JP2016025390A - 車載装置、連携システムおよび充電開始時刻報知方法 - Google Patents

車載装置、連携システムおよび充電開始時刻報知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】目的地において十分に携帯端末を使用することができるように、適切なタイミングで携帯端末の充電をユーザに促すことができる「車載装置、連携システムおよび充電開始時刻報知方法」を提供する。
【解決手段】携帯端末100の現在のバッテリ残量Paと、携帯端末100の単位時間あたりの消費電力量p1と、携帯端末100の単位時間あたりの充電量p2と、目的地までの予想走行時間tと、目的地での携帯端末100の使用に必要な必要電力量Pcとに基づいて、目的地に到達したときに携帯端末100のバッテリ残量Pが必要電力量Pcとなるように、携帯端末100の充電開始時刻tbを算出して報知することにより、充電開始時刻tbに携帯端末100の充電を開始することで、目的地に到達したときの携帯端末100のバッテリ残量Pをその目的地において必要な必要電力量Pcとすることができるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載装置、連携システムおよび充電開始時刻報知方法に関し、特に、携帯端末と車載装置とが無線通信接続されてなる連携システムに用いて好適なものである。
従来、携帯端末と車載装置とを無線通信接続して互いに連携させるようにした技術が利用されている。このような技術により、例えば、携帯端末のナビゲーションアプリにて目的地までの誘導経路の探索および案内を行い、その案内画面や案内音声を車載装置から出力させることができるようになる。
このように、携帯端末を車載装置に無線通信接続して利用している間は、充電器を携帯端末へ接続しない限り、携帯端末への充電は行われない。このため、目的地に到達するまでの間に携帯端末のバッテリ残量が不足して、携帯端末が途中で利用できなくなる虞がある。そこで、従来、目的地に到達するまでに携帯端末のバッテリ残量が不足すると推定した場合には、携帯端末の充電を行うことをユーザに報知するようにした技術が考案されている。
例えば、下記特許文献1には、携帯端末と車載装置とが無線通信接続されてなるナビゲーションシステムに関し、携帯端末の現在のバッテリの残容量と、携帯端末の基準消費電力とに基づいて、目的地到着予想時刻までに携帯端末のバッテリ残容量が所定レベル未満になると判定した場合には、ユーザに対して携帯端末の充電を推奨するメッセージを出力する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、携帯機器と車載装置とが無線通信接続されてなる車載通信システムに関し、携帯機器のバッテリ残量が閾値以下に到達する時刻である残容量到達時刻と、車両が走行を終了する時刻である走行終了時刻とを予測し、残容量到達時刻が走行終了時刻よりも先の場合にはバッテリの充電を促す旨を乗員に対して通知する技術が開示されている。
なお、下記特許文献3には、携帯装置と無線通信接続される車載装置に関し、目的地に到達するまでの携帯装置の消費電力量を推定し、当該消費電力量を携帯装置のバッテリの残量が超えている場合に、携帯装置を有線接続する必要がない旨のメッセージを出力する技術が開示されている。
特開2011−169632号公報 特開2011−223512号公報 特開2012−173144号公報
上記特許文献1〜3に開示されている技術によれば、目的地に到達するまでの間にユーザが車載装置からの報知に応じて携帯端末の充電を行うことにより、少なくとも目的地に到達するまでの間は、携帯端末を使用することができるようになる。しかしながら、上記特許文献1〜3に開示されている技術は、目的地に到達するまでの間は携帯端末を使用することができたとしても、目的地(特に、携帯端末の充電環境が無い目的地)において携帯端末を使用している間に、バッテリ残量が不足して途中で携帯端末を使用することができなくなる場合があるという問題がある。
例えば、目的地に到達するまでにバッテリ残量が閾値を下回らないと推定したために、目的地まで充電することをユーザに促さない場合がある。また、目的地に到達する直前にバッテリ残量が閾値を下回ると推定したために、目的地に到達する直前に充電することをユーザに促す場合がある。これらの場合、目的地に到達したときのバッテリ残量が、閾値を僅かに上回る程度にしかならない場合がある。このような場合、目的地においてバッテリ残量が不足して途中で携帯端末を使用することができなくなる可能性が高い。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、目的地において十分に携帯端末を使用することができるように、適切なタイミングで携帯端末の充電をユーザに促すことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、携帯端末の現在のバッテリ残量と、携帯端末の単位時間あたりの消費電力量と、携帯端末の単位時間あたりの充電量と、目的地までの予想走行時間と、目的地で携帯端末を使用するのに必要なバッテリ残量であるの必要電力量とに基づいて、目的地に到達したときの携帯端末のバッテリ残量が必要電力量以上となるように、携帯端末の充電開始時刻を算出するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、報知された充電開始時刻に携帯端末の充電を開始することで、目的地に到達したときに携帯端末のバッテリ残量をその目的地での使用に必要な必要電力量以上とすることができる。このため、本発明によれば、適切なタイミングで携帯端末の充電を開始することができ、ユーザは、目的地において十分に携帯端末を使用することができるようになる。
