JP2016030236A - 糠回収装置 - Google Patents

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信夫 吉澤
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栄一 成川
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至博 里
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Abstract

【課題】 コイン精米機の糠室から容易に粉末状の糠を回収することができる糠回収装置を提供する。
【解決手段】 粉末状の糠を回収するものであって、ファンと、粉末分離機と、昇降機と、収容体と、フレームを備え、ファンが、糠を吸引して粉末分離機に導くものであり、昇降機が、粉末分離機で空気と分離された糠を持ち上げて、収容体へ投入するものであり、フレームが、直方体形に組んだものであって、ファンと粉末分離機と昇降機と収容体が、フレームと一体になるようにしてフレームの内側に納めてあり、全体がフレームごと車載可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コイン精米機から粉末状の糠を回収するための糠回収装置に関する。
利用者が玄米を持参して精米を行うためのコイン精米機がある。一般に、コイン精米機には、建屋内の一角または別小屋に糠室が設けられており、精米に際して排出される粉末状の糠がたまる。糠室は、利用者に開放されていて、糠床の材料などにするため自由に糠を持ち帰ることができるようになっている場合がある。また、利用者には解放されておらず、コイン精米機の所有者が、糠を米糠油や肥料の原料などとして利用している場合もある。
しかし、糠室が開放されている場合でも、時期によっては糠を持ち帰る利用者が少なく、糠室に糠がたまりすぎてしまう。その際には、コイン精米機の所有者が、糠室から糠を回収して処分していた。また、所有者が糠を利用する場合にも、糠室に糠がある程度たまるごとに、所有者が糠を回収しており、何れの場合においても、所有者が糠室から糠を回収する作業が必要であった。
しかしながら、糠の回収作業においては、従来、糠室内に山状にたまった糠を、スコップですくって袋に詰め、これを車両に積んで運んでおり、かなりの重労働であった。特に、複数のコイン精米機を所有している場合には、車両で各コイン精米機を巡回しながら、都度糠を袋詰めして車両に積まなければならず、大変な作業であった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、コイン精米機の糠室から容易に粉末状の糠を回収することができる糠回収装置を提供することを目的とする。
本発明のうち請求項1の発明は、粉末状の糠を回収するものであって、ファンと、粉末分離機と、昇降機と、収容体と、フレームを備え、ファンが、糠を吸引して粉末分離機に導くものであり、昇降機が、粉末分離機で空気と分離された糠を持ち上げて、収容体へ投入するものであり、フレームが、直方体形に組んだものであって、ファンと粉末分離機と昇降機と収容体が、フレームと一体になるようにしてフレームの内側に納めてあり、全体がフレームごと車載可能であることを特徴とする。
本発明のうち請求項2の発明は、ファンが、第一ファンと第二ファンからなり、第一ファンが粉末分離機の導入口の上流側に設けてあり、第二ファンが第一ファンと粉末分離機の導入口の間に設けてあって、第二ファンが第一ファンの上方に位置しており、第一ファンと第二ファンを垂直管で接続してあることを特徴とする。
本発明のうち請求項3の発明は、ファンが粉末分離機の排風口に接続してあることを特徴とする。
本発明のうち請求項4の発明は、昇降機が、糠の投入口を有しており、ファンと昇降機をそれぞれ独立して運転できることを特徴とする。
