанной на облаке услуги после отказа системы
US10409551B1 (en) Voice-driven monitoring of resources in a service provider network
US9292423B1 (en) Monitoring applications for compatibility issues
US10673958B1 (en) System and method for maintaining user session continuity across multiple devices and/or multiple platforms
JP2017532660A (ja) マルチテナント・サービスのための自動テナント・アップグレード
CN111654495B (zh) 用于确定流量产生来源的方法、装置、设备及存储介质
WO2014054230A1 (ja) 情報システム構築装置、情報システム構築方法および記憶媒体
US10432490B2 (en) Monitoring single content page application transitions
JP5898734B2 (ja) 仮想化デスクトップ提供システム
JP5933487B2 (ja) QoE推定装置、QoE推定方法及びプログラム
CA2932438A1 (en) Information processing system
US10157210B2 (en) Searching and accessing software application functionality using application connections
JP6046552B2 (ja) QoE推定装置、QoE推定装置における方法及びプログラム
US20150222505A1 (en) Business transaction resource usage tracking
US11704014B1 (en) Supporting micro swipes for generating custom user interface responses
US11782819B2 (en) Program execution monitoring using deep memory tracing
CN114466401B (zh) 图像传输方法和电子设备
US20230067891A1 (en) Service virtualization platform

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5898734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250