JP2016031476A - 複数視点撮像光学系および複数視点撮像装置および複数視点画像表示装置 - Google Patents

複数視点撮像光学系および複数視点撮像装置および複数視点画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像対象物を、複数の視点で撮像できる新規な複数視点撮像光学系の実現を課題とする。
【解決手段】この発明の複数視点撮像光学系は、N(≧2)個の結像レンズ系L11、L12・・が、撮像対象物のN個の像を、共通の面PC上に相互に隣り合って個別に結像するように組み合わせられた結像レンズ系部材10と、結像レンズ系部材10により共通の面PC上に結像したN個の像を物体として、同一の像面上に隣接して結像させるリレーレンズRL系と、結像レンズ系部材10とリレーレンズ系RLとを、所定の位置関係で保持する保持手段12と、を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数視点撮像光学系および複数視点撮像装置および複数視点画像表示装置に関する。
複数のレンズによる物体像を取得して、物体の表面状態や形状を光学的に観察したり検査したりすることが知られている(特許文献1)。
複数のレンズによる物体像を取得するようにすると、レンズの個々に応じて異なる視点を設定できる。
物体が、立体的な形状を有する場合には、撮像する視点が単一であると、視点に対して影になる部分が生じ、1回の撮像では、物体の全体的な状態を取得できない。
この発明は、撮像対象物(以下「ワーク」とも言う。)を、複数の視点で撮像できる新規な複数視点撮像光学系の実現を課題とする。
この発明の複数視点撮像光学系は、N(≧2)個の結像レンズ系が、撮像対象物のN個の像を、共通の面上に相互に隣り合って個別に結像するように組み合わせられた結像レンズ系部材と、該結像レンズ系部材により前記共通の面上に結像したN個の像を物体として、同一の像面上に隣接して結像させるリレーレンズ系と、前記結像レンズ系部材と前記リレーレンズ系とを、所定の位置関係で保持する保持手段と、を有する。
この発明によれば、撮像対象物を、複数の視点で撮像できる新規な複数視点撮像光学系を実現できる。
複数視点画像表示装置の実施の1形態を説明するための図である。 複数視点撮像による撮像対象物の欠陥検査の1例を説明する図である。 複数視点撮像による撮像対象物の欠陥検査の具体例を説明する図である。 図3の欠陥検査で、実際に得られた複数視点画像の1例を示す図である。 複数視点画像表示装置の実施の別形態を説明するための図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1は「複数視点画像表示装置」の実施の1例を説明するための図である。
この複数視点画像表示装置は、撮像対象物であるワークwkにおける「欠陥の有無」の検査を行う装置である。
図1(a)に示す如く、複数視点画像表示装置は、複数視点撮像光学系100と、受光素子20と、表示手段300とを有している。
複数視点撮像光学系100は、結像レンズ系部材10と、リレーレンズ系RLと、保持手段とを有する。
結像レンズ系部材10は、図1(b)に示すように、4個の結像レンズ系L11、L12、L21、L22を有する。
図1に示す実施の形態では、4個の結像レンズ系L11〜L22は「同一の光学特性」を持つものである。
図1(a)に示すように、結像レンズ系L11、L12は、ワークwkの像を、共通の面PC上に結像する。図1(a)に図示されない結像レンズ系L21、L22による結像も同様である。
従って、面PC上には、4個の結像レンズ系L11〜L22によるワークwkの4つの像が「相互に隣り合って結像」する。
即ち、結像レンズ系部材10は、4個の結像レンズ系L11〜L22が、撮像対象物であるワークwkの4個の像を、共通の面PC上に相互に隣り合って個別に結像するように組み合わせられたものである。