本発明のうち請求項1の発明によれば、ファンの吸引力によって粉末状の糠が吸い込まれ、その後は粉末分離機により空気と分離され、昇降機により収容体へ投入されるまでが自動的に行われるので、大きな労力を要することなく、コイン精米機の糠室の糠を回収することができる。また、各構成要素がフレームと一体になっていて、全体がユニット化されているので、フレームのみを支持して運搬することができ、車両に積載することも容易であって、車両に積載しておけば、複数のコイン精米機を巡回して糠を回収することも容易である。なお、「フレームと一体になるようにして」あるとは、フレームに対して、各構成要素を着脱不能に固定する場合と、着脱可能に固定する場合の両方を含む。特に収容体については、フレームから容易に着脱できるようにしてあることが望ましい。
本発明のうち請求項2の発明によれば、第一ファンによって糠を吸引し、第一ファンからの風量が多い時には、第二ファンにより粉末分離機の処理量に見合った風量に抑え、第一ファンからの風量が少ない時には、第二ファンにより糠が搬送経路内で滞らないように風量を補う。このように、粉末分離機の上流側に二つのファンを接続することで、粉末分離機への負荷を抑え、また糠の搬送経路が詰まることを防ぐ。
本発明のうち請求項3の発明によれば、ファンが一台で済むので費用が抑えられる。また、ファンは粉末分離機の排風口に接続してあるので、ファンの内部に直接糠が吸い込まれることがなく、メンテナンスの手間が軽減される。
本発明のうち請求項4の発明によれば、夜間などファンの音が問題となる場合に、昇降機だけを運転して、昇降機の投入口に糠を直接投入することで、ファンを回すことなく糠の回収を行うことができる。
糠回収装置の第一実施形態の全体図である。 車載された糠回収装置による糠回収作業の説明図である。 車載された糠回収装置の平面図である。 車載された糠回収装置の外観図である。 吸引管の詳細図である。 吸引管にアタッチメントを装着した状態を示す説明図である。 収容体の固定方法を示す説明図である。 操作盤の詳細図である。 昇降機に直接糠を投入する場合の説明図である。 糠回収装置の第二実施形態の全体図である。
本発明の糠回収装置の具体的な構成について、各図面に基づいて説明する。この糠回収装置は、コイン精米機の糠室にたまった粉末状の糠を回収するためのものであって、図1は、その第一実施形態を模式的に示したものであり、図2〜図4は、第一実施形態を車両(トラック)Cに車載した状態を示す。第一実施形態は、吸引管6と、ホース7と、ファン1(第一ファン1aおよび第二ファン1b)と、粉末分離機2と、昇降機3と、搬送機8と、収容体4と、操作盤9を備え、吸引管6とホース7を除く各構成要素が、直方体形に組んだフレーム5の内側に納められている。以下、各構成要素について、さらに詳述する。
吸引管6は、図5に示すように、金属製で、先端側が先細のテーパ状の管からなり、基端側が直管からなる。先端面は開口していて糠の吸込口61となっており、側周面の先端部にも円形の孔を形成してあって、補助吸込口62となっている。補助吸込口62は、軸方向に二つ並び、円周方向に90度間隔で計八つ形成してある。円周方向に隣接する補助吸込口62は、軸方向に互い違いにずれた配置となっている。また、基端部の側周面にも円形の孔を形成してあって、二次空気取入口63となっているとともに、略コ字形の持ち手64を設けてある。二次空気取入口63は、軸方向に二つ並んだ孔を円周方向に180度間隔で設け、さらにそれと円周方向に90度間隔で一つずつの孔を設けてあり、計六つ形成してある。
吸引管6の基端には、ホース7の一端を接続してある。ホース7は透明なもので、糠の搬送状況が視認できる。また、静電気対策のため、アース線入りのものとなっている。そして、延長用のホース(図示省略)も用意されており、使用場所の状況に応じて、適宜延長することができる。
そして、ホース7の他端が、第一ファン1aに接続されている。本実施形態における第一ファン1aは、三相200Vのモータによりインバータ駆動されるものである。第一ファン1aを駆動することにより、吸引力が発生して、吸引管6から糠が吸引される。ホース7を延長した場合には、吸引風量が低下するため、インバータで周波数を上げて、吸引性能を維持する。なお、この第一ファン1aは、糠回収装置の下端部に位置している。
