JP2016028710A - 超伝導体rfコイルアレイ - Google Patents

超伝導体rfコイルアレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2016028710A
JP2016028710A JP2015188567A JP2015188567A JP2016028710A JP 2016028710 A JP2016028710 A JP 2016028710A JP 2015188567 A JP2015188567 A JP 2015188567A JP 2015188567 A JP2015188567 A JP 2015188567A JP 2016028710 A JP2016028710 A JP 2016028710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
superconducting
thermally conductive
coil array
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015188567A
Other languages
English (en)
Inventor
キユアン マ
Qiyuan Ma
キユアン マ
エルゼン ガオ
Erzhen Gao
エルゼン ガオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TIME MEDICAL HOLDINGS CO Ltd
Original Assignee
TIME MEDICAL HOLDINGS CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TIME MEDICAL HOLDINGS CO Ltd filed Critical TIME MEDICAL HOLDINGS CO Ltd
Publication of JP2016028710A publication Critical patent/JP2016028710A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/34015Temperature-controlled RF coils
    • G01R33/34023Superconducting RF coils
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/34007Manufacture of RF coils, e.g. using printed circuit board technology; additional hardware for providing mechanical support to the RF coil assembly or to part thereof, e.g. a support for moving the coil assembly relative to the remainder of the MR system
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/34015Temperature-controlled RF coils
    • G01R33/3403Means for cooling of the RF coils, e.g. a refrigerator or a cooling vessel specially adapted for housing an RF coil
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/341Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR comprising surface coils
    • G01R33/3415Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR comprising surface coils comprising arrays of sub-coils, i.e. phased-array coils with flexible receiver channels

Abstract

【課題】全身MRIスキャナ内及び/又は専用MRIシステム内で使用することができる超伝導コイルアレイを提供する。【解決手段】超伝導RFコイルアレイは、極低温に冷却されるように構成された熱伝導性部材と、超伝導材料を含む複数のコイル素子とを含み、ここで、各々のコイル素子は、熱伝導性部材に熱的に結合され、(i)複数のコイル素子のうちの少なくとも1つの他のものが信号を受信するように構成された空間領域と隣接する及び/又は重なり合う空間領域から磁気共鳴信号を受信すること、及び(ii)複数のコイル素子のうちの少なくとも1つの他のもの信号を送信するように構成された空間領域と隣接する及び/又は重なり合う空間領域に無線周波数信号を送信すること、のうちの少なくとも一方のために構成される。【選択図】図1A

