JP2016025512A - 装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】TDDをサポートする端末装置がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことを可能にする。
【解決手段】TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得する取得部と、上記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。上記制御部は、上記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、上記端末装置とのHD−FDD(Half Duplex Frequency Division Duplex)での無線通信を制御する。
【選択図】図19

Description

本開示は、装置に関する。
LTE(Long Term Evolution)は、複信方式として、周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)及び時分割複信(Time Division Duplex:TDD)をサポートしている。さらに、LTEは、FDDについて、全二重通信(full duplex:FD)及び半二重通信(half duplex:HD)の両方をサポートしている。即ち、LTEは、FD−FDD及びHD−FDDの両方をサポートしている。端末装置が、FDの機能を有する場合には、送信及び受信の両方を同時に行うことができる。一方、端末装置が、HDの機能のみを有する場合には、送信及び受信を同時には行わない。HD−FDDは、端末装置のデータレートを低減させるが、端末装置のコストを低減することが可能である。例えば、HD−FDDのみをサポートする端末装置は、デュプレクサを有しなくてもよく、複数の局部発信器を必要としない(即ち、1つの局部発信器のみを必要とする)。また、HD−FDD動作(operation)を行う端末装置では、FD−FDD動作を行う端末装置と比べて信号処理の量が少ない。
例えば、基地局は、HD−FDD動作を行う端末装置にアップリンクの無線リソースとダウンリンクの無線リソースとの両方を同時に割当てないようにスケジューリングを行うことにより、HD−FDD動作を可能する。HD−FDDについては、他にもいくつかの技術が提案されている。
例えば、非特許文献1及び2には、HD−FDD動作を行う端末装置に必要なHARQ(Hybrid ARQ(Automatic repeat-request))プロセスの数が提案されている。具体的には、アップリンクデータの送受信の4サブフレーム前でのアップリンクのスケジューリング情報の送受信、及び、データの送受信の4サブフレーム後でのACK/NACKの送受信というFDDの既存の前提の下で、アップリンク及びダウンリンクの各々の最大のHARQプロセス数を3とすることが提案されている。
3GPP TSG RAN WG1 Meeting #76bis, Shenzhen, China, 31st March - 4th April 2014, CATT, "Number of HARQ processes for low complexity HD-FDD UEs" 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #76bis, Shenzhen, P.R. China, 31st March - 4th April 2014, Ericsson, "Half duplex FDD for low cost MTC UE"
しかし、TDDをサポートする端末装置は、TDDのセル内に位置する場合には無線通信を行うことができるが、例えば、FDDのセル内に位置する場合には無線通信を行うことが困難である。例えば、TDDをサポートする端末装置は、上述した非特許文献に開示されているようなHD−FDD動作を行うためには、局部発振器(local oscillator)の周波数の切替えを行うだけではなく、TDD動作とは大きく異なる上記HD−FDD動作行う必要がある。そのため、上記端末装置の処理が複雑になり得る。
そこで、TDDをサポートする端末装置がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得する取得部と、上記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。上記制御部は、上記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、上記端末装置とのHD−FDD(Half Duplex Frequency Division Duplex)での無線通信を制御する。
また、本開示によれば、基地局が端末装置に通知するTDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得する取得部と、上記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、上記端末装置による上記基地局とのHD−FDDでの無線通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、TDDをサポートする端末装置がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
FDDでの無線通信の一例を説明するための説明図である。 TDDでの無線通信の一例を説明するための説明図である。 HD−FDDでの無線通信の一例を説明するための説明図である。 セルサーチからケイパビリティ情報の送信までのHD−FDD動作の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 FDDにおけるPSS及びSSSの位置を説明するための説明図である。 HD−FDDでの無線通信の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 FD−FDDでの無線通信の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 セルサーチからケイパビリティ情報の送信までのTDD動作の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 TDDにおけるPSS及びSSSの位置を説明するための説明図である。 TDDでの無線通信の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを説明するための説明図である。 ダウンリンクデータが送信されるサブフレームと、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームとの例を説明するための説明図である。 アップリンクデータが送信されるサブフレームと、当該アップリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームとの例を説明するための説明図である。 キャリアアグリゲーションのケースでのACK/NACKの送信の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 基地局がマクロセルの基地局であるケースの例を説明するための説明図である。 FDDのCC及びTDDのCCを説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 端末装置への無線リソースの割当ての例を説明するための説明図である。 UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のサブフレームの第1の例を説明するための説明図である。 UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のサブフレームの第2の例を説明するための説明図である。 UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のサブフレームの第3の例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の無線通信部に含まれるハードウェアの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局及び端末装置の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る端末装置の第1の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る端末装置の第2の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 同実施形態の変形例に係るACK/NACKの送信の第1の例を説明するための説明図である。 同実施形態の変形例に係るACK/NACKの送信の第2の例を説明するための説明図である。 プライマリセル及びセカンダリセルの例を説明するための説明図である。 第4の変形例におけるマクロセル及びスモールセルの例を説明するための説明図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
1.1.関連技術
1.3.技術的課題
2.通信システムの概略的な構成
3.各装置の構成
3.1.基地局の構成
3.2.端末装置の構成
4.処理の流れ
5.変形例
5.1.変形例に共通の特徴
5.2.第1の変形例
5.3.第2の変形例
5.4.第3の変形例
5.5.第4の変形例
5.6.第5の変形例
6.応用例
6.1.基地局に関する応用例
6.2.端末装置に関する応用例
7.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、図1〜図14を参照して、本開示の実施形態の関連技術及び技術的課題を説明する。
<1.1.関連技術>
図1〜図11を参照して、本開示の実施形態の関連技術を説明する。
(FDD/TDD)
LTEは、複信方式として、周波数分割複信(FDD)及び時分割複信(TDD)をサポートしている。以下、図1及び図2を参照して、FDDでの無線通信及びTDDでの無線通信の例を説明する。
図1は、FDDでの無線通信の一例を説明するための説明図である。図1を参照すると、FDDのアップリンク帯域F(UL)及びダウンリンク帯域F(DL)のペアが示されている。FDDの無線通信では、アップリンク帯域F(UL)はいずれの時間にもアップリンクに使用され、ダウンリンク帯域F(DL)はいずれの時間にもダウンリンクに使用される。
図2は、TDDでの無線通信の一例を説明するための説明図である。図2を参照すると、TDDの帯域Fが示されている。TDDの無線通信では、帯域Fは、ある時間にアップリンクに使用され、別の時間にダウンリンクに使用される。
(FDDとTDDとの違い)
FDDのシステムとTDDのシステムとの間にはいくつかの相違点がある。そのため、TDDをサポートする端末装置は、TDDのシステムにおいて動作するのと同様に、FDDのシステムにおいて動作することはできない。
第1に、FDDでは、アップリンクとダウンリンクとで使用される周波数帯域が異なるが、TDDでは、アップリンクとダウンリンクとで使用される周波数帯域が同一である。
第2に、FDDとTDDとで、同期信号が送信される時間領域での位置が異なる。具体的には、FDDとTDDとで、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)が送信されるシンボルが異なる。
第3に、FDDとTDDとで、HARQ応答(Acknowledgement)のタイミング、及びアップリンクの無線リソースの割当てを端末装置に通知するタイミングが異なる。
第4に、TDDでは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム及びスペシャルサブフレームを定めるアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション(以下、「UL/DLコンフィギュレーション」と呼ぶ)が基地局により端末装置に通知される。そして、当該UL/DLコンフィギュレーションに従って、アップリンクとダウンリンクとが切り替えられる。一方、FDDでは、アップリンク帯域ではいずれの時間にもアップリンクの無線通信が可能であり、ダウンリンク帯域ではいずれの時間にもダウンリンクの無線通信が可能である。
(FD/HD)
LTEは、FDDについて、全二重通信(FD)及び半二重通信(HD)の両方をサポートしている。即ち、LTEは、FD−FDD及びHD−FDDの両方をサポートしている。
端末装置が、FDの機能を有する場合には、送信及び受信の両方を同時に行うことができる。図1を再び参照すると、例えば、FD−FDD動作を行う端末装置は、アップリンク帯域F(UL)でのアップリンク送信と、ダウンリンク帯域F(DL)でのダウンリンク受信との両方を、同時に行うことができる。
一方、端末装置が、HDの機能のみを有する場合には、送信及び受信を同時には行わない。以下、この点について、図3を参照して具体例を説明する。
図3は、HD−FDDでの無線通信の一例を説明するための説明図である。図3を参照すると、FDDのアップリンク帯域F(UL)及びダウンリンク帯域F(DL)のペアが示されている。HD−FDD動作を行う端末装置は、アップリンク帯域F(UL)でのアップリンク送信と、ダウンリンク帯域F(DL)でのダウンリンク受信との両方を、同時に行わない。即ち、当該端末装置は、ある時間に上記アップリンク送信を行い、別の時間に上記ダウンリンク受信を行う。
HD−FDDは、端末装置のデータレートを低減させるが、端末装置のコストを低減することが可能である。例えば、HD−FDDのみをサポートする端末装置は、デュプレクサを有しなくてもよく、複数の局部発信器を必要としない(即ち、1つの局部発信器のみを必要とする)。また、HD−FDD動作(operation)を行う端末装置では、FD−FDD動作を行う端末装置と比べて信号処理の量が少ない。
(ケイパビリティ)
LTEでは、UE(User Equipment)は、当該UEがサポートする端末カテゴリ及び各種ケイパビリティなどを示すUEケイパビリティ情報メッセージ(UE Capability Information message)をeNB(evolved Node B)へ送信する。
例えば、サポートバンドリスト(Supported Band List)では、UEがサポートするFDD及びTDDのオペレーティングバンドの番号が示され、さらに、オペレーティングバンドについて、UEがHDのみをサポートしているか、又はUEがFDをサポートしているかが示される。
例えば、サポートバンドコンビネーション(Support Band Combinations)では、ダウンリンクとアップリンクとの各々について、キャリアアグリゲーションをサポートするバンドの組合せが示されている。
(HD−FDD動作)
−セルサーチからケイパビリティ情報の送信までの動作
図4は、セルサーチからケイパビリティ情報の送信までのHD−FDD動作の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
UEは、セルサーチの対象である周波数のリストを予め保持している。そのため、UEは、当該リストに従ってダウンリンク信号を受信し、受信されるダウンリンク信号に含まれる同期信号を検出する(S71)。当該同期信号は、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)である。UEは、上記同期信号に基づいて、ダウンリンクでの同期を獲得し、セルIDを取得する(S72)。
さらに、UEは、システム情報を受信する(S73)。当該システム情報は、MIB(Master Information Block)及びSIB(System Information Block)である。UEは、上記システム情報から、ランダムアクセスパラメータを取得する(S74)。
そして、UEは、ランダムアクセス手続きを行う(S75)。
さらに、UEは、eNBからの要求に応じて、UEのケイパビリティを示すケイパビリティ情報をeNBへ送信する(S76)。例えば、当該ケイパビリティ情報は、UEケイパビリティ情報メッセージである。UEは、上記ケイパビリティ情報の送信により、UEがHDのみをサポートしているか、又はUEがFDをサポートしているかを、eNBに通知する。そして、処理は終了する。
なお、当該基地局が使用するオペレーティングバンドについて端末装置がHDのみをサポートする場合には、基地局は、同一のサブフレームのアップリンクの無線リソースとダウンリンクの無線リソースとの両方が上記端末装置に割当てられないように、スケジューリングを行う。
上述したステップS71について、同期信号の送信に使用される無線リソースは予め決まっている。そのため、UEは、PSS及びSSSの位置(即ち、PSS及びSSSの送信に使用される無線リソース)を特定することにより、無線フレームの先頭のタイミングを認識することができる。
図5は、FDDにおけるPSS及びSSSの位置を説明するための説明図である。図5を参照すると、10msの無線フレームと、当該無線フレームに含まれる10個のサブフレームとが示されている。各サブフレームは、2つのスロット(即ち、第1スロット及び第2スロット)を含み、各スロットは、7つのシンボルを含む。例えば、FDDでは、サブフレーム番号が0であるサブフレームの第1スロットにおいて、6番目のシンボルでSSSが送信され、7番目のシンボルでPSSが送信される。また、サブフレーム番号が5であるサブフレームの第1スロットにおいても、6番目のシンボルでSSSが送信され、7番目のシンボルでPSSが送信される。
−HD−FDDでの無線通信
図6は、HD−FDDでの無線通信の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
UEは、ダウンリンク信号を受信する(S81)。当該ダウンリンク信号は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)で送信されるダウンリンク制御情報の信号を含む。
上記ダウンリンク制御情報の中にUEのためのアップリンクのスケジューリング情報がある場合には(S82:YES)、UEは、アップリンクの当該スケジューリング情報を記憶する(S83)。
上記ダウンリンク制御情報の中にUEのためのダウンリンクのスケジューリング情報がある場合には(S84:YES)、UEは、UE宛のダウンリンクデータの受信処理を行う(S85)。
3つ前のサブフレームでアップリンクのスケジューリング情報が送信された場合には(S86:YES)、UEは、アップリンク周波数を設定する(S87)。なお、既にアップリンク周波数が設定されている場合には、UEは、アップリンク周波数をあらためて設定しなくてもよい。そして、次のサブフレームが到来し(S88)、UEは、アップリンクデータを送信する(S89)。そして、処理はステップS86へ戻る。
一方、3つ前のサブフレームでアップリンクのスケジューリング情報が送信されなかった場合には(S86:NO)、UEは、ダウンリンク周波数を設定する(S90)。そして、次のサブフレームが対象となり(S91)、処理はステップS81へ戻る。
(FD−FDD動作)
−セルサーチからケイパビリティ情報の送信までの動作
セルサーチからケイパビリティ情報の送信までのFD−FDD動作についての説明は、上述したセルサーチからケイパビリティ情報の送信までのHD−FDD動作の説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
−FD−FDDでの無線通信
図7は、FD−FDDでの無線通信の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
4つ前のサブフレームでアップリンクのスケジューリング情報が送信された場合には(S1001:YES)、UEは、アップリンクデータを送信する(S1002)。