また、第一ファン1aの下流側に、第二ファン1bを設けてある。本実施形態における第二ファン1bも、三相200Vのモータによりインバータ駆動されるものであり、第一ファン1aよりも出力が小さいものとなっている。第二ファン1bは、第一ファン1aを補って、粉末分離機2への負荷を抑え、また糠の搬送経路が詰まることを防ぐためのものである。なお、この第二ファン1bは、第一ファン1aの上方に位置しており、第一ファン1aと第二ファン1bを垂直管11で接続してある。
そして、第二ファン1bの下流側に、粉末分離機2を設けてある。粉末分離機2は、下方に向けて先細形状となる筒形のいわゆるサイクロン形状のものであって、上部側面に導入口21を有し、上面に排風口22を有し、下端部に粉末排出口23を有する。第二ファン1bが、導入口21に接続されており、導入口21から導入された糠を含む空気は、粉末分離機2内を渦状に流れる。その過程で、粉末状の糠は、遠心分離されて外周面に衝突して落下し、下端部の粉末排出口23から排出される。そして、糠を除去された空気は、上面の排風口22から排出される。
なお、排風口22には濾布24を取り付けてあり、粉末分離機2で除去しきれなかった微粉糠を回収し、粉末状の糠が飛散することを防いでいる。濾布24は袋状のものであって、下端側に設けた開口部を紐で縛って閉じてあり、この紐を緩めるだけで、濾布24内にたまった糠の微粉を排出することができる。
粉末分離機2の下流側には、昇降機3を設けてある。昇降機3は、複数のバケット32が取り付けられたベルト33を垂直方向に回転させることで、糠を上方へ搬送するものである。昇降機3の下部には、側方に突出し上方に向けて開口する投入口31を設けてある。投入口31は布34で覆ってあり、一部を開口して、粉末分離機2の粉末排出口23に接続したホースを挿入してある。なお、バケット32にはスクレーパ(図示省略)が二つ装着されており、昇降機3の底部に糠がたまらないようにしてある。
さらに、昇降機3の下流側には、搬送機8を設けてある。搬送機8は、水平方向に延びる筒体81の内部に、水平軸周りに回転するスクリュー82を設けたものであり、スクリュー82を回転させることで、糠を水平方向へ搬送するものである。筒体81の下面には、下方に突出して下端が開口した投下口83を三箇所に設けてある。
そして、搬送機8の三つの投下口83の真下に、それぞれ収容体4を設置してある。収容体4は、化学繊維で織られた袋からなるもので、フレキシブルコンテナバッグとよばれるものである。収容体4は、上部が開口しており、図7に示すように、四隅をフック42で吊り下げ、フック42に結んだ紐43の端部をフレーム5の上側辺に結んで固定してある。また、開口部には巾着状の蓋41を設けてあり、蓋41を、投下口83を囲むようにした状態で、紐43のフック42より上側に取り付けたクリップ44により保持してあり、投下口83から投下される糠が確実に収容体4に収容されるようにしてある。搬送機8により搬送される糠は、まず昇降機3側の一つ目の投下口83から投下されて一つ目の収容体4に収容され、収容体4が満杯になると、糠は順次下流側の収容体4に収容される。
なお、搬送機8の終端部には、満量センサ84を設けてある。三つ目の収容体4が満杯になると、満量センサ84が搬送機8内の糠を検知し、警報を鳴らして装置全体を停止させる。
