JP2016024239A - 表示装置、電子機器及び表示装置の製造方法 - Google Patents

表示装置、電子機器及び表示装置の製造方法 Download PDF

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【課題】可変焦点レンズ部の一対の基板を保持できる保持強度を高めることのできる表示装置、電子機器及び表示装置の製造方法を提供する。【解決手段】表示装置は、可変焦点レンズ部を介して画像を表示する表示領域を有する画像表示部を備える。可変焦点レンズ部は、第1電極を有する第1基板と、第2電極を有する第2基板と、第1基板と第2基板との間隔を規制する複数のスペーサと、を備える。スペーサは、第1基板側の端面の面積と第2基板側の端面の面積とが異なり、少なくともスペーサの側面には絶縁体が付着しており、絶縁体が第1基板側の面又は第2基板側の面を覆う。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置、電子機器及び表示装置の製造方法に関する。
液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)を含む表示装置には、利用者が裸眼で立体画像を視認することができる装置がある。このような表示装置には、利用者に視差を発生させる機構として、画像を表示させる面上に表示装置として可変焦点レンズ部(可変レンズアレイ)を配置する機構がある。可変焦点レンズ部(可変レンズアレイ)を有する表示装置は、可変焦点レンズ部(可変レンズアレイ)を通過する光の屈折率の変化を利用して、画像表示部に表示した画像を左右の視差に合わせて分割し、利用者の左右の眼に到達する画像に視差を発生させ、立体視できる画像とする。
ここで、表示装置を可変焦点レンズ部(可変レンズアレイ)とする場合、一対の基板の間を所定の間隔に保持する必要がある。可変レンズアレイの液晶層は、通常の液晶表示パネルの液晶層に比べてかなり厚くなる。これに対して表示装置は、液晶層を挟む2つの基板の間にスペーサを設け、液晶層の厚みを維持する構造がある。
表示装置に設けるスペーサとしては、特許文献1に記載されている円筒状スペーサや、特許文献2に記載されている球状のスペーサを散布する散布式のスペーサがある。
特開2000−214424号公報 特開2012−173517号公報
散布スペーサは、スペーサを配置する位置の制御が困難であり、電極パターンに対して所定の位置に配置するのが難しい。スペーサの位置がランダムになると、液晶レンズの形状が位置によって変動し、レンズの特性が不安定になる場合がある。これに対して、円筒状スペーサは、露光及びエッチングを用いたプロセスで所望のパターンで形成することができる。
可変焦点レンズ部(可変レンズアレイ)は、画像表示部と比較して、一対の基板の間隔が大きいため、円筒状スペーサが一対の基板を保持できる保持強度を高める必要がある。可変焦点レンズ部(可変レンズアレイ)は、一対の基板を保持できる保持強度を高めるため、円筒状スペーサの外径を大径化する場合がある。円筒状スペーサが大径化されると、可変焦点レンズ部(可変レンズアレイ)は、保持強度を一定以上に確保できるものの、光漏れの領域が増加することで開口率が低下する可能性がある。
本発明は、可変焦点レンズ部の一対の基板を保持できる保持強度を高めることのできる表示装置、電子機器及び表示装置の製造方法を提供する。
本発明の一態様に係る表示装置は、第1電極を有する第1基板と、第2電極を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間隔を規制する複数のスペーサと、前記第1基板の前記第1電極側と前記第2基板の前記第2電極側との間に備えられ、前記第1電極及び前記第2電極の間に印加される所定の信号に応じて透過する光の屈折率が変化する可変焦点レンズ部と、前記可変焦点レンズ部を介して画像を表示する表示領域を有する画像表示部と、を備える表示装置であって、前記スペーサは、前記第1基板側の端面の面積と前記第2基板側の端面の面積とが異なり、少なくとも前記スペーサの側面には絶縁体が付着しており、前記絶縁体が前記第1基板側の面又は前記第2基板側の面を覆う。
本発明の一態様に係る表示装置の製造方法は、第1電極を有する第1基板と、第2電極を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間隔を規制する複数のスペーサと、前記第1基板の前記第1電極側と前記第2基板の前記第2電極側との間に備えられ、前記第1電極及び前記第2電極の間に印加される所定の信号に応じて透過する光の屈折率が変化する可変焦点レンズ部と、前記可変焦点レンズ部を介して画像を表示する表示領域を有する画像表示部と、を備える表示装置を製造する表示装置の製造方法であって、前記第1基板又は前記第2基板に前記スペーサを形成する工程と、前記スペーサが形成された前記第1基板又は前記第2基板の少なくとも前記スペーサの側面には絶縁体が付着するように、前記絶縁体を形成する工程と、を含む。
図1は、実施形態1に係る表示装置を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。 図2は、実施形態1に係る表示装置の概略部分断面構造を模式的に表す断面図である。 図3は、実施形態1に係る可変レンズアレイの概略断面構造を模式的に表す断面図である。 図4は、液晶分子のプレチルト角を模式的に示した模式図である。 図5は、実施形態1に係る可変レンズアレイの正面の模式的な平面図である。 図6は、実施形態1に係る可変レンズアレイの背面の模式的な平面図である。 図7は、実施形態1に係るスペーサの第1基板側の端面の面積と第2基板側の端面の面積とを平面視で説明する説明図である。 図8は、実施形態1の第1変形例に係るスペーサの第1基板側の端面の面積と第2基板側の端面の面積とを平面視で説明する説明図である。 図9は、実施形態1の第2変形例に係るスペーサの第1基板側の端面の面積と第2基板側の端面の面積とを平面視で説明する説明図である。 図10は、実施形態1に係る表示装置の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図11は、実施形態1に係る表示装置の製造方法の一例を説明するための説明図である。 図12は、実施形態1に係るスペーサの周囲の光漏れ領域を説明するための説明図である。 図13は、比較例に係る円筒状のスペーサの周囲の光漏れ領域を説明するための説明図である。 図14は、実施形態2に係る可変レンズアレイの概略断面構造を模式的に表す断面図である。 図15は、実施形態2に係る表示装置の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図16は、実施形態2に係る表示装置の製造方法の一例を説明するための説明図である。 図17は、可変レンズアレイの電極間の電界の状態を説明するための説明図である。 図18は、可変レンズアレイの電極間の電界の状態を説明するための説明図である。 図19は、実施形態2に係る可変レンズアレイの電極間の電界の状態を説明するための説明図である。 図20は、実施形態3に係る可変レンズアレイの概略断面構造を模式的に表す断面図である。 図21は、実施形態4に係る表示装置を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。 図22は、本実施形態に係る表示装置を適用する電子機器の一例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に用いられる表示装置を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。図1に示すように、表示装置1は、二次元画像を表示する画像表示部10と、照明部20と、可変焦点レンズ部(以下、可変レンズアレイという。)30と、を備えている。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の一方向としてX軸方向を幅方向といい、水平面内においてX軸方向と直交する方向としてY軸方向を縦方向といい、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交するZ軸方向を高さ方向とする。なお、X軸は、YZ平面と直交する。Y軸は、XZ平面と直交する。Z軸は、XY平面と直交する。XY平面は、X軸及びY軸を含む。XZ平面は、X軸及びZ軸を含む。YZ平面は、Y軸及びZ軸を含む。