本発明の第1実施形態に係る連携システムの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る携帯端末のバッテリ残量の推移の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る携帯端末の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る車載装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る必要電力量記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る連携システムによる処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車載装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に係る車載装置の追加機能の一例(第1例)を説明するための図である。 本発明の各実施形態に係る車載装置の追加機能の一例(第2例)を説明するための図である。
〔連携システム10の構成例〕
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る連携システム10の構成例を示す図である。連携システム10は、携帯端末100および車載装置200を備えて構成されている。携帯端末100および車載装置200は、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi等の無線通信手段によって互いに通信可能に接続される。
車載装置200は、自動車などの車両に搭載される装置である。車載装置200は、ディスプレイ200aおよびスピーカ200bを備えている。携帯端末100は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機等のユーザが所持する機器である。携帯端末100は、バッテリ100aを備えており、バッテリ100aから供給された電力により動作することが可能となっている。また、携帯端末100は、ナビアプリケーションを含む、各種アプリケーションを使用することが可能である。ナビアプリケーションは、目的地までの誘導経路の探索および案内を行うアプリケーションである。
携帯端末100は、車載装置200へ無線通信接続することにより、ナビアプリケーションが目的地までの誘導経路の案内を行っている間、その案内画面を車載装置200のディスプレイ200aに表示させたり、その案内音声を車載装置200のスピーカ200bから出力させたりすることができるようになっている。また、携帯端末100は、充電ケーブル302により充電器300へ接続することで、充電器300から充電ケーブル302を介して供給された電力により、バッテリ100aを充電することができるようになっている。
充電器300としては、例えば、車両に装備されているシガーソケットに挿し込む充電器、リチウムイオン電池等の二次電池を内蔵している携帯型の充電器などを用いることができる。また、車両または車載装置200にUSB(Universal Serial Bus)端子が装備されている場合は、USBケーブルを介して携帯端末100をUSB端子に接続することにより、携帯端末100を充電することができる。また、充電器300として、充電ケーブル302が一体型となっているものを用いることもできる。
このように構成された連携システム10は、車載装置200が携帯端末100の適切な充電開始時刻tbを算出して、この充電開始時刻tbを報知することができるようになっている。適切な充電開始時刻tbとは、その充電開始時刻tbから携帯端末100の充電を開始することにより、目的地に到着したときに携帯端末100のバッテリ残量がその目的地で必要な必要電力量Pcとなるような時刻である。ユーザは、充電開始時刻tbに携帯端末100の充電を開始することにより、目的地に到達するまでの間、携帯端末100を使用することができるとともに、目的地においても、十分に携帯端末100を使用することができるようになる。
〔携帯端末100のバッテリ残量の推移の一例〕
図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末100のバッテリ残量の推移の一例を示す図である。
図2のグラフにおいて、taは現在時刻(例えば、携帯端末100が車載装置200に無線通信接続されている状態で、携帯端末100が誘導経路の案内を開始した時刻)であり、tbは充電開始時刻であり、tcは目的地の到着予想時刻であり、tは目的地までの予想走行時間である。また、Paは携帯端末100の現在のバッテリ残量であり、Pbは充電開始時刻tbにおける携帯端末100のバッテリ残量であり、Pcは目的地で携帯端末100を使用するのに必要な必要電力量である。
図2において、現在時刻taから充電開始時刻tbまでの期間に示されているように、携帯端末100を充電器300に接続せずに使用し続けると、携帯端末100のバッテリ残量は、単位時間あたりの消費電力量をp1として減少し続ける。
一方、図2において、充電開始時刻tbから到着予想時刻tcまでの期間に示されているように、携帯端末100を充電器300に接続した状態で使用し続けると、携帯端末100に対する充電がなされるため、携帯端末100のバッテリ残量は、単位時間あたりの充電量をp2として増加し続ける。
本実施形態の連携システム10は、図2に示すように、到着予想時刻tcに目的地に到達したときに、携帯端末100のバッテリ残量が、その目的地において携帯端末100を使用するために必要な必要電力量Pcとなるように、車載装置200が、充電開始時刻tbを算出して、当該充電開始時刻tbを報知するようにしている。
この報知に応じて、ユーザが充電開始時刻tbに、携帯端末100を充電ケーブル302によって充電器300に接続して、携帯端末100の充電を開始すると、携帯端末100は、図2に示すように、到着予想時刻tcに目的地に到着するまでに、単位時間あたりの充電量をp2とし、充電時間をt2(=tc−tb)とする充電がなされる。これにより、バッテリ100aのバッテリ残量は、到着予想時刻tcに目的地に到着したときに、必要電力量Pcとなる。よって、ユーザは、目的地に到達するまでの間、携帯端末100を使用することができるとともに、目的地においても、十分に携帯端末100を使用することができるようになる。