UEは、ダウンリンク信号を受信する(S1003)。当該ダウンリンク信号は、PDCCHで送信されるダウンリンク制御情報の信号を含む。
上記ダウンリンク制御情報の中にUEのためのアップリンクのスケジューリング情報がある場合には(S1004:YES)、UEは、アップリンクの当該スケジューリング情報を記憶する(S1005)。
上記ダウンリンク制御情報の中にUEのためのダウンリンクのスケジューリング情報がある場合には(S1006:YES)、UEは、UE宛のダウンリンクデータの受信処理を行う(S1007)。そして、次のサブフレームが対象となり(S1008)、処理はステップS1001へ戻る。
(TDD動作)
−セルサーチからケイパビリティ情報の送信までの動作
図8は、セルサーチからケイパビリティ情報の送信までのTDD動作の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
UEは、セルサーチの対象である周波数のリストを予め保持している。そのため、UEは、当該リストに従ってダウンリンク信号を受信し、受信されるダウンリンク信号に含まれる同期信号を検出する(S1021)。当該同期信号は、PSS及びSSSである。UEは、上記同期信号に基づいて、ダウンリンクでの同期を獲得し、セルIDを取得する(S1022)。
さらに、UEは、システム情報を受信する(S1023)。当該システム情報は、MIB及びSIBである。UEは、上記システム情報から、ランダムアクセスパラメータを取得する(S1024)。さらに、UEは、上記システム情報から、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報を取得する(S1025)。
そして、UEは、ランダムアクセス手続きを行う(S1026)。
さらに、UEは、eNBからの要求に応じて、UEのケイパビリティを示すケイパビリティ情報をeNBへ送信する(S1027)。例えば、当該ケイパビリティ情報は、UEケイパビリティ情報メッセージである。そして、処理は終了する。
上述したステップS1021について、同期信号の送信に使用される無線リソースは予め決まっている。そのため、UEは、PSS及びSSSの位置(即ち、PSS及びSSSの送信に使用される無線リソース)を特定することにより、無線フレームの先頭のタイミングを認識することができる。
図9は、TDDにおけるPSS及びSSSの位置を説明するための説明図である。図9を参照すると、10msの無線フレームと、当該無線フレームに含まれる10個のサブフレームとが示されている。各サブフレームは、2つのスロット(即ち、第1スロット及び第2スロット)を含み、各スロットは、7つのシンボルを含む。例えば、TDDでは、サブフレーム番号が0であるサブフレームの第2スロットにおいて、7番目のシンボルでSSSが送信され、サブフレーム番号が1であるサブフレームの第1スロットにおいて、3番目のシンボルでPSSが送信される。また、サブフレーム番号が5であるサブフレームの第2スロットにおいて、7番目のシンボルでSSSが送信され、サブフレーム番号が6であるサブフレームの第1スロットにおいて、3番目のシンボルでPSSが送信される。
−TDDでの無線通信
図10は、TDDでの無線通信の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
サブフレームがアップリンクサブフレームではない(即ち、サブフレームがダウンリンクサブフレーム又はスペシャルサブフレームである)場合には(S1041:NO)、UEは、ダウンリンク信号を受信する(S1042)。当該ダウンリンク信号は、PDCCHで送信されるダウンリンク制御情報の信号を含む。
上記ダウンリンク制御情報の中にUEのためのアップリンクのスケジューリング情報がある場合には(S1043:YES)、UEは、アップリンクの当該スケジューリング情報を記憶する(S1044)。
上記ダウンリンク制御情報の中にUEのためのダウンリンクのスケジューリング情報がある場合には(S1045:YES)、UEは、UE宛のダウンリンクデータの受信処理を行う(S1046)。そして、次のサブフレームが対象となり(S1047)、処理はステップS1041へ戻る。
サブフレームが、アップリンクサブフレームであり(S1041:YES)、且つ、UEがアップリンクデータを送信するサブフレームであれば(S1048:YES)、UEは、アップリンクデータを送信する(S1049)。そして、次のサブフレームが対象となり(S1047)、処理はステップS1041へ戻る。
(HARQ)
(a)FDDとTDDとの違い
FDDでは、ダウンリンクデータについてのHARQ応答(HARQ Acknowledgement)は、当該ダウンリンクデータが送信されるサブフレームの4つ後のサブフレームでアップリンクにおいて送信される。また、アップリンクデータについてのHARQ応答は、当該アップリンクデータが送信されるサブフレームの4つ後のサブフレームでダウンリンクにおいて送信される。
TDDでは、HARQ応答が送信されるサブフレームは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションによって異なる。また、上記サブフレームは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションのために予め定められている。ダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームは、3GPP TS36.213のTable 10.1.3.1−1に定められている。アップリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームは、3GPP TS36.213のTable 9.1.2−1に定められている。
(b)キャリアアグリゲーションのケース
キャリアアグリゲーションでは、UEのセカンダリコンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier:SCC)(即ち、セカンダリセル)のアップリンク制御情報が、UEのプライマリコンポーネントキャリア(Primary Component Carrier)(即ち、プライマリセル)のPUCCH(Physical Uplink Control Channel)で送信される。そのため、SCCには、PUCCHは配置されない。
上記アップリンク制御情報は、HARQ応答を含む。即ち、SCCで送信されるダウンリンクについてのACK/NACKは、PCCのPUCCHで送信される。
なお、上記アップリンク制御情報は、スケジューリング要求及び/又はチャネル状態情報(Channel State Information:CSI)なども含む。
(アップリンクのスケジューリング情報の送信)
FDDでは、アップリンクのスケジューリング情報は、UEに割り当てられた無線リソースが位置するサブフレームの4つの前のサブフレームで、当該UEへ送信される。
TDDでは、アップリンクのスケジューリング情報が送信されるサブフレームは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションによって異なる。また、上記サブフレームは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションのために予め定められている。アップリンクのスケジューリング情報が送信されるサブフレームは、3GPP TS36.213のTable 8−2に定められている。
(TDDのUL/DLコンフィギュレーション)
TDDのUL/DLコンフィギュレーションとして、7つのコンフィギュレーションが定められている。以下、図11を参照して、当該7つのコンフィギュレーションを説明する。
図11は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを説明するための説明図である。図11を参照すると、7つのUL/DLコンフィギュレーション(コンフィギュレーション0〜6)が示されている。各UL/DLコンフィギュレーションは、無線フレームに含まれる10個のサブフレームのうちのアップリンクサブフレーム及びダウンリンクサブフレームを定める。さらに、各UL/DLコンフィギュレーションは、上記10個のサブフレームのうちのスペシャルサブフレームを定める。具体的には、サブフレーム番号が0及び5であるサブフレームは、eNBによる同期信号の送信のために、ダウンリンクサブフレームに固定されている。また、サブフレーム番号が2であるサブフレームは、アップリンクサブフレームに固定されている。そのため、いずれのコンフィギュレーションでも、サブフレーム番号が1であるサブフレームはスペシャルサブフレームである。
なお、スペシャルサブフレームは、ダウンリンク部分のDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、アップリンク部分のUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)、及びGP(Guard Period)を含む。
<1.2.技術的課題>
次に、図12〜図14を参照して、本開示の実施形態の技術的課題を説明する。
(基本的な課題)
非特許文献「3GPP TSG RAN WG1 Meeting #76bis, Shenzhen, China, 31st March - 4th April 2014, CATT, “Number of HARQ processes for low complexity HD-FDD UEs”」及び「3GPP TSG RAN WG1 Meeting #76bis, Shenzhen, P.R. China, 31st March - 4th April 2014, Ericsson, “Half duplex FDD for low cost MTC UE”」では、HD−FDD動作を行う端末装置に必要なHARQプロセスの数が提案されている。具体的には、アップリンクデータの送受信の4サブフレーム前でのアップリンクのスケジューリング情報の送受信、及び、データの送受信の4サブフレーム後でのACK/NACKの送受信というFDDの既存の前提の下で、アップリンク及びダウンリンクの各々の最大のHARQプロセス数を3とすることが提案されている。
上述した非特許文献に開示されている技術によれば、例えば、8個のサブフレームのうちの3個のサブフレームがダウンリンクに割り当てられ、当該8個のサブフレームのうちの他の3個のサブフレームがアップリンクに割り当てられる。このようなダウンリンク/アップリンクへのサブフレームの割当ては、実際には基地局のスケジューラによる無線リソース(例えば、リソースブロック)の割当てによって実現され得る。また、上記3個のサブフレーム(ダウンリンク)と上記他の3個のサブフレーム(アップリンク)との間のサブフレームは、送受信の切替えのために確保され、当該サブフレームの無線リソースは、上記切替えを行う端末装置には割り当てられない。以下、この点について、図12及び図13を参照して具体例を説明する。
図12は、ダウンリンクデータが送信されるサブフレームと、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームとの例を説明するための説明図である。図12を参照すると、ダウンリンクデータがeNBにより送信されるサブフレームと、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKがUEにより送信されるサブフレームとが示されている。具体的には、連続する3個のサブフレームが、PDSCHでダウンリンクデータが送信されるサブフレームとして割当てられる。当該連続する3個のサブフレームの後の1個のサブフレームは、UEにおけるダウンリンク受信からアップリンク送信への切替えのために確保される。当該1個のサブフレームの後の連続する3個のサブフレームが、PUCCHで上記ダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームとして割り当てられる。即ち、ダウンリンクデータがeNBにより送信されたサブフレームの4サブフレーム後のサブフレームで、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKがUEにより送信され得る。さらに、当該連続する3個のサブフレームの後の1個のサブフレームは、UEにおけるアップリンク送信からダウンリンク受信への切替えのために確保される。このように、8サブフレームのラウンドトリップタイムで、ダウンリンクデータ及びACK/NACKが送信される。
図13は、アップリンクデータが送信されるサブフレームと、当該アップリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームとの例を説明するための説明図である。図13を参照すると、アップリンクデータがUEにより送信されるサブフレームと、当該アップリンクデータについてのACK/NACKがeNBにより送信されるサブフレームとが示されている。具体的には、連続する3個のサブフレームが、PUSCHでアップリンクデータが送信されるサブフレームとして割当てられる。当該連続する3個のサブフレームの後の1個のサブフレームは、UEにおけるアップリンク送信からダウンリンク受信への切替えのために確保される。当該1個のサブフレームの後の連続する3個のサブフレームが、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)で上記アップリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームとして割り当てられる。即ち、アップリンクデータがUEにより送信されたサブフレームの4サブフレーム後のサブフレームで、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKがeNBにより送信され得る。さらに、当該連続する3個のサブフレームの後の1個のサブフレームは、UEにおけるダウンリンク受信からアップリンク送信への切替えのために確保される。このように、8サブフレームのラウンドトリップタイムで、アップリンクデータ及びACK/NACKが送信される。
しかし、TDDをサポートする端末装置は、TDDのセル内に位置する場合には無線通信を行うことができるが、例えば、FDDのセル内に位置する場合には無線通信を行うことが困難である。例えば、TDDをサポートする端末装置は、上述した非特許文献に開示されているようなHD−FDD動作を行うためには、(局部発振器の)周波数の切替えを行うだけではなく、TDD動作とは大きく異なる上記HD−FDD動作行う必要がある。そのため、上記端末装置の処理が複雑になり得る。
そこで、本開示の実施形態は、TDDをサポートする端末装置がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことを可能にする。
(他の課題)
(a)無線リソースの割当て
上述した非特許文献に開示されている技術によれば、ダウンリンクのサブフレーム及びアップリンクのサブフレームが固定される。例えば、トラフィックに応じて、HD−FDD動作を行う端末装置に無線リソースを柔軟に割り当てることが困難になり得る。
そこで、本開示の実施形態は、例えば、HD−FDD動作を行う端末装置に無線リソースをより柔軟に割り当てることを可能にする。
(b)ACK/NACKの送信
端末装置は、基地局により送信されるダウンリンクデータの受信後には、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKを基地局へ送信する必要がある。また、端末装置は、基地局へのアップリンクデータの送信後には、当該アップリンクデータについてのACK/NACKを基地局から受信する必要がある。
しかし、HD−FDD動作を行う端末装置に無線リソースが自由に割り当てられ、且つ、例えばFDDの既存の前提のように、データの送受信の4サブフレーム後に当該データについてのACK/NACKが送信されると、ACK/NACKの送受信が適切に行われない可能性がある。
そこで、本開示の実施形態は、例えば、HD−FDD動作を行う端末装置及び基地局がACK/NACKの送受信を適切に行うことをさらに可能にする。
(b)キャリアアグリゲーションのケース
キャリアアグリゲーションでは、セカンダリセルで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACが、プライマリセルで送信される。そのため、端末装置は、セカンダリセルで送信されるダウンリンクデータの受信後には、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKをプライマリセルで送信する必要がある。
しかし、セカンダリセルで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームで、端末装置がプライマリセルでダウンリンク受信を行う可能性がある。その結果、上記ダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されないことが懸念される。以下、この点について、図14を参照して具体例を説明する。
図14は、キャリアアグリゲーションのケースでのACK/NACKの送信の例を説明するための説明図である。図14を参照すると、端末装置のプライマリセル(Pcell)及びセカンダリセル(Scell)について、アップリンク及びダウンリンクの状況が示されている。この例では、セカンダリセルはTDDのコンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)であり、プライマリセルはFDDのCCである。例えば、セカンダリセルでは、3GPPにおいて定められるコンフィギュレーション3に従ってアップリンク及びダウンリンクの送受信が行われる。一方、プライマリセルでは、図12及び図13を参照して説明したように、8サブフレームのラウンドトリプタイムで、アップリンク及びダウンリンクの送受信が行われる。ここで、端末装置は、セカンダリセルにおいてコンフィギュレーション3に従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKを、コンフィギュレーション3に対応するACK/NACK送信用のサブフレームで送信する。即ち、上記端末装置は、上記ACK/NACKを、コンフィギュレーション3のアップリンクサブフレームで送信する。さらに、キャリアアグリゲーションのケースでは、上記端末装置は、上記ACK/NACKを、プライマリセルで送信する必要がある。一例として、セカンダリセルにおいて、サブフレーム番号が9であるサブフレームで、ダウンリンクデータが上記端末装置へ送信される場合に、上記端末装置は、当該ダウンリンクデータについてのACK/NACKを、サブフレーム番号が4である次のサブフレームで送信する。また、上記端末装置は、上記ACK/NACKを、プライマリセルにおいて送信する必要がある。しかし、端末装置は、プライマリセルにおいて、サブフレーム番号が4である次のサブフレームで、ダウンリンク送信を行うので、上記ダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信することができない。
そこで、本開示の実施形態の変形例は、例えば、HD−FDD動作を行う端末装置及び基地局がキャリアアグリゲーションのケースでもACK/NACKの送受信を適切に行うことをさらに可能にする。
<<2.通信システムの概略的な構成>>
続いて、図15を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図15は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図15を参照すると、通信システム1は、基地局100、端末装置20及び端末装置200を含む。通信システム1は、例えば、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