画像表示部10は、二次元画像を表示する。画像表示部10は、表示領域11に、図1に示すX方向にM個、図1に示すY方向にN個の画素12が配列されている。第m列目(但し、m=1、2・・・、M)の画素12を、画素12と表す。なお、本実施形態の画像表示部10は、いわゆる液晶表示装置であるが、画像表示部10は、エレクトロルミネッセンス表示パネル、プラズマ表示パネルなどといった、広く周知の画像表示装置を用いることができる。また、画像表示部10は、モノクロ画像を表示してもよいし、カラー画像を表示してもよい。
図2は、実施形態1に係る表示装置の概略部分断面構造を模式的に表す断面図である。図2に示すように、画像表示部10の表示領域11は、画素基板11Aと、この画素基板11Aの表面に垂直な方向に対向して配置された対向基板11Bと、画素基板11Aと対向基板11Bとの間に挿設された液晶層11Cとを備えている。画像表示部10では、画素基板11Aと対向基板11Bとの間の距離は、例えば2μm以上5μm以下程度である。
対向基板11Bは、ガラス基板75と、このガラス基板75の一方の面に形成されたカラーフィルタ76と、を含む。ガラス基板75の他方の面には、偏光板73Aが配設されている。カラーフィルタ76は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に着色された色領域を含む。カラーフィルタ76は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に着色されたカラーフィルタの色領域を周期的に配列して、各画素にR、G、Bの3色の色領域が1組の画素として対応付けられている。カラーフィルタ76は、TFT基板71と垂直な方向において、液晶層11Cと対向する。なお、カラーフィルタ76は、異なる色に着色されていれば、他の色の組み合わせであってもよい。一般に、カラーフィルタ76は、緑(G)の色領域の輝度が、赤(R)の色領域及び青(B)の色領域の輝度よりも高い。また、コモン電極COMLは、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)等の透光性導電材料(透明導電酸化物)で形成される透明電極である。
画素基板11Aは、回路基板としてのTFT基板71と、このTFT基板71上にマトリックス状に配設された複数の画素電極72と、TFT基板71及び画素電極72の間に形成されたコモン電極COMLと、画素電極72とコモン電極COMLとを絶縁する絶縁層74と、TFT基板71の下面側には入射側の偏光板73Bとを含む。液晶層11Cと画素基板11Aとの間には第1配向膜77が配設されている。また、液晶層11Cと対向基板11Bとの間には第2配向膜78が配設されている。
画像表示部10の表示領域11は、液晶層11Cが電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものであり、FFS(Fringe Field Switching)又はIPS(インプレーンスイッチング)等の横電界モードの液晶表示装置である。液晶層11Cは、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものであり、例えば、コモン電極COMLが対向基板11Bに配置されることにより、TN(Twisted Nematic:ツイステッドネマティック)、VA(Vertical Alignment:垂直配向)、ECB(Electrically Controlled Birefringence:電界制御複屈折)等の縦電界モードの液晶が用いられてもよい。
画像表示部10は、図示しない駆動回路によって駆動され、画素内の液晶分子の配向方向を制御することによって、外部からの映像信号に応じた二次元画像を表示する。
画像表示部10の背面側には光を照射する照明部20が配置されている。照明部20は、光源、プリズムシート、拡散シート、導光板等といった部材(これらは図示せず)を備えている。照明部20は、広く周知の照明部を用いることができる。照明部20は、特に限定するものではない。
図2に示すように、可変レンズアレイ30は、第1電極131を有する第1基板130Aと、第2電極134を有する第2基板130Bと、第1基板130Aの第1電極131側と第2基板130Bの第2電極134側との間に配置された液晶層137とを含む。第1基板130A及び第2基板130Bは、ガラス基板などの透光性基板である。第1電極131及び第2電極134は、透光性電極の材料としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)等の透光性導電酸化物で形成されている。
第1電極131及び第2電極134の一方は、例えば焦点可変用の共通電位(コモン電位)に固定されている。焦点可変用の共通電位(コモン電位)は、共通電位線に接続されることで固定されてもよいし、接地されることで固定されてもよい。第1電極131及び第2電極134の他方は、例えば不図示のレンズ制御用ドライバのレンズ駆動信号に伴うレンズ用駆動電圧が印加される。
次に、図1と、図3から図6を用いて、可変レンズアレイ30についてより詳細に説明する。図3は、実施形態1に係る可変レンズアレイの概略断面構造を模式的に表す断面図である。図4は、液晶分子のプレチルト角を模式的に示した模式図である。図5は、実施形態1に係る可変レンズアレイの正面の模式的な平面図である。ここで、図5は、第2基板130Bの一部を切り欠いて示した説明図である。図6は、実施形態1に係る可変レンズアレイの背面の模式的な平面図である。ここで、図6は、第1基板130Aの一部を切り欠いて示した説明図である。
図3に示すように、可変レンズアレイ30は、第1基板130Aと、第2基板130Bと、第1基板130Aと第2基板130Bとの間に配置された液晶層137とを備えている。なお、図1に示すように、封止部138は、第1基板130Aと第2基板130Bとが対向する面の周囲に形成され、第1基板130Aと第2基板130Bとの間を封止し、液晶層137の液晶分子が第1基板130Aと第2基板130Bとの間に保持される。