Description

本発明は、一般に、磁気共鳴画像形成及び分光法に関し、より具体的には、磁気共鳴技術に従って検査される試料からの信号を受信し及び/又はこれに信号を送信するための表面又は体積コイルアレイとして構成された複数のコイル素子を含む超伝導体コイルアレイに関し、さらに、こうした超伝導体コイルアレイを用いる磁気共鳴画像形成及び/又は分光装置及び/又は方法に関する。
(関連出願の相互参照)
本出願は、2009年9月21日出願の米国特許仮出願第61/244,132号の利益を主張するものであり、引用による組み入れが許容されるか、さもなければ禁止されていない各PCT加盟国又は地域のために、その全体が引用により本明細書に組み入れられる。
磁気共鳴画像形成(MRI)技術は、今日、世界中で大きな医療機関において一般的に用いられており、医療の実践において重要且つ特有な利益をもたらしている。MRIは、構造体及び生体組織を画像形成するための確立した診断ツールとして開発されてきたが、機能活性並びに他の生物物理学的及び生物化学的特性又はプロセス(例えば、血流、代謝産物/代謝、拡散)を画像形成するためにも開発されており、これらの磁気共鳴(MR)画像形成技術の一部は、機能的MRI、分光MRI又は磁気共鳴分光画像形成法(MRSI)、拡散重み付け画像形成法(DWI)、及び拡散テンソル画像形成法(DTI)として知られている。これらの磁気共鳴画像形成技術には、病状を識別して評価し、検査される組織の健康状態を判断するために、それらの医学的診断値に加えて、広範囲の臨床応用及び研究用途がある。
典型的なMRI検査の間、患者の身体(又は、試料対象)は検査領域内に配置され、一次(主)磁石により実質的に一定で一様な一次(主)磁場がもたらされるMRIスキャナ内の患者支持器によって支持される。この磁場は、身体内の水素(プロトン)などの歳差運動する(presessing)原子の核磁化を整列させる。磁石内部の勾配磁場コイル・アセンブリが、所与の位置に磁場の僅かな変化を生じさせ、これにより画像形成領域内に共鳴周波数のコード化がもたらされる。無線周波数(RF)コイルが、パルス・シーケンスに従ってコンピュータ制御下で選択的に駆動され、患者体内に一時的に振動する横断方向の磁化信号を生成し、この信号は、RFコイルによって検出され、コンピュータ処理により、患者の空間的に局所化された領域にマッピングされ、従って、検査中の関心領域の画像を与えることができる。
一般的なMRI構成においては、主静磁場は、典型的には、ソレノイド磁石装置によって生成され、患者台は、ソレノイド巻き線により境界付けられた円筒型空間(即ち、主磁場ボア)内に配置される。主磁場の巻き線は、典型的には、低温超伝導体(LTS)材料として実装され、抵抗を減らすように液体ヘリウムにより過冷され(super−cooled)、それにより、生成される熱量及び主磁場を生成し維持するのに必要な電力量が最小になる。既存のLTS超伝導MRI磁石の大部分は、ニオブ・チタン(NbTi)及び/又はNb3Sn材料で作られ、これはクライオスタットで温度4.2Kまで冷却される。
当業者には周知であるように、磁場勾配コイルは、一般に、空間内の3つの主デカルト座標軸(これらの軸の1つは主磁場の方向である)の各々に沿って線形磁場勾配を選択的にもたらすように構成され、その結果、磁場の大きさは検査領域内で位置によって変化し、信号の周波数及び位相のような、関心領域内の異なる位置からの磁気共鳴信号の特性が、領域内の位置に従ってコード化される(従って、空間位置確認をもたらす)。典型的には、勾配磁場は、主磁場の巻き線を含む大きい円筒と同心であり、かつ、この中に嵌合された円筒に固定されたコイル状サドル又はソレノイド巻き線を通る電流によって生成される。主磁場とは違って、勾配磁場を生成するのに用いられるコイルは、典型的には、一般的な室温銅巻き線である。勾配強度及び磁場の線形性は、生成される画像の細部の精度、及び組織の化学的性質に関する情報(例えば、MRSIにおける)の両方に対して根本的に重要である。
MRIが始められて以来、例えば、より高い空間分解能、より高いスペクトル分解能(例えばMRSIのための)、より高いコントラスト、及びより速い取得速度をもたらすことなどによる、MRIの品質及び機能を向上させるための絶え間ない探求がなされてきた。例えば、画像形成(取得)速度の向上は、患者の動きによる変動、自然の解剖学的及び/又は機能運動(例えば、心拍、呼吸、血流)、及び/又は自然の生物化学的変動(例えば、MRSI中の代謝に起因する)のような、画像取得中の画像形成領域内の時間的変動に起因する画像ぶれを最小するために望ましい。同様に、例えば、分光MRIにおいて、データを取得するためのパルス・シーケンスは、空間的情報に加えてスペクトル情報をコード化するので、所望のスペクトル分解能及び空間位置確認を与えるために十分なスペクトル及び空間的情報を取得するのに必要な時間を最小にすることは、分光MRIの臨床的実用性及び有用性を向上させるのに特に重要である。
幾つかの要因が、高コントラスト、分解能、及び取得速度の点でより良好なMRI画質に寄与する。画質及び取得速度に影響を与える重要なパラメータは、信号対ノイズ比(SNR)である。MRIシステムの前置増幅器の前の信号を増大させることによりSNRを増大させることは、画質の向上の点で重要である。SNRを改善させる1つの方法は、SNRが磁場の大きさに比例するので、磁石の磁場強度を増大させることである。しかしながら、臨床応用において、MRIには磁石の磁場強度の上限がある(米国FDAの現在の上限は3T(テスラ)である)。SNRを改善する他の方法は、可能であれば、視野を狭くし(可能であれば)、試料とRFコイルの間の距離を減少させること及び/又はRFコイルのノイズを減少させることによって、試料ノイズを減少させることを含む。
米国特許出願第12/416,606号 米国特許仮出願第61/170,135号 米国特許出願第12/212,122号 米国特許出願第12/212,147号 米国特許仮出願第61/171,074号
Ma他著、「Superconducting RF Coils for clinical MR Imaging at Low Field」、Academic Radiology、10巻、9号、978−987頁、2003年 Gao他著、「Simulation of the Sensitivity of HTS Coio and Coil Array for Head imaging」、ISMRM2003、1412号 Fang他著、「Design of Superconducting MRI Surface Coil by Using Method of oment」、IEEE Trans. on Applied Superconductivity、12巻、2号、1823−1827頁、2002年 Miller他著、「Performance of a High Temperature Superconducting Probe for In Vivo Microscopy at 2.0T、Magnetic Resonance in Medicine、41:72−79頁、1999年
MRIを改善するための絶え間ない努力及び多くの発展にもかかわらず、例えば、より大きなコントラスト、改善されたSNR、より高い取得速度、より高い空間及び時間分解能、及び/又はより高いスペクトル分解能のような、MRIのさらなる改善の必要性が引き続き存在する。
さらに、MRI技術のさらなる使用に影響を与える重要な要因は、購入及び保守の両方に関する、高磁場システムの高いコストである。従って、妥当なコストで製造及び/又は保守することができ、MRI技術のより広範な使用を可能にする、高品質MRI画像形成システムを提供することが有利である。
本発明の種々の実施形態は、全身MRIスキャナ及び/又は専用MRIシステム内で使用することができる超伝導RFコイルアレイを提供する。本発明の幾つかの実施形態は、試料の磁気共鳴分析中に、試料からの信号の受信及び試料への信号の送信のうちの少なくとも一方のための超伝導RFコイルアレイを提供し、この超伝導RFコイルアレイは、極低温に冷却されるように構成された熱伝導性部材と、超伝導材料を含む複数のコイル素子とを含み、ここで、各々のコイル素子は、熱伝導性部材に熱的に結合され、(i)複数のコイル素子のうちの少なくとも1つの他のものが信号を受信するように構成された空間領域と隣接する及び/又は重なり合う空間領域から磁気共鳴信号を受信すること、及び、(ii)複数のコイル素子のうちの少なくとも1つの他のものが信号を送信するように構成された空間領域と隣接する及び/又は重なり合う空間領域に無線周波数信号を送信すること、のうちの少なくとも一方のために構成される。
幾つかの実施形態において、各々のコイル素子は、熱伝導性基板上に配置された薄膜超伝導コイルを含むことができる。熱伝導性基板は、アルミナ及びサファイアのうちの少なくとも一方を含むことができ、熱伝導性部材は、アルミナ板又はサファイア板として実装することができる。種々の実施形態において、各々のコイル素子の熱伝導性基板は、熱伝導性部材に直接的又は間接的に熱的に結合することができる。例えば、幾つかの実施形態において、複数の熱伝導性基板はそれぞれ、熱伝導性部材に直接的に熱的に結合され、熱伝導性基板の少なくとも他のもの各々は、熱伝導性部材に間接的に熱的に結合され、これに直接的には熱的に結合されない。こうした他の熱伝導性基板は、熱伝導性部材に直接的に熱的に結合された熱伝導性基板の少なくとも1つに直接的に熱的に結合することができ、こうした他の熱伝導性基板が熱伝導性部材に間接的に熱的に結合される。熱伝導スペーサ部材(例えば、スタンドオフ)を代替的に又は付加的に用いて、こうした他の熱伝導性基板を熱伝導性部材に熱的に結合することができ、これにより、こうした他の熱伝導性基板と熱伝導性部材との間の間接的な熱的結合がもたらされる。
幾つかの実施形態において、超伝導コイルの1つ又はそれ以上は、例えば薄膜として及び/又は高温超伝導テープを用いて実装することができる高温超伝導体を含むことができる。代替的に又は付加的に、隣接する超伝導コイルは、これらが導電性に関しては分離し、空間的には重なり合うように構成することができる。こうした隣接し重なり合うコイルは、熱伝導性部材の共通面の上又は上方に配置することができ、及び/又は熱伝導性部材の対向する面上に配置することができる。
種々の実施形態において、超伝導RFコイルアレイは、線形アレイ又は2次元アレイ、或いは体積アレイとして構成することができる。コイルは、受信用のみ、送信用のみ、又は送受信用として実装することができる。
幾つかの実施形態において、各コイル素子は、少なくとも1つの高温超伝導コイルと、(i)少なくとも1つの高温超伝導コイル及び(ii)熱伝導性部材に熱的に結合された熱伝導性基板とを含む。熱伝導性基板は、少なくとも1つの超伝導コイルが配置される外面を有するほぼ円筒型の構造体として構成することができる。例えば、各々の熱伝導性基板は、(i)直径と比べて小さい高さを有する、ほぼリング形状とすることができ、かつ、(ii)その外面の周りに配置された1つの超伝導コイルを有することができる。
幾つかの実施形態において、超伝導RFコイルアレイは、熱伝導性部材に熱的に結合された少なくとも1つの熱伝導性基板をさらに含むことができ、各々のコイル素子は高温超伝導コイルを含む。幾つかのこうした実施形態において、少なくとも1つの熱伝導性基板の各々は、高温超伝導コイルの少なくとも1つが配置される外面を有するほぼ円筒型の構造体として構成することができる。