図1(a)に示すように、リレーレンズRLは、結像レンズ系部材10により共通の面PC上に結像した4個の像を物体として「同一の像面」上に隣接して結像させる。
この「同一の像面」に受光面を合致させて、受光素子20が設けられている。
図1(b)に符号12で示す「保持手段」は、結像レンズ系部材10とリレーレンズRLとを、上記の如き「所定の位置関係」で保持するものである。
以下において、保持手段を「ケーシング」とも言う。
なお、図1に示す実施の形態においては、受光素子20もケーシング12により保持されるが、勿論これに限らない。
即ち、受光素子20は、これを固有の保持具に保持して、ケーシング12に取り付けるようにしてもよい。
図1に実施の形態を示す「複数視点画像表示装置」は、4個の結像レンズ系L11〜L22が、撮像対象物wkの4個の像を、共通の面PC上に相互に隣り合って個別に結像するように組み合わせられた結像レンズ系部材10と、該結像レンズ系部材により共通の面PC上に結像した4個の像を物体として、同一の像面上に隣接して結像させるリレーレンズ系RLと、結像レンズ系部材10とリレーレンズ系RLとを、所定の位置関係で保持する保持手段12と、を有する複数視点撮像光学系100を有する。
また、前述の如く、結像レンズ系部材10として組み合わせられた4個の結像レンズ系L11〜L22は、同一の光学特性を有する。
なお、図1(a)における距離:WDは「ワークディスタンス」である。
図1に実施の形態を示す複数視点画像表示装置はまた、4個の像がリレーレンズRLにより結像される「共通の像面」に受光面を合致させて配置される受光素子20を有し、受光素子20の受光情報を表示する表示手段300を有する。
4個の結像レンズ系L11〜L22の個々は、図1(a)には「単レンズ」として描かれている。
この発明の複数視点撮像光学系においては、結像レンズ系部材を構成するN個の結像レンズ系の個々は、これを「単レンズ」として構成することもできるが、勿論「複数枚のレンズを組み合わせたレンズ系」として構成することもできる。
また、図1の実施の形態における4個の結像レンズ系L11〜L22は、同一の光学特性を有しているが、これに限らない。
一般に、結像レンズ系部材として組み合わせられたN個の結像レンズ系は「光学特性を異にするL(2≦L≦N)種類の結像レンズ系の組み合わせ」であることができる。
しかし、何れにしても、N個の結像レンズ系は、N個の結像レンズ系による「撮像対象物のN個の像」が、共通の面上に隣接して結像するように組み合わせられる。
図1に戻ると、同図(a)において、符号SLは「遮光部材」であって、4個の結像レンズ系L11〜L22から、4個の像が結像する共通の面PCまでの間を、結像レンズ系ごとに「相互に遮光」する。
このような遮光手段SLを設けることにより、結像レンズ系相互の結像光束が「クロストーク」して、互いに迷光となることを防止することができる。
以下、具体的な例として、図1の複数視点画像表示装置を用いて、ワークの欠陥の存否を検査する場合を説明する。
ワークwkとしては、図2に示す如きものを想定する。
図2(a)は、ワークwkの縦断面の端面図であり、(b)は平面図である。これらの図から明らかなように、ワークwkは「直方体形状の凹部」を有する直方体状である。
凹部の平面図形上は「1辺がwの長さ」を持つ正方形形状である。また、凹部の断面形状は、深さが「h」の長方形形状である。
図2(a)、(b)に示すワークwkは、後述する「具体的なワーク」の形状を単純化して示している。
図2(a)、(b)に示すワークwkにおいて、凹部の内部に欠陥が存在するか否かを検査する場合を想定する。
欠陥が最も検出され難いのは、欠陥が、凹部の底のコーナ部の近傍に存在する場合であり、このような位置にある欠陥が検出できれば、他の部分にある欠陥は検出可能である。
検出するべき欠陥の最小サイズを「a(mm)」とする。
