JP2016029347A - 試験管装着モジュールおよび試験管用モジュール - Google Patents

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Yuji Oki
雄司 興
哲 久原
Satoru Kuhara
哲 久原
金市 森田
Kinichi Morita
金市 森田
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Abstract

【課題】試験管を取り扱う際の操作性を向上させることができる試験管装着モジュールおよび試験管用モジュールを提供する。
【解決手段】試験管装着モジュール100は、保持部1を備える。保持部1は、上端の開口部にキャップ23が装着されたチューブ22の外周側面22aに設けられた連結部材21を介して、該チューブ22の下端を垂下させて該チューブ22を保持する。保持部1は、水平方向に深さのある溝が垂直方向に沿って側面に形成され、チューブの外周側面22aを該溝の底に対向させてチューブ22の連結部材21を掛止する掛止部材11を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、試験管装着モジュールおよび試験管用モジュールに関する。
生体分子などの物質の物性を評価するため、あるいは試料の定性分析または定量分析のために、分光法が広く用いられている。分析の対象または分析の目的に応じて、吸収分光法、レーザ誘起蛍光法、光音響分光法、表面プラズモン共鳴分光法など種々の分光法から適した分光法が選択される。
レーザ誘起蛍光法を採用した光誘起蛍光測定器として、特許文献1には、光源、試料を保持する試料保持部材、光学系および蛍光測定器が樹脂に埋設された光誘起蛍光測定器が開示されている。当該光誘起蛍光測定器は、上記光源などを樹脂内に埋設することで、振動などによる光学系のアライメントのずれを抑制できる。
特開2014−032064号公報
特許文献1に開示された光誘起蛍光測定器では、測定対象の試料を入れたPCR(Polymerase Chain Reaction)用チューブを挿入する穴が樹脂に設けられている。当該光誘起蛍光測定器の使用にあたって、蓋を装着したPCR用チューブがこの穴に挿入される。PCR用チューブは、主にポリプロピレンで形成されている。このため、測定終了後にPCR用チューブを引き抜く際に、樹脂との摩擦によってPCR用チューブが抜けにくいことがある。
PCR用チューブは、無理に引き抜こうとすると、変形したり、蓋が外れたりすることがある。PCR用チューブが変形したり、PCR用チューブの蓋が外れたりすると、PCR用チューブ内の試料が漏れ出てしまう。試料の漏れは、定量性を損なうおそれがある。試料に毒性のある染色試薬が含まれる場合は、汚染の危険もある。また、複数の試料を分析するために、複数のPCR用チューブが連結された多連のPCR用チューブが汎用される。多連のPCR用チューブはなおさら抜けにくいので、蓋がさらに外れやすい。このような状況においては、PCR用チューブを引き抜く際にユーザは慎重にならざるを得ず、操作性が低下する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、試験管を取り扱う際の操作性を向上させることができる試験管装着モジュールおよび試験管用モジュールを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る試験管装着モジュールは、
上端の開口部に蓋が装着された試験管の外周側面に設けられた張り出し部を介して、該試験管の下端を垂下させて該試験管を保持する保持部を備える。
この場合、前記保持部は、
水平方向に深さのある溝が垂直方向に沿って側面に形成され、前記試験管の前記外周側面を該溝の底に対向させて前記試験管の前記張り出し部を掛止する掛止部材を備える、
こととしてもよい。
また、前記保持部は、
掛止される前記試験管に対して前記掛止部材の前記側面の反対側において、前記掛止部材上に立設された背部材と、
前記背部材から前記掛止部材の前記側面の方向に前記掛止部材に対向させて設けられ、前記試験管の蓋と張り出し部とを覆うカバー部材と、
をさらに備える、
こととしてもよい。
また、前記掛止部材、前記背部材および前記カバー部材は、
遮光処理がなされている、
こととしてもよい。
また、前記保持部は、
前記掛止部材の前記溝が平行になるように、該溝の幅方向に一列に複数個配置され、
前記掛止部材各々が、
連結部材を介して連結された複数の試験管それぞれを掛止する、
こととしてもよい。
また、前記張り出し部は、
前記連結部材である、
こととしてもよい。
また、前記張り出し部は、
前記試験管の上端の開口部のリムである、
こととしてもよい。
また、前記試験管は、
PCR用チューブまたはマイクロチューブである、
こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係る試験管用モジュールは、
上記本発明の第1の観点に係る試験管装着モジュールに保持された試験管の下端が挿入される試験管受入部と、
前記試験管が前記試験管受入部に挿入されるように、前記試験管装着モジュールの位置を決める位置決め部材と、
を備える。
この場合、前記試験管受入部に挿入された前記試験管に保持された試料に光を照射する光源と、
前記試料を透過した光を検出する検出部と、
をさらに備える、
こととしてもよい。
本発明によれば、試験管を取り扱う際の操作性を向上させることができる。
8連チューブおよびキャップと、キャップを装着した8連チューブと、を示す図である。 実施の形態1に係る試験管装着モジュールを示す図である。 図2に示す試験管装着モジュールを示す図である。 チューブと、チューブに装着した図2に示す試験管装着モジュールと、を示す図である。 実施の形態2に係る試験管装着モジュールを示す図である。 チューブと、チューブに装着した図5に示す試験管装着モジュールと、を示す図である。 実施の形態3に係る試験管用モジュールと、チューブに装着した図2に示す試験管装着モジュールと、を示す図である。 図2に示す試験管装着モジュールが装着されたチューブを挿入した実施の形態4に係る試験管用モジュールを示す図である。
本発明に係る実施の形態について添付の図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施の形態及び図面によって限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る試験管装着モジュール100は、主にPCR法などで使用され8連チューブ用である。試験管装着モジュール100の説明の前に、試験管装着モジュール100が装着される8連チューブ200について説明する。
図1に示すように、8連チューブ200は、連結部材21を介して連結された8本の半透明のチューブ22で構成される。連結部材21は、チューブ22の外周側面22aに設けられている。チューブ22には、上端の開口部に蓋としてのキャップ23が装着される。キャップ23は、チューブ22と同じ間隔で連結部材23aを介して連結されている。
次に、試験管装着モジュール100について詳細に説明する。図2は、試験管装着モジュール100の外観を示す。試験管装着モジュール100は、複数の保持部1を備える。試験管装着モジュール100を図2に示すAの方向から見た外観を図3に示す。保持部1は、チューブ22(試験管)の外周側面22aに設けられた連結部材21(張り出し部)を介して、チューブ22の下端を垂下させてチューブ22を保持する。
図4は、チューブ22に装着された試験管装着モジュール100を示す。保持部1は、掛止部材11を備える。掛止部材11は、水平方向に深さのある溝11aが垂直方向に沿って側面11bに形成されている。試験管装着モジュール100をチューブ22に装着する際、側面11bに形成された溝11aに、チューブ22が水平方向から進入する。掛止部材11は、チューブ22の外周側面22aを該溝11aの底に対向させてチューブ22の連結部材21を掛止する。
図3に戻って、保持部1は、背部材12と、カバー部材13と、をさらに備える。背部材12は、掛止されるチューブ22に対して掛止部材11の側面11bの反対側において、掛止部材11上に立設される。カバー部材13は、背部材12から掛止部材11の側面11bの方向に掛止部材11に対向させて設けられている。図4に示すように、カバー部材13は、チューブ22のキャップ23と連結部材21とを覆う。
図2に示すように、保持部1は、掛止部材11の溝11aが平行になるように、溝11aの幅方向に一列に8個配置されている。このため、掛止部材11各々が、連結部材21を介して連結された8本のチューブ22それぞれを掛止する。
チューブ22に試料が入れられて、キャップ23とともに試験管装着モジュール100が装着された8連チューブ200は、分析装置などにセットされる。例えば、分光法を利用して試料を分析する場合、試料、すなわちチューブ22に光を照射し、透過した光を検出することで、透過前後の光の吸収差分が測定される。このような光を使用する分析の場合、分析感度の低下を防ぐため、掛止部材11、背部材12およびカバー部材13は、遮光処理がなされている。遮光処理では、掛止部材11、背部材12およびカバー部材13の表面がアルマイト処理で黒色に加工されている。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る試験管装着モジュール100は、上端の開口部にキャップ23が装着されたチューブ22の外周側面22aに設けられた連結部材21を介して、チューブ22の下端を垂下させてチューブ22を保持する。これにより、チューブ22に装着されたキャップ23を、チューブ22とともに保持できるので、チューブ22を移動させる場合にキャップ23が外れることを防ぐことができる。このため、チューブ22を取り扱う際の操作性を向上させることができる。
