JP2016024013A - 半導体マイクロ分析チップ - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロ流路又はリザーバの底面から基板表面に電極を引き出す際の側壁部での電極の段切れを防止することができ、検査装置としての信頼性向上をはかる。【解決手段】検体液中の微粒子を検出するための半導体マイクロ分析チップであって、基板10の表面部に設けられた基板掘り込み型の第1の流路21と、流路21の一部に設けられた微細孔30と、流路21の少なくとも一方の端部に設けられた基板掘り込み型のリザーバ41a,41bと、流路21又はリザーバ41a,41bの一部に設けられた第1の電極31と、を具備している。そして、電極31は、流路21又はリザーバ41a,41bの底面から基板10の表面に渡って設けられ、電極31が設けられる領域で、底面から表面に至る領域に電極31の高さ方向の曲がりを小さくするテーパ面24を有する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、検体液中の微粒子を検出するための半導体マイクロ分析チップに関する。
近年、Si基板に形成されたマイクロ流路に検体液を流し、検体液中の微粒子を高感度で検出する半導体マイクロ分析チップが提案されている。この分析チップでは、Si基板を掘り込んで形成したマイクロ流路又は検体液の導入(排出)用リザーバに、電極を設ける必要がある。このとき、マイクロ流路又はリザーバ底面から基板表面に電極を引き出す際の電極の段切れが問題となる。
特開2004−233356号公報 特表2008−545518号公報
発明が解決しようとする課題は、マイクロ流路又はリザーバの底面から基板表面に電極を引き出す際の流路側壁又はリザーバ側壁部での電極の段切れを防止することができ、検査装置としての信頼性向上をはかり得る半導体マイクロ分析チップを提供することである。
実施形態の半導体マイクロ分析チップは、基板の表面部に設けられ、検体液が流入可能な基板掘り込み型の第1の流路と、前記第1の流路の一部に設けられ、前記検体液中の微粒子を通過させるための微細孔と、前記第1の流路の少なくとも一方の端部に設けられ、前記検体液の導入又は排出のための基板掘り込み型のリザーバと、前記第1の流路又は前記リザーバの一部に設けられた第1の電極と、を具備している。そして、前記第1の電極は、前記第1の流路又は前記リザーバの底面から前記基板の表面に渡って設けられ、前記第1の電極が設けられる領域で、前記底面から前記表面に至る領域に前記第1の電極の高さ方向の曲がりを小さくするテーパ面を有する。
第1の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す斜視図。 図1のA−A’断面図。 第1の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す斜視図。 図5のB−B’及びC−C’断面図。 第2の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第3の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す斜視図。 図9のD−D’断面図。 第4の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す斜視図。 図11のE−E’断面図。 第4の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第5の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す斜視図。 第6の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す斜視図。 図16のF−F’断面図。 第6の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第6の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの製造工程を示す断面図。 第7の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す平面図と断面図。
以下、実施形態の半導体マイクロ分析チップを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、第1の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を説明するためのもので、図1は斜視図、図2は図1の矢視A−A’断面図である。
図中の10は半導体基板であり、この基板10としては、Si,Ge,SiC,GaAs,InP,GaNなど各種の半導体を用いることができる。以下、半導体基板10としてSiを例として説明を行っていく。
41(41a,41b)、42(42a,42b)は検体液の注入、排出を行うためのリザーバであり、第1のリザーバのうちの41aは検体液導入領域、41bは検体液排出領域、第2のリザーバのうちの42aは電解液導入領域、42bは電解液排出領域となる。これらのリザーバは、Si基板10の表面部を例えば選択エッチングにより、例えば1mm角の正方形のパターンに2μm掘り込むことで形成されている。
21は検体液を通流させるための第1の流路、22は電解液を通流させるための第2の流路である。これらの流路21,22は、異なるレイアウトで一部が近接するように配置され、Si基板10を例えば50μm幅で2μm深さに掘り込んで形成されている。さらに、流路21,22は、上部がシリコン酸化膜(SiO2 )やシリコン窒化膜(SiNx)、アルミナ膜(Al23 )などの絶縁薄膜(例えば厚さ200nm)で覆われ、図2に示すように流路キャップ層11b(流路をシールする蓋)が形成されている。これにより、第1及び第2の流路21,22は共に、基板掘り込み型のトンネル流路となっている。