〔携帯端末100の機能〕
図3は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末100の機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、携帯端末100は、バッテリ100a、地図データ記憶部100b、自車位置検出装置100cおよび機種情報記憶部100dを備える。また、携帯端末100は、その機能構成として、経路探索部101、予想走行時間算出部102、到着予想時刻算出部103、経路案内部104、バッテリ残量検出部105および通信部106を備える。
地図データ記憶部100bは、地図データを記憶する。自車位置検出装置100cは、自車の現在位置を検出する。自車位置検出装置100cは、例えば、GPS(Global Positioning System)と自律航法ユニットとを備えて構成されている。
機種情報記憶部100dは、携帯端末100の機種情報を記憶する。機種情報記憶部100dに記憶されている機種情報には、少なくとも当該携帯端末100を一意に識別するための機種IDを含んでいる。
経路探索部101は、地図データ記憶部100bに記憶されている地図データに基づいて、自車位置検出装置100cによって検出された車両の現在位置から、ユーザが任意に設定した目的地までの誘導経路を探索する。
予想走行時間算出部102は、目的地までの予想走行時間tを算出する。例えば、予想走行時間算出部102は、目的地までの予想走行時間tを、車両の現在位置から目的地までの走行距離と、車両の現在位置から目的地までの予想走行速度(例えば、目的地までの道路をその法定速度で走行するものとする)とに基づいて算出する。
到着予想時刻算出部103は、目的地の到着予想時刻tcを算出する。例えば、予想走行時間算出部102によって算出された予想走行時間tを現在時刻taに加算することにより、到着予想時刻tcを算出する。現在時刻taは、携帯端末100の内蔵時計(図示省略)から得ることができる。
経路案内部104は、地図データ記憶部100bに記憶されている地図データと、経路探索部101によって探索された誘導経路と、自車位置検出装置100cによって検出された車両の現在位置とに基づいて、目的地までの誘導経路を案内する。
バッテリ残量検出部105は、バッテリ100aのバッテリ残量Pを検出する。例えば、バッテリ残量検出部105は、バッテリ100aの現在の電圧値に基づいて、バッテリ残量Pを所定の単位(例えば、%、mAh等)で数値化して出力する。
通信部106は、車載装置200との無線通信を制御する。例えば、通信部106は、経路案内部104が目的地までの経路を案内している間、車載装置200との無線通信により、その案内画面(例えば、誘導経路画面、交差点案内画面等)および案内音声を車載装置200へ送信する。これにより、経路の案内画面を車載装置200のディスプレイ200aに表示させるとともに、経路の案内音声を車載装置200のスピーカ200bから出力させることができるようになっている。
また、通信部106は、車載装置200との無線通信により、車載装置200がバッテリ100aの充電開始時刻tbを算出するために必要な情報を車載装置200へ送信する。バッテリ100aの充電開始時刻tbを算出するために必要な情報とは、バッテリ残量検出部105によって検出されたバッテリ残量P、経路探索部101によって探索された誘導経路の目的地を一意に識別するための目的地ID、予想走行時間算出部102によって算出された目的地までの予想走行時間t、到着予想時刻算出部103によって算出された目的地の到着予想時刻tc、および、機種情報記憶部100dに記憶されている機種IDである。
〔車載装置200の機能〕
図4は、本発明の第1実施形態に係る車載装置200の機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、車載装置200は、ディスプレイ200a、スピーカ200b、記憶部200cおよび必要電力量記憶部200dを備える。また、車載装置200は、その機能構成として、通信部201、バッテリ残量特定部202、消費電力量特定部203、充電量特定部204、必要電力量特定部205、予想走行時間特定部206、到着予想時刻特定部207、充電開始時刻算出部208および報知部209を備える。
記憶部200cは、図5に示すように、携帯端末100の単位時間あたりの消費電力量p1と、携帯端末100の単位時間あたりの充電量p2とを、携帯端末100の機種毎(機種ID毎)に記憶する。記憶部200cには、複数の携帯端末100の機種の各々に対応できるように、複数の携帯端末100の機種の各々に対する単位時間あたりの消費電力量p1および単位時間あたりの充電量p2が予め記憶されている。
必要電力量記憶部200dは、図6に示すように、目的地で携帯端末100を使用するのに必要なバッテリ残量である必要電力量Pcを目的地毎(目的地ID毎)に記憶する。必要電力量記憶部200dには、複数の目的地の各々に対応できるように、複数の目的地の各々に対する必要電力量Pcが予め記憶されている。
通信部201は、携帯端末100との無線通信を制御する。例えば、通信部201は、携帯端末100の経路案内部104が目的地までの経路を案内している間、携帯端末100との無線通信により、その案内画面およびその案内音声を携帯端末100から受信する。通信部201は、携帯端末100から受信した案内画面をディスプレイ200aに表示させるとともに、携帯端末100から受信した案内音声を車載装置200のスピーカ200bから出力させる。また、通信部201は、携帯端末100との無線通信により、車載装置200がバッテリ100aの充電開始時刻tbを算出するために必要な情報(バッテリ残量P、目的地ID、予想走行時間t、到着予想時刻tcおよび機種ID)を携帯端末100から受信する。