さらに、試験管装着モジュール100によれば、チューブ22に対するタッピング操作においても、チューブ22に装着されたキャップ23が外れてチューブ22内の試料が漏れ出ることを防ぐことができる。
また、試験管装着モジュール100によれば、保持部1が掛止部材11、背部材12およびカバー部材13を備えるので、掛止部材11に掛止されたキャップ23と連結部材21とが掛止部材11とカバー部材13との間に介在した状態でチューブ22が保持される。このため、チューブ22を任意の方法で固定して、カバー部材13を掛止部材11の方向に押し付けることで、キャップ23がチューブ22の開口部に押し付けられる。これにより、十分にチューブ22に嵌め込まれていなかったキャップ23を確実にチューブ22に嵌め込むことができる。
また、試験管装着モジュール100は、8連チューブ200を水平方向から掛止部材11とカバー部材13との間に進入させることで、8連チューブ200に装着できる。また、試験管装着モジュール100は、8連チューブ200を水平方向に取り出すことで、8連チューブ200から外すことができる。したがって、試験管装着モジュール100は、8連チューブ200に一動作で着脱可能であるため、利便性が高い。
なお、保持部1は、掛止部材11の溝11aが平行になるように、溝11aの幅方向に一列に8個配置されるため、8連チューブ200のように複数のチューブ22で構成される多連チューブにも好適に使用することができる。
また、保持部1は、張り出し部としての連結部材21を介して、チューブ22を保持するようにした。広く使用される多連チューブでは、チューブを連結するために連結部材が設けられていることが多い。したがって、試験管装着モジュール100を多くの多連チューブに使用できるため、汎用性を高めることができる。
なお、キャップ23の上面がドーム型の場合がある。この場合でも、背部材12の高さを高く、つまり掛止部材11とキャップ23を挟んで対向するカバー部材13の面との間の距離を長くすればよい。キャップ23の上面が平面あるいはドーム型のどちらの場合でも装着可能なように、背部材12の高さを調整できるように構成してもよい。例えば、背部材12を伸縮可能にするべく、背部材12に弾性体あるいはスライド機構を用いることで、背部材12の高さを、キャップ23の形状に応じて変えることができる。
また、本実施の形態では、試験管としてPCR用のチューブ22に試験管装着モジュール100を装着したが、試験管装着モジュール100は、マイクロチューブ(微量試験管)などに装着することもできる。
なお、試験管装着モジュール100は、チューブ22の本数が8本であるため、保持部1を8個備えるようにしたが、これに限らない。保持部1の個数は、多連チューブを構成するチューブの本数に応じて、適宜変更可能である。例えば、多連チューブを構成するチューブが12本の場合、保持部1を、12個配置すればよい。
もちろん、試験管装着モジュール100は、保持部1のすべてがチューブ22を保持しなくてもよい。例えば、試験管装着モジュール100は、チューブ22が4本の場合、中央の4個の保持部1それぞれにチューブ22を保持させて使用することができる。
また、掛止部材11、背部材12およびカバー部材13は、遮光処理がなされているため、チューブ22に入れられた試料を分光法で分析する際、チューブ22を遮光できるので、分析感度の低下を防ぐことができる。また、分析装置自体の遮光構造が不要になるので、分析装置を小型化、簡素化できる。なお、掛止部材11、背部材12およびカバー部材13の遮光処理は、表面のアルマイト処理に限らず、掛止部材11、背部材12およびカバー部材13の材料に黒色顔料を混入させるなどしてもよい。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2に係る試験管装着モジュール300について説明する。以下では、試験管装着モジュール300について、上記実施の形態1に係る試験管装着モジュール100と異なる点について主に説明する。
試験管装着モジュール300は、多連チューブではない1本のチューブ30に装着される。このため、試験管装着モジュール300は、図5に示すように、上記実施の形態1で説明した保持部1を1個だけ備える。