種々のこうした実施形態において、少なくとも1つの熱伝導性基板の各々は、隣接する超伝導コイルが(i)導電性に関して分離しており、かつ、(ii)円筒形状の熱伝導性基板の軸方向に沿って移動され重なり合うように構成された、少なくとも2つの超伝導コイルを含む。これらの実施の一部において、熱伝導性部材はほぼ平面とすることができ、RFコイルアレイは、各々が熱伝導性部材の共通面に熱的に結合された1つの軸方向端部を有する、2つのほぼ円筒型の熱伝導性基板を含むことができ、熱伝導性基板の寸法及びそれらの離隔距離は、RFコイルアレイを、胸部画像形成専用RFコイルアレイとして与えるように構成される。
他の種々のこうした実施において、熱伝導性基板は、隣接する超伝導コイルが(i)導電性に関して分離しており、かつ、(ii)円筒形状の熱伝導性基板の周りに周方向に移動され、重なり合うように構成された、少なくとも2つの超伝導コイルを含むことができる。周方向に移動され、重なり合う超伝導コイルの数は、例えば、少なくとも4個とすることができる。
幾つかの実施形態において、複数のコイル素子の各々は、高温超伝導コイルを含むことができ、熱伝導性部材は、隣接する超伝導コイルが(i)導電性に関して分離しており、かつ、(ii)円筒形状の熱伝導性部材の周りに円周方向に移動され、重なり合うように配置された外面を有するほぼ円筒型の構造体として構成することができる。
種々の実施形態において、コイル素子の少なくとも1つは、同じ磁場における異なる磁気共鳴周波数に対応する複数信号を受信するように動作可能な、複数の共鳴無線周波数コイル素子として構成することができる。
当業者であれば、上記の簡単な説明及び以下の詳細な説明は、本発明を例証し、説明するためのものであり、本発明を制限すること又は本発明により達成することができる利点を限定することを意図したものではないことを認識するであろう。さらに、本発明の上記の概要は、本発明の幾つかの実施形態を表すものであり、本発明の範囲内の全ての主題及び実施形態を表すものでも、又は包含するものでもないことが理解される。従って、本明細書で参照され、その一部を構成する添付図面は、本発明の実施形態を示し、詳細な説明と共に、本発明の実施形態の原理を説明する働きをする。構造及び動作の両方に関する本発明の実施形態の態様、特徴、及び利点は、類似の参照番号が種々の図面の全体を通して同じ又は類似の部分を示す添付図面に関連してなされた以下の説明に照らして本発明を考察するときに理解され、より容易に明らかになるであろう。
本発明の幾つかの実施形態による、ほぼ円形のコイルを含む例証的な超伝導RFコイルアレイの平面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、ほぼ円形のコイルを含む例証的な超伝導RFコイルアレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、ほぼ矩形のコイルを含む例証的な超伝導RFコイルアレイの平面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、ほぼ矩形のコイルを含む例証的な超伝導RFコイルアレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、重なり合うコイル素子の2次元アレイの上面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、重なり合うコイル素子の2次元アレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、重なり合うコイル素子の2次元アレイの斜視図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、コイルのために高温超伝導体(HTS)テープを用いる例証的な超伝導RFコイルアレイの平面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、コイルのために高温超伝導体(HTS)テープを用いる例証的な超伝導RFコイルアレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、水平主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの平面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、水平主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、垂直主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの平面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、垂直主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、垂直主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの平面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、垂直主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、垂直主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの平面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、垂直主磁場内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイの側面図を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、ほぼ円筒型の熱伝導性支持体を概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、ほぼ円筒型の熱伝導性支持体の周方向に配置された重なり合うHTSコイルを含むHTSテープ・コイルアレイを概略的に示す。 本発明の幾つかの実施形態による、1つのHTSコイルと関連したRF信号プロファイルのシミュレーション結果を示す。 本発明の幾つかの実施形態による、5つの重なり合うHTSコイルの線形アレイと関連したRF信号プロファイルのシミュレーション結果を示す。
次の説明は、全身MRIスキャナ内及び/又は専用MRIシステム(例えば、頭部専用、四肢専用、胸部専用、小児科専用、脊椎専用など)内で使用することができる極低温冷却型超伝導RFコイルアレイの種々の実施形態を開示する。次の説明を考慮してさらに理解されるように、本発明の実施形態は、表面及び体積コイルアレイ設計を含み、種々の実施形態において、本明細書で説明される実施形態(及びその変形)のような2つ又はそれ以上の超伝導コイルアレイ・モジュール(例えば、例えば1次元又は2次元表面コイルアレイ・モジュールのような、2つ又はそれ以上の実質的に平面のコイルアレイ・モジュール、)を一緒に使用して(例えば、それらを直接互いに、或いは1つ又はそれ以上の介在支持構造体を介して機械的に結合することによってなど、それらを独立して配置すること、及び/又はそれらを互いに対して一定の空間関係で取り付けることによって)、本質的により大きいアレイを形成することができる。例えば、2つ又はそれ以上の超伝導表面コイルアレイ・モジュールは、端部(例えば、腿、頭部など)又は胴(例えば、心臓画像形成のため)を囲むように構成し、所望の関心領域(ROI)にわたる(例えば、所望の視野(FOV))画像形成をもたらすことができる。
同じく次の説明を考慮してさらに理解されるように、ある特定の一般的な全体的幾何学的形状を有する超伝導コイルアレイの実施形態(例えば、実質的に平面の1次元アレイ(例えば線形)又は2次元アレイ、ほぼ円筒型のアレイなど)の各々を、全身画像形成、頭部専用画像形成、四肢専用画像形成、小児科専用画像形成などの様々な用途のいずれかのための種々の実施形態によって構成することができる。
しかしながら、コイルアレイを適用又は企図することができる用途によれば、所与の一般的な全体的幾何学的形状のコイルアレイの特定の設計パラメータを変更することができる。こうした設計パラメータは、例えば、全体的幾何学的構成の寸法、アレイ内のコイル素子の寸法及び/又は幾何学的形状(例えば、円形、正方形、六角形など)及び/又は数などを含むことができる。一例として、ほぼ円筒型のアレイの幾何学的形状は、全身画像形成、頭部専用画像形成、及び胸部専用画像形成に適用可能であるが、アレイがこれらの用途の1つに特に企図されている場合、その設計パラメータは、それに応じて(例えば、円筒の長さ及び半径、コイル素子の数及び寸法、コイル素子のタイプ、ほぼ円筒型の幾何学的形状に関するコイル素子の空間配置など)決定することができる。円筒型幾何学的形状の文脈におけるさらに別の例として、頭部専用用途に企図された円筒型アレイは、円筒型構造体の両端が開いているように配置することができ、一方、胸部専用用途の場合は、円筒型構造体の一端を閉鎖することができる(例えば、閉鎖端に隣接して冷凍機を配置することを可能にする)。
同様に、当業者であれば、以下の説明を考慮して、本発明の実施形態による超伝導コイルアレイの種々の設計パラメータ及び特定の構成もまた、コイルが用いられる全体の磁気共鳴システムに応じて変更できることを理解するであろう(例えば、MRシステムの使用可能なRFチャネルのサイズ、開放、閉鎖、数など)。
さらに、以下の説明を考慮して当業者によりさらに理解されるように、本発明の種々の実施形態による極低温冷却型超伝導RFコイルアレイのコイルは、従来の銅勾配磁場コイルを用いたシステム、超伝導勾配磁場コイルを用いたシステム(各々の全体が引用により本明細書に組み入れられる、2009年4月1日出願の特許文献1、及び2009年4月17日出願の特許文献2に開示されるような)、全身用システム、頭部専用システム、垂直方向又は水平方向に配向された主磁場を有するシステム、開放型又は閉鎖型システムといった、無数の磁気共鳴画像形成及び分光システム内に実装することができる。同様に、当業者であれば、次の説明の種々の部分を、試料(例えば、患者のような個人、犬又はねずみのような動物、組織試料、或いは生きている対象又は生きていない対象)の構造検査に用いることができるMRIシステムの文脈で説明されるが、本発明の種々の実施形態は、機能MRI、拡散重み付け及び/又は拡散テンソルMRI、MR分光、及び/又は分光画像形成などのような、他のモダリティのために操作及び/又は構成される磁気共鳴システムと共に使用することもできることを理解するであろう。さらに、本明細書で用いられる場合、MRIは、磁気共鳴分光画像形成、拡散テンソル画像形成(DTI)、並びに核磁気共鳴に基づいた他のいずれかの画像形成モダリティを含み、且つ、採用する。
当業者であれば、次の説明から、本発明の実施形態による超伝導コイルアレイは、受信専用、又は送信専用、或いは送受信用として用いるように構成すること又は適合させることができることも理解するであろう。