(基地局100)
基地局100は、セル10の基地局である。セル10は、FDDのセルであり、基地局100は、FDDでの無線通信を行う。例えば、基地局100は、FDDのダウンリンク帯域でダウンリンク信号を送信し、FDDのアップリンク帯域でアップリンク信号を受信する。
例えば、基地局100は、端末装置との無線通信を行う。当該端末装置は、端末装置20及び端末装置200を含む。
(端末装置20)
端末装置20は、基地局との無線通信を行う。
例えば、端末装置20は、FDDをサポートし、FDDでの無線通信を行う。即ち、端末装置20は、FDDのセルの基地局(例えば、基地局100)との無線通信を行う。具体的には、例えば、端末装置20は、FD−FDDをサポートし、FD−FDDでの無線通信を行う。即ち、端末装置20は、FDDのダウンリンク帯域でのダウンリンク受信と、FDDのアップリンク帯域でのアップリンク送信との両方を、同時に行い得る。例えば、端末装置20は、同一のサブフレームで、上記ダウンリンク受信及び上記アップリンク送信の両方を行い得る。
(端末装置200)
端末装置200は、基地局との無線通信を行う。
例えば、端末装置200は、TDDをサポートし、TDDでの無線通信を行う。即ち、端末装置200は、TDDのセルの基地局との無線通信を行う。即ち、端末装置200は、ある時間に、TDDの周波数帯域でのアップリンク送信を行い、別の時間に、当該周波数帯域でのダウンリンク受信を行う。例えば、端末装置200は、あるサブフレームで上記アップリンク送信を行い、別のサブフレームで上記ダウンリンク受信を行う。
さらに、例えば、端末装置200は、FDDをサポートし、FDDでの無線通信を行う。即ち、端末装置200は、FDDのセルの基地局(例えば、基地局100)との無線通信を行う。具体的には、例えば、端末装置200は、HD−FDDをサポートし、HD−FDDでの無線通信を行う。即ち、端末装置200は、ある時間に、FDDのアップリンク帯域でのアップリンク送信を行い、別の時間に、FDDのダウンリンク帯域でのダウンリンク受信を行う。例えば、端末装置200は、あるサブフレームで上記アップリンク送信を行い、別のサブフレームで上記ダウンリンク受信を行う。
なお、例えば、端末装置200は、FD−FDDをサポートせず、FD−FDDでの無線通信を行わない。
(マクロセル及びスモールセル)
例えば、セル10は、TDDのスモールセルが重なるマクロセルであり、基地局100は、当該マクロセルの基地局である。以下、この点について図16及び図17を参照して具体例を説明する。
図16は、基地局100がマクロセルの基地局であるケースの例を説明するための説明図である。図16を参照すると、基地局100、基地局100のセル10、基地局30、基地局30のセル40、端末装置20、端末装置25及び端末装置200が示されている。セル10は、FDDのマクロセルであり、基地局100は、当該マクロセルの基地局である。また、セル40は、セル10(マクロセル)と重なるTDDのスモールセルであり、基地局30は、当該スモールセルの基地局である。例えば、端末装置20及び端末装置200は、基地局100との無線通信を行う。端末装置200、及びTDDをサポートする端末装置25は、基地局30との無線通信を行う。
図17は、FDDのCC及びTDDのCCを説明するための説明図である。図17を参照すると、FDDのアップリンクCC及びダウンリンクCCのペアと、TDDのCCとが示されている。基地局100は、上記アップリンクCCでのアップリンク受信を行い、上記ダウンリンクCCでのダウンリンク送信を行う。基地局30は、TDDの上記CCでのアップリンク受信及びダウンリンク送信を行う。
(本開示の実施形態の特徴)
とりわけ本開示の実施形態では、基地局100は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置に通知し、当該UL/DLコンフィギュレーションに従って、端末装置200とのHD−FDDでの無線通信を行う。
また、とりわけ本開示の実施形態では、端末装置200は、基地局100が端末装置200に通知する上記UL/DLコンフィギュレーションに従って、基地局100とのHD−FDDでの無線通信を行う。
これにより、例えば、端末装置200がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことが可能になる。
<<3.各装置の構成>>
続いて、図18〜図24を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100及び端末装置200の構成の例を説明する。
<3.1.基地局の構成>>
図18〜図22を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図18は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図18を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(無線通信部120)
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、コアネットワークノード及び他の基地局を含む。
(記憶部140)
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(処理部150)
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、選択部151、情報取得部153及び制御部155を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(選択部151)
選択部151は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
(a)複数のUL/DLコンフィギュレーションの中からの選択
例えば、選択部151は、複数のUL/DLコンフィギュレーションの中からUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
例えば、選択部151は、図11に示されるコンフィギュレーション0〜6の中から、UL/DLコンフィギュレーションを選択する。あるいは、選択部151は、図11に示されるコンフィギュレーション0〜6のうちの一部(例えば、コンフィギュレーション3〜5)の中から、UL/DLコンフィギュレーションを選択してもよい。
(b)端末装置ごとの選択
選択部151は、端末装置200のためにUL/DLコンフィギュレーションを個別に選択する。換言すると、選択部151は、端末装置200ごとにUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
例えば、選択部151は、端末装置200のために、端末装置200のトラフィック特性に基づいてUL/DLコンフィギュレーションを選択する。具体的には、例えば、選択部151は、端末装置200のために、端末装置200のトラフィック特性に基づいて、複数のUL/DLコンフィギュレーションの中からUL/DLコンフィギュレーションを選択する。なお、上記トラフィック特性は、例えば、過去若しくは現在のトラフィック量、又は将来の想定されるトラフィック量などである。
これにより、例えば、端末装置200ごとに無線リソースをより柔軟に割り当てることが可能になる。例えば、端末装置200のトラフィックに応じて柔軟に無線リソースが割り当てられ得る。
例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションが選択される端末装置200は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うケイパビリティを有する装置である。例えば、端末装置200は、端末装置200のケイパビリティを示すケイパビリティ情報を基地局100へ送信する。当該ケイパビリティ情報は、端末装置200が上記ケイパビリティを有する装置であることを示す。一例として、端末装置200は、UEケイパビリティ情報メッセージを基地局100へ送信する。そして、選択部151は、上記ケイパビリティ情報を取得し、上記ケイパビリティを有する端末装置200のために、上記UL/DLコンフィギュレーションを選択する。これにより、例えば、基地局100は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信を行うべき端末装置を特定することが可能になる。
なお、選択部151は、端末装置200ごとにUL/DLコンフィギュレーションを選択する代わりに、端末装置200間で共通のUL/DLコンフィギュレーションを選択してもよい。一例として、上記UL/DLコンフィギュレーションは、端末装置200によらず、図11に示されるコンフィギュレーション3であってもよい。
(情報取得部153)
情報取得部153は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報(以下、「コンフィギュレーション情報」と呼ぶ)を取得する
(a)UL/DLコンフィギュレーション
例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションは、選択部151により選択されるUL/DLコンフィギュレーションである。即ち、情報取得部153は、選択される上記UL/DLコンフィギュレーションを示す情報を取得する。
(b)コンフィギュレーション情報
例えば、上記コンフィギュレーション情報は、上記UL/DLコンフィギュレーションの識別情報である。具体的には、例えば、複数のUL/DLコンフィギュレーションの各々に識別情報が与えられ、上記コンフィギュレーション情報は、上記UL/DLコンフィギュレーションに与えられた識別情報(即ち、上記UL/DLコンフィギュレーションの識別情報)である。一例として、上記コンフィギュレーション情報は、コンフィギュレーション番号である。
(制御部155)
(a)UL/DLコンフィギュレーションの通知
制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
(a−1)第1の例:個別のシグナリング
第1の例として、制御部155は、端末装置200への個別のシグナリングにより、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
例えば、上記個別のシグナリングは、RRC(Radio Resource Control)シグナリングである。一例として、上記個別のシグナリングは、接続確立手続きの中でのシグナリングである。
例えば、制御部155は、上記コンフィギュレーション情報(即ち、上記UL/DLコンフィギュレーションを示す情報)を含むメッセージを生成し、アンテナ部110及び無線通信部120を介して当該メッセージを端末装置200へ送信する。
シグナリングによるUL/DLコンフィギュレーションの通知により、例えば、端末装置200ごとに選択されるUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知することが可能になる。
なお、第1の例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、例えば、端末装置200のために個別に選択されたUL/DLコンフィギュレーション(即ち、端末装置200ごとに選択されるUL/DLコンフィギュレーション)であってもよく、端末装置200間で共通のUL/DLコンフィギュレーションであってもよい。
(a−2)第2の例:システム情報の報知
第2の例として、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションを示すシステム情報の報知により、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
例えば、制御部155は、上記コンフィギュレーション情報を含むシステム情報を生成し、アンテナ部110及び無線通信部120を介して上記システム情報を報知する。
なお、第2の例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、端末装置200間で共通のUL/DLコンフィギュレーションである。
これにより、例えば、既存の仕組みでUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知することが可能になる。また、端末装置200は、セル10においてTDDのUL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うことができることを知り得る。
以上のように、基地局100(制御部155)は、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。これにより、例えば、端末装置200に無線リソースをより柔軟に割り当てることが可能になる。より具体的には、例えば、基地局100は、UL/DLコンフィギュレーションを柔軟に選択し、当該UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200と共有することができる。そのため、柔軟に選択されたUL/DLコンフィギュレーションに従って無線リソースが端末装置200に割り当てられる。即ち、無線リソースが端末装置200に柔軟に割当てられ得る。
(b)UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信の制御
例えば、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従って、端末装置200とのHD−FDDでの無線通信を制御する。
これにより、例えば、端末装置200がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことが可能になる。より具体的には、例えば、TDDのUL/DLコンフィギュレーションに従ったHD−FDD動作は、TDD動作と多くの部分で重複する。そのため、端末装置200の処理が複雑になることが回避され得る。
また、TDDのUL/DLコンフィギュレーションでは、物理報知チャネル(Physical Broadcast Channel:PBCH)が配置されるサブフレーム(即ち、サブフレーム番号が0であるサブフレーム)が、必ずダウンリンクサブフレームである。そのため、端末装置200は、PBCHで送信されるシステム情報(即ち、MIB)を確実に受信することができる。
(b−1)無線リソースの割当て(スケジューリング)
例えば、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従って、無線リソースを端末装置200に割り当てる。当該無線リソースは、アップリンク帯域の無線リソース及びダウンリンク帯域の無線リソースを含む。
−特定のサブフレーム
例えば、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションの1つのアップリンクサブフレーム及び1つのダウンサブフレームの間に各々位置する2つ以上の特定のサブフレームの無線リソースを、端末装置200に割り当てない。
例えば、上記2つ以上の特定のサブフレームは、1つ以上のスペシャルサブフレームと、1つのアップリンクサブフレームの直後且つ1つのダウンリンクサブフレームの直前に各々位置する1つ以上のサブフレーム(アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレーム)とを含む。以下、この点について図19を参照して具体例を説明する。
図19は、端末装置200への無線リソースの割当ての例を説明するための説明図である。図19を参照すると、3GPPにおいて定められるコンフィギュレーション3〜5が示されている。例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションがコンフィギュレーション3である場合に、制御部155は、サブフレーム番号が1であるスペシャルサブフレームの無線リソース、及びサブフレーム番号が5であるダウンリンクサブフレームの無線リソースを、端末装置200に割り当てない。例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションがコンフィギュレーション4である場合に、制御部155は、サブフレーム番号が1であるスペシャルサブフレームの無線リソース、及びサブフレーム番号が4であるダウンリンクサブフレームの無線リソースを、端末装置200に割り当てない。例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションがコンフィギュレーション5である場合に、制御部155は、サブフレーム番号が1であるスペシャルサブフレームの無線リソース、及びサブフレーム番号が3であるダウンリンクサブフレームの無線リソースを、端末装置200に割り当てない。
これにより、例えば、端末装置200は、アップリンク送信とダウンリンク受信との切替えを行うことが可能になる。
−他のサブフレーム
例えば、制御部155は、上記2つ以上の特定のサブフレームと異なる他のサブフレームの無線リソースを端末装置200に割り当てる。
例えば、上記他のサブフレームは、上記UL/DLコンフィギュレーションのアップリンクサブフレーム及び/又はダウンサブフレームを含む。
−−アップリンクサブフレーム
例えば、上記他のサブフレームの上記無線リソースは、アップリンク帯域の無線リソースのうちの、上記UL/DLコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームの無線リソースを含む。即ち、制御部155は、アップリンク帯域の無線リソースのうちの、上記UL/DLコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームの無線リソースを、端末装置200に割り当てる。
例えば、割り当てられる上記無線リソースは、リソースブロックである。より具体的には、例えば、割り当てられる上記無線リソースは、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel:PUSCH)のリソースブロックである。
−−ダウンリンクサブフレーム
例えば、上記他のサブフレームの上記無線リソースは、ダウンリンク帯域の無線リソースのうちの、上記UL/DLコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームの無線リソースを含む。即ち、制御部155は、ダウンリンク帯域の無線リソースのうちの、上記UL/DLコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームの無線リソースを、端末装置200に割り当てる。
例えば、割り当てられる上記無線リソースは、リソースブロックである。より具体的には、例えば、割り当てられる上記無線リソースは、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel:PDSCH)のリソースブロックである。
(b−2)無線リソースの割当ての通知
例えば、制御部155は、無線リソースの端末装置200への割当てを、端末装置200に通知する。
具体的には、例えば、制御部155は、無線リソースの端末装置200への割当てを示すスケジューリング情報を生成し、当該スケジューリング情報の信号を制御チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel))にマッピングする。
なお、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームの無線リソースの端末装置200への割当てを、上記UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたダウンリンクサブフレームで、端末装置200に通知する。これにより、例えば、端末装置200はTDDの場合と同様に、アップリンクのスケジューリング情報を得ることが可能になる。上記ダウンリンクサブフレームは、例えば、3GPP TS36.213のTable 8−2に定められている。