このとき、キャップ層11bの形成は、リザーバ41a,41b,42a,42bに接続する部分までとし、リザーバ上部と流路の接続部には検体液や電解液が通過可能となるように、少なくとも一部はキャップ層11bを形成しないようにする。これにより、流路21及び22はリザーバ部分で開口したトンネル状流路となる。
30は第1の流路21と第2の流路22との接触部に設けた微細孔であり、流路21と流路22の隔壁25(例えば0.2μm厚のSiO2 )の一部をスリット状にエッチング除去することにより形成されている。微細孔30の大きさ(幅)は検出する粒子のサイズより僅かに大きいサイズとし、検出する微粒子サイズが1μmφの場合、図1の微細孔30の幅を例えば1.5μmとする。
31,32は微粒子を検出するための電極であり、第1の電極31は第1の流路21の内部に一部露出するように形成され、第2の電極32は第2の流路22の内部に一部露出するように形成されている。これらの電極材料としては、検体液接触面がAgCl,Pt,Auなどとなるように構成すれば良い。
電極31,32は、図2に示すように、流路21,22の接触部で微細孔30を挟んで第1の流路21と第2の流路22の底部にそれぞれ設けられ、各々の電極31,32は流路側壁を介して基板表面に引き出されている。流路21,22の接触部では、電極31,32を引き出す方の側壁面と流路底面との成す角が鈍角となるように、側壁にテーパ24が形成されている。これにより、電極31,32を引き出す際の段切れが防止されるものとなっている。
なお、図2中の11aは基板表面に設けられたSiO2 膜を示している。さらに、図2は微細孔部分での断面であるため、微細孔30としてのスリットを破線で示している。
このような構成において、微細孔30を通るイオン電流は、基本的に微細孔30の開口サイズで決定される。即ち、2つの流路21,22に電解液(電解質を溶融させてイオン電流が流れ得る溶液)を充填し、電極31,32に電圧印加して流れる電流(微粒子非通過時の定常電流)は、微細孔30の開口サイズで決定される。また、検出する微粒子が微細孔30を通過する際には、微粒子が微細孔30の一部を塞いでイオンの通過を阻害するため、その度合いに応じた電流の減少が生じる。このイオン電流変化は、微細孔30と微粒子の形状、大きさ、長さなどの相対関係で決定するため、イオン電流の変化量(減少量)や継時変化などを観測することで、微細孔30を通過した微粒子の内容を割出すことが可能になる。
なお、微粒子が導電性又は表面準位伝導可能な場合、微粒子がイオン電荷の授受を行って微粒子自体の電気伝導で電流が増加する場合がある。この場合も、イオン電流の変化量(増加量)や継時変化などを観測することで、微細孔30を通過した微粒子の内容を割出すことが可能になる。
微細孔30の開口サイズは、検出する微粒子の通過し易さとイオン電流の変化度合い(感度)を考慮して決めれば良く、例えば検出微粒子外径の1.5倍から5倍以内とする。また、検出する微粒子を分散させる電解液として、例えばKCl水溶液などの電解液、TE(Tris Ethylene diamine tetra acetic acid)緩衝溶液やPBS(Phosphate Buffered Saline)緩衝溶液などの各種緩衝溶液を用いることができる。
図1及び図2に示した本実施形態の半導体マイクロ分析チップにおいて、例えば第1の流路21を検体液導入流路としてリザーバ41a又は41bに検体液(電解液に検出する微粒子を分散させた懸濁液)を滴下する。このとき、前述したように流路21がトンネル状流路であることから、検体液が流路21の入り口に達した瞬間、毛細管現象により検体液が流路21に吸い込まれて流路21の内部が検体液で満たされる。流路22は検出する微粒子の受容流路として用い、リザーバ42a又は42bに微粒子を含まない電解液を滴下し、同様に内部を電解液で満たしておく。この状態で、電極31,32間に電圧印加することにより、微細孔30を通過する微粒子を検出可能になる。
2つの電極31,32間に印加する電圧の極性は、検出する微粒子(細菌、ウィルス、標識粒子など)の帯電状況によって異なる。例えば、負帯電した微粒子の検出を行う場合には、第1の電極31を負極、第2の電極32を正極として電圧印加してイオン電流観測を行い、その時の液体内電界により微粒子が移動して微細孔を通過するようにすれば良い。
なお、第1の流路21と第2の流路22の両方に検体液を満たして上記検出を行うことでも良く、これは特に、検出する微粒子の帯電状況が不明な場合や、正帯電粒子と負帯電粒子が混在する場合などに用いることができる。また、微粒子の帯電状況が明らかな場合でも、2つの流路21,22に検体液を満たして検出を行うことでも構わない。この場合、検体液と電解液を2種類用意する必要がなくなり、微粒子の検出作業が簡略化できる。但し、2つの流路21,22のリザーバ間(41aと42a、41bと42b)は電気的に分離、即ち検体液が各リザーバ間で分離している必要がある。
このように、本実施形態の半導体マイクロ分析チップにおいては、検体液の導入と電気的な観測だけで微粒子検出ができ、更に半導体加工技術による超小型化と大量生産が可能で微粒子検出回路や識別判定回路などの集積も可能である。このため、超小型で高感度のマイクロ分析チップを低コストに大量生産することが可能である。従って、細菌やウィルスなどの高感度検出を手軽に実施できるようになり、伝染性病原体や食中毒原因菌の簡易検出などに応用することで、流行性疾病の拡大防止や食の安全確保といった分野に貢献することが可能となる。例えば、新型インフルエンザなど緊急隔離対策が必要な疾病に対する高速一次検査キットや一般家庭での簡易食中毒検査など、莫大数量を非常に低コストに提供する必要がある用途などに適している。