第1基板130A及び第2基板130Bには、光の透過率が高い材料を用いることができる。第1基板130A及び第2基板130Bを構成する材料として、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC)、ABS樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)又はガラスを例示することができる。第1基板130A及び第2基板130Bを構成する材料は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
可変レンズアレイ30は、画像表示部10の正面に対向して配置されており、画像表示部10とは設計上定めた所定の間隔を空けて対向するように図示しない保持部材によって保持されている。画像表示部10の正面とは、画像表示部10が表示している画像を観察する画像観察者側をいう。後述するように、可変レンズアレイ30の第1基板130Aと第2基板130Bとの間には、レンズ列31の屈折率を変化させたときに液晶層137の液晶分子の配向方向が変わらない場所に、スペーサ136が設けられている。
可変レンズアレイ30には、図1に示すY方向に延びるレンズ列(可変レンズ列)31が、図1に示すX方向にP個並んで配列されている。第p列目(但し、p=1、2・・・、P)のレンズ列31をレンズ列31と表す。レンズ列31には、レンズ列31p−1とレンズ列31p+1が隣接している。「P」と上述した「M」との関係については後述する。
説明の都合上、立体画像を表示する際の画像の視点数は中央の観察領域において視点A1、A・・・、A4の4つであるとして説明するが、これは例示にすぎない。観察領域の個数及び視点の数は、表示装置1の設計に応じて適宜設定することができる。画像表示部10とレンズ列31との位置関係などを好適に設定することによって、中央の観察領域の左側の領域と右側の領域においても、各視点用の画像が観察可能となる。
図3に示すように、表示装置である可変レンズアレイ30は、第1電極131と第2電極134との間に印加される電圧によって液晶層137の液晶分子の配向方向を変化させることでの屈折率が変化するレンズ列31を備えている。可変レンズアレイ30は、第1電極1311、1312・・・、1316を有する第1基板130Aと、第2電極134を有する第2基板130Bと、第1基板130Aと第2基板130Bとの間に配置された液晶層137とを含んでいる。なお、第1電極1311、1312・・・、1316を纏めて、第1電極131と表記する場合がある。他の要素においても同様である。
第1電極131と第2電極134とは、それぞれ、第1基板130Aと第2基板130Bの液晶層137側の面(内面)に形成されている。液晶層137は、ポジ型のネマチック液晶材料から成る。なお、本実施形態の液晶層137は、ホモジニアス配向の液晶材料を用いている。
第1電極131と第2電極134とは、ITO等の透光性導電材料で形成されており、成膜により形成されている。第1電極131は、パターニングによって、図5に示す所定のストライプ形状に形成されている。第2電極134は、いわゆる共通電極であり、第2基板130Bの全面に形成されている。なお、図示の都合上、図6にあっては第2電極134と後述する第2配向膜135の表示を省略した。また、図5においても、後述する第1配向膜133の表示を省略した。
図3に示すように、第1基板130A上には、第1電極131を含む全面を覆う第1配向膜133が形成されており、第2基板130B上には、第2電極134を含む全面を覆う第2配向膜135が形成されている。これらは例えばポリイミド材料により形成されており、その表面にラビング処理等の配向処理が施されている。第1配向膜133と第2配向膜135によって、電界が印加されていない状態における液晶分子137Aの分子軸の方向が規定される。第1配向膜133と第2配向膜135は、電界が印加されていない状態では液晶分子137Aの長軸をY方向に向かせ、電界が印加されると長軸をZ方向に傾けるような配向処理が施されている。なお、図3は、電界が印加されていないときの液晶分子137Aの配向を示している。第2電極134には、図示しない駆動回路から所定の電圧が印加される。
図4に示すように、第1配向膜133は、配向処理により溝133Aが形成されている。第1配向膜133近傍の液晶分子137AAは、溝133Aにより第1基板130Aの表面に対し所定の角度傾くプレチルト角を有している。また、第2配向膜135は、配向処理により溝135Aが形成されている。第2配向膜135近傍の液晶分子137ABは、溝135Aにより第2基板130Bの表面に対し所定の角度傾くプレチルト角を有している。仕様によっては、第1配向膜133に形成される溝133Aと、第2配向膜135に形成される溝135Aを同じ形状にしてプレチルト角を同じにしてもよい。なお、図4は、配向処理として、ラビング処理を実行した場合の例である。配向処理としては、光配向処理を行ってもよい。
図3において、1つのレンズ列31は、基本的には4列の画素12に対応する。レンズ列31と画素12の図1に示すX方向のピッチを、それぞれ符号LDと符号NDとで表せば、4視点の3Dの場合、LD≒4×NDであり、2視点の3Dの場合、LD≒2×NDである。また、上述した「P」と「M」は、P≒M/4といった関係にある。
図3及び図5に示すように、1つのレンズ列31には、図3及び図5に示すY方向に延びるストライプ形状の第1電極1311、1312・・・、1316が配置されている。図3に示すように、第1電極131は、所定の間隔NWを空けてX方向に並ぶように配置されている。符号EWは第1電極131のX方向の幅を表す。レンズ列ピッチLDと間隔NWと幅EWは、LD=6×(NW+EW)といった関係にある。なお、1つのレンズ列31に対応する第1電極131の本数も6本に限定するものではなく、可変レンズアレイ30の設計に応じて適宜変更することができる。間隔NWと幅EWとの値は特に限定するものではなく、例えば成膜及びパターニング技術を考慮して適宜好適な値とすればよい。なお、本実施形態において、第2電極134は、第2基板130Bの全面に形成された平面状の電極であるが、隣接するレンズ列31の間には、少なくとも1本の電極があれば、レンズ列31を形成することができる。このため、第2電極134は、隣接するレンズ列31の間に少なくとも1本形成されていれば、第2基板130Bの全面に形成されていなくてもよい。第2電極134をストライプ形状とする場合、第1電極131の延在する方向と直交する方向に第2電極134が形成されるようにすることができる。この構造によれば、前述したように、3D観察に適した可変のレンズが得られる。なお、第1電極131の延在する方向と平行に第2電極134が形成されるようにしてもよい。
図5に示すように、第1基板130Aの表面には、図5に示すX方向にストライプ形状に延びる給電線1321、1322、1323が更に設けられている。給電線1321、1322、1323も、基本的には第1電極131と同様の製造プロセスによって形成されている。第1電極1311、1316は給電線1321に接続され、第1電極1312、1315は給電線1322に接続されている。また、第1電極1313、1314は給電線1323に接続されている。なお、図5においては、給電線132と電極131とのコンタクトの図示を省略した。
上述の接続関係から明らかなように、第1電極1311、1316の電圧は給電線1321に印加される電圧によって制御される。また、第1電極1312、1315の電圧は給電線1322に印加される電圧によって制御される。また、第1電極1313、1314の電圧は給電線1323に印加される電圧によって制御される。給電線1321、1322、1323にはそれぞれ独立した電圧が図示しない駆動回路から印加される。