バッテリ残量特定部202は、携帯端末100の現在のバッテリ残量Paを特定する。具体的には、バッテリ残量特定部202は、現在時刻taに通信部201が携帯端末100から受信したバッテリ残量Pを、携帯端末100の現在のバッテリ残量Paとして特定する。
消費電力量特定部203は、携帯端末100の単位時間あたりの消費電力量p1を特定する。具体的には、消費電力量特定部203は、通信部201が携帯端末100から受信した機種IDに基づいて、記憶部200cを参照することにより、当該機種IDに対応付けられている単位時間あたりの消費電力量p1を特定する。
充電量特定部204は、携帯端末100の単位時間あたりの充電量p2を特定する。具体的には、充電量特定部204は、通信部201が携帯端末100から受信した機種IDに基づいて、記憶部200cを参照することにより、当該機種IDに対応付けられている単位時間あたりの充電量p2を特定する。
必要電力量特定部205は、目的地で携帯端末100を使用するのに必要なバッテリ残量である必要電力量Pcを特定する。具体的には、必要電力量特定部205は、通信部201が携帯端末100から受信した目的地IDに基づいて、必要電力量記憶部200dを参照することにより、当該目的地IDに対応付けられている必要電力量Pcを特定する。
予想走行時間特定部206は、目的地までの予想走行時間tを特定する。具体的には、予想走行時間特定部206は、通信部201が携帯端末100から受信した予想走行時間tを、目的地までの予想走行時間tとして特定する。
到着予想時刻特定部207は、目的地の到着予想時刻tcを特定する。具体的には、到着予想時刻特定部207は、通信部201が携帯端末100から受信した到着予想時刻tcを、目的地の到着予想時刻tcとして特定する。
充電開始時刻算出部208は、携帯端末100の充電開始時刻tbを算出する。具体的には、充電開始時刻算出部208は、バッテリ残量特定部202によって特定された現在のバッテリ残量Paと、消費電力量特定部203によって特定された単位時間あたりの消費電力量p1と、充電量特定部204によって特定された単位時間あたりの充電量p2と、必要電力量特定部205によって特定された必要電力量Pcと、予想走行時間特定部206によって特定された予想走行時間tと、到着予想時刻特定部207によって特定された到着予想時刻tcとに基づいて、目的地に到達したときに携帯端末100のバッテリ残量Pが必要電力量Pcとなるように、携帯端末100の充電開始時刻tbを算出する。
例えば、充電開始時刻算出部208は、下記数式(1)により、携帯端末100の充電時間t2を算出する。
t2=(Pc−Pa+p1×t)/(p1+p2)・・・(1)
そして、充電開始時刻算出部208は、下記数式(2)により、充電開始時刻tbを算出する
tb=tc−t2・・・(2)
このようにして算出された充電開始時刻tbは、その充電開始時刻tbに携帯端末100の充電を開始すれば、目的地に到達したときに携帯端末100のバッテリ残量Pが、その目的地において必要な必要電力量Pcとなるような時刻である。
例えば、充電開始時刻tbの算出に必要な各パラメータの値が以下のように特定されたとする。
予想走行時間t :1.5(h)
現在のバッテリ残量Pa :920(mAh)
必要電力量Pc :1495(mAh)
単位時間あたりの消費電力量p1 :550(mAh)
単位時間あたりの充電量p2 :1380(mAh)
到着予想時刻tc :17:30
この場合、充電開始時刻算出部208は、上記数式(1)により、携帯端末100の充電時間t2として「0.725(h)≒43(m)」を算出する。そして、充電開始時刻算出部208は、上記数式(2)により、充電開始時刻tbとして「16:47」を算出する。
なお、到着予想時刻tcは、現在時刻ta+予想走行時間tに代えることができる。この場合、本実施形態において、携帯端末100が到着予想時刻tcを車載装置200へ送信しない構成とすることができる。
また、充電開始時刻算出部208は、下記数式(3)により、携帯端末100の充電を開始するまでの使用時間t1を算出するようにしてもよい。
t1=(Pa−Pc+p2×t)/(p1+p2)・・・(3)
そして、充電開始時刻算出部208は、到着予想時刻tcに代えて現在時刻taを用いることにより、下記数式(4)により、充電開始時刻tbを算出するようにしてもよい。
tb=ta+t1・・・(4)
充電開始時刻算出部208が現在時刻taを使用する場合、車載装置200は、現在時刻特定部(図示省略)を設けることにより、現在時刻taを特定することができる。例えば、現在時刻特定部は、車載装置200の内蔵時計から現在時刻taを得ることができる。または、現在時刻特定部は、通信部201が携帯端末100から受信した現在時刻taを、現在時刻taとして特定するようにしてもよい。
報知部209は、充電開始時刻算出部208によって算出された充電開始時刻tbを報知する。例えば、報知部209は、充電開始時刻tbを報知するための
メッセージをディスプレイ200aに表示させたり、充電開始時刻tbを報知するための音声をスピーカ200bから出力させたりする。報知部209は、充電開始時刻tbに達する所定時間前に、充電開始時刻tbに充電を行うようにユーザに促す旨の報知処理を行うようにしてもよい。または、報知部209は、充電開始時刻tbに達したときに、直ちに充電を行うようにユーザに促す旨の報知処理を行うようにしてもよい。また、報知部209は、通信部201による携帯端末100との無線通信を介して、充電開始時刻tbの報知処理を携帯端末100に行わせるようにしてもよい。
なお、上記各機能ブロック(図3に示す機能ブロック101〜106、および図4に示す機能ブロック201〜209)は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロックは、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
〔記憶部200cに記憶されている情報の一例〕
図5は、本発明の第1実施形態に係る記憶部200cに記憶されている情報の一例を示す図である。図5に示すように、記憶部200cには、携帯端末100の機種ID毎に、「消費電力量」と、「充電器」と、「ケーブル」と、「充電量」とが設定されたテーブル情報が記憶されている。