また、流路のシール構造(蓋)形成に別基板やカバーガラスの貼り合わせを不要にすることができ、貼り合わせ工程のコストを削減できる。さらに、微粒子検出が電気的に行えることで電子回路技術による雑音分離や、リアルタイムのデジタル処理(統計処理など)による高感度化が可能であるほか、光学的検出方式に比して光学系などの空間を大きく占有する要素がないため、検出装置の劇的な小型化が可能となる。
次に、図3及び図4を用いて、図1及び図2で示した半導体マイクロ分析チップの製造方法を説明する。ここでは、特に電極を配置する流路接触部分について説明する。図3及び図4は、前記図2と同様に、図1のA−A’断面に相当している。
まず、レジストマスクやSiO2 ハードマスクなど(図示せず)を用いてSi基板10の表面を例えば2μmエッチングすることにより、第1及び第2の流路21,22と各リザーバ41a,41b,42a,42bを形成する。また、流路21,22の接触部でこれらを分離する隔壁25(例えば幅100nm)に微細孔30としてのスリットを形成する。この状態が、図3(a)である。この基板10のエッチングは、ボッシュプロセスなどの深掘りRIE(Reactive Ion Etching)技術により行い、なるべくエッチング側面が垂直になるようにする。
次いで、図3(b)に示すように、レジスト15をマスクに用い、流路21,22の側壁を一部エッチングすることにより、側壁テーパ加工を行う。側壁をテーパ状に加工するには、例えばリソグラフィの条件を調整してレジストをテーパ形状にしたり、その後のエッチング条件を調整して、レジストを後退させながらエッチングするなどの方法がある。このとき、側壁にテーパ24が形成されると共に、底部がオーバエッチングされる。図中の23がオーバーエッチング領域であるが、オーバーエッチング領域23は以後の工程や構造に影響を与えないため、以降の図ではこれを省略する。
次いで、図3(c)に示すように、Si基板10の表面に熱酸化よるSiO2 膜11aを形成する。熱酸化処理は、例えばウェット酸化技術を用いてSiO2 の膜厚200nmとなるように形成する。このとき、流路21,22の隔壁25は、100nm幅のシリコンが両側面から全て酸化されて幅約230nmのSiO2 フェンスとなる。
次いで、図4(d)に示すように、流路21,22の底部から基板表面に引き出される第1及び第2の電極31,32を形成する。このとき、側壁にテーパ24を有することから電極31,32は段切れを起こすことなく良好に形成される。電極31,32は、反転レジストパターン、2層レジストパターン(図示せず)への金属蒸着(抵抗加熱蒸着、電子ビーム加熱蒸着、スパッタなど)とリフトオフにより形成するか、全面金属蒸着後にレジストパターンを形成してエッチングにより形成する。電極材料としては、Ti/Pt,Ti/Pt/Au,Ti/Pt/AgCl,Ti/Ag/AgClなどを用いれば良く、液接触する表面がAgCl,Pt,Auなどとなることが望ましい。
次いで、図4(e)に示すように、流路キャップを形成するための犠牲層12を流路部分に埋め込み形成する。犠牲層12としてはポリイミド樹脂などの有機材料を用い、例えばポリイミド樹脂の前駆体をスピンコートして加熱硬化させ、CMP(Chemical Mechanical Polishing)やポリイミド樹脂の全面エッチングなどによりSiO2 膜11a及び電極31,32の表面を露出させる。犠牲層12の材料は、最後に選択除去が可能で、SiO2 ,SiNx,Al23 などの絶縁膜の積層形成が可能な材料であれば良く、有機材料に限らず他の材料であっても構わない。
次いで、図4(f)に示すように、キャップ層11bとなる絶縁膜(SiO2 ,SiNx,Al23 など)をCVD又はスパッタなどにより形成する。そして、リザーバ及び電極パッド(外部接続端子)部分に開口を有するレジストパターン(図示せず)を形成し、キャップ層11bを選択エッチングする。これにより、リザーバー41a,41b,42a,42bの部分を開口すると共にキャップ層11bに開口14を形成する。
これ以降は、酸素プラズマアッシングなどにより犠牲層12の選択除去を行うことにより、前記図2に示す構造が得られる。流路21,22の犠牲層12は、酸素プラズマにより流路21,22の端部開口からアッシング(灰化)除去される。この犠牲層除去後は、上下左右を絶縁膜に囲まれた流路21,22が形成される。
このように、本実施形態の半導体マイクロ分析チップは、Si基板10を用いた一般的な半導体デバイス製造工程で製造可能であり、微粒子検出を高感度で行えるのは勿論のこと、半導体技術の微細加工と量産技術を適用可能である。このため、非常に小型且つ低コストに製造可能となる。これに加え本実施形態では、第1及び第2の電極31,32を引き出す部分の側壁がテーパ24を有しているため、電極31,32の引き出し部分での段切れを防止することができる。即ち、検査装置としての信頼性向上をはかることができる。
(第2の実施形態)
図5及び図6は、第2の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を説明するためのもので、図5は斜視図、図6(a)は図5のB−B’断面図、図6(b)は図5のC−C’断面図である。なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、微細孔30の近傍に流路21,22に連通する溝を設け、この溝を介して電極の引き出しを行うことにある。