第1基板130Aの第1電極131及び第2基板130Bの第2電極134は、光透過性を有する金属薄膜、インジウム及びスズの酸化物(ITO)又はインジウム及び亜鉛の酸化物(IZO)などの透光性導電材料から構成することができる。第1電極131及び第2電極134は、真空蒸着法又はスパッタリング法等の物理的気相成長法(PVD法)、各種の化学的気相成長法(CVD法)などの方法によって成膜することができる。また、第1電極131及び第2電極134は、フォトリソグラフ法とエッチング法との組合せ、リフトオフ法などの周知の方法によりパターニングすることができる。
本実施形態において、スペーサ136は、レンズ列31の中央部に位置する第1配向膜133の表面に設けられている。スペーサ136の中心を通る線に対し、第1電極1311と第1電極1316とは対称に配置されている。また、第1電極1312と第1電極1315とは対称に配置されている。また、第1電極1313と第1電極1314とは対称に配置されている。
可変レンズアレイ30は、スペーサ136をレンズ列31の中央部に設けることで、レンズ列31の屈折率を変化させたときに液晶層137の液晶分子の配向方向が変わらない場所に、スペーサ136を設けることができる。スペーサ136をレンズ列31の屈折率を変化させたときに液晶層137の液晶分子の配向方向が変わらない場所に設けることで、スペーサ136を設けた場合でも、液晶分子のレンズとしての性能を高く維持することができる。なお、「液晶分子の配向方向が変わらない」とは、厳密に液晶分子の配向方向が変わらない場合の他、実質的に液晶分子の配向方向が変わらない場合をも含む。換言すれば、設計上又は製造上生ずる種々のばらつきの存在は許容される。スペーサは、本実施形態のレンズ列の中央部に配置されている構成とすることが好ましいが、それぞれ隣接するレンズ列の境界部に配置されていてもよい。
図7は、実施形態1に係るスペーサの第1基板側の端面の面積と第2基板側の端面の面積とを平面視で説明する説明図である。上述したように、レンズ列31には、スペーサ136が配置されている。図3に示すように、スペーサ136は、第1基板130A側の端面136TAのX方向(延在方向に直交する方向)幅がSWAである。スペーサ136は、第2基板130B側の端面136TBのX方向(延在方向に直交する方向)幅がSWBである。スペーサ136は、Z方向の高さ(第1基板130Aから第2基板130Bに向かう方向の距離)がSHである。図3及び図7に示すように、スペーサ136は、第1基板130A側の端面136TAの面積と第2基板130B側の端面136TBの面積とが異なる。実施形態1に係るスペーサ136は、断面の形状が矩形であり、Z方向の平面視において、第1基板130A側の端面136TAの面積が第2基板130B側の端面136TBの面積よりも大きい。このため、実施形態1に係るスペーサ136は、角錐の中央部を切り取った6面体である。そして、図3及び図6に示すように、スペーサ136は、X方向ではレンズ列31の中央部に、Y方向ではランダムに配置されている。なお、実施形態1のスペーサ136は、XY平面における形状を矩形としたが、これに限定されない。
図8は、実施形態1の第1変形例に係るスペーサの第1基板側の端面の面積と第2基板側の端面の面積とを平面視で説明する説明図である。実施形態1の第1変形例に係るスペーサ136は、断面の形状が円形であり、Z方向の平面視において、第1基板130A側の端面136TAの面積が第2基板130B側の端面136TBの面積よりも大きい。このため、実施形態1の第1変形例に係るスペーサ136は、円錐の中央部を切り取った立体である。
図9は、実施形態1の第2変形例に係るスペーサの第1基板側の端面の面積と第2基板側の端面の面積とを平面視で説明する説明図である。図9に示すように、実施形態1の第2変形例に係るスペーサ136は、第1基板130A側の端面136TAのY方向(延在方向)幅がSWCである。同様に、実施形態1の第2変形例に係るスペーサ136は、第2基板130B側の端面136TBのY方向(延在方向)幅がSWCである。実施形態1の第2変形例に係るスペーサ136は、断面の形状が長方形であり、Z方向の平面視において、第1基板130A側の端面136TAの面積が第2基板130B側の端面136TBの面積よりも大きい。このため、実施形態1の第2変形例に係るスペーサ136は、一方向(例えばY方向)に延在する形状である。なお、幅SWCは、図6に示すスペーサ136の長さSLと同じとすることもできる。
図7、図8、図9に示したように、スペーサ136のXY平面における形状は、矩形、円形、長方形の他、楕円形、多角形等種々の形状にすることができる。スペーサ136は、一方向(例えばY方向)に延在する形状として、壁状に配置する構成も可能である。
図3に示すように、スペーサ136は、第1基板130Aと第2基板130Bの第2配向膜135との間の距離を規制している。つまり、スペーサ136は、第1基板130A上に形成されている。スペーサ136は、絶縁体であるオーバーコート層141で少なくとも側面が覆われている。オーバーコート層141は、第1基板130Aの表面を覆う。第1電極131は、オーバーコート層141上に形成されている。オーバーコート層141の一部及び第1電極131は、第1配向膜133で覆われている。スペーサ136は、側面にオーバーコート層141が付着したまま、液晶層137内に露出している。スペーサ136は、透明な高分子材料で形成され、第1配向膜133上に設けられた感光性を有するスペーサ形成用材料層の露光及び現像(エッチング)によって形成されている。製造工程については、後述する。スペーサ136の側面のみに付着するオーバーコート層141の絶縁体の膜厚は、第1基板130A側の端面の面積と第2基板130B側の端面の面積とを比較して大きな面積側に漸次大きくなる。
図3に示すように、可変レンズアレイ30に求められる光学的な特性により、スペーサ136は、高さSHを5μm以上50μm以下とすることが好ましい。より好ましい態様として、スペーサ136は、高さSHを10μm以上30μm以下とすることが好ましい。これにより、機械強度などのプロセス性と集光や応答速度などの光学特性を両立することができる。スペーサ136を上記高さとすることで、可変レンズアレイ30のレンズ機能を高くすることができる。
また、可変レンズアレイ30は、図1から図6に示すように、第1基板130Aの外周部と第2基板130Bの外周部とは、例えばエポキシ系樹脂材料から成る封止部138によって封止されている。図6に示すスペーサ136の長さSLは、スペーサ136の端部と封止部138との間に間隔D1、D2が空くような値に設定されている。間隔D1、D2の値は、可変レンズアレイ30の製造の際に支障なく液晶材料が基板間に流れるような値である。可変レンズアレイ30は、スペーサ136の端部と封止部138との間には間隔を空けることで、液晶材料の流動性を確保することができる。
また、可変レンズアレイ30は、駆動回路によって駆動され、立体画像を表示する場合と通常画像を表示する場合とで、レンズ列31の屈折率がそれぞれ所定の値に設定される。なお、レンズ列31に曲率を持たせるために液晶分子137Aに電界を加える給電線132が形成された側の第1基板130Aの第1配向膜133のプレチルト角を、給電線132が形成されていない側の第2基板130Bの第2配向膜135のプレチルト角より高くしてもよい。これによって、光学的によりよい特性が得られる。