図6に示すように、チューブ30は、キャップ31が装着される上端の開口部の外周側面30aにリム32が設けられている。保持部1は、張り出し部としてのリム32を介してチューブ30を保持する。より詳細には、掛止部材11は、チューブ30の外周側面30aを該溝11aの底に対向させてチューブ30のリム32を掛止する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る試験管装着モジュール300は、リム32を介してチューブ30を保持する。試験管には、多くの場合、開口部の外周側面にリムが形成されている。このため、試験管装着モジュール300は、幅広い試験管に装着させることができる。
なお、チューブ30は、キャップ31と連結部を介して連結されているタイプのものでもよい。また、上記実施の形態1においても、保持部1は、連結部材21に限らず、チューブ22の上端の開口部の外周側面22aに設けられたリム(図1参照)を介して、チューブ22を保持してもよい。
なお、上記各実施の形態に係る試験管装着モジュール100、300は、樹脂等で形成されてもよい。樹脂としては、例えば、シリコーン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)およびポリオキシメチレン(POM)などが挙げられる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る試験管用モジュール400について説明する。試験管用モジュール400は、例えば、上記実施の形態1で説明したチューブ22に入れられた試料を室温に静置する場合、所定温度でインキュベーションする場合などにチューブ22を下端側から支持するために用いられる。
試験管用モジュール400は、試験管受入部41と、位置決め部材42と、を備える。図7に示された試験管用モジュール400の鉛直断面で説明すると、試験管受入部41には、上記の試験管装着モジュール100に保持された各チューブ22の下端が挿入される。試験管受入部41は、8本のチューブ22が挿入可能な8箇所の穴を有し、チューブ22の形状に適合させて樹脂で形成されている。
位置決め部材42は、チューブ22が試験管受入部41に挿入されるように、試験管装着モジュール100の位置を決める。より詳細には、試験管受入部41の上端から位置決め部材42の最上面までの高さD1は、掛止部材11の上面とキャップ23を挟んで対向するカバー部材13の下面との間の距離d1に基づいて決められる。また、掛止部材11の側面11bと対向することになる位置決め部材42の側面から試験管受入部41の開口部までの距離D2は、掛止部材11の側面11bからチューブ22の外周側面22aまでの距離d2に基づいて決められる。図7に示す位置決め部材42は、D1=d1かつD2=d2となるように形成されている。この結果、試験管装着モジュール100は、試験管用モジュール400に隙間なくセットされる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る試験管用モジュール400は、試験管受入部41と、位置決め部材42とを備えるため、試験管装着モジュール100が装着されたチューブ22を試験管用モジュール400に容易にセットすることができる。この結果、チューブ22を取り扱う際の操作性をさらに向上させることができる。
なお、位置決め部材42は、試験管装着モジュール100の形状に応じて形成される。例えば、試験管装着モジュール100が位置合わせ用の凸部を備える場合、位置決め部材42は、当該凸部に噛み合う凹部を備えるようにしてもよい。この場合、凸部を凹部に噛み合わせることで、チューブ22が試験管受入部41に挿入される位置に、試験管装着モジュール100の位置が定まる。また、位置決め部材42の形状は、D1=d1かつD2=d2になる形状に限定されず、例えば、D1<d1、D2>d2であってもよい。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る試験管用モジュール500について説明する。試験管用モジュール500は、上記実施の形態1で説明した8連チューブ200のチューブ22に入れられた試料を、分光法を利用して分析するための装置に組み込まれるのに好適である。以下では、試験管用モジュール500について、上記実施の形態3に係る試験管用モジュール400と異なる点について主に説明する。
図8は、8連チューブ200に装着された試験管装着モジュール100がセットされた試験管用モジュール500の鉛直断面を示す。試験管用モジュール500は、試験管受入部41および位置決め部材42に加え、光源43と、検出部44と、をさらに備える。