図6(b)に示すように、第1及び第2の流路21,22の底部及び流路21,22に連通する溝35の底部から基板表面に渡って、第1の電極31(31a,31b)及び第2の電極32(32a,32b)がそれぞれ形成されている。即ち、流路21,22に連通する溝35の底部に電極部分31a,32aがそれぞれ形成されている。キャップ層11bにより流路21,22と溝35とは分離されている。溝35の流路21,22と反対側の側面には犠牲層12が残っており、これにより溝35の側壁にテーパ24が形成されている。電極部分31a,32aに接続されて、キャップ層11bの上面に引き出し部分31b,32bが形成されている。
次に、図7及び図8を用いて、図5及び図6で示した半導体マイクロ分析チップの製造方法を説明する。ここでは、特に電極を配置する流路接触部分について説明する。図7及び図8は、前記図6(b)と同様に、図5のC−C’断面に相当している。
まず、第1の実施形態と同様に、Si基板10の表面をエッチングすることにより、第1及び第2の流路21,22と各リザーバ41a,41b,42a,42bを形成する。また、流路21,22の接触部でこれらを分離する隔壁25(例えば幅100nm)に微細孔30としてのスリットを形成する。さらに、電極31,32を形成する部分では、流路21,22に接続され、流路21,22と直交する方向に延びる溝35(35a,35b)を形成する
次いで、図7(b)に示すように、Si基板10の表面に熱酸化によるSiO2 膜11aを形成する。これにより、流路の隔壁25は、第1の実施形態と同様にSiO2 フェンスとなる。
次いで、図7(c)に示すように、流路21,22の底部から溝35a,35bの底部にわたって電極部分31a,32aを形成する。即ち、第1の流路21側に電極部分31aを形成し、第2の流路22側に電極部分32aを形成する。電極部分31a,32aの形成方法及び材料は、第1の実施形態における電極形成と同様である。
次いで、図7(d)に示すように、流路キャップを形成するための犠牲層12を流路部分に埋め込み形成する。犠牲層12の形成方法及び材料は、第1の実施形態と同様である。
次いで、図8(e)に示すように、溝35a,35b内の犠牲層12をパターニングする。即ち、犠牲層12が流路21,22の部分と溝35a,35bの外側の側壁に残るようにする。このとき、溝35a,35bの外側の側壁側の犠牲層12にテーパ24を形成する。
次いで、図8(f)に示すように、第1の実施形態と同様に、流路キャップ層11bとなる絶縁膜を形成し、リザーバ及び電極パッド(外部接続端子)部分に開口を設けるためにキャップ層11bを選択エッチングする。
次いで、図8(g)に示すように、引き出し部分31b,32bを形成する。即ち、第1の流路21側に電極部分31aの上面に接続され、キャップ層11b上に引き出された引き出し部分31bを形成する。さらに、第2の流路22側に電極部分32aの上面に接続され、キャップ層11b上に引き出された引き出し部分32bを形成する。引き出し部分31b,32bの形成方法及び材料は、電極部分31a,32aと同様でよい。
これ以降は、酸素プラズマアッシングなどにより犠牲層12の選択除去を行うことにより、前記図6(b)に示す構造が得られる。
このように、本実施形態においても、第1及び第2の電極31,32を引き出す部分の側壁がテーパ24を有しているため、電極31,32の引き出し部分での段切れを防止することができる。従って、先の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
図9及び図10は、第3の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を説明するためのもので、図9は斜視図、図10は図9のD−D’断面図である。なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
この実施形態は、第1の流路21と第2の流路22とを交差配置した例である。第1の流路21は、Si基板を掘り込んで形成した掘り込み型のトンネル流路となり、第2の流路22は、絶縁膜(キャップ層)11cからなり基板表面に対して凸型に形成した絶縁膜トンネル型の流路となっている。また、2つの流路21,22の交差する交差部において、キャップ層11bに微細孔30を形成しており、その開口形状は任意に形成可能である。
なお、ここでは2つの流路21,22が交差するように配置しているが、2つの流路が積層接触する部分の後、元の流路側に戻すように配置しても良い。また、2つの流路21,22を共にトンネル流路とし、交差させるのではなく、一部近接させるようにしても良い。
流路21,22の微細孔30の近傍に、第1及び第2の電極31,32が形成されている。第1の電極31は、第1の流路21の底部に一部露出するように形成され、流路側壁を介して基板表面に引き出されている。第1の流路21では、電極31を引き出す方の側壁面と流路底部とのなす角が鈍角となるように、側壁にテーパ24が形成されている。また、第2の電極32は第2の流路22の内壁上面に一部露出するように形成され、流路側壁を介して基板表面に引き出されている。第2の流路22では、電極32を引き出す方の側壁と流路上面とのなす角が鈍角となるように、側壁にテーパ24bが形成されている。このように、電極31,32を引き出す方の側壁面と流路底面又は流路上面との成す角が鈍角となるように、側壁にテーパ24,24Bを形成している。これにより、電極31,32を引き出す際の段切れが防止されるものとなっている。
従って、この構成においても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第4の実施形態)