(b−3)再送要求プロセスの実行
例えば、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従って端末装置200により送信されるアップリンクデータについてのACK/NACKが上記UL/DLコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームで端末装置200へ送信されるように、再送要求のプロセスを実行する。これにより、例えば、端末装置200が、アップリンクデータについてのACK/NACKを受信することが可能になる。
例えば、上記再送要求プロセスは、HARQプロセスである。
−第1の例:コンフィギュレーションのために予め定められたサブフレーム
第1の例として、制御部155は、上記アップリンクデータについての上記ACK/NACKが、上記UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のダウンリンクサブフレームで端末装置200へ送信されるように、上記再送要求のプロセスを実行する。以下、この点について、図20〜22を参照して具体例を説明する。
−−コンフィギュレーション3
図20は、UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のサブフレームの第1の例を説明するための説明図である。この例では、端末装置200は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションのうちのコンフィギュレーション3に従って、HD−FDDでの無線通信を行う。この場合に、基地局100及び端末装置200は、コンフィギュレーション3のために予め定められたACK/NACKの送信用のサブフレームで、ACK/NACKの送受信を行う。
具体的には、サブフレーム番号が2であるアップリンクサブフレームで送信されるアップリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が8であるダウンリンクサブフレームで送信される。サブフレーム番号が3であるアップリンクサブフレームで送信されるアップリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が9であるダウンリンクサブフレームで送信される。サブフレーム番号が4であるアップリンクサブフレームで送信されるアップリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が0であるダウンリンクサブフレームで送信される。
具体的には、サブフレーム番号が6であるダウンリンクサブフレームで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が2であるアップリンクサブフレームで送信される。サブフレーム番号が7、8であるダウンリンクサブフレームで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が3であるアップリンクサブフレームで送信される。サブフレーム番号が9、0であるダウンリンクサブフレームで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が4であるアップリンクサブフレームで送信される。
−−コンフィギュレーション4
図21は、UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のサブフレームの第2の例を説明するための説明図である。この例では、端末装置200は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションのうちのコンフィギュレーション4に従って、HD−FDDでの無線通信を行う。この場合に、基地局100及び端末装置200は、コンフィギュレーション4のために予め定められたACK/NACKの送信用のサブフレームで、ACK/NACKの送受信を行う。
具体的には、サブフレーム番号が2であるアップリンクサブフレームで送信されるアップリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が8であるダウンリンクサブフレームで送信される。サブフレーム番号が3であるアップリンクサブフレームで送信されるアップリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が9であるダウンリンクサブフレームで送信される。
具体的には、サブフレーム番号が0、5であるダウンリンクサブフレームで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が2であるアップリンクサブフレームで送信される。サブフレーム番号が6〜9であるダウンリンクサブフレームで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が3であるアップリンクサブフレームで送信される。
−−コンフィギュレーション5
図22は、UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のサブフレームの第3の例を説明するための説明図である。この例では、端末装置200は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションのうちのコンフィギュレーション5に従って、HD−FDDでの無線通信を行う。この場合に、基地局100及び端末装置200は、コンフィギュレーション5のために予め定められたACK/NACKの送信用のサブフレームで、ACK/NACKの送受信を行う。
具体的には、サブフレーム番号が2であるアップリンクサブフレームで送信されるアップリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が8であるダウンリンクサブフレームで送信される。
具体的には、全てのダウンリンクサブフレームで送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が2であるアップリンクサブフレームで送信される。
例えば以上のように、上記アップリンクデータについての上記ACK/NACKが、上記UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のダウンリンクサブフレームで端末装置200へ送信される。これにより、例えば、個々のUL/DLコンフィギュレーションに適したサブフレームで、ACK/NACKが送信される。
−第2の例:コンフィギュレーション間で共通するサブフレーム
例えば、上述したように、上記UL/DLコンフィギュレーションは、複数のUL/DLコンフィギュレーションの中から選択されたUL/DLコンフィギュレーションである。この場合に、第2の例として、制御部155は、上記アップリンクデータについての上記ACK/NACKが、上記複数のUL/DLコンフィギュレーションの間で共通するダウンリンクサブフレームで端末装置200へ送信されるように、上記再送要求のプロセスを実行してもよい。
一例として、上記UL/DLコンフィギュレーションが、図11に示されるコンフィギュレーション0〜6のいずれであっても、上記アップリンクデータについての上記ACK/NACKが、サブフレーム番号が0、5であるダウンリンクサブフレームの少なくとも一方で送信されてもよい。
これにより、例えば、UL/DLコンフィギュレーションが動的に変更される場合であっても、端末装置200は、アップリンクデータについてのACK/NACKを受信することができる。
<3.2.端末装置の構成>>
図23及び図24を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図23は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図23を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。なお、無線通信部220は、ダウンリンク信号の受信とアップリンク信号の送信とを同時には行わない。以下、図24を参照して、無線通信部220に含まれるハードウェアの一例を説明する。
図24は、本開示の実施形態に係る端末装置200の無線通信部220に含まれるハードウェアの一例を説明するための説明図である。図24を参照すると、アンテナ部210に含まれるアンテナ201と、無線通信部220に含まれるFDD受信回路211、FDD送信回路213、局部発振器215及びスイッチ217とが示されている。
例えば、端末装置200は、TDDでの無線通信を行う。この場合に、局部発振器215の周波数は、TDDの周波数帯域の周波数に設定される。また、スイッチ217は、端末装置200がダウンリンク信号を受信する場合には、アンテナ201をFDD受信回路211に接続し、端末装置200がアップリンク信号を送信する場合には、アンテナ201をFDD送信回路213に接続する。
例えば、端末装置200は、HD−FDDでの無線通信を行う。この場合に、端末装置200がダウンリンク信号を受信する場合には、局部発振器215の周波数は、ダウンリンク帯域の周波数に設定され、スイッチ217は、アンテナ201をFDD受信回路211に接続する。端末装置200がアップリンク信号を送信する場合には、局部発振器215の周波数は、アップリンク帯域の周波数に設定され、スイッチ217は、アンテナ201をFDD送信回路213に接続する。
(記憶部230)
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(処理部240)
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、情報取得部241及び制御部243を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(情報取得部241)
情報取得部241は、基地局100が端末装置200に通知するTDDのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報を取得する。
例えば、上述したように、基地局100は、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。すると、上記UL/DLコンフィギュレーションを示す情報が、記憶部230に記憶される。その後のいずれかのタイミングで、情報取得部241は、記憶部230から、上記UL/DLコンフィギュレーションを示す上記情報を取得する。
(制御部243)
(a)UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信の制御
制御部243は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従って、端末装置200による基地局100とのHD−FDDでの無線通信を制御する。
これにより、例えば、端末装置200がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことが可能になる。また、HD−FDDでの無線通信を行う端末装置200に無線リソースがより柔軟に割り当てられ得る。
(a−1)特定のサブフレームでの送受信の切替え
例えば、制御部243は、上記UL/DLコンフィギュレーションの1つのアップリンクサブフレーム及び1つのダウンサブフレームの間に各々位置する2つ以上の特定のサブフレームで、端末装置200によるダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えを行う。
−特定のサブフレームの例
例えば、上記2つ以上の特定のサブフレームは、1つ以上のスペシャルサブフレームと、1つのアップリンクサブフレームの直後且つ1つのダウンリンクサブフレームの直前に各々位置する1つ以上のサブフレーム(アップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレーム)とを含む。
図19を再び参照すると、例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションがコンフィギュレーション3である場合に、制御部243は、サブフレーム番号が1であるスペシャルサブフレーム、及びサブフレーム番号が5であるダウンリンクサブフレームで、ダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えを行う。例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションがコンフィギュレーション4である場合に、制御部243は、サブフレーム番号が1であるスペシャルサブフレーム、及びサブフレーム番号が4であるダウンリンクサブフレームで、ダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えを行う。例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションがコンフィギュレーション5である場合に、制御部243は、サブフレーム番号が1であるスペシャルサブフレーム、及びサブフレーム番号が3であるダウンリンクサブフレームで、ダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えを行う。
−切替え
例えば、制御部243は、無線通信部220の制御により上記切替えを行う。図24を再び参照すると、例えば、制御部243は、局部発振器215の周波数及びスイッチ217の接続先の変更を(例えば無線通信部220に)指示することにより、上記切替えを行う。
例えば、制御部243は、局部発振器215の周波数をダウンリンク帯域の周波数からアップリンク帯域の周波数に変更し、スイッチ217の接続先をFDD受信回路211からFDD送信回路213に変更するように、無線通信部120に指示する。これにより、端末装置200の無線通信は、ダウンリンク受信からアップリンク送信へ切り替わる。
例えば、制御部243は、局部発振器215の周波数をアップリンク帯域の周波数からダウンリンク帯域の周波数に変更し、スイッチ217の接続先をFDD送信回路213からFDD受信回路211に変更するように、無線通信部120に指示する。これにより、端末装置200の無線通信は、アップリンク送信からダウンリンク受信へ切り替わる。
以上のように、上記2つ以上の特定のサブフレームで、端末装置200によるダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えが行われる。これにより、例えば、端末装置200が上記UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信を実際に行うことが可能になる。
(a−2)他のサブフレームでの送受信
例えば、制御部243は、上記2つ以上の特定のサブフレームとは異なる他のサブフレームで端末装置200がダウンリンク受信又はアップリンク送信を行うように、端末装置200による基地局100とのHD−FDDでの無線通信を制御する。
−ダウンリンクサブフレーム
例えば、制御部243は、上記2つ以上の特定のサブフレームとは異なる、上記UL/DLコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームで、端末装置200がダウンリンク帯域でのダウンリンク受信を行うように、端末装置200による上記無線通信を制御する。
例えば、制御部243は、上記UL/DLコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームにおいてダウンリンク帯域の制御チャネル(例えば、PDCCH)で送信されるスケジューリング情報から、端末装置200への無線リソースの割当てがあるかをチェックする。
例えば、上記ダウンリンクサブフレームの無線リソース(ダウンリンク帯域の無線リソース)が端末装置200に割当てられている場合には、制御部243は、上記無線リソースで送信されるダウンリンク信号の受信処理(例えば、復調及び復号など)を行う。
例えば、上記アップリンクサブフレームの無線リソース(アップリンク帯域の無線リソース)が端末装置200に割当てられている場合には、制御部243は、端末装置200への当該無線リソースの割当てを示すスケジューリング情報を記憶部230に記憶させる。
−アップリンクサブフレーム
例えば、制御部243は、上記2つ以上の特定のサブフレームとは異なる、上記UL/DLコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームで、端末装置200がアップリンク帯域でのアップリンク送信を行うように、端末装置200による上記無線通信を制御する。
例えば、上記アップリンクサブフレームの無線リソース(アップリンク帯域の無線リソース)が端末装置200に割当てられている場合には、制御部243は、上記無線リソースでのアップリンク信号の送信処理(例えば、上記無線リソースへの上記アップリンク信号のマッピングなど)を行う。
(a−3)再送要求プロセスの実行
例えば、制御部243は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従って基地局100により送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが上記UL/DLコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームで基地局100へ送信されるように、再送要求のプロセスを実行する。これにより、例えば、基地局100が、ダウンリンクデータについてのACK/NACKを受信することが可能になる。
例えば、上記再送要求プロセスは、HARQプロセスである。
−第1の例:コンフィギュレーションのために予め定められたサブフレーム
第1の例として、制御部243は、上記ダウンリンクデータについての上記ACK/NACKが、上記UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のアップリンクサブフレームで端末装置200へ送信されるように、上記再送要求のプロセスを実行する。
例えば、図20〜図22を参照して説明したように、基地局100により送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが、アップリンクサブフレームで送信される。
これにより、例えば、個々のUL/DLコンフィギュレーションに適したサブフレームで、ACK/NACKが送信される。
−第2の例:コンフィギュレーション間で共通するサブフレーム
例えば、上述したように、上記UL/DLコンフィギュレーションは、複数のUL/DLコンフィギュレーションの中から選択されたUL/DLコンフィギュレーションである。この場合に、第2の例として、制御部243は、上記ダウンリンクデータについての上記ACK/NACKが、上記複数のUL/DLコンフィギュレーションの間で共通するアップリンクサブフレームで基地局100へ送信されるように、上記再送要求のプロセスを実行してもよい。
一例として、上記UL/DLコンフィギュレーションが、図11に示されるコンフィギュレーション0〜6のいずれであっても、上記ダウンリンクデータについての上記ACK/NACKが、サブフレーム番号が2であるアップリンクサブフレームで送信されてもよい。
これにより、例えば、UL/DLコンフィギュレーションが動的に変更される場合であっても、端末装置200は、ダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信することができる。
(b)ケイパビリティの通知