操作盤9は、図8に示すように、第一ファン1aおよび第二ファン1bの運転ランプL1、運転スイッチSon1および停止スイッチSoff1ならびに昇降機3および搬送機8の運転ランプL2、運転スイッチSon2および停止スイッチSoff2を設けてある。第一ファン1aおよび第二ファン1bの運転スイッチSon1を押すことで、第一ファン1aおよび第二ファン1bが同時に起動するとともに、運転ランプL1が点灯し、停止スイッチSoff1を押すことで、第一ファン1aおよび第二ファン1bが同時に停止するとともに、運転ランプL1が消灯する。また、昇降機3および搬送機8の運転スイッチSon2を押すことで、昇降機3および搬送機8が同時に起動するとともに、運転ランプL2が点灯し、停止スイッチSoff2を押すことで、昇降機3および搬送機8が同時に停止するとともに、運転ランプL2が消灯する。さらに、操作盤9には、過負荷時に点灯する過負荷ランプL3を設けてある。なお、この糠回収装置は、電源を備えておらず、操作盤9に、電源コード(図示省略)を設けてある。糠回収装置の使用場所であるコイン精米機には、必ず電源があるので、電源コードを接続して電力を供給すればよい。
フレーム5は、金属製の形材を直方体形に組んだものであり、内側に各構成要素を納めてある。第一ファン1aおよび第二ファン1bと、粉末分離機2と、昇降機3と、搬送機8と、操作盤9は、フレーム5に対してボルト止めや溶接などの手段により固定してある。一方、収容体4は、上記のとおり、紐43やフック42およびクリップ44によって、フレーム5に対して容易に着脱可能な状態で固定してある。また、図2および図3に示すように、フレーム5の車載時の左右の上側辺の前後二箇所には、略コ字形の爪掛具51を設けてある。このように構成して全体をユニット化してあるので、爪掛具51にフォークリフトの爪を係合させることで、フレーム5のみを支持して運搬することができ、車両Cに積載することも容易である。そして、ホース7の基端は、第一ファン1aに対して着脱自在であり、吸引管6は、ホース7の先端に対して着脱自在となっている。なお、フレーム5内において、第一ファン1aおよび第二ファン1bは、車載時の左側の前後方向中央部に配置してあり、粉末分離機2および昇降機3は、その前側に配置してあり、搬送機8は、左右方向中央部に前後に延びる向きに配置してあり、収容体は、搬送機8の下側に、右側に寄せて配置してあり、操作盤9は、左側後部に配置してある。そして、直方体形のフレーム5において、各辺のうち、収容体4を設置した車載時の右側(図3の上側)の下側辺には形材が存在しておらず、車載した状態で、収容体4を取り出しやすくなっている。なお、フレーム5の形状や、フレーム5内の各構成要素の配置は、上記の例に限定されるものではない。たとえば、フレーム5内の第一ファン1a、第二ファン1b、粉末分離機2、昇降機3、収容体4および操作盤9は、搬送機8を中心にして左右対称に配置するなど、使用状況や車両Cの形状・大きさなどに応じて適宜設定できる。
また、図4に示すように、フレーム5には、上面および側面を覆う幌52を取り付けてある(図2および図3においては図示省略してある)。幌52はフレーム5を完全に覆い隠すものであり、雨水などの浸入を防ぎ、また車載物の落下を防いで安全に走行ができるようにするためのものである。そして、車載時の左右の幌52は、カーテンレール(図示省略)により開閉自在となっており、幌52を開ければ、フレーム5内に出入り可能となり、機器の操作や収容体4の取り出しなどを行うことができる。
このように構成した糠回収装置は、吸引管6から、ホース7、第一ファン1a、垂直管11、第二ファン1b、粉末分離機2、昇降機3および搬送機8を経由して収容体4に至るまでの搬送経路が形成される。そして、この糠回収装置は、図2に示すように、車両Cに積載して用いられる。この際、フレーム5を車両Cの荷台にボルト止めして固定する。実際に糠回収作業を行う際には、図2に示すように、糠回収装置を積載した車両Cをコイン精米機の近傍に駐車して、幌52を開け、ホース7および吸引管6を接続し、また電源コードをコイン精米機の電源に接続する。そして、操作盤9の運転スイッチSon1,Son2を押して、第一ファン1a、第二ファン1b、昇降機3および搬送機8を起動すると、吸引が開始される。吸引管6の持ち手64を持って、先端を糠室R内に山状にたまった糠Bに差し込むと、吸引管6の先端部の吸込口61および補助吸込口62から糠が吸引されるとともに、基端部の二次空気取入口63から空気が取り込まれ、糠が空気とともに搬送される。