図11及び図12は、第4の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を説明するためのもので、図11は斜視図、図12は図11のE−E’断面図である。なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態が先に説明した第3の実施形態と異なる点は、微細孔30の近傍に第1の流路21に連通する溝35を設け、この溝35を介して第1の電極31の引き出しを行うことにある。第2の流路22側の第2の電極32は、第3の実施形態と同様である。
図12に示すように、第1の流路21の底部及び流路21に連通する溝35の底部から基板表面に渡って、第1の電極31(31a,31b)が形成されている。即ち、流路21に連通する溝35の底部に電極部分31aが形成され、この電極部分31aの上面に接続されて、キャップ層11bの上面に引き出された引き出し部分31bが形成されている。ここで、溝35の流路21と反対側の側面には犠牲層12が残っており、これにより溝35の側壁にテーパ24が形成されている。
次に、図13及び図14を用いて、図11及び図12で示した半導体マイクロ分析チップの製造方法を説明する。ここでは、特に電極を配置する流路接触部分について説明する。図13及び図14は、前記図12と同様に、図11のE−E’断面に相当している。
まず、Si基板10の表面をエッチングすることにより、第1の流路21と各リザーバ41a,41b,42a,42bを形成する。さらに、第1の電極31を形成する部分で流路21に接続され、流路21と直交する方向に延びる溝35を形成する。この状態が図13(a)である。
次いで、図13(b)に示すように、Si基板10の表面に、熱酸化によるSiO2 膜11aを形成する。
次いで、図13(c)に示すように、第1の流路21の底部に第1の電極31の電極部分31aを形成する。
次いで、図13(d)に示すように、流路キャップを形成するための犠牲層12を流路部分に埋め込み形成する。
次いで、図13(e)に示すように、溝35内の犠牲層12をパターニングする。即ち、犠牲層12が流路21の部分と溝35の外側の側壁に残るようにする。このとき、溝35の外側の側壁側の犠牲層12にテーパ24を形成する。
次いで、図14(f)に示すように、流路キャップ層11bとなる絶縁膜をCVD又はスパッタなどにより形成する。続いて、リザーバ及び電極パッド(外部接続端子)部分に開口14を設けるためにキャップ層11bを選択エッチングする。さらに、第2の流路22と交差する部分にRIEなどにより微細孔30を形成する。
次いで、図14(g)に示すように、第1の流路パターンと交差するように、キャップ層11b上にポリイミド樹脂などからなる犠牲層17を形成する。このとき、犠牲層17による第2の流路パターンは、下辺側よりも上辺側の方が短い台形に形成する。
次いで、図14(h)に示すように、第1の電極31の引き出し部分31b及び第2の電極32を形成する。このとき、犠牲層12のパターニングにより溝35の側壁が順テーパ形状となっているため、段切れなく第1の電極31の引き出し部分31bを形成することができる。また、第2の流路パターンが台形に形成されているため、段切れなく第2の電極を32を形成することができる。
次いで、図14(i)に示すように、プラズマCVDなどによりSiO2 キャップ層11cを形成し、流路端部に設けた検体導入・排出領域のSiO2 を除去して開口する。その後、この開口を介してO2 アッシングなどにより犠牲層12,17を除去することで積層交差したトンネル状の流路を形成することができる。
このように、本実施形態においても、第1及び第2の電極31,32を引き出す部分の側壁がテーパ24を有しているため、電極31,32の引き出し部分での段切れを防止することができる。従って、先の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第5の実施形態)
図15は、第5の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を示す斜視図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態が先に説明した第1の実施形態と異なる点は、微細孔30の近傍ではなく、リザーバに電極を設けたことである。
即ち、注入側のリザーバ41aの底部から基板表面に渡って第1の電極31が形成され、注入側のリザーバ42aの底部から基板表面に渡って第2の電極32が形成されている。ここで、注入側の各リザーバ41a,42aには、流路と反対側の壁面にテーパ24が形成されている。即ち、電極31,32を引き出す方の側壁面とリザーバ底面との成す角が鈍角となるように、側壁にテーパ24が形成されている。これにより、電極31,32を引き出す際の段切れが防止されるものとなっている。
従って、この構成においても第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、リザーバ41a,42aに電極31,32を形成することから、電極面積を大きくできる利点もある。
(第6の実施形態)
図16及び図17は、第6の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を説明するためのもので、図16は斜視図、図17は図16のF−F’断面図である。なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
この実施形態が先に説明した第5の実施形態と異なる点は、第1の流路21と第2の流路22とを交差配置したことである。第1の流路21は、Si基板を掘り込んで形成した掘り込み型のトンネル流路となり、第2の流路22は、絶縁膜(キャップ層)11cからなり基板表面に対して凸型に形成した絶縁膜トンネル型の流路となっている。また、2つの流路21,22の交差する交差部において、キャップ層11bに微細孔30を形成しており、その開口形状は任意に形成可能である。