受光素子20は、微小な画素を2次元配列した周知のものであるが、1個の画素(正方形形状とする。)の1辺の長さを「c」とし、欠陥の像が「画素数:b以上」に結像した場合に検出可能とする。
結像レンズ系部材を構成する個々の結像レンズ系とリレーレンズRLの合成の光学倍率を「d」とする。
「欠陥が最も検出しにくい場合」として、図2(c)に示すように、最小サイズ:aの欠陥dfが、凹部の底のコーナ部に存在しているものとする。
この欠陥dfを、図2(c)に示す「凹部の壁に対して角:αをなす方向」から見た場合の「見かけの大きさ:x」を考える。
図2(d)に示すように、角:θを「θ+α=90度」となるようにとると、角:αをなす方向から見た欠陥dfの見かけの大きさ:xは、
x=a・cosθ
で与えられる。
この見かけの大きさ:xが、結像レンズ系とリレーレンズの合成の光学倍率:dで縮小されると、受光素子の受光面状での大きさは、
x×d
となる。
この「x×d」の大きさを持った「見かけの大きさ:xの欠陥df」の受光面上での像が、受光素子20により検出可能な大きさであるためには、条件:
x×d≧c×b
を満足する必要がある。
即ち、
x≧c×b/d
である。この関係が成り立つためには、前記角:θは、
a・cosθ≧x
から、
θ≦arccos(x/a)
でなければならない。
従って、角:αは、
α≧90度―θ
の条件を満足する。
角:αは、結像レンズ系L11等の視野角(半画角)に相当する。
以下、角:αを結像レンズ系L11等の「視野角」と呼ぶ。
視野角:αが「90度―θ」以下になると、結像レンズ系L11等とリレーレンズRLとにより受光素子20の受光面に結像する欠陥dfの「見かけの像」が「c×bよりも小さく」なり、欠陥dfの検出ができなくなる。
ワークwkの凹部内の欠陥の検出を行う場合、凹部の「入り口部」も「底部」も、受光素子20の受光面に明瞭に結像する必要がある。
このためには、結像レンズ系L11等には、上記凹部の深さ:h以上の「焦点深度」が要求される。
焦点深度は結像レンズ系L11等のF値と関連し、焦点深度が求まるとF値が求まる。
一方、結像レンズ系の「有効レンズ径」は、結像レンズ系の焦点距離:fとF値とにより、以下のように与えられる。
有効レンズ系=f/F
「有効レンズ径/2」を焦点距離:fで除した「有効レンズ系/2f」は、結像レンズ系L11等の発散角:βと、以下の関係で表される。
tanβ=有効レンズ径/2f
従って、発散角:βは、以下の式で与えられる。
β=arctan(有効レンズ径/2f)
図2(d)において示す角度:γは、凹部の深さ:h及び凹部の1辺の長さ:wと、
tanγ=w/h
の関係を満たす。
前記の如く、視野角:αが90度−θをよりも小さくなると、欠陥dfの見かけの大きさ:xが小さくなり、検出できない状態となる。
また、視野角:αが、90度−θ以上となる条件で、結像レンズ系L11等の発散角:βが、α+β≧γを満たすようになると、結像レンズ系による撮像の際に、撮像光束が「凹部の壁」によって「ケラレ」る状態となる。
従って、このような「ケラレ」が生じない条件は、関係:
γ−(α+β)≧0
が成り立つことである。
以上を踏まえて、具体的な例を挙げる。
ワークwkにおいて、撮像の対象となる凹部のサイズを、w=10mm、h=11.7mmとする。
また、欠陥dfの検出最小サイズ:a=0.5mmとする。即ち、0.5mmより大きい欠陥が検出された場合、ワークwkは不良品であるとする。
受光素子20の受光面を構成する正方形形状の1画素のサイズ:c=4μmとし、欠陥の検出に必要な画素数:b=4画素とする。
結像レンズ系L11等に関しては、焦点距離:f=50mmとし、図1(a)に示すワークディスタンス:WD=105mmとする。
また、結像の光学倍率を0.3倍とする。従って、面PCに結像するのはワークwkの縮小像である。光学倍率は結像レンズ系L11等とリレーレンズRLの合成倍率である。
このような条件で、まず、前述の角:θと角:αを求める。