図1A及び図1Bは、それぞれ、本発明の幾つかの実施形態による、例証的な超伝導RFコイルアレイ10の平面図(明確にするために下にある構造部の輪郭が描かれた)及び側面図を概略的に示す。より具体的には、図1A及び図1Bは、2つの層に配置されて線形アレイを与える5つの超伝導RFコイル素子14a−14e(本明細書ではコイル14a−14e、まとめて超伝導RFコイル素子14又はコイル14とも呼ばれる)の構成を示す。
図示したように、コイル素子14a、14c、及び14e(便宜上、まとめて「下部コイル素子」と呼ばれる)は、それぞれ、熱伝導性基板(プレート)12と直接熱接触するように配置され、コイル素子14b及び14d(便宜上、まとめて「上部コイル素子」と呼ばれる)は下部コイル素子の上方に配置され、かつ、それぞれスタンドオフ16a及び16b(まとめてスタンドオフ16と呼ばれる)を介して下部コイル素子及びプレート12に熱的に結合される。エポキシ及び/又は熱グリース/コンパウンド(図示せず)をコイル14とプレート12及び/又はスタンドオフ16との間に提供し、それらの間に熱的及び機械的接触をもたらすことができる。
熱伝導性プレート12及び各々の熱伝導性スタンドオフ16は、例えば、サファイア又はアルミナのような1つ又はそれ以上の高熱伝導性材料、或いは、高熱伝導性セラミックのよう他の非金属高熱伝導性材料のいずれかで形成することができる。以下にさらに説明されるように、熱伝導性プレート12は、極低温冷却システムに熱的に結合され(図示せず)、超伝導コイルアレイ10は、該アレイ10を真空(例えば、少なくとも低真空)で保持するハウジング内に入れられる。種々の代替的な実施形態においては、熱伝導性プレート12は、コイル素子の直径よりも狭くすることができ、幾つかの実施形態において、プレート12は、各々がコイル素子14a、14c、14eの裏面部分に接触する、2つの別個の平行な細長い部材として実装することができる。
図1A及び図1Bにおいて、各々のコイル素子14は、基板15(例えば、サファイアウェハ)と、薄膜超伝導コイル17(トレース17とも呼ばれる)とを含む。図1A及び図1Bの実施形態において、薄膜トレース17は、基板15の上面(プレート12から見て外方に向いている)上に形成されるが、種々の代替的な実施形態においては、トレースは、基板15の下面(プレート12に面する)上に配置することもできる。
より特定的には、本発明の幾つかの実施形態によれば、各々のRFコイル素子14a−14eのトレース17は、YBCO及び/又はBSCCOなどのような高温超伝導体(HTS)として(例えば、HTS薄膜又はHTSテープを用いて)実装できるが、種々の実施形態においては、低温超伝導体(LTS)を用いることもできる。例えば、幾つかの実施形態においては、RFコイル素子14a−14eの各々は、サファイア又はアルミン酸ランタンのような基板上のHTS薄膜螺旋状コイル及び/又はHTS薄膜螺旋状交差指型(spiral−interdigitated)コイルとする。こうしたコイルの設計及び製造は、例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、及び非特許文献4にさらに説明され、及び/又は、これらを考慮してさらに理解することができ、これらの各々は、引用によりその全体が本明細書に組み入れられる。従って、幾つかの実施形態においては、超伝導RFコイルアレイ10は、HTS薄膜RFコイルアレイとして実装される。
各コイル素子の設計(例えば、トレース直径、巻き数)は、用途に応じたものとすることができ、均一性、信号対ノイズ比、及び視野(FOV)の考慮事項を含むことができる。同様の考慮事項には、使用されるコイル素子の数(例えば、図1A及び図1Bの実施形態では5つのコイル素子が示されるが、線形アレイは、より少ない又はより多くのコイル素子を含むことができる)の決定を考慮に入れることができる。図1A及び図1Bに示されるように、隣接するコイル素子14のトレース17は重なり合い、この重なりは、隣接するコイル素子14を垂直方向に移動させることによりもたらされる。当業者であれば、隣接するコイル間の重なり量を、減結合に対して最適化できることを理解するであろう。
示されるように、スタンドオフ16は、熱伝導(例えば、上部コイルとプレート12との間の)及び機械的支持(例えば、上部コイルの支持を助ける)を助けることができる。下部コイル素子のトレースの上に配置されたスタンドオフ16aの使用も、上部コイル素子が下部コイル素子と直接接触した場合にこれらのトレースに起こり得る損傷を防ぐ助けともなり得る。種々の実施形態において、スタンドオフ16aは、下部トレースが上にあるスタンドオフ16aに機械的に接触しないように、下部コイル素子の下にあるトレースの上に配置される狭い陥凹領域を含むことができる。
種々の代替的な実施形態において、スタンドオフ16の1つ又はそれ以上(例えば、全て)を省略することができることが理解されるであろう。例えば、コイル素子間のスタンドオフ16aが上部コイル素子を冷却するために十分な熱伝導をもたらすことができるので、幾つかの実施形態は、下部コイル素子と上部コイル素子の間のスタンドオフ16aを含むことができるが、プレート12と上部コイル素子14b、14dとの間のスタンドオフ16bは使用しない。付加的に又は代替的に、種々の実施形態は、上部コイル素子14b及び14dと直接接触する付加的な高熱伝導性プレートを含むことができる。
例証のための限定されない例として、幾つかの実施形態において、プレート12は約3−5mmの厚さを有することができ、各々のコイル素子トレース17は約1cmから約10cmまで又はそれより大きい直径を有することができ、各々のコイル素子基板15は約0.3mmから約0.6mmまでの厚さを有することができ、スタンドオフ16aは約0.1mmから約0.5mmまでの厚さを有することができる。
図1A及び図1Bには示されないが、各コイル素子についての電子回路モジュールをプレート12及び/又は基板15の上に配置することができ、この電子回路モジュールは、少なくとも1つの前置増幅器を含むことができ、さらに、インピーダンス整合、減結合などのための付加的な回路を含むこともできる。
上述のように、図1A及び図1Bに示される超伝導RFコイルアレイ10は、真空チャンバ内に配置され、極低温冷却システムと熱的に結合されたプレート12によって冷却される。種々の実施形態において、コイル素子14a−14eは、約4Kから100Kまでの範囲の温度、より特定的には、超伝導材料の臨界温度より低い(例えば、幾つかの実施形態においては、RFコイル17のために用いられる高温超伝導体(HTS)材料の臨界温度より低い)温度まで冷却することができる。種々の実施形態において、極低温冷却システムは、例えば、ギフォード・マクマホン(GM)冷凍機、パルス管(PT)冷凍機、ジュール・トムソン(JT)冷凍機、スターリング冷凍機、又は他の冷凍機のような、種々の単段又は多段冷凍機のいずれかとして実装される冷凍機を含むことができる。種々の代替的な実施形態において、超伝導コイルアレイ10は、コイル17が、液体ヘリウム及び液体窒素などの寒剤によって冷却される冷却のために構成することができる。
本明細書では図示されないが、真空チャンバは、例えば二重壁のデュワー構造体として実装することができる。より具体的には、本発明の幾つかの実施形態によれば、真空チャンバは、G10、RF4、プラスチック、及び/又はセラミックのような、ガラス及び/又は他の非伝導性の機械的に強い材料で作られた二重壁デュワーを含むことができる。種々の実施形態において、二重壁デュワーは、各々が引用によりその全体が本明細書に組み入れられる、2008年9月17日出願の特許文献3、2008年9月17日出願の特許文献4、及び2009年4月20日出願の特許文献5に記載される密閉型二重壁構造体(及び真空熱的分離ハウジング)に従って、又はこれらに類似して実装することができる。以下では詳細に説明されないが、以下に提示される実施形態はまた、真空チャンバ内でも実装され、極低温冷却のために熱的に結合されることが理解されるであろう。
図1A及び図1Bに示される線形アレイのような、又はこれに従って2つ又はそれ以上の線形アレイを組み合せて、2次元又は3次元のアレイ・アセンブリを提供することができることが理解されるであろう。例えば、幾つかの実施形態において、8つの線形アレイ(例えば、各々が2つ又はそれ以上の直線状に配置されたコイル素子を有する)を集めて、各々の線形アレイは長手方向に延び、約45度だけ方位角によって移動されたほぼ円筒型の八角形の構成にすることができる。こうした構成は、引用によりその全体が本明細書に組み入れられる、2009年4月20日出願の特許文献5に開示される超伝導RFヘッド・コイルアレイの実施形態と同様に実装することができる。
前述の説明を考慮して理解されるように、本発明の種々の実施形態によれば、超伝導RFコイルアレイ10は、受信専用アレイとして実装することができ、RF送信機は、種々の実施形態において、従来の(例えば、従来の銅RFコイルのような非超伝導の)RF送信機コイル又は超伝導RF送信コイルとすることができる、別個のRFコイル(図示せず)として実装される。幾つかの実施形態においては、超伝導RFコイルアレイ10は、送信及び受信コイルアレイ(送受信機アレイ)として実装することができ、各々の超伝導RFコイル素子14は、RF信号の送受信の両方に用いられる。
本発明の種々の実施形態によれば、超伝導RFコイル素子14の1つ又はそれ以上は、多重共鳴RFコイル素子(例えば、所与の磁場(例えば、3テスラ(T))においてナトリウム及び水素の共鳴を検出するためなどの、異なる共鳴周波数を有する2つ又はそれ以上の受信コイルを含む)として実装することができる。
ここで図2A及び図2Bを参照すると、本発明の幾つかの実施形態による、例証的な超伝導RFコイルアレイ20の、それぞれ平面図(明確にするために下にある構造部の輪郭が描かれた)及び側面図が示される。より具体的には、図2A及び図2Bは、2つの層に配置されて、熱導電性プレート22上に形成された、図1A及び図1Bの線形アレイに類似した線形アレイを与える、5つの超伝導RFコイル素子24a−24e(本明細書ではまとめて超伝導RFコイル素子24又はコイル24と呼ばれる)の構成を示す。図1A及び図1Bの線形アレイと比べると、図2A及び図2Bの線形アレイは、実質的に矩形(薄膜HTS)のトレース27と、実質的に矩形の基板25とを含む。矩形の基板25は、円形サファイア又はアルミナ基板のような円形基板を切断する又はけがきすることによって形成することができる。矩形状のトレースは、実質的に一定のトレース重なり距離のために改善された画像再構成をもたらすことができる。矩形のコイル素子は、2次元アレイを形成するために、円形コイル素子より適している。