なお、ここでは2つの流路21,22が交差するように配置しているが、2つの流路が積層接触する部分の後、元の流路側に戻すように配置しても良い。また、2つの流路21,22を共にトンネル流路とし、交差させるのではなく、一部近接させるようにしても良い。
第1及び第2の電極31,32は、第5の実施形態と同様に、注入側のリザーバ41a,42aの底部から基板表面に渡って形成されている。そして、注入側の各リザーバ41a,42aには、流路と反対側の壁面にテーパ24が形成されている。これにより、電極31,32を引き出す際の段切れが防止されるものとなっている。
次に、図18及び図19を用いて、図16及び図17で示した半導体マイクロ分析チップの製造方法を説明する。ここでは、特に電極を配置する流路接触部分について説明する。図18及び図19は、前記図17と同様に、図16のE−E’断面に相当している。
まず、Si基板10の表面をエッチングすることにより、第1の流路21と各リザーバ41a,41b,42a,42bを形成する。この状態が図18(a)である。
次いで、図18(b)に示すように、Si基板10の表面に熱酸化SiO2 膜11aを形成する。
次いで、図18(c)に示すように、流路キャップを形成するための犠牲層12を流路及びリザーバの部分に埋め込み形成する。
次いで、図18(d)に示すように、リザーバ41a,42a内の犠牲層12をパターニングする。即ち、犠牲層12が流路21の部分とリザーバ41a,42aの外側の側壁に残るようにする。このとき、リザーバ41a,42aの外側の側壁側の犠牲層12にテーパ24を形成する。
次いで、図18(e)に示すように、流路キャップ層11bとなる絶縁膜をCVD又はスパッタなどにより形成する。続いて、第2の流路22と交差する部分にRIEなどにより微細孔30を形成する。
次いで、図19(f)に示すように、リザーバ41a,42aの底部から基板表面に渡って電極31,32を形成する。
次いで、図19(g)に示すように、第1の流路パターンと交差するように第1のSiO2 キャップ膜上に犠牲層17を形成する。このとき、犠牲層17による第2の流路パターンは、下辺側よりも上辺側の方が短い台形に形成する。
次いで、図19(h)に示すように、プラズマCVDなどによりSiO2 キャップ層11cを形成する。
次いで、図19(i)に示すように、リザーバ部分に設けた検体導入・排出領域のSiO2 キャップ層11cを除去して開口する。その後、この開口を介してO2 アッシングなどにより犠牲層12,17を除去することで積層交差したトンネル状の流路を形成することができる。
このように、本実施形態においても、第1及び第2の電極31,32を引き出す部分の側壁がテーパ24を有しているため、電極31,32の引き出し部分での段切れを防止することができる。従って、先の第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、第5の実施形態と同様に、電極面積を大きくできる利点もある。
(第7の実施形態)
図20は、第7の実施形態に係わる半導体マイクロ分析チップの概略構成を説明するためのものであり、(a)は同実施形態のマイクロ分析チップの平面図、(b)は(a)のG−G’断面図である。
本実施形態では、Si基板10の上に絶縁膜(キャップ層)11b、絶縁膜(スペーサ層)11d、絶縁膜(キャップ層)11cを積層成膜している。また、絶縁膜11b〜11dは、SiO2 、Si34 、Al23 などの誘電膜やポリイミドなどのポリマー材料を用いることができる。なお、図には示さないが、先の実施形態と同様に、Si基板10の表面にSiO2 膜11aを形成しても良い。
Si基板10の表面には第1の流路21を例えば2μm掘り込んで形成しており、検体液の導入側のリザーバ41aに接続している。第1の流路21のリザーバ41a側には、流路底面から流路上面に伸延する柱状体(ピラー)アレイ50を形成している。
キャップ層11bは、第1の流路21に蓋をするように形成しており、その一部に微細孔30を形成している。スペーサ層11dは、導入側リザーバ41a、排出側リザーバ41bと、第2の流路22を形成している。キャップ層11cは、第2の流路22に蓋をするように形成し、その一部に導入側リザーバ41a、排出側リザーバ42bを形成している。
微細孔30は、第1の流路21の上面から第2の流路22の底面に連通しており、第1の流路21と第2の流路22は微細孔30を介して空間的に接続されている。
リザーバ41aには底部から基板表面に渡って第1の電極31が形成され、リザーバ42bには底部から基板表面に渡って第2の電極32が形成されている。ここで、リザーバ41a,42bには、流路と反対側の壁面にテーパ24が形成されている。即ち、電極31,32を引き出す方の側壁面とリザーバ底面との成す角が鈍角となるように、側壁にテーパ24が形成されている。これにより、電極31,32を引き出す際の段切れが防止されるものとなっている。
上記のように構成した半導体マイクロ分析チップにおいて、リザーバ41aに検体液(検出する微粒子を含む液体)を注入すると、毛細管現象により第1の流路21に検体液が流入して微細孔30に達する。その後、第2の流路22に検体微粒子を含まない通電可能な電解液を満たす。検体液中の微粒子は、毛細管現象による第1の流路21の検体液の流入に乗って流路内を移動するが、電極31,32間に電圧印加して検体微粒子を強制的に電気泳動させても構わない。