θ≦arccos(x/a)
で、x=c×b/d=4μm×4/0.3=53.33μm=0.053mmである。
従って、x/a=0.053/0.5=0.106 。
これから、θ=arctan(x/a)=arctan(0.106)=83.9度
が得られる。
この結果を用いると、角:α=90度−83.9度=6.1度
が得られる。
即ち、結像レンズ系L11等の視野角:αは6.1度に設定すべきことが分かる。
次に、凹部の深さ:hは前述の如く11.7mmであるから、結像レンズ系L11等のは、12mm以上の焦点深度が望まれる。
焦点深度:12mmから、結像レンズ系L11等に要求されるF値を求めると、F=6.3が得られる。
このF値(=6.3)に基づき、有効レンズ系:D(=f/F)を求めると、50mm/6.3=7.98mmとなる。
この値を用いると、結像レンズ系L11等の発散角:β(=arctan(D/2f))は、arctan(7.98/100)=arctan(0.0798)=4.54度となる。
一方、角:γは、γ=arctann(w/h)=arctann(10/11.7)
=40.5度となる。
このように与えられる角:α=6.1度、β=4.54度、γ=40.5度は、関係:
40.5度−(6.1度+4.54度)=29.86度(>0)
を満たし、凹部の壁によるケラレを発生しない。
そこで、図1(a)に示す4個の結像レンズ系L11〜L22として、焦点距離:f=50mm、有効レンズ径:D=8mm、F=6.3のものを作成し、これらを縦横レンズ間隔:9mmで、正方形状に配列して、図1(b)の如くに組み合わせた。
なお、各レンズ間は、遮光手段により遮光を施し、結像レンズ系間で、結像光束のクロストークが生じないようにした。
一方、検査対象となるワークwkとしては、図3(a)に示す如きものを用いた。
ワークwkは、図の縦横方向に「矩形状の凹部」が形成され、凹部の深さは11.7mmである。
先に説明したワークは、図3(a)に示された部分をモデル化したものである。
そして、この凹部の壁面、底部に0.5mm以上の欠陥が存在するか否か、ワーキングディスタンス:WD=105mmとして検査した。
受光素子20としては、1画素サイズが0.4μm×0.4μmで、1000×1000画素の配列を持つものを用いた。
4個の結像レンズ系L11〜L22を、図3(a)の上下方向に対して、図3(b)のように位置させた。
そして、図3(a)に示すように、結像レンズ系L11により右側からの像を結像させ、結像レンズ系L12から図の下方からの像を結像させた。
結像レンズ系L21により左側からの像を結像させ、結像レンズ系L22から図の上方からの像を結像させた。
このようにして、4個の結像レンズ系L11〜L22による、ワークwkの像が共通の面PCに結像され、リレーレンズRLにより、受光素子20に受光される。
受光素子20のよる受光情報に対し、画像処理手段31においてコントラスト調整等、必要な画像処理を行い、ディスプレイ33に表示する。
図4は、ディスプレイ33に表示された画像である。
図4において「1」で示すのが結像レンズ系L11により取得した像であり、「2」、「3」、「4」で示すのがそれぞれ、結像レンズ系L12、L21、L22により取得された画像である。
図4の左下の画像「3」、即ち、結像レンズ系L21により取得された画像において、ワークwkの「凹部の右側の壁面と底部とのコーナ部」に、欠陥が撮像されている。
図5に、複数視点画像表示装置の実施の別形態を示す。
繁雑を避けるため、混同の虞が無いと思われるものには、図1におけると同一の符号を付する。
図5の実施の形態は、結像レンズ系部材を構成する結像レンズ系L11、L12等の光軸が、共通の面PCの法線に対して傾いている点に特徴がある。
このようにすると、例えば、結像レンズ系L11の主面と共通の面PCとに対して、周知の「シャインプルーフの条件」を満足する物体面O1の像を、面PCに結像させることができる。