糠は、ホース7、第一ファン1a、垂直管11および第二ファン1bを経て、導入口21から粉末分離機2の内部へと導かれ、空気と分離される。空気は排風口22から排出され、分離しきれなかった糠の微粉は濾布24により回収される。そして、糠は粉末排出口23から排出され、昇降機3の投入口31に投入される。糠は昇降機3により上方へ搬送され、さらにその後、搬送機8により水平方向(車両Cの後方)に搬送される。そして、糠は搬送機8の投下口83から落下し、投下口83の下に設置された収容体4に収容される。こうしてすべての糠を吸引したら、操作盤9の停止スイッチSoff1,Soff2を押して、第一ファン1a、第二ファン1b、昇降機3および搬送機8を停止する。そして、ホース7、吸引管6および電源コードを取り外してフレーム5内の空いた場所に収納し、幌52を閉じれば、車両Cを移動させることができる。これを繰り返すことで、複数のコイン精米機を巡回して糠を回収できる。すべての回収作業が完了したら、車両Cから収容体4を降ろして糠を取り出し、別途利用したり、処分したりすることができる。
本発明の糠回収装置の第一実施形態によれば、第一ファン1aおよび第二ファン1bの吸引力によって粉末状の糠が吸い込まれ、その後は粉末分離機2により空気と分離され、昇降機3および搬送機8により収容体4へ投入されるまでが自動的に行われるので、大きな労力を要することなく、コイン精米機の糠室Rの糠Bを回収することができる。そして、糠回収装置の各構成要素がフレーム5と一体になっていて、全体がユニット化されているので、フレーム5のみを支持して運搬することができ、車両Cに積載することも容易であり、車載することで、複数のコイン精米機を巡回して糠を回収することも容易である。また、一台のファンのみで糠を粉末分離機2まで搬送すると、糠の供給量が少ない場合、風量が多くなりすぎて粉末分離機2で処理しきれず、排風口22から糠が噴き出すおそれがあり、糠の供給量が多い場合、ファンの搬送能力が低下して粉末分離機2まで搬送しきれずにホース7や垂直管11で滞り詰まってしまうおそれがある。しかしながら、糠回収装置の第一実施形態においては、第一ファン1aと第二ファン1bを設けてあり、第一ファン1aによって糠を吸引し、糠の供給量が少なく第一ファン1aからの風量が多い時には、第二ファン1bにより粉末分離機2の処理量に見合った風量に抑え、糠の供給量が多く第一ファン1aからの風量が少ない時には、第二ファン1bにより糠が搬送経路内で滞らないように風量を補う。このように、粉末分離機2の上流側に二つのファンを接続することで、粉末分離機2への負荷を抑え、また糠の搬送経路が詰まることを防ぐ。
なお、第一ファン1aおよび第二ファン1bにより吸引を行う際には、ある程度大きな音が生じることは避けられず、夜間などにおいては近所迷惑となる場合もあり得る。そのような場合、本発明の糠回収装置においては、第一ファン1aおよび第二ファン1bと、昇降機3および搬送機8をそれぞれ独立して運転できるので、昇降機3および搬送機8のみを起動する。そして、糠室の糠をスコップなどですくって、ペール缶などの手持ちの容器Pに詰め、図9に示すように、昇降機3の投入口31に直接投入する。糠は昇降機3および搬送機8により運ばれ、収容体4に収容される。このようにすれば、第一ファン1aおよび第二ファン1bを運転することなく、糠を回収することも可能であり、大きな音が生じないので、夜間などにおいても回収作業を行うことができる。
また、図6に示すように、吸引管6の先端に、アタッチメント65を取り付けることもできる。アタッチメント65は、先端側に向けて広がる塵取り形状のものであり、基端部を吸引管6の先端に外挿して、留め金66で締め付けて固定する。アタッチメント65は着脱自在であり、糠室の糠が残り少なくなった場合などに用いることで、床上の糠を効率よく回収できる。