例えば、制御部243は、端末装置200が、TDDのUL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うケイパビリティを有する装置であることを、基地局100に通知する。
具体的には、例えば、制御部243は、アンテナ部210及び無線通信部220を介して、端末装置200が上記ケイパビリティを有することを示すUEケイパビリティ情報メッセージを基地局100へ送信する。
これにより、例えば、基地局100は、UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信を行うべき端末装置として端末装置200を特定することが可能になる。
<<5.処理の流れ>>
続いて、図25〜図27を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100及び端末装置200の処理の例を説明する。
(基地局100及び端末装置200の処理)
図25は、本開示の実施形態に係る基地局100及び端末装置200の処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。当該処理は、基地局30から基地局100への端末装置200のハンドオーバ(即ち、TDDのセル40からFDDのセル10への端末装置200のハンドオーバ)が行われる場合の処理である。
端末装置200及び基地局30は、TDDでの無線通信を行っている。端末装置200において、セル40についての信号強度が低くなると、基地局30は、周辺セルのメジャメントを端末装置200に要求する(S401)。
端末装置200は、基地局30からの要求に応じて、周辺セルのメジャメントを行う(S403)。当該メジャメントは、TDDのセルのメジャメントのみではなく、FDDのセルのメジャメントを含む。端末装置200は、セルサーチの対象である周波数のリストを予め保持している。その後、端末装置200は、メジャメントレポートを基地局30へ送信する(S405)。
基地局30は、基地局30から基地局100への端末装置200のハンドオーバを決定し、基地局100にハンドオーバを要求する(S407)。そして、基地局100は、上記ハンドオーバの要求への応答(acknowledgement)を基地局30へ送信し(S409)、基地局30は、ハンドオーバの命令(handover command)を端末装置200へ送信する(S411)。
端末装置200は、基地局100のセル10に同期し(S413)、基地局100に接続を要求する(S415)。すると、基地局100は、上記接続を許可する(S417)。
基地局100は、端末装置200のケイパビリティなどを示すケイパビリティ情報を端末装置200に要求し(S419)、端末装置200は、上記ケイパビリティ情報を基地局100へ送信する(S421)。
基地局100は、端末装置200のためのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知し得る(S423)。そして、端末装置200は、確認応答を基地局100へ送信し得る(S425)。
その後、端末装置200及び基地局100は、UL/DLコンフィギュレーション(システム情報に含まれるもの、又は端末装置200に個別に通知されたもの)に従って、HD−FDDでの無線通信を行う。
(端末装置200の処理)
(a)第1の処理
図26は、本開示の実施形態に係る端末装置200の第1の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の処理は、セルサーチからケイパビリティ情報の送信までの処理である。
端末装置200は、セルサーチの対象である周波数のリストを予め保持している。そのため、端末装置200は、当該リストに従ってダウンリンク信号を受信し、受信されるダウンリンク信号に含まれる同期信号を検出する(S441)。例えば、当該同期信号は、PSS及びSSSである。端末装置200は、上記同期信号に基づいて、ダウンリンクでの同期を獲得し、セルIDを取得する(S443)。
さらに、端末装置200は、システム情報を受信する(S445)。当該システム情報は、MIB及びSIBである。
TDDのセルとFDDのセルとでは、同期信号が送信される時間領域の位置が異なるので、端末装置200は、同期信号の検出により、対象のセルがTDDのセルかFDDのセルかを判定することができる(S447)。また、対象のセルがFDDのセルである場合に(S447:YES)、端末装置200は、例えば、システム情報の中にTDDのUL/DLコンフィギュレーションが含まれるか否かに基づいて、対象のセルにおいて、UL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信が可能であるかを判定できる(S449)。なお、FDDのダウンリンク帯域とアップリンク帯域とのペアが規格において予め定められているので、端末装置200は、FDDのダウンリンク帯域を知ることにより、FDDのアップリンク帯域も知ることができる。
例えば、対象のセルがFDDのセルであり(S447:YES)、且つ、対象のセルにおいてUL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信が可能ではない(S449:NO)。この場合に、端末装置200は、他のセルを選択する(S451)。そして、処理はステップS441へ戻る。
例えば、対象のセルがFDDのセルであり(S447:YES)、且つ、対象のセルにおいてUL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信が可能である(S449:YES)。この場合に、端末装置200は、上記システム情報から、UL/DLコンフィギュレーションを示す情報を取得し(S453)、ランダムアクセスパラメータを取得する(S455)。そして、端末装置200は、ランダムアクセス手続き(及び接続手続き)を行う(S457)。さらに、端末装置200は、基地局100からの要求に応じて、端末装置200のケイパビリティを示すケイパビリティ情報を基地局100へ送信する(S459)。例えば、当該ケイパビリティ情報は、UEケイパビリティ情報メッセージである。端末装置200は、上記ケイパビリティ情報の送信により、端末装置200がHD(HD−FDD)をサポートしていることを、基地局100に通知する。また、端末装置200は、上記ケイパビリティ情報の送信により、端末装置200がUL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うケイパビリティを有する装置であることを、基地局100に通知する。そして、処理は終了する。
なお、上記処理の終了後に、端末装置200(情報取得部241)は、上記UL/DLコンフィギュレーションを示す上記情報を取得する。そして、端末装置200(制御部243)は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従ったHD−FDDでの無線通信を行う。また、基地局100は、端末装置200のために個別に選択されたUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200にさらに通知し得る。この場合に、端末装置200は、端末装置200のために個別に選択された上記UL/DLコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行う。
一方、対象のセルがTDDのセルである場合には(S447:NO)、端末装置200は、上記システム情報から、UL/DLコンフィギュレーションを示す情報を取得し(S453)、ランダムアクセスパラメータを取得する(S455)。そして、端末装置200は、ランダムアクセス手続き(及び接続手続き)を行う(S457)。さらに、端末装置200は、基地局100からの要求に応じて、端末装置200のケイパビリティを示すケイパビリティ情報を基地局100へ送信する(S459)。そして、処理は終了する。
(b)第2の処理
図27は、本開示の実施形態に係る端末装置200の第2の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の処理は、HDD−FDDでの無線通信の処理である。
サブフレームが、(特定のサブフレームとは異なる)ダウンリンクサブフレームである場合(S461:YES)、端末装置200は、ダウンリンク信号を受信する(S463)。当該ダウンリンク信号は、制御チャネル(例えば、PDCCH)で送信されるダウンリンク制御情報の信号を含む。
上記ダウンリンク制御情報の中に端末装置200のためのアップリンクのスケジューリング情報がある場合には(S465:YES)、端末装置200は、アップリンクの当該スケジューリング情報を記憶する(S467)。
上記ダウンリンク制御情報の中に端末装置200のためのダウンリンクのスケジューリング情報がある場合には(S469:YES)、端末装置200は、端末装置200宛のダウンリンクデータの受信処理を行う(S471)。そして、次のサブフレームが対象となり(S473)、処理はステップS461へ戻る。
サブフレームが、ダウンリンクサブフレームではなく(S461:NO)、(特定のサブフレームとは異なる)アップリンクサブフレームであり(S475:YES)、且つ、端末装置200がアップリンクデータを送信するサブフレームであれば(S477:YES)、端末装置200は、アップリンクデータを送信する(S479)。そして、次のサブフレームが対象となり(S473)、処理はステップS461へ戻る。
サブフレームが、アップリンクサブフレームでもない(即ち、特定のサブフレームである)場合には(S475:NO)、端末装置200は、ダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えを行う(S481)。そして、次のサブフレームが対象となり(S473)、処理はステップS461へ戻る。
<<5.変形例>>
続いて、図28〜図31を参照して、本開示の実施形態の第1〜第5の変形例を説明する。
本開示の実施形態の変形例では、端末装置200は、キャリアアグリゲーションのセカンダリセルで端末装置200へ送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKを、キャリアアグリゲーションのプライマリセルで送信する。
なお、本開示の実施形態の第1〜第5の変形例は、プライマリセル(Pcell)、セカンダリセル(Scell)、並びに、プライマリセル及びセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションの選択について、以下のように特徴付けられる。
Figure 2016025512
第1の変形例では、端末装置200のプライマリセル及びセカンダリセルは、基地局100のコンポーネントキャリア(CC)である。端末装置200は、プライマリセル及びセカンダリセルの両方で、基地局100との無線通信を行う。例えば、基地局100が、プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション及びセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションの両方を選択する。
第2〜第5の変形例では、端末装置200のプライマリセルは、マクロセルのCCであり、端末装置200のセカンダリセルは、スモールセルのCCである。端末装置200は、プライマリセルでマクロセルの基地局との無線通信を行い、セカンダリセルでスモールセルの基地局との無線通信を行う。
第2の変形例及び第3の変形例では、上記マクロセルは、基地局100のセル10であり、上記スモールセルは、他の基地局のセルである。第2の変形例では、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションが選択される。第3の変形例では、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションが選択される。
第4の変形例及び第5の変形例では、上記マクロセルは、他の基地局のセルであり、上記スモールセルは、基地局100のセル10である。第4の変形例では、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションが選択される。第5の変形例では、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションが選択される。
<5.1.変形例に共通の特徴>
まず、図28及び図29を参照して、第1〜第5の変形例に共通の特徴を説明する。
(端末装置200)
本開示の実施形態の変形例では、端末装置200は、キャリアアグリゲーションをサポートする。即ち、端末装置200は、複数のCCで同時に無線通信を行うことが可能である。上記複数のCCは、1つのプライマリセルと、1つ以上のセカンダリセルとを含む。
例えば、端末装置200は、プライマリセル及びセカンダリセルで同時に無線通信を行う。さらに、端末装置200は、上記セカンダリセルで端末装置200へ送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKを、上記プライマリセルで送信する。
(UL/DLコンフィギュレーション)
(a)基地局100が端末装置200に通知するUL/DLコンフィギュレーション
上述したように、基地局100(制御部155)は、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
本開示の実施形態の変形例では、基地局100(制御部155)が端末装置200に通知する上記UL/DLコンフィギュレーションは、端末装置200のプライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション、及び端末装置200のセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションのうちの、少なくとも一方を含む。
(b)プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションとセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションの関係
さらに、とりわけ本開示の実施形態の変形例では、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションに従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定める。これにより、例えば、端末装置200は、上記ACK/NACKを上記プライマリセルで送信することが可能になる。
例えば、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションがアップリンクサブフレームとして定める全てのサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定める。上記ACK/NACKが送信されるいずれのサブフレームも、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションがアップリンクサブフレームとして定めるサブフレームである。そのため、上記ACK/NACKが具体的にどのサブフレームで送信されるかにかかわらず、端末装置200は、上記ACK/NACKを上記プライマリセルで送信することができる。
一例として、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションと同一である。以下、この点について図28を参照して具体例を説明する。
図28は、本開示の実施形態の変形例に係るACK/NACKの送信の第1の例を説明するための説明図である。図28を参照すると、端末装置200のプライマリセル(Pcell)及びセカンダリセル(Scell)について、アップリンク及びダウンリンクの状況が示されている。この例では、セカンダリセルはTDDのCCであり、プライマリセルはFDDのCCである。この例では、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション、及び上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションは、コンフィギュレーション3である。端末装置200は、上記セカンダリセルにおいてコンフィギュレーション3に従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKを、コンフィギュレーション3に対応するACK/NACK送信用のサブフレームで送信する。即ち、端末装置200は、上記ACK/NACKを、コンフィギュレーション3のアップリンクサブフレーム(サブフレーム番号が2、3、4であるサブフレーム)で送信する。さらに、キャリアアグリゲーションのケースでは、端末装置200は、上記ACK/NACKを、上記プライマリセルで送信する必要がある。この例では、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションも、サブフレーム3であるので、上記ACK/NACK送信用のサブフレームは、上記プライマリセルでもアップリンクサブフレームである。一例として、上記セカンダリセルにおいて、サブフレーム番号が9であるサブフレームで、ダウンリンクデータが端末装置200へ送信され、端末装置200は、当該ダウンリンクデータを受信する。すると、端末装置200は、上記プライマリセルにおいて、上記ダウンリンクデータについてのACK/NACKを、サブフレーム番号が4である次のサブフレーム(アップリンクサブフレーム)で送信する。このように、上記ACK/NACKは、プライマリセルで適切に送信される。
なお、当然ながら、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションと同一でなくてもよい。以下、この点について図29を参照して具体例を説明する。
図29は、本開示の実施形態の変形例に係るACK/NACKの送信の第2の例を説明するための説明図である。図29を参照すると、端末装置200のプライマリセル(Pcell)及びセカンダリセル(Scell)について、アップリンク及びダウンリンクの状況が示されている。この例では、セカンダリセルはTDDのCCであり、プライマリセルはFDDのCCである。この例では、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションは、コンフィギュレーション3である。また、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションは、コンフィギュレーション2である。端末装置200は、上記セカンダリセルにおいてコンフィギュレーション2に従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKを、コンフィギュレーション5のために予め定められたACK/NACKの送信用のサブフレームで送信する。即ち、端末装置200は、上記ACK/NACKを、サブフレーム番号が2であるサブフレーム(コンフィギュレーション2のアップリンクサブフレーム)で送信する。さらに、キャリアアグリゲーションのケースでは、端末装置200は、上記ACK/NACKを、上記プライマリセルで送信する必要がある。この例では、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションは、コンフィギュレーション3であり、上記ACK/NACK送信用のサブフレーム(即ち、サブフレーム番号が2であるサブフレーム)は、上記プライマリセルでもアップリンクサブフレームである。例えば、上記セカンダリセルにおいて、サブフレーム番号が0、1、3、4、5、6、8、9のいずれかであるサブフレームで、ダウンリンクデータが端末装置200へ送信され、端末装置200は、当該ダウンリンクデータを受信する。すると、端末装置200は、上記プライマリセルにおいて、上記ダウンリンクデータについてのACK/NACKを、サブフレーム番号が2である次のサブフレーム(アップリンクサブフレーム)で送信する。このように、上記ACK/NACKは、プライマリセルで適切に送信される。