光源43は、試験管受入部41に挿入されたチューブ22内に保持された試料10に光を照射する。具体的には、光源43はLED(Light Emitting Diode)である。検出部44は、試料10(およびチューブ22)を透過した光を検出する。検出部44は、カラーセンサを具備している。検出部44は、チューブ22および試料10を透過した光をカラーセンサで検出する。検出された光に基づいて、透過前後の光の吸収差分を測定することができる。例えば、試料10に核酸と核酸に結合して発光する染色試薬とが含まれる場合、測定された透過前後の光の吸収差分から試料10に含まれる核酸の濃度を定量することができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る試験管用モジュール500によれば、位置決め部材42によって、試験管装着モジュール100が隙間なくセットされる。上述のように、掛止部材11、背部材12およびカバー部材13は、遮光処理がなされている。したがって、試験管装着モジュール100が試験管用モジュール500に隙間なくセットされて十分な遮光がなされるので、検出部44は、チューブ22を透過した光を精度よく検出することができる。また、位置決め部材42によって、試験管受入部41へのチューブ22の挿入を再現よく繰り返すことができる。このため、分析ごとのチューブ22の位置ずれによる測定誤差を極力抑えることができる。
なお、上記実施の形態3、4で説明した試験管用モジュール400、500は、試験管装着モジュール100をセットするものとして説明したが、上記実施の形態2で説明した1本のチューブ30に装着する試験管装着モジュール300を、試験管用モジュール400、500にセットすることも可能である。また、試験管用モジュール400、500の試験管受入部41が有するチューブ22が挿入される開口部を1箇所にすることもできる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等な発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 保持部
10 試料
11 掛止部材
11a 溝
11b 側面
12 背部材
13 カバー部材
21、23a 連結部材
22、30 チューブ
22a、30a 外周側面
23、31 キャップ
32 リム
41 試験管受入部
42 位置決め部材
43 光源
44 検出部
400、500 試験管用モジュール
100、300 試験管装着モジュール
200 8連チューブ

Claims (10)

  1. 上端の開口部に蓋が装着された試験管の外周側面に設けられた張り出し部を介して、該試験管の下端を垂下させて該試験管を保持する保持部を備える、
    試験管装着モジュール。
  2. 前記保持部は、
    水平方向に深さのある溝が垂直方向に沿って側面に形成され、前記試験管の前記外周側面を該溝の底に対向させて前記試験管の前記張り出し部を掛止する掛止部材を備える、
    請求項1に記載の試験管装着モジュール。
  3. 前記保持部は、
    掛止される前記試験管に対して前記掛止部材の前記側面の反対側において、前記掛止部材上に立設された背部材と、
    前記背部材から前記掛止部材の前記側面の方向に前記掛止部材に対向させて設けられ、前記試験管の蓋と張り出し部とを覆うカバー部材と、
    をさらに備える、
    請求項2に記載の試験管装着モジュール。
  4. 前記掛止部材、前記背部材および前記カバー部材は、
    遮光処理がなされている、
    請求項3に記載の試験管装着モジュール。
  5. 前記保持部は、
    前記掛止部材の前記溝が平行になるように、該溝の幅方向に一列に複数個配置され、
    前記掛止部材各々が、
    連結部材を介して連結された複数の試験管それぞれを掛止する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の試験管装着モジュール。
  6. 前記張り出し部は、
    前記連結部材である、
    請求項5に記載の試験管装着モジュール。
  7. 前記張り出し部は、
    前記試験管の上端の開口部のリムである、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の試験管装着モジュール。
  8. 前記試験管は、
    PCR用チューブまたはマイクロチューブである、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の試験管装着モジュール。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の試験管装着モジュールに保持された前記試験管の下端が挿入される試験管受入部と、
    前記試験管が前記試験管受入部に挿入されるように、前記試験管装着モジュールの位置を決める位置決め部材と、
    を備える試験管用モジュール。
  10. 前記試験管受入部に挿入された前記試験管に保持された試料に光を照射する光源と、
    前記試料を透過した光を検出する検出部と、
    を備える請求項9に記載の試験管用モジュール。
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