次に、電極31,32間に電圧を印加し、その間に流れるイオン電流を観測する。このイオン電流の変化を観測することによって、第1の実施形態と同様に、微細孔30を通過した微粒子の内容を割り出すことが可能となる。
このように本実施形態によれば、第1及び第2の電極31,32を引き出す部分の側壁がテーパ24を有しているため、電極31,32の引き出し部分での段切れを防止することができる。従って、先の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、流路21中に流路底面から流路上面に伸延する柱状体を適切な間隔となるように配置して、ピラーアレイ50を形成することで、サイズの大きな不要粒子をトラップし、サイズの小さな微粒子のみを下流に通過させることが可能となる。例えば、約100nm前後の大きさのウィルスを検出しようとする場合、ナノピラーのピラー間隔を250nmとしておけば、少なくとも0.5μm以上の巨大粒子が微細孔40に達して孔を塞いでしまうようなことを防止できる。また、ナノピラーのピラー間隔とアレイ長を適切に調整することにより微細孔30に達する微粒子の最大サイズを揃えることが可能となり、検出するイオン電流変化のピーク電流値のある値以上をノイズ分布の一部として割り出せることから、検出精度を向上できるようになる。
なお、ピラーアレイ50は、排出開口側からのダスト逆流などを防ぐため第2の流路22中にも形成することも可能であり、また、ナノピラー50の代わりにスリット状流路アレイ(ナノウォール)等を用いることも可能である。さらに、上記したピラーアレイは、第1〜第6の実施形態の構成に適用することも可能である。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。
実施形態では、主にSi基板を用いた例を示しているが、基板は必ずしもSiに限らず、通常の半導体製造プロセスで加工可能であれば、他の半導体基板材料を用いることも可能である。また、絶縁膜として主に誘電体(SiO2 ,SiNx,Al23)を表記しているが、その種類、組成等は任意であり、この他に例えば有機絶縁膜を用いることも可能であるなど、上記実施形態に限定されるものではない。
また、第3,4の実施形態のように、一方が基板掘り込み型で他方が絶縁膜トンネル型の流路の場合、一般に基板掘り込み型の流路の方が側壁段差の影響が大きい。このため、基板掘り込み型の流路の方のみに電極団切れ防止のためのテーパを設けるようにしても良い。
本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
(付記)
基板の表面部を選択的にエッチングすることにより、検体液が流入可能な基板掘り込み型の第1の流路と、前記検体液の導入又は排出のための基板掘り込み型のリザーバと、を形成する工程と、
前記第1の流路の一部に、前記検体液中の微粒子を通過させるための微細孔を形成する工程と、
前記第1の流路の一部又は前記リザーバの一部に、底面と側壁面との成す角を鈍角にするための側壁テーパ面を形成する工程と、
前記第1の流路の一部又は前記リザーバの一部に、前記底面から前記基板の表面に渡り前記側壁テーパ面を通る第1の電極を形成する工程と、
を含むことを特徴とする半導体マイクロ分析チップの製造方法。
10…半導体基板
11a…SiO2
11b,11c…キャップ層
11d…スペーサ層
12,17…犠牲層
21…第1の流路
22…第2の流路
24…テーパ
25…隔壁
30…微細孔
35…溝
31…第1の電極
32…第2の電極
31a,32a…電極部分
31b,32b…引き出し部分
41a,41b,42a,42b…リザーバ
50…ピラーアレイ

Claims (18)

  1. 基板の表面部に設けられ、検体液が流入可能な基板掘り込み型の第1の流路と、
    前記第1の流路の一部に設けられ、前記検体液中の微粒子を通過させるための微細孔と、
    前記第1の流路の少なくとも一方の端部に設けられ、前記検体液の導入又は排出のための基板掘り込み型のリザーバと、
    前記第1の流路又は前記リザーバの一部に設けられた第1の電極と、
    を具備し、
    前記第1の電極は、前記第1の流路又は前記リザーバの底面から前記基板の表面に渡って設けられ、前記第1の電極が設けられる領域で、前記底面から前記表面に至る領域に前記第1の電極の高さ方向の曲がりを小さくするテーパ面を有することを特徴とする半導体マイクロ分析チップ。
  2. 前記第1の電極が設けられる領域で、前記第1の流路又は前記リザーバの底面と側壁面との成す角が鈍角になっていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  3. 前記第1の電極は、前記第1の流路の前記微細孔の近傍に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  4. 前記第1の電極を設ける部分に、前記第1の流路と同じ深さの掘り込み底面を有する溝が形成され、
    前記第1の電極は、前記微細孔近傍の前記流路の底面から前記溝の底面に延在して形成された電極部分と、前記電極部分の上面に接続され、前記基板の表面に引き出された引き出し部分とを有し、
    前記第1の電極が設けられる領域で、前記溝の底面と側壁面との成す角が鈍角になっていることを特徴とする、請求項3に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  5. 前記基板の表面部に一部が前記第1の流路に近接して設けられ、前記検体液又は電解液が流入可能な基板掘り込み型の第2の流路を更に有し、前記微細孔は前記第1及び第2の流路の近接部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  6. 前記第2の流路の一部に第2の電極を更に有し、