このようにすると、例えば、ワークwkの凹部の「図で下側の面」の検査(欠陥の有無)が容易になる。
同様に、結像レンズ系L12の主面と共通の面PCとに対して、周知の「シャインプルーフの条件」を満足する物体面O2の像を、面PCに結像させることができる。
このようにすると、例えば、ワークwkの凹部の「図で上側の面」の検査が容易になる。
シャインプルーフの条件を満たすように、光軸を傾ける結像レンズ系は、結像レンズ系部材を構成する全ての結像レンズ系である必要は必ずしもない。
結像レンズ系部材を構成する結像レンズ系の総数をNとすれば、M(1≦M≦N)個の結像レンズ系の光軸を面PCの法線に対して傾けるのみでもよい。
結像レンズ系部材を構成するどの結像レンズ系の光軸を面PCの法線に対して傾けるか、また、どの程度の傾け角に設定するかは、撮像対象物の撮像すべき部分の立体形状に応じて、設計条件として定めることができる。
以上のように、この発明によれば、以下の如き複数視点撮像光学系、複数視点撮像装置および複数視点画像表示装置を実現できる。
[1]
N(≧2)個の結像レンズ系L11、L12・・が、撮像対象物wkのN個の像を、共通の面PC上に相互に隣り合って個別に結像するように組み合わせられた結像レンズ系部材10と、該結像レンズ系部材10により前記共通の面PC上に結像したN個の像を物体として、同一の像面上に隣接して結像させるリレーレンズ系RLと、前記結像レンズ系部材10と前記リレーレンズ系RLとを、所定の位置関係で保持する保持手段12と、を有する複数視点撮像光学系。
[2]
[1]記載の複数視点撮像光学系において、結像レンズ系部材として組み合わせられたN個の結像レンズ系L11、L12・・が、同一の光学特性を有する複数視点撮像光学系。
[3]
[1]記載の複数視点撮像光学系において、結像レンズ系部材10として組み合わせられたN個の結像レンズ系は、光学特性を異にするL(2≦L≦N)種類の結像レンズ系の組み合わせである複数視点撮像光学系。
[4]
[1]ないし[3]の何れか1に記載の複数視点撮像光学系において、結像レンズ系部材10を構成するN個の結像レンズ系L11、L12・・の個々が、単レンズである複数視点撮像光学系。
[5]
[1]ないし[4]の何れか1に記載の複数視点撮像光学系において、N個の結像レンズ系L11、L12・・から、N個の像が結像する共通の面PCまでの間を、前記結像レンズ系ごとに相互に遮光する遮光手段SLを有する複数視点撮像光学系。
遮光手段SLとしては、遮光性のモールド部材で鏡筒を形成し、結像レンズ系を組み付けたのち、複数の鏡筒を組み合わせて結像レンズ系部剤を構成する手段や、レンズ外周のコバ部分に墨塗りを行ったのち、これらレンズを張り合わせる手段等が考えられる。
[6]
[1]ないし[5]の何れか1に記載の複数視点撮像光学系において、M(1≦M≦N)個の結像レンズ系の光軸と、これらの結像レンズ系によるN個の像が結像する共通の面PCの法線とが互いに傾き、これらM個の結像レンズ系が、前記共通の面PC上に、シャインプルーフの条件に従う像を結像させる複数視点撮像光学系。
[7]
[1]ないし[6]の何れか1に記載の複数視点撮像光学系の、N個の像が結像される共通の面PCに受光面を合致させて配置される受光素子20を有する複数視点撮像装置。
[8]
[7]の複数視点撮像装置を用い、該複数視点撮像装置の受光素子20の受光情報を表示する表示手段300を有する複数視点画像表示装置。
以上、発明の好ましい実施の形態について説明したが、この発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上に説明した実施の形態において、結像レンズ系部材10は、4個の結像レンズ系L11〜L22を有しているが、結像レンズ系部材を構成する結像レンズ系は4個に限らず、2個あるいは3個、さらには5個以上であってもよい。