次に、図10から図11を用いて、可変レンズアレイ30の製造方法を説明する。表示装置の製造方法は、可変レンズアレイ30の製造方法の工程を含む。図10は、表示装置の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。図11は、表示装置の製造方法の一例を説明するための説明図である。
表示装置の製造方法は、第1基板130A上に、給電線132等、各種配線を形成する(ステップS11)。
表示装置の製造方法は、形成した各種配線の絶縁を形成するコンタクト処理を行う(ステップS12)。
表示装置の製造方法は、第1基板130A上にスペーサ136を形成する(ステップS13)。
表示装置の製造方法は、第1基板130A上にスペーサ136を形成したら、オーバーコート層141を形成する(ステップS14)。
次に、表示装置の製造方法は、オーバーコート層141上に、コンタクトホールを形成した上で第1電極131を形成する(ステップS15)。ステップS15において、第1電極131と、ステップS12におけるコンタクト処理された給電線132とが接続される。
次に、表示装置の製造方法は、第1電極131を形成した面に配向膜(第1配向膜133となる膜)を形成する(ステップS16)。なお、この状態の配向膜は、配向処理が行われていない状態である。次に、表示装置の製造方法は、配向膜に配向処理を行う。表示装置の製造方法は、以上のようにして第1基板130Aを製造する。表示装置の製造方法は、さらに、第2基板130Bの表面に、第2電極134、第2配向膜135を適宜形成する。そして、上記工程を経た第1基板130Aと第2基板130Bとを、液晶材料を挟んだ状態で対向させ、周囲を封止することによって、可変レンズアレイ30を得ることができる。
さらに表示装置を製造する場合、表示装置の製造方法で製造した可変レンズアレイ30と画像表示部10とを重ね合わせる。この場合、可変レンズアレイ30と画像表示部10とは、透明な接着剤、光学弾性樹脂等で接着することが好ましい。その後、可変レンズアレイ30と画像表示部10とが重なったユニットを、照明部20が配置された筐体内に設置し、その後各種配線を接続することで、表示装置が製造される。
次に、図11を用いて、第1基板130Aの製造方法についてより詳細に説明する。表示装置の製造方法は、第1基板130Aとなる基板301を用意する(ステップS111)。表示装置の製造方法は、基板301上にスペーサとなる材料層302を形成する(ステップS112)。材料層302は、感光性を有する透明な材料である。表示装置の製造方法は、材料層302を形成したら、スペーサのパターンに対応したマスク303を形成する(ステップS113)。実施形態1の第1基板130Aは、材料層302の材料をポジ型の感光材料とした場合を示している。マスク303は、スペーサを設ける位置に光を遮る材料のマスク303が配置されている。なお、材料層302の材料をネガ型の感光材料とした場合、マスク303の光を遮る材料が配置される領域が逆になり、スペーサを設けない位置に光を遮る材料が配置される。表示装置の製造方法は、マスク303を形成したら、露光光で、材料層302を露光する。
表示装置の製造方法は、材料層302への露光を行ったら、現像(エッチング)を行う(ステップS114)。表示装置の製造方法は、現像(エッチング)を行うことで、材料層302のうち、露光光が照射されていない領域が残る。これにより、基板301の上にスペーサ310が形成される。なお、マスク303は、現像時に材料層302の露光された領域と一緒に除去してもよいし、現像前にマスク303のみを除去するエッチングにより除去してもよい。なお、エッチングは、アルカリ性の液体を用いてウェットエッチングで行うことが好ましいが、ドライエッチングで行ってもよい。なお、エッチングをウェットエッチングで行うことで簡単にエッチングを行うことができる。
表示装置の製造方法は、基板301の上にスペーサ310が形成されたら、オーバーコート層141となる材料層304を塗布する(ステップS115)。材料層304の材料は、例えば、アクリル系樹脂であり、基板301及びスペーサ310を覆うように塗布される。塗布後、材料層304は所定温度でキュア処理され硬化される。
表示装置の製造方法は、スペーサ310を除く領域で、所定パターンの導電体305を材料層304上に形成する(ステップS116)。ここで、導電体305は、ITOの蒸着、露光、エッチングを行うことで、第1電極131のパターンを形成する。
表示装置の製造方法は、導電体305を形成したら、配向膜となる膜306、例えばポリイミド(PI:polyimide)膜を形成する(ステップS117)。膜306は、スクリーン印刷、インクジェット印刷、凸版印刷などで形成することができる。また、膜306は、導電体305が形成された基板301の表面の全面に形成される。なお、インクジェット印刷で膜306を形成する場合、スペーサ310を形成する範囲の一部は膜306を形成しなくてもよい。
表示装置の製造方法は、膜306に配向処理を行う。配向処理は、ブラシ307等を用いて溝を形成するラビング処理を行い、膜306に配向処理を行ってもよい。これにより、膜306は、所定の方向に配向される。表示装置の製造方法は、以上のようにして、第1基板130A上に配線、配向膜、スペーサを形成する。なお、配向処理は、光源から膜306に向けて所定の配向方向の直線偏光の光を照射し、直線偏光の光を所定の配向方向から照射することで、特定の方向のみ分子の結合を切り、膜306を配向させる光配向処理で行ってもよい。
表示装置1は、以上のように、第1基板130A上にスペーサ136を形成することで、スペーサ136を形成した後に、第1配向膜133への配向処理を行って製造することが可能となる。
表示装置1は、スペーサ136を形成した後に、第1配向膜133への配向処理を行うことで、配向膜133の配向処理が行われた部分を好適に保存することができ、配向膜133の性能を高く維持することができる。図12及び図13を用いて、光漏れ領域についてより詳細に説明する。図12は、実施形態1に係るスペーサの周囲の光漏れ領域を説明するための説明図である。図13は、比較例に係る円筒状のスペーサの周囲の光漏れ領域を説明するための説明図である。
可変レンズアレイ30は、画像表示部10と比較して、一対の基板の間隔が大きいため、スペーサが一対の基板を保持できる保持強度を高める必要がある。スペーサが図13に示すように円筒状スペーサ145の場合、可変レンズアレイ30は、一対の基板を保持できる保持強度を高めるため、円筒状スペーサ145の外径を大径化する場合がある。円筒状スペーサ145が大径化されると、可変レンズアレイ30は、保持強度を一定以上に確保できるものの、配向方向RAにラビング処理したときに円筒状スペーサ145の影となる光漏れの領域MBが増加することで、液晶分子の配向乱れとなる領域が増加する可能性がある。このため、円筒状スペーサ145を有する比較例の可変レンズアレイ30は、開口率が低下する可能性がある。これに対して、図12に示す可変レンズアレイ30は、スペーサ136の周囲(側面)に、オーバーコート層141の絶縁体が付着している。図3に示すように、実施形態1に係るスペーサ136は、断面の形状が矩形であり、Z方向の平面視において、第1基板130A側の端面136TAの面積が第2基板130B側の端面136TBの面積よりも大きい。このため、実施形態1に係るスペーサ136は、断面形状の側面はテーパ面となり、XY平面での倒れが抑制されるため、外形寸法を円筒状スペーサ145よりも小さくしても同程度の保持強度を確保することができる。そして、配向方向RAにラビング処理したときに、スペーサ136の影となる光漏れの領域MAが光漏れの領域MBよりも小さくなる。また、オーバーコート層141と第1配向膜133との親和性から、スペーサ136の側面に付着するオーバーコート層141が第1配向膜133の配向を促すことができる。