(c)ACK/NACKが送信されるサブフレーム
上記ACK/NACK(即ち、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションに従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACK)が送信される上記サブフレームは、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションのために予め定められている。具体的には、例えば、上記サブフレームは、3GPP TS36.213のTable 8−2に定められている。
これにより、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、上記ACK/NACKが送信される上記サブフレームをアップリンクサブフレームとして定めるように、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーション及び上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションの一方に応じて他方を柔軟に選択することが可能になる。
<5.2.第1の変形例>
次に、図30を参照して、本開示の実施形態の第1の変形例を説明する。
(プライマリセル及びセカンダリセル)
第1の変形例では、端末装置200のプライマリセル及びセカンダリセルは、同一の基地局のCCである。即ち、上記プライマリセル及び上記セカンダリセルは、基地局100のCCである。
例えば、上記プライマリセル及び上記セカンダリセルは、FDDのCCである。以下、この点について、図30を参照して具体例を説明する。
図30は、プライマリセル及びセカンダリセルの例を説明するための説明図である。図30を参照すると、FDDのアップリンクCC及びダウンリンクCCの2つのペアが示されている。例えば、端末装置200のプライマリセルは、上記2つのペアの一方であり、端末装置200のセカンダリセルは、上記2つのペアの他方である。
(基地局100:選択部151)
上述したように、選択部151は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
第1の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション、及び上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを含む。即ち、選択部151は、端末装置200のプライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション、及び端末装置200のセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
とりわけ、選択部151は、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションに従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定めるように、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーション及び上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションを選択する。
(基地局100:情報取得部153)
上述したように、情報取得部153は、UL/DLコンフィギュレーションを示す情報(即ち、コンフィギュレーション情報)を取得する。
第1の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション、及び上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを含む。即ち、情報取得部153は、端末装置200のプライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションを示すコンフィギュレーション情報と、端末装置200のセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを示すコンフィギュレーション情報とを取得する。
(基地局100:制御部155)
上述したように、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
第1の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション、及び上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを含む。即ち、制御部155は、端末装置200の上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。また、制御部155は、端末装置200の上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
なお、例えば、制御部155は、上記プライマリセル及び上記セカンダリセルの各々について、上述したように、上記UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信の制御(例えば、再送要求プロセスの実行、無線リソースの割当て、及び/又は無線リソースの割当ての通知など)を行う。
以上、第1の変形例を説明した。第1の変形例によれば、キャリアアグリゲーションが行われる場合にも、ダウンリンクデータについてのACK/NACKが適切に送信され得る。
<6.3.第2の変形例>
次に、本開示の実施形態の第2の変形例を説明する。
(プライマリセル及びセカンダリセル)
(a)マクロセル及びスモールセル
第2の変形例では、端末装置200のプライマリセルは、マクロセルのCCであり、端末装置200のセカンダリセルは、上記マクロセルと重なるスモールセルのCCである。
さらに、上記マクロセルの基地局は、基地局100であり、上記スモールセルの基地局は、他の基地局である。
図16を再び参照すると、基地局100、基地局100のセル10、基地局30、基地局30のセル40及び端末装置200が示されている。セル10は、マクロセルであり、基地局100は、当該マクロセルの基地局である。また、セル40は、セル10(マクロセル)と重なるスモールセルであり、基地局30は、当該スモールセルの基地局である。端末装置200は、セル10(マクロセル)のCCであるプライマリセルで、基地局100との無線通信を行い、セル40(スモールセル)のCCであるセカンダリセルで、基地局30との無線通信を行う。
(b)複信方式
(b−1)プライマリセル
第2の変形例では、上記プライマリセルは、基地局100のセル10(マクロセル)のCCであるので、上記プライマリセルは、FDDのCCである。
(b−2)セカンダリセル
−第1の例:TDD
第1の例として、上記セカンダリセルは、TDDのCCである。
図17を再び参照すると、FDDのアップリンクCC及びダウンリンクCCのペアと、TDDのCCとが示されている。例えば、端末装置200のプライマリセルは、FDDのアップリンクCC及びダウンリンクCCのペアであり、端末装置200のセカンダリセルは、TDDのCCである。
−第2の例:FDD
第2の例として、上記セカンダリセルは、FDDのCCであってもよい。
図30を再び参照すると、端末装置200のプライマリセルは、FDDのアップリンクCC及びダウンリンクCCの2つのペアの一方であってもよく、端末装置200のセカンダリセルは、上記2つのペアの他方であってもよい。
(基地局100:選択部151)
上述したように、選択部151は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
第2の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションである。即ち、選択部151は、端末装置200のプライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
とりわけ、選択部151は、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション)を選択する。即ち、選択部151は、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションに従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定めるように、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションを選択する。
一例として、図28を参照して説明したように、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、コンフィギュレーション3である場合に、選択部151は、上記プリマリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション3を選択する。別の例として、図29を参照して説明したように、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、コンフィギュレーション2である場合に、選択部151は、上記プリマリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション3を選択する。
なお、例えば、基地局100は、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションを示す情報を、基地局30から取得する。
(基地局100:情報取得部153)
上述したように、情報取得部153は、UL/DLコンフィギュレーションを示す情報(即ち、コンフィギュレーション情報)を取得する。
第2の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションである。即ち、情報取得部153は、端末装置200のプライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションを示すコンフィギュレーション情報を取得する。
(基地局100:制御部155)
上述したように、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
第2の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションである。即ち、制御部155は、端末装置200の上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
なお、例えば、制御部155は、上記プライマリセルについて、上述したように、上記UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信の制御(例えば、再送要求プロセスの実行、無線リソースの割当て、及び/又は無線リソースの割当ての通知など)を行う。
以上、第2の変形例を説明した。第2の変形例によれば、基地局間でのキャリアアグリゲーションが行われる場合にも、ダウンリンクデータについてのACK/NACKが適切に送信され得る。また、第2の変形例によれば、セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションが柔軟に選択され得る。
<5.4.第3の変形例>
次に、本開示の実施形態の第3の変形例を説明する。
(プライマリセル及びセカンダリセル)
(a)マクロセル及びスモールセル
マクロセル及びスモールセルについての説明は、第2の変形例と第3の変形例との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)複信方式
上記プライマリセル及び上記セカンダリセルの複信方式についての説明は、第2の変形例と第3の変形例との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(基地局100:制御部155)
第3の変形例では、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション)に応じた、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションの選択を制御する。
例えば、基地局30(スモールセルの基地局)が、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。この場合に、制御部155は、基地局30による上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションの選択を制御する。具体的には、例えば、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーション)を示すコンフィギュレーション情報を、基地局30に提供する。その結果、基地局30は、上記UL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
一例として、図28を参照して説明したように、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーション)が、コンフィギュレーション3である場合に、制御部155は、コンフィギュレーション3を示すコンフィギュレーション情報を、基地局30に提供する。その結果、基地局30は、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション3を選択する。別の例として、図29を参照して説明したように、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーション)が、コンフィギュレーション3である場合に、制御部155は、コンフィギュレーション3を示すコンフィギュレーション情報を、基地局30に提供する。その結果、基地局30は、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション2を選択する。
なお、例えば、制御部155は、上記プライマリセルについて、上述したように、UL/DLコンフィギュレーションの通知、及び/又は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信の制御(例えば、再送要求プロセスの実行、無線リソースの割当て、及び/又は無線リソースの割当ての通知など)を行う。
以上、第3の変形例を説明した。第3の変形例によれば、基地局間でのキャリアアグリゲーションが行われる場合にも、ダウンリンクデータについてのACK/NACKが適切に送信され得る。また、第3の変形例によれば、プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションが柔軟に選択され得る。
<5.5.第4の変形例>
次に、図31を参照して、本開示の実施形態の第4の変形例を説明する。
(プライマリセル及びセカンダリセル)
(a)マクロセル及びスモールセル
第4の変形例では、端末装置200のプライマリセルは、マクロセルのCCであり、端末装置200のセカンダリセルは、上記マクロセルと重なるスモールセルのCCである。
さらに、上記スモールセルの基地局は、基地局100であり、上記マクロセルの基地局は、他の基地局である。以下、この点について図31を参照して具体例を説明する。
図31は、第4の変形例におけるマクロセル及びスモールセルの例を説明するための説明図である。図31を参照すると、基地局100、基地局100のセル10、基地局50、基地局50のセル60及び端末装置200が示されている。セル60は、マクロセルであり、基地局50は、マクロセルの基地局である。また、セル10は、セル60(マクロセル)と重なるスモールセルであり、基地局100は、スモールセルの基地局である。端末装置200は、セル60(マクロセル)のCCであるプライマリセルで、基地局50との無線通信を行い、セル10(スモールセル)のCCであるセカンダリセルで、基地局100との無線通信を行う。
(b)複信方式
(b−1)セカンダリセル
第4の変形例では、上記セカンダリセルは、基地局100のセル10(スモールセル)のCCであるので、上記セカンダリセルは、FDDのCCである。
(b−2)プライマリセル
−第1の例:FDD
第1の例として、上記プライマリセルは、FDDのCCである。
図30を再び参照すると、例えば、端末装置200のプライマリセルは、FDDのアップリンクCC及びダウンリンクCCの2つのペアの一方であり、端末装置200のセカンダリセルは、上記2つのペアの他方である。
−第2の例:TDD
第2の例として、上記プライマリセルは、TDDのCCであってもよい。
図17を再び参照すると、例えば、端末装置200のプライマリセルは、TDDのCCであってもよく、端末装置200のセカンダリセルは、FDDのアップリンクCC及びダウンリンクCCのペアであってもよい。
(基地局100:選択部151)
上述したように、選択部151は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
第4の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションである。即ち、選択部151は、端末装置200のセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
とりわけ、選択部151は、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーション)を選択する。即ち、選択部151は、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションに従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定めるように、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションを選択する。
一例として、図28を参照して説明したように、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、コンフィギュレーション3である場合に、選択部151は、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション3を選択する。別の例として、図29を参照して説明したように、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションが、コンフィギュレーション3である場合に、選択部151は、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション2を選択する。
なお、例えば、基地局100は、上記プライマリセルの上記UL/DLコンフィギュレーションを示す情報を、基地局50から取得する。
(基地局100:情報取得部153)
上述したように、情報取得部153は、UL/DLコンフィギュレーションを示す情報(即ち、コンフィギュレーション情報)を取得する。
第4の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションである。即ち、情報取得部153は、端末装置200のセカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを示すコンフィギュレーション情報を取得する。
(基地局100:制御部155)
上述したように、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