「消費電力量」には、携帯端末100を充電せずに使用しているときの単位時間あたりの消費電力量p1が設定される。単位時間あたりの消費電力量p1には、携帯端末100を車載装置200に無線通信接続させた状態で、携帯端末100において所定のアプリを使用しているときの平均的な単位時間あたりの消費電力量を用いることが好ましい。
「充電器」には、携帯端末100を充電する際に用いられる充電器300の識別情報が設定される。「ケーブル」には、携帯端末100を充電する際に用いられる充電ケーブル302の識別情報が設定される。「充電量」には、「充電器」に設定されている充電器300および「ケーブル」に設定されている充電ケーブル302を用いて携帯端末100を充電したときの単位時間あたりの充電量p2が設定される。
車載装置200の消費電力量特定部203は、このように情報が設定されている記憶部200cを参照することにより、車載装置200に接続されている携帯端末100の機種に応じた単位時間あたりの消費電力量p1を特定することができる。また、車載装置200の充電量特定部204は、このように情報が設定されている記憶部200cを参照することにより、車載装置200に接続されている携帯端末100の機種に応じた単位時間あたりの充電量p2を特定することができる。
なお、一つの携帯端末100に対して使用可能な充電器300とケーブル302との組み合わせが複数存在する場合には、車内にて使用頻度の高い組み合わせを用いて充電したときの単位時間あたりの充電量p2を設定しておくとよい。または、組み合わせ毎の単位時間あたりの充電量p2を設定しておき、いずれの組み合わせを使用するかをユーザに選択させたり、自動的に検知したりするようにしてもよい。
〔必要電力量記憶部200dに記憶されている情報の一例〕
図6は、本発明の第1実施形態に係る必要電力量記憶部200dに記憶されている情報の一例を示す図である。図6に示すように、必要電力量記憶部200dには、目的地ID毎に「必要電力量」が設定されたテーブル情報が記憶されている。「必要電力量」には、目的地で携帯端末100を使用するのに必要なバッテリ残量である必要電力量Pcが設定される。
車載装置200の必要電力量特定部205は、このように情報が設定されている必要電力量記憶部200dを参照することにより、携帯端末100において設定されている目的地(携帯端末100から受信した目的地ID)に対応する必要電力量Pcを特定することができる。
なお、必要電力量記憶部200dに記憶されているテーブル情報は、携帯端末100の機種IDと目的地IDとの組み合わせ毎に、必要電力量Pcが設定されるように構成してもよい。この場合、目的地において特定の機種を使用するのに必要な必要電力量Pcを特定することができるようになる。このため、ユーザは、特定の機種が他の機種よりも必要電力量Pcが多いような場合であっても、目的地において十分に特定の機種を使用することができるようになる。
また、必要電力量記憶部200dに記憶されているテーブル情報は、目的地IDの代わりにジャンル毎に必要電力量Pcを記憶するようしてもよい。この場合、携帯端末100は、目的地IDとともに、この目的地が属するジャンルの情報もあわせて、車載装置200に送信し、必要電力量特定部205は、携帯端末100から受信したジャンル情報に基づいて、必要電力量記憶部200dを参照することにより、当該ジャンルに対応付けられている必要電力量Pcを特定することができる。
〔連携システム10による処理の一例〕
図7は、本発明の第1実施形態に係る連携システム10による処理の一例を示すフローチャートである。図7に示す処理は、例えば、車載装置200に対して携帯端末100が無線通信接続されている状態で、携帯端末100が誘導経路の案内を開始したときに実行される。
まず、携帯端末100において、バッテリ残量検出部105が、携帯端末100のバッテリ残量Pを検出する(ステップS702)。次に、予想走行時間算出部102が、目的地までの予想走行時間tを算出する(ステップS704)。また、到着予想時刻算出部103が、目的地の到着予想時刻tcを算出する(ステップS706)。
次に、通信部106が、機種情報記憶部100dから携帯端末100の機種IDを抽出する(ステップS708)。そして、通信部106が、バッテリ残量P、目的地の目的地ID、目的地までの予想走行時間t、目的地の到着予想時刻tc、および携帯端末100の機種IDを、車載装置200へ送信する(ステップS710)。
車載装置200においては、通信部201が、携帯端末100から送信されたバッテリ残量P、目的地ID、予想走行時間t、到着予想時刻tc、および機種IDを受信する(ステップS714)。
次に、バッテリ残量特定部202が、ステップS714で受信したバッテリ残量Pを、携帯端末100の現在のバッテリ残量Paとして特定する(ステップS716)。また、消費電力量特定部203が、記憶部200cを参照し、ステップS714で受信した機種IDに対応付けられている単位時間あたりの消費電力量p1を特定する(ステップS718)。
また、充電量特定部204が、記憶部200cを参照し、ステップS714で受信した機種IDに対応付けられている単位時間あたりの充電量p2を特定する(ステップS720)。また、必要電力量特定部205が、必要電力量記憶部200dを参照し、ステップS714で受信した目的地IDに対応付けられている必要電力量Pcを特定する(ステップS722)。
また、予想走行時間特定部206が、ステップS714で受信した予想走行時間tを、目的地までの予想走行時間tとして特定する(ステップS724)。また、到着予想時刻特定部207が、ステップS714で受信した到着予想時刻tcを、目的地の到着予想時刻tcとして特定する(ステップS726)。