配向処理をラビング処理で行うことで、第1配向膜133として種々の材料を用いることができ、光漏れの領域MAを低減することができ、かつ、装置をより安価にすることができる。また、配向処理を光配向処理で行うことで、円筒状スペーサ145よりもスペーサ136の影の影響を抑制して、配向処理を行うことができる。なお、配向処理の方法がこれに限定されず、種々の配向処理を用いることができる。例えば、イオンビーム配向などの方法で配向処理をおこなってもよい。
また、配向膜133に配向処理をした後、スペーサ136を形成すると、つまり、配向膜133の全面に配向処理が施され、配向処理がされた領域の上にスペーサ136が形成されている構造では、配向膜133のスペーサ136が形成されていない領域の配向処理が、スペーサ136の形成時にエッチング等で特性が変化してしまい、異常配向の原因となる場合がある。また、スペーサ136を形成した後、配向膜133を形成した場合、配向膜133の形成時にスペーサ136の形状が変化してしまい、スペーサ136がつぶれてしまう構造となる場合がある。これに対して、表示装置1は、スペーサ136を形成した後に、第1配向膜133への配向処理を行う。これにより、異常配向による不具合を抑制し、歩留の低下を抑制できる。
なお、表示装置1は、可変レンズアレイの表面を画像観察者が押すといった使用状態が想定される場合には、いわゆる面押し強度を確保するためにスペーサを所定の方向に延在する形状で用いることが好ましい。また、本実施形態のようにスペーサ136をランダムに配置することで、視認されにくくすることができる。
可変レンズアレイの液晶層を構成する材料として、上述したネマチック液晶材料などの広く周知の材料を用いることができる。液晶層を構成する材料は特に限定されるものではない。
以上説明したように、表示装置1は、可変レンズアレイ30と、可変レンズアレイ30を介して画像を表示する表示領域11を有する画像表示部10とを備える。可変レンズアレイ30は、第1電極131を有する第1基板130Aと、第2電極134を有する第2基板130Bと、第1基板130Aと第2基板130Bとの間隔を規制する複数のスペーサ136と、第1基板130Aの第1電極131側と第2基板130Bの第2電極134側との間に液晶層137とを備える。可変レンズアレイ30は、第1電極131及び第2電極134の間に印加される所定の信号に応じて透過する光の屈折率が変化する。スペーサ136は、第1基板130A側の端面136TAの面積と第2基板130B側の端面136TBの面積とが異なり、少なくともスペーサ136の側面には絶縁体が付着しており、この絶縁体が第1基板130A側の面を覆うオーバーコート層141の絶縁体である。
この構造により、実施形態1に係る可変レンズアレイ30は、スペーサ136の側面の形状に沿って、処理される配向処理が正常な領域を増加させ、光漏れの領域MAを抑制する。これにより、可変レンズアレイ30は、面内の光漏れが抑制され、開口率が向上する。表示装置1は、開口率が向上した可変レンズアレイ30を有しているので、照明部20の駆動を抑制でき、低消費電力な動作をすることができる。
図3に示すように、スペーサ136の側面のみに付着するオーバーコート層141の絶縁体の膜厚は、第1基板130A側の端面の面積と第2基板130B側の端面の面積とを比較して大きな面積側に漸次大きくなる。この構造により、実施形態1に係る可変レンズアレイ30は、第1基板130Aと、第2基板130Bとの間隔(距離)が大きくなっても、保持強度を確保できるので、所望の屈折率などの光学特性を有することができる。その結果、表示装置1は、画像の品位を高めることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る表示装置1について説明する。図14は、実施形態2に係る可変レンズアレイの概略断面構造を模式的に表す断面図である。なお、上述した実施形態1で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施形態2に係る表示装置1は、絶縁層142上に形成された第1電極131がオーバーコート層141に覆われている。
次に、図15から図16を用いて、可変レンズアレイ30の製造方法を説明する。表示装置の製造方法は、可変レンズアレイ30の製造方法の工程を含む。図15は、実施形態2に係る表示装置の製造方法の一例を説明するためのフローチャートである。図16は、実施形態2に係る表示装置の製造方法の一例を説明するための説明図である。
表示装置の製造方法は、第1基板130A上に、給電線132等、各種配線を形成する(ステップS21)。表示装置の製造方法は、形成した各種配線の絶縁及びコンタクトホールなどを形成するコンタクト処理を行う(ステップS22)。
表示装置の製造方法は、第1基板130A上に、絶縁層142を形成し、絶縁層142上に第1電極131を形成する(ステップS23)。ステップS23において、第1電極131と、ステップS22においてコンタクト処理された給電線132とが接続される。
表示装置の製造方法は、絶縁層142上にスペーサ136を形成する(ステップS24)。
表示装置の製造方法は、絶縁層142上にスペーサ136を形成したら、オーバーコート層141を形成する(ステップS25)。第1電極131は、オーバーコート層141の絶縁体に覆われる。
次に、表示装置の製造方法は、オーバーコート層141を形成した面に配向膜(第1配向膜133となる膜)を形成する(ステップS26)。なお、この状態の配向膜は、配向処理が行われていない状態である。次に、表示装置の製造方法は、配向膜に配向処理を行う。表示装置の製造方法は、以上のようにして第1基板130Aを製造する。表示装置の製造方法は、さらに、第2基板130Bの表面に、第2電極134、第2配向膜135を適宜形成する。そして、上記工程を経た第1基板130Aと第2基板130Bとを、液晶材料を挟んだ状態で対向させ、周囲を封止することによって、可変レンズアレイ30を得ることができる。
さらに表示装置を製造する場合、表示装置の製造方法で製造した可変レンズアレイ30と画像表示部10とを重ね合わせる。この場合、可変レンズアレイ30と画像表示部10とは、透明な接着剤、光学弾性樹脂等で接着することが好ましい。その後、可変レンズアレイ30と画像表示部10とが重なったユニットを、照明部20が配置された筐体内に設置し、その後各種配線を接続することで、表示装置が製造される。
次に、図16を用いて、第1基板130Aの製造方法についてより詳細に説明する。表示装置の製造方法は、第1基板130Aとなる基板301を用意する(ステップS121)。
表示装置の製造方法は、絶縁層142となる材料層309を基板301上に形成する。材料層309は、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜などの無機絶縁材料である。材料層309上でスペーサ310を形成する予定の領域を除く領域で、所定パターンの導電体305を材料層309上に形成する(ステップS122)。ここで、導電体305は、ITOの蒸着、露光、エッチングを行うことで、第1電極131のパターンを形成する。