第4の変形例では、上記UL/DLコンフィギュレーションは、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションである。即ち、制御部155は、端末装置200の上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。
なお、例えば、制御部155は、上記セカンダリセルについて、上述したように、上記UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信の制御(例えば、再送要求プロセスの実行、無線リソースの割当て、及び/又は無線リソースの割当ての通知など)を行う。
以上、第4の変形例を説明した。第4の変形例によれば、基地局間でのキャリアアグリゲーションが行われる場合にも、ダウンリンクデータについてのACK/NACKが適切に送信され得る。また、第4の変形例によれば、プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションが柔軟に選択され得る。
<5.6.第5の変形例>
次に、本開示の実施形態の第5の変形例を説明する。
(プライマリセル及びセカンダリセル)
(a)マクロセル及びスモールセル
マクロセル及びスモールセルについての説明は、第4の変形例と第5の変形例との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)複信方式
上記プライマリセル及び上記セカンダリセルの複信方式についての説明は、第4の変形例と第5の変形例との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(基地局100:制御部155)
第5の変形例では、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーション)に応じた、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションの選択を制御する。
例えば、基地局50(マクロセルの基地局)が、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。この場合に、制御部155は、基地局50による上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションの選択を制御する。具体的には、例えば、制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーション)を示すコンフィギュレーション情報を、基地局50に提供する。その結果、基地局50は、上記UL/DLコンフィギュレーションに応じて、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
一例として、図28を参照して説明したように、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーション)が、コンフィギュレーション3である場合に、制御部155は、コンフィギュレーション3を示すコンフィギュレーション情報を、基地局50に提供する。その結果、基地局50は、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション3を選択する。別の例として、図29を参照して説明したように、上記UL/DLコンフィギュレーション(即ち、上記セカンダリセルの上記UL/DLコンフィギュレーション)が、コンフィギュレーション2である場合に、制御部155は、コンフィギュレーション2を示すコンフィギュレーション情報を、基地局50に提供する。その結果、基地局50は、上記プライマリセルのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション3を選択する。
なお、例えば、制御部155は、上記セカンダリセルについて、上述したように、UL/DLコンフィギュレーションの通知、及び/又は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従った無線通信の制御(例えば、再送要求プロセスの実行、無線リソースの割当て、及び/又は無線リソースの割当ての通知など)を行う。
以上、第5の変形例を説明した。第5の変形例によれば、基地局間でのキャリアアグリゲーションが行われる場合にも、ダウンリンクデータについてのACK/NACKが適切に送信され得る。また、第5の変形例によれば、セカンダリセルのUL/DLコンフィギュレーションが柔軟に選択され得る。
<<6.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<6.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図32は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図32に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図32にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図32に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図32に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図32には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図32に示したeNB800において、図18を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(選択部151、情報取得部153及び/又は制御部155)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図32に示したeNB800において、図18を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図33は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図33に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図33にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図32を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図32を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図33に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図33には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図33に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図33には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図33に示したeNB830において、図18を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(選択部151、情報取得部153及び/又は制御部155)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図33に示したeNB830において、例えば、図18を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<6.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図34は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図34に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図34には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図34に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図34にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図34に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図34に示したスマートフォン900において、図23を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部241及び制御部243)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図34に示したスマートフォン900において、例えば、図23を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図35は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図35に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図35には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図35に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図35にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図35に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図35に示したカーナビゲーション装置920において、図23を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(情報取得部241及び制御部243)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図35に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図23を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、処理部240に含まれる上記1つ以上の構成要素を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<7.まとめ>>
ここまで、図1〜図35を参照して、本開示の実施形態に係る装置及び処理などを説明した。
本開示に係る実施形態によれば、基地局100は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報を取得する情報取得部153と、上記UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する制御部155と、を備える。制御部155は、上記UL/DLコンフィギュレーションに従って、端末装置200とのHD−FDDでの無線通信を制御する。
本開示に係る実施形態によれば、端末装置200は、基地局100が端末装置200に通知するTDDのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報を取得する情報取得部241と、上記UL/DLコンフィギュレーションに従って、端末装置200による基地局100とのHD−FDDでの無線通信を制御する制御部243と、を備える。
これにより、例えば、端末装置200がより容易にFDDのセルでの無線通信を行うことが可能になる。より具体的には、例えば、TDDのUL/DLコンフィギュレーションに従ったHD−FDD動作は、TDD動作と多くの部分で重複する。そのため、端末装置200の処理が複雑になることが回避され得る。
また、これにより、例えば、端末装置200に無線リソースをより柔軟に割り当てることが可能になる。より具体的には、例えば、基地局100は、UL/DLコンフィギュレーションを柔軟に選択し、当該UL/DLコンフィギュレーションを端末装置200と共有することができる。そのため、柔軟に選択されたUL/DLコンフィギュレーションに従って無線リソースが端末装置200に割り当てられる。即ち、無線リソースが端末装置200に柔軟に割当てられ得る。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置に通知する基地局が、当該UL/DLコンフィギュレーションを選択する例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションは、他の装置(例えば、コアネットワークノード又は他の基地局など)によって選択されてもよい。
また、例えば、通信システムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、基地局、基地局装置、若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び制御部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
TDD(Time Division Duplex)のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得する取得部と、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを端末装置に通知する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置とのHD−FDD(Half Duplex Frequency Division Duplex)での無線通信を制御する、
装置。
(2)
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記端末装置のために個別に選択されたアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションである、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記制御部は、前記端末装置への個別のシグナリングにより、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを前記端末装置に通知する、前記(1)又は(2)に記載の装置。
(4)
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示すシステム情報の報知により、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを前記端末装置に通知する、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の装置。
(5)
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの1つのアップリンクサブフレーム及び1つのダウンサブフレームの間に各々位置する2つ以上の特定のサブフレームの無線リソースを、前記端末装置に割り当てず、前記2つ以上の特定のサブフレームと異なる他のサブフレームの無線リソースを、前記端末装置に割り当てる、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の装置。
(6)
前記他のサブフレームは、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームを含み、
前記他のサブフレームの前記無線リソースは、アップリンク帯域の無線リソースのうちの、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームの無線リソース、又は、ダウンリンク帯域の無線リソースのうちの、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームの無線リソースを含む、
前記(5)に記載の装置。
(7)
前記2つ以上の特定のサブフレームは、1つ以上のスペシャルサブフレームと、1つのアップリンクサブフレームの直後且つ1つのダウンリンクサブフレームの直前に各々位置する1つ以上のサブフレームとを含む、前記(5)又は(6)に記載の装置。
(8)
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って前記端末装置により送信されるアップリンクデータについてのACK(Acknowledgement)/NACK(Negative Acknowledgement)が、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームで前記端末装置へ送信されるように、再送要求のプロセスを実行する、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記制御部は、前記アップリンクデータについての前記ACK/NACKが、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のダウンリンクサブフレームで前記端末装置へ送信されるように、前記再送要求のプロセスを実行する、前記(8)に記載の装置。
(10)
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの中から選択されたアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションであり、
前記制御部は、前記アップリンクデータについての前記ACK/NACKが、前記複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの間で共通するダウンリンクサブフレームで前記端末装置へ送信されるように、前記再送要求のプロセスを実行する、
前記(8)に記載の装置。
(11)
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームの無線リソースの前記端末装置への割当てを、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのために予め定められたダウンリンクサブフレームで、前記端末装置に通知する、前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の装置。
(12)
前記端末装置は、TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うケイパビリティを有する装置である、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の装置。
(13)
前記端末装置は、キャリアアグリゲーションをサポートし、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記端末装置のプライマリセルのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション、及び前記端末装置のセカンダリセルのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションうちの、少なくとも一方を含み、
前記プライマリセルのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定める、
前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の装置。
(14)