そして、充電開始時刻算出部208が、バッテリ残量Pa、単位時間あたりの消費電力量p1、単位時間あたりの充電量p2、必要電力量Pcおよび予想走行時間tを用いて、上記数式(1)により、充電時間t2を算出する(ステップS728)。さらに、充電開始時刻算出部208が、到着予想時刻tcおよびステップS728で算出された充電時間t2を用いて、上記数式(2)により、充電開始時刻tbを算出する(ステップS730)。そして、報知部209が、ステップS730で算出された充電開始時刻tbを報知して(ステップS732)、図7に示す一連の処理が終了する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る連携システム10によれば、車載装置200が報知した充電開始時刻tbに携帯端末100の充電を開始すれば、目的地に到達したときに、携帯端末100のバッテリ残量Pをその目的地において必要な必要電力量Pcとすることができる。このため、本発明の第1実施形態に係る連携システム10によれば、適切なタイミングで携帯端末100の充電を開始することができ、ユーザは、目的地において十分に携帯端末100を使用することができるようになる。
特に、本発明の第1実施形態に係る連携システム10によれば、携帯端末100の機種に応じた単位時間あたりの消費電力量p1、携帯端末100の機種に応じた単位時間あたりの充電量p2、および、目的地に応じた必要電力量Pcを用いて充電開始時刻tbを算出する。このため、携帯端末100の機種および目的地に応じた適切な充電開始時刻tbを算出することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下、第2実施形態に係る車載装置200’に関し、第1実施形態の車載装置200からの変更点について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る車載装置200’の機能構成例を示すブロック図である。図8に示す車載装置200’は、消費電力量登録部210、充電量登録部211および必要電力量登録部212をさらに備える点で、図4に示した車載装置200と異なる。
消費電力量登録部210は、過去に携帯端末100を使用したときに検出した単位時間あたりの消費電力量p1を機種毎に記憶部200cに登録する。例えば、消費電力量登録部210は、携帯端末100を使用中のときに携帯端末100から少なくとも2回以上受信したバッテリ残量Pと受信の間隔時間とに基づいて、単位時間当たりの消費電力量p1を算出する。消費電力量登録部210は、このような処理を定期的に実行することにより、記憶部200cに記憶されている単位時間当たりの消費電力量p1を定期的に更新するようにしてもよい。
充電量登録部211は、過去に携帯端末100を充電したときに検出した単位時間あたりの充電量p2を機種毎に記憶部200cに登録する。例えば、充電量登録部211は、携帯端末100の充電を行っているときに携帯端末100から少なくとも2回以上受信したバッテリ残量Pと受信の間隔時間とに基づいて、単位時間当たりの充電量p2を算出する。充電量登録部211は、このような処理を定期的に実行することにより、記憶部200cに記憶されている単位時間当たりの充電量p2を定期的に更新するようにしてもよい。
なお、通信部201が受信した機種IDに対応する情報(単位時間あたりの消費電力量p1および単位時間あたりの充電量p2)が記憶部200cに登録されていない場合、消費電力量特定部203は、所定の消費電力量を単位時間あたりの消費電力量p1として特定し、充電量特定部204は、所定の充電量を単位時間あたりの充電量p2として特定してもよい。
必要電力量登録部212は、過去に携帯端末100が目的地において使用した電力量を、その目的地の必要電力量Pcとして必要電力量記憶部200dに登録する。例えば、必要電力量登録部212は、目的地において、携帯端末100と車載装置200との無線通信接続が切断される直前に携帯端末100から受信したバッテリ残量Pと、携帯端末100と車載装置200との無線通信接続が再接続された直後に携帯端末100から受信したバッテリ残量Pとの差分値を、その目的地の必要電力量Pcとして必要電力量記憶部200dに登録する。必要電力量登録部212は、ユーザが目的地を訪れる毎にこのような処理を実行することにより、必要電力量記憶部200dに記憶されている必要電力量Pcを逐次更新するようにしてもよい。例えば、必要電力量登録部212は、複数回訪れた目的地に対する必要電力量Pcを、過去の平均値、または過去の平均値に標準偏差の所定倍を加えた値を計算し、逐次更新する。または、必要電力量登録部212は、複数回訪れた目的地に対する必要電力量Pcを、過去の最大値、最近の値を逐次更新する。
なお、必要電力量登録部212は、下記のいずれかに該当する場合には、必要電力量記憶部200dへの登録を行わないようにすることが好ましい。これらの場合、必要電力量Pcとして適切な値が得られないからである。
・携帯端末100と車載装置200との再接続が短時間(例えば、5分未満)の場合。
・携帯端末100と車載装置200との再接続時に携帯端末100のバッテリ残量が増加している場合(目的地で携帯端末100の充電がなされた場合)。
・目的地から移動した後に、携帯端末100と車載装置200とが再接続された場合。
なお、通信部201が受信した目的地IDに対応する必要電力量Pcが必要電力量記憶部200dに登録されていない場合、必要電力量特定部205は、所定の必要電力量(好ましくは、その目的地が属するジャンルに対して予め設定されている必要電力量)を必要電力量Pcとして特定してもよい。または、必要電力量特定部205は、目的地での予想使用時間をユーザに入力させて、その予想使用時間と単位時間あたりの消費電力量p1とに基づいて、必要電力量Pcを算出するようにしてもよい。
この第2実施形態によれば、携帯端末100の単位時間あたりの消費電力量p1、携帯端末100の単位時間あたりの充電量p2、および、目的地における携帯端末100の必要電力量Pcを実測し、これらの値を以降の充電開始時刻tbの算出に用いる。このため、携帯端末100のバッテリ100aの現在の状態(例えば、劣化状態)を反映して、充電開始時刻tbを算出することができる。よって、充電開始時刻tbの精度を高めることができる。