表示装置の製造方法は、材料層309上にスペーサとなる材料層302を形成する(ステップS123)。材料層302は、感光性を有する透明な材料である。表示装置の製造方法は、材料層302を形成したら、スペーサのパターンに対応したマスク303を形成する(ステップS124)。実施形態2の第1基板130Aは、材料層302の材料をポジ型の感光材料とした場合を示している。マスク303は、スペーサを設ける位置に光を遮る材料のマスク303が配置されている。なお、材料層302の材料をポジ型の感光材料とした場合、マスク303の光を遮る材料が配置される領域が逆になり、スペーサを設けない位置に光を遮る材料が配置される。表示装置の製造方法は、マスク303を形成したら、露光光で、材料層302を露光する。
表示装置の製造方法は、材料層302への露光を行ったら、現像(エッチング)を行う(ステップS125)。表示装置の製造方法は、現像(エッチング)を行うことで、材料層302のうち、露光光が照射されていない領域が残る。これにより、基板301の上にスペーサ310が形成される。なお、マスク303は、現像時に材料層302の露光された領域と一緒に除去してもよいし、現像前にマスク303のみを除去するエッチングにより除去してもよい。なお、エッチングは、アルカリ性の液体を用いてウェットエッチングで行うことが好ましいが、ドライエッチングで行ってもよい。なお、エッチングをウェットエッチングで行うことで簡単にエッチングを行うことができる。
表示装置の製造方法は、基板301の上にスペーサ310が形成されたら、オーバーコート層141となる材料層304を塗布する(ステップS126)。材料層304の材料は、例えば、アクリル系樹脂であり、基板301及びスペーサ310を覆うように塗布される。塗布後、材料層304は所定温度でキュア処理され硬化される。
表示装置の製造方法は、スペーサ310を除く領域で、所定パターンの導電体305をオーバーコート層141上に形成する(ステップS127)。ここで、導電体305は、ITOの蒸着、露光、エッチングを行うことで、第1電極131のパターンを形成する。
表示装置の製造方法は、導電体305を形成したら、配向膜となる膜306、例えばポリイミド(PI:polyimide)膜を形成する(ステップS127)。膜306は、スクリーン印刷や、インクジェット印刷で形成することができる。また、膜306は、導電体305が形成された基板302の表面の全面に形成される。なお、インクジェット印刷で膜306を形成する場合、スペーサ310を形成する範囲の一部は膜306を形成しなくてもよい。
表示装置の製造方法は、膜306に配向処理を行う。配向処理は、ブラシ307等を用いて溝を形成するラビング処理を行い、膜306に配向処理を行ってもよい。これにより、膜306は、所定の方向に配向される。表示装置の製造方法は、以上のようにして、第1基板130A上に配線、配向膜、スペーサを形成する。なお、配向処理は、光源から膜306に向けて所定の配向方向の直線偏光の光を照射し、直線偏光の光を所定の配向方向から照射することで、特定の方向のみ分子の結合を切り、膜306を配向させる光配向処理で行ってもよい。
表示装置1は、以上のように、第1基板130A上にスペーサ136を形成することで、スペーサ136を形成した後に、第1配向膜133への配向処理を行って製造することが可能となる。
図17及び図18は、可変レンズアレイの電極間の電界の状態を説明するための説明図である。図19は、実施形態2に係る可変レンズアレイの電極間の電界の状態」を説明するための説明図である。図17に示すように、第1電極131は、所定の間隔NWを空けてX方向に並ぶように配置されている。第1電極131は、図17に示すように、台に電極134との縦電界により、例えば、電界E1の分布をつくり、液晶の配向の変化で上述したレンズ列31の屈折率を変化させる。例えば、図18のように、第1電極131は、所定の間隔NWが大きくなると、縦電界EVの影響が、隣合う第1電極131間に及ぼしにくくなり、電界E2の分布がくずれ、屈折率の変化率が小さくなる。これに対して、図19に示すように、実施形態2に係る可変レンズアレイ30は、第1電極131がオーバーコート層141の絶縁体に覆われている。オーバーコート層141の絶縁体は、誘電率が低いので、第1電極131の電界が広がりを促進する。このため、隣合う第1電極131の間隔NWを広げても電界E3の分布を維持できる。その結果、実施形態2に係る可変レンズアレイ30は、実施形態1に係る可変レンズアレイ30よりも大径レンズとすることができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る表示装置1について説明する。図20は、実施形態3に係る可変レンズアレイの概略断面構造を模式的に表す断面図である。なお、上述した実施形態1及び実施形態2で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図20に示すように、可変レンズアレイ30は、第1電極131を有する第1基板130Aと、第2電極134を有する第2基板130Bと、第1基板130Aと第2基板130Bとの間隔を規制する複数のスペーサ136と、第1基板130Aの第1電極131側と第2基板130Bの第2電極134側との間に液晶層137とを備える。可変レンズアレイ30は、第1電極131及び第2電極134の間に印加される所定の信号に応じて透過する光の屈折率が変化する。スペーサ136は、第1基板130A側の端面136TAの面積と第2基板130B側の端面136TBの面積とが異なり、少なくともスペーサ136の側面には絶縁体が付着しており、この絶縁体が第2基板130B側の面を覆うオーバーコート層143の絶縁体である。図20に示すように、スペーサ136は、第1基板130A側の端面136TAのX方向(延在方向に直交する方向)幅がSWAAである。スペーサ136は、第2基板130B側の端面136TBのX方向(延在方向に直交する方向)幅がSWBBである。これにより、図20に示すように、実施形態3に係るスペーサ136は、断面の形状が矩形であり、Z方向の平面視において、第1基板130A側の端面136TAの面積が第2基板130B側の端面136TBの面積よりも小さい。なお、スペーサ136のXY平面における形状は、矩形、円形、長方形の他、楕円形、多角形等種々の形状にすることができる。スペーサ136は、一方向(例えばY方向)に延在する形状として、壁状に配置する構成も可能である。
スペーサ136は、第2基板130B上に形成されている。スペーサ136は、絶縁体であるオーバーコート層143で少なくとも側面が覆われている。オーバーコート層143は、第2基板130Bの表面を覆う。スペーサ136は、第1基板130Aの第1配向膜133と第2基板130Bとの間の距離を規制している。そして、スペーサ136は、側面にオーバーコート層143が付着したまま、液晶層137内に露出している。スペーサ136の側面に付着しているオーバーコート層143は、第2基板130Bの表面にかけて、断面が湾曲する湾曲部143Rを有している。湾曲部143Rは、液晶の配向方向をレンズ形状に近づける作用がある。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る表示装置1Aについて説明する。図21は、実施形態4に係る表示装置を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。なお、上述した実施形態1で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。ここで、実施形態4の液晶層137は、ホモジニアス配向の液晶材料を用いたが、ねじれネマチック(TN)型の液晶材料を用いることもできる。可変レンズアレイの液晶層にねじれネマチック(TN)型の液晶材料を用いる場合、図21に示す表示装置1Aのように、可変レンズアレイ30Aに、第2基板130Bの液晶層とは反対側に偏光板139を設けることで、表示装置1と同様の表示状態となる。