例えば、図3A−図3Cは、熱伝導性プレート32と第2の最上層のコイル素子(素子34a2、34c2、及び34e2を含む)との間に直接結合され、その結果、熱伝導、並びに第2の最上層の素子及び上にある最上層の素子(素子34b2、34d2を含む)に対する機械的支持をもたらすスタンドオフ素子36を用いて4つの層に組み立てられた、実質的に矩形の基板及び実質的に矩形のトレース37を有する、実質的に矩形の基板及び実質的に矩形のトレース37を有する、実質的に矩形のコイル素子34a1、34b1...34e1、34a2、34b2...34e2の2次元(2×5)矩形アレイ30を示す。より具体的には、図3Aは、上面図(明確にするために下にある構造部の輪郭が描かれた)であり、図3Bは側面図であり、図3Cは斜視図(明確にするために下にある層の構造部の輪郭が描かれた)である。図示されるように、各々の隣接するコイル素子のトレース37は互いに重なり合う(即ち、コイル素子トレースは、その最隣接及び第二隣接(即ち、対角線状に配置された隣)のコイル素子トレースと重なり合う)。種々の実施形態において、スタンドオフ・ディスク素子を含めて、最下層の素子(素子34a1、34c1、34e1を含む)及び第二最上層の素子(素子34a2、34c2、34e2を含む)を、最下層の素子と第2最上層の素子が重なり合う領域において直接結合させることもできることが理解されるであろう。細長いスタンドオフ素子36を用いるのではなく、分離したスタンドオフ・ディスクをプレート32とコイル素子34a2、34c2、34e2の各々との間に配置できることも理解されるであろう。当業者であれば、図3A−図3Cの実施形態に示されるようなこうした4層構成を用いて、任意の寸法の(例えば、3×5、4×5、4×8、8×8など)重なり合うコイル素子の2次元アレイを与えることができることを理解するであろう。
ここで図4A及び図4Bを参照すると、本発明の幾つかの実施形態による、コイルのために高温超伝導体(HTS)テープを用いる例証的な超伝導RFコイルアレイ40の、それぞれ、平面図(明確にするために下にある構造部の輪郭が描かれた)及び側断面図(コイル素子の直径に沿って切断された)が示されている。図示されるように、アレイ40は、熱伝導性プレート42の対向する面上に交互に配置された、3つの直線状に配置されたコイル素子44a、44b、44cを含む。各々のコイル素子は、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング43、HTSコイル47、及び電気回路49を含む。図示されるように、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング43は、熱伝導性(例えば、アルミナ又はサファイア)プレート42に熱的に結合され、HTSテープ47はアルミナ支持リング43の周りに周方向に巻き付けられ、かつ、電気回路49の接続機構(例えば、ハンダ付け)によって所定の位置に固定することができる。エポキシ及び/又は熱グリースを用いて、テープ47を支持リング43の周方向表面に熱的に結合させ、貼ることもできる。電気回路49は、少なくとも1つの前置増幅器を含むことができ、インピーダンス整合、減結合などのための付加的な回路を含むこともできる。例証のための限定されない例として、リング43は約2.5cmから約25cmまで又はそれより大きい直径を有することができ、約5mmから約25mmまでの高さ(円筒軸線に沿った)を有することができ、HTSテープ47は約0.1mmから約0.5mmまでの厚さ及び約5mmから約13mmまでの幅を有することができ、かつ、アルミナ・リング43の周りに単一ループとして巻き付けることができる。
ここで図5A及び図5Bを参照すると、本発明の幾つかの実施形態による、コイルのために高温超伝導体(HTS)テープを用い、水平主磁場(即ち、ほぼ円筒形状のコイル素子の長手方向軸に直交する)内での胸部画像形成用に構成された、例証的な超伝導RFコイルアレイ50の、それぞれ、平面図(明確にするために下にある構造部の輪郭が描かれた)及び側面図が示されている。コイルアレイ50の構成は、少なくともコイル素子が、熱伝導性プレートに熱的に結合されたほぼ円筒型の熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リングの周りに巻き付けられたHTSテープとして実装される限りにおいて、コイルアレイ40に類似している。より具体的には、図示されるように、アレイ50のほぼ円筒型のコイル素子の各々は、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング53、HTSコイル57、及び電気回路59を含む。図示されるように、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング53は、熱伝導性(例えば、アルミナ又はサファイア)プレート52に熱的に結合され、HTSテープ57は、水平方向磁場と共に用いるためのコイル構成でアルミナ支持リング53の周りに周方向に巻き付け、かつ、電気回路59の接続機構(例えば、ハンダ付け)によって所定の位置に固定することができる。エポキシ及び/又は熱グリースを用いて、テープ57を支持リング53の周方向表面に熱的に結合し、貼ることもできる。電気回路59は、少なくとも1つの前置増幅器を含むことができ、インピーダンス整合、減結合などのための付加的な回路を含むこともできる。例証のための限定されない例として、リング43は約15cmから約25cmまで又はそれより大きい直径を有することができ、かつ、約15cmから約25cmまで又はそれより高い高さ(円筒軸線に沿った)を有することができる。
ここで図6A及び図6Bを参照すると、本発明の幾つかの実施形態による、コイルのために高温超伝導体(HTS)テープを用い、垂直主磁場(即ち、ほぼ円筒形状のコイル素子の長手方向軸に平行な)内での胸部画像形成用に構成された、例証的な超伝導RFコイルアレイ60の、それぞれ、平面図(明確にするために下にある構造部の輪郭が描かれた)及び側面図が示されている。図示されるように、アレイ60のほぼ円筒型のコイル素子の各々は、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング63、HTSコイル67、及び電気回路69を含み、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング63は、熱伝導性(例えば、アルミナ又はサファイア)プレート62に熱的に結合される。コイルアレイ60の構成はコイルアレイ50に類似しているが、HTSコイル67は、垂直磁場内で用いるのに適した構成で巻き付けられる(例えば、サドル型コイル構成)。
ここで図7A及び図7Bを参照すると、本発明の幾つかの実施形態による、コイルのために高温超伝導体(HTS)テープを用い、垂直主磁場(即ち、ほぼ円筒形状のコイル素子の長手方向軸に平行な)内での胸部画像形成用に構成された例証的な超伝導RFコイルアレイ70の、それぞれ、平面図(明確にするために下にある構造部の輪郭が描かれた)及び側面図が示されている。図示されるように、アレイ70のほぼ円筒型のコイル素子の各々は、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング73、HTSテープ77、及び電気回路79を含み、熱伝導性(例えば、アルミナ)支持リング73は、熱伝導性(例えば、アルミナ又はサファイア)プレート72に熱的に結合される。コイルアレイ70の構成はコイルアレイ60に類似しているが、各々の支持リングと関連したHTSテープ77は、2つの重なり合うコイルとして実装され、各々のほぼ円筒型の素子のコイルアレイをもたらす。より具体的には、図示されるように、重なり合うHTSコイル77a1(上部)及び77b1(下部)は1つの共通支持リング73に巻き付けられ、重なり合うHTSコイル77a2(上部)及び77b2(下部)は別の共通支持リング73に巻き付けられ、各々のコイル77a1、77b1、77a2、77b2は、垂直磁場内で用いるのに適した形状(例えば、サドル型形状)に巻き付けられる。電気絶縁体71が、上部コイルと下部コイルが重なり合う場所に配置され、重なり合う上部コイルと下部コイルを分離する。図7C及び図7Dに示されるように、コイル・グループ77a1/77b1及びコイル・グループ77a2/77b2は、それぞれの関連した磁場(B1磁場)が互いに直交して、それらの間の結合が最小になるように配置することができる。
図8A及び図8Bは、本発明の幾つかの実施形態による、ほぼ円筒型の熱伝導性支持体(例えば、アルミナ管)83と、HTSデープとして実装され、直接又は薄いプラスチック・シートを通してアルミナ管上に形成されたHTSコイル87とを含むHTSテープ・コイルアレイを概略的に示す。より具体的には、図8Bは、支持体83の周りに周方向に配置された重なり合う6つのコイルアレイの構成を示す。既述のように、種々の実施形態によれば、高温超伝導体(HTS)テープがコイルのために用いられる。さらに、図示されるように、電気絶縁体(誘電体スペーサ)81が、コイルが重なり合う場所に配置され、重なり合うコイルを分離する。
図9A及び図9Bは、こうしたアレイによりもたらすことができる均一性を示す、1つのHTSコイル(図9A)及び5つの重なり合うHTSコイルの線形アレイと関連したRF信号プロファイルのシミュレートされた結果を示す。
さらに、上述のように、本発明の幾つかの実施形態によれば、本発明の種々の実施形態による極低温冷却型超伝導RFコイルアレイのコイルは、それぞれが引用により本明細書に組み入れられる2009年4月1日出願の特許文献1及び2009年4月17日出願の特許文献2に開示されるような超伝導勾配磁場コイルを使用する磁気共鳴画像形成システム内で実装できることが理解される。
本発明は、その特定の実施形態に関して示され、説明されたが、その実施形態は、本発明の原理を例証するものにすぎず、排他的であること、さもなければ実施形態を限定することを意図したものではない。従って、本発明の例証的な実施形態の上記の説明、並びにその種々の例証的な修正及び特徴は多くの特定性をもたらすが、これらの可能な細部は本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではなく、当業者であれば、本発明は、その範囲から逸脱せず、かつ、その付随する利点を損なうことのない、多くの修正、適合、変形、省略、付加、及び等価な実施の余地があることを容易に理解するであろう。例えば、プロセス自体に必要な又は本来の範囲を除いて、図面を含む本開示で説明した方法又はプロセスのステップ又は段階に対して特定の順序はなにも含意されていない。多くの場合、プロセスステップの順序を変更することができ、説明した方法の目的、効果又は趣旨を変えることなく、種々の例証的なステップを組み合わせ、変更し、又は省略することができる。さらに、用語及び表現は、限定の用語ではなく説明の用語として用いたものであることに留意されたい。それらの用語又は表現を用いて図示し説明した特徴又はその部分のいずれかの等価物を排除する意図は全くない。さらに、本発明は、本明細書で説明した、さもなければ本開示を考慮して理解される、及び/又はその幾つかの実施形態において実現することができる、1つ又はそれ以上の利点を必ずしももたらさずに実施される場合がある。従って、本発明は開示された実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって定められるべきであることが意図されている。
10、20、30、40、50、60、70:超伝導RFコイルアレイ
12、22、32、42、52、62、72:熱伝導性基板(プレート)
14、14a、14b、14c、14d、14e、24、24a、24b、24c、24d、24e、34a1、34b1、34c1、34d1、34e1、34a2、34b2、34c2、34d2、34e2、44a、44b、44c:コイル素子
15、25:基板
16、16a、16b、36:スタンドオフ
17、27、37、47、57、67、77、77a1、77b1、77a2、77b2、87:薄膜超伝導コイル(薄膜線、HTSテープ)
43、53、63、73:支持リング
49、59、69、79:電気回路
71:電気絶縁体
83:熱伝導性支持体