また、この第2実施形態によれば、当初は記憶部200cに情報(単位時間あたりの消費電力量p1および単位時間あたりの充電量p2)が登録されていない機種であっても、消費電力量登録部210および充電量登録部211が情報を記憶部200cに登録することにより、充電開始時刻tbを算出することができるようになる。
また、この第2実施形態によれば、当初は必要電力量記憶部200dに情報(必要電力量Pc)が登録されていない目的地であっても、必要電力量登録部212が情報を必要電力量登録部212に登録することにより、充電開始時刻tbを算出することができるようになる。
なお、上記各実施形態では、目的地に到着したときの携帯端末100のバッテリ残量が必要電力量Pcと等しくなるように充電開始時刻tbを算出するようにしている。これに限らず、目的地に到着したときの携帯端末100のバッテリ残量が必要電力量Pc以上となるように充電開始時刻tbを算出するようにしてもよい。
例えば、必要電力量Pcに対し、バッテリ100aの満充電容量を超えない範囲で所定の電力量を加算して必要電力量Pc’とし、この必要電力量Pc’を用いて充電開始時刻tbを算出するようにしてもよい。この場合、算出された充電開始時刻tbに携帯端末100の充電を開始することで、目的地に到着したときの携帯端末100のバッテリ残量を、必要電力量Pc’とすることができる。このため、ユーザは、目的地においてより十分に携帯端末100を使用することができるようになる。
または、充電開始時刻tbを算出した後、充電開始時刻tbよりも所定時間早めの充電開始時刻tb’を報知するようにしてもよい。この場合、充電開始時刻tb’に携帯端末100の充電を開始することで、充電開始時刻tbに充電を開始するよりも充電時間t2が長くなるため、目的地に到着したときの携帯端末100のバッテリ残量を、必要電力量Pcよりも多くすることができる。このため、ユーザは、目的地においてより十分に携帯端末100を使用することができるようになる。
また、上記各実施形態では、車載装置200,200’が充電開始時刻tbを算出するように構成しているが、これに限らない。例えば、車載装置200,200’の機能(図4および図8参照)を携帯端末100に設けて、携帯端末100が自ら充電開始時刻tbを算出するように構成してもよい。
〔追加機能の一例(第1例)〕
図9は、本発明の各実施形態に係る車載装置200,200’の追加機能の一例(第1例)を説明するための図である。図9に示すように、必要電力量Pcが80%以上の値(図9では、90%)の場合には、その必要電力量Pcを上記数式(1)および上記数式(2)に適用して充電開始時刻tbを求めると、到着予想時刻tcにおける実際のバッテリ残量Pが、必要電力量Pcに満たない場合がある。図9において点線にて示されているように、バッテリ残量Pが80%以上のときのバッテリ残量Pの増加が非線形となるからである。
そこで、上記各実施形態において、必要電力量Pcが80%以上の値の場合には、図9の矢印Cに示すように、必要電力量Pcを100%に増やした値を必要電力量Pc’として、充電開始時刻tb’’を算出し、この充電開始時刻tb’’を報知するようにしてもよい。または、図9の矢印Dに示すように、所定の時間を充電開始時刻tbから差し引くことにより充電開始時刻tb’’を算出し、この充電開始時刻tb’’を報知するようにしてもよい。いずれの場合も、充電時間t2が増加するため、到着予想時刻tcにおける実際のバッテリ残量Pの不足分を補うことができる。
〔追加機能の一例(第2例)〕
図10は、本発明の各実施形態に係る車載装置200,200’の追加機能の一例(第2例)を説明するための図である。上記各実施形態において、図10に示すように、算出された充電開始時刻tbまでに、携帯端末100のバッテリ残量Pが所定の閾値thを下回ってしまうような場合には、例えば、td=ta+((Pa−th)/p1)により、携帯端末100のバッテリ残量Pがその閾値thに達する時刻tdを算出して、その時刻tdを報知するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態において、携帯端末100において目的地が設定されていない場合、携帯端末100または車載装置200のいずれかが、従来知られている技術(例えば、国際公開第2006/040901号に開示されているように、所持頻度の低い物品の移動履歴に基づいて移動先を予測する方法等)を利用して、目的地およびその目的地までの走行時間tを推定するようにしてもよい。
その他、上記各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 連携システム
100 携帯端末
100a 地図データ記憶部
100b 自車位置検出装置
100c バッテリ
100d 機種情報記憶部
101 経路探索部
102 予想走行時間算出部
103 到着予想時刻算出部
104 経路案内部
105 バッテリ残量検出部
106 通信部
200,200’ 車載装置
200a ディスプレイ
200b スピーカ
200c 記憶部
200d 必要電力量記憶部
201 通信部
202 バッテリ残量特定部
203 消費電力量特定部
204 充電量特定部
205 必要電力量特定部
206 予想走行時間特定部
207 到着予想時刻特定部
208 充電開始時刻算出部
209 報知部
210 消費電力量登録部
211 充電量登録部
212 必要電力量登録部
300 充電器
302 充電ケーブル

Claims (9)

  1. 携帯端末が無線通信接続される車載装置であって、
    前記携帯端末の現在のバッテリ残量を特定するバッテリ残量特定部と、
    前記携帯端末の単位時間あたりの消費電力量を特定する消費電力量特定部と、
    前記携帯端末の単位時間あたりの充電量を特定する充電量特定部と、
    目的地までの予想走行時間を特定する走行時間特定部と、
    前記目的地で前記携帯端末を使用するのに必要なバッテリ残量である必要電力量を特定する必要電力量特定部と、