    前記第2の電極は、前記第2の流路の底面から前記基板の表面に渡って設けられ、前記第2の電極が設けられる領域で、前記底面から前記表面に至る領域に前記第2の電極の高さ方向の曲がりを小さくするテーパ面を有することを特徴とする、請求項5に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  7. 前記第2の電極が設けられる領域で、前記第2の流路の底面と側壁面との成す角が鈍角になっていることを特徴とする、請求項6に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  8. 前記基板の表面部に一部が前記第1の流路と交差するように設けられ、前記検体液又は電解液が流入可能な絶縁膜トンネル型の第2の流路を更に有し、
    前記微細孔は、前記第1及び第2の流路の交差部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  9. 前記第2の流路の一部に第2の電極を更に有し、
    前記第2の電極は、前記第2の流路の内壁上面から前記基板の表面に渡って設けられ、前記第2の電極が設けられる領域で、前記第2の流路の内壁上面と側壁面との成す角が鈍角になっていることを特徴とする、請求項8に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  10. 前記第1の流路の内部に、該流路の底面から上面に延在する複数の柱状体を有することを特徴とする、請求項1に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  11. 基板の表面部に設けられ、検体液が流入可能な基板掘り込み型の第1の流路と、
    前記基板の表面部に一部が前記第1の流路に近接又は交差して設けられ、検体液又は電解液が流入可能な第2の流路と、
    前記第1の流路と前記第2の流路との近接又は交差部に設けられ、前記検体液中の微粒子を通過させるための微細孔と、
    前記第1の流路の両端にそれぞれ設けられ、前記検体液の導入及び排出のための基板掘り込み型の第1のリザーバと、
    前記第2の流路の両端にそれぞれ設けられ、前記検体液又は電解液の導入及び排出のための基板掘り込み型の第2のリザーバと、
    前記第1の流路の一部又は前記第1のリザーバの一部に設けられた第1の電極と、
    前記第2の流路の一部又は前記第2のリザーバの一部に設けられた第2の電極と、
    を具備し、
    前記第1の電極は、前記第1の流路又は前記第1のリザーバの底面から前記基板の表面に渡って設けられ、前記第1の電極が設けられる領域で、前記の底面から表面に至る領域に前記第1の電極の高さ方向の曲がりを小さくするテーパ面を有することを特徴とする半導体マイクロ分析チップ。
  12. 前記第2の流路は、一部が前記第1の流路に近接して設けられた基板掘り込み型の流路であり、
    前記第2の電極は、前記第2の流路又は前記第2のリザーバの底面から前記基板の表面に渡って設けられ、前記第2の電極が設けられる領域で、前記第2の流路又は前記第2のリザーバの底面から前記基板の表面に至る領域に前記第2の電極の高さ方向の曲がりを小さくするテーパ面を有することを特徴とする、請求項11に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  13. 前記第1の電極が設けられる領域で、前記第1の流路又は前記第1のリザーバの底面と側壁面との成す角が鈍角になっており、
    前記第2の電極が設けられる領域で、前記第2の流路又は前記第2のリザーバの底面と側壁面との成す角が鈍角になっていることを特徴とする、請求項12に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  14. 前記第2の流路は、一部が前記第1の流路に交差して設けられた絶縁膜トンネル型の流路であり、
    前記第2の電極は、前記第2の流路の内壁上面から前記基板の表面に渡って設けられ、前記第2の電極が設けられる領域で、前記第2の流路の内壁上面と側壁面との成す角が鈍角になっていることを特徴とする、請求項11に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  15. 前記第2の流路は、断面が下辺側よりも上辺側が短い台形状であることを特徴とする、請求項14に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  16. 前記第1及び第2の電極は、前記微細孔の近傍に設けられていることを特徴とする、請求項11乃至15の何れかに記載の半導体マイクロ分析チップ。
  17. 前記第1の電極を設ける部分に、前記第1の流路と同じ深さの掘り込み底面を有する溝が形成され、
    前記第1の電極は、前記微細孔近傍の前記流路の底面から前記溝の底面に延在して形成された電極部分と、前記電極部分の上面に接続され、前記溝を介して前記基板の表面に引き出された引き出し部分とを有し、
    前記第1の電極が設けられる領域で、前記溝の底面と側壁面との成す角が鈍角になっていることを特徴とする、請求項11に記載の半導体マイクロ分析チップ。
  18. 前記第1の電極は、前記検体液の導入側の前記第1のリザーバの底面から前記基板の表面に渡って形成され、
    前記第2の電極は、前記検体液又は電解液の導入側の前記第2のリザーバの底面から前記基板の表面に渡って形成されていることを特徴とする、請求項11に記載の半導体マイクロ分析チップ。
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