前記プライマリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションがアップリンクサブフレームとして定める全てのサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定める、前記(13)に記載の装置。
(15)
前記プライマリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションと同一である、前記(13)又は(14)に記載の装置。
(16)
前記ACK/NACKが送信される前記サブフレームは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのために予め定められている、前記(13)〜(15)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
前記プライマリセル及び前記セカンダリセルは、同一の基地局のコンポーネントキャリアであり、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション、及び前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを含む、
前記(13)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
前記プライマリセルは、マクロセルのコンポーネントキャリアであり、
前記セカンダリセルは、前記マクロセルと重なるスモールセルのコンポーネントキャリアであり、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの一方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションである、
前記(13)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(19)
前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方は、TDDのコンポーネントキャリアである、前記(18)に記載の装置。
(20)
前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方は、FDDのコンポーネントキャリアである、前記(18)に記載の装置。
(21)
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに応じて選択されるアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションである、前記(18)〜(20)のいずれか1項に記載の装置。
(22)
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに応じた、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの選択を制御する、前記(18)〜(20)のいずれか1項に記載の装置。
(23)
基地局が端末装置に通知するTDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得する取得部と、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置による前記基地局とのHD−FDDでの無線通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(24)
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの1つのアップリンクサブフレーム及び1つのダウンサブフレームの間に各々位置する2つ以上の特定のサブフレームで、前記端末装置によるダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えを行う、前記(23)に記載の装置。
(25)
前記制御部は、前記2つ以上の特定のサブフレームとは異なる、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームで、前記端末装置がダウンリンク帯域でのダウンリンク受信を行うように、前記端末装置による前記無線通信を制御する、前記(24)に記載の装置。
(26)
前記制御部は、前記2つ以上の特定のサブフレームとは異なる、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームで、前記端末装置がアップリンク帯域でのアップリンク送信を行うように、前記端末装置による前記無線通信を制御する、前記(24)又は(25)に記載の装置。
(27)
前記制御部は、前記端末装置が、TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うケイパビリティを有する装置であることを、前記基地局に通知する、前記(23)〜(26)のいずれか1項に記載の装置。
(28)
前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って前記基地局により送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームで前記基地局へ送信されるように、再送要求のプロセスを実行する、前記(23)〜(27)のいずれか1項に記載の装置。
(29)
前記端末装置は、TDDをサポートする端末装置である、前記(1)〜(28)のいずれか1項に記載の装置。
(30)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、前記(1)〜(22)のいずれか1項に記載の装置。
(31)
TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを端末装置に通知することと、
プロセッサにより、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置とのHD−FDDでの無線通信を制御することと、
を含む方法。
(32)
TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得することと、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを端末装置に通知することと、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置とのHD−FDDでの無線通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(33)
TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得することと、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを端末装置に通知することと、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置とのHD−FDDでの無線通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(34)
前記装置は、前記端末装置、又は前記端末装置のためのモジュールである、前記(23)〜(28)のいずれか1項に記載の装置。
(35)
基地局が端末装置に通知するTDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得することと、
プロセッサにより、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置による前記基地局とのHD−FDDでの無線通信を制御することと、
を含む方法。
(36)
基地局が端末装置に通知するTDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得することと、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置による前記基地局とのHD−FDDでの無線通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(37)
基地局が端末装置に通知するTDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得することと、
前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置による前記基地局とのHD−FDDでの無線通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
1 通信システム
10 セル
100 基地局
151 選択部
153 情報取得部
155 制御部
200 基地局
241 情報取得部
243 制御部

Claims (26)

  1. TDD(Time Division Duplex)のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得する取得部と、
    前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを端末装置に通知する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置とのHD−FDD(Half Duplex Frequency Division Duplex)での無線通信を制御する、
    装置。
  2. 前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記端末装置のために個別に選択されたアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御部は、前記端末装置への個別のシグナリングにより、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを前記端末装置に通知する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示すシステム情報の報知により、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを前記端末装置に通知する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの1つのアップリンクサブフレーム及び1つのダウンサブフレームの間に各々位置する2つ以上の特定のサブフレームの無線リソースを、前記端末装置に割り当てず、前記2つ以上の特定のサブフレームと異なる他のサブフレームの無線リソースを、前記端末装置に割り当てる、請求項1に記載の装置。
  6. 前記他のサブフレームは、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレーム又はダウンリンクサブフレームを含み、
    前記他のサブフレームの前記無線リソースは、アップリンク帯域の無線リソースのうちの、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームの無線リソース、又は、ダウンリンク帯域の無線リソースのうちの、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームの無線リソースを含む、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記2つ以上の特定のサブフレームは、1つ以上のスペシャルサブフレームと、1つのアップリンクサブフレームの直後且つ1つのダウンリンクサブフレームの直前に各々位置する1つ以上のサブフレームとを含む、請求項5に記載の装置。
  8. 前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って前記端末装置により送信されるアップリンクデータについてのACK(Acknowledgement)/NACK(Negative Acknowledgement)が、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームで前記端末装置へ送信されるように、再送要求のプロセスを実行する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記制御部は、前記アップリンクデータについての前記ACK/NACKが、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのために予め定められたACK/NACK送信用のダウンリンクサブフレームで前記端末装置へ送信されるように、前記再送要求のプロセスを実行する、請求項8に記載の装置。
  10. 前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームの無線リソースの前記端末装置への割当てを、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのために予め定められたダウンリンクサブフレームで、前記端末装置に通知する、請求項1に記載の装置。
  11. 前記端末装置は、TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うケイパビリティを有する装置である、請求項1に記載の装置。
  12. 前記端末装置は、キャリアアグリゲーションをサポートし、
    前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記端末装置のプライマリセルのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション、及び前記端末装置のセカンダリセルのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションうちの、少なくとも一方を含み、
    前記プライマリセルのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定める、
    請求項1に記載の装置。
  13. 前記プライマリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションがアップリンクサブフレームとして定める全てのサブフレームを、アップリンクサブフレームとして定める、請求項12に記載の装置。
  14. 前記プライマリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションと同一である、請求項12に記載の装置。
  15. 前記ACK/NACKが送信される前記サブフレームは、前記セカンダリセルの前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのために予め定められている、請求項12に記載の装置。
  16. 前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの一方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションであり、
    前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方は、TDDのコンポーネントキャリアである、
    請求項12に記載の装置。
  17. 前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの一方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションであり、
    前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方は、FDDのコンポーネントキャリアである、請求項12に記載の装置。
  18. 前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの一方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションであり、
    前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに応じて選択されるアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションである、
    請求項12に記載の装置。
  19. 前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションは、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの一方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションであり、
    前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに応じた、前記プライマリセル及び前記セカンダリセルの他方のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの選択を制御する、
    請求項12に記載の装置。
  20. 基地局が端末装置に通知するTDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を取得する取得部と、
    前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って、前記端末装置による前記基地局とのHD−FDDでの無線通信を制御する制御部と、
    を備える装置。
  21. 前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションの1つのアップリンクサブフレーム及び1つのダウンサブフレームの間に各々位置する2つ以上の特定のサブフレームで、前記端末装置によるダウンリンク受信とアップリンク送信との切替えを行う、請求項20に記載の装置。
  22. 前記制御部は、前記2つ以上の特定のサブフレームとは異なる、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのダウンリンクサブフレームで、前記端末装置がダウンリンク帯域でのダウンリンク受信を行うように、前記端末装置による前記無線通信を制御する、請求項21に記載の装置。
  23. 前記制御部は、前記2つ以上の特定のサブフレームとは異なる、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームで、前記端末装置がアップリンク帯域でのアップリンク送信を行うように、前記端末装置による前記無線通信を制御する、請求項21に記載の装置。
  24. 前記制御部は、前記端末装置が、TDDのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従ってHD−FDDでの無線通信を行うケイパビリティを有する装置であることを、前記基地局に通知する、請求項20に記載の装置。
  25. 前記制御部は、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションに従って前記基地局により送信されるダウンリンクデータについてのACK/NACKが、前記アップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションのアップリンクサブフレームで前記基地局へ送信されるように、再送要求のプロセスを実行する、請求項20に記載の装置。
  26. 前記端末装置は、TDDをサポートする端末装置である、請求項1に記載の装置。

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