    前記現在のバッテリ残量と、前記単位時間あたりの消費電力量と、前記単位時間あたりの充電量と、前記予想走行時間と、前記必要電力量とに基づいて、前記目的地に到達したときのバッテリ残量が前記必要電力量以上となるように、前記携帯端末の充電開始時刻を算出する充電開始時刻算出部と、
    前記充電開始時刻算出部によって算出された前記充電開始時刻を報知する報知部と
    を備えることを特徴とする車載装置。
  2. 前記目的地の到着予想時刻を特定する到着予想時刻特定部をさらに備え、
    前記充電開始時刻算出部は、
    前記現在のバッテリ残量をPaとし、前記単位時間あたりの消費電力量をp1とし、前記単位時間あたりの充電量をp2とし、前記予想走行時間をtとし、前記必要電力量をPcとし、前記目的地の到着予想時刻をtcとした場合、
    下記数式(1)により、前記携帯端末の充電時間t2を算出し、
    t2=(Pc−Pa+p1×t)/(p1+p2)・・・(1)
    下記数式(2)により、前記充電開始時刻tbを算出する
    tb=tc−t2・・・(2)
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 現在時刻を特定する現在時刻特定部をさらに備え、
    前記充電開始時刻算出部は、
    前記現在のバッテリ残量をPaとし、前記単位時間あたりの消費電力量をp1とし、前記単位時間あたりの充電量をp2とし、前記予想走行時間をtとし、前記必要電力量をPcとし、前記現在時刻をtaとした場合、
    下記数式(3)により、前記現在時刻taから前記携帯端末を充電せずに使用できる時間t1を算出し、
    t1=(Pa−Pc+p2×t)/(p1+p2)・・・(3)
    下記数式(4)により、前記充電開始時刻tbを算出する
    tb=ta+t1・・・(4)
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  4. 前記単位時間あたりの消費電力量と、前記単位時間あたりの充電量とを、前記携帯端末の機種毎に記憶する記憶部をさらに備え、
    前記消費電力量特定部は、前記記憶部を参照することにより、当該車載装置に接続されている前記携帯端末の機種に応じた前記単位時間あたりの消費電力量を特定し、
    前記充電量特定部は、前記記憶部を参照することにより、当該車載装置に接続されている前記携帯端末の機種に応じた前記単位時間あたりの充電量を特定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車載装置。
  5. 過去に前記携帯端末を使用したときに検出した前記単位時間あたりの消費電力量を前記記憶部に登録する消費電力量登録部と、
    過去に前記携帯端末を充電したときに検出した前記単位時間あたりの充電量を前記記憶部に登録する充電量登録部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の車載装置。
  6. 前記必要電力量を目的地毎に記憶する必要電力量記憶部をさらに備え、
    前記必要電力量特定部は、前記必要電力量記憶部を参照することにより、前記目的地に応じた前記必要電力量を特定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車載装置。
  7. 過去に前記携帯端末が前記目的地において使用した電力量を、その目的地の前記必要電力量として前記必要電力量記憶部に登録する必要電力量登録部
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の車載装置。
  8. 携帯端末と車載装置とが無線通信接続されてなる連携システムであって、
    前記携帯端末の現在のバッテリ残量を特定するバッテリ残量特定部と、
    前記携帯端末の単位時間あたりの消費電力量を特定する消費電力量特定部と、
    前記携帯端末の単位時間あたりの充電量を特定する充電量特定部と、
    目的地までの予想走行時間を特定する走行時間特定部と、
    前記目的地で前記携帯端末を使用するのに必要なバッテリ残量である必要電力量を特定する必要電力量特定部と、
    前記現在のバッテリ残量と、前記単位時間あたりの消費電力量と、前記単位時間あたりの充電量と、前記予想走行時間と、前記必要電力量とに基づいて、前記目的地に到達したときのバッテリ残量が前記必要電力量以上となるように、前記携帯端末の充電開始時刻を算出する充電開始時刻算出部と、
    前記充電開始時刻算出部によって算出された前記充電開始時刻を報知する報知部と
    を備えることを特徴とする連携システム。
  9. 携帯端末と車載装置とが無線通信接続されてなる連携システムに用いられる充電開始時刻報知方法であって、
    前記車載装置のバッテリ残量特定部が、前記携帯端末の現在のバッテリ残量を特定するバッテリ残量特定工程と、
    前記車載装置の消費電力量特定部が、前記携帯端末の単位時間あたりの消費電力量を特定する消費電力量特定工程と、
    前記車載装置の充電量特定部が、前記携帯端末の単位時間あたりの充電量を特定する充電量特定工程と、
    前記車載装置の走行時間特定部が、目的地までの予想走行時間を特定する走行時間特定工程と、
    前記車載装置の必要電力量特定部が、前記目的地で前記携帯端末を使用するのに必要なバッテリ残量である必要電力量を特定する必要電力量特定工程と、
    前記車載装置の充電開始時刻算出部が、前記現在のバッテリ残量と、前記単位時間あたりの消費電力量と、前記単位時間あたりの充電量と、前記予想走行時間と、前記必要電力量とに基づいて、前記目的地に到達したときのバッテリ残量が前記必要電力量以上となるように、前記携帯端末の充電開始時刻を算出する充電開始時刻算出工程と、
    前記車載装置の報知部が、前記充電開始時刻算出工程において算出された前記充電開始時刻を報知する報知工程と
    を含むことを特徴とする充電開始時刻報知方法。
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