結像レンズ系の個数は、撮像対象物のサイズや形状、上の例で言えば検査の精度等に応じて設定されるべきものであるが、通常、N=4〜10程度が適当である。
また、上述の如く、結像レンズ系部材を構成するN個の結像レンズ系の個々は、これを「単レンズ」として構成できるが、これに限らず「複数枚のレンズを組み合わせたレンズ系」として構成することもできる。
このように、複数枚のレンズを組み合わせて結像レンズ系を構成する場合、結像レンズ系部材を構成する結像レンズ系の全部または一部に「ズーム機能」を持たせることもできる。
また、上に説明した実施の形態では、結像レンズ系部材を構成する複数の結像レンズ系が同一の光学特性を持つとしたが、これに限らない。
例えば、結像レンズ系部材を、結像倍率等の光学機能の異なる複数種の結像レンズ系で構成することもできる。
逆に、結像レンズ系部材を、同一の光学特性を持つ結像レンズ系で構成する場合、結像レンズ系部材を「レンズアレイ」として構成することもできる。
結像レンズ系の光軸を、共通の面PCの法線方向に対して傾ける角度を可変にすることによって、ワークの種類の変更に対する対処が容易になる。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
wk ワーク(撮像対象物)
10 結像レンズ系部材
L11 結像レンズ系
SL 遮光手段
PC 共通の面
RL リレーレンズ
20 受光素子
300 表示手段
特開2012−185149号公報

Claims (8)

  1. N(≧2)個の結像レンズ系が、撮像対象物のN個の像を、共通の面上に相互に隣り合って個別に結像するように組み合わせられた結像レンズ系部材と、
    該結像レンズ系部材により前記共通の面上に結像したN個の像を物体として、同一の像面上に隣接して結像させるリレーレンズ系と、
    前記結像レンズ系部材と前記リレーレンズ系とを、所定の位置関係で保持する保持手段と、を有する複数視点撮像光学系。
  2. 請求項1記載の複数視点撮像光学系において、
    結像レンズ系部材として組み合わせられたN個の結像レンズ系が、同一の光学特性を有する複数視点撮像光学系。
  3. 請求項1記載の複数視点撮像光学系において、
    結像レンズ系部材として組み合わせられたN個の結像レンズ系は、光学特性を異にするL(2≦L≦N)種類の結像レンズ系の組み合わせである複数視点撮像光学系。
  4. 請求項1ないし3の何れか1項に記載の複数視点撮像光学系において、
    結像レンズ系部材を構成するN個の結像レンズ系の個々が、単レンズである複数視点撮像光学系。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載の複数視点撮像光学系において、
    N個の結像レンズ系から、N個の像が結像する共通の面までの間を、前記結像レンズ系ごとに相互に遮光する遮光手段を有する複数視点撮像光学系。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載の複数視点撮像光学系において、
    M(1≦M≦N)個の結像レンズ系の光軸と、これらの結像レンズ系によるN個の像が結像する共通の面の法線とが互いに傾き、
    これらM個の結像レンズ系が、前記共通の面上に、シャインプルーフの条件に従う像を結像させる複数視点撮像光学系。
  7. 請求項1ないし6の何れか1項に記載の複数視点撮像光学系の、N個の像がリレーレンズにより結像される共通の像面に受光面を合致させて配置される受光素子を有する複数視点撮像装置。
  8. 請求項7記載の複数視点撮像装置を用い、該複数視点撮像装置の受光素子の受光情報を表示する表示手段を有する複数視点画像表示装置。
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Citations (5)

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