次に、糠回収装置の第二実施形態について、図10に基づき説明する。第二実施形態において、ファン1が一台のみで、粉末分離機2の排風口22に接続してある点が、第一実施形態とは異なる。また、これにより、粉末分離機2の下流側に対しても吸引力が作用するので、粉末排出口23から空気が入り込まないように、粉末排出口23と昇降機3の投入口31の接続部分が密封してあり、さらに、昇降機3が、バケット式のものではなく、搬送機8と同様のスクリュー式のものとなっていて、搬送経路の下流側から空気が逆流しないようにしてある。その他、吸引管6、ホース7、粉末分離機2、搬送機8、収容体4、操作盤9およびフレーム5については、第一実施形態と同様の構成である。
本発明の糠回収装置の第二実施形態によれば、ファン1の吸引力によって粉末状の糠が吸い込まれ、その後は粉末分離機2により空気と分離され、昇降機3および搬送機8により収容体4へ投入されるまでが自動的に行われるので、第一実施形態と同様に、大きな労力を要することなく、コイン精米機の糠室の糠を回収することができる。そして、糠回収装置の各構成要素がフレーム5と一体になっていて、全体がユニット化されているので、フレーム5のみを支持して運搬することができ、車両Cに積載することも容易であり、車載することで、複数のコイン精米機を巡回して糠を回収することも容易である。また、ファン1が一台で済むので費用が抑えられる。さらに、ファン1は粉末分離機2の排風口22に接続してあるので、ファン1の内部に直接糠が吸い込まれることがなく、メンテナンスの手間が軽減される。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、吸引管の形状や、吸引管に設ける孔の数・位置・形状は、持ちやすさやファンの吸引力などを考慮して適宜設定できる。また、吸引管の外周部に、孔または欠損部を有する環状部材を回転自在に取り付け、孔または欠損部を二次空気取入口に重ね合わせることで、空気の取入量を調整できるようにしてもよい。さらに、収容体の数は、車両の大きさに合わせて適宜増減できる。そして、搬送機は、糠を各収容体に分配するためのものであり、収容体が一つしかない場合には、搬送機を設けず、昇降機から直接収容体に糠を投下してもよい。また、フレームを覆う幌の替わりに、扉やシャッターを開閉自在に取り付けてもよいし、全体をフレームごと、跳ね上げ扉を有するウィング車の貨物室に収納してもよい。
1 ファン
1a 第一ファン
1b 第二ファン
2 粉末分離機
3 昇降機
4 収容体
5 フレーム
11 垂直管
21 導入口
22 排風口
31 投入口

Claims (4)

  1. 粉末状の糠を回収するものであって、
    ファンと、粉末分離機と、昇降機と、収容体と、フレームを備え、
    ファンが、糠を吸引して粉末分離機に導くものであり、
    昇降機が、粉末分離機で空気と分離された糠を持ち上げて、収容体へ投入するものであり、
    フレームが、直方体形に組んだものであって、ファンと粉末分離機と昇降機と収容体が、フレームと一体になるようにしてフレームの内側に納めてあり、全体がフレームごと車載可能であることを特徴とする糠回収装置。
  2. ファンが、第一ファンと第二ファンからなり、第一ファンが粉末分離機の導入口の上流側に設けてあり、第二ファンが第一ファンと粉末分離機の導入口の間に設けてあって、第二ファンが第一ファンの上方に位置しており、第一ファンと第二ファンを垂直管で接続してあることを特徴とする請求項1記載の糠回収装置。
  3. ファンが粉末分離機の排風口に接続してあることを特徴とする請求項1記載の糠回収装置。
  4. 昇降機が、糠の投入口を有しており、ファンと昇降機をそれぞれ独立して運転できることを特徴とする請求項1、2または3記載の糠回収装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017000900T5 (de) 2016-02-19 2018-11-22 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Drehmaschine

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