なお、第1基板における第1電極の平面形状と第2基板における第2電極の平面形状とは、可変レンズアレイの設計に応じて、適宜好適な形状とすればよい。例えば、第1電極及び第2電極の一方を平面状の共通電極とし、他方をストライプ形状の電極とすればよいし、両方をストライプ形状としてもよい。なお、連続して直流電圧を液晶層に印加すると液晶材料の劣化を招く可能性がある。このため、通常の液晶表示パネルと同様に、第1電極と第2電極との間の電圧の極性が順次反転するように可変レンズアレイを駆動すればよい。更には、もう片方を平面状電極又はストライプ形状電極としてパターニングしていてもよい。平行方向でのストライプであれば通常の液晶レンズ、垂直方向でのストライプであればパネルの3D観察に適した可変のレンズとなる。
本実施形態の表示装置1は、可変レンズアレイを画像表示部と画像観察者との間に配置した場合としたが、本発明の構造はこれに限るものではない。表示装置は、画像表示部(透過型表示パネル)と照明部との間に可変レンズアレイを配置してもよい。
また、本明細書に示す各種の条件は、厳密に成立する場合の他、実質的に成立する場合にも満たされる。設計上あるいは製造上生ずる種々のばらつきの存在は許容される。
(適用例)
次に、実施形態及び変形例で説明した表示装置1、1Aの適用例について説明する。実施形態及び変形例に係る表示装置1、1Aは、カーナビゲーション装置、テレビジョン装置、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯用ゲーム機等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、実施形態及び変形例に係る表示装置1、1Aは、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
図22は、本実施形態に係る表示装置を適用する電子機器の一例を示す図である。図22は、表示装置を携帯用ゲーム機に搭載した例を示している。表示装置1、1Aは、例えば図22に示すように、携帯用ゲーム機400の操作部に挟まれた位置に配置される。携帯用ゲーム機400は、ユーザが筐体の操作部の両端を両手で保持しながら、画面を見て利用される。表示装置1を用いることで、ゲームの画面を立体視できる状態で表示させることができる。
また、上述した内容により実施形態が限定されるものではない。また、上述した実施形態の構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、上述の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更を行うことができる。
1 表示装置
10 画像表示部
11 表示領域
11A 画素基板
11B 対向基板
11C 液晶層
12 画素
20 照明部
30 可変レンズアレイ
31 レンズ列
130A 第1基板
130B 第2基板
131、1311、1312、1313、1314、1315、1316 第1電極
132、1321、1322、1323 給電線
133 第1配向膜
134 第2電極
135 第2配向膜
136 スペーサ
137 液晶層
137A、137AA、137AB 液晶分子
138 封止部
141 オーバーコート層(絶縁体)
1、A、A3、A4 視点

Claims (8)

  1. 第1電極を有する第1基板と、第2電極を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間隔を規制する複数のスペーサと、前記第1基板の前記第1電極側と前記第2基板の前記第2電極側との間に備えられ、前記第1電極及び前記第2電極の間に印加される所定の信号に応じて透過する光の屈折率が変化する可変焦点レンズ部と、
    前記可変焦点レンズ部を介して画像を表示する表示領域を有する画像表示部と、を備える表示装置であって、
    前記スペーサは、前記第1基板側の端面の面積と前記第2基板側の端面の面積とが異なり、少なくとも前記スペーサの側面には絶縁体が付着しており、前記絶縁体が前記第1基板側の面又は前記第2基板側の面を覆う、
    表示装置。
  2. 前記スペーサの側面のみに付着する絶縁体の膜厚は、前記第1基板側の端面の面積と前記第2基板側の端面の面積とを比較して大きな面積側に漸次大きくなる、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記スペーサは、前記第1基板の表面に垂直な方向の高さが5μm以上50μm以下である、請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記第1基板と前記第2基板との間に設けられた液晶分子を含む液晶層と、
    前記第1基板の前記絶縁体に積層され、前記液晶分子を配向させる配向膜と、を備え、
    前記配向膜には、配向処理が行われている、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記第1電極及び前記第2電極の一方は、複数のストライプ形状の導電体を有し、
    前記第1電極及び前記第2電極の他方は、単数又は複数の導電体であり、
    前記第1電極と前記第2電極との間に印加される電圧により前記液晶層の液晶分子の配向方向を変化させることで前記光の屈折率が変化する複数のレンズ列と、
    を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記第1電極は、前記絶縁体に覆われている、請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示装置を備えた電子機器。
  8. 第1電極を有する第1基板と、第2電極を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間隔を規制する複数のスペーサと、前記第1基板の前記第1電極側と前記第2基板の前記第2電極側との間に備えられ、前記第1電極及び前記第2電極の間に印加される所定の信号に応じて透過する光の屈折率が変化する可変焦点レンズ部と、
    前記可変焦点レンズ部を介して画像を表示する表示領域を有する画像表示部と、を備える表示装置を製造する表示装置の製造方法であって、
    前記第1基板又は前記第2基板に前記スペーサを形成する工程と、
    前記スペーサが形成された前記第1基板又は前記第2基板の少なくとも前記スペーサの側面には絶縁体が付着するように、前記絶縁体を形成する工程と、を含む表示装置の製造方法。
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