Claims (27)

  1. 試料の磁気共鳴分析中、前記試料からの信号の受信及び該試料への信号の送信の少なくとも一方のための超伝導RFコイルアレイであって、
    前記超伝導RFコイルアレイは、
    極低温に冷却されるように構成された熱伝導性部材と、
    超伝導材料を含む複数のコイル素子と、を含み、
    前記コイル素子の各々は、前記熱伝導性部材に熱的に結合され、(i)前記複数のコイル素子のうちの少なくとも1つの他のものが信号を受信するように構成された空間領域と隣接する及び/又は重なり合う空間領域から磁気共鳴信号を受信すること、及び、(ii)前記複数のコイル素子のうちの少なくとも1つの他のものが無線周波数信号を送信するように構成された空間領域と隣接する及び/又は重なり合う空間領域に無線周波数信号を送信すること、のうちの少なくとも一方のために構成される、ことを特徴とする超伝導RFコイルアレイ。
  2. 前記コイル素子の各々は、熱伝導性基板上に配置された薄膜超伝導コイルを含むことを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  3. 前記熱伝導性基板はアルミナ及びサファイアのうちの少なくとも一方を含み、前記熱伝導性部材はアルミナ板又はサファイア板であることを特徴とする、請求項2に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  4. 前記コイル素子の各々の前記熱伝導性基板は、前記熱伝導性部材に直接的又は間接的に熱的に結合されることを特徴とする、請求項2に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  5. 複数の前記熱伝導性基板はそれぞれ、前記熱伝導性部材に直接的に熱的に結合され、前記熱伝導性基板の少なくとも1つの他のものの各々は、前記熱伝導性部材に間接的に熱的に結合され、これに直接的には熱的に結合されないことを特徴とする、請求項4に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  6. 前記少なくとも1つの他の熱伝導性基板の各々は、前記熱伝導性部材に直接的に熱的に結合された前記熱伝導性基板の少なくとも1つに直接的に熱的に結合され、これにより、前記熱伝導性部材に間接的に熱的に結合されることを特徴とする、請求項5に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  7. 前記少なくとも1つの他の熱伝導性基板の1つ又はそれ以上は、熱伝導性スペーサ部材を介して前記熱伝導性部材に熱的に結合され、これにより、前記熱伝導性部材に間接的に熱的に結合されることを特徴とする、請求項5に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  8. 前記薄膜超伝導コイルの各々は高温超伝導体を含むことを特徴とする、請求項2に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  9. 前記コイル素子の各々は高温超伝導コイルを含み、隣接するコイル素子の前記高温超伝導コイルは導電性に関して分離しており、空間的に重なり合うことを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  10. 前記隣接するコイル素子の前記超伝導コイルは、前記熱伝導性部材の共通面の上又は上方に配置されることを特徴とする、請求項9に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  11. 前記隣接するコイル素子の前記超伝導コイルは、前記熱伝導性部材の対向する面の上又は上方に配置されることを特徴とする、請求項9に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  12. 前記コイル素子は線形アレイとして構成されることを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  13. 前記コイル素子は2次元アレイとして構成されることを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  14. 前記コイル素子は受信専用コイルとして構成されることを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  15. 前記コイル素子の各々は、少なくとも1つの高温超伝導コイルと、(i)前記少なくとも1つの高温超伝導コイル及び(ii)前記熱伝導性部材に熱的に結合された熱伝導性基板とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  16. 前記熱伝導性基板は、少なくとも1つの超伝導コイルが配置される外面を有するほぼ円筒型の構造体として構成されることを特徴とする、請求項15に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  17. 前記熱伝導性基板の各々は、(i)直径と比べて小さい高さを有する、ほぼリング形状であり、かつ、(ii)その前記外面の周りに配置された1つの超伝導コイルを有することを特徴とする、請求項16に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  18. 前記熱伝導性部材に熱的に結合された少なくとも1つの熱伝導性基板をさらに含み、前記コイル素子の各々は高温超伝導コイルを含むことを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  19. 前記少なくとも1つの熱伝導性基板の各々は、前記高温超伝導コイルの少なくとも1つが配置される外面を有するほぼ円筒型の構造体として構成されることを特徴とする、請求項18に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  20. 前記少なくとも1つの熱伝導性基板の各々は、隣接する超伝導コイルが(i)導電性に関して分離しており、かつ、(ii)前記円筒形状の熱伝導性基板の軸方向に沿って移動され重なり合うように構成された、少なくとも2つの前記超伝導コイルを含むことを特徴とする、請求項19に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  21. 前記熱伝導性部材はほぼ平面であり、前記RFコイルアレイは、各々が前記熱伝導性部材の共通面に熱的に結合された1つの軸方向端部を有する、2つの前記熱伝導性基板を含み、前記熱伝導性基板の寸法及びそれらの離隔距離は、前記RFコイルアレイを、胸部画像形成専用RFコイルアレイとして与えるように構成されることを特徴とする、請求項20に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  22. 前記熱伝導性基板は、隣接する超伝導コイルが(i)導電性に関して分離しており、かつ、(ii)前記円筒形状の熱伝導性基板の周りに周方向に移動され、重なり合うように構成された、少なくとも2つの前記超伝導コイルを含むことを特徴とする、請求項19に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  23. 前記超伝導コイルの数は少なくとも4つであることを特徴とする、請求項22に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  24. 前記コイル素子の少なくとも1つは超伝導テープを含むことを特徴とする、請求項18に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  25. 前記コイル素子の各々は、熱伝導性基板上に配置された超伝導テープコイルを含むことを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  26. 前記コイル素子の各々は高温超伝導コイルを含み、前記熱伝導性部材は、隣接する超伝導コイルが(i)導電性に関して分離しており、かつ、(ii)前記円筒形状の熱伝導性基板の軸方向に沿って移動され、重なり合うように配置された外面を有するほぼ円筒型の構造体として構成されることを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
  27. 前記コイル素子の少なくとも1つは、同じ磁場における異なる磁気共鳴周波数に対応する信号を受信するように動作可能な、複数の共鳴無線周波数コイル素子として構成されることを特徴とする、請求項1に記載の超伝導RFコイルアレイ。
JP2015188567A 2009-09-21 2015-09-25 超伝導体rfコイルアレイ Pending JP2016028710A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US24413209P 2009-09-21 2009-09-21
US61/244,132 2009-09-21

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012530981A Division JP5893560B2 (ja) 2009-09-21 2010-09-21 超伝導体rfコイルアレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016028710A true JP2016028710A (ja) 2016-03-03

Family

ID=43302905

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012530981A Expired - Fee Related JP5893560B2 (ja) 2009-09-21 2010-09-21 超伝導体rfコイルアレイ
JP2015188567A Pending JP2016028710A (ja) 2009-09-21 2015-09-25 超伝導体rfコイルアレイ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012530981A Expired - Fee Related JP5893560B2 (ja) 2009-09-21 2010-09-21 超伝導体rfコイルアレイ

Country Status (9)

Country Link
US (2) US8723522B2 (ja)
EP (1) EP2480906A1 (ja)
JP (2) JP5893560B2 (ja)
CN (1) CN102812377B (ja)
BR (1) BR112012006367A2 (ja)
CA (1) CA2774983A1 (ja)
MX (1) MX2012003415A (ja)
RU (1) RU2012116148A (ja)
WO (1) WO2011035333A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190095270A (ko) * 2016-11-23 2019-08-14 제너럴 일렉트릭 캄파니 Mr 이미징을 위한 무선 주파수 코일을 위한 시스템

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8253416B2 (en) * 2009-03-10 2012-08-28 Time Medical Holdings Company Limited Superconductor magnetic resonance imaging system and method (super-MRI)
WO2011035333A1 (en) * 2009-09-21 2011-03-24 Time Medical Holdings Company Limited Superconductor rf coil array
TWI449256B (zh) * 2010-08-19 2014-08-11 Ind Tech Res Inst 電磁傳遞裝置
DE102011006164B8 (de) * 2011-03-25 2013-04-18 Bruker Biospin Ag Kompakter kryogener NMR-Sensor mit integriertem, aktivem Kühlaggregat
US9081067B2 (en) * 2011-05-09 2015-07-14 Imris Inc. Phased array MR RF coil which is not visible in X-ray image
JP2014518709A (ja) * 2011-05-10 2014-08-07 タイム メディカル ホールディングス カンパニー リミテッド 極低温冷却型全身用rfコイルアレイ及びそれを有するmriシステム
US9519037B2 (en) * 2011-11-10 2016-12-13 Mayo Foundation For Medical Education And Research Spatially coincident MRI receiver coils and method for manufacturing
US9971001B2 (en) * 2011-11-28 2018-05-15 The Texas A&M University System Volume array coil with enforced uniform element currents for improved excitation homogeneity
DE102014203588B4 (de) * 2014-02-27 2016-08-25 Siemens Healthcare Gmbh Anordnung und Verfahren zum Senden und/oder Empfangen von MRT-Signalen für eine MRT-Untersuchung
JP6247630B2 (ja) * 2014-12-11 2017-12-13 Ckd株式会社 コイルの冷却構造
US10209325B2 (en) * 2016-02-29 2019-02-19 Siemens Healthcare Gmbh Magnetic resonance imaging coil with adjustable opening
US10551448B2 (en) * 2016-04-22 2020-02-04 New York University Trellis coil arrangement and methods for use thereof
US10132883B2 (en) * 2016-05-31 2018-11-20 General Electric Company Foldable coil array
EP3544498A4 (en) 2016-11-23 2020-07-29 General Electric Company COMPLIANT REAR RADIO FREQUENCY (RF) COIL ARRANGEMENT FOR A MAGNETIC RESON IMAGING (MRI) SYSTEM
EP3544500B1 (en) * 2016-11-23 2023-09-06 General Electric Company Radio frequency coil array for a magnetic resonance imaging system
KR101806198B1 (ko) 2016-12-30 2017-12-08 연세대학교 산학협력단 무선 주파수 코일 및 이를 포함하는 의료용 영상 장치
CN110169772A (zh) * 2019-06-26 2019-08-27 苏州众志医疗科技有限公司 一种水平场磁共振介入专用射频阵列线圈装置及其使用方法
CN110940945B (zh) * 2019-12-02 2020-11-03 浙江大学 具有高时域信号稳定性的磁共振成像射频线圈组件
WO2022155457A1 (en) * 2021-01-15 2022-07-21 Hyperfine, Inc. Flexible radio frequency coil apparatus and methods for magnetic resonance imaging

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241519A (ja) * 1999-02-17 2000-09-08 Toshiba America Mri Inc 垂直磁場mri用のrfコイルアレイ装置
WO2004038431A2 (en) * 2002-10-24 2004-05-06 The University Of Houston System Superconducting array of surface mri probes
WO2005078468A2 (en) * 2004-01-20 2005-08-25 The University Of Houston System Superconducting loop, saddle and birdcage mri coils comprising built-in capacitors
JP2006053020A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Hitachi Ltd 核磁気共鳴装置
JP2006521551A (ja) * 2003-03-27 2006-09-21 オックスフォード インストルメンツ スーパーコンダクティヴィティ リミテッド 受信コイルアレイを使って多数のサンプルを同時に分析するための核磁気共鳴装置
JP2007512071A (ja) * 2003-11-25 2007-05-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 組み込み電子モジュールを備えた磁気共鳴コイル素子
JP2007315885A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Hitachi Ltd 核磁気共鳴プローブコイル
WO2008025146A1 (en) * 2006-08-28 2008-03-06 Sunnybrook And Women's College Health Sciences Centre Open architecture imaging apparatus and coil system for magnetic resonance imaging
JP2008107344A (ja) * 2006-10-04 2008-05-08 Bruker Biospin Ag 冷却式磁気共鳴プローブヘッド用の真空容器
JP2008122141A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Hitachi Ltd Nmr計測用プローブ、およびそれを用いたnmr装置
US20090134873A1 (en) * 2007-11-22 2009-05-28 Gachon University Of Medicine & Science Industry- Academic Cooperation Foundation Rf coil assembly for magnetic resonance imaging system

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8603006A (nl) * 1986-11-27 1988-06-16 Philips Nv Magnetisch resonantie apparaat met gestapeld oppervlakte spoelenstelsel.
US4943775A (en) * 1986-11-27 1990-07-24 U.S. Philips Corporation Magnetic resonance apparatus with uncoupled rf coils
CA2273150A1 (en) * 1996-12-02 1998-06-11 The Trustees Of Columbia University Multiple resonance superconducting probe
US5914600A (en) * 1997-06-04 1999-06-22 Brigham And Women's Hospital Planar open solenoidal magnet MRI system
CN1268756A (zh) * 1999-03-24 2000-10-04 浙江亚克科技有限公司 一种高温超导线圈及其磁共振仪
US20050062473A1 (en) * 2003-09-24 2005-03-24 General Electric Company Cryogen-free high temperature superconducting magnet with thermal reservoir
JP4593255B2 (ja) * 2004-12-08 2010-12-08 株式会社日立製作所 Nmr装置およびnmr計測用プローブ
US7167000B2 (en) * 2004-12-22 2007-01-23 General Electric Company Cryogenically cooled radiofrequency coil array for magnetic resonance imaging
US7728592B2 (en) * 2008-09-17 2010-06-01 Time Medical Holdings Company Limited Integrated superconductor MRI imaging system
US7772842B2 (en) * 2008-09-17 2010-08-10 Time Medical Holdings Company Limited Dedicated superconductor MRI imaging system
WO2011035333A1 (en) * 2009-09-21 2011-03-24 Time Medical Holdings Company Limited Superconductor rf coil array

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241519A (ja) * 1999-02-17 2000-09-08 Toshiba America Mri Inc 垂直磁場mri用のrfコイルアレイ装置
WO2004038431A2 (en) * 2002-10-24 2004-05-06 The University Of Houston System Superconducting array of surface mri probes
US20070013377A1 (en) * 2002-10-24 2007-01-18 The University Of Houston System Superconducting array of surface mri probes
JP2006521551A (ja) * 2003-03-27 2006-09-21 オックスフォード インストルメンツ スーパーコンダクティヴィティ リミテッド 受信コイルアレイを使って多数のサンプルを同時に分析するための核磁気共鳴装置
JP2007512071A (ja) * 2003-11-25 2007-05-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 組み込み電子モジュールを備えた磁気共鳴コイル素子
WO2005078468A2 (en) * 2004-01-20 2005-08-25 The University Of Houston System Superconducting loop, saddle and birdcage mri coils comprising built-in capacitors
JP2006053020A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Hitachi Ltd 核磁気共鳴装置
JP2007315885A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Hitachi Ltd 核磁気共鳴プローブコイル
WO2008025146A1 (en) * 2006-08-28 2008-03-06 Sunnybrook And Women's College Health Sciences Centre Open architecture imaging apparatus and coil system for magnetic resonance imaging
JP2008107344A (ja) * 2006-10-04 2008-05-08 Bruker Biospin Ag 冷却式磁気共鳴プローブヘッド用の真空容器
JP2008122141A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Hitachi Ltd Nmr計測用プローブ、およびそれを用いたnmr装置
US20090134873A1 (en) * 2007-11-22 2009-05-28 Gachon University Of Medicine & Science Industry- Academic Cooperation Foundation Rf coil assembly for magnetic resonance imaging system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190095270A (ko) * 2016-11-23 2019-08-14 제너럴 일렉트릭 캄파니 Mr 이미징을 위한 무선 주파수 코일을 위한 시스템
KR102076752B1 (ko) * 2016-11-23 2020-02-12 제너럴 일렉트릭 캄파니 Mr 이미징을 위한 무선 주파수 코일을 위한 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP5893560B2 (ja) 2016-03-23
CN102812377B (zh) 2016-12-07
CA2774983A1 (en) 2011-03-24
WO2011035333A1 (en) 2011-03-24
RU2012116148A (ru) 2013-10-27
US20150077116A1 (en) 2015-03-19
MX2012003415A (es) 2012-06-19
BR112012006367A2 (pt) 2016-03-29
JP2013505111A (ja) 2013-02-14
US20110121830A1 (en) 2011-05-26
US8723522B2 (en) 2014-05-13
EP2480906A1 (en) 2012-08-01
CN102812377A (zh) 2012-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5893560B2 (ja) 超伝導体rfコイルアレイ
US7772842B2 (en) Dedicated superconductor MRI imaging system
JP5723299B2 (ja) 主超伝導磁石、超伝導グラジエント界磁コイル及び冷却状態のrfコイルを有するmriシステム
RU2570219C2 (ru) Комплект сверхпроводящих рч-катушек с криогенным охлаждением для головы и система магнитно-резонансной томографии (мрт) только для головы, использующая такой комплект рч-катушек
US7728592B2 (en) Integrated superconductor MRI imaging system
RU2572650C2 (ru) Модуль с градиентными катушками из сверхпроводника с криогенным охлаждением для магнитно-резонансной томографии
US9170310B2 (en) Cryogenically cooled whole-body RF coil array and MRI system having same
CN103105595A (zh) 一种液氮制冷的磁共振成像系统
CN101884532B (zh) 超导磁共振成像仪及其制造方法和应用
CN203149098U (zh) 一种液氮制冷的磁共振成像系统